JPH08285606A - 振動ジャイロ - Google Patents
振動ジャイロInfo
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- JPH08285606A JPH08285606A JP7112380A JP11238095A JPH08285606A JP H08285606 A JPH08285606 A JP H08285606A JP 7112380 A JP7112380 A JP 7112380A JP 11238095 A JP11238095 A JP 11238095A JP H08285606 A JPH08285606 A JP H08285606A
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Landscapes
- Gyroscopes (AREA)
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単に製造することができ、高感度でしかも
小型化が可能な、振動ジャイロを提供する。 【構成】 振動ジャイロ10は振動子12を含み、振動
子12は振動体14を含む。振動体14は、たとえば有
底の正3角筒状に形成される。この場合、振動体14
は、正3角柱状の中空部16を有する。振動体14の軸
方向の一端部には、振動体14を支持するための支持部
18が形成される。支持部18は、3つの支持片20
a,20b,20cと、1つのリング状の支持環体22
とで形成される。振動体14および支持部18は、たと
えば恒弾性材料で一体的に形成される。振動体14と支
持部18は、たとえば略円板リング状の前加工材に絞り
加工を施すことによって、一体的に形成される。振動体
14の3つの側面には、圧電素子32a,32bおよび
32cがそれぞれ形成される。
小型化が可能な、振動ジャイロを提供する。 【構成】 振動ジャイロ10は振動子12を含み、振動
子12は振動体14を含む。振動体14は、たとえば有
底の正3角筒状に形成される。この場合、振動体14
は、正3角柱状の中空部16を有する。振動体14の軸
方向の一端部には、振動体14を支持するための支持部
18が形成される。支持部18は、3つの支持片20
a,20b,20cと、1つのリング状の支持環体22
とで形成される。振動体14および支持部18は、たと
えば恒弾性材料で一体的に形成される。振動体14と支
持部18は、たとえば略円板リング状の前加工材に絞り
加工を施すことによって、一体的に形成される。振動体
14の3つの側面には、圧電素子32a,32bおよび
32cがそれぞれ形成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は振動ジャイロに関し、
特にたとえは、角速度を検知することにより移動体の位
置を検出して適切な誘導を行うナビゲーションシステ
ム、あるいは外的振動を検知して適切な制振を行うヨー
レートセンサなどに応用できる、振動ジャイロである。
特にたとえは、角速度を検知することにより移動体の位
置を検出して適切な誘導を行うナビゲーションシステ
ム、あるいは外的振動を検知して適切な制振を行うヨー
レートセンサなどに応用できる、振動ジャイロである。
【0002】
【従来の技術】図7(A)は従来の振動ジャイロの一例
を示す斜視図であり、図7(B)はその断面図である。
図8は図7に示す振動ジャイロが屈曲振動している状態
を示す図解図である。振動ジャイロ1は振動子2を含
み、振動子2は振動体3を含む。振動体3は、たとえば
恒弾性金属材料で正3角柱状に形成される。振動体3の
3つの側面には、それぞれ圧電素子4a,4b,4cが
形成される。圧電素子4a,4b,4cは、それぞれ磁
器などからなる圧電層5を含む。そして、圧電層5の両
面に電極6が形成される。これらの電極6の一方が、振
動体3に接着される。さらに、振動体3のノード点付近
の稜線部には、支持部材7が固着される。支持部材7
は、たとえば金属線などで形成され、溶接などにより振
動体3に固着される。この支持部材7はコ字状に形成さ
れ、その両端部が支持台8などに取り付けられる。
を示す斜視図であり、図7(B)はその断面図である。
図8は図7に示す振動ジャイロが屈曲振動している状態
を示す図解図である。振動ジャイロ1は振動子2を含
み、振動子2は振動体3を含む。振動体3は、たとえば
恒弾性金属材料で正3角柱状に形成される。振動体3の
3つの側面には、それぞれ圧電素子4a,4b,4cが
