JPH08301203A - 食品の詰め込み装置 - Google Patents

食品の詰め込み装置

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JPH08301203A
JPH08301203A JP7105208A JP10520895A JPH08301203A JP H08301203 A JPH08301203 A JP H08301203A JP 7105208 A JP7105208 A JP 7105208A JP 10520895 A JP10520895 A JP 10520895A JP H08301203 A JPH08301203 A JP H08301203A
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Hidehiko Kondo
英彦 近藤
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Hokkai Can Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手作業による煩雑な作業を省力化すると共
に、人件費等によるコストを削減することができ、蟹肉
等の型崩れし易い食品を型崩れさせることなく容器に詰
めることができる食品の詰め込み装置を提供する。 【構成】 容器Wの配列位置aの上方に、容器Wに対応
する内径を有し、食品保持手段32が上下方向に貫通し
て移動自在な複数の貫通穴33を有する昇降自在の第1
の支持部材23を設ける。第1の支持部材23に夫々の
下端が互いに収束する方向に傾斜し且つ互いに離反する
方向に揺動自在に下方に延びる開閉部材34を設ける。
開閉部材34が第1の支持部材23の下降位置で容器W
に内装された包装紙Y内に挿入され、食品保持手段32
に保持された食品Xが第1の支持部材23の貫通穴33
を介して容器W内に収納される際に、開閉部材34を互
いに離反する方向に揺動させて包装紙Yの開放状態を維
持する開閉手段36を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品の詰め込み装置に
関し、特に、蟹脚の棒状の蟹肉等の型崩れし易い食品を
容器に詰める場合に好適な食品の詰め込み装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】食品の缶詰として蟹肉の缶詰を製造する
際には、硫酸紙等の包装紙が内装された缶容器に、まず
蟹脚の棒状の蟹肉を収容し、続いて他の部分の蟹肉を収
容する作業が行われる。
【0003】従来、これらの夫々の作業は作業者による
手作業で行われていることが知られている。しかし、大
量の缶詰を短時間で製造するためには、大勢の作業者に
よって上記作業を並行して行わなければならず、作業が
煩雑となることに加えて人件費等による缶詰製造コスト
が増大する不都合がある。
【0004】そこで、作業者による作業を機械化して省
力化を図ることが考えられる。
【0005】しかし、前記硫酸紙は、蟹肉の収納作業中
にその上部を開放状態に維持することが難しく、缶容器
内方に折れ込み易い。缶容器内方に折れ込んだ硫酸紙に
蟹肉が接触すれば、硫酸紙による包装不良が発生するだ
けでなく蟹肉を損傷するおそれがある。手作業であれ
ば、作業者がその都度型崩れを修復させながら蟹肉の収
容作業が行えるが、これを機械化することが強く望まれ
ている。なお、蟹肉の缶詰においては蟹肉の蛋白質に含
まれる硫黄分の影響により缶容器内壁面が黒変すること
があり、これが蟹肉に及ぶことを防止するために蟹肉を
包む硫酸紙が設けられる。
【0006】また、特に棒状の蟹肉においてはその形状
を崩さずに缶容器内に収容しなければならず、手作業で
蟹肉を把持するのであれば、作業者の力加減で蟹肉の形
状を崩すことなく容易に缶容器内に収めることができる
が、機械化した場合には蟹脚の形状を崩すことなく把持
することが困難である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】かかる不都合を解消し
て、手作業による煩雑な作業を省力化すると共に、人件
費等によるコストを削減することができ、蟹肉等の型崩
れし易い食品を型崩れさせることなく容器に詰めること
ができる食品の詰め込み装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、上方が開放された包装紙が内装された
カップ状の複数の容器を所定の配列位置に所定間隔を存
して供給する容器供給手段と、該容器の配列位置に配置
された各容器に対応して間隔を存して所定の配列状態で
各容器と並列して複数の食品を供給する食品供給手段
と、該食品の配列位置に配置された各食品に対応して各
食品を各別に同時に保持する食品保持手段を備えて前記
容器の配列位置に配置された各容器内に各食品を移載す
る食品移載手段とを備える食品の詰め込み装置におい
て、前記容器の配列位置の上方に、各容器に対応する内
径を有し、前記食品保持手段が上下方向に貫通して移動
自在な複数の貫通穴を有する昇降自在の第1の支持部材
と、該第1の支持部材の貫通穴に沿って複数配設され、
夫々の下端が互いに収束する方向に傾斜し且つ互いに離
反する方向に揺動自在に該第1の支持部材の下方に延設
された開閉部材と、該開閉部材が前記第1の支持部材の
下降位置で前記各容器に内装された包装紙内に挿入さ
れ、前記食品移載手段の食品保持手段に保持された食品
が前記第1の支持部材の貫通穴を介して各容器内に収納
される際に、該開閉部材を互いに離反する方向に揺動さ
せて前記包装紙の開放状態を維持する開閉手段とを設け
たことを特徴とするものである。
【0009】前記開閉手段は、前記第1の支持部材の貫
通穴に対応する外径を有してその内部を前記食品移載手
段の食品保持手段が挿通自在の複数の筒状部材と、該筒
状部材を支持して昇降自在の第2の支持部材とを備え、
前記第1の支持部材の下降により前記開閉部材が前記各
容器に内装された包装紙内に挿入され、前記食品移載手
段により食品が各容器内に収納される際に、前記第2の
支持部材の下降により該筒状部材が前記貫通穴に挿入さ
れて前記開閉部材をその内面側から押し開くことが好ま
しい。
【0010】このとき、前記第1の支持部材は前記第2
の支持部材の下方に離反する方向に付勢する付勢手段を
介して該第2の支持部材に連結されて一体に昇降自在と
され、該第1の支持部材が下降して前記開閉部材が前記
各容器に内装された包装紙内に挿入される位置において
該第1の支持部材の下降動を規制する規制部材と、前記
第1の支持部材と前記第2の支持部材とを一体に下降さ
せると共に、前記付勢手段の付勢に対抗して該規制部材
に規制された第1の支持部材に第2の支持部材を接近さ
せ、前記筒状部材を前記貫通穴に挿入して前記開閉部材
を押し開く位置に第2の支持部材を押圧する押圧手段と
を設けることが好ましい。
【0011】また、本発明においては、前記食品移載手
段の食品保持手段は食品を吸着保持する吸着ノズルを備
え、該吸着ノズルは複数の吸気孔により形成されている
ことが好ましい。
【0012】
【作用】本発明によれば、先ず、前記容器供給手段によ
って複数の容器を所定の配列状態で該容器の配列位置に
配置する。一方、容器の配列位置に配置された各容器に
並列して複数の食品を前記食品供給手段によって供給す
る。
【0013】次いで、前記第1の支持部材が各容器に向
かって下降し、それに伴い、各開閉部材がその先端を互
いに収束する方向に閉じた状態で容器に内装された例え
ば硫酸紙等の包装紙の内部に挿入する。続いて、前記開
閉手段が各開閉部材をその先端が互いに離反する方向に
開放する。これにより、包装紙の内部において開かれた
各開閉部材は該包装紙の開放状態を維持させる。
【0014】そして、前記食品移載手段の食品保持手段
は、食品の配列位置に配列された各食品を保持し、容器
の配列位置の上方に移動する。続いて、食品保持手段は
各食品を保持した状態で、前記第1の支持部材の貫通穴
及び各開閉部材の内方を通過する。このとき、包装紙は
各開閉部材によって開放状態が維持されているので、包
装紙の内方への折込み等が防止される。
【0015】その後、包装紙内部に食品が収納されたと
き、食品保持手段による食品の保持状態を解除し、食品
保持手段が容器の内部から上方に退出する。このとき、
前記昇降板も上昇し、各開閉部材が包装紙内部から退出
する。
【0016】また、本発明においては、前記開閉手段と
して複数の筒状部材を第2の支持部材に支持して設ける
ことにより、該筒状部材を各貫通穴を介して各開閉部材
の内方に挿入するだけで、各開閉部材を開放状態とする
ことが可能となる。即ち、該筒状部材を前記貫通穴を介
して各開閉部材の内方に挿入する。これにより、先端同
士が互いに収束する方向に傾斜した状態で各容器の包装
紙内に挿入されていた各開閉部材は、筒状部材の外側面
に当接して互いに離反する方向に開放され、筒状部材が
各開閉部材の内方に位置していれば各開閉部材の開放状
態が維持される。
【0017】更に、前記第2の支持部材に前記付勢手段
を介して前記第1の支持部材を連結する。これにより、
前記押圧手段によって両支持部材を一体に下降させて、
先ず第1の支持部材を前記規制部材に当接させる。これ
により、各開閉部材は包装紙内部に挿入された状態とな
る。続いて、第2の支持部材が前記押圧手段によって更
に下降を続け、貫通穴に筒状部材が挿入される。これに
より、各開閉部材が互いに離反する方向に開かれ、包装
紙は開放された状態となる。そして、容器内に食品が載
置された後に、前記押圧手段による押圧を解除すること
により、前記付勢手段によって第1の支持部材から第2
の支持部材が離反し、貫通穴から筒状部材が退出する。
このように、第1の支持部材と第2の支持部材とを前記
押圧手段によって下降させるだけで前記開閉部材を開い
た状態とすることができるので、一挙動で包装紙を開放
状態とすることが可能となる。
【0018】また、前記食品移載手段の食品保持手段に
吸着ノズルを備えることにより、食品を該吸着ノズルに
よって吸着保持することが可能となる。更に該吸着ノズ
ルを複数の吸気孔により形成することにより、特に蟹肉
のように型崩れし易い食品を吸着保持した際に食品に付
与される吸引力を分散して食品の形状の崩れや損傷を防
止する。
【0019】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0020】図1は本本発明の一実施例の食品の詰め込
み装置である缶詰め装置の概略構成を示す説明図、図2
及び図3は要部の構成を示す説明図、図4は開閉部材を
示す説明的平面図、図5は吸着ノズルを示す説明図、図
6(a)〜(c)は要部の作動説明図、図7(a)〜
(c)は図6に続く要部の作動説明図である。
【0021】図1において、1は本実施例の缶詰め装
置、2は複数の缶容器Wを配列位置aに供給する缶容器
供給手段、3は蟹肉Xの配列位置bに複数の蟹肉Xを供
給する蟹肉供給手段、4は缶容器Wに内装された硫酸紙
Y(図2に図示)の開放状態を維持する硫酸紙開放手
段、5は蟹肉Xの配列位置bの各蟹肉Xを缶容器Wの配
列位置aの各缶容器Wに移載する移載手段である。
【0022】本実施例の缶詰め装置1は、蟹肉Xをカッ
プ状の缶容器Wに収納するものであり、特に、蟹脚の棒
状の肉を他の部分の肉に先立って缶容器Wに収納するも
のである。缶容器Wには予め蟹肉Xを包装するための包
装紙として硫酸紙Yが内装されている。硫酸紙Yは、蟹
肉Xの蛋白質に含まれる硫黄分の影響により缶容器Wの
内壁面が黒変した場合であっても、缶容器Wの内部にお
いてその内壁面と蟹肉Xとの間に介在して缶容器Wの内
壁面の黒変が蟹肉Xに及ぶことを防止するものである。
【0023】次に、各部を詳細に説明する。
【0024】缶容器供給手段2は、図1に示すように、
複数の缶容器Wを連続して搬送する第1搬送コンベヤ6
を備えた第1缶容器供給路7と、該第1缶容器供給路7
に直交してその下流に連設され、該第1缶容器供給路7
を搬送された各缶容器を所定間隔を存して所定の数量
(本実施例では8個)にて供給する複数の第2搬送コン
ベア8が並設された第2缶容器供給路9とを備えてい
る。
【0025】該第2缶容器供給路9の各第2搬送コンベ
ヤ8間には、各缶容器W間の間隔を正確に維持して各缶
容器Wを供給方向に案内する複数の案内壁10が設けら
れている。前記第1缶容器供給路7と該第2缶容器供給
路9との連結位置には、第1缶容器供給路7の下流に搬
送された各缶容器Wをその所定間隔を維持して第2缶容
器供給路9の上流に送り出す送出装置11が設けられて
いる。該送出装置11は、図2に示すように、支柱12
に缶容器Wの送出方向に摺動自在に支持された摺動ロッ
ド13と、該摺動ロッド13に固設されて所定の数量の
缶容器Wの外壁に当接して第2缶容器供給路9に向かっ
て押出し可能とする送出部材14と、該送出部材14を
駆動する送出シリンダ15とを備えている。
【0026】また、図2に示すように、第2缶容器供給
路9の各第2搬送コンベヤ8の所定位置には所定間隔を
存して缶容器Wを一時的に停止させることができる一対
のストッパ16,17が設けられている。両ストッパ1
6,17は、各第2搬送コンベヤ8の上面側にピン1
8,19を突出させることにより、缶容器Wの前方側壁
に当接して搬送方向への移動を規制し、各第2搬送コン
ベヤ8の下面側に該ピン18,19を没入させることに
より、缶容器Wの搬送を再開始させる。上流側の第1ス
トッパ16は、缶容器Wを待機させる待機位置cに設け
られており、下流側の第2ストッパ17は、後述する蟹
肉Xの移載作業が行われる缶容器Wの配列位置aに設け
られている。
【0027】前記蟹肉供給手段3は、図1に示すよう
に、前記第2缶容器供給路9に直交して延びる蟹肉供給
路20を備え、該蟹肉供給路20に沿って前記缶容器W
の待機位置cの上方に蟹肉Xを供給する蟹肉供給コンベ
ヤ21を備えている。該蟹肉供給コンベヤ21は、その
上流側に設けられた蟹肉投入部22において複数の蟹肉
Xが所定間隔を存して投入され、該蟹肉Xを前記缶容器
Wの配列位置aに配列された各缶容器Wに対応する数量
毎に間欠的にその下流側の第2缶容器供給路9上方に設
けられた蟹肉Xの配列位置bに供給する。なお、本実施
例においては図2に示すように、該蟹肉Xの配列位置b
は、前記缶容器Wの待機位置cの直上に設けられている
が、蟹肉Xの配列位置bと缶容器Wの待機位置cとの位
置関係はこれに限るものではない。
【0028】また、前記硫酸紙開放手段4は、図3に示
すように、前記配列位置aの各缶容器Wの直上において
昇降自在の第1支持板23と、該第1支持板23に間隔
を存して平行して昇降自在の第2支持板24とを備えて
いる。
【0029】第2支持板24は、前記第2缶容器供給路
9の両側に一対ずつ対向して起立する4本の案内ロッド
25,26にその両端が上下方向に摺動自在に支持され
ており、図2に示すように、各案内ロッド25,26に
設けられた押圧手段である昇降シリンダ27によってそ
の昇降が駆動される。また、図3に示すように、第1支
持板23は、第2支持板24に一対の摺動ロッド28,
29を介して吊支され、該摺動ロッド28,29に沿っ
て上下に昇降自在となっている。該摺動ロッド28,2
9には付勢手段であるコイルバネ30,31が外挿され
ており、該コイルバネ30,31により第1支持板23
は第2支持板24から下方に離反する方向に付勢されて
いる。
【0030】第1支持板23には、図3及び図4に示す
ように、後述する各吸着ノズル32が挿通自在であり前
記配列位置aの缶容器Wの外径に対応する内径を有する
複数の貫通穴33が形成されており、各貫通穴33の内
周に沿って、夫々の下端が互いに収束する方向に傾斜し
且つ互いに離反する方向に揺動自在の板状バネ材からな
る複数の開閉部材34が該第1支持板23の下方に延設
されている。
【0031】第2支持板24には、図3に示すように、
第1支持板23の各貫通穴33に対応する複数の貫通穴
35が形成されており、各貫通穴35の下方に延設され
て前記第1支持板23の各貫通穴33に挿通自在の筒状
部材36が設けられている。各筒状部材36は、第1支
持板23の各貫通穴33に挿入されたときにその外壁に
よって第1支持板23の前記開閉部材34を内方から押
し広げて各開閉部材34を互いに離反する方向に揺動さ
せる。
【0032】更に、前記第1支持板23の下降位置に
は、頂部に緩衝用の弾性部材37を備えた規制部材38
が立設されている。該規制部材38は、前記第1支持板
23が前記第2支持板24と共に下降された時に、所定
位置において第1支持板23の下降動を規制する。
【0033】また、前記移載手段5は、図2に示すよう
に、フレーム39の梁部40に沿って設けられた第1案
内レール41と、該第1案内レール41に沿って移動自
在の第1支持部材42と、該第1支持部材42に上下方
向に延設された第2案内レール43と、該第2案内レー
ル43に沿って上下動自在の第2支持部材44とを備え
ている。該第2支持部材44には複数の吸着ノズル32
が設けられており、各吸着ノズル32の間隔は、図3に
示すように、前記配列位置aの各缶容器Wに対応して配
設されている。図2に示すように、前記フレーム39の
梁部40には前記第1支持部材42の移動を駆動するシ
リンダ45が設けられており、第1支持部材42には、
前記第2支持部材44を昇降動させるサーボモータ46
が設けられている。
【0034】前記吸着ノズル32は、その先端が下方に
向けて吊設状態とされ、後端にはホース47を介してフ
レーム39上に設けられた吸引装置48に接続されてい
る。該吸着ノズル32の先端には、図5に示すように、
複数の吸気孔49が形成されている。
【0035】次に、以上の構成からなる本実施例の缶詰
め装置1の作動を説明する。
【0036】先ず、図1を参照して説明すれば、第1缶
容器供給路7に沿って搬送された各缶容器Wは、前記送
出装置11によって所定間隔を存した配列状態で前記第
2缶容器供給路9に送出される。該第2缶容器供給路9
においては前記第2ストッパ17(図2参照)が突出状
態とされ、該第2缶容器供給路9に沿って移動した各缶
容器Wは前記配列位置aにおいて第2ストッパ17に当
接して停止される。続いて、該第2缶容器供給路9の前
記待機位置cにおいては、前記送出装置11によって連
続して送出された後続の各缶容器Wが前記第1ストッパ
16(図2参照)によって停止状態とされる。
【0037】一方、前記蟹肉供給手段3の蟹肉投入部2
2に複数の蟹肉Xが所定間隔を存して投入される。この
とき、蟹肉投入部22への蟹肉Xの投入が作業員によっ
て行われる場合には、前記蟹肉供給コンベヤ21の表面
に目印dを設けておき、この目印に従って所定間隔を存
して蟹肉Xが投入される。該蟹肉投入部22に投入され
た各蟹肉Xは、蟹肉供給コンベヤ21の間欠動により、
所定の数量(配列位置aの缶容器Wと同数)毎に、待機
位置cの缶容器Wの上方に供給されその位置bで停止さ
れる。
【0038】次いで、図2を参照して、前記サーボモー
タ46の駆動によって吸着ノズル32を下降させ、その
先端に蟹肉Xを吸着保持する。吸着ノズル32の先端は
多数の吸気孔49(図5参照)が設けられており、これ
によって吸引力が分散されるので、蟹肉Xを型崩れさせ
ることなく保持することができる。そして、前記シリン
ダ45の駆動により、吸着ノズル32は蟹肉Xを保持し
た状態で、図6(a)に示すように、配列位置aの缶容
器Wの直上位置へ移送される。
【0039】続いて、図6(b)に示すように、前記硫
酸紙開放手段4の第2支持板24が前記昇降シリンダ2
7により下降され、それによって第1支持板23が下降
される。第1支持板23の下降によって前記開閉部材3
4が缶容器Wの硫酸紙Y内に挿入される。開閉部材34
はその先端が互いに収束する方向に傾斜されているの
で、硫酸紙Yの開放状態を阻害することなく、硫酸紙Y
の内部に挿入される。次いで、第1支持板23は、前記
規制部材38に当接して下降を停止し、図6(c)に示
すように、更に下降された前記第2支持板24が前記コ
イルバネ30(31)の付勢に対抗して第1支持板23
に接近する。このとき、第2支持板24の前記筒状部材
36が第1支持板23の貫通穴33に挿入され、該第1
支持板23の開閉部材34を押し開く。これにより、開
閉部材34は、硫酸紙Yの内面側から硫酸紙Yの開放状
態を維持してその型崩れを防止する。このようにして、
前記硫酸紙開放手段4は、昇降シリンダ27による第2
支持板24の下降によって一挙動で迅速に硫酸紙Yを開
放状態に維持することができる。
【0040】次いで、図7(a)に示すように、吸着ノ
ズル32が第2支持板24の筒状部材36の内方及び第
1支持板23の貫通穴33を介して下降して、缶容器W
の硫酸紙Y底部に蟹肉Xを収容し、その後、蟹肉Xの吸
着保持を解除して上昇する。
【0041】そして、図7(b)に示すように、前記第
2支持板24が前記昇降シリンダ27により上昇され、
それによって第1支持板23のコイルバネ30(31)
の付勢が開放されて、第1支持板23の貫通穴33から
第2支持板24の筒状部材36が退出される。これによ
り、開閉部材34は、開放状態が解除されてその先端が
収束する方向に傾斜した状態となる。続いて、図7
(c)に示すように、前記第2支持板24が更に前記昇
降シリンダ27により上昇され、それによって第1支持
板23が上昇して缶容器Wの硫酸紙Y内部から開閉部材
34が退出する。該開閉部材34が缶容器Wの硫酸紙Y
内部から退出するときには、上記のように既にその先端
同士が収束する形状とされているので、該開閉部材34
の硫酸紙Y内部からの退出時に硫酸紙Yに接触すること
がなく、該硫酸紙Yに型崩れ等が発生することがない。
【0042】その後、図2を参照して、内部に蟹肉Xが
収納された缶容器Wは、前記第2ストッパ17による停
止が解除され、前記第2搬送コンベア8によってその下
流に向かって排出される。次いで、前記待機位置cに待
機状態とされた缶容器Wは、第1ストッパ16による停
止が解除され、前記配列位置aにおいて第2ストッパ1
7により停止されて上記の工程が繰り返し行われる。
【0043】なお、本実施例においては、食品の詰め込
み装置として前記缶容器Wに蟹肉Xを詰め込む缶詰め装
置を例にとって説明したが、本発明はそれに限ることな
く包装紙が内装されたカップ状の容器に他の食品を詰め
込む場合であっても適用できるものであることは言うま
でもない。
【0044】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、本発明
によれば、前記開閉部材をその先端を互いに収束する方
向に閉じた状態で容器に内装された包装紙の内部に挿入
し、前記開閉手段によって包装紙の内部において開かれ
た各開閉部材が該包装紙の開放状態を維持するので、前
記食品移載手段の食品保持手段により容器の包装紙内部
に食品を投入する際に、包装紙の内方への折れ込みを防
止することができ、包装紙と食品との接触も防止させる
ので、食品を損傷させることなく確実に包装紙の内部に
投入することができる。
【0045】また、本発明によれば、各開閉部材が包装
紙の内部に挿入されたときに前記筒状部材を前記貫通穴
を介して各開閉部材の内方に挿入するだけで、各開閉部
材が開放状態となり、容易に包装紙の開放状態を維持す
ることができる。
【0046】このとき、前記筒状部材を備える前記第2
の支持部材に前記付勢手段を介して前記第1の支持部材
を連結して設け、前記規制部材を設けて、前記押圧手段
によって両支持部材を一体に下降させ、各開閉部材が包
装紙の内部に挿入される位置で第1の支持部材を前記規
制部材に当接させて下降動を規制するので、第2の支持
部材を前記押圧手段によって下降させる一挙動により包
装紙を開放された状態とすることができる。
【0047】また、前記食品移載手段の食品保持手段に
吸着ノズルを備え、該吸着ノズルを複数の吸気孔により
形成することにより、食品を該吸着ノズルによって吸着
保持したとき、食品に付与される吸引力が各吸気孔に分
散され、食品を均一に吸着することができるので、型崩
れし易い食品であっても手作業によることなく食品の形
状を維持して容器内に投入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の詰め込み装置の一実施例の概略構成を
示す説明図。
【図2】要部の構成を側面視して示す説明図。
【図3】要部の構成を正面視して示す説明図。
【図4】開閉部材を示す説明的平面図。
【図5】吸着ノズルの先端を示す説明図。
【図6】要部の作動説明図。
【図7】図6に続く要部の作動説明図。
【符号の説明】
W…缶容器(容器)、X…蟹肉(食品)、Y…硫酸紙
(包装紙)、a…缶容器の配列位置(容器の配列位
置)、b…蟹肉の配列位置(食品の配列位置)、1…缶
詰め装置(詰め込み装置)、2…缶容器供給手段(容器
供給手段)、3…蟹肉供給手段(食品供給手段)、5…
移載手段(食品移載手段)、23…第1支持板(第1の
支持部材)、24…第2支持板(第2の支持部材)、2
7…昇降シリンダ(押圧手段)、30,31…コイルバ
ネ(付勢手段)、32…吸着ノズル、33…貫通穴、3
4…開閉部材、36…筒状部材、38…規制部材、49
…吸気孔。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方が開放された包装紙が内装されたカッ
    プ状の複数の容器を所定の配列位置に所定間隔を存して
    供給する容器供給手段と、該容器の配列位置に配置され
    た各容器に対応して間隔を存して所定の配列状態で各容
    器と並列して複数の食品を供給する食品供給手段と、該
    食品の配列位置に配置された各食品に対応して各食品を
    各別に同時に保持する食品保持手段を備えて前記容器の
    配列位置に配置された各容器内に各食品を移載する食品
    移載手段とを備える食品の詰め込み装置において、 前記容器の配列位置の上方に、各容器に対応する内径を
    有し、前記食品保持手段が上下方向に貫通して移動自在
    な複数の貫通穴を有する昇降自在の第1の支持部材と、 該第1の支持部材の貫通穴に沿って複数配設され、夫々
    の下端が互いに収束する方向に傾斜し且つ互いに離反す
    る方向に揺動自在に該第1の支持部材の下方に延設され
    た開閉部材と、 該開閉部材が前記第1の支持部材の下降位置で前記各容
    器に内装された包装紙内に挿入され、前記食品移載手段
    の食品保持手段に保持された食品が前記第1の支持部材
    の貫通穴を介して各容器内に収納される際に、該開閉部
    材を互いに離反する方向に揺動させて前記包装紙の開放
    状態を維持する開閉手段とを設けたことを特徴とする食
    品の詰め込み装置。
  2. 【請求項2】前記開閉手段は、前記第1の支持部材の貫
    通穴に対応する外径を有してその内部を前記食品移載手
    段の食品保持手段が挿通自在の複数の筒状部材と、該筒
    状部材を支持して昇降自在の第2の支持部材とを備え、 前記第1の支持部材の下降により前記開閉部材が前記各
    容器に内装された包装紙内に挿入され、前記食品移載手
    段により食品が各容器内に収納される際に、前記第2の
    支持部材の下降により該筒状部材が前記貫通穴に挿入さ
    れて前記開閉部材をその内面側から押し開くことを特徴
    とする請求項1記載の食品の詰め込み装置。
  3. 【請求項3】前記第1の支持部材は前記第2の支持部材
    の下方に離反する方向に付勢する付勢手段を介して該第
    2の支持部材に連結されて一体に昇降自在とされ、 該第1の支持部材が下降して前記開閉部材が前記各容器
    に内装された包装紙内に挿入される位置において該第1
    の支持部材の下降動を規制する規制部材と、前記第1の
    支持部材と前記第2の支持部材とを一体に下降させると
    共に、前記付勢手段の付勢に対抗して該規制部材に規制
    された第1の支持部材に第2の支持部材を接近させ、前
    記筒状部材を前記貫通穴に挿入して前記開閉部材を押し
    開く位置に第2の支持部材を押圧する押圧手段とを設け
    たことを特徴とする請求項2記載の食品の詰め込み装
    置。
  4. 【請求項4】前記食品移載手段の食品保持手段は食品を
    吸着保持する吸着ノズルを備え、該吸着ノズルは複数の
    吸気孔により形成されていることを特徴とする請求項1
    乃至3の何れか1項記載の食品の詰め込み装置。
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