JPH08302061A - 芳香族ポリエステル廃棄物から芳香族ジカルボン酸の回収方法 - Google Patents
芳香族ポリエステル廃棄物から芳香族ジカルボン酸の回収方法Info
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- JPH08302061A JPH08302061A JP12729995A JP12729995A JPH08302061A JP H08302061 A JPH08302061 A JP H08302061A JP 12729995 A JP12729995 A JP 12729995A JP 12729995 A JP12729995 A JP 12729995A JP H08302061 A JPH08302061 A JP H08302061A
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- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
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- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポリエステル廃棄物から異物を含まない芳香
族ジカルボン酸を高い生産性で回収する方法を開発す
る。 【構成】 主成分(a)としてPETと副成分(b)としてP
VC及び混在成分(c)としてPE等からなる樹脂組成物
[(a)+(b)+(c)]を200℃以上で加水分解して該PE
Tからテレフタル酸(TPA)を再生させ、再生された粗
TPAを200℃以上の熱水に溶解し、芳香族炭化水素
及び/又は脂肪族炭化水素で抽出してPE等を除去し、
次いで水に不溶で不融のPVC分解物等を分離すること
により、異物を含まないTPAを回収した。 【効果】 (実施例1)テレフタル酸回収率93.7
%、純度99.2%。
族ジカルボン酸を高い生産性で回収する方法を開発す
る。 【構成】 主成分(a)としてPETと副成分(b)としてP
VC及び混在成分(c)としてPE等からなる樹脂組成物
[(a)+(b)+(c)]を200℃以上で加水分解して該PE
Tからテレフタル酸(TPA)を再生させ、再生された粗
TPAを200℃以上の熱水に溶解し、芳香族炭化水素
及び/又は脂肪族炭化水素で抽出してPE等を除去し、
次いで水に不溶で不融のPVC分解物等を分離すること
により、異物を含まないTPAを回収した。 【効果】 (実施例1)テレフタル酸回収率93.7
%、純度99.2%。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主成分(a)として熱可塑
性ポリエステル例えば、ポリエチレンテレフタレート
(略称「PET」)、ポリブチレンテレフタレート(略
称「PBT」)又はポリエチレンナフタレンジカルボキ
シレート(略称「PEN」)の1種以上から選ばれる成
分と副成分(b)として塩素含有ポリアルケン例えば、ポ
リ塩化ビニル(略称「PVC」)、塩素化ポリエチレン
及び塩素含有アルキリデンポリマー例えば、ポリ塩化ビ
ニリデン(略称「PVDC」)とで少なくとも構成され
る樹脂組成物[1:(a)+(b)]、又は更に場合によって混
在する混在成分(c)としてポリアルケン例えば、ポリエ
チレン(「PE」)及びポリプロピレン(「PP」)等
の1種以上から選ばれる成分をも含有する樹脂組成物
[2:(a)+(b)+(c)]から異物を含有しない芳香族ジカル
ボン酸を回収する方法に関する。
性ポリエステル例えば、ポリエチレンテレフタレート
(略称「PET」)、ポリブチレンテレフタレート(略
称「PBT」)又はポリエチレンナフタレンジカルボキ
シレート(略称「PEN」)の1種以上から選ばれる成
分と副成分(b)として塩素含有ポリアルケン例えば、ポ
リ塩化ビニル(略称「PVC」)、塩素化ポリエチレン
及び塩素含有アルキリデンポリマー例えば、ポリ塩化ビ
ニリデン(略称「PVDC」)とで少なくとも構成され
る樹脂組成物[1:(a)+(b)]、又は更に場合によって混
在する混在成分(c)としてポリアルケン例えば、ポリエ
チレン(「PE」)及びポリプロピレン(「PP」)等
の1種以上から選ばれる成分をも含有する樹脂組成物
[2:(a)+(b)+(c)]から異物を含有しない芳香族ジカル
ボン酸を回収する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】粗芳香族ジカルボン酸とは、熱可塑性ポ
リエステルの加水分解によって生成した芳香族ジカルボ
ン酸であって、依然として異物を含有する芳香族ジカル
ボン酸である。この粗芳香族ジカルボン酸から異物を除
去する方法として、粗芳香族ジカルボン酸をジアンモニ
ウム塩に変えた状態で、異物を濾別する方法は既に知ら
れている(U.S.P. 4,542,239号明細書及びB. A. Braun,
D. R. Jahnsrud and R.L. Lampparter, Michigan Techn
ological University, Chemical Engineering,Dec. 1,
1980)。この方法は下記のような欠点を伴う点で、工業
的実施に適した方法とは言えない。 ・芳香族ジカルボン酸ジアンモニウム塩の溶解度が小さ
いことに妨げられて低い生産性にとどまる、 ・芳香族ジカルボン酸ジアンモニウム塩の中和に当量の
酸を要する。
リエステルの加水分解によって生成した芳香族ジカルボ
ン酸であって、依然として異物を含有する芳香族ジカル
ボン酸である。この粗芳香族ジカルボン酸から異物を除
去する方法として、粗芳香族ジカルボン酸をジアンモニ
ウム塩に変えた状態で、異物を濾別する方法は既に知ら
れている(U.S.P. 4,542,239号明細書及びB. A. Braun,
