JPH08301434A - 搬送青果物の幅間隔を広げて供給するベルトコンベア装置 - Google Patents

搬送青果物の幅間隔を広げて供給するベルトコンベア装置

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JPH08301434A
JPH08301434A JP10841795A JP10841795A JPH08301434A JP H08301434 A JPH08301434 A JP H08301434A JP 10841795 A JP10841795 A JP 10841795A JP 10841795 A JP10841795 A JP 10841795A JP H08301434 A JPH08301434 A JP H08301434A
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fruit
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Masayoshi Tsujimura
正義 辻村
Hiromu Masuko
煕 増子
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 時期的,季節的によって搬入量が変動するこ
とに対応して、複数条の選果用搬送路の一部を休止する
ことで設備を部分的に稼働させる。 【構成】 幅方向に伸縮可能な無端ベルト23と、この
無端ベルトを無端回動させる一対のローラ20,21
と、この無端ベルトを緊張し搬送下流側に向かってベル
ト幅を拡幅しながら無端回動させる一対のガイドチェー
ン13と、ベルト拡幅率の変更のためのガイドチェーン
軌道の姿勢変更装置24と、ベルトの青果物搬送面の裏
面を下支えするスライドプレート30とを備え、搬送下
流側のローラ20を、径がそれぞれ異なる少なくとも3
本以上の薄肉筒体211,212,213の組合せで構
成しかつ順次小さい径の筒体が大きい径の筒体内に滑り
込んだ内挿の状態から小さい径の筒体が大きい径の筒体
から軸方向に突出した伸長の状態に長さ調節可能に設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の青果物を連続的
に供給する場合にその幅方向間隔を広げながら供給する
装置、例えば青果物などをその色,傷,熟度等の品質に
基づく等級や大きさ形状等に基づく階級を判別して、等
級別階級別に物品を仕分ける処理を行う選果設備におい
て、処理に好ましい列状の態様で青果物を供給するため
の整列供給装置、特に列化,整列の処理を容易とするた
めにその初段装置として用いられる拡幅ベルトコンベア
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】選果設備においては、青果物を搬送しな
がら選果するコンベア搬送路(選果用搬送路)の途中に
おいて、一つ一つの青果物の等級要素や階級要素を測定
する必要があり、このためにこの選果用搬送路で青果物
を列状に搬送させるようにしている。また多くの選果設
備では処理能率の向上のために選果用搬送路を複数条に
設けるのが普通である。
【0003】これらのことから、多数ランダムに搬送さ
れている状態の青果物を複数条の選果用搬送路に対して
略均等に分配しながら列状化して供給することが求めら
れ、この供給状態を確保する整列供給装置が一般に利用
されている。
【0004】この整列供給装置は、一般的には、初段に
均等分配装置が設けられ、これに続いて複数条の列化装
置が設けられることで構成されている。
【0005】上記の均等分配装置は、狭い搬送路をラン
ダムに搬送されてくる多数の青果物を複数条の選果用搬
送路に均等に配分するためのものであり、この分配のた
めに、ベルトとは別に分配用の強制ガイドを設ける方式
や、搬送ベルトを幅方向に伸長させて青果物の幅方向間
隔を均等に広げることにより均等分配する拡幅ベルトコ
ンベア方式のものなどが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、青果物の選
果処理は、一般的な工業製品と違って、選果場に搬入さ
れる青果物量は時期的,季節的に変動するのが一般的で
ある。
