JPH08295628A - 脱毛症外用治療剤 - Google Patents

脱毛症外用治療剤

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JPH08295628A
JPH08295628A JP10368595A JP10368595A JPH08295628A JP H08295628 A JPH08295628 A JP H08295628A JP 10368595 A JP10368595 A JP 10368595A JP 10368595 A JP10368595 A JP 10368595A JP H08295628 A JPH08295628 A JP H08295628A
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JP
Japan
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alopecia
dihydroxycholecalciferol
weight
therapeutic agent
ointment
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Application number
JP10368595A
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English (en)
Inventor
Tamotsu Kanzaki
保 神崎
Sunao Kishimoto
直 岸本
Keiji Komoriya
恵司 小森谷
Mineo Uozumi
峰男 魚住
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 新規な脱毛症治療剤を提供する。 【構成】 1α,24(R)―ジヒドロキシコレカルシ
フェロールをールを有効成分とする脱毛症治療剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な脱毛治療剤に関す
る。さらに詳しくは、本発明は1α,24(R)―ジヒ
ドロキシコレカルシフェロールを有効成分として含有す
る新規な脱毛治療剤に関する。
【0002】
【従来の技術】毛髪はその部位により、頭髪、眉毛、睫
毛、ヒゲ、腋毛、陰毛、体毛などと区別される。しか
し、その構造は共通で、一本の毛髪はそれを包む固有の
上皮性の毛包で支持、固定され、毛包根部の毛母におい
て細胞分裂により新しい毛髪成分としての角質が新生さ
れて成長する。毛母下端には毛包に包まれた毛乳頭が存
在する。そして、この毛髪は一定期間成長すると、毛包
とくに毛母が退行変性を来して毛髪の成長が止まり、毛
母は消失して毛乳頭は挙上する。やがて、その下部に新
しい毛髪が発生するとともに、最初の毛髪は押し上げら
れ、櫛や洗髪などの外力で牽引されるのを機会に脱落す
る。全ての毛包でこのような成長期(anagen)、退行期
(catagen )、休止期(telogen )という一連の変化が
繰り返されるが、これを毛周期と呼び、動物の種類、年
齢、部位により一定していることが多い。例えばヒトの
頭髪では成長期は2〜5年、退行期は短く、休止期は数
カ月とされ、一時期でみると85〜90%が成長期、残
りは休止期であるのに対して、眉毛では成長期、休止期
の割合は50%が前後とされている。一方、円形脱毛
症、粃糠性脱毛症等の脱毛症は、毛周期(hair cycle)
の異常を起こす自律神経障害、アレルギー(病巣感
染)、内分泌異常、毛周期障害、抗癌剤、自己免疫(Fu
ll異常)などの原因によると言われているが、原因不明
の場合も多い。
【0003】脱毛症の中でも円形脱毛症(alopecia are
ata )は頭に好発し、ときに眉毛部、髭毛部および四肢
に見られることがある。頭髪全体の脱落したものをとく
に全頭脱毛症(alopecia totalis)とよび、さらに眉
毛、睫毛および髭毛の脱落を伴う場合を悪性脱毛症(al
lopecia maligna )とよぶこともある。本症の原因とし
て最近注目されている説に自己免疫説がある。すなわち
抗毛母細胞自己抗体の産生説で、その根拠として本症で
はときに家族内発生が見られること、しばしば患者の基
礎疾患に橋本病、SLEなどの自己免疫説の確立された
疾患が見られること、多くの症例で全身的コルチコステ
ロイドがある程度効果的であることなどがあげられる。
しかしながら、本症患者血清中に自己抗体は検出されて
いない。本症は新生児ないしは乳児を除き、いかなる年
齢にも発生し、また性差もない。しかし、就学前の児童
に見られる全頭脱毛症、悪性脱毛症の大半はアトピー素
因をもつものであり、アトピー性皮膚炎を合併している
ことが多く、更に治療が困難とされている。
【0004】この円形脱毛症の治療には、全身療法また
は局所療法として、例えばステロイドの内服または外
用、精神安定剤、雪状炭酸圧抵法、DNCB感作療法、
PUVA、グリチルリチン、パントテン酸あるいはフロ
ージン液が使用されている。
【0005】また、粃糠性脱毛症は、俗にいう「ふけ
症」に伴う脱毛である。炎症が加わると赤み痒みを生
じ、脂漏性皮膚炎に移行する疾患であって、その局所療
法としてはステロイドの外用が良好な治療効果を示すと
されている。全身療法としては、通常ビタミン剤
(B2 、B6 )の投与が行われるが、痒みが強い場合は
抗ヒスタミン剤も併用される。このようなステロイドを
用いる脱毛症の局所療法では、通常液状の外用剤を1日
2回単純塗布し、病症が難治のときにはステロイドを局
所に注射する。
【0006】しかしながら、ステロイドの外用剤におけ
る治療効果の点においても、例えば上述のアトピー性皮
膚炎を合併している円形脱毛症では必ずしも十分満足で
きる効果が得られるわけではなく、同様に病期が長い古
い病巣においても十分な効果が得られ難い。更に難治性
の広範囲脱毛症、全頭脱毛症、汎発性脱毛症等に対して
は外用剤の適用は現実問題として困難であり、例えばP
UVA療法等によっている。
【0007】一方、ステロイド剤には特有の副作用の問
題があり、例えば、投与を中止すると脱毛が再燃した
り、例えば粃糠性脱毛症等の炎症を伴う脱毛症において
は、炎症が軽度の段階では薬効の強いステロイド剤の外
用はむしろ避けなくてはならない等、その使用における
制限が大きい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】すなわち本発明の目的
は、その原因に拘らず、種々の脱毛症に適用し得る新規
な脱毛症の治療剤を提供することにある。
【0009】更に本発明の目的は、脱毛防止作用、発毛
作用、増毛作用及び/又は育毛作用等の脱毛症の治療効
果に優れた、かつ副作用の低減化された脱毛症の治療剤
を提供することにある。
【0010】また更に本発明の目的は、例えばアトピー
性皮膚炎等の炎症症状を伴う脱毛症に対しても優れた治
療効果を有する脱毛症の治療剤を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意研究した結果、活性型ビタミンD 3
類の一種である1α,24(R)―ジヒドロキシコレカ
ルシフェロールが脱毛症の治療に有効で、かつ安全な治
療剤であることを発見し、本発明に至った。
【0012】すなわち本発明は、1α,24(R)―ジ
ヒドロキシコレカルシフェロールを有効成分として含有
する脱毛症治療剤である。
【0013】1α,24(R)―ジヒドロキシコレカル
シフェロールは公知の化合物であり、例えばジャーナル
・オブ・ザ・アメリカン・ケミカル・ソサイティー(J.
Amer.Chem.Soc )、95、2748(1973);ケミ
カル・ファーマコロジカル・ブレテイン(Chem. Pharm.
Bull.)、21、2568(1978);米国特許第4
