JPH08302244A - 無機質系防錆被覆組成物 - Google Patents
無機質系防錆被覆組成物Info
- Publication number
- JPH08302244A JPH08302244A JP10533795A JP10533795A JPH08302244A JP H08302244 A JPH08302244 A JP H08302244A JP 10533795 A JP10533795 A JP 10533795A JP 10533795 A JP10533795 A JP 10533795A JP H08302244 A JPH08302244 A JP H08302244A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 経済的で防錆性の高い無機質系防錆被覆組成
物を提供する。 【構成】 化学式Si(OR)4 (Rは置換または無置
換のアルキル基)で示される有機シリケートの部分加水
分解縮合物を〔A成分〕とし〔A成分〕に含まれるシリ
カ(SiO2 換算値)100重量部に対して、アルカリ
基を含有したスラグ〔B成分〕またはpH8〜13の粉
状塩基性化合物〔C成分〕と、亜鉛末〔D成分〕の合計
で300〜10000重量部含有する無機質系防錆被覆
組成物。 【効果】 塗膜外観及び付着性が良く、耐食性試験にお
いて白錆が少なく、優れた防錆性を発揮する無機質系防
錆被覆組成物を可能にした。
物を提供する。 【構成】 化学式Si(OR)4 (Rは置換または無置
換のアルキル基)で示される有機シリケートの部分加水
分解縮合物を〔A成分〕とし〔A成分〕に含まれるシリ
カ(SiO2 換算値)100重量部に対して、アルカリ
基を含有したスラグ〔B成分〕またはpH8〜13の粉
状塩基性化合物〔C成分〕と、亜鉛末〔D成分〕の合計
で300〜10000重量部含有する無機質系防錆被覆
組成物。 【効果】 塗膜外観及び付着性が良く、耐食性試験にお
いて白錆が少なく、優れた防錆性を発揮する無機質系防
錆被覆組成物を可能にした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は有機シリケートの部分加
水分解縮合物を展着剤として、精練過程で生成されたア
ルカリ基を含有したスラグまたはpH8〜13の粉状塩
基性化合物と亜鉛末を含む経済的で防錆性の優れた無機
質系防錆被覆組成物に関する。
水分解縮合物を展着剤として、精練過程で生成されたア
ルカリ基を含有したスラグまたはpH8〜13の粉状塩
基性化合物と亜鉛末を含む経済的で防錆性の優れた無機
質系防錆被覆組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】有機シリケート等の無機質成分を展着剤
とした塗料には亜鉛末を配合した無機質ジンクリッチペ
イントがある。無機質ジンクリッチペイントは耐熱性、
耐水性及び耐食性が優れていることから石油タンク、化
学プラント、橋梁、パイプライン等の重防食下塗塗料と
して広く用いられている。また、一時防錆塗料(ショッ
プブイラマー)としても利用されている。
とした塗料には亜鉛末を配合した無機質ジンクリッチペ
イントがある。無機質ジンクリッチペイントは耐熱性、
耐水性及び耐食性が優れていることから石油タンク、化
学プラント、橋梁、パイプライン等の重防食下塗塗料と
して広く用いられている。また、一時防錆塗料(ショッ
プブイラマー)としても利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】無機質ジンクリッチペ
イントは亜鉛末を防錆顔料成分として配合されている
が、亜鉛末が比較的高価な上多量に使用しないと目的と
する高度な防食性は得られない。また、亜鉛末はpH8
未満の酸性域及びpH13を越える塩基性域で水に容易
に溶解し白錆が発生し易い。
イントは亜鉛末を防錆顔料成分として配合されている
が、亜鉛末が比較的高価な上多量に使用しないと目的と
する高度な防食性は得られない。また、亜鉛末はpH8
未満の酸性域及びpH13を越える塩基性域で水に容易
に溶解し白錆が発生し易い。
【0004】一方、アルカリ基を含有したスラグは鉄鋼
製造時に熔鋼炉で生成され排出される。排出されたアル
カリ基を含有したスラグはスラグセメント等に使用され
ているが、排出量が莫大なため産業廃棄物として処分せ
ざるを得ない状態にあり、有効利用の方法が求められて
いる。
製造時に熔鋼炉で生成され排出される。排出されたアル
カリ基を含有したスラグはスラグセメント等に使用され
ているが、排出量が莫大なため産業廃棄物として処分せ
ざるを得ない状態にあり、有効利用の方法が求められて
いる。
【0005】従って、本発明の目的は、安価にして白錆
の少なく、優れた防錆性能を有する無機質防錆被覆物を
提供することにある。
の少なく、優れた防錆性能を有する無機質防錆被覆物を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】鉄の防錆方法としては、
鉄の表面をアルカリ性に保ち不動態化する方法が知られ
ている。鉄はpH9〜12.5の範囲では酸化鉄(II)
の不動態層が形成され安定な状態になり腐食は進行しな
いと考えられている。アルカリ基を含有したスラグはp
H9〜12.6を示し、これを含んだ塗膜は鉄表面をア
ルカリ性に保ち防錆性を発揮する。
鉄の表面をアルカリ性に保ち不動態化する方法が知られ
ている。鉄はpH9〜12.5の範囲では酸化鉄(II)
の不動態層が形成され安定な状態になり腐食は進行しな
いと考えられている。アルカリ基を含有したスラグはp
H9〜12.6を示し、これを含んだ塗膜は鉄表面をア
ルカリ性に保ち防錆性を発揮する。
【0007】また、亜鉛は鉄よりも卑な金属で、鉄表面
に亜鉛が接触した場合、亜鉛から鉄表面に向って防食電
流が流れるため鉄表面は陰極防食される。亜鉛末を含ん
だ塗膜が腐食環境に置かれると亜鉛末が溶解反応し徐々
に消費される。
に亜鉛が接触した場合、亜鉛から鉄表面に向って防食電
流が流れるため鉄表面は陰極防食される。亜鉛末を含ん
だ塗膜が腐食環境に置かれると亜鉛末が溶解反応し徐々
に消費される。
【0008】しかるに、亜鉛はpH9〜12.5の範囲
では腐食速度が小さく亜鉛の消費量は少ない。
では腐食速度が小さく亜鉛の消費量は少ない。
【0009】すなわち、本発明は、化学式Si(OR)
4 (Rは置換または無置換のアルキル基)で示される有
機シリケートの部分加水分解縮合物を〔A成分〕とし
〔A成分〕に含まれるシリカ(SiO2 換算値)100
重量部に対して、アルカリ基を含有したスラグ〔B成
分〕またはpH8〜13の粉状塩基性化合物〔C成分〕
と亜鉛末〔D成分〕の合計で300〜10000重量部
含有することを特徴とする無機質系防錆被覆組成物であ
る。
4 (Rは置換または無置換のアルキル基)で示される有
機シリケートの部分加水分解縮合物を〔A成分〕とし
〔A成分〕に含まれるシリカ(SiO2 換算値)100
重量部に対して、アルカリ基を含有したスラグ〔B成
分〕またはpH8〜13の粉状塩基性化合物〔C成分〕
と亜鉛末〔D成分〕の合計で300〜10000重量部
含有することを特徴とする無機質系防錆被覆組成物であ
る。
【0010】本発明においては、アルカリ基を含有した
スラグまたはpH8〜13の粉状塩基性化合物と亜鉛末
とを併用することにより、鉄表面のpHをアルカリ性に
保ち防食性を付与し、同時に亜鉛末の電気防食特性を発
揮させている。
スラグまたはpH8〜13の粉状塩基性化合物と亜鉛末
とを併用することにより、鉄表面のpHをアルカリ性に
保ち防食性を付与し、同時に亜鉛末の電気防食特性を発
揮させている。
【0011】この被覆物で被覆された鉄表面はそのアル
カリ性雰囲気故、腐食速度が遅く、防食電流の電流量は
少ないため、亜鉛の溶出が少なく、亜鉛の過度の溶出は
抑制される。このため、本発明の被覆物組成物が鉄表面
に塗装された場合、防錆機能を充分に発揮しながらも、
亜鉛の消費量は少なく、長期に渡り良好な防錆性が維持
される。更に、亜鉛末の腐食生成物としてアルカリ基を
含有したスラグまたはpH8〜13の粉状塩基性化合物
のアルカリ基が水酸化亜鉛の生成を容易にし被膜を更に
アルカリ性に保っている。特に注目すべき点は、鋼板に
塗装された塗膜は赤錆の発生が少ないのみでなく、ジン
クリッチペイントに比べ白錆の発生が少ないことであ
る。
カリ性雰囲気故、腐食速度が遅く、防食電流の電流量は
少ないため、亜鉛の溶出が少なく、亜鉛の過度の溶出は
抑制される。このため、本発明の被覆物組成物が鉄表面
に塗装された場合、防錆機能を充分に発揮しながらも、
亜鉛の消費量は少なく、長期に渡り良好な防錆性が維持
される。更に、亜鉛末の腐食生成物としてアルカリ基を
含有したスラグまたはpH8〜13の粉状塩基性化合物
のアルカリ基が水酸化亜鉛の生成を容易にし被膜を更に
アルカリ性に保っている。特に注目すべき点は、鋼板に
塗装された塗膜は赤錆の発生が少ないのみでなく、ジン
クリッチペイントに比べ白錆の発生が少ないことであ
る。
【0012】また、無機質ジンクリッチペイントは被覆
組成物中に亜鉛末を多量に使用しないとその本来の防食
特性は発揮されないが、本発明においては亜鉛末の含有
量が少なくてもアルカリ基を含有したスラグまたはpH
8〜13の粉状塩基性化合物と併用することにより、よ
りコストメリットがあり、且つ長期に渡り高度な防錆性
が維持される。
組成物中に亜鉛末を多量に使用しないとその本来の防食
特性は発揮されないが、本発明においては亜鉛末の含有
量が少なくてもアルカリ基を含有したスラグまたはpH
8〜13の粉状塩基性化合物と併用することにより、よ
りコストメリットがあり、且つ長期に渡り高度な防錆性
が維持される。
【0013】以下、本発明を更に詳細に説明する。
【0014】アルカリ基を含有したスラグとしては高炉
徐冷スラグ、高炉水砕スラグ、高炉半急冷スラグ、転炉
スラグ、SUSスラグ等がある。
徐冷スラグ、高炉水砕スラグ、高炉半急冷スラグ、転炉
スラグ、SUSスラグ等がある。
【0015】アルカリ基を含有したスラグと共に用いる
亜鉛末としては、通常、平均粒子径1〜50μm、好ま
しくは1〜20μmの任意の形状の粉末で、球状、フレ
ーク状等であってもさしつかえない。
亜鉛末としては、通常、平均粒子径1〜50μm、好ま
しくは1〜20μmの任意の形状の粉末で、球状、フレ
ーク状等であってもさしつかえない。
【0016】pH8〜13の粉状塩基性化合物として
は、水酸化マグネシュウム、塩基性炭酸マグネシュウ
ム、炭酸カリュウム、酸化カルシュウム、水酸化カルシ
ュウム、水酸化バリュウム、メタホウ酸バリュウム、ホ
ウ砂、ポルトランドセメント、アルミナセメント、高炉
セメント等があり、粉末の粒径としては1〜100μm
のものが望ましい。
は、水酸化マグネシュウム、塩基性炭酸マグネシュウ
ム、炭酸カリュウム、酸化カルシュウム、水酸化カルシ
ュウム、水酸化バリュウム、メタホウ酸バリュウム、ホ
ウ砂、ポルトランドセメント、アルミナセメント、高炉
セメント等があり、粉末の粒径としては1〜100μm
のものが望ましい。
【0017】アルカリ基を含有したスラグ及び粉状塩基
性化合物のpHは、イオン交換水900mlにアルカリ
基を含有したスラグ及び粉状塩基性化合物を100g加
えて攪拌し、24時間後20℃においてガラス電極pH
メーターで測定した。 高炉水砕スラグ(エスメント、
新日鐵化学製)は11.0、メタホウ酸バリュウム(ビ
ューサン11M−1、堺化学工業製)は10.2を示し
た。
性化合物のpHは、イオン交換水900mlにアルカリ
基を含有したスラグ及び粉状塩基性化合物を100g加
えて攪拌し、24時間後20℃においてガラス電極pH
メーターで測定した。 高炉水砕スラグ(エスメント、
新日鐵化学製)は11.0、メタホウ酸バリュウム(ビ
ューサン11M−1、堺化学工業製)は10.2を示し
た。
【0018】本発明においては、有機シリケートは公知
の方法で加水分解し加水分解縮合体として用いる。有機
シリケートとしてはメチルシリケート、エチルシリケー
ト、プロピルシリケート、ブチルシリケート、2−メト
キシエチルシリケート、及びその他の高級アルキルシリ
ケートが使用できる。この内メチルシリケートは反応が
速く塗膜としての乾燥性は良いがやや可とう性が劣り脆
い傾向にある。またブチルシリケートは可とう性は良い
がやや反応が遅く塗膜としての硬化性が劣る。エチルシ
リケートは乾燥性、可とう性共に良く好ましい。
の方法で加水分解し加水分解縮合体として用いる。有機
シリケートとしてはメチルシリケート、エチルシリケー
ト、プロピルシリケート、ブチルシリケート、2−メト
キシエチルシリケート、及びその他の高級アルキルシリ
ケートが使用できる。この内メチルシリケートは反応が
速く塗膜としての乾燥性は良いがやや可とう性が劣り脆
い傾向にある。またブチルシリケートは可とう性は良い
がやや反応が遅く塗膜としての硬化性が劣る。エチルシ
リケートは乾燥性、可とう性共に良く好ましい。
【0019】有機シリケートと共にナトリュウムシリケ
ート、リチュウムシリケート、カルシュウムシリケート
等のアルカリシリケート、コロイダルシリカ等の無機質
系物質も使用できる。
ート、リチュウムシリケート、カルシュウムシリケート
等のアルカリシリケート、コロイダルシリカ等の無機質
系物質も使用できる。
【0020】更に、ビニルトリエトキシシラン、γ−メ
タクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシ
ドキシプロピルトリメトキシシラン、N−(β−アミノ
エチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン等のシ
ランカップリング剤も添加することができる。
タクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシ
ドキシプロピルトリメトキシシラン、N−(β−アミノ
エチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン等のシ
ランカップリング剤も添加することができる。
【0021】また、有機シリケートと共にアルコール可
溶のフェノール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、エポ
キシ樹脂、キシレン樹脂、ビニル樹脂、ポリブタジエン
樹脂、石油樹脂、アルキド樹脂、ポリエステル樹脂、ア
クリル樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、ウレタン樹脂等
の有機系樹脂も使用できる。
溶のフェノール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、エポ
キシ樹脂、キシレン樹脂、ビニル樹脂、ポリブタジエン
樹脂、石油樹脂、アルキド樹脂、ポリエステル樹脂、ア
クリル樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、ウレタン樹脂等
の有機系樹脂も使用できる。
【0022】有機シリケートとアルカリ基を含有したス
ラグまたはpH8〜13の粉状塩基性化合物及び亜鉛末
との配合割合は、有機シリケートに含まれるシリカ(S
iO 2 換算値)100重量部に対し、アルカリ基を含有
したスラグまたはpH8〜13の粉状塩基性化合物と亜
鉛末の合計で300〜10000重量部で、好ましくは
有機シリケートに含まれるシリカ(SiO2 換算値)1
00重量部に対し500〜8000重量部である。アル
カリ基を含有したスラグまたはpH8〜13の粉状塩基
性化合物と亜鉛末の合計が300重量部より少ないと塗
膜の成膜性が悪くなり、金属への付着性が低下する。ま
た、アルカリ基を含有したスラグまたはpH8〜13の
粉状塩基性化合物と亜鉛末の合計が10000重量部よ
り多いと塗膜は脆くなり耐食性が低下する。
ラグまたはpH8〜13の粉状塩基性化合物及び亜鉛末
との配合割合は、有機シリケートに含まれるシリカ(S
iO 2 換算値)100重量部に対し、アルカリ基を含有
したスラグまたはpH8〜13の粉状塩基性化合物と亜
鉛末の合計で300〜10000重量部で、好ましくは
有機シリケートに含まれるシリカ(SiO2 換算値)1
00重量部に対し500〜8000重量部である。アル
カリ基を含有したスラグまたはpH8〜13の粉状塩基
性化合物と亜鉛末の合計が300重量部より少ないと塗
膜の成膜性が悪くなり、金属への付着性が低下する。ま
た、アルカリ基を含有したスラグまたはpH8〜13の
粉状塩基性化合物と亜鉛末の合計が10000重量部よ
り多いと塗膜は脆くなり耐食性が低下する。
【0023】また、アルカリ基を含有したスラグまたは
pH8〜13の粉状塩基性化合物と亜鉛末の配合割合
は、アルカリ基を含有したスラグまたはpH8〜13の
粉状塩基性化合物90〜10重量部に対し亜鉛末を10
〜90重量部の範囲で任意の割合で配合することが好ま
しい。アルカリ基を含有したスラグまたはpH8〜13
の粉状塩基性化合物が90重量部より多くなると耐食性
試験で赤錆の発生が多くなり、またアルカリ基を含有し
たスラグまたはpH8〜13の粉状塩基性化合物が10
重量部より少なくなると耐食性試験で白錆の発生が多く
なる。
pH8〜13の粉状塩基性化合物と亜鉛末の配合割合
は、アルカリ基を含有したスラグまたはpH8〜13の
粉状塩基性化合物90〜10重量部に対し亜鉛末を10
〜90重量部の範囲で任意の割合で配合することが好ま
しい。アルカリ基を含有したスラグまたはpH8〜13
の粉状塩基性化合物が90重量部より多くなると耐食性
試験で赤錆の発生が多くなり、またアルカリ基を含有し
たスラグまたはpH8〜13の粉状塩基性化合物が10
重量部より少なくなると耐食性試験で白錆の発生が多く
なる。
【0024】
【実施例】以下、実施例により説明する。実施例中、特
にことわりのない場合、部は重量部を示す。
にことわりのない場合、部は重量部を示す。
【0025】まず、実施例及び比較例に用いる有機シリ
ケート加水分解物として下記の組成で調製したものを使
用した。
ケート加水分解物として下記の組成で調製したものを使
用した。
【0026】 エチルシリケート 40(日本コルコート社製) 100部 イソプロピルアルコール 137部 脱イオン水 8部 2% 塩酸 5部 ────────────────────────────────── 計 250部 上記組成物を攪拌機で2時間攪拌しながら反応させ、エ
チルシリケートの加水分解物を調製した。この加水分解
物のシリカ(SiO2 換算値)は16重量%である。
チルシリケートの加水分解物を調製した。この加水分解
物のシリカ(SiO2 換算値)は16重量%である。
【0027】次に、ポリビニルブチラール樹脂溶液は下
記の組成で調製した。
記の組成で調製した。
【0028】 ポリビニルブチラール樹脂 BM−2(積水化学製) 10部 プロピレングリコールメチルエーテル 90部 ────────────────────────────────── 計 100部 上記組成物を攪拌機で60℃で攪拌しながら溶解し調製
した。
した。
【0029】防錆組成物中のアルカリ基を含有したスラ
グ、粉状塩基性化合物、亜鉛末及びタルクは下記のもの
を使用した。 アルカリ基を含有したスラグ 高炉水砕スラグ (エスメント、新日鐵化学製) pH8〜13の粉状塩基性化合物 メタホウ酸バリュウム (ビューサン11M−1、堺化学工業製) 亜鉛末 亜鉛末 F−1000(本庄ケミカル製) タルク タルク S.S.S(日本タルク製) 実施例、比較例共、表1、2に示した配合量(重量部)
の各成分をペイントミキサーで混合・分散して防錆被覆
組成物を調製した。表1の各組成物を#320の研磨紙
で研磨し溶剤脱脂した磨き鋼板SPCC−SB(0.8
×70×150mm)に吹付塗装し、室温で10日間乾
燥し試験片とした。各塗膜の膜厚は50±3μmで試験
した。
グ、粉状塩基性化合物、亜鉛末及びタルクは下記のもの
を使用した。 アルカリ基を含有したスラグ 高炉水砕スラグ (エスメント、新日鐵化学製) pH8〜13の粉状塩基性化合物 メタホウ酸バリュウム (ビューサン11M−1、堺化学工業製) 亜鉛末 亜鉛末 F−1000(本庄ケミカル製) タルク タルク S.S.S(日本タルク製) 実施例、比較例共、表1、2に示した配合量(重量部)
の各成分をペイントミキサーで混合・分散して防錆被覆
組成物を調製した。表1の各組成物を#320の研磨紙
で研磨し溶剤脱脂した磨き鋼板SPCC−SB(0.8
×70×150mm)に吹付塗装し、室温で10日間乾
燥し試験片とした。各塗膜の膜厚は50±3μmで試験
した。
【0030】<試験項目> (1)塗膜状態 JIS K5400 7.1により塗
膜の表面状態を観察した。
膜の表面状態を観察した。
【0031】(2)付着性試験 JIS K5400
8.5.2により試験した。ゴバン目については、切り
傷の間隔を2mmとした。
8.5.2により試験した。ゴバン目については、切り
傷の間隔を2mmとした。
【0032】(3)耐塩水噴霧試験 JIS K540
0 9.1の条件で1000時間試験した。試験片はN
Tカッターで素地に達するクロスカットを入れて試験し
た。耐塩水噴霧試験の評価は次のように行った。
0 9.1の条件で1000時間試験した。試験片はN
Tカッターで素地に達するクロスカットを入れて試験し
た。耐塩水噴霧試験の評価は次のように行った。
【0033】
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】
【発明の効果】前記表1より明らかなように、本発明の
防錆被覆物はアルカリ基を含有したスラグまたはpH8
〜13の粉状塩基性化合物の使用により、塗膜外観及び
付着性が良く、耐食性試験において白錆が少なく、優れ
た防錆性を発揮する。
防錆被覆物はアルカリ基を含有したスラグまたはpH8
〜13の粉状塩基性化合物の使用により、塗膜外観及び
付着性が良く、耐食性試験において白錆が少なく、優れ
た防錆性を発揮する。
フロントページの続き (72)発明者 大徳 一美 福岡県北九州市戸畑区飛幡町1番1号 新 日本製鐵株式会社八幡製鐵所内 (72)発明者 由上 祐三 神奈川県厚木市上依知1043番地 大東ペイ ント株式会社内 (72)発明者 池田 幹友 福岡県北九州市小倉北区赤坂5丁目6番64 号 ダイキ工業株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 化学式Si(OR)4 (Rは置換または
無置換のアルキル基)で示される有機シリケートの部分
加水分解縮合物を〔A成分〕とし〔A成分〕に含まれる
シリカ(SiO2 換算値)100重量部に対して、アル
カリ基を含有したスラグ〔B成分〕と亜鉛末〔D成分〕
の合計で300〜10000重量部含有することを特徴
とする無機質系防錆被覆組成物。 - 【請求項2】 アルカリ基を含有したスラグと亜鉛末
は、アルカリ基を含有したスラグ〔B成分〕10〜90
重量部、亜鉛末〔D成分〕90〜10重量部の割合で配
合されている請求項1記載の無機質系防錆被覆組成物。 - 【請求項3】 化学式Si(OR)4 (Rは置換または
無置換のアルキル基)で示される有機シリケートの部分
加水分解縮合物を〔A成分〕とし〔A成分〕に含まれる
シリカ(SiO2 換算値)100重量部に対して、pH
8〜13の粉状塩基性化合物〔C成分〕と亜鉛末〔D成
分〕の合計で300〜10000重量部含有することを
特徴とする無機質系防錆被覆組成物。 - 【請求項4】 pH8〜13の粉状塩基性化合物と亜鉛
末は、pH8〜13の粉状塩基性化合物〔C成分〕10
〜90重量部、亜鉛末〔D成分〕90〜10重量部の割
合で配合されている請求項3記載の無機質系防錆被覆組
成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10533795A JPH08302244A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 無機質系防錆被覆組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10533795A JPH08302244A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 無機質系防錆被覆組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08302244A true JPH08302244A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=14404922
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10533795A Pending JPH08302244A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 無機質系防錆被覆組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08302244A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005097584A (ja) * | 2003-09-04 | 2005-04-14 | Chugoku Marine Paints Ltd | 一次防錆塗料組成物、および一次防錆塗膜付き鋼板 |
| JP2006124796A (ja) * | 2004-10-29 | 2006-05-18 | Kobe Steel Ltd | 耐食性被覆鋼材 |
| JP2006124797A (ja) * | 2004-10-29 | 2006-05-18 | Kobe Steel Ltd | 塗装耐食性および耐孔あき腐食性塗装鋼板 |
| JPWO2022003906A1 (ja) * | 2020-07-02 | 2022-01-06 |
-
1995
- 1995-04-28 JP JP10533795A patent/JPH08302244A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005097584A (ja) * | 2003-09-04 | 2005-04-14 | Chugoku Marine Paints Ltd | 一次防錆塗料組成物、および一次防錆塗膜付き鋼板 |
| JP2006124796A (ja) * | 2004-10-29 | 2006-05-18 | Kobe Steel Ltd | 耐食性被覆鋼材 |
| JP2006124797A (ja) * | 2004-10-29 | 2006-05-18 | Kobe Steel Ltd | 塗装耐食性および耐孔あき腐食性塗装鋼板 |
| JPWO2022003906A1 (ja) * | 2020-07-02 | 2022-01-06 | ||
| WO2022003906A1 (ja) * | 2020-07-02 | 2022-01-06 | 日本電信電話株式会社 | 塗料 |
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