【0007】そこで、搬入量が多い場合には、設備され
ている複数条の選果用搬送路を全て稼働させるが、搬入
量が少ない場合には一部を休止させ残りの選果用搬送路
を稼働させて処理を行うことが、ランニングコストの低
減のために望まれる。例えば設備されている選果用搬送
路が3条であれば、搬入量が多い場合にはこれら3条の
全てに青果物を均等に分配するが、搬入量が少ない場合
には、これを2条に均等分配しあるいはより少ない場合
には分配せずに1条に集めて、他の選果用搬送路は休止
させることが、コスト低減の上で有益であるが、このよ
うな観点から青果物の分配の態様を代えるという提案は
従来されていない。
【0008】本発明者は、上記した時期的,季節的に変
動する青果物の特殊性を考慮し、またこれに対応した操
作を行うことでランニングコストの低減に有益であるこ
とに着目して、従来技術の改良等を検討した。
【0009】しかし、上記強制ガイド方式では、一部の
ガイドの姿勢を変更させることで上記目的が達成できる
ものの、この方式は強制ガイドと搬送物が接触し摩擦し
て青果物を傷めるという問題が従来から指摘されている
ので好ましくない。
【0010】他方、拡幅ベルトコンベア方式において青
果物の分配態様を変化させるという提案は従来されてい
ないが、搬送ベルトの拡幅率変化により上記目的を実現
できる可能性があるので、この点に着目して更に検討,
開発を行った。
【0011】なお、ベルト幅長を可変とするベルトコン
ベア装置としては、特開平2−52817号公報に記載
のものが知られているが、これは青果物の選果設備に用
いられるものではないし、装置の休止時に一対のガイド
チェーンを平行移動させ両側走行体を近づけてベルトの
緊張を緩めるいわゆる「へたり防止」を図るものであっ
て、青果物搬入量の多寡に応じて分配先数を変更するも
のとは可変機構が基本的に相違している。
【0012】本発明者は、青果物選果設備における上述
した特有の課題を解決することを目的として、上記従来
技術等も参考にしながら鋭意研究を重ねた結果、本発明
をなすに至ったものである。
【0013】すなわち本発明の目的の一つは、青果物は
時期的,季節的によって生産量が変動し、したがって選
果場に搬入される量がしばしば変動するという問題に、
適切かつ効率よく対応できる選果処理設備を提供するこ
とにある。
【0014】より具体的な目的は、処理最大量に対応し
て複数条の選果用搬送路が設けられている選果設備にお
いて、処理必要量が少ない場合にはその一部を休止する
ことで設備を部分的に稼働させることができて、搬入青
果物量に応じ分配の態様を変更することで、稼働する選
果用搬送路と稼働しない選果用搬送路を選択可能とした
ベルトコンベア装置を提供するところある。
【0015】また本発明の別の目的の一つは、かかる装
置を簡易な構成で提供するところにある。
【0016】更にまた本発明の別の目的の一つは、分配
の態様を変更する操作が簡単であるベルトコンベア装置
を提供するところある。
【0017】
【課題を解決するための手段】以上の目的を実現する本
発明の特徴は、上記した特許請求の範囲の各請求項に記
載したところにあり、特に請求項1に記載の搬送青果物
の幅間隔を広げて供給するベルトコンベア装置(以下
「拡散ベルトコンベア」という)の発明の特徴は、搬送
方向に直交する幅方向に伸縮可能な無端ベルトと、この
無端ベルトを張設して無端回動させる少なくとも一対の
ローラと、この無端ベルトを両幅縁外方向に緊張し搬送
下流側に向かってベルト幅を拡幅しながら上記の無端回
動を行わせる両側一対のガイドチェーンと、該一対のガ
イドチェーンによるベルト拡幅率を変更させるガイドチ
ェーン軌道の姿勢変更手段と、上記無端ベルトの青果物
搬送面の裏面を下支えするスライドプレートと、を備え
たベルトコンベア装置であって、上記ローラのうちの搬
送下流側に位置するローラを、径がそれぞれ異なる少な
くとも3本以上の薄肉(一般的には2〜5mm程度)の
筒体の組合せで構成しかつ順次小さい径の筒体が大きい
径の筒体内に滑り込んだ内挿の状態から小さい径の筒体
が大きい径の筒体から軸方向に突出した伸長の状態に長
さ調節可能に設けたところにある。
【0018】上記の軸方向の長さ調節可能のローラは、
例えば、各内挿嵌合し合う小さい径の筒体と大きい径筒
体とをこれらのいずれか一方の母線方向に延設した長溝
にいずれか他方に設けた径方向の突起を該母線方向に移
動自在に嵌合させることで相対回転不能と抜止めをする
構成とすることができる。
【0019】上記無端ベルトには、一定方向に伸縮性を
示す織布や編布、その他の伸縮性を有する適宜のシート
材を用いることができる。
【0020】上記ガイドチェーン軌道の姿勢変更手段
は、一対をなすガイドチェーンがそれぞれ独立に姿勢変
更できるよう設けることが好ましい。これは例えば、本
発明の拡散ベルトコンベア装置の下流に配置された列化
装置が3条であるとした場合に、1条の状態から2条に
切り換える場合は片側のガイドチェーン軌道の姿勢(傾
斜角度)を変更し、3条に切り換える場合は更に反対側
のガイドチェーン軌道の姿勢を変更することで、列化装
置の3条のうち使用する条に応じ、1→2、2→3、1
→3の切り換えができるからである。なお後段の列化装
置、あるいは選果処理を行う選果用搬送コンベアの条数
は上記の3に限定されるものではない。
【0021】また本発明の上記ベルトは下流側に向かっ
てその幅方向寸法を拡幅するものであるから、これを無
端回動させるための少なくとも一対のローラうちの上流
側ローラは軸寸法を可変とする必要ないが、下流側ロー
ラは軸寸法を可変とする上記構成が採用される。
【0022】この下流側ローラの軸方向の長さ調節は、
上記した構成の3本以上の筒体の組み合わせで構成され
ることが好ましい。これは、上述した例でも明らかなよ
うに、狭い搬送路をランダムに搬送される青果物を例え
ば1条〜3条の1/1〜3/1という大きな拡幅率で変
更させるには、100%(2倍)以下の伸長しか満足で
きない2本の筒体の嵌挿嵌合では不十分となるからであ
る。
【0023】本発明のより好ましい構成としては、上記
軸方向寸法を可変可能に設けた搬送下流側のローラの長
さ調節の操作は、姿勢変更手段の操作に従動連係して自
動的に行なわれるようにしたものが挙げられる。これに
よりガイドチェーン軌道を傾動する姿勢変更を行えば、
ローラはこれに従って自動的に軸方向に伸縮することに
なる。
【0024】本願の請求項6の発明の特徴は、上記スラ
イドプレートが搬送上流端側を支点として搬送下流端側
が上記幅方向に揺動可能な少なくとも2枚の揺動プレー
トを含む構成を特定したところにある。このスライドプ
レートはベルトによる青果物搬送を良好に行わせる上で
有効であり、ベルト幅の拡幅率を変更するものでは、ベ
ルト裏面の全面を下支えできるように該スライドプレー
トも拡幅率の変更に応じて下支え面の広がりを変更でき
ることが必要となるからである。
【0025】本願の請求項7の発明の特徴は、上記スラ
イドプレートを、上記一対のローラ間に搬送上流側ロー
ラと略同幅長で配置された矩形の固定プレートと、この
固定プレートの幅縁両側から、搬送下流端側部分が幅外
側に揺動突出可能に設けられた少なくとも2枚の揺動プ
レートと、の組合せにより構成したところにある。揺動
プレートは固定プレートの上側または下側に設けられる
が、特には下側に設けることが好ましい。
【0026】このように構成することで、拡幅可能のベ
ルトとこれを下支えするプレートが好ましい協働関係を
なすことができ、特に上記2枚の揺動プレートをそれぞ
れ、上記姿勢変更手段によるガイドチェーン軌道の姿勢
変更操作に従動して行なうように連係させれば、より簡
易な操作が実現できる。
【0027】
【作用】本発明によれば、選果用搬送コンベアが複数条
設備されている選果場において、青果物搬入量の多寡に
応じ、一部の選果用搬送コンベアを使用するか、全部の
選果用搬送コンベアを使用するかの選択に応じて、拡散
ベルトコンベアの拡幅率を変更することで分配先の数を
簡単に変更でき、しかもいずれの分配態様であっても均
等分配を確実に行うことができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明を青果物の整列供給装置の手段
に設けた拡散ベルトコンベアとした図面に示す実施例に
基づいて更に説明する。
【0029】実施例1 図6,7は、3条の選別用搬送コンベア200を備えた
球塊状青果物の選果機の前段に配置された整列供給装置
の全体構成の概要を示し、本例の拡散ベルトコンベア1
はその初段の装置として設けられている。
