JPH0830331B2 - 軟弱地盤改良工法 - Google Patents

軟弱地盤改良工法

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JPH0830331B2
JPH0830331B2 JP23305086A JP23305086A JPH0830331B2 JP H0830331 B2 JPH0830331 B2 JP H0830331B2 JP 23305086 A JP23305086 A JP 23305086A JP 23305086 A JP23305086 A JP 23305086A JP H0830331 B2 JPH0830331 B2 JP H0830331B2
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法生 勝原
憲二 河本
毅 河田
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)発明の目的 <産業上の利用分野> 本発明は、杭径指示管理による軟弱地盤改良用砂杭の
製造工法に関する。
<従来の技術> 軟弱地盤改良工事の設計においては従来、改良区域内
の複数地点における土質調査の結果に基いて、たとえば
平均的な設計用原地盤強度を設計し、これに対して想定
される上部構造物の重量、形状等に見合う地盤強度目標
値を割出し、地盤改良後に目標強度が得られるよう造成
砂杭の径と、その施工ピッチとを決定していた。
しかしながら広域の原地盤強度には実際上、限られた
複数地点の事前土質調査結果だけでは把握できない強度
のばらつきがあることを免れ難いから、上述工法による
改良後の地盤強度には、原地盤強度のばらつきが、その
ままの形で現われ、必ずしも均一な地盤改良がなされな
いという問題点があった。
そこで前記の問題点を解決するために各砂杭の造成に
先立って、造成地点の原地盤の土質を検知し、これと設
計用原地盤土質との差に対応して、砂杭の径と強度と
の、一方または双方を変化させることにより各砂杭の造
成を行うようにした施工法(特公昭61−25859号公報参
照)が提案されている。
ところで地盤に貫入した中間管の下端に砂排出兼締固
め部材を設けて前記部材を強制的に上、下動させながら
同管を引抜き、あらかじめ中空管内に充填した砂を地盤
中に排出し、かつ、これを押圧して締固めを行うように
した締固め砂杭造成工法において、 砂排出兼締固め部材の押力;F 原地盤強度;CS 造成砂杭径;AS(面積で代表する) 造成砂杭強度;B(Φ、内部摩擦角で表わす、ノンディ
メンジョン)とすると、これらの間には、次の関係式が
成立つ。
F=K1・AS・B・CS ……(1) ここでK1は地質に関係する係数である。
改良後の地盤強度を均一にしようとすれば、上記
(1)式のうちのF値を施工管理の総合指標としてとら
え、F=一定に保つようにCSに対してASまたはBあるい
は、その双方の大きさを管理、施工することにより、自
づと目的を達成できることが判る。
この関係式を利用した具体例として、砂排出兼締固め
部材と上、下作動させる油圧(液圧シリンダ)機構のス
トロークエンド直前の液圧に対応する電圧と、あらかじ
め記憶されている液圧シリンダ装置のシリンダ有効断面
積のデータとに基いて、そのときF値を検出する。前記
検出F値と設定(目標)F0値とを比較し両者の値が一致
しないと信号が制御装置に送られ、これから出された制
御信号により造成砂杭径に関係する要素、たとえば中空
管を引抜くための巻取りウインチの巻取り速度が変化す
るよう制御するようにして検出F値を設定F0値に一致さ
せながら中空管を引抜く砂杭造成工法(特開昭58−1648
14号公報参照)も開発されている。
<発明が解決しようとする問題点> 上記の工法では、F=一定を保つようにAまたはBあ
るいは、その双方の大きさを管理することを要するが、
第1図示のような比較的に低置換率aS(=AS/A0=10〜3
0%前後、A0;砂杭1本当りの分担面積)の地盤改良、た
とえば砂杭の径に比べて砂杭の施工ピッチが比較的大き
いような場合を想定すると、低置換率の地盤改良の故に
砂杭強度Bは実用上、一定値と考えてもよいから、
(1)式を変形して F/AS=K2・CS ……(2) ただし、K2はK1とは異なる係数、 したがって、この原地盤強度CS(=K・F/AS)に対し
新たな砂杭径Aを指示し、管理することによって、前述
の均一な地盤改良を実現することができる。
本発明工法は、上述の低置換率の砂杭造成に基く地盤
改良における杭径指示管理施工法を提供しようとするも
のである。
ただし、K=1/K2 (ロ)発明の構成 <問題点を解決するための手段> 本発明工法は、上述目的を達成するため、次に記載し
たとおりの構成要件を具備する。
(1)砂杭造成用中空管の下端部に設けた砂排出兼締固
め機構を強制的に上、下動させながら砂杭を造成する
際、砂杭一本当り、その横断面積/分担面積が10〜30%
前後である低置換率改良工法により、砂杭施工中に原地
盤強度を検出しながら中空管を連続的に引抜いて締固め
砂杭を造成する過程において、 原地盤強度と砂杭径との対応関係から、その検出され
た原地盤強度に照らして改良目標値を満足する砂杭径を
算出して、前記算出・指示された砂杭径を形成するよう
制御しつつ締固め砂杭を造成することを特徴とする軟弱
地盤改良工法。
<作用> (1)下端部に砂排出兼締固め機構、上端に起振器を搭
載した砂杭造成用中空管をワイヤにより吊下して軟弱地
盤に対して立設した後、起振器を作動させながら徐々に
吊下ワイヤを緩めて、前記中空管を地盤中に貫入する。
(2)中間管を軟弱地盤の所定深さまで貫入させまたは
貫入するまでに、管内に砂材を投入・充填して置き、中
空管を引抜き同時に砂排出兼締固め機構を作動させて管
内の砂材を地盤中に排出・残置させると共に排出砂材を
締め固める。
このとき得られる原地盤の強度CSに対し、あらかじめ
論理的または実証的に作成した資料に基づき、改良目標
値を満足する砂杭径の指示を受け、締固め砂杭の径を前
記指示径に等しくなるまで制御する。
その際は、締固め機構を強制的に上、下動させる油圧
装置における上、下ストロークの長さ、またはサイクル
を変えるとか、あるいは中空管の引抜き速さを調整する
等、砂杭径の大きさを制御するための種々の手段が用意
される。
(3)造成された砂杭径が所望径に達したことを確認し
ながら中空管を連続的に引き抜き、要すれば引抜きを中
止して管内に砂材を補充し、その深さの強度CSに対する
改良目標値を満足させる砂杭径を、その都度、算定して
上記(2)項記載の工程を繰り返す。
(4)前記(2)、(3)記載の工程を繰り返すことに
より、原地盤の所定深さから地表まで連続した一つの締
固め砂杭を造成する。
なお、上記(1)項記載の中空管貫入時において、 (i)砂排出兼締固め機構に対する地盤の反力を液圧を
介して測り、深さ計に対する原地盤CSおよびその変化量
を測定する。
(ii)あるいは、中空管下端に設けたコーンテスターに
より中空管の貫入抵抗を電子信号に変換し、地盤の深さ
に対する強度CSおよびその変化を測定する。
を付加すれば、上記(2)、(3)および(4)項記載
の締め固め砂杭の造成工程においては、その深さの地盤
強度CSは既知となるから、この既知の強度CSを用いて
(2)、(3)および(4)項記載の工程を行うことも
できる。
<実施例> (その1) 第2図は、粘土地盤(滑り破壊の安定対策)の場合を
示すもので、その(a)は地盤改良区域に盛土を施した
ときの断面略図であり、このとき盛土を完全に施工する
ことができるかどうかを検査するために滑り破壊に対す
る完全率FSを求める。
盛土の高さ、形、土質が確定していれば、このFSは粘
土地盤の強度CSと置換率aSから得ることができ、この関
係を示したものが、その(b)記載のCS〜FS〜A(A0
固定すればaSとASとは同義)関係図である。
その(b)図で、x軸にCS、y軸の正方向にFS、負方
向にASを採り、今、あるCS、たとえばに対してFS
1.2を満足するような一定のAS(s)を計算で求めた
とする。
ここでCSが種々に、たとえば、(b)図に示した正規
分布曲線のように変化した場合、AS=一定値()と
すると(図中m′線)、計算結果としてのFSは、CSが小
さなときはFS=1.2よりも小さくなり、CSが大のとき
は、1.2よりも過大となる(l′線参照)。
一方、逆にCSが変化する場合に、常にFS=1.2(l
線)を満たすようにするにはCSとASとの関係が、(b)
図のm線上にあるようにしなければならない。
(i)施工現場毎に、あらかじめ第2図(b)関係図に
おけるl線に対応するm線を求め、記憶させておく。
また、(2)式より CS=K3・F/AS ……(3) (3)式において、係数K3は事前試験施工または施工
実績から実証により設定しておく。
(ii)砂杭の造成開始(最深部の)において、まず砂排
出兼締固め部材の最初の駆動により標準的AS(たとえば
)を施工し、同時に砂排出兼締固め部材の押力F1
値を得る。このASとF1とにより(3)式で、その施工深
度近傍の原地盤強度CS1を演算する。
上記CS1に対応するAS1をCS〜FS〜A関係図のm線から
読取り、次の砂排出兼締固め部材の駆動により、このA
S1を施工する。そのとき同時に新たな押力F2を得て、再
び(3)式により新たなCS2を演算し、CS〜FS〜A関係
図のm線から新たなAS2を見出して、次の駆動において
新たなAS2を実現させる。
以下、この手順を極めて多数回繰返して施工し、その
都度、更新されたAsの砂杭を連続して実現することによ
って一本の砂杭の造成を終了する。
(iii)上述中、ASを変更する手段としては、たとえ
ば、 (a)中空管の引抜き速さの調節、すなわち、中空管の
ウインチ巻上げ速度の調整、 (b)砂排出兼締固め部材の作動ストロークの調節、ま
たは (c)砂排出兼締固め部材の作動サイクルの調節 等の方法が挙げられる。
(その2) 第3図は、砂地盤(液状化防止対策)の場合を示し、
原地盤強度NSが、ばらついているときに改良目標を満足
させる杭断面積Aを求める関係図を理論的にまたは実証
的に求めて、あらかじめ作成しておく。
図は、x軸には原地盤強度N0(=CS)、y軸には改良
地盤強度N1を採って、特定の砂杭径造成時におけるN0
N1との関係を表示したもので、図中、φ600で表示され
た曲線は60cm径の砂杭を造成したときの原地盤強度に対
する地盤改良強度の関係を示している。φ700,φ800で
示す曲線も同様である。
x軸に平行な線N2=15は、この場合における改良目標
を示し、同線と各砂杭径曲線との交点、N3,N4およびN5
は、それぞれ地盤改良目標N2に対し、原地盤強度がN3
ときにはφ80cmの砂杭を、N4の場合はφ70cmの砂杭を、
また、N5の際はφ60cmの砂杭を造成することにより地盤
改良目標を達成可能である事を示すものである。
そこで、 (i)中空管を地盤中に貫入する際、深さに対する砂排
出兼締固め部材の押力Fを計測することにより深度に対
する原地盤の強度N0(=CS)および、その変化量を測定
する。
(ii)既に得ている第3図示関係図に基いて、そのN0
ときに改良目標を満足させ得る杭径(断面積AS)を算出
する。
(iii)改良地盤の深さに対応する地盤強度毎に算出さ
れた砂杭径を造成する。
(ハ)発明の効果 本発明工法によれば、低置換率aS(=10〜30%前後)
の砂杭造成に基く軟弱地盤改良技術の場合、あらかじめ
原地盤強度CSに対し改良目標を満足する砂杭径ASを求め
る関係図を理論的または実証的に求め作成しておくこと
によって、砂杭の造成中、前記関係図の指示する砂杭径
の大きさを管理・施工することのみで、強度に、ばらつ
きのある原地盤を所要の均一な改良地盤に造成して提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、置換率の説明図、第2図は、粘土地盤の場合
のCS〜FS〜A関係図を示し、その(a)は地盤改良区域
と盛土との関係断面図、その(b)はCS〜FS〜A関係
図、第3図は、砂地盤の場合のN0〜N1〜A関係図を示す
ものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 勝原 法生 東京都台東区台東1丁目2番1号 不動建 設株式会社内 (72)発明者 河本 憲二 東京都台東区台東1丁目2番1号 不動建 設株式会社内 (72)発明者 河田 毅 東京都台東区台東1丁目2番1号 不動建 設株式会社内 (72)発明者 岡本 英樹 東京都台東区台東1丁目2番1号 不動建 設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−113415(JP,A) 特開 昭59−173416(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】砂杭造成用中空管の下端部に設けた砂排出
    兼締固め機構を強制的に上、下動させながら砂杭を造成
    する際、砂杭一本当り、その横断面積/分担面積が10〜
    30%前後である低置換率改良工法により、砂杭施工中に
    原地盤強度を検出しながら中空管を連続的に引抜いて締
    固め砂杭を造成する過程において、 原地盤強度と砂杭径との対応関係から、その検出された
    原地盤強度に照らして改良目標値を満足する砂杭径を算
    出して、前記算出・指示された砂杭径を形成するよう制
    御しつつ締固め砂杭を造成することを特徴とする軟弱地
    盤改良工法。
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