JPH08303309A - 過給機付きディーゼル機関のegr装置 - Google Patents

過給機付きディーゼル機関のegr装置

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JPH08303309A
JPH08303309A JP7112036A JP11203695A JPH08303309A JP H08303309 A JPH08303309 A JP H08303309A JP 7112036 A JP7112036 A JP 7112036A JP 11203695 A JP11203695 A JP 11203695A JP H08303309 A JPH08303309 A JP H08303309A
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JP
Japan
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egr
valve
target
intake throttle
egr rate
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JP7112036A
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English (en)
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Hiroaki Hashigaya
浩昭 橋ヶ谷
Kensuke Nagamura
謙介 長村
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M26/00Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
    • F02M26/02EGR systems specially adapted for supercharged engines
    • F02M26/04EGR systems specially adapted for supercharged engines with a single turbocharger
    • F02M26/05High pressure loops, i.e. wherein recirculated exhaust gas is taken out from the exhaust system upstream of the turbine and reintroduced into the intake system downstream of the compressor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M26/00Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
    • F02M26/52Systems for actuating EGR valves
    • F02M26/53Systems for actuating EGR valves using electric actuators, e.g. solenoids
    • F02M26/54Rotary actuators, e.g. step motors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Supercharger (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 排気スモーク、NOxの低減を図る。 【構成】 吸気導入通路100に吸気絞り弁101と過
給機102とを介装し、EGR通路103にEGR弁1
04を介装し、吸気導入通路100から流入するガスと
EGR通路103から流入するEGRガスとをコレクタ
113を介して混合してシリンダへ供給する過給機付き
ディーゼル機関において、コレクタ113内のガスを排
気系へ導くバイパス流路114を形成し、目標EGR率
の変化速度を基にバイパス流路114に介装したバイパ
ス弁115を駆動制御するバイパス弁開度制御部118
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、過給機付きディーゼ
ル機関のEGR装置(排気還流装置)に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のディーゼルエンジンでは、排気中
のNOxを低減するために、排気の一部を吸気系に再循
環させるEGR装置を採用している。
【0003】従来のディーゼルエンジンのEGR装置と
して、例えば図21に示すものがあり、これはエンジン
1の排気通路2から排気(EGRガス)を導くEGR通
路3にEGR弁4を、EGR通路3の開口部上流の吸気
通路5(吸気導入通路)に吸気絞り弁6を介装すると共
に、制御装置7に所定のデータを持ち、エンジン回転数
とアクセル開度(負荷)とに応じて、EGR弁4、吸気
絞り弁6をそれぞれステップモータ8,9を介し駆動し
て、EGRを制御している。
【0004】また、ターボチャージャ10の吸気コンプ
レッサ11を吸気絞り弁6の上流の吸気通路5に、排気
タービン12を排気通路2に介装して、過給するように
している。
【0005】図中、13は排気タービン12をバイパス
する排気逃がし通路、14,15はウエストゲート弁と
ステップモータである。16は吸気弁、17は排気弁、
18は燃料噴射弁、19はピストンで、1つの気筒部分
を表している。
【0006】なお、制御装置7は、エンジン回転数とア
クセル開度とに応じ、図22のようなマップから燃料噴
射量を求め、燃料噴射量とエンジン回転数とに応じ、図
23のようなマップから目標のEGR率(EGR量/新
気量)を求め、目標のEGR率を得るEGR弁4の開
度、吸気絞り弁6の開度に制御する(特開昭61ー21
5426号公報等参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のEGR装置にあっては、シリンダに吸入され
るガス、即ちコレクタ(吸気マニホールド)20内部の
EGR率が吸気絞り弁6とEGR弁4とによってのみ制
御されるようになっていたため、コレクタ20の容量に
よる遅れ(ガスの流動の遅れ)により、EGR率の減少
制御時の応答性が良くない。
【0008】そのため、アイドルから急加速を行うよう
な場合に、コレクタ20から遅れて吸入されるEGRガ
スにより空気過剰率が不足して燃焼の悪化を招き、排気
スモーク(黒煙)が発生しやすい。そのスモークの発生
を抑制するために、燃料噴射量に制限を加え、結果とし
て出力を低下させる。という問題があった。
【0009】この例として、信号待ちから発車する場合
を考えると、赤信号にて停車中はアクセル開度は0°、
エンジン回転数はアイドリング(約800rpm)であ
り、このとき燃料噴射量は約2.5[mg/st]で、EGR
率は最大の76%となる(図22、図23)。
【0010】この状態から信号が青に変わって、発進時
にアクセルを徐々に開けていくと、燃料噴射量は図22
の曲線Aのように徐々に変化し、そのためEGR率も図
23の曲線Aのように徐々に変化する。したがって、こ
の場合にはEGR率の急変がないので、EGR弁と吸気
絞り弁の制御だけで、EGR率の応答遅れによる問題は
生じない。
【0011】これに対し、発進時にアクセルを全開する
と、エンジン回転数がアイドル付近のときは燃料噴射量
は約40[mg/st]となり、これはエンジン回転数の上
昇に伴い低下していくが、最小でも約25[mg/st]で
ある。燃料噴射量が約17[mg/st]を越える領域では
EGR率は0%となる。
【0012】即ち、アクセルの全開と同時にEGR率を
76%から0%に急変させるのに、EGR弁と吸気絞り
弁の制御だけでは、コレクタ20から遅れてEGRガス
が吸入されるのに対応できず、EGR率の応答遅れによ
る前述の問題が生じる。
【0013】この発明は、このような問題点を解決し、
良好な機関性能、排気性能を得ることを目的としてい
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、図24に
示すように吸気導入通路100に吸気絞り弁101と過
給機102とを介装し、EGR通路103にEGR弁1
04を介装し、吸気絞り弁101を駆動する吸気絞り弁
駆動部105と、EGR弁104を駆動するEGR弁駆
動部106と、機関回転数と機関負荷に基づいて燃料噴
射弁107の燃料噴射量を設定する手段108と、燃料
噴射量と機関回転数を基に目標EGR率を設定する手段
109と、目標EGR率を基に目標EGR弁開度と目標
吸気絞り弁開度を算出する手段110と、目標EGR弁
開度に実際のEGR弁開度を一致させるようにEGR弁
駆動部106を制御するEGR弁開度制御部111と、
目標吸気絞り弁開度に実際の吸気絞り弁開度を一致させ
るように吸気絞り弁駆動部105を制御する吸気絞り弁
開度制御部112とを備え、吸気導入通路100から流
入するガスとEGR通路103から流入するEGRガス
とをコレクタ113を介して混合してシリンダへ供給す
る過給機付きディーゼル機関において、前記コレクタ1
13内のガスを排気系へ導くバイパス流路114と、バ
イパス流路114に介装したバイパス弁115を駆動す
るバイパス弁駆動部116と、前記目標EGR率の変化
速度を基に目標バイパス弁開度を算出する手段117
と、目標バイパス弁開度に実際のバイパス弁開度を一致
させるようにバイパス弁駆動部116を制御するバイパ
ス弁開度制御部118と、を設ける。
【0015】第2の発明は、図25に示すように吸気導
入通路100に吸気絞り弁101と過給機102とを介
装し、EGR通路103にEGR弁104を介装し、吸
気絞り弁101を駆動する吸気絞り弁駆動部105と、
EGR弁104を駆動するEGR弁駆動部106と、機
関回転数と機関負荷に基づいて燃料噴射弁107の燃料
噴射量を設定する手段108と、燃料噴射量と機関回転
数を基に目標EGR率を設定する手段109と、目標E
GR率を基に目標EGR弁開度と目標吸気絞り弁開度を
算出する手段110と、目標EGR弁開度に実際のEG
R弁開度を一致させるようにEGR弁駆動部106を制
御するEGR弁開度制御部111と、目標吸気絞り弁開
度に実際の吸気絞り弁開度を一致させるように吸気絞り
弁駆動部105を制御する吸気絞り弁開度制御部112
とを備え、吸気導入通路100から流入するガスとEG
R通路103から流入するEGRガスとをコレクタ11
3を介して混合してシリンダへ供給する過給機付きディ
ーゼル機関において、前記コレクタ113内のガスを排
気系へ導くバイパス流路114と、バイパス流路114
に介装したバイパス弁115を駆動するバイパス弁駆動
部116と、前記目標EGR率の変化速度を基に目標バ
イパス弁開度を算出する手段117と、目標バイパス弁
開度に実際のバイパス弁開度を一致させるようにバイパ
ス弁駆動部116を制御するバイパス弁開度制御部11
8とを設けると共に、高EGR率のときに噴射燃料の着
火遅れ期間を長くするように燃料噴射弁107の噴射時
期を所定量遅らせる手段119と、同時に燃焼室に生成
するスワールを強化する手段120と、を設ける。
【0016】第3の発明は、前記過給機102は、機関
駆動により過給するスーパーチャージャである。
【0017】第4の発明は、前記過給機102は、機関
の排気駆動により過給するターボチャージャであり、バ
イパス流路114はコレクタ113をターボチャージャ
排気側下流に接続する。
【0018】第5の発明は、前記バイパス弁115は、
全閉、全開の2位置に制御される。
【0019】第6の発明は、前記吸気絞り弁101は、
全開位置を含む数位置に制御される。
【0020】
【作用】第1の発明では、機関回転数と燃料噴射量(機
関回転数と機関負荷に基づき設定される)を基に目標E
GR率を設定し、目標EGR率になるようにEGR弁の
開度と吸気絞り弁の開度を制御するが、目標EGR率が
急減するような場合、目標EGR率の変化速度を基に求
めた開度にバイパス弁が開かれ、コレクタ内のガスがバ
イパス流路から排気系に流出される。
【0021】したがって、EGR率を急減させる運転時
に、コレクタに流入していたEGRガスが過分にシリン
ダへ吸入されるのが防止され、適正なEGRが行われ
る。
【0022】第2の発明では、目標EGR率が急減する
ような場合、目標EGR率の変化速度を基に求めた開度
にバイパス弁が開かれることにより、適正なEGRが行
われると共に、高EGR率の場合、燃料噴射弁の噴射時
期が所定量遅らせられ、同時に燃焼室に生成するスワー
ルが強化される。
【0023】即ち、高EGR率だと、NOxが大幅に減
少する半面、スモークの増加を招く心配があるが、この
とき燃焼室のスワールが強化され、燃料噴射弁の噴射時
期を遅らせて着火遅れ期間が長くされると、燃料と空気
とのミキシングが促進されると共に、燃焼のほとんどが
スモークの発生しにくい、いわゆる予混合燃焼により行
われる。
【0024】第3の発明では、機関駆動によるスーパー
チャージャによって過給が行われるので、バイパス流路
のバイパス弁が開かれると、コレクタ内のガスがスムー
ズに排気系に流出される。
【0025】第4の発明では、機関の排気駆動によるタ
ーボチャージャによって過給が行われると共に、バイパ
ス流路がターボチャージャ排気側下流に接続されるの
で、バイパス流路のバイパス弁が開かれると、コレクタ
内のガスがスムーズに排気系に流出される。
【0026】第5の発明では、バイパス弁を全開するこ
とで、コレクタ内のガスの流出が十分に行われる。
【0027】第6の発明では、吸気絞り弁を全開位置を
含む数位置に制御することで、EGR率制御が行われ
る。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0029】図1において、30はエンジン本体、31
は吸気導入通路、32は排気通路、33はEGRガスを
吸気系に導くEGR通路である。
【0030】吸気導入通路31に介装された吸気絞り弁
34は、吸気絞り弁駆動用ステップモータ35に連結さ
れ、駆動される。
【0031】EGR通路33に介装されたEGR弁36
は、EGR弁駆動用ステップモータ37に連結され、駆
動される。
【0032】吸気導入通路31からのガス(新気)とE
GR通路33からのEGRガスは、コレクタ38内で混
合して各シリンダへ吸入される。
【0033】ターボチャージャ40は、吸気コンプレッ
サ41が吸気絞り弁34上流の吸気導入通路31に、排
気タービン42がEGR通路33の開口部下流の排気通
路32に介装される。
【0034】排気タービン42の排気逃がし通路43に
は、駆動用ステップモータ44に連結されたウエストゲ
ート弁45が介装され、エンジンの高回転域等にウエス
トゲート弁45は、排気の一部を排気逃がし通路43に
逃がすように開作動される。
【0035】46は吸気弁、47は排気弁、48は燃料
噴射弁、49はピストンで、1つの気筒部分を表してい
る。
【0036】前記コレクタ38には、下流端にコレクタ
38内のガスを排気系に導くバイパス流路50が開口さ
れ、バイパス流路50の下流がターボチャージャ40の
排気タービン42下流の排気通路32に接続される。
【0037】バイパス流路50の開口部にはバイパス弁
51が介装され、バイパス弁51はバイパス弁駆動用ス
テップモータ52に連結され、駆動される。
【0038】エンジンの回転数およびクランク角を検出
する回転数センサ53と、アクセルの開度(エンジンの
負荷)を検出するアクセル開度センサ54からの信号
は、コントロールユニット55に入力される。
【0039】コントロールユニット55には、前図2
2、図23のような燃料噴射量マップと目標EGR率マ
ップとが設けられる。
【0040】コントロールユニット55により、回転数
センサ53とアクセル開度センサ54からの信号に基づ
き燃料噴射量マップから燃料噴射量が求められ、燃料噴
射弁48の燃料噴射量が制御されると共に、その燃料噴
射量と回転数センサ53からの信号に基づき目標EGR
率マップから目標EGR率が求められ、目標EGR率が
得られるように吸気絞り弁34、EGR弁36が駆動制
御される。また、バイパス流路50のバイパス弁51が
駆動制御される。
【0041】この場合、吸気絞り弁34、EGR弁36
は、両弁の全開状態におけるEGRガスの最大流量と新
気の最大流量との比(最大弁開口面積比)を最大EGR
率1とすると、 最大EGR率1=最大EGR弁通過流量/最大吸気絞り弁通過流量 …(1) 目標EGR率≦最大EGR率1のときは 目標吸気絞り弁開度=全開 …(2) 目標EGR弁開度=目標EGR率/最大EGR率1 …(3) に、目標EGR率>最大EGR率1のときは 目標吸気絞り弁開度=最大EGR率1/目標EGR率 …(4) 目標EGR弁開度=全開 …(5) に、制御される。つまり、一方の開度を全開に、他方の
開度を減少側に制御して、目標EGR率となるように制
御される。
【0042】また、バイパス弁51は、目標EGR率の
変化速度を基に、目標EGR率が急減するときに開制御
される。これは、吸気絞り弁34を全開かつバイパス弁
51を全閉にして、EGR弁36を全開から全閉へ変化
させたときのEGR率変化の最大速度(絶対値)を最大
EGR率変化速度1、吸気絞り弁34を全開かつバイパ
ス弁51を全開にして、EGR弁36を全開から全閉へ
変化させたときのEGR率変化の最大速度(絶対値)を
最大EGR率変化速度2として与えておくと共に、1演
算サイクルにおける目標EGR率の変化速度を求め、 目標EGR率変化速度=(1演算サイクル前の目標EGR率 −今回の目標EGR率)/サンプリングタイム …(6) 目標EGR率変化速度≦最大EGR率変化速度1のとき
は 目標バイパス弁開度=全閉 …(7) に、最大EGR率変化速度1<目標EGR率変化速度≦
最大EGR率変化速度2のときは 目標バイパス弁開度= (目標EGR率変化速度−最大EGR率変化速度1) /(最大EGR率変化速度2−最大EGR率変化速度1)…(8) に、最大EGR率変化速度2<目標EGR率変化速度の
ときは 目標バイパス弁開度=全開 …(9) に、バイパス弁51が制御される。つまり、1演算サイ
クルにおける目標EGR率の変化速度が各条件における
変化速度より大きいかどうかによって、目標EGR率の
変化状態を判別して、これを基にバイパス弁51が制御
される。
【0043】なお、目標吸気絞り弁開度、目標EGR弁
開度は以下の方法にて算出するようにしても良い。
【0044】 吸気絞り弁を流れる新気流量 :Qw[kg/s] EGR弁を流れるEGRガス流量 :Qegr[kg/s] コレクタの内圧 :Pint[Pa] 吸気絞り弁上流の圧力 :Ptvo[Pa] EGR弁上流の圧力 :Pegr[Pa] 吸気絞り弁を流れる新気の気体密度:ρw[kg/m3] EGR弁を流れるEGRガスの密度:ρegr[kg/m3] 吸気絞り弁開口面積 :Atvo[m2] EGR弁開口面積 :Aegr[m2] とすると(Pint、Pegr、ρw、ρegrは実測値でも推定
値でも良い)、目標EGR率≦最大EGR率1のときは 目標吸気絞り弁開度=全開
【0045】
【数1】
【0046】Qegr=Qw×目標EGR率
【0047】
【数2】
【0048】に、目標EGR率>最大EGR率1のとき
は 目標EGR弁開度=全開
【0049】
【数3】
【0050】Qw=Qegr/目標EGR率
【0051】
【数4】
【0052】にする。
【0053】次に、コントロールユニット55によるE
GR制御を図2のフローチャートに基づいて説明する。
【0054】まず、ステップ1では、エンジン回転数と
燃料噴射量から求めた目標EGR率を前述の最大EGR
率1と比較する。
【0055】目標EGR率が最大EGR率1以下のとき
は、ステップ2にてその目標EGR率を得る吸気絞り弁
開度(=全開)、EGR弁開度(=目標EGR率/最大
EGR率1)を求め、その開度に吸気絞り弁34、EG
R弁36を制御する。
【0056】目標EGR率が最大EGR率1よりも大き
いときは、ステップ3にてその目標EGR率を得る吸気
絞り弁開度(=最大EGR率1/目標EGR率)、EG
R弁開度(=全開)を求め、その開度に吸気絞り弁3
4、EGR弁36を制御する。
【0057】ステップ4では、今回求めた目標EGR率
と前回求めた目標EGR率から、目標EGR率の変化速
度を算出する。
【0058】ステップ5,6では、目標EGR率変化速
度を前述の最大EGR率変化速度1、最大EGR率変化
速度2と比較する。
【0059】目標EGR率変化速度が最大EGR率変化
速度1以下のときは、即ち目標EGR率の変化が小さい
ときは、ステップ7にてバイパス弁51を全閉する。
【0060】目標EGR率変化速度が最大EGR率変化
速度1よりも大きく、最大EGR率変化速度2以下のと
きは、即ち目標EGR率の変化が中位のときは、ステッ
プ8にてバイパス弁51を変化速度に合わせた開度(=
[目標EGR率変化速度−最大EGR率変化速度1]/
[最大EGR率変化速度2−最大EGR率変化速度
1])に開く。
【0061】目標EGR率変化速度が最大EGR率変化
速度2よりも大きいときは、即ち目標EGR率の変化が
大きいときは、ステップ9にてバイパス弁51を全開す
る。
【0062】目標EGR率が急減すると、急減した目標
EGR率に該当する開度に吸気絞り弁34、EGR弁3
6を制御する一方、その変化速度にしたがってバイパス
弁51を開駆動する。
【0063】なお、ステップ8,9では、バイパス弁5
1を一時的(例えば0.02秒)に開き、その後全閉す
る。ただし、バイパス弁51の全開時間(後述の基準時
間に同じ)は実ディーゼルエンジンによってマッチング
する必要がある。
【0064】このように構成したため、目標EGR率が
急減する運転時にコレクタ20に流入していたEGRガ
スが過分にシリンダへ吸入されることが回避される。
【0065】即ち、目標EGR率が大きく変化(減少)
すると、吸気絞り弁34、EGR弁36が要求される開
度に制御されると共に、その目標EGR率の変化速度を
基にバイパス流路50のバイパス弁51が全開され、コ
レクタ20内のガスがバイパス流路50からターボチャ
ージャ40の排気タービン42下流の排気通路32に流
出される。
【0066】目標EGR率の変化(減少)が中位のとき
は、吸気絞り弁34、EGR弁36が要求される開度に
制御されると共に、その目標EGR率の変化速度を基に
所定開度にバイパス流路50のバイパス弁51が開か
れ、コレクタ20内のガスがバイパス流路50からター
ボチャージャ40の排気タービン42下流の排気通路3
2に流出される。
【0067】この場合、ターボチャージャ40の過給に
よって、コレクタ20内のガスはバイパス弁51の開度
にしたがい、圧力の低い排気タービン42下流の排気通
路32にスムーズに流出される。これにより、コレクタ
20内のEGRガスがシリンダへ吸入されるのが防止さ
れるのである。
【0068】図3に目標EGR率を80%から0%に変
化させたときのシミュレーション結果を示すと、バイパ
ス弁51の全開時にEGR率は速やかに低下される。
【0069】したがって、アイドル運転からの急発進時
等に過分なEGRガスによって排気スモークが発生する
のが的確に低減され、またそのために燃料噴射量に制限
を加える等、エンジン出力を犠牲にすることが避けら
れ、良好なエンジン性能、排気性能が確保される。
【0070】なお、バイパス弁51は一時的に開くた
め、吸気量への影響はない。
【0071】図4は本発明の第2の実施例を示す。これ
は、ターボチャージャの代わりにエンジン30によって
直接駆動されるスーパーチャージャ60を設けたもの
で、バイパス流路50はEGR通路33の開口部下流の
排気通路32に接続される。
【0072】この場合も、目標EGR率が急減すると、
コレクタ20内のガスはバイパス弁51の開度にしたが
い、圧力の低い排気通路32にスムーズに流出される。
【0073】図5は本発明の第3の実施例を示す。これ
は、バイパス弁51を全開、全閉の2位置に制御するも
のである。
【0074】まず、ステップ11では、エンジン回転数
と燃料噴射量から求めた目標EGR率を前述の最大EG
R率1と比較する。
【0075】目標EGR率が最大EGR率1以下のとき
は、ステップ12にてその目標EGR率を得る吸気絞り
弁開度(=全開)、EGR弁開度(=目標EGR率/最
大EGR率1)を求め、その開度に吸気絞り弁34、E
GR弁36を制御する。
【0076】目標EGR率が最大EGR率1よりも大き
いときは、ステップ13にてその目標EGR率を得る吸
気絞り弁開度(=最大EGR率1/目標EGR率)、E
GR弁開度(=全開)を求め、その開度に吸気絞り弁3
4、EGR弁36を制御する。
【0077】ステップ14では、今回求めた目標EGR
率と前回求めた目標EGR率から、目標EGR率の変化
速度を算出する。
【0078】ステップ15,16では、目標EGR率変
化速度を前述の最大EGR率変化速度1、最大EGR率
変化速度2と比較する。
【0079】目標EGR率変化速度が最大EGR率変化
速度1以下のときは、即ち目標EGR率の変化が小さい
ときは、ステップ17にてバイパス弁51を全閉する。
【0080】目標EGR率変化速度が最大EGR率変化
速度1よりも大きく、最大EGR率変化速度2以下のと
きは、即ち目標EGR率の変化が中位のときは、ステッ
プ18にてバイパス弁51を変化速度に合わせた時間、
全開する。
【0081】この時間は、基準時間に[目標EGR率変
化速度−最大EGR率変化速度1]/[最大EGR率変
化速度2−最大EGR率変化速度1](前記実施例の目
標バイパス弁開度に相当する値)を乗算して求める。
【0082】目標EGR率変化速度が最大EGR率変化
速度2よりも大きいときは、即ち目標EGR率の変化が
大きいときは、ステップ19にてバイパス弁51を基準
時間、全開する。
【0083】目標EGR率が急減すると、急減した目標
EGR率に該当する開度に吸気絞り弁34、EGR弁3
6を制御する一方、その変化速度に基づく所定時間、バ
イパス弁51を全開する。
【0084】なお、基準時間は、例えば0.02秒に設
定する。
【0085】このように目標EGR率の変化速度にした
がってバイパス弁51の全開時間を制御すれば、コレク
タ20内のガスはバイパス流路50から排気通路32へ
よりスムーズに流出される。
【0086】また、バイパス弁51が2位置制御で良い
ため、バイパス弁51にステップモータ等を用いずとも
良く、簡素な駆動機構で良くなる。
【0087】図6、図7は本発明の第4の実施例を示
す。これは、吸気絞り弁34を全開、中位、全閉の3位
置に制御するものである。
【0088】この場合、EGR弁36を通過するEGR
ガスの最大流量と、全開、中位、全閉の各開度での吸気
絞り弁34を通過する新気の最大流量との比を、最大E
GR率1、最大EGR率2、最大EGR率3として与え
ておく。
【0089】 最大EGR率1=最大EGR弁通過流量/吸気絞り弁全開時最大通過流量 …(10) 最大EGR率2=最大EGR弁通過流量/吸気絞り弁中位時最大通過流量 …(11) 最大EGR率3=最大EGR弁通過流量/吸気絞り弁全閉時最大通過流量 …(12) また、吸気絞り弁34の全開、中位、全閉の各開度にお
いて、バイパス弁51を全閉にして、EGR弁36を全
開から全閉へ変化させたときのEGR率変化の最大速度
(絶対値)を最大EGR率変化速度1a(全開時)、最
大EGR率変化速度1b(中位時)、最大EGR率変化
速度1c(全閉時)として、吸気絞り弁34の全開、中
位、全閉の各開度において、バイパス弁51を全開にし
て、EGR弁36を全開から全閉へ変化させたときのE
GR率変化の最大速度(絶対値)を最大EGR率変化速
度2a(全開時)、最大EGR率変化速度2b(中位
時)、最大EGR率変化速度2c(全閉時)として与え
ておく。
【0090】図6のステップ21〜23では、エンジン
回転数と燃料噴射量から求めた目標EGR率を最大EG
R率1、最大EGR率2、最大EGR率3(最大EGR
率1<最大EGR率2<最大EGR率3)と比較する。
【0091】目標EGR率が最大EGR率1以下のとき
は、ステップ24にてその目標EGR率を得る吸気絞り
弁開度(=全開)、EGR弁開度(=目標EGR率/最
大EGR率1)を求め、その開度に吸気絞り弁34、E
GR弁36を制御する。
【0092】目標EGR率が最大EGR率1よりも大き
く最大EGR率2以下のときは、ステップ25にてその
目標EGR率を得る吸気絞り弁開度(=中位)、EGR
弁開度(=目標EGR率/最大EGR率2)を求め、そ
の開度に吸気絞り弁34、EGR弁36を制御する。
【0093】目標EGR率が最大EGR率2よりも大き
く最大EGR率3以下のときは、ステップ26にてその
目標EGR率を得る吸気絞り弁開度(=全閉)、EGR
弁開度(=目標EGR率/最大EGR率3)を求め、そ
の開度に吸気絞り弁34、EGR弁36を制御する。
【0094】目標EGR率が最大EGR率3よりも大き
いときは、ステップ27にてその目標EGR率を得る吸
気絞り弁開度(=全閉)、EGR弁開度(=目標EGR
率/最大EGR率3)を求め、その開度に吸気絞り弁3
4、EGR弁36を制御する。
【0095】図7のステップ31では、今回求めた目標
EGR率と前回求めた目標EGR率から、目標EGR率
の変化速度を算出する。
【0096】ステップ32,33では、目標EGR率変
化速度を吸気絞り弁開度に該当する最大EGR率変化速
度1(1aまたは1bまたは1c)、同じく該当する最
大EGR率変化速度2(2aまたは2bまたは2c)と
比較する。
【0097】目標EGR率変化速度が該当する最大EG
R率変化速度1以下のときは、即ち目標EGR率の変化
が小さいときは、ステップ34にてバイパス弁51を全
閉する。
【0098】目標EGR率変化速度が該当する最大EG
R率変化速度1よりも大きく、該当する最大EGR率変
化速度2以下のときは、即ち目標EGR率の変化が中位
のときは、ステップ35にてバイパス弁51を変化速度
に合わせた開度に基準時間(例えば0.02秒)開く。
【0099】この開度は、[目標EGR率変化速度−最
大EGR率変化速度1]/[最大EGR率変化速度2−
最大EGR率変化速度1]より求める。
【0100】目標EGR率変化速度が該当する最大EG
R率変化速度2よりも大きいときは、即ち目標EGR率
の変化が大きいときは、ステップ36にてバイパス弁5
1を基準時間、全開する。
【0101】これによれば、吸気絞り弁34の制御を容
易に行える。なお、バイパス弁51の開度を制御する代
わりに、第3の実施例のようにその全開時間を制御する
ようにしても良い。
【0102】図8〜図14は本発明の第5の実施例を示
す。これは、高EGR率の運転域に燃料噴射弁48の燃
料噴射時期を遅らせると共に、燃焼室に生成するスワー
ル(旋回渦流)を強化するものである。
【0103】図8に示す燃料噴射ポンプ65は、燃料噴
射量と燃料噴射時期が電子制御される分配型のもので、
公知である。
【0104】図8において、66はエンジン30の出力
軸と連結される駆動軸、67はこの駆動軸66により駆
動されるベーン型のフィードポンプで、図示しない燃料
入口からフィードポンプ67により吸引された燃料は、
ハウジング68内のポンプ室69に供給され、ポンプ室
69に開口する吸込通路70を介してプランジャポンプ
71のプランジャ室72に送られる。
【0105】駆動軸66の一端には、プランジャ73の
基端に固設されたフェイスカム74のツメ74aが軸方
向に摺動自在に連結され、このツメ74aを介して、フ
ェイスカム74およびプランジャ73が、駆動軸66と
同一軸線上に位置すると共に、プランジャ73について
は軸方向に変位可能に構成される。
【0106】駆動軸66とフェイスカム74との連結部
外周には、複数のローラ75を担持するローラホルダ7
6が駆動軸66と同心に配置され、またフェイスカム7
4には気筒数に対応した数の不等速度カムをなすカム面
74bが形成されており、このカム面74bはスプリン
グ77によりローラ75に圧接されている。
【0107】プランジャ73には、その先端にエンジン
のシリンダと同数の吸込溝78が形成され、カム面74
bが駆動軸66と共に回転しながらローラホルダ76に
配設されたローラ75を乗り越えて所定のカムリフトだ
け往復運動すると、吸込溝78からプランジャ室72に
吸引された燃料が、プランジャ室72に通じる図示しな
い各気筒毎の分配ポートからデリバリバルブを通って燃
料噴射弁48へと圧送される。
【0108】79は、プランジャ室72と低圧のポンプ
室69とを連結する燃料戻し通路で、この燃料戻し通路
79には駆動回路からの信号(駆動パルス)によりエン
ジンの運転条件に応じて駆動される高速応動型の電磁弁
80が介装される。
【0109】電磁弁80は、噴射制御のために設けられ
るもので、プランジャ73の圧縮行程中に電磁弁80を
閉じると、燃料の噴射が開始され、電磁弁80を開く
と、噴射が終了する。つまり、電磁弁80の閉弁時期に
より燃料の噴射開始時期が、その閉弁期間により噴射量
が制御される。
【0110】この燃料の噴射時期は、EGR率の高い運
転域ほど噴射燃料の着火遅れ期間が長くなるように、遅
延される。
【0111】図9のように、高EGR率の低速低負荷域
(前図23参照)で、燃料の噴射時期はピストン上死点
(TDC)に設定している。この遅延により、着火時期
の燃焼室内の温度を低温状態にし、予混合燃焼比率を増
大させることにより、高EGR状態でのスモークの発生
を抑える。
【0112】これに対し、回転、負荷が高くなるにした
がい、噴射時期を進めている。これは、着火遅れの時間
が一定であっても、着火遅れクランク角度(着火遅れの
時間をクランク角度に換算した値)がエンジン回転数の
増加に比例して大きくなり、低EGR時に所定の着火時
期を得るために、噴射時期を進めるのである。
【0113】図9の噴射時期が得られるように、コント
ロールユニット55では電磁弁80の開閉タイミングを
制御する。
【0114】ここで、図10に燃料の噴射時期と噴射期
間(噴射量)を制御するためのフローチャートを示す。
【0115】ステップ41では、エンジン回転数Ne、
アクセル開度Acc、およびエンジン冷却水温TW、燃
料温度TFを読み込む。なお、エンジン回転数Neは、
燃料噴射ポンプ65から送られるリファレンスパルスに
より求め、同時に送られるスケールパルス(角度信号)
によりクランク角度を読み込む。冷却水温TWと燃料温
度TFは図示しないセンサにより検出している。
【0116】ステップ42では、読み込んだエンジン回
転数Neとアクセル開度Accから、燃料の基本噴射時
期Itmと燃料の基本噴射期間Avmを、各マップをそ
れぞれルックアップして求める。
【0117】基本噴射時期Itmのマップは、図9の噴
射時期特性が得られるように、アクセル開度Accとエ
ンジン回転数Neをパラメータとして定めたマップ(図
示せず)である。基本噴射期間Avmは、図11のよう
にアクセル開度Accが大きくなるほど長くしている。
【0118】ステップ43では、燃料温度TFと冷却水
温TWから噴射時期補正量ΔItmを求め、ステップ4
4では、これを基本噴射時期Itmに加算することによ
って噴射時期を補正する。
【0119】噴射時期補正量ΔItmは2つの補正量Δ
Itm1、ΔItm2の和で、図12が燃料温度補正量Δ
Itm1の特性、図13が水温補正量ΔItm2の特性で
ある。いずれの特性においても低温になるほど進角補正
量を大きくするのは、低温になるほど燃焼速度が遅くな
るからである。
【0120】こうして得た噴射時期IT(=Itm+Δ
Itm)と基本噴射期間Avmとは、ステップ45で所
定のアドレスに格納する。この噴射時期ITにて前記電
磁弁80が閉じられ、その閉弁タイミングより基本噴射
期間Avmが経過したタイミングにて電磁弁80が開か
れるのである。
【0121】一方、エンジン30のコレルタ38からそ
れぞれ吸気ポートに向かう各分岐管81に、図14のよ
うに所定の切欠部82が形成されたスワールバルブ83
が介装される。
【0122】スワールバルブ83は、コントロールユニ
ット55によって、回動軸84に連結された図示しない
アクチュエータを介して、低速低負荷域に閉じるように
制御される。
【0123】スワールバルブ83が閉じられると、その
切欠部82のみから吸気が流入されるので、燃焼室に吸
入される吸気の流速が高められ、燃焼室にスワールが生
成される。
【0124】なお、1気筒に2つの吸気弁を持つもので
あれば、低速低負荷域に片方の吸気弁を閉じることによ
り、スワールを生成するようにしても良い。
【0125】エンジン全体の構成ならびにその他の制御
は前述の各実施例と同様である。
【0126】次に、この作用を図15を参照しながら説
明する。
【0127】図15は、燃料の噴射時期を上死点前にし
た場合と上死点まで遅らせた場合のEGR率に対するN
Oxとスモークの各濃度特性を示し、上死点前の噴射時
期(IT=−8°ATDC)では、EGR率の増加と共
に、NOx濃度は減少するものの、スモーク濃度が急激
なカーブで上昇している。
【0128】これに対し、上死点の噴射時期(IT=T
DC)では、EGR率が高くなるのに伴い、スモーク濃
度までが低下傾向を示している。スモーク濃度がこのよ
うに減少するのは、燃焼室のスワールによって燃料と空
気とのミキシングが促進されると共に、図中に示した熱
発生パターンをみれば分かるように、噴射時期の遅延に
よって、着火遅れ期間が長くなり、燃焼の大半が予混合
燃焼になるからである。
【0129】これにより、高EGR率の運転域に、NO
xと共にスモークを大幅に低減できる。
【0130】なお、この場合噴射時期を燃料温度、冷却
水温に応じて補正するので、低温時から高温時まで、所
定の着火遅れ期間、着火時期を維持できる。
【0131】図16はスワールバルブ等の代わりに、ス
ワール比を強化する装置87を設けたものである。
【0132】スワール装置87は、いわゆるヘリカル型
の吸気ポート88(略直線状の吸気路88aと吸気弁軸
回りの渦巻状路88bとで形成される)の渦巻状路88
bの近くに位置して回転自在に設けられる回転ブレード
89と、この回転ブレード89に連結させたリンク機構
90と、このリンク機構90を駆動すると負圧アクチュ
エータ91からなり、回転ブレード89の回転位置でス
ワール比の調整が可能である。例えば、ブレード89が
図17の位置で高スワール比となり、図18の位置まで
くると、低スワール比となる。
【0133】この回転ブレード方式は、レスポンスも早
く、広範囲でスワール制御が可能である。そのため、ス
ワール比に敏感に反応するHCの低減に適している。
【0134】負圧アクチュエータ91の負圧室92に負
圧源からの負圧を導く途中に制御電磁弁93が設置さ
れ、制御電磁弁93は前述のコントロールユニット55
からの信号によって、負圧室92への負圧を調整する。
【0135】運転条件に対するスワール比の要求特性を
図19に示すと、高EGR率の領域および噴射時期を遅
らせる領域(前図23、図9参照)を含む中速以下では
高スワールとし、高速側で低スワールとしている。
【0136】コントロールユニット55では、このスワ
ール比を得るように、図20のように、エンジン回転数
Neとアクセル開度Accに対して割り付けたスワール
比(基本スワール比)のマップ(図示せず)をルックア
ップして基本スワール比を求め、このスワール比に応じ
て制御電磁弁93の開度Vbを読み出し、これを所定の
アドレスに格納する(ステップ51〜54)。これによ
り、制御電磁弁93の開度を制御して、図19のスワー
ル比に制御する。
【0137】即ち、高EGRと噴射時期の遅延により、
NOx、スモークを大幅に低減できるが、燃焼温度が低
下するため、HCは増加傾向にある。このHCは、酸化
触媒を装着することにより、規制値をクリアできるレベ
ルにあるが、このようにスワール比を強化して、これに
よって空気と燃料との混合を促進することで、HCを大
幅に低減することができ、酸化触媒によらず規制値をク
リアできる。
【0138】また、もちろん加速時には、スワールの強
化によってスモークを低減できる。
【0139】
【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、吸気
導入通路に吸気絞り弁と過給機とを介装し、EGR通路
にEGR弁を介装し、吸気絞り弁を駆動する吸気絞り弁
駆動部と、EGR弁を駆動するEGR弁駆動部と、機関
回転数と機関負荷に基づいて燃料噴射弁の燃料噴射量を
設定する手段と、燃料噴射量と機関回転数を基に目標E
GR率を設定する手段と、目標EGR率を基に目標EG
R弁開度と目標吸気絞り弁開度を算出する手段と、目標
EGR弁開度に実際のEGR弁開度を一致させるように
EGR弁駆動部を制御するEGR弁開度制御部と、目標
吸気絞り弁開度に実際の吸気絞り弁開度を一致させるよ
うに吸気絞り弁駆動部を制御する吸気絞り弁開度制御部
とを備え、吸気導入通路から流入するガスとEGR通路
から流入するEGRガスとをコレクタを介して混合して
シリンダへ供給する過給機付きディーゼル機関におい
て、前記コレクタ内のガスを排気系へ導くバイパス流路
と、バイパス流路に介装したバイパス弁を駆動するバイ
パス弁駆動部と、前記目標EGR率の変化速度を基に目
標バイパス弁開度を算出する手段と、目標バイパス弁開
度に実際のバイパス弁開度を一致させるようにバイパス
弁駆動部を制御するバイパス弁開度制御部と、を設けた
ので、発進時等にコレクタから遅れて過分なEGRガス
がシリンダへ吸入されるのを防止でき、排気スモークの
発生を的確に低減できると共に、良好な機関性能を確保
できる。
【0140】第2の発明によれば、吸気導入通路に吸気
絞り弁と過給機とを介装し、EGR通路にEGR弁を介
装し、吸気絞り弁を駆動する吸気絞り弁駆動部と、EG
R弁を駆動するEGR弁駆動部と、機関回転数と機関負
荷に基づいて燃料噴射弁の燃料噴射量を設定する手段
と、燃料噴射量と機関回転数を基に目標EGR率を設定
する手段と、目標EGR率を基に目標EGR弁開度と目
標吸気絞り弁開度を算出する手段と、目標EGR弁開度
に実際のEGR弁開度を一致させるようにEGR弁駆動
部を制御するEGR弁開度制御部と、目標吸気絞り弁開
度に実際の吸気絞り弁開度を一致させるように吸気絞り
弁駆動部を制御する吸気絞り弁開度制御部とを備え、吸
気導入通路から流入するガスとEGR通路から流入する
EGRガスとをコレクタを介して混合してシリンダへ供
給する過給機付きディーゼル機関において、前記コレク
タ内のガスを排気系へ導くバイパス流路と、バイパス流
路に介装したバイパス弁を駆動するバイパス弁駆動部
と、前記目標EGR率の変化速度を基に目標バイパス弁
開度を算出する手段と、目標バイパス弁開度に実際のバ
イパス弁開度を一致させるようにバイパス弁駆動部を制
御するバイパス弁開度制御部とを設けると共に、高EG
R率のときに噴射燃料の着火遅れ期間を長くするように
燃料噴射弁の噴射時期を所定量遅らせる手段と、同時に
燃焼室に生成するスワールを強化する手段と、を設けた
ので、発進時等に排気スモークを低減し、良好な機関性
能を確保できると共に、高EGR率の運転時に良好な予
混合燃焼を維持して、NOx、排気スモークを十分に低
減することができる。
【0141】第3の発明によれば、スーパーチャージャ
による過給によって、バイパス弁の開時にコレクタ内の
ガスをスムーズに排気系に流出できる。
【0142】第4の発明によれば、ターボチャージャに
よる過給によって、バイパス弁の開時にコレクタ内のガ
スをスムーズにターボチャージャ排気側下流に流出でき
る。
【0143】第5の発明によれば、バイパス弁の駆動機
構を簡単にできる。
【0144】第6の発明によれば、吸気絞り弁の制御が
容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の構成図である。
【図2】制御内容を示すフローチャートである。
【図3】バイパス弁の全開、全閉時のシミュレーション
結果を示す特性図である。
【図4】第2の実施例の構成図である。
【図5】第3の実施例の制御内容を示すフローチャート
である。
【図6】第4の実施例の制御内容を示すフローチャート
である。
【図7】第4の実施例の制御内容を示すフローチャート
である。
【図8】第5の実施例の燃料噴射ポンプの断面図であ
る。
【図9】噴射時期の特性図である。
【図10】噴射時期、噴射期間の制御フローチャートで
ある。
【図11】基本噴射期間の特性図である。
【図12】燃料温度補正量の特性図である。
【図13】水温補正量の特性図である。
【図14】スワールバルブの正面図である。
【図15】EGR率に対するスモークとNOxの各濃度
特性図である。
【図16】スワール装置の要部構成図である。
【図17】高スワール時のブレード位置を示す斜視図で
ある。
【図18】低スワール時のブレード位置を示す斜視図で
ある。
【図19】スワール比の特性図である。
【図20】スワール比の制御フローチャートである。
【図21】従来例の構成図である。
【図22】燃料噴射量の特性図である。
【図23】EGR率の特性図である。
【図24】発明の構成図である。
【図25】発明の構成図である。
【符号の説明】 30 エンジン本体 31 吸気導入通路 32 排気通路 33 EGR通路 34 吸気絞り弁 35 吸気絞り弁駆動用ステップモータ 36 EGR弁 37 EGR弁駆動用ステップモータ 38 コレクタ 40 ターボチャージャ 48 燃料噴射弁 50 バイパス流路 51 バイパス弁 52 バイパス弁駆動用ステップモータ 53 回転数センサ 54 アクセル開度センサ 55 コントロールユニット 60 スーパーチャージャ 65 燃料噴射ポンプ 80 制御電磁弁 83 スワールバルブ 87 スワール装置 89 回転ブレード 91 負圧アクチュエータ 93 制御電磁弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02B 37/00 302 F02B 37/00 302F F02D 41/02 301 F02D 41/02 301E 41/10 335 41/10 335Z 43/00 301 43/00 301N 301L

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気導入通路に吸気絞り弁と過給機とを
    介装し、EGR通路にEGR弁を介装し、吸気絞り弁を
    駆動する吸気絞り弁駆動部と、EGR弁を駆動するEG
    R弁駆動部と、機関回転数と機関負荷に基づいて燃料噴
    射弁の燃料噴射量を設定する手段と、燃料噴射量と機関
    回転数を基に目標EGR率を設定する手段と、目標EG
    R率を基に目標EGR弁開度と目標吸気絞り弁開度を算
    出する手段と、目標EGR弁開度に実際のEGR弁開度
    を一致させるようにEGR弁駆動部を制御するEGR弁
    開度制御部と、目標吸気絞り弁開度に実際の吸気絞り弁
    開度を一致させるように吸気絞り弁駆動部を制御する吸
    気絞り弁開度制御部とを備え、吸気導入通路から流入す
    るガスとEGR通路から流入するEGRガスとをコレク
    タを介して混合してシリンダへ供給する過給機付きディ
    ーゼル機関において、 前記コレクタ内のガスを排気系へ導くバイパス流路と、 バイパス流路に介装したバイパス弁を駆動するバイパス
    弁駆動部と、 前記目標EGR率の変化速度を基に目標バイパス弁開度
    を算出する手段と、 目標バイパス弁開度に実際のバイパス弁開度を一致させ
    るようにバイパス弁駆動部を制御するバイパス弁開度制
    御部と、を設けたことを特徴とする過給機付きディーゼ
    ル機関のEGR装置。
  2. 【請求項2】 吸気導入通路に吸気絞り弁と過給機とを
    介装し、EGR通路にEGR弁を介装し、吸気絞り弁を
    駆動する吸気絞り弁駆動部と、EGR弁を駆動するEG
    R弁駆動部と、機関回転数と機関負荷に基づいて燃料噴
    射弁の燃料噴射量を設定する手段と、燃料噴射量と機関
    回転数を基に目標EGR率を設定する手段と、目標EG
    R率を基に目標EGR弁開度と目標吸気絞り弁開度を算
    出する手段と、目標EGR弁開度に実際のEGR弁開度
    を一致させるようにEGR弁駆動部を制御するEGR弁
    開度制御部と、目標吸気絞り弁開度に実際の吸気絞り弁
    開度を一致させるように吸気絞り弁駆動部を制御する吸
    気絞り弁開度制御部とを備え、吸気導入通路から流入す
    るガスとEGR通路から流入するEGRガスとをコレク
    タを介して混合してシリンダへ供給する過給機付きディ
    ーゼル機関において、 前記コレクタ内のガスを排気系へ導くバイパス流路と、 バイパス流路に介装したバイパス弁を駆動するバイパス
    弁駆動部と、 前記目標EGR率の変化速度を基に目標バイパス弁開度
    を算出する手段と、 目標バイパス弁開度に実際のバイパス弁開度を一致させ
    るようにバイパス弁駆動部を制御するバイパス弁開度制
    御部とを設けると共に、 高EGR率のときに噴射燃料の着火遅れ期間を長くする
    ように燃料噴射弁の噴射時期を所定量遅らせる手段と、 同時に燃焼室に生成するスワールを強化する手段と、を
    設けたことを特徴とする過給機付きディーゼル機関のE
    GR装置。
  3. 【請求項3】 前記過給機は、機関駆動により過給する
    スーパーチャージャである請求項1または2に記載の過
    給機付きディーゼル機関のEGR装置。
  4. 【請求項4】 前記過給機は、機関の排気駆動により過
    給するターボチャージャであり、バイパス流路はコレク
    タをターボチャージャ排気側下流に接続する請求項1ま
    たは2に記載の過給機付きディーゼル機関のEGR装
    置。
  5. 【請求項5】 前記バイパス弁は、全閉、全開の2位置
    に制御される請求項1または2に記載の過給機付きディ
    ーゼル機関のEGR装置。
  6. 【請求項6】 前記吸気絞り弁は、全開位置を含む数位
    置に制御される請求項1または2に記載の過給機付きデ
    ィーゼル機関のEGR装置。
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