JPH08301701A - 鮮度保持剤 - Google Patents

鮮度保持剤

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JPH08301701A
JPH08301701A JP13721695A JP13721695A JPH08301701A JP H08301701 A JPH08301701 A JP H08301701A JP 13721695 A JP13721695 A JP 13721695A JP 13721695 A JP13721695 A JP 13721695A JP H08301701 A JPH08301701 A JP H08301701A
Authority
JP
Japan
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salt
urea
plant body
calcium chloride
freshness
Prior art date
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Pending
Application number
JP13721695A
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English (en)
Inventor
Masao Aoki
征男 青木
Masahiro Tanaka
正宏 田中
Masato Kusunoki
正人 楠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Otsuka Chemical Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Otsuka Chemical Co Ltd filed Critical Otsuka Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安全性、経済性に優れた養分の補給と鮮度の
保持を可能にする組成物及びその使用方法を提供する。 【構成】 尿素−塩化カルシウム塩及びα−アミノイソ
酪酸もしくはその塩を含有することを特徴とする鮮度保
持剤組成物および該組成物を用いて切り花、野菜、果物
等の鮮度を保持する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鮮度保持剤組成物および
該組成物を用いて、切り花、野菜、果物等の鮮度を保持
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】切り花、野菜、果物等の鮮度を保持する
ことは、それらの貯蔵や輸送機関に余裕を与えるための
方法として重要な技術であり種々検討されている。鮮度
を保持するための主な手段としては、植物に老化現象を
誘導するエチレンの発生を防止すること、収穫後植物に
十分な養分を与え、収穫物を健全に保持することであ
る。前者に対しては色々な手段がとられているが、化学
的手段としてはチオ硫酸銀(STS)やα−アミノイソ
酪酸(AIB)などの使用が提案されている。しかし、
これらの化学物質の使用においては、STSは効果的に
十分でなく、更に分子内に重金属を含んでおり、安全性
や地球環境保全の面から使用廃止の方向にある。一方、
AIBはアミノ酸であるので安全性の面は心配ないが、
効果が不十分で使用量が増えることおよび高価であるな
どにより使用が制限されている。
【0003】一方、十分な養分を与える手段としては、
最も簡単な手段としては水を与えることであるが、それ
だけでは不十分で糖類、アミノ酸、窒素肥料などを少量
含む水が与えられている。しかし、これらの手段もきめ
細かく行わなければ十分な効果をあげることができず、
この手段のみではエチレンの発生による老化現象も進む
ため満足できる結果を得ることはできない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、安全
性、経済性に優れた養分の補給と鮮度の保持を可能にす
る組成物及びその使用方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は尿素−塩化カル
シウム塩及びα−アミノイソ酪酸もしくはその塩を含有
することを特徴とする鮮度保持剤組成物および該組成物
を用いて切り花、野菜、果物等の鮮度を保持する方法に
係る。
【0006】本発明で使用される組成物の主成分、尿素
−塩化カルシウム塩に関しては、米国特許455907
6号やWO90/11262号公報に尿素並びに2価の
カチオンと1価のアニオンからなる塩を水中で攪拌混合
することが記載されているものの、これら従来技術の製
造法によるものは保存中に沈殿物を析出し、また、それ
を使用しての生物試験では十分な効果を発揮し得ないこ
とが判明した。本発明者等はこれらの問題を解決すべく
種々検討した結果、50℃〜100℃の加温状態で製造
すれば、保存中の塩の析出もなく、生物試験でも満足の
できる目的物が得られることを見い出した。
【0007】本発明においては、塩化カルシウムの一部
に替えて塩化マグネシウム等他のアルカリ土類金属塩化
物を用いてもよい。上記塩の製造方法においては水中
で、尿素及び塩化カルシウムを50℃〜100℃の温度
にて混合する方法を採用できる。更に本発明では尿素水
溶液に塩化カルシウム及び/または塩化カルシウム水溶
液を添加する方法、塩化カルシウム及び/又は塩化カル
シウム水溶液に尿素及び/又は尿素水溶液を添加する方
法などの方法も採用できるが、後述の反応温度を容易に
確保できる点から尿素水溶液に塩化カルシウム水溶液を
添加する方法によるのが好ましい。
【0008】いずれの方法による場合であっても混合水
溶液の温度は50℃〜100℃の範囲とするのがよい。
50℃未満の温度で製造した場合には、目的の組成物を
得ることができず生物効果や安定性に劣るため好ましく
なく他方、100℃を越える温度でも製造可能である
が、水の蒸発による濃度変化や過剰なエネルギー消費と
いった問題を生じるため好ましくない。尿素と塩化カル
シウムの配合モル比は、尿素1に対して塩化カルシウム
が1〜1/4程度とするのがよく、更に好ましくは理論
量である約1/2もしくはこれより尿素を5%程度過剰
量とするのがよい。斯かる配合によるものは安定性と植
物体への吸収性が良好となる。尚、混合時間としては5
分間〜24時間程度、通常は1〜2時間程度で十分であ
る。以上のようにして得られた塩は、長期保存しても沈
殿物が析出することがなく、また従来技術で製造した塩
との生物効果比較により著しい向上が認められた。尿素
−塩化カルシウム塩の濃度は任意に設定できるが、5〜
60%含有する溶液に調整して用いるのが好ましく、水
溶液中で製造された塩をそのまま使用することもでき
る。
【0009】本発明に係るもう一方のα−アミノイノ酪
酸およびその塩は一般に広く存在する化合物で有り、医
学分野や植物生理学分野で、植物や動物細胞におけるア
ミノ酸の吸収や代謝の研究によく利用されている。ま
た、1980年にはエチレンの生合成阻害剤であること
が発見され、切り花日持ち剤としての試験例について
は、今月の農業12月号(1994年),40〜43に
記載されている。本試験では、カーネーションの日持ち
日数は長くなっているが、各種作物に対する鮮度保持剤
として十分なものではない、本発明者らは作物の鮮度保
持を目的として種々検討した結果、作物の養分としての
要因である尿素−塩化カルシウム塩とエチレン発生防止
としての要因であるα−アミノイソ酪酸もしくはその塩
とを併用すると、相乗効果により予想し得なかった好結
果を得た。
【0010】本発明組成物は尿素−塩化カルシウム塩を
0.1〜50%程度、α−アミノイソ酪酸もしくはその
塩を0.1〜20%程度含む水溶液が好ましい。両者を
水溶液中で混合すれば目的とする組成物が得られ、その
まま使用することができるが、場合によっては一般に農
業用資材に使用される展着剤や界面活性剤、植物が必要
とする微量要素などを添加することも可能である。本組
成物を植物に処理する際は、組成物そのままでも良い
が、水で所定濃度に希釈して使用することもできる。例
えば、切り花日持ち剤として使用する場合には塩が50
〜5000ppm、AIBが10〜3000ppmになるよう
な水溶液を調製し、その液に切り花を1〜24時間程度
浸漬処理する。野菜や果物の鮮度保持の場合には、例え
ば塩が50〜10000ppm、AIBが10〜5000p
pm含む水溶液に数時間浸漬するか、散布処理する。本組
成物中の尿素−カルシウム塩は窒素成分とカルシウム成
分が植物体へ吸収され易い形となっており、アンモニア
性窒素肥料の植物体への吸収量の増加による栄養分とし
ての効果増大とカルシウム成分の適度な植物体への吸収
による植物体の健全化を図ることができる。更に、塩と
AIBとの相乗効果を考えるとAIBの植物体への吸収
量も適度に増加しており、エチレンの発生が抑制されて
いることが予想される。これらの結果より、本発明組成
物は切り花の延命や野菜、果物の鮮度保持などに非常に
有効であることが判明した。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例、比較例及び試験例を
示し、更に詳しく説明する。
【0012】試験例1 切り花延命効果 1lのビーカーに各供試液を300mlづつ入れ、採花直
後のカーネーション(品種:コーラル)を60cmに切り
揃え、各ビーカーに10本づつ挿した。なお、試験区は
1区10本2区制とした。調査は試験開始後、毎日観察
し、花弁の萎れや茎折れなどの異常が認められたものの
本数を数えた。なお、データはグラフにより異常花が5
0%を越えるまでの日数とした。結果を表1に示した。
【0013】
【表1】
【0014】試験例2 野菜鮮度保持効果 イチゴ(品種:とよのか)の収穫直後に所定濃度の水溶
液を散布し、室温で3日間保存した。保存後、果実の硬
度を測定し保存状態を確認した。尚、測定は20果につ
いて行い平均値を算出した。硬度はレオナーを用いて3
mm径の球状プランジャーにより果皮赤道部から果肉を圧
縮(圧縮スピード:5mm/sec)した時に描かれる波形
の第一ピークをその果実の硬さとした。硬度の数値が高
いほど保存状態は良かった。結果を表2に示した。
【0015】
【表2】
【0016】試験例3 果物鮮度保持効果 りんご(品種:つがる)の収穫直後に所定濃度の水溶液
を散布し、室温で7日間保存し、その後、果実表面の硬
度を測定した。測定は5個平均値とし、測定方法はハン
ディータイプの硬度計を用いた。結果を表3に示した。
【0017】
【表3】
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、安全性、経済性に優れ
た組成物を用いて切り花、野菜、果物等の養分の補給及
び鮮度の保持を達成することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 尿素−塩化カルシウム塩及びα−アミノ
    イソ酪酸もしくはその塩を含有することを特徴とする鮮
    度保持剤組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1の組成物を用い切り花の鮮度を
    保持する方法。
  3. 【請求項3】 請求項1の組成物を用い野菜や果物の鮮
    度を保持する方法。
JP13721695A 1995-05-10 1995-05-10 鮮度保持剤 Pending JPH08301701A (ja)

Priority Applications (1)

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JP13721695A JPH08301701A (ja) 1995-05-10 1995-05-10 鮮度保持剤

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JP13721695A JPH08301701A (ja) 1995-05-10 1995-05-10 鮮度保持剤

Publications (1)

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JPH08301701A true JPH08301701A (ja) 1996-11-19

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ID=15193508

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13721695A Pending JPH08301701A (ja) 1995-05-10 1995-05-10 鮮度保持剤

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JP (1) JPH08301701A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107318830A (zh) * 2017-08-11 2017-11-07 佛山科学技术学院 一种鲜花保鲜剂及其制备方法

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