JPH08286205A - 空間光変調素子および投射型ディスプレイ - Google Patents
空間光変調素子および投射型ディスプレイInfo
- Publication number
- JPH08286205A JPH08286205A JP7092093A JP9209395A JPH08286205A JP H08286205 A JPH08286205 A JP H08286205A JP 7092093 A JP7092093 A JP 7092093A JP 9209395 A JP9209395 A JP 9209395A JP H08286205 A JPH08286205 A JP H08286205A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- spatial light
- light modulator
- photoconductive
- image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 少なくとも第1のi層,n層,第2のi層か
ら成る光導電層103上に反射層を形成して、高輝度の
光源を読み出し光として使用しても反射層の剥離の無
い、安定した美しい画像を出力できる空間光変調素子を
提供する。 【構成】 ガラス基板101上に、透明導電性電極10
2と、少なくとも第1のi層115とn層116と第2
のi層117とから成る光導電層103とを順次積層
し、光導電層103の上に、反射層104と、液晶層1
05を配向する配向膜106とを順に配置するととも
に、これと透明導電性電極107及び配向膜108を積
層した透明絶縁性基板109との間に0.8〜1.5μ
m厚の強誘電性液晶層105を挟み込み、透明導電性電
極102,107間に外部電源を接続する構成である。
ら成る光導電層103上に反射層を形成して、高輝度の
光源を読み出し光として使用しても反射層の剥離の無
い、安定した美しい画像を出力できる空間光変調素子を
提供する。 【構成】 ガラス基板101上に、透明導電性電極10
2と、少なくとも第1のi層115とn層116と第2
のi層117とから成る光導電層103とを順次積層
し、光導電層103の上に、反射層104と、液晶層1
05を配向する配向膜106とを順に配置するととも
に、これと透明導電性電極107及び配向膜108を積
層した透明絶縁性基板109との間に0.8〜1.5μ
m厚の強誘電性液晶層105を挟み込み、透明導電性電
極102,107間に外部電源を接続する構成である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光演算装置、投射型デ
ィスプレイ等に用いられる空間光変調素子、およびそれ
を用いた投射型ディスプレイに関する。
ィスプレイ等に用いられる空間光変調素子、およびそれ
を用いた投射型ディスプレイに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、液晶を用いた光アドレス型の
空間光変調素子(以下、空間光変調素子といえば、特に
ことわらない限りこの光アドレス型のものさす)の基本
的な構造は、光導電層と電界の印加により光の透過率が
変化する液晶層を対向する2つの透明導電性電極で挟み
込んだものである。この素子の駆動は、両透明導電性電
極間に外部から電圧を印加することによってなされる。
そして、この状態で光導電層に書き込み光を照射する
と、光導電層の電気抵抗が変化して液晶層に印加される
電圧が変化し、この電圧の大きさに応じて液晶層を通過
する読み出し光が変調される。この動作を使って、光の
しきい値処理、波長変換、インコヒーレント/コヒーレ
ント変換、画像メモリなどの機能を実現することができ
るため、空間光変調素子は光情報処理のキー・デバイス
として位置づけられている。また、光強度の大きい読み
出し光を書き込み光とは反対の方向から入射し、書き込
んだ内容を反射型で読み出せば、光増幅機能をも実現す
ることができる。そのため、投射型ディスプレイとして
も応用することができ、汎用性に優れた光機能素子とし
て期待されている。
空間光変調素子(以下、空間光変調素子といえば、特に
ことわらない限りこの光アドレス型のものさす)の基本
的な構造は、光導電層と電界の印加により光の透過率が
変化する液晶層を対向する2つの透明導電性電極で挟み
込んだものである。この素子の駆動は、両透明導電性電
極間に外部から電圧を印加することによってなされる。
そして、この状態で光導電層に書き込み光を照射する
と、光導電層の電気抵抗が変化して液晶層に印加される
電圧が変化し、この電圧の大きさに応じて液晶層を通過
する読み出し光が変調される。この動作を使って、光の
しきい値処理、波長変換、インコヒーレント/コヒーレ
ント変換、画像メモリなどの機能を実現することができ
るため、空間光変調素子は光情報処理のキー・デバイス
として位置づけられている。また、光強度の大きい読み
出し光を書き込み光とは反対の方向から入射し、書き込
んだ内容を反射型で読み出せば、光増幅機能をも実現す
ることができる。そのため、投射型ディスプレイとして
も応用することができ、汎用性に優れた光機能素子とし
て期待されている。
【0003】現在、実用化されている投射型ディスプレ
イの方式としては、この光アドレス型空間光変調素子を
用いたものの他に、高輝度の3本の陰極線管(以下、C
RTと略記する)による投射、およびアクティブマトリ
ックス液晶ライトバルブを高輝度光源で投射するものが
ある。
イの方式としては、この光アドレス型空間光変調素子を
用いたものの他に、高輝度の3本の陰極線管(以下、C
RTと略記する)による投射、およびアクティブマトリ
ックス液晶ライトバルブを高輝度光源で投射するものが
ある。
【0004】CRTによる方法は、対角5〜9インチの
R,G,B3本の高輝度CRTに画像を表示し、その画
像を3本の投射レンズでスクリーン上に投射して合成
し、カラー画像を得るものである。しかし、この方式に
は、明るい画面を得るためにCRTを高輝度表示しなけ
ればならず、解像度およびコントラストが小さい、およ
び投影装置の重量が重いなどの問題がある。
R,G,B3本の高輝度CRTに画像を表示し、その画
像を3本の投射レンズでスクリーン上に投射して合成
し、カラー画像を得るものである。しかし、この方式に
は、明るい画面を得るためにCRTを高輝度表示しなけ
ればならず、解像度およびコントラストが小さい、およ
び投影装置の重量が重いなどの問題がある。
【0005】アクティブマトリックス液晶ライトバルブ
の方法は、R,G,B3枚の液晶パネルまたはR,G,
Bカラーフィルターを一体化した1枚の液晶パネルに画
像を表示し、メタルハライドランプやハロゲンランプな
どの高輝度のバックライト光源で読みだし、スクリーン
上に投影するもので、CRTによる方法に対し、投影装
置を小型軽量にできる利点がある。しかし、高解像度の
画像を得るためには、液晶パネルの画素サイズを小さく
せねばならず、このため、画素の大きさに対する遮光領
域(アクティブマトリックス駆動のためのトランジスタ
部分)の割合が大きくなり画素の開口率が低下して画像
が暗くなるという問題がある。以上のように、解像度と
明るさはトレード・オフの関係にあり、CRTおよびア
クティブマトリックス液晶ライトバルブを用いたプロジ
ェクションディスプレイではこれらを両立することがで
きなかった。
の方法は、R,G,B3枚の液晶パネルまたはR,G,
Bカラーフィルターを一体化した1枚の液晶パネルに画
像を表示し、メタルハライドランプやハロゲンランプな
どの高輝度のバックライト光源で読みだし、スクリーン
上に投影するもので、CRTによる方法に対し、投影装
置を小型軽量にできる利点がある。しかし、高解像度の
画像を得るためには、液晶パネルの画素サイズを小さく
せねばならず、このため、画素の大きさに対する遮光領
域(アクティブマトリックス駆動のためのトランジスタ
部分)の割合が大きくなり画素の開口率が低下して画像
が暗くなるという問題がある。以上のように、解像度と
明るさはトレード・オフの関係にあり、CRTおよびア
クティブマトリックス液晶ライトバルブを用いたプロジ
ェクションディスプレイではこれらを両立することがで
きなかった。
【0006】一方、光アドレス型空間光変調素子を用い
た場合は、光導電層にCRTで画像を入力し、その画像
を液晶層側から高輝度光源によって反射型で読み出し、
投射レンズによってスクリーン上に投影する方式であ
る。この方式は、小型軽量で、かつ高解像度で明るい画
面を提供でき、従来のディスプレイがもつ、明るさと解
像度の両立というトレード・オフの問題を解決できる画
期的な方法である。
た場合は、光導電層にCRTで画像を入力し、その画像
を液晶層側から高輝度光源によって反射型で読み出し、
投射レンズによってスクリーン上に投影する方式であ
る。この方式は、小型軽量で、かつ高解像度で明るい画
面を提供でき、従来のディスプレイがもつ、明るさと解
像度の両立というトレード・オフの問題を解決できる画
期的な方法である。
【0007】空間光変調素子を構成する光導電層として
は、可視光に対し高光感度の水素化非晶質シリコン(以
下、a−Si:Hと略記する)薄膜が使用され、液晶層
としては高速応答の強誘電性液晶(以下、FLCと略記
する)が使用されるのが一般的である。この素子の一例
の断面図を、図10に示す(ジー.モデル 他 アプラ
イド フィジックス レター 55巻 1989年 5
37頁、(G.Moddel et al., App
l. Phys. Lett. 55,(1989)p.
537))。この素子は、光導電層1001がa−S
i:H膜で構成されたpinダイオードであり、これと
反射鏡1002及びFLC液晶層1003を透明導電性
電極1004、1005を形成したガラス基板100
6、1007で挟み込んだ構造をしている。また、この
ような構造を有する空間光変調素子を搭載し、これに画
像を書き込む手段としてCRTを使用した投射型ディス
プレイが報告されている(エム・ボーン他、エス・アイ
・ディ 91 ダイジェスト 254-256頁,( M.Bone et a
l. SID Digest pp.254-256.))。
は、可視光に対し高光感度の水素化非晶質シリコン(以
下、a−Si:Hと略記する)薄膜が使用され、液晶層
としては高速応答の強誘電性液晶(以下、FLCと略記
する)が使用されるのが一般的である。この素子の一例
の断面図を、図10に示す(ジー.モデル 他 アプラ
イド フィジックス レター 55巻 1989年 5
37頁、(G.Moddel et al., App
l. Phys. Lett. 55,(1989)p.
537))。この素子は、光導電層1001がa−S
i:H膜で構成されたpinダイオードであり、これと
反射鏡1002及びFLC液晶層1003を透明導電性
電極1004、1005を形成したガラス基板100
6、1007で挟み込んだ構造をしている。また、この
ような構造を有する空間光変調素子を搭載し、これに画
像を書き込む手段としてCRTを使用した投射型ディス
プレイが報告されている(エム・ボーン他、エス・アイ
・ディ 91 ダイジェスト 254-256頁,( M.Bone et a
l. SID Digest pp.254-256.))。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来例の空間光変調素
子は、n層上に反射鏡1002が形成されていた。しか
し、n層上に多層誘電体反射鏡または金属薄膜反射鏡を
形成すると反射鏡が剥離し易いという問題があった。特
に、動作時に高温になり、非常に強い光が照射される投
射型ディスプレイにおいては、この問題が非常に顕著で
ある。実際、従来の構造をもった空間光変調素子を投射
型ディスプレイ素子に搭載し、1時間動作−1時間停止
を繰り返したところ、素子によっては多少のバラツキは
あるが1000回を越えるあたりから反射鏡1002の
剥離が部分的に発生し始め、その数(面積)は繰り返し
回数の増加に従い徐々に増加することが判明した。この
反射鏡1002の剥離は、投射画像において明るさのム
ラとなって現われたり、ひどい場合にはその部分での液
晶層1003のスイッチングが停止してしまうため、空
間光変調素子のディスプレイとしての実用化を進める上
で解決されるべき大きな課題であった。
子は、n層上に反射鏡1002が形成されていた。しか
し、n層上に多層誘電体反射鏡または金属薄膜反射鏡を
形成すると反射鏡が剥離し易いという問題があった。特
に、動作時に高温になり、非常に強い光が照射される投
射型ディスプレイにおいては、この問題が非常に顕著で
ある。実際、従来の構造をもった空間光変調素子を投射
型ディスプレイ素子に搭載し、1時間動作−1時間停止
を繰り返したところ、素子によっては多少のバラツキは
あるが1000回を越えるあたりから反射鏡1002の
剥離が部分的に発生し始め、その数(面積)は繰り返し
回数の増加に従い徐々に増加することが判明した。この
反射鏡1002の剥離は、投射画像において明るさのム
ラとなって現われたり、ひどい場合にはその部分での液
晶層1003のスイッチングが停止してしまうため、空
間光変調素子のディスプレイとしての実用化を進める上
で解決されるべき大きな課題であった。
【0009】以上のように、従来の空間光変調素子を使
用していた状態では、反射鏡の剥離を生じてしまい、明
るさや動作のムラの無い高品質の画像を出力することが
困難であり、これが空間光変調素子を用いた投射型ディ
スプレイの実用化への大きな障害となっていた。
用していた状態では、反射鏡の剥離を生じてしまい、明
るさや動作のムラの無い高品質の画像を出力することが
困難であり、これが空間光変調素子を用いた投射型ディ
スプレイの実用化への大きな障害となっていた。
【0010】本発明は、前記従来技術の課題を解決する
ため、反射鏡の剥離がなく、ムラの無い高品質な画像を
出力できる空間光変調素子および投射型ディスプレイを
提供することを目的とするものである。
ため、反射鏡の剥離がなく、ムラの無い高品質な画像を
出力できる空間光変調素子および投射型ディスプレイを
