JPH08290540A - 二軸配向積層ポリエステルフィルムの製造方法 - Google Patents
二軸配向積層ポリエステルフィルムの製造方法Info
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- JPH08290540A JPH08290540A JP10113395A JP10113395A JPH08290540A JP H08290540 A JPH08290540 A JP H08290540A JP 10113395 A JP10113395 A JP 10113395A JP 10113395 A JP10113395 A JP 10113395A JP H08290540 A JPH08290540 A JP H08290540A
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- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 傷の少ない平坦易滑性に優れた二軸延伸ポリ
エステルフィルムの製造方法を提供する。 【構成】 ポリエステルフィルムの製造工程において、
未延伸ポリエステルフィルムの少なくとも片面にワック
ス、無機粒子および有機粒子の中から選ばれた少なくと
も一種を含む塗布剤を塗布、乾燥した後、縦方向および
横方向に延伸することを特徴とする二軸配向積層ポリエ
ステルフィルムの製造方法。
エステルフィルムの製造方法を提供する。 【構成】 ポリエステルフィルムの製造工程において、
未延伸ポリエステルフィルムの少なくとも片面にワック
ス、無機粒子および有機粒子の中から選ばれた少なくと
も一種を含む塗布剤を塗布、乾燥した後、縦方向および
横方向に延伸することを特徴とする二軸配向積層ポリエ
ステルフィルムの製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は傷の少ない平坦易滑性に
優れた二軸延伸ポリエステルフィルムの製造方法に関す
る。
優れた二軸延伸ポリエステルフィルムの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】二軸
延伸ポリエステルフィルムは、機械的強度、寸法安定
性、平面性、平滑性、耐熱性、耐薬品性、透明性等にお
いて優れた特性を示すことから、磁気記録媒体のベース
フィルム、製版用フィルムを始めとして、幅広い用途に
使用されている。
延伸ポリエステルフィルムは、機械的強度、寸法安定
性、平面性、平滑性、耐熱性、耐薬品性、透明性等にお
いて優れた特性を示すことから、磁気記録媒体のベース
フィルム、製版用フィルムを始めとして、幅広い用途に
使用されている。
【0003】二軸延伸ポリエステルフィルムの製造は、
同時二軸延伸、逐次二軸延伸のいずれかで実施される
が、特に逐次二軸延伸が多く行われている。すなわち、
溶融押し出ししたポリエステルを冷却ドラムの上で冷却
し未延伸フィルムを作成し、これを周速差のある一群の
ロールで延伸(縦延伸)した後、フィルムの長手方向と
垂直な方向にクリップで保持しつつ延伸(横延伸)す
る。この変形として、縦延伸、横延伸を何回かに分割し
て実施してもよい。また分割しその一部づつを交互に実
施してもよい。例えば、高強度フィルムを再延伸法で製
造する方法がこれに相当する。
同時二軸延伸、逐次二軸延伸のいずれかで実施される
が、特に逐次二軸延伸が多く行われている。すなわち、
溶融押し出ししたポリエステルを冷却ドラムの上で冷却
し未延伸フィルムを作成し、これを周速差のある一群の
ロールで延伸(縦延伸)した後、フィルムの長手方向と
垂直な方向にクリップで保持しつつ延伸(横延伸)す
る。この変形として、縦延伸、横延伸を何回かに分割し
て実施してもよい。また分割しその一部づつを交互に実
施してもよい。例えば、高強度フィルムを再延伸法で製
造する方法がこれに相当する。
【0004】ところで、通常、フィルムの滑り性を向上
させるためにポリエステルフィルムの内部には各種のフ
ィラーが添加されている。これは重合終了までに添加さ
れた触媒等の析出(いわゆる内部粒子)、またはポリエ
ステル製造を含むポリエステルフィルム製造までの任意
の行程で粒子を添加すること(いわゆる外部粒子)を意
味する。もし完全に純粋でフィラーの含まれていないポ
リエステルを上記の様にフィルムに加工すると、滑り性
が悪いためにフィルムがロールで傷つけられ商品価値が
著しく低下する。しかしながら、例えば、グラフィック
アートの領域では高透明フィルムが、また磁気記録用途
では平坦なフィルムがそれぞれ強く求められている。い
ずれのフィルムもフィラーの量が少ないかまたはその粒
径が小さく、その結果滑り性が悪く、製品を製造するに
際して、上記の傷発生という問題が生じる。傷の無い良
品採取のために歩留まりが低下している。
させるためにポリエステルフィルムの内部には各種のフ
ィラーが添加されている。これは重合終了までに添加さ
れた触媒等の析出(いわゆる内部粒子)、またはポリエ
ステル製造を含むポリエステルフィルム製造までの任意
の行程で粒子を添加すること(いわゆる外部粒子)を意
味する。もし完全に純粋でフィラーの含まれていないポ
リエステルを上記の様にフィルムに加工すると、滑り性
が悪いためにフィルムがロールで傷つけられ商品価値が
著しく低下する。しかしながら、例えば、グラフィック
アートの領域では高透明フィルムが、また磁気記録用途
では平坦なフィルムがそれぞれ強く求められている。い
ずれのフィルムもフィラーの量が少ないかまたはその粒
径が小さく、その結果滑り性が悪く、製品を製造するに
際して、上記の傷発生という問題が生じる。傷の無い良
品採取のために歩留まりが低下している。
【0005】ポリエステルフィルムの表面特性を変える
方法として、塗布処理を挙げることができる。特に、フ
ィルム製造工程中で塗布する、いわゆる塗布延伸法が経
済的かつ特性上も興味深い。しかしながら従来は、縦延
伸後横延伸前に実施されてきた。その理由は、特公昭4
1−8470号公報に記載されているとおりである。も
し縦延伸前に塗布した場合には、加工条件によってはフ
ィルムの延伸性に問題が生じたり、延伸性が良好であっ
ても延伸ロールとの粘着を生じて塗布層の表面が荒れた
り、延伸ロールへ塗布層が剥離する場合があったからで
ある。
方法として、塗布処理を挙げることができる。特に、フ
ィルム製造工程中で塗布する、いわゆる塗布延伸法が経
済的かつ特性上も興味深い。しかしながら従来は、縦延
伸後横延伸前に実施されてきた。その理由は、特公昭4
1−8470号公報に記載されているとおりである。も
し縦延伸前に塗布した場合には、加工条件によってはフ
ィルムの延伸性に問題が生じたり、延伸性が良好であっ
ても延伸ロールとの粘着を生じて塗布層の表面が荒れた
り、延伸ロールへ塗布層が剥離する場合があったからで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の問題
点に関して鋭意検討した結果、ある特定の塗布剤を未延
伸のポリエステルフィルムに塗布、乾燥した後延伸する
ことにより、フィルム製造工程での傷入りを防止し、か
つ、できあがった二軸延伸フィルムの透明性を損なうこ
と無く滑り性を改良することを見い出し、本発明を完成
するに至った。
点に関して鋭意検討した結果、ある特定の塗布剤を未延
伸のポリエステルフィルムに塗布、乾燥した後延伸する
ことにより、フィルム製造工程での傷入りを防止し、か
つ、できあがった二軸延伸フィルムの透明性を損なうこ
と無く滑り性を改良することを見い出し、本発明を完成
するに至った。
【0007】すなわち、本発明の要旨は、ポリエステル
フィルムの製造工程において、未延伸ポリエステルフィ
ルムの少なくとも片面にワックス、無機粒子および有機
粒子の中から選ばれた少なくとも一種を含む塗布剤を塗
布、乾燥した後、縦方向および横方向に延伸することを
特徴とする二軸配向積層ポリエステルフィルムの製造方
法に存する。
フィルムの製造工程において、未延伸ポリエステルフィ
ルムの少なくとも片面にワックス、無機粒子および有機
粒子の中から選ばれた少なくとも一種を含む塗布剤を塗
布、乾燥した後、縦方向および横方向に延伸することを
特徴とする二軸配向積層ポリエステルフィルムの製造方
法に存する。
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
フィルムを構成するポリエステルとは、芳香族ジカルボ
ン酸またはそのエステルとグリコールとを主たる出発原
料として得られるポリエステルであり、繰り返し構造単
位の80%以上がエチレンテレフタレート単位またはエ
チレン−2,6−ナフタレート単位または1,4−シク
ロヘキサンテレフタレートを有するポリエステルを指
す。そして、上記の範囲内であれば、他の第三成分を含
有していてもよい。
フィルムを構成するポリエステルとは、芳香族ジカルボ
ン酸またはそのエステルとグリコールとを主たる出発原
料として得られるポリエステルであり、繰り返し構造単
位の80%以上がエチレンテレフタレート単位またはエ
チレン−2,6−ナフタレート単位または1,4−シク
ロヘキサンテレフタレートを有するポリエステルを指
す。そして、上記の範囲内であれば、他の第三成分を含
有していてもよい。
【0009】芳香族ジカルボン酸成分としては、テレフ
タル酸および2,6−ナフタレンジカルボン酸以外に、
例えば、イソフタル酸、フタル酸、アジピン酸、セバシ
ン酸、オキシカルボン酸(例えば、p−オキシエトキシ
安息香酸等)等を用いることができる。グリコール成分
としては、エチレングリコール以外に、例えば、ジエチ
レングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオー
ル、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ネオペンチ
ルグリコール等の一種または二種以上を用いることがで
きる。
タル酸および2,6−ナフタレンジカルボン酸以外に、
例えば、イソフタル酸、フタル酸、アジピン酸、セバシ
ン酸、オキシカルボン酸(例えば、p−オキシエトキシ
安息香酸等)等を用いることができる。グリコール成分
としては、エチレングリコール以外に、例えば、ジエチ
レングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオー
ル、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ネオペンチ
ルグリコール等の一種または二種以上を用いることがで
きる。
【0010】かかるポリエステルの極限粘度は、通常
0.45以上、好ましくは0.50〜1.0、さらに好
ましくは0.52〜0.80の範囲である。極限粘度が
0.45未満ではフィルム製造時の生産性が低下した
り、フィルムの機械的強度が低下するという問題が生ず
ることがある。一方、ポリマーの溶融押出安定性の点か
ら、極限粘度は1.0を超えないことが好ましい。
0.45以上、好ましくは0.50〜1.0、さらに好
ましくは0.52〜0.80の範囲である。極限粘度が
0.45未満ではフィルム製造時の生産性が低下した
り、フィルムの機械的強度が低下するという問題が生ず
ることがある。一方、ポリマーの溶融押出安定性の点か
ら、極限粘度は1.0を超えないことが好ましい。
【0011】本発明のポリエステルフィルムは、フィル
ムに滑り性を与えて取扱い性を向上する目的で、ポリエ
ステルに粒子を含有させ、フィルム表面に適度な突起を
形成させてもよい。かかる粒子の例としては、炭酸カル
シウム、リン酸カルシウム、シリカ、カオリン、タル
ク、二酸化チタン、アルミナ、硫酸バリウム、フッ化カ
ルシウム、フッ化リチウム、ゼオライト、硫化モリブデ
ン等の無機粒子、架橋高分子粒子、シュウ酸カルシウム
等の有機粒子、およびポリエステル重合時に生成させる
析出粒子を挙げることができる。
ムに滑り性を与えて取扱い性を向上する目的で、ポリエ
ステルに粒子を含有させ、フィルム表面に適度な突起を
形成させてもよい。かかる粒子の例としては、炭酸カル
シウム、リン酸カルシウム、シリカ、カオリン、タル
ク、二酸化チタン、アルミナ、硫酸バリウム、フッ化カ
ルシウム、フッ化リチウム、ゼオライト、硫化モリブデ
ン等の無機粒子、架橋高分子粒子、シュウ酸カルシウム
等の有機粒子、およびポリエステル重合時に生成させる
析出粒子を挙げることができる。
【0012】本発明のフィルムに含有させる粒子の平均
粒径は、好ましくは0.005〜5.0μm、さらに好
ましくは0.01〜3.0μmの範囲である。平均粒径
が5.0μmを超えると、粗面化により絶縁性が低下し
たり、粒子がフィルム表面から脱落して絶縁欠陥の原因
となる場合がある。また、平均粒径が0.005μm未
満では、この粒子による突起形成が不十分なため、実質
的に効果効果がない。すなわち大量に添加しないと滑り
性改良効果効果が現れず、大量に添加するとフィルムの
機械的特性が損なわれる。
粒径は、好ましくは0.005〜5.0μm、さらに好
ましくは0.01〜3.0μmの範囲である。平均粒径
が5.0μmを超えると、粗面化により絶縁性が低下し
たり、粒子がフィルム表面から脱落して絶縁欠陥の原因
となる場合がある。また、平均粒径が0.005μm未
満では、この粒子による突起形成が不十分なため、実質
的に効果効果がない。すなわち大量に添加しないと滑り
性改良効果効果が現れず、大量に添加するとフィルムの
機械的特性が損なわれる。
【0013】また、粒子含有量はポリエステルに対し、
通常0.0000〜5.0重量%、好ましくは0.00
00〜3.0重量%、さらに好ましくは0.0000〜
1.0重量%の範囲である。粒子量が少ない方が透明性
または平坦性の点で好ましい。粒子量が多いとフィルム
の滑り性が良好となりが、透明性が悪化する傾向があ
る。しかし、粒子径が小さい場合は別である。磁気記録
媒体様のフィルムでは製品の機能上微細な凹凸が要求さ
れ、このような場合は、微細な粒子をかなりの量添加す
る必要がでてくる。一方、5.0重量%を超えると、粒
子の脱落が起こりやすくなったり、粒子が凝集して粗大
突起を形成し、フィルムとして欠陥を生ずるようになる
恐れがある。
通常0.0000〜5.0重量%、好ましくは0.00
00〜3.0重量%、さらに好ましくは0.0000〜
1.0重量%の範囲である。粒子量が少ない方が透明性
または平坦性の点で好ましい。粒子量が多いとフィルム
の滑り性が良好となりが、透明性が悪化する傾向があ
る。しかし、粒子径が小さい場合は別である。磁気記録
媒体様のフィルムでは製品の機能上微細な凹凸が要求さ
れ、このような場合は、微細な粒子をかなりの量添加す
る必要がでてくる。一方、5.0重量%を超えると、粒
子の脱落が起こりやすくなったり、粒子が凝集して粗大
突起を形成し、フィルムとして欠陥を生ずるようになる
恐れがある。
【0014】フィルム中に、かかる粒子を2種類以上配
合してもよく、同種の粒子で粒径の異なるものを配合し
てもよい。いずれにしても、フィルムに含有する粒子全
体の平均粒径、および合計の含有量が上記した範囲を満
足することが好ましい。粒子を含むポリエステルの製造
に際して、粒子はポリエステルの合成反応中に添加して
もポリエステルに直接添加してもよい。合成反応中に添
加する場合は、粒子をエチレングリコール等に分散させ
たスラリーとして、ポリエステル合成の任意の段階で添
加する方法が好ましい。一方、ポリエステルに直接添加
する場合は、乾燥した粒子として、または、水あるいは
沸点が200℃以下の有機溶媒中に分散したスラリーと
して、2軸混練押出機を用いてポリエステルに添加混合
する方法が好ましい。なお、添加する粒子は、必要に応
じ、事前に解砕、分散、分級、濾過等の処理を施してお
いてもよい。
合してもよく、同種の粒子で粒径の異なるものを配合し
てもよい。いずれにしても、フィルムに含有する粒子全
体の平均粒径、および合計の含有量が上記した範囲を満
足することが好ましい。粒子を含むポリエステルの製造
に際して、粒子はポリエステルの合成反応中に添加して
もポリエステルに直接添加してもよい。合成反応中に添
加する場合は、粒子をエチレングリコール等に分散させ
たスラリーとして、ポリエステル合成の任意の段階で添
加する方法が好ましい。一方、ポリエステルに直接添加
する場合は、乾燥した粒子として、または、水あるいは
沸点が200℃以下の有機溶媒中に分散したスラリーと
して、2軸混練押出機を用いてポリエステルに添加混合
する方法が好ましい。なお、添加する粒子は、必要に応
じ、事前に解砕、分散、分級、濾過等の処理を施してお
いてもよい。
【0015】粒子の含有量を調節する方法としては、上
記した方法で高濃度に粒子を含有するマスター原料を作
っておき、それを製膜時に、実質的に粒子を含有しない
原料で希釈して粒子含有量を調節する方法が有効であ
る。また、上記の突起形成剤以外の添加剤として、必要
に応じて、帯電防止剤、安定剤、潤滑剤、架橋剤、ブロ
ッキング防止剤、酸化防止剤、着色剤(染料、顔料)、
光線遮断剤、紫外線吸収剤などを含有していてもよい。
記した方法で高濃度に粒子を含有するマスター原料を作
っておき、それを製膜時に、実質的に粒子を含有しない
原料で希釈して粒子含有量を調節する方法が有効であ
る。また、上記の突起形成剤以外の添加剤として、必要
に応じて、帯電防止剤、安定剤、潤滑剤、架橋剤、ブロ
ッキング防止剤、酸化防止剤、着色剤(染料、顔料)、
光線遮断剤、紫外線吸収剤などを含有していてもよい。
【0016】本発明のポリエステルフィルムは、多層構
造となっていても構わない。例えば、共押出し積層フィ
ルムであってもよい。この場合、ベースフィルムに関す
る上述の好ましい実施態様は、最表面層のポリエステル
に適用される。本発明で用いるワックスとは、天然ワッ
クス、合成ワックス、それらの配合したワックスの中か
ら選ばれたワックスである。
造となっていても構わない。例えば、共押出し積層フィ
ルムであってもよい。この場合、ベースフィルムに関す
る上述の好ましい実施態様は、最表面層のポリエステル
に適用される。本発明で用いるワックスとは、天然ワッ
クス、合成ワックス、それらの配合したワックスの中か
ら選ばれたワックスである。
【0017】天然ワックスとは、植物系ワックス、動物
系ワックス、鉱物系ワックス、石油ワックスである。植
物系ワックスとしては、キャンデリラワックス、カルナ
ウバワックス、ライスワックス、木ロウ、ホホバ油が挙
げられる。動物系ワックスとしては、みつろう、ラノリ
ン、鯨ロウが挙げられる。鉱物系ワックスとしてはモン
タンワックス、オゾケライト、セレシンが挙げられる。
石油ワックスとしてはパラフィンワックス、マイクロク
リスタリンワックス、ペトロラタムが挙げられる。
系ワックス、鉱物系ワックス、石油ワックスである。植
物系ワックスとしては、キャンデリラワックス、カルナ
ウバワックス、ライスワックス、木ロウ、ホホバ油が挙
げられる。動物系ワックスとしては、みつろう、ラノリ
ン、鯨ロウが挙げられる。鉱物系ワックスとしてはモン
タンワックス、オゾケライト、セレシンが挙げられる。
石油ワックスとしてはパラフィンワックス、マイクロク
リスタリンワックス、ペトロラタムが挙げられる。
【0018】合成ワックスとしては、合成炭化水素、変
性ワックス、水素化ワックス、脂肪酸、酸アミド、アミ
ン、イミド、エステル、ケトンが挙げられる。合成炭化
水素としては、フィッシャー・トロプシュワックス(別
名サゾワールワックス)、ポリエチレンワックスが有名
であるが、このほかに低分子量の高分子(具体的には粘
度数平均分子量500から20000の高分子)である
以下のポリマーも含まれる。すなわち、ポリプロピレ
ン、エチレン・アクリル酸共重合体、ポリエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリ
コールとポリプロピレングリコールのブロックまたはグ
ラフト結合体。
性ワックス、水素化ワックス、脂肪酸、酸アミド、アミ
ン、イミド、エステル、ケトンが挙げられる。合成炭化
水素としては、フィッシャー・トロプシュワックス(別
名サゾワールワックス)、ポリエチレンワックスが有名
であるが、このほかに低分子量の高分子(具体的には粘
度数平均分子量500から20000の高分子)である
以下のポリマーも含まれる。すなわち、ポリプロピレ
ン、エチレン・アクリル酸共重合体、ポリエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリ
コールとポリプロピレングリコールのブロックまたはグ
ラフト結合体。
【0019】変性ワックスとしてはモンタンワックス誘
導体、パラフィンワックス誘導体、マイクロクリスタリ
ンワックス誘導体が挙げられる。ここでの誘導体とは、
精製、酸化、エステル化、ケン化のいずれかの処理、ま
たはそれらの組み合わせによって得られる化合物であ
る。水素化ワックスとしては硬化ひまし油、および硬化
ひまし油誘導体が挙げられる。
導体、パラフィンワックス誘導体、マイクロクリスタリ
ンワックス誘導体が挙げられる。ここでの誘導体とは、
精製、酸化、エステル化、ケン化のいずれかの処理、ま
たはそれらの組み合わせによって得られる化合物であ
る。水素化ワックスとしては硬化ひまし油、および硬化
ひまし油誘導体が挙げられる。
【0020】脂肪酸としては、12−ヒドロキシステア
リン酸、およびそのアミド、エステル、金属石鹸が挙げ
られる。酸アミドとしては、脂肪酸アミド、N−置換脂
肪酸アミドが挙げられる。例えば、脂肪酸アミドとして
は、ラウリン酸アミド、ステアリン酸アミド、オレイン
酸アミド、エルカ酸アミド、リシノール酸アミド、12
−ヒドロキシステアリン酸アミドが挙げられるがこれに
限定されるものではない。N−置換脂肪酸アミドとして
は、N,N’−エチレンビスラウリン酸アミド、N,
N’−メチレンビスステアリン酸アミド、N,N’−エ
チレンビスステアリン酸アミド、N,N’−エチレンビ
スオレイン酸亜アミド、N,N’−エチレンビスベヘン
酸アミド、N,N’−エチレンビス−12−ヒドロキシ
ステアリン酸アミド、N,N’−ブチレンビスステアリ
ン酸アミド、N,N’−ヘキサメチレンビスステアリン
酸アミド、N,N’−ヘキサメチレンビスオレイン酸ア
ミド、N,N’−キシリレンビスステアリン酸アミド、
ステアリン酸モノメチロールアミド、やし油脂肪酸モノ
エタノールアミド、ステアリン酸ジエタノールアミド、
N−オレイルステアリン酸アミド、N−オレイルオレイ
ン酸アミド、N−ステアリルステアリン酸アミド、N−
ステアリルオレイン酸アミド、N−オレイルパルミチン
酸アミド、N−ステアリルエルカ酸アミド、N,N’−
ジオレイルアジピン酸アミド、N,N’−ジステアリル
アジピン酸アミド、N,N’−ジオレイルセバシン酸ア
ミド、N,N’−ジステアリルセバシン酸アミド、N,
N’−ジステアリルテレフタル酸アミド、N,N’−ジ
ステアリルイソフタル酸アミドが挙げられるが、これに
限定されるものではない。
リン酸、およびそのアミド、エステル、金属石鹸が挙げ
られる。酸アミドとしては、脂肪酸アミド、N−置換脂
肪酸アミドが挙げられる。例えば、脂肪酸アミドとして
は、ラウリン酸アミド、ステアリン酸アミド、オレイン
酸アミド、エルカ酸アミド、リシノール酸アミド、12
−ヒドロキシステアリン酸アミドが挙げられるがこれに
限定されるものではない。N−置換脂肪酸アミドとして
は、N,N’−エチレンビスラウリン酸アミド、N,
N’−メチレンビスステアリン酸アミド、N,N’−エ
チレンビスステアリン酸アミド、N,N’−エチレンビ
スオレイン酸亜アミド、N,N’−エチレンビスベヘン
酸アミド、N,N’−エチレンビス−12−ヒドロキシ
ステアリン酸アミド、N,N’−ブチレンビスステアリ
ン酸アミド、N,N’−ヘキサメチレンビスステアリン
酸アミド、N,N’−ヘキサメチレンビスオレイン酸ア
ミド、N,N’−キシリレンビスステアリン酸アミド、
ステアリン酸モノメチロールアミド、やし油脂肪酸モノ
エタノールアミド、ステアリン酸ジエタノールアミド、
N−オレイルステアリン酸アミド、N−オレイルオレイ
ン酸アミド、N−ステアリルステアリン酸アミド、N−
ステアリルオレイン酸アミド、N−オレイルパルミチン
酸アミド、N−ステアリルエルカ酸アミド、N,N’−
ジオレイルアジピン酸アミド、N,N’−ジステアリル
アジピン酸アミド、N,N’−ジオレイルセバシン酸ア
ミド、N,N’−ジステアリルセバシン酸アミド、N,
N’−ジステアリルテレフタル酸アミド、N,N’−ジ
ステアリルイソフタル酸アミドが挙げられるが、これに
限定されるものではない。
【0021】アミンとしては、例えば、ドデシルアミ
ン、テトラデシルアミン、オクタデシルアミン、オレイ
ルアミン、ジオクタデシルアミンが挙げられる。イミド
としては無水フタル酸と長鎖脂肪族第一アミンとの縮合
反応物が挙げられる。
ン、テトラデシルアミン、オクタデシルアミン、オレイ
ルアミン、ジオクタデシルアミンが挙げられる。イミド
としては無水フタル酸と長鎖脂肪族第一アミンとの縮合
反応物が挙げられる。
【0022】エステルとしては、一価アルコールと脂肪
酸のエステル、グリセリン脂肪酸エステル、グリコール
脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルが挙げられ
る。一価アルコールと脂肪酸のエステルとしては、例え
ば、ラウリン酸メチル、ミリスチン酸メチル、パルミチ
ン酸メチル、ステアリン酸メチル、やし油脂肪酸メチ
ル、ミリスチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、
ステアリン酸オクタデシル、オレイン酸オレイルが挙げ
られるがこれに限定されるものではない。グリセリン脂
肪酸エステルとしては、グリセリンモノステアラート、
グリセリンモノパルミタート、グリセリンモノオレアー
ト、グリセリンドコサノアートが挙げられるがこれに限
定されるものではない。また、モノエステルのみではな
くジエステル、トリエステル、それらの混合体も挙げら
れる。グリコール脂肪酸エステルとしては、エチレング
リコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコールなどに脂肪酸を反応さ
せたワックスである。例えば、エチレングリコールモノ
ステアラート、プロピレングリコールモノステアラー
ト、プロピレングリコールモノパルミタート、ポリオキ
シエチレンモノステアラート、ポリプロピレングリコー
ルモノステアラートが挙げられるがこれに限定されるも
のではない。ソルビタン脂肪酸エステルとしてはソルビ
タンモノステアリン酸エステルが挙げられるがこれに限
定されるものではない。ケトンとしては、ジヘプタデシ
ルケトン、ジウンデシルケトンが挙げられる。
酸のエステル、グリセリン脂肪酸エステル、グリコール
脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルが挙げられ
る。一価アルコールと脂肪酸のエステルとしては、例え
ば、ラウリン酸メチル、ミリスチン酸メチル、パルミチ
ン酸メチル、ステアリン酸メチル、やし油脂肪酸メチ
ル、ミリスチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、
ステアリン酸オクタデシル、オレイン酸オレイルが挙げ
られるがこれに限定されるものではない。グリセリン脂
肪酸エステルとしては、グリセリンモノステアラート、
グリセリンモノパルミタート、グリセリンモノオレアー
ト、グリセリンドコサノアートが挙げられるがこれに限
定されるものではない。また、モノエステルのみではな
くジエステル、トリエステル、それらの混合体も挙げら
れる。グリコール脂肪酸エステルとしては、エチレング
リコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコールなどに脂肪酸を反応さ
せたワックスである。例えば、エチレングリコールモノ
ステアラート、プロピレングリコールモノステアラー
ト、プロピレングリコールモノパルミタート、ポリオキ
シエチレンモノステアラート、ポリプロピレングリコー
ルモノステアラートが挙げられるがこれに限定されるも
のではない。ソルビタン脂肪酸エステルとしてはソルビ
タンモノステアリン酸エステルが挙げられるがこれに限
定されるものではない。ケトンとしては、ジヘプタデシ
ルケトン、ジウンデシルケトンが挙げられる。
【0023】本発明で用いる無機粒子としては、二酸化
ケイ素、アルミナ、酸化ジルコニウム、カオリン、タル
ク、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化バリウム、カー
ボンブラック、硫化モリブデン、酸化アンチモン等が挙
げられる。これらの中では、二酸化ケイ素が安価であ
り、かつ粒子径が多種あるので、利用しやすい。またこ
れらの粒子の表面は、有機物で表面処理ざれていてもよ
い。例えば、界面活性剤、分散剤としての高分子、シラ
ンカップリング剤、チタンカップリング剤などで表面処
理されていてもよい。
ケイ素、アルミナ、酸化ジルコニウム、カオリン、タル
ク、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化バリウム、カー
ボンブラック、硫化モリブデン、酸化アンチモン等が挙
げられる。これらの中では、二酸化ケイ素が安価であ
り、かつ粒子径が多種あるので、利用しやすい。またこ
れらの粒子の表面は、有機物で表面処理ざれていてもよ
い。例えば、界面活性剤、分散剤としての高分子、シラ
ンカップリング剤、チタンカップリング剤などで表面処
理されていてもよい。
【0024】本発明で用いる有機粒子としては、炭素−
炭素二重結合を一分子中に2個以上含有する化合物(例
えばジビニルベンゼン)により架橋構造を達成したポリ
スチレンまたはポリアクリレートポリメタクリレートが
挙げられる。さらに縮合反応により合成される熱硬化性
樹脂の粒子として、メラミン−ホルムアルデヒド、ベン
ゾグアナミン−ホルムアルデヒド、フェノール−ホルム
アルデヒド、エポキシ、等が挙げられる。さらにポリテ
トラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン−エチ
レン共重合体、ポリビニリデンフルオライド、テトラフ
ルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、
テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニル
エーテル共重合体、ポリクロロトリフルオロエチレン等
のフッ素系樹脂の粒子、架橋シリコーン樹脂の粒子が挙
げられる。またこれらの粒子の表面は、有機物で表面処
理ざれていてもよい。例えば、界面活性剤、分散剤とし
ての高分子、シランカップリング剤、チタンカップリン
グ剤などで表面処理されていてもよい。
炭素二重結合を一分子中に2個以上含有する化合物(例
えばジビニルベンゼン)により架橋構造を達成したポリ
スチレンまたはポリアクリレートポリメタクリレートが
挙げられる。さらに縮合反応により合成される熱硬化性
樹脂の粒子として、メラミン−ホルムアルデヒド、ベン
ゾグアナミン−ホルムアルデヒド、フェノール−ホルム
アルデヒド、エポキシ、等が挙げられる。さらにポリテ
トラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン−エチ
レン共重合体、ポリビニリデンフルオライド、テトラフ
ルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、
テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニル
エーテル共重合体、ポリクロロトリフルオロエチレン等
のフッ素系樹脂の粒子、架橋シリコーン樹脂の粒子が挙
げられる。またこれらの粒子の表面は、有機物で表面処
理ざれていてもよい。例えば、界面活性剤、分散剤とし
ての高分子、シランカップリング剤、チタンカップリン
グ剤などで表面処理されていてもよい。
【0025】本発明における塗布剤のうち、上記に詳述
したワックス、無機粒子、有機粒子以外の成分の塗布剤
としては、従来公知のいかなる塗布剤でも使用可能であ
る。すなわち、樹脂、架橋剤、その他の添加剤を添加し
てもよい。好ましい樹脂としてはシリコーン系樹脂、エ
ステル系樹脂、アミド系樹脂、スチレン系樹脂、アクリ
ル系樹脂、カーボネート系樹脂、アリレート系樹脂、塩
化ビニル系樹脂、塩化ビニリデン系樹脂、ビニルブチラ
ール系樹脂、ビニルアルコール系樹脂、ウレタン系樹脂
などの樹脂およびこれらの樹脂の共重合体や混合体など
を挙げることができる。
したワックス、無機粒子、有機粒子以外の成分の塗布剤
としては、従来公知のいかなる塗布剤でも使用可能であ
る。すなわち、樹脂、架橋剤、その他の添加剤を添加し
てもよい。好ましい樹脂としてはシリコーン系樹脂、エ
ステル系樹脂、アミド系樹脂、スチレン系樹脂、アクリ
ル系樹脂、カーボネート系樹脂、アリレート系樹脂、塩
化ビニル系樹脂、塩化ビニリデン系樹脂、ビニルブチラ
ール系樹脂、ビニルアルコール系樹脂、ウレタン系樹脂
などの樹脂およびこれらの樹脂の共重合体や混合体など
を挙げることができる。
【0026】架橋剤としては、具体的にはイソシアネー
ト系化合物、エポキシ系化合物、アミン系化合物、アジ
リジン化合物、オキサゾリン系化合物、シランカップリ
ング剤、チタンカップリング剤、ジルコ−アルミネート
系カップリング剤、過酸化物、熱および光反応性のビニ
ル化合物や感光性樹脂等である。
ト系化合物、エポキシ系化合物、アミン系化合物、アジ
リジン化合物、オキサゾリン系化合物、シランカップリ
ング剤、チタンカップリング剤、ジルコ−アルミネート
系カップリング剤、過酸化物、熱および光反応性のビニ
ル化合物や感光性樹脂等である。
【0027】その他の添加剤としては、消泡剤、塗布性
改良剤、増粘剤、帯電防止剤、有機系潤滑剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、発泡剤、染料、顔料、等である。本
発明における塗布剤は、安全衛生上、水を媒体とする塗
布剤であることが望ましいが、本発明の要旨を超えない
範囲内で、水溶性または水分散性樹脂の助剤として有機
溶剤を含有していてもよい。水を主な媒体とする場合
は、上記に詳述した化合物を界面活性剤などによって強
制分散化した塗布剤であってもよいが、自己分散型の塗
布剤が塗料の分散安定性の点から好ましい。自己分散型
塗布剤とは、上記化合物に化学結合により各種親水性基
を導入した塗布剤である。例えば、ノニオン性としては
水酸基、ポリエーテル、アニオン性としてはスルホン
酸、カルボン酸、リン酸およびそれらの塩、カチオン性
としては四級アンモニウム塩の様なオニウム塩の様な親
水性成分が挙げられるが、これらの化学種を共重合やグ
ラフト処理により導入し、自己分散型の塗布剤とするこ
とができる。
改良剤、増粘剤、帯電防止剤、有機系潤滑剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、発泡剤、染料、顔料、等である。本
発明における塗布剤は、安全衛生上、水を媒体とする塗
布剤であることが望ましいが、本発明の要旨を超えない
範囲内で、水溶性または水分散性樹脂の助剤として有機
溶剤を含有していてもよい。水を主な媒体とする場合
は、上記に詳述した化合物を界面活性剤などによって強
制分散化した塗布剤であってもよいが、自己分散型の塗
布剤が塗料の分散安定性の点から好ましい。自己分散型
塗布剤とは、上記化合物に化学結合により各種親水性基
を導入した塗布剤である。例えば、ノニオン性としては
水酸基、ポリエーテル、アニオン性としてはスルホン
酸、カルボン酸、リン酸およびそれらの塩、カチオン性
としては四級アンモニウム塩の様なオニウム塩の様な親
水性成分が挙げられるが、これらの化学種を共重合やグ
ラフト処理により導入し、自己分散型の塗布剤とするこ
とができる。
【0028】上述の塗布液をポリエステルフィルムに塗
布する方法としては、例えば、原崎勇次著、槙書店、1
979年発行、「コ−ティング方式」に示される様な、
リバ−スロールコーター、グラビアコーター、ロッドコ
ーター、エアドクターコーターあるいはこれら以外の塗
布装置を用いることができる。従来のポリエステルフィ
ルム製造工程内塗布法としては、縦方向に延伸された一
軸延伸フィルムに塗布液を塗布した後適当な乾燥を施
し、あるいは乾燥を施さず一軸延伸フィルムを直ちに横
方向に延伸し熱処理を行う方法(以下従来工程内塗布法
と略記)が一般的であった。
布する方法としては、例えば、原崎勇次著、槙書店、1
979年発行、「コ−ティング方式」に示される様な、
リバ−スロールコーター、グラビアコーター、ロッドコ
ーター、エアドクターコーターあるいはこれら以外の塗
布装置を用いることができる。従来のポリエステルフィ
ルム製造工程内塗布法としては、縦方向に延伸された一
軸延伸フィルムに塗布液を塗布した後適当な乾燥を施
し、あるいは乾燥を施さず一軸延伸フィルムを直ちに横
方向に延伸し熱処理を行う方法(以下従来工程内塗布法
と略記)が一般的であった。
【0029】本発明では、未延伸フィルムに塗布液を塗
布後、乾燥を施し、縦方向、横方向に延伸する。ここ
で、未延伸フィルムとは、面配向度(△P)が例えば
0.000〜0.010の範囲のフィルムのことであ
り、好ましくは0.000〜0.005の範囲であり、
さらに好ましくは0.000〜0.002の範囲であ
る。△Pが小さいと、塗布層と基材ポリエステルフィル
ムとの層間接着性に優れるので好ましい。
布後、乾燥を施し、縦方向、横方向に延伸する。ここ
で、未延伸フィルムとは、面配向度(△P)が例えば
0.000〜0.010の範囲のフィルムのことであ
り、好ましくは0.000〜0.005の範囲であり、
さらに好ましくは0.000〜0.002の範囲であ
る。△Pが小さいと、塗布層と基材ポリエステルフィル
ムとの層間接着性に優れるので好ましい。
【0030】なお、面配向度(△P)は、フィルムの主
配向方向の屈折率をnγ、主配向方向と直角方向の屈折
率をnβ、厚み方向の屈折率をnαとすると
配向方向の屈折率をnγ、主配向方向と直角方向の屈折
率をnβ、厚み方向の屈折率をnαとすると
【0031】
【数1】ΔP=(nγ+nβ)/2−nα
【0032】で与えられる。また、本願発明の塗布液を
塗布する際のフィルムの中心線平均粗さ(RaA)は好
ましくは0.020μm以下であり、さらに好ましくは
0.010μm以下であり、最も好ましくは0.005
μm以下である。本願発明によると、従来工程内塗布法
に比べ、塗布する際のフィルムの表面を平坦にすること
ができ、その結果、塗布面状に優れる。従来工程内塗布
法では、基材となるポリエステルは少なくとも縦方向に
延伸されていて表面粗さが大きくなっており、この点、
塗布面状が劣る。これは基材フィルムの表面粗さが大き
いほど塗布欠陥が多くなることによる。
塗布する際のフィルムの中心線平均粗さ(RaA)は好
ましくは0.020μm以下であり、さらに好ましくは
0.010μm以下であり、最も好ましくは0.005
μm以下である。本願発明によると、従来工程内塗布法
に比べ、塗布する際のフィルムの表面を平坦にすること
ができ、その結果、塗布面状に優れる。従来工程内塗布
法では、基材となるポリエステルは少なくとも縦方向に
延伸されていて表面粗さが大きくなっており、この点、
塗布面状が劣る。これは基材フィルムの表面粗さが大き
いほど塗布欠陥が多くなることによる。
【0033】さらに、塗布液を塗布後乾燥する際のフィ
ルムの到達温度の上限は、最終的に得られるフィルムの
ガラス転移温度をTgとすると、(Tg+20℃)であ
ることが好ましく、さらに好ましくは(Tg+10℃)
であり、最も好ましくは(Tg+5℃)である。フィル
ムの到達温度が高すぎると、フィルムの製膜性を悪化さ
せるので好ましくない。
ルムの到達温度の上限は、最終的に得られるフィルムの
ガラス転移温度をTgとすると、(Tg+20℃)であ
ることが好ましく、さらに好ましくは(Tg+10℃)
であり、最も好ましくは(Tg+5℃)である。フィル
ムの到達温度が高すぎると、フィルムの製膜性を悪化さ
せるので好ましくない。
【0034】このようにして得られる塗布層の厚さは、
好ましくは0.005〜1.0μmの範囲であり、さら
に好ましくは0.01〜0.5μmの範囲であり、最も
好ましくは0.015〜0.2μmの範囲である。塗布
層の厚さは、薄くすることが好ましい。特に塗布層厚み
が1.0μmを超えるとブロッキング等の問題を生じる
場合がある。一方、塗布層の厚みが0.005μm未満
の場合には、所望の性能が得られないばかりでなく、塗
布ムラや塗布ヌケが生じやすくなる傾向がある。また、
本発明の方法によれば、従来の行程内塗布と比較して、
低速で塗布することができ、塗布面状の改良にも有効で
ある。具体的には200m/分以上の速度で、塗布延伸
処理されたポリエステルフィルムを安定して生産でき
る。
好ましくは0.005〜1.0μmの範囲であり、さら
に好ましくは0.01〜0.5μmの範囲であり、最も
好ましくは0.015〜0.2μmの範囲である。塗布
層の厚さは、薄くすることが好ましい。特に塗布層厚み
が1.0μmを超えるとブロッキング等の問題を生じる
場合がある。一方、塗布層の厚みが0.005μm未満
の場合には、所望の性能が得られないばかりでなく、塗
布ムラや塗布ヌケが生じやすくなる傾向がある。また、
本発明の方法によれば、従来の行程内塗布と比較して、
低速で塗布することができ、塗布面状の改良にも有効で
ある。具体的には200m/分以上の速度で、塗布延伸
処理されたポリエステルフィルムを安定して生産でき
る。
【0035】次に、本発明のフィルムの製造法を具体的
に説明する。ポリエステル原料を、押出装置に供給し、
ポリエステルの融点以上の温度で溶融押出してスリット
状のダイから溶融シートとして押し出す。次に、溶融シ
ートを、回転冷却ドラム上でガラス転移温度以下の温度
になるように急冷固化し、実質的に非晶状態の未延伸シ
ートを得る。この場合、シートの平面性を向上させるた
め、シートと回転冷却ドラムとの密着性を高める必要が
あり、本発明においては静電印加密着法および/または
液体塗布密着法が好ましく採用される。
に説明する。ポリエステル原料を、押出装置に供給し、
ポリエステルの融点以上の温度で溶融押出してスリット
状のダイから溶融シートとして押し出す。次に、溶融シ
ートを、回転冷却ドラム上でガラス転移温度以下の温度
になるように急冷固化し、実質的に非晶状態の未延伸シ
ートを得る。この場合、シートの平面性を向上させるた
め、シートと回転冷却ドラムとの密着性を高める必要が
あり、本発明においては静電印加密着法および/または
液体塗布密着法が好ましく採用される。
【0036】静電印加密着法とは、通常、シートの上面
側にシートの流れと直交する方向に線状電極を張り、当
該電極に約5〜10kVの直流電圧を印加することによ
りシートに静電荷を与え、ドラムとの密着性を向上させ
る方法である。また、液体塗布密着法とは、回転冷却ド
ラム表面の全体または一部(例えばシート両端部と接触
する部分のみ)に液体を均一に塗布することにより、ド
ラムとシートとの密着性を向上させる方法である。本発
明においては必要に応じ両者を併用してもよい。本発明
においてはこの段階で上述の塗布液を塗布した後、乾燥
処理を施すことが好ましい。
側にシートの流れと直交する方向に線状電極を張り、当
該電極に約5〜10kVの直流電圧を印加することによ
りシートに静電荷を与え、ドラムとの密着性を向上させ
る方法である。また、液体塗布密着法とは、回転冷却ド
ラム表面の全体または一部(例えばシート両端部と接触
する部分のみ)に液体を均一に塗布することにより、ド
ラムとシートとの密着性を向上させる方法である。本発
明においては必要に応じ両者を併用してもよい。本発明
においてはこの段階で上述の塗布液を塗布した後、乾燥
処理を施すことが好ましい。
【0037】このようにして得られた塗布処理未延伸シ
ートをまず縦方向に延伸する。延伸温度範囲は70〜1
50℃、延伸倍率は2.5〜6倍の範囲とするのが好ま
しい。延伸は一段階または二段階以上で行うことができ
る。次に横方向、すなわち縦方向と直交する方向に一軸
配向フィルムを一旦ガラス転移点以下に冷却するか、ま
たは冷却することなく例えば90〜150℃の温度範囲
に予熱して、さらにほぼ同温度の下で2.5〜5倍、好
ましくは3.0〜4.5倍に延伸を行い、二軸に配向し
たフィルムを得る。
ートをまず縦方向に延伸する。延伸温度範囲は70〜1
50℃、延伸倍率は2.5〜6倍の範囲とするのが好ま
しい。延伸は一段階または二段階以上で行うことができ
る。次に横方向、すなわち縦方向と直交する方向に一軸
配向フィルムを一旦ガラス転移点以下に冷却するか、ま
たは冷却することなく例えば90〜150℃の温度範囲
に予熱して、さらにほぼ同温度の下で2.5〜5倍、好
ましくは3.0〜4.5倍に延伸を行い、二軸に配向し
たフィルムを得る。
【0038】なお、縦方向の延伸を2段階以上で行うこ
とは、良好な厚さ均一性を達成できるので好ましい。縦
方向の延伸倍率を低くすることは塗膜の薄膜化や最終生
産速度向上等の本願発明の効果を低減させるため好まし
くない。かかる目的で、縦方向の延伸処方として、いわ
ゆるスーパードローもしくはスーパードロー近傍領域の
処方を採用することもできる。すなわち前段延伸におい
て90〜150℃の温度で縦方向に延伸することが好ま
しい。その際前段延伸を1段階で行うこともできるが、
2段階以上で行うこともでき、その場合は最初100〜
150℃の範囲でスーパードローした後、次いでさらに
延伸することもできる。また、これらを横延伸した後、
さらに縦方向に再延伸することも可能であるが、いずれ
にしても縦方向の総合延伸倍率を好ましくは3.0倍以
上、さらに好ましくは3.5倍以上とするのがよい。
とは、良好な厚さ均一性を達成できるので好ましい。縦
方向の延伸倍率を低くすることは塗膜の薄膜化や最終生
産速度向上等の本願発明の効果を低減させるため好まし
くない。かかる目的で、縦方向の延伸処方として、いわ
ゆるスーパードローもしくはスーパードロー近傍領域の
処方を採用することもできる。すなわち前段延伸におい
て90〜150℃の温度で縦方向に延伸することが好ま
しい。その際前段延伸を1段階で行うこともできるが、
2段階以上で行うこともでき、その場合は最初100〜
150℃の範囲でスーパードローした後、次いでさらに
延伸することもできる。また、これらを横延伸した後、
さらに縦方向に再延伸することも可能であるが、いずれ
にしても縦方向の総合延伸倍率を好ましくは3.0倍以
上、さらに好ましくは3.5倍以上とするのがよい。
【0039】かくして得られたフィルムを、30%以内
の伸長、制限収縮、または定長下で1秒〜5分間熱処理
する。この際、熱処理工程内または熱処理後に縦方向に
10%以内、好ましくは5%以内の弛緩処理する等の手
法も、特に縦方向の熱収縮率を好適な範囲とするために
採用することができる。熱処理温度は、延伸条件にもよ
るが、好ましくは180〜240℃、さらに好ましくは
200〜225℃の範囲である。熱処理温度が240℃
を超えるとフィルム密度が高くなりすぎて高度な電気的
特性が得られなくなる。一方、180℃未満ではフィル
ムの熱収縮率が大きくなって好ましくない。
の伸長、制限収縮、または定長下で1秒〜5分間熱処理
する。この際、熱処理工程内または熱処理後に縦方向に
10%以内、好ましくは5%以内の弛緩処理する等の手
法も、特に縦方向の熱収縮率を好適な範囲とするために
採用することができる。熱処理温度は、延伸条件にもよ
るが、好ましくは180〜240℃、さらに好ましくは
200〜225℃の範囲である。熱処理温度が240℃
を超えるとフィルム密度が高くなりすぎて高度な電気的
特性が得られなくなる。一方、180℃未満ではフィル
ムの熱収縮率が大きくなって好ましくない。
【0040】本発明における塗布液は、ポリエステルフ
ィルムの片面だけに塗布してもよいし、両面に塗布して
もよい。片面にのみ塗布した場合、その反対面には本発
明における塗布液以外の塗布層を必要に応じて形成し、
本発明のポリエステルフィルムに他の特性を付与するこ
ともできる。なお、塗布剤のフィルムへの塗布性、接着
性を改良するため、塗布前にフィルムに化学処理や放電
処理を施してもよい。また、本発明の二軸延伸ポリエス
テルフィルムの塗布層の接着性、塗布性などを改良する
ために、塗布層形成後に塗布層に放電処理を施してもよ
い。
ィルムの片面だけに塗布してもよいし、両面に塗布して
もよい。片面にのみ塗布した場合、その反対面には本発
明における塗布液以外の塗布層を必要に応じて形成し、
本発明のポリエステルフィルムに他の特性を付与するこ
ともできる。なお、塗布剤のフィルムへの塗布性、接着
性を改良するため、塗布前にフィルムに化学処理や放電
処理を施してもよい。また、本発明の二軸延伸ポリエス
テルフィルムの塗布層の接着性、塗布性などを改良する
ために、塗布層形成後に塗布層に放電処理を施してもよ
い。
【0041】
【実施例】以下、本発明を実施例を挙げてさらに詳細に
説明するが、本発明は、その要旨を越えない限り、以下
の実施例によって限定されるものではない。なお、実施
例中の評価方法は下記のとおりである。実施例および比
較例中、「部」とあるのは「重量部」を示す。 (1)ポリマーの極限粘度 [η] (dl/g) ポリマー1gをフェノール/テトラクロロエタン=50
/50(重量比)の混合溶媒100mlに溶解し、30
℃で測定した。
説明するが、本発明は、その要旨を越えない限り、以下
の実施例によって限定されるものではない。なお、実施
例中の評価方法は下記のとおりである。実施例および比
較例中、「部」とあるのは「重量部」を示す。 (1)ポリマーの極限粘度 [η] (dl/g) ポリマー1gをフェノール/テトラクロロエタン=50
/50(重量比)の混合溶媒100mlに溶解し、30
℃で測定した。
【0042】(2)中心線平均粗さ(Ra) (株)小坂研究所製表面粗さ測定機(SE−3F)を用
いて次のようにして求めた。すなわち、フィルム断面曲
線からその中心線の方向に基準長さL(2.5mm)の
部分を抜きとり、この抜き取り部分の中心線をx軸、縦
倍率の方向をy軸として粗さ曲線y=f(x)で表した
とき、次式で与えられた値を〔μm〕で表した。中心線
平均粗さは、試料フィルム表面から10本の断面曲線を
求め、これらの断面曲線から求めた抜き取り部分の中心
線平均粗さの平均値で表した。なお、触針の先端半径は
2μm、荷重は30mgとし、カットオフ値は0.08
mmとした。
いて次のようにして求めた。すなわち、フィルム断面曲
線からその中心線の方向に基準長さL(2.5mm)の
部分を抜きとり、この抜き取り部分の中心線をx軸、縦
倍率の方向をy軸として粗さ曲線y=f(x)で表した
とき、次式で与えられた値を〔μm〕で表した。中心線
平均粗さは、試料フィルム表面から10本の断面曲線を
求め、これらの断面曲線から求めた抜き取り部分の中心
線平均粗さの平均値で表した。なお、触針の先端半径は
2μm、荷重は30mgとし、カットオフ値は0.08
mmとした。
【0043】
【数2】Ra=(1/L)∫0 L|f(x)|dx
【0044】(3)面配向度(ΔP) アタゴ光学社製アッベ式屈折計を用い、フィルム面内の
屈折率の最大値nγ、それに直角の方向の屈折率nβ、
およびフィルム厚さ方向の屈折率nαを測定し、次式よ
り面配向度ΔPを算出した。なお、屈折率の測定は、ナ
トリウムD線を用い、23℃で行った。
屈折率の最大値nγ、それに直角の方向の屈折率nβ、
およびフィルム厚さ方向の屈折率nαを測定し、次式よ
り面配向度ΔPを算出した。なお、屈折率の測定は、ナ
トリウムD線を用い、23℃で行った。
【0045】
【数3】面配向度(ΔP)=(nγ+nβ)/2−nα
【0046】(4)フィルムの傷 最終的に得られた二軸延伸塗布フィルムの表面にあるす
り傷を目視判定した。 (5)曇価 JIS−K6714に準じ、日本電色工業社分球式濁度
計NDH−20Dによりフィルムの曇度を測定した。
り傷を目視判定した。 (5)曇価 JIS−K6714に準じ、日本電色工業社分球式濁度
計NDH−20Dによりフィルムの曇度を測定した。
【0047】(塗布剤の調整)下記表1に示す水性塗料
原液を配合し、下記表2に示す組成の水性塗料を調整し
た。
原液を配合し、下記表2に示す組成の水性塗料を調整し
た。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】比較例1 極限粘度0.65であり、実質的に粒子を含まないポリ
エチレンテレフタレートを常法により乾燥して押出機に
供給し、290℃で溶融してシート状に押出し、静電印
加密着法を用いて冷却ロール上で急冷し、無定形シート
とした。該未延伸シートのRaAは0.001μm、△
Pは0.000であった。得られた未延伸シートをロー
ル延伸法を用いて縦方向に85℃で2.5倍延伸した
後、さらに95℃で1.4倍延伸した。該一軸延伸フィ
ルムに次いでフィルムをテンターに導いて、横方向に1
20℃で4.2倍延伸し、225℃で熱処理を行い、最
終生産速度315m/分で、塗布層の厚さ0.05μm
、基材ポリエステルフィルムの厚さ12μm の二軸延
伸ポリエステルフィルムを得た。得られたフィルムきわ
めて透明性に優れたフィルムであり、曇価は0.1未満
であった。しかし、得られたフィルムにはすり傷が多
く、商品としての価値は劣っていた。
エチレンテレフタレートを常法により乾燥して押出機に
供給し、290℃で溶融してシート状に押出し、静電印
加密着法を用いて冷却ロール上で急冷し、無定形シート
とした。該未延伸シートのRaAは0.001μm、△
Pは0.000であった。得られた未延伸シートをロー
ル延伸法を用いて縦方向に85℃で2.5倍延伸した
後、さらに95℃で1.4倍延伸した。該一軸延伸フィ
ルムに次いでフィルムをテンターに導いて、横方向に1
20℃で4.2倍延伸し、225℃で熱処理を行い、最
終生産速度315m/分で、塗布層の厚さ0.05μm
、基材ポリエステルフィルムの厚さ12μm の二軸延
伸ポリエステルフィルムを得た。得られたフィルムきわ
めて透明性に優れたフィルムであり、曇価は0.1未満
であった。しかし、得られたフィルムにはすり傷が多
く、商品としての価値は劣っていた。
【0051】比較例2〜4 比較例1と同様の方法にて未延伸シートを得た。このフ
ィルムの両面に、表2に示す組成の塗布剤を塗布した。
なお、表2の組成比率は、各成分の乾燥固形分換算での
比率である。また、塗布層厚さは、二軸延伸された最終
製品での塗布層の乾燥固形分での厚さである。これは、
以下の全ての例でも同様である。この後このフィルムに
70℃の温風を吹き付け、塗布液層を乾燥した。その
後、比較例1と同様にして、シートをロール延伸法を用
いて縦方向に85℃で2.5倍延伸した後、さらに95
℃で1.4倍延伸した。該一軸延伸フィルムに次いでフ
ィルムをテンターに導いて、横方向に120℃で4.2
倍延伸し、225℃で熱処理を行い、最終生産速度31
5m/分で、塗布層の厚さ0.05μm 、基材ポリエス
テルフィルムの厚さ12μm の二軸延伸ポリエステルフ
ィルムを得た。得られたフィルムきわめて透明性に優れ
たフィルムであり、曇価は0.1未満であった。しか
し、得られたフィルムにはすり傷が多く、商品としての
価値は劣っていた。
ィルムの両面に、表2に示す組成の塗布剤を塗布した。
なお、表2の組成比率は、各成分の乾燥固形分換算での
比率である。また、塗布層厚さは、二軸延伸された最終
製品での塗布層の乾燥固形分での厚さである。これは、
以下の全ての例でも同様である。この後このフィルムに
70℃の温風を吹き付け、塗布液層を乾燥した。その
後、比較例1と同様にして、シートをロール延伸法を用
いて縦方向に85℃で2.5倍延伸した後、さらに95
℃で1.4倍延伸した。該一軸延伸フィルムに次いでフ
ィルムをテンターに導いて、横方向に120℃で4.2
倍延伸し、225℃で熱処理を行い、最終生産速度31
5m/分で、塗布層の厚さ0.05μm 、基材ポリエス
テルフィルムの厚さ12μm の二軸延伸ポリエステルフ
ィルムを得た。得られたフィルムきわめて透明性に優れ
たフィルムであり、曇価は0.1未満であった。しか
し、得られたフィルムにはすり傷が多く、商品としての
価値は劣っていた。
【0052】実施例1〜18 比較例2〜4に示す方法と同様にして、塗布フィルムを
得た。但し、塗布剤は表2の実施例1−18に示す塗布
剤である。塗布剤組成比率は乾燥固形分の比率である。
最終生産速度315m/minにて、塗布層の厚さ0.
05μm 、基材ポリエステルフィルムの厚さ12μm の
二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。得られたフィル
ムきわめて透明性に優れたフィルムであり、曇価は0.
1未満であった。しかも、得られたフィルムにはすり傷
は少ないか全く視られず、商品価値の高いフィルムであ
った。
得た。但し、塗布剤は表2の実施例1−18に示す塗布
剤である。塗布剤組成比率は乾燥固形分の比率である。
最終生産速度315m/minにて、塗布層の厚さ0.
05μm 、基材ポリエステルフィルムの厚さ12μm の
二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。得られたフィル
ムきわめて透明性に優れたフィルムであり、曇価は0.
1未満であった。しかも、得られたフィルムにはすり傷
は少ないか全く視られず、商品価値の高いフィルムであ
った。
【0053】比較例5〜25 比較例1に示す方法と同様にしてフィルムを製造し、テ
ンターにフィルムが導入される直前に、表2に示す塗布
剤を塗布した。塗布剤組成比率は乾燥固形分の比率であ
る。最終生産速度315m/分で、塗布層の厚さ0.0
5μm 、基材ポリエステルフィルムの厚さ12μm の二
軸延伸ポリエステルフィルムを得た。得られたフィルム
きわめて透明性に優れたフィルムであり、曇価は0.1
未満であった。しかし、得られたフィルムにはすり傷が
多く、商品としての価値は劣っていた。また、高速度で
塗布するため、塗布層には塗布スジが部分的に発生して
いた。
ンターにフィルムが導入される直前に、表2に示す塗布
剤を塗布した。塗布剤組成比率は乾燥固形分の比率であ
る。最終生産速度315m/分で、塗布層の厚さ0.0
5μm 、基材ポリエステルフィルムの厚さ12μm の二
軸延伸ポリエステルフィルムを得た。得られたフィルム
きわめて透明性に優れたフィルムであり、曇価は0.1
未満であった。しかし、得られたフィルムにはすり傷が
多く、商品としての価値は劣っていた。また、高速度で
塗布するため、塗布層には塗布スジが部分的に発生して
いた。
【0054】
【表3】
【0055】
【表4】
【0056】
【表5】
【0057】
【表6】
【0058】
【表7】
【0059】
【表8】
【0060】表2の全てにおいて、塗布層の厚さとは、
最終的にできあがった二軸延伸フィルムでの塗布層の乾
燥固形分により厚さである。
最終的にできあがった二軸延伸フィルムでの塗布層の乾
燥固形分により厚さである。
【0061】
【発明の効果】本発明のフィルム製造方法は、平坦なポ
リエステルフィルムを製造する際の傷入りを低減させ、
かつ、高速度で塗布フィルムを製造できる点で、例えば
高透明フィルム、あるいは磁気記録媒体用フィルムを安
定して製造でき、その工業的価値は高い。
リエステルフィルムを製造する際の傷入りを低減させ、
かつ、高速度で塗布フィルムを製造できる点で、例えば
高透明フィルム、あるいは磁気記録媒体用フィルムを安
定して製造でき、その工業的価値は高い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 9:00
Claims (1)
- 【請求項1】 ポリエステルフィルムの製造工程におい
て、未延伸ポリエステルフィルムの少なくとも片面にワ
ックス、無機粒子および有機粒子の中から選ばれた少な
くとも一種を含む塗布剤を塗布、乾燥した後、縦方向お
よび横方向に延伸することを特徴とする二軸配向積層ポ
リエステルフィルムの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10113395A JPH08290540A (ja) | 1995-04-25 | 1995-04-25 | 二軸配向積層ポリエステルフィルムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10113395A JPH08290540A (ja) | 1995-04-25 | 1995-04-25 | 二軸配向積層ポリエステルフィルムの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08290540A true JPH08290540A (ja) | 1996-11-05 |
Family
ID=14292587
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10113395A Pending JPH08290540A (ja) | 1995-04-25 | 1995-04-25 | 二軸配向積層ポリエステルフィルムの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08290540A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001074936A (ja) * | 1999-06-29 | 2001-03-23 | Konica Corp | 光学フィルム及びその製造方法 |
| JP2014195987A (ja) * | 2013-03-06 | 2014-10-16 | 三菱樹脂株式会社 | 積層ポリエステルフィルム |
| EP2769842A4 (en) * | 2011-10-19 | 2015-06-24 | Mitsubishi Plastics Inc | POLYESTER FILM |
-
1995
- 1995-04-25 JP JP10113395A patent/JPH08290540A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001074936A (ja) * | 1999-06-29 | 2001-03-23 | Konica Corp | 光学フィルム及びその製造方法 |
| EP2769842A4 (en) * | 2011-10-19 | 2015-06-24 | Mitsubishi Plastics Inc | POLYESTER FILM |
| US9523000B2 (en) | 2011-10-19 | 2016-12-20 | Mitsubishi Plastics, Inc. | Polyester film |
| JP2014195987A (ja) * | 2013-03-06 | 2014-10-16 | 三菱樹脂株式会社 | 積層ポリエステルフィルム |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040224 |