JPH08295682A - バッカチン誘導体及びその製法 - Google Patents

バッカチン誘導体及びその製法

Info

Publication number
JPH08295682A
JPH08295682A JP7160618A JP16061895A JPH08295682A JP H08295682 A JPH08295682 A JP H08295682A JP 7160618 A JP7160618 A JP 7160618A JP 16061895 A JP16061895 A JP 16061895A JP H08295682 A JPH08295682 A JP H08295682A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
substituted
unsubstituted
formula
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7160618A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2969617B2 (ja
Inventor
Tomiki Hashiyama
富樹 橋山
Naoyuki Harada
直之 原田
Tetsuhisa Yamaguchi
哲央 山口
Kunihiko Ozaki
邦彦 尾崎
Kenji Tsujihara
健二 辻原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanabe Pharma Corp
Original Assignee
Tanabe Seiyaku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tanabe Seiyaku Co Ltd filed Critical Tanabe Seiyaku Co Ltd
Priority to JP7160618A priority Critical patent/JP2969617B2/ja
Publication of JPH08295682A publication Critical patent/JPH08295682A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2969617B2 publication Critical patent/JP2969617B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Landscapes

  • Epoxy Compounds (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 バッカチン化合物とエポキシプロピオン酸化
合物とを縮合して13α−エポキシプロピオニルオキシ
バッカチン化合物を得、この化合物をアジ化するか、又
は、ハロゲン化したのち、アジ化し、13α−(3−ア
ジド−2−ヒドロキシプロピオニルオキシ)バッカチン
誘導体とした後、還元することを特徴とする13α−
(3−アミノ−2−ヒドロキシプロピオニルオキシ)バ
ッカチン誘導体の製法。 【効果】 13α−(3−アミノ−2−ヒドロキシプ
ロピオニルオキシ)バッカチン誘導体は、抗腫瘍作用を
有するタキソール誘導体の合成中間体として有用であ
り、この中間体を効率よく、立体選択的に合成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抗腫瘍剤として有用な
タキソール誘導体の合成中間体であるバッカチン誘導体
及びその製法に関する。
【0002】
【従来の技術】西洋イチイ(Taxus brevif
olia)の樹皮から得られるタキソール〔化学名:4
α、10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−
5β、20−エポキシ−1β、7β−ジヒドロキシ−1
3α−〔(2R、3S)−3−フェニル−3−ベンゾイ
ルアミノ−2−ヒドロキシプロピオニルオキシ〕−タキ
ス−11−エン−9−オン〕及びその誘導体であるN−
デベンゾイル−N−(t−ブトキシカルボニル)−10
−デアセチルタキソール〔化学名:4α−アセトキシ−
2α−ベンゾイルオキシ−5β、20−エポキシ−1
β、7β、10β−トリヒドロキシ−13α−〔(2
R、3S)−3−フェニル−3−(t−ブトキシカルボ
ニルアミノ)−2−ヒドロキシプロピオニルオキシ〕−
タキス−11−エン−9−オン〕が卵巣癌、胸腺その他
の癌に対し、優れた抗腫瘍作用を有することが知られて
いる〔アニュアル レポーツ イン メディシナル ケ
ミストリー(Anual Reports in Me
dicinal Chemistry)、第32章、3
05頁(1993年)等〕。
【0003】また、タキサン誘導体のうち、タキサン骨
格13位の側鎖が水酸基となった化合物はバッカチン化
合物として知られており、タキサン骨格上の置換基によ
り、バッカチンI−VII等と命名されている〔ディク
ショナリー オブ オーガニックコンパウンズ(Dic
tionary of Organic Compou
nds)、第4版(第3追補版)、506頁(1985
年)〕。
【0004】バッカチン化合物13位に置換した水酸基
に、側鎖を導入してタキソール及びN−デベンゾイル−
N−(t−ブトキシカルボニル)−10−デアセチルタ
キソールを製造することは種々試みられており、例え
ば、(A)バッカチン化合物と水酸基の保護されたN−
ベンゾイル−3−フェニルイソセリンを縮合剤の存在下
で反応させる方法〔ジャーナル オブ アメリカン ケ
ミカル ソサイエティー(Journal of Am
erican Chemical Society)、
110巻、5917頁(1988年)〕、(B)バッカ
チン化合物と4−フェニルアゼチジノン化合物とを反応
させる方法(特開平6−1782号)、(C)バッカチ
ン化合物とオキサゾリジン化合物とを反応させる方法
〔テトラヘドロン レターズ(Tetrahedron
Letters)、第33巻、No.36、5185
頁(1992年)〕、(D)バッカチンを塩化シンナモ
イルと反応させた後、得られたエステルをt−ブチルク
ロロカルバメートナトリウム塩の存在下でオスミウム酸
化する方法(特開昭63−30478号、同30479
号)等が知られている。
【0005】しかしながら、上記(A)の方法は反応時
間が長いと共にN−ベンゾイル−3−フェニルイソセリ
ンを過剰に使用しても収率が低く、上記(B)及び
(C)の方法ではそれぞれ4−フェニル−アゼチジノン
化合物及びオキサゾリジン化合物の製造工程が煩雑であ
り、また、上記(D)の方法では反応が位置非選択的
(non−regioselective)かつ立体非
選択的(non−stereoselective)に
しか進行しないため、タキソール等の収率が低いという
問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、バッカチン
化合物13位水酸基に、簡便な方法で合成可能な原料を
用いて効率良く側鎖を導入し、タキソール等を製造する
ための重要な合成中間体であるバッカチン誘導体を効率
よく製造する方法及びその合成過程で生成する新規合成
中間体を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、 (1)一般式〔II〕
【0008】
【化60】
【0009】(式中、R1 は低級アルカノイル基又は水
酸基の保護基、R2 は水酸基の保護基、R3 は低級アル
カノイル基、R4 は置換又は非置換ベンゾイル基を表
す。)で示されるバッカチン化合物と一般式〔I〕
【0010】
【化61】
【0011】(式中、Xは置換もしくは非置換アリール
基、置換もしくは非置換低級アルケニル基または非置換
低級アルキニル基を表す。)で示されるエポキシプロピ
オン酸化合物又はその反応性誘導体を縮合させて、一般
式〔III〕
【0012】
【化62】
【0013】(式中、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される13α−エポキシプロピオニルオキシ
バッカチン化合物を得、 (2)(i)この化合物をアジ化するか、あるいは、
(ii)この化合物をハロゲン化して、一般式〔IV〕
【0014】
【化63】
【0015】(式中、Aはハロゲン原子を表し、他の記
号は前記と同一意味を有する。)で示される13α−
(3−ハロゲノ−2−ヒドロキシプロピオニルオキシ)
バッカチン化合物を得、この化合物をアジ化することに
より、一般式〔V〕
【0016】
【化64】
【0017】(式中、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される13α−(3−アジド−2−ヒドロキ
シプロピオニルオキシ)バッカチン化合物を得、 (3)この化合物を還元し、必要であれば生成物を塩に
することにより、一般式〔VI〕
【0018】
【化65】
【0019】(式中、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される13α−(3−アミノ−2−ヒドロキ
シプロピオニルオキシ)バッカチン誘導体又はその塩を
製造することができる。
【0020】本発明の方法は、上記一般式〔I〕、〔I
II〕、〔IV〕、〔V〕及び〔VI〕のアリール基と
しては、芳香族炭化水素環式基(例えば、フェニル基、
ナフチル基)または芳香族ヘテロ環式基(例えば、フリ
ル基、チエニル基、ピリジル基)等をあげることがで
き、低級アルケニル基又は低級アルキニル基上の置換基
としては、低級アルコキシ基(例えば、メトキシ基、エ
トキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、ペンチルオキシ
基)又はハロゲン原子をあげることができる。
【0021】ハロゲン原子としては、塩素原子、臭素原
子、フッ素原子、ヨウ素原子等をあげることができる。
また、水酸基の保護基としては、常法により容易に除去
することができる慣用の水酸基の保護基を用いることが
できる。
【0022】具体的には、本発明の方法は、R1 が低級
アルカノイル基(例えば、アセチル基、プロポキシ基、
ブチリル基、ペンタノイル基)、又はトリハロ低級アル
コキシカルボニル基(例えば、トリクロロエトキシカル
ボニル基)、トリ低級アルキルシリル基(例えば、トリ
メチルシリル基、トリエチルシリル基)の如き水酸基の
保護基;R2 がトリハロ低級アルコキシカルボニル基
(例えば、トリクロロエトキシカルボニル基)、トリ低
級アルキルシリル基(例えば、トリメチルシリル基、ト
リエチルシリル基)の如き水酸基の保護基;R3 が低級
アルカノイル基(例えば、アセチル基、プロピオニル
基、ブチリル基、ペンタノイル基);R4 が非置換ベン
ゾイル基又は置換ベンゾイル基(例えば、低級アルキル
基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されたベン
ゾイル基);Xが非置換フェニル基、置換フェニル基
(例えば、低級アルキル基、低級アルコキシ基、ハロゲ
ン原子で置換されたフェニル基)又は非置換低級アルケ
ニル基(例えば、ビニル基)である場合に好適に適用で
き、R1 がアセチル基又はトリクロロエトキシカルボニ
ル基、R2 がトリクロロエトキシカルボニル基、R3 が
アセチル基、R4 が非置換ベンゾイル基、Xがハロゲノ
フェニル基又は非置換フェニル基、Aが臭素原子である
場合とりわけ好適に適用できる。
【0023】また、本発明において、エポキシプロピオ
ン酸化合物〔I〕には2位及び3位の不斉炭素原子によ
り、4種の立体異性体〔(2R、3S)型もしくは(2
S、3R)型のトランス型異性体、および(2R、3
R)型もしくは(2S、3S)型のシス型異性体〕が存
在し、また、13α−エポキシプロピオニルオキシバッ
カチン化合物〔III〕、13α−(3−ハロゲノ−2
−ヒドロキシプロピオニルオキシ)バッカチン化合物
〔IV〕、13α−(3−アジド−2−ヒドロキシプロ