提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、第1の発明の空間光変調素子は、透明導電性電極を
具備した2枚の透明絶縁性基板で挟まれた領域に光導電
層と反射鏡と液晶層を少なくとも備え、前記光導電層が
少なくとも第1のi層とn層と第2のi層を順次積層し
た構成を有し、前記第2のi層上に前記反射層が形成さ
れていることを特徴とする。
め、第1の発明の空間光変調素子は、透明導電性電極を
具備した2枚の透明絶縁性基板で挟まれた領域に光導電
層と反射鏡と液晶層を少なくとも備え、前記光導電層が
少なくとも第1のi層とn層と第2のi層を順次積層し
た構成を有し、前記第2のi層上に前記反射層が形成さ
れていることを特徴とする。
【0012】また、前記構成において、n層に比べて第
2のi層の膜厚が小さいことが好ましく、また、第2の
i層の膜厚が0.001〜1μmの範囲であることが好
ましく、また、n層及び第2のi層が、シリコンおよび
水素を主成分とする非晶質半導体からなることを特徴と
することが好ましい。
2のi層の膜厚が小さいことが好ましく、また、第2の
i層の膜厚が0.001〜1μmの範囲であることが好
ましく、また、n層及び第2のi層が、シリコンおよび
水素を主成分とする非晶質半導体からなることを特徴と
することが好ましい。
【0013】また、前記構成において、n層及び第2の
i層が、炭素を含有することを特徴とすることが好まし
く、また、第1のi層に接してp層が形成されているこ
とが好ましく、また、p層が、シリコンおよび炭素およ
び水素を主成分とする非晶質半導体からなることが好ま
しく、また、前記構成において、n層及び第2のi層
が、シリコンおよび炭素および水素を主成分とする非晶
質半導体からなり、p層の炭素含有量がn層及び第2の
i層の炭素含有量よりも多いことが好ましい。
i層が、炭素を含有することを特徴とすることが好まし
く、また、第1のi層に接してp層が形成されているこ
とが好ましく、また、p層が、シリコンおよび炭素およ
び水素を主成分とする非晶質半導体からなることが好ま
しく、また、前記構成において、n層及び第2のi層
が、シリコンおよび炭素および水素を主成分とする非晶
質半導体からなり、p層の炭素含有量がn層及び第2の
i層の炭素含有量よりも多いことが好ましい。
【0014】また、第2の発明の空間光変調素子は、透
明導電性電極を具備した2枚の透明絶縁性基板で挟まれ
た領域に光導電層と反射層と液晶層を少なくとも備え、
前記光導電層が少なくともi層とn層と絶縁層を順次積
層した構成を有し、前記絶縁層上に前記反射層が形成さ
れていることを特徴とする。
明導電性電極を具備した2枚の透明絶縁性基板で挟まれ
た領域に光導電層と反射層と液晶層を少なくとも備え、
前記光導電層が少なくともi層とn層と絶縁層を順次積
層した構成を有し、前記絶縁層上に前記反射層が形成さ
れていることを特徴とする。
【0015】また前記構成において、n層に比べて絶縁
層の膜厚が小さいことが好ましく、また、絶縁層の膜厚
が0.001〜0.1μmの範囲であることが好まし
く、また、i層及びn層が、シリコンおよび水素を主成
分とする非晶質半導体からなることが好ましい。
層の膜厚が小さいことが好ましく、また、絶縁層の膜厚
が0.001〜0.1μmの範囲であることが好まし
く、また、i層及びn層が、シリコンおよび水素を主成
分とする非晶質半導体からなることが好ましい。
【0016】また、i層に接してp層が形成されている
ことが好ましく、また、p層が、シリコンおよび炭素お
よび水素を主成分とする非晶質半導体からなることが好
ましく、また、絶縁層がシリコンおよび窒素または/お
よび酸素を主成分とすることが好ましい。
ことが好ましく、また、p層が、シリコンおよび炭素お
よび水素を主成分とする非晶質半導体からなることが好
ましく、また、絶縁層がシリコンおよび窒素または/お
よび酸素を主成分とすることが好ましい。
【0017】また、前記構成において、n層と絶縁層と
の間に第2のi層が形成されていることが好ましく、ま
た、反射層が島状に分割され、2次元に配列しているこ
とが好ましく、また、島状に形成されている反射鏡の間
の光導電層が除去され、かつ除去された部分に光吸収層
が存在していることが好ましく、また、液晶層が1つ以
上の安定状態を有するものであることが好ましい。
の間に第2のi層が形成されていることが好ましく、ま
た、反射層が島状に分割され、2次元に配列しているこ
とが好ましく、また、島状に形成されている反射鏡の間
の光導電層が除去され、かつ除去された部分に光吸収層
が存在していることが好ましく、また、液晶層が1つ以
上の安定状態を有するものであることが好ましい。
【0018】また、第3の発明の投射型ディスプレイ
は、透明導電性電極を具備した2枚の透明絶縁性基板で
挟まれた領域に光導電層と反射層と液晶層を少なくとも
備え、前記光導電層が少なくとも第1のi層とn層と第
2のi層を順次積層した構成を有し、かつ前記第2のi
層上に反射鏡を形成した空間光変調素子と、前記透明導
電性電極に接続された前記空間光変調素子を駆動するた
め前記透明導電性電極に接続された電源と、前記空間光
変調素子に入力する画像を表示するための画像入力手段
と、前記画像入力手段に表示された画像を前記光導電層
に結像するための画像結像手段と前記空間光変調素子が
出力する画像を読み出す光源及び投射レンズを少なくと
も構成要素とすることを特徴とする。
は、透明導電性電極を具備した2枚の透明絶縁性基板で
挟まれた領域に光導電層と反射層と液晶層を少なくとも
備え、前記光導電層が少なくとも第1のi層とn層と第
2のi層を順次積層した構成を有し、かつ前記第2のi
層上に反射鏡を形成した空間光変調素子と、前記透明導
電性電極に接続された前記空間光変調素子を駆動するた
め前記透明導電性電極に接続された電源と、前記空間光
変調素子に入力する画像を表示するための画像入力手段
と、前記画像入力手段に表示された画像を前記光導電層
に結像するための画像結像手段と前記空間光変調素子が
出力する画像を読み出す光源及び投射レンズを少なくと
も構成要素とすることを特徴とする。
【0019】また、第4の発明の投射型ディスプレイ
は、透明導電性電極を具備した2枚の透明絶縁性基板で
挟まれた領域に光導電層と反射層と液晶層を少なくとも
備え、前記光導電層が少なくともi層とn層と絶縁層を
順次積層した構成を有し、かつ前記絶縁層上に反射鏡を
形成した空間光変調素子と、前記透明導電性電極に接続
された前記空間光変調素子を駆動するため前記透明導電
性電極に接続された電源と、前記空間光変調素子に入力
する画像を表示するための画像入力手段と、前記画像入
力手段に表示された画像を前記光導電層に結像するため
の画像結像手段と前記空間光変調素子が出力する画像を
読み出す光源及び投射レンズを少なくとも構成要素とす
ることを特徴とする。
は、透明導電性電極を具備した2枚の透明絶縁性基板で
挟まれた領域に光導電層と反射層と液晶層を少なくとも
備え、前記光導電層が少なくともi層とn層と絶縁層を
順次積層した構成を有し、かつ前記絶縁層上に反射鏡を
形成した空間光変調素子と、前記透明導電性電極に接続
された前記空間光変調素子を駆動するため前記透明導電
性電極に接続された電源と、前記空間光変調素子に入力
する画像を表示するための画像入力手段と、前記画像入
力手段に表示された画像を前記光導電層に結像するため
の画像結像手段と前記空間光変調素子が出力する画像を
読み出す光源及び投射レンズを少なくとも構成要素とす
ることを特徴とする。
【0020】また、前記構成において、画像入力手段が
陰極線管からなることが好ましく、また、空間光変調素
子を駆動するための電源は、ある一定の周期で電圧が変
化する直流電源であることが好ましい。
陰極線管からなることが好ましく、また、空間光変調素
子を駆動するための電源は、ある一定の周期で電圧が変
化する直流電源であることが好ましい。
【0021】
【作用】従来の空間光変調素子において、反射鏡が剥離
する原因について鋭意検討を加えた結果、本発明者ら
は、PやAsなどのn型不純物のn層中への添加量と反
射鏡の剥離との間に相関があり、n層中におけるn型不
純物量が増加すると、反射鏡の剥離が生じ易いことを見
出した。この原因については、現在明確になっていない
が、概ね以下のように考えている。
する原因について鋭意検討を加えた結果、本発明者ら
は、PやAsなどのn型不純物のn層中への添加量と反
射鏡の剥離との間に相関があり、n層中におけるn型不
純物量が増加すると、反射鏡の剥離が生じ易いことを見
出した。この原因については、現在明確になっていない
が、概ね以下のように考えている。
【0022】n型不純物であるPやAsを水素化非晶質
シリコン(以下、a−Si:Hと略記する)に添加する
と、膜中に(SiH2)n(n=1,2,3,…)結合が
増加し、水素含有量が増加することが判明した。この結
果に基づいて、反射鏡剥離のメカニズムとして次の2つ
を考えている。先ず、第1のメカニズムとしては、n層
表面も当然のことながら多数の水素原子で覆われている
ため、この上に反射鏡を形成しても、水素原子は1価の
原子であり反射鏡を構成する原子とは結合を形成しない
ということである。つまり、n層と反射鏡との付着性は
弱く、反射鏡は剥離し易い状態になっている。第2のメ
カニズムとしては、n層中に含まれる多くの水素によっ
て、膜を構成する原子のネットワーク構造は疎になって
おり、シリコン原子と水素原子との結合長に大きな分布
を生じているということである。結合長の分布は結合エ
ネルギのバラツキを意味し、シリコン原子と非常に弱く
結合している水素原子が存在することを示唆している。
従って、空間光変調素子を投射型ディスプレイに適用し
た場合、素子は高輝度の光が照射されるため温度上昇を
招く。これが引金となって、n層中に存在する結合の弱
い水素が遊離し、水素分子となってn層中から出てい
き、ガス状となった水素がn層と反射層との界面に溜
り、反射層を下から浮き上がらせる。素子の温度上昇
は、冷却方法や使用する光源の明るさ等に依存するが、
一般的に20℃以上、極端な場合には30℃以上にも達
することがある。この温度上昇に併せて、1mW/cm2
以上の比較的強度の大きい書き込み光照射が、水素の遊
離をより起こり易いものにしていると考えられる。
シリコン(以下、a−Si:Hと略記する)に添加する
と、膜中に(SiH2)n(n=1,2,3,…)結合が
増加し、水素含有量が増加することが判明した。この結
果に基づいて、反射鏡剥離のメカニズムとして次の2つ
を考えている。先ず、第1のメカニズムとしては、n層
表面も当然のことながら多数の水素原子で覆われている
ため、この上に反射鏡を形成しても、水素原子は1価の
原子であり反射鏡を構成する原子とは結合を形成しない
ということである。つまり、n層と反射鏡との付着性は
弱く、反射鏡は剥離し易い状態になっている。第2のメ
カニズムとしては、n層中に含まれる多くの水素によっ
て、膜を構成する原子のネットワーク構造は疎になって
おり、シリコン原子と水素原子との結合長に大きな分布
を生じているということである。結合長の分布は結合エ
ネルギのバラツキを意味し、シリコン原子と非常に弱く
結合している水素原子が存在することを示唆している。
従って、空間光変調素子を投射型ディスプレイに適用し
た場合、素子は高輝度の光が照射されるため温度上昇を
招く。これが引金となって、n層中に存在する結合の弱
い水素が遊離し、水素分子となってn層中から出てい
き、ガス状となった水素がn層と反射層との界面に溜
り、反射層を下から浮き上がらせる。素子の温度上昇
は、冷却方法や使用する光源の明るさ等に依存するが、
一般的に20℃以上、極端な場合には30℃以上にも達
することがある。この温度上昇に併せて、1mW/cm2
以上の比較的強度の大きい書き込み光照射が、水素の遊
離をより起こり易いものにしていると考えられる。
【0023】以上のように、反射層剥離の原因について
現在考えられる2点について述べたが、実際はこの2つ
のメカニズムが同時に起こっているものと思われる。
現在考えられる2点について述べたが、実際はこの2つ
のメカニズムが同時に起こっているものと思われる。
【0024】本発明の空間光変調素子は、n層と反射層
との間にi層または絶縁層を挿入することにより反射層
が剥離するのを防止している。n層と反射層の間にi層
または絶縁層を挿入することによって、反射層は水素含
有量の小さいi層または絶縁層と接することになり、反
射層を構成する原子とこれらの層を構成する原子とは結
合を形成し易く、反射層とこれらの層との付着力は強固
なものとなる。また、強度の大きい読み出し光を照射し
た時の温度上昇による水素の脱離がn層中で生じても、
水素分子が反射鏡に到達する前にi層または絶縁層が水
素分子を取り込み、結合を形成するため、反射層の内側
に水素ガスが貯ることがない。従って、反射層の剥離が
生じないものと思われる。
との間にi層または絶縁層を挿入することにより反射層
が剥離するのを防止している。n層と反射層の間にi層
または絶縁層を挿入することによって、反射層は水素含
有量の小さいi層または絶縁層と接することになり、反
射層を構成する原子とこれらの層を構成する原子とは結
合を形成し易く、反射層とこれらの層との付着力は強固
なものとなる。また、強度の大きい読み出し光を照射し
た時の温度上昇による水素の脱離がn層中で生じても、
水素分子が反射鏡に到達する前にi層または絶縁層が水
素分子を取り込み、結合を形成するため、反射層の内側
に水素ガスが貯ることがない。従って、反射層の剥離が
生じないものと思われる。
【0025】また、上記剥離メカニズムより、n層のP
添加量を減少して剥離を防止する手法も考えられる。し
かし、この場合光導電層内部に形成される拡散電位が小
さくなるため、書き込み光照射により発生する光電流の
印加電圧に対する依存性が大きくなるため、空間光変調
素子の感度が低下してしまう問題がある。さらには、光
導電層を流れる順方向電流も小さくなるため、画像消去
が不十分になり残像を生じてしまうなど問題を生じてし
まい効果的でない。
添加量を減少して剥離を防止する手法も考えられる。し
かし、この場合光導電層内部に形成される拡散電位が小
さくなるため、書き込み光照射により発生する光電流の
印加電圧に対する依存性が大きくなるため、空間光変調
素子の感度が低下してしまう問題がある。さらには、光
導電層を流れる順方向電流も小さくなるため、画像消去
が不十分になり残像を生じてしまうなど問題を生じてし
まい効果的でない。
【0026】これに対し、本発明の空間光変調素子は、
n層のP添加量を充分大きくできるため、光導電層内部
の拡散電位が大きく順方向電流も大きいため、上記のよ
うな問題を生じることはない。
n層のP添加量を充分大きくできるため、光導電層内部
の拡散電位が大きく順方向電流も大きいため、上記のよ
うな問題を生じることはない。
【0027】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明をさらに具体的
に説明する。図1は第1の発明に係る空間光変調素子の
一実施例を示す断面図である。
に説明する。図1は第1の発明に係る空間光変調素子の
一実施例を示す断面図である。
【0028】図1に示すように、透明絶縁性基板101
(例えば、ガラス基板)上には、透明導電性電極(例え
ば、ITO(インジウム−スズ酸化物)、ZnO又はS
nO 2 などの導電性酸化物)102と、光導電層103
とが順次積層されている。また、光導電層103の上に
は、反射層104と液晶層105を配向する配向膜10
6とが順に配置されている。また、対向側の透明導電性
電極107にも配向膜108が一様に成膜されている。
なお、図1中、109は透明絶縁性基板(例えば、ガラ
ス基板)である。
(例えば、ガラス基板)上には、透明導電性電極(例え
ば、ITO(インジウム−スズ酸化物)、ZnO又はS
nO 2 などの導電性酸化物)102と、光導電層103
とが順次積層されている。また、光導電層103の上に
は、反射層104と液晶層105を配向する配向膜10
6とが順に配置されている。また、対向側の透明導電性
電極107にも配向膜108が一様に成膜されている。
なお、図1中、109は透明絶縁性基板(例えば、ガラ
ス基板)である。
【0029】この空間光変調素子の駆動は、両透明導電
性電極102,107間に接続された外部電源114に
よって交流電圧(例えば、図4に示す電圧波形)または
直流電圧(例えば、図5に示す電圧波形)を印加するこ
とによってなされる。但し、光導電層103と接する透
明導電性電極102側が+になるように印加されるもの
として、図4においては、+の電圧印加時が消去期間、
−の電圧印加時が書き込み期間であり、一方図5におい
ては、電圧の高い時が消去期間、低い時が書き込み期間
である。書き込み期間(=書き込み用の電圧が空間光変
調素子に印加されている状態)に光導電層103に書き
込み光110が照射されると、光が照射されている部分
での液晶層105にかかる電圧が増大し、この電圧の大
きさに応じて液晶分子の配向状態が変化する。この配向
状態の変化は偏光子111と検光子112を組み合わせ
た光学系を用いて、書き込み光110とは反対の方向か
ら読み出し光113を入射することにより、反射層10
4からの反射光として観測することができる。但し、偏
光子111および検光子112は1つの偏光ビームスプ
リッターで代用することもできる。
性電極102,107間に接続された外部電源114に
よって交流電圧(例えば、図4に示す電圧波形)または
直流電圧(例えば、図5に示す電圧波形)を印加するこ
とによってなされる。但し、光導電層103と接する透
明導電性電極102側が+になるように印加されるもの
として、図4においては、+の電圧印加時が消去期間、
−の電圧印加時が書き込み期間であり、一方図5におい
ては、電圧の高い時が消去期間、低い時が書き込み期間
である。書き込み期間(=書き込み用の電圧が空間光変
調素子に印加されている状態)に光導電層103に書き
込み光110が照射されると、光が照射されている部分
での液晶層105にかかる電圧が増大し、この電圧の大
きさに応じて液晶分子の配向状態が変化する。この配向
状態の変化は偏光子111と検光子112を組み合わせ
た光学系を用いて、書き込み光110とは反対の方向か
ら読み出し光113を入射することにより、反射層10
4からの反射光として観測することができる。但し、偏
光子111および検光子112は1つの偏光ビームスプ
リッターで代用することもできる。
【0030】外部電源114によって空間光変調素子に
与えられる印加電圧波形の具体的な例を図4及び図5に
示す。図4,図5に示す波形は、消去時の印加電圧の大
きさ(以下、Veと表現する)および書き込み時の印加
電圧の大きさ(以下、Vwと表現する)および消去期間
(Te)と書き込み期間(Tw)の比(Te/Tw:以下こ
れをデューティ比という)および周期(T=Te+Tw)
が一定の例を示す。
与えられる印加電圧波形の具体的な例を図4及び図5に
示す。図4,図5に示す波形は、消去時の印加電圧の大
きさ(以下、Veと表現する)および書き込み時の印加
電圧の大きさ(以下、Vwと表現する)および消去期間
(Te)と書き込み期間(Tw)の比(Te/Tw:以下こ
れをデューティ比という)および周期(T=Te+Tw)
が一定の例を示す。
【0031】VeおよびVwの繰り返し周波数の範囲は、
下限としては肉眼でチラツキが感じられない程度であ
り、上限としては液晶層が応答できる程度である。後者
は、使用する液晶の材料や液晶層の厚みに依存するが、
具体的な周波数(周期)の範囲としては1Hz以上1M
Hz以下(1μs以上1s以下)が望ましく、好適には
10Hz以上50kHz以下(20μs以上0.1s以
下)、最適には30Hz以上10kHz以下(100μ
s以上0.33s以下)である。
下限としては肉眼でチラツキが感じられない程度であ
り、上限としては液晶層が応答できる程度である。後者
は、使用する液晶の材料や液晶層の厚みに依存するが、
具体的な周波数(周期)の範囲としては1Hz以上1M
Hz以下(1μs以上1s以下)が望ましく、好適には
10Hz以上50kHz以下(20μs以上0.1s以
下)、最適には30Hz以上10kHz以下(100μ
s以上0.33s以下)である。
【0032】また、Vwに対するVeの大きさは、液晶層
のコントラスト比を大きくするために少なくとも2倍以
上必要である。また、Teに対してTwを長くすれば、出
力像を出力している期間が長くなるため、ディスプレイ
として使用する場合は、Twをできるだけ長くする方が
よい。
のコントラスト比を大きくするために少なくとも2倍以
上必要である。また、Teに対してTwを長くすれば、出
力像を出力している期間が長くなるため、ディスプレイ
として使用する場合は、Twをできるだけ長くする方が
よい。
【0033】前記液晶層105に用いる材料としては、
ネマティック液晶、ス−パ−ツイストネマティック液
晶、強誘電性液晶、反強誘電性液晶、ポリマー中に液晶
を分散させた分散型液晶等が挙げられる。強誘電性液晶
または反強誘電性液晶を用いた場合、液晶層105の厚
みを小さくできることから電気インピーダンスを小さく
でき、光導電層103の膜厚を薄く設定できるととも
に、高速応答が可能で、メモリ機能ももつことから有用
である。この特徴は、強誘電性液晶および反強誘電性液
晶の混合物を使用しても得られる。また、強誘電性液晶
の透過特性は電圧に対し急峻な閾値特性を有するため、
入力光に対する閾値処理を行う上では最適な材料であ
る。強誘電性液晶または反強誘電性液晶のように少なく
とも1つ以上の安定状態を有する液晶を使用した場合
は、この安定状態の1つを出力像としては黒となるOF
F状態に設定することにより、高コントラスト比が得ら
れるので効果的である。
ネマティック液晶、ス−パ−ツイストネマティック液
晶、強誘電性液晶、反強誘電性液晶、ポリマー中に液晶
を分散させた分散型液晶等が挙げられる。強誘電性液晶
または反強誘電性液晶を用いた場合、液晶層105の厚
みを小さくできることから電気インピーダンスを小さく
でき、光導電層103の膜厚を薄く設定できるととも
に、高速応答が可能で、メモリ機能ももつことから有用
である。この特徴は、強誘電性液晶および反強誘電性液
晶の混合物を使用しても得られる。また、強誘電性液晶
の透過特性は電圧に対し急峻な閾値特性を有するため、
入力光に対する閾値処理を行う上では最適な材料であ
る。強誘電性液晶または反強誘電性液晶のように少なく
とも1つ以上の安定状態を有する液晶を使用した場合
は、この安定状態の1つを出力像としては黒となるOF
F状態に設定することにより、高コントラスト比が得ら
れるので効果的である。
【0034】一方、分散型液晶を用いた場合は、配向膜
106,108が不要になるとともに偏光子111、検
光子112も必ずしも必要としないため、出力光が明る
くなるとともに、素子構造および光学系が簡単になると
いう利点がある。また、液晶層105は樹脂によって密
封されるとともに、層厚を調整するためにスペーサー
(図1には図示せず)が液晶層105中に混入される。
このスペーサーとしては通常、アルミナや石英のビーズ
またはガラスファイバーの粉末が使用される。また、こ
れらのスペーサーは液晶層105を密封する樹脂中にも
混入される。
106,108が不要になるとともに偏光子111、検
光子112も必ずしも必要としないため、出力光が明る
くなるとともに、素子構造および光学系が簡単になると
いう利点がある。また、液晶層105は樹脂によって密
封されるとともに、層厚を調整するためにスペーサー
(図1には図示せず)が液晶層105中に混入される。
このスペーサーとしては通常、アルミナや石英のビーズ
またはガラスファイバーの粉末が使用される。また、こ
れらのスペーサーは液晶層105を密封する樹脂中にも
混入される。
【0035】液晶を配向するための配向膜106,10
8は、SiOx 斜法蒸着膜またはラビング処理を施した
ポリイミド、ポリビニルアルコール等の有機高分子薄膜
からなる。光導電層103を構成する材料としては、比
較的低温(400℃以下)で広い面積に成膜することが
できるもので、書き込み光110の入射に対し効率よく
光キャリヤを発生し、液晶層105側へ効率よく輸送す
る機能もつものが好ましい。具体的に使用される材料お
よび構成としては、例えば、a−Si:H、a−Ge:
H(水素化非晶質ゲルマニウム)、a−Si1-x Cx :
H(水素化非晶質シリコンカーバイド、但し、0<x<
1)、a−Si1-x Gex :H(水素化非晶質シリコン
ゲルマニウム)、a−Ge1-x Cx :H(水素化非晶質
炭化ゲルマニウム)、a−Ge1-x Nx :H(水素化非
晶質窒化ゲルマニウム)などの水素化非晶質半導体の単
層、またはこれらのうちの2つ以上の材料を組合せて積
層したものである。尚、衆知のことではあるが、上記の
水素化非晶質半導体には、キャリヤトラップとして働く
ダングリングボンドを効果的に減少させるために、F,
Clなどのハロゲン原子を水素と同様に添加してもよい
し、および/または微量(例えば0.1〜10原子%)の
酸素(O)原子または窒素(N)原子を含有させてもよ
い。
8は、SiOx 斜法蒸着膜またはラビング処理を施した
ポリイミド、ポリビニルアルコール等の有機高分子薄膜
からなる。光導電層103を構成する材料としては、比
較的低温(400℃以下)で広い面積に成膜することが
できるもので、書き込み光110の入射に対し効率よく
光キャリヤを発生し、液晶層105側へ効率よく輸送す
る機能もつものが好ましい。具体的に使用される材料お
よび構成としては、例えば、a−Si:H、a−Ge:
H(水素化非晶質ゲルマニウム)、a−Si1-x Cx :
H(水素化非晶質シリコンカーバイド、但し、0<x<
1)、a−Si1-x Gex :H(水素化非晶質シリコン
ゲルマニウム)、a−Ge1-x Cx :H(水素化非晶質
炭化ゲルマニウム)、a−Ge1-x Nx :H(水素化非
晶質窒化ゲルマニウム)などの水素化非晶質半導体の単
層、またはこれらのうちの2つ以上の材料を組合せて積
層したものである。尚、衆知のことではあるが、上記の
水素化非晶質半導体には、キャリヤトラップとして働く
ダングリングボンドを効果的に減少させるために、F,
Clなどのハロゲン原子を水素と同様に添加してもよい
し、および/または微量(例えば0.1〜10原子%)の
酸素(O)原子または窒素(N)原子を含有させてもよ
い。
【0036】光導電層103は、少なくとも透明導電性
電極102上に第1のi層115、n層116および第
2のi層117を順次積層した構造を有している(但
し、i層とはアンドープ層を意味する)。また、光導電
層103に形成される内部電圧(拡散電位)を大きくす
るために、透明導電性電極102と第1のi層115と
の間にp層118を形成するのが好ましい。また、光導
電層103の膜厚は、液晶層105の膜厚との関係で決
められるが、通常0.5〜30μm、好ましくは0.8
〜10μm、最適には1〜4μmである。
電極102上に第1のi層115、n層116および第
2のi層117を順次積層した構造を有している(但
し、i層とはアンドープ層を意味する)。また、光導電
層103に形成される内部電圧(拡散電位)を大きくす
るために、透明導電性電極102と第1のi層115と
の間にp層118を形成するのが好ましい。また、光導
電層103の膜厚は、液晶層105の膜厚との関係で決
められるが、通常0.5〜30μm、好ましくは0.8
〜10μm、最適には1〜4μmである。
【0037】p層118を形成するには、上記材料にp
型不純物としてB、Al、Ga等の元素を1×10ー4原
子%〜10原子%の範囲で添加するとよい。また、p層
118の膜厚は、通常10〜10000オングストロー
ム(以下、Åと略記する)、好ましくは20〜3,00
0Å、最適には50〜500Åとされる。第1のi層1
15の膜厚は、通常0.3〜18μm、好ましくは0.
5〜9μm、最適には0.8〜3.7μmである。n層
116を形成するには、上記材料にn型不純物として
P、As、Sb、Seなどの元素を1×10ー4原子%〜
10原子%の範囲で添加するとよい。
型不純物としてB、Al、Ga等の元素を1×10ー4原
子%〜10原子%の範囲で添加するとよい。また、p層
118の膜厚は、通常10〜10000オングストロー
ム(以下、Åと略記する)、好ましくは20〜3,00
0Å、最適には50〜500Åとされる。第1のi層1
15の膜厚は、通常0.3〜18μm、好ましくは0.
5〜9μm、最適には0.8〜3.7μmである。n層
116を形成するには、上記材料にn型不純物として
P、As、Sb、Seなどの元素を1×10ー4原子%〜
10原子%の範囲で添加するとよい。
【0038】また、n層116の膜厚は、50〜200
00Å、好ましくは100〜5000Å、最適には50
0〜3000Åとされる。但し、n層116の膜厚は、
第2のi層117の膜厚よりも大きい方が、Ve の印加
による画像の消去が効率よく行えると共に、小さい光強
度の書き込み光110によっても画像を書き込むことが
できるため好ましい。具体的な第2のi層117の膜厚
としては、10Å〜1μmの範囲で有る。また、p層1
18を設ける代わりに透明導電性電極102と第1のi
層114との間にAu,Pd,Pt,Ag,Al,Cr
などの金属薄膜を形成し、ショットキー障壁を形成して
光導電層103の内部電圧を大きくしてもよい。このよ
うに光導電層103に大きな内部電圧を形成することに
より、書き込み光110の入射に対して、効率的な光キ
ャリヤ発生および輸送が可能になるとともに、液晶層1
05に書き込んだ画像を大きな順方向バイアス(Ve )
を印加することによって高速に消去できる利点がある。
さらには、図5に示すように、光導電層103に対して
順バイアスになる直流電圧波形によっても、空間光変調
素子を駆動することが出来るようになる。
00Å、好ましくは100〜5000Å、最適には50
0〜3000Åとされる。但し、n層116の膜厚は、
第2のi層117の膜厚よりも大きい方が、Ve の印加
による画像の消去が効率よく行えると共に、小さい光強
度の書き込み光110によっても画像を書き込むことが
できるため好ましい。具体的な第2のi層117の膜厚
としては、10Å〜1μmの範囲で有る。また、p層1
18を設ける代わりに透明導電性電極102と第1のi
層114との間にAu,Pd,Pt,Ag,Al,Cr
などの金属薄膜を形成し、ショットキー障壁を形成して
光導電層103の内部電圧を大きくしてもよい。このよ
うに光導電層103に大きな内部電圧を形成することに
より、書き込み光110の入射に対して、効率的な光キ
ャリヤ発生および輸送が可能になるとともに、液晶層1
05に書き込んだ画像を大きな順方向バイアス(Ve )
を印加することによって高速に消去できる利点がある。
さらには、図5に示すように、光導電層103に対して
順バイアスになる直流電圧波形によっても、空間光変調
素子を駆動することが出来るようになる。
【0039】反射層104には、TaO2 、Siのよう
に誘電率の大きな薄膜とMgF、SiO2 のように誘電
率の小さな薄膜とを交互に多層に積層した誘電体反射鏡
が使用される。また、別の方式としては図2に示すよう
に反射層201として、反射率の大きなAl,Ag,M
o,Ni,Cr,Mg,Tiなどの金属薄膜で島状に形
成し、2次元マトリックス状またはモザイク状に配列し
たものが使用される。但し、図2は第1の発明に係る空
間光変調素子の一実施例を示す断面図である。島状反射
層201は図2のように分離していなければならない
が、その形状の如何は問わない。島状反射層201がこ
のように分離している理由は、これらが連続していると
同一電位になって電位差を生じないため、作像が不可能
になるためである。つまり、個々の反射層201が、そ
れぞれ、出力画像における1個の画素に対応している。
また、キャリヤの横方向への拡散を防止し、素子の高解
像度化を図る目的で島状反射層201間の光導電層10
3は少なくともエッチングして除去する必要がある。
に誘電率の大きな薄膜とMgF、SiO2 のように誘電
率の小さな薄膜とを交互に多層に積層した誘電体反射鏡
が使用される。また、別の方式としては図2に示すよう
に反射層201として、反射率の大きなAl,Ag,M
o,Ni,Cr,Mg,Tiなどの金属薄膜で島状に形
成し、2次元マトリックス状またはモザイク状に配列し
たものが使用される。但し、図2は第1の発明に係る空
間光変調素子の一実施例を示す断面図である。島状反射
層201は図2のように分離していなければならない
が、その形状の如何は問わない。島状反射層201がこ
のように分離している理由は、これらが連続していると
同一電位になって電位差を生じないため、作像が不可能
になるためである。つまり、個々の反射層201が、そ
れぞれ、出力画像における1個の画素に対応している。
また、キャリヤの横方向への拡散を防止し、素子の高解
像度化を図る目的で島状反射層201間の光導電層10
3は少なくともエッチングして除去する必要がある。
【0040】こうすることにより、島状反射層201間
でのキャリヤの横流れは抑制され、素子の高解像度化が
可能になる。しかし、このままでは強度の大きな光で読
み出した場合、島状反射鏡層201間の間隙から読み出
し光113が光キャリヤの発生を司る光導電層103に
入射し、液晶層105を誤動作させてしまう。これを防
ぐために、図2に示すように島状反射層201間の光導
電層103をすべて除去することが望ましいが、図3に
示すように、可視光を殆ど吸収せずに透過できる程度の
膜厚、好ましくは1μm以下、最適には0.5μm以下
の光導電層103を残すように設定してもよい。但し、
図3は第1の発明に係る空間光変調素子の一実施例を示
す断面図である。さらに、この溝の部分に、可視光を吸
収する材料で構成される光吸収層202(例えば、炭素
粒子を分散した有機高分子ポリマー、黒色顔料または黒
色染料を配合した有機高分子ポリマー、またはa−C:
H、a−Ge:H、a−Ge1ーxNx:Hなどの無機薄膜
から成る)を形成すれば、島状反射層201の間隙から
洩れてくる読み出し光113を効果的に吸収することが
できる。
でのキャリヤの横流れは抑制され、素子の高解像度化が
可能になる。しかし、このままでは強度の大きな光で読
み出した場合、島状反射鏡層201間の間隙から読み出
し光113が光キャリヤの発生を司る光導電層103に
入射し、液晶層105を誤動作させてしまう。これを防
ぐために、図2に示すように島状反射層201間の光導
電層103をすべて除去することが望ましいが、図3に
示すように、可視光を殆ど吸収せずに透過できる程度の
膜厚、好ましくは1μm以下、最適には0.5μm以下
の光導電層103を残すように設定してもよい。但し、
図3は第1の発明に係る空間光変調素子の一実施例を示
す断面図である。さらに、この溝の部分に、可視光を吸
収する材料で構成される光吸収層202(例えば、炭素
粒子を分散した有機高分子ポリマー、黒色顔料または黒
色染料を配合した有機高分子ポリマー、またはa−C:
H、a−Ge:H、a−Ge1ーxNx:Hなどの無機薄膜
から成る)を形成すれば、島状反射層201の間隙から
洩れてくる読み出し光113を効果的に吸収することが
できる。
【0041】さらに、読み出し光113の遮光をより完
全なものにするため、Al,Ag,Mo,Ni,Cr,
Mgなどの金属遮光膜203を溝の底部に形成してもよ
い。島状反射層201間の電気的絶縁を完全にするため
に、SiOx,SiNx,SiCx,GeOx,GeNx,
GeCx,AlOx,AlNx,BCx,BNxなどの無機
絶縁物またはポリイミド,ポリビニルアルコール,ポリ
カーボネート,ポリパラキシレン,ポリエチレンテレフ
タレート,ポリプロピレン,ポリ塩化ビニル,ポリ塩化
ビニリデン,ポリスチレン,ポリ四弗化エチレン,ポリ
三弗化塩化エチレン,ポリ弗化ビニリデン,六弗化プロ
ピレン−四弗化エチレンコポリマー,三弗化エチレン−
弗化ビニリデンコポリマ−,ポリブテン,ポリビニルブ
チラ−ル,ポリウレタンなどの有機絶縁物からなる絶縁
膜204を溝の部分に形成してもよい。
全なものにするため、Al,Ag,Mo,Ni,Cr,
Mgなどの金属遮光膜203を溝の底部に形成してもよ
い。島状反射層201間の電気的絶縁を完全にするため
に、SiOx,SiNx,SiCx,GeOx,GeNx,
GeCx,AlOx,AlNx,BCx,BNxなどの無機
絶縁物またはポリイミド,ポリビニルアルコール,ポリ
カーボネート,ポリパラキシレン,ポリエチレンテレフ
タレート,ポリプロピレン,ポリ塩化ビニル,ポリ塩化
ビニリデン,ポリスチレン,ポリ四弗化エチレン,ポリ
三弗化塩化エチレン,ポリ弗化ビニリデン,六弗化プロ
ピレン−四弗化エチレンコポリマー,三弗化エチレン−
弗化ビニリデンコポリマ−,ポリブテン,ポリビニルブ
チラ−ル,ポリウレタンなどの有機絶縁物からなる絶縁
膜204を溝の部分に形成してもよい。
【0042】但し、光演算用の空間光変調素子の場合の
ように、読み出し光113に強度の大きい光を使用しな
い場合は、この反射層104,201を設ける必要はな
く、光導電層103と配向膜106との界面の反射で代
用することができる。
ように、読み出し光113に強度の大きい光を使用しな
い場合は、この反射層104,201を設ける必要はな
く、光導電層103と配向膜106との界面の反射で代
用することができる。
【0043】図6は第2の発明に係る空間光変調素子の
一実施例を示す断面図である。図6に示すように、透明
絶縁性基板601(例えば、ガラス基板)上には、透明
導電性電極(例えば、ITO(インジウム−スズ酸化
物)、ZnO又はSnO2 などの導電性酸化物)602
と、光導電層603とが順次積層されている。また、光
導電層603の上には、反射層604と液晶層605を
配向する配向膜606とが順に配置されている。また、
対向側の透明導電性電極607にも配向膜608が一様
に成膜されている。なお、図6中、609は透明絶縁性
基板(例えば、ガラス基板)である。
一実施例を示す断面図である。図6に示すように、透明
絶縁性基板601(例えば、ガラス基板)上には、透明
導電性電極(例えば、ITO(インジウム−スズ酸化
物)、ZnO又はSnO2 などの導電性酸化物)602
と、光導電層603とが順次積層されている。また、光
導電層603の上には、反射層604と液晶層605を
配向する配向膜606とが順に配置されている。また、
対向側の透明導電性電極607にも配向膜608が一様
に成膜されている。なお、図6中、609は透明絶縁性
基板(例えば、ガラス基板)である。
【0044】この空間光変調素子の駆動は、図1の場合
と同様に両透明導電性電極602,607間に接続され
た外部電源614によって交流電圧(例えば、図4に示
す電圧波形)または直流電圧(例えば、図5に示す電圧
波形)を印加することによって行うことができる。但
し、図1の場合と同様に、光導電層603と接する透明
導電性電極602側が+になるように印加される。
と同様に両透明導電性電極602,607間に接続され
た外部電源614によって交流電圧(例えば、図4に示
す電圧波形)または直流電圧(例えば、図5に示す電圧
波形)を印加することによって行うことができる。但
し、図1の場合と同様に、光導電層603と接する透明
導電性電極602側が+になるように印加される。
【0045】液晶層605に用いる材料は、上記のもの
と同様なものが使用される。また、図6には示していな
いが、液晶層605は上述のように樹脂によって密封さ
れるとともに、層厚を調整するために上記のようなスペ
ーサーが液晶層605中に混入される。また、液晶を配
向するための配向膜606,608にも、上記のような
ものが使用される。
と同様なものが使用される。また、図6には示していな
いが、液晶層605は上述のように樹脂によって密封さ
れるとともに、層厚を調整するために上記のようなスペ
ーサーが液晶層605中に混入される。また、液晶を配
向するための配向膜606,608にも、上記のような
ものが使用される。
【0046】光導電層603は、少なくとも透明導電性
電極602上にi層615、n層616および絶縁層6
17を順次積層した構造を有している。また、光導電層
603に形成される内部電圧を大きくするために、透明
導電性電極602とi層615との間にp層618を形
成するのが好ましい。
電極602上にi層615、n層616および絶縁層6
17を順次積層した構造を有している。また、光導電層
603に形成される内部電圧を大きくするために、透明
導電性電極602とi層615との間にp層618を形
成するのが好ましい。
【0047】光導電層603のうちp層618、i層6
15およびn層616を構成するための材料としては、
図1の場合と同様に上記の非晶質半導体材料の使用が好
ましい。また、絶縁層617を構成するための材料とし
ては、SiOx,SiNx,SiNxOy,GeOx,Ge
Nx,GeNxOy,AlOx,AlNx,BCx,BNxな
どの無機絶縁物またはポリイミド,ポリビニルアルコー
ル,ポリカーボネート,ポリパラキシレン,ポリエチレ
ンテレフタレート,ポリプロピレン,ポリ塩化ビニル,
ポリ塩化ビニリデン,ポリスチレン,ポリ四弗化エチレ
ン,ポリ三弗化塩化エチレン,ポリ弗化ビニリデン,六
弗化プロピレン−四弗化エチレンコポリマー,三弗化エ
チレン−弗化ビニリデンコポリマ−,ポリブテン,ポリ
ビニルブチラ−ル,ポリウレタン等の有機絶縁物などが
挙げられる。
15およびn層616を構成するための材料としては、
図1の場合と同様に上記の非晶質半導体材料の使用が好
ましい。また、絶縁層617を構成するための材料とし
ては、SiOx,SiNx,SiNxOy,GeOx,Ge
Nx,GeNxOy,AlOx,AlNx,BCx,BNxな
どの無機絶縁物またはポリイミド,ポリビニルアルコー
ル,ポリカーボネート,ポリパラキシレン,ポリエチレ
ンテレフタレート,ポリプロピレン,ポリ塩化ビニル,
ポリ塩化ビニリデン,ポリスチレン,ポリ四弗化エチレ
ン,ポリ三弗化塩化エチレン,ポリ弗化ビニリデン,六
弗化プロピレン−四弗化エチレンコポリマー,三弗化エ
チレン−弗化ビニリデンコポリマ−,ポリブテン,ポリ
ビニルブチラ−ル,ポリウレタン等の有機絶縁物などが
挙げられる。
【0048】中でも反射層604の剥離防止に効果的で
あるのが、SiNx、SiOx、SiNxOy、GeOx、
GeNx、GeNxOyである。また、p層618を設け
る代わりに透明導電性電極602とi層615の間にA
u,Pd,Pt,Ag,Al,Crなどの金属薄膜を形
成し、ショットキー障壁を形成して光導電層603の内
部電圧を大きくしてもよい。
あるのが、SiNx、SiOx、SiNxOy、GeOx、
GeNx、GeNxOyである。また、p層618を設け
る代わりに透明導電性電極602とi層615の間にA
u,Pd,Pt,Ag,Al,Crなどの金属薄膜を形
成し、ショットキー障壁を形成して光導電層603の内
部電圧を大きくしてもよい。
【0049】光導電層603の膜厚は、液晶層605の
膜厚との関係で決められるが、通常0.5〜30μm、
好ましくは0.8〜10μm、最適には1〜4μmであ
る。p層618の膜厚は、10〜10000Å、好まし
くは20〜3,000Å、最適には50〜500Åとさ
れる。i層615の膜厚は、通常0.3〜18μm、好
ましくは0.5〜9μm、最適には0.8〜3.7μm
である。n層616の膜厚は、50〜20000Å、好
ましくは100〜5,000Å、最適には500〜3,
000Åである。但し、n層616の膜厚は、絶縁層6
17の膜厚よりも大きい方が、Ve の印加による画像の
消去が効率よく行えると共に、小さい光強度の書き込み
光610によっても画像を書き込むことができるため好
ましい。具体的な絶縁層617の膜厚としては、10〜
1000Åの範囲で有る。また、反射層604の剥離を
より効果的に防止するために、n層616と絶縁層61
7の間に第2のi層を挿入してもよい。この第2のi層
の具体的な膜厚は、10Å〜1μmの範囲で有る。
膜厚との関係で決められるが、通常0.5〜30μm、
好ましくは0.8〜10μm、最適には1〜4μmであ
る。p層618の膜厚は、10〜10000Å、好まし
くは20〜3,000Å、最適には50〜500Åとさ
れる。i層615の膜厚は、通常0.3〜18μm、好
ましくは0.5〜9μm、最適には0.8〜3.7μm
である。n層616の膜厚は、50〜20000Å、好
ましくは100〜5,000Å、最適には500〜3,
000Åである。但し、n層616の膜厚は、絶縁層6
17の膜厚よりも大きい方が、Ve の印加による画像の
消去が効率よく行えると共に、小さい光強度の書き込み
光610によっても画像を書き込むことができるため好
ましい。具体的な絶縁層617の膜厚としては、10〜
1000Åの範囲で有る。また、反射層604の剥離を
より効果的に防止するために、n層616と絶縁層61
7の間に第2のi層を挿入してもよい。この第2のi層
の具体的な膜厚は、10Å〜1μmの範囲で有る。
【0050】反射層604には、上記のような誘電体反
射鏡が使用される。また、別の方式としては図7に示す
ように反射層701として、図2の場合と同様に金属薄
膜を島状に形成し、2次元マトリックス状またはモザイ
ク状に配列したものが使用される。但し、図7は第2の
発明に係る空間光変調素子の一実施例を示す断面図であ
る。島状反射層701は図7のように分離していなけれ
ばならないが、その形状の如何は問わない。島状反射層
701間の光導電層603は全て除去することが望まし
いが、図8に示すように、可視光を殆ど吸収せずに透過
できる程度の膜厚、好ましくは1μm以下、最適には
0.5μm以下の光導電層603を残すように設定して
もよい。但し、図8は第2の発明に係る空間光変調素子
の一実施例を示す断面図である。この溝の部分には、図
2の場合と同様に可視光を吸収する材料で構成される光
吸収層702が形成され、読み出し光613の遮光をよ
り完全なものにするため、金属遮光膜703を溝の底部
に形成されるのが好ましい。島状反射層701間の電気
的絶縁を完全にするために、上記の材料からなる絶縁膜
704を溝の部分に形成してもよい。
射鏡が使用される。また、別の方式としては図7に示す
ように反射層701として、図2の場合と同様に金属薄
膜を島状に形成し、2次元マトリックス状またはモザイ
ク状に配列したものが使用される。但し、図7は第2の
発明に係る空間光変調素子の一実施例を示す断面図であ
る。島状反射層701は図7のように分離していなけれ
ばならないが、その形状の如何は問わない。島状反射層
701間の光導電層603は全て除去することが望まし
いが、図8に示すように、可視光を殆ど吸収せずに透過
できる程度の膜厚、好ましくは1μm以下、最適には
0.5μm以下の光導電層603を残すように設定して
もよい。但し、図8は第2の発明に係る空間光変調素子
の一実施例を示す断面図である。この溝の部分には、図
2の場合と同様に可視光を吸収する材料で構成される光
吸収層702が形成され、読み出し光613の遮光をよ
り完全なものにするため、金属遮光膜703を溝の底部
に形成されるのが好ましい。島状反射層701間の電気
的絶縁を完全にするために、上記の材料からなる絶縁膜
704を溝の部分に形成してもよい。
【0051】以下に具体的実施例を挙げて、本発明をよ
り詳細に説明する。 (実施例1)図1は本発明に係る空間光変調素子の実施
例1を示す断面図である。図1に示すように、ガラス基
板101上に、スパッタ法によってITOを0.05〜
0.2μmの膜厚で成膜し、透明導電性電極102を形
成した。次いで、これをプラズマCVD装置内に配置
し、真空容器内を1×10-6Torr以下に排気した
後、ヒーターで270℃に加熱した。Heで希釈した濃
度100ppm(1ppm=1×10ー6)のB2H6を4
00sccm及びSiH4:1.2sccm、C2H 2 :
0.6sccmを真空容器内に導入し圧力を0.8To
rrに調整した後、周波数13.56MHzの高周波電
力30Wを電極に印加して放電を発生させ、50〜50
0Å厚のp型a−Si1-xCx:H層118を形成した。
尚、X線光電子分光分析法(以下、XPSと略記する)
により、このp層118のxを調べたところ約0.45
〜0.5であった。
り詳細に説明する。 (実施例1)図1は本発明に係る空間光変調素子の実施
例1を示す断面図である。図1に示すように、ガラス基
板101上に、スパッタ法によってITOを0.05〜
0.2μmの膜厚で成膜し、透明導電性電極102を形
成した。次いで、これをプラズマCVD装置内に配置
し、真空容器内を1×10-6Torr以下に排気した
後、ヒーターで270℃に加熱した。Heで希釈した濃
度100ppm(1ppm=1×10ー6)のB2H6を4
00sccm及びSiH4:1.2sccm、C2H 2 :
0.6sccmを真空容器内に導入し圧力を0.8To
rrに調整した後、周波数13.56MHzの高周波電
力30Wを電極に印加して放電を発生させ、50〜50
0Å厚のp型a−Si1-xCx:H層118を形成した。
尚、X線光電子分光分析法(以下、XPSと略記する)
により、このp層118のxを調べたところ約0.45
〜0.5であった。
【0052】続いて、真空容器内を一度高真空に排気し
た後、H2 :100sccmおよびSiH4 :40sc
cmを真空容器内に導入し、圧力0.8Torr、高周
波電力15Wで同様に第1のi層としてアンドープa−
Si:H層115を1.6〜3.7μmを形成して再び
真空容器内を真空排気した。次いで、Heで希釈した濃
度200ppmのPH3:400sccmとSiH4 :
1.5sccm、C2H 2 :0.3sccmを真空容器
内に導入し圧力を0.8Torrに調整した後、高周波
電力15Wの条件で0.05〜0.3μmのn型a−S
i1ーxCx:H層116を形成した。続いて、He:40
0sccmとSiH4 :1.5sccm、C2H2:0.