D. R. Jahnsrud and R.L. Lampparter, Michigan Techn
ological University, Chemical Engineering,Dec. 1,
1980)。この方法は下記のような欠点を伴う点で、工業
的実施に適した方法とは言えない。 ・芳香族ジカルボン酸ジアンモニウム塩の溶解度が小さ
いことに妨げられて低い生産性にとどまる、 ・芳香族ジカルボン酸ジアンモニウム塩の中和に当量の
酸を要する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は主成分
(a)として熱可塑性ポリエステルと副成分(b)として塩素
含有ポリアルケン例えば、ポリ塩化ビニル及び塩素化ポ
リエチレン、塩素含有アルキリデンポリマー例えば、ポ
リ塩化ビニリデンとで少なくとも構成される樹脂組成物
[1:(a)+(b)]又は該樹脂組成物に更に混在成分(c)と
してポリアルケン等例えば、ポリエチレン、ポリプロピ
レンの1種以上が共存する樹脂組成物[2:(a)+(b)+
(c)]から、異物を含まない芳香族ジカルボン酸を回収
する方法を提供することにある。
(a)として熱可塑性ポリエステルと副成分(b)として塩素
含有ポリアルケン例えば、ポリ塩化ビニル及び塩素化ポ
リエチレン、塩素含有アルキリデンポリマー例えば、ポ
リ塩化ビニリデンとで少なくとも構成される樹脂組成物
[1:(a)+(b)]又は該樹脂組成物に更に混在成分(c)と
してポリアルケン等例えば、ポリエチレン、ポリプロピ
レンの1種以上が共存する樹脂組成物[2:(a)+(b)+
(c)]から、異物を含まない芳香族ジカルボン酸を回収
する方法を提供することにある。
【0004】即ち、本発明の方法は従来の方法の問題点
である芳香族ジカルボン酸のジアンモニウム塩を水溶液
とする際の困難(低生産性)及び該ジアンモニウム塩を
濾過して異物を除去した後にジアンモニウム塩を中和す
る為に当量の酸を要するという問題を根本的に解消する
ことをその課題とする。
である芳香族ジカルボン酸のジアンモニウム塩を水溶液
とする際の困難(低生産性)及び該ジアンモニウム塩を
濾過して異物を除去した後にジアンモニウム塩を中和す
る為に当量の酸を要するという問題を根本的に解消する
ことをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは熱可塑性ポ
リエステルの加水分解条件下に塩素含有ポリアルケン、
中でもポリ塩化ビニル及び/又は塩素含有アルキリデン
ポリマー、中でもポリ塩化ビニリデンが加水分解の処理
条件次第では300℃以上でも水に不溶でしかも溶融し
なくなることを見出した。本発明者らはこの知見に基づ
いて検討を進めた結果、不融物を生じさせる条件を究明
することに成功し、該条件を応用して上記の課題を解決
して本発明を完成した。
リエステルの加水分解条件下に塩素含有ポリアルケン、
中でもポリ塩化ビニル及び/又は塩素含有アルキリデン
ポリマー、中でもポリ塩化ビニリデンが加水分解の処理
条件次第では300℃以上でも水に不溶でしかも溶融し
なくなることを見出した。本発明者らはこの知見に基づ
いて検討を進めた結果、不融物を生じさせる条件を究明
することに成功し、該条件を応用して上記の課題を解決
して本発明を完成した。
【0006】即ち、主成分(a)として熱可塑性ポリエス
テルと副成分(b)として塩素含有ポリアルケン例えば、
ポリ塩化ビニル若しくは塩素化ポリエチレン及び/又は
塩素含有アルキリデンポリマー例えばポリ塩化ビニリデ
ンで少なくとも構成される樹脂組成物[1:(a)+(b)]を
加水分解して該ポリエステルを芳香族ジカルボン酸に変
換し、得られた粗芳香族ジカルボン酸を水に溶解し、次
いで塩素含有ポリアルケン分解物の中で水に不溶性で不
融の部分及び/又は塩素含有アルキリデンポリマー分解
物の中で水に不溶性で不融の部分を分離、例えば濾別す
ることによって当量の酸を要せずに従って、塩の副生を
伴うことなく異物を除去して目的の芳香族ジカルボン酸
を高い生産性で回収することができる。
テルと副成分(b)として塩素含有ポリアルケン例えば、
ポリ塩化ビニル若しくは塩素化ポリエチレン及び/又は
塩素含有アルキリデンポリマー例えばポリ塩化ビニリデ
ンで少なくとも構成される樹脂組成物[1:(a)+(b)]を
加水分解して該ポリエステルを芳香族ジカルボン酸に変
換し、得られた粗芳香族ジカルボン酸を水に溶解し、次
いで塩素含有ポリアルケン分解物の中で水に不溶性で不
融の部分及び/又は塩素含有アルキリデンポリマー分解
物の中で水に不溶性で不融の部分を分離、例えば濾別す
ることによって当量の酸を要せずに従って、塩の副生を
伴うことなく異物を除去して目的の芳香族ジカルボン酸
を高い生産性で回収することができる。
【0007】別態様として、場合によって上記樹脂組成
物に更に混在成分(c)としてポリアルケン等例えば、ポ
リエチレン及び/又はポリプロピレン等が共存する樹脂
組成物[2:(a)+(b)+(c)]を加水分解して該ポリエステ
ルを芳香族ジカルボン酸に変換し、得られた粗芳香族ジ
カルボン酸を水に溶解した後に芳香族炭化水素及び/又
は脂肪族炭化水素で抽出して混在するポリアルケンを除
去し、次いで塩素含有ポリアルケン分解物の中で水に不
溶性で不融の部分及び/又は塩素含有アルキリデンポリ
マー分解物の中で水に不溶性で不融の部分を分離、例え
ば濾別することによって当量の酸を要せずに従って、塩
の副生を伴うことなく異物を除去して目的の芳香族ジカ
ルボン酸を高い生産性で回収することができる。
物に更に混在成分(c)としてポリアルケン等例えば、ポ
リエチレン及び/又はポリプロピレン等が共存する樹脂
組成物[2:(a)+(b)+(c)]を加水分解して該ポリエステ
ルを芳香族ジカルボン酸に変換し、得られた粗芳香族ジ
カルボン酸を水に溶解した後に芳香族炭化水素及び/又
は脂肪族炭化水素で抽出して混在するポリアルケンを除
去し、次いで塩素含有ポリアルケン分解物の中で水に不
溶性で不融の部分及び/又は塩素含有アルキリデンポリ
マー分解物の中で水に不溶性で不融の部分を分離、例え
ば濾別することによって当量の酸を要せずに従って、塩
の副生を伴うことなく異物を除去して目的の芳香族ジカ
ルボン酸を高い生産性で回収することができる。
【0008】従って、本発明の方法は主成分(a)として
熱可塑性ポリエステルと副成分(b)として塩素含有ポリ
アルケン特に、ポリ塩化ビニル及び/又は塩素含有アル
キリデンポリマー特に、ポリ塩化ビニリデンで構成され
る樹脂組成物[1:(a)+(b)]、場合によって該樹脂組成
物に更に、ポリアルケン(c)等特に、ポリエチレン及び
/又はポリプロピレンが共存する樹脂組成物[2:(a)+
(b)+(c)]から異物を含まない芳香族ジカルボン酸を回
収するに当り、主としてコスト面及び副生物面から工業
的に格段に有利な方法となる。
熱可塑性ポリエステルと副成分(b)として塩素含有ポリ
アルケン特に、ポリ塩化ビニル及び/又は塩素含有アル
キリデンポリマー特に、ポリ塩化ビニリデンで構成され
る樹脂組成物[1:(a)+(b)]、場合によって該樹脂組成
物に更に、ポリアルケン(c)等特に、ポリエチレン及び
/又はポリプロピレンが共存する樹脂組成物[2:(a)+
(b)+(c)]から異物を含まない芳香族ジカルボン酸を回
収するに当り、主としてコスト面及び副生物面から工業
的に格段に有利な方法となる。
【0009】<発明の好適態様>本発明は下記の「基本
的構成」及び「改良構成1」〜「改良構成6」に規定さ
れた各要件で構成されるものである: [1.ポリアルケン不在系の基本的構成]主成分である
熱可塑性ポリエステル(a)と副成分である塩素含有ポリ
アルケン又は塩素含有アルキリデンポリマー(b)とで少
なくとも構成される樹脂組成物[1:(a)+(b)]を200
〜300℃で加水分解して該熱可塑性ポリエステルから
芳香族ジカルボン酸を再生させると共に、塩素含有ポリ
アルケン及び/又は塩素含有アルキリデンポリマーを分
解させて水に不溶で不融の分解物を生成させ、次いで再
生された粗芳香族ジカルボン酸を水性溶媒に溶解させる
と共に、水に不溶で不融の部分等を分離除去することを
特徴とする芳香族ジカルボン酸の回収方法。
的構成」及び「改良構成1」〜「改良構成6」に規定さ
れた各要件で構成されるものである: [1.ポリアルケン不在系の基本的構成]主成分である
熱可塑性ポリエステル(a)と副成分である塩素含有ポリ
アルケン又は塩素含有アルキリデンポリマー(b)とで少
なくとも構成される樹脂組成物[1:(a)+(b)]を200
〜300℃で加水分解して該熱可塑性ポリエステルから
芳香族ジカルボン酸を再生させると共に、塩素含有ポリ
アルケン及び/又は塩素含有アルキリデンポリマーを分
解させて水に不溶で不融の分解物を生成させ、次いで再
生された粗芳香族ジカルボン酸を水性溶媒に溶解させる
と共に、水に不溶で不融の部分等を分離除去することを
特徴とする芳香族ジカルボン酸の回収方法。
【0010】[2.ポリアルケン不在系の改良構成1]
樹脂組成物[1:(a)+(b)]中の塩素含有ポリアルケンが
ポリ塩化ビニル及び/又は塩素化ポリエチレンであっ
て、塩素含有アルキリデンポリマーがポリ塩化ビニリデ
ンである前記項1に記載の芳香族ジカルボン酸の回収方
法。
樹脂組成物[1:(a)+(b)]中の塩素含有ポリアルケンが
ポリ塩化ビニル及び/又は塩素化ポリエチレンであっ
て、塩素含有アルキリデンポリマーがポリ塩化ビニリデ
ンである前記項1に記載の芳香族ジカルボン酸の回収方
法。
【0011】[3.ポリアルケン不在系の改良構成2]
樹脂組成物[1:(a)+(b)]中の塩素含有ポリアルケンの
含有量が10重量%以下であることを特徴とする前記項
1又は2に記載の芳香族ジカルボン酸の回収方法。
樹脂組成物[1:(a)+(b)]中の塩素含有ポリアルケンの
含有量が10重量%以下であることを特徴とする前記項
1又は2に記載の芳香族ジカルボン酸の回収方法。
【0012】[4.ポリアルケン混在系の基本的構成]
主成分である熱可塑性ポリエステル(a)と副成分である
塩素含有ポリアルケン又は塩素含有アルキリデンポリマ
ー(b)及び混在成分であるポリアルケン(c)等とからなる
樹脂組成物[2:(a)+(b)+(c)]を200〜300℃で加
水分解して該熱可塑性ポリエステルから芳香族ジカルボ
ン酸を再生させると共に、塩素含有ポリアルケン及び/
又は塩素含有アルキリデンポリマーを分解させて水に不
溶で不融の分解物を生成させ、次いで再生された粗芳香
族ジカルボン酸を水性溶媒に溶解させると共に、芳香族
炭化水素及び/又は脂肪族炭化水素で抽出してポリアル
ケン等を除去し、更に、塩素含有ポリアルケンの分解物
中の水に不溶で不融の部分及び/又は塩素含有アルキリ
デンポリマーの分解物中の水に不溶で不融の部分等を分
離除去することを特徴とする芳香族ジカルボン酸の回収
方法。
主成分である熱可塑性ポリエステル(a)と副成分である
塩素含有ポリアルケン又は塩素含有アルキリデンポリマ
ー(b)及び混在成分であるポリアルケン(c)等とからなる
樹脂組成物[2:(a)+(b)+(c)]を200〜300℃で加
水分解して該熱可塑性ポリエステルから芳香族ジカルボ
ン酸を再生させると共に、塩素含有ポリアルケン及び/
又は塩素含有アルキリデンポリマーを分解させて水に不
溶で不融の分解物を生成させ、次いで再生された粗芳香
族ジカルボン酸を水性溶媒に溶解させると共に、芳香族
炭化水素及び/又は脂肪族炭化水素で抽出してポリアル
ケン等を除去し、更に、塩素含有ポリアルケンの分解物
中の水に不溶で不融の部分及び/又は塩素含有アルキリ
デンポリマーの分解物中の水に不溶で不融の部分等を分
離除去することを特徴とする芳香族ジカルボン酸の回収
方法。
【0013】[5.ポリアルケン混在系の改良構成2]
樹脂組成物[2:(a)+(b)+(c)]中の塩素含有ポリアルケ
ンがポリ塩化ビニル及び/又は塩素化ポリエチレンであ
って、塩素含有アルキリデンポリマーがポリ塩化ビニリ
デンである前記項4に記載の芳香族ジカルボン酸の回収
方法。
樹脂組成物[2:(a)+(b)+(c)]中の塩素含有ポリアルケ
ンがポリ塩化ビニル及び/又は塩素化ポリエチレンであ
って、塩素含有アルキリデンポリマーがポリ塩化ビニリ
デンである前記項4に記載の芳香族ジカルボン酸の回収
方法。
【0014】[6.ポリアルケン混在系の改良構成3]
樹脂組成物[2:(a)+(b)+(c)]中の塩素含有ポリアルケ
ンの含有量が10重量%以下であることを特徴とする前
記項4又は5に記載の芳香族ジカルボン酸の回収方法。
樹脂組成物[2:(a)+(b)+(c)]中の塩素含有ポリアルケ
ンの含有量が10重量%以下であることを特徴とする前
記項4又は5に記載の芳香族ジカルボン酸の回収方法。
【0015】[7.ポリアルケン混在系の改良構成4]
樹脂組成物[2:(a)+(b)+(c)]中のポリアルケンがポリ
エチレン及びポリプロピレンから選ばれる1種以上であ
ることを特徴とする前記項4〜6の何れかに記載の芳香
族ジカルボン酸の回収方法。
樹脂組成物[2:(a)+(b)+(c)]中のポリアルケンがポリ
エチレン及びポリプロピレンから選ばれる1種以上であ
ることを特徴とする前記項4〜6の何れかに記載の芳香
族ジカルボン酸の回収方法。
【0016】[8.ポリアルケン混在系の改良構成5]
樹脂組成物[2:(a)+(b)+(c)]中のポリアルケンの含有
量が20重量%以下であることを特徴とする前記項4〜
7の何れかに記載の芳香族ジカルボン酸の回収方法。
樹脂組成物[2:(a)+(b)+(c)]中のポリアルケンの含有
量が20重量%以下であることを特徴とする前記項4〜
7の何れかに記載の芳香族ジカルボン酸の回収方法。
【0017】[9.ポリアルケン混在系の改良構成6]
芳香族炭化水素がトルエン、キシレン、クメン及びクロ
ロベンゼンから選ばれる1種以上であり、脂肪族炭化水
素がヘキサン及びデカンから選ばれる1種以上であるこ
とを特徴とする前記項4〜8に記載の芳香族ジカルボン
酸の回収方法。
芳香族炭化水素がトルエン、キシレン、クメン及びクロ
ロベンゼンから選ばれる1種以上であり、脂肪族炭化水
素がヘキサン及びデカンから選ばれる1種以上であるこ
とを特徴とする前記項4〜8に記載の芳香族ジカルボン
酸の回収方法。
【0018】[10.ポリアルケン混在系の改良構成
7]芳香族炭化水素及び/又は脂肪族炭化水素の使用量
が抽出除去されるべきポリアルケンの重量に対して5〜
100倍である前記項4〜9の何れかに記載の芳香族ジ
カルボン酸の回収方法。
7]芳香族炭化水素及び/又は脂肪族炭化水素の使用量
が抽出除去されるべきポリアルケンの重量に対して5〜
100倍である前記項4〜9の何れかに記載の芳香族ジ
カルボン酸の回収方法。
【0019】[11.ポリアルケン混在系の改良構成
8]芳香族炭化水素及び/又は脂肪族炭化水素による抽
出分離を200〜300℃で行なうことを特徴とする前
記項4〜10の何れかに記載の芳香族ジカルボン酸の回
収方法。
8]芳香族炭化水素及び/又は脂肪族炭化水素による抽
出分離を200〜300℃で行なうことを特徴とする前
記項4〜10の何れかに記載の芳香族ジカルボン酸の回
収方法。
【0020】<発明の好適態様> <<熱可塑性ポリエステル(a)>>本発明における熱可
塑性ポリエステルは芳香族ジカルボン酸とアルキレング
リコール類又はアルキレンオキシド(別名「アルキレン
オキサイド」)との重縮合によって形成される芳香族ポ
リエステルである。ここで芳香族ジカルボン酸とは例え
ば、テレフタル酸、イソフタル酸、それらのアルキル置
換体、ナフタレンジカルボン酸及びジフェニルジカルボ
ン酸等から選ばれる1種以上のジカルボン酸である。
塑性ポリエステルは芳香族ジカルボン酸とアルキレング
リコール類又はアルキレンオキシド(別名「アルキレン
オキサイド」)との重縮合によって形成される芳香族ポ
リエステルである。ここで芳香族ジカルボン酸とは例え
ば、テレフタル酸、イソフタル酸、それらのアルキル置
換体、ナフタレンジカルボン酸及びジフェニルジカルボ
ン酸等から選ばれる1種以上のジカルボン酸である。
【0021】また、アルキレングリコール及びアルキレ
ンオキシドとは例えば、エチレングリコール及びエチレ
ンオキシド(別名「エチレンオキサイド」)並びにプロ
ピレングリコール及びプロピレンオキシド(別名「プロ
ピレンオキサイド」)等から選ばれる1種以上である。
ンオキシドとは例えば、エチレングリコール及びエチレ
ンオキシド(別名「エチレンオキサイド」)並びにプロ
ピレングリコール及びプロピレンオキシド(別名「プロ
ピレンオキサイド」)等から選ばれる1種以上である。
【0022】<<樹脂組成物>>本発明における処理対
象である樹脂組成物は樹脂組成物[1:(a)+(b)]又は樹
脂組成物[2:(a)+(b)+(c)]である。樹脂組成物[1:
(a)+(b)]は主成分(a)として熱可塑性ポリエステルと副
成分(b)として10重量%(組成物基準)以下の塩素含
有ポリアルケン例えば、ポリ塩化ビニル及び/又は塩素
含有アルキリデンポリマー例えば、ポリ塩化ビニリデン
から主として構成されているものである。
象である樹脂組成物は樹脂組成物[1:(a)+(b)]又は樹
脂組成物[2:(a)+(b)+(c)]である。樹脂組成物[1:
(a)+(b)]は主成分(a)として熱可塑性ポリエステルと副
成分(b)として10重量%(組成物基準)以下の塩素含
有ポリアルケン例えば、ポリ塩化ビニル及び/又は塩素
含有アルキリデンポリマー例えば、ポリ塩化ビニリデン
から主として構成されているものである。
【0023】樹脂組成物[2:(a)+(b)+(c)]は更に、2
0重量%以下のポリアルケン例えば、ポリエチレン及び
/又はポリプロピレン等が混在成分として共存するもの
である。勿論、これら以外にもポリスチレン、アルミニ
ウム、ガラス又は紙などの1種以上を含有していてもよ
い。
0重量%以下のポリアルケン例えば、ポリエチレン及び
/又はポリプロピレン等が混在成分として共存するもの
である。勿論、これら以外にもポリスチレン、アルミニ
ウム、ガラス又は紙などの1種以上を含有していてもよ
い。
【0024】<<芳香族炭化水素>>本発明の方法にお
いて混在ポリアルケンを抽出除去する為に使用される芳
香族炭化水素は常温で液状であって例えば、ベンゼン、
トルエン、キシレン、クメン、メシチレン、プソイドク
メン、ジイソプロピルベンゼン、ナフタレン、アルキル
置換ナフタレン、クロロベンゼン及びジクロロベンゼン
から選ばれる1種以上の芳香族炭化水素である。これら
のなかでも好ましいものはキシレン、トルエン及びクメ
ンである。
いて混在ポリアルケンを抽出除去する為に使用される芳
香族炭化水素は常温で液状であって例えば、ベンゼン、
トルエン、キシレン、クメン、メシチレン、プソイドク
メン、ジイソプロピルベンゼン、ナフタレン、アルキル
置換ナフタレン、クロロベンゼン及びジクロロベンゼン
から選ばれる1種以上の芳香族炭化水素である。これら
のなかでも好ましいものはキシレン、トルエン及びクメ
ンである。
【0025】<<脂肪族炭化水素>>本発明の方法にお
いて混在ポリアルケンを抽出除去する為に使用される脂
肪族炭化水素は例えば、ペンタン、ヘキサン、オクタ
ン、ノナン、デカン、ドデカン、トリデカン、テトラデ
カン及びペンタデカンから選ばれる1種以上の脂肪族炭
化水素である。これらのなかでも好ましいものはヘキサ
ン及びデカンである。
いて混在ポリアルケンを抽出除去する為に使用される脂
肪族炭化水素は例えば、ペンタン、ヘキサン、オクタ
ン、ノナン、デカン、ドデカン、トリデカン、テトラデ
カン及びペンタデカンから選ばれる1種以上の脂肪族炭
化水素である。これらのなかでも好ましいものはヘキサ
ン及びデカンである。
【0026】<<加水分解反応>><前段>における熱
可塑性ポリエステルの加水分解反応は通常、該ポリエス
テルの重量に対して2倍量以上の水の存在下に反応温度
200〜300℃、好ましくは220〜260℃で該水
を液相に保持するに十分な加圧下通常、20〜100kg
f/cm2・Gに0.1〜5h、好ましくは0.5〜2h加熱する
ことによって行なうことができる。該反応は塩素含有ポ
リアルケン及び/又は塩素含有アルキリデンポリマーに
由来する塩化水素を中和する為に必要な量に略等しい塩
基の存在下に行なってもよく、必要に応じて攪拌下に行
なうこともできる。
可塑性ポリエステルの加水分解反応は通常、該ポリエス
テルの重量に対して2倍量以上の水の存在下に反応温度
200〜300℃、好ましくは220〜260℃で該水
を液相に保持するに十分な加圧下通常、20〜100kg
f/cm2・Gに0.1〜5h、好ましくは0.5〜2h加熱する
ことによって行なうことができる。該反応は塩素含有ポ
リアルケン及び/又は塩素含有アルキリデンポリマーに
由来する塩化水素を中和する為に必要な量に略等しい塩
基の存在下に行なってもよく、必要に応じて攪拌下に行
なうこともできる。
【0027】<<異物の分離>><前段>で回収された
粗芳香族ジカルボン酸を<後段>では200〜300
℃、好ましくは230〜270℃の温度で粗芳香族ジカ
ルボン酸の重量に対して5〜60倍量、好ましくは7〜
15倍量の熱水に加圧下で溶解させた後に混在するポリ
アルケンを芳香族炭化水素及び/又は脂肪族炭化水素で
抽出除去し、次いで濾過等により塩素含有ポリアルケン
分解物中の水に不溶で不融の部分及び/又は塩素含有ア
ルキリデンポリマー分解物中の水に不溶で不融の部分そ
の他の異物を除去することができる。
粗芳香族ジカルボン酸を<後段>では200〜300
℃、好ましくは230〜270℃の温度で粗芳香族ジカ
ルボン酸の重量に対して5〜60倍量、好ましくは7〜
15倍量の熱水に加圧下で溶解させた後に混在するポリ
アルケンを芳香族炭化水素及び/又は脂肪族炭化水素で
抽出除去し、次いで濾過等により塩素含有ポリアルケン
分解物中の水に不溶で不融の部分及び/又は塩素含有ア
ルキリデンポリマー分解物中の水に不溶で不融の部分そ
の他の異物を除去することができる。
【0028】この熱水に溶解させる際に処理系に加えら
れる圧力は共存する水が液相に維持されるに十分な圧力
であれば足りる。
れる圧力は共存する水が液相に維持されるに十分な圧力
であれば足りる。
【0029】上記の異物除去に用いられる芳香族炭化水
素及び/又は脂肪族炭化水素の使用量は副成分中に混在
する混在成分であるポリアルケン(c)を溶解する為に必
要な量であって、抽出除去されるべきポリアルケンの重
量に対して5〜100倍、好ましくは10〜50倍に設
定することを要する。抽出溶媒として芳香族炭化水素と
脂肪族炭化水素との混合溶媒を用いることもできる。
素及び/又は脂肪族炭化水素の使用量は副成分中に混在
する混在成分であるポリアルケン(c)を溶解する為に必
要な量であって、抽出除去されるべきポリアルケンの重
量に対して5〜100倍、好ましくは10〜50倍に設
定することを要する。抽出溶媒として芳香族炭化水素と
脂肪族炭化水素との混合溶媒を用いることもできる。
【0030】上記処理の際に、水に溶解されて濾液に同
伴する着色物などは再結晶による精製及び/又は溶液状
態での活性炭処理若しくは水添処理等による精製等の通
常の精製方法によって除去することができる。
伴する着色物などは再結晶による精製及び/又は溶液状
態での活性炭処理若しくは水添処理等による精製等の通
常の精製方法によって除去することができる。
【0031】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではな
い。
本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではな
い。
【0032】
【実施例1】 <前段>少量のポリ塩化ビニルなどを含む再生PETフ
レーク(ウィズペットボトルリサイクル社製)150
g、市販ポリ塩化ビニルボトルの水洗及び乾燥品0.9
g、高密度ポリエチレン16.8g及び水450gをオート
クレーブ中240℃で2h攪拌して、PETを加水分解
した。反応混合物を室温まで冷却した後に析出物を濾過
し、水洗及び乾燥して粗テレフタル酸140.1gを得
た。結果を表1の<前段>に示す。
レーク(ウィズペットボトルリサイクル社製)150
g、市販ポリ塩化ビニルボトルの水洗及び乾燥品0.9
g、高密度ポリエチレン16.8g及び水450gをオート
クレーブ中240℃で2h攪拌して、PETを加水分解
した。反応混合物を室温まで冷却した後に析出物を濾過
し、水洗及び乾燥して粗テレフタル酸140.1gを得
た。結果を表1の<前段>に示す。
【0033】<後段>粗テレフタル酸に水1200gと
キシレン336gとを加えてオートクレーブ中255℃
に1h加熱攪拌し、キシレン層を分離した。次いで25
5℃で不溶物を加圧濾別し、得られた濾液を室温まで冷
却して析出した結晶を濾取し、水洗及び乾燥すると、ポ
リ塩化ビニル及び高密度ポリエチレンの何れをも含まな
いテレフタル酸121.8gが得られた。そのテレフタル
酸含有量(純度)は高速液体クロマトグラフ分析によれ
ば99.2%であることが判った。
キシレン336gとを加えてオートクレーブ中255℃
に1h加熱攪拌し、キシレン層を分離した。次いで25
5℃で不溶物を加圧濾別し、得られた濾液を室温まで冷
却して析出した結晶を濾取し、水洗及び乾燥すると、ポ
リ塩化ビニル及び高密度ポリエチレンの何れをも含まな
いテレフタル酸121.8gが得られた。そのテレフタル
酸含有量(純度)は高速液体クロマトグラフ分析によれ
ば99.2%であることが判った。
【0034】テレフタル酸回収率を再生PETフレーク
中のジエチレングリコール濃度1.4%(2.6モル%)
に基づいて計算すると、93.7%であった。結果を表
1の<後段>に示す。
中のジエチレングリコール濃度1.4%(2.6モル%)
に基づいて計算すると、93.7%であった。結果を表
1の<後段>に示す。
【0035】
【実施例2及び3】<前段>は実施例1を踏襲し、同例
の<後段>を表1に示された条件に変更した以外には実
施例1<後段>と同様に実施した。その結果を表1の<
後段>に示す。
の<後段>を表1に示された条件に変更した以外には実
施例1<後段>と同様に実施した。その結果を表1の<
後段>に示す。
【0036】
【実施例4】<前段>は実施例1に準じて表1に示され
た条件で実行し、同例の<後段>におけるキシレンの代
わりに表1に示された混合溶媒[キシレン/ヘキサン=
90/10(重量基準;両者の和を100とする)]を
用い、表1に示された条件で実施例1<後段>と同様に
実施した。抽出結果を表1の<後段>に示す。
た条件で実行し、同例の<後段>におけるキシレンの代
わりに表1に示された混合溶媒[キシレン/ヘキサン=
90/10(重量基準;両者の和を100とする)]を
用い、表1に示された条件で実施例1<後段>と同様に
実施した。抽出結果を表1の<後段>に示す。
【0037】
【実施例5】 <前段>少量のポリ塩化ビニルなどを含む再生PETフ
レーク(ウィズペットボトルリサイクル社製)150
g、市販ポリ塩化ビニルボトルの水洗及び乾燥品21.4
g、高密度ポリエチレン42.8g、水酸化ナトリウム1
3.7g及び水450gをオートクレーブ中240℃で2h
攪拌して、PETを加水分解した。反応混合物を室温ま
で冷却した後に析出物を濾過し、水洗及び乾燥して、粗
テレフタル酸173.6gを得た。結果を表1の<前段>
に示す。
レーク(ウィズペットボトルリサイクル社製)150
g、市販ポリ塩化ビニルボトルの水洗及び乾燥品21.4
g、高密度ポリエチレン42.8g、水酸化ナトリウム1
3.7g及び水450gをオートクレーブ中240℃で2h
攪拌して、PETを加水分解した。反応混合物を室温ま
で冷却した後に析出物を濾過し、水洗及び乾燥して、粗
テレフタル酸173.6gを得た。結果を表1の<前段>
に示す。
【0038】<後段>粗テレフタル酸に水1200gと
キシレン856gを加えて255℃で1h攪拌し、キシレ
ン層を分離した。次いで255℃で不溶物を濾別し、濾
液を室温まで冷却して析出した結晶を濾過し、水洗及び
乾燥すると、ポリ塩化ビニル及び高密度ポリエチレンを
含まない純度99.1%のテレフタル酸120.1gが得
られた。テレフタル酸回収率は92.3%であった。結
果を表1の<後段>に示す。
キシレン856gを加えて255℃で1h攪拌し、キシレ
ン層を分離した。次いで255℃で不溶物を濾別し、濾
液を室温まで冷却して析出した結晶を濾過し、水洗及び
乾燥すると、ポリ塩化ビニル及び高密度ポリエチレンを
含まない純度99.1%のテレフタル酸120.1gが得
られた。テレフタル酸回収率は92.3%であった。結
果を表1の<後段>に示す。
【0039】
【実施例6】 <前段>少量のポリ塩化ビニルなどを含む再生PETフ
レーク(ウィズペットボトルリサイクル社製)150
g、市販ポリ塩化ビニルボトルの水洗及び乾燥品10.0
g、結晶性ポリプロピレン10.0g、水酸化ナトリウム
6.5g及び水300gをオートクレーブ中250℃で2h
攪拌して、PETを加水分解した。反応混合物を室温ま
で冷却した後に析出物を濾過し、水洗及び乾燥して、粗
テレフタル酸140.2gを得た。結果を表1の<前段>
に示す。
レーク(ウィズペットボトルリサイクル社製)150
g、市販ポリ塩化ビニルボトルの水洗及び乾燥品10.0
g、結晶性ポリプロピレン10.0g、水酸化ナトリウム
6.5g及び水300gをオートクレーブ中250℃で2h
攪拌して、PETを加水分解した。反応混合物を室温ま
で冷却した後に析出物を濾過し、水洗及び乾燥して、粗
テレフタル酸140.2gを得た。結果を表1の<前段>
に示す。
【0040】<後段>粗テレフタル酸に水900gとト
ルエン100gを加えて270℃で2h攪拌し、トルエン
層を分離した。次いで270℃で不溶物を濾別し、濾液
を室温まで冷却して析出した結晶を濾過し、水洗及び乾
燥すると、ポリ塩化ビニル及び結晶性ポリプロピレンを
含まない純度99.0%のテレフタル酸120.1gが得
られた。テレフタル酸回収率は92.2%であった。結
果を表1の<後段>に示す。
ルエン100gを加えて270℃で2h攪拌し、トルエン
層を分離した。次いで270℃で不溶物を濾別し、濾液
を室温まで冷却して析出した結晶を濾過し、水洗及び乾
燥すると、ポリ塩化ビニル及び結晶性ポリプロピレンを
含まない純度99.0%のテレフタル酸120.1gが得
られた。テレフタル酸回収率は92.2%であった。結
果を表1の<後段>に示す。
【0041】
【実施例7】 <前段>少量のポリ塩化ビニルなどを含む再生PETフ
レーク(ウィズペットボトルリサイクル社製)150
g、市販ポリ塩化ビニルボトルの水洗及び乾燥品10.0
g、高密度ポリエチレン5.0g、水酸化ナトリウム6.5
g及び水300gをオートクレーブ中250℃で2h攪拌
して、PETを加水分解した。反応混合物を室温まで冷
却した後に析出物を濾過し、水洗及び乾燥して、粗テレ
フタル酸135.7gを得た。結果を表1の<前段>に示
す。
レーク(ウィズペットボトルリサイクル社製)150
g、市販ポリ塩化ビニルボトルの水洗及び乾燥品10.0
g、高密度ポリエチレン5.0g、水酸化ナトリウム6.5
g及び水300gをオートクレーブ中250℃で2h攪拌
して、PETを加水分解した。反応混合物を室温まで冷
却した後に析出物を濾過し、水洗及び乾燥して、粗テレ
フタル酸135.7gを得た。結果を表1の<前段>に示
す。
【0042】<後段>粗テレフタル酸に水900gとヘ
キサン250gを加えて260℃で2h攪拌し、ヘキサン
層を分離した。次いで260℃で不溶物を濾別し、濾液
を室温まで冷却して析出した結晶を濾過し、水洗及び乾
燥すると、ポリ塩化ビニル及び高密度ポリエチレンを含
まない純度99.2%のテレフタル酸121.0gが得ら
れた。テレフタル酸回収率は93.1%であった。結果
を表1の<後段>に示す。
キサン250gを加えて260℃で2h攪拌し、ヘキサン
層を分離した。次いで260℃で不溶物を濾別し、濾液
を室温まで冷却して析出した結晶を濾過し、水洗及び乾
燥すると、ポリ塩化ビニル及び高密度ポリエチレンを含
まない純度99.2%のテレフタル酸121.0gが得ら
れた。テレフタル酸回収率は93.1%であった。結果
を表1の<後段>に示す。
【0043】
【発明の効果】本発明の方法によれば、芳香族ポリエス
テル廃棄物から廃棄も再使用も困難な塩の副生を伴わな
い点で環境に影響を及ぼしにくく、高い生産性を実現で
きることに加えて、経済的にも有利に異物を含有しない
芳香族ジカルボン酸特に、テレフタル酸を回収すること
ができる。
テル廃棄物から廃棄も再使用も困難な塩の副生を伴わな
い点で環境に影響を及ぼしにくく、高い生産性を実現で
きることに加えて、経済的にも有利に異物を含有しない
芳香族ジカルボン酸特に、テレフタル酸を回収すること
ができる。
【0044】
【表1】
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29B 17/00 ZAB 9350−4F B29B 17/00 ZAB B29K 67:00 105:26
Claims (11)
- 【請求項1】 主成分である熱可塑性ポリエステル(a)
と副成分である塩素含有ポリアルケン又は塩素含有アル
キリデンポリマー(b)とで少なくとも構成される樹脂組
成物[1:(a)+(b)]を200〜300℃で加水分解して
該熱可塑性ポリエステルから芳香族ジカルボン酸を再生
させると共に、塩素含有ポリアルケン及び/又は塩素含
有アルキリデンポリマーを分解させて水に不溶で不融の
分解物を生成させ、次いで再生された粗芳香族ジカルボ
ン酸を水性溶媒に溶解させると共に、水に不溶で不融の
部分等を分離除去することを特徴とする芳香族ジカルボ
ン酸の回収方法。 - 【請求項2】 樹脂組成物[1:(a)+(b)]中の塩素含有
ポリアルケンがポリ塩化ビニル及び/又は塩素化ポリエ
チレンであって、塩素含有アルキリデンポリマーがポリ
塩化ビニリデンである請求項1に記載の芳香族ジカルボ
ン酸の回収方法。 - 【請求項3】 樹脂組成物[1:(a)+(b)]中の塩素含有
ポリアルケンの含有量が10重量%以下であることを特
徴とする請求項1又は2に記載の芳香族ジカルボン酸の
回収方法。 - 【請求項4】 主成分である熱可塑性ポリエステル(a)
と副成分である塩素含有ポリアルケン又は塩素含有アル
キリデンポリマー(b)及び混在成分であるポリアルケン
(c)等とからなる樹脂組成物[2:(a)+(b)+(c)]を20
0〜300℃で加水分解して該熱可塑性ポリエステルか
ら芳香族ジカルボン酸を再生させると共に、塩素含有ポ
リアルケン及び/又は塩素含有アルキリデンポリマーを
分解させて水に不溶で不融の分解物を生成させ、次いで
再生された粗芳香族ジカルボン酸を水性溶媒に溶解させ
ると共に、芳香族炭化水素及び/又は脂肪族炭化水素で
抽出してポリアルケン等を除去し、更に、塩素含有ポリ
アルケンの分解物中の水に不溶で不融の部分及び/又は
塩素含有アルキリデンポリマーの分解物中の水に不溶で
不融の部分等を分離除去することを特徴とする芳香族ジ
カルボン酸の回収方法。 - 【請求項5】 樹脂組成物[2:(a)+(b)+(c)]中の塩素
含有ポリアルケンがポリ塩化ビニル及び/又は塩素化ポ
リエチレンであって、塩素含有アルキリデンポリマーが
ポリ塩化ビニリデンである請求項4に記載の芳香族ジカ
ルボン酸の回収方法。 - 【請求項6】 樹脂組成物[2:(a)+(b)+(c)]中の塩素
含有ポリアルケンの含有量が10重量%以下であること
を特徴とする請求項4又は5に記載の芳香族ジカルボン
酸の回収方法。 - 【請求項7】 樹脂組成物[2:(a)+(b)+(c)]中のポリ
アルケンがポリエチレン及びポリプロピレンから選ばれ
る1種以上であることを特徴とする請求項4〜6の何れ
かに記載の芳香族ジカルボン酸の回収方法。 - 【請求項8】 樹脂組成物[2:(a)+(b)+(c)]中のポリ
アルケンの含有量が20重量%以下であることを特徴と
する請求項4〜7の何れかに記載の芳香族ジカルボン酸
の回収方法。 - 【請求項9】 芳香族炭化水素がトルエン、キシレン、
クメン及びクロロベンゼンから選ばれる1種以上であ
り、脂肪族炭化水素がヘキサン及びデカンから選ばれる
1種以上であることを特徴とする請求項4〜8に記載の
芳香族ジカルボン酸の回収方法。 - 【請求項10】 芳香族炭化水素及び/又は脂肪族炭化
水素の使用量が抽出除去されるべきポリアルケンの重量
に対して5〜100倍である請求項4〜9の何れかに記
載の芳香族ジカルボン酸の回収方法。 - 【請求項11】 芳香族炭化水素及び/又は脂肪族炭化
水素による抽出分離を200〜300℃で行なうことを
特徴とする請求項4〜10の何れかに記載の芳香族ジカ
ルボン酸の回収方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12729995A JPH08302061A (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | 芳香族ポリエステル廃棄物から芳香族ジカルボン酸の回収方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12729995A JPH08302061A (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | 芳香族ポリエステル廃棄物から芳香族ジカルボン酸の回収方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08302061A true JPH08302061A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=14956532
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12729995A Pending JPH08302061A (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | 芳香族ポリエステル廃棄物から芳香族ジカルボン酸の回収方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08302061A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110836378A (zh) * | 2019-11-29 | 2020-02-25 | 沈福昌 | 精对苯二甲酸残渣资源化回收焚烧处理方法 |
| CN110864308A (zh) * | 2019-11-29 | 2020-03-06 | 沈福昌 | 精对苯二甲酸残渣无害化回收焚烧处理方法 |
| WO2021103338A1 (zh) * | 2019-11-29 | 2021-06-03 | 沈福昌 | 精对苯二甲酸残渣资源化回收焚烧处理方法 |
| WO2022265112A1 (ja) * | 2021-06-18 | 2022-12-22 | Ube株式会社 | 樹脂混合体の分離回収方法 |
| WO2022265111A1 (ja) * | 2021-06-18 | 2022-12-22 | 恵和興業株式会社 | 分離回収装置 |
| WO2024004774A1 (ja) | 2022-06-27 | 2024-01-04 | 東レ株式会社 | リサイクルモノマー、リサイクルモノマーの製造方法、およびリサイクルモノマーの製造装置 |
-
1995
- 1995-04-27 JP JP12729995A patent/JPH08302061A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110836378A (zh) * | 2019-11-29 | 2020-02-25 | 沈福昌 | 精对苯二甲酸残渣资源化回收焚烧处理方法 |
| CN110864308A (zh) * | 2019-11-29 | 2020-03-06 | 沈福昌 | 精对苯二甲酸残渣无害化回收焚烧处理方法 |
| WO2021103338A1 (zh) * | 2019-11-29 | 2021-06-03 | 沈福昌 | 精对苯二甲酸残渣资源化回收焚烧处理方法 |
| CN110836378B (zh) * | 2019-11-29 | 2021-11-23 | 沈福昌 | 精对苯二甲酸残渣资源化回收焚烧处理方法 |
| WO2022265112A1 (ja) * | 2021-06-18 | 2022-12-22 | Ube株式会社 | 樹脂混合体の分離回収方法 |
| WO2022265111A1 (ja) * | 2021-06-18 | 2022-12-22 | 恵和興業株式会社 | 分離回収装置 |
| WO2024004774A1 (ja) | 2022-06-27 | 2024-01-04 | 東レ株式会社 | リサイクルモノマー、リサイクルモノマーの製造方法、およびリサイクルモノマーの製造装置 |
| KR20250027630A (ko) | 2022-06-27 | 2025-02-27 | 도레이 카부시키가이샤 | 리사이클 모노머, 리사이클 모노머의 제조 방법, 및 리사이클 모노머의 제조 장치 |
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