ピオニルオキシ)バッカチン化合物〔V〕及び13α−
(3−アミノ−2−ヒドロキシプロピオニルオキシ)バ
ッカチン誘導体〔VI〕には、13位側鎖に存在する2
つの不斉炭素により、4種の立体異性体〔(2R、3
S)型、(2S、3R)型、(2R、3R)型または
(2S、3S)型異性体〕が存在する。本発明の方法は
いずれの異性体又はこれらの混合物である場合も含むも
のである。
【0024】本発明において、工程(i)を経由する場
合には、(2R、3R)型もしくは(2S、3S)型の
エポキシプロピオン酸〔I〕、13位側鎖の立体配置が
(2R、3R)もしくは(2S、3S)型である13α
−(エポキシプロピオニルオキシ)バッカチン化合物
〔III〕、13α−〔(2R、3S)もしくは(2
S、3R)−3−アジド−2−ヒドロキシプロピオニル
オキシ〕バッカチン化合物〔V〕及び13α−〔(2
R、3S)もしくは(2S、3R)−3−アミノ−2−
ヒドロキシプロピオニルオキシ)バッカチン誘導体〔V
I〕である場合に好適に実施できる。このうち、とりわ
け、(2R、3R)型のエポキシプロピオン酸化合物
〔I〕、13位側鎖の立体配置が(2R、3R)である
13α−(エポキシプロピオニルオキシ)バッカチン化
合物〔III〕、13α−〔(2R、3S)−3−アジ
ド−2−ヒドロキシプロピオニルオキシ〕バッカチン化
合物〔V〕及び13α−〔(2R、3S)−3−アミノ
−2−ヒドロキシプロピオニルオキシ〕バッカチン誘導
体〔VI〕である場合に好適に実施できる。
【0025】一方、工程(ii)を経由する場合には、
(2R、3S)型もしくは(2S、3R)型のエポキシ
プロピオン酸化合物〔I〕、13位側鎖の立体配置が
(2R、3S)もしくは(2S、3R)である13α−
(エポキシプロピオニルオキシ)バッカチン化合物〔I
II〕、13α−〔(2S、3R)もしくは(2R、3
S)−3−ハロゲノ−2−ヒドロキシプロピオニルオキ
シ〕バッカチン化合物〔IV〕、13α−〔(2R、3
S)もしくは(2S、3R)−3−アジド−2−ヒドロ
キシプロピオニルオキシ〕バッカチン化合物〔V〕及び
13α−〔(2R、3S)もしくは(2S、3R)−3
−アミノ−2−ヒドロキシプロピオニルオキシ〕バッカ
チン誘導体〔VI〕である場合に好適に実施できる。こ
のうち、とりわけ、(2R、3S)型のエポキシプロピ
オン酸化合物〔I〕、13位側鎖の立体配置が(2R、
3S)である13α−(エポキシプロピオニルオキシ)
バッカチン化合物〔III〕、13α−〔(2S、3
R)−3−ハロゲノ−2−ヒドロキシプロピオニルオキ
シ〕バッカチン化合物〔IV〕、13α−〔(2R、3
S)−3−アジド−2−ヒドロキシプロピオニルオキ
シ〕バッカチン化合物〔V〕及び13α−〔(2R、3
S)−3−アミノ−2−ヒドロキシプロピオニルオキ
シ〕バッカチン誘導体〔VI〕である場合に好適に実施
できる。
【0026】バッカチン化合物〔II〕とエポキシプロ
ピオン酸化合物〔I〕又はその反応性誘導体との縮合
は、適当な溶媒中で実施することができる。溶媒として
は、芳香族溶媒(例えば、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン等)をあげることができ、反応性誘導体としては、酸
ハライド(例えば、酸クロリド、酸ブロミド、酸ヨージ
ド)、活性エステル(例えば、p−ニトロフェニルエス
テル)、混合酸無水物(例えば、メタンスルホン酸、ベ
ンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸との混合酸無水
物)等をあげることができる。バッカチン化合物〔I
I〕とエポキシプロピオン酸化合物〔I〕との縮合は縮
合剤を用いて実施することができる。縮合剤としては
N、N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド、N、N’
−カルボニルジイミダゾール、アゾジカルボン酸ジ低級
アルキルエステル(例えば、アゾジカルボン酸ジメチル
エステル)、1−メチル−2−ハロピリジニウムヨージ
ド(例えば、1−メチル−2−ブロモピリジニウムヨー
ジド)等を使用することができる。この縮合反応は有機
塩基の存在下に行うのが好ましく、有機塩基としては芳
香族三級アミン〔例えば、4−(N、N−ジメチルアミ
ノ)ピリジン、N、N−ジメチルアニリン〕を用いるこ
とができる。一方、バッカチン化合物〔II〕とエポキ
シプロピオン酸化合物〔I〕の反応性誘導体との縮合
は、脱酸剤の存在または非存在下で実施することがで
き、脱酸剤としては有機塩基(例えば、ピリジン、トリ
エチルアミン、N−メチルピペリジン、N−メチルモル
ホリン、N−エチル−N、N−ジイソプロピルアミン)
を使用することができる。本反応は、冷却下〜加熱下に
実施するこができ、とりわけ18℃〜80℃で実施する
ことが好ましい。
【0027】続く(i)13α−エポキシプロピオニル
オキシバッカチン化合物〔III〕のアジ化は、適当な
溶媒中又は無溶媒で、アジ化金属と反応させて実施する
ことができる。アジ化金属としては、アジ化アルカリ金
属(例えば、アジ化リチウム、アジ化ナトリウム、アジ
化カリウム)及びアジ化トリ低級アルキルスズ(例え
ば、アジ化トリn−ブチルスズ)等をいずれも好適に使
用することができる。アジ化アルカリ金属を用いる場合
には溶媒として水又は水と親水性溶媒(例えば、メタノ
ール、エタノール、プロピルアルコール、ブタノール等
のアルコール系溶媒、アセトン等のケトン系溶媒)との
混合物、非プロトン性極性有機溶媒(例えば、ジメチル
スルホキシド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセト
アミド)を使用することができる。反応は脱塩基剤(例
えば、ギ酸メチル等のギ酸エステル、塩化アンモニウム
等のアンモニウム塩)の存在下で行うのが好ましい。一
方、アジ化トリ低級アルキルスズを用いる場合には、無
溶媒で反応を行うことができ、必要に応じて非プロトン
性有機溶媒(例えば、ジメチルスルホキシド、ジメチル
ホルムアミド、ジメチルアセトアミド)を加えて行って
もよい。反応はルイス酸(例えば、臭化亜鉛、ヨウ化亜
鉛、臭化スズ、ヨウ化スズ)を添加することにより加速
することができる。本反応は、冷却下〜加熱下に実施す
ることができ、とりわけ20℃〜60℃で実施すること
が好ましい。
【0028】本アジ化反応は位置選択的、かつ、立体選
択的に実施することができ、エポキシプロピオニル基の
3位をSN2反応によりアジド基に置換するため、13
位側鎖の立体配置が(2S、3R)型、(2R、3S)
型、(2S,3S)型または(2R,3R)型の13α
−エポキシプロピオン酸〔I〕を使用すれば、それぞれ
対応する(2S,3S)型、(2R,3R)型、(2
S,3R)型または(2R,3S)型の13α−(3−
アジド−2−ヒドロキシプロピオニルオキシ)バッカチ
ン誘導体〔V〕が得られる。また、(ii)13α−エ
ポキシプロピオニルオキシバッカチン化合物〔III〕
のハロゲン化は、溶媒中ルイス酸及びハロゲン化剤の存
在下に実施することができる。ルイス酸としては、ハロ
ゲン化チタン(例えば、四塩化チタン、四臭化チタン、
四ヨウ化チタン)、ハロゲン化スズ(例えば、四塩化ス
ズ、四臭化スズ、四ヨウ化スズ)、ハロゲン化マグネシ
ウム(例えば、塩化マグネシウム、臭化マグネシウム、
ヨウ化マグネシウム)、ハロゲン化ジ低級アルキルアル
ミニウム(例えば、塩化ジエチルアルミニウム)等をあ
げることができる。ハロゲン化剤としては、ジ低級アル
キルアミン・ハロゲン化水素酸塩(例えば、ジエチルア
ミン塩化水素酸塩、ジエチルアミン臭化水素酸塩、ジエ
チルアミンヨウ化水素酸塩)等をあげることができる。
なお、ルイス酸としてハロゲン化チタン、ハロゲン化ス
ズまたはハロゲン化マグネシウム等を用いた場合にはこ
れら化合物がハロゲン化剤としても作用するため、ハロ
ゲン化剤を別途添加する必要がない。溶媒としては、ハ
ロゲン化炭化水素系溶媒(例えば、ジクロロメタン、ク
ロロホルム)、エーテル系溶媒(例えば、テトラヒドロ
フラン、ジエチルエーテル)または芳香族溶媒(例え
ば、トルエン、ニトロベンゼン)と、非プロトン性極性
溶媒〔例えば、ヘキサメチルホスホリックトリアミド
(HMPA)、ジメチルホルムアミド、ジメチルイミダ
ゾリジノン〕の混合溶媒を用いることが好ましく、とり
わけ、ハロゲン化炭化水素系溶媒とHMPAの混合溶媒
が好ましい。ハロゲン化炭化水素系溶媒とHMPAの混
合比率としては、ハロゲン化炭化水素系溶媒:HMPA
=1:0〜0:1、とりわけ、20:1〜5:1におい
て好適に反応が進行する。本反応は、冷却下〜加熱下に
実施することができ、とりわけ−70〜0℃で実施する
ことが好ましい。
【0029】本ハロゲン化反応も、位置選択的、かつ、
立体選択的に進行し、常に、エポキシプロピオニルオキ
シ基の3位を、SN2反応により開裂させるさせるた
め、13位側鎖の立体配置が(2R,3S)型、(2
S、3R)型、(2R,3R)型または(2S,3S)
型の13α−(エポキシプロピオニルオキシ)バッカチ
ン化合物〔III〕を使用すれば、それぞれ対応する
(2S、3R)型、(2R、3S)型、(2S,3S)
型または(2R,3R)型の13α−(3−ハロゲノ−
2−ヒドロキシプロピオニルオキシ)バッカチン化合物
〔IV〕が得られる。
【0030】得られた13α−(3−ハロゲノ−2−ヒ
ドロキシプロピオニルオキシ)バッカチン化合物〔I
V〕のアジ化は、所望により13位側鎖中の2位水酸基
を保護し、金属包接剤(金属キレート剤)の存在または
非存在下、適当な溶媒中でアジ化金属と反応させ、水酸
基を保護した場合には保護基を除去することにより実施
することができる。
【0031】13位側鎖中の2位水酸基を保護する場
合、保護基としては常法により容易に除去することがで
きる慣用の水酸基の保護基を用いることができ、例えば
トリ低級アルキルシリル基(例えば、トリメチルシリル
基、トリエチルシリル基)等をあげることができる。金
属包接剤としては、クラウンエーテル類(例えば、1,
4,7,10−テトラオキサシクロドデカン、1,4,
7,10,13−ペンタオキサシクロペンタデカン、
1,4,7,10,13,16−ヘキサオキサシクロオ
クタドデカン)を用いることができ、とりわけ、1,
4,7,10,13−ペンタオキサシクロペンタデカン
が好ましい。アジ化金属、溶媒及び反応条件としては、
13α−エポキシプロピオニルオキシバッカチン化合物
〔III〕をアジ化する場合と同様のアジ化金属及び溶
媒を使用することができ、同様の反応条件で行うことが
できる。
【0032】本アジ化反応も立体選択的に実施すること
ができ、3−ハロゲノ−2−プロピオニルオキシ基の3
位をSN2反応によりアジド基に置換するため、13位
側鎖の立体配置が(2S、3R)型、(2R、3S)
型、(2S,3S)型または(2R,3R)型の13α
−(3−ハロゲノ−2−ヒドロキシプロピオニルオキ
シ)バッカチン化合物〔IV〕を使用すれば、それぞれ
対応する(2R,3S)型、(2S,3R)型、(2
R,3R)型または(2S,3S)型の13α−(3−
アジド−2−ヒドロキシプロピオニルオキシ)バッカチ
ン誘導体〔V〕が得られる。
【0033】こうして得られる13α−(3−アジド−
2−ヒドロキシプロピオニルオキシ)バッカチン化合物
〔V〕は、(1)還元反応に付して、一般式〔VI〕
【0034】
【化66】
【0035】(式中、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される13α−(3−アミノ−2−ヒドロキ
シプロピオニルオキシ)バッカチン化合物とした後、一
般式〔VII〕
【0036】
【化67】
【0037】(式中、R5 は置換又は非置換フェニル−
低級アルコキシカルボニル基、置換又は非置換低級アル
コキシカルボニル基或いは置換又は非置換ベンゾイル基
を表す。)で示される化合物、その塩又はその反応性誘
導体と反応させて、一般式〔VIII〕
【0038】
【化68】
【0039】(式中、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される13α−(3−アシルアミノ−2−ヒ
