JPH08297492A - 制振防音材 - Google Patents
制振防音材Info
- Publication number
- JPH08297492A JPH08297492A JP7103782A JP10378295A JPH08297492A JP H08297492 A JPH08297492 A JP H08297492A JP 7103782 A JP7103782 A JP 7103782A JP 10378295 A JP10378295 A JP 10378295A JP H08297492 A JPH08297492 A JP H08297492A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sound
- synthetic fiber
- nonwoven fabric
- iron
- sand
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 防音層と合成繊維不織布層とを積層すること
により、床衝撃音遮断性が優れた床用の制振防音材を提
供すること。 【構成】 (A)高比重充填材と、無加硫ゴムを主成分
とするバインダー成分とよりなる防音層、および(B)
合成繊維不織布層が積層されている制振防音材。また、
上記(A)防音層と(B)合成繊維不織布層と(A)防
音層とが積層されている制振防音材。
により、床衝撃音遮断性が優れた床用の制振防音材を提
供すること。 【構成】 (A)高比重充填材と、無加硫ゴムを主成分
とするバインダー成分とよりなる防音層、および(B)
合成繊維不織布層が積層されている制振防音材。また、
上記(A)防音層と(B)合成繊維不織布層と(A)防
音層とが積層されている制振防音材。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は住宅等の防音に用いる制
振防音材に関するものであり、特に住宅の床部への使用
に適した制振防音材に関する。
振防音材に関するものであり、特に住宅の床部への使用
に適した制振防音材に関する。
【0002】
【従来の技術】木質フローリング床および多世帯住宅な
どが近年増加していることによって、集合住宅および一
般個建住宅において、階下への床騒音の防止に対する要
求はますます増大している。床騒音を防止するために用
いられる制振防音材は、制振防音性に優れていることが
重要である。
どが近年増加していることによって、集合住宅および一
般個建住宅において、階下への床騒音の防止に対する要
求はますます増大している。床騒音を防止するために用
いられる制振防音材は、制振防音性に優れていることが
重要である。
【0003】床、特に木造系の床の衝撃音を改善するた
めの好適な制振防音材としては、例えば、特開昭63−
259595号公報には、ゴムに高比重充填材を添加し
たシートが提案されている。このシートは、通常、合板
等の床下地材上に施工され、その上に木質フローリング
が施工される。
めの好適な制振防音材としては、例えば、特開昭63−
259595号公報には、ゴムに高比重充填材を添加し
たシートが提案されている。このシートは、通常、合板
等の床下地材上に施工され、その上に木質フローリング
が施工される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記シート
では床衝撃の場合に発生する床板の振動による騒音を十
分に低下できなかった。
では床衝撃の場合に発生する床板の振動による騒音を十
分に低下できなかった。
【0005】本発明は、上記従来の課題を解決するため
になされたものであり、その目的とするところは、床衝
撃音遮断性が非常に優れた、床用として好適な制振防音
材を提供することにある。
になされたものであり、その目的とするところは、床衝
撃音遮断性が非常に優れた、床用として好適な制振防音
材を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の制
振防音材は、(A)高比重充填材と、無加硫ゴムを主成
分とするバインダー成分とよりなる防音層、および
(B)面重量が100g/m2以上500g/m2以下で
ある合成繊維不織布層が積層されていることを特徴と
し、そのことにより上記目的が達成される。
振防音材は、(A)高比重充填材と、無加硫ゴムを主成
分とするバインダー成分とよりなる防音層、および
(B)面重量が100g/m2以上500g/m2以下で
ある合成繊維不織布層が積層されていることを特徴と
し、そのことにより上記目的が達成される。
【0007】請求項2記載の発明の制振防音材は、
(A)高比重充填材と、無加硫ゴムを主成分とするバイ
ンダー成分とよりなる防音層、(B)面重量が100g
/m2以上500g/m2以下である合成繊維不織布層、
および(A)高比重充填材と、無加硫ゴムを主成分とす
るバインダー成分とよりなる防音層が、この順で積層さ
れていることを特徴とし、そのことにより上記目的が達
成される。
(A)高比重充填材と、無加硫ゴムを主成分とするバイ
ンダー成分とよりなる防音層、(B)面重量が100g
/m2以上500g/m2以下である合成繊維不織布層、
および(A)高比重充填材と、無加硫ゴムを主成分とす
るバインダー成分とよりなる防音層が、この順で積層さ
れていることを特徴とし、そのことにより上記目的が達
成される。
【0008】(高比重充填材)本発明に用いられる高比
重充填材は、好ましくは比重が2以上、さらに好ましく
は4以上の充填材である。比重が2未満では、制振防音
性が低下する。高比重充填材としては、砂鉄、鉄粉、酸
化鉄、炭酸カルシウム、ジルコンサンド、クロマイトサ
ンド、製鉄スラグ粉、珪砂、鉛粉、酸化スズ、酸化亜
鉛、硫酸バリウム、硫化鉄、マイカ、水酸化アルミニウ
ム、タルク、クレーなどが用いられる。
重充填材は、好ましくは比重が2以上、さらに好ましく
は4以上の充填材である。比重が2未満では、制振防音
性が低下する。高比重充填材としては、砂鉄、鉄粉、酸
化鉄、炭酸カルシウム、ジルコンサンド、クロマイトサ
ンド、製鉄スラグ粉、珪砂、鉛粉、酸化スズ、酸化亜
鉛、硫酸バリウム、硫化鉄、マイカ、水酸化アルミニウ
ム、タルク、クレーなどが用いられる。
【0009】上記高比重充填材の性状は、粉体、繊維
状、あるいは燐片状などのいずれも使用可能であるが、
混合の観点からは粉体が好ましい。上記高比重充填材の
粒径は、3μm〜2mmが好ましい。さらに好ましく
は、5μm〜500μmである。2mmを超えると均一
な混合が困難であるため、得られる制振防音材の性能が
不均一となり易く、また、カサ比重が大きくなりすぎ、
多量の高比重充填材を混入することが困難となるおそれ
がある。3μm未満であると、カサ比重が小さくなりす
ぎ、多量の高比重充填材を混入することが困難であるた
め、比重の高いシートを得るのが困難であり、制振性の
高い制振防音材を得ることが困難となるおそれがある。
状、あるいは燐片状などのいずれも使用可能であるが、
混合の観点からは粉体が好ましい。上記高比重充填材の
粒径は、3μm〜2mmが好ましい。さらに好ましく
は、5μm〜500μmである。2mmを超えると均一
な混合が困難であるため、得られる制振防音材の性能が
不均一となり易く、また、カサ比重が大きくなりすぎ、
多量の高比重充填材を混入することが困難となるおそれ
がある。3μm未満であると、カサ比重が小さくなりす
ぎ、多量の高比重充填材を混入することが困難であるた
め、比重の高いシートを得るのが困難であり、制振性の
高い制振防音材を得ることが困難となるおそれがある。
【0010】(無加硫ゴム)本発明に用いられる無加硫
ゴムは、天然ゴム、SBR、NBR、CR、BR、IR
などのゴムであって、加硫処理されていないゴムであ
る。製造上の観点から、エマルジョン化可能なものが好
適に使用され得る。例えば、SBRエマルジョン、NB
Rエマルジョンなどが好適に用いられ得る。
ゴムは、天然ゴム、SBR、NBR、CR、BR、IR
などのゴムであって、加硫処理されていないゴムであ
る。製造上の観点から、エマルジョン化可能なものが好
適に使用され得る。例えば、SBRエマルジョン、NB
Rエマルジョンなどが好適に用いられ得る。
【0011】(防音層に含まれる高比重充填材と無加硫
ゴムの割合)上記防音層に含まれる高比重充填材の割合
は85〜99.5重量%が好ましく、さらに好ましくは
95〜99重量%である。高比重充填材の含有割合が8
5重量%未満では、衝撃音遮断に優れた高比重の防音材
が得られ難い。また、99.5重量%を超えるとバイン
ダー成分との均一な混合が困難となる傾向にある。
ゴムの割合)上記防音層に含まれる高比重充填材の割合
は85〜99.5重量%が好ましく、さらに好ましくは
95〜99重量%である。高比重充填材の含有割合が8
5重量%未満では、衝撃音遮断に優れた高比重の防音材
が得られ難い。また、99.5重量%を超えるとバイン
ダー成分との均一な混合が困難となる傾向にある。
【0012】上記無加硫ゴムは、その固形分重量が、上
記高比重充填材100重量部に対して好ましくは0.5
〜15重量部、さらに好ましくは1〜5重量部の割合で
配合される。配合量が0.5重量部未満では、高比重充
填材が該ゴムによって十分に保持されないので、得られ
る制振防音材の強度が低下する。配合量が15重量部を
超えると、得られる制振防音材の制振防音性が低下す
る。
記高比重充填材100重量部に対して好ましくは0.5
〜15重量部、さらに好ましくは1〜5重量部の割合で
配合される。配合量が0.5重量部未満では、高比重充
填材が該ゴムによって十分に保持されないので、得られ
る制振防音材の強度が低下する。配合量が15重量部を
超えると、得られる制振防音材の制振防音性が低下す
る。
【0013】上記防音層には、その他の成分として、例
えば、バインダーとして使用するゴムおよびゲル化剤と
して使用し得るウレタンプレポリマーの軟度調節のため
の可塑剤や、増粘剤、ゲル化剤等の加工助剤や顔料等が
配合されてよい。例えば、可塑剤としてはDOPが挙げ
られ、増粘剤としてはメチルセルロースが挙げられ、ゲ
ル化剤としてはウレタンプレポリマーが挙げられる。
えば、バインダーとして使用するゴムおよびゲル化剤と
して使用し得るウレタンプレポリマーの軟度調節のため
の可塑剤や、増粘剤、ゲル化剤等の加工助剤や顔料等が
配合されてよい。例えば、可塑剤としてはDOPが挙げ
られ、増粘剤としてはメチルセルロースが挙げられ、ゲ
ル化剤としてはウレタンプレポリマーが挙げられる。
【0014】(防音層の製造方法)防音層の製造方法
は、一例として次の工程に従って製造することができ
る。
は、一例として次の工程に従って製造することができ
る。
【0015】(1)高比重充填材と無加硫ゴムのエマル
ジョンを含有する水系スラリーを調製する工程、(2)
該水系スラリーを、合成繊維不織布上に塗布して積層す
る工程、および(3)該スラリー中の水分を乾燥除去す
る工程。
ジョンを含有する水系スラリーを調製する工程、(2)
該水系スラリーを、合成繊維不織布上に塗布して積層す
る工程、および(3)該スラリー中の水分を乾燥除去す
る工程。
【0016】上記工程(1)において、高比重充填材と
無加硫ゴムのエマルジョンとの混合には、攪拌羽根を有
する混合機およびスクリュー式混合機などを利用するこ
とができる。
無加硫ゴムのエマルジョンとの混合には、攪拌羽根を有
する混合機およびスクリュー式混合機などを利用するこ
とができる。
【0017】水は、上記高比重充填材100重量部に対
して好ましくは20〜40重量部、さらに好ましくは1
0〜25重量部の割合で配合される。
して好ましくは20〜40重量部、さらに好ましくは1
0〜25重量部の割合で配合される。
【0018】上記工程(2)において、水系スラリーを
シート状に賦形する方法としては、上記以外に、押出し
機を用いる方法、吹き付け塗装などの方法が用いられ、
その他プレス成形、注型成形などにより所望形状に賦形
可能である。
シート状に賦形する方法としては、上記以外に、押出し
機を用いる方法、吹き付け塗装などの方法が用いられ、
その他プレス成形、注型成形などにより所望形状に賦形
可能である。
【0019】上記水系スラリーを塗付する基材として
は、合板などの木質パネル、石膏ボードなどが用いられ
てもよい。
は、合板などの木質パネル、石膏ボードなどが用いられ
てもよい。
【0020】上記工程(3)において、加熱方法として
は、通常の方法が採用され得、例えば、熱風加熱炉、加
熱板が使用され得る。
は、通常の方法が採用され得、例えば、熱風加熱炉、加
熱板が使用され得る。
【0021】(合成繊維不織布層)本発明に使用される
合成繊維不織布とは、例えば、合成繊維の紡糸工程と繊
維ウェブ形成工程及びボンディング工程を持つことによ
り製造される、合成繊維長繊維不織布のことをいう。
合成繊維不織布とは、例えば、合成繊維の紡糸工程と繊
維ウェブ形成工程及びボンディング工程を持つことによ
り製造される、合成繊維長繊維不織布のことをいう。
【0022】合成繊維の原材料としては、ナイロン、ポ
リエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン等が好適に
用いられる。合成繊維不織布の材質には、特に規定はな
いが、最も汎用的に使用されているポリエステル樹脂が
実績も多く好適である。製造方法としては、スパンボン
ド法、メルトフロー法、フラッシュ紡糸法、トウ開繊
法、バーストファイバー法、フィルム法等いずれの方法
を用いてもよい。
リエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン等が好適に
用いられる。合成繊維不織布の材質には、特に規定はな
いが、最も汎用的に使用されているポリエステル樹脂が
実績も多く好適である。製造方法としては、スパンボン
ド法、メルトフロー法、フラッシュ紡糸法、トウ開繊
法、バーストファイバー法、フィルム法等いずれの方法
を用いてもよい。
【0023】ボンディング方法は、通常、熱接着、機械
的交絡(ニードルパンチ、ウオーターパンチ)、接着剤
接合によっており、これらのボンディング方法によれ
ば、縫製融着処理を行わなくても耳ほつれが起こらな
い。また、ホンディング方法により、不織布の嵩高さや
厚みを自由に変えることができ、さらに風合いも柔軟な
ものから硬目のものまで変化させることができる。本発
明に用いられる合成繊維不織布は、その衝撃力吸収性を
高めるために、比較的厚手の、すなわち、嵩高なものが
適する。
的交絡(ニードルパンチ、ウオーターパンチ)、接着剤
接合によっており、これらのボンディング方法によれ
ば、縫製融着処理を行わなくても耳ほつれが起こらな
い。また、ホンディング方法により、不織布の嵩高さや
厚みを自由に変えることができ、さらに風合いも柔軟な
ものから硬目のものまで変化させることができる。本発
明に用いられる合成繊維不織布は、その衝撃力吸収性を
高めるために、比較的厚手の、すなわち、嵩高なものが
適する。
【0024】合成繊維不織布の面重量、すなわち目付
(m2当たりのg重量)の好適な範囲は100〜500g
/m2の範囲であり、さらに好ましくは150〜300
g/m2の範囲である。面重量が100g/m2未満では
衝撃力の緩衝効果が小さくなり、500g/m2を超え
ると床材の下に施工した際の歩行感を損なうおそれがあ
る。 合成繊維不織布層の厚みは1mmから5mmまで
が好適な範囲である。1mm未満では衝撃吸収性が劣
り、5mmを超えると床材の下に制振防音材を施工した
際に歩行感が低下するおそれがある。
(m2当たりのg重量)の好適な範囲は100〜500g
/m2の範囲であり、さらに好ましくは150〜300
g/m2の範囲である。面重量が100g/m2未満では
衝撃力の緩衝効果が小さくなり、500g/m2を超え
ると床材の下に施工した際の歩行感を損なうおそれがあ
る。 合成繊維不織布層の厚みは1mmから5mmまで
が好適な範囲である。1mm未満では衝撃吸収性が劣
り、5mmを超えると床材の下に制振防音材を施工した
際に歩行感が低下するおそれがある。
【0025】(制振防音材の全体構成)本発明の制振防
音材は、上記防音層、合成繊維不織布層を積層したこと
に特徴を有する。
音材は、上記防音層、合成繊維不織布層を積層したこと
に特徴を有する。
【0026】この防音材は、通常、住宅の床構造に使用
される合板、パーチクルボード、OSBボード、MDF
ボード等の床下地材や寄木フローリング材等の床仕上げ
材の間にサンドイッチ状に積層接着されて用いられる。
される合板、パーチクルボード、OSBボード、MDF
ボード等の床下地材や寄木フローリング材等の床仕上げ
材の間にサンドイッチ状に積層接着されて用いられる。
【0027】接着方法は、通常、溶剤系の接着剤を用い
て施工されるので、上記したように接着剤が染み込みや
すい合成繊維不織布層が施工上、不具合を有する場合に
は、請求項2に示すように合成繊維不織布層を中央部に
配置した積層形態が好適となる。合成繊維不織布層が露
出した積層形態では、接着剤が塗布しにくいだけでな
く、しみこんだ接着剤により、合成繊維不織布層の本来
の緩衝性が低下する場合があるからである。
て施工されるので、上記したように接着剤が染み込みや
すい合成繊維不織布層が施工上、不具合を有する場合に
は、請求項2に示すように合成繊維不織布層を中央部に
配置した積層形態が好適となる。合成繊維不織布層が露
出した積層形態では、接着剤が塗布しにくいだけでな
く、しみこんだ接着剤により、合成繊維不織布層の本来
の緩衝性が低下する場合があるからである。
【0028】本発明の制振防音材全体の厚みは、2〜1
0mmが好ましく、さらに好ましくは3〜5mmであ
る。2mm未満では製造が困難となり、10mmを超え
ると制振防音材が重くなりすぎ施工性が劣る。
0mmが好ましく、さらに好ましくは3〜5mmであ
る。2mm未満では製造が困難となり、10mmを超え
ると制振防音材が重くなりすぎ施工性が劣る。
【0029】
【作用】本発明の制振防音材は、高比重充填材と、無加
硫ゴムを主成分とするバインダー成分とよりなる防音
層、および合成繊維不織布層が積層されている。このよ
うに、防音層は高比重充填材を含有することにより高比
重となり遮音性に優れる。また、防音層では、内部損失
の大きな無加硫ゴムを高比重充填材のバイダーとして用
いることにより、損失係数が大きく制振性能に優れる。
硫ゴムを主成分とするバインダー成分とよりなる防音
層、および合成繊維不織布層が積層されている。このよ
うに、防音層は高比重充填材を含有することにより高比
重となり遮音性に優れる。また、防音層では、内部損失
の大きな無加硫ゴムを高比重充填材のバイダーとして用
いることにより、損失係数が大きく制振性能に優れる。
【0030】さらに、本発明の制振防音材では、合成繊
維不織布層が積層されていることにより、該制振防音材
に衝撃力吸収性を与えるとともに、吸音や制振の効果を
発揮することができる。
維不織布層が積層されていることにより、該制振防音材
に衝撃力吸収性を与えるとともに、吸音や制振の効果を
発揮することができる。
【0031】さらに、請求項2記載の発明に示すよう
に、合成繊維不織布層を上下の防音層間に配置すること
により、この制振防音材を床材と接着する際に、防音層
を床材に接着剤などを用いて接着固定することができ、
接着剤を塗布することが困難な合成繊維不織布層の欠点
をなくすことができる。
に、合成繊維不織布層を上下の防音層間に配置すること
により、この制振防音材を床材と接着する際に、防音層
を床材に接着剤などを用いて接着固定することができ、
接着剤を塗布することが困難な合成繊維不織布層の欠点
をなくすことができる。
【0032】
(実施例1) 1.使用原材料 以下の材料を使用した。
【0033】(合成繊維不織布層)スパンボンドポリエ
ステル不織布(4131N:東洋紡績(株)製品)面重
量130g/m2、厚み1.5mm この不織布の特徴は、バインダーを用いずに、嵩高な交
絡法を取っているので面重量の割りに厚みが大きく、衝
撃吸収性に優れている仕様である。
ステル不織布(4131N:東洋紡績(株)製品)面重
量130g/m2、厚み1.5mm この不織布の特徴は、バインダーを用いずに、嵩高な交
絡法を取っているので面重量の割りに厚みが大きく、衝
撃吸収性に優れている仕様である。
【0034】(防音層) (1)高比重充填材:砂鉄、比重=4.6、粒径=50
メッシュパス (2)無加硫ゴム:カルボキシ変性スチレン・ブタジエ
ンゴム(SBR)、比重=1.0のエマルジョン(固形
分濃度=48%)を使用(日本合成ゴム(株)製品:J
SR−0619) (3)増粘剤:メチルセルロース(MC)(信越化学
(株)製品:メトローズ90SH30000) (4)可塑剤:フタル酸ジオクチル(DOP) (塗工基材) 片面剥離紙:SJA70A サンエー化学工業(株)製
品 2.制振防音材の製造 制振防音材は、以下のようにして製造した。
メッシュパス (2)無加硫ゴム:カルボキシ変性スチレン・ブタジエ
ンゴム(SBR)、比重=1.0のエマルジョン(固形
分濃度=48%)を使用(日本合成ゴム(株)製品:J
SR−0619) (3)増粘剤:メチルセルロース(MC)(信越化学
(株)製品:メトローズ90SH30000) (4)可塑剤:フタル酸ジオクチル(DOP) (塗工基材) 片面剥離紙:SJA70A サンエー化学工業(株)製
品 2.制振防音材の製造 制振防音材は、以下のようにして製造した。
【0035】(1)スラリーの混合工程
【0036】
【表1】
【0037】上記配合のスラリーを撹拌羽根を用いて撹
拌混合した。
拌混合した。
【0038】(2)スラリーの塗布工程 上記工程(1)で得られた混合スラリーを、型枠とナイ
フコーターを用いて剥離紙上に厚み1mmに塗工した。
さらに、その上に上記合成繊維不織布を積層した。さら
に、この合成繊維不織布上に、型枠とナイフコーターを
用いて、上記(1)で得られた混合スラリーを厚み1m
mに塗工積層した。
フコーターを用いて剥離紙上に厚み1mmに塗工した。
さらに、その上に上記合成繊維不織布を積層した。さら
に、この合成繊維不織布上に、型枠とナイフコーターを
用いて、上記(1)で得られた混合スラリーを厚み1m
mに塗工積層した。
【0039】(3)乾燥工程 上記工程(2)で得られた3層構造の積層体を、約50
℃に保たれた乾燥室内で24時間乾燥した。
℃に保たれた乾燥室内で24時間乾燥した。
【0040】以上、(1)〜(3)の工程を経て制振防
音材を得た。
音材を得た。
【0041】製造中に使われた水は、(3)の乾燥工程
で蒸発除去されていて、層間の剥離もなく一体化されて
いた。
で蒸発除去されていて、層間の剥離もなく一体化されて
いた。
【0042】得られた制振防音材の特性は以下の通りで
あった。
あった。
【0043】 ・全体厚み=3.0mm ・防音層の材料構成 砂鉄 98.0重量% その他バイダー成分 2.0重量% ・全体重量=6.0kg/m2 (実施例2)実施例1のスラリーの塗布工程(2)を次
のように変更したこと以外は、全て実施例1と同様にし
て制振防音材を得た。
のように変更したこと以外は、全て実施例1と同様にし
て制振防音材を得た。
【0044】上記実施例1の工程(1)で得られたスラ
リーを、型枠とナイフコーターを用いて剥離紙上に厚み
2mmに塗工した。
リーを、型枠とナイフコーターを用いて剥離紙上に厚み
2mmに塗工した。
【0045】その上に合成繊維不織布を積層し、軽く圧
縮して接着させた。
縮して接着させた。
【0046】得られた制振防音材の特性は以下の通りで
あった。
あった。
【0047】 ・全体厚み=2.9mm ・防音層材料構成 砂鉄 98.0重量% その他バイダー成分 2.0重量% ・全体重量=5.9kg/m2 (比較例1)実施例1において、合成繊維不織布を使用
せず、その代替として独立気泡発泡体シートを用いたこ
と以外は、実施例1と同様にして制振防音材を得た。
せず、その代替として独立気泡発泡体シートを用いたこ
と以外は、実施例1と同様にして制振防音材を得た。
【0048】用いた独立気泡発泡体は、ポリエチレン発
泡体(厚み1.2mm、発泡倍率20倍、商品名ソフト
ロン 積水化学(株)製品)であった。
泡体(厚み1.2mm、発泡倍率20倍、商品名ソフト
ロン 積水化学(株)製品)であった。
【0049】得られた制振防音材の特性は以下の通りで
あった。
あった。
【0050】 ・全体厚み=3.5mm ・防音層材料構成 砂鉄 98.0重量% その他バイダー成分 2.0重量% ・全体重量=6.3kg/m2 (比較例2)実施例1において、合成繊維不織布とし
て、同じくスパンボンド法で得られた不織布であってそ
の面重量30g/m2である不織布、6301A(東洋
紡(株)製品)を用い、かつ実施例1のスラリーの塗布
工程(2)を次のように変更したこと以外は、実施例1
と同様にして制振防音材を得た。
て、同じくスパンボンド法で得られた不織布であってそ
の面重量30g/m2である不織布、6301A(東洋
紡(株)製品)を用い、かつ実施例1のスラリーの塗布
工程(2)を次のように変更したこと以外は、実施例1
と同様にして制振防音材を得た。
【0051】上記実施例1の工程(1)で得られたスラ
リーを、型枠とナイフコーターを用いて剥離紙上に厚み
2mmに塗工した。この上に上記合成繊維不織布を積層
し、軽く圧縮して接着した。
リーを、型枠とナイフコーターを用いて剥離紙上に厚み
2mmに塗工した。この上に上記合成繊維不織布を積層
し、軽く圧縮して接着した。
【0052】得られた制振防音材の特性は以下の通りで
あった。
あった。
【0053】 ・全体厚み=2.3mm ・防音層材料構成 砂鉄 98.0重量% その他バイダー成分 2.0重量% ・全体重量=6.0kg/m2 (評価) 残響室法による軽量床衝撃音レベルの評価 実施例1〜2及び比較例1〜2にて得られた防音材を、
厚み15mmのパーティクルボードと厚み6.2mmの
寄せ木フローリング材との間に接着剤及び釘併用で施工
し、評価用床を作成した。
厚み15mmのパーティクルボードと厚み6.2mmの
寄せ木フローリング材との間に接着剤及び釘併用で施工
し、評価用床を作成した。
【0054】この評価用床を上下残響室間の2m×3m
の開口部にセットした。
の開口部にセットした。
【0055】上記床にタッピングマシンによる衝撃を加
え、下階の残響室での騒音レベルを測定した。
え、下階の残響室での騒音レベルを測定した。
【0056】その結果を表2に示す。
【0057】
【表2】
【0058】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、防音層が
高比重であるので遮音性に優れ、また損失係数が大きい
ので制振性能に優れている。さらに、合成繊維不織布層
が積層されているので、制振防音材に緩衝性や振動制振
性を与え、かつ吸音や制振の効果を発揮することができ
る。
高比重であるので遮音性に優れ、また損失係数が大きい
ので制振性能に優れている。さらに、合成繊維不織布層
が積層されているので、制振防音材に緩衝性や振動制振
性を与え、かつ吸音や制振の効果を発揮することができ
る。
【0059】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の制振防音材が有する上記利点に加えて、合成
繊維不織布層を使用したことによる床材等に対する接着
性の低下を解消することができる。
項1記載の制振防音材が有する上記利点に加えて、合成
繊維不織布層を使用したことによる床材等に対する接着
性の低下を解消することができる。
【0060】このように、本発明の制振防音材は、合成
繊維不織布層のもつ高い緩衝性や振動制振性及び防音層
のもつ高い質量に基づく遮音性により、総合的に防音性
能が極めて高い。また、表面に防音層を有する制振防音
材は、その表面の接着剤塗布性も良好であるので、木質
フローリング材の防音材として有効である。
繊維不織布層のもつ高い緩衝性や振動制振性及び防音層
のもつ高い質量に基づく遮音性により、総合的に防音性
能が極めて高い。また、表面に防音層を有する制振防音
材は、その表面の接着剤塗布性も良好であるので、木質
フローリング材の防音材として有効である。
Claims (2)
- 【請求項1】(A)高比重充填材と、無加硫ゴムを主成
分とするバインダー成分とよりなる防音層、および
(B)面重量が100g/m2以上500g/m2以下で
ある合成繊維不織布層が積層されていることを特徴とす
る制振防音材。 - 【請求項2】(A)高比重充填材と、無加硫ゴムを主成
分とするバインダー成分とよりなる防音層、(B)面重
量が100g/m2以上500g/m2以下である合成繊
維不織布層、および(A)高比重充填材と、無加硫ゴム
を主成分とするバインダー成分とよりなる防音層が、こ
の順で積層されていることを特徴とする制振防音材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7103782A JPH08297492A (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | 制振防音材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7103782A JPH08297492A (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | 制振防音材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08297492A true JPH08297492A (ja) | 1996-11-12 |
Family
ID=14362991
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7103782A Pending JPH08297492A (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | 制振防音材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08297492A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009056648A (ja) * | 2007-08-30 | 2009-03-19 | Bridgestone Corp | 粉ゴムの製造方法 |
| CN101221755B (zh) | 2008-01-28 | 2011-02-16 | 李坤淑 | 多孔铝与橡胶复合的声子材料板及其制备方法 |
| JP2011112860A (ja) * | 2009-11-26 | 2011-06-09 | Nippon Tokushu Toryo Co Ltd | 吸水性樹脂を用いた防音材及び防音方法 |
| JP2014177626A (ja) * | 2013-02-14 | 2014-09-25 | Nippon Shokubai Co Ltd | 振動減衰材用樹脂組成物 |
| JP2015034275A (ja) * | 2013-02-14 | 2015-02-19 | 株式会社日本触媒 | 振動減衰材用樹脂組成物 |
| US9914011B2 (en) | 2015-06-25 | 2018-03-13 | Pliteq Inc. | Impact damping mat, equipment accessory and flooring system |
| US10676920B2 (en) | 2015-06-25 | 2020-06-09 | Pliteq Inc | Impact damping mat, equipment accessory and flooring system |
-
1995
- 1995-04-27 JP JP7103782A patent/JPH08297492A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009056648A (ja) * | 2007-08-30 | 2009-03-19 | Bridgestone Corp | 粉ゴムの製造方法 |
| CN101221755B (zh) | 2008-01-28 | 2011-02-16 | 李坤淑 | 多孔铝与橡胶复合的声子材料板及其制备方法 |
| JP2011112860A (ja) * | 2009-11-26 | 2011-06-09 | Nippon Tokushu Toryo Co Ltd | 吸水性樹脂を用いた防音材及び防音方法 |
| JP2014177626A (ja) * | 2013-02-14 | 2014-09-25 | Nippon Shokubai Co Ltd | 振動減衰材用樹脂組成物 |
| JP2015034275A (ja) * | 2013-02-14 | 2015-02-19 | 株式会社日本触媒 | 振動減衰材用樹脂組成物 |
| US9914011B2 (en) | 2015-06-25 | 2018-03-13 | Pliteq Inc. | Impact damping mat, equipment accessory and flooring system |
| US10676920B2 (en) | 2015-06-25 | 2020-06-09 | Pliteq Inc | Impact damping mat, equipment accessory and flooring system |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS61163846A (ja) | 防音用多孔質複合物およびその製造方法 | |
| EP3134588B1 (en) | Multi-layer ceiling tile | |
| CN103347962A (zh) | 涂层及其制造方法 | |
| JP2003140661A (ja) | 熱成形可能音響パネル | |
| JP5760230B2 (ja) | クッション性シート、吸音材及びフィルター、並びに上記クッション性シートの製造方法 | |
| JPH08297492A (ja) | 制振防音材 | |
| JP2009506236A (ja) | 軽量パネル | |
| JP2010013753A (ja) | 撥水性高調湿和紙シート材およびその製造方法 | |
| JPH09131818A (ja) | 制振防音材 | |
| KR100380226B1 (ko) | 바닥재 | |
| JP4105784B2 (ja) | 吸音板及びその製造方法 | |
| JP2001032515A (ja) | 床 材 | |
| JPH10319970A (ja) | 吸遮音性板材 | |
| JP5294113B2 (ja) | 不均一な結合剤組成を有する天井タイル及びその作製方法 | |
| JPH08323907A (ja) | 制振防音材 | |
| JPH09314753A (ja) | 制振防音材 | |
| JP2696337B2 (ja) | 防音床材 | |
| JPH09131824A (ja) | 制振防音材 | |
| JP3039629B2 (ja) | 金属製階段用制振遮音板 | |
| JP3037189B2 (ja) | 金属製階段用制振遮音板 | |
| AU686857B2 (en) | Improved lining materials for buildings | |
| JP3039628B2 (ja) | 金属製階段用制振遮音板 | |
| JP5137353B2 (ja) | 無機質板及びその製造方法 | |
| JP2933564B2 (ja) | 制振遮音板及びその製造方法 | |
| JP5137364B2 (ja) | 無機質板及びその製造方法 |