3sccmを真空容器内に導入し圧力を0.8Torr
に調整した後、高周波電力15Wの条件で100〜10
00Åの第2のi層としてアンドープa−Si1ーxCx:
H層117を形成して光導電層103を作製した。尚、
XPSにより、このn層116および第2のi層117
のxを調べたところ、ともに約0.23〜0.25であ
った。次いで、スパッタ蒸着法によりSiとSiO2を
交互に多層に積層して多層誘電体反射層104を形成し
た後、ラビング処理を施したポリイミド配向膜106を
積層した。そして、これとITOからなる透明導電性電
極107及びポリイミド配向膜108を積層したガラス
基板109との間に0.8〜1.3μm厚の強誘電性液
晶層105を挟み込んで空間光変調素子(1)を作製し
た。
た後、H2 :100sccmおよびSiH4 :40sc
cmを真空容器内に導入し、圧力0.8Torr、高周
波電力15Wで同様に第1のi層としてアンドープa−
Si:H層115を1.6〜3.7μmを形成して再び
真空容器内を真空排気した。次いで、Heで希釈した濃
度200ppmのPH3:400sccmとSiH4 :
1.5sccm、C2H 2 :0.3sccmを真空容器
内に導入し圧力を0.8Torrに調整した後、高周波
電力15Wの条件で0.05〜0.3μmのn型a−S
i1ーxCx:H層116を形成した。続いて、He:40
0sccmとSiH4 :1.5sccm、C2H2:0.
3sccmを真空容器内に導入し圧力を0.8Torr
に調整した後、高周波電力15Wの条件で100〜10
00Åの第2のi層としてアンドープa−Si1ーxCx:
H層117を形成して光導電層103を作製した。尚、
XPSにより、このn層116および第2のi層117
のxを調べたところ、ともに約0.23〜0.25であ
った。次いで、スパッタ蒸着法によりSiとSiO2を
交互に多層に積層して多層誘電体反射層104を形成し
た後、ラビング処理を施したポリイミド配向膜106を
積層した。そして、これとITOからなる透明導電性電
極107及びポリイミド配向膜108を積層したガラス
基板109との間に0.8〜1.3μm厚の強誘電性液
晶層105を挟み込んで空間光変調素子(1)を作製し
た。
【0053】この空間光変調素子(1)の両透明導電性
電極102、107間に、図4に示す交流電圧波形(V
e=15V、Vw=−2V、Te/Tw=1/59、T=1
6.7ms)を印加し、書き込み光110として白色光
を用い、読み出し光113としてHe−Neレーザ(6
33nm)を用いて動作を調べた。但し、印加電圧は透
明導電性電極102がプラス(+)となるように設定し
た。
電極102、107間に、図4に示す交流電圧波形(V
e=15V、Vw=−2V、Te/Tw=1/59、T=1
6.7ms)を印加し、書き込み光110として白色光
を用い、読み出し光113としてHe−Neレーザ(6
33nm)を用いて動作を調べた。但し、印加電圧は透
明導電性電極102がプラス(+)となるように設定し
た。
【0054】このような動作条件で、空間光変調素子
(1)の光感度は50〜80μW/cm2 、立ち上がり
時間は30〜50μs、解像度は50〜70lp(li
nepairs)/mm(MTF=50%)、コントラ
スト比200:1であった。この空間光変調素子を図9
に示すような投射型ディスプレイ装置に組み込んだ。9
01は白色拡散面をもつスクリーン、902はメタルハ
ライドランプやキセノンランプなどの反射鏡付き投射用
光源、903は書き込み光源としてCRT、904は空
間光変調素子、905は空間光変調素子904の出力像
をスクリーン901上に40倍に拡大する投射用レンズ
系である。なお、906は偏光ビームスプリッター、9
07はCRT903に表示された画像を空間光変調素子
904の光導電体層103に結像するための結像レンズ
系、908はリレーレンズ系、909はプリ偏光子、9
10は補助レンズ、911は空間光変調素子904を駆
動するための外部電源である。外部電源911の電圧波
形は、上記の特性評価に使用したものと同じである。
(1)の光感度は50〜80μW/cm2 、立ち上がり
時間は30〜50μs、解像度は50〜70lp(li
nepairs)/mm(MTF=50%)、コントラ
スト比200:1であった。この空間光変調素子を図9
に示すような投射型ディスプレイ装置に組み込んだ。9
01は白色拡散面をもつスクリーン、902はメタルハ
ライドランプやキセノンランプなどの反射鏡付き投射用
光源、903は書き込み光源としてCRT、904は空
間光変調素子、905は空間光変調素子904の出力像
をスクリーン901上に40倍に拡大する投射用レンズ
系である。なお、906は偏光ビームスプリッター、9
07はCRT903に表示された画像を空間光変調素子
904の光導電体層103に結像するための結像レンズ
系、908はリレーレンズ系、909はプリ偏光子、9
10は補助レンズ、911は空間光変調素子904を駆
動するための外部電源である。外部電源911の電圧波
形は、上記の特性評価に使用したものと同じである。
【0055】ここで、本実施例の投射像の形成、消去お
よびスクリーン上に投射された結果に付いて簡単に述べ
る。Vw の電圧が印加されている期間に、CRT903
に表示されている画像が空間光変調素子(1)904に
書き込まれ、スクリ−ン901上に書き込まれた画像が
投影される。Ve の電圧が印加される期間で、書き込ま
れた画像が消去される。
よびスクリーン上に投射された結果に付いて簡単に述べ
る。Vw の電圧が印加されている期間に、CRT903
に表示されている画像が空間光変調素子(1)904に
書き込まれ、スクリ−ン901上に書き込まれた画像が
投影される。Ve の電圧が印加される期間で、書き込ま
れた画像が消去される。
【0056】投射用光源902を点灯したときの空間光
変調素子(1)904上の照度は200万lxであり、
得られたスクリーン901上の像のコントラスト比は、
150:1であり、残像や焼き付き現象は見られなかっ
た。また、この時空間光変調素子(1)904の表面温
度は約35℃であった。この状態で1000時間経過し
ても、反射層104の剥離は生じなかった。
変調素子(1)904上の照度は200万lxであり、
得られたスクリーン901上の像のコントラスト比は、
150:1であり、残像や焼き付き現象は見られなかっ
た。また、この時空間光変調素子(1)904の表面温
度は約35℃であった。この状態で1000時間経過し
ても、反射層104の剥離は生じなかった。
【0057】次に、比較のために第2のi層117を形
成しなかった以外は空間光変調素子(1)と全く同様の
空間光変調素子(2)を作製し、素子(1)の場合と同
様に図9に示した投射型ディスプレイ装置に搭載し、評
価した。その結果、投射初期の特性は素子(1)とほぼ
同じであったが、およそ500時間の連続動作によって
反射層104が素子(2)の中心付近から剥離しはじ
め、スクリーン901上の投射画像にまだら模様が浮き
上がることが判明した。
成しなかった以外は空間光変調素子(1)と全く同様の
空間光変調素子(2)を作製し、素子(1)の場合と同
様に図9に示した投射型ディスプレイ装置に搭載し、評
価した。その結果、投射初期の特性は素子(1)とほぼ
同じであったが、およそ500時間の連続動作によって
反射層104が素子(2)の中心付近から剥離しはじ
め、スクリーン901上の投射画像にまだら模様が浮き
上がることが判明した。
【0058】図9では、CRT903によって書き込み
画像を与えたが、CRTの代わりに他のディスプレイ、
例えば液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、電界
発光素子、発光ダイオードアレイ、2次元スキャン装置
を兼ね備えた半導体レーザなどを使用しても良い。
画像を与えたが、CRTの代わりに他のディスプレイ、
例えば液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、電界
発光素子、発光ダイオードアレイ、2次元スキャン装置
を兼ね備えた半導体レーザなどを使用しても良い。
【0059】(実施例2)図2は本発明の空間光変調素
子の実施例2を示す断面図である。図2に示すように、
ガラス基板101上に0.05〜0.2μm厚のITO透明
電極102をスパッタ法により成膜した。次いで、これ
をプラズマCVD装置内に配置し、真空容器内を1×1
0-6Torr以下に排気した後、ヒーターで270℃に
加熱した。Heで希釈した濃度50ppmのB2H6を4
00sccm及びSiH4 :2.4sccm、C2H2:
0.5sccmを真空容器内に導入し圧力を0.8To
rrに調整した後、周波数13.56MHzの高周波電
力30Wを電極に印加して放電を発生させ、50〜50
0Å厚のp型a−Si1-xCx:H層118を形成した。
子の実施例2を示す断面図である。図2に示すように、
ガラス基板101上に0.05〜0.2μm厚のITO透明
電極102をスパッタ法により成膜した。次いで、これ
をプラズマCVD装置内に配置し、真空容器内を1×1
0-6Torr以下に排気した後、ヒーターで270℃に
加熱した。Heで希釈した濃度50ppmのB2H6を4
00sccm及びSiH4 :2.4sccm、C2H2:
0.5sccmを真空容器内に導入し圧力を0.8To
rrに調整した後、周波数13.56MHzの高周波電
力30Wを電極に印加して放電を発生させ、50〜50
0Å厚のp型a−Si1-xCx:H層118を形成した。
【0060】続いて、真空容器内を一度高真空に排気し
た後、H2 :100sccmおよびSiH4 :40sc
cmを真空容器内に導入し、圧力0.8Torr、高周
波電力15Wで同様に第1のi層としてアンドープa−
Si:H層115を1.6〜3.7μmを形成して再び
真空容器内を真空排気した。次いで、H2 で希釈した濃
度400ppmのPH3 :100sccmとSiH4 :
40sccmを真空容器内に導入し、圧力を0.8To
rrに調整した後、高周波電力15Wの条件で0.3〜
1μmのn型a−Si:H層116を形成した。続い
て、H2 :200sccmとSiH4 :40sccmを
真空容器内に導入し圧力を0.8Torrに調整した
後、高周波電力15Wの条件で100〜1000Åの第
2のi層としてアンドープa−Si:H層117を形成
して光導電層103を作製した。
た後、H2 :100sccmおよびSiH4 :40sc
cmを真空容器内に導入し、圧力0.8Torr、高周
波電力15Wで同様に第1のi層としてアンドープa−
Si:H層115を1.6〜3.7μmを形成して再び
真空容器内を真空排気した。次いで、H2 で希釈した濃
度400ppmのPH3 :100sccmとSiH4 :
40sccmを真空容器内に導入し、圧力を0.8To
rrに調整した後、高周波電力15Wの条件で0.3〜
1μmのn型a−Si:H層116を形成した。続い
て、H2 :200sccmとSiH4 :40sccmを
真空容器内に導入し圧力を0.8Torrに調整した
後、高周波電力15Wの条件で100〜1000Åの第
2のi層としてアンドープa−Si:H層117を形成
して光導電層103を作製した。
【0061】次いで、光導電層103の表面に真空蒸着
法によってCr:5000Å厚を堆積し、写真蝕刻法に
よってパターニングを行い、島状反射層201を形成し
た。このとき、島状反射層201の形状は24μm角の
正方形で、2μmの間隔を保ちながら1000×200
0個の反射鏡がマトリックス状に配列している(ただ
し、島状反射層201は写真蝕刻法だけでなく、リフト
オフ法を用いても形成できる)。次いで、この島状反射
層201をマスクにして、ドライエッチング法によっ
て、島状反射層201の間の光導電層103をエッチン
グにより除去した。
法によってCr:5000Å厚を堆積し、写真蝕刻法に
よってパターニングを行い、島状反射層201を形成し
た。このとき、島状反射層201の形状は24μm角の
正方形で、2μmの間隔を保ちながら1000×200
0個の反射鏡がマトリックス状に配列している(ただ
し、島状反射層201は写真蝕刻法だけでなく、リフト
オフ法を用いても形成できる)。次いで、この島状反射
層201をマスクにして、ドライエッチング法によっ
て、島状反射層201の間の光導電層103をエッチン
グにより除去した。
【0062】次に、上から真空蒸着法により約500〜
1000Å厚のAlを蒸着した。この時、このAl膜は
島状反射層201上および溝内に形成されることにな
り、島状反射層201はAl/Crの2重構造となり、
溝内に形成された部分は読み出し光113を遮光するた
めの金属遮光膜203となる。次いで、ポリイミドから
なる絶縁膜204を形成した。さらに、炭素粒子を含む
レジストを塗布して溝内に充填して光吸収層202を形
成した後、ラビング処理を施したポリイミド配向膜10
6を積層した。これとITOの透明導電性電極107お
よび配向膜106と同様に作製したポリイミド配向膜1
08を積層したガラス基板109との間に0.8〜1.
5μm厚の強誘電性液晶層105をサンドイッチして、
図2に示した空間光変調素子(3)を完成した。
1000Å厚のAlを蒸着した。この時、このAl膜は
島状反射層201上および溝内に形成されることにな
り、島状反射層201はAl/Crの2重構造となり、
溝内に形成された部分は読み出し光113を遮光するた
めの金属遮光膜203となる。次いで、ポリイミドから
なる絶縁膜204を形成した。さらに、炭素粒子を含む
レジストを塗布して溝内に充填して光吸収層202を形
成した後、ラビング処理を施したポリイミド配向膜10
6を積層した。これとITOの透明導電性電極107お
よび配向膜106と同様に作製したポリイミド配向膜1
08を積層したガラス基板109との間に0.8〜1.
5μm厚の強誘電性液晶層105をサンドイッチして、
図2に示した空間光変調素子(3)を完成した。
【0063】この空間光変調素子(3)を、実施例1と
同様にして評価したところ、光感度は80μW/c
m2 、立ち上がり時間は30μs、コントラスト比は2
50:1であった。
同様にして評価したところ、光感度は80μW/c
m2 、立ち上がり時間は30μs、コントラスト比は2
50:1であった。
【0064】次にこの素子を実施例1と同様にして、図
9に示す投射型ディスプレイ装置に搭載し、その出力画
像を調べた。但し、この時の外部電源911からの出力
波形は、図5の波形に於てVe=15V、Vw=0V、T
e/Tw=1/59で繰り返し周波数が60Hzのものを
使用した。投射用光源902を点灯したときの空間光変
調素子(3)904上の照度は200万lxであり、得
られたスクリーン901上の像のコントラスト比は、2
00:1で、残像や焼き付き現象は見られなかった。ま
た、この時の空間光変調素子(1)904の表面温度は
約40℃であった。この状態で1000時間経過して
も、島状反射層104の剥離は生じなかった。
9に示す投射型ディスプレイ装置に搭載し、その出力画
像を調べた。但し、この時の外部電源911からの出力
波形は、図5の波形に於てVe=15V、Vw=0V、T
e/Tw=1/59で繰り返し周波数が60Hzのものを
使用した。投射用光源902を点灯したときの空間光変
調素子(3)904上の照度は200万lxであり、得
られたスクリーン901上の像のコントラスト比は、2
00:1で、残像や焼き付き現象は見られなかった。ま
た、この時の空間光変調素子(1)904の表面温度は
約40℃であった。この状態で1000時間経過して
も、島状反射層104の剥離は生じなかった。
【0065】次に、比較のために第2のi層117を形
成しなかった以外は空間光変調素子(3)と全く同様の
空間光変調素子(4)を作製し、素子(3)の場合と同
様に図9に示した投射型ディスプレイ装置に搭載し評価
した。その結果、投射初期の特性は素子(3)とほぼ同
じであったが、およそ200時間の連続動作によって島
状反射層201が素子(3)の中心付近から剥離しはじ
め、スクリーン901上の投射画像にまだら模様が浮き
上がることが判明した。
成しなかった以外は空間光変調素子(3)と全く同様の
空間光変調素子(4)を作製し、素子(3)の場合と同
様に図9に示した投射型ディスプレイ装置に搭載し評価
した。その結果、投射初期の特性は素子(3)とほぼ同
じであったが、およそ200時間の連続動作によって島
状反射層201が素子(3)の中心付近から剥離しはじ
め、スクリーン901上の投射画像にまだら模様が浮き
上がることが判明した。
【0066】(実施例3)図3は本発明の空間光変調素
子の実施例3を示す断面図である。図3に示すように、
ガラス基板101上に0.05〜0.2μm厚のITO透明
電極102をスパッタ法により成膜した。次いで、これ
をプラズマCVD装置内に配置し、真空容器内を1×1
0-6Torr以下に排気した後、ヒーターで300℃に
加熱した。Heで希釈した濃度50ppmのB2H6を4
00sccm及びSiH4 :2.4sccm、C2H2:
0.5sccmを真空容器内に導入し圧力を0.8To
rrに調整した後、周波数13.56MHzの高周波電
力30Wを電極に印加して放電を発生させ、50〜50
0Å厚のp型a−Si1-xCx:H層118を形成した。
子の実施例3を示す断面図である。図3に示すように、
ガラス基板101上に0.05〜0.2μm厚のITO透明
電極102をスパッタ法により成膜した。次いで、これ
をプラズマCVD装置内に配置し、真空容器内を1×1
0-6Torr以下に排気した後、ヒーターで300℃に
加熱した。Heで希釈した濃度50ppmのB2H6を4
00sccm及びSiH4 :2.4sccm、C2H2:
0.5sccmを真空容器内に導入し圧力を0.8To
rrに調整した後、周波数13.56MHzの高周波電
力30Wを電極に印加して放電を発生させ、50〜50
0Å厚のp型a−Si1-xCx:H層118を形成した。
【0067】続いて、基板101の温度を250℃にし
た後、真空容器内を一度高真空に排気し、H2 :100
sccmおよびSiH4 :40sccmを真空容器内に
導入し、圧力0.8Torr、高周波電力15Wで同様
に第1のi層としてアンドープa−Si:H層115を
2.7〜3.7μmを形成して再び真空容器内を真空排
気した。次いで、H2で希釈した濃度400ppmのP
H3:100sccmとSiH4 :40sccmを真空
容器内に導入し圧力を0.8Torrに調整した後、高
周波電力15Wの条件で0.3〜1μmのn型a−S
i:H層116を形成した。続いて、H2 :200sc
cmとSiH4 :40sccmを真空容器内に導入し圧
力を0.8Torrに調整した後、高周波電力15Wの
条件で100〜1000Åの第2のi層としてアンドー
プa−Si:H層117を形成して光導電層103を作
製した。
た後、真空容器内を一度高真空に排気し、H2 :100
sccmおよびSiH4 :40sccmを真空容器内に
導入し、圧力0.8Torr、高周波電力15Wで同様
に第1のi層としてアンドープa−Si:H層115を
2.7〜3.7μmを形成して再び真空容器内を真空排
気した。次いで、H2で希釈した濃度400ppmのP
H3:100sccmとSiH4 :40sccmを真空
容器内に導入し圧力を0.8Torrに調整した後、高
周波電力15Wの条件で0.3〜1μmのn型a−S
i:H層116を形成した。続いて、H2 :200sc
cmとSiH4 :40sccmを真空容器内に導入し圧
力を0.8Torrに調整した後、高周波電力15Wの
条件で100〜1000Åの第2のi層としてアンドー
プa−Si:H層117を形成して光導電層103を作
製した。
【0068】次いで、光導電層103の表面に真空蒸着
法によりCr:5000Å厚を堆積し、写真蝕刻法によ
ってパターニングを行い、島状反射層201を形成し
た。このとき島状反射層201の形状は25μm角の正
方形で、2μmの間隔を保ちながら2000×2000
個の反射鏡がマトリックス状に配列している。次いで、
この島状反射層201をマスクにして、ドライエッチン
グ法によって、島状反射層201の間の光導電層103
を0.5〜1μmの厚みを残してエッチングにより除去
し、溝を形成した。次に、上から真空蒸着法により約5
00〜1000Å厚のAlを蒸着し、この溝内に読み出
し光113を遮光するための金属遮光膜203を形成し
た。次いで、ポリイミドからなる絶縁膜204を形成し
た。
法によりCr:5000Å厚を堆積し、写真蝕刻法によ
ってパターニングを行い、島状反射層201を形成し
た。このとき島状反射層201の形状は25μm角の正
方形で、2μmの間隔を保ちながら2000×2000
個の反射鏡がマトリックス状に配列している。次いで、
この島状反射層201をマスクにして、ドライエッチン
グ法によって、島状反射層201の間の光導電層103
を0.5〜1μmの厚みを残してエッチングにより除去
し、溝を形成した。次に、上から真空蒸着法により約5
00〜1000Å厚のAlを蒸着し、この溝内に読み出
し光113を遮光するための金属遮光膜203を形成し
た。次いで、ポリイミドからなる絶縁膜204を形成し
た。
【0069】さらに、炭素粒子を含むレジストを塗布し
て溝内に充填して光吸収層202を形成した後、ラビン
グ処理を施したポリイミド配向膜106を積層した。こ
れとITOの透明導電性電極107および配向膜106
と同様に作製したポリイミド配向膜108を積層したガ
ラス基板109との間に0.8〜1.5μm厚の強誘電
性液晶層105をサンドイッチして、図3に示した空間
光変調素子(5)を完成した。
て溝内に充填して光吸収層202を形成した後、ラビン
グ処理を施したポリイミド配向膜106を積層した。こ
れとITOの透明導電性電極107および配向膜106
と同様に作製したポリイミド配向膜108を積層したガ
ラス基板109との間に0.8〜1.5μm厚の強誘電
性液晶層105をサンドイッチして、図3に示した空間
光変調素子(5)を完成した。
【0070】この空間光変調素子(5)を、実施例1と
同様にして評価したところ、光感度は80μW/c
m2 、立ち上がり時間は30μs、コントラスト比は2
80:1であった。次にこの素子を実施例1と同様にし
て、図9に示す投射型ディスプレイ装置に搭載し、その
出力画像を調べた。但し、この時の外部電源911から
の出力波形は、図4の波形に於てVe=15V、Vw=−
2V、Te/Tw=1/59で繰り返し周波数が60Hz
のものを使用した。1000時間以上の連続投射を行っ
ても、島状反射層201の剥離が生じないことを確認し
た。
同様にして評価したところ、光感度は80μW/c
m2 、立ち上がり時間は30μs、コントラスト比は2
80:1であった。次にこの素子を実施例1と同様にし
て、図9に示す投射型ディスプレイ装置に搭載し、その
出力画像を調べた。但し、この時の外部電源911から
の出力波形は、図4の波形に於てVe=15V、Vw=−
2V、Te/Tw=1/59で繰り返し周波数が60Hz
のものを使用した。1000時間以上の連続投射を行っ
ても、島状反射層201の剥離が生じないことを確認し
た。
【0071】(実施例4)実施例2で作製した空間光変
調素子(3)において、p層118の代わりに真空蒸着
法により形成した500〜1000Å厚のPd薄膜を使
用した空間光変調素子(6)を作製した。この素子
(6)を実施例2と同様に、図9に示す投射型ディスプ
レイ装置に搭載し、その出力画像を調べた。但し、この
時の外部電源911からの出力波形は、図5の波形にお
いてVe =15V、Vw =0.05V、Te /Tw =1
/59で繰り返し周波数が60Hzのものを使用した。
1000時間以上の連続投射を行っても、島状反射層2
01の剥離が生じないことを確認した。
調素子(3)において、p層118の代わりに真空蒸着
法により形成した500〜1000Å厚のPd薄膜を使
用した空間光変調素子(6)を作製した。この素子
(6)を実施例2と同様に、図9に示す投射型ディスプ
レイ装置に搭載し、その出力画像を調べた。但し、この
時の外部電源911からの出力波形は、図5の波形にお
いてVe =15V、Vw =0.05V、Te /Tw =1
/59で繰り返し周波数が60Hzのものを使用した。
1000時間以上の連続投射を行っても、島状反射層2
01の剥離が生じないことを確認した。
【0072】(実施例5)図6は本発明の空間光変調素
子の実施例5を示す断面図である。図6に示すように、
ガラス基板601上に、スパッタ法によってITOを
0.05〜0.2μmの膜厚で成膜し、透明導電性電極
602を形成した。次いで、これをプラズマCVD装置
内に配置し、真空容器内を1×10-6Torr以下に排
気した後、ヒーターで270℃に加熱した。Heで希釈
した濃度100ppm(1ppm=1×10ー6)のB2
H6を400sccmおよびSiH4 :1.2scc
m、C2H2:0.6sccmを真空容器内に導入し圧力
を0.8Torrに調整した後、周波数13.56MH
zの高周波電力30Wを電極に印加して放電を発生さ
せ、50〜500Å厚のp型a−Si1-xCx:H層61
8を形成した。
子の実施例5を示す断面図である。図6に示すように、
ガラス基板601上に、スパッタ法によってITOを
0.05〜0.2μmの膜厚で成膜し、透明導電性電極
602を形成した。次いで、これをプラズマCVD装置
内に配置し、真空容器内を1×10-6Torr以下に排
気した後、ヒーターで270℃に加熱した。Heで希釈
した濃度100ppm(1ppm=1×10ー6)のB2
H6を400sccmおよびSiH4 :1.2scc
m、C2H2:0.6sccmを真空容器内に導入し圧力
を0.8Torrに調整した後、周波数13.56MH
zの高周波電力30Wを電極に印加して放電を発生さ
せ、50〜500Å厚のp型a−Si1-xCx:H層61
8を形成した。
【0073】続いて、真空容器内を一度高真空に排気し
た後、H2 :100sccm及びSiH4 :40scc
mを真空容器内に導入し、圧力0.8Torr、高周波
電力15Wで同様にi層としてアンドープa−Si:H
層615を1.6〜3.7μmを形成して再び真空容器
内を真空排気した。次いで、Heで希釈した濃度200
ppmのPH3 :400sccmとSiH4 :1.5s
ccm、C2H2:0.3sccmを真空容器内に導入し
圧力を0.8Torrに調整した後、高周波電力15W
の条件で0.05〜0.3μmのn型a−Si1ーxCx:
H層616を形成した。続いて、NO2 :400scc
mとSiH4 :5sccmを真空容器内に導入し圧力を
0.8Torrに調整した後、高周波電力40Wの条件
で100〜1000Åの絶縁層としてSiNxOy層61
7を形成して光導電層603を作製した。
た後、H2 :100sccm及びSiH4 :40scc
mを真空容器内に導入し、圧力0.8Torr、高周波
電力15Wで同様にi層としてアンドープa−Si:H
層615を1.6〜3.7μmを形成して再び真空容器
内を真空排気した。次いで、Heで希釈した濃度200
ppmのPH3 :400sccmとSiH4 :1.5s
ccm、C2H2:0.3sccmを真空容器内に導入し
圧力を0.8Torrに調整した後、高周波電力15W
の条件で0.05〜0.3μmのn型a−Si1ーxCx:
H層616を形成した。続いて、NO2 :400scc
mとSiH4 :5sccmを真空容器内に導入し圧力を
0.8Torrに調整した後、高周波電力40Wの条件
で100〜1000Åの絶縁層としてSiNxOy層61
7を形成して光導電層603を作製した。
【0074】次いで、スパッタ蒸着法によりSiとSi
O2 を交互に多層に積層して多層誘電体反射層604を
形成した後、ラビング処理を施したポリイミド配向膜6
06を積層した。そして、これとITOからなる透明導
電性電極607及びポリイミド配向膜608を積層した
ガラス基板609との間に0.8〜1.3μm厚の強誘
電性液晶層605を挟み込んで空間光変調素子(7)を
作製した。
O2 を交互に多層に積層して多層誘電体反射層604を
形成した後、ラビング処理を施したポリイミド配向膜6
06を積層した。そして、これとITOからなる透明導
電性電極607及びポリイミド配向膜608を積層した
ガラス基板609との間に0.8〜1.3μm厚の強誘
電性液晶層605を挟み込んで空間光変調素子(7)を
作製した。
【0075】この空間光変調素子(7)の両透明導電性
電極602、607間に、図4に示す交流電圧波形(V
e=15V、Vw=−2V、Te/Tw=1/59、T=1
6.7ms)を印加し、書き込み光610として白色光
を用い、読み出し光613としてHe−Neレーザ(6
33nm)を用いて動作を調べた。但し、印加電圧は透
明導電性電極602がプラス(+)となるように設定し
た。
電極602、607間に、図4に示す交流電圧波形(V
e=15V、Vw=−2V、Te/Tw=1/59、T=1
6.7ms)を印加し、書き込み光610として白色光
を用い、読み出し光613としてHe−Neレーザ(6
33nm)を用いて動作を調べた。但し、印加電圧は透
明導電性電極602がプラス(+)となるように設定し
た。
【0076】このような動作条件で、空間光変調素子
(7)の光感度は60〜100μW/cm2 、立ち上が
り時間は30〜50μs、解像度は50〜70lp(l
inepairs)/mm(MTF=50%)、コント
ラスト比は200:1であった。この空間光変調素子を
図9に示すような投射型ディスプレイ装置に組み、実施
例1と同様にして、出力画像を評価した。投射用光源9
02を点灯したときの空間光変調素子(7)904上の
照度は200万lxであり、得られたスクリーン901
上の像のコントラスト比は150:1で、残像や焼き付
き現象は見られなかった。この時空間光変調素子(7)
904の表面温度は約35℃であった。この状態で10
00時間経過しても、反射層604の剥離は生じなかっ
た。
(7)の光感度は60〜100μW/cm2 、立ち上が
り時間は30〜50μs、解像度は50〜70lp(l
inepairs)/mm(MTF=50%)、コント
