JPH08303345A - 斜板式コンプレッサ - Google Patents
斜板式コンプレッサInfo
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- JPH08303345A JPH08303345A JP7107581A JP10758195A JPH08303345A JP H08303345 A JPH08303345 A JP H08303345A JP 7107581 A JP7107581 A JP 7107581A JP 10758195 A JP10758195 A JP 10758195A JP H08303345 A JPH08303345 A JP H08303345A
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- Japan
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- swash plate
- pressure
- chamber
- lubricating oil
- crank
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Links
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Landscapes
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 充分な量かつ適正な粘度の潤滑油を目的とす
る部位へ供給することができ、潤滑不良を防止すると共
に斜板の傾斜角度を適正に制御する。 【構成】 ケーシング12から膨出するようにオイルパ
ン80を形成し、オイルパン80から前記潤滑油ポンプ
Pに至る油通路82を、帰還冷媒が流入する吸入ポート
33の近傍に形成された吸込口81から該吸入ポート3
3の近傍を経て伸延されるように形成したもの。
る部位へ供給することができ、潤滑不良を防止すると共
に斜板の傾斜角度を適正に制御する。 【構成】 ケーシング12から膨出するようにオイルパ
ン80を形成し、オイルパン80から前記潤滑油ポンプ
Pに至る油通路82を、帰還冷媒が流入する吸入ポート
33の近傍に形成された吸込口81から該吸入ポート3
3の近傍を経て伸延されるように形成したもの。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帰還冷媒の圧力状態に
応じて吐出冷媒量を調節するようにした斜板式コンプレ
ッサに関し、特に潤滑系統の改良に関する。
応じて吐出冷媒量を調節するようにした斜板式コンプレ
ッサに関し、特に潤滑系統の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の自動車用空気調和装置に使用され
るコンプレッサは、電磁クラッチのオン/オフによるシ
ョックのないクラッチレスの斜板式コンプレッサが提案
されている(例えば、特開平6−147,117号公報
参照)。
るコンプレッサは、電磁クラッチのオン/オフによるシ
ョックのないクラッチレスの斜板式コンプレッサが提案
されている(例えば、特開平6−147,117号公報
参照)。
【0003】このクラッチレス斜板式コンプレッサは、
エンジンが回転すれば常にコンプレッサも回転するが、
前述した電磁クラッチオフに相当する状態を作るため
に、斜板が駆動軸に対し直角な状態、つまり完全ディス
トローク状態の運転が可能になるようにするとともに、
斜板傾斜角度を復帰させる手段を設け、完全ディストロ
ーク状態になっても、強制的に斜板の傾斜状態を作り、
再始動を可能としている。
エンジンが回転すれば常にコンプレッサも回転するが、
前述した電磁クラッチオフに相当する状態を作るため
に、斜板が駆動軸に対し直角な状態、つまり完全ディス
トローク状態の運転が可能になるようにするとともに、
斜板傾斜角度を復帰させる手段を設け、完全ディストロ
ーク状態になっても、強制的に斜板の傾斜状態を作り、
再始動を可能としている。
【0004】したがって、このクラッチレス斜板式コン
プレッサは、クラッチオン/オフによるショックがな
く、違和感のない運転が可能となるばかりでなく、完全
ディストロークができるので、エンジンに余計な負荷を
かけることもない。しかも、コンプレッサの軽量化が図
れ、コスト的にも有利となるという利点がある。
プレッサは、クラッチオン/オフによるショックがな
く、違和感のない運転が可能となるばかりでなく、完全
ディストロークができるので、エンジンに余計な負荷を
かけることもない。しかも、コンプレッサの軽量化が図
れ、コスト的にも有利となるという利点がある。
【0005】図4は、従来のクラッチレスの容量可変斜
板式コンプレッサを示す断面図であり、図5は、該コン
プレッサに設けられた斜板傾斜角度復帰手段40を拡大
して示す断面図である。
板式コンプレッサを示す断面図であり、図5は、該コン
プレッサに設けられた斜板傾斜角度復帰手段40を拡大
して示す断面図である。
【0006】このクラッチレス容量可変斜板式コンプレ
ッサでは、潤滑油ポンプPからの潤滑油が油圧室43に
導かれ、この潤滑油は、開閉作動弁52によって排出通
路51,57から排出される。
ッサでは、潤滑油ポンプPからの潤滑油が油圧室43に
導かれ、この潤滑油は、開閉作動弁52によって排出通
路51,57から排出される。
【0007】これにより、作動ロッド50の押圧部材4
9が、斜板25の傾斜角がゼロの位置にあるスリーブ2
9の端面を押圧し、斜板25を傾斜させることができ
る。斜板25が僅かでも傾斜すると、圧縮工程にあるピ
ストン23の圧縮力の反力が作用して、斜板25は、駆
動軸19に対してさらに傾斜し、ピストン23の往復動
ストロークが長くなり、熱負荷に応じた適正な冷媒流量
が吐出される。
9が、斜板25の傾斜角がゼロの位置にあるスリーブ2
9の端面を押圧し、斜板25を傾斜させることができ
る。斜板25が僅かでも傾斜すると、圧縮工程にあるピ
ストン23の圧縮力の反力が作用して、斜板25は、駆
動軸19に対してさらに傾斜し、ピストン23の往復動
ストロークが長くなり、熱負荷に応じた適正な冷媒流量
が吐出される。
【0008】一方、通常運転時に開閉作動弁52を閉じ
ると、潤滑油ポンプPからの潤滑油が油圧室43に封止
され、これにより油圧室43を仕切る受圧プレート46
が移動して作動ロッド50の突出端部50aが弁体64
をばね65に抗して押し込み開口部62を開放する。
ると、潤滑油ポンプPからの潤滑油が油圧室43に封止
され、これにより油圧室43を仕切る受圧プレート46
が移動して作動ロッド50の突出端部50aが弁体64
をばね65に抗して押し込み開口部62を開放する。
【0009】この結果、吐出ポート34の吐出圧が小通
路44及びクランク通路60を通ってクランク室14に
導かれ、クランク室内の圧力を高め、斜板25の傾斜を
減少させ、完全ディストロークさせることができる。
路44及びクランク通路60を通ってクランク室14に
導かれ、クランク室内の圧力を高め、斜板25の傾斜を
減少させ、完全ディストロークさせることができる。
【0010】なお、図中「58」は潤滑油を溜めておく
ためのオイル溜りであり、上述した潤滑油ポンプPによ
って吸い上げられた潤滑油は、通路70,71を通って
スリーブ29と斜板25との摺動面等に供給される。
ためのオイル溜りであり、上述した潤滑油ポンプPによ
って吸い上げられた潤滑油は、通路70,71を通って
スリーブ29と斜板25との摺動面等に供給される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の斜板式コンプレッサを、4000rpm以上と
いう高速回転にすると、オイル溜り58に溜った潤滑油
が斜板25等によってかき上げられてケーシング12の
内壁に付着し、また潤滑油の一部が冷媒と共にコンプレ
ッサから流出するため、オイル溜り58の潤滑油が減少
する。
た従来の斜板式コンプレッサを、4000rpm以上と
いう高速回転にすると、オイル溜り58に溜った潤滑油
が斜板25等によってかき上げられてケーシング12の
内壁に付着し、また潤滑油の一部が冷媒と共にコンプレ
ッサから流出するため、オイル溜り58の潤滑油が減少
する。
【0012】このため、潤滑油ポンプPにより潤滑油を
吸い上げてもエアーを吸い込み、摺動部に充分な潤滑油
を供給することができないという問題がある。
吸い上げてもエアーを吸い込み、摺動部に充分な潤滑油
を供給することができないという問題がある。
【0013】また、潤滑油は、通常、油温が200℃程
度まで高くなると、粘度が低下し、油圧室43に導かれ
る潤滑油の油圧も低下する。その結果、斜板傾斜角度復
帰手段40の制御が不安定となり斜板25の傾斜角度を
円滑に制御できないという問題もある。
度まで高くなると、粘度が低下し、油圧室43に導かれ
る潤滑油の油圧も低下する。その結果、斜板傾斜角度復
帰手段40の制御が不安定となり斜板25の傾斜角度を
円滑に制御できないという問題もある。
【0014】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、第1の目的は、如何なる回
転状態であっても充分な量と適正な粘度の潤滑油を目的
とする部位へ供給し、潤滑不良を防止することにあり、
第2の目的は、斜板の傾斜角度を適正に制御することで
ある。
鑑みてなされたものであり、第1の目的は、如何なる回
転状態であっても充分な量と適正な粘度の潤滑油を目的
とする部位へ供給し、潤滑不良を防止することにあり、
第2の目的は、斜板の傾斜角度を適正に制御することで
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、ケーシング内に、駆動軸
に対して傾斜角度が可変に連結され、前記駆動軸の回転
により回転される斜板と、この斜板の回転により軸線方
向の往復動される複数のピストンと、これらピストンが
内部を摺動するシリンダ室を有するシリンダブロック
と、前記駆動軸に軸線方向摺動可能に嵌挿されかつ前記
斜板を傾斜角が零から所定角度まで変位させるスリーブ
と、が設けられているクランク室を形成し、前記駆動軸
により駆動されかつ潤滑油を吸い込んで目的とする部位
へ供給する潤滑油ポンプを設けてなる斜板式コンプレッ
サにおいて、前記ケーシングから膨出するようにオイル
パンを形成し、該オイルパンから前記潤滑油ポンプに至
る油通路を、帰還冷媒が流入する吸入ポートの近傍に形
成された吸込口から該吸入ポートの近傍を経て伸延され
るように形成したことを特徴とする。請求項2に記載の
発明は、前記シリンダ室に連通された吸入ポートに帰還
する帰還冷媒の圧力に応じて前記ピストンの背面に作用
する前記クランク室内の圧力を、吐出ポートから吐出さ
れた吐出圧と吸入圧とによって調整することにより前記
傾斜角を制御するコントロールバルブと、前記駆動軸上
で前記斜板の傾斜角が零となる位置にある前記スリーブ
を斜板の傾斜角が増大する方向に移動する復帰手段とを
有するクラッチレスの容量可変斜板式コンプレッサであ
り、この復帰手段を前記潤滑油ポンプの油圧により駆動
するようにしたことを特徴とする。請求項3に記載の発
明は、前記復帰手段が、前記潤滑油ポンプからの潤滑油
が導かれる油圧室と、前記クランク室内の圧力が導かれ
るクランク圧導入室と、これら油圧室及びクランク圧導
入室を仕切る受圧プレートと、該受圧プレートを前記ス
リーブに向かって押圧する方向に弾撥力が作用するばね
部材と、前記受圧プレートに一端部が連結され他端部に
前記スリーブを押圧する押圧部材が設けられ前記駆動軸
内を伸延する作動ロッドと、前記油圧室内の潤滑油を排
出する排出通路に設けられた開閉作動弁とを有し、この
開閉作動弁の作動により前記作動ロッドの押圧部材が、
前記斜板の傾斜角が零の位置にある前記スリーブの端面
を押圧し変位させる位置を取るようにしたことを特徴と
する。請求項4に記載の発明は、前記復帰手段が、前記
クランク圧導入室に、前記クランク室と連通されたクラ
ンク通路と、吐出ポートと連通された吐出圧通路とを連
通し、吐出圧通路からの吐出圧が当該クランク圧導入室
内に一旦封止される弁室を設け、この弁室の弁体を前記
作動ロッドの端部により開閉し、前記吐出圧通路とクラ
ンク通路とを連通するようにしたことを特徴とする。
に、請求項1に記載の発明は、ケーシング内に、駆動軸
に対して傾斜角度が可変に連結され、前記駆動軸の回転
により回転される斜板と、この斜板の回転により軸線方
向の往復動される複数のピストンと、これらピストンが
内部を摺動するシリンダ室を有するシリンダブロック
と、前記駆動軸に軸線方向摺動可能に嵌挿されかつ前記
斜板を傾斜角が零から所定角度まで変位させるスリーブ
と、が設けられているクランク室を形成し、前記駆動軸
により駆動されかつ潤滑油を吸い込んで目的とする部位
へ供給する潤滑油ポンプを設けてなる斜板式コンプレッ
サにおいて、前記ケーシングから膨出するようにオイル
パンを形成し、該オイルパンから前記潤滑油ポンプに至
る油通路を、帰還冷媒が流入する吸入ポートの近傍に形
成された吸込口から該吸入ポートの近傍を経て伸延され
るように形成したことを特徴とする。請求項2に記載の
発明は、前記シリンダ室に連通された吸入ポートに帰還
する帰還冷媒の圧力に応じて前記ピストンの背面に作用
する前記クランク室内の圧力を、吐出ポートから吐出さ
れた吐出圧と吸入圧とによって調整することにより前記
傾斜角を制御するコントロールバルブと、前記駆動軸上
で前記斜板の傾斜角が零となる位置にある前記スリーブ
を斜板の傾斜角が増大する方向に移動する復帰手段とを
有するクラッチレスの容量可変斜板式コンプレッサであ
り、この復帰手段を前記潤滑油ポンプの油圧により駆動
するようにしたことを特徴とする。請求項3に記載の発
明は、前記復帰手段が、前記潤滑油ポンプからの潤滑油
が導かれる油圧室と、前記クランク室内の圧力が導かれ
るクランク圧導入室と、これら油圧室及びクランク圧導
入室を仕切る受圧プレートと、該受圧プレートを前記ス
リーブに向かって押圧する方向に弾撥力が作用するばね
部材と、前記受圧プレートに一端部が連結され他端部に
前記スリーブを押圧する押圧部材が設けられ前記駆動軸
内を伸延する作動ロッドと、前記油圧室内の潤滑油を排
出する排出通路に設けられた開閉作動弁とを有し、この
開閉作動弁の作動により前記作動ロッドの押圧部材が、
前記斜板の傾斜角が零の位置にある前記スリーブの端面
を押圧し変位させる位置を取るようにしたことを特徴と
する。請求項4に記載の発明は、前記復帰手段が、前記
クランク圧導入室に、前記クランク室と連通されたクラ
ンク通路と、吐出ポートと連通された吐出圧通路とを連
通し、吐出圧通路からの吐出圧が当該クランク圧導入室
内に一旦封止される弁室を設け、この弁室の弁体を前記
作動ロッドの端部により開閉し、前記吐出圧通路とクラ
ンク通路とを連通するようにしたことを特徴とする。
【0016】
【作用】請求項1に記載の発明は、ケーシングから膨出
するようにオイルパンを形成しているので、充分な量の
潤滑油を貯留することができ、しかも該オイルパンに溜
められた潤滑油は、高回転時においても斜板等によりか
き上げられることがないので、充分な量の潤滑油を目的
とする部位へ供給することができる。また、油通路を吸
入ポート近傍を経て伸延するように形成し、潤滑油ポン
プにより吸入ポートの近傍に形成された吸込口からオイ
ルパンに溜められた潤滑油を吸い込んで目的とする部位
へ供給するので、すなわち、比較的低温の冷媒が帰還す
る吸入ポート近傍から比較的低温の潤滑油を吸い込み、
適正な粘度の潤滑油を供給することができるので、目的
とする部位の潤滑がより好ましいものとなる。請求項2
に記載の発明は、クランク室内の圧力を、吐出ポートか
ら吐出された吐出圧と吸入圧とによって調整することに
より斜板の傾斜角を制御するコントロールバルブを有す
るとともに、駆動軸上で斜板の傾斜角が零となる位置に
あるスリーブを斜板の傾斜角が増大する方向に移動する
復帰手段を有し、該復帰手段を潤滑油ポンプの油圧によ
り駆動するようにしたので、常時回転するクラッチレス
の容量可変斜板式コンプレッサであっても、斜板の傾斜
角を復帰させるための油圧が正常に供給され、復帰手段
の制御も円滑に行うことができる。請求項3に記載の発
明は、斜板が完全ディストロークの零の位置にある状態
から傾斜させるようにした復帰手段であり、該復帰手段
は、潤滑油ポンプからの油圧とクランク室内の圧力及び
ばね力が作用する受圧プレートの圧力バランスを、油圧
を逃がすことにより変え、作動ロッドをクランク室内の
圧力及びばね力により作動させ、該作動ロッドによりス
リーブを押圧し、斜板を零位置から傾斜させるようにし
たので、コンパクトな装置で斜板の復帰が確実に行なわ
れる。請求項4に記載の発明は、傾斜した斜板を積極的
に完全ディストロークの零の位置にさせるようにした復
帰手段であり、該復帰手段は、潤滑油ポンプからの油圧
とクランク室内の圧力及びばね力が作用する受圧プレー
トの圧力バランスを、油圧を加えることにより変え、作
動ロッドを突出位置から後退させスリーブをフリーな状
態とし、該作動ロッドにより弁室の弁体を開き、吐出圧
をクランク圧導入室を経てクランク室に導き、これによ
りクランク室内圧を高めることにより斜板の傾斜状態を
減少させ、完全ディストロークの零の位置にするので、
コンパクトな装置で斜板のディストロークが確実に行な
われる。
するようにオイルパンを形成しているので、充分な量の
潤滑油を貯留することができ、しかも該オイルパンに溜
められた潤滑油は、高回転時においても斜板等によりか
き上げられることがないので、充分な量の潤滑油を目的
とする部位へ供給することができる。また、油通路を吸
入ポート近傍を経て伸延するように形成し、潤滑油ポン
プにより吸入ポートの近傍に形成された吸込口からオイ
ルパンに溜められた潤滑油を吸い込んで目的とする部位
へ供給するので、すなわち、比較的低温の冷媒が帰還す
る吸入ポート近傍から比較的低温の潤滑油を吸い込み、
適正な粘度の潤滑油を供給することができるので、目的
とする部位の潤滑がより好ましいものとなる。請求項2
に記載の発明は、クランク室内の圧力を、吐出ポートか
ら吐出された吐出圧と吸入圧とによって調整することに
より斜板の傾斜角を制御するコントロールバルブを有す
るとともに、駆動軸上で斜板の傾斜角が零となる位置に
あるスリーブを斜板の傾斜角が増大する方向に移動する
復帰手段を有し、該復帰手段を潤滑油ポンプの油圧によ
り駆動するようにしたので、常時回転するクラッチレス
の容量可変斜板式コンプレッサであっても、斜板の傾斜
角を復帰させるための油圧が正常に供給され、復帰手段
の制御も円滑に行うことができる。請求項3に記載の発
明は、斜板が完全ディストロークの零の位置にある状態
から傾斜させるようにした復帰手段であり、該復帰手段
は、潤滑油ポンプからの油圧とクランク室内の圧力及び
ばね力が作用する受圧プレートの圧力バランスを、油圧
を逃がすことにより変え、作動ロッドをクランク室内の
圧力及びばね力により作動させ、該作動ロッドによりス
リーブを押圧し、斜板を零位置から傾斜させるようにし
たので、コンパクトな装置で斜板の復帰が確実に行なわ
れる。請求項4に記載の発明は、傾斜した斜板を積極的
に完全ディストロークの零の位置にさせるようにした復
帰手段であり、該復帰手段は、潤滑油ポンプからの油圧
とクランク室内の圧力及びばね力が作用する受圧プレー
トの圧力バランスを、油圧を加えることにより変え、作
動ロッドを突出位置から後退させスリーブをフリーな状
態とし、該作動ロッドにより弁室の弁体を開き、吐出圧
をクランク圧導入室を経てクランク室に導き、これによ
りクランク室内圧を高めることにより斜板の傾斜状態を
減少させ、完全ディストロークの零の位置にするので、
コンパクトな装置で斜板のディストロークが確実に行な
われる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の一実施例に係る容量可変斜板式コ
ンプレッサの概略断面図、図2は図1の2−2線に沿う
断面図、図3は図1に示される復帰手段を示す要部拡大
断面図である。
する。図1は本発明の一実施例に係る容量可変斜板式コ
ンプレッサの概略断面図、図2は図1の2−2線に沿う
断面図、図3は図1に示される復帰手段を示す要部拡大
断面図である。
【0018】図1〜3に示す本実施例の容量可変斜板式
コンプレッサは、いわゆるクラッチレスコンプレッサで
あり、各端部にフロントヘッド11とリヤヘッド10が
取り付けられた円筒状のケーシング12を有し、このケ
ーシング12内には、シリンダ室13が形成されたシリ
ンダブロック15が設けられ、さらにクランク室14が
形成されている。リヤヘッド10は、シリンダブロック
15の右端部にバルブシート16を介して取り付けられ
ており、左端部に設けられたフロントヘッド11ととも
に図示しないボルトによって、これら3者が一体的に連
結されている。バルブシート16の両面には、弁形成プ
レート17a,17bがそれぞれ設けられ、吐出弁側に
は、リテーナ18が取り付けられている。
コンプレッサは、いわゆるクラッチレスコンプレッサで
あり、各端部にフロントヘッド11とリヤヘッド10が
取り付けられた円筒状のケーシング12を有し、このケ
ーシング12内には、シリンダ室13が形成されたシリ
ンダブロック15が設けられ、さらにクランク室14が
形成されている。リヤヘッド10は、シリンダブロック
15の右端部にバルブシート16を介して取り付けられ
ており、左端部に設けられたフロントヘッド11ととも
に図示しないボルトによって、これら3者が一体的に連
結されている。バルブシート16の両面には、弁形成プ
レート17a,17bがそれぞれ設けられ、吐出弁側に
は、リテーナ18が取り付けられている。
【0019】ケーシング12内を挿通して設けられた駆
動軸19の先端側は、フロントヘッド11を貫通して突
出して設けられており、その端部19aには、ベルトを
介してエンジンの回転が伝達されるプーリ20が取り付
けられている。一方、駆動軸19の後端側は、前記シリ
ンダブロック15の中心ボス部15aに開設された中心
孔15b内に嵌装されており、軸受21によって回転自
在に支持されている。
動軸19の先端側は、フロントヘッド11を貫通して突
出して設けられており、その端部19aには、ベルトを
介してエンジンの回転が伝達されるプーリ20が取り付
けられている。一方、駆動軸19の後端側は、前記シリ
ンダブロック15の中心ボス部15aに開設された中心
孔15b内に嵌装されており、軸受21によって回転自
在に支持されている。
【0020】リンダブロック15には、シリンダ室13
が円周方向等間隔に複数個開設されており、これら各シ
リンダ室13にはそれぞれピストン23が設置されてい
る。これら各ピストン23は、前端側にピストンヘッド
23a、後端側に嵌合凹部23bが形成されており、さ
らに、この嵌合凹部23bの両側内面23cに外周面が
球状とされたシュー24が嵌装され、これら両シュー2
4により斜板25の表裏両平坦面が挟持されている。
が円周方向等間隔に複数個開設されており、これら各シ
リンダ室13にはそれぞれピストン23が設置されてい
る。これら各ピストン23は、前端側にピストンヘッド
23a、後端側に嵌合凹部23bが形成されており、さ
らに、この嵌合凹部23bの両側内面23cに外周面が
球状とされたシュー24が嵌装され、これら両シュー2
4により斜板25の表裏両平坦面が挟持されている。
【0021】駆動軸19の先端は、フロントヘッド11
に軸受26を介して支持され、この軸受26の内端側に
はリップシール部材27が設けられ、このリップシール
部材27の内方には駆動軸19により回転される回転部
材28が設けられている。
に軸受26を介して支持され、この軸受26の内端側に
はリップシール部材27が設けられ、このリップシール
部材27の内方には駆動軸19により回転される回転部
材28が設けられている。
【0022】この回転部材28の内端側には軸線方向摺
動可能に嵌挿されたスリーブ29が設けられ、このスリ
ーブ29の外周面は円弧状とされ、この円弧状外面には
揺動可能に斜板25の凹状内面が当接している。斜板2
5と回転部材28には、それぞれリンク30b,30a
が突設され、これら両リンク30b,30aは、長孔3
1とピン部材32により連結され、回転部材28の回転
によって斜板25が回転されるようになっている。
動可能に嵌挿されたスリーブ29が設けられ、このスリ
ーブ29の外周面は円弧状とされ、この円弧状外面には
揺動可能に斜板25の凹状内面が当接している。斜板2
5と回転部材28には、それぞれリンク30b,30a
が突設され、これら両リンク30b,30aは、長孔3
1とピン部材32により連結され、回転部材28の回転
によって斜板25が回転されるようになっている。
【0023】このような構成により、スリーブ29の軸
方向移動に伴って斜板25の傾斜角(駆動軸19の軸線
に直交する面に対する傾斜角をいう)が調節されること
になる。
方向移動に伴って斜板25の傾斜角(駆動軸19の軸線
に直交する面に対する傾斜角をいう)が調節されること
になる。
【0024】斜板25の傾斜角は、斜板25のバランサ
25aが回転部材28に当接する位置で最大の傾斜角が
与えられ、スリーブ29の内端面がシリンダブロック1
5の中心ボス部15aの端部に当接する位置で最小の傾
斜角、つまり傾斜角がゼロとなるように構成されてい
る。
25aが回転部材28に当接する位置で最大の傾斜角が
与えられ、スリーブ29の内端面がシリンダブロック1
5の中心ボス部15aの端部に当接する位置で最小の傾
斜角、つまり傾斜角がゼロとなるように構成されてい
る。
【0025】この容量可変斜板式コンプレッサでは、シ
リンダヘッド10内にコントロールバルブCv を設け、
帰還する冷媒の吸込圧に応じてクランク室14内の圧力
を調整して斜板25の角度を変化させ、コンプレッサか
ら吐出される冷媒量を調節することにより、コンプレッ
サの吸入圧を一定にコントロールしている。
リンダヘッド10内にコントロールバルブCv を設け、
帰還する冷媒の吸込圧に応じてクランク室14内の圧力
を調整して斜板25の角度を変化させ、コンプレッサか
ら吐出される冷媒量を調節することにより、コンプレッ
サの吸入圧を一定にコントロールしている。
【0026】したがって、クランク室14内の圧力が高
くなると、吸入ポート33に帰還してきた冷媒の圧力、
つまり吸入圧と前記クランク室内の圧力差から、斜板2
5は傾斜角がゼロ、つまり駆動軸19に対し直角になる
ことがある。この状態になると、ピストン23は往復動
しないので、冷媒は吐出ポート34に吐出されず、いわ
ゆるロック状態となる。
くなると、吸入ポート33に帰還してきた冷媒の圧力、
つまり吸入圧と前記クランク室内の圧力差から、斜板2
5は傾斜角がゼロ、つまり駆動軸19に対し直角になる
ことがある。この状態になると、ピストン23は往復動
しないので、冷媒は吐出ポート34に吐出されず、いわ
ゆるロック状態となる。
【0027】このため、本実施例では、駆動軸19上で
斜板25の傾斜角がゼロの位置にあるスリーブ29に対
し斜板25の傾斜角が増大する方向にスリーブ29を移
動させる復帰手段40を有している。
斜板25の傾斜角がゼロの位置にあるスリーブ29に対
し斜板25の傾斜角が増大する方向にスリーブ29を移
動させる復帰手段40を有している。
【0028】この復帰手段40は、図3に示すように、
駆動軸19により駆動される潤滑油ポンプPからの圧油
が、ポンプケース41の小孔42を通って導かれる油圧
室43と、前記クランク室14内の圧力(クランク圧と
略称する)が小通路44を通って導かれるクランク圧導
入室45と、これら油圧室43及びクランク圧導入室4
5を仕切る受圧プレート46と、このクランク圧導入室
45内に設けられ前記受圧プレート46を前記油圧室側
に押圧するばね部材48と、前記受圧プレート46に一
端部が連結され他端部に前記スリーブ29を押圧する押
圧部材49が設けられた作動ロッド50と、前記油圧室
43内の圧油を排出する排出通路51に設けられた開閉
作動弁52とを有している。
駆動軸19により駆動される潤滑油ポンプPからの圧油
が、ポンプケース41の小孔42を通って導かれる油圧
室43と、前記クランク室14内の圧力(クランク圧と
略称する)が小通路44を通って導かれるクランク圧導
入室45と、これら油圧室43及びクランク圧導入室4
5を仕切る受圧プレート46と、このクランク圧導入室
45内に設けられ前記受圧プレート46を前記油圧室側
に押圧するばね部材48と、前記受圧プレート46に一
端部が連結され他端部に前記スリーブ29を押圧する押
圧部材49が設けられた作動ロッド50と、前記油圧室
43内の圧油を排出する排出通路51に設けられた開閉
作動弁52とを有している。
【0029】前記潤滑油ポンプPは、例えば、駆動軸1
9により偏心して回転されるインナロータと、このイン
ナロータの外周に所定の間隙を介して設けられたアウタ
ロータとからなるトロコイドポンプであるが、駆動軸1
9により回転され、油圧を給排できるものであれば、通
常のギアポンプ等どのようなものであっても良い。
9により偏心して回転されるインナロータと、このイン
ナロータの外周に所定の間隙を介して設けられたアウタ
ロータとからなるトロコイドポンプであるが、駆動軸1
9により回転され、油圧を給排できるものであれば、通
常のギアポンプ等どのようなものであっても良い。
【0030】前記開閉作動弁52は、好ましくは電気的
に弁体53を開閉作動する電磁弁であるが、他のもの、
例えば冷媒の圧力により開閉作動するようなものであっ
ても良い。この開閉作動弁52の弁体53を開放する
と、排出通路51を流下してきた圧油がバルブシート1
6に開設された小通路54を介してチャンバ55に導か
れ、出口56より排出通路51,57を経て戻されるよ
うになっている。なお、この排出通路57は、後述する
オイルパン80に連通されている。
に弁体53を開閉作動する電磁弁であるが、他のもの、
例えば冷媒の圧力により開閉作動するようなものであっ
ても良い。この開閉作動弁52の弁体53を開放する
と、排出通路51を流下してきた圧油がバルブシート1
6に開設された小通路54を介してチャンバ55に導か
れ、出口56より排出通路51,57を経て戻されるよ
うになっている。なお、この排出通路57は、後述する
オイルパン80に連通されている。
【0031】この開閉作動弁52の開放により油圧室4
3内の圧力が除かれると、受圧プレート46がばね部材
48の弾撥力により押圧され、作動ロッド50を図中左
行させることになる。
3内の圧力が除かれると、受圧プレート46がばね部材
48の弾撥力により押圧され、作動ロッド50を図中左
行させることになる。
【0032】この結果、作動ロッド50に設けられた押
圧部材49が、斜板25の傾斜角がゼロの位置にある前
記スリーブ29の端面を押圧し、変位させることにな
る。前記作動ロッド50の押圧部材49は、作動ロッド
50の本体部分と直交して突出されており、長孔50b
内で移動(僅か数mm程度)し得るが、作動ロッド50
は、駆動軸内部で軸線方向に進退作動するので、コンプ
レッサの軸方向長さが大きくなることはない。
圧部材49が、斜板25の傾斜角がゼロの位置にある前
記スリーブ29の端面を押圧し、変位させることにな
る。前記作動ロッド50の押圧部材49は、作動ロッド
50の本体部分と直交して突出されており、長孔50b
内で移動(僅か数mm程度)し得るが、作動ロッド50
は、駆動軸内部で軸線方向に進退作動するので、コンプ
レッサの軸方向長さが大きくなることはない。
【0033】また、前記クランク圧導入室45には、前
記クランク室14と連通されたクランク通路60も連通
され、吐出ポート34が小通路44を通って流入した吐
出圧がこのクランク通路60に導かれるようになってい
る。
記クランク室14と連通されたクランク通路60も連通
され、吐出ポート34が小通路44を通って流入した吐
出圧がこのクランク通路60に導かれるようになってい
る。
【0034】ただし、この吐出圧がクランク通路60に
導かれる経路中には吐出圧を一旦封止する弁室61が設
けられている。この弁室61は、作動ロッド50の突出
端部50aが挿通し得る開口部62が中心に形成された
蓋体63と、この蓋体63の内部に設けられ開口部62
を閉塞する弁体64と、この弁体64を弾撥するばね部
材65と、このばね部材65を支持する多孔板66とか
ら構成されている。なお、前記蓋体63の外端は、スペ
ーサSとバルブシート16との間に挟持されている。
導かれる経路中には吐出圧を一旦封止する弁室61が設
けられている。この弁室61は、作動ロッド50の突出
端部50aが挿通し得る開口部62が中心に形成された
蓋体63と、この蓋体63の内部に設けられ開口部62
を閉塞する弁体64と、この弁体64を弾撥するばね部
材65と、このばね部材65を支持する多孔板66とか
ら構成されている。なお、前記蓋体63の外端は、スペ
ーサSとバルブシート16との間に挟持されている。
【0035】弁体64が作動ロッド50の突出端部50
aにより押圧されて開口部62を開放すると、吐出ポー
ト34からの吐出圧が小通路44より多孔板66を通っ
て開口部62よりクランク圧導入室45内に入り、さら
にクランク通路60を通ってクランク室14に導かれる
ことになる。
aにより押圧されて開口部62を開放すると、吐出ポー
ト34からの吐出圧が小通路44より多孔板66を通っ
て開口部62よりクランク圧導入室45内に入り、さら
にクランク通路60を通ってクランク室14に導かれる
ことになる。
【0036】なお、前記吸入ポート33及び吐出ポート
34は、前記リヤヘッド10に設けられ、この吸入ポー
ト33には、エバポレータからの帰環冷媒が流入し、こ
の冷媒は弁形成プレート17aに円周方向複数形成され
た吸入弁の弾性的閉鎖力に抗して吸入口33aより吸入
工程にあるシリンダ室13に順次流入するようになって
おり、吐出ポート34には、複数のピストンにより圧縮
された冷媒が弁形成プレート17bに円周方向複数形成
された吐出弁の弾性的閉鎖力に抗して吐出されるように
なっている。
34は、前記リヤヘッド10に設けられ、この吸入ポー
ト33には、エバポレータからの帰環冷媒が流入し、こ
の冷媒は弁形成プレート17aに円周方向複数形成され
た吸入弁の弾性的閉鎖力に抗して吸入口33aより吸入
工程にあるシリンダ室13に順次流入するようになって
おり、吐出ポート34には、複数のピストンにより圧縮
された冷媒が弁形成プレート17bに円周方向複数形成
された吐出弁の弾性的閉鎖力に抗して吐出されるように
なっている。
【0037】特に、本実施例では、各シリンダ室13間
の空間を利用してケーシング12から膨出するように形
成されたオイルパン80を有し、ここに潤滑油を溜める
ようにしている。オイルパン80は、図1に示すよう
に、シリンダブロック15だけでなくリヤヘッド10ま
で伸延して形成されており、潤滑油の吸込口81は、吸
入ポート33に近接して設けられている。
の空間を利用してケーシング12から膨出するように形
成されたオイルパン80を有し、ここに潤滑油を溜める
ようにしている。オイルパン80は、図1に示すよう
に、シリンダブロック15だけでなくリヤヘッド10ま
で伸延して形成されており、潤滑油の吸込口81は、吸
入ポート33に近接して設けられている。
【0038】また、リヤヘッド10及びシリンダブロッ
ク15には、吸込口81から潤滑油ポンプPに至る油通
路82が形成されているが、この油通路82も、吸入ポ
ート33に近接して設けられている。なお、この吸込口
81や油通路82は、リヤヘッド10やシリンダブロッ
ク15を鋳造する際の、鋳込み成形により形成すること
ができる。
ク15には、吸込口81から潤滑油ポンプPに至る油通
路82が形成されているが、この油通路82も、吸入ポ
ート33に近接して設けられている。なお、この吸込口
81や油通路82は、リヤヘッド10やシリンダブロッ
ク15を鋳造する際の、鋳込み成形により形成すること
ができる。
【0039】潤滑油ポンプPによって吸い上げられた潤
滑油は、例えば、通路71等を通ってスリーブ29と斜
板25との摺動部へ供給された後、クランク室14に滴
下し、シリンダブロック15に形成された帰還口83か
らオイルパン80に戻るように循環される。
滑油は、例えば、通路71等を通ってスリーブ29と斜
板25との摺動部へ供給された後、クランク室14に滴
下し、シリンダブロック15に形成された帰還口83か
らオイルパン80に戻るように循環される。
【0040】なお、本発明のオイルパン80は、シリン
ダ室13間のスペースを利用して形成すれば良く、潤滑
油ポンプPによって潤滑油が吸い上げられるので、必ず
しもコンプレッサの最下面に形成する必要はない。
ダ室13間のスペースを利用して形成すれば良く、潤滑
油ポンプPによって潤滑油が吸い上げられるので、必ず
しもコンプレッサの最下面に形成する必要はない。
【0041】次に作用を説明する。オイルパン80に溜
められた潤滑油は、潤滑油ポンプPによって、吸入ポー
ト33に近接して設けられている吸込口81から吸い上
げられ、吸入ポート33に近接する油通路82を通って
潤滑油ポンプPに至る。そして、潤滑油ポンプPから通
路71を通ってスリーブ29と斜板25との摺動部へ供
給される。
められた潤滑油は、潤滑油ポンプPによって、吸入ポー
ト33に近接して設けられている吸込口81から吸い上
げられ、吸入ポート33に近接する油通路82を通って
潤滑油ポンプPに至る。そして、潤滑油ポンプPから通
路71を通ってスリーブ29と斜板25との摺動部へ供
給される。
【0042】本実施例では、第1に、オイルパン80を
ケーシング12から突出して形成しているので、高回転
時においても斜板によって潤滑油がかき上げられること
がなく、充分な量の潤滑油を溜めることも可能であるた
め、摺動部の潤滑不良が防止できることになる。
ケーシング12から突出して形成しているので、高回転
時においても斜板によって潤滑油がかき上げられること
がなく、充分な量の潤滑油を溜めることも可能であるた
め、摺動部の潤滑不良が防止できることになる。
【0043】第2に、比較的低温の冷媒が帰還する吸入
ポート33の近傍に潤滑油の吸込口81を形成し、また
油通路82も吸入ポート33に近接しているので、潤滑
油は高温に晒されることが少なく、比較的低温の状態で
摺動部へ供給される。したがって、潤滑油の粘度が低下
して潤滑不良となることもなく、しかも、後述する油圧
室43に供給された場合であっても適正な油圧を維持で
きるので、復帰手段40の制御が安定なものとなる。
ポート33の近傍に潤滑油の吸込口81を形成し、また
油通路82も吸入ポート33に近接しているので、潤滑
油は高温に晒されることが少なく、比較的低温の状態で
摺動部へ供給される。したがって、潤滑油の粘度が低下
して潤滑不良となることもなく、しかも、後述する油圧
室43に供給された場合であっても適正な油圧を維持で
きるので、復帰手段40の制御が安定なものとなる。
【0044】特に、本実施例では、油量を確保すること
により油圧室43における油圧を適正なものとするので
はなく、潤滑油の粘度を適正なものとすることにより油
圧室43における油圧を適正なものとしているので、余
計な潤滑油を必要とせず油圧の制御精度を高めることが
できる。
により油圧室43における油圧を適正なものとするので
はなく、潤滑油の粘度を適正なものとすることにより油
圧室43における油圧を適正なものとしているので、余
計な潤滑油を必要とせず油圧の制御精度を高めることが
できる。
【0045】なお、本実施例の容量可変斜板式コンプレ
ッサの作動は以下のようになる。
ッサの作動は以下のようになる。
【0046】駆動軸19がベルト及びプーリを介してエ
ンジンにより回転されると、それに伴って回転部材28
が回転し、両リンク30a,30b及びピン部材32を
介して斜板25も回転する。斜板25が駆動軸19に対
して傾斜状態にあれば、みそすり運動的に回動し、これ
に伴なってピストン23が往復動し、冷媒の吸入、圧
縮、吐出が行なわれる。
ンジンにより回転されると、それに伴って回転部材28
が回転し、両リンク30a,30b及びピン部材32を
介して斜板25も回転する。斜板25が駆動軸19に対
して傾斜状態にあれば、みそすり運動的に回動し、これ
に伴なってピストン23が往復動し、冷媒の吸入、圧
縮、吐出が行なわれる。
【0047】ここで、冷房サイクルにおける熱負荷が大
きい場合には、帰還冷媒の圧力は比較的高圧で帰還す
る。この場合には、コントロールバルブCv の作用によ
り、クランク室14に比較的高圧の吸入圧が導入される
ため、その内部圧が吸入圧にほぼ等しくなる。このた
め、吸入工程にあるピストン23では前後の圧力差がほ
とんどなくなり、圧縮工程に入ったピストン23のシリ
ンダ内の圧力が高くなり、斜板を傾ける方向にモーメン
トが働くことになり、ピストン23はシリンダ15のシ
リンダ室13内でスムーズに後退し得る状態となる。
きい場合には、帰還冷媒の圧力は比較的高圧で帰還す
る。この場合には、コントロールバルブCv の作用によ
り、クランク室14に比較的高圧の吸入圧が導入される
ため、その内部圧が吸入圧にほぼ等しくなる。このた
め、吸入工程にあるピストン23では前後の圧力差がほ
とんどなくなり、圧縮工程に入ったピストン23のシリ
ンダ内の圧力が高くなり、斜板を傾ける方向にモーメン
トが働くことになり、ピストン23はシリンダ15のシ
リンダ室13内でスムーズに後退し得る状態となる。
【0048】一方、冷房サイクルにおける熱負荷が小さ
い場合には、帰還冷媒の圧力は十分スーパーヒート量が
得られず、低圧で帰還する。この場合、コントロールバ
ルブCv の作用により、圧縮工程にあるピストン23に
よって圧縮され、吐出ポート34に導かれた高圧冷媒
は、クランク室14に導入され、クランク室14の内部
圧力が高められる。これにより、複数のピストン23に
加わる前後の圧力バランスに差が生じ、複数のピストン
23の背面に加わる力の合成力は斜板25のピン部材3
2を中心とするモーメントとして働き、この斜板25の
傾斜角度を減少させることになる。
い場合には、帰還冷媒の圧力は十分スーパーヒート量が
得られず、低圧で帰還する。この場合、コントロールバ
ルブCv の作用により、圧縮工程にあるピストン23に
よって圧縮され、吐出ポート34に導かれた高圧冷媒
は、クランク室14に導入され、クランク室14の内部
圧力が高められる。これにより、複数のピストン23に
加わる前後の圧力バランスに差が生じ、複数のピストン
23の背面に加わる力の合成力は斜板25のピン部材3
2を中心とするモーメントとして働き、この斜板25の
傾斜角度を減少させることになる。
【0049】本実施例のクラッチレスコンプレッサで
は、斜板25の傾斜角度が減少して直立状態となること
も構造上許容されているため、熱負荷によっては完全デ
ィストローク状態となり得る。つまり、冷房サイクル内
を冷媒が循環して無駄な仕事を強いられることが防止で
き、エンジンに余計な負担をかけず、省燃費にもなり、
エバポレータ凍結の虞れも回避される。
は、斜板25の傾斜角度が減少して直立状態となること
も構造上許容されているため、熱負荷によっては完全デ
ィストローク状態となり得る。つまり、冷房サイクル内
を冷媒が循環して無駄な仕事を強いられることが防止で
き、エンジンに余計な負担をかけず、省燃費にもなり、
エバポレータ凍結の虞れも回避される。
【0050】ここにおいて、斜板25が直立状態にあ
り、完全ディストロークされていると、ピストン23が
往復動しないので、ピストン23の圧縮力の反力が作用
せず、斜板25が直立状態のままとなり、傾斜すること
ができない状態になる。
り、完全ディストロークされていると、ピストン23が
往復動しないので、ピストン23の圧縮力の反力が作用
せず、斜板25が直立状態のままとなり、傾斜すること
ができない状態になる。
【0051】しかしながら、本実施例のコンプレッサで
は、この場合に、開閉作動弁52がオンされ、出口56
が開放されるので、潤滑油ポンプPからの吐出油は排出
通路51、小通路54、チャンバ55、出口56、排出
通路57を通ってオイルパン80に戻され、油圧室43
内は低圧状態になる。
は、この場合に、開閉作動弁52がオンされ、出口56
が開放されるので、潤滑油ポンプPからの吐出油は排出
通路51、小通路54、チャンバ55、出口56、排出
通路57を通ってオイルパン80に戻され、油圧室43
内は低圧状態になる。
【0052】この結果、受圧プレート46はばね部材4
8により押圧され、僅か数mm左行する。この受圧プレ
ート46には、作動ロッド50が一体的に取り付けられ
ているので、作動ロッド50の押圧部材49は、スリー
ブ29の端部を押し、スリーブ29を左行させる。中心
部分を押された斜板25は、ピン部材32を中心として
僅かに傾動し、傾斜することになる。
8により押圧され、僅か数mm左行する。この受圧プレ
ート46には、作動ロッド50が一体的に取り付けられ
ているので、作動ロッド50の押圧部材49は、スリー
ブ29の端部を押し、スリーブ29を左行させる。中心
部分を押された斜板25は、ピン部材32を中心として
僅かに傾動し、傾斜することになる。
【0053】このようにして、斜板25が僅かでも傾斜
されると、圧縮工程にあるピストン23の圧縮力の反力
が作用することにより、斜板25は駆動軸19に対して
さらに傾斜することになり、ピストン23の往復動スト
ロークが長くなる。
されると、圧縮工程にあるピストン23の圧縮力の反力
が作用することにより、斜板25は駆動軸19に対して
さらに傾斜することになり、ピストン23の往復動スト
ロークが長くなる。
【0054】この状態で圧縮が行なわれると、吐出冷媒
量は増大し、冷房サイクル内を循環する冷媒流量が増大
し、再度熱負荷に応じた適正な冷媒流量が吐出され、コ
ンプレッサの吸入圧が次第に下降し、最終的にはその結
果一定の吸入圧に保たれることになる。
量は増大し、冷房サイクル内を循環する冷媒流量が増大
し、再度熱負荷に応じた適正な冷媒流量が吐出され、コ
ンプレッサの吸入圧が次第に下降し、最終的にはその結
果一定の吸入圧に保たれることになる。
【0055】なお、前記開閉作動弁52が出口56を開
閉する場合に、この開閉作動弁52はチャンバ55内の
油圧を逃がしたり封止するのみの作動であるため、開閉
作動弁52に大きな力が加わることはなく、小さな開閉
作動弁52で良い。前述した従来のクラッチレスコンプ
レッサが完全ディストロークされている斜板を電気的に
制御する場合には、相当強力な電磁ソレノイドが必要と
なるのに比し小さな開閉制御弁で良いことになる。
閉する場合に、この開閉作動弁52はチャンバ55内の
油圧を逃がしたり封止するのみの作動であるため、開閉
作動弁52に大きな力が加わることはなく、小さな開閉
作動弁52で良い。前述した従来のクラッチレスコンプ
レッサが完全ディストロークされている斜板を電気的に
制御する場合には、相当強力な電磁ソレノイドが必要と
なるのに比し小さな開閉制御弁で良いことになる。
【0056】また、コンプレッサが正常な冷房運転を行
なっている場合においても、開閉作動弁52をオフする
と、潤滑油ポンプPから吐出された吐出油は、小孔42
より油圧室43に入り、受圧プレート46を右行させ
る。これに伴って、作動ロッド50の突出端部50aが
弁室61の開口部62より内部に入り込み、弁体64を
ばね部材65に抗して開放する。
なっている場合においても、開閉作動弁52をオフする
と、潤滑油ポンプPから吐出された吐出油は、小孔42
より油圧室43に入り、受圧プレート46を右行させ
る。これに伴って、作動ロッド50の突出端部50aが
弁室61の開口部62より内部に入り込み、弁体64を
ばね部材65に抗して開放する。
【0057】この結果、吐出ポート34の吐出圧が小通
路44より弁室61内に流入し、多孔板66を通過し、
開口部62よりクランク圧導入室45内に入り、クラン
ク通路60を通ってクランク室14に導かれ、クランク
室14内の圧力を高め、斜板25の傾斜を減少させ、完
全ディストロークさせることができる。即ち、開閉作動
弁52をオフすることにより、極めて短時間の内にコン
プレッサを積極的に完全ディストロークさせ、不作動状
態とすることができる。
路44より弁室61内に流入し、多孔板66を通過し、
開口部62よりクランク圧導入室45内に入り、クラン
ク通路60を通ってクランク室14に導かれ、クランク
室14内の圧力を高め、斜板25の傾斜を減少させ、完
全ディストロークさせることができる。即ち、開閉作動
弁52をオフすることにより、極めて短時間の内にコン
プレッサを積極的に完全ディストロークさせ、不作動状
態とすることができる。
【0058】また、このようにコンプレッサを積極的に
不動状態にするように構成すれば、従来のように僅かに
斜板を傾斜させることによって生じる冷媒循環に伴う無
駄な仕事や、エンジンに対する余計な負担を防止でき、
省燃費ともなり、エバポレータ凍結の虞れも回避でき、
凍結防止用のサーモも不要となり、重いクラッチも必要
なため、構成が簡素化し、コンプレッサの組立作業性が
向上し、コスト的にも重量的にも有利で、クラッチオン
・オフに伴う違和感も無く、乗り心地の良いものとな
る。
不動状態にするように構成すれば、従来のように僅かに
斜板を傾斜させることによって生じる冷媒循環に伴う無
駄な仕事や、エンジンに対する余計な負担を防止でき、
省燃費ともなり、エバポレータ凍結の虞れも回避でき、
凍結防止用のサーモも不要となり、重いクラッチも必要
なため、構成が簡素化し、コンプレッサの組立作業性が
向上し、コスト的にも重量的にも有利で、クラッチオン
・オフに伴う違和感も無く、乗り心地の良いものとな
る。
【0059】しかも、コンプレッサは常時回転式である
ため、潤滑油ポンプも常時回転することになり、自動車
用空気調和装置を使用するしないに拘らず潤滑油の循環
が行なわれ、より円滑な作動が期待できる。
ため、潤滑油ポンプも常時回転することになり、自動車
用空気調和装置を使用するしないに拘らず潤滑油の循環
が行なわれ、より円滑な作動が期待できる。
【0060】なお、上述した実施例は、クラッチレスの
容量可変斜板式コンプレッサであるが、本発明はこれの
みに限定されるものではなく、一般的なコンプレッサ、
例えば、斜板式コンプレッサ、ロータリコンプレッサ等
にも適用可能であり、容量可変斜板式のコンプレッサに
おいても同様である。なお、容量可変斜板式のコンプレ
ッサには、非回転の斜板とピストンがロッドを介して連
結されたコンプレッサ(例えば、前述した特開昭58−
158,382号公報に開示されている容量可変斜板式
コンプレッサ)があるが、このようなコンプレッサであ
っても良い。
容量可変斜板式コンプレッサであるが、本発明はこれの
みに限定されるものではなく、一般的なコンプレッサ、
例えば、斜板式コンプレッサ、ロータリコンプレッサ等
にも適用可能であり、容量可変斜板式のコンプレッサに
おいても同様である。なお、容量可変斜板式のコンプレ
ッサには、非回転の斜板とピストンがロッドを介して連
結されたコンプレッサ(例えば、前述した特開昭58−
158,382号公報に開示されている容量可変斜板式
コンプレッサ)があるが、このようなコンプレッサであ
っても良い。
【0061】また、前記駆動軸は、プーリとエンジンが
直結されたものであるが、場合によっては、駆動軸とプ
ーリとをクラッチを介して連結したものでも良い。この
場合には、クラッチを有する分重量的には重くなるが、
積極的に完全ディストロークさせることが可能となり、
圧縮仕事によるエンジンの負担を軽減できる。
直結されたものであるが、場合によっては、駆動軸とプ
ーリとをクラッチを介して連結したものでも良い。この
場合には、クラッチを有する分重量的には重くなるが、
積極的に完全ディストロークさせることが可能となり、
圧縮仕事によるエンジンの負担を軽減できる。
【0062】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、比較
的低温の潤滑油を吸い込むことができるので、充分な量
かつ適正な粘度の潤滑油を目的とする部位へ供給するこ
とができ、潤滑不良を防止すると共に斜板の傾斜角度を
適正に制御することができる。
的低温の潤滑油を吸い込むことができるので、充分な量
かつ適正な粘度の潤滑油を目的とする部位へ供給するこ
とができ、潤滑不良を防止すると共に斜板の傾斜角度を
適正に制御することができる。
【図1】 本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】 図1の2−2線に沿う断面図である。
【図3】 図1に示される復帰手段を示す拡大断面図で
ある。
ある。
【図4】 従来の容量可変斜板式コンプレッサを示す断
面図である。
面図である。
【図5】 図4の復帰手段を示す拡大断面図である。
12…ケーシング、 13…シリンダ室、
14…クランク室、 15…シリンダブロ
ック、19…駆動軸、 23…ピスト
ン、25…斜板、 29…スリー
ブ、33…吸入ポート、 34…吐出ポー
ト、40…復帰手段、 43…油圧室、
44…吐出圧通路、 45…クランク圧導
入室、46…受圧プレート、 47…制御
室、48…ばね部材、 49…押圧部
材、50…作動ロッド、 51,57…排
出通路、52…開閉作動弁、 60…クラ
ンク通路、61…弁室、 64…弁
体、80…オイルパン、 81…吸込口、
82…油通路、 Cv …コントロール
バルブ、P…潤滑油ポンプ。
14…クランク室、 15…シリンダブロ
ック、19…駆動軸、 23…ピスト
ン、25…斜板、 29…スリー
ブ、33…吸入ポート、 34…吐出ポー
ト、40…復帰手段、 43…油圧室、
44…吐出圧通路、 45…クランク圧導
入室、46…受圧プレート、 47…制御
室、48…ばね部材、 49…押圧部
材、50…作動ロッド、 51,57…排
出通路、52…開閉作動弁、 60…クラ
ンク通路、61…弁室、 64…弁
体、80…オイルパン、 81…吸込口、
82…油通路、 Cv …コントロール
バルブ、P…潤滑油ポンプ。
Claims (4)
- 【請求項1】 ケーシング(12)内に、駆動軸(19)に対し
て傾斜角度が可変に連結され、前記駆動軸の回転により
回転される斜板(25)と、この斜板(25)の回転により軸線
方向の往復動される複数のピストン(23)と、これらピス
トン(23)が内部を摺動するシリンダ室(13)を有するシリ
ンダブロック(15)と、前記駆動軸(19)に軸線方向摺動可
能に嵌挿されかつ前記斜板(25)を傾斜角が零から所定角
度まで変位させるスリーブ(29)と、が設けられているク
ランク室(14)を形成し、前記駆動軸(19)により駆動され
かつ潤滑油を吸い込んで目的とする部位へ供給する潤滑
油ポンプ(P)を設けてなる斜板式コンプレッサにおい
て、 前記ケーシング(12)から膨出するようにオイルパン(80)
を形成し、該オイルパン(80)から前記潤滑油ポンプ(P)
に至る油通路(82)を、帰還冷媒が流入する吸入ポート(3
3)の近傍に形成された吸込口(81)から該吸入ポート(33)
の近傍を経て伸延されるように形成したことを特徴とす
る斜板式コンプレッサ。 - 【請求項2】 前記斜板式コンプレッサは、前記シリン
ダ室(13)に連通された吸入ポート(33)に帰還する帰還冷
媒の圧力に応じて前記ピストン(23)の背面に作用する前
記クランク室(14)内の圧力を、吐出ポート(34)から吐出
された吐出圧と吸入圧とによって調整することにより前
記傾斜角を制御するコントロールバルブ(Cv)と、前記駆
動軸(19)上で前記斜板(25)の傾斜角が零となる位置にあ
る前記スリーブ(29)を斜板(25)の傾斜角が増大する方向
に移動する復帰手段(40)とを有するクラッチレスの容量
可変斜板式コンプレッサであり、この復帰手段(40)を前
記潤滑油ポンプ(P)の油圧により駆動するようにしたこ
とを特徴とする請求項1に記載の斜板式コンプレッサ。 - 【請求項3】 前記復帰手段(40)は、前記潤滑油ポンプ
(P)からの潤滑油が導かれる油圧室(43)と、前記クラン
ク室内の圧力が導かれるクランク圧導入室(45)と、これ
ら油圧室(43)及びクランク圧導入室(45)を仕切る受圧プ
レート(46)と、該受圧プレート(46)を前記スリーブ(29)
に向かって押圧する方向に弾撥力が作用するばね部材(4
8)と、前記受圧プレート(46)に一端部が連結され他端部
に前記スリーブ(29)を押圧する押圧部材(49)が設けられ
前記駆動軸(19)内を伸延する作動ロッド(50)と、前記油
圧室(43)内の潤滑油を排出する排出通路(51,57)に設け
られた開閉作動弁(52)とを有し、この開閉作動弁(52)の
作動により前記作動ロッド(50)の押圧部材(49)が、前記
斜板(25)の傾斜角が零の位置にある前記スリーブ(29)の
端面を押圧し変位させる位置を取るようにしたことを特
徴とする請求項2に記載の斜板式コンプレッサ。 - 【請求項4】 前記復帰手段(40)は、前記クランク圧導
入室(45)に、前記クランク室(14)と連通されたクランク
通路(60)と、吐出ポート(34)と連通された吐出圧通路(4
4)とを連通し、吐出圧通路(44)からの吐出圧が当該クラ
ンク圧導入室(45)内に一旦封止される弁室(61)を設け、
この弁室(61)の弁体(64)を前記作動ロッドの端部(50a)
により開閉し、前記吐出圧通路(44)とクランク通路(60)
とを連通するようにした請求項3に記載の斜板式コンプ
レッサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7107581A JPH08303345A (ja) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | 斜板式コンプレッサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7107581A JPH08303345A (ja) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | 斜板式コンプレッサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08303345A true JPH08303345A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=14462801
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7107581A Pending JPH08303345A (ja) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | 斜板式コンプレッサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08303345A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6568913B1 (en) * | 2000-12-22 | 2003-05-27 | Visteon Global Technologies, Inc. | Lubrication pump for a swash plate type compressor |
| CN100374738C (zh) * | 2006-03-10 | 2008-03-12 | 中国矿业大学 | 自润滑轴向柱塞水马达 |
| CN102947591A (zh) * | 2010-06-21 | 2013-02-27 | 三电有限公司 | 可变容量压缩机 |
-
1995
- 1995-05-01 JP JP7107581A patent/JPH08303345A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6568913B1 (en) * | 2000-12-22 | 2003-05-27 | Visteon Global Technologies, Inc. | Lubrication pump for a swash plate type compressor |
| CN100374738C (zh) * | 2006-03-10 | 2008-03-12 | 中国矿业大学 | 自润滑轴向柱塞水马达 |
| CN102947591A (zh) * | 2010-06-21 | 2013-02-27 | 三电有限公司 | 可变容量压缩机 |
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