形成される。圧電素子4a,4b,4cは、それぞれ磁
器などからなる圧電層5を含む。そして、圧電層5の両
面に電極6が形成される。これらの電極6の一方が、振
動体3に接着される。さらに、振動体3のノード点付近
の稜線部には、支持部材7が固着される。支持部材7
は、たとえば金属線などで形成され、溶接などにより振
動体3に固着される。この支持部材7はコ字状に形成さ
れ、その両端部が支持台8などに取り付けられる。
【0003】この振動ジャイロ1では、圧電素子4a,
4bと圧電素子4cとの間に発振回路が接続される。こ
の発振回路によって、振動体3は圧電素子4c形成面に
直交する方向に屈曲振動する。この状態で、振動体3の
中心軸を中心として回転すると、コリオリ力によって屈
曲振動の方向が変わる。それによって、圧電素子4a,
4bの出力信号に差が生じる。したがって、圧電素子4
a,4b間の出力信号の差を測定すれば、回転角速度を
検出することができる。
4bと圧電素子4cとの間に発振回路が接続される。こ
の発振回路によって、振動体3は圧電素子4c形成面に
直交する方向に屈曲振動する。この状態で、振動体3の
中心軸を中心として回転すると、コリオリ力によって屈
曲振動の方向が変わる。それによって、圧電素子4a,
4bの出力信号に差が生じる。したがって、圧電素子4
a,4b間の出力信号の差を測定すれば、回転角速度を
検出することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図7に示すような従来
の振動ジャイロ1では、振動体3が正3角柱状の音片で
形成され、振動体3の自由振動のノード点で屈曲振動す
る。この場合、振動体3は、図8に示すように、2つの
ノード点を中心として屈曲振動し、振動体3のノード点
は、振動体3の長さをLとすると、その両端から0.2
24Lの位置の中心線上に存在する。また、振動体3が
その中心軸を中心にして回転した時に発生するコリオリ
力による変位は、振動体3の自由振動の変位と直交する
方向に発生する。さらに、それらの互いに直交する2つ
の方向に対して、振動体3の支持構造が高い自由度を保
つことで、振動ジャイロ1の感度が高められている。
の振動ジャイロ1では、振動体3が正3角柱状の音片で
形成され、振動体3の自由振動のノード点で屈曲振動す
る。この場合、振動体3は、図8に示すように、2つの
ノード点を中心として屈曲振動し、振動体3のノード点
は、振動体3の長さをLとすると、その両端から0.2
24Lの位置の中心線上に存在する。また、振動体3が
その中心軸を中心にして回転した時に発生するコリオリ
力による変位は、振動体3の自由振動の変位と直交する
方向に発生する。さらに、それらの互いに直交する2つ
の方向に対して、振動体3の支持構造が高い自由度を保
つことで、振動ジャイロ1の感度が高められている。
【0005】これらの一連の理由によって、図7に示す
従来の振動ジャイロ1では、振動体3を支持するための
構造として、振動体3の自由度をできる限り高く保つた
めに、振動体3のノード点付近の稜線部に、金属線から
なるコ字状の支持部材7の中間部を溶接などにより固着
し、さらに、支持部材7の両端部を支持台8に固着する
という、立体的でかつ複雑な支持構造を構成している。
この場合、振動体3は、その長手方向の両側にある2つ
のノード点において支持部材7で支持されている。
従来の振動ジャイロ1では、振動体3を支持するための
構造として、振動体3の自由度をできる限り高く保つた
めに、振動体3のノード点付近の稜線部に、金属線から
なるコ字状の支持部材7の中間部を溶接などにより固着
し、さらに、支持部材7の両端部を支持台8に固着する
という、立体的でかつ複雑な支持構造を構成している。
この場合、振動体3は、その長手方向の両側にある2つ
のノード点において支持部材7で支持されている。
【0006】図7に示す従来の振動ジャイロ1では、コ
字状の支持部材7がかさばるため、振動ジャイロの小型
化を阻害し、また、別途準備した支持部材7および支持
台8を用いて振動体3を支持するため、それらの材料コ
ストおよびそれらの組み立てコストも高くつき、製造コ
ストの低減化も阻害するものであった。こういった状況
下にある従来の振動ジャイロ1において、小型化を図る
ためには、振動体3の全長Lを短く形成することが考え
られるが、振動体3の全長Lを短く形成すると、振動体
3の自由振動時の振幅が小さくなるため、周波数が大き
くなる。そのため、振動ジャイロを小型化しても、振動
ジャイロ1の感度が低下し、支障をきたす。逆に、振動
ジャイロ1の感度を高めようとすると、振動体3の自由
振動の振幅を大きくするために、振動体3の全長Lを長
く形成する必要があるが、この場合、小型化を阻害する
ものとなる。
字状の支持部材7がかさばるため、振動ジャイロの小型
化を阻害し、また、別途準備した支持部材7および支持
台8を用いて振動体3を支持するため、それらの材料コ
ストおよびそれらの組み立てコストも高くつき、製造コ
ストの低減化も阻害するものであった。こういった状況
下にある従来の振動ジャイロ1において、小型化を図る
ためには、振動体3の全長Lを短く形成することが考え
られるが、振動体3の全長Lを短く形成すると、振動体
3の自由振動時の振幅が小さくなるため、周波数が大き
くなる。そのため、振動ジャイロを小型化しても、振動
ジャイロ1の感度が低下し、支障をきたす。逆に、振動
ジャイロ1の感度を高めようとすると、振動体3の自由
振動の振幅を大きくするために、振動体3の全長Lを長
く形成する必要があるが、この場合、小型化を阻害する
ものとなる。
【0007】そこで、振動体3の全長Lが同じ場合に
は、周波数が小さくなり、振動ジャイロの感度を高める
ことができ、自由振動時の振動体3の周波数が同じ場合
には、振動体3の全長Lを短くして、小型化が図れる振
動モードを有する振動ジャイロが希求される。
は、周波数が小さくなり、振動ジャイロの感度を高める
ことができ、自由振動時の振動体3の周波数が同じ場合
には、振動体3の全長Lを短くして、小型化が図れる振
動モードを有する振動ジャイロが希求される。
【0008】それゆえに、この発明の主たる目的は、簡
単に製造することができ、高感度でしかも小型化が可能
な振動ジャイロを提供することである。
単に製造することができ、高感度でしかも小型化が可能
な振動ジャイロを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、中空部を有
する振動体と、振動体の軸方向の端部で振動体を支持す
る支持部とを含み、振動体と支持部は、前加工材に絞り
加工を施すことによって一体的に形成され、振動体は支
持部で片持ち支持される、振動ジャイロである。振動体
は、筒状または有底筒状に形成されてもよい。また、振
動体は、多角形筒状または有底の多角形筒状に形成して
もよい。さらに、振動体は、円筒状または有底の円筒状
に形成してもよい。
する振動体と、振動体の軸方向の端部で振動体を支持す
る支持部とを含み、振動体と支持部は、前加工材に絞り
加工を施すことによって一体的に形成され、振動体は支
持部で片持ち支持される、振動ジャイロである。振動体
は、筒状または有底筒状に形成されてもよい。また、振
動体は、多角形筒状または有底の多角形筒状に形成して
もよい。さらに、振動体は、円筒状または有底の円筒状
に形成してもよい。
【0010】
【作用】振動体および振動体を支持する支持部は、絞り
加工により一体的に形成される。振動体は、支持部によ
って、振動体の軸方向の端部で支持されるため、振動体
の自由振動時において、所謂、片持ち支持形(片持ばり
形)の振動モードとなる。そのため、本願発明の振動ジ
ャイロと従来例の振動ジャイロにおいて、振動体の軸方
向の長さが同じ場合、従来の両端支持タイプの振動ジャ
イロよりも、本願発明の振動ジャイロの方が振幅が大き
くなる。したがって、振幅が大きくなることにより、本
願発明の振動ジャイロは、周波数が小さくなり、感度が
高くなる。一方、本願発明の振動ジャイロと従来例の振
動ジャイロにおいて、振動体の自由振動時の周波数が同
じ場合、本願発明の振動ジャイロの方は、片持ち支持形
の振動モードにより振幅が大きくなるので、振動体の軸
方向の長さを従来の両端支持タイプの振動ジャイロより
も短く形成することが可能となり、振動体の小型化が図
られる。
加工により一体的に形成される。振動体は、支持部によ
って、振動体の軸方向の端部で支持されるため、振動体
の自由振動時において、所謂、片持ち支持形(片持ばり
形)の振動モードとなる。そのため、本願発明の振動ジ
ャイロと従来例の振動ジャイロにおいて、振動体の軸方
向の長さが同じ場合、従来の両端支持タイプの振動ジャ
イロよりも、本願発明の振動ジャイロの方が振幅が大き
くなる。したがって、振幅が大きくなることにより、本
願発明の振動ジャイロは、周波数が小さくなり、感度が
高くなる。一方、本願発明の振動ジャイロと従来例の振
動ジャイロにおいて、振動体の自由振動時の周波数が同
じ場合、本願発明の振動ジャイロの方は、片持ち支持形
の振動モードにより振幅が大きくなるので、振動体の軸
方向の長さを従来の両端支持タイプの振動ジャイロより
も短く形成することが可能となり、振動体の小型化が図
られる。
【0011】
【発明の効果】この発明によれば、簡単に製造すること
ができ、高感度でしかも小型化が可能な振動ジャイロが
得られる。
ができ、高感度でしかも小型化が可能な振動ジャイロが
得られる。
【0012】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0013】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す斜視図であ
り、図2は図1の線II−IIにおける図解図である。
り、図2は図1の線II−IIにおける図解図である。
【0014】この振動ジャイロ10は、振動子12を含
み、振動子12は振動体14を含む。この振動体14
は、たとえば恒弾性材料などで、有底の正3角筒状に形
成される。この場合、振動体14は、その軸方向の一端
から他端側に所定の長さ分だけ、正3角柱状の中空部1
6を有している。また、振動体14の軸方向の一端部に
は、振動体14を支持するための支持部18が振動体1
4と一体的に形成される。振動体14と支持部18と
は、たとえば恒弾性材料などで一体的に形成される。支
持部18は、3つの支持片20a,20b,20cと1
つの支持環体22とで構成される。
み、振動子12は振動体14を含む。この振動体14
は、たとえば恒弾性材料などで、有底の正3角筒状に形
成される。この場合、振動体14は、その軸方向の一端
から他端側に所定の長さ分だけ、正3角柱状の中空部1
6を有している。また、振動体14の軸方向の一端部に
は、振動体14を支持するための支持部18が振動体1
4と一体的に形成される。振動体14と支持部18と
は、たとえば恒弾性材料などで一体的に形成される。支
持部18は、3つの支持片20a,20b,20cと1
つの支持環体22とで構成される。
【0015】すなわち、振動体14には、その軸方向の
一端の3つの周縁部から外方に直角に延びて、矩形板状
の3つの支持片20a,20bおよび20cがそれぞれ
形成される。さらに、3つの支持片20,20bおよび
20cの先端部の周辺は、1つの支持環体22によっ
て、取り囲まれる。この実施例では、支持環体22は、
たとえば円板リングで形成され、3つの支持片20a,
20bおよび20cと一体的に形成される。
一端の3つの周縁部から外方に直角に延びて、矩形板状
の3つの支持片20a,20bおよび20cがそれぞれ
形成される。さらに、3つの支持片20,20bおよび
20cの先端部の周辺は、1つの支持環体22によっ
て、取り囲まれる。この実施例では、支持環体22は、
たとえば円板リングで形成され、3つの支持片20a,
20bおよび20cと一体的に形成される。
【0016】振動体14およびその振動体14と一体的
に形成される支持部18は、たとえば絞り加工によって
製造される。この実施例では、たとえば図3に示すよう
な前加工材(ブランク)24に絞り加工を施すことによ
って、振動体14および支持部18が一体的に形成され
る。この場合、前加工材24は、たとえば円板状の振動
体形成部26を含む。振動体形成部26の円周部には、
同じ間隔を隔てた部位に、3つの矩形板状の支持片形成
部28a,28bおよび28cが突き出し設けられる。
さらに、3つの支持片形成部28a,28bおよび28
cの周囲には、それらを取り囲むようにして、1つのた
とえばリング状の支持環体形成部30が形成される。1
つの振動体形成部26と3つの支持片形成部28,28
bおよび28cと1つの支持環体形成部30とは、恒弾
性材料などで一体的に形成される。そして、この前加工
材24の振動体形成部26の中心部に、絞り加工を施す
ことによって、振動体14および支持部18が一体的に
製造される。
に形成される支持部18は、たとえば絞り加工によって
製造される。この実施例では、たとえば図3に示すよう
な前加工材(ブランク)24に絞り加工を施すことによ
って、振動体14および支持部18が一体的に形成され
る。この場合、前加工材24は、たとえば円板状の振動
体形成部26を含む。振動体形成部26の円周部には、
同じ間隔を隔てた部位に、3つの矩形板状の支持片形成
部28a,28bおよび28cが突き出し設けられる。
さらに、3つの支持片形成部28a,28bおよび28
cの周囲には、それらを取り囲むようにして、1つのた
とえばリング状の支持環体形成部30が形成される。1
つの振動体形成部26と3つの支持片形成部28,28
bおよび28cと1つの支持環体形成部30とは、恒弾
性材料などで一体的に形成される。そして、この前加工
材24の振動体形成部26の中心部に、絞り加工を施す
ことによって、振動体14および支持部18が一体的に
製造される。
【0017】一方、振動体12の3つの側面には、圧電
素子32a,32bおよび32cが形成される。圧電素
子32aは、たとえばセラミックスからなる圧電体層3
4aを含み、この圧電体層34aの両面に電極36a,
38aが形成される。そして、一方の電極36aが、振
動体14の1つの側面に接着される。同様に、圧電素子
32b,32cは、それぞれ、圧電体層34b,34c
を含む。そして、圧電体層34bの両面に電極36b,
38bが形成され、圧電体層34cの両面に電極36
c,38cが形成される。これらの圧電素子32b,3
2cの一方の電極36b,36cが、振動体14の他の
2つの側面に接着される。
素子32a,32bおよび32cが形成される。圧電素
子32aは、たとえばセラミックスからなる圧電体層3
4aを含み、この圧電体層34aの両面に電極36a,
38aが形成される。そして、一方の電極36aが、振
動体14の1つの側面に接着される。同様に、圧電素子
32b,32cは、それぞれ、圧電体層34b,34c
を含む。そして、圧電体層34bの両面に電極36b,
38bが形成され、圧電体層34cの両面に電極36
c,38cが形成される。これらの圧電素子32b,3
2cの一方の電極36b,36cが、振動体14の他の
2つの側面に接着される。
【0018】このようにして形成された振動子12は、
図4および図5に示すように、たとえば合成樹脂からな
る円筒形の保持部材40によって保持される。この場
合、振動子12は、その軸方向の一端側が保持部材40
により保持されるため、この実施例の振動ジャイロ10
の振動モードは、所謂、片持ちはり形(片持ち支持形)
の振動モードとなる。
図4および図5に示すように、たとえば合成樹脂からな
る円筒形の保持部材40によって保持される。この場
合、振動子12は、その軸方向の一端側が保持部材40
により保持されるため、この実施例の振動ジャイロ10
の振動モードは、所謂、片持ちはり形(片持ち支持形)
の振動モードとなる。
【0019】この振動ジャイロ10では、圧電素子32
a,32bと32cとの間に、発振回路(図示せず)が
接続される。この発振回路によって、振動体14は、圧
電素子32cが形成されている面に直交する方向に屈曲
振動する。この状態で、振動体14がその中心軸を中心
に回転すると、振動体14にコリオリ力が働き、屈曲振
動の方向が変わる。そのために、圧電素子32aと圧電
素子32bとの出力信号に差が生じ、これらの出力信号
の差を測定することによって、回転角速度を検出するこ
とができる。
a,32bと32cとの間に、発振回路(図示せず)が
接続される。この発振回路によって、振動体14は、圧
電素子32cが形成されている面に直交する方向に屈曲
振動する。この状態で、振動体14がその中心軸を中心
に回転すると、振動体14にコリオリ力が働き、屈曲振
動の方向が変わる。そのために、圧電素子32aと圧電
素子32bとの出力信号に差が生じ、これらの出力信号
の差を測定することによって、回転角速度を検出するこ
とができる。
【0020】この振動ジャイロ10では、片持ち支持
(片持ばり形)の振動モードとなるため、図7および図
8に示す従来の振動ジャイロ1のように、両端支持形の
振動モードに近いものと比べて、変位量が大きくなる。
この場合、振動体14の軸方向の長さが同じであれば、
図7および図8に示す従来の振動ジャイロ1よりも、図
1,図2,図4および図5に示す本実施例の振動ジャイ
ロ10の方が振幅が大きくなる。そのため、この実施例
の振動ジャイロ10では、周波数が小さくなり、感度が
高くなる。
(片持ばり形)の振動モードとなるため、図7および図
8に示す従来の振動ジャイロ1のように、両端支持形の
振動モードに近いものと比べて、変位量が大きくなる。
この場合、振動体14の軸方向の長さが同じであれば、
図7および図8に示す従来の振動ジャイロ1よりも、図
1,図2,図4および図5に示す本実施例の振動ジャイ
ロ10の方が振幅が大きくなる。そのため、この実施例
の振動ジャイロ10では、周波数が小さくなり、感度が
高くなる。
【0021】また、従来の振動ジャイロ1および本実施
例の振動ジャイロ10の振動体の自由振動時における共
振周波数が同じであれば、言い換えると、同一感度であ
れば、本実施例の振動ジャイロ10の方が従来の振動ジ
ャイロ1よりも、振動体の軸方向の長さを短く形成する
ことができる。そのため、この実施例の振動ジャイロ1
0では、小型化が可能となる。この場合、発明者の実験
によれば、振動体の軸方向の長さを従来の1/4とする
ことができる。
例の振動ジャイロ10の振動体の自由振動時における共
振周波数が同じであれば、言い換えると、同一感度であ
れば、本実施例の振動ジャイロ10の方が従来の振動ジ
ャイロ1よりも、振動体の軸方向の長さを短く形成する
ことができる。そのため、この実施例の振動ジャイロ1
0では、小型化が可能となる。この場合、発明者の実験
によれば、振動体の軸方向の長さを従来の1/4とする
ことができる。
【0022】さらに、この振動ジャイロ10では、図7
および図8に示すような複雑であって形成しにくい振動
体の支持構造を有する従来例とは異なり、振動体14お
よび支持部18が絞り加工などによって一体的に形成さ
れるため、製造が簡単となり、製造コストの低減化が図
れる。言い換えると、本願発明にかかる振動ジャイロで
は、図7および図8に示す従来の振動ジャイロ1のよう
に、別途、振動体を支持する支持部材を準備し、それを
振動体に取り付けるといった製造工程を省くことができ
る。
および図8に示すような複雑であって形成しにくい振動
体の支持構造を有する従来例とは異なり、振動体14お
よび支持部18が絞り加工などによって一体的に形成さ
れるため、製造が簡単となり、製造コストの低減化が図
れる。言い換えると、本願発明にかかる振動ジャイロで
は、図7および図8に示す従来の振動ジャイロ1のよう
に、別途、振動体を支持する支持部材を準備し、それを
振動体に取り付けるといった製造工程を省くことができ
る。
【0023】図6はこの発明の他の実施例を示す斜視図
である。図6に示す実施例の振動ジャイロ10では、上
述の実施例の振動ジャイロと比べて、特に、圧電素子3
2a,32bおよひ32cの形成位置が相違する。すな
わち、図1,図2および図4などに示す振動ジャイロで
は、3つの圧電素子32a,32bおよび32cが振動
体14の3つの側面にそれぞれ形成されたが、図6に示
す振動ジャイロ10では、3つの圧電素子32a,32
bおよび32cが振動体14の支持部18の3つの支持
片20a,20bおよび20cの上面にそれぞれ形成さ
れている。図6に示す実施例の振動ジャイロ10におい
ても、上述の実施例と同様の作用・効果を有する。
である。図6に示す実施例の振動ジャイロ10では、上
述の実施例の振動ジャイロと比べて、特に、圧電素子3
2a,32bおよひ32cの形成位置が相違する。すな
わち、図1,図2および図4などに示す振動ジャイロで
は、3つの圧電素子32a,32bおよび32cが振動
体14の3つの側面にそれぞれ形成されたが、図6に示
す振動ジャイロ10では、3つの圧電素子32a,32
bおよび32cが振動体14の支持部18の3つの支持
片20a,20bおよび20cの上面にそれぞれ形成さ
れている。図6に示す実施例の振動ジャイロ10におい
ても、上述の実施例と同様の作用・効果を有する。
【0024】上述の各実施例では、絞り加工により形成
される振動体の形状は、正3角筒状に限らず、たとえば
4角筒状および6角筒状など他の多角形筒状に形成され
てもよく、また、円筒状に形成されてもよい。この場
合、貫通孔の形状は、正3角柱状に限らず、4角柱状な
ど他の多角形柱状に形成してもよく、また、円筒状に形
成されてもよい。
される振動体の形状は、正3角筒状に限らず、たとえば
4角筒状および6角筒状など他の多角形筒状に形成され
てもよく、また、円筒状に形成されてもよい。この場
合、貫通孔の形状は、正3角柱状に限らず、4角柱状な
ど他の多角形柱状に形成してもよく、また、円筒状に形
成されてもよい。
【0025】また、上述の各実施例では、振動体14が
有底筒状に形成されたが、振動体14は、その軸方向の
一端から他端に貫通する貫通孔で中空部16を形成する
ようにしたものであってもよい。
有底筒状に形成されたが、振動体14は、その軸方向の
一端から他端に貫通する貫通孔で中空部16を形成する
ようにしたものであってもよい。
【0026】なお、上述の各実施例では、支持部を構成
する支持片が矩形板状に形成されているが、矩形板状に
限定されるものではなく、円柱状など他の形状に形成さ
れてもよい。さらに、上述の各実施例では、支持部を構
成する支持環体が円板リング状に形成されているが、支
持環体は、円板リング状に限定されるものではなく、た
とえば矩形枠状など他の環状体に形成されてもよい。
する支持片が矩形板状に形成されているが、矩形板状に
限定されるものではなく、円柱状など他の形状に形成さ
れてもよい。さらに、上述の各実施例では、支持部を構
成する支持環体が円板リング状に形成されているが、支
持環体は、円板リング状に限定されるものではなく、た
とえば矩形枠状など他の環状体に形成されてもよい。
【図1】この発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の線II−IIにおける断面図である。
【図3】図1および図2に示す実施例の振動ジャイロの
振動体の製造方法の一例を示す図解図である。
振動体の製造方法の一例を示す図解図である。
【図4】図1および図2に示す振動ジャイロを支持する
方法を示す一部切欠き斜視図である。
方法を示す一部切欠き斜視図である。
【図5】図4の線V−Vにおける断面図である。
【図6】この発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図7】(A)は従来の振動ジャイロの一例を示す斜視
図であり、(B)はその断面図である。
図であり、(B)はその断面図である。
【図8】図7に示す振動ジャイロが屈曲振動している状
態を示す図解図である。
態を示す図解図である。
10 振動ジャイロ 12 振動子 14 振動体 16 中空部 18 支持部 20a,20b,20c 支持片 22 支持環体 24 前加工材(ブランク) 32a,32b,32c 圧電素子 34a,34b,34c 圧電体層 36a,36b,36c,38a,38b,38c 電
極 40 保持部材
極 40 保持部材
Claims (7)
- 【請求項1】 中空部を有する振動体、および前記振動
体の軸方向の端部で前記振動体を支持する支持部を含
み、 前記振動体と前記支持部は、前加工材に絞り加工を施す
ことによって一体的に形成され、前記振動体は前記支持
部で片持ち支持される、振動ジャイロ。 - 【請求項2】 前記振動体が筒状に形成される、請求項
1に記載の振動ジャイロ。 - 【請求項3】 前記振動体が有底筒状に形成される、請
求項1に記載の振動ジャイロ。 - 【請求項4】 前記振動体が多角形筒状に形成される、
請求項2に記載の振動ジャイロ。 - 【請求項5】 前記振動体が有底の多角形筒状に形成さ
れる、請求項3に記載の振動ジャイロ。 - 【請求項6】 前記振動体が円筒状に形成される、請求
項2に記載の振動ジャイロ。 - 【請求項7】 前記振動体が有底の円筒状に形成され
る、請求項3に記載の振動ジャイロ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11238095A JP3282442B2 (ja) | 1995-04-12 | 1995-04-12 | 振動ジャイロ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11238095A JP3282442B2 (ja) | 1995-04-12 | 1995-04-12 | 振動ジャイロ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08285606A true JPH08285606A (ja) | 1996-11-01 |
| JP3282442B2 JP3282442B2 (ja) | 2002-05-13 |
Family
ID=14585235
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11238095A Expired - Fee Related JP3282442B2 (ja) | 1995-04-12 | 1995-04-12 | 振動ジャイロ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3282442B2 (ja) |
-
1995
- 1995-04-12 JP JP11238095A patent/JP3282442B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3282442B2 (ja) | 2002-05-13 |
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