ラスト比は200:1であった。この空間光変調素子を
図9に示すような投射型ディスプレイ装置に組み、実施
例1と同様にして、出力画像を評価した。投射用光源9
02を点灯したときの空間光変調素子(7)904上の
照度は200万lxであり、得られたスクリーン901
上の像のコントラスト比は150:1で、残像や焼き付
き現象は見られなかった。この時空間光変調素子(7)
904の表面温度は約35℃であった。この状態で10
00時間経過しても、反射層604の剥離は生じなかっ
た。
【0077】次に比較のために絶縁層617を形成しな
かった以外は空間光変調素子(7)と全く同様の空間光
変調素子(8)を作製し、素子(7)の場合と同様に図
9に示した投射型ディスプレイ装置に搭載し評価した。
その結果、投射初期の特性は素子(7)とほぼ同じであ
ったが、およそ500時間の連続投射によって反射層6
04が素子(8)の中心付近から剥離しはじめ、スクリ
ーン901上の投射画像にまだら模様が浮き上がること
が判明した。
かった以外は空間光変調素子(7)と全く同様の空間光
変調素子(8)を作製し、素子(7)の場合と同様に図
9に示した投射型ディスプレイ装置に搭載し評価した。
その結果、投射初期の特性は素子(7)とほぼ同じであ
ったが、およそ500時間の連続投射によって反射層6
04が素子(8)の中心付近から剥離しはじめ、スクリ
ーン901上の投射画像にまだら模様が浮き上がること
が判明した。
【0078】(実施例6)図7は本発明の空間光変調素
子の実施例6を示す断面図である。図7に示すように、
ガラス基板601上に0.05〜0.2μm厚のITO透明
電極602をスパッタ法により成膜した。次いで、これ
をプラズマCVD装置内に配置し、真空容器内を1×1
0-6Torr以下に排気した後、ヒーターで270℃に
加熱した。Heで希釈した濃度50ppmのB2H6を4
00sccm及びSiH4 :2.4sccm、C2H2:
0.5sccmを真空容器内に導入し圧力を0.8To
rrに調整した後、周波数13.56MHzの高周波電
力30Wを電極に印加して放電を発生させ、50〜50
0Å厚のp型a−Si1-xCx:H層618を形成した。
続いて、真空容器内を一度高真空に排気した後、H2 :
100sccmおよびSiH4 :40sccmを真空容
器内に導入し、圧力0.8Torr、高周波電力15W
で同様にi層としてアンドープa−Si:H層615を
1.6〜3.7μmを形成して再び真空容器内を真空排
気した。
子の実施例6を示す断面図である。図7に示すように、
ガラス基板601上に0.05〜0.2μm厚のITO透明
電極602をスパッタ法により成膜した。次いで、これ
をプラズマCVD装置内に配置し、真空容器内を1×1
0-6Torr以下に排気した後、ヒーターで270℃に
加熱した。Heで希釈した濃度50ppmのB2H6を4
00sccm及びSiH4 :2.4sccm、C2H2:
0.5sccmを真空容器内に導入し圧力を0.8To
rrに調整した後、周波数13.56MHzの高周波電
力30Wを電極に印加して放電を発生させ、50〜50
0Å厚のp型a−Si1-xCx:H層618を形成した。
続いて、真空容器内を一度高真空に排気した後、H2 :
100sccmおよびSiH4 :40sccmを真空容
器内に導入し、圧力0.8Torr、高周波電力15W
で同様にi層としてアンドープa−Si:H層615を
1.6〜3.7μmを形成して再び真空容器内を真空排
気した。
【0079】次いで、H2で希釈した濃度400ppm
のPH3:100sccmとSiH4:40sccmを真
空容器内に導入し圧力を0.8Torrに調整した後、
高周波電力15Wの条件で0.3〜1μmのn型a−S
i:H層616を形成した。続いて、N2 :200sc
cmとSiH4 :4sccmを真空容器内に導入し圧力
を0.8Torrに調整した後、高周波電力30Wの条
件で100〜1000Åの絶縁層としてSiNx 層61
7を形成して光導電層603を作製した。次いで、光導
電層603の表面に真空蒸着法によりCr:5000Å
厚を堆積し、写真蝕刻法によってパターニングを行い、
島状反射層701を形成した。
のPH3:100sccmとSiH4:40sccmを真
空容器内に導入し圧力を0.8Torrに調整した後、
高周波電力15Wの条件で0.3〜1μmのn型a−S
i:H層616を形成した。続いて、N2 :200sc
cmとSiH4 :4sccmを真空容器内に導入し圧力
を0.8Torrに調整した後、高周波電力30Wの条
件で100〜1000Åの絶縁層としてSiNx 層61
7を形成して光導電層603を作製した。次いで、光導
電層603の表面に真空蒸着法によりCr:5000Å
厚を堆積し、写真蝕刻法によってパターニングを行い、
島状反射層701を形成した。
【0080】このとき島状反射層701の形状は24μ
m角の正方形で、2μmの間隔を保ちながら1000×
2000個の反射鏡がマトリックス状に配列している。
次いで、この島状反射層701をマスクにして、ドライ
エッチング法によって、島状反射層701の間の光導電
層603をエッチングにより除去した。次に、上から真
空蒸着法により約500〜1000Å厚のAlを蒸着し
た。この時、このAl膜は島状反射層701上および溝
内に形成されることになり、島状反射層701はAl/
Crの2重構造となり、溝内に形成された部分は読み出
し光613を遮光するための金属遮光膜703となる。
次いで、ポリイミドからなる絶縁膜704を形成した。
さらに、炭素粒子を含むレジストを塗布して溝内に充填
して光吸収層702を形成した後、ラビング処理を施し
たポリイミド配向膜606を積層した。これとITOの
透明導電性電極607および配向膜606と同様に作製
したポリイミド配向膜608を積層したガラス基板60
9との間に0.8〜1.5μm厚の強誘電性液晶層60
5をサンドイッチして、図7に示した空間光変調素子
(9)を完成した。
m角の正方形で、2μmの間隔を保ちながら1000×
2000個の反射鏡がマトリックス状に配列している。
次いで、この島状反射層701をマスクにして、ドライ
エッチング法によって、島状反射層701の間の光導電
層603をエッチングにより除去した。次に、上から真
空蒸着法により約500〜1000Å厚のAlを蒸着し
た。この時、このAl膜は島状反射層701上および溝
内に形成されることになり、島状反射層701はAl/
Crの2重構造となり、溝内に形成された部分は読み出
し光613を遮光するための金属遮光膜703となる。
次いで、ポリイミドからなる絶縁膜704を形成した。
さらに、炭素粒子を含むレジストを塗布して溝内に充填
して光吸収層702を形成した後、ラビング処理を施し
たポリイミド配向膜606を積層した。これとITOの
透明導電性電極607および配向膜606と同様に作製
したポリイミド配向膜608を積層したガラス基板60
9との間に0.8〜1.5μm厚の強誘電性液晶層60
5をサンドイッチして、図7に示した空間光変調素子
(9)を完成した。
【0081】この空間光変調素子(9)を、実施例5と
同様にして評価したところ、光感度は90μW/c
m2 、立ち上がり時間は30μs、コントラスト比は2
50:1であった。
同様にして評価したところ、光感度は90μW/c
m2 、立ち上がり時間は30μs、コントラスト比は2
50:1であった。
【0082】次にこの素子を実施例5と同様にして、図
9に示す投射型ディスプレイ装置に搭載し、その出力画
像を調べた。但し、この時の外部電源911からの出力
波形は、図5の波形に於てVe=15V、Vw=0V、T
e/Tw=1/59で繰り返し周波数が60Hzのものを
使用した。投射用光源902を点灯したときの空間光変
調素子(9)904上の照度は200万lxであり、得
られたスクリーン901上の像のコントラスト比は20
0:1で、残像や焼き付き現象は見られなかった。この
時空間光変調素子(9)904の表面温度は約40℃で
あった。この状態で1000時間経過しても、島状反射
層604の剥離は生じなかった。
9に示す投射型ディスプレイ装置に搭載し、その出力画
像を調べた。但し、この時の外部電源911からの出力
波形は、図5の波形に於てVe=15V、Vw=0V、T
e/Tw=1/59で繰り返し周波数が60Hzのものを
使用した。投射用光源902を点灯したときの空間光変
調素子(9)904上の照度は200万lxであり、得
られたスクリーン901上の像のコントラスト比は20
0:1で、残像や焼き付き現象は見られなかった。この
時空間光変調素子(9)904の表面温度は約40℃で
あった。この状態で1000時間経過しても、島状反射
層604の剥離は生じなかった。
【0083】次に、比較のために絶縁層617を形成し
なかった以外は空間光変調素子(9)と全く同様の空間光
変調素子(10)を作製し、素子(9)の場合と同様に
図9に示した投射型ディスプレイ装置に搭載し評価し
た。その結果、投射初期の特性は素子(9)とほぼ同じ
であったが、およそ200時間の連続動作によって島状
反射層701が素子(10)の中心付近から剥離しはじ
め、スクリーン901上の投射画像にまだら模様が浮き
上がることが判明した。
なかった以外は空間光変調素子(9)と全く同様の空間光
変調素子(10)を作製し、素子(9)の場合と同様に
図9に示した投射型ディスプレイ装置に搭載し評価し
た。その結果、投射初期の特性は素子(9)とほぼ同じ
であったが、およそ200時間の連続動作によって島状
反射層701が素子(10)の中心付近から剥離しはじ
め、スクリーン901上の投射画像にまだら模様が浮き
上がることが判明した。
【0084】(実施例7)図8は本発明の空間光変調素
子の実施例7を示す断面図である。図8に示すように、
ガラス基板101上に0.05〜0.2μm厚のITO透明
電極602をスパッタ法により成膜した。次いで、これ
をプラズマCVD装置内に配置し、真空容器内を1×1
0-6Torr以下に排気した後、ヒーターで300℃に
加熱した。Heで希釈した濃度50ppmのB2H6を4
00sccm及びSiH4 :2.4sccm、C2H2:
0.5sccmを真空容器内に導入し圧力を0.8To
rrに調整した後、周波数13.56MHzの高周波電
力30Wを電極に印加して放電を発生させ、50〜50
0Å厚のp型a−Si1-xCx:H層618を形成した。
子の実施例7を示す断面図である。図8に示すように、
ガラス基板101上に0.05〜0.2μm厚のITO透明
電極602をスパッタ法により成膜した。次いで、これ
をプラズマCVD装置内に配置し、真空容器内を1×1
0-6Torr以下に排気した後、ヒーターで300℃に
加熱した。Heで希釈した濃度50ppmのB2H6を4
00sccm及びSiH4 :2.4sccm、C2H2:
0.5sccmを真空容器内に導入し圧力を0.8To
rrに調整した後、周波数13.56MHzの高周波電
力30Wを電極に印加して放電を発生させ、50〜50
0Å厚のp型a−Si1-xCx:H層618を形成した。
【0085】続いて、基板601の温度を250℃にし
た後、真空容器内を一度高真空に排気し、H2 :100
sccmおよびSiH4 :40sccmを真空容器内に
導入し、圧力0.8Torr、高周波電力15Wで同様
にi層としてアンドープa−Si:H層615を2.7
〜3.7μmを形成して再び真空容器内を真空排気し
た。次いで、H2で希釈した濃度400ppmのPH3:
100sccmとSiH 4 :40sccmとを真空容器
内に導入し圧力を0.8Torrに調整した後、高周波
電力15Wの条件で0.3〜1μmのn型a−Si:H
層616を形成した。続いて、O2 :20sccmとS
iH4 :5sccmを真空容器内に導入し圧力を0.8
Torrに調整した後、高周波電力15Wの条件で10
0〜1000Åの絶縁層としてSiOx層617を形成
して光導電層603を作製した。
た後、真空容器内を一度高真空に排気し、H2 :100
sccmおよびSiH4 :40sccmを真空容器内に
導入し、圧力0.8Torr、高周波電力15Wで同様
にi層としてアンドープa−Si:H層615を2.7
〜3.7μmを形成して再び真空容器内を真空排気し
た。次いで、H2で希釈した濃度400ppmのPH3:
100sccmとSiH 4 :40sccmとを真空容器
内に導入し圧力を0.8Torrに調整した後、高周波
電力15Wの条件で0.3〜1μmのn型a−Si:H
層616を形成した。続いて、O2 :20sccmとS
iH4 :5sccmを真空容器内に導入し圧力を0.8
Torrに調整した後、高周波電力15Wの条件で10
0〜1000Åの絶縁層としてSiOx層617を形成
して光導電層603を作製した。
【0086】次いで、光導電層603の表面に真空蒸着
法によりCr:5000Å厚を堆積し、写真蝕刻法によ
ってパターニングを行い、島状反射層701を形成し
た。このとき島状反射層701の形状は25μm角の正
方形で、2μmの間隔を保ちながら2000×2000
個の反射鏡がマトリックス状に配列している。次いで、
この島状反射層701をマスクにして、ドライエッチン
グ法によって、島状反射層701の間の光導電層603
を0.5〜1μmの厚みを残してエッチングにより除去
し、溝を形成した。次に、上から真空蒸着法により約5
00〜1000Å厚のAlを蒸着し、この溝内に読み出
し光613を遮光するための金属遮光膜703を形成し
た。次いで、ポリイミドからなる絶縁膜704を形成し
た。
法によりCr:5000Å厚を堆積し、写真蝕刻法によ
ってパターニングを行い、島状反射層701を形成し
た。このとき島状反射層701の形状は25μm角の正
方形で、2μmの間隔を保ちながら2000×2000
個の反射鏡がマトリックス状に配列している。次いで、
この島状反射層701をマスクにして、ドライエッチン
グ法によって、島状反射層701の間の光導電層603
を0.5〜1μmの厚みを残してエッチングにより除去
し、溝を形成した。次に、上から真空蒸着法により約5
00〜1000Å厚のAlを蒸着し、この溝内に読み出
し光613を遮光するための金属遮光膜703を形成し
た。次いで、ポリイミドからなる絶縁膜704を形成し
た。
【0087】さらに、炭素粒子を含むレジストを塗布し
て溝内に充填して光吸収層702を形成した後、ラビン
グ処理を施したポリイミド配向膜606を積層した。こ
れとITOの透明導電性電極607および配向膜606
と同様に作製したポリイミド配向膜608を積層したガ
ラス基板609との間に0.8〜1.5μm厚の強誘電
性液晶層605をサンドイッチして、図8に示した空間
光変調素子(11)を完成した。
て溝内に充填して光吸収層702を形成した後、ラビン
グ処理を施したポリイミド配向膜606を積層した。こ
れとITOの透明導電性電極607および配向膜606
と同様に作製したポリイミド配向膜608を積層したガ
ラス基板609との間に0.8〜1.5μm厚の強誘電
性液晶層605をサンドイッチして、図8に示した空間
光変調素子(11)を完成した。
【0088】この空間光変調素子(11)を、実施例5
と同様にして評価したところ、光感度は80μW/cm
2 、立ち上がり時間は30μs、コントラスト比は28
0:1であった。
と同様にして評価したところ、光感度は80μW/cm
2 、立ち上がり時間は30μs、コントラスト比は28
0:1であった。
【0089】次にこの素子を実施例5と同様にして、図
9に示す投射型ディスプレイ装置に搭載し、その出力画
像を調べた。但し、この時の外部電源911からの出力
波形は、図4の波形においてVe=15V、Vw=−2
V、Te/Tw=1/59で繰り返し周波数が60Hzの
ものを使用した。1000時間以上の連続投射を行って
も、島状反射層701の剥離が生じないことを確認し
た。
9に示す投射型ディスプレイ装置に搭載し、その出力画
像を調べた。但し、この時の外部電源911からの出力
波形は、図4の波形においてVe=15V、Vw=−2
V、Te/Tw=1/59で繰り返し周波数が60Hzの
ものを使用した。1000時間以上の連続投射を行って
も、島状反射層701の剥離が生じないことを確認し
た。
【0090】(実施例8)実施例6で作製した空間光変
調素子(9)において、p層618の代わりに真空蒸着
法により形成した500〜1000Å厚のPd薄膜を使
用した空間光変調素子(12)を作製した。この素子
(12)を実施例6と同様に図9に示す投射型ディスプ
レイ装置に搭載し、その出力画像を調べた。但し、この
時の外部電源911からの出力波形は、図5の波形にお
いてVe=15V、Vw=0.05V、Te /Tw =1/
59で繰り返し周波数が60Hzのものを使用した。1
000時間以上の連続投射を行っても、島状反射層70
1の剥離が生じないことを確認した。
調素子(9)において、p層618の代わりに真空蒸着
法により形成した500〜1000Å厚のPd薄膜を使
用した空間光変調素子(12)を作製した。この素子
(12)を実施例6と同様に図9に示す投射型ディスプ
レイ装置に搭載し、その出力画像を調べた。但し、この
時の外部電源911からの出力波形は、図5の波形にお
いてVe=15V、Vw=0.05V、Te /Tw =1/
59で繰り返し周波数が60Hzのものを使用した。1
000時間以上の連続投射を行っても、島状反射層70
1の剥離が生じないことを確認した。
【0091】(実施例9)実施例6で作製した空間光変
調素子(9)において、n層616と絶縁層617の間
に第2のi層として100〜1000Å厚のアンドープ
a−Si:H膜を形成した空間光変調素子(13)を作
製した。この素子(13)を実施例6と同様に図9に示
す投射型ディスプレイ装置に搭載し、その出力画像を調
べた。但し、この時の外部電源911からの出力波形
は、図5の波形に於てVe=15V、Vw=0V、Te/
Tw=1/59で繰り返し周波数が60Hzのものを使
用した。1000時間以上の連続投射を行っても、島状
反射層701の剥離が生じないことを確認した。
調素子(9)において、n層616と絶縁層617の間
に第2のi層として100〜1000Å厚のアンドープ
a−Si:H膜を形成した空間光変調素子(13)を作
製した。この素子(13)を実施例6と同様に図9に示
す投射型ディスプレイ装置に搭載し、その出力画像を調
べた。但し、この時の外部電源911からの出力波形
は、図5の波形に於てVe=15V、Vw=0V、Te/
Tw=1/59で繰り返し周波数が60Hzのものを使
用した。1000時間以上の連続投射を行っても、島状
反射層701の剥離が生じないことを確認した。
【0092】以上作製した素子は、動的ホログラムを表
示するための空間光変調素子としても機能する。
示するための空間光変調素子としても機能する。
【0093】なお、本発明の液晶層は上記実施例にあげ
られたものに限らず、光導電層も上記実施例にあげられ
たものに限らず、絶縁膜、光吸収層および印加電圧波形
も上記実施例にあげられたものに限られないことはいう
までもない。また、図9のプロジェクションシステムに
おいて、R,G,B3色表示用3つのCRTと3つの空
間光変調素子を組合せ、色分解光学系および色合成光学
系を読みだし光学系内に組み入れることによって、スク
リーン上にカラー画像を出力できることは言うまでもな
い。
られたものに限らず、光導電層も上記実施例にあげられ
たものに限らず、絶縁膜、光吸収層および印加電圧波形
も上記実施例にあげられたものに限られないことはいう
までもない。また、図9のプロジェクションシステムに
おいて、R,G,B3色表示用3つのCRTと3つの空
間光変調素子を組合せ、色分解光学系および色合成光学
系を読みだし光学系内に組み入れることによって、スク
リーン上にカラー画像を出力できることは言うまでもな
い。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る空間
光変調素子によれば、n層と反射層の間に形成したi層
または絶縁層により反射層と光導電層との密着性を高め
ることができるので、反射層の剥離の無い長寿命の素子
を提供することができる。
光変調素子によれば、n層と反射層の間に形成したi層
または絶縁層により反射層と光導電層との密着性を高め
ることができるので、反射層の剥離の無い長寿命の素子
を提供することができる。
【0095】また、本発明に係わる投射型ディスプレイ
によれば、空間光変調素子の反射層の剥離が無いので、
安定した美しい画像を出力できる。
によれば、空間光変調素子の反射層の剥離が無いので、
安定した美しい画像を出力できる。
【図1】本発明の空間光変調素子の実施例1を示す断面
図
図
【図2】本発明の空間光変調素子の実施例2を示す断面
図
図
【図3】本発明の空間光変調素子の実施例3を示す断面
図
図
【図4】本実施例の空間光変調素子の駆動に使用した交
流電圧波形図
流電圧波形図
【図5】本実施例の空間光変調素子の駆動に使用した他
の直流電圧波形図
の直流電圧波形図
【図6】本発明の空間光変調素子の実施例5を示す断面
図
図
【図7】本発明の空間光変調素子の実施例6を示す断面
図
図
【図8】本発明の空間光変調素子の実施例7を示す断面
図
図
【図9】本実施例で使用した投射型ディスプレイ装置の
構成図
構成図
【図10】従来の空間光変調素子の断面図
101,109 透明絶縁性基板 102,107 透明導電性電極 103 光導電層 104 反射層 105 液晶層 106,108 配向膜 110 書き込み光 111 偏光子 112 検光子 113 読み出し光 114 外部電源 115 第1のi層 116 n層 117 第2のi層 118 p層 201 島状反射層 601,609 透明絶縁性基板 602,607 透明導電性電極 603 光導電層 604 反射層 605 液晶層 606,608 配向膜 610 書き込み光 611 偏光子 612 検光子 613 読み出し光 614 外部電源 615 第1のi層 616 n層 617 第2のi層 618 p層 701 島状反射層 901 スクリーン 902 光源 903 CRT 904 空間光変調素子 905 投射レンズ系 906 偏光ビームスプリッター 907 結像レンズ系 908 リレーレンズ系 909 プリ偏光子 910 補助レンズ 911 外部電源
Claims (23)
- 【請求項1】透明導電性電極を具備した2枚の透明絶縁
性基板で挟まれた領域に光導電層と反射鏡と液晶層を少
なくとも備え、前記光導電層が少なくとも第1のi層と
n層と第2のi層を順次積層した構成を有し、前記第2
のi層上に前記反射層が形成されていることを特徴とす
る空間光変調素子。 - 【請求項2】n層に比べて第2のi層の膜厚が小さいこ
とを特徴とする請求項1記載の空間光変調素子。 - 【請求項3】第2のi層の膜厚が0.001〜1μmの
範囲であることを特徴とする請求項2記載の空間光変調
素子。 - 【請求項4】n層及び第2のi層が、シリコンおよび水
素を主成分とする非晶質半導体からなることを特徴とす
る請求項1記載の空間光変調素子。 - 【請求項5】n層及び第2のi層が、炭素を含有するこ
とを特徴とする請求項4記載の空間光変調素子。 - 【請求項6】第1のi層に接してp層が形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の空間光変調素子。 - 【請求項7】p層が、シリコンおよび炭素および水素を
主成分とする非晶質半導体からなることを特徴とする請
求項6記載の空間光変調素子。 - 【請求項8】n層及び第2のi層が、シリコンおよび炭
素および水素を主成分とする非晶質半導体からなり、p
層の炭素含有量がn層及び第2のi層の炭素含有量より
も多いことを特徴とする請求項7記載の空間光変調素
子。 - 【請求項9】透明導電性電極を具備した2枚の透明絶縁
性基板で挟まれた領域に光導電層と反射層と液晶層を少
なくとも備え、前記光導電層が少なくともi層とn層と
絶縁層を順次積層した構成を有し、前記絶縁層上に前記
反射層が形成されていることを特徴とする空間光変調素
子。 - 【請求項10】n層に比べて絶縁層の膜厚が小さいこと
を特徴とする請求項9記載の空間光変調素子。 - 【請求項11】絶縁層の膜厚が0.001〜0.1μm
の範囲であることを特徴とする請求項10記載の空間光
変調素子。 - 【請求項12】i層及びn層が、シリコンおよび水素を
主成分とする非晶質半導体からなることを特徴とする請
求項9記載の空間光変調素子。 - 【請求項13】i層に接してp層が形成されていること
を特徴とする請求項9記載の空間光変調素子。 - 【請求項14】p層が、シリコンおよび炭素および水素
を主成分とする非晶質半導体からなることを特徴とする
請求項13記載の空間光変調素子。 - 【請求項15】絶縁層がシリコンおよび窒素または/お
よび酸素を主成分とすることを特徴とする請求項9記載
の空間光変調素子。 - 【請求項16】n層と絶縁層との間に第2のi層が形成
されていることを特徴とする請求項9記載の空間光変調
素子。 - 【請求項17】反射層が島状に分割され、2次元に配列
していることを特徴とする請求項1または9記載の空間
光変調素子。 - 【請求項18】島状に形成されている反射鏡の間の光導
電層が除去されており、かつ除去された部分に光吸収層
が存在していることを特徴とする請求項17記載の空間
光変調素子。 - 【請求項19】液晶層が1つ以上の安定状態を有するも
のであることを特徴とする請求項1または9記載の空間
光変調素子。 - 【請求項20】透明導電性電極を具備した2枚の透明絶
縁性基板で挟まれた領域に光導電層と反射層と液晶層を
少なくとも備え、前記光導電層が少なくとも第1のi層
とn層と第2のi層を順次積層した構成を有し、かつ前
記第2のi層上に反射鏡を形成した空間光変調素子と、
前記透明導電性電極に接続された前記空間光変調素子を
駆動するため前記透明導電性電極に接続された電源と、
前記空間光変調素子に入力する画像を表示するための画
像入力手段と、前記画像入力手段に表示された画像を前
記光導電層に結像するための画像結像手段と前記空間光
変調素子が出力する画像を読み出す光源及び投射レンズ
を少なくとも構成要素とすることを特徴とする投射型デ
ィスプレイ。 - 【請求項21】透明導電性電極を具備した2枚の透明絶
縁性基板で挟まれた領域に光導電層と反射層と液晶層を
少なくとも備え、前記光導電層が少なくともi層とn層
と絶縁層を順次積層した構成を有し、かつ前記絶縁層上
に反射鏡を形成した空間光変調素子と、前記透明導電性
電極に接続された前記空間光変調素子を駆動するため前
記透明導電性電極に接続された電源と、前記空間光変調
素子に入力する画像を表示するための画像入力手段と、
前記画像入力手段に表示された画像を前記光導電層に結
像するための画像結像手段と前記空間光変調素子が出力
する画像を読み出す光源及び投射レンズを少なくとも構
成要素とすることを特徴とする投射型ディスプレイ。 - 【請求項22】画像入力手段が陰極線管からなることを
特徴とする請求項20または21記載の投射型ディスプ
レイ。 - 【請求項23】空間光変調素子を駆動するための電源
は、ある一定の周期で電圧が変化する直流電源であるこ
とを特徴とする請求項20または21記載の投射型ディ
スプレイ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7092093A JPH08286205A (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | 空間光変調素子および投射型ディスプレイ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7092093A JPH08286205A (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | 空間光変調素子および投射型ディスプレイ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08286205A true JPH08286205A (ja) | 1996-11-01 |
Family
ID=14044841
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7092093A Pending JPH08286205A (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | 空間光変調素子および投射型ディスプレイ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08286205A (ja) |
-
1995
- 1995-04-18 JP JP7092093A patent/JPH08286205A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0584543B1 (en) | A spatial light modulator and a method for fabricating the same | |
| JP2762808B2 (ja) | 空間光変調素子および投写型ディスプレイ装置 | |
| US5583676A (en) | Spatial light modulator, method of production thereof and projection-type display | |
| US5384649A (en) | Liquid crystal spatial light modulator with electrically isolated reflecting films connected to electrically isolated pixel portions of photo conductor | |
| US5233450A (en) | Liquid crystal photoconductive layer including a back-to-back diode | |
| EP0707304B1 (en) | Driving method for spatial light modulator and projection display system | |
| JPH0862623A (ja) | 液晶ライトバルブ | |
| US5071230A (en) | Liquid crystal display device with selective transmitting means and an impedance changing layer | |
| US5781267A (en) | Anti-ferroelectric liquid crystal with black display in one frame, white in other and ratio giving grey scale | |
| JP3043956B2 (ja) | 空間光変調素子、その製造方法及び投射型ディスプレイ | |
| JPS6230615B2 (ja) | ||
| JPH08286205A (ja) | 空間光変調素子および投射型ディスプレイ | |
| US5444558A (en) | Spatial light modulator with photoconductor of hydrogenated amorphous silicon with 0.1-1.0 ppm boron | |
| JPH08201776A (ja) | 空間光変調素子の駆動方法および投射型ディスプレイ | |
| JP3287983B2 (ja) | 空間光変調素子の駆動方法及び投射型ディスプレイ | |
| JPH08122811A (ja) | 空間光変調素子及びその製造方法 | |
| JPH07110491A (ja) | 空間光変調素子およびその製造方法 | |
| JP3070252B2 (ja) | 空間光変調素子および表示装置 | |
| JPH06273793A (ja) | 空間光変調素子及びその製造方法並びに投写型表示装置 | |
| JPH07191343A (ja) | 空間光変調素子 | |
| JP2975576B2 (ja) | 光書込み型液晶表示素子 | |
| JPH0784282A (ja) | 空間光変調素子の製造方法 | |
| JPH07110492A (ja) | 空間光変調素子およびその製造方法 | |
| JPS6257016B2 (ja) | ||
| JPH05173174A (ja) | 空間光変調素子 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |