JPH08290694A - ファイリング用ブックの製造方法 - Google Patents

ファイリング用ブックの製造方法

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JPH08290694A
JPH08290694A JP9903396A JP9903396A JPH08290694A JP H08290694 A JPH08290694 A JP H08290694A JP 9903396 A JP9903396 A JP 9903396A JP 9903396 A JP9903396 A JP 9903396A JP H08290694 A JPH08290694 A JP H08290694A
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file
sheet
pockets
pocket
sheets
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JP9903396A
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Yoko Taniura
洋子 谷浦
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Yamagata Gravure Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価であると共に、左右ページ部分を開いた
状態で、左右ページに跨がって大きなサイズとされた情
報紙等の被ファイルシートを挿入ファイルできるように
したファイリング用ブック及びその製造方法を提供す
る。 【構成】 ベースフィルム部の左右両側部に重合固着し
たポケットフィルム部により内向きに対向して開口せし
められた左右ポケット部を備えたファイルシートの多数
を積層して成るファイリング用ブックにおいて、上下に
積層された一対のファイルシートが、相互にポケットフ
ィルム部を上下より対向せしめた一組のファイル単位体
を構成し、複数組のファイル単位体の積層構造によりフ
ァイルシートの積層体を形成する構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パンフレットや文
書、その他の情報文書等の被ファイルシートを整理保管
するためのファイリング用ブックに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ファイリング用ブックは、透
明又は半透明の合成樹脂フィルムにより袋体を形成し、
該袋体を積層固着することによりブックを構成すること
が公知である。
【0003】このようなファイリング用ブックは、袋体
の形式を種々に構成したものが公知であり、例えば、上
部に開口を設けた袋体の多数を積層すると共に一側縁を
固着したものが公知である。この形式の場合、綴り込ま
れた各袋体に情報文書等の被ファイルシートを挿入ファ
イルする。
【0004】ところで、ファイリング用ブックを安価に
提供するためには、該ファイリング用ブックを開いた状
態で、左右ページ部分を構成する一対のポケットを一枚
の袋体により形成せしめることが有利である。
【0005】即ち、図4(A)に示すように、ベースフ
ィルム部1の左右両側部に重合固着したポケットフィル
ム部2、2により内向きに対向して開口3、3せしめら
れた左右ポケット4、4を備えたファイルシート5を構
成し、複数枚のファイルシート5を表紙6上に積層する
と共に、左右ポケット4、4の間に位置して各ベースフ
ィルム部1を相互に固着Wすることによりファイリング
用ブックを安価に提供することができる(以下このファ
イリング用ブックを比較例という)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の比較例の場合、
情報文書等の被ファイルシートを挿入すべきファイリン
グ区画は、それぞれ各ページ部分を構成する各ポケット
4により独立して形成される。このため、当然のことな
がら、ファイルすべき被ファイルシートは、各ポケット
4に挿入できる大きさ寸法のものに限定される。
【0007】例えば、図4(B)に示すように、最上層
のファイルシート5には、左右ページに跨がって情報文
書等の被ファイルシートを挿入できるが、それ以外のフ
ァイルシート5は、左右ページ部分に対応して独立した
ポケット4を構成する。換言すれば、めくられる1ペー
ジ相当分のポケット4が他のポケット4からは絶縁され
ている。このため、例えば、独立した各ポケットがA4
サイズの場合、そこに挿入できる被ファイルシートもA
4サイズ以下のものに制限される。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、安価であると
共に、左右ページ部分を開いた状態で、左右ページに跨
がって大きなサイズとされた情報紙等の被ファイルシー
トをファイルできるファイリング用ブックを提供するも
のであり、その第一の手段として構成したところは、透
明又は半透明の合成樹脂フィルムから成り、ベースフィ
ルム部12の左右両側部に重合固着したポケットフィル
ム部13、13により内向きに対向して開口17せしめ
られた左右ポケット18、18を備えたファイルシート
15を構成し、複数枚のファイルシート15を積層する
と共に、左右ポケット18、18の間に位置して各ベー
スフィルム部12を相互に固着して成るファイリング用
ブックにおいて、各ファイルシート15がベースフィル
ム部12の同一面側に左右のポケットフィルム部13、
13を重合せしめることにより左右ポケット18、18
を設け、上下に積層された一対のファイルシート15、
15のうち、下層側のファイルシート15は左右のポケ
ットフィルム部13、13がベースフィルム部12の上
面側に位置するように配置され、上層側のファイルシー
ト15は左右のポケットフィルム部13、13がベース
フィルム部12の下面側に位置するように配置され、左
右それぞれのポケットフィルム部13が相互に上下より
対向せしめられた上下一対のファイルシート15、15
により一組のファイル単位体20を構成し、複数組のフ
ァイル単位体20a、20bの積層構造により前記ファ
イルシートの積層体を構成して成る点にある。
【0009】また、本発明が第二の手段として構成した
ところは、透明又は半透明の合成樹脂フィルムから成
り、ベースフィルム部12の左右両側部に重合固着した
ポケットフィルム部13、13により内向きに対向して
開口せしめられた左右ポケット18、18を備えたファ
イルシート15を構成し、複数枚のファイルシート15
を積層すると共に、左右ポケット18、18の間に位置
して各ベースフィルム12を相互に固着して成るファイ
リング用ブックにおいて、各ファイルシート15が左右
一方のポケットフィルム部13をベースフィルム部12
の表面側に重合せしめる反面、左右他方のポケットフィ
ルム部13をベースフィルム部12の裏面側に重合せし
めることにより、左右ポケット18、18を相互にベー
スフィルム部12の表裏反対側に設け、上下に積層され
たファイルシート15、15、15のうち、上から第一
番目のファイルシート15と第二番目のファイルシート
15が左側のポケット18、18を対向せしめることに
より左側ポケットに関する一組のファイル単位体20c
を構成し、前記第二番目のファイルシート15と第三番
目のファイルシート15が右側のポケット18、18を
対向せしめることにより右側ポケットに関する一組のフ
ァイル単位体20dを構成し、左右ポケットに関する複
数組のファイル単位体(20c、20e)(20d、2
0f)の積層構造により前記ファイルシートの積層体を
構成して成る点にある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明の実施
形態を詳述する。
【0011】(第1実施例)図1(A)に示すように、
透明又は半透明とされた帯状の合成樹脂フィルム11
は、ベースフィルム部12の左右両側部にポケットフィ
ルム部13、13を重合せしめられる。図例の場合、連
続する帯状の合成樹脂フィルム11の両側縁を該フィル
ムの一面、図例の場合、上面側に折り返し重合すること
により、折返部14、14を介してベースフィルム部1
2に連設せしめられたポケットフィルム部13、13を
構成する。然しながら、図例とは異なり、ポケットフィ
ルム部13、13を別体の合成樹脂フィルムにより構成
し、ベースフィルム部12の側縁に溶着しても良い。
尚、合成樹脂フィルム11は、ポリプロピレンやポリエ
チレン、その他の任意の合成樹脂により構成することが
できる。
【0012】次いで、前記合成樹脂フィルム11は、帯
長手方向に間欠的に移送されると共に、所定間隔の下で
横断方向に溶断溶着Cされ、これによりファイルシート
15を形成せしめられる。即ち、ファイルシート15
は、前記溶断溶着Cに沿ってポケットフィルム部13、
13をベースフィルム部12に溶着16され、これによ
り内向きに対向して開口17する左右ポケット18、1
8をベースフィルム部12上に形成せしめられる。
【0013】そこで、図1(B)に示すように、多数の
ファイルシート15を上下に積層し、左右ポケット1
8、18の間に位置して上下のベースフィルム部12を
相互に固着する。図例の場合、多数のファイルシート1
5を後述する複数組のファイル単位体を構成するように
配置すると共に、表紙19に積層した状態で、左右ポケ
ット18、18の間に位置してベースフィルム部12を
超音波ウエルダー等により固着Wする。このため、表紙
19は、ファイルシート15に溶着可能な同系の合成樹
脂シートを採用するか、或いは紙又は合成樹脂シートの
表面にファイルシート15と同系の合成樹脂をコーティ
ング又はラミネートしたものを用いる。但し、前記固着
Wの手段は、超音波ウエルダー以外の種々の手段を使用
することが可能であり、その場合、表紙19の素材は任
意である。
【0014】前述のように、ファイルシート15の積層
体は、複数組のファイル単位体の積層構造を構成する。
即ち、図1(B)及び図2に示すように、前記積層体の
うち上下に積層された一対のファイルシート15、15
は、左右ポケット18、18の双方を上下より対向して
重合せしめることにより一組のファイル単位体20を構
成し、図2に示すように、このようなファイル単位体2
0の複数組20a、20bが積層されている。
【0015】尚、図示実施例において、最上層のファイ
ルシート15aは、ファイル単位体20を構成しない。
【0016】この第1実施例によれば、図2(B)に示
すように、最上層のファイルシート15aにおける左右
ポケット18a、18aに跨がって情報紙等の被ファイ
ルシート21aを挿入ファイルできる他、一組のファイ
ル単位体20aを構成する上下のファイルシート15、
15を開くことにより、そこに並列状に配置される一対
のポケット18b、18bに跨がって被ファイルシート
21bを挿入ファイルすることができる。同様に、下位
における一組のファイル単位体20bを構成する上下の
ファイルシート15、15を開くことにより一対のポケ
ット18c、18cが並列状に配置されることになり、
そこにも同様に被ファイルシートを挿入ファイルでき
る。
【0017】従って、例えば、各ポケット18がA4サ
イズの場合でも、前記のように並列される一対のポケッ
ト18b、18bに跨がってA3サイズの被ファイルシ
ート21bを広げたまま挿入ファイルすることが可能で
あり、透明又は半透明のファイルシート15の外部から
被ファイルシート21bを一覧することができる。尚、
被ファイルシート21bが両面印刷等、表面及び裏面の
両面に情報を表示する場合、開いた一組のファイル単位
体20aをめくることにより、ベースフィルム部12を
介して即座に裏面の情報を視認できる。
【0018】(第2実施例)図3に示す第2実施例にお
いて、ファイルシート15は、ベースフィルム部12に
対して左右のポケットフィルム部13、13を交互に上
下反対向きに折り返すことにより、ベースフィルム部1
2の上下で内向きに対向して開口せしめられた左右ポケ
ット18、18を形成している。この折り返し方向が異
なる他、帯状の合成樹脂フィルムを折り曲げた状態で間
欠移送し、横断方向に溶断溶着することによりファイル
シート15を形成する点、また、一組のファイル単位体
20を構成するように上下ファイルシート15、15を
配置し、表紙19上で積層しつつ固着する点は、上記第
1実施例と同様である。
【0019】そこで、この第2実施例において、一組の
ファイル単位体20は、上下に位置する一対のファイル
シート15、15が、左右ポケット18、18の少なく
とも一方だけを上下より対向して重合せしめている。
【0020】即ち、上から第一番目のファイルシート1
5と第二番目のファイルシート15が、左側のポケット
18、18を対向せしめることにより第一番目の一組の
ファイル単位体20cを構成する。
【0021】次に、上から第二番目のファイルシート1
5と第三番目のファイルシート15が、右側のポケット
18、18を対向せしめることにより第二番目の一組の
ファイル単位体20dを構成する。以下同様に、第三番
目の一組のファイル単位体20e、第四番目の一組のフ
ァイル単位体20fが形成される。
【0022】従って、この第2実施例においても、各組
とされたファイル単位体20c、20d、20e、20
fを構成するそれぞれの上下のファイルシート15、1
5を開くことにより一対のポケット18、18を並列状
に配置せしめ、両ポケット18、18に跨がった状態で
情報紙等の被ファイルシートを挿入ファイルすることが
可能になる。
【0023】
【発明の効果】図4に示した比較例では、各ポケットの
サイズを越える被ファイルシートを挿入ファイルするこ
とができないのに対して、本発明によれば、各組とされ
たファイル単位体を構成する上下のファイルシートを開
くことにより、一対のポケットを並列状に配置せしめる
ことができるので、両ポケットに跨がって情報紙等の被
ファイルシートを挿入ファイルすることが可能になり、
ポケットの二倍のサイズの被ファイルシートをファイル
シートの外部から広げた状態で一覧できるという効果が
ある。
【0024】しかも、被ファイルシートが両面印刷等、
表面及び裏面の両面に情報を表示している場合でも、開
いた一組のファイル単位体をめくることにより、即座に
裏面の情報までも視認できる便利がある。
【0025】更に、一枚のファイルシートにより左右一
対のポケットを形成し、このようなファイルシートの多
数を積層した状態で中央において固着することによりフ
ァイリング用ブックを簡単に得られるものであるから、
大量生産に適し、安価に提供できる点においても利点が
ある。
【0026】即ち、請求項1に記載の本発明において、
各ファイルシート15は、ベースフィルム部12の同一
面側に左右のポケットフィルム部13、13を重合せし
めることにより左右ポケット18、18を設ける構成で
あるから、このようなファイルシート15を多数製造し
準備した後、複数枚のファイルシート15を積層すると
共に、左右ポケット18、18の間に位置して各ベース
フィルム12を相互に固着するだけで目的のファイリン
グ用ブックを得ることができる。
【0027】また、請求項2に記載の本発明において、
各ファイルシート15は、左右一方のポケットフィルム
部13をベースフィルム部12の表面側に重合せしめる
反面、左右他方のポケットフィルム部13をベースフィ
ルム部12の裏面側に重合せしめることにより、左右ポ
ケット18、18を相互にベースフィルム部12の表裏
反対側に設ける構成であるから、このようなファイルシ
ート15を多数製造し準備した後、複数枚のファイルシ
ート15を積層すると共に、左右ポケット18、18の
間に位置して各ベースフィルム12を相互に固着するだ
けで目的のファイリング用ブックを得ることができる。
【0028】そして、特に、請求項1及び請求項2に記
載の何れの本発明においても、左右ポケット18、18
を設けたファイルシート15の複数枚を積層するに際
し、それぞれのファイルシート15を半折する等、特別
な加工を必要とすることなく、単に、順次積層されるフ
ァイルシート15を、交互に表向きと裏向きのように、
上下逆向きとなるように供給して積層した後、左右ポケ
ット18、18の間の部位を超音波等により固着すれば
良いので、生産効率が高く、生産設備も複雑な装置を要
せず省設備に資するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るファイリング用ブッ
クの製造過程を示し、(A)はファイルシートの製造過
程を示す斜視図、(B)はファイルシートを積層したフ
ァイリング用ブックの製造過程を示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施例に係るファイリング用ブッ
クを示し、(A)は最上層のファイルシートを開いた状
態の断面図、(B)は第一番目のファイル単位体を開い
た状態の断面図である。
【図3】本発明の第2実施例に係るファイリング用ブッ
クにおいて、ファイルシートの積層状態を示す断面図で
ある。
【図4】比較例に係るファイリング用ブックを示し、
(A)はファイルシートの積層状態を示す断面図、
(B)はファイルシートを開いた状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
11 合成樹脂フィルム 12 ベースフィルム部 13 ポケットフィルム部 15 ファイルシート 16 溶着 17 開口 18 ポケット 19 表紙 20 一組のファイル単位体 21 被ファイルシート
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年3月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ファイリング用ブックの製造方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パンフレットや文
書、その他の情報文書等の被ファイルシートを整理保管
するためのファイリング用ブックの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ファイリング用ブックは、透
明又は半透明の合成樹脂フィルムにより袋体を形成し、
該袋体を積層固着することによりブックを構成すること
が公知である。
【0003】このようなファイリング用ブックは、袋体
の形式を種々に構成したものが公知であり、例えば、上
部に開口を設けた袋体の多数を積層すると共に一側縁を
固着したものが公知である。この形式の場合、綴り込ま
れた各袋体に情報文書等の被ファイルシートを挿入ファ
イルする。
【0004】ところで、ファイリング用ブックを安価に
提供するためには、該ファイリング用ブックを開いた状
態で、左右ページ部分を構成する一対のポケットを一枚
の袋体により形成せしめることが有利である。
【0005】即ち、図4(A)に示すように、ベースフ
ィルム部1の左右両側部に重合固着したポケットフィル
ム部2、2により内向きに対向して開口3、3せしめら
れた左右ポケット4、4を備えたファイルシート5を構
成し、複数枚のファイルシート5を表紙6上に積層する
と共に、左右ポケット4、4の間に位置して各ベースフ
ィルム部1を相互に固着Wすることによりファイリング
用ブックを安価に提供することができる(以下このファ
イリング用ブックを比較例という)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の比較例の場合、
情報文書等の被ファイルシートを挿入すべきファイリン
グ区画は、それぞれ各ページ部分を構成する各ポケット
4により独立して形成される。このため、当然のことな
がら、ファイルすべき被ファイルシートは、各ポケット
4に挿入できる大きさ寸法のものに限定される。
【0007】例えば、図4(B)に示すように、最上層
のファイルシート5には、左右ぺージに跨がって情報文
書等の被ファイルシートを挿入できるが、それ以外のフ
ァイルシート5は、左右ページ部分に対応して独立した
ポケット4を構成する。換言すれば、めくられる1ペー
ジ相当分のポケット4が他のポケット4からは絶縁され
ている。このため、例えば、独立した各ポケットがA4
サイズの場合、そこに挿入できる被ファイルシートもA
4サイズ以下のものに制限される。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、安価であると
共に、左右ページ部分を開いた状態で、左右ページに跨
がって大きなサイズとされた情報紙等の被ファイルシー
トをファイルできるファイリング用ブックを提供するに
際し、従来の製造方法を大幅に変更する必要がなく、し
かも、安価に実施できるようにした製造方法を提供する
ものであり、その第一の手段として構成したところは、
透明又は半透明の合成樹脂フィルムを用いて、ベースフ
ィルム部12の一面側の左右両側部にポケットフィルム
部13、13を重合固着することにより、内向きに対向
して開口17せしめられた左右ポケット18、18を備
えたファイルシート15を形成するシート形成工程と、
前記ファイルシート15の多数枚を積層するに際し、上
下に隣合うファイルシート15、15を相互に表裏面を
反転した状態となるように積層せしめることにより、上
下に積層された一対のファイルシート15、15のう
ち、上層側のファイルシート15は左右のポケットフィ
ルム部13、13をベースフィルム部12の下面側に位
置せしめるように配置する一方、下層側のファイルシー
ト15は左右のポケットフィルム部13、13をベース
フィルム部12の上面側に位置せしめるように配置する
ことにより、左右それぞれのポケットフィルム部13が
相互に上下より対向せしめられた上下一対のファイルシ
ート15、15から成る一組のファイル単位体20を構
成し、該ファイル単位体20の複数組20a、20bが
積層されたファイルシートの積層体を形成する積層体形
成工程と、前記積層体を構成するファイルシート15の
左右ポケット18、18の間に位置して上下のべースフ
ィルム部12を相互に固着する綴込み工程と、から成る
点にある。
【0009】また、本発明が第二の手段として構成した
ところは、透明又は半透明の合成樹脂フィルムを用い
て、ベースフィルム部12の左右両側部にポケットフィ
ルム部13、13を重合固着することにより左右ポケッ
ト18、18を形成するに際し、左右一方のポケットフ
ィルム部13をベースフィルム部12の表面側に重合せ
しめる反面、左右他方のポケットフィルム部13をベー
スフィルム部12の裏面側に重合せしめることにより、
左右ポケット18、18を相互にベースフィルム部12
の表裏反対側に形成するシート形成工程と、前記ファイ
ルシート15の多数枚を積層するに際し、上下に隣合う
ファイルシート15、15を相互に表裏面を反転した状
態となるように積層せしめることにより、上から第一番
目のファイルシート15と第二番目のファイルシート1
5が左側のポケット18、18を相互に上下より対向せ
しめられた左側ポケットに関する一組のファイル単位体
20cを構成し、前記第二番目のファイルシート15と
第三番目のファイルシート15が右側のポケット18、
18を相互に上下より対向せしめられた右側ポケットに
関する一組のファイル単位体20dを構成し、左右ポケ
ットに関するファイル単位体の複数組(20c、20
e) (20d、20f)が積層されたファイルシート
の積層体を形成する積層体形成工程と、前記積層体を構
成するファイルシート15の左右ポケット18、18の
間に位置して上下のベースフィルム部12を相互に固着
する綴込み工程と、から成る点にある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明の実施
形態を詳述する。
【0011】(第1実施形態) (シート形成工程)図1(A)に示すように、透明又は
半透明とされた帯状の合成樹脂フィルム11は、ベース
フィルム部12の一面側の左右両側部にポケットフィル
ム部13、13を重合せしめられる。図例の場合、連続
する帯状の合成樹脂フィルム11の両側縁を該フィルム
の一面、図例の場合、上面側に折り返し重合することに
より、折返部14、14を介してベースフィルム部12
に連設せしめられたポケットフィルム部13、13を構
成する。然しながら、図例とは異なり、ポケットフィル
ム部13、13を別体の合成樹脂フィルムにより構成
し、ベースフィルム部12の側縁に溶着しても良い。
尚、合成樹脂フィルム11は、ポリプロピレンやポリエ
チレン、その他の任意の合成樹脂により構成することが
できる。
【0012】次いで、前記合成樹脂フィルム11は、帯
長手方向に間欠的に移送されると共に、所定間隔の下で
横断方向に溶断溶着Cされ、これによりファイルシート
15を形成せしめられる。即ち、ファイルシート15
は、前記溶断溶着Cに沿ってポケットフィルム部13、
13をベースフィルム部12に溶着16され、これによ
り内向きに対向して開口17する左右ポケット18、1
8をベースフィルム部12上に形成せしめられる。
【0013】(積層体形成工程)そこで、図1(B)に
示すように、多数のファイルシート15を上下に積層す
るに際し、上下に隣合うファイルシート15、15を相
互に表裏面を反転した状態となるように積層せしめるこ
とにより、上下に積層された一対のファイルシート1
5、15のうち、上層側のファイルシート15は左右の
ポケットフィルム部13、13をベースフィルム部12
の下面側に位置せしめるように配置する一方、下層側の
ファイルシート15は左右のポケットフィルム部13、
13をベースフィルム部12の上面側に位置せしめるよ
うに配置することにより、左右それぞれのポケットフィ
ルム部13が相互に上下より対向せしめられた上下一対
のファイルシート15、15から成る一組のファイル単
位体20を構成し、該ファイル単位体20の複数組20
a、20bが積層されたファイルシートの積層体を形成
する
【0014】(綴込み工程その後、前記積層体を構成
するファイルシート15の左右ポケット18、18の間
に位置して上下のベースフィルム部12を相互に固着す
る。図例の場合、多数のファイルシート15を前述のよ
うな複数組のファイル単位体を構成するように配置する
と共に、表紙19に積層した状態で、左右ポケット1
8、18の間に位置してベースフィルム部12を超音波
ウエルダー等により固着Wする。このため、表紙19
は、ファイルシート15に溶着可能な同系の合成樹脂シ
ートを採用するか、或いは紙又は合成樹脂シートの表面
にファイルシート15と同系の合成樹脂をコーティング
又はラミネートしたものを用いる。但し、前記固着Wの
手段は、超音波ウエルダー以外の種々の手段を使用する
ことが可能であり、その場合、表紙19の素材は任意で
ある。
【0015】(第1実施形態により製造されたファイリ
ング用ブックの構成)前述のように、ファイルシート1
5の積層体は、複数組のファイル単位体の積層構造を構
成する。即ち、図1(B)及び図2に示すように、前記
積層体のうち上下に積層された一対のファイルシート1
5、15は、左右ポケット18、18の双方を上下より
対向して重合せしめることにより一組のファイル単位体
20を構成し、図2に示すように、このようなファイル
単位体20の複数組20a、20bが積層されている。
尚、図示実施例において、最上層のファイルシート15
aは、ファイル単位体20を構成しない。
【0016】この第1実施形態により製造されたファイ
リング用ブックは、図2(B)に示すように、最上層の
ファイルシート15aにおける左右ポケット18a、1
8aに跨がって情報紙等の被ファイルシート21aを挿
入ファイルできる他、一組のファイル単位体20aを構
成する上下のファイルシート15、15を開くことによ
り、そこに並列状に配置される一対のポケット18b、
18bに跨がって被ファイルシート21bを挿入ファイ
ルすることができる。同様に、下位における一組のファ
イル単位体20bを構成する上下のファイルシート1
5、15を開くことにより一対のポケット18c、18
cが並列状に配置されることになり、そこにも同様に被
ファイルシートを挿入ファイルできる。
【0017】従って、例えば、各ポケット18がA4サ
イズの場合でも、前記のように並列される一対のポケッ
ト18b、18bに跨がってA3サイズの被ファイルシ
ート21bを広げたまま挿入ファイルすることが可能で
あり、透明又は半透明のファイルシート15の外部から
被ファイルシート21bを一覧することができる。尚、
被ファイルシート21bが両面印刷等、表面及び裏面の
両面に情報を表示する場合、開いた一組のファイル単位
体20aをめくることにより、ベースフィルム部12を
介して即座に裏面の情報を視認できる。
【0018】(第2実施形態) (シート形成工程)図3に示す第2実施形態において、
ファイルシート15は、ベースフィルム部12に対して
左右のポケットフィルム部13、13を交互に上下反対
向きに折り返すことにより、ベースフィルム部12の上
下で内向きに対向して開口せしめられた左右ポケット1
8、18を形成している。即ち、左右一方のポケットフ
ィルム部13をベースフィルム部12の表面側に重合せ
しめる反面、左右他方のポケットフィルム部13をベー
スフィルム部12の裏面側に重合せしめることにより、
左右ポケット18、18を相互にベースフィルム部12
の表裏反対側に形成している。この折り返し方向が異な
る他、帯状の合成樹脂フィルムを折り曲げた状態で間欠
移送し、横断方向に溶断溶着することによりファイルシ
ート15を形成する点、また、一組のファイル単位体2
0を構成するように上下ファイルシート15、15を配
置し、表紙19上で積層しつつ固着する点は、上記第1
実施形態と同様である。
【0019】(積層体形成工程前記ファイルシート1
5の多数枚を積層するに際し、上下に隣合うファイルシ
ート15、15を相互に表裏面を反転した状態となるよ
うに積層せしめることにより、上から第一番目のファイ
ルシート15と第二番目のファイルシート15が左側の
ポケット18、18を相互に上下より対向せしめられた
左側ポケットに関する一組のファイル単位体20cを構
成し、前記第二番目のファイルシート15と第三番目の
ファイルシート15が右側のポケット18、18を相互
に上下より対向せしめられた右側ポケットに関する一組
のファイル単位体20dを構成し、左右ポケットに関す
るファイル単位体の複数組(20c、20e) (20
d、20f)が積層されたファイルシートの積層体を形
成する
【0020】このように、第2実施形態において、一組
のファイル単位体20は、上下に位置する一対のファイ
ルシート15、15が、左右ポケット18、18の少な
くとも一方だけを上下より対向して重合せしめている。
即ち、上から第一番目のファイルシート15と第二番目
のファイルシート15が、左側のポケット18、18を
対向せしめることにより第一番目の一組のファイル単位
体20cを構成する。次に、上から第二番目のファイル
シート15と第三番目のファイルシート15が、右側の
ポケット18、18を対向せしめることにより第二番目
の一組のファイル単位体20dを構成する。以下同様
に、第三番目の一組のファイル単位体20e、第四番目
の一組のファイル単位体20fが形成される。
【0021】(綴込み工程)その後、第1実施形態と同
様に、前記積層体を構成するファイルシート15の左右
ポケット18、18の間に位置して上下のベースフィル
ム部12を相互に固着する。図例の場合、多数のファイ
ルシート15を前述のような複数組のファイル単位体を
構成するように配置すると共に、表紙19に積層した状
態で、左右ポケット18、18の間に位置してベースフ
ィルム部12を超音波ウエルダー等により固着Wする。
【0022】(第2実施形態により製造されたファイリ
ング用ブックの構成)この第2実施形態においても、
造されたファイリング用ブックは、各組とされたファイ
ル単位体20c、20d、20e、20fを構成するそ
れぞれの上下のファイルシート15、15を開くことに
より一対のポケット18、18を並列状に配置せしめ、
両ポケット18、18に跨がった状態で情報紙等の被フ
ァイルシートを挿入ファイルすることが可能になる。
【0023】
【発明の効果】図4に示した比較例では、各ポケットの
サイズを越える被ファイルシートを挿入ファイルするこ
とができないのに対して、本発明方法により製造したフ
ァイリング用ブックによれば、各組とされたファイル単
位体を構成する上下のファイルシートを開くことによ
り、一対のポケットを並列状に配置せしめることができ
るので、両ポケットに跨がって情報紙等の被ファイルシ
ートを挿入ファイルすることが可能になり、ポケットの
二倍のサイズの被ファイルシートをファイルシートの外
部から広げた状態で一覧できるという効果がある。
【0024】しかも、被ファイルシートが両面印刷等、
表面及び裏面の両面に情報を表示している場合でも、開
いた一組のファイル単位体をめくることにより、即座に
裏面の情報までも視認できる便利がある。
【0025】更に、一枚のファイルシートにより左右一
対のポケットを形成し、このようなファイルシートの多
数を積層した状態で中央において固着することによりフ
ァイリング用ブックを簡単に得られるものであるから、
大量生産に適し、安価に提供できる点においても利点が
ある。
【0026】ところで、請求項1に記載の本発明方法に
よれば、シート形成工程により得るファイルシート15
は、透明又は半透明の合成樹脂フィルムを用いて、ベー
スフィルム部12の一面側の左右両側部にポケットフィ
ルム部13、13を重合固着することにより、内向きに
対向して開口17せしめられた左右ポケット18、18
を備えたものであり、図4に示した比較例と同様の構成
であるため、従来の設備装置をそのまま用いてファイル
シート15を形成することができる。そして、このよう
なファイルシート15を次の積層工程において、上下に
隣合うファイルシート15、15を相互に表裏両面を反
転した状態となるように積層した後、従来の設備装置を
そのまま用いて綴込み工程を実施することができるの
で、従来におけるファイリング用ブックの製造方法及び
装置を大幅に変更する必要なくして上述のような目的の
ファイリング用ブックを提供できる。
【0027】即ち、請求項1に記載の本発明によれば、
シート形成工程、積層体形成工程、綴込み工程のうち、
積層体形成工程において多数枚のファイルシート15を
積層するに際し、単に、上下に隣合うファイルシート1
5、15を相互に表裏面を反転した状態となるように積
層せしめるという方法的特徴を付加するだけで、本発明
が目的とするファイルシート15を開いたときに一対の
ポケット18、18が並列状に配置せしめられるファイ
ル単位体20を備えたファイリング用ブックを製造する
ことができた点に特筆すべき効果がある。
【0028】また、請求項2に記載の本発明方法によれ
ば、シート形成工程、積層体形成工程、綴込み工程のう
ち、シート形成工程において、従来と同様に一方のポケ
ットフィルム部13をベースフィルム部12の表側に重
合せしめる反面、他方のポケットフィルム部13をベー
スフィルム部12の裏側に重合せしめるという方法的特
徴を付加するだけで、本発明実施のためのファイルシー
ト15を簡単に形成することができると共に、積層体形
成工程に対して前記請求項1と同様の方法的特徴を付加
するだけで、本発明が目的とするファイルシート15を
開いたときに一対のポケット18、18が並列状に配置
せしめられる左右のファイル単位体(20c、20e)
(20d、20f)を交互に備えたファイリング用ブ
ックを製造することができた点に特筆すべき効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るファイリング用ブ
ックの製造方法を示し、(A)はシート形成工程を示す
斜視図、(B)は積層体形成工程及び綴込み工程を示す
断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態により製造したファイリ
ング用ブックを示し、(A)は最上層のファイルシート
を開いた状態の断面図、(B)は第一番目のファイル単
位体を開いた状態の断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係るファイリング用ブ
ックの製造方法における積層体形成工程及び綴込み工程
を示す断面図である。
【図4】比較例に係るファイリング用ブックを示し、
(A)はファイルシートの積層状態を示す断面図、
(B)はファイルシートを開いた状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】 11 合成樹脂フィルム 12 ベースフィルム部 13 ポケットフィルム部 15 ファイルシート 16 溶着 17 開口 18 ポケット 19 表紙 20 一組のファイル単位体 21 被ファイルシート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明又は半透明の合成樹脂フィルムから
    成り、ベースフィルム部12の左右両側部に重合固着し
    たポケットフィルム部13、13により内向きに対向し
    て開口17せしめられた左右ポケット18、18を備え
    たファイルシート15を構成し、複数枚のファイルシー
    ト15を積層すると共に、左右ポケット18、18の間
    に位置して各ベースフィルム部12を相互に固着して成
    るファイリング用ブックにおいて、 各ファイルシート15がベースフィルム部12の同一面
    側に左右のポケットフィルム部13、13を重合せしめ
    ることにより左右ポケット18、18を設け、上下に積
    層された一対のファイルシート15、15のうち、下層
    側のファイルシート15は左右のポケットフィルム部1
    3、13がベースフィルム部12の上面側に位置するよ
    うに配置され、上層側のファイルシート15は左右のポ
    ケットフィルム部13、13がベースフィルム部12の
    下面側に位置するように配置され、左右それぞれのポケ
    ットフィルム部13が相互に上下より対向せしめられた
    上下一対のファイルシート15、15により一組のファ
    イル単位体20を構成し、複数組のファイル単位体20
    a、20bの積層構造により前記ファイルシートの積層
    体を構成して成ることを特徴とするファイリング用ブッ
    ク。
  2. 【請求項2】 透明又は半透明の合成樹脂フィルムから
    成り、ベースフィルム部12の左右両側部に重合固着し
    たポケットフィルム部13、13により内向きに対向し
    て開口せしめられた左右ポケット18、18を備えたフ
    ァイルシート15を構成し、複数枚のファイルシート1
    5を積層すると共に、左右ポケット18、18の間に位
    置して各ベースフィルム12を相互に固着して成るファ
    イリング用ブックにおいて、 各ファイルシート15が左右一方のポケットフィルム部
    13をベースフィルム部12の表面側に重合せしめる反
    面、左右他方のポケットフィルム部13をベースフィル
    ム部12の裏面側に重合せしめることにより、左右ポケ
    ット18、18を相互にベースフィルム部12の表裏反
    対側に設け、 上下に積層されたファイルシート15、15、15のう
    ち、上から第一番目のファイルシート15と第二番目の
    ファイルシート15が左側のポケット18、18を対向
    せしめることにより左側ポケットに関する一組のファイ
    ル単位体20cを構成し、前記第二番目のファイルシー
    ト15と第三番目のファイルシート15が右側のポケッ
    ト18、18を対向せしめることにより右側ポケットに
    関する一組のファイル単位体20dを構成し、左右ポケ
    ットに関する複数組のファイル単位体(20c、20
    e)(20d、20f)の積層構造により前記ファイル
    シートの積層体を構成して成ることを特徴とするファイ
    リング用ブック。
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