JPH10139669A - 脂漏性角化症治療剤 - Google Patents
脂漏性角化症治療剤Info
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- JPH10139669A JPH10139669A JP29251396A JP29251396A JPH10139669A JP H10139669 A JPH10139669 A JP H10139669A JP 29251396 A JP29251396 A JP 29251396A JP 29251396 A JP29251396 A JP 29251396A JP H10139669 A JPH10139669 A JP H10139669A
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- therapeutic agent
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 新規な脂漏性角化症治療剤を提供する。
【解決手段】 ビタミンD3類を有効成分として含有す
る脂漏性角化症治療剤。
る脂漏性角化症治療剤。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な外用脂漏性角
化症治療剤に関する。詳しくは、本発明は活性型ビタミ
ンD3類を有効成分として含有する新規な外用脂漏性角
化症治療剤に関する。
化症治療剤に関する。詳しくは、本発明は活性型ビタミ
ンD3類を有効成分として含有する新規な外用脂漏性角
化症治療剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】脂漏性
角化症は老人性疣贅とも呼ばれる腫瘍性疾患であり、悪
性化はないがそう痒感があり、また、老化感を与える。
女性では閉経5〜6年後に露出部に多発し、初老期の男
性でも顔や頭部に多発する。本症は外側に向かっての表
皮の限局性の増生を特徴とする皮膚の老人性変化であ
り、臨床像はさまざまで、特に体幹に生じるものと顔に
できるものとではかなり異なる。すなわち、顔では扁
平、淡褐色、表面平滑でない斑が多発し、体幹では黒い
ボタンを皮膚に貼り付けたような外観と表面の小顆粒状
の変化がみられる。本脂漏性角化症の治療としては、従
来、切除、レーザー療法、雪状炭酸圧抵抗法等の外科的
治療法が用いられている。しかし、これらの外科的治療
法を選択することは、脂漏性角化症がそう痒の原因や老
化感を与えるような不快感の原因ではあるが悪性化はし
ないことから強くは望まれていない。
角化症は老人性疣贅とも呼ばれる腫瘍性疾患であり、悪
性化はないがそう痒感があり、また、老化感を与える。
女性では閉経5〜6年後に露出部に多発し、初老期の男
性でも顔や頭部に多発する。本症は外側に向かっての表
皮の限局性の増生を特徴とする皮膚の老人性変化であ
り、臨床像はさまざまで、特に体幹に生じるものと顔に
できるものとではかなり異なる。すなわち、顔では扁
平、淡褐色、表面平滑でない斑が多発し、体幹では黒い
ボタンを皮膚に貼り付けたような外観と表面の小顆粒状
の変化がみられる。本脂漏性角化症の治療としては、従
来、切除、レーザー療法、雪状炭酸圧抵抗法等の外科的
治療法が用いられている。しかし、これらの外科的治療
法を選択することは、脂漏性角化症がそう痒の原因や老
化感を与えるような不快感の原因ではあるが悪性化はし
ないことから強くは望まれていない。
【0003】一方、薬物による治療法はこれまでに報告
されていないため、外科的治療法に比べて簡便な薬物に
よる治療法が強く望まれている。
されていないため、外科的治療法に比べて簡便な薬物に
よる治療法が強く望まれている。
【0004】ところで、活性型ビタミンD3類は、生体
内のカルシウムレベルを調節する作用を有し、骨粗鬆
症、骨軟化症などのいわゆる骨減少症に有用であること
が知られている[ベイシック・リサーチ・アンド・イッ
ツ・クリニカル・アプリケーション(Basic Research a
nd its Clinical Application)、1099〜1106
(1979)]。一方、近年において活性型ビタミンD
3類の新たな薬理作用例えば増殖抑制作用、分化誘導作
用等が見いだされ、骨減少症以外の他の患者の治療剤と
しての可能性が検討されている。例えば、関節リュウマ
チ治療剤(特開昭56−26820号公報)、癌細胞の
分化誘導剤(特開昭57−149224号公報)等への
活性型ビタミンD3類の適用が検討されている。更にま
た、活性型ビタミンD3類の皮膚疾患治療剤として、例
えば1α,24(R)−ジヒドロキシコレカルシフェロ
ールを有効成分とする乾癬治療剤(特公平3−6800
9号公報、WO95/06482号明細書参照)や湿疹
・皮膚炎群治療剤(特開平7−291868号公報)等
が検討されている。
内のカルシウムレベルを調節する作用を有し、骨粗鬆
症、骨軟化症などのいわゆる骨減少症に有用であること
が知られている[ベイシック・リサーチ・アンド・イッ
ツ・クリニカル・アプリケーション(Basic Research a
nd its Clinical Application)、1099〜1106
(1979)]。一方、近年において活性型ビタミンD
3類の新たな薬理作用例えば増殖抑制作用、分化誘導作
用等が見いだされ、骨減少症以外の他の患者の治療剤と
しての可能性が検討されている。例えば、関節リュウマ
チ治療剤(特開昭56−26820号公報)、癌細胞の
分化誘導剤(特開昭57−149224号公報)等への
活性型ビタミンD3類の適用が検討されている。更にま
た、活性型ビタミンD3類の皮膚疾患治療剤として、例
えば1α,24(R)−ジヒドロキシコレカルシフェロ
ールを有効成分とする乾癬治療剤(特公平3−6800
9号公報、WO95/06482号明細書参照)や湿疹
・皮膚炎群治療剤(特開平7−291868号公報)等
が検討されている。
【0005】上記の乾癬は組織学的には表皮層で表皮細
胞の浸潤が認められるが、真皮層には異常な変化はない
とされている。また、湿疹・皮膚炎群疾患は表皮層では
乾癬と同じ変化が認められる他に、真皮層でも好中球、
リンパ球、単球等の浸潤、血管拡張浮腫、血管新生、弾
性繊維の消失、抗原呈示細胞の増加が認められる。一
方、脂漏性角化症は表皮の肥厚が認められ、基底細胞様
細胞と角質の増殖によるものであり、乾癬、湿疹・皮膚
炎群疾患とは異なる病態である。本発明者らはこのよう
に乾癬や湿疹・皮膚炎群疾患とは異なる疾患であり、且
つ従来薬物療法がなかった脂漏性角化症への活性型ビタ
ミンD3類の薬理効果、臨床効果及び安全性を鋭意検討
した結果、活性型ビタミンD3類に、特にそれらを外用
的に患部に投与した場合に脂漏性角化症に対する薬理作
用及び治療効果を初めて見いだして本発明に到った。
胞の浸潤が認められるが、真皮層には異常な変化はない
とされている。また、湿疹・皮膚炎群疾患は表皮層では
乾癬と同じ変化が認められる他に、真皮層でも好中球、
リンパ球、単球等の浸潤、血管拡張浮腫、血管新生、弾
性繊維の消失、抗原呈示細胞の増加が認められる。一
方、脂漏性角化症は表皮の肥厚が認められ、基底細胞様
細胞と角質の増殖によるものであり、乾癬、湿疹・皮膚
炎群疾患とは異なる病態である。本発明者らはこのよう
に乾癬や湿疹・皮膚炎群疾患とは異なる疾患であり、且
つ従来薬物療法がなかった脂漏性角化症への活性型ビタ
ミンD3類の薬理効果、臨床効果及び安全性を鋭意検討
した結果、活性型ビタミンD3類に、特にそれらを外用
的に患部に投与した場合に脂漏性角化症に対する薬理作
用及び治療効果を初めて見いだして本発明に到った。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして、本発明は、活
性型ビタミンD3類を有効成分として含有する脂漏性角
化症治療剤である。
性型ビタミンD3類を有効成分として含有する脂漏性角
化症治療剤である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の活性型ビタミンD3類と
しては、1α,24(R)−ジヒドロキシコレカルシフ
ェロール、1α,25−ジヒドロキシコレカルシフェロ
ール、カルシポリトリオール、22−オキサカルシトリ
オール、1α,24,25−トリヒドロキシコレカルシ
フェロール、1α−ヒドロキシ−24−オキソコレカル
シフェロール、1α,25−ジヒドロキシコレカルシフ
ェロール−26,23−ラクトン、1α,25−ジヒド
ロキシコレカルシフェロール−26,23−パーオキシ
ラクトン、26,26,26,27,27,27−ヘキ
サフルオロ−1α,25−ジヒドロキシコレカルシフェ
ロール、25−ヒドロキシコレカルシフェロール、24
−ヒドロキシコレカルシフェロール、24−オキソコレ
カルシフェロール、24,25−ジヒドロキシコレカル
シフェロール、25−ヒドロキシ−24−オキソコレカ
ルシフェロール、25−ヒドロキシコレカルシフェロー
ル−26,23−ラクトン、25−ヒドロキシコレカル
シフェロール−26,23−パーオキシラクトン、1α
−ヒドロキシコレカルシフェロール等が挙げられる。本
発明の活性型ビタミンD3類としては、これらの中で
も、1α,24(R)−ジヒドロキシコレカルシフェロ
ール、1α,25−ジヒドロキシコレカルシフェロー
ル、カルシポリトリオール、22−オキサカルシトリオ
ール等が好適であり、なかでも1α,24(R)−ジヒ
ドロキシコレカルシフェロールが好ましい。1α,24
(R)−ジヒドロキシコレカルシフェロールとしてその
1水和物であるタカルシトールを含む。
しては、1α,24(R)−ジヒドロキシコレカルシフ
ェロール、1α,25−ジヒドロキシコレカルシフェロ
ール、カルシポリトリオール、22−オキサカルシトリ
オール、1α,24,25−トリヒドロキシコレカルシ
フェロール、1α−ヒドロキシ−24−オキソコレカル
シフェロール、1α,25−ジヒドロキシコレカルシフ
ェロール−26,23−ラクトン、1α,25−ジヒド
ロキシコレカルシフェロール−26,23−パーオキシ
ラクトン、26,26,26,27,27,27−ヘキ
サフルオロ−1α,25−ジヒドロキシコレカルシフェ
ロール、25−ヒドロキシコレカルシフェロール、24
−ヒドロキシコレカルシフェロール、24−オキソコレ
カルシフェロール、24,25−ジヒドロキシコレカル
シフェロール、25−ヒドロキシ−24−オキソコレカ
ルシフェロール、25−ヒドロキシコレカルシフェロー
ル−26,23−ラクトン、25−ヒドロキシコレカル
シフェロール−26,23−パーオキシラクトン、1α
−ヒドロキシコレカルシフェロール等が挙げられる。本
発明の活性型ビタミンD3類としては、これらの中で
も、1α,24(R)−ジヒドロキシコレカルシフェロ
ール、1α,25−ジヒドロキシコレカルシフェロー
ル、カルシポリトリオール、22−オキサカルシトリオ
ール等が好適であり、なかでも1α,24(R)−ジヒ
ドロキシコレカルシフェロールが好ましい。1α,24
(R)−ジヒドロキシコレカルシフェロールとしてその
1水和物であるタカルシトールを含む。
【0008】本発明の外用脂漏性角化症の治療剤として
は、軟膏剤・クリーム剤等の半固形剤、ローション剤・
溶液剤等の液剤、スプレー剤、パップ剤あるいはテープ
剤等の剤形を挙げることができ、これらの剤形により皮
膚の疾患部位に直接投与される。かかる剤形にする場合
には剤形に応じて、活性型ビタミンD3類に他の成分を
加えて、通常の方法によって成形することができる。例
えば軟膏剤として成形される場合には、ワセリン、高級
アルコール、ミツロウ、植物油、ポリエチレングリコー
ル等が加えられる。クリーム剤として成形される場合に
は例えば油脂、ロウ、高級脂肪酸、高級アルコール等が
加えられた油相が界面活性剤により乳化され、乳剤性ク
リーム剤に成形される。ローション剤として成形される
場合には、エタノール、グリセリン、プロピレングリコ
ール等が加えられたり、あるいは油相、水相、界面活性
剤により乳剤性ローション剤として成形される。溶液剤
として成形される場合には、エタノール、精製水、グリ
コール等が加えられる。テープ剤として成形される場合
には、天然ゴム系粘着剤、アクリル酸エステル−アクリ
ル酸共重合体からなる粘着剤等の高分子系粘着剤が使用
される。パップ剤として成形される場合には、カオリ
ン、グリセリン等が使用される。
は、軟膏剤・クリーム剤等の半固形剤、ローション剤・
溶液剤等の液剤、スプレー剤、パップ剤あるいはテープ
剤等の剤形を挙げることができ、これらの剤形により皮
膚の疾患部位に直接投与される。かかる剤形にする場合
には剤形に応じて、活性型ビタミンD3類に他の成分を
加えて、通常の方法によって成形することができる。例
えば軟膏剤として成形される場合には、ワセリン、高級
アルコール、ミツロウ、植物油、ポリエチレングリコー
ル等が加えられる。クリーム剤として成形される場合に
は例えば油脂、ロウ、高級脂肪酸、高級アルコール等が
加えられた油相が界面活性剤により乳化され、乳剤性ク
リーム剤に成形される。ローション剤として成形される
場合には、エタノール、グリセリン、プロピレングリコ
ール等が加えられたり、あるいは油相、水相、界面活性
剤により乳剤性ローション剤として成形される。溶液剤
として成形される場合には、エタノール、精製水、グリ
コール等が加えられる。テープ剤として成形される場合
には、天然ゴム系粘着剤、アクリル酸エステル−アクリ
ル酸共重合体からなる粘着剤等の高分子系粘着剤が使用
される。パップ剤として成形される場合には、カオリ
ン、グリセリン等が使用される。
【0009】本発明の外用脂漏性角化症治療剤の剤形と
しては、これらのなかでも特定の組成の軟膏剤又はクリ
ーム剤の場合が、他の処方より治療効果が高く有用であ
る。即ち、軟膏剤としては、(a)主薬としての活性型
ビタミンD3と、(b)活性型ビタミンD3を溶解する脂
肪酸エステル類、高級アルコール類及び炭酸プロプレン
からなる群から選ばれる一種あるいは二種以上の混合物
である疎水性・無水性の溶剤と、(c)白色ワセリン、
黄色ワセリン、流動パラフィン及び流動パラフィンのポ
リエチレンゲルから選ばれる一種あるいは二種以上の混
合物である親油性基剤とからなる軟膏剤であって、該疎
水性・無水性の溶剤の量が、該軟膏剤の0.01〜2
5.0重量%であり、該脂肪酸エステル類が、アジピン
酸ジイソプロピル、オレイン酸デシル、セバシン酸ジエ
チル、ミリスチン酸イソプロピル、トリアセチン、トリ
カプロン酸グリセリン、トリカプリル酸グリセリン、ト
リカプリン酸グリセリン、トリラウリン酸グリセリン、
トリリノール酸グリセリン、ジカプリル酸プロピレング
リコール、ジペラルゴン酸プロピレングリコール、ジカ
プリン酸プロピレングリコールからなる群から選ばれた
一種又は二種以上の混合物であり、該高級アルコール類
がオクチルドデカノール、ヘキサデシルアルコール、オ
レイルアルコールからなる群から選ばれた一種又は二種
以上の混合物である軟膏剤が有用である。
しては、これらのなかでも特定の組成の軟膏剤又はクリ
ーム剤の場合が、他の処方より治療効果が高く有用であ
る。即ち、軟膏剤としては、(a)主薬としての活性型
ビタミンD3と、(b)活性型ビタミンD3を溶解する脂
肪酸エステル類、高級アルコール類及び炭酸プロプレン
からなる群から選ばれる一種あるいは二種以上の混合物
である疎水性・無水性の溶剤と、(c)白色ワセリン、
黄色ワセリン、流動パラフィン及び流動パラフィンのポ
リエチレンゲルから選ばれる一種あるいは二種以上の混
合物である親油性基剤とからなる軟膏剤であって、該疎
水性・無水性の溶剤の量が、該軟膏剤の0.01〜2
5.0重量%であり、該脂肪酸エステル類が、アジピン
酸ジイソプロピル、オレイン酸デシル、セバシン酸ジエ
チル、ミリスチン酸イソプロピル、トリアセチン、トリ
カプロン酸グリセリン、トリカプリル酸グリセリン、ト
リカプリン酸グリセリン、トリラウリン酸グリセリン、
トリリノール酸グリセリン、ジカプリル酸プロピレング
リコール、ジペラルゴン酸プロピレングリコール、ジカ
プリン酸プロピレングリコールからなる群から選ばれた
一種又は二種以上の混合物であり、該高級アルコール類
がオクチルドデカノール、ヘキサデシルアルコール、オ
レイルアルコールからなる群から選ばれた一種又は二種
以上の混合物である軟膏剤が有用である。
【0010】また、クリーム剤としては、(a)主薬と
しての活性型ビタミンD3と、(b)(ア)5〜20重
量部の白色ワセリン、5〜15重量部の高級アルコール
類からなる固形油分、及び(イ)3〜10重量部のスク
ワラン及び/又は流動パラフィンからなる液状炭化水素
類を含んでなる液状油分とからなる油相成分と、(c)
水相成分、及び(d)2.5〜7.5重量部の二種以上
からなる界面活性剤とからなる活性型ビタミンD3クリ
ーム剤であって、該固形油分と該液状油分との重量比
(該固形油分/該液状油分)約2以上であり、該高級ア
ルコール類がステアリルアルコール及び/又はセチルア
ルコールとからなり、該ステアリルアルコールと該高級
アルコール類との重量比(該ステアリルアルコール/該
高級アルコール類)が約0.65〜0.9であるクリー
ム剤が有用である。
しての活性型ビタミンD3と、(b)(ア)5〜20重
量部の白色ワセリン、5〜15重量部の高級アルコール
類からなる固形油分、及び(イ)3〜10重量部のスク
ワラン及び/又は流動パラフィンからなる液状炭化水素
類を含んでなる液状油分とからなる油相成分と、(c)
水相成分、及び(d)2.5〜7.5重量部の二種以上
からなる界面活性剤とからなる活性型ビタミンD3クリ
ーム剤であって、該固形油分と該液状油分との重量比
(該固形油分/該液状油分)約2以上であり、該高級ア
ルコール類がステアリルアルコール及び/又はセチルア
ルコールとからなり、該ステアリルアルコールと該高級
アルコール類との重量比(該ステアリルアルコール/該
高級アルコール類)が約0.65〜0.9であるクリー
ム剤が有用である。
【0011】本発明の外用脂漏性角化症治療剤の主薬で
ある活性型ビタミンD3類に1α,24(R)−ジヒド
ロキシコレカルシフェロールを用いたとき、その剤形が
例えば上記の軟膏剤であるとき、そのような軟膏剤は特
公平3−68009号公報の記載に従って得ることがで
きる。具体的には、上記親油性基材を単独で、あるいは
二種以上を組み合わせ、これに疎水性・無水性の溶剤を
添加した後処方して、あるいは基剤にあらかじめ主薬を
溶解した疎水性・無水性の溶剤を添加した後処方して、
軟膏剤とする事もできる。このような軟膏剤において、
疎水性・無水性の溶剤の量は、より好ましくは、0.1
〜10.0重量%である。
ある活性型ビタミンD3類に1α,24(R)−ジヒド
ロキシコレカルシフェロールを用いたとき、その剤形が
例えば上記の軟膏剤であるとき、そのような軟膏剤は特
公平3−68009号公報の記載に従って得ることがで
きる。具体的には、上記親油性基材を単独で、あるいは
二種以上を組み合わせ、これに疎水性・無水性の溶剤を
添加した後処方して、あるいは基剤にあらかじめ主薬を
溶解した疎水性・無水性の溶剤を添加した後処方して、
軟膏剤とする事もできる。このような軟膏剤において、
疎水性・無水性の溶剤の量は、より好ましくは、0.1
〜10.0重量%である。
【0012】また、本発明の外用脂漏性角化症治療剤の
主薬である活性型ビタミンD3類に1α,24(R)−
ジヒドロキシコレカルシフェロールを用いたとき、その
剤形が例えば上記のクリーム剤であるとき、そのような
クリーム剤としては、例えばWO95/06482号明
細書に記載されたものを好ましいものとして挙げること
ができる。より具体的には、(a)主薬としての1α,
24(R)−ジヒドロキシコレカルシフェロールと、
(b)(ア)5〜20重量部の白色ワセリン、5〜15
重量部の高級アルコール類からなる固形油分、及び
(イ)3〜10重量部のスクワラン及び/又は流動パラ
フィンからなる液状炭化水素類を含んでなる液状油分と
からなる油相成分と、(c)水相成分、及び(d)2.
5〜7.5重量部の二種以上からなる界面活性剤とを含
んでなる1α,24(R)−ジヒドロキシコレカルシフ
ェロールクリーム剤であって、該固形油分と該液状油分
との重量比(該固形油分/該液状油分)約2以上であ
り、該高級アルコール類がステアリルアルコール及び/
又はセチルアルコールとからなり、該ステアリルアルコ
ールと該高級アルコール類との重量比(該ステアリルア
ルコール/該高級アルコール類)が約0.65〜0.9
であり、該界面活性剤の50重量%以上がHLB値が約
5以下の一種以上の界面活性剤であり、該界面活性剤全
体のHLB値は約8〜18であるクリーム剤が好ましい
ものである。
主薬である活性型ビタミンD3類に1α,24(R)−
ジヒドロキシコレカルシフェロールを用いたとき、その
剤形が例えば上記のクリーム剤であるとき、そのような
クリーム剤としては、例えばWO95/06482号明
細書に記載されたものを好ましいものとして挙げること
ができる。より具体的には、(a)主薬としての1α,
24(R)−ジヒドロキシコレカルシフェロールと、
(b)(ア)5〜20重量部の白色ワセリン、5〜15
重量部の高級アルコール類からなる固形油分、及び
(イ)3〜10重量部のスクワラン及び/又は流動パラ
フィンからなる液状炭化水素類を含んでなる液状油分と
からなる油相成分と、(c)水相成分、及び(d)2.
5〜7.5重量部の二種以上からなる界面活性剤とを含
んでなる1α,24(R)−ジヒドロキシコレカルシフ
ェロールクリーム剤であって、該固形油分と該液状油分
との重量比(該固形油分/該液状油分)約2以上であ
り、該高級アルコール類がステアリルアルコール及び/
又はセチルアルコールとからなり、該ステアリルアルコ
ールと該高級アルコール類との重量比(該ステアリルア
ルコール/該高級アルコール類)が約0.65〜0.9
であり、該界面活性剤の50重量%以上がHLB値が約
5以下の一種以上の界面活性剤であり、該界面活性剤全
体のHLB値は約8〜18であるクリーム剤が好ましい
ものである。
【0013】かかるクリーム剤の白色ワセリンは石油か
ら得られる炭化水素類の混合物を脱色して精製したもの
であり、その規格については例えば日本薬局方に定めら
るものが使用される。なかでも、1α,24(R)−ジ
ヒドロキシコレカルシフェロールの安定性にとっては純
度の高いものが望ましく、例えば過酸化物価が0.5以
下のようなものが望ましい。また、高級アルコール類は
セチルアルコールとステアリルアルコールとの混合物で
あり、混合物中のステアリルアルコールの全体に占める
重量比は約0.65〜0.9である。なかでも好ましく
は約0.7〜0.9、特に好ましくは約0.70〜0.
85の範囲を挙げることができる。セチルアルコール単
品からステアリルアルコールを徐々に増加させるに従っ
て皮膚浸透性は増加傾向にあり、ステアリルアルコール
の重量比が約0.7を越えると急激に皮膚浸透性が増大
しステアリルアルコール単品で最大になるが、その比率
が約0.9を越えるとエマルションとしての物理的安定
性、特に加熱時の物理的安定性が劣化する傾向がある。
一般に市販されているセチルアルコールやステアリルア
ルコールはそれぞれ純品でないものもある。例えば、セ
チルアルコールと称されていてもセチルアルコール約
0.7とステアリルアルコール約0.3の混合物もあ
り、さらにはセトステアリルアルコールと言われるもの
のようにセチルアルコール約0.6〜約0.3とステア
リルアルコール約0.4〜約0.7の混合物もある。本
発明のセチルアルコールとステアリルアルコールはそれ
ぞれ純粋なものを指し、それらの混合比率はそれらを基
に計算される。
ら得られる炭化水素類の混合物を脱色して精製したもの
であり、その規格については例えば日本薬局方に定めら
るものが使用される。なかでも、1α,24(R)−ジ
ヒドロキシコレカルシフェロールの安定性にとっては純
度の高いものが望ましく、例えば過酸化物価が0.5以
下のようなものが望ましい。また、高級アルコール類は
セチルアルコールとステアリルアルコールとの混合物で
あり、混合物中のステアリルアルコールの全体に占める
重量比は約0.65〜0.9である。なかでも好ましく
は約0.7〜0.9、特に好ましくは約0.70〜0.
85の範囲を挙げることができる。セチルアルコール単
品からステアリルアルコールを徐々に増加させるに従っ
て皮膚浸透性は増加傾向にあり、ステアリルアルコール
の重量比が約0.7を越えると急激に皮膚浸透性が増大
しステアリルアルコール単品で最大になるが、その比率
が約0.9を越えるとエマルションとしての物理的安定
性、特に加熱時の物理的安定性が劣化する傾向がある。
一般に市販されているセチルアルコールやステアリルア
ルコールはそれぞれ純品でないものもある。例えば、セ
チルアルコールと称されていてもセチルアルコール約
0.7とステアリルアルコール約0.3の混合物もあ
り、さらにはセトステアリルアルコールと言われるもの
のようにセチルアルコール約0.6〜約0.3とステア
リルアルコール約0.4〜約0.7の混合物もある。本
発明のセチルアルコールとステアリルアルコールはそれ
ぞれ純粋なものを指し、それらの混合比率はそれらを基
に計算される。
【0014】また、かかるクリーム剤におけるスクワラ
ンは、例えば深海にすむサメ類の肝油から得られる炭化
水素を還元して得られる飽和炭化水素であり、その規格
については例えば化粧品原料基準に定められるものが使
用される。クリーム剤の油相成分には上述した白色ワセ
リン、高級アルコール類、スクワランの他に、他の固形
油分、液状油分を添加してもよい。固形油分として固形
パラフィンが挙げられ、その添加量は例えば物理的安定
性が維持される範囲内であればよく、例えば固形油分の
1/10重量部以下であることがクリーム剤として適度
の硬度を維持できるので好ましい。液状油分としては中
鎖脂肪酸トリグリセリド、アシピン酸ジイソプロピル、
ミリスチン酸イソプロピル等のエステル類が挙げられ
る。これらの液状油分の添加量は例えば1α,24
(R)−ジヒドロキシコレカルシフェロールの皮膚浸透
性が維持される範囲内であればよく、スクワランの3/
10重量部以下であることが1α,24(R)−ジヒド
ロキシコレカルシフェロールの良好な皮膚浸透性を維持
できるので好ましい。
ンは、例えば深海にすむサメ類の肝油から得られる炭化
水素を還元して得られる飽和炭化水素であり、その規格
については例えば化粧品原料基準に定められるものが使
用される。クリーム剤の油相成分には上述した白色ワセ
リン、高級アルコール類、スクワランの他に、他の固形
油分、液状油分を添加してもよい。固形油分として固形
パラフィンが挙げられ、その添加量は例えば物理的安定
性が維持される範囲内であればよく、例えば固形油分の
1/10重量部以下であることがクリーム剤として適度
の硬度を維持できるので好ましい。液状油分としては中
鎖脂肪酸トリグリセリド、アシピン酸ジイソプロピル、
ミリスチン酸イソプロピル等のエステル類が挙げられ
る。これらの液状油分の添加量は例えば1α,24
(R)−ジヒドロキシコレカルシフェロールの皮膚浸透
性が維持される範囲内であればよく、スクワランの3/
10重量部以下であることが1α,24(R)−ジヒド
ロキシコレカルシフェロールの良好な皮膚浸透性を維持
できるので好ましい。
【0015】上記クリーム剤の界面活性剤は二種以上の
界面活性剤からなり、それらの合計はクリーム剤全体の
2.5〜7.5重量部であるのが好ましい。更に好まし
くは、この界面活性剤の50重量%はHLB値が約5以
下の一種以上の界面活性剤であり、この界面活性剤全体
のHLB値は約8〜18である。より好ましくは約8〜
約12である。このような50重量%以上を構成するH
LB値が約5以下の一種以上の界面活性剤としては、例
えばソルビタンモノオレート、ソルビタンモノステアレ
ート、ソルビタンセスキオレート、ソルビタントリオレ
ート、グリセリルモノステアレート、グリセリルモノオ
レート、プロピレングリコールモノステアレート等から
なる群からなる一種以上の界面活性剤が挙げられる。残
りの界面活性剤としては全体のHLB値が約8〜18、
より好ましくは約8〜約12となるようなものであれば
特に限定されないが、例えばポリオキシエチレン(30
あるいは40あるいは60)ソルビットテトラオレー
ト、ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油、ソルビ
タンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ポ
リオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレート、
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノパルミテー
ト、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレー
ト、ポリオキシエチレン(10)モノラウレート、ポリ
オキシエチレン(23あるいは25あるいは30)セチ
ルエーテルからなる群から選ばれる一種以上の界面活性
剤が挙げられる。
界面活性剤からなり、それらの合計はクリーム剤全体の
2.5〜7.5重量部であるのが好ましい。更に好まし
くは、この界面活性剤の50重量%はHLB値が約5以
下の一種以上の界面活性剤であり、この界面活性剤全体
のHLB値は約8〜18である。より好ましくは約8〜
約12である。このような50重量%以上を構成するH
LB値が約5以下の一種以上の界面活性剤としては、例
えばソルビタンモノオレート、ソルビタンモノステアレ
ート、ソルビタンセスキオレート、ソルビタントリオレ
ート、グリセリルモノステアレート、グリセリルモノオ
レート、プロピレングリコールモノステアレート等から
なる群からなる一種以上の界面活性剤が挙げられる。残
りの界面活性剤としては全体のHLB値が約8〜18、
より好ましくは約8〜約12となるようなものであれば
特に限定されないが、例えばポリオキシエチレン(30
あるいは40あるいは60)ソルビットテトラオレー
ト、ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油、ソルビ
タンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ポ
リオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレート、
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノパルミテー
ト、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレー
ト、ポリオキシエチレン(10)モノラウレート、ポリ
オキシエチレン(23あるいは25あるいは30)セチ
ルエーテルからなる群から選ばれる一種以上の界面活性
剤が挙げられる。
【0016】以上説明したようなクリーム剤は、例えば
常法通り主薬としての1α,24(R)−ジヒドロキシ
コレカルシフェロールの必要量を油相成分に界面活性剤
とともに加熱溶解し、乳化機中で加熱された水相成分と
混合し、ついで乳化し均一な乳化物とし、冷却して製造
することができる。かくして得られたクリーム剤は、1
α,24(R)−ジヒドロキシコレカルシフェロールの
化学的安定性に優れ、しかも1α,24(R)−ジヒド
ロキシコレカルシフェロールの皮膚浸透性が向上し、そ
の結果十分な薬理効果を有し、同時に物理的安定性及び
塗布時のべとつき、ギラギラ感がない等のその感触に優
れるという効果も備えた製剤である。本発明の製剤中に
は、必要に応じて適当量の保存剤、酸化防止剤、吸収促
進剤、保湿剤等を添加してもよい。保存剤としては例え
ばパラオキシ安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム、
ソルビン酸、ホウ酸等が挙げられ、酸化防止剤としては
例えばブチルヒドロキシアニソール、ジブチルヒドロキ
シトルエン等が挙げられる。吸収促進剤としては例えば
アジピン酸ジイソプロピル、ジエチルセバケート、炭酸
プロピレングリコール、ソルビトール等が挙げられる。
常法通り主薬としての1α,24(R)−ジヒドロキシ
コレカルシフェロールの必要量を油相成分に界面活性剤
とともに加熱溶解し、乳化機中で加熱された水相成分と
混合し、ついで乳化し均一な乳化物とし、冷却して製造
することができる。かくして得られたクリーム剤は、1
α,24(R)−ジヒドロキシコレカルシフェロールの
化学的安定性に優れ、しかも1α,24(R)−ジヒド
ロキシコレカルシフェロールの皮膚浸透性が向上し、そ
の結果十分な薬理効果を有し、同時に物理的安定性及び
塗布時のべとつき、ギラギラ感がない等のその感触に優
れるという効果も備えた製剤である。本発明の製剤中に
は、必要に応じて適当量の保存剤、酸化防止剤、吸収促
進剤、保湿剤等を添加してもよい。保存剤としては例え
ばパラオキシ安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム、
ソルビン酸、ホウ酸等が挙げられ、酸化防止剤としては
例えばブチルヒドロキシアニソール、ジブチルヒドロキ
シトルエン等が挙げられる。吸収促進剤としては例えば
アジピン酸ジイソプロピル、ジエチルセバケート、炭酸
プロピレングリコール、ソルビトール等が挙げられる。
【0017】また、クリーム剤の油相成分には酸化防止
剤を添加することができる。酸化防止剤としてはブチル
ヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、d
1−α−トコフェロール等が、より好適にはd1−α−
トコフェロールが添加され、その添加量は通常0.00
1〜5.0重量部であり、より好適には0.01〜3.
0重量部である。一方、水相成分には保湿剤、防腐剤、
キレート剤、緩衝剤等を添加することができる。保湿剤
としてはプロピレングリコール、グリセリン、ソルビト
ール等が挙げられ、その添加量は1〜20重量部、より
好適には2〜15重量部である。防腐剤としてはメチル
パラベン、プロピルパラベン、それらの混合物等のパラ
ベン類;クロロブタノール;モノチオグリセロール;ソ
ルビン酸;ソルビン酸カリウム;ベンジルアルコール等
が挙げられ、その添加量は0.001〜10.0重量部
であり、より好適には0.01〜5.0重量部である。
キレート剤としてはクエン酸、クエン酸ナトリウム;エ
デト酸ナトリウム等が挙げられ、その添加量は0.00
1〜5.0重量部であり、より好適には0.01〜3.
0重量部である。緩衝剤としてはリン酸水素二ナトリウ
ム、リン酸二水素ナトリウム等が挙げられ、水相成分の
pHを6.5〜8.0に調節するのに必要な量比で添加
される。
剤を添加することができる。酸化防止剤としてはブチル
ヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、d
1−α−トコフェロール等が、より好適にはd1−α−
トコフェロールが添加され、その添加量は通常0.00
1〜5.0重量部であり、より好適には0.01〜3.
0重量部である。一方、水相成分には保湿剤、防腐剤、
キレート剤、緩衝剤等を添加することができる。保湿剤
としてはプロピレングリコール、グリセリン、ソルビト
ール等が挙げられ、その添加量は1〜20重量部、より
好適には2〜15重量部である。防腐剤としてはメチル
パラベン、プロピルパラベン、それらの混合物等のパラ
ベン類;クロロブタノール;モノチオグリセロール;ソ
ルビン酸;ソルビン酸カリウム;ベンジルアルコール等
が挙げられ、その添加量は0.001〜10.0重量部
であり、より好適には0.01〜5.0重量部である。
キレート剤としてはクエン酸、クエン酸ナトリウム;エ
デト酸ナトリウム等が挙げられ、その添加量は0.00
1〜5.0重量部であり、より好適には0.01〜3.
0重量部である。緩衝剤としてはリン酸水素二ナトリウ
ム、リン酸二水素ナトリウム等が挙げられ、水相成分の
pHを6.5〜8.0に調節するのに必要な量比で添加
される。
【0018】本発明の外用脂漏性角化症治療剤に必要な
活性型ビタミンD3類の量は治療有効必要量であり、例
えば前記軟膏剤やクリーム剤における主薬としての活性
型ビタミンD3類の量は、0.01〜100μg/g量
となるように含有させればよい。より好ましくは1μg
/gから50μg/gである。例えばクリーム剤の場
合、通常、クリーム剤中の濃度として約0.00005
〜約0.01重量%の範囲である。そして、このような
外用剤を、疾患の程度により異なるが、単純塗布等によ
り1日2回〜数回投与するかあるいは密封法により1日
1回投与するのが好ましい。
活性型ビタミンD3類の量は治療有効必要量であり、例
えば前記軟膏剤やクリーム剤における主薬としての活性
型ビタミンD3類の量は、0.01〜100μg/g量
となるように含有させればよい。より好ましくは1μg
/gから50μg/gである。例えばクリーム剤の場
合、通常、クリーム剤中の濃度として約0.00005
〜約0.01重量%の範囲である。そして、このような
外用剤を、疾患の程度により異なるが、単純塗布等によ
り1日2回〜数回投与するかあるいは密封法により1日
1回投与するのが好ましい。
【0019】かくして本発明により活性型ビタミンD3
類を有効成分とする新規な外用脂漏性角化症治療剤が提
供される。前記の従来の同疾患治療法の課題を考慮する
と、本発明の治療剤が、具体的に、脂漏性角化症の患者
において優れた有効性を示し、退縮時に紅斑を生じず、
瘢痕も残さずに治癒し、且つ副作用などが認められなか
ったこと(実施例1)からも、その治療上の意義は極め
て大きい。
類を有効成分とする新規な外用脂漏性角化症治療剤が提
供される。前記の従来の同疾患治療法の課題を考慮する
と、本発明の治療剤が、具体的に、脂漏性角化症の患者
において優れた有効性を示し、退縮時に紅斑を生じず、
瘢痕も残さずに治癒し、且つ副作用などが認められなか
ったこと(実施例1)からも、その治療上の意義は極め
て大きい。
【0020】
【実施例】以下に実施例、参考例により、本発明の効果
をより詳細に説明するが、本発明をこれにより限定する
ものではない。なお、以下の実施例は活性型ビタミンD
3類として1α,24(R)−ジヒドロキシコレカルシ
フェロールを用いた。また、1α,24(R)−ジヒド
ロキシコレカルシフェロールを例えば1α,24(R)
−(OH)2D3と略記することがある。
をより詳細に説明するが、本発明をこれにより限定する
ものではない。なお、以下の実施例は活性型ビタミンD
3類として1α,24(R)−ジヒドロキシコレカルシ
フェロールを用いた。また、1α,24(R)−ジヒド
ロキシコレカルシフェロールを例えば1α,24(R)
−(OH)2D3と略記することがある。
【0021】[参考例1] 1α,24(R)−(OH)2D3軟膏剤の調整 1α,24(R)−ジヒドロキシコレカルシフェロール
0.2mgをアジピン酸ジイソプロピル0.5gに溶解
し、この溶液を50℃に加温した白色ワセリン99.5
g中に撹拌しつつ混合して、均一な組成物とし、放冷し
て無水性の軟膏剤(1α,24(R)−ジヒドロキシコ
レカルシフェロール濃度2μg/g)を得た。
0.2mgをアジピン酸ジイソプロピル0.5gに溶解
し、この溶液を50℃に加温した白色ワセリン99.5
g中に撹拌しつつ混合して、均一な組成物とし、放冷し
て無水性の軟膏剤(1α,24(R)−ジヒドロキシコ
レカルシフェロール濃度2μg/g)を得た。
【0022】[実施例1]脂漏性角化症の患者に参考例
1の1α,24(R)−(OH)2D3軟膏剤を投与し、
総合判定の判定区分を有効、稍効、無効の3区分とし
て、結果を表1に示した。
1の1α,24(R)−(OH)2D3軟膏剤を投与し、
総合判定の判定区分を有効、稍効、無効の3区分とし
て、結果を表1に示した。
【0023】
【表1】
【0024】なお、いずれの症例においても退縮時に紅
斑を生じず、瘢痕も残らなかった。また、投与前後にお
いて血清カルシウム、リン等の臨床検査値への影響はな
く、副作用はみられなかった。
斑を生じず、瘢痕も残らなかった。また、投与前後にお
いて血清カルシウム、リン等の臨床検査値への影響はな
く、副作用はみられなかった。
Claims (7)
- 【請求項1】 活性型ビタミンD3類を有効成分として
含有する外用脂漏性角化症治療剤。 - 【請求項2】 活性型ビタミンD3類が、1α,24
(R)−ジヒドロキシコレカルシフェロール、1α,2
5−ジヒドロキシコレカルシフェロール、カルシポリト
リオール、22−オキサカルシトリオール、1α,2
4,25−トリヒドロキシコレカルシフェロール、1α
−ヒドロキシ−24−オキソコレカルシフェロール、1
α,25−ジヒドロキシコレカルシフェロール−26,
23−ラクトン、1α,25−ジヒドロキシコレカルシ
フェロール−26,23−パーオキシラクトン、26,
26,26,27,27,27−ヘキサフルオロ−1
α,25−ジヒドロキシコレカルシフェロール、25−
ヒドロキシコレカルシフェロール、24−ヒドロキシコ
レカルシフェロール、24−オキソコレカルシフェロー
ル、24,25−ジヒドロキシコレカルシフェロール、
25−ヒドロキシ−24−オキソコレカルシフェロー
ル、25−ヒドロキシコレカルシフェロール−26,2
3−ラクトン、25−ヒドロキシコレカルシフェロール
−26,23−パーオキシラクトン、1α−ヒドロキシ
コレカルシフェロールからなる群から選ばれる一種以上
の化合物である請求項1項記載の外用脂漏性角化症治療
剤。 - 【請求項3】 活性型ビタミンD3類が、1α,24
(R)−ジヒドロキシコレカルシフェロール、1α,2
5−ジヒドロキシコレカルシフェロール、カルシポリト
リオール、22−オキサカルシトリオールである請求項
1項記載の外用脂漏性角化症治療剤。 - 【請求項4】 剤形が、軟膏剤、クリーム剤、ローショ
ン剤、溶液剤、スプレー剤、パップ剤又はテープ剤であ
る請求項1〜3のいずれか1項記載の外用脂漏性角化症
治療剤。 - 【請求項5】 軟膏剤が、 (a)主薬としての活性型ビタミンD3類と、 (b)活性型ビタミンD3類を溶解する脂肪酸エステル
類、高級アルコール類及び炭酸プロプレンからなる群か
ら選ばれる一種あるいは二種以上の混合物である疎水性
・無水性の溶剤と、 (c)白色ワセリン、黄色ワセリン、流動パラフィン及
び流動パラフィンのポリエチレンゲルから選ばれる一種
あるいは二種以上の混合物である親油性基剤とからなる
軟膏剤であって、該疎水性・無水性の溶剤の量が、該軟
膏剤の0.01〜25.0重量%であり、該脂肪酸エス
テル類が、アジピン酸ジイソプロピル、オレイン酸デシ
ル、セバシン酸ジエチル、ミリスチン酸イソプロピル、
トリアセチン、トリカプロン酸グリセリン、トリカプリ
ル酸グリセリン、トリカプリン酸グリセリン、トリラウ
リン酸グリセリン、トリリノール酸グリセリン、ジカプ
リル酸プロピレングリコール、ジペラルゴン酸プロピレ
ングリコール、ジカプリン酸プロピレングリコールから
なる群から選ばれた一種又は二種以上の混合物であり、
該高級アルコール類がオクチルドデカノール、ヘキサデ
シルアルコール、オレイルアルコールからなる群から選
ばれた一種又は二種以上の混合物である請求項4項記載
の外用脂漏性角化症治療剤。 - 【請求項6】 クリーム剤が、 (a)主薬としての活性型ビタミンD3と、 (b)(ア)5〜20重量部の白色ワセリン、5〜15
重量部の高級アルコール類からなる固形油分、及び
(イ)3〜10重量部のスクワラン及び/又は流動パラ
フィンからなる液状炭化水素類を含んでなる液状油分と
からなる油相成分と、 (c)水相成分、及び (d)2.5〜7.5重量部の二種以上からなる界面活
性剤とからなる活性型ビタミンD3クリーム剤であっ
て、該固形油分と該液状油分との重量比(該固形油分/
該液状油分)約2以上であり、該高級アルコール類がス
テアリルアルコール及び/又はセチルアルコールとから
なり、該ステアリルアルコールと該高級アルコール類と
の重量比(該ステアリルアルコール/該高級アルコール
類)が約0.65〜0.9であるクリーム剤である請求
項4項記載の外用脂漏性角化症治療剤。 - 【請求項7】 製剤中の活性型ビタミンD3類の濃度
が、1〜50μg/gである請求項1〜6のいずれか1
項記載の外用脂漏性角化症治療剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29251396A JPH10139669A (ja) | 1996-11-05 | 1996-11-05 | 脂漏性角化症治療剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29251396A JPH10139669A (ja) | 1996-11-05 | 1996-11-05 | 脂漏性角化症治療剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10139669A true JPH10139669A (ja) | 1998-05-26 |
Family
ID=17782793
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29251396A Pending JPH10139669A (ja) | 1996-11-05 | 1996-11-05 | 脂漏性角化症治療剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10139669A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002017932A1 (fr) * | 2000-08-30 | 2002-03-07 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Preparations d'oct |
| JP4511639B2 (ja) * | 1997-12-09 | 2010-07-28 | 中外製薬株式会社 | ビタミンd3誘導体を含有するクリーム剤 |
| JP2013075923A (ja) * | 1999-04-23 | 2013-04-25 | Leo Pharma As | 医薬組成物 |
| JP2013087067A (ja) * | 2011-10-14 | 2013-05-13 | Iwaki Seiyaku Co Ltd | ローション剤 |
| WO2014069510A1 (ja) | 2012-10-31 | 2014-05-08 | 富山化学工業株式会社 | 新規アミン誘導体またはその塩 |
| US9173835B2 (en) | 2005-05-10 | 2015-11-03 | Dermipsor Ltd. | Compositions and methods for treating hyperproliferative epidermal diseases |
| US11065195B2 (en) | 2007-03-15 | 2021-07-20 | MC2 Therapeutics Limited | Topical composition |
| US11696919B2 (en) | 2018-03-19 | 2023-07-11 | MC2 Therapeutics Limited | Topical composition |
-
1996
- 1996-11-05 JP JP29251396A patent/JPH10139669A/ja active Pending
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4511639B2 (ja) * | 1997-12-09 | 2010-07-28 | 中外製薬株式会社 | ビタミンd3誘導体を含有するクリーム剤 |
| JP2013075923A (ja) * | 1999-04-23 | 2013-04-25 | Leo Pharma As | 医薬組成物 |
| AU2001282521B2 (en) * | 2000-08-30 | 2005-12-15 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | OCT preparations |
| WO2002017932A1 (fr) * | 2000-08-30 | 2002-03-07 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Preparations d'oct |
| US9603861B2 (en) | 2005-05-10 | 2017-03-28 | Dermipsor Ltd. | Compositions and methods for treating hyperproliferative epidermal diseases |
| US9173835B2 (en) | 2005-05-10 | 2015-11-03 | Dermipsor Ltd. | Compositions and methods for treating hyperproliferative epidermal diseases |
| US11065195B2 (en) | 2007-03-15 | 2021-07-20 | MC2 Therapeutics Limited | Topical composition |
| JP2013087067A (ja) * | 2011-10-14 | 2013-05-13 | Iwaki Seiyaku Co Ltd | ローション剤 |
| KR20150079916A (ko) | 2012-10-31 | 2015-07-08 | 토야마 케미칼 컴퍼니 리미티드 | 신규 아민 유도체 또는 그 염 |
| US9624215B2 (en) | 2012-10-31 | 2017-04-18 | Toyama Chemical Co., Ltd. | Amine derivative or salt thereof |
| WO2014069510A1 (ja) | 2012-10-31 | 2014-05-08 | 富山化学工業株式会社 | 新規アミン誘導体またはその塩 |
| US11696919B2 (en) | 2018-03-19 | 2023-07-11 | MC2 Therapeutics Limited | Topical composition |
| US12440499B2 (en) | 2018-03-19 | 2025-10-14 | MC2 Therapeutics Limited | Topical composition |
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Legal Events
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040224 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040713 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |