JPH08294809A - 角穴加工用工具 - Google Patents
角穴加工用工具Info
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- JPH08294809A JPH08294809A JP7102296A JP10229695A JPH08294809A JP H08294809 A JPH08294809 A JP H08294809A JP 7102296 A JP7102296 A JP 7102296A JP 10229695 A JP10229695 A JP 10229695A JP H08294809 A JPH08294809 A JP H08294809A
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- 238000005553 drilling Methods 0.000 claims abstract description 14
- 238000003754 machining Methods 0.000 claims description 40
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 claims description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 15
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 238000005242 forging Methods 0.000 description 2
- 230000008021 deposition Effects 0.000 description 1
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 1
- 238000003672 processing method Methods 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
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- Drilling And Boring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ボール盤などの汎用工作機械を利用してワー
クの下穴を各穴に加工できる各穴加工用工具を提供する
こと。 【構成】 ホルダー2は、固定されたワークWに対し相
対的に軸心方向接近離間移動自在な回転主軸7またはワ
ーク保持用回転主軸に対しその軸心方向に相対的に接近
離間移動自在な工具保持具に、前記回転主軸と同心状態
で着脱自在に保持される被保持軸部8を備え、刃体支持
用軸体3は、前記ホルダー2の被保持軸部8の軸心8a
に対し傾斜した軸心3aの周りに自転可能に前記ホルダ
ー2に支承され、角穴加工用刃体4は、前記刃体支持用
軸体3から突出する角柱状刃部17を備え、当該角柱状
刃部17は、先端側程太くなるもので、その先端面18
の中心18aが前記ホルダー2の被保持軸部の軸心8a
と前記刃体支持用軸体3の軸心3aとの交点Pに位置す
る構成。
クの下穴を各穴に加工できる各穴加工用工具を提供する
こと。 【構成】 ホルダー2は、固定されたワークWに対し相
対的に軸心方向接近離間移動自在な回転主軸7またはワ
ーク保持用回転主軸に対しその軸心方向に相対的に接近
離間移動自在な工具保持具に、前記回転主軸と同心状態
で着脱自在に保持される被保持軸部8を備え、刃体支持
用軸体3は、前記ホルダー2の被保持軸部8の軸心8a
に対し傾斜した軸心3aの周りに自転可能に前記ホルダ
ー2に支承され、角穴加工用刃体4は、前記刃体支持用
軸体3から突出する角柱状刃部17を備え、当該角柱状
刃部17は、先端側程太くなるもので、その先端面18
の中心18aが前記ホルダー2の被保持軸部の軸心8a
と前記刃体支持用軸体3の軸心3aとの交点Pに位置す
る構成。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボール盤や旋盤などを
利用して、ワークに予め設けられた円柱状下穴をレンチ
穴などの各種角穴に加工するための、角穴加工用工具に
関するものである。
利用して、ワークに予め設けられた円柱状下穴をレンチ
穴などの各種角穴に加工するための、角穴加工用工具に
関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】各種ワークにレンチ穴な
どの角穴を加工する方法としては、ワークに予め設けら
れた円柱状下穴をポンチなどで角穴に圧造する方法や、
貫通した下穴を角穴加工用スロッターやブローチで角穴
に切削加工する方法が知られているが、何れも自動加工
のためには専用の工作機械が必要であり、特に貫通して
いない有底の角穴を加工する場合、従来の圧造方法は、
小ロットの製品加工方法としては活用することができな
かった。
どの角穴を加工する方法としては、ワークに予め設けら
れた円柱状下穴をポンチなどで角穴に圧造する方法や、
貫通した下穴を角穴加工用スロッターやブローチで角穴
に切削加工する方法が知られているが、何れも自動加工
のためには専用の工作機械が必要であり、特に貫通して
いない有底の角穴を加工する場合、従来の圧造方法は、
小ロットの製品加工方法としては活用することができな
かった。
【0003】本発明は、上記のような従来の問題点に鑑
み、ボール盤や旋盤などの一般的な汎用工作機械を利用
して、有底の角穴であっても簡単にしかも高精度に加工
することのできる、特に小ロットの製品加工に好適な角
穴加工用工具を提供することを目的とするものである。
み、ボール盤や旋盤などの一般的な汎用工作機械を利用
して、有底の角穴であっても簡単にしかも高精度に加工
することのできる、特に小ロットの製品加工に好適な角
穴加工用工具を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の角穴加工用工具は、後述する実施例の参照符
号を付して示すと、ホルダー2と、刃体支持用軸体3
と、角穴加工用刃体4とを備え、ホルダー2は、固定さ
れたワークWに対し相対的に軸心方向接近離間移動自在
な回転主軸7またはワーク保持用回転主軸に対しその軸
心方向に相対的に接近離間移動自在な工具保持具に、前
記回転主軸と同心状態で着脱自在に保持される被保持軸
部8を備え、刃体支持用軸体3は、前記ホルダー2の被
保持軸部8の軸心8aに対し傾斜した軸心3aの周りに
自転可能に前記ホルダー2に支承され、角穴加工用刃体
4は、前記刃体支持用軸体3から突出する角柱状刃部1
7を備え、当該角柱状刃部17は、先端側程太くなるも
ので、その先端面18の中心18aが前記ホルダー2の
被保持軸部の軸心8aと前記刃体支持用軸体3の軸心3
aとの交点Pに位置する構成となっている。
の本発明の角穴加工用工具は、後述する実施例の参照符
号を付して示すと、ホルダー2と、刃体支持用軸体3
と、角穴加工用刃体4とを備え、ホルダー2は、固定さ
れたワークWに対し相対的に軸心方向接近離間移動自在
な回転主軸7またはワーク保持用回転主軸に対しその軸
心方向に相対的に接近離間移動自在な工具保持具に、前
記回転主軸と同心状態で着脱自在に保持される被保持軸
部8を備え、刃体支持用軸体3は、前記ホルダー2の被
保持軸部8の軸心8aに対し傾斜した軸心3aの周りに
自転可能に前記ホルダー2に支承され、角穴加工用刃体
4は、前記刃体支持用軸体3から突出する角柱状刃部1
7を備え、当該角柱状刃部17は、先端側程太くなるも
ので、その先端面18の中心18aが前記ホルダー2の
被保持軸部の軸心8aと前記刃体支持用軸体3の軸心3
aとの交点Pに位置する構成となっている。
【0005】前記角穴加工用刃体4は、前記刃体支持用
軸体3の先端に一体に構成することもできるが、当該刃
体支持用軸体3の先端に設けられた刃体取付け部13に
対し着脱自在に取付けられる基部16と、前記刃体支持
用軸体3から突出する角柱状刃部17とを設けて、前記
刃体支持用軸体3に対し交換可能に構成するのが望まし
い。
軸体3の先端に一体に構成することもできるが、当該刃
体支持用軸体3の先端に設けられた刃体取付け部13に
対し着脱自在に取付けられる基部16と、前記刃体支持
用軸体3から突出する角柱状刃部17とを設けて、前記
刃体支持用軸体3に対し交換可能に構成するのが望まし
い。
【0006】
【実施例】以下に本発明の好適実施例を添付図に基づい
て説明すると、図1A及び図1Bにおいて、1は本発明
による角穴加工用工具であって、ホルダー2、刃体支持
用軸体3、及び角穴加工用刃体4から構成されている。
ホルダー2は、図1Cに示すように、例えばボール盤に
おける回転主軸、即ちワーククランプ5によってテーブ
ル6上に固定されたワークWに対し相対的に軸心方向接
近離間移動自在な回転主軸7に、当該回転主軸7と同心
状態で着脱自在に保持されるテーパー状の被保持軸部8
と、この被保持軸部8に連設された軸受部9とを備えて
いる。刃体支持用軸体3は、前記ホルダー2の被保持軸
部8の軸心8aに対し例えば2度程度傾斜した軸心3a
の周りに自転可能に前記ホルダー2の軸受部9に、アン
ギュラ玉軸受10、スラスト玉軸受11、及びシェル形
ニードル軸受12を介して支承され、前記ホルダー2か
ら突出する先端に刃体取付け部13を備えている。14
はオイルシールである。
て説明すると、図1A及び図1Bにおいて、1は本発明
による角穴加工用工具であって、ホルダー2、刃体支持
用軸体3、及び角穴加工用刃体4から構成されている。
ホルダー2は、図1Cに示すように、例えばボール盤に
おける回転主軸、即ちワーククランプ5によってテーブ
ル6上に固定されたワークWに対し相対的に軸心方向接
近離間移動自在な回転主軸7に、当該回転主軸7と同心
状態で着脱自在に保持されるテーパー状の被保持軸部8
と、この被保持軸部8に連設された軸受部9とを備えて
いる。刃体支持用軸体3は、前記ホルダー2の被保持軸
部8の軸心8aに対し例えば2度程度傾斜した軸心3a
の周りに自転可能に前記ホルダー2の軸受部9に、アン
ギュラ玉軸受10、スラスト玉軸受11、及びシェル形
ニードル軸受12を介して支承され、前記ホルダー2か
ら突出する先端に刃体取付け部13を備えている。14
はオイルシールである。
【0007】角穴加工用刃体4は、前記刃体支持用軸体
3の刃体取付け部13に対し着脱自在に嵌合してロック
ねじ15により固定される基部16と、前記刃体支持用
軸体3から突出する角柱状刃部17とを備え、当該角柱
状刃部17は、先端側程太くなるもので、前記刃体支持
用軸体3の軸心3aに対し直角で平坦な先端面18の中
心18aが前記ホルダー2の被保持軸部8の軸心8aと
前記刃体支持用軸体3の軸心3aとの交点Pに位置する
ように構成されている。図示の角穴加工用刃体4は、レ
ンチ穴としての六角穴加工用のものであり、従ってその
角柱状刃部17は正六角柱状であり、その刃体支持用軸
体3の軸心3aに対する側面の傾斜角度は、前記ホルダ
ー2の被保持軸部8の軸心8aに対する刃体支持用軸体
3の軸心3aの傾斜角度(この実施例では2度)に等し
いかまたは若干大きい。
3の刃体取付け部13に対し着脱自在に嵌合してロック
ねじ15により固定される基部16と、前記刃体支持用
軸体3から突出する角柱状刃部17とを備え、当該角柱
状刃部17は、先端側程太くなるもので、前記刃体支持
用軸体3の軸心3aに対し直角で平坦な先端面18の中
心18aが前記ホルダー2の被保持軸部8の軸心8aと
前記刃体支持用軸体3の軸心3aとの交点Pに位置する
ように構成されている。図示の角穴加工用刃体4は、レ
ンチ穴としての六角穴加工用のものであり、従ってその
角柱状刃部17は正六角柱状であり、その刃体支持用軸
体3の軸心3aに対する側面の傾斜角度は、前記ホルダ
ー2の被保持軸部8の軸心8aに対する刃体支持用軸体
3の軸心3aの傾斜角度(この実施例では2度)に等し
いかまたは若干大きい。
【0008】以上のように構成された角穴加工用工具1
は、例えば図1Cに示すようにホルダー2の被保持軸部
8をボール盤の回転主軸7に同心状に取付け、ワークク
ランプ5でテーブル6上に固定されるワークWには、角
穴に加工するための下穴Hを設けておく。この下穴H
は、図2Aに示すように、角穴加工用刃体4における角
柱状刃部17の先端面18の六角形に内接する円と略同
一直径の円柱状穴であって、必要に応じてその開口部周
縁には面取りが施される。この面取り部Haは、前記角
柱状刃部17の六角形先端面18の周縁が当該面取り部
Haの斜面に当接し得る程度の大きさである。
は、例えば図1Cに示すようにホルダー2の被保持軸部
8をボール盤の回転主軸7に同心状に取付け、ワークク
ランプ5でテーブル6上に固定されるワークWには、角
穴に加工するための下穴Hを設けておく。この下穴H
は、図2Aに示すように、角穴加工用刃体4における角
柱状刃部17の先端面18の六角形に内接する円と略同
一直径の円柱状穴であって、必要に応じてその開口部周
縁には面取りが施される。この面取り部Haは、前記角
柱状刃部17の六角形先端面18の周縁が当該面取り部
Haの斜面に当接し得る程度の大きさである。
【0009】上記下穴Hがボール盤の回転主軸7と同心
状に位置するように、換言すれば角穴加工用工具1のホ
ルダー2における被保持軸部8の軸心8aと同心状に位
置するように、ワークWをワーククランプ5でテーブル
6上に固定したならば、回転主軸7を降下させて、角穴
加工用工具1の角穴加工用刃体4における角柱状刃部1
7の先端をワークWの表面に圧接させる。正確には、角
穴加工用刃体4は刃体支持用軸体3と一体にホルダー2
における被保持軸部8の軸心8aに対し前記のように傾
斜しているので、図2Aに示すように、前記角柱状刃部
17の先端面18における六角形周縁の一か所(角部)
が、下穴Hの面取り部Haにおける斜面に圧接すること
になる。
状に位置するように、換言すれば角穴加工用工具1のホ
ルダー2における被保持軸部8の軸心8aと同心状に位
置するように、ワークWをワーククランプ5でテーブル
6上に固定したならば、回転主軸7を降下させて、角穴
加工用工具1の角穴加工用刃体4における角柱状刃部1
7の先端をワークWの表面に圧接させる。正確には、角
穴加工用刃体4は刃体支持用軸体3と一体にホルダー2
における被保持軸部8の軸心8aに対し前記のように傾
斜しているので、図2Aに示すように、前記角柱状刃部
17の先端面18における六角形周縁の一か所(角部)
が、下穴Hの面取り部Haにおける斜面に圧接すること
になる。
【0010】上記のように角柱状刃部17とワークWと
を回転主軸7(ホルダー2における被保持軸部8)の軸
心方向に所要圧力で圧接させたならば、回転主軸7を駆
動して角穴加工用工具1をホルダー2の被保持軸部8の
軸心8aの周りに回動させる。このとき、ワークWが存
在せずに角柱状刃部17が無負荷の状態であれば、刃体
支持用軸体3及び角穴加工用刃体4がホルダー2と一体
に前記軸心8aの周りに回転するだけであるが、前記の
ように角柱状刃部17の先端面18における六角形周縁
の一か所(角部)が、下穴Hの面取り部Haにおける斜
面に圧接していて、当該角柱状刃部17の回転が阻止さ
れているので、角穴加工用刃体4及び刃体支持用軸体3
に対してホルダー2のみが前記軸心8aの周りに回転す
ることになり、この結果、角穴加工用刃体4及び刃体支
持用軸体3は自転せずにホルダー2の前記軸心8aの周
りに公転するだけとなる。
を回転主軸7(ホルダー2における被保持軸部8)の軸
心方向に所要圧力で圧接させたならば、回転主軸7を駆
動して角穴加工用工具1をホルダー2の被保持軸部8の
軸心8aの周りに回動させる。このとき、ワークWが存
在せずに角柱状刃部17が無負荷の状態であれば、刃体
支持用軸体3及び角穴加工用刃体4がホルダー2と一体
に前記軸心8aの周りに回転するだけであるが、前記の
ように角柱状刃部17の先端面18における六角形周縁
の一か所(角部)が、下穴Hの面取り部Haにおける斜
面に圧接していて、当該角柱状刃部17の回転が阻止さ
れているので、角穴加工用刃体4及び刃体支持用軸体3
に対してホルダー2のみが前記軸心8aの周りに回転す
ることになり、この結果、角穴加工用刃体4及び刃体支
持用軸体3は自転せずにホルダー2の前記軸心8aの周
りに公転するだけとなる。
【0011】即ち、角柱状刃部17は、その先端面18
の中心18aがホルダー2の被保持軸部8の軸心8aと
刃体支持用軸体3の軸心3aとの交点Pに位置する状態
で、刃体支持用軸体3の軸心3aの周りには自転せず
に、前記交点Pを首振り中心としてホルダー2の被保持
軸部軸心8aの周りで回転首振り運動することになる。
従って、前記軸心8aに対し傾斜している角柱状刃部先
端面18の周縁とワークWとの圧接位置が、周方向の相
対摺接移動を伴うことなしに周方向に転がり移動するこ
とになる。従って、係る状況において、ワークWの下穴
Hに角柱状刃部17を圧入する方向(矢印F)に、回転
主軸7に強制送りをかけると、角柱状刃部先端面18の
六角形周縁の内、前記送り方向Fに関して最先行位置と
なる周縁部分が下穴Hの深さ方向へ螺旋状に進行するこ
とになる。
の中心18aがホルダー2の被保持軸部8の軸心8aと
刃体支持用軸体3の軸心3aとの交点Pに位置する状態
で、刃体支持用軸体3の軸心3aの周りには自転せず
に、前記交点Pを首振り中心としてホルダー2の被保持
軸部軸心8aの周りで回転首振り運動することになる。
従って、前記軸心8aに対し傾斜している角柱状刃部先
端面18の周縁とワークWとの圧接位置が、周方向の相
対摺接移動を伴うことなしに周方向に転がり移動するこ
とになる。従って、係る状況において、ワークWの下穴
Hに角柱状刃部17を圧入する方向(矢印F)に、回転
主軸7に強制送りをかけると、角柱状刃部先端面18の
六角形周縁の内、前記送り方向Fに関して最先行位置と
なる周縁部分が下穴Hの深さ方向へ螺旋状に進行するこ
とになる。
【0012】上記作用を図3及び図4に基づいてさらに
詳述すると、例えば回転主軸7(角穴加工用工具1のホ
ルダー2)の180度回転あたりの送り量Sを0.3m
mとした場合、角柱状刃部17の先端面18の六角形周
縁の内、回転主軸7の送り方向Fに関して最先行位置と
なる周縁部Nは、軸心8aに対して直角な平面上にあ
る、強制送りがないときの移動軌跡L1に対し、L2で
示すように、60度回転後で0.1mm、120度回転
後で0.2mm、180度回転後で0.3mmだけ送り
方向Fに進み、1回転後は0.6mm、2回転後は1.
2mmだけ送り方向に進む状態になる。
詳述すると、例えば回転主軸7(角穴加工用工具1のホ
ルダー2)の180度回転あたりの送り量Sを0.3m
mとした場合、角柱状刃部17の先端面18の六角形周
縁の内、回転主軸7の送り方向Fに関して最先行位置と
なる周縁部Nは、軸心8aに対して直角な平面上にあ
る、強制送りがないときの移動軌跡L1に対し、L2で
示すように、60度回転後で0.1mm、120度回転
後で0.2mm、180度回転後で0.3mmだけ送り
方向Fに進み、1回転後は0.6mm、2回転後は1.
2mmだけ送り方向に進む状態になる。
【0013】即ち、角柱状刃部先端面18の六角形周縁
の内、送り方向Fに関して最先行位置となる周縁部Nが
下穴Hの深さ方向へ、60度あたり0.1mmピッチで
螺旋状に、ワークWに対し相対摺接移動を伴わない転が
り状態で進行することになる。この螺旋状に転がり移動
する前記周縁部Nが、下穴Hの周囲におけるワークWと
前記周縁部Nとの重なり部分Aを、前記送り方向Fに剪
断切削することになる。なお、前記重なり部分Aの半径
方向の幅Dは、前記角柱状刃部先端面18の剪断切削作
用を行う周縁部Nが下穴Hの軸心(軸心8a)の周りに
は自転しないので、角柱状刃部先端面18の形状(六角
形)に対応して変化し、六角形周縁部の各角部において
最大になる。
の内、送り方向Fに関して最先行位置となる周縁部Nが
下穴Hの深さ方向へ、60度あたり0.1mmピッチで
螺旋状に、ワークWに対し相対摺接移動を伴わない転が
り状態で進行することになる。この螺旋状に転がり移動
する前記周縁部Nが、下穴Hの周囲におけるワークWと
前記周縁部Nとの重なり部分Aを、前記送り方向Fに剪
断切削することになる。なお、前記重なり部分Aの半径
方向の幅Dは、前記角柱状刃部先端面18の剪断切削作
用を行う周縁部Nが下穴Hの軸心(軸心8a)の周りに
は自転しないので、角柱状刃部先端面18の形状(六角
形)に対応して変化し、六角形周縁部の各角部において
最大になる。
【0014】上記作用から明らかなように、ワークWの
下穴H内に圧入されて自転せずに回転首振り運動しなが
ら下穴Hの深さ方向に単位回転角度あたり一定量の強制
送りがかけられる角柱状刃部17は、図2A〜図2Cに
示すように下穴Hの周囲を角柱状刃部先端面18の輪郭
形状に剪断切削して、当該下穴Hの横断面形状を、角柱
状刃部先端面18の輪郭形状(六角形)に加工して、目
的の角穴WHとすることになる。このとき、下穴Hの周
囲から切断除去された切り屑は当該下穴Hの底部に堆積
するので、当該切り屑の堆積空間を確保するために、下
穴Hの深さを必要な角穴WHの深さよりも深くしておく
必要がある。具体的には、図2に示すように下穴加工用
ドリルの先端円錐部で下穴Hの底部に形成される円錐状
空間Hbに切り屑Waを堆積させ、この堆積切り屑を、
下穴底部まで圧入される角柱状刃部17の先端面18で
プレスされてワークWと一体化されるようにするのが望
ましい。
下穴H内に圧入されて自転せずに回転首振り運動しなが
ら下穴Hの深さ方向に単位回転角度あたり一定量の強制
送りがかけられる角柱状刃部17は、図2A〜図2Cに
示すように下穴Hの周囲を角柱状刃部先端面18の輪郭
形状に剪断切削して、当該下穴Hの横断面形状を、角柱
状刃部先端面18の輪郭形状(六角形)に加工して、目
的の角穴WHとすることになる。このとき、下穴Hの周
囲から切断除去された切り屑は当該下穴Hの底部に堆積
するので、当該切り屑の堆積空間を確保するために、下
穴Hの深さを必要な角穴WHの深さよりも深くしておく
必要がある。具体的には、図2に示すように下穴加工用
ドリルの先端円錐部で下穴Hの底部に形成される円錐状
空間Hbに切り屑Waを堆積させ、この堆積切り屑を、
下穴底部まで圧入される角柱状刃部17の先端面18で
プレスされてワークWと一体化されるようにするのが望
ましい。
【0015】角穴加工用刃体4における角柱状刃部17
の側面は、当該角柱状刃部17の回転首振り運動によ
り、下穴Hの内周面に対し半径方向に接近離間移動を繰
り返すので、当該角柱状刃部17の側面が下穴Hの内周
面に圧接しない程度に、ホルダー2の被保持軸部8の軸
心8aに対する刃体支持用軸体3の軸心3aの傾斜角度
よりも若干大きい角度で傾斜させて基部16側ほど細く
なるようにしなければならないが、角柱状刃部17の最
小径が小さくなり過ぎて強度が不当に低下するのを避け
なければならない。
の側面は、当該角柱状刃部17の回転首振り運動によ
り、下穴Hの内周面に対し半径方向に接近離間移動を繰
り返すので、当該角柱状刃部17の側面が下穴Hの内周
面に圧接しない程度に、ホルダー2の被保持軸部8の軸
心8aに対する刃体支持用軸体3の軸心3aの傾斜角度
よりも若干大きい角度で傾斜させて基部16側ほど細く
なるようにしなければならないが、角柱状刃部17の最
小径が小さくなり過ぎて強度が不当に低下するのを避け
なければならない。
【0016】上記実施例では、角穴加工用工具1をボー
ル盤の回転主軸7に取付けて、固定されたワークWの下
穴Hを角穴に加工する例を示したが、例えば旋盤の回転
主軸にワークWを、その下穴Hが回転主軸と同心状に位
置するように取付け、前記回転主軸に同心状に対向して
当該回転主軸に対しその軸心方向に接近離間移動自在な
工具保持具(テールストック)に、角穴加工用工具1の
被保持軸部8を前記回転主軸と同心状態で着脱自在に保
持させて使用することもできる。この場合、角穴加工用
工具1に対してワークWが下穴Hの軸心の周りに回転駆
動され、この回転するワークWの下穴Hに角穴加工用工
具1の角柱状刃部17が圧入されることになる。
ル盤の回転主軸7に取付けて、固定されたワークWの下
穴Hを角穴に加工する例を示したが、例えば旋盤の回転
主軸にワークWを、その下穴Hが回転主軸と同心状に位
置するように取付け、前記回転主軸に同心状に対向して
当該回転主軸に対しその軸心方向に接近離間移動自在な
工具保持具(テールストック)に、角穴加工用工具1の
被保持軸部8を前記回転主軸と同心状態で着脱自在に保
持させて使用することもできる。この場合、角穴加工用
工具1に対してワークWが下穴Hの軸心の周りに回転駆
動され、この回転するワークWの下穴Hに角穴加工用工
具1の角柱状刃部17が圧入されることになる。
【0017】また、上記実施例では、レンチ穴として利
用される六角穴を加工するために、角柱状刃部17の横
断面形状を正六角形としたが、加工される穴は六角穴に
限定されない。また、角穴加工用刃体4を刃体支持用軸
体3の先端に一体に構成することもできる。さらに、ワ
ークWに設けられる下穴Hの開口部周縁を面取りして、
角穴加工用工具1の角柱状刃部17を下穴Hに対し芯出
しし易くしたが、この面取り部Haがなくとも角穴加工
を支障なく行えることは勿論である。
用される六角穴を加工するために、角柱状刃部17の横
断面形状を正六角形としたが、加工される穴は六角穴に
限定されない。また、角穴加工用刃体4を刃体支持用軸
体3の先端に一体に構成することもできる。さらに、ワ
ークWに設けられる下穴Hの開口部周縁を面取りして、
角穴加工用工具1の角柱状刃部17を下穴Hに対し芯出
しし易くしたが、この面取り部Haがなくとも角穴加工
を支障なく行えることは勿論である。
【0018】
【発明の作用及び効果】以上のように本発明の角穴加工
用工具は、固定されたワークに対し相対的に軸心方向接
近離間移動自在な回転主軸またはワーク保持用回転主軸
に対しその軸心方向に相対的に接近離間移動自在な工具
保持具に、ホルダーを介して取付け、回転主軸で工具ま
たはワークを回転駆動させるとともに、当該工具とワー
クとを相対的に接近移動させて、工具の角穴加工用刃体
における角柱状刃部を前記ワークに前もって設けてある
下穴に相対的に圧入させることにより、ワークに対し相
対的に自転できない角柱状刃部を、その先端面の中心を
回転首振り運動の中心にして回転首振り公転運動させ
て、当該角柱状刃部先端面の周縁部でワークの下穴周面
を下穴深さ方向に剪断切削させ、以て、当該下穴の横断
面形状を前記角柱状刃部の先端面の多角形状に加工する
ことができる。
用工具は、固定されたワークに対し相対的に軸心方向接
近離間移動自在な回転主軸またはワーク保持用回転主軸
に対しその軸心方向に相対的に接近離間移動自在な工具
保持具に、ホルダーを介して取付け、回転主軸で工具ま
たはワークを回転駆動させるとともに、当該工具とワー
クとを相対的に接近移動させて、工具の角穴加工用刃体
における角柱状刃部を前記ワークに前もって設けてある
下穴に相対的に圧入させることにより、ワークに対し相
対的に自転できない角柱状刃部を、その先端面の中心を
回転首振り運動の中心にして回転首振り公転運動させ
て、当該角柱状刃部先端面の周縁部でワークの下穴周面
を下穴深さ方向に剪断切削させ、以て、当該下穴の横断
面形状を前記角柱状刃部の先端面の多角形状に加工する
ことができる。
【0019】このように本発明の角穴加工用工具によれ
ば、固定されたワークに対し相対的に軸心方向接近離間
移動自在な回転主軸またはワーク保持用回転主軸に対し
その軸心方向に相対的に接近離間移動自在な工具保持具
に取付けて使用するものであるから、ボール盤や旋盤な
どの一般的な汎用工作機械をそのまま角穴加工装置とし
て活用することができ、しかもワークには下穴を設けて
おくだけで良く、小ロットの製品の角穴加工を経済的且
つ能率良く行うことができる。
ば、固定されたワークに対し相対的に軸心方向接近離間
移動自在な回転主軸またはワーク保持用回転主軸に対し
その軸心方向に相対的に接近離間移動自在な工具保持具
に取付けて使用するものであるから、ボール盤や旋盤な
どの一般的な汎用工作機械をそのまま角穴加工装置とし
て活用することができ、しかもワークには下穴を設けて
おくだけで良く、小ロットの製品の角穴加工を経済的且
つ能率良く行うことができる。
【0020】なお、請求項2に記載の構成によれば、角
柱状刃部の摩損や破損時、あるいは異なる多角形状の角
穴加工時に、角柱状刃部を有する角穴加工用刃体のみを
交換できるので、工具全体を交換しなければならない場
合と比較して経済的である。
柱状刃部の摩損や破損時、あるいは異なる多角形状の角
穴加工時に、角柱状刃部を有する角穴加工用刃体のみを
交換できるので、工具全体を交換しなければならない場
合と比較して経済的である。
【図1】 A図は工具全体を示す一部縦断正面図であ
り、B図は同工具の底面図であり、C図は同工具の使用
方法の一例を示す一部縦断正面図である。
り、B図は同工具の底面図であり、C図は同工具の使用
方法の一例を示す一部縦断正面図である。
【図2】 A図は加工開始時のワーク下穴と工具の角柱
状刃部とを示す一部縦断正面図とワーク下穴を示す平面
図であり、B図は加工途中でのワーク下穴と工具の角柱
状刃部とを示す一部縦断正面図と横断平面図であり、C
図は加工終了時のワーク下穴と工具の角柱状刃部とを示
す一部縦断正面図と加工された各穴を示す平面図であ
る。
状刃部とを示す一部縦断正面図とワーク下穴を示す平面
図であり、B図は加工途中でのワーク下穴と工具の角柱
状刃部とを示す一部縦断正面図と横断平面図であり、C
図は加工終了時のワーク下穴と工具の角柱状刃部とを示
す一部縦断正面図と加工された各穴を示す平面図であ
る。
【図3】 角柱状刃部の作用を説明する正面図である。
【図4】 角柱状刃部の作用を説明する平面図である。
1 各穴加工用工具 2 ホルダー 3 刃体支持用軸体 3a 刃体支持用軸体の軸芯 4 角穴加工用刃体 7 ボール盤の回転主軸 8 被保持軸部 8a 被保持軸部の軸芯(回転主軸7の軸芯) 9 軸受部 13 刃体取付け部 16 角穴加工用刃体の基部 17 角穴加工用刃体の角柱状刃部 18 角柱状刃部の先端面 18a 角柱状刃部先端面の中心 W ワーク Wa 切り屑 H 下穴 Ha 下穴の面取り部 Hb 下穴底部の円錐状空間
Claims (2)
- 【請求項1】ホルダー(2) と、刃体支持用軸体(3) と、
角穴加工用刃体(4) とを備え、 ホルダー(2) は、固定されたワーク(W) に対し相対的に
軸心方向接近離間移動自在な回転主軸(7) またはワーク
保持用回転主軸に対しその軸心方向に相対的に接近離間
移動自在な工具保持具に、前記回転主軸と同心状態で着
脱自在に保持される被保持軸部(8) を備え、 刃体支持用軸体(3) は、前記ホルダー(2) の被保持軸部
(8) の軸心(8a)に対し傾斜した軸心(3a)の周りに自転可
能に前記ホルダー(2) に支承され、 角穴加工用刃体(4) は、前記刃体支持用軸体(3) から突
出する角柱状刃部(17)を備え、当該角柱状刃部(17)は、
先端側程太くなるもので、その先端面(18)の中心(18a)
が前記ホルダー(2) の被保持軸部の軸心(8a)と前記刃体
支持用軸体(3)の軸心(3a)との交点(P) に位置する角穴
加工用工具。 - 【請求項2】角穴加工用刃体(4) は、前記刃体支持用軸
体(3) の先端に設けられた刃体取付け部(13)に対し着脱
自在に取付けられる基部(16)と、前記刃体支持用軸体
(3) から突出する角柱状刃部(17)とを備えている請求項
1 に記載の角穴加工用工具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7102296A JPH08294809A (ja) | 1995-04-26 | 1995-04-26 | 角穴加工用工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7102296A JPH08294809A (ja) | 1995-04-26 | 1995-04-26 | 角穴加工用工具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08294809A true JPH08294809A (ja) | 1996-11-12 |
Family
ID=14323661
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7102296A Pending JPH08294809A (ja) | 1995-04-26 | 1995-04-26 | 角穴加工用工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08294809A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ES2232246A1 (es) * | 2002-09-26 | 2005-05-16 | Jose Madaula Latorre | Herramienta de poligonado o de brochado mediante oscilacion. |
| JP2008532600A (ja) * | 2005-03-09 | 2008-08-21 | カルテンバッハ ウント ホイクト ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 回転部品とそのベアリング機構とを備える医療・歯科医療用ハンドピース |
| JP2016532568A (ja) * | 2013-09-20 | 2016-10-20 | マーレ インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングMAHLE International GmbH | アクティブ磁気軸受を有する工具軸 |
| CN111843496A (zh) * | 2020-07-31 | 2020-10-30 | 扬州大学 | 一种基于车削加工方孔装置及其方法 |
| CN112893913A (zh) * | 2021-01-12 | 2021-06-04 | 浙江富冈机床有限公司 | 一种内六角冲孔机 |
| IT202100002546A1 (it) * | 2021-02-05 | 2022-08-05 | Brighetti Mecc S R L | Kit per trasformare una macchina utensile in una brocciatrice rotante |
| JP2023012145A (ja) * | 2021-07-13 | 2023-01-25 | 株式会社キトー | 加工用工具、工作機械及び加工方法 |
-
1995
- 1995-04-26 JP JP7102296A patent/JPH08294809A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ES2232246A1 (es) * | 2002-09-26 | 2005-05-16 | Jose Madaula Latorre | Herramienta de poligonado o de brochado mediante oscilacion. |
| ES2232246B1 (es) * | 2002-09-26 | 2006-03-01 | Jose Madaula Latorre | Herramienta de poligonado o de brochado mediante oscilacion. |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990112 |