ドロキシプロピオニルオキシ)バッカチン化合物を得、
この化合物から保護基を除去するか、或いは、(2)化
合物〔VII〕の反応性誘導体の存在下、還元反応に付
して13α−(3−アシルアミノ−2−ヒドロキシプロ
ピオニルオキシ)バッカチン化合物〔VIII〕を得、
この化合物から保護基を除去することにより、一般式
〔IX〕
【0040】
【化69】
【0041】(式中、R11は低級アルカノイル基又は水
素原子を表し、他の記号は前記と同一意味を有する。)
で示されるタキソール誘導体を製造することができる。
一般式〔IX〕で示されるタキソール誘導体は抗腫瘍剤
として、または抗腫瘍剤の合成中間体として有用であ
り、タキソール、N−デベンゾイル−N−(t−ブトキ
シカルボニル)−10−デアセチルタキソール等として
特開昭63−30479号公報、特開平6−1782号
公報、フランス国特許公報FR2698363、国際特
許出願公開WO 92/09589、バイオオーガニッ
ク・アンド・メディシナル・ケミストリー・レターズ(B
ioorganic & Medicinal Chemistry Letters)、第4巻、
2631頁(1994年)等に記載されている。
【0042】13α−(3−アジド−2−ヒドロキシプ
ロピオニルオキシ)バッカチン化合物〔V〕の還元は、
適当な溶媒中で実施することができ、溶媒としてはアル
コール系溶媒(例えば、メタノール、エタノール、プロ
パノール、ブタノール)、エーテル系溶媒(例えば、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン)、酢酸及びこれらの混
合溶媒を使用することができる。還元反応は金属触媒
(例えば、パラジウム−炭素)の存在下で接触還元して
も、還元剤(例えば、トリフェニルホスフィン)を用い
て実施してもよく、トリフェニルホスフィンを使用する
場合には、少量の水を添加するのが好ましい。
【0043】また、生成する13α−(3−アミノ−2
−ヒドロキシプロピオニルオキシ)バッカチン誘導体
〔VI〕は、必要であれば、常法に従い、適当な酸(例
えば、ギ酸)で処理して酸付加塩とすることもできる。
【0044】13α−(3−アミノ−2−ヒドロキシプ
ロピオニルオキシ)バッカチン誘導体〔VI〕又はその
塩と化合物〔VII〕、その塩又はその反応性誘導体と
の縮合は、適当な溶媒中又は無溶媒で実施することがで
きる。溶媒としては、有機溶媒(例えば、塩化メチレン
等のハロゲン化炭化水素系溶媒、テトラヒドロフラン等
のエーテル系溶媒、ジメチルホルムアミド等の非プロト
ン性有機溶媒)を用いることができ、反応性誘導体とし
ては、エポキシプロピオン酸化合物〔I〕の場合と同様
の酸ハライド、混合酸無水物等をあげることができる。
13α−(3−アミノ−2−ヒドロキシプロピオニルオ
キシ)バッカチン誘導体〔VI〕又はその塩と化合物
〔VII〕との縮合は、バッカチン化合物〔II〕とエ
ポキシプロピオン酸化合物〔I〕との縮合と同様の縮合
剤、同様の有機塩基、同様の条件で実施することがで
き、13α−(3−アミノ−2−ヒドロキシプロピオニ
ルオキシ)バッカチン誘導体〔VI〕又はその塩と化合
物〔VII〕の反応性誘導体との縮合は、バッカチン化
合物〔II〕とエポキシプロピオン酸化合物〔I〕の反
応性誘導体との縮合と同様の縮合剤、同様の有機塩基、
同様の反応条件で実施することができる。
【0045】得られる13α−(3−アシルアミノ−2
−ヒドロキシプロピオニルオキシ)バッカチン化合物
〔VIII〕からの保護基の除去は、保護基の種類に応
じ、常法に従って適宜実施することができ、保護基がト
リハロ低級アルコキシカルボニル基の場合には、亜鉛−
酢酸処理等により容易に除去することができる。
【0046】13α−(3−アジド−2−ヒドロキシプ
ロピオニルオキシ)バッカチン化合物〔V〕を化合物
〔VII〕の反応性誘導体の存在下で還元する場合、適
当な溶媒中で実施することができ、化合物〔VII〕の
反応性誘導体としては、酸無水物、炭酸との混合酸無水
物等を好適に使用することができ、溶媒としてはハロゲ
ン化炭化水素溶媒(例えば、塩化メチレン、クロロホル
ム)、芳香族溶媒(例えば、トルエン、ベンゼン)を好
適に使用することができる。還元反応は還元剤(例え
ば、トリフェニルホスフィン)を用いて実施することが
でき、少量の水を添加するのが好ましい。
【0047】本発明の原料化合物であるエポキシプロピ
オン酸化合物〔I〕は対応するエポキシプロピオン酸エ
ステルを、常法により、塩基(例えば、水酸化アルカリ
金属)で加水分解することにより製造することができ
る。対応するエポキシプロピオン酸エステルのうち、ト
ランス型エステルは、例えば、置換もしくは非置換アリ
ールアルデヒド、置換もしくは非置換低級アルケニルア
ルデヒド、置換もしくは非置換低級アルキニルアルデヒ
ドとハロ酢酸エステルとをダルツェンス(Darzen
s)反応の常法により反応させ、必要に応じ、光学分割
して製造することができる〔特開昭60−13775号
及び同13776号、特開平3−15398号、ジャー
ナル オブ オーガニック ケニストリー(Journ
al ofOrganic Chemistry)、第
58巻、1287頁(1993年)等〕。一方、シス型
エステルは、例えば、トランス型置換もしくは非置換桂
皮酸エステルをシャープレス(Sharpless)酸
化によりジヒドロキシ体とし、反応性のモノエステルと
した後、塩基処理で分子内閉環して製造する〔ジャーナ
ル オブ オーガニック ケミストリー(Journa
l of Organic Chemistry)、5
1巻、46頁(1986年)か、或いは、国際特許出願
公開WO 92/09589に記載の方法に準じ、置換
もしくは非置換アリールアルデヒド、置換もしくは非置
換低級アルケニルアルデヒドまたは置換もしくは非置換
低級アルキニルアルデヒドと必要により光学活性なN−
(2−ハロゲノプロピオニル)−2−オキサゾリジノン
誘導体を常法に従いアルドール縮合させ、得られた化合
物を脱ハロゲン水素反応に付してオキシラン環を形成さ
せた後、加水分解して2−オキサゾリジノン環を除去す
ることにより製造することができる。
【0048】なお、本明細書において、タキサン骨格と
は次式で示されるジテルペンの骨格を表し、低級アルキ
ル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、低級アル
コキシ基及び低級アルカノイル基は、それぞれ、炭素数
1−5のアルキル基、炭素数2−6の低級アルケニル
基、炭素数2−6の低級アルキニル基、炭素数1−5の
アルコキシ基及び炭素数2−6のアルカノイル基を意味
する。
【0049】
【化70】
【0050】
【実施例】
実施例1 (1)(2R、3R)−3−フェニル−2、3−エポキ
シプロピオン酸メチルエステル1.78gのメタノール
50ml溶液に、氷冷下、水酸化リチウム1水和物0.
504gの水25ml溶液を滴加する。混合物を室温ま
で加温し、同温にて1時間かく拌する。反応液からメタ
ノールを留去し、残さに氷冷下5%クエン酸水溶液を加
えてpH3−4とした後、残さをクロロホルムで抽出
し、クロロホルム層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネ
シウムで乾燥する。溶媒を減圧留去し、残さにヘキサン
を加えて、析出晶をろ取し、ヘキサンで洗浄後、乾燥す
ることにより、(2R、3R)−3−フェニル−2、3
−エポキシプロピオン酸1.32gを得る。収率:80
%。
【0051】M.p.81.5−83.0°C IR(nujol)νmax (cm-1):3140、17
50、1720、1460、1200 FAB−MS(m/z):165(MH+ )1 H−NMR(CDCl3 )δ:3.83(1H、d、
J=4.7Hz)、4.31(1H、d、J=4.7H
z)、7.1−7.4(5H、m)、8.2(1H、b
road s)。
【0052】(2)(2R、3R)−3−フェニル−
2、3−エポキシプロピオン酸1.376g及び4α−
アセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β、20−エ
ポキシ−1β、13α−ジヒドロキシ−7β、10β−
ジ(2、2、2−トリクロロエトキシカルボニルオキ
シ)−タキス−11−エン−9−オン4.998gをト
ルエン250mlに溶解する。この溶液に、N、N’−
ジシクロヘキシルカルボジイミド1.844g及び4−
(N、N−ジメチルアミノ)ピリジン0.34gを添加
し、混合物を80°Cで1時間30分かく拌する。反応
混合物を室温に冷却後、不溶物をろ去し、ろ液から溶媒
を減圧留去する。残さをシリカゲルフラッシュカラムク
ロマトグラフィー〔溶媒:酢酸エチル−ヘキサン(2:
5)〕で精製して、4α−アセトキシ−2α−ベンゾイ
ルオキシ−5β、20−エポキシ−1β−ヒドロキシ−
7β、10β−ジ(2、2、2−トリクロロエトキシカ
ルボニルオキシ)−13α−〔(2R、3R)−3−フ
ェニル−2、3−エポキシプロピオニルオキシ〕−タキ
ス−11−エン−9−オン5.734gを得る。収率:
99%。
【0053】〔α〕(20、D)=−15.77°(c
=0.9、クロロホルム) IR(nujol)νmax (cm-1):3500、17
60、1730、1460、1380、1250、10
60 FAB−MS(m/z):1039(MH+ )1 H−NMR(CDCl3 )δ:1.14(6H、
s)、1.58(1H、s)、1.83(6H、s)、
1.95−2.1(3H、m)、2.39(3H、
s)、2.63(1H、m)、3.87(1H、d、J
=7Hz)、3.97(1H、d、J=4.5Hz)、
4.14(1H、d、J=9Hz)、4.30(1H、
d、J=9Hz)、4.33(1H、d、J=4.5H
z)、4.60(1H、d、J=11.8Hz)、4.
76(2H、s)、4.92(1H、d、J=11.8
Hz)、4.97(1H、m)、5.55(1H、d
d、J=7、11Hz)、 5.63(1H、d、J=
7Hz)、6.03(1H、m)、6.19(1H、
s)、7.3−7.5(7H、m)、7.64(1H、
m)、8.00(2H、m)。
【0054】(3−1)4α−アセトキシ−2α−ベン
ゾイルオキシ−5β、20−エポキシ−1β−ヒドロキ
シ−7β、10β−ジ(2、2、2−トリクロロエトキ
シカルボニルオキシ)−13α−〔(2R、3R)−3
−フェニル−2、3−エポキシプロピオニルオキシ〕−
タキス−11−エン−9−オン105mgを水0.3m
l及びメタノール2.7mlの混合溶媒に溶解する。こ
の溶液に、ギ酸メチル0.3ml及びナトリウムアジド
195mgを添加し、混合物を50°Cで40時間かく
拌する。反応混合物を室温まで冷却後、冷水に注ぎ、水
混液を酢酸エチルで抽出する。抽出液を5%クエン酸水
溶液及び飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥
し、溶媒を減圧留去する。残さをシリカゲル薄層クロマ
トグラフィー〔溶媒:酢酸エチル−クロロホルム(1:
20)〕で精製することにより、4α−アセトキシ−2
α−ベンゾイルオキシ−5β、20−エポキシ−1β−
ヒドロキシ−7β、10β−ジ(2、2、2−トリクロ
ロエトキシカルボニルオキシ)−13α−〔(2R、3
S)−3−フェニル−3−アジド−2−ヒドロキシプロ
ピオニルオキシ〕−タキス−11−エン−9−オン92
mgを得る。収率:85%。
【0055】〔α〕(22、D)=−16.43°(c
=1、クロロホルム) IR(nujol)νmax (cm-1):3480、21
10、1760、1730、1460、1380、12
50 FAB−MS(m/z):1082(MH+ )1 H−NMR(CDCl3 )δ:1.20(3H、
s)、1.27(3H、s)、1.70(1H、s)、
1.86(3H、s)、2.09(3H、d、J=1H
z)、2.0−2.2(3H、m)、2.30(3H、
s)、2.63(1H、m)、3.12(1H、d、J
=8Hz)、3.90(1H、d、J=7Hz)、4.
16(1H、d、J=8Hz)、4.32(1H、d、
J=8Hz)、4.44(1H、dd、J=4、8H
z)、 4.61(1H、d、J=12Hz)、4.7
6(1H、d、J=12Hz)、4.82(1H、d、
J=12Hz)、4.92(1H、d、J=12H
z)、4.95(1H、m)、5.01(1H、d、J
=4Hz)、5.56(1H、dd、J=7、11H
z)、5.68(1H、d、J=7Hz)、6.22
(1H、m)、6.27(1H、s)、7.46(5
H、m)、7.51(2H、m)、7.64(1H、
m)、8.06(2H、m)。
【0056】(3−2)4α−アセトキシ−2α−ベン
ゾイルオキシ−5β、20−エポキシ−1β−ヒドロキ
シ−7β、10β−ジ(2、2、2−トリクロロエトキ
シカルボニルオキシ)−13α−〔(2R、3R)−3
−フェニル−2、3−エポキシプロピオニルオキシ〕−
タキス−11−エン−9−オン104mgをトリn−ブ
チルスズアジド1mlに50℃で溶解し、ヨウ化亜鉛6
mgを加えて50°Cで5日間かく拌する。反応混合物
を室温に戻し、シリカゲルクロマトグラフィー〔溶媒:
クロロホルム〕で精製後、更に薄層クロマトグラフィー
〔溶媒:酢酸エチル−クロロホルム(1:20)〕で精
製することにより、4α−アセトキシ−2α−ベンゾイ
ルオキシ−5β、20−エポキシ−1β−ヒドロキシ−
7β、10β−ジ(2、2、2−トリクロロエトキシカ
ルボニルオキシ)−13α−〔(2R、3S)−3−フ
ェニル−3−アジド−2−ヒドロキシプロピオニルオキ
シ〕−タキス−11−エン−9−オン73mgを得る。
収率:67%。
【0057】(4−1)4α−アセトキシ−2α−ベン
ゾイルオキシ−5β、20−エポキシ−1β−ヒドロキ
シ−7β、10β−ジ(2、2、2−トリクロロエトキ
シカルボニルオキシ)−13α−〔(2R、3S)−3
−フェニル−3−アジド−2−ヒドロキシプロピオニル
オキシ〕−タキス−11−エン−9−オン92mgをメ
タノール4mlに溶解し、10%パラジウム−炭素47
mgを加えて1気圧水素雰囲気下、室温で2時間かく拌
する。反応液から無機物をろ去し、減圧下、ろ液を濃縮
して、粗製の4α−アセトキシ−2α−ベンゾイルオキ
シ−5β、20−エポキシ−1β−ヒドロキシ−7β、
10β−ジ(2、2、2−トリクロロエトキシカルボニ
ルオキシ)−13α−〔(2R、3S)−3−フェニル
−3−アミノ−2−ヒドロキシプロピオニルオキシ〕−
タキス−11−エン−9−オン90mgを得る。これを
テトラヒドロフラン4mlに溶解し、t−ブトキシカル
ボン酸無水物39.7mg及び炭酸水素カリウム25.
5mgを添加し、室温で19時間かく拌する。反応混合
物を酢酸エチルで希釈し、水、飽和食塩水で洗浄、乾燥
後、減圧下、有機層を濃縮する。残さをシリカゲル薄層
クロマトグラフィー〔溶媒:酢酸エチル−ヘキサン
(2:3)〕で精製することにより、4α−アセトキシ
−2α−ベンゾイルオキシ−5β、20−エポキシ−1
β−ヒドロキシ−7β、10β−ジ(2、2、2−トリ
クロロエトキシカルボニルオキシ)−13α−〔(2
R、3S)−3−フェニル−3−(t−ブトキシカルボ
ニルアミノ)−2−ヒドロキシプロピオニルオキシ〕−
タキス−11−エン−9−オン69mgを得る。収率:
70%。
【0058】〔α〕(20、D)=−39.0°(c=
1、クロロホルム) IR(nujol)νmax (cm-1):3440、17
60、1720 FAB−MS(m/z):1156(MH+ )1 H−NMR(CDCl3 )δ:1.20(3H、
s)、1.28(3H、s)、1.35(9H、s)、
1.71(1H、s)、1.86(3H、s)、1.9
6(3H、s)、2.01−2.12(1H、m)、
2.33(2H、m)、2.39(3H、s)、2.5
6−2.69(1H、m)、3.33(1H、d、J=
5.4Hz)、3.91(1H、d、J=6.9H
z)、4.18(1H、d、J=8Hz)、4.34
(1H、d、J=8Hz)、4.60(1H、d、J=
12Hz)、4.62−4.67(1H、m)、4.7
8(2H、m)、4.91(1H、d、J=12H
z)、4.93−4.98(1H、m)、5.22−
5.39(1H、m)、5.38(1H、d、J=9.
4Hz)、5.55(1H、dd、J=7、11H
z)、5.70(1H、d、J=6.9Hz)、6.1
7−6.25(1H、m)、6.25(1H、s)、
7.29−7.45(5H、m)、7.46−7.54
(2H、m)、7.59−7.66(1H、m)、8.
08−8.13(2H、m)。
【0059】(4−2)4α−アセトキシ−2α−ベン
ゾイルオキシ−5β、20−エポキシ−1β−ヒドロキ
シ−7β、10β−ジ(2、2、2−トリクロロエトキ
シカルボニルオキシ)−13α−〔(2R、3S)−3
−フェニル−3−アジド−2−ヒドロキシプロピオニル
オキシ〕−タキス−11−エン−9−オン92mgをテ
トラヒドロフラン5ml及び水0.2mlの混液に溶解
し、トリフェニルホスフィン25mgを加え、室温で1
8時間かく拌して、4α−アセトキシ−2α−ベンゾイ
ルオキシ−5β、20−エポキシ−1β−ヒドロキシ−
7β、10β−ジ(2、2、2−トリクロロエトキシカ
ルボニルオキシ)−13α−〔(2R、3S)−3−フ
ェニル−3−アミノ−2−ヒドロキシプロピオニルオキ
シ〕−タキス−11−エン−9−オンを含む反応液を得
る。該反応液にt−ブトキシカルボン酸無水物39.7
mg及び炭酸水素カリウム25.5mgを添加し、室温
で19時間かく拌する。反応液から溶媒を減圧留去し、
残さをシリカゲル薄層クロマトグラフィー〔溶媒:酢酸
エチル−ヘキサン(2:3)〕で精製することにより、
4α−アセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β、2
0−エポキシ−1β−ヒドロキシ−7β、10β−ジ
(2、2、2−トリクロロエトキシカルボニルオキシ)
−13α−〔(2R、3S)−3−フェニル−3−(t
−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシプロピ
オニルオキシ〕−タキス−11−エン−9−オン75m
gを得る。収率:76%。
【0060】(4−3)4α−アセトキシ−2α−ベン
ゾイルオキシ−5β、20−エポキシ−1β−ヒドロキ
シ−7β、10β−ジ(2、2、2−トリクロロエトキ
シカルボニルオキシ)−13α−〔(2R、3S)−3
−フェニル−3−アジド−2−ヒドロキシプロピオニル
オキシ〕−タキス−11−エン−9−オン57.3mg
を塩化メチレン2mlに溶解し、t−ブトキシカルボン
酸無水物36.3mg、炭酸水素カリウム26mg、ト
リフェニルホスフィン28.5mg及び水0.05ml
を滴下して室温で20時間かく拌する。反応混合物から
溶媒を留去し、残さをシリカゲル薄層クロマトグラフィ
ー〔溶媒:酢酸エチル−ヘキサン(2:3)〕で精製す
ることにより、4α−アセトキシ−2α−ベンゾイルオ
キシ−5β、20−エポキシ−1β−ヒドロキシ−7
β、10β−ジ(2、2、2−トリクロロエトキシカル
ボニルオキシ)−13α−〔(2R、3S)−3−フェ
ニル−3−(t−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒ
ドロキシプロピオニルオキシ〕−タキス−11−エン−
9−オン46mgを得る。収率:75%。
【0061】(5)4α−アセトキシ−2α−ベンゾイ
ルオキシ−5β、20−エポキシ−1β−ヒドロキシ−
7β、10β−ジ(2、2、2−トリクロロエトキシカ
ルボニルオキシ)−13α−〔(2R、3S)−3−フ
ェニル−3−(t−ブトキシカルボニルアミノ)−2−
ヒドロキシプロピオニルオキシ〕−タキス−11−エン
−9−オン273mgを、酢酸1.2ml及びメタノー
ル10.8mlの混液に溶解し、亜鉛粉末544mgを
添加する。混合物を60°Cで2時間かく拌する。反応
液から不溶物をろ去し、ろ液を濃縮する。残さを酢酸エ
チルに溶解後、有機層を乾燥、濃縮する。残さをシリカ
ゲルクロマトグラフィー〔溶媒:酢酸エチル−ヘキサン
(3:2)〕で精製して、4α−アセトキシ−2α−ベ
ンゾイルオキシ−5β、20−エポキシ−1β、7β、
10β−トリヒドロキシ−13α−〔(2R、3S)−
3−フェニル−3−(t−ブトキシカルボニルアミノ)
−2−ヒドロキシプロピオニルオキシ〕−タキス−11
−エン−9−オン156mgを得る。収率:82%。
【0062】〔α〕(20、D)=−48.37°(c
=0.74、クロロホルム) IR(nujol)νmax (cm-1):3440、17
20 FAB−MS(m/z):808(MH+ )1 H−NMR(CDCl3 )δ:1.13(3H、
s)、1.24(3H、s)、1.34(9H、s)、
1.58(1H、brs)、1.69(1H、s)、
1.77(3H、s)、1.85(4H、s+m)、
2.27(2H、d、J=8.7Hz)、2.37(3
H、s)、2.54−2.62(1H、m)、3.37
(1H、d、J=5.5Hz)、3.91(1H、d、
J=7.0Hz)、4.19及び4.32(each2
H、d、J=8.5Hz)、4.21−4.26(2
H、m)、4.61(1H、br s)、4.94(1
H、d、J=7.7Hz)、 5.21(1H、d、J
=1.7Hz)、5.27(1H、brd、J=9H
z)、5.43(1H、d、J=9.3Hz)、5.6
8(1H、d、J=7.0Hz)、6.21(1H、
t、J=9Hz)、7.3−7.4(5H、m)、7.