【0030】拡散ベルトコンベア1は、上流側の供給部
2から供給される選果前の種々の大きさの青果物をラン
ダムに矢印方向に搬送しながらベルト幅(図1の上下方
向)を漸次広げて、3条の列化搬送部120を有する整
列供給装置に青果物を略均等に分配しかつ概ね一列状に
して供給できるように設けられている。すなわち、この
拡散ベルトコンベア1の下流端に、逆くの字形で示した
ガイド301、案内ローラ302、先端先細り形の集束
部シュート板303の組合せで構成した三つの集束部3
が、拡散ベルトコンベア上でベルト幅方向に概ね均等に
分配された青果物を均等分配状態で受入れ、上記列化搬
送部120の上流端に概ね一列状にして供給する。
【0031】なお本例の集束部シュート板303は、図
7に示すように前方下向きに傾斜して設けられ、青果物
を自重で列化搬送部120の上流端に滑り落として供給
するように設けている。また拡散ベルトコンベア1,集
束部シュート板303には、図示しないが青果物が側方
に外れ落ちないようにする側壁などが必要に応じて適宜
設けられる。
【0032】上記列化搬送部120は、水平ベルト12
1と、その両側一対にほぼ45°に上方外向きに傾斜し
て延設した傾斜ベルト122,122から形成され、こ
れらによって、移送方向(図6,7の矢印方向)に垂直
な断面で逆等脚台形状をなす移送路空間を形成してい
る。本例におけるこの列化搬送部120は、上記三つの
ベルト121,122,122が例えば20m/分、3
0m/分、25m/分と異なる速度で回動するように設
定し、図8に示すような重なり状態で搬送される青果物
300に対して相対的な転動力を与えて、上側に重なっ
た青果物を水平ベルト121上の前後の青果物の間に入
り込ませる列化作用を生じさせる。
【0033】なお本例の列化搬送部120は、三つのベ
ルトの組を2基連設し、その傾斜ベルトの間に固定のス
ライド板123を設けたり、これらの連設した水平ベル
ト121を下流側が高速となるように設定したり、連設
部に下流側が低い段差を設けるなどして列化作用を促進
させるようにしている。また本例では、この列化搬送部
120に続いて水平な搬送ベルト131,131を2基
連設した離隔搬送部130を設け、下流側の搬送ベルト
の速度を高く設定して、乗り移り(乗り継ぎ)時に、前
後の青果物の間隔を広げるようにしている。
【0034】なお以上の各ベルトの設定速度は、これら
の図おいては矢印の長いものが高速であるようにして模
式的に示して、上記の転動や前後青果物の間隔拡大の作
用が得られることを示した。
【0035】次に、以上の構成の整列供給装置の初段に
設けられた上記拡散ベルトコンベア1の詳細について説
明する。
【0036】本例のベルト幅の拡幅率を変更調節可能に
した拡散ベルトコンベア1の詳細は図1〜図5に示され
ている。図1はその拡幅率を最大にした図6の状態に相
当する平面図を示し、図2はその正面図を示している。
【0037】これらの図において、10は拡散ベルトコ
ンベア1の機枠フレームを示し、脚11で支持された台
12の上に設けられて、後述するローラやガイドチェー
ン等を支持するものである。
【0038】13,13は、それぞれ無端状のガイドチ
ェーン14を無端回動させる軌道を形成する直線状の軌
道フレームであり、本例では、上流側(図1の右端)の
図示しないヒンジ部を支点として下流側(図の左端)が
水平面内で一定範囲で傾動できるように設けられて、こ
れにより図1に示した拡幅率最大の状態から、図4に示
す拡幅率最小の状態の間で姿勢変更ができるようになっ
ている。
【0039】またこの軌道フレーム13には、その両端
部にガイドチェーン14を回動させるための駆動スプロ
ケット15,従動スプロケット16が回転可能に支持さ
れていて、下流側の駆動スプロケット15にはモータ1
7が連結されている。また一対の軌道フレーム13,1
3の上流端に設けられた上記一対の従動スプロケット1
6の間にはユニバーサルジョイント19を介して上流側
従動ローラ21が回転可能に架設支持され、下流端に設
けられた上記一対の駆動スプロケット15の間にはユニ
バーサルジョイント18を介して下流側駆動ローラ20
が回転可能に架設支持されている。なお駆動ローラ20
は軸方向の長さ調節が可能の構造に設けられているがこ
れについては後述する。
【0040】また上記一対のガイドチェーン14それぞ
れには、各連結チェーンごとにテンタークリップ22が
組み付けられていると共に、これらテンタークリップ2
2が拡幅ベルト23の幅縁をグリップなどにより確実に
取着することで、幅方向の伸縮性を有する拡幅ベルト2
3に幅外側への緊張力を与え、幅の短い上流側から幅の
長い下流側に向かって該ベルトを拡幅搬送するように構
成している。
【0041】24は軌道フレーム13,13を傾動させ
る姿勢変更装置を示し、機枠フレーム10間に軸回り回
転可能に架設されたネジ軸25と、このネジ軸25に螺
着されていて該ネジ軸の回転によって回転することなく
軸方向に移動するナット部材26と、このネジ軸25を
回転操作するための回転ハンドル27とから構成され、
上記ナット部材26がそれぞれ左右の軌道フレーム13
と回転自在のピン28を介し連係することで、軸方向移
動により該当する軌道フレーム13を傾動させるように
なっている。なお本例のネジ軸25は、図4に示す如
く、片側の軌道フレーム13と反対側の軌道フレーム1
3に対するネジが逆ネジとして形成され、したがって回
転ハンドル27を例えば時計回り回転させた場合に一対
の軌道フレーム13,13は駆動ローラ20の軸長さを
伸長させる方向に傾動し、反対に回転ハンドル27を反
時計回りに回転させた場合に一対の軌道フレーム13,
13は該駆動ローラ20の軸長さを短縮させる方向に傾
動させるようになっている。30は、拡幅ベルト23の
搬送面の下側においてベルトを下支えするスライドプレ
ートであり、本例では、従動ローラ21と駆動ローラ2
0の間に、該従動ローラと略同じ幅長をもって配置され
た固定プレート31と、この固定プレート31の下側
に、上流側を頂点とした略三角形型をなしかつ該上流側
端部に設けた図示しないヒンジを支点として下流側が幅
方向に揺動できるように設けた両側一対の揺動プレート
32,32の組合せによって構成している。すなわち、
揺動プレート32を幅方向外側に揺動突出させた図1の
状態では、最大拡幅率で拡幅しながら回動する拡幅ベル
ト23の搬送面の下側の全面にこれら固定プレート31
と揺動プレート32による下支え面が形成され、また図
4の状態では、揺動プレート32は固定プレート31の
下側に隠れて該固定プレート31のみにより拡幅ベルト
搬送面の下支え面が形成されることになる。なお本例の
揺動プレート32は、上記軌道フレーム13の傾動に従
動して揺動が行われるように図示しない連結手段で連結
されている。
【0042】図3は、軸方向の長さ調節が可能な駆動ロ
ーラ20の構造を示し、図3(イ)では、中央部の大径
筒体201と、この筒内に内挿できる左右一対の中位径
筒体202と、更にこの中位径筒体202の内部に内挿
できる左右一対の小径筒体203の組合せからなってい
て、大径筒体201には両端部近傍まで延設された母線
方向の長溝(長穴)204が設けられ、これに左右一対
の中位径筒体202の外面に設けた径外方に突出する小
突起205がこの長溝204に遊嵌して母線方向に両者
が伸縮できるようになっている。また同様に、中位径筒
体202には両端部近傍まで延設された母線方向の長溝
(長穴)206が設けられていると共に、小径筒体20
3の外面に設けた径外方に突出する小突起207がこの
長溝206に遊嵌して母線方向に両者が伸縮できるよう
になっている。なお小径筒体の外側端にはユニバーサル
ジョイント18が連結するための連結孔208が設けら
れている。
【0043】以上の構成の駆動ローラ20は軸方向の長
さを適宜の状態に調節することができ、例えば本例で
は、図1に示した最大拡幅率の状態と、図4に示すよう
に駆動ローラ20の軸長さを最小(従動ローラ21と同
長)とした状態の間で変更できて、青果物の搬入量が多
い場合に図1の状態として3条の列化搬送部120ひい
ては3条の選果用搬送路200に均等に青果物を分配
し、青果物の搬入量が十分少ない場合は図4の状態にし
てまん中の1条の列化搬送部120のみに青果物を供給
して1条の選果用搬送路200で選果処理を行うことが
できる。
【0044】図3(ロ)のローラ210は、大径筒体2
11と、中位径筒体212と、小径筒体213の3本を
用いてローラを形成した例を示し、この例では、小径筒
体213と中位径筒体212に母線方向の長穴214,
215を形成し、これらの長穴に中位径筒体212と大
径筒体211に形成した小突起216,217を遊嵌さ
せた構造に設けている。本例においても、大径筒体21
1を全長とする状態から三つの筒体が最も伸長した図示
状態の間で軸方向の長さ調節が可能である。
【0045】実施例2 上記実施例1は、1本のネジ軸25の回転で両側の軌道
フレーム13,13を対称的に拡開させあるいは縮閉さ
せる操作を行うようにした例を示したが、図5に示した
本例では、このネジ軸を、第5図の上半部で示した軌道
フレーム13を移動させるためのネジ軸251と、図5
の下半部で示した軌道フレーム13を移動させるための
ネジ軸252とに分けて架設し、上下の軌道フレーム1
3,13をそれぞれ単独に拡開あるいは縮閉できるよう
にしている。他の構成は実施例1と同じである。
【0046】本例によれば、一対の軌道フレームは、こ
れらを図4に示したような平行な状態(拡幅しない状
態)、図5の片側軌道フレームのみを傾斜させた拡幅率
約2倍の状態、図1に示したような両側軌道フレームを
共に傾斜させた拡幅率約3倍の状態、のいずれも簡単に
設定することができ、したがって、図6で示した3条の
列化搬送部120に対して、これらの1条または2条を
部分的に使用し、あるいは3条全体を使用するというい
ずれの状態も選択できるので、青果物搬入量の多寡に応
じてランニングコストを低減した効率の良い選果処理を
行うことができるという効果が得られる。
【0047】なお、本発明は上述した実施例のものに限
定されるものではなく、本発明の特徴を損なわない範囲
で適宜構成を変更しあるいは付加できることは当然であ
り、例えば、上流側ローラを従動ローラとする、下流側
ローラも軸方向長さ調節可能とする、などの構成とする
こともできる。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、青果物は時期的,季節
的によって生産量が変動し、したがって選果場に搬入さ
れる量が変動することに対応できる選果処理設備を提供
することができるという効果がある。
【0049】より具体的には、処理最大量に対応して複
数上の選果用搬送路が設けられている選果設備におい
て、処理必要量が少ない場合にはその一部を休止するこ
とで設備を部分的に稼働させることができ、特に搬入青
果物量に応じ分配の態様を変更することで、稼働する選
果用搬送路と稼働しない選果用搬送路を選択できるとい
う効果がある。
【0050】また、かかる装置を簡易な構成で提供する
ことができるという効果がある。
【0051】更にまた、ベルトコンベア装置における分
配の態様を変更する操作が簡単であるという効果も得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の拡散ベルトコンベアの構成概要を示
した平面図。
【図2】図1の正面図。
【図3】実施例1に用いられる軸方向長さが調節可能な
ローラの斜視図。
【図4】図1の拡幅ベルトを拡幅率零とした状態を示し
た平面図。
【図5】実施例2の拡散ベルトコンベアの構成概要を示
した平面図。
【図6】本発明の拡幅ベルトコンベアを用いて構成した
青果物の整列供給装置の全体構成の概要を示した平面
図。
【図7】図6の装置の正面図。
【図8】整列供給装置の列化搬送部における列化作用を
説明するための図。
【符号の説明】
1:拡散ベルトコンベア、2:供給部、3:集束部、1
0:機枠フレーム、11:脚、12:台、13:軌道フ
レーム、14:ガイドチェーン、15:駆動スプロケッ
ト、16:従動スプロケット、17:モータ、18,1
9:ユニバーサルジョイント、20:駆動ローラ、2
1:従動ローラ、22:テンタークリップ、23:拡幅
ベルト、24:姿勢変更装置、25:ネジ軸、26:ナ
ット部材、27:回転ハンドル、28:ピン、30:固
定プレート、31:揺動プレート、120:列化搬送
部、121:水平ベルト、122:傾斜ベルト、13
1:搬送ベルト、200:選果用コンベア、201:大
径筒体、202:中位径筒体、203:小径筒体、20
4,206:長穴、205,207:小突起、211:
大径筒体、212:中位径筒体、213:小径筒体、2
14,215:長穴、216,217:小突起、30
0:青果物、301:ガイド、302:案内ローラ、3
03:集束部シュート板。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送方向に直交する幅方向に伸縮可能な
    無端ベルトと、この無端ベルトを張設して無端回動させ
    る少なくとも一対のローラと、この無端ベルトを両幅縁
    外方向に緊張し搬送下流側に向かってベルト幅を拡幅し
    ながら上記の無端回動を行わせる両側一対のガイドチェ
    ーンと、該一対のガイドチェーンによるベルト拡幅率を
    変更させるガイドチェーン軌道の姿勢変更手段と、上記
    無端ベルトの青果物搬送面の裏面を下支えするスライド
    プレートと、を備えたベルトコンベア装置であって、 上記ローラのうちの搬送下流側に位置するローラを、径
    がそれぞれ異なる少なくとも3本以上の薄肉筒体の組合
    せで構成しかつ順次小さい径の筒体が大きい径の筒体内
    に滑り込んだ内挿の状態から小さい径の筒体が大きい径
    の筒体から軸方向に突出した伸長の状態に長さ調節可能
    に設けたことを特徴とする搬送青果物の幅間隔を広げて
    供給するベルトコンベア装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、軸方向の長さ調節が
    可能の上記ローラは、各内挿嵌合し合う小さい径の筒体
    と大きい径筒体とを、これらのいずれか一方の母線方向
    に延設した長溝にいずれか他方に設けた径方向の突起を
    該母線方向に移動自在に嵌合させることで相対回転不能
    と抜止めをしたことを特徴とする搬送青果物の幅間隔を
    広げて供給するベルトコンベア装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、無端ベルト
    の拡幅率の変更が、青果物を供給するためにベルト下流
    端に対向並設された複数の条の一部または全部を選択す
    るものであることを特徴とする搬送青果物の幅間隔を広
    げて供給するベルトコンベア装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    上記ガイドチェーン軌道の姿勢変更手段は、一対をなす
    ガイドチェーンそれぞれが各独立に操作できるよう設け
    られていることを特徴とする搬送青果物の幅間隔を広げ
    て供給するベルトコンベア装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    上記ローラの軸方向の長さ調節が、上記姿勢変更手段に
    よるガイドチェーン軌道の姿勢変更操作に従動するよう
    に連係させたことを特徴とする搬送青果物の幅間隔を広
    げて供給するベルトコンベア装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    上記スライドプレートは、搬送上流端側を支点として搬
    送下流端側が上記幅方向に揺動可能な少なくとも2枚の
    揺動プレートを有することを特徴とする搬送青果物の幅
    間隔を広げて供給するベルトコンベア装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    上記スライドプレートは、上記一対のローラ間に搬送上
    流側ローラと略同幅長に配置された固定プレートと、こ
    の固定プレートの幅縁両側から搬送下流端側部分が幅外
    側に揺動突出可能に設けられた上記請求項6に記載の少
    なくとも2枚の揺動プレートと、の組合せにより構成し
    たことを特徴とする搬送青果物の幅間隔を広げて供給す
    るベルトコンベア装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、上記揺動プレートの
    揺動を、上記姿勢変更手段によるガイドチェーン軌道の
    姿勢変更操作に従動するように連係させたことを特徴と
    する搬送青果物の幅間隔を広げて供給するベルトコンベ
    ア装置。
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