JPH08302297A - 粘着テープ用アクリルフォーム支持体 - Google Patents
粘着テープ用アクリルフォーム支持体Info
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- JPH08302297A JPH08302297A JP7131104A JP13110495A JPH08302297A JP H08302297 A JPH08302297 A JP H08302297A JP 7131104 A JP7131104 A JP 7131104A JP 13110495 A JP13110495 A JP 13110495A JP H08302297 A JPH08302297 A JP H08302297A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】内核がアクリル系重合体であり、外殻が自己架
橋性フッ素化合物共重合体であるコア/シェル型重合体
微粒子を含有するアクリル系重合体水分散液と、体質顔
料よりなる組成物を発泡せしめたのち、シートに塗布
し、乾燥、架橋して得られる粘着テープ用アクリルフォ
ーム支持体。 【効果】本発明の粘着テープ用アクリルフォーム支持体
は、撥水性を有し耐水性に優れるので、湿潤状態におい
ても強度及び伸度の低下が少なく、粘着テープを湿潤状
態において安定して使用することができる。
橋性フッ素化合物共重合体であるコア/シェル型重合体
微粒子を含有するアクリル系重合体水分散液と、体質顔
料よりなる組成物を発泡せしめたのち、シートに塗布
し、乾燥、架橋して得られる粘着テープ用アクリルフォ
ーム支持体。 【効果】本発明の粘着テープ用アクリルフォーム支持体
は、撥水性を有し耐水性に優れるので、湿潤状態におい
ても強度及び伸度の低下が少なく、粘着テープを湿潤状
態において安定して使用することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粘着テープ用アクリル
フォーム支持体に関する。さらに詳しくは、本発明は、
耐水性に優れ、湿潤状態での強度及び伸度の低下の少な
い粘着テープ用アクリルフォーム支持体に関する。
フォーム支持体に関する。さらに詳しくは、本発明は、
耐水性に優れ、湿潤状態での強度及び伸度の低下の少な
い粘着テープ用アクリルフォーム支持体に関する。
【0002】
【従来の技術】アクリル系重合体の発泡シートの片面又
は両面に粘着剤組成物層を設けた粘着テープは広く使用
されている。この粘着テープの基材となるアクリル系重
合体の発泡シート、いわゆる粘着テープ用アクリルフォ
ーム支持体は、通常アクリル系重合体のエマルジョンを
機械的に撹拌して発泡させ、発泡した状態のまま離型紙
などの上に塗布し、乾燥して製造する。この場合、アク
リルエマルジョンを機械的に撹拌して起泡する必要があ
り、起泡によって生成した泡は大きさの揃った整泡され
た泡であることが必要であるため、使用するアクリルエ
マルジョンにはかなり多量の界面活性剤が配合される。
このようなアクリルエマルジョンから製造されるアクリ
ルフォーム支持体中には、界面活性剤が存在するので耐
水性が悪くなり、粘着テープを湿潤状態で使用すると
き、強度及び伸度の低下が問題となる。そのため、耐水
性に優れた粘着テープ用アクリルフォーム支持体の開発
が求められている。
は両面に粘着剤組成物層を設けた粘着テープは広く使用
されている。この粘着テープの基材となるアクリル系重
合体の発泡シート、いわゆる粘着テープ用アクリルフォ
ーム支持体は、通常アクリル系重合体のエマルジョンを
機械的に撹拌して発泡させ、発泡した状態のまま離型紙
などの上に塗布し、乾燥して製造する。この場合、アク
リルエマルジョンを機械的に撹拌して起泡する必要があ
り、起泡によって生成した泡は大きさの揃った整泡され
た泡であることが必要であるため、使用するアクリルエ
マルジョンにはかなり多量の界面活性剤が配合される。
このようなアクリルエマルジョンから製造されるアクリ
ルフォーム支持体中には、界面活性剤が存在するので耐
水性が悪くなり、粘着テープを湿潤状態で使用すると
き、強度及び伸度の低下が問題となる。そのため、耐水
性に優れた粘着テープ用アクリルフォーム支持体の開発
が求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、耐水性に優
れ、湿潤状態で使用する場合にも強度及び伸度の低下の
少ない粘着テープ用アクリルフォーム支持体を提供する
ことを目的としてなされたものである。
れ、湿潤状態で使用する場合にも強度及び伸度の低下の
少ない粘着テープ用アクリルフォーム支持体を提供する
ことを目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、外殻が自己架橋
性フッ素化合物共重合体であるコア/シェル型重合体微
粒子と体質顔料よりなる組成物から得られる発泡シート
が耐水性に優れることを見いだし、この知見に基づいて
本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、
(1)内核がアクリル系重合体であり、外殻が自己架橋
性フッ素化合物共重合体であるコア/シェル型重合体微
粒子を含有するアクリル系重合体水分散液と、体質顔料
よりなる組成物を発泡せしめたのち、シートに塗布し、
乾燥、架橋して得られる粘着テープ用アクリルフォーム
支持体、(2)内核のアクリル系重合体のガラス転移温
度が、−30〜0℃である第(1)項記載の粘着テープ用
アクリルフォーム支持体、及び、(3)外殻が、パーフ
ルオロアルキル基を有するアクリル酸エステル又はメタ
クリル酸エステルの共重合体である第(1)項又は第(2)
項記載の粘着テープ用アクリルフォーム支持体、を提供
するものである。
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、外殻が自己架橋
性フッ素化合物共重合体であるコア/シェル型重合体微
粒子と体質顔料よりなる組成物から得られる発泡シート
が耐水性に優れることを見いだし、この知見に基づいて
本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、
(1)内核がアクリル系重合体であり、外殻が自己架橋
性フッ素化合物共重合体であるコア/シェル型重合体微
粒子を含有するアクリル系重合体水分散液と、体質顔料
よりなる組成物を発泡せしめたのち、シートに塗布し、
乾燥、架橋して得られる粘着テープ用アクリルフォーム
支持体、(2)内核のアクリル系重合体のガラス転移温
度が、−30〜0℃である第(1)項記載の粘着テープ用
アクリルフォーム支持体、及び、(3)外殻が、パーフ
ルオロアルキル基を有するアクリル酸エステル又はメタ
クリル酸エステルの共重合体である第(1)項又は第(2)
項記載の粘着テープ用アクリルフォーム支持体、を提供
するものである。
【0005】本発明の粘着テープ用アクリルフォーム支
持体には、内核がアクリル系重合体であり、外殻が自己
架橋性フッ素化合物共重合体であるコア/シェル型重合
体微粒子を含有するアクリル系重合体水分散液を使用す
る。このようなコア/シェル型重合体微粒子を含有する
アクリル系重合体水分散液は、水を媒体としてアクリル
系単量体を乳化重合したのち、さらに重合性の二重結合
を有するフッ素化合物、自己架橋性の官能基を有する重
合性単量体及び必要に応じてその他の単量体の混合物を
添加して重合を続けることによって得ることができる。
本発明において、内核を形成するために重合するアクリ
ル系単量体には特に制限はなく、公知のアクリル系単量
体を使用することができる。このようなアクリル系単量
体としては、例えば、メチルアクリレート、メチルメタ
クリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレー
ト、ブチルアクリレート、ブチルメタクリレート、2−
ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチル
メタクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、2−エチ
ルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリ
レート、アクリル酸、メタクリル酸、グリシジルアクリ
レート、グリシジルメタクリレート、トリシクロデシル
アクリレート、トリシクロデシルメタクリレート、ジメ
チルシロキサンアクリレート、ジメチルシロキサンメタ
クリレート、イソノニルアクリレート、イソノニルメタ
クリレート、イソデシルアクリレート、イソデシルメタ
クリレート、ラウリルアクリレート、ラウリルメタクリ
レート、ステアリルアクリレート、ステアリルメタクリ
レート、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、2−
メトキシエチルアクリレート、2−メトキシエチルメタ
クリレート、2−スルホエチルアクリレート、2−スル
ホエチルメタクリレートなどを挙げることができる。本
発明においては、内核の重合に際して、必要に応じてア
クリル系単量体以外の単量体を共重合することができ
る。このような単量体としては、例えば、スチレン、メ
チルスチレンなどの芳香族系単量体、酢酸ビニルなどの
ビニルエステル系単量体、塩化ビニル、塩化ビニリデン
などの塩素含有単量体、N−ビニルホルムアミド、N−
ビニルアセトアミドなどのN−ビニルアミド系単量体、
マレイン酸、フマル酸、無水マレイン酸など、及びそれ
らの塩、エステルなどの不飽和二塩基酸単量体などを挙
げることができる。
持体には、内核がアクリル系重合体であり、外殻が自己
架橋性フッ素化合物共重合体であるコア/シェル型重合
体微粒子を含有するアクリル系重合体水分散液を使用す
る。このようなコア/シェル型重合体微粒子を含有する
アクリル系重合体水分散液は、水を媒体としてアクリル
系単量体を乳化重合したのち、さらに重合性の二重結合
を有するフッ素化合物、自己架橋性の官能基を有する重
合性単量体及び必要に応じてその他の単量体の混合物を
添加して重合を続けることによって得ることができる。
本発明において、内核を形成するために重合するアクリ
ル系単量体には特に制限はなく、公知のアクリル系単量
体を使用することができる。このようなアクリル系単量
体としては、例えば、メチルアクリレート、メチルメタ
クリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレー
ト、ブチルアクリレート、ブチルメタクリレート、2−
ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチル
メタクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、2−エチ
ルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリ
レート、アクリル酸、メタクリル酸、グリシジルアクリ
レート、グリシジルメタクリレート、トリシクロデシル
アクリレート、トリシクロデシルメタクリレート、ジメ
チルシロキサンアクリレート、ジメチルシロキサンメタ
クリレート、イソノニルアクリレート、イソノニルメタ
クリレート、イソデシルアクリレート、イソデシルメタ
クリレート、ラウリルアクリレート、ラウリルメタクリ
レート、ステアリルアクリレート、ステアリルメタクリ
レート、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、2−
メトキシエチルアクリレート、2−メトキシエチルメタ
クリレート、2−スルホエチルアクリレート、2−スル
ホエチルメタクリレートなどを挙げることができる。本
発明においては、内核の重合に際して、必要に応じてア
クリル系単量体以外の単量体を共重合することができ
る。このような単量体としては、例えば、スチレン、メ
チルスチレンなどの芳香族系単量体、酢酸ビニルなどの
ビニルエステル系単量体、塩化ビニル、塩化ビニリデン
などの塩素含有単量体、N−ビニルホルムアミド、N−
ビニルアセトアミドなどのN−ビニルアミド系単量体、
マレイン酸、フマル酸、無水マレイン酸など、及びそれ
らの塩、エステルなどの不飽和二塩基酸単量体などを挙
げることができる。
【0006】本発明において、内核のアクリル系重合体
のガラス転移温度が−30〜0℃であることが好まし
い。内核のガラス転移温度が−30℃未満であると、ア
クリルフォーム支持体が軟らかすぎて、粘着剤組成物層
を支持するために必要な強度と剛性に欠けるおそれがあ
る。内核のガラス転移温度が0℃を超えると、アクリル
フォーム支持体が硬すぎて、粘着テープが十分な可撓性
と形状追随性を有しなくなるおそれがある。本発明にお
いて、内核のアクリル系重合体水分散液を得るための重
合方法には特に制限はなく、例えば、公知の乳化重合法
などにより得ることができる。乳化重合は、例えば、単
量体、水及び乳化剤、さらに必要に応じて重合開始剤や
重合度調整剤などを混合して単量体エマルジョンを調製
し、反応容器に水と必要に応じて重合開始剤などを仕込
み、雰囲気を不活性ガスで置換し、重合温度に昇温した
のち単量体エマルジョンを滴下して重合を行うことがで
きる。あるいは、反応容器に、単量体、水、乳化剤、重
合開始剤、重合度調整剤などの全成分を仕込み、撹拌し
て乳化し、雰囲気を不活性ガスで置換したのち、重合温
度まで昇温することによって重合を行うことができる。
のガラス転移温度が−30〜0℃であることが好まし
い。内核のガラス転移温度が−30℃未満であると、ア
クリルフォーム支持体が軟らかすぎて、粘着剤組成物層
を支持するために必要な強度と剛性に欠けるおそれがあ
る。内核のガラス転移温度が0℃を超えると、アクリル
フォーム支持体が硬すぎて、粘着テープが十分な可撓性
と形状追随性を有しなくなるおそれがある。本発明にお
いて、内核のアクリル系重合体水分散液を得るための重
合方法には特に制限はなく、例えば、公知の乳化重合法
などにより得ることができる。乳化重合は、例えば、単
量体、水及び乳化剤、さらに必要に応じて重合開始剤や
重合度調整剤などを混合して単量体エマルジョンを調製
し、反応容器に水と必要に応じて重合開始剤などを仕込
み、雰囲気を不活性ガスで置換し、重合温度に昇温した
のち単量体エマルジョンを滴下して重合を行うことがで
きる。あるいは、反応容器に、単量体、水、乳化剤、重
合開始剤、重合度調整剤などの全成分を仕込み、撹拌し
て乳化し、雰囲気を不活性ガスで置換したのち、重合温
度まで昇温することによって重合を行うことができる。
【0007】本発明においては、アクリル系重合体微粒
子の外側に、外殻として自己架橋性フッ素化合物共重合
体を形成し、コア/シェル型重合体微粒子とする。自己
架橋性フッ素化合物共重合体を形成するための重合性フ
ッ素化合物としては、例えば、
子の外側に、外殻として自己架橋性フッ素化合物共重合
体を形成し、コア/シェル型重合体微粒子とする。自己
架橋性フッ素化合物共重合体を形成するための重合性フ
ッ素化合物としては、例えば、
【化1】 などを好適に使用することができる。ただし、上式にお
いて、R1、R2及びR3は水素又はメチル基であり、Rf
は−CnF2n+1で表されるパーフルオロアルキル基であ
る。本発明においては、Rfの炭素数が6〜12である
パーフルオロアルキル基を有するアクリル酸エステル又
はメタクリル酸エステルを好適に使用することができ
る。本発明において、外殻である自己架橋性フッ素化合
物共重合体を形成するための重合性自己架橋性化合物と
しては、例えば、N−メチロールアクリルアミド、N−
メチロールメタクリルアミドなどを使用することができ
る。これらの化合物のメチロール基は、重合体水分散液
を加熱乾燥する際に脱水反応により架橋構造を形成し、
得られるアクリルフォーム支持体の強度と耐水性を向上
する。本発明においては、外殻の自己架橋性フッ素化合
物共重合体に、重合性フッ素化合物及び重合性自己架橋
性化合物以外に、その他の単量体を共重合することがで
きる。このような単量体としては、先に説明した内核の
アクリル系重合体に使用する単量体の中から適宜選択し
て使用することができるが、アクリル酸エステル類、メ
タクリル酸エステル類、マレイン酸及びそのエステル
類、フマル酸及びそのエステル類、ビニルエステル類な
どを特に好適に使用することができる。外殻を形成する
自己架橋性フッ素化合物共重合体は、重合性フッ素化合
物20〜90重量%、重合性自己架橋性化合物0.5〜
5重量%及びその他の単量体5〜79.5重量%を共重
合したものであることが好ましく、重合性フッ素化合物
30〜50重量%、重合性自己架橋性化合物1〜3重量
%及びその他の単量体47〜69重量%を共重合したも
のであることがさらに好ましい。
いて、R1、R2及びR3は水素又はメチル基であり、Rf
は−CnF2n+1で表されるパーフルオロアルキル基であ
る。本発明においては、Rfの炭素数が6〜12である
パーフルオロアルキル基を有するアクリル酸エステル又
はメタクリル酸エステルを好適に使用することができ
る。本発明において、外殻である自己架橋性フッ素化合
物共重合体を形成するための重合性自己架橋性化合物と
しては、例えば、N−メチロールアクリルアミド、N−
メチロールメタクリルアミドなどを使用することができ
る。これらの化合物のメチロール基は、重合体水分散液
を加熱乾燥する際に脱水反応により架橋構造を形成し、
得られるアクリルフォーム支持体の強度と耐水性を向上
する。本発明においては、外殻の自己架橋性フッ素化合
物共重合体に、重合性フッ素化合物及び重合性自己架橋
性化合物以外に、その他の単量体を共重合することがで
きる。このような単量体としては、先に説明した内核の
アクリル系重合体に使用する単量体の中から適宜選択し
て使用することができるが、アクリル酸エステル類、メ
タクリル酸エステル類、マレイン酸及びそのエステル
類、フマル酸及びそのエステル類、ビニルエステル類な
どを特に好適に使用することができる。外殻を形成する
自己架橋性フッ素化合物共重合体は、重合性フッ素化合
物20〜90重量%、重合性自己架橋性化合物0.5〜
5重量%及びその他の単量体5〜79.5重量%を共重
合したものであることが好ましく、重合性フッ素化合物
30〜50重量%、重合性自己架橋性化合物1〜3重量
%及びその他の単量体47〜69重量%を共重合したも
のであることがさらに好ましい。
【0008】本発明においては、アクリル系重合体の内
核の外側に、自己架橋性フッ素化合物共重合体の外殻を
形成し、コア/シェル型重合体微粒子を含有するアクリ
ル系水分散液を得ることができる。重合性フッ素化合
物、重合性自己架橋性化合物及びその他の単量体、水及
び乳化剤、さらに必要に応じて重合開始剤、重合度調整
剤や有機溶剤などを混合して単量体エマルジョンを調製
し、この単量体エマルジョンを、内核となるアクリル系
重合体水分散液に滴下して重合を行うことにより、自己
架橋性フッ素化合物共重合体の外殻を形成することがで
きる。本発明においては、コア/シェル型重合体微粒子
を含有するアクリル系重合体水分散液に、体質顔料を配
合する。使用する体質顔料には特に制限はなく、例え
ば、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウ
ム、シリカ、アルミナ、水酸化アルミニウムなどの合成
体質顔料や、クレー、タルクなどの天然体質顔料などを
使用することができる。さらに、必要に応じて、体質顔
料に加えて、酸化鉄、酸化チタン、酸化亜鉛などの一般
の無機顔料を併用することができる。本発明における各
成分の割合は、内核のアクリル系重合体100重量部当
たり、外殻の自己架橋性フッ素化合物共重合体が1〜2
0重量部であることが好ましく、外殻の自己架橋性フッ
素化合物共重合体が5〜15重量部であることがより好
ましい。また、体質顔料の配合割合は、内核のアクリル
系重合体100重量部当たり、体質顔料が5〜40重量
部であることが好ましく、体質顔料が10〜20重量部
であることがより好ましい。
核の外側に、自己架橋性フッ素化合物共重合体の外殻を
形成し、コア/シェル型重合体微粒子を含有するアクリ
ル系水分散液を得ることができる。重合性フッ素化合
物、重合性自己架橋性化合物及びその他の単量体、水及
び乳化剤、さらに必要に応じて重合開始剤、重合度調整
剤や有機溶剤などを混合して単量体エマルジョンを調製
し、この単量体エマルジョンを、内核となるアクリル系
重合体水分散液に滴下して重合を行うことにより、自己
架橋性フッ素化合物共重合体の外殻を形成することがで
きる。本発明においては、コア/シェル型重合体微粒子
を含有するアクリル系重合体水分散液に、体質顔料を配
合する。使用する体質顔料には特に制限はなく、例え
ば、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウ
ム、シリカ、アルミナ、水酸化アルミニウムなどの合成
体質顔料や、クレー、タルクなどの天然体質顔料などを
使用することができる。さらに、必要に応じて、体質顔
料に加えて、酸化鉄、酸化チタン、酸化亜鉛などの一般
の無機顔料を併用することができる。本発明における各
成分の割合は、内核のアクリル系重合体100重量部当
たり、外殻の自己架橋性フッ素化合物共重合体が1〜2
0重量部であることが好ましく、外殻の自己架橋性フッ
素化合物共重合体が5〜15重量部であることがより好
ましい。また、体質顔料の配合割合は、内核のアクリル
系重合体100重量部当たり、体質顔料が5〜40重量
部であることが好ましく、体質顔料が10〜20重量部
であることがより好ましい。
【0009】本発明においては、重合体を水に分散させ
るための分散剤として、水分散液を機械的に起泡させる
起泡剤として、さらに、起泡させた泡の安定性を維持す
るために界面活性剤を使用する。使用する界面活性剤に
は特に制限はなく、公知のノニオン界面活性剤、アニオ
ン界面活性剤、カチオン界面活性剤などを使用すること
ができるが、これらな中で、ポリオキシエチレンモノア
ルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニル
エーテル、ソルビタンエステル類のようなノニオン界面
活性剤、及び、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ、脂
肪酸変成グルタミン酸ソーダ、フッ素系アニオン界面活
性剤のようなアニオン界面活性剤を特に好適に使用する
ことができる。本発明においては、アクリル系重合体水
分散液と体質顔料よりなる組成物に、さらに必要に応じ
て、公知の樹脂分散剤、増粘剤、粘度調整剤、架橋剤な
どを配合することができる。本発明においては、上記の
コア/シェル型重合体微粒子を含有するアクリル系重合
体水分散液と体質顔料よりなる組成物を発泡させる。発
泡の方法には特に制限はないが、機械的撹拌による発泡
を好適に用いることができる。機械的撹拌により、該組
成物は好ましくは全体の体積が1.5〜5.0倍になるよ
う、より好ましくは全体の体積が2.0〜3.0倍になる
よう発泡する。得られた発泡液をシートに塗布し、乾
燥、架橋することにより本発明の粘着テープ用アクリル
フォーム支持体を得る。発泡液を剥離シートに塗布し、
粘着テープ用アクリルフォーム支持体と粘着剤層を積層
したのちシートを剥離することができ、あるいは、通常
のプラスチックなどのシートに塗布し、粘着剤層、アク
リルフォーム支持体及びプラスチックシートの3層から
なる粘着テープを製造することができる。
るための分散剤として、水分散液を機械的に起泡させる
起泡剤として、さらに、起泡させた泡の安定性を維持す
るために界面活性剤を使用する。使用する界面活性剤に
は特に制限はなく、公知のノニオン界面活性剤、アニオ
ン界面活性剤、カチオン界面活性剤などを使用すること
ができるが、これらな中で、ポリオキシエチレンモノア
ルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニル
エーテル、ソルビタンエステル類のようなノニオン界面
活性剤、及び、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ、脂
肪酸変成グルタミン酸ソーダ、フッ素系アニオン界面活
性剤のようなアニオン界面活性剤を特に好適に使用する
ことができる。本発明においては、アクリル系重合体水
分散液と体質顔料よりなる組成物に、さらに必要に応じ
て、公知の樹脂分散剤、増粘剤、粘度調整剤、架橋剤な
どを配合することができる。本発明においては、上記の
コア/シェル型重合体微粒子を含有するアクリル系重合
体水分散液と体質顔料よりなる組成物を発泡させる。発
泡の方法には特に制限はないが、機械的撹拌による発泡
を好適に用いることができる。機械的撹拌により、該組
成物は好ましくは全体の体積が1.5〜5.0倍になるよ
う、より好ましくは全体の体積が2.0〜3.0倍になる
よう発泡する。得られた発泡液をシートに塗布し、乾
燥、架橋することにより本発明の粘着テープ用アクリル
フォーム支持体を得る。発泡液を剥離シートに塗布し、
粘着テープ用アクリルフォーム支持体と粘着剤層を積層
したのちシートを剥離することができ、あるいは、通常
のプラスチックなどのシートに塗布し、粘着剤層、アク
リルフォーム支持体及びプラスチックシートの3層から
なる粘着テープを製造することができる。
【0010】本発明においては、内核がアクリル系重合
体であり、外殻が自己架橋性フッ素化合物共重合体であ
るコア/シェル型重合体微粒子を含有するアクリル系重
合体水分散液と体質顔料を配合する代わりに、内核が体
質顔料微粒子であり、外殻が自己架橋性フッ素化合物共
重合体であるコア/シェル型微粒子を含有する水分散液
と、アクリル系重合体微粒子を含有する水分散液を配合
した組成物を発泡せしめたのち、シートに塗布し、乾
燥、架橋して粘着テープ用アクリルフォーム支持体を得
ることができる。図1は、本発明の粘着テープ用アクリ
ルフォーム支持体を用いた粘着テープの断面図である。
図1(a)は、粘着テープ用アクリルフォーム支持体1
の片面のみに粘着剤層2を有する片面粘着テープであ
り、図1(b)は、粘着テープ用アクリルフォーム支持
体1の両面に粘着剤層2及び粘着剤層3を有する両面粘
着テープである。両面粘着テープにおいては、両面の粘
着剤層を同一の組成物とすることができ、あるいは両面
の粘着剤層を異なる組成物とすることができる。本発明
の粘着テープ用アクリルフォーム支持体は、コア/シェ
ル型重合体微粒子の外殻が自己架橋性フッ素化合物共重
合体であるので、耐水性が著しく改善され、粘着テープ
を湿潤条件下に使用しても、支持体の強度及び伸度の低
下が少なく、安定して使用することができる。
体であり、外殻が自己架橋性フッ素化合物共重合体であ
るコア/シェル型重合体微粒子を含有するアクリル系重
合体水分散液と体質顔料を配合する代わりに、内核が体
質顔料微粒子であり、外殻が自己架橋性フッ素化合物共
重合体であるコア/シェル型微粒子を含有する水分散液
と、アクリル系重合体微粒子を含有する水分散液を配合
した組成物を発泡せしめたのち、シートに塗布し、乾
燥、架橋して粘着テープ用アクリルフォーム支持体を得
ることができる。図1は、本発明の粘着テープ用アクリ
ルフォーム支持体を用いた粘着テープの断面図である。
図1(a)は、粘着テープ用アクリルフォーム支持体1
の片面のみに粘着剤層2を有する片面粘着テープであ
り、図1(b)は、粘着テープ用アクリルフォーム支持
体1の両面に粘着剤層2及び粘着剤層3を有する両面粘
着テープである。両面粘着テープにおいては、両面の粘
着剤層を同一の組成物とすることができ、あるいは両面
の粘着剤層を異なる組成物とすることができる。本発明
の粘着テープ用アクリルフォーム支持体は、コア/シェ
ル型重合体微粒子の外殻が自己架橋性フッ素化合物共重
合体であるので、耐水性が著しく改善され、粘着テープ
を湿潤条件下に使用しても、支持体の強度及び伸度の低
下が少なく、安定して使用することができる。
【0011】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限
定されるものではない。 実施例1 単量体としてn−ブチルアクリレート100重量部、2
−エチルヘキシルアクリレート670重量部、アクリル
酸5重量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート30
重量部及びメチルメタクリレート195重量部、重合度
調整剤としてn−ドデシルメルカプタン0.1重量部、
乳化剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ10重
量部及びポリオキシエチレンラウリルエーテル30重量
部と蒸留水300重量部を混合撹拌することにより単量
体のエマルジョンM−1を得た。反応容器に、過硫酸ア
ンモニウム4重量部を蒸留水500重量部に溶解した溶
液を仕込み、反応容器内部の雰囲気を窒素で置換したの
ち、温度を60℃に昇温した。反応容器の温度を60℃
に保ち、撹拌しながら、上記の単量体のエマルジョンを
5時間で滴下し、アクリル系重合体水分散液P−1を得
た。アクリル系重合体水分散液P−1の固形分含有量は
55重量%、20℃における粘度は400cpsであっ
た。また、このアクリル系重合体のガラス転移温度は−
28℃であった。単量体としてCH2=CHCOOCH2
CH2Rf(ただし、Rfは平均炭素数約8のパーフルオ
ロアルキル基である。)40重量部、N−メチロールア
クリルアミド2重量部、ラウリルメタクリレート20重
量部及び2−エチルヘキシルアクリレート38重量部、
乳化剤としてポリオキシエチレンラウリルエーテル5重
量部、重合開始剤としてアゾビスイソブチルアミジン塩
酸塩1重量部、蒸留水175重量部、アセトン60重量
部を混合撹拌することによりフッ素系単量体を含むエマ
ルジョンM−2を得た。反応容器に、アクリル系重合体
水分散液P−1を1,000重量部仕込み、温度を60
℃に調整し、撹拌しながら、上記のフッ素系単量体を含
むエマルジョンのうち250重量部を添加し、60℃で
10時間撹拌しながら重合し、内核がアクリル系重合体
であり、外殻が自己架橋性フッ素化合物共重合体である
コア/シェル型重合体微粒子を含有するアクリル系重合
体水分散液P−2を得た。アクリル系重合体水分散液P
−2を100重量部、体質顔料としての炭酸カルシウム
を5重量部、粘度調整のためのアンモニア水を0.5重
量部、起泡安定剤としてのソルビタンモノオレエートを
1重量部及び架橋剤としてのスミテックスレジンM−3
[住友化学(株)、商品名]を3重量部配合し、オークス
ミキサーを使用して、全体の体積が2.5倍になるまで
機械的に撹拌して発泡した。この発泡液を、離型紙上に
約0.5mmの厚さに塗布し、乾燥しながら温度約130
〜140℃で5分間加熱し、重合体を架橋させて厚さ約
0.3mmの発泡シートを得た。この発泡シートを15mm
幅に切断し、この試験片についてショッパー強伸度試験
機で強度及び伸度を測定したところ、強度110〜12
0g、伸度600〜620%であった。さらに、この試
験片を40℃の温水に48時間浸漬したのち、付着する
水分を拭き取って直ちに強度及び伸度を測定したとこ
ろ、強度90〜100g、伸度400〜450%であっ
た。アクリル系粘着剤の主剤であるSKダイン1310
[綜研化学(株)、商品名]100重量部と、硬化剤であ
るSKダインL−45[綜研化学(株)、商品名]1.5
重量部を混合し、得られた溶液を離形紙に100g/m
2塗布乾燥後、上記の発泡シートをラミネートし、25
〜30℃において7日間熟成し、粘着テープを得た。同
様の方法をもう一方の面について繰り返し、アクリルフ
ォームを支持体として、この支持体の表裏に粘着層を有
する図1(b)に示した形態の粘着テープを得た。 実施例2 単量体としてn−ブチルアクリレート100重量部、ラ
ウリルメタクリレート100重量部、2−エチルヘキシ
ルアクリレート570重量部、アクリル酸5重量部、2
−ヒドロキシエチルメタクリレート30重量部及びメチ
ルメタクリレート195重量部、重合度調整剤としてn
−ドデシルメルカプタン0.1重量部、乳化剤としてド
デシルベンゼンスルホン酸ソーダ10重量部及びポリオ
キシエチレンラウリルエーテル30重量部と蒸留水30
0重量部を混合撹拌することにより、単量体のエマルジ
ョンM−3を得た。単量体のエマルジョンM−1の代わ
りに、単量体のエマルジョンM−3を使用した以外は、
実施例1と全く同様に重合してアクリル系重合体水分散
液P−3を得た。さらにアクリル系重合体水分散液P−
3と、フッ素系単量体を含むエマルジョンM−2を使用
し、実施例1と全く同様にして、内核がアクリル系重合
体であり、外殻が自己架橋性フッ素化合物共重合体であ
るコア/シェル型重合体微粒子を含有するアクリル系重
合体水分散液P−4を得た。アクリル系重合体水分散液
P−4を100重量部、体質顔料としての水酸化アルミ
ニウムを5重量部、粘度調整用のアンモニア水を0.5
重量部、起泡安定剤としてのソルビタンモノオレエート
を1重量部、架橋剤としてのスミテックスレジンM−3
[住友化学(株)、商品名]を3重量部配合し、オークス
ミキサーを使用して、全体の体積が2.5倍になるまで
機械的に撹拌して発泡した。この発泡液を、離型紙上に
約0.5mmの厚さに塗布し、乾燥しながら温度約130
〜140℃で5分間加熱し、重合体を架橋させて厚さ約
0.3mmの発泡シートを得た。この発泡シートについ
て、実施例1と同様にして温水浸漬前後の強度及び伸度
を測定したところ、温水浸漬前の強度110g、伸度6
00〜610%であり、温水浸漬後の強度90〜95
g、伸度400〜450%であった。 比較例1 アクリル系重合体水分散液P−1を100重量部、体質
顔料としての炭酸カルシウムを5重量部、粘度調整用の
アンモニア水を0.5重量部、起泡安定剤としてのソル
ビタンモノオレエートを1重量部、架橋剤としてのスミ
テックスレジンM−3[住友化学(株)、商品名]を3重
量部配合し、オークスミキサーを使用して、全体の体積
が2.5倍になるまで機械的に撹拌して発泡した。この
発泡液を、離型紙上に約0.5mmの厚さに塗布し、乾燥
しながら温度約130〜140℃で5分間加熱し、重合
体を架橋させて厚さ約0.3mmの発泡シートを得た。こ
の発泡シートについて、実施例1と同様にして温水浸漬
前後の強度及び伸度を測定したところ、温水浸漬前の強
度120〜130g、伸度500〜550%であり、温
水浸漬後の強度40〜50g、伸度200〜250%で
あった。 比較例2 アクリル系重合体水分散液P−3を100重量部、体質
顔料としての炭酸カルシウムを5重量部、粘度調整用の
アンモニア水を0.5重量部、起泡安定剤としてのソル
ビタンモノオレエートを1重量部、架橋剤としてのスミ
テックスレジンM−3[住友化学(株)、商品名]を3重
量部配合し、オークスミキサーを使用して、全体の体積
が2.5倍になるまで機械的に撹拌して発泡した。この
発泡液を、離型紙上に約0.5mmの厚さに塗布し、乾燥
しながら温度約130〜140℃で5分間加熱し、重合
体を架橋させて厚さ約0.3mmの発泡シートを得た。こ
の発泡シートについて、実施例1と同様にして温水浸漬
前後の強度及び伸度を測定したところ、温水浸漬前の強
度120〜130g、伸度520〜550%であり、温
水浸漬後の強度40〜50g、伸度200〜250%で
あった。実施例1〜2及び比較例1〜2の発泡シート
の、温水浸漬前後の強度及び伸度の値を第1表に示す。
に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限
定されるものではない。 実施例1 単量体としてn−ブチルアクリレート100重量部、2
−エチルヘキシルアクリレート670重量部、アクリル
酸5重量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート30
重量部及びメチルメタクリレート195重量部、重合度
調整剤としてn−ドデシルメルカプタン0.1重量部、
乳化剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ10重
量部及びポリオキシエチレンラウリルエーテル30重量
部と蒸留水300重量部を混合撹拌することにより単量
体のエマルジョンM−1を得た。反応容器に、過硫酸ア
ンモニウム4重量部を蒸留水500重量部に溶解した溶
液を仕込み、反応容器内部の雰囲気を窒素で置換したの
ち、温度を60℃に昇温した。反応容器の温度を60℃
に保ち、撹拌しながら、上記の単量体のエマルジョンを
5時間で滴下し、アクリル系重合体水分散液P−1を得
た。アクリル系重合体水分散液P−1の固形分含有量は
55重量%、20℃における粘度は400cpsであっ
た。また、このアクリル系重合体のガラス転移温度は−
28℃であった。単量体としてCH2=CHCOOCH2
CH2Rf(ただし、Rfは平均炭素数約8のパーフルオ
ロアルキル基である。)40重量部、N−メチロールア
クリルアミド2重量部、ラウリルメタクリレート20重
量部及び2−エチルヘキシルアクリレート38重量部、
乳化剤としてポリオキシエチレンラウリルエーテル5重
量部、重合開始剤としてアゾビスイソブチルアミジン塩
酸塩1重量部、蒸留水175重量部、アセトン60重量
部を混合撹拌することによりフッ素系単量体を含むエマ
ルジョンM−2を得た。反応容器に、アクリル系重合体
水分散液P−1を1,000重量部仕込み、温度を60
℃に調整し、撹拌しながら、上記のフッ素系単量体を含
むエマルジョンのうち250重量部を添加し、60℃で
10時間撹拌しながら重合し、内核がアクリル系重合体
であり、外殻が自己架橋性フッ素化合物共重合体である
コア/シェル型重合体微粒子を含有するアクリル系重合
体水分散液P−2を得た。アクリル系重合体水分散液P
−2を100重量部、体質顔料としての炭酸カルシウム
を5重量部、粘度調整のためのアンモニア水を0.5重
量部、起泡安定剤としてのソルビタンモノオレエートを
1重量部及び架橋剤としてのスミテックスレジンM−3
[住友化学(株)、商品名]を3重量部配合し、オークス
ミキサーを使用して、全体の体積が2.5倍になるまで
機械的に撹拌して発泡した。この発泡液を、離型紙上に
約0.5mmの厚さに塗布し、乾燥しながら温度約130
〜140℃で5分間加熱し、重合体を架橋させて厚さ約
0.3mmの発泡シートを得た。この発泡シートを15mm
幅に切断し、この試験片についてショッパー強伸度試験
機で強度及び伸度を測定したところ、強度110〜12
0g、伸度600〜620%であった。さらに、この試
験片を40℃の温水に48時間浸漬したのち、付着する
水分を拭き取って直ちに強度及び伸度を測定したとこ
ろ、強度90〜100g、伸度400〜450%であっ
た。アクリル系粘着剤の主剤であるSKダイン1310
[綜研化学(株)、商品名]100重量部と、硬化剤であ
るSKダインL−45[綜研化学(株)、商品名]1.5
重量部を混合し、得られた溶液を離形紙に100g/m
2塗布乾燥後、上記の発泡シートをラミネートし、25
〜30℃において7日間熟成し、粘着テープを得た。同
様の方法をもう一方の面について繰り返し、アクリルフ
ォームを支持体として、この支持体の表裏に粘着層を有
する図1(b)に示した形態の粘着テープを得た。 実施例2 単量体としてn−ブチルアクリレート100重量部、ラ
ウリルメタクリレート100重量部、2−エチルヘキシ
ルアクリレート570重量部、アクリル酸5重量部、2
−ヒドロキシエチルメタクリレート30重量部及びメチ
ルメタクリレート195重量部、重合度調整剤としてn
−ドデシルメルカプタン0.1重量部、乳化剤としてド
デシルベンゼンスルホン酸ソーダ10重量部及びポリオ
キシエチレンラウリルエーテル30重量部と蒸留水30
0重量部を混合撹拌することにより、単量体のエマルジ
ョンM−3を得た。単量体のエマルジョンM−1の代わ
りに、単量体のエマルジョンM−3を使用した以外は、
実施例1と全く同様に重合してアクリル系重合体水分散
液P−3を得た。さらにアクリル系重合体水分散液P−
3と、フッ素系単量体を含むエマルジョンM−2を使用
し、実施例1と全く同様にして、内核がアクリル系重合
体であり、外殻が自己架橋性フッ素化合物共重合体であ
るコア/シェル型重合体微粒子を含有するアクリル系重
合体水分散液P−4を得た。アクリル系重合体水分散液
P−4を100重量部、体質顔料としての水酸化アルミ
ニウムを5重量部、粘度調整用のアンモニア水を0.5
重量部、起泡安定剤としてのソルビタンモノオレエート
を1重量部、架橋剤としてのスミテックスレジンM−3
[住友化学(株)、商品名]を3重量部配合し、オークス
ミキサーを使用して、全体の体積が2.5倍になるまで
機械的に撹拌して発泡した。この発泡液を、離型紙上に
約0.5mmの厚さに塗布し、乾燥しながら温度約130
〜140℃で5分間加熱し、重合体を架橋させて厚さ約
0.3mmの発泡シートを得た。この発泡シートについ
て、実施例1と同様にして温水浸漬前後の強度及び伸度
を測定したところ、温水浸漬前の強度110g、伸度6
00〜610%であり、温水浸漬後の強度90〜95
g、伸度400〜450%であった。 比較例1 アクリル系重合体水分散液P−1を100重量部、体質
顔料としての炭酸カルシウムを5重量部、粘度調整用の
アンモニア水を0.5重量部、起泡安定剤としてのソル
ビタンモノオレエートを1重量部、架橋剤としてのスミ
テックスレジンM−3[住友化学(株)、商品名]を3重
量部配合し、オークスミキサーを使用して、全体の体積
が2.5倍になるまで機械的に撹拌して発泡した。この
発泡液を、離型紙上に約0.5mmの厚さに塗布し、乾燥
しながら温度約130〜140℃で5分間加熱し、重合
体を架橋させて厚さ約0.3mmの発泡シートを得た。こ
の発泡シートについて、実施例1と同様にして温水浸漬
前後の強度及び伸度を測定したところ、温水浸漬前の強
度120〜130g、伸度500〜550%であり、温
水浸漬後の強度40〜50g、伸度200〜250%で
あった。 比較例2 アクリル系重合体水分散液P−3を100重量部、体質
顔料としての炭酸カルシウムを5重量部、粘度調整用の
アンモニア水を0.5重量部、起泡安定剤としてのソル
ビタンモノオレエートを1重量部、架橋剤としてのスミ
テックスレジンM−3[住友化学(株)、商品名]を3重
量部配合し、オークスミキサーを使用して、全体の体積
が2.5倍になるまで機械的に撹拌して発泡した。この
発泡液を、離型紙上に約0.5mmの厚さに塗布し、乾燥
しながら温度約130〜140℃で5分間加熱し、重合
体を架橋させて厚さ約0.3mmの発泡シートを得た。こ
の発泡シートについて、実施例1と同様にして温水浸漬
前後の強度及び伸度を測定したところ、温水浸漬前の強
度120〜130g、伸度520〜550%であり、温
水浸漬後の強度40〜50g、伸度200〜250%で
あった。実施例1〜2及び比較例1〜2の発泡シート
の、温水浸漬前後の強度及び伸度の値を第1表に示す。
【0012】
【表1】
【0013】第1表の結果から、本発明の粘着テープ用
アクリルフォーム支持体は、温水浸漬後も伸度及び強度
の低下の程度が少ないことが分かる。
アクリルフォーム支持体は、温水浸漬後も伸度及び強度
の低下の程度が少ないことが分かる。
【0014】
【発明の効果】本発明の粘着テープ用アクリルフォーム
支持体は、撥水性を有し耐水性に優れるので、湿潤状態
においても強度及び伸度の低下が少なく、粘着テープを
湿潤状態において安定して使用することができる。
支持体は、撥水性を有し耐水性に優れるので、湿潤状態
においても強度及び伸度の低下が少なく、粘着テープを
湿潤状態において安定して使用することができる。
【図1】図1は、アクリルフォーム支持体を用いた粘着
テープの断面図である。
テープの断面図である。
1 粘着テープ用アクリルフォーム支持体 2 粘着剤層 3 粘着剤層
フロントページの続き (72)発明者 今野 義紀 東京都中央区日本橋馬喰町一丁目7番6号 大日精化工業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】内核がアクリル系重合体であり、外殻が自
己架橋性フッ素化合物共重合体であるコア/シェル型重
合体微粒子を含有するアクリル系重合体水分散液と、体
質顔料よりなる組成物を発泡せしめたのち、シートに塗
布し、乾燥、架橋して得られる粘着テープ用アクリルフ
ォーム支持体。 - 【請求項2】内核のアクリル系重合体のガラス転移温度
が、−30〜0℃である請求項1記載の粘着テープ用ア
クリルフォーム支持体。 - 【請求項3】外殻が、パーフルオロアルキル基を有する
アクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルの共重合
体である請求項1又は請求項2記載の粘着テープ用アク
リルフォーム支持体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7131104A JPH08302297A (ja) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | 粘着テープ用アクリルフォーム支持体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7131104A JPH08302297A (ja) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | 粘着テープ用アクリルフォーム支持体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08302297A true JPH08302297A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=15050078
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7131104A Pending JPH08302297A (ja) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | 粘着テープ用アクリルフォーム支持体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08302297A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007521362A (ja) * | 2003-06-20 | 2007-08-02 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | ライナレス両面感圧接着剤フォームテープ |
| JP2020196886A (ja) * | 2019-06-03 | 2020-12-10 | 積水化学工業株式会社 | 粘着テープ |
-
1995
- 1995-05-01 JP JP7131104A patent/JPH08302297A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007521362A (ja) * | 2003-06-20 | 2007-08-02 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | ライナレス両面感圧接着剤フォームテープ |
| JP4847324B2 (ja) * | 2003-06-20 | 2011-12-28 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | ライナレス両面感圧接着剤フォームテープ |
| JP2020196886A (ja) * | 2019-06-03 | 2020-12-10 | 積水化学工業株式会社 | 粘着テープ |
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