JPH08303486A - 電磁スプリングクラッチ - Google Patents

電磁スプリングクラッチ

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JPH08303486A
JPH08303486A JP8071093A JP7109396A JPH08303486A JP H08303486 A JPH08303486 A JP H08303486A JP 8071093 A JP8071093 A JP 8071093A JP 7109396 A JP7109396 A JP 7109396A JP H08303486 A JPH08303486 A JP H08303486A
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JP
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stator
rotor
rotary member
magnetic pole
cylindrical
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JP8071093A
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English (en)
Inventor
Shigeharu Arai
重治 新井
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Ogura Clutch Co Ltd
Original Assignee
Ogura Clutch Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D27/00Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
    • F16D27/10Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings
    • F16D27/105Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings with a helical band or equivalent member co-operating with a cylindrical coupling surface

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁スプリングクラッチの軽量小形化ができ
ない。 【解決手段】 合成樹脂材製の入力回転部材4と出力回
転部材3に形成された嵌合部4c・3cを、励磁コイル
12が収納された固定子9の中心に嵌合した。また、回
転部材の各ばね巻締め面4d・3dには、一端6aが入
力回転部材4に掛止され他端6bがカバー部材14に掛
止されたコイルばね6を巻付けた。カバー部材14の外
周面に形成された凹溝14cには、ヒステリシス材製の
円筒状の回転子8を支持した。固定子9の励磁コイル1
2に通電すると、回転子8とコイルばね6の一端6bが
制動されるので、コイルばね6は、入力回転部材4の回
転により、ばね巻締め面3d・4dに巻締められる。そ
して、入力回転部材4から出力回転部材3に回転が伝達
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空隙式の電磁ス
プリングクラッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】空隙式の電磁スプリングクラッチは、入
力回転部材と出力回転部材のばね巻締め面にコイルばね
を巻回するとともに、コイルばねの一端を入力回転部材
に掛止している。また、コイルばねの他端は、固定子の
磁界中に配設された回転子に掛止している。そして、固
定子の励磁コイルへの通電により、出力回転部材と摩擦
係合させることなく、回転子とこれに掛止されたコイル
ばねの一端を制動するとともに、入力回転部材の回転に
よりコイルばねを回転部材の各ばね巻締め面に巻締めて
これら両回転部材を一体に回転させる構造である。
【0003】また、回転子の制動手段は、回転子に渦電
流が流れることにより、この回転子に入力回転部材の回
転方向とは逆方向の電磁力が作用するようになってい
る。そして、この電磁力によりコイルばねの一端を制動
して、入力回転部材の回転によりコイルばねを回転部材
の各ばね巻締め面に巻締めている(特公昭62−220
10号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の空隙式の電磁ス
プリングクラッチは、固定子の磁極面に軸線方向の空隙
をおいて回転子を対向配置する構造からなり、これら固
定子と回転子、そして入力回転部材と出力回転部材が、
軸線方向に順次に組込まれて配設されている。また、固
定子に軸受を介して回転子を支持するとともに、回転軸
に軸受を介して入力回転部材を回転自在に支持した構造
からなり、電磁スプリングクラッチの軽量小形化や機器
への装着が困難である。
【0005】一方、回転子の制動手段は、駆動部材の回
転数と磁気誘導の強さによりコイルばねの締付け力が定
まると説明されているように、高速で回転される回転子
を強い磁界の中に配設しなければならないので、固定子
や回転子が大形になり軽量小形な電磁スプリングクラッ
チの開発が困難である。この発明は、固定子とヒステリ
シス材製の回転子との間の磁気誘導により回転子を制動
することにより電磁スプリングクラッチを軽量小形にす
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1発明の電磁スプリン
グクラッチでは、円周方向に間隔をおいて交互に噛み合
う複数の磁極片により半径方向内側に円周方向の極性を
交互に代えた円筒状の磁極面が形成されているととも
に、各磁極片の断面積を先端に行くほど小さくした円筒
状の固定子と、この固定子に収納された励磁コイルと、
前記固定子に嵌合される円筒状の嵌合部が個々に形成さ
れ、かつ各ばね巻締め面の端部が前記固定子内で対接し
た非磁性材製の入力回転部材と出力回転部材と、これら
回転部材のばね巻締め面と前記固定子の磁極面との間に
形成された環状な空間と、この空間内に配設され前記回
転部材の各ばね巻締め面に巻回されるとともに一端が前
記入力回転部材に掛止されたコイルばねと、このコイル
ばねの他端が掛止され前記コイルばねの外周面と前記固
定子の磁極面との間に配設されたヒステリシス材製の円
筒状の回転子とを設けたことを特徴する。
【0007】このような構造からなる電磁スプリングク
ラッチは、励磁コイルへの通電により発生する磁束によ
り磁気誘導されるヒステリシス材製の回転子の極性変化
の遅れにより、回転子は制動される。そして、回転子に
掛止されたコイルばねの一端も制動され、入力回転部材
の回転により、コイルばねは回転部材の各ばね巻締め面
に巻締められるので、入力回転部材から出力回転部材に
回転が伝達される。一方、励磁コイルへの通電を断つと
磁束は消滅するので、回転子とこの回転子に掛止された
コイルばねの一端の制動が解放される。またコイルばね
が自己復帰して、入力回転部材から出力回転部材への回
転の伝達は遮断される。
【0008】また第2発明の電磁スプリングクラッチ
は、第1発明の電磁スプリングクラッチにおいて、入力
回転部材と出力回転部材とを合成樹脂材料で形成して、
これら回転部材の円筒状の嵌合部を固定子の軸受面とす
るとともに、出力回転部材に小径円筒部を形成して、こ
の小径円筒部に入力回転部材を支持したことを特徴とす
る。
【0009】このような構造からなる電磁スプリングク
ラッチは、第1発明の電磁スプリングクラッチと同様な
動作をする。また、固定子と各回転部材との間に特別に
軸受を介在する必要がないので、半径方向の寸法が短縮
され、電磁スプリングクラッチは軽量小形になる。また
更には、出力回転部材の軸孔に従動部材の回転軸を挿入
するとともに従動部材のハウジングで固定子の回り止め
をすることにより、電磁スプリングクラッチの従動部材
への装着ができる。
【0010】また第3発明の電磁スプリングクラッチ
は、円周方向に間隔をおいて交互に噛み合う複数の磁極
片により半径方向内側に円周方向の極性を交互に代えた
円筒状の磁極面が形成されているとともに、各磁極片の
断面積を先端に行くほど小さくした円筒状の固定子と、
この固定子に収納された励磁コイルと、前記固定子に嵌
合される円筒状の嵌合部が個々に形成され、かつ各ばね
巻締め面の端部が前記固定子内で対接した非磁性材製の
入力回転部材と出力回転部材と、これら回転部材のばね
巻締め面と前記固定子の磁極面との間に形成された環状
な空間と、この空間内に配設され一方の開口部が前記入
力回転部材に支持され他方の開口部に形成された内フラ
ンジ部が前記出力回転部材に支持された非磁性材製の円
筒状のカバー部材と、このカバー部材の半径方向内側に
配設され前記回転部材の各ばね巻締め面に巻回されると
ともに一端が前記入力回転部材に掛止され他端が前記カ
バー部材の内フランジ部に掛止されたコイルばねと、前
記カバー部材に支持されるとともに前記固定子の磁界の
中に配設されたヒステリシス材製の円筒状の回転子とを
備え、外部振動による前記固定子の磁極面と前記回転子
の外周面との衝撃を前記カバー部材の外周面で防止した
ことを特徴とする。
【0011】このような構造からなる電磁スプリングク
ラッチは、第1発明の電磁スプリングクラッチと同様
に、ヒステリシス材製の回転子の極性変化の遅れにより
回転子は制動され、コイルばねは回転部材の各ばね巻締
め面に巻締められるので、入力回転部材から出力回転部
材に回転が伝達される。また、回転子の制動が解放され
ると、コイルばねが自己復帰して、入力回転部材から出
力回転部材への回転の伝達は遮断される。また更に、外
部振動による固定子の磁極面と回転子の外周面との衝撃
はカバー部材の外周面で防止される。
【0012】第4発明の電磁スプリングクラッチは、第
3発明の電磁スプリングクラッチにおいて、カバー部材
の外周面に環状な凹溝を形成して、この凹溝内に回転子
を支持するとともに、回転子の外周面をカバー部材の外
周面より低くすることにより、外部振動による固定子の
磁極面と回転子の外周面との衝撃をカバー部材の外周面
で防止したことを特徴とする。
【0013】このような構造からなる電磁スプリングク
ラッチは、第3発明の電磁スプリングクラッチと同様な
動作をするとともに、外部振動による固定子の磁極面と
回転子の外周面との衝撃はカバー部材の外周面で防止さ
れる。また、固定子の磁極面と回転子の外周面との間
に、カバー部材を介在することなく所定のエアギャップ
が形成されるので、励磁コイルの磁気回路中の磁気抵抗
を小さくすることができる。
【0014】また第5発明の電磁スプリングクラッチ
は、第3・4発明の電磁スプリングクラッチにおいて、
入力回転部材と出力回転部材とを合成樹脂材料で形成し
て、これら回転部材の円筒状の嵌合部を固定子の軸受面
とするとともに、出力回転部材に小径円筒部を形成して
この小径円筒部に入力回転部材を支持したことを特徴と
する。
【0015】このような構造からなる電磁スプリングク
ラッチは、第3・4発明の電磁スプリングクラッチと同
様な動作をするとともに、外部振動による固定子の磁極
面と回転子の外周面との衝撃はカバー部材の外周面で防
止される。また、固定子と各回転部材との間に特別に軸
受を介在する必要がないので、半径方向の寸法が短縮さ
れ、電磁スプリングクラッチは軽量小形になる。また更
には、出力回転部材の軸孔に従動部材の回転軸を挿入す
るとともに従動部材のハウジングで固定子の回り止めを
することにより、電磁スプリングクラッチの従動部材へ
の装着ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1はこの発明に係る電磁スプリ
ングクラッチの断面図であり、図2は図1のA−A線断
面図、図3は磁極片の展開図である。以下、これら図面
により電磁スプリングクラッチの一実施例を説明する。
電磁スプリングクラッチ1は、図示せぬ従動部材の回転
軸2が挿入された中空軸状の出力回転部材3に、歯車か
らなる入力回転部材4が回転自在に支持されている。出
力回転部材3は、非磁性材料のうち合成樹脂材料により
形成されており、回転軸2の貫通孔内に打込まれて固定
されたピン5が嵌合された凹部3aと、この凹部3aの
外側に形成された段差部3bと、この段差部3bの円筒
状の嵌合部3cと、後述するコイルばね6が巻回された
ばね巻締め面3dと、入力回転部材4が支持された小径
円筒部3eとが設けられている。
【0017】入力回転部材4は、非磁性材料のうち合成
樹脂材料により形成されており、歯部4aと、出力回転
部材3の段差部3bと軸線方向で対向する段差部4b
と、出力回転部材3の嵌合部3cの外径寸法と同一な外
径寸法からなる段差部4bの円筒状の嵌合部4cと、出
力回転部材3のばね巻締め面3dの外径寸法と略同一な
外径寸法、厳密には僅かに大きな外径寸法からなり、端
部がばね巻締め面3dの端部に対接したばね巻締め面4
dと、後述するコイルばね6の一端6aが挿入される孔
4eと、後述するカバー部材7の開口部が支持される小
径嵌合部4fとが設けられている。
【0018】入力回転部材4と出力回転部材3の各ばね
巻締め面4d・3dには、密着巻きされたコイルばね6
(好ましくは非磁性材料で形成されたコイルばね6)が
巻回されており、コイルばね6の内周面とばね巻締め面
3dとの間には、多少の隙間が形成されている。コイル
ばね6の一端6aは、入力回転部材4の孔4eに挿入さ
れて掛止されている。またコイルばね6の他端6bは、
円筒状のカバー部材7の内フランジ部に形成された切欠
き溝7aに挿入されて掛止されている。
【0019】カバー部材7は、コイルばね6が迅速に自
己復帰をするように、合成樹脂材料で形成され質量が小
さく設けられている。またこのカバー部材7は、ばね巻
締め面4d・3dと固定子9の磁極面との間に形成され
た環状な空間に配設されており、内フランジ部の内周面
7bが出力回転部材3に嵌合され、反内フランジ部側の
開口部が入力回転部材4の小径嵌合部4fに嵌合されて
いる。また更にこのカバー部材7は、端面を各回転部材
3・4に対して非接触状態に支持されている。そしてこ
のカバー部材7の内周面に、円筒形状からなるヒステリ
シス材製の回転子8が圧入嵌合されている。
【0020】一方、入力回転部材4と出力回転部材3の
各嵌合部4c・3cは、固定子9の中心に嵌合されてい
る。固定子9は、断面が略コ字状の環状部材からなる第
1コア10と、断面が略L字状の環状部材からなる第2
コア11とからなり、これら第1コア10と第2コア1
1とにより形成された環状な空間に、コイルボビンに巻
かれた励磁コイル12が収納されている。また、第1コ
ア10に形成された複数の磁極片10aと第2コア11
に形成された複数の磁極片11aが、円周方向に間隔を
おいて交互に噛み合っている。そして、これら磁極片1
0a・11aからなる内周面により、円周方向の極性を
交互に代えた円筒状の磁極面が形成されている。
【0021】図3に示したように、各磁極片10a・1
1aは、半径方向並びに円周方向の肉厚を、先端に行く
ほど漸次に小さくした形状からなり、磁極片10aと磁
極片11aとの間には、円周方向に連続した一定の幅か
らなるジクザク状の空隙が形成されている。空隙は、一
方の磁極片10aの先端と他方の磁極片11a間の谷部
11b、または、一方の磁極片11aの先端と他方の磁
極片10a間の谷部10bとの軸線方向の空隙G1と、
磁極片10aと磁極片11aとの円周方向の空隙G2
(G1>G2)とが形成され、これら空隙G1と空隙G
2により漏洩磁気回路の磁気抵抗が大きく設定されてい
る。そして、励磁コイル12に通電すると、各磁極片1
0a・11aには、N極とS極の磁極面が形成され、磁
束は、磁極片10aのN極から半径方向内側の回転子8
に迂回され、半径方向外側の磁極片11aのS極に戻る
磁気回路を流れる。なお、磁束の半径方向内側への迂回
を良好にするために、空隙G2の中に銅板などの反磁性
部材を介装してもよい。
【0022】以上のような構造からなる電磁スプリング
クラッチ1は、出力回転部材3にコイルばね6とカバー
部材7・回転子8を組込んだ後に、段差部3bの嵌合部
3cを固定子9の中心に嵌合する。また、出力回転部材
3に入力回転部材4を嵌合して、入力回転部材4の孔4
eにコイルばね6の一端6aを掛止しながらばね巻締め
面4dをコイルばね6の内周面に嵌合するとともに、段
差部4bの嵌合部4cを固定子9の中心に嵌合する。そ
して、スナップリングなどにより、入力回転部材4の出
力回転部材3からの抜け止めをすることにより組立が完
了する。
【0023】また、出力回転部材3の軸孔に回転軸2を
挿入してピン5を凹部3aに嵌合した状態で、スナップ
リングなどにより、出力回転部材3の回転軸2からの抜
け止めをするとともに、固定子9の半径方向外側に延び
たフランジ部の切欠き溝に図示せぬ従動部材のハウジン
グに植設されたピンを掛止することにより、電磁スプリ
ングクラッチ1の従動部材への装着が完了する。そし
て、入力回転部材4が図示せぬ駆動側の歯車と噛み合う
ので、図示せぬ駆動部材により、入力回転部材4とコイ
ルばね6、このコイルばね6の一端が掛止されたカバー
部材7と回転子8が、出力回転部材3上を空転する。
【0024】ここで励磁コイル12に通電すると、その
磁束は、磁極片10aのN極から半径方向内側の回転子
8に迂回され、この回転子8から半径方向外側の磁極片
11aのS極に戻る磁気回路を流れる。即ち、円周方向
の極性を交互に代えた固定子9の磁界の中を回転するの
で、回転子8は、ヒステリシス材の極性変化の遅れによ
る、コイルばね6のねじり荷重以上の制動力を受けて制
動される。したがって、入力回転部材4の回転によりコ
イルばね6はその巻き径が縮小されて各ばね巻締め面3
d・4dに巻締められるので、回転子8に作用する制動
力に抗して、入力回転部材4の回転が出力回転部材3に
伝達され回転軸2が回転する。励磁コイル12への通電
を断つと、回転子8の制動が解放されるので、コイルば
ね6は自己復帰によりその巻き径が大きくなり、回転軸
2への回転の伝達が遮断される。
【0025】なお、この実施例の電磁スプリングクラッ
チ1は、カバー部材7を励磁コイル12の磁気回路中に
構成しているが、磁気抵抗を小さくするために、そのカ
バー部材7の円筒部の肉厚は極めて薄く形成されてい
る。また、磁極片10a・11a間の空隙G1・G2の
寸法に比べて、カバー部材7の外周面と固定子9の磁極
面との間の空隙寸法は極めて小さく設けられているとと
もに、出力回転部材3のばね巻締め面3dとコイルばね
6の内周面との間には隙間が形成されているので、外部
振動により空転中のカバー部材7の外周面が固定子9の
磁極面に衝突する場合があるが、比較的もろい材質のヒ
ステリシス材によって形成された回転子8が固定子9の
磁極面に直接衝突するようなことはないので、回転子8
の破損が防止される。
【0026】次に、この発明の他の実施例を説明する。
図4は、電磁スプリングクラッチの上半分のみの断面図
であり、図5は、図4の電磁スプリングクラッチの要部
のみを拡大した断面図である。なお、図1の電磁スプリ
ングクラッチ1と略同一な部材には同一な符号が付けら
れている。以下、相異する構造について説明する。電磁
スプリングクラッチ13は、先端に平面部2aが形成さ
れた回転軸2に装着されており、出力回転部材3の軸孔
には平面部2aと係合されるD字状の軸孔3fが形成さ
れている。また、ばね巻締め面3d・4dに巻回された
コイルばね6の一端6aは、入力回転部材4の半径方向
に開口する孔4eに挿入されて掛止されている。
【0027】コイルばね6の他端6bは、このコイルば
ね6の外周面に嵌合された合成樹脂材製のカバー部材1
4に形成された内フランジ部の切欠き溝14aに挿入さ
れて掛止されている。カバー部材14は、内フランジ部
の内周面14bが出力回転部材3に嵌合され、また反内
フランジ部側の開口部が入力回転部材4の小径嵌合部4
fに嵌合されており、端面が各回転部材3・4に対して
非接触状態で支持されている。また更に、このカバー部
材14の外周面14dには、環状な凹溝14cが形成さ
れており、その凹溝14cにヒステリシス材製の回転子
8が嵌合されている。なお、回転子8の外周面をカバー
部材14の外周面14dより低くすることにより、外部
振動による固定子9の磁極面と回転子8の外周面との衝
撃をカバー部材14の外周面14dで防止している。
【0028】以上のような構造とした電磁スプリングク
ラッチ13は、先に述べた電磁スプリングクラッチ1と
同様に、固定子9の励磁コイル12に通電して回転子8
を制動することにより、入力回転部材4から出力回転部
材3に回転が伝達される。
【0029】次に、この発明の他の実施例を説明する。
図6は、電磁スプリングクラッチの上半分の断面図であ
る。なお、既に説明した電磁スプリングクラッチと略同
一な部材には同一な符号が付けられている。電磁スプリ
ングクラッチ15は、入力回転部材4が回転軸2に直接
支持された構造からなり、出力回転部材16は、回転軸
2のピン5が嵌合される凹部16aと、固定子9の中心
に嵌合される段差部16bの嵌合部16cと、コイルば
ね6が巻締められるばね巻締め面16dとが設けられて
いる。その他の構造は、電磁スプリングクラッチ13と
同じ構造である。
【0030】以上のような構造とした電磁スプリングク
ラッチ15は、先に述べた電磁スプリングクラッチ1・
13と同様に、固定子9の励磁コイル12に通電して回
転子8を制動することにより、入力回転部材4から出力
回転部材16に回転が伝達される。なお、このような構
造にすれば、装置の外形寸法が小さくなり、より軽量小
形な電磁スプリングクラッチを提供できる。
【0031】以上、各実施例を説明したが、この発明に
係る電磁スプリングクラッチは、入力回転部材4から出
力回転部材3・16に回転が伝達される構造ではなく、
回転部材3・16にコイルばね6の一端6bを掛止する
とともに、コイルばね6の他端6aを回転子8に掛止す
ることにより、回転部材3・16から回転部材4に回転
が伝達される構造にすることも可能である。また、ヒス
テリシス材製の回転子8をカバー部材7・14に支持し
たが、樹脂のインサート成形により、固定子9の磁極面
と対向する部分を除く回転子8の外部を樹脂で覆うとと
もに、この回転子8をコイルばね6の外周面に遊嵌させ
て、その両端部を入力回転部材4と出力回転部材3に支
持した構造にすれば、カバー部材7・14が省略され組
立の手間を省くことができる。
【0032】
【発明の効果】第1発明の電磁スプリングクラッチは、
円周方向の極性を交互に代えた円筒状の磁極面が半径方
向内側に形成された円筒状の固定子と、回転部材の各ば
ね巻締め面に巻回されたコイルばねとの間に、コイルば
ねが掛止されたヒステリシス材製の円筒状の回転子を設
け、回転子の極性変化の遅れによる制動手段により、入
力回転部材から出力回転部材へ回転を伝達する構造にし
たので、従来の電磁スプリングクラッチとは相異して、
駆動部材の回転数や励磁コイルのアンペアターンの大き
さに影響されずに、回転子やこの回転子に掛止されたコ
イルばねの一端を制動することができる。したがって、
励磁コイルに通電することにより、回転部材の各ばね巻
締め面にはコイルばねが確実に巻締められ、電磁スプリ
ングクラッチの安定した動作を得ることができる。
【0033】また、固定子の磁極面の断面積を、先端に
行くほど小さくしたので、円周方向に間隔をおいて交互
に噛み合う複数の磁極片から回転子への磁束の迂回率が
良好になるので、励磁コイルのアンペアターンを経済的
に設計できる。また更には、固定子と回転子、コイルば
ね、そして入力回転部材と出力回転部材を、半径方向に
順次に組込んだ構造であるから、軸線方向の寸法が大幅
に短縮され軽量小形になり、電磁スプリングクラッチを
安価に提供できる。しかも、回転子やコイルばねが、固
定子と各回転部材により形成される環状な空間に配設さ
れるので、外部からの塵埃の侵入が防止され長期にわた
り安定した動作特性を維持することができる。
【0034】第2発明の電磁スプリングクラッチは、第
1発明の電磁スプリングクラッチにおいて、合成樹脂材
製の入力回転部材と出力回転部材として、嵌合部の外周
面を固定子の軸受面としたので、特別に軸受部材を介装
する必要がなく、また装置の外形寸法が小さくなり、軽
量小形な電磁スプリングクラッチをより安価に提供でき
る。しかも、出力回転部材に小径円筒部を形成してこの
小径円筒部に入力回転部材を支持する構造にしたので、
従動部材への装着が簡便になる。
【0035】第3発明の電磁スプリングクラッチは、円
周方向の極性を交互に代えた円筒状の磁極面が半径方向
内側に形成された円筒状の固定子と、一方の開口部が入
力回転部材に支持され他方の開口部に形成された内フラ
ンジ部が出力回転部材に支持された非磁性材製の円筒状
のカバー部材と、このカバー部材に支持されたヒステリ
シス材製の円筒状の回転子とを備え、外部振動による固
定子の磁極面と回転子の外周面との衝撃をカバー部材の
外周面で防止したので、第1発明の電磁スプリングクラ
ッチと同様に、励磁コイルに通電することにより、回転
部材の各ばね巻締め面にはコイルばねが確実に巻締めら
れ、軽量小形な電磁スプリングクラッチの安定した動作
を得ることができる。しかも、ヒステリシス材製の回転
子と固定子の磁極面との外部振動による衝撃が防止さ
れ、回転子が破損することがないので、過酷な使用条件
であっても長期に渡り安定した動作特性を維持すること
ができる。
【0036】第4発明の電磁スプリングクラッチは、第
3発明の電磁スプリングクラッチにおいて、カバー部材
の外周面に環状な凹溝を形成して、この凹溝内に回転子
を支持するとともに、回転子の外周面をカバー部材の外
周面より低くすることにより、外部振動による固定子の
磁極面と回転子の外周面との衝撃をカバー部材の外周面
で防止したので、回転子が破損することがなく、過酷な
使用条件であっても長期に渡り安定した動作特性を維持
することができる。しかも、固定子の磁極面と回転子の
外周面との間に、カバー部材を介在することなく所定の
エアギャップが形成されるので、励磁コイルの磁気回路
中の磁気抵抗を小さくすることができ電磁スプリングク
ラッチの性能が向上される。
【0037】第5発明の電磁スプリングクラッチは、第
3・4発明の電磁スプリングクラッチにおいて、合成樹
脂材製の入力回転部材と出力回転部材として、嵌合部の
外周面を固定子の軸受面としたので、特別に軸受部材を
介装する必要がなく、また装置の外形寸法が小さくな
り、軽量小形な電磁スプリングクラッチをより安価に提
供できる。しかも、出力回転部材に小径円筒部を形成し
てこの小径円筒部に入力回転部材を支持する構造にした
ので、従動部材への装着が簡便になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る電磁スプリングクラッチの一実
施例を示した断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】磁極片の展開図である。
【図4】この発明に係る電磁スプリングクラッチの他の
実施例を示した上半分のみの断面図である。
【図5】図4の電磁スプリングクラッチの要部のみを拡
大した断面図である。
【図6】この発明に係る電磁スプリングクラッチの他の
実施例を示した上半分のみの断面図である。
【符号の説明】
3…出力回転部材、4…入力回転部材、6…コイルば
ね、8…回転子、9…固定子、10a…磁極片、11a
…磁極片、12…励磁コイル。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円周方向に間隔をおいて交互に噛み合う
    複数の磁極片により半径方向内側に円周方向の極性を交
    互に代えた円筒状の磁極面が形成されているとともに、
    各磁極片の断面積を先端に行くほど小さくした円筒状の
    固定子と、この固定子に収納された励磁コイルと、前記
    固定子に嵌合される円筒状の嵌合部が個々に形成され、
    かつ各ばね巻締め面の端部が前記固定子内で対接した非
    磁性材製の入力回転部材と出力回転部材と、これら回転
    部材のばね巻締め面と前記固定子の磁極面との間に形成
    された環状な空間と、この空間内に配設され前記回転部
    材の各ばね巻締め面に巻回されるとともに一端が前記入
    力回転部材に掛止されたコイルばねと、このコイルばね
    の他端が掛止され前記コイルばねの外周面と前記固定子
    の磁極面との間に配設されたヒステリシス材製の円筒状
    の回転子とを設けたことを特徴とする電磁スプリングク
    ラッチ。
  2. 【請求項2】 前記入力回転部材と前記出力回転部材と
    を合成樹脂材料で形成して、これら回転部材の円筒状の
    前記嵌合部を前記固定子の軸受面とするとともに、前記
    出力回転部材に小径円筒部を形成してこの小径円筒部に
    前記入力回転部材を支持したことを特徴とする請求項1
    記載の電磁スプリングクラッチ。
  3. 【請求項3】 円周方向に間隔をおいて交互に噛み合う
    複数の磁極片により半径方向内側に円周方向の極性を交
    互に代えた円筒状の磁極面が形成されているとともに、
    各磁極片の断面積を先端に行くほど小さくした円筒状の
    固定子と、この固定子に収納された励磁コイルと、前記
    固定子に嵌合される円筒状の嵌合部が個々に形成され、
    かつ各ばね巻締め面の端部が前記固定子内で対接した非
    磁性材製の入力回転部材と出力回転部材と、これら回転
    部材のコイル巻締め面と前記固定子の磁極面との間に形
    成された環状な空間と、この空間内に配設され一方の開
    口部が前記入力回転部材に支持され他方の開口部に形成
    された内フランジ部が前記出力回転部材に支持された非
    磁性材製の円筒状のカバー部材と、このカバー部材の半
    径方向内側に配設され前記回転部材の各ばね巻締め面に
    巻回されるとともに一端が前記入力回転部材に掛止され
    他端が前記カバー部材の内フランジ部に掛止されたコイ
    ルばねと、前記カバー部材に支持されるとともに前記固
    定子の磁界の中に配設されたヒステリシス材製の円筒状
    の回転子とを備え、外部振動による前記固定子の磁極面
    と前記回転子の外周面との衝撃を前記カバー部材の外周
    面で防止したことを特徴とする電磁スプリングクラッ
    チ。
  4. 【請求項4】 前記カバー部材の外周面に環状な凹溝を
    形成して、この凹溝内に前記回転子を支持するととも
    に、前記回転子の外周面を前記カバー部材の外周面より
    低くすることにより、外部振動による前記固定子の磁極
    面と前記回転子の外周面との衝撃を前記カバー部材の外
    周面で防止したことを特徴とする請求項3記載の電磁ス
    プリングクラッチ。
  5. 【請求項5】 前記入力回転部材と前記出力回転部材と
    を合成樹脂材料で形成して、これら回転部材の円筒状の
    前記嵌合部を前記固定子の軸受面とするとともに、前記
    出力回転部材に小径円筒部を形成してこの小径円筒部に
    前記入力回転部材を支持したことを特徴とする請求項3
    ・4記載の電磁スプリングクラッチ。
JP8071093A 1995-03-08 1996-03-01 電磁スプリングクラッチ Pending JPH08303486A (ja)

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JP7-77308 1995-03-08
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