022891号明細書等に記載された方法により、より
容易に合成し得るものである。本発明の1α,24
(R)―ジヒドロキシコレカルシフェロールとしては、
例えば特公平3―59063号公報に記載されている1
α,24(R)―ジヒドロキシコレカルシフェロール・
1水和物をこのましいものとして挙げることができる。
【0014】本発明の脱毛症治療剤は、脱毛防止作用、
発毛作用、増毛作用及び/又は育毛作用等を有している
ので、本発明の脱毛症としては、好ましくは、例えば全
頭脱毛症又は悪性脱毛症を含む円形脱毛症、あるいは粃
糠性脱毛症であってアトピー性皮膚炎を伴うものを挙げ
ることができる。
【0015】本発明の1α,24(R)―ジヒドロキシ
コレカルシフェロールを脱毛症の治療に利用するとき
は、1α,24(R)―ジヒドロキシコレカルシフェロ
ールは局所的あるいは全身的に投与される。局所的には
外用剤として、軟膏・クリーム等の半固形剤、ローショ
ン等の液剤、あるいはテープ剤の剤型で皮膚の疾患部に
直接投与される。一方全身的には注射剤、経口剤、経鼻
剤等として血管内、組織内、胃腸管、粘膜等へ水性注射
剤、油性注射剤、錠剤、顆粒剤、液剤、カプセル剤、ソ
フトカプセル剤、経鼻液剤、経鼻粉剤等の剤型で投与さ
れる。かかる全身投与の場合、これらの剤型への製剤化
方法については、原則としては通常の方法に従うもので
あるが、1α,24(R)―ジヒドロキシコレカルシフ
ェロールの投与量が少なく、かつ、物理化学的にも不安
定であることから、水性注射剤としては特開平2―80
317号公報に開示した方法、錠剤としては特公昭63
―60007号公報に開示した方法、あるいは特開平2
―229115号公報に開示した方法等により好適に製
剤化される。
【0016】上記の如く全身的にも投与されるものであ
るが、疾患部位の局所濃度がより高い方がより有効であ
ることから、皮膚疾患部位に局所的に投与した方が有利
であることは明らかである。かくして、1α,24
(R)―ジヒドロキシコレカルシフェロールの外用剤と
しての投与は重要であり、その意味で本発明者らが乾癬
治療軟膏剤として提案した(特公平3―68009号公
報)軟膏剤、あるいは乳剤性組成物として別個提案した
(特願平5―217261号明細書、国際出願PCT/
JP94/01443号明細書)クリーム剤は他処方よ
り治療効果が高く有用である。
【0017】すなわち、軟膏剤としては、(a)主薬と
しての1α,24(R)―ジヒドロキシコレカルシフェ
ロールと、(b)1α,24(R)―ジヒドロキシコレ
カルシフェロールを溶解する脂肪酸エステル類、高級ア
ルコール類及び炭酸プロプレンからなる群から選ばれる
一種あるいは二種以上の混合物である疎水性・無水性の
溶剤と、(c)白色ワセリン、黄色ワセリン、流動パラ
フィン及び流動パラフィンのポリエチレンゲルから選ば
れる一種あるいは二種以上の混合物である親油性基剤と
からなる軟膏剤であって、該疎水性・無水性の溶剤の量
が、該軟膏剤の0.01〜25.0重量%であり、該脂
肪酸エステル類が、アジピン酸ジイソプロピル、オレイ
ン酸デシル、セバシン酸ジエチル、ミリスチン酸イソプ
ロピル、トリアセチン、トリカプロン酸グリセリン、ト
リカプリル酸グリセリン、トリカプリン酸グリセリン、
トリラウリン酸グリセリン、トリリノール酸グリセリ
ン、ジカプリル酸プロピリングリコール、ジペラルゴン
酸プロピレングリコール、ジカプリン酸プロピレングリ
コールからなる群から選ばれる一種又は二種以上の混合
物であり、該高級アルコール類がオクチルドデカノール
ヘキサデシルアルコール、オレイルアルコールからなる
群から選ばれた一種又は二種以上の混合物である軟膏剤
が有用である。
【0018】クリーム剤としては、(a)主薬としての
1α,24(R)―ジヒドロキシコレカルシフェロール
と、(b)(ア)5〜20重量部の白色ワセリンおよび
5〜15重量部の高級アルコール類からなる固形油分、
及び(イ)3〜10重量部のスクワランからなる液状油
分と、(c)水相成分、及び(d)2.5〜7.5重量
部の2種以上の界面活性剤とからなる1α,24(R)
―ジヒドロキシコレカルシフェロールクリーム剤であっ
て、該固形油分と該液状油分との重量比(該固形油分/
該液状油分)が約2以上であり、該高級アルコール類が
ステアリルアルコール及びセチルアルコールとからな
り、該ステアリルアルコールと該高級アルコール類との
重量比(該ステアリルアルコール/該高級アルコール
類)が約0.65〜約0.9であるクリーム剤が有用で
ある。中でもステアリルアルコール類の占める割合が約
0.7〜0.9重量比であるクリーム剤がより好ましい
ものとして挙げられる。
【0019】本発明の脱毛症治療剤の剤形が、例えば上
記の軟膏剤であるとき、そのような軟膏剤は特公平3―
68009号公報の記載に従って得ることができる。
【0020】具体的には、上記親油性基剤を単独で、あ
るいは2種以上を組み合わせ、これに疎水性・無水性の
溶剤を添加した後処方して、あるいは基剤にあらかじめ
主薬を溶解した疎水性・無水性の溶剤を添加した後処方
して、軟膏剤とすることもできる。このような軟膏剤に
おいて、疎水性・無水性の溶剤の量は、より好ましく
は、0.1〜10.0重量%である。
【0021】また、本発明の脱毛症治療剤の剤形が上記
クリーム剤であるとき、このようなクリーム剤として
は、例えば国際出願PCT/JP94/01443号明
細書に記載されたものを好ましいものとして挙げること
ができる。
【0022】より具体的には、 (a)主薬としての1α,24(R)―ジヒドロキシコ
レカルシフェロール (b)(ア)5〜20重量部の白色ワセリンおよび5〜
15重量部の高級アルコール類からなる固形油分および
(イ)3〜10重量部のスクワランからなる液状油分と
からなる油相成分、(c)水相成分、及び(d)2.5
〜7.5重量部の2種以上からなる界面活性剤とを含ん
でなる1α,24(R)―ジヒドロキシコレカルシフェ
ロールクリーム剤であって、該固形油分と該液状油分と
の重量比(該固形油分/該液状油分)が約2以上であ
り、該高級アルコール類がステアリルアルコール及びセ
チルアルコールとからなり、該ステアリルアルコールと
該高級アルコール類との重量比(該ステアリルアルコー
ル/該高級アルコール類)が約0.65〜約0.9であ
り、該界面活性剤の50重量%以上がHLB値が約5以
下の1種以上の界面活性剤であり、該界面活性剤全体の
HLB値は約8〜約18であるクリーム剤が好ましいも
のである。
【0023】かかるクリーム剤の白色ワセリンは石油か
ら得られる炭化水素類の混合物を脱色して精製したもの
であり、その規格については例えば日本薬局方に定めら
れるものが使用される。なかでも、1α,24(R)―
ジヒドロキシコレカルシフェロールの安定性にとっては
純度の高いものが望ましく、例えば過酸化物価が0.5
以下のようなものが望ましい。また、高級アルコール類
はセチルアルコールとステアリルアルコールとの混合物
であり、混合物中のステアリルアルコールの全体に占め
る重量比は約0.65から約0.9である。なかでも好
ましくは約0.7〜約0.9、特に好ましくは約0.7
0〜約0.85の範囲を挙げることができる。セチルア
ルコール単品からステアリルアルコールを徐々に増加さ
せるに従って皮膚浸透性は増加傾向にあり、ステアリル
アルコールの重量比が約0.7をこえると急激に皮膚浸
透性が増大しステアリルアルコール単品で最大になる
が、その比率が約0.9をこえるとエマルジョンとして
の物理的安定性、特に加熱時の物理的安定性が劣化する
傾向がある。
【0024】一般に市販されているセチルアルコールや
ステアリルアルコールはそれぞれ純品でないものもあ
る。例えば、セチルアルコールと称されていてもセチル
アルコール約0.7とステアリルアルコール約0.3の
混合物もあり、さらにはセトステアリルアルコールとい
われるもののようにセチルアルコール約0.6〜約0.
3とステアリルアルコール約0.4〜約0.7の混合物
もある。本発明のセチルアルコールとステアリルアルコ
ールとはそれぞれ純粋なものを指し、それらの混合比率
はそれらを基に計算される。
【0025】また、かかるクリーム剤におけるスクワラ
ンは、例えば深海にすむサメ類の肝油から得られる炭化
水素を還元して得られる飽和炭化水素であり、その規格
については例えば化粧品原料基準に定められるものが使
用される。
【0026】クリーム剤の油相成分には上述した白色ワ
セリン、高級アルコール類、スクワランの他に、他の固
形油分、液状油分を添加してもよい。固形油分として固
形パラフィンが挙げられ、その添加量は例えば物理的安
定性が維持される範囲内であればよく、例えば固形油分
の1/10重量部以下であることがクリーム剤として適
度の硬度を維持できるので好ましい。液状油分としては
中鎖脂肪酸トリグリセリド、アシピン酸ジイソプロピ
ル、ミリスチン酸イソプロピル等のエステル類が挙げら
れる。これら液状油分の添加量は例えば1α,24
(R)―ジヒドロキシコレカルシフェロールの皮膚浸透
性が維持される範囲内であればよく、スクワランの3/
10重量部以下であることが1α,24(R)―ジヒド
ロキシコレカルシフェロールの良好な皮膚浸透性を維持
できるので好ましい。
【0027】上記クリーム剤の界面活性剤は2種以上の
界面活性剤からなり、それらの合計はクリーム剤全体の
2.5〜7.5重量部であるのが好ましい。更に好まし
くは、この界面活性剤の50重量%以上はHLB値が約
5以下の1種以上の界面活性剤であり、この界面活性剤
全体のHLB値は約8〜約18である。より好ましくは
約8〜約12である。
【0028】このような50重量%以上を構成するHL
B値が約5以下の1種以上の界面活性剤としては、例え
ばソルビタンモノオレート、ソルビタンモノステアレー
ト、ソルビタンセスキオレート、ソルビタントリオレー
ト、グリセリルモノステアレート、グリセリルモノオレ
ート、プロピレングリコールモノステアレート等からな
る群から選ばれる1種以上の界面活性剤があげられる。
残りの界面活性剤としては全体のHLB値が約8〜約1
8、より好ましくは約8〜約12となるようなものであ
れば特に限定されないが、例えばポリオキシエチレン
(30あるいは40あるいは60)ソルビットテトラオ
レート、ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油、ソ
ルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテー
ト、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレ
ート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノパル
ミテート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノ
オレート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノ
オレート、ポリオキシエチレン(10)モノラウレー
ト、ポリオキシエチレン(23あるいは25あるいは3
0)セチルエーテル等からなる群から選ばれる1種以上
の界面活性剤があげられる。
【0029】以上説明したようなクリーム剤は、例えば
常法どおり主薬としての1α,24(R)―ジヒドロキ
シコレカルシフェロールの必要量を油相成分に界面活性
剤とともに加熱溶解し、乳化機中で加熱された水相成分
と混合し、ついで乳化し均一な乳化物とし、冷却して製
造することができる。かくして得られたクリーム剤は、
1α,24(R)―ジヒドロキシコレカルシフェロール
の化学的安定性に優れ、しかも1α,24(R)―ジヒ
ドロキシコレカルシフェロールの皮膚浸透性が向上し、
その結果十分な薬理効果を有し、同時に、物理的安定性
及び塗布時のべとつき、ギラギラ感がない等のその感触
に優れるという効果も備えた製剤である。
【0030】本発明の脱毛症治療剤の剤形としては上述
のような局所用製剤又は全身用製剤が挙げられるが、な
かでも前述した各種の脱毛症治療剤において、その剤形
が例えば軟膏剤、クリーム剤またはローション剤の組み
合わせが好ましい。
【0031】なかでも本発明の脱毛症治療剤において脱
毛症が円形脱毛症、又は粃糠性脱毛症、又は前記のよう
なアトピー性皮膚炎を合併するである場合に、その剤形
がそれぞれ、例えば軟膏剤、クリーム剤、またはローシ
ョン剤等の外用剤、なかでも前記のような特定の組成の
軟膏剤又はクリーム剤である場合を、より好ましい組み
合わせとしてあげることができる。
【0032】本発明の製剤中には、必要に応じて適当量
の保存剤、酸化防止剤、吸収促進剤、保湿剤等を添加し
てもよい。保存剤としては例えばパラオキシ安息香酸エ
ステル、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸、ホウ酸など
が挙げられ、酸化防止剤としては例えばブチルヒドロキ
シアニソール、ジブチルヒドロキシトルエンなどが挙げ
られる。吸収促進剤としては例えばアジピン酸ジイソプ
ロピル、ジエチルセバケート、炭酸プロピレングリコー
ル、ソルビトールなどが挙げられる。
【0033】また、クリーム剤の油相成分には酸化防止
剤を添加することができる。酸化防止剤としてはブチル
ヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、d
l−α−トコフェロール等が、より好適にはdl−α−
トコフェロールが添加され、その添加量は通常0.00
1〜5.0重量部であり、より好適には0.01〜3.
0重量部である。一方、水相成分には保湿剤、防腐剤、
キレート剤、緩衝剤等を添加することができる。保湿剤
としてはプロピレングリコール、グリセリン、ソルビト
ール等が挙げられ、その添加量は1〜20重量部、より
好適には2〜15重量部である。防腐剤としてはメチル
パラベン、プロピルパラベン、それらの混合物等のパラ
ベン類;クロロブタノール;モノチオグリセロール;ソ
ルビン酸、ソルビン酸カリウム;ベンジルアルコール等
が挙げられ、その添加量は0.001〜10.0重量部
であり、より好適には0.01〜5.0重量部である。
キレート剤としてはクエン酸、クエン酸ナトリウム;エ
デト酸ナトリウム等が挙げられ、その添加量は0.00
1〜5.0重量部であり、より好適には0.01〜3.
0重量部である。緩衝剤としてはリン酸水素2ナトリウ
ム、リン酸2水素ナトリウム等が挙げられ、水相成分の
pHを6.5〜8.0に調節するのに必要な量比で添加
される。
【0034】本発明に必要な1α,24(R)―ジヒド
ロキシコレカルシフェロールの量は、治療有効必要量で
あり投与法にもよるため一概には決められないが、通常
100μgから0.01μg、より好適には20μg〜
0.1μg/日であり、例えば錠剤の場合には1錠あた
りにそれらの量を含有させ、外用剤の場合には0.01
μg〜100μg/g量となるように含有させれば良
い。外用剤の場合、より好ましくは1μg/g〜20μ
g/gであり、本発明の治療剤では副作用が低減化され
ているため、比較的高容量の特に4μg/g〜18μg
/gが好ましく用いられる。例えば、クリーム剤の場
合、通常、クリーム剤中の濃度として約0.00005
〜約0.01重量%の範囲である。そして、このような
外用剤を、疾患の程度により異なるが、単純塗布等によ
り1日2回〜数回投与するかあるいは密封法により1日
1回投与するのが好ましい。
【0035】かくして本発明により1α,24(R)―
ジヒドロキシコレカルシフェロールを有効成分とする新
規な脱毛症治療剤が提供される。本発明の脱毛症治療剤
は、例えば前記特定の組成の軟膏剤又はクリーム剤の場
合、例えば円形脱毛症や粃糠性脱毛症等の脱毛症、なか
でも例えばアトピー性皮膚炎等の炎症症状を合併するこ
れら脱毛症において、発毛作用、毛の数や太さの改善等
の増毛ないし育毛作用を含めた脱毛症の治療・予防に優
れた効果を有し、かつ副作用も低い、という効果を有す
る。従って、前記の従来の同疾患治療剤の課題を考慮す
ると、その治療上の意義は極めて大きい。
【0036】
【実施例】以下に実施例により、本発明の効果をより詳
細に説明するが、本発明をこれにより限定するものでは
ない。
【0037】なお、以下の実施例において1α,24
(R)―ジヒドロキシコレカルシフェロールを例えば1
α,24(R)―(OH)2 3 と略記することがあ
る。
【0038】[製剤例1]1α,24(R)―ジヒドロキシコレカルシフェロール
軟膏剤の調製 1α,24(R)―ジヒドロキシコレカルシフェロール
0.5mgをアジピン酸ジイソプロピル0.5gに溶解
し、この溶液を50℃に加温した白色ワセリン99.5
g中に撹拌しつつ混合して、均一な組成物とし、放冷し
て無水性の軟膏剤(1α,24(R)―ジヒドロキシコ
レカルシフェロール濃度5μg/g)を得た。
【0039】[製剤例2]1α,24(R)―ジヒドロキシコレカルシフェロール
軟膏剤の調製 1α,24(R)―ジヒドロキシコレカルシフェロール
0.5mgをアジピン酸ジイソプロピル1.5gに溶解
し、この溶液を50℃に加温した白色ワセリン剤(1
α,24(R)―ジヒドロキシコレカルシフェロール濃
度15μg/g)を得た。
【0040】[製剤例3]下記1に記載の各成分2〜
9、11及び13をとり混合し80℃に加熱して溶液と
し、そこへ成分1を添加して均一な溶液(溶液A)とし
た。一方、成分16に10、12、14、15を添加し
て製した溶液(溶液B)を80℃に加熱した。真空乳化
機(みずほ製)内で溶液Aと溶液Bとを混合して均一な
乳化組成物とした後、室温まで冷却して白色のクリーム
(製剤3)を得た。
【0041】
【表1】
【0042】[実施例1]アトピー性皮膚炎合併型脱毛
症の一症例(男性 23才)において、脱毛部位の左右
に1α,24(R)―ジヒドロキシコレカルシフェロー
ルを含む軟膏剤(製剤例1)とワセリン(対照例)を別
々に1日2回塗布した。2カ月後、1α,24(R)―
ジヒドロキシコレカルシフェロールを含む軟膏を塗布し
た側には中等度の発毛ならびに毛の数と太さの改善が認
められたのに対して、対照側では発明は見られなかっ
た。
【0043】なお、被験化合物について特に副作用は認
められなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 47/10 A61K 47/10 G 47/14 47/14 G 47/44 47/44 F (72)発明者 魚住 峰男 東京都千代田区内幸町2丁目1番1号 帝 人株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1α,24(R)―ジヒドロキシコレカ
    ルシフェロールを有効成分として含有する脱毛症治療
    剤。
  2. 【請求項2】 脱毛症が、円形脱毛症、又は粃糠性脱毛
    症である請求項1項記載の治療剤。
  3. 【請求項3】 脱毛症が炎症性皮膚炎を合併する脱毛症
    である請求項1又は2記載の治療剤。
  4. 【請求項4】 剤型が、軟膏剤、クリーム剤及びローシ
    ョン剤から選ばれる外用剤である請求項1記載の治療
    剤。
  5. 【請求項5】 軟膏剤が、(a)主薬としての1α,2
    4(R)―ジヒドロキシコレカルシフェロールと、
    (b)1α,24(R)―ジヒドロキシコレカルシフェ
    ロールを溶解する脂肪酸エステル類、高級アルコール類
    および炭酸プロプレンからなる群から選ばれる一種ある
    いは二種以上の混合物である疎水性・無水性の溶剤と、
    (c)白色ワセリン、流動パラフィンおよび流動パラフ
    ィンのポリエチレンゲルから選ばれる一種あるいは二種
    以上の混合物である親油性基剤とからなる軟膏剤であっ
    て、該疎水性・無水性の溶剤の量が、該軟膏剤の0.0
    1〜25.0重量%であり、該脂肪酸エステル類が、ア
    ジピン酸ジイソプロピル、オレイン酸デシル、セバシン
    酸ジエチル、ミリスチン酸イソプロピル、トリアセチ
    ン、トリカプロン酸グリセリン、トリカプリル酸グリセ
    リン、トリカプリン酸グリセリン、トリラウリン酸グリ
    セリン、トリリノール酸グリセリン、ジカプリル酸プロ
    ピリングリコール、ジペラルゴン酸プロピレングリコー
    ル、ジカプリン酸プロピレングリコールからなる群から
    選ばれた一種又は二種以上の混合物であり、該高級アル
    コール類がオクチルドデカノール、セチルアルコール、
    オレイルアルコールからなる群から選ばれた一種または
    二種以上の混合物である軟膏剤である請求項4項記載の
    治療剤。
  6. 【請求項6】 クリーム剤が、(a)主薬としての1
    α,24(R)―ジヒドロキシコレカルシフェロール
    と、(b)(ア)5〜20重量部の白色ワセリンおよび
    5〜15重量部の高級アルコール類からなる固形油分、
    及び(イ)3〜10重量部のスクワランからなる液状油
    分とからなる油相成分と、(c)水相成分、及び(d)
    2.5〜7.5重量部の2種以上の界面活性剤とからな
    る1α,24(R)―ジヒドロキシコレカルシフェロー
    ルクリーム剤であって、該固形油分と該液状油分との重
    量比(該固形油分/該液状油分)が約2以上であり、該
    高級アルコール類がステアリルアルコールおよびセチル
    アルコールとからなり、該ステアリルアルコールと該高
    級アルコール類との重量比(該ステアリルアルコール/
    該高級アルコール類)が約0.65〜約0.9であるク
    リーム剤である請求項4項記載の治療剤。
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