JPH08290532A - 透明多層シート及びその製造法 - Google Patents
透明多層シート及びその製造法Info
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- JPH08290532A JPH08290532A JP9634895A JP9634895A JPH08290532A JP H08290532 A JPH08290532 A JP H08290532A JP 9634895 A JP9634895 A JP 9634895A JP 9634895 A JP9634895 A JP 9634895A JP H08290532 A JPH08290532 A JP H08290532A
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Abstract
り燃焼時に有害ガスを発生しない層間接着力の大きい透
明多層シートを提供する。 【構成】ポリシクロヘキシレンテレフタレートとポリエ
チレンテレフタレートの共重合ポリエステル(PET
G)の層1の片面又は両面にポリメチルメタアクリレー
ト(MMA)の層3を配した多層シートにおいて、PE
TGの層1とMMAの層3の中間にポリカーボネート
(PC)の層2を一体に配置する。この透明多層シート
は、PETGとMMAとPCを共押出することにより製
造することができる。共押出に際して、PCの溶融粘度
をPETG及びMMAの溶融粘度の0.5〜1.5倍に
し、また、PCの層の厚みを50〜1000μmとする
ことが好ましい。
Description
板、店内装飾、ディスプレイ等の用途に適した透明多層
シート及びその製造法に関する。
速道路防音板、店内装飾部材等には、国内では、ポリメ
チルメタアクリレート(以下「MMA」という)、ポリ
カーボネート(以下「PC」という)やポリ塩化ビニル
(以下「PVC」という)のシートが多く用いられてい
る。一方、海外では近時、米国を中心にして、ポリシク
ロヘキシレンテレフタレート(以下「PCT」という)
とポリエチレンテレフタレート(以下「PET」とい
う)の共重合ポリエステル(以下「PETG」という)
がディスプレイ用途に用いられている。しかしながら、
上記MMAは、耐衝撃性が弱く仕上げ加工時や製品の移
送中に割れやすいという問題がある。また、PCは、M
MAより耐候性や表面硬さが劣るほか、二次加工である
真空成形の加熱時に、材料の吸湿に起因する発泡現象等
の問題がある。PVCは、材料廃棄時の公害問題があ
る。PETGは、耐衝撃性や加工性には優れるが、表面
硬さ、耐候性に劣る問題がある。そこで、耐衝撃性、加
工性に優れるPETGの層の表面に、耐候性、表面硬さ
に優れるMMAの層を貼り合わせて一体化した構成が検
討されたが、MMAの層とPETGの層の接着力が弱く
剥離しやすい問題がある。
する課題は、耐候性や表面硬さに優れ、かつ、耐衝撃性
があり燃焼時に有害ガスを発生しない層間接着力の大き
い透明多層シートを提供することである。また、そのよ
うな透明多層シートの製造法を提供することである。
に、本発明に係る透明多層シートは、PCTとPETの
共重合体であるPETGの層の両面にMMAの層を配し
た多層シートにおいて、前記PETGの層とMMAの層
の中間にPCの層を一体に配してなることを特徴とす
る。また、本発明に係る別の透明多層シートは、PET
Gの層の片面にMMAの層を配した多層シートにおい
て、PETGの層とMMAの層の中間にPCの層を一体
に配したことを特徴とする。PETGの層とMMAの層
の中間にこれらと一体に存在するPCの層の厚さは、好
ましくは、1000μm以下である。本発明に係る透明
多層シートの製造法は、PETGの層の両面又は片面に
MMAの層を配した多層シートを共押出するに際し、前
記PETGの層とMMAの層の間にPCの層を配して一
体に共押出することを特徴とする。共押出するに際し
て、PCの溶融粘度を、好ましくは、PETG及びMM
Aの溶融粘度の0.5〜1.5倍の範囲内とする。ま
た、PCの層の厚みを、好ましくは、50〜1000μ
mの範囲内とする。また、本発明に係る別の透明多層シ
ートの製造法は、PETGの層の両面又は片面にPCの
層を配して一体に共押出し、前記PCの層の表面にMM
Aのフィルムを熱圧着することを特徴とする。
により耐衝撃性を確保し、表面に配したMMAの層によ
りPETGの欠点である耐候性、表面硬さを改善してい
る。PETGの層とMMAの層を直接一体化すると、両
者の接着性が弱く後加工時に層間剥離を起こしやすい
が、両者の間に、各種透明材料を検討した中で、PCの
層を一体に配することで密着性が高まり層間剥離のない
多層シートを得られることを見いだした。これら3種類
の樹脂の組合せによる多層シートは、屈折率の異なる樹
脂の組み合わせでありながら、高い透明性を有してい
る。本発明に係る透明多層シートは、各樹脂層の厚み構
成を特に制限するものではないが、PCの層を殊更厚く
してもそれに伴って接着強度が向上するわけではない。
PCの層が厚くなりすぎると、この多層シートを真空成
形するときの加熱時間が長くなり吸湿に伴う発泡が起こ
るので、この観点からは、PCの層の厚さを1000μ
m以下にするのが好ましい。上記多層シートを共押出に
より製造すると、各樹脂層間にゴミやほこりが混入する
のを防ぐことができる。この場合、PCの溶融粘度を、
PETG及びMMAの溶融粘度の0.5〜1.5倍の範
囲内とすると、共押出に際してフローマーク(押出方向
と交差する方向にできる濃度の薄い縞模様)が発生する
のを抑制することができる。また、この場合、PCの層
の厚さを、50μm以上、さらに好ましくは、100μ
m以上にすることにより、各樹脂層間の接着強度も非常
に大きくなる。
1.569、全光線透過率:85%、キャピログラフに
よる溶融粘度:8000〜10000ポイズ(240
℃,剪断速度:60.8sec~1において測定)の物性
をもつ市販のものである。また、MMAは、屈折率:
1.494、全光線透過率:91%、キャピログラフに
よる溶融粘度:8000〜12000ポイズ(240
℃,剪断速度60.8sec~1において測定)の物性を
もつ市販のものである。必要に応じて紫外線吸収剤、着
色剤を添加してもよい。さらに、PCは、屈折率:1.
585、全光線透過率:87〜91%、キャピログラフ
による溶融粘度:4000〜18000ポイズ、好まし
くは9000〜11000ポイズ(240℃,剪断速
度:60.8sec~1において測定)の物性をもつ市販
のものである。必要に応じて紫外線吸収剤、着色剤を添
加しても良い。MMAの層は、厚くすると耐候性は向上
するが衝撃強度の低下を招くので、好ましくは、500
μm以下にする。また、MMAの層は、薄いと表面硬さ
の低下を招き、共押出時にフローマークの外観不良を伴
うので、共押出に際しては、好ましくは、100μm以
上、さらに好ましくは、200μm以上がよい。
る。 実施例1〜7 図1に示すように、PETGの層1の片面にPCの層
2、MMAの層3をこの順序で一体化した透明三層シー
ト(2000μm厚み)を、共押出により製造した。P
ETGはイーストマンコダック製「EKTARGN00
2」、PCは帝人化成製「パンライトAD5503」、
MMAは三菱レイヨン製「アクリペットIRS404」
を使用し、各樹脂層の主な押出条件は、表1に示すとお
りとした。そして、表2及び表3には、各実施例、後述
する従来例における押出時の各樹脂層の溶融粘度と各樹
脂層の厚さ構成を示した。また、表2及び表3には、表
4に示した条件に基づき測定した各多層シートの特性を
併せて示した。
その溶融粘度を実施例1より上げたものであり、実施例
3はPCの層の厚みを実施例1より薄くしたものであ
り、実施例4はPCの層の厚みを実施例1より厚くした
ものであるが、これら実施例1〜4の多層シートは、層
間剥離、フローマークがなくその他の性能も良好な結果
が得られた。実施例5はPCの押出温度を上げてその溶
融粘度をMMAの0.47倍まで下げたものであり、実
施例6はPCの押出温度を下げてその溶融粘度をMMA
の2.1倍まで上げたものである。これらは、フローマ
ーク不良が見られたが、他の性能は良好な結果が得られ
た。実施例7はPCの層の厚みを厚くしたものであり、
シートを加熱時にPCの層で発泡現象が見られたが、他
の性能は良好な結果が得られた。
直後にその熱を利用してPCの層の表面にMMAのフィ
ルムを熱圧着したものである。表面硬さが若干低下する
他は良好な結果が得られた。表面硬さが若干低下してい
るのは、熱圧着に際してMMAのフィルムを巻物から供
給するために、多少やわらかいMMAを使用しているた
めである。
であるが、両者の接着性が小さく層間剥離が発生した。
いて説明したが、図2に示すように、PETGの層1の
両面にPCの層2、MMAの層3を、この順序で上記実
施例に準じて一体化した五層の透明シートも上記と同様
の効果を有している。また、本発明に係る透明多層シー
トは、PETGの層、PCの層、MMAの層を個別に押
出成形してから、各層を一体に熱圧着して製造してもよ
い。
シートは、耐候性、表面硬さに優れるMMAの層と耐衝
撃性の良いPETGの層を、PCの層を介して一体化す
ることにより、層間接着力の大きい多層シートとなって
いる。透明性を保持しながら、従来のMMAやPCの単
層シートに比べ耐衝撃性、耐候性、耐傷性の点で優れて
いる。PCの層の厚さを1000μm以下にすると、こ
の多層シートを真空成形するときにPCの層が発泡する
のを抑制することができる。本発明に係る多層シートを
共押出により製造する場合、PCの溶融粘度を、PET
G及びMMAの溶融粘度の0.5〜1.5倍の範囲内と
すると、共押出に際してフローマークの発生を抑制でき
る。
面図である。
す断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】ポリシクロヘキシレンテレフタレートとポ
リエチレンテレフタレートの共重合ポリエステルの層の
両面にポリメチルメタアクリレートの層を配した多層シ
ートにおいて、 前記共重合ポリエステルの層とポリメチルメタアクリレ
ートの層の中間にポリカーボネートの層を一体に配した
ことを特徴とする透明多層シート。 - 【請求項2】ポリシクロヘキシレンテレフタレートとポ
リエチレンテレフタレートの共重合ポリエステルの層の
片面にポリメチルメタアクリレートの層を配した多層シ
ートにおいて、 前記共重合ポリエステルの層とポリメチルメタアクリレ
ートの層の中間にポリカーボネートの層を一体に配した
ことを特徴とする透明多層シート。 - 【請求項3】ポリカーボネートの層の厚さが1000μ
m以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の
透明多層シート。 - 【請求項4】ポリシクロヘキシレンテレフタレートとポ
リエチレンテレフタレートの共重合ポリエステルの層の
両面又は片面にポリメチルメタアクリレートの層を配し
た多層シートを共押出するに際し、前記共重合ポリエス
テルの層とポリメチルメタアクリレートの層の間にポリ
カーボネートの層を配して一体に共押出することを特徴
とする透明多層シート製造法。 - 【請求項5】共押出するに際して、ポリカーボネートの
溶融粘度を共重合ポリエステル及びポリメチルメタアク
リレートの溶融粘度の0.5〜1.5倍の範囲内とする
ことを特徴とする請求項4記載の透明多層シート製造
法。 - 【請求項6】ポリカーボネートの層の厚みを50〜10
00μmの範囲内とすることを特徴とする請求項4又は
5に記載の透明多層シート製造法。 - 【請求項7】ポリシクロヘキシレンテレフタレートとポ
リエチレンテレフタレートの共重合ポリエステルの層の
両面又は片面にポリカーボネートの層を配して一体に共
押出し、ポリカーボネートの層の表面にポリメチルメタ
アクリレートのフィルムを熱圧着することを特徴とする
透明多層シート製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09634895A JP3451785B2 (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | 透明多層シート及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09634895A JP3451785B2 (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | 透明多層シート及びその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08290532A true JPH08290532A (ja) | 1996-11-05 |
| JP3451785B2 JP3451785B2 (ja) | 2003-09-29 |
Family
ID=14162507
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09634895A Expired - Lifetime JP3451785B2 (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | 透明多層シート及びその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3451785B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100316364B1 (ko) * | 1997-11-04 | 2002-07-02 | 사공수영 | 내후성 및 내충격성이 향상된 다층시트 |
| WO2008074525A1 (de) * | 2006-12-18 | 2008-06-26 | Evonik Röhm Gmbh | Folienverbund |
| JP2010049078A (ja) * | 2008-08-22 | 2010-03-04 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 多層光学シート |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN118181904A (zh) | 2017-06-05 | 2024-06-14 | 沙特基础工业全球技术有限公司 | 多层聚合物膜及其制造方法 |
-
1995
- 1995-04-21 JP JP09634895A patent/JP3451785B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| KR100316364B1 (ko) * | 1997-11-04 | 2002-07-02 | 사공수영 | 내후성 및 내충격성이 향상된 다층시트 |
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Also Published As
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|---|---|
| JP3451785B2 (ja) | 2003-09-29 |
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