JPH08297111A - 電気泳動装置 - Google Patents

電気泳動装置

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JPH08297111A
JPH08297111A JP7127213A JP12721395A JPH08297111A JP H08297111 A JPH08297111 A JP H08297111A JP 7127213 A JP7127213 A JP 7127213A JP 12721395 A JP12721395 A JP 12721395A JP H08297111 A JPH08297111 A JP H08297111A
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JP
Japan
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gel
electrophoretic
heat
plates
sample
Prior art date
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Pending
Application number
JP7127213A
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English (en)
Inventor
Keiichi Futaki
敬一 二木
Kenji Takubo
健二 田窪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゲルの面内での温度の均一性をより一層向上
させる。 【構成】 2枚の透明ガラス板40a,40bの両側部
にスペーサ42が挾み込まれてガラス板40a,40b
間に隙間が形成され、その隙間にゲル2が形成されてい
る。ガラス板40aと40bの外表面にそれぞれ放熱シ
ート44a,44bを介して均熱板46a,46bを配
置し、ガラス板40a,40b、放熱シート44a,4
4b及び均熱板46a,46bの側部に断熱材48を嵌
め込む。この断熱材48により、ゲル2の側方からの放
熱が防止され、ゲル2の面内での温度の均一性が向上す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はDNAの塩基配列を決定
する方法などに用いられる電気泳動装置に関し、特に両
側部に挾み込まれたスペーサにより一定間隔の隙間をも
って対向して垂直方向に立てられた2枚の支持板の間に
スラブ状電気泳動ゲルが形成され、その電気泳動ゲルの
上端に試料が投入され、上下両端間に泳動電圧が印加さ
れて試料の電気泳動がなされる電気泳動装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】電気泳動装置では4種類の塩基の部分で
切断された種々の長さのDNA断片をもつ末端塩基別の
試料をゲルの上端部に一定の間隔を保って投入し、4つ
の泳動レーンで電気泳動させて分離し、その泳動の順序
からDNAの塩基配列が読み取られる。電気泳動装置で
試料を泳動させるためにゲルの両端間に泳動電圧が印加
され、ゲルには試料の泳動に起因してジュール熱が発生
する。電気泳動によってゲル中を移動する試料の移動速
度はゲルの温度に依存する。電気泳動により発生するジ
ュール熱の放熱が良くない場合には、ゲル板の中央部で
温度が高く、周辺部で低くなり、その結果、試料の移動
速度はゲルの中央部で速く、周辺部で遅くなる現象が生
じる。
【0003】図1はそのような温度分布による試料の泳
動状態を表わしたものである。図1では6つのレーンで
同じ試料を泳動させた場合を図示しているが、泳動バン
ド4の移動速度はゲル板2の温度分布によって中央部で
速く、周辺部で遅くなる。これがDNAの塩基配列決定
装置に適用された場合には、末端塩基別の各レーンでの
読取り順序に応じて塩基配列が決定されるため、このよ
うな温度分布に基づく移動速度差が発生することによっ
て塩基配列の読取り誤差が生じる。そこで、ゲル板の面
内での温度の均一性を改良するために、ゲルが形成され
ている前後の支持板の外表面の片面又は両面に良熱伝導
材にてなる均熱板を密着させ、その均熱板の外側に空気
の流れを作って空冷したり、また均熱板の内部へ冷却水
を循環させて冷却するなどの方法がとられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのように均熱材を設
けることによって面内での温度の均一性はある程度向上
する。しかし、ゲルを挾み込んでいる前後の支持板の側
面と、ゲルの側面に接するスペーサは直接又は熱伝導性
の高い部材を介して外気と接しているため、その支持板
やスペーサの側面から外気へ熱が放出され、ゲルの側部
で温度が低くなる問題が生じている。そこで、本発明は
ゲルの側方からの放熱を防ぐことによって面内での温度
の均一性をより一層向上させることを目的とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、両側部に挾
み込まれたスペーサにより一定間隔の隙間をもって対向
して垂直方向に立てられた2枚の支持板の間にスラブ状
電気泳動ゲルが形成され、その2枚の支持板のそれぞれ
の外表面に良熱伝導材にてなる均熱板が密着して設置さ
れ、かつ、その2枚の支持板の側面及びスペーサの側面
に断熱材が配置されている。
【0006】
【作用】断熱材を配置することによりゲル板の側方から
外気への放熱を防ぐことができ、ゲル板の面内での温度
の均一性が向上する。これによってゲル板の中央部と周
辺部との間での試料の移動速度差が小さくなり、この電
気泳動装置を例えばDNAの塩基配列決定装置に適用す
る場合には、塩基配列の読取り精度が向上する。
【0007】
【実施例】図2はオンラインで塩基配列を読み取るDN
Aの塩基配列決定装置に本発明を適用した例を示したも
のである。2はスラブ状泳動ゲルであり、ポリアクリル
アミドゲルやアガロースゲルが使用されている。図2で
は省略されているが、後で図3により詳細に示すよう
に、ゲル2の前後の面を挾み込む支持板として2枚のガ
ラス板が設けられ、そのガラス板間にゲル2形成する間
隔を規定するために2枚のガラス板間の両側部にはスペ
ーサが挟み込まれている。泳動ゲル2の両端は電極層
4,6に浸され、電極層4,6には電解液が収容されて
いる。電極層4,6の間には泳動電源8によって泳動電
圧が印加される。
【0008】泳動ゲル2の一端には試料を注入するため
の試料投入スロット10が設けられており、試料投入ス
ロット10の各々の所定の場所に試料が投入される。試
料は蛍光物質であるFITCにより既知の方法で標識化
され、サンガー法により試料に応じて末端に塩基A(ア
デニン),G(グアニン),T(チミン),C(シトシ
ン)のいずれかがくるように処理されたDNA断片試料
である。FITCは488nmの波長のアルゴンレーザ
で励起され、520nmの波長の蛍光を発する。泳動電
源8が印加されると、試料は泳動バンド16となって泳
動方向(図2では上から下の方向)に時間とともに泳動
ゲル2中を泳動して分離されていき、測定部に達する。
【0009】測定部には488nmのレーザ光を発する
アルゴンレーザ18からの励起光を集光レンズ20とミ
ラー21によって照射する励起系と、その励起光ビーム
が当たった所に泳動バンド16があればその泳動バンド
16の蛍光物質から発せられた蛍光を対物レンズ22で
集め、520nmの干渉フィルタ24、集光レンズ26
から光ファイバ束27を経て光電子増倍管28で検出す
る検出系とが設けられている。集光レンズ20、ミラー
21、対物レンズ22、干渉フィルタ24、集光レンズ
26及び光ファイバ束27を含む励起・検出系を乗せ、
励起光ビーム照射位置が泳動方向と直交する方向(走査
方向29)の測定ライン上を一定時間ごとに走査するよ
うに機械的に移動する走査ステージ30が備えられてい
る。
【0010】光電子増倍管28の検出信号(蛍光信号)
は増幅器及びA/D変換器32を経てマイクロコンピュ
ータ31に取り込まれる。マイクロコンピュータ31に
はまた、励起光ビームが泳動ゲル2上の測定部を照射す
るときに、その照射部の位置に対応した信号が走査デー
タとして取り込まれる。このようにして、走査方向に走
査して得られた全蛍光信号が場所情報とともにマイクロ
コンピュータ31に取り込まれる。
【0011】ゲル2の部分の具体的な構造を図3に示
す。図3は図2のゲル2を水平方向に切断した断面図の
一側部を示したものである。厚さがそれぞれ2mm,5
mmのパイレックスガラスにてなる透明ガラス板40
a,40bの両側部にスペーサ42が挾み込まれてガラ
ス板40a,40b間に0.2mmの隙間が形成され、
その隙間にポリアクリルアミドゲルやアガロースゲルな
どのゲル2が形成されている。ガラス板40aと40b
の外表面にはそれぞれ放熱シート44a,44bを介し
て厚さが10mmのアルミニウム製均熱板46a,46
bが配置されている。放熱シート44a,44bは厚さ
が0.3mmで、シリコーンゴムに補強材としてボロン
ナイトライド(BN)ファイバを混入したものであり、
ガラス板40a,40bと、その外側の放熱板46a,
46bとのそれぞれの密着性を向上させるために挟み込
まれている。スペーサ42の外側面はガラス板40a,
40bの側部端面と一致し、放熱シート44a,44b
と均熱板46a,46bの側面はガラス板40a,40
bの側面よりも僅かに外方向に突出する大きさに設定さ
れている。
【0012】48は断熱材であり、その水平方向の断面
がE字状になるように形成されており、断熱材48をガ
ラス板40a,40b、放熱シート44a,44b及び
均熱板46a,46bの側部に嵌め込むことによって、
均熱板46a,46bをガラス板方向に付勢して密着さ
せるようになっている。図3はゲル2の一側部のみを示
しているが、図に現れていない他の側部にも同様に断熱
材48が設けられている。断熱材48としては発泡スチ
ロール樹脂や発泡ウレタン樹脂などの発泡体が適する。
【0013】ゲルの前面側と後前面側には断熱材48よ
りさらに外側にカバー50a,50bがそれぞれ取りつ
けられ、均熱板46a,46b、断熱材48、カバー5
0a,50bにより空気が流通する通風ダクト52a,
52bが形成されている。通風ダクト52a,52bに
は自然対流によって空気の流れが生じるが、ファンなど
によって強制的に空気流を送りこむことによって均熱板
46a,46bをより効果的に冷却することができる。
【0014】断熱材48を設けた図2,3の実施例と、
断熱材48を設けなかった比較例とで、ゲル2の温度分
布がどの程度変化するかをシミュレーションによって求
めた。図4はゲル2の水平方向の断面の中心から片側を
示したものである。ゲル2の水平方向の幅を210mm
とし、スペーサ42の幅を14mmとする。B点はゲル
の幅方向の中心点であり、A点は中心から90mm(ス
ペーサ42から15mm)の位置である。A点とB点の
温度差は、断熱材48を設けなかった場合では0.3℃
であるのに対し、図2,3の実施例のように断熱材48
を設けた場合には0.04℃と小さくなり、均熱性が良
くなっていることが分かる。
【0015】断熱材48の形状は図2,3の実施例のよ
うに、水平方向の断面がE字型で一体化されたものに限
らず、例えば垂直方向に2分されたものを組み合わすこ
とによって図2,3の状態となるようなものでも良い。
その場合、分割された断熱材をそれぞれの均熱板46
a,46bに接着しておけば組立てが容易になる。
【0016】
【発明の効果】本発明では、スラブ状電気泳動ゲルが挟
み込まれて形成されている2枚の支持板のそれぞれの外
表面に良熱伝導材にてなる均熱板を密着して設置すると
ともに、その2枚の支持板の側面及び2枚の支持板の間
のゲル形成用間隔を形成しているスペーサの側面に断熱
材を配置したので、ゲルの側方への放熱が防止され、ゲ
ルの面内での温度の均一性が向上する。その結果、DN
Aの塩基配列を決定する場合には、塩基配列の読取り精
度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のゲル電気泳動装置におけるゲルの面内で
の温度分布に基づく移動速度の違いを示すゲルの平面図
である。
【図2】本発明が適用されるオンライン式塩基配列決定
装置に本発明を適用した例を示す斜視図である。
【図3】同実施例のゲル部分の一側部を示す水平断面図
である。
【図4】同実施例の効果を説明するための温度測定点を
示すゲルの水平断面図である。
【符号の説明】
2 ゲル 40a,40b ガラス板 42 スペーサ 44a,44b 放熱シート 46a,46b 均熱板 48 断熱材 50a,50b カバー 52a,52b 通風ダクト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側部に挾み込まれたスペーサにより一
    定間隔の隙間をもって対向して垂直方向に立てられた2
    枚の支持板の間にスラブ状電気泳動ゲルが形成され、そ
    の電気泳動ゲルの上端に試料が投入され、上下両端間に
    泳動電圧が印加されて試料の電気泳動がなされる電気泳
    動装置において、 前記2枚の支持板のそれぞれの外表面に良熱伝導材にて
    なる均熱板が密着して設置され、 前記2枚の支持板の側面及び前記スペーサの側面に断熱
    材が配置されていることを特徴とする電気泳動装置。
JP7127213A 1995-04-26 1995-04-26 電気泳動装置 Pending JPH08297111A (ja)

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JP7127213A JPH08297111A (ja) 1995-04-26 1995-04-26 電気泳動装置

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JP7127213A JPH08297111A (ja) 1995-04-26 1995-04-26 電気泳動装置

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ID=14954532

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JP7127213A Pending JPH08297111A (ja) 1995-04-26 1995-04-26 電気泳動装置

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JP (1) JPH08297111A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003012442A3 (en) * 2001-07-25 2003-07-24 Michel Flor-Henry Improvements in handling of samples used in molecular biology and biochemistry

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003012442A3 (en) * 2001-07-25 2003-07-24 Michel Flor-Henry Improvements in handling of samples used in molecular biology and biochemistry

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