50(2H、t、J=7.4Hz)、7.61(1H、
d、J=7.4Hz)、8.10(2H、d、J=7.
4Hz)。
【0063】実施例2 (1)アルゴン雰囲気下、4α−アセトキシ−2α−ベ
ンゾイルオキシ−5β,20−エポキシ−1β,13α
−ジヒドロキシ−7β,10β−ジ(2,2,2−トリ
クロロエトキシカルボニルオキシ)−タキス−11−エ
ン−9−オン4.92gをトルエン70mlに溶解す
る。この溶液に、(2R,3S)−3−フェニルエポキ
シプロピオン酸1.79g、N,N’−ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド2.38g及び4−(N,N−ジメチ
ルアミノ)ピリジン342mgを室温で加え、10分攪
拌する。反応混合物を減圧下濃縮し、残さをシリカゲル
フラッシュカラムクロマトグラフィー〔溶媒:トルエン
−酢酸エチル(15:1)〕で精製して、4α−アセト
キシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エポキシ
−1β−ヒドロキシ−7β,10β−ジ(2,2,2−
トリクロロエトキシカルボニルオキシ)−13α−
〔(2R,3S)−3−フェニル−2,3−エポキシプ
ロピオニルオキシ〕−タキス−11−エン−9−オン
5.55gを得る。収率:97%。
【0064】IR(nujol)νmax (cm-1):3
520,1760,1730 FAB−MS(m/z):1039(MH+ )1 H−NMR(CDCl3 )δ:1.21(3H,
s),1.28(3H,s),1.73(1H,s),
1.86(3H,s),2.01−2.13(1H,
m),2.09(3H,s),2.20−2.41(2
H,m),2.22(3H,s),2.63(1H,
m),3.64(1H,d,J=1.7Hz),3.9
2(1H,d,J=6.9Hz),4.16(1H,
d,J=8.2Hz),4.22(1H,d,J=1.
7Hz),4.32(1H,d,J=8.2Hz),
4.61(1H,d,J=11.8Hz),4.79
(2H,s),4.92(1H,d,J=11.8H
z),4.94(1H,m),5.57(1H,dd,
J=7.1,10.7Hz), 5.69(1H,d,
J=6.9Hz),6.27(1H,s),6.31
(1H,m),7.30−7.66(8H,m),8.
07(2H,m)。
【0065】(2)アルゴン雰囲気下、4α−アセトキ
シ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エポキシ−
1β−ヒドロキシ−7β,10β−ジ(2,2,2−ト
リクロロエトキシカルボニルオキシ)−13α−〔(2
R,3S)−3−フェニル−2,3−エポキシプロピオ
ニルオキシ〕−タキス−11−エン−9−オン2.70
gをジクロロメタン50ml及びヘキサメチルホスホリ
ックトリアミド5mlの混合溶媒に溶解する。この溶液
をドライアイス−アセトン浴で冷却し、四臭化チタン
2.80gを加え、その後氷浴で冷却しながら18時間
攪拌する。反応液に水100mlを加え、10分間攪拌
した後、有機層を分取し、減圧濃縮する。残さに酢酸エ
チル50ml、ヘキサン25ml及び水50mlを加
え、有機層を分取する。有機層を更に水洗、乾燥後、溶
媒を留去し、残さをシリカゲルフラッシュカラムクロマ
トグラフィー〔溶媒:ヘキサン−酢酸エチル(2:
1)〕で精製して、4α−アセトキシ−2α−ベンゾイ
ルオキシ−5β,20−エポキシ−1β−ヒドロキシ−
7β,10β−ジ(2,2,2−トリクロロエトキシカ
ルボニルオキシ)−13α−〔(2S,3R)−3−フ
ェニル−3−ブロモ−2−ヒドロキシプロピオニルオキ
シ〕−タキス−11−エン−9−オン2.22gを得
る。収率:76%。
【0066】IR(nujol)νmax (cm-1):3
440,1760,1720 FAB−MS(m/z):1119,1121(M
H+ )1 H−NMR(CDCl3 )δ:1.19(3H,
s),1.25(3H,s),1.74(1H,s),
1.81(3H,d,J=1Hz),1.85(3H,
s),2.06(1H.m),2.28(2H,m),
2.39(3H,s),2.63(1H,m),2.9
9(1H,d,J=7Hz),3.90(1H,d,J
=7Hz),4.16(1H,d,J=8Hz),4.
34(1H,d,J=8Hz),4.60(1H,d,
J=12Hz),4.77(2H,s),4.78(1
H,dd,J=6,7Hz),4.91(1H,d,J
=12Hz),4.97(1H,m),5.27(1
H,d,J=6Hz),5.53(1H,dd,J=
7,11Hz),5.68(1H,d,J=7Hz),
6.17(1H,m),6.21(1H,s),7.4
−7.5(7H,m),7.64(1H,m),8.0
7(2H,m)。
【0067】(3)4α−アセトキシ−2α−ベンゾイ
ルオキシ−5β,20−エポキシ−1β−ヒドロキシ−
7β,10β−ジ(2,2,2−トリクロロエトキシカ
ルボニルオキシ)−13α−〔(2S,3R)−3−フ
ェニル−3−ブロモ−2−ヒドロキシプロピオニルオキ
シ〕−タキス−11−エン−9−オン112mgをジメ
チルホルムアミド2mlに溶解し、1,4,7,10,
13−ペンタオキサシクロペンタデカン2mgを加え
る。混合物を−15〜−10℃の外浴で冷却し、アジ化
ナトリウム65mgを加え、氷浴で冷却しながら18時
間攪拌する。反応液を冷水に注ぎ、酢酸エチルで抽出す
る。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾
燥し、溶媒を減圧留去する。残さをシリカゲル薄層クロ
マトグラフィー〔溶媒:酢酸エチル−ヘキサン(2:
3)〕で精製することにより、4α−アセトキシ−2α
−ベンゾイルオキシ−5β,20−エポキシ−1β−ヒ
ドロキシ−7β,10β−ジ(2,2,2−トリクロロ
エトキシカルボニルオキシ)−13α−〔(2R,3
S)−3−フェニル−3−アジド−2−ヒドロキシプロ
ピオニルオキシ〕−タキス−11−エン−9−オン77
mgを得る。収率:71%。
【0068】物性値は実施例1(3)で得られた化合物
と同一であった。
【0069】実施例3 4α−アセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,2
0−エポキシ−1β−ヒドロキシ−7β,10β−ジ
(2,2,2−トリクロロエトキシカルボニルオキシ)
−13α−〔(2S,3R)−3−フェニル−3−ブロ
モ−2−ヒドロキシプロピオニルオキシ〕−タキス−1
1−エン−9−オン100mgをジメチルホルムアミド
2mlに溶解し、アジドトリメチルシラン0.12ml
を加え、外浴50℃で2時間攪拌する。反応液にアジ化
ナトリウム29mgを加え、外浴50℃で更に18時間
攪拌する。反応液を氷水に注ぎ、酢酸エチルで抽出す
る。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾
燥し、溶媒を減圧留去する。残さをエタノール5mlに
溶解し、氷浴で冷却しながら、約15%塩化水素−エタ
ノール溶液を加え、更に10分間攪拌する。反応液を氷
水に注ぎ、酢酸エチルで抽出する。有機層を飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄した後、硫酸
ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去する。残さをシリ
カゲル薄層クロマトグラフィー〔溶媒:酢酸エチル−ヘ
キサン(2:3)〕で精製することにより、4α−アセ
トキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エポキ
シ−1β−ヒドロキシ−7β,10β−ジ(2,2,2
−トリクロロエトキシカルボニルオキシ)−13α−
〔(2R,3S)−3−フェニル−3−アジド−2−ヒ
ドロキシプロピオニルオキシ〕−タキス−11−エン−
9−オン63mgを得る。収率:65%。物性値は実施
例1(3)で得られた化合物と同一であった。
【0070】実施例4 (1)アルゴン雰囲気中、(2S、3R)−3−(4−
フルオロフェニル)−2、3−ジヒドロキシプロピオン
酸メチルエステル3.95gのジクロロメタン100m
l溶液を−3〜−5℃に冷却し、トリエチルアミン3.
86mlとp−トルエンスルホニルクロライド3.62
gを加える。−3〜−5℃で44時間攪拌した後、反応
液を水、飽和食塩水にて洗浄する。有機層を無水硫酸ナ
トリウムで乾燥後、溶媒を留去し、得られる残査をシリ
カゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー〔溶媒:酢
酸エチル−ヘキサン(1:2)〕で精製し、(2S、3
R)−3−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ
−2−p−トルエンスルホニルオキシプロピオン酸メチ
ルエステル5.64gを得る。
【0071】M.p.122.5−123.5°C IR(nujol)νmax (cm-1):3500、17
70、1140、730 FAB−MS(NaCl添加)(m/z):391(M
+ +Na)1 H−NMR(300MHz、CDCl3 )δ:2.4
3(3H、s)、2.66(1H、d、J=6Hz)、
3.64(3H、s)、4.88(1H、d、J=4H
z)、5.11(1H、t−like)、6.87−
6.95(2H、m)、7.17−7.25(4H、
m)、7.55−7.60(2H、m)。
【0072】(2)(2R、3S)−3−(4−フルオ
ロフェニル)−3−ヒドロキシ−2−p−トルエンスル
ホニルオキシプロピオン酸メチルエステル5.48gを
ジメチルホルムアミド75mlに溶解し、水1.4ml
を加える。反応混合物を氷浴で冷却し、炭酸カリウム
6.16gを加えた後、室温で22時間攪拌する。反応
混合物を再び氷浴で冷却し、水100mlを加え、酢酸
エチルで抽出する。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、
無水硫酸ナトリウムで乾燥する。溶媒を留去した後、得
られた残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
媒:エタノール−ヘキサン(1:3)〕で精製し、(2
R、3R)−3−(4−フルオロフェニル)−2、3−
エポキシプロピオン酸メチルエステル2.69gを得
る。
【0073】IR(nujol)νmax (cm-1):1
740、1510 EI−MS(m/z):196(M+ )1 H−NMR(300MHz、CDCl3 )δ:3.5
7(3H、s)、3.82(1H、d、J=5Hz)、
4.24(1H、d、J=5Hz)、6.99−7.0
7(2H、m)、7.36−7.44(2H、m) (3)(2R、3R)−3−(4−フルオロフェニル)
−2、3−エポキシプロピオン酸メチルエステル0.2
06gのメタノール5ml溶液に、氷冷下、水酸化リチ
ウム0.03gの水3ml溶液を滴加する。混合物を室
温まで加温し、同温にて1.5時間かく拌する。反応液
からメタノールを留去し、残さに氷冷下5%クエン酸水
溶液を加え、クロロホルムで抽出し、クロロホルム層を
飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥する。溶
媒を減圧留去し、(2R、3R)−3−(4−フルオロ
フェニル)−2、3−エポキシプロピオン酸を得る。得
られた(2R、3R)−3−(4−フルオロフェニル)
−2、3−エポキシプロピオン酸及び4α−アセトキシ
−2α−ベンゾイルオキシ−5β、20−エポキシ−1
β、13α−ジヒドロキシ−7β、10β−ジ(2、
2、2−トリクロロエトキシカルボニルオキシ)−タキ
ス−11−エン−9−オン0.235gのトルエン10
ml溶液に、N、N’−ジシクロヘキシルカルボジイミ
ド0.227g及び4−(N、N−ジメチルアミノ)ピ
リジン0.014gを添加し、混合物を80°Cで2時
間かく拌する。不溶物をろ去し、ろ液から溶媒を減圧留
去する。
【0074】残さをシリカゲルフラッシュカラムクロマ
トグラフィー〔溶媒:酢酸エチル−トルエン(1:
6)〕で精製し、4α−アセトキシ−2α−ベンゾイル
オキシ−5β、20−エポキシ−1β−ヒドロキシ−7
β、10β−ジ(2、2、2−トリクロロエトキシカル
ボニルオキシ)−13α−〔(2R、3R)−3−(4
−フルオロフェニル)−2、3−エポキシプロピオニル
オキシ〕−タキス−11−エン−9−オン0.167g
を得る。収率:60%。
【0075】IR(nujol)νmax (cm-1):1
760、1720、1240、720 FAB−MS(m/z):1057(MH+ )1 H−NMR(CDCl3 )δ:1.15(3H、
s)、1.16(3H、s)、1.61(1H、s)、
1.83(3H、s)、1.87(3H、d、J=1H
z)、2.0−2.1(3H、m)、2.36(3H、
s)、2.63(1H、m)、3.87(1H、d、J
=7Hz)、3.95(1H、d、J=4Hz)、4.
14(1H、d、J=9Hz)、4.30(1H、d、
J=4Hz)、4.31(1H、d、J=9Hz)、
4.61(1H、d、J=12Hz)、4.77(2
H、s)、4.92(1H、d、J=12Hz)、4.
97(1H、m)、5.56(1H、dd、J=7、1
1Hz)、 5.63(1H、d、J=7Hz)、6.
01−6.08(1H、m)、6.20(1H、s)、
7.07(2H、m)、7.39−7.52(4H、
m)、7.60−7.68(1H、m)、8.00(2
H、m)。
【0076】(4)4α−アセトキシ−2α−ベンゾイ
ルオキシ−5β、20−エポキシ−1β−ヒドロキシ−
7β、10β−ジ(2、2、2−トリクロロエトキシカ
ルボニルオキシ)−13α−〔(2R、3R)−3−
(4−フルオロフェニル)−2、3−エポキシプロピオ
ニルオキシ〕−タキス−11−エン−9−オン235m
gを11%含水メタノール7ml溶液に溶解する。この
溶液に、ギ酸メチル0.7ml及びアジ化ナトリウム4
32mgを添加し、混合物を50°Cで24時間かく拌
する。反応混合物を冷水に注ぎ、酢酸エチルで抽出す
る。有機層を5%クエン酸水溶液及び飽和食塩水で洗浄
後、硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去する。残さを
プレパラティブ薄層クロマトグラフィーで精製すること
により、4α−アセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−
5β、20−エポキシ−1β−ヒドロキシ−7β、10
β−ジ(2、2、2−トリクロロエトキシカルボニルオ
キシ)−13α−〔(2R、3S)−3−(4−フルオ
ロフェニル)−3−アジド−2−ヒドロキシプロピオニ
ルオキシ〕−タキス−11−エン−9−オン162mg
を得る。収率:67%。
【0077】IR(nujol)νmax (cm-1):3
480、2110、1760、1720 FAB−MS(m/z):1122(M+ +Na)1 H−NMR(CDCl3 )δ:1.22(3H、
s)、1.28(3H、s)、1.74(1H、s)、
1.87(3H、s)、2.12(3H、d、J=1H
z)、2.0−2.3(3H、m)、2.31(3H、
s)、2.65(1H、m)、3.21(1H、d、J
=8Hz)、3.92(1H、d、J=7Hz)、4.
18(1H、d、J=8Hz)、4.33(1H、d、
J=8Hz)、4.42(1H、dd、J=3、8H
z)、 4.61(1H、d、J=12Hz)、4.7
6(1H、d、J=12Hz)、4.81(1H、d、
J=12Hz)、4.93(1H、d、J=12H
z)、4.96(1H、m)、5.03(1H、d、J
=3Hz)、5.56(1H、dd、J=7、11H
z)、5.69(1H、d、J=7Hz)、6.26
(1H、m)、6.28(1H、s)、7.15(2
H、m)、7.47(4H、m)、7.63(1H、
m)、8.06(2H、m)。
【0078】(5)4α−アセトキシ−2α−ベンゾイ
ルオキシ−5β、20−エポキシ−1β−ヒドロキシ−
7β、10β−ジ(2、2、2−トリクロロエトキシカ
ルボニルオキシ)−13α−〔(2R、3S)−3−
(4−フルオロフェニル)−3−アジド−2−ヒドロキ
シプロピオニルオキシ〕−タキス−11−エン−9−オ
ン81mgをジクロロメタン3mlに溶解し、トリフェ
ニルホスフィン39mg、水0.05ml、二炭酸ジt
−ブチル48mg及び重炭酸カリウム37mgを加え、
室温で22時間かく拌する。反応混合物をクロロホルム
で希釈し、水及び飽和食塩水で洗浄する。有機層を硫酸
ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去し、残さをプレパラテ
ィブ薄層クロマトグラフィーで精製することにより、4
α−アセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β、20
−エポキシ−1β−ヒドロキシ−7β、10β−ジ
(2、2、2−トリクロロエトキシカルボニルオキシ)
−13α−〔(2R、3S)−3−(4−フルオロフェ
ニル)−3−(t−ブトキシカルボニルアミノ)−2−
ヒドロキシプロピオニルオキシ〕−タキス−11−エン
−9−オン33mgを得る。収率:39%。
【0079】IR(nujol)νmax (cm-1):3
400、1760、1730 FAB−MS(m/z):1174(MH+ )1 H−NMR(CDCl3 )δ:1.21(3H、
s)、1.28(3H、s)、1.35(9H、s)、
1.73(1H、s)、1.86(3H、s)、1.9
6(3H、s)、2.1(1H、m)、2.3(2H、
m)、2.36(3H、s)、2.6(1H、m)、
3.41(1H、d、J=5Hz)、3.91(1H、
d、J=7Hz)、4.18(1H、d、J=8H
z)、4.34(1H、d、J=8Hz)、4.60
(1H、m)、4.60(1H、d、J=12Hz)、
4.78(2H、s)、4.91(1H、d、J=12
Hz)、4.96(1H、m)、5.26(1H、b
r)、5.36(1H、m)、5.54(1H、m)、
5.70(1H、d、J=7Hz)、6.23(1H、
m)、6.25(1H、s)、7.05−7.40(4
H、m)、7.50(2H、m)、7.63(1H、
m)、8.10(2H、m)。
【0080】(6)4α−アセトキシ−2α−ベンゾイ
ルオキシ−5β、20−エポキシ−1β−ヒドロキシ−
7β、10β−ジ(2、2、2−トリクロロエトキシカ
ルボニルオキシ)−13α−〔(2R、3S)−3−
(4−フルオロフェニル)−3−(t−ブトキシカルボ
ニルアミノ)−2−ヒドロキシプロピオニルオキシ〕−
タキス−11−エン−9−オン6.42gの酢酸50m
l、メタノール200ml溶液に、亜鉛粉末15gを添
加し、60°Cで30分かく拌する。反応液から亜鉛末
をろ去し、ろ液を濃縮する。残さを酢酸エチルに溶解
し、1%塩酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及
び飽和食塩水で洗浄する。有機層を硫酸ナトリウムで乾
燥後、溶媒を留去する。残さをシリカゲルフラッシュカ
ラムクロマトグラフィー〔溶媒:酢酸エチル−ヘキサン
(3:2)〕で精製して、4α−アセトキシ−2α−ベ
ンゾイルオキシ−5β、20−エポキシ−1β、7β、
10β−トリヒドロキシ−13α−〔(2R、3S)−
3−(4−フルオロフェニル)−3−(t−ブトキシカ
ルボニルアミノ)−2−ヒドロキシプロピオニルオキ
シ〕−タキス−11−エン−9−オン2.61gを得
る。収率:58%。
【0081】M.p.159°C(徐々に分解) IR(nujol)νmax (cm-1):3440、17
10、1460 FAB−MS(m/z):826(MH+ )1 H−NMR(CDCl3 )δ:1.13(3H、
s)、1.24(3H、s)、1.34(9H、s)、
1.73(1H、s)、1.75(1H、d)、1.7
6(3H、s)、1.83(1H、m)、1.86(3
H、d、J=1Hz)、2.29(2H、m)、2.3
6(3H、s)、2.58(1H、m)、3.49(1
H、d、J=5Hz)、3.92(1H、d、J=7H
z)、4.19(1H、d、J=8Hz)、4.22
(1H、m)、4.23(1H、d、J=2Hz)、
4.32(1H、d、J=8Hz)、4.58(1H、
m)、4.94(1H、m)、5.21(1H、d、J
=2Hz)、5.25(1H、br)、5.43(1
H、br)、5.68(1H、d、J=7Hz)、6.
24(1H、m)、7.08(2H、m)、7.38
(2H、m)、7.49(2H、m)、7.61(1
H、m)、8.10(2H、m)。
【0082】
【発明の効果】本発明の方法は、これまで報告されてい
る反応時間が長く、収率の低い水酸基の保護されたN−
ベンゾイル−3−フェニルイソセリンを用いる方法〔前
記(A)法〕、合成が煩雑なアゼチジノン化合物又はオ
キサゾリジン化合物を使用する方法〔前記(B)法及び
(C)法〕及び位置選択性がなく、収率の低いオスミウ
ム酸化を利用する方法〔前記(D)法〕のいずれとも異
なり、バッカチン化合物〔II〕の13位水酸基に、ま
ず、3位をアリール基等で置換したエポキシプロピオニ
ル基を定量的に導入し、生成物のオキシラン環を位置選
択的、立体選択的にアジ化金属で開裂させるか、或い
は、開裂・ハロゲン化し、次いでハロゲン原子を位置選
択的、立体選択的に置換することにより、13α−(3
−アジド−2−ヒドロキシプロピオニルオキシ)バッカ
チン誘導体〔V〕を得、さらに、アジド基を還元するこ
とにより、13α−(3−アミノ−2−ヒドロキシ−3
−フェニルプロピオニルオキシ)バッカチン誘導体〔V
I〕を効率よく製造しうることに特徴がある。
【0083】こうして得られる13α−(3−アミノ−
2−ヒドロキシ−3−フェニルプロピオニルオキシ)バ
ッカチン誘導体〔VI〕は、抗腫瘍剤として有用なタキ
ソール及びN−デベンゾイル−N−(t−ブトキシカル
ボニル)−10−デアセチルタキソール等の合成中間体
であり、本発明の方法を利用することにより、タキソー
ル誘導体〔IX〕を効率的に製造することができる。
【0084】また、本発明の方法の過程で生成する13
α−(エポキシプロピオニルオキシ)バッカチン化合物
〔III〕、13α−(3−ハロゲノ−2−ヒドロキシ
プロピオニルオキシ)バッカチン化合物〔IV〕及び1
3α−(3−アジド−2−ヒドロキシプロピオニルオキ
シ)バッカチン化合物〔V〕は新規化合物であると共
に、本発明の効率的なタキソール及びN−デベンゾイル
−N−(t−ブトキシカルボニル)−10−デアセチル
タキソール等の不斉合成において重要な意義を有するも
のである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 305:14) (72)発明者 尾崎 邦彦 東京都東村山市久米川町5丁目27番地29 (72)発明者 辻原 健二 埼玉県浦和市大字大牧1149番地133

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式〔V〕 【化1】 (式中、R1 は低級アルカノイル基又は水酸基の保護
    基、R2 は水酸基の保護基、R3 は低級アルカノイル
    基、R4 は置換又は非置換ベンゾイル基、Xは置換もし
    くは非置換アリール基、置換もしくは非置換低級アルケ
    ニル基または置換もしくは非置換低級アルキニル基を表
    す。)で示される13α−(3−アジド−2−ヒドロキ
    シプロピオニルオキシ)バッカチン化合物を還元し、必
    要であれば、生成物を塩にすることを特徴とする一般式
    〔VI〕 【化2】 (式中、記号は前記と同一意味を有する。)で示される
    13α−(3−アミノ−2−ヒドロキシプロピオニルオ
    キシ)バッカチン誘導体又はその塩の製法。
  2. 【請求項2】一般式〔III〕 【化3】 (式中、R1 は低級アルカノイル基又は水酸基の保護
    基、R2 は水酸基の保護基、R3 低級アルカノイル基、
    R4 は置換又は非置換ベンゾイル基、Xは置換もしくは
    非置換アリール基、置換もしくは非置換低級アルケニル
    基または置換もしくは非置換低級アルキニル基を表
    す。)で示される13α−エポキシプロピオニルオキシ
    バッカチン化合物をアジ化して一般式〔V〕 【化4】 (式中、記号は前記と同一意味を有する。)で示される
    13α−(3−アジド−2−ヒドロキシプロピオニルオ
    キシ)バッカチン化合物を得、この化合物を還元し、必
    要であれば、生成物を塩にすることを特徴とする一般式
    〔VI〕 【化5】 (式中、記号は前記と同一意味を有する。)で示される
    13α−(3−アミノ−2−ヒドロキシプロピオニルオ
    キシ)バッカチン誘導体又はその塩の製法。
  3. 【請求項3】一般式〔II〕 【化6】 (式中、R1 は低級アルカノイル基又は水酸基の保護
    基、R2 は水酸基の保護基、R3 は低級アルカノイル
    基、R4 は置換又は非置換ベンゾイル基を表す。)で示
    されるバッカチン化合物と一般式〔I〕 【化7】 (式中、Xは置換もしくは非置換アリール基、置換もし
    くは非置換低級アルケニル基または置換もしくは非置換
    低級アルキニル基を表す。)で示されるエポキシプロピ
    オン酸化合物又はその反応性誘導体を縮合させて、一般
    式〔III〕 【化8】 (式中、記号は前記と同一意味を有する。)で示される
    13α−エポキシプロピオニルオキシバッカチン化合物
    を得、この化合物をアジ化して一般式〔V〕 【化9】 (式中、記号は前記と同一意味を有する。)で示される
    13α−(3−アジド−2−ヒドロキシプロピオニルオ
    キシ)バッカチン化合物を得、この化合物を還元し、必
    要であれば、生成物を塩にすることを特徴とする一般式
    〔VI〕 【化10】 (式中、記号は前記と同一意味を有する。)で示される
    13α−(3−アミノ−2−ヒドロキシプロピオニルオ
    キシ)バッカチン誘導体又はその塩の製法。
  4. 【請求項4】一般式〔III〕 【化11】 (式中、R1 は低級アルカノイル基又は水酸基の保護
    基、R2 は水酸基の保護基、R3 は低級アルカノイル
    基、R4 は置換又は非置換ベンゾイル基、Xは置換もし
    くは非置換アリール基、置換もしくは非置換低級アルケ
    ニル基または置換もしくは非置換低級アルキニル基を表
    す。)で示される13α−エポキシプロピオニルオキシ
    バッカチン化合物をアジ化することを特徴とする一般式
    〔V〕 【化12】 (式中、記号は前記と同一意味を有する。)で示される
    13α−(3−アジド−2−ヒドロキシプロピオニルオ
    キシ)バッカチン化合物の製法。
  5. 【請求項5】一般式〔II〕 【化13】 (式中、R1 は低級アルカノイル基又は水酸基の保護
    基、R2 は水酸基の保護基、R3 は低級アルカノイル
    基、R4 は置換又は非置換ベンゾイル基を表す。)で示
    されるバッカチン化合物と一般式〔I〕 【化14】 (式中、Xは置換もしくは非置換アリール基、置換もし
    くは非置換低級アルケニル基または置換もしくは非置換
    低級アルキニル基を表す。)で示されるエポキシプロピ
    オン酸化合物又はその反応性誘導体を縮合させて、一般
    式〔III〕 【化15】 (式中、記号は前記と同一意味を有する。)で示される
    13α−エポキシプロピオニルオキシバッカチン化合物
    を得、この化合物をアジ化することを特徴とする一般式
    〔V〕 【化16】 (式中、記号は前記と同一意味を有する。)で示される
    13α−(3−アジド−2−ヒドロキシプロピオニルオ
    キシ)バッカチン化合物の製法。
  6. 【請求項6】一般式〔IV〕 【化17】 (式中、R1 は低級アルカノイル基又は水酸基の保護
    基、R2 は水酸基の保護基、R3 低級アルカノイル基、
    R4 は置換又は非置換ベンゾイル基、Xは置換もしくは
    非置換アリール基、置換もしくは非置換低級アルケニル
    基または置換もしくは非置換低級アルキニル基,Aはハ
    ロゲン原子を表す。)で示される13α−(3−ハロゲ
    ノ−2−ヒドロキシプロピオニルオキシ)バッカチン化
    合物をアジ化して一般式〔V〕 【化18】 (式中、記号は前記と同一意味を有する。)で示される
    13α−(3−アジド−2−ヒドロキシプロピオニルオ
    キシ)バッカチン化合物を得、この化合物を還元し、必
    要であれば、生成物を塩にすることを特徴とする一般式
    〔VI〕 【化19】 (式中、記号は前記と同一意味を有する。)で示される
    13α−(3−アミノ−2−ヒドロキシプロピオニルオ
    キシ)バッカチン誘導体又はその塩の製法。
  7. 【請求項7】 一般式〔III〕 【化20】 (式中、R1 は低級アルカノイル基又は水酸基の保護
    基、R2 は水酸基の保護基、R3 低級アルカノイル基、
    R4 は置換又は非置換ベンゾイル基、Xは置換もしくは
    非置換アリール基、置換もしくは非置換低級アルケニル
    基または置換もしくは非置換低級アルキニル基を表
    す。)で示される13α−エポキシプロピオニルオキシ
    バッカチン化合物をハロゲン化し、一般式〔IV〕 【化21】 (式中、Aはハロゲン原子を表し、他の記号は前記と同
    一意味を有する。)で示される13α−(3−ハロゲノ
    −2−ヒドロキシプロピオニルオキシ)バッカチン化合
    物を得、この化合物をアジ化して一般式〔V〕 【化22】 (式中、記号は前記と同一意味を有する。)で示される
    13α−(3−アジド−2−ヒドロキシプロピオニルオ
    キシ)バッカチン化合物を得、この化合物を還元し、必
    要であれば、生成物を塩にすることを特徴とする一般式
    〔VI〕 【化23】 (式中、記号は前記と同一意味を有する。)で示される
    13α−(3−アミノ−2−ヒドロキシプロピオニルオ
    キシ)バッカチン誘導体又はその塩の製法。
  8. 【請求項8】一般式〔II〕 【化24】 (式中、R1 は低級アルカノイル基又は水酸基の保護
    基、R2 は水酸基の保護基、R3 は低級アルカノイル
    基、R4 は置換又は非置換ベンゾイル基を表す。)で示
    されるバッカチン化合物と一般式〔I〕 【化25】 (式中、Xは置換もしくは非置換アリール基、置換もし
    くは非置換低級アルケニル基または置換もしくは非置換
    低級アルキニル基を表す。)で示されるエポキシプロピ
    オン酸化合物又はその反応性誘導体を縮合させて、一般
    式〔III〕 【化26】 (式中、記号は前記と同一意味を有する。)で示される
    13α−エポキシプロピオニルオキシバッカチン化合物
    を得、この化合物をハロゲン化し、一般式〔IV〕 【化27】 (式中、Aはハロゲン原子を表し、他の記号は前記と同
    一意味を有する。)で示される13α−(3−ハロゲノ
    −2−ヒドロキシプロピオニルオキシ)バッカチン化合
    物を得、この化合物をアジ化して一般式〔V〕 【化28】 (式中、記号は前記と同一意味を有する。)で示される
    13α−(3−アジド−2−ヒドロキシプロピオニルオ
    キシ)バッカチン化合物を得、この化合物を還元し、必
    要であれば、生成物を塩にすることを特徴とする一般式
    〔VI〕 【化29】 (式中、記号は前記と同一意味を有する。)で示される
    13α−(3−アミノ−2−ヒドロキシプロピオニルオ
    キシ)バッカチン誘導体又はその塩の製法。
  9. 【請求項9】 一般式〔IV〕 【化30】 (式中、R1 は低級アルカノイル基又は水酸基の保護
    基、R2 は水酸基の保護基、R3 は低級アルカノイル
    基、R4 は置換又は非置換ベンゾイル基、Xは置換もし
    くは非置換アリール基、置換もしくは非置換低級アルケ
    ニル基または置換もしくは非置換低級アルキニル基、A
    はハロゲン原子を表す。)で示される13α−(3−ハ
    ロゲノ−2−ヒドロキシプロピオニルオキシ)バッカチ
    ン化合物をアジ化することを特徴とする一般式〔V〕 【化31】 (式中、記号は前記と同一意味を有する。)で示される
    13α−(3−アジド−2−ヒドロキシプロピオニルオ
    キシ)バッカチン誘導体の製法。
  10. 【請求項10】 一般式〔III〕 【化32】 (式中、R1 は低級アルカノイル基又は水酸基の保護
    基、R2 は水酸基の保護基、R3 は低級アルカノイル
    基、R4 は置換又は非置換ベンゾイル基、Xは置換もし
    くは非置換アリール基、置換もしくは非置換低級アルケ
    ニル基または置換もしくは非置換低級アルキニル基を表
    す。)で示される13α−エポキシプロピオニルオキシ
    バッカチン化合物をハロゲン化し、一般式〔IV〕 【化33】 (式中、Aはハロゲン原子を表し、他の記号は前記と同
    一意味を有する。)で示される13α−(3−ハロゲノ
    −2−ヒドロキシプロピオニルオキシ)バッカチン化合
    物を得、この化合物をアジ化することを特徴とする一般
    式〔V〕 【化34】 (式中、記号は前記と同一意味を有する。)で示される
    13α−(3−アジド−2−ヒドロキシプロピオニルオ
    キシ)バッカチン誘導体の製法。
  11. 【請求項11】 一般式〔II〕 【化35】 (式中、R1 は低級アルカノイル基又は水酸基の保護
    基、R2 は水酸基の保護基、R3 は低級アルカノイル
    基、R4 は置換又は非置換ベンゾイル基を表す。)で示
    されるバッカチン化合物と、一般式〔I〕 【化36】 (式中、Xは置換もしくは非置換アリール基、置換もし
    くは非置換低級アルケニル基または置換もしくは非置換
    低級アルキニル基を表す。)で示されるエポキシプロピ
    オン酸化合物を縮合させ、一般式〔III〕 【化37】 (式中、記号は前記と同一意味を有する。)で示される
    13α−エポキシプロピオニルオキシバッカチン化合物
    を得、この化合物をハロゲン化し、一般式〔IV〕 【化38】 (式中、Aはハロゲン原子を表し、他の記号は前記と同
    一意味を有する。)で示される13α−(3−ハロゲノ
    −2−ヒドロキシプロピオニルオキシ)バッカチン化合
    物を得、この化合物をアジ化することを特徴とする一般
    式〔V〕 【化39】 (式中、記号は前記と同一意味を有する。)で示される
    13α−(3−アジド−2−ヒドロキシプロピオニルオ
    キシ)バッカチン誘導体の製法。
  12. 【請求項12】 一般式〔III〕 【化40】 (式中、R1 は低級アルカノイル基又は水酸基の保護
    基、R2 は水酸基の保護基、R3 は低級アルカノイル
    基、R4 は置換又は非置換ベンゾイル基、Xは置換もし
    くは非置換アリール基、置換もしくは非置換低級アルケ
    ニル基または置換もしくは非置換低級アルキニル基を表
    す。)で示される13α−エポキシプロピオニルオキシ
    バッカチン化合物をハロゲン化することを特徴とする一
    般式〔IV〕 【化41】 (式中、Aはハロゲン原子を表し、他の記号は前記と同
    一意味を有する。)で示される13α−(3−ハロゲノ
    −2−ヒドロキシプロピオニルオキシ)バッカチン化合
    物の製法。
  13. 【請求項13】 一般式〔II〕 【化42】 (式中、R1 は低級アルカノイル基又は水酸基の保護
    基、R2 は水酸基の保護基、R3 は低級アルカノイル
    基、R4 は置換又は非置換ベンゾイル基を表す。)で示
    されるバッカチン化合物と、一般式〔I〕 【化43】 (式中、Xは置換もしくは非置換アリール基、置換もし
    くは非置換低級アルケニル基または置換もしくは非置換
    低級アルキニル基を表す。)で示されるエポキシプロピ
    オン酸化合物を縮合させ、一般式〔III〕 【化44】 (式中、記号は前記と同一意味を有する。)で示される
    13α−エポキシプロピオニルオキシバッカチン化合物
    を得、この化合物をハロゲン化することを特徴とする一
    般式〔IV〕 【化45】 (式中、Aはハロゲン原子を表し、他の記号は前記と同
    一意味を有する。)で示される13α−(3−ハロゲノ
    −2−ヒドロキシプロピオニルオキシ)バッカチン化合
    物の製法。
  14. 【請求項14】 一般式〔II〕 【化46】 (式中、R1 は低級アルカノイル基又は水酸基の保護
    基、R2 は水酸基の保護基、R3 は低級アルカノイル
    基、R4 は置換又は非置換ベンゾイル基を表す。)で示
    されるバッカチン化合物と、一般式〔I〕 【化47】 (式中、Xは置換もしくは非置換アリール基、置換もし
    くは非置換低級アルケニル基または置換もしくは非置換
    低級アルキニル基を表す。)で示されるエポキシプロピ
    オン酸化合物を縮合させることを特徴とする一般式〔I
    II〕 【化48】 (式中、記号は前記と同一意味を有する。)で示される
    13α−エポキシプロピオニルオキシバッカチン誘導体
    の製法。
  15. 【請求項15】 R1 が低級アルカノイル基、トリハロ
    低級アルコキシカルボニル基又はトリ低級アルキルシリ
    ル基、R2 がトリハロ低級アルコキシカルボニル基又は
    トリ低級アルキルシリル基、R3 が低級アルカノイル
    基、R4 が非置換ベンゾイル基、Xが置換もしくは非置
    換フェニル基または非置換低級アルケニル基である請求
    項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、
    12、13又は14記載の製法。
  16. 【請求項16】 R1 及びR2 がトリクロロエトキシカ
    ルボニル基、R3 がアセチル基、R4 がベンゾイル基、
    Xがハロゲン原子又は低級アルコキシ基で置換されてい
    てもよいフェニル基、Aが臭素原子である請求項15記
    載の製法。
  17. 【請求項17】 一般式〔V〕 【化49】 (式中、R1 は低級アルカノイル基又は水酸基の保護
    基、R2 は水酸基の保護基、R3 は低級アルカノイル
    基、R4 は置換又は非置換ベンゾイル基、Xは置換もし
    くは非置換アリール基、置換もしくは非置換低級アルケ
    ニル基または置換もしくは非置換低級アルキニル基を表
    す。)で示される13α−(3−アジド−2−ヒドロキ
    シプロピオニルオキシ)バッカチン化合物を一般式〔V
    II〕 【化50】 (式中、R5 は置換もしくは非置換低級アルコキシカル
    ボニル基(該低級アルコキシカルボニル基はシクロアル
    キル部分を有していてもよい)、置換もしくは非置換低
    級アルカノイル基又は置換もしくは非置換アリールカル
    ボニル基を表す。)で示される化合物、その塩又はその
    反応性誘導体の存在下、還元して一般式〔VIII〕 【化51】 (式中、記号は前記と同一意味を有する。)で示される
    13α−(3−アシルアミノ−2−ヒドロキシプロピオ
    ニルオキシ)バッカチン化合物を得、この化合物から保
    護基を除去することを特徴とする一般式〔IX〕 【化52】 (式中、R11は低級アルカノイル基又は水素原子、他の
    記号は前記と同一意味を有する。)で示されるタキソー
    ル誘導体の製法。
  18. 【請求項18】請求項1、2、3、6、7又は8記載の
    方法で得られる一般式〔VI〕 【化53】 (式中、R1 は低級アルカノイル基又は水酸基の保護
    基、R2 は水酸基の保護基、R3 低級アルカノイル基、
    R4 は置換又は非置換ベンゾイル基、Xは置換もしくは
    非置換アリール基、置換もしくは非置換低級アルケニル
    基または置換もしくは非置換低級アルキニル基を表
    す。)で示される13α−(3−アミノ−2−ヒドロキ
    シプロピオニルオキシ)バッカチン誘導体又はその塩と
    一般式〔VII〕 【化54】 (式中、R5 は置換もしくは非置換低級アルコキシカル
    ボニル基(該低級アルコキシカルボニル基はシクロアル
    キル部分を有していてもよい)、置換もしくは非置換低
    級アルカノイル基又は置換もしくは非置換アリールカル
    ボニル基を表す。)で示される化合物、その塩又はその
    反応性誘導体と反応させて、一般式〔VIII〕 【化55】 (式中、記号は前記と同一意味を有する。)で示される
    13α−(3−アシルアミノ−2−ヒドロキシプロピオ
    ニルオキシ)バッカチン化合物を得、この化合物から保
    護基を除去することを特徴とする一般式〔IX〕 【化56】 (式中、R11は低級アルカノイル基又は水素原子、他の
    記号は前記と同一意味を有する。)で示されるタキソー
    ル誘導体の製法。
  19. 【請求項19】一般式〔III〕 【化57】 (式中、R1 は低級アルカノイル基又は水酸基の保護
    基、R2 は水酸基の保護基、R3 は低級アルカノイル
    基、R4 は置換又は非置換ベンゾイル基、Xは置換もし
    くは非置換アリール基、置換もしくは非置換低級アルケ
    ニル基または非置換低級アルキニル基を表す。)で示さ
    れる13α−エポキシプロピオニルオキシバッカチン化
    合物。
  20. 【請求項20】一般式〔IV〕 【化58】 (式中、R1 は低級アルカノイル基又は水酸基の保護
    基、R2 は水酸基の保護基、R3 は低級アルカノイル
    基、R4 は置換又は非置換ベンゾイル基、Xは置換もし
    くは非置換アリール基、置換もしくは非置換低級アルケ
    ニル基または非置換低級アルキニル基、Aはハロゲン原
    子を表す。)で示される13α−(3−ハロゲノ−2−
    ヒドロキシプロピオニルオキシ)バッカチン化合物。
  21. 【請求項21】一般式〔V〕 【化59】 (式中、R1 は低級アルカノイル基又は水酸基の保護
    基、R2 は水酸基の保護基、R3 は低級アルカノイル
    基、R4 は置換又は非置換ベンゾイル基、Xは置換もし
    くは非置換アリール基、置換もしくは非置換低級アルケ
    ニル基または非置換低級アルキニル基を表す。)で示さ
    れる13α−(2R、3S−3−アジド−2−ヒドロキ
    シプロピオニルオキシ)バッカチン化合物。
JP7160618A 1994-06-28 1995-06-27 バッカチン誘導体及びその製法 Expired - Fee Related JP2969617B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7160618A JP2969617B2 (ja) 1994-06-28 1995-06-27 バッカチン誘導体及びその製法

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14584394 1994-06-28
JP6-145843 1994-06-28
JP3948095 1995-02-28
JP7-39480 1995-02-28
JP7160618A JP2969617B2 (ja) 1994-06-28 1995-06-27 バッカチン誘導体及びその製法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08295682A true JPH08295682A (ja) 1996-11-12
JP2969617B2 JP2969617B2 (ja) 1999-11-02

Family

ID=27290154

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7160618A Expired - Fee Related JP2969617B2 (ja) 1994-06-28 1995-06-27 バッカチン誘導体及びその製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2969617B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2969617B2 (ja) 1999-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0336840B1 (fr) Procédé de préparation du taxol
EP0663907B1 (fr) Procede de preparation de derives du taxane
US5654448A (en) Isolation and purification of paclitaxel from organic matter containing paclitaxel, cephalomannine and other related taxanes
EP0593641B1 (fr) Procede de preparation de derives de la baccatine iii et de la desacetyl-10 baccatine iii
JP5593342B2 (ja) ドセタキセルの製造方法
FR2601676A1 (fr) Procede de preparation du taxol et du desacetyl-10 taxol
JP3892481B2 (ja) 9−デスオキソタキサンの製法
HU215839B (hu) Új, furil- és tienil-csoporttal szubsztituált taxánszármazékok és hatóanyagként ilyen vegyületeket tartalmazó gyógyszerkészítmények, valamint eljárás előállításukra
HU207288B (en) Process for enenthioselective producing phenyl-isoserine derivatives
JP2002538155A (ja) 10−デアセチルバカチンiiiからタキサンを調製する方法
US5763477A (en) Taxane derivatives from 14-β-hydroxy-10 deacetylbaccatin III
JP2000510470A (ja) 1―デオキシバッカチンiii、1―デオキシタキソールおよび1―デオキシタキソール類似体、ならびにこれらの製造方法
JPH10298171A (ja) バッカチンiiiおよびその誘導体類の10−デアセチルバッカチンiiiからの製造方法
JPH10502327A (ja) 新規c2およびc4官能基を有するバッカチン▲iii▼類似体の製法
JP2001247594A (ja) フラボノイド化合物の製造法
EP0693485B1 (en) Baccatin derivatives and processes for preparing the same
KR20020031405A (ko) 파클리탁셀 c-4 메틸 카르보네이트 동족체의 제조 방법
US6242614B1 (en) Semi-synthesis of paclitaxel using dialkyldichlorosilanes
JP4068663B2 (ja) バッカチン誘導体の選択的保護のための方法及びタキサン合成へのその適用
EP0703907B1 (fr) Procede de preparation d'un acide oxazolidinecarboxylique utile pour preparer des taxoides therapeutiquement actifs
BE875053A (fr) Composes analogues aux cephalosporines
JP2969617B2 (ja) バッカチン誘導体及びその製法
EP1856081B1 (fr) Procede de preparation du paclitaxel
JP4454310B2 (ja) 14ベータ−ヒドロキシ−バッカチンiii−1,14−カルボネートの調製方法
JPH11140071A (ja) バッカチン誘導体及びその製法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080827

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees