JPH08285865A - 走査型プローブ顕微鏡 - Google Patents

走査型プローブ顕微鏡

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JPH08285865A
JPH08285865A JP7088279A JP8827995A JPH08285865A JP H08285865 A JPH08285865 A JP H08285865A JP 7088279 A JP7088279 A JP 7088279A JP 8827995 A JP8827995 A JP 8827995A JP H08285865 A JPH08285865 A JP H08285865A
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JP
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displacement
detection error
scanning
cylindrical piezoelectric
piezoelectric body
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JP7088279A
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Shuichi Ito
修一 伊東
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Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01QSCANNING-PROBE TECHNIQUES OR APPARATUS; APPLICATIONS OF SCANNING-PROBE TECHNIQUES, e.g. SCANNING PROBE MICROSCOPY [SPM]
    • G01Q30/00Auxiliary means serving to assist or improve the scanning probe techniques or apparatus, e.g. display or data processing devices
    • G01Q30/02Non-SPM analysing devices, e.g. SEM [Scanning Electron Microscope], spectrometer or optical microscope
    • G01Q30/025Optical microscopes coupled with SPM

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  • Physics & Mathematics (AREA)
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、光学顕微鏡等を収納し、簡単な構成
でステージ機構のx変位がz変位に影響せず、歪みの無
い像を得る走査型プローブ顕微鏡を提供することを目的
とする。 【構成】本発明は、試料若しくはカンチレバーを走査す
る円筒型圧電体18のz変位を測定する変位センサ40
を円筒型圧電体18の外側に設け、試料測定に先立ち、
プリスキャンを行い、円筒型圧電体18のz変位を測定
し、x変位に対するz変位の関係(各x点に対するz変
位の誤差)を求め、メモリに記憶する。試料を測定(S
PM測定)し、測定されたz変位の値からプリスキャン
時の誤差を減算し、実際の円筒型圧電体18のz変位を
求めることにより、そのz変位を試料の凹凸信号とする
ことにより、z方向に関してゆがみのないSPM像が得
られる走査型プローブ顕微鏡である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、測定像がz方向に歪ま
ない走査型プローブ顕微鏡に関する。
【0002】
【従来技術】従来、走査トンネル顕微鏡(STM)や、
特開昭62−130302号公報(IBM、G.ビニッ
ヒ、サンプル表面の像を形成する方法及び装置)による
原子間力顕微鏡(AFM)等、簡単な構成で原子サイズ
レベルの高い縦横方向分解能を有する走査型プローブ顕
微鏡が提案されている。
【0003】この走査型プローブ顕微鏡で高い分解能を
実現するためには、プローブと測定試料の相対位置を精
度良くコントロールできるようなステージが必要とな
り、一般的には、圧電体を用いたトライポッド型若しく
は、チューブ型の圧電体スキャナが用いられている。
【0004】このようなステージは、STMにおいて
は、探針が設けられたステージであり、AFMにおいて
は、試料が載置されるステージである。このような構成
で通常、数ボルトから数百ボルトの電圧を印加して、x
y及びz方向に変位を生じさせる機構になっている。
【0005】また、特開昭5−312564号公報に
は、図6に記載されるステージ機構を持つ走査型プロー
ブ顕微鏡ある。この走査型プローブ顕微鏡においては、
円筒型圧電体102の自由端に試料103が固定され
る。円筒型圧電体102は、x走査信号発生器111と
y走査信号発生器112から発生するx,y走査信号に
より、x,y方向に走査される。よって、円筒型圧電体
102上の試料103は、x,y方向に走査される。そ
のときにカンチレバー104は試料103に接近してい
て、試料の凹凸に応じてz方向に撓む。
【0006】そして、レーザダイオード105から発せ
られた光は、カンチレバー104の表面で反射し、フォ
トダイオード107に入射する。カンチレバー104の
たわみは、フォトダイオード107上のビームの位置を
モニタすることにより検出される。その撓みが一定にな
るようにサーボ回路109を用いて円筒型圧電体102
をz方向に制御する。このとき、圧電体をz方向に駆動
するために印加した電圧を凹凸情報としてモニタする
と、圧電体固有のヒステリシス、クリープ等が原因で像
が歪む。
【0007】そこで、円筒型圧電体の内側に光ファイバ
ー114を固定し、z方向の変位を検出し、その変位信
号に基づいて凹凸像を形成することにより、z方向にゆ
がまない凹凸像が得られる。
【0008】また、従来技術としてU.S.P.519
6713号には図7のようなステージ機構が開示されて
いる。このステージ機構において、円筒型圧電体118
にステージ119、探針120取り付けられている。こ
のステージ119には、コーナーキューブ121が固定
され、そのコーナーキューブ121と対向する位置にハ
ーフミラー123が配置され、その横にポジションディ
テクタ124が、その下方には、レンズ125が配置さ
れ、レンズ125の下には光源126が配置される。ポ
ジションディテクタ124の出力は、z変位表示装置1
27に入力する。
【0009】そして光源126から発生された光は、ハ
ーフミラー123で反射され光128として、コーナー
キューブ121に入射する。この光128はコーナーキ
ューブ121で反射されて、光129となり、ハーフミ
ラー123を通過した後、光130になる。光130
は、ポジションディテクタ124に入射する。もし、円
筒型圧電体118がz方向に変位すると、ポジションデ
ィテクタ124上の光130の入射位置が変位する。そ
の変位量を検知することにより、円筒型圧電体118の
z方向の変位量(z変位)を検出する。この円筒型圧電
体118のz変位に基づいて、凹凸像を形成することに
より、z方向に関して歪みの無い凹凸像を得ることがで
きるというものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した特開
昭62−130302号公報に記載されるステージ機構
には以下の欠点がある。このSTMにおいて、走査用の
ステージに圧電体が用いられている。圧電体には、印加
電圧と変位の関係で、ヒステリシスやクリープなどの現
象を示すことがよく知られている。このような印加電圧
変位特性における非直線性は、ステージが直線的な移動
をせず、湾曲した移動となるため、走査型プローブ顕微
鏡においては像の端部になるほど歪みとなって現れ、定
量的な測定をしようとする時の妨げとなる。
【0011】また、特開昭51−312564号公報に
記載されるステージ機構には、以下の欠点がある。この
ステージ機構においては、円筒型圧電体118の内側に
光ファイバー120を固定しているため、円筒型圧電体
118の内側に他の機能を配置することが困難になる。
例えば試料103の上側に対物レンズを配置し、試料台
を透明にし、試料台の下側かつ円筒型圧電体118の内
側に照明装置を配置することにより、試料を透過照明で
照明しながら、光学顕微鏡で観察するというようなこと
が困難である。
【0012】さらに、U.S.P.5196713号に
は、以下の欠点がある。このようなステージ機構を用い
ると、円筒型圧電体18の回転方向の変位に伴うz変位
検出誤差を拾ってしまう。しかし、プリスキャンを行っ
て予めz変位検出誤差を補正する手段を有していないた
め、像の歪みを完全に補正することができない。さらに
ステージ119にコーナーキューブ121を固定してい
るため、円筒型圧電体118が駆動する負荷が重くな
る。そのため、円筒型圧電体118のx,y,z方向の
固有振動数が低下し、走査型プローブ顕微鏡への有害な
振動の原因となる。そこで本発明は、光学顕微鏡等を収
納し、簡単な構成で歪みの無い像を得る走査型プローブ
顕微鏡を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、走査物を固持する移動体と、上記移動体を
固定して、該移動体を3次元に微動させる、中空形状の
円筒型圧電体と、上記円筒型圧電体の外側に配置され、
該円筒型圧電体が伸縮した際の上記移動体のz方向の変
位量を検出する変位センサと、予め走査の際に生じる上
記走査物の角度変化若しくは走査物の凹凸に対応した上
記移動体のz方向の変位検出誤差を上記変位センサを用
いて抽出し、以後の各走査毎に、得られたz方向の変位
量から変位検出誤差を削除する変位量補正手段とで構成
される走査型プローブ顕微鏡を提供する。
【0014】
【作用】以上のような構成の走査型プローブ顕微鏡は、
予め行ったプリスキャンにより得られた、移動体のz変
位の検出に及ぼす誤差が記憶され、走査型プローブ顕微
鏡測定時のz変位から誤差を引くことにより、x変位の
影響が削除される。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1には、本発明による第1実施例として
の走査型プローブ顕微鏡のステージ機構の一例を示し説
明する。この図1は、本実施例のステージ機構をプロー
ブスキャン型の走査型プローブ顕微鏡(SPM)に応用
した例である。プローブとしては、カンチレバーを用
い、カンチレバーの変位は、光梃方式により検出する。
【0016】この走査型プローブ顕微鏡のステージ機構
において、ベース34には、アプローチ機構18b、ア
ーム18aを介して円筒型圧電体18が固定される。そ
の自由端に移動体となるヘッド36が固定される。この
ヘッド36の内部には、カンチレバー4の変位を検出す
るための光梃方式の光学系が組み込まれている。
【0017】この光学系は、レーザダイオード5とフォ
トダイオード7とを有し、レーザダイオード5から出射
されたビーム5aがカンチレバー4の背面で反射して、
フォトダイオード7に入射されるように配置される。そ
して円筒型圧電体18をz方向に制御するためのサーボ
回路9と、円筒型圧電体18に高電圧を印加するための
高圧アンプ13が設けられる。
【0018】そして高圧アンプ13には、円筒型圧電体
18をx方向に走査するための走査信号を発生するため
のx走査信号発生器11と、同様にy方向に走査するた
めのy走査信号発生器22が接続される。
【0019】上記カンチレバー4の先端には、探針12
が取り付けられ、該探針12に近接する位置にステージ
35が配置される。このステージ35は、ベース34上
に安定に固定されており、x,y方向に自由に移動可能
である。ステージ35上に上記試料3が載置され、探針
12と近接する。
【0020】一方、円筒型圧電体18の内側には、カン
チレバー4と試料3を拡大して見るための光学顕微鏡の
対物レンズ33が配置される。対物レンズ33は、アー
ム33aによりベース34に固定される。また、対物レ
ンズ33の上には、接眼レンズ32が固定され、その上
方には、CCD30が設けられている。上記CCD30
は、カンチレバー4aと試料3をモニタするためのモニ
タ31に接続される。
【0021】さらに、円筒型圧電体18と対向し、ヘッ
ド36に近接する位置に変位センサ40が設けられる。
この変位センサ40は、ベース34に一端が固定された
アーム40aの他端に固定される。この変位センサ40
は、ヘッド36のz方向の変位を検出するためのもの
で、例えば、容量検出方式が用いられている。但し、こ
の変位センサ40は、容量検出方式のセンサに限らず、
被測定物に光を照射し、その反射光の光量をモニタする
方式の光学センサや、被測定物の変位を数ナノメートル
の分解能で検出できるセンサでもよい。
【0022】上記変位センサ40は、アンプ41に接続
されており、このアンプ41は、切り替えスイッチ43
を介してメモリ37または、差動アンプ38に接続す
る。上記差動アンプ38は、試料3の表面形状を表示す
るための表示装置39に接続される。
【0023】以上のような構成のステージ機構は、円筒
型圧電体18のz変位を測定するための変位センサ40
を円筒型圧電体18の外側に設け、試料測定に先立ち、
プリスキャンを行い、x方向の変位量(x変位)に対す
るz変位の誤差を記憶しておき、実際の試料測定(SP
M測定)で得られた値から誤差を減算して、歪みのない
SPM像が得られる。
【0024】次に図2を参照して、このようなSPMに
よる測定について詳細に説明する。まず、実際のSPM
測定に先立ち、試料3から探針12を離した位置でx方
向に走査させたプリスキャンを行う。その時に、切り換
えスイッチ43をメモリ37側に切替えておき、x走査
信号発生器11から出力する走査信号に従って、高圧ア
ンプ13を介して円筒型圧電体18をx方向に1回、プ
リスキャンする。
【0025】このプリスキャンにおいて、円筒型圧電体
18をx方向に変位させると、ヘッド36は角度変位す
る。変位センサ40は、円筒型圧電体18の中心からL
だけ離れた位置にあるので、測定点40bは円筒型圧電
体18のx変位にともなって、z方向に変位する。その
変位量をZpとする。このZpは、円筒型圧電体18の
中心のz変位を測定する際に誤差になる。そこで、各x
点に対する変位量Zpをアンプ41で増幅した後、切り
換えスイッチ43を経てメモリ37に記憶する。 次
に、SPM測定を行うために、モニタ31に映るカンチ
レバー4と試料3を観察しながら、ステージ35を移動
させて、探針12を試料3の測定開始位置に合わせる。
【0026】その位置決めの後、SPM測定を行う。ま
ず、切り換えスイッチ43を、差動アンプ側に切り替え
る。そして、アプローチ機構18bを用いて、探針12
を試料3にアプローチさせる。このアプローチ動作は、
探針12と試料3の表面間に、相互作用力が働くまで近
接させる。
【0027】そして、x走査信号発生器11とy走査信
号発生器22からの走査信号に基づき、探針12を試料
3に対して、x,y方向に走査する。この走査により、
試料3の凹凸形状に合わせて、探針12に働く相互作用
力が変化して、カンチレバー4が撓み、信号が発生す
る。この撓み信号をフォトダイオード7で検知する。
【0028】このフォトダイオード7で検知された撓み
信号は、サーボ回路9に入力され、この検知される歪み
信号のレベルが一定になるように、円筒型圧電体18を
z方向に伸縮させる。つまり、試料表面の凹凸形状に対
応して、ヘッド36はz方向に変位(Zt)する。この
変位量Ztを検出することにより、試料3の真の凹凸形
状が得られる。
【0029】そこで、変位センサ40により、ヘッド3
6の測定点40bのz変位を検出する。その測定結果
は、変位量Zmとして差動アンプ38に入力する。図2
に示したように、この変位量Zmは、試料表面の凹凸形
状に対応した変位量Ztに加えて、x走査による誤差Z
pを含んでいる。従って、差動アンプ38を用いて、各
x点において、 Zt=Zm−Zp なる演算を行い、真のz方向の変位量Ztを求める。
【0030】そして、表示装置39により、この変位量
Ztを各x,y点に対して画像化することにより、z方
向に関して歪みの無い凹凸像39aが得られる。但し、
変位センサ40は、x軸上に設置されているため、z変
位の検出は、x変位の影響は受けるが、y変位の影響は
受けない。よってy変位時の誤差をキャンセルする必要
はない。しかし、変位センサ40の取り付け誤差によ
り、正確にx軸上に配置できなかったときは、同様にし
て、y変位時の誤差をキャンセルすることができる。
【0031】以上説明したように、第1実施例の走査型
プローブ顕微鏡のステージ機構によれば、円筒型圧電体
18のx変位による検出結果から誤差を差し引いて、ヘ
ッド36のz変位を正確に検出することができ、SPM
測定時にz方向に関して、歪みの無い凹凸像が得られ
る。また、構成上、円筒型圧電体18の内側に空間を設
けているため、光学観察用の対物レンズを配置すること
ができる。つまり、所望のSPM測定ポイントを目視に
より、短時間で探し出し、探針12を測定開始位置に移
動することができる。
【0032】本発明による第2実施例としての走査型プ
ローブ顕微鏡のステージ機構について説明する。図3に
は、第2実施例の走査型プローブ顕微鏡のステージ機構
の構成を示す。本実施例は、ヘッドのz変位検出をより
正確に行うものであり、さらにヘッドの変位をz方向で
けでなく、前述した第1実施例の構成に、x,y変位検
出センサをつけ加え、x,y方向も検出する。その検出
方法は、特願平5−203319号公報と同様に光学式
変位センサで行うこととし、ここでの詳細な説明は省略
する。
【0033】走査型プローブ顕微鏡のステージ機構にお
いて、光源50がベース34に固定される。この光源5
0に対向して、ハーフミラー51が配置され、そのハー
フミラー51には、レンズ53が接着される。
【0034】またヘッド36には、光源50からの光を
反射するためのミラー52が固定される。レンズ53の
下方には、4分割型のフォトダイオード56が配置され
る。フォトダイオード56の上方には、レンズ53によ
り集光されたスポット54が照射される。フォトダイオ
ード56には、xy変位検出回路56が接続される。
【0035】このように構成された走査型プローブ顕微
鏡のステージ機構の動作について説明する。但し、本実
施例の動作において、前述した第1実施例と同様なもの
については、その説明を省略し、違う点のみを説明す
る。
【0036】まず、SPM測定に先立って、プリスキャ
ンを行う。前述した第1実施例では、x走査信号発生器
11とy走査信号発生器22により、出力したx,y走
査信号に従うオープン制御によりx,y走査を行ってい
た。しかし、本実施例では、ヘッド36のx,y位置を
常にモニタし、その位置信号をxyサーボ回路57と高
圧アンプ13を介して円筒型圧電体18にフィードバッ
クする。従って、円筒型圧電体18がx,y方向におい
てフィードバック制御される。
【0037】上記円筒型圧電体18のxy位置の検出
は、フォトタイオード55上のスポット54の位置をモ
ニタすることにより行う。このx,y方向のフィードバ
ック制御により、円筒型圧電体18は、常に、xy走査
信号に追従したxy変位を行うことができる。この状態
下で、x方向にプリスキャンを行い、各x点に対するz
変位の誤差Zpをメモリ37に記憶させる。
【0038】つぎに、試料3のSPM測定を行う。SP
M測定時にも、当然、円筒型圧電体18は、x,y方向
にフィードバック制御しており、センサ40により、ヘ
ッド36の測定点40bのz変位を検出する。
【0039】その測定による結果を変位量Zmとして差
動アンプ38に入力する。差動アンプ38を用いて、各
x点において、 Zt=Zm−Zp なる演算を行い、真のz変位量Ztを求める。これらの
動作は、第1実施例と同様である。但し、本実施例にお
いては、円筒型圧電体18をx,y方向にフィードバッ
ク制御しており、x走査信号と、円筒型圧電体18のx
位置は、常に1対1の関係にある。従って、同じx走査
信号に対する、プリスキャンしたときのx位置と、SP
M測定時のx位置は、全く同じになる。よって、プリス
キャン時のz測定誤差ZpとSPM測定時のz測定誤差
Zpは、全く同一になる。つまり、(Zm−Zp)の演
算により求めたヘッド36の真のz変位量Ztは、より
正確な値になる。
【0040】以上のように第2実施例によれば、前述し
た第1実施例と全く同様の効果が得られ、さらに、より
高い精度でヘッド36のz変位を測定することができ、
SPM像のz方向の情報をより高精度で得ることができ
る。
【0041】図4には、次に本発明による第3実施例と
しての走査型プローブ顕微鏡のステージ機構の構成を示
し説明する。ここで本実施例の構成部材で、図3に示し
た第2実施例の構成部材と同じものには同じ参照符号を
付してその説明を省略する。
【0042】本実施例は、図3に示したメモリ37の代
りに信号発生器60を設け、切り換えスイッチ43を不
要としている。また、センサ40は、アンプ41に接続
し、アンプ41は、差動アンプ38に接続する。また、
xy変位検出回路は、信号発生器60に接続される。
【0043】本実施例は、ヘッドのz変位検出をより簡
単に行う、つまり、円筒型圧電体のx変位時にセンサに
より検出されるz誤差Zpをメモリには記憶せず、xの
関数として信号発生器から出力させるものである。ま
た、本実施例では、第2実施例と同様に、ヘッドの変位
をx,y.z方向に対して検出し、円筒型圧電体をxy
z方向にフィードバック制御するものである。
【0044】このように構成された走査型プローブ顕微
鏡のステージ機構では、プリスキャンを行い、得られた
誤差Zpをメモリに記憶する必要がない。その代りに、
信号発生器60により、z検出誤差信号Zpを出力す
る。
【0045】ここで図2を参照して、z検出誤差信号Z
pの生成方法について説明する。前述した第1実施例の
ように円筒型圧電体18がx変位するときには、ヘッド
36は角度変位する。変位量xに対する角度変化をθと
する。また、円筒型圧電体18の中心から測定点40b
までの距離をLとする。幾何学的な関係により、円筒型
圧電体18がθ角度変位したときの測定点40bのz変
位Zpは、角度θが1分程度の微小角度なので、 Zp=L・tanθ=L・θ (1) となる。一方、角度θが小さいので、θとx方向の変位
xは比例関係にある。したがって、 Zp=L・k・x (2) となる。但し、kは定数。
【0046】つまり、Zpとxは比例関係にある。従っ
て、x変位から容易にZpを算出することができる。信
号発生器60は、xy変位検出回路56から入力される
x変位信号と(2)式の関係にしたがって、z検出誤差
信号Zpを生成する。
【0047】以上に述べたように、SPM測定時にも、
あるx位置に対するz検出誤差信号Zpはリアルタイム
に信号発生器60により発生され、差動アンプに入力さ
れる。一方、センサ40は、試料3の凹凸形状に対応し
た変位量Ztと円筒型圧電体18のx変位に起因するz
変位が合成された変位量Zmを検出する。ここで、第
1,2実施例と同様に、差動アンプにより、(Zm−Z
p)の演算を行えば、試料3の凹凸形状に対応した変位
量Ztを算出することができる。
【0048】以上のように第3実施例によれば、前述し
た第1,2実施例と全く同様の効果が得られる。また、
本実施例によれば、SPM測定前にプリスキャンを行う
必要がなくなるので、SPMの測定時間が短くなるとい
う効果がある。
【0049】次に図5には、本発明による第4実施例と
しての走査型プローブ顕微鏡のステージ機構の構成を示
し説明する。このステージ機構において、円筒型圧電体
18の自由端には、試料4を載置する試料台65が固定
される。上記試料4に近接して探針12の付いたカンチ
レバー4が配置され、カンチレバー4の変位は、カンチ
レバー変位センサ66により測定される。また試料台6
5は、円筒型圧電体18の外側へ延びる張り出し部分を
有し、その張り出し部分の下方に試料台65のz変位を
検出するためのセンサ40が配置される。
【0050】このような第4実施例は、前述した第1,
2,3実施例におけるセンサ40がヘッド36のz変位
を検出するのと同様に、センサ40は、試料台65のz
変位を検出する。その他の信号処理は、第3実施例と全
く同様に行う。
【0051】以上のような第4実施例によれば、試料走
査型のSPMの場合にも正確に試料のz方向の変位量を
検出できるため、z方向に関してゆがみのないSPM像
を得ることができる。
【0052】以上の実施例に基づいて説明したが、本明
細書には、以下のような発明も含まれる。 (1) 少なくともプローブと試料のいずれか一方を固
定した移動体と、移動体を微動させるために一端を固定
した円筒型圧電体と、上記移動体のz方向の変位を検出
するための変位センサと、試料の凹凸に対応した上記移
動体のz変位検出に及ぼす、x変位の影響をキャンセル
する手段を具備することを特徴とした走査型プローブ顕
微鏡のステージ機構。
【0053】従って、移動体のz変位の検出に及ぼす、
x変位の影響をキャンセルすることにより、z方向に歪
みの無いSPM像が得られる。 (2) 上記キャンセル手段が差動アンプと走査信号と
記憶装置からなる上記(1)項記載の走査型プローブ顕
微鏡。
【0054】従って、差動アンプと走査信号と記憶装置
が、試料の凹凸に対応した円筒型圧電体のz変位検出に
及ぼす、円筒型圧電体のx変位の影響をキャンセルする
ことにより、z方向に歪みの無いSPM像が得られる。
【0055】(3) 上記キャンセル手段が上記円筒型
圧電体のxy変位検出手段と、差動アンプと記憶装置か
らなる上記(1)項記載の走査型プローブ顕微鏡。従っ
て、差動アンプとxy変位検出手段と記憶装置が、試料
の凹凸に対応した円筒型圧電体のz変位検出に及ぼす、
円筒型圧電体のx変位の影響をキャンセルすることによ
り、z方向に歪みの無いSPM像が得られる。
【0056】(4) 上記キャンセル手段が上記円筒型
圧電体のxy変位検出手段と、差動アンプと信号発生器
からなる上記(1)項記載の走査型プローブ顕微鏡。従
って、差動アンプとxy変位検出手段と信号発生器が試
料の凹凸に対応した円筒型圧電体のz変位検出に及ぼ
す、円筒型圧電体のx変位の影響をキャンセルすること
により、z方向に歪みの無いSPM像が得られる。
【0057】(5) 上記変位センサが静電容量検出方
式のセンサである上記(1)項記載の走査型プローブ顕
微鏡。従って、円筒型圧電体のz変位を検出するための
センサを簡単な構成にでき、z方向に歪みの無いSPM
像が得られる。
【0058】(6) 上記静電容量検出方式のセンサ
が、上記円筒型圧電体の外側に配置されることを特徴と
した上記(5)項記載の走査型プローブ顕微鏡。従っ
て、円筒型圧電体の内部空間に光学顕微鏡等を挿入可能
な構造となる。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、光
学顕微鏡等を収納し、簡単な構成で歪みの無い像を得る
走査型プローブ顕微鏡を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1実施例としての走査型プロー
ブ顕微鏡のステージ機構の構成例を示す図である。
【図2】実施例における円筒型圧電体及びヘッドの変位
と変位センサとの関係を示す図である。
【図3】本発明による第2実施例としての走査型プロー
ブ顕微鏡のステージ機構の構成例を示す図である。
【図4】本発明による第3実施例としての走査型プロー
ブ顕微鏡のステージ機構の構成例を示す図である。
【図5】本発明による第4実施例としての走査型プロー
ブ顕微鏡のステージ機構の構成例を示す図である。
【図6】従来の走査型プローブ顕微鏡のステージ機構の
構成を示す図である。
【図7】従来のステージ機構の構成を示す図である。
【符号の説明】
3…試料、4…カンチレバー、5…レーザダイオード、
5a…ビーム、7…フォトダイオード、9…サーボ回
路、11…x走査信号発生器、12…探針、18…円筒
型圧電体、18a,40a,33a…アーム、18b…
アプローチ機構、22…y走査信号発生器、30…CC
D、31…モニタ、32…接眼レンズ、33…対物レン
ズ、34…ベース、35…ステージ、36…ヘッド、3
7…メモリ、38…差動アンプ、39…表示装置、39
a…凹凸像、40…変位センサ、41…アンプ、43…
切り替えスイッチ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走査物を固持する移動体と、 上記移動体を固定して、該移動体を3次元に微動させ
    る、中空形状の円筒型圧電体と、 上記円筒型圧電体の外側に配置され、該円筒型圧電体が
    伸縮した際の上記移動体のz方向の変位量を検出する変
    位センサと、 予め走査の際に生じる上記走査物の角度変化若しくは走
    査物の凹凸に対応した上記移動体のz方向の変位検出誤
    差を上記変位センサを用いて抽出し、以後の各走査毎
    に、得られたz方向の変位量から変位検出誤差を削除す
    る変位量補正手段と、を具備することを特徴とした走査
    型プローブ顕微鏡。
  2. 【請求項2】 上記変位量補正手段が、 予め走査を行い、上記変位センサを用いて、上記走査物
    の角度変化若しくは走査物の凹凸に対応した上記移動体
    のz方向の変位検出誤差を抽出する変位検出誤差抽出手
    段と、 上記変位検出誤差抽出手段による変位検出誤差を格納す
    る記憶手段と、 各走査毎に、得られたz方向の変位量から上記変位検出
    誤差の差し引き出力する演算手段と、を具備することを
    特徴とする請求項1記載の走査型プローブ顕微鏡。
  3. 【請求項3】 走査物を固持する移動体と、 上記移動体を固定して、該移動体を3次元に微動させ
    る、中空形状の円筒型圧電体と、 上記円筒型圧電体の外側に配置され、該円筒型圧電体が
    伸縮した際の上記移動体のz方向の変位量を検出する変
    位センサと、 上記円筒型圧電体のx方向及びy方向の変位量を検出す
    るxy変位量検出手段と、 上記変位センサを用いて、予め走査の際に生じる上記走
    査物の角度変化若しくは走査物の凹凸に対応した上記移
    動体のz方向の変位検出誤差を抽出する変位検出誤差抽
    出手段と、 上記変位検出誤差抽出手段からの変位検出誤差を上記x
    y変位量検出手段からのxy変位信号に基づいて記憶す
    る、若しくは上記変位検出誤差と上記xy変位量検出手
    段からのxy変位信号に基づいて同等の変位検出誤差を
    生成する変位検出誤差記憶生成手段と、 以後の各走査毎に、得られたz方向の変位量から、上記
    変位検出誤差記憶生成手段より生成した変位検出誤差を
    削除する変位量補正手段と、を具備することを特徴とし
    た走査型プローブ顕微鏡。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6437343B1 (en) 1998-03-13 2002-08-20 Olympus Optical Co., Ltd. Scanner system and piezoelectric micro-inching mechansim used in scanning probe microscope
WO2006090594A1 (ja) * 2005-02-24 2006-08-31 Sii Nanotechnology Inc. 走査型プローブ顕微鏡用微動機構およびこれを用いた走査型プローブ顕微鏡

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