JPH08301363A - 液状製剤用包装袋 - Google Patents
液状製剤用包装袋Info
- Publication number
- JPH08301363A JPH08301363A JP7108488A JP10848895A JPH08301363A JP H08301363 A JPH08301363 A JP H08301363A JP 7108488 A JP7108488 A JP 7108488A JP 10848895 A JP10848895 A JP 10848895A JP H08301363 A JPH08301363 A JP H08301363A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- packaging bag
- liquid preparation
- alkyl group
- lower alkyl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Packages (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 紫外線を遮蔽するとともに内容物を透視可能
な液状製剤用袋を提供すること。 【構成】 基材層と熱接着性樹脂層とを紫外線吸収剤を
含有する中間層を介して貼り合わせた積層シートを前記
熱接着性樹脂層を内面として構成される包装袋であっ
て、内容物を透視可能とすることを特徴とする液状製剤
の入った袋あるいは容器を包装するための液状製剤用包
装袋に関する。さらに詳しくは基材層と熱接着性樹脂層
とを、紫外線吸収剤を0.5〜0.8g/m2の割合で
含有する中間層を介して貼り合わせた積層シートを前記
熱接着性樹脂を内面として構成される包装袋であって、
波長380nmの紫外線の透過率が7.0%以下であ
り、且つ波長390nmの紫外線の透過率が17.0%
以下であることを特徴とする液状製剤の入った袋あるい
は容器を包装するための液状製剤用包装袋に関する。
な液状製剤用袋を提供すること。 【構成】 基材層と熱接着性樹脂層とを紫外線吸収剤を
含有する中間層を介して貼り合わせた積層シートを前記
熱接着性樹脂層を内面として構成される包装袋であっ
て、内容物を透視可能とすることを特徴とする液状製剤
の入った袋あるいは容器を包装するための液状製剤用包
装袋に関する。さらに詳しくは基材層と熱接着性樹脂層
とを、紫外線吸収剤を0.5〜0.8g/m2の割合で
含有する中間層を介して貼り合わせた積層シートを前記
熱接着性樹脂を内面として構成される包装袋であって、
波長380nmの紫外線の透過率が7.0%以下であ
り、且つ波長390nmの紫外線の透過率が17.0%
以下であることを特徴とする液状製剤の入った袋あるい
は容器を包装するための液状製剤用包装袋に関する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は注射剤や点滴剤等の入っ
た液状製剤袋あるいは容器のための包装袋に関する。
た液状製剤袋あるいは容器のための包装袋に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、紫外線によって変質しやすい薬
品を包装する場合には、紫外線紫外線遮蔽性の優れた包
装材料が望まれている。ところで、製剤と溶解液の2種
類を別々に包装、搬出、保存する等の製造上、保存上に
不便さを有し、かつ使用するに際して製剤を溶解液に溶
解させるのに手間がかかる粉末製剤よりも、そのような
問題のない液状製剤の方が注射剤や点滴剤としては適し
ている。しかし液状製剤は粉末製剤に比較して長期保存
時の安定性が問題となる。かかる液状製剤の保存時の安
定性のためにも紫外線遮蔽性に優れた包装材料が望まれ
ている。
品を包装する場合には、紫外線紫外線遮蔽性の優れた包
装材料が望まれている。ところで、製剤と溶解液の2種
類を別々に包装、搬出、保存する等の製造上、保存上に
不便さを有し、かつ使用するに際して製剤を溶解液に溶
解させるのに手間がかかる粉末製剤よりも、そのような
問題のない液状製剤の方が注射剤や点滴剤としては適し
ている。しかし液状製剤は粉末製剤に比較して長期保存
時の安定性が問題となる。かかる液状製剤の保存時の安
定性のためにも紫外線遮蔽性に優れた包装材料が望まれ
ている。
【0003】紫外線遮蔽性に優れた材料として、従来は
プラスチックフィルムにアルミ箔を貼り合わせたものが
主に使用されていた。プラスチックフィルムにアルミ箔
を貼り合わせたものは、紫外線の遮蔽性の点では優れて
いるが、不透明であるために、内容物が外から見えず、
そのため内容物が変質を受けたか否かが開封するまで分
からないという問題があった。
プラスチックフィルムにアルミ箔を貼り合わせたものが
主に使用されていた。プラスチックフィルムにアルミ箔
を貼り合わせたものは、紫外線の遮蔽性の点では優れて
いるが、不透明であるために、内容物が外から見えず、
そのため内容物が変質を受けたか否かが開封するまで分
からないという問題があった。
【0004】また紫外線遮蔽材料として、上記のプラス
チックフィルムにアルミ箔を貼り合わせたもの以外に、
白色等に着色したプラスチックフィルムを積層したもの
や、フィルムの製膜時に紫外線吸収剤を練り込んだ紫外
線カットフィルム(例えば、ダイセル化学(株):セネ
ジKOP−UV)が知られている。前者は紫外線遮蔽性
を満足する程度の着色とすると内容物が透視できなくな
り、後者は最も紫外線透過率が低い350〜360nm
付近でも10〜15%の透過率であり、特に380〜3
90nm付近では25〜40%程度の透過率となり、満
足する程度の紫外線遮蔽性を得ることができないなどの
欠点がある。もし紫外線遮蔽性を上げるために製膜時に
有効量の紫外線吸収剤を練り込むと、フィルム自体が脆
くなる問題があり、また紫外線吸収剤が熱にも弱いため
満足する物性のフィルムを得ることが不可能である。
チックフィルムにアルミ箔を貼り合わせたもの以外に、
白色等に着色したプラスチックフィルムを積層したもの
や、フィルムの製膜時に紫外線吸収剤を練り込んだ紫外
線カットフィルム(例えば、ダイセル化学(株):セネ
ジKOP−UV)が知られている。前者は紫外線遮蔽性
を満足する程度の着色とすると内容物が透視できなくな
り、後者は最も紫外線透過率が低い350〜360nm
付近でも10〜15%の透過率であり、特に380〜3
90nm付近では25〜40%程度の透過率となり、満
足する程度の紫外線遮蔽性を得ることができないなどの
欠点がある。もし紫外線遮蔽性を上げるために製膜時に
有効量の紫外線吸収剤を練り込むと、フィルム自体が脆
くなる問題があり、また紫外線吸収剤が熱にも弱いため
満足する物性のフィルムを得ることが不可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みなされたものであり、紫外線を遮蔽するとともに内容
物を透視可能な液状製剤用包装袋を提供することを目的
とする。
みなされたものであり、紫外線を遮蔽するとともに内容
物を透視可能な液状製剤用包装袋を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は基材層
と熱接着性樹脂層とを紫外線吸収剤を含有する中間層を
介して貼り合わせた積層シートを前記熱接着性樹脂層を
内面として接着することにより構成される包装袋であっ
て、内容物を透視可能とすることを特徴とする、液状製
剤の入った袋あるいは容器を包装するための液状製剤用
包装袋に関する。本発明の液状製剤用包装袋は基材層と
熱接着性樹脂層とを紫外線吸収剤を含有する中間層を介
して貼り合わせた3層構成からなる。
と熱接着性樹脂層とを紫外線吸収剤を含有する中間層を
介して貼り合わせた積層シートを前記熱接着性樹脂層を
内面として接着することにより構成される包装袋であっ
て、内容物を透視可能とすることを特徴とする、液状製
剤の入った袋あるいは容器を包装するための液状製剤用
包装袋に関する。本発明の液状製剤用包装袋は基材層と
熱接着性樹脂層とを紫外線吸収剤を含有する中間層を介
して貼り合わせた3層構成からなる。
【0007】本発明において熱接着性樹脂層とは液状製
剤用包装袋の内側の層をいい、液状製剤が入れられる側
の層をいう。熱接着性樹脂層の材質は可視光透過性であ
る樹脂であれば特に限定されず、一般にはポリエチレン
(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン
系樹脂、またはそれら以外にもエチレン酢酸ビニル共重
合体(EVA)等の熱可塑性樹脂が使用され、後述する
中間層、基材層との接着性、または内容物の重量等によ
る接着強度等を考慮して適宜選択される。
剤用包装袋の内側の層をいい、液状製剤が入れられる側
の層をいう。熱接着性樹脂層の材質は可視光透過性であ
る樹脂であれば特に限定されず、一般にはポリエチレン
(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン
系樹脂、またはそれら以外にもエチレン酢酸ビニル共重
合体(EVA)等の熱可塑性樹脂が使用され、後述する
中間層、基材層との接着性、または内容物の重量等によ
る接着強度等を考慮して適宜選択される。
【0008】本発明において基材層とは液状製剤用包装
袋の外側、すなわち液状製剤が入れられる側と反対側の
層をいう。該層の材質は可視光透過性であれば特に限定
されないが、ある程度外部からの衝撃を受けても傷がつ
かないものが望ましく、例えば延伸ポリエチレンテレフ
タレート(PET)、延伸ポリプロピレン(OPP)、
延伸ナイロン(ONY)等が使用される。
袋の外側、すなわち液状製剤が入れられる側と反対側の
層をいう。該層の材質は可視光透過性であれば特に限定
されないが、ある程度外部からの衝撃を受けても傷がつ
かないものが望ましく、例えば延伸ポリエチレンテレフ
タレート(PET)、延伸ポリプロピレン(OPP)、
延伸ナイロン(ONY)等が使用される。
【0009】基材層には酸素バリアー性を付与してもよ
く、上記に例示したものの内側表面にポリ塩化ビニリデ
ン樹脂(PVDC)をコーティングしたもの(K−PE
T、K−OPP、K−ONY等)、あるいはシリカ等の
金属酸化物を蒸着したものを使用してもよいし、または
該基材層にエチレンビニルアルコール(EVOH)やポ
リビニルアルコール(PVA)等の層を積層したもので
もよい。
く、上記に例示したものの内側表面にポリ塩化ビニリデ
ン樹脂(PVDC)をコーティングしたもの(K−PE
T、K−OPP、K−ONY等)、あるいはシリカ等の
金属酸化物を蒸着したものを使用してもよいし、または
該基材層にエチレンビニルアルコール(EVOH)やポ
リビニルアルコール(PVA)等の層を積層したもので
もよい。
【0010】上記基材層と熱接着性樹脂層は紫外線吸収
剤を含有する中間層により貼り合わされる。中間層に使
用される紫外線吸収剤としては2−ヒドロオキシベンゾ
フェノン、2,4−ジヒドロオキシベンゾフェノン等の
ベンゾフェノン系化合物、またはベンゾトリアゾール系
化合物等が使用可能である。これらの紫外線吸収剤は単
独で用いてもよいし、2種以上組み合わせてもよく、中
間層中に0.5〜0.8g/m2の範囲の割合で含有さ
せるようにするのが好ましく、さらに0.55〜0.8
g/m2の範囲がより好ましいものである。この範囲と
することにより安定した層間強度および紫外線遮断率が
得られる可能性が高くなるものである。
剤を含有する中間層により貼り合わされる。中間層に使
用される紫外線吸収剤としては2−ヒドロオキシベンゾ
フェノン、2,4−ジヒドロオキシベンゾフェノン等の
ベンゾフェノン系化合物、またはベンゾトリアゾール系
化合物等が使用可能である。これらの紫外線吸収剤は単
独で用いてもよいし、2種以上組み合わせてもよく、中
間層中に0.5〜0.8g/m2の範囲の割合で含有さ
せるようにするのが好ましく、さらに0.55〜0.8
g/m2の範囲がより好ましいものである。この範囲と
することにより安定した層間強度および紫外線遮断率が
得られる可能性が高くなるものである。
【0011】上記紫外線吸収剤を含有する中間層による
基材層と熱接着性樹脂層との貼り合わせは、適当な接着
剤に紫外線吸収剤を含有させた接着剤により、接着剤層
を形成することにより行ってもよい。この場合に使用さ
れる接着剤は、層形成後に可視光を透過するものから選
択されるが、例えば本発明に使用可能な接着剤としては
芳香族−エーテル系、エステル系、脂肪族−エーテル
系、エステル系の二液硬化タイプのウレタン系接着剤等
が使用できる。その接着剤の具体例としては、主剤とし
て、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ポリテトラメチレングリコール、エチレンオキサイ
ドプロピレンオキサイド共重合体、ポリエチレングリコ
ールポリカプロラクトン共重合体、ポリプロピレングリ
コールポリカプロラクトン共重合体、ポリテトラメチレ
ングリコールポリカプロラクトン共重合体、ポリエチレ
ングリコールポリバレロラクトン共重合体などのポリエ
ーテルポリオールや、エチレングリコール、プロピレン
グリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオール、ネオ
ペンチルグリコール、ダイマージオールなどのジオール
類とアジピン酸、セバチン酸、アゼライン酸、イソフタ
ル酸、テレフタル酸、マレイン酸、フマル酸、ダイマー
酸などの2塩基酸類からなるポリエステルポリオールが
用いられ、また硬化剤としては、トリレンジイソシアネ
ート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチ
レンジイソシアネートなどの芳香族ジイソシアネート化
合物や、ヘキサンメチレンジイソシアネートなどの脂肪
族ジイソシアネート化合物などを使用することができ
る。
基材層と熱接着性樹脂層との貼り合わせは、適当な接着
剤に紫外線吸収剤を含有させた接着剤により、接着剤層
を形成することにより行ってもよい。この場合に使用さ
れる接着剤は、層形成後に可視光を透過するものから選
択されるが、例えば本発明に使用可能な接着剤としては
芳香族−エーテル系、エステル系、脂肪族−エーテル
系、エステル系の二液硬化タイプのウレタン系接着剤等
が使用できる。その接着剤の具体例としては、主剤とし
て、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ポリテトラメチレングリコール、エチレンオキサイ
ドプロピレンオキサイド共重合体、ポリエチレングリコ
ールポリカプロラクトン共重合体、ポリプロピレングリ
コールポリカプロラクトン共重合体、ポリテトラメチレ
ングリコールポリカプロラクトン共重合体、ポリエチレ
ングリコールポリバレロラクトン共重合体などのポリエ
ーテルポリオールや、エチレングリコール、プロピレン
グリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオール、ネオ
ペンチルグリコール、ダイマージオールなどのジオール
類とアジピン酸、セバチン酸、アゼライン酸、イソフタ
ル酸、テレフタル酸、マレイン酸、フマル酸、ダイマー
酸などの2塩基酸類からなるポリエステルポリオールが
用いられ、また硬化剤としては、トリレンジイソシアネ
ート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチ
レンジイソシアネートなどの芳香族ジイソシアネート化
合物や、ヘキサンメチレンジイソシアネートなどの脂肪
族ジイソシアネート化合物などを使用することができ
る。
【0012】中間層は上記した方法のほかにも、予め基
材層の液状製剤が入れられる側に紫外線吸収剤を含有さ
せたワニスをコーティングしておく方法がある。
材層の液状製剤が入れられる側に紫外線吸収剤を含有さ
せたワニスをコーティングしておく方法がある。
【0013】本発明においては最終的に得られる液状製
剤用包装袋は、波長380nmの紫外線の透過率が7.
0%以下であり、且つ波長390nmの紫外線の透過率
が17.0%以下であるように構成することが好ましい
ものである。さらには波長380nmの紫外線の透過率
が1.0%以下であり、且つ波長380nmの紫外線の
透過率が10.0%以下であるように構成することがよ
り好ましいものである。その特性が得られるように、基
材層、中間層および熱接着性樹脂層の各層の個々の厚さ
を適宜設定すべきであり、その結果として包装袋の厚さ
が決定される。通常その3層の合計厚さは、袋の態様に
もよるが50〜150μm程度である。
剤用包装袋は、波長380nmの紫外線の透過率が7.
0%以下であり、且つ波長390nmの紫外線の透過率
が17.0%以下であるように構成することが好ましい
ものである。さらには波長380nmの紫外線の透過率
が1.0%以下であり、且つ波長380nmの紫外線の
透過率が10.0%以下であるように構成することがよ
り好ましいものである。その特性が得られるように、基
材層、中間層および熱接着性樹脂層の各層の個々の厚さ
を適宜設定すべきであり、その結果として包装袋の厚さ
が決定される。通常その3層の合計厚さは、袋の態様に
もよるが50〜150μm程度である。
【0014】なお本発明の液状製剤用包装袋は、柔軟性
のあるフィルムから構成される一般的意味での袋の態様
および柔軟性のない容器をも含むものとする。
のあるフィルムから構成される一般的意味での袋の態様
および柔軟性のない容器をも含むものとする。
【0015】本発明の液状製剤用包装袋は紫外線で変質
を受けやすい液状製剤、特に注射剤や点滴液の入った袋
あるいは容器を包装するのに適している。また、用いら
れる医薬品は、液状製剤において紫外線で変質を受けや
すいものであれば、特に限定されるものではない。
を受けやすい液状製剤、特に注射剤や点滴液の入った袋
あるいは容器を包装するのに適している。また、用いら
れる医薬品は、液状製剤において紫外線で変質を受けや
すいものであれば、特に限定されるものではない。
【0016】特に白色蛍光灯照射時(照射条件は150
0ルクス、50日間)に色差の変動が1以上となる紫外
線で変質を受けやすい液状製剤に対して本発明の包装袋
が有用である。かかる液状製剤を本発明の包装袋に封入
して使用すると、1500ルクス50日間、白色蛍光灯
を照射しても液状製剤中の色差の変動を0.5以下に抑
えることができる。
0ルクス、50日間)に色差の変動が1以上となる紫外
線で変質を受けやすい液状製剤に対して本発明の包装袋
が有用である。かかる液状製剤を本発明の包装袋に封入
して使用すると、1500ルクス50日間、白色蛍光灯
を照射しても液状製剤中の色差の変動を0.5以下に抑
えることができる。
【0017】注射剤や点滴用の液状薬品として、特に例
えばキノリン骨格の6位にフッ素、7位に塩基性アミン
を有するキノロン系抗菌剤のうち、液状製剤において紫
外線で変質を受けやすいもの、例えば下記一般式(A)
あるいは(B)で表されるピリドンカルボン酸に有用で
ある:
えばキノリン骨格の6位にフッ素、7位に塩基性アミン
を有するキノロン系抗菌剤のうち、液状製剤において紫
外線で変質を受けやすいもの、例えば下記一般式(A)
あるいは(B)で表されるピリドンカルボン酸に有用で
ある:
【0018】
【化4】 [式中、R1は置換されていてもよい低級アルキル、低
級アルケニル、シクロアルキル、アリールまたは複素環
式基を;R2は、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキ
ル基、アルコキシ基、保護されていてもよいヒドロキシ
ル、アミノもしくは低級アルキルアミノ基またはジ−低
級アルキルアミノ基を;R3は、置換されていてもよい
シクロアルキル、ビニルまたは環状アミノ基を;A1は
窒素原子またはC−X1(式中、X1は、水素原子、ハロ
ゲン原子、またはR1と一緒になって式;
級アルケニル、シクロアルキル、アリールまたは複素環
式基を;R2は、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキ
ル基、アルコキシ基、保護されていてもよいヒドロキシ
ル、アミノもしくは低級アルキルアミノ基またはジ−低
級アルキルアミノ基を;R3は、置換されていてもよい
シクロアルキル、ビニルまたは環状アミノ基を;A1は
窒素原子またはC−X1(式中、X1は、水素原子、ハロ
ゲン原子、またはR1と一緒になって式;
【化5】 (式中、R4は、水素原子または低級アルキル基を;D
は、酸素原子また硫黄原子を示す)で表される基を示
す)を示し;B1は窒素原子またはC−X2(式中、X2
は、水素原子またはハロゲン原子を示す)で表される基
を示す)]
は、酸素原子また硫黄原子を示す)で表される基を示
す)を示し;B1は窒素原子またはC−X2(式中、X2
は、水素原子またはハロゲン原子を示す)で表される基
を示す)]
【0019】
【化6】 [式中、R5は、水素原子またはアルキル基を;R6は、
水素原子、ハロゲン原子、アルコキシ基、ヒドロキシル
基、アルアルキルオキシ基、アミノ基、アルアルキルア
ミノ基、低級アルキルアミノ基またはジ−低級アルキル
アミノ基を;R7は、水素原子、低級アルキル基、アミ
ノ基、アシルアミノ基、アルアルキルオキシカルボニル
アミノ基、低級アルキルアミノ基、アシル低級アルキル
アミノ基、ジ−低級アルキルアミノ基、カルボキシル
基、アルコキシカルボニル基、アミノ低級アルキル基、
アルコキシカルボニルアミノ低級アルキル基、低級アル
キルアミノ低級アルキル基、ジ−低級アルキルアミノ低
級アルキル基およびヒドロキシ低級アルキル基から選ば
れる1つ以上の基を;R8は、水素原子、低級アルキル
基、ハロゲノ低級アルキル基、ヒドロキシ低級アルキル
基、テトラヒドロビラニルオキシ低級アルキル基、低級
アルキリデン基、およびR4が結合する炭素原子ととも
にシクロアルカン環を形成する基から選ばれる1つ以上
の基を;X3は、ハロゲン原子を;およびA2は、酸素原
子もしくは硫黄原子または低級アルキル基で置換されて
いてもよいイミノ基を、それぞれ示す]。
水素原子、ハロゲン原子、アルコキシ基、ヒドロキシル
基、アルアルキルオキシ基、アミノ基、アルアルキルア
ミノ基、低級アルキルアミノ基またはジ−低級アルキル
アミノ基を;R7は、水素原子、低級アルキル基、アミ
ノ基、アシルアミノ基、アルアルキルオキシカルボニル
アミノ基、低級アルキルアミノ基、アシル低級アルキル
アミノ基、ジ−低級アルキルアミノ基、カルボキシル
基、アルコキシカルボニル基、アミノ低級アルキル基、
アルコキシカルボニルアミノ低級アルキル基、低級アル
キルアミノ低級アルキル基、ジ−低級アルキルアミノ低
級アルキル基およびヒドロキシ低級アルキル基から選ば
れる1つ以上の基を;R8は、水素原子、低級アルキル
基、ハロゲノ低級アルキル基、ヒドロキシ低級アルキル
基、テトラヒドロビラニルオキシ低級アルキル基、低級
アルキリデン基、およびR4が結合する炭素原子ととも
にシクロアルカン環を形成する基から選ばれる1つ以上
の基を;X3は、ハロゲン原子を;およびA2は、酸素原
子もしくは硫黄原子または低級アルキル基で置換されて
いてもよいイミノ基を、それぞれ示す]。
【0020】なお、上記一般式(A)又は(B)で表さ
れるピリドンカルボン酸のより具体的な記載は特開平6
−211695号公報および特公平5−88714号公
報にそれぞれ記載されている。ここに該両公報における
一般式(A)および(B)で表されるピリドンカルボン
酸に関する記載を本明細書の一部として引用する)。
れるピリドンカルボン酸のより具体的な記載は特開平6
−211695号公報および特公平5−88714号公
報にそれぞれ記載されている。ここに該両公報における
一般式(A)および(B)で表されるピリドンカルボン
酸に関する記載を本明細書の一部として引用する)。
【0021】さらには、シノキサシン、オキソリン酸、
フルメキン、ピロミド酸、ピペミド酸、ナルジクス酸、
ノルフロキサシン、オフロキサシン、シプロフロキサシ
ン、エノキサシン等の抗菌剤およびそれらと塩を形成す
る化合物、例えば塩酸、ホウ酸、炭酸、乳酸、メタンス
ルホン酸、プロピオン酸、コハク酸、胆汁酸、デヒドロ
コール酸、硫酸、リン酸、フマル酸等の酸、水酸化カリ
ウム、水酸化ナトリウム、エタノールアミン、リジン、
アルギニン(塩基性アミノ酸)、N−メチルグルカミ
ン、トロメタモール、ジイソプロパノールアミン、メグ
ルミン等の塩基とともに含まれている。それらの組成物
中キノロン系抗菌剤が紫外線により変質を受けやすい
が、本発明の包装袋によりその弊害が防止される。当該
液状薬品中に上記の化合物が0.1〜100mg/ml
程度の濃度で含有させればよい。その際のpH、浸透圧
比は生理的に許容される条件であれば特に限定されな
い。例えば、pHとしては2〜11程度、浸透圧比とし
ては0.5〜5程度が例示される。また、製剤学的に既
知の添加剤、安定化剤、溶解補助剤あるいは等張化剤等
を添加してもよい。例えば、塩化ナトリウム、ブドウ糖
等が例示される。
フルメキン、ピロミド酸、ピペミド酸、ナルジクス酸、
ノルフロキサシン、オフロキサシン、シプロフロキサシ
ン、エノキサシン等の抗菌剤およびそれらと塩を形成す
る化合物、例えば塩酸、ホウ酸、炭酸、乳酸、メタンス
ルホン酸、プロピオン酸、コハク酸、胆汁酸、デヒドロ
コール酸、硫酸、リン酸、フマル酸等の酸、水酸化カリ
ウム、水酸化ナトリウム、エタノールアミン、リジン、
アルギニン(塩基性アミノ酸)、N−メチルグルカミ
ン、トロメタモール、ジイソプロパノールアミン、メグ
ルミン等の塩基とともに含まれている。それらの組成物
中キノロン系抗菌剤が紫外線により変質を受けやすい
が、本発明の包装袋によりその弊害が防止される。当該
液状薬品中に上記の化合物が0.1〜100mg/ml
程度の濃度で含有させればよい。その際のpH、浸透圧
比は生理的に許容される条件であれば特に限定されな
い。例えば、pHとしては2〜11程度、浸透圧比とし
ては0.5〜5程度が例示される。また、製剤学的に既
知の添加剤、安定化剤、溶解補助剤あるいは等張化剤等
を添加してもよい。例えば、塩化ナトリウム、ブドウ糖
等が例示される。
【0022】上記の注射剤や点滴用の液状製剤はポリエ
チレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体等の合成樹脂あるいはガラス等で形成される袋あるい
は容器に、投与量一回分の医薬品に相当する10〜10
000mg程度が充填される。充填される液量としては
0.5〜2000ml程度が例示される。
チレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体等の合成樹脂あるいはガラス等で形成される袋あるい
は容器に、投与量一回分の医薬品に相当する10〜10
000mg程度が充填される。充填される液量としては
0.5〜2000ml程度が例示される。
【0023】このように注射剤や点滴用の液状製剤の充
填された袋あるいは容器が、本発明の液状製剤用包装袋
に一つずつあるいは複数単位で包装される。このとき、
袋あるいは容器とともに脱酸素剤を添付してもよい。ま
た、このように包装された袋を、包装状態で加熱滅菌処
理を行ってもよい。
填された袋あるいは容器が、本発明の液状製剤用包装袋
に一つずつあるいは複数単位で包装される。このとき、
袋あるいは容器とともに脱酸素剤を添付してもよい。ま
た、このように包装された袋を、包装状態で加熱滅菌処
理を行ってもよい。
【0024】以下、本発明をさらに具体的実施例を用い
て説明する。
て説明する。
【0025】実施例1 (1)薬液の調製 (S)-10-(1-アミノシクロプロピル)-9-フルオロ-3-メチ
ル-7-オキソ-2,3-ジヒドロ-7H-ピリド[1,2,3-de][1,4]
ベンズオキサジン-6-カルボン酸500mg、メタンス
ルホン酸150mgおよび塩化ナトリウム900mgを
注射用蒸留水に溶解し、全量を1000mlとした。
ル-7-オキソ-2,3-ジヒドロ-7H-ピリド[1,2,3-de][1,4]
ベンズオキサジン-6-カルボン酸500mg、メタンス
ルホン酸150mgおよび塩化ナトリウム900mgを
注射用蒸留水に溶解し、全量を1000mlとした。
【0026】(2)薬液容器(内袋)への充填 上記で調製した液状製剤を薬液容器(100ml容)に
充填した。該薬液容器は日局輸液用プラスチック容器
(ポリエチレン製ソフトバッグ)を用いた。
充填した。該薬液容器は日局輸液用プラスチック容器
(ポリエチレン製ソフトバッグ)を用いた。
【0027】(3)液状製剤用包装袋(外袋)による包
装 厚さ12μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
(PET)、中間層および厚さ40μmのポリエチレン
フィルム(PE)からなる容量200mlの包装袋中
に、上記の薬液容器を包装した。なお中間層はベンゾフ
ェノン系紫外線吸収剤(大日精化工業(株):L−0
2)をポリエーテルポリウレタン系接着剤(大日精化工
業(株):主剤−セイカボンドA−188、硬化剤−セ
イカボンドC−89による二液硬化タイプ)に添加し、
PET基材層とPE層とを接着させたもので、グラビア
ロールによるドライラミネート方法により厚さ1μmに
形成させたものである。包装袋の紫外線遮蔽効果および
透明性を、中間層の紫外線吸収剤の含有量を変化させ実
験例1〜3のように評価した。
装 厚さ12μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
(PET)、中間層および厚さ40μmのポリエチレン
フィルム(PE)からなる容量200mlの包装袋中
に、上記の薬液容器を包装した。なお中間層はベンゾフ
ェノン系紫外線吸収剤(大日精化工業(株):L−0
2)をポリエーテルポリウレタン系接着剤(大日精化工
業(株):主剤−セイカボンドA−188、硬化剤−セ
イカボンドC−89による二液硬化タイプ)に添加し、
PET基材層とPE層とを接着させたもので、グラビア
ロールによるドライラミネート方法により厚さ1μmに
形成させたものである。包装袋の紫外線遮蔽効果および
透明性を、中間層の紫外線吸収剤の含有量を変化させ実
験例1〜3のように評価した。
【0028】実施例2 (1)薬液の調製 1−シクロプロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ
−4−オキソ−7−(1−ピペラジニル)−3−キノリ
ンカルボン酸(一般的シプロフロキサシン)200mg
およびブドウ糖500mgを注射用蒸留水に溶解し、全
量を100mlとした。
−4−オキソ−7−(1−ピペラジニル)−3−キノリ
ンカルボン酸(一般的シプロフロキサシン)200mg
およびブドウ糖500mgを注射用蒸留水に溶解し、全
量を100mlとした。
【0029】(2)薬液容器への充填 (1)で調製した液状製剤16mlを、薬液容器(20
ml容)に充填した。該薬液容器は日局注射剤用ガラス
容器(ガラスバイアル)を用いた。
ml容)に充填した。該薬液容器は日局注射剤用ガラス
容器(ガラスバイアル)を用いた。
【0030】(3)液状製剤用包装袋による包装 上記実施例1(3)に開示された[検体−−3]、ただ
し、容量は50mlを用いて包装を行った。
し、容量は50mlを用いて包装を行った。
【0031】
【評価】実験例1 液状製剤用包装袋中の紫外線遮断剤の含有率と紫外線透
過率および長期保存時の安定化効果の関係を検討した。
紫外線透過率は380nmおよび390nm、紫外線の
透過率を測定した。結果を表1に示した。ケミカルラン
プ直下20cmで14日間保存した。その後、薬液容器
中の薬液を取り出し、分光色彩計を用いて可視光線領域
における全波長での吸光度の差(保存後の値−保存直前
の値)で評価し、色差として表1中に示した。なお、分
光色彩計はCLR−7100F(島津製作所製)を用い
た。測定条件は透過光、D65/10度視野とした。ま
た、標準校正には生理食塩液を用いた。
過率および長期保存時の安定化効果の関係を検討した。
紫外線透過率は380nmおよび390nm、紫外線の
透過率を測定した。結果を表1に示した。ケミカルラン
プ直下20cmで14日間保存した。その後、薬液容器
中の薬液を取り出し、分光色彩計を用いて可視光線領域
における全波長での吸光度の差(保存後の値−保存直前
の値)で評価し、色差として表1中に示した。なお、分
光色彩計はCLR−7100F(島津製作所製)を用い
た。測定条件は透過光、D65/10度視野とした。ま
た、標準校正には生理食塩液を用いた。
【0032】
【表1】
【0033】実験例2 無包装時、アルミ包装時、本発明での包装時とで長期保
存時の安定化効果の関係を検討した。このときアルミ包
装としては片面にアルミ蒸着を施した厚さ12μmの延
伸ポリプロピレンフィルムの該アルミ蒸着面に厚さ40
μmのポリエチレン樹脂を押出しラミネートしたものを
使用し、本発明の包装袋としては実施例1における検体
3のものを使用した。
存時の安定化効果の関係を検討した。このときアルミ包
装としては片面にアルミ蒸着を施した厚さ12μmの延
伸ポリプロピレンフィルムの該アルミ蒸着面に厚さ40
μmのポリエチレン樹脂を押出しラミネートしたものを
使用し、本発明の包装袋としては実施例1における検体
3のものを使用した。
【0034】薬液容器へ充填した液状薬剤を白色蛍光灯
(40W、東芝製;1500ルクス)を用いて、50日
間保存した。安定性は実施例1と同様に、可視光線領域
における全波長での吸光度の差(保存後の値−保存直前
の値)で評価し、色差として表した。結果を表2に示
す。
(40W、東芝製;1500ルクス)を用いて、50日
間保存した。安定性は実施例1と同様に、可視光線領域
における全波長での吸光度の差(保存後の値−保存直前
の値)で評価し、色差として表した。結果を表2に示
す。
【0035】実験例3 実験例2に準じて実験を行い、その時生じた分解物含量
で評価した。ここで、分解物とは光(紫外線)の照射に
より生成した主薬の分解物の総量を意味し、液体クロマ
トグラフィーにおいて相当するピークとして測定解析し
たものである。カラムはInertsil ODS−2
(GLサイエンス社製)、移動相はアセトニトリル−リ
ン酸混液に1−オクタンスルホン酸ナトリウムを添加し
たものを用い、検出は254nmの吸光度によった。結
果を表2に示す。
で評価した。ここで、分解物とは光(紫外線)の照射に
より生成した主薬の分解物の総量を意味し、液体クロマ
トグラフィーにおいて相当するピークとして測定解析し
たものである。カラムはInertsil ODS−2
(GLサイエンス社製)、移動相はアセトニトリル−リ
ン酸混液に1−オクタンスルホン酸ナトリウムを添加し
たものを用い、検出は254nmの吸光度によった。結
果を表2に示す。
【0036】
【表2】
【0037】実験例4 実施例2で調製した液状製剤の包装品をケミカルランプ
(近紫外蛍光灯、主波長約357nm、東芝製)直下3
0cmで3日間保存した。その後、薬液容器中の薬液を
取り出し、分光色彩計を用いて可視光線領域における全
波長での吸光度の差(保存後の値−保存直前の値)で評
価し、色差として表3に示した。また、波長430nm
における吸光度の変化を分光光度計で測定した値を併せ
て示す。
(近紫外蛍光灯、主波長約357nm、東芝製)直下3
0cmで3日間保存した。その後、薬液容器中の薬液を
取り出し、分光色彩計を用いて可視光線領域における全
波長での吸光度の差(保存後の値−保存直前の値)で評
価し、色差として表3に示した。また、波長430nm
における吸光度の変化を分光光度計で測定した値を併せ
て示す。
【0038】
【表3】
【0039】
【発明の効果】本発明の液状製剤用包装袋は、紫外線の
吸収効果がよく、包装されるべき液状製剤の変質が起こ
りにくく、長期保存時の安定性に優れている。特に本発
明の液状製剤用包装袋は厚さ50〜150μm、その中
間層に紫外線吸収剤を0.5〜0.8g/m2の割合で
含有させた結果、波長380〜390nmでの紫外線透
過率が7〜17%以下と従来のものに比較して充分に低
く設定でき、紫外線遮断効果に優れている。また本発明
の液状製剤用包装袋は可視光線を透過するので、内容物
を目視で確認できる。
吸収効果がよく、包装されるべき液状製剤の変質が起こ
りにくく、長期保存時の安定性に優れている。特に本発
明の液状製剤用包装袋は厚さ50〜150μm、その中
間層に紫外線吸収剤を0.5〜0.8g/m2の割合で
含有させた結果、波長380〜390nmでの紫外線透
過率が7〜17%以下と従来のものに比較して充分に低
く設定でき、紫外線遮断効果に優れている。また本発明
の液状製剤用包装袋は可視光線を透過するので、内容物
を目視で確認できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 巌 徹 大阪府枚方市招堤大谷2丁目25番1号 株 式会社ミドリ十字中央研究所内 (72)発明者 藤原 文男 大阪府大阪市中央区今橋1丁目3番3号 株式会社ミドリ十字内 (72)発明者 上田 泰生 大阪府枚方市招堤大谷2丁目25番1号 株 式会社ミドリ十字中央研究所内 (72)発明者 井上 徹 京都府京都市右京区太秦上刑部町10番地 大日本印刷株式会社内
Claims (17)
- 【請求項1】 基材層と熱接着性樹脂層とを紫外線吸収
剤を含有する中間層を介して貼り合わせた積層シートを
前記熱接着性樹脂層を内面として構成される包装袋であ
って、内容物を透視可能とすることを特徴とする液状製
剤の入った袋あるいは容器を包装するための液状製剤用
包装袋。 - 【請求項2】 積層シートが、波長380nmの紫外線
の透過率が7.0%以下であり、且つ波長390nmの
紫外線の透過率が17.0%以下であることを特徴とす
る請求項1記載の液状製剤用包装袋。 - 【請求項3】 中間層に紫外線吸収剤が0.5〜0.8
g/m2の割合で含有されていることを特徴とする請求
項1〜2いずれかに記載の液状製剤用包装袋。 - 【請求項4】 基材層と熱接着性樹脂層とを、紫外線吸
収剤を0.5〜0.8g/m2の割合で含有する中間層
を介して貼り合わせた積層シートを前記熱接着性樹脂層
を内面として構成される包装袋であって、波長380n
mの紫外線の透過率が7.0%以下であり、且つ波長3
90nmの紫外線の透過率が17.0%以下であること
を特徴とする液状製剤の入った袋あるいは容器を包装す
るための液状製剤用包装袋。 - 【請求項5】 紫外線吸収剤がベンゾフェノン系化合物
である請求項1〜4いずれかに記載の液状製剤用包装
袋。 - 【請求項6】 該液状製剤用包装袋を用いることによ
り、白色蛍光灯照射時(照射条件は1500ルクス、5
0日間)に液状製剤の色差の変動が0.5以下である請
求項1〜5いずれかに記載の液状製剤用包装袋。 - 【請求項7】 袋あるいは容器が合成樹脂またはガラス
製である請求項1〜6いずれかに記載の液状製剤用包装
袋。 - 【請求項8】 合成樹脂がポリエチレン、ポリプロピレ
ンまたはエチレン−酢酸ビニル共重合体である請求項7
記載の液状製剤用包装袋。 - 【請求項9】 液状製剤が紫外線で変質を受けやすい医
薬品を含有してなる請求項1〜8いずれかに記載の液状
製剤用包装袋。 - 【請求項10】 紫外線で変質を受けやすい医薬品は無
包袋の場合、白色蛍光灯照射時(照射条件は1500ル
クス、50日間)に色差の変動が1以上となるものであ
る請求項9記載の液状製剤用包装袋。 - 【請求項11】 医薬品が抗菌剤である請求項8または
請求項9記載の液状製剤用包装袋。 - 【請求項12】 抗菌剤がキノロン系抗菌剤である請求
項11記載の液状製剤用包装袋。 - 【請求項13】 キノロン系抗菌剤が一般式(A)で表
されるピリドンカルボン酸またはその塩である請求項1
2記載の液状製剤用包装袋; 【化1】 [式中、R1は置換されていてもよい低級アルキル、低
級アルケニル、シクロアルキル、アリールまたは複素環
式基を;R2は、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキ
ル基、アルコキシ基、保護されていてもよいヒドロキシ
ル基、アミノ基もしくは低級アルキルアミノ基またはジ
−低級アルキルアミノ基を;R3は、置換されていても
よいシクロアルキル、ビニルまたは環状アミノ基を;A
1は窒素原子またはC−X1(式中、X1は、水素原子、
ハロゲン原子、またはR1と一緒になって式; 【化2】 (式中、R4は、水素原子または低級アルキル基を;D
は、酸素原子また硫黄原子を示す)で表される基を示
す)を示し;B1は窒素原子またはC−X2(式中、X2
は、水素原子またはハロゲン原子を示す)で表される基
を示す)]。 - 【請求項14】 キノロン系抗菌剤が一般式(B)で表
されるピリドンカルボン酸またはその塩である請求項1
2記載の液状製剤用包装袋: 【化3】 [式中、R5は、水素原子またアルキル基を;R6は、水
素原子、ハロゲン原子、アルコキシ基、ヒドロキシル
基、アルアルキルオキシ基、アミノ基、アルアルキルア
ミノ基、低級アルキルアミノ基またはジ−低級アルキル
アミノ基を;R7は、水素原子、低級アルキル基、アミ
ノ基、アシルアミノ基、アルアルキルオキシカルボニル
アミノ基、低級アルキルアミノ基、アシル低級アルキル
アミノ基、ジ−低級アルキルアミノ基、カルボキシル
基、アルコキシカルボニル基、アミノ低級アルキル基、
アルコキシカルボニルアミノ低級アルキル基、低級アル
キルアミノ低級アルキル基、ジ−低級アルキルアミノ低
級アルキル基およびヒドロキシ低級アルキル基から選ば
れる1つ以上の基を;R8は、水素原子、低級アルキル
基、ハロゲノ低級アルキル基、ヒドロキシ低級アルキル
基、テトラヒドロビラニルオキシ低級アルキル基、低級
アルキリデン基、およびR4が結合する炭素原子ととも
にシクロアルカン環を形成する基から選ばれる1つ以上
の基を;X3は、ハロゲン原子を;およびA2は、酸素原
子もしくは硫黄原子または低級アルキル基で置換されて
いてもよいイミノ基を、それぞれ示す]。 - 【請求項15】 キノロン系抗菌剤が(S)-10-(1-アミノ
シクロプロピル)-9-フルオロ-3-メチル-7-オキソ-2,3-
ジヒドロ-7H-ピリド[1,2,3-de][1,4]ベンズオキサジン-
6-カルボン酸またはその塩である請求項12記載の液状
製剤用包装袋。 - 【請求項16】 キノロン系抗菌剤が(S)-10-(1-アミノ
シクロプロピル)-9-フルオロ-3-メチル-7-オキソ-2,3-
ジヒドロ-7H-ピリド[1,2,3-de][1,4]ベンズオキサジン-
6-カルボン酸のメタンスルホン酸塩である請求項12記
載の液状製剤用包装袋。 - 【請求項17】 キノロン系抗菌剤がシプロフロキサシ
ンまたはその塩である請求項12記載の液状製剤用包装
袋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7108488A JPH08301363A (ja) | 1995-05-02 | 1995-05-02 | 液状製剤用包装袋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7108488A JPH08301363A (ja) | 1995-05-02 | 1995-05-02 | 液状製剤用包装袋 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08301363A true JPH08301363A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=14486041
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7108488A Pending JPH08301363A (ja) | 1995-05-02 | 1995-05-02 | 液状製剤用包装袋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08301363A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008102822A1 (ja) | 2007-02-20 | 2008-08-28 | Fujifilm Corporation | 紫外線吸収剤を含む高分子材料 |
| WO2008123504A1 (ja) | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Fujifilm Corporation | 紫外線吸収剤組成物 |
| WO2009022736A1 (ja) | 2007-08-16 | 2009-02-19 | Fujifilm Corporation | ヘテロ環化合物、紫外線吸収剤及びこれを含む組成物 |
| WO2009123141A1 (ja) | 2008-03-31 | 2009-10-08 | 富士フイルム株式会社 | 紫外線吸収剤組成物 |
| WO2009123142A1 (ja) | 2008-03-31 | 2009-10-08 | 富士フイルム株式会社 | 紫外線吸収剤組成物 |
| WO2009136624A1 (ja) | 2008-05-09 | 2009-11-12 | 富士フイルム株式会社 | 紫外線吸収剤組成物 |
-
1995
- 1995-05-02 JP JP7108488A patent/JPH08301363A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008102822A1 (ja) | 2007-02-20 | 2008-08-28 | Fujifilm Corporation | 紫外線吸収剤を含む高分子材料 |
| WO2008123504A1 (ja) | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Fujifilm Corporation | 紫外線吸収剤組成物 |
| WO2009022736A1 (ja) | 2007-08-16 | 2009-02-19 | Fujifilm Corporation | ヘテロ環化合物、紫外線吸収剤及びこれを含む組成物 |
| WO2009123141A1 (ja) | 2008-03-31 | 2009-10-08 | 富士フイルム株式会社 | 紫外線吸収剤組成物 |
| WO2009123142A1 (ja) | 2008-03-31 | 2009-10-08 | 富士フイルム株式会社 | 紫外線吸収剤組成物 |
| WO2009136624A1 (ja) | 2008-05-09 | 2009-11-12 | 富士フイルム株式会社 | 紫外線吸収剤組成物 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US10618257B2 (en) | Light-shielding sheet and container | |
| EP3312006B1 (en) | Multi-layered plastic polymeric container for the storage of pharmaceutical compositions | |
| US5741566A (en) | Autoclavable multilayer films | |
| JP4550352B2 (ja) | 透明包装袋及びこれで外包装された液状製剤包装体 | |
| JPS6356449A (ja) | 化学的に安定化されたフイルム | |
| JP4335049B2 (ja) | 輸液バッグ用積層フイルム | |
| US6465062B2 (en) | Light-excluding, multi-layered material | |
| JPH08301363A (ja) | 液状製剤用包装袋 | |
| JP4147296B2 (ja) | 液状製剤用包装袋 | |
| JP3906455B2 (ja) | 多層フィルム及びその製品 | |
| KR101185460B1 (ko) | 산소 스캐빈징 조성물 및 이의 제조 방법 | |
| ES2742103T3 (es) | Bolsa laminada para productos farmacéuticos | |
| WO2025057722A1 (en) | Multilayer film for container, container including multilayer film, method for producing container, and drug solution-containing medical container | |
| JPH03289477A (ja) | 薬剤入り容器の包装袋 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040902 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040907 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050111 |