JPH10115331A - 電磁スプリングクラッチ - Google Patents
電磁スプリングクラッチInfo
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- JPH10115331A JPH10115331A JP8287409A JP28740996A JPH10115331A JP H10115331 A JPH10115331 A JP H10115331A JP 8287409 A JP8287409 A JP 8287409A JP 28740996 A JP28740996 A JP 28740996A JP H10115331 A JPH10115331 A JP H10115331A
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- cylindrical
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Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D27/00—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
- F16D27/10—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings
- F16D27/105—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings with a helical band or equivalent member co-operating with a cylindrical coupling surface
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D27/00—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
- F16D2027/001—Means for electric connection of the coils of the electromagnetic clutches
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Electromagnetism (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Dynamo-Electric Clutches, Dynamo-Electric Brakes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の電磁スプリングクラッチは、装置が大
形であり機器への装着も面倒である。各部材を半径方向
に順次に組込んだ構造にして、軸線方向の寸法を短縮し
て電磁スプリングクラッチを軽量小形にする。 【解決手段】 合成樹脂材製の中空軸3と歯車4に形成
されたばね巻締め面3c・4cには、一端6aが歯車4
に掛止され他端6bがヒステリシス材製の回転子8に掛
止されたコイルばね6が巻付けられている。固定子9の
励磁コイル13に通電して回転子8に制動をかけると、
歯車4の回転によりコイルばね6はばね巻締め面3c・
4cに巻締められ中空軸3と回転軸2が回転する。
形であり機器への装着も面倒である。各部材を半径方向
に順次に組込んだ構造にして、軸線方向の寸法を短縮し
て電磁スプリングクラッチを軽量小形にする。 【解決手段】 合成樹脂材製の中空軸3と歯車4に形成
されたばね巻締め面3c・4cには、一端6aが歯車4
に掛止され他端6bがヒステリシス材製の回転子8に掛
止されたコイルばね6が巻付けられている。固定子9の
励磁コイル13に通電して回転子8に制動をかけると、
歯車4の回転によりコイルばね6はばね巻締め面3c・
4cに巻締められ中空軸3と回転軸2が回転する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空隙式の電磁ス
プリングクラッチに関するものである。
プリングクラッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電磁スプリングクラッチは、入力側の回
転部材と出力側の回転部材のばね巻締め面にコイルばね
を巻回するとともに、コイルばねの一端を入力側の回転
部材に掛止している。また、コイルばねの他端は、固定
子の磁界の中に配設された回転子に掛止されている。そ
して、固定子の励磁コイルへの通電により、出力側の回
転部材と摩擦係合させることなく、回転子に制動をかけ
ることにより、コイルばねを入力側の回転部材と出力側
の回転部材のばね巻締め面に巻締めてこれら両回転部材
を一体に回転する構造である。
転部材と出力側の回転部材のばね巻締め面にコイルばね
を巻回するとともに、コイルばねの一端を入力側の回転
部材に掛止している。また、コイルばねの他端は、固定
子の磁界の中に配設された回転子に掛止されている。そ
して、固定子の励磁コイルへの通電により、出力側の回
転部材と摩擦係合させることなく、回転子に制動をかけ
ることにより、コイルばねを入力側の回転部材と出力側
の回転部材のばね巻締め面に巻締めてこれら両回転部材
を一体に回転する構造である。
【0003】このような空隙式の電磁スプリングクラッ
チは、励磁コイルが収納された固定子の磁極面に銅やア
ルミ合金からなる回転子を対向配置して、固定子の励磁
コイルへの通電により発生する磁束により、渦電流によ
る入力側の回転部材の回転方向とは逆方向の電磁力が回
転子に作用する構造にしている。そして、このような電
磁力により回転子に制動をかけることにより、コイルば
ねを入力側の回転部材と出力側の回転部材のばね巻締め
面に巻締めている(特公昭62−22010号公報参
照)。
チは、励磁コイルが収納された固定子の磁極面に銅やア
ルミ合金からなる回転子を対向配置して、固定子の励磁
コイルへの通電により発生する磁束により、渦電流によ
る入力側の回転部材の回転方向とは逆方向の電磁力が回
転子に作用する構造にしている。そして、このような電
磁力により回転子に制動をかけることにより、コイルば
ねを入力側の回転部材と出力側の回転部材のばね巻締め
面に巻締めている(特公昭62−22010号公報参
照)。
【0004】また、空隙式の電磁スプリングクラッチ
は、円周方向に分割された状態に巻かれた励磁コイルが
収納された固定子の内周面の多極の磁界の中に、同様に
多極に着磁された円筒状の永久磁石からなる回転子が回
転自在に挿入され、固定子への通電により発生する磁束
による磁極の極性と回転子に着磁された磁極の極性とを
常に逆の極性とすることにより、これら固定子と回転子
との間に磁気吸引力が作用する構造にしている。そし
て、このような磁気吸引力により回転子を拘束して制動
をかけることにより、コイルばねを入力側の回転部材と
出力側の回転部材のばね巻締め面に巻締めている(特公
昭62−22009号公報参照)。
は、円周方向に分割された状態に巻かれた励磁コイルが
収納された固定子の内周面の多極の磁界の中に、同様に
多極に着磁された円筒状の永久磁石からなる回転子が回
転自在に挿入され、固定子への通電により発生する磁束
による磁極の極性と回転子に着磁された磁極の極性とを
常に逆の極性とすることにより、これら固定子と回転子
との間に磁気吸引力が作用する構造にしている。そし
て、このような磁気吸引力により回転子を拘束して制動
をかけることにより、コイルばねを入力側の回転部材と
出力側の回転部材のばね巻締め面に巻締めている(特公
昭62−22009号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の空隙式の電磁ス
プリングクラッチは、固定子の磁極面に軸線方向の空隙
をおいて回転子を対向配置する構造からなり、また固定
子の内周面の磁界の中に、この固定子の軸線方向に対向
配置された回転子の円筒部のみを回転自在に挿入した構
造からなり、これら固定子と回転子、そして入力側の回
転部材と出力側の回転部材が、軸線方向に順次に組込ま
れて配設されている。したがって、固定子を固定部材に
固定する構造や回転子と入力側の回転部材を回転自在に
支持する構造など、構造上、電磁スプリングクラッチの
軽量小形化や機器への装着が困難である。
プリングクラッチは、固定子の磁極面に軸線方向の空隙
をおいて回転子を対向配置する構造からなり、また固定
子の内周面の磁界の中に、この固定子の軸線方向に対向
配置された回転子の円筒部のみを回転自在に挿入した構
造からなり、これら固定子と回転子、そして入力側の回
転部材と出力側の回転部材が、軸線方向に順次に組込ま
れて配設されている。したがって、固定子を固定部材に
固定する構造や回転子と入力側の回転部材を回転自在に
支持する構造など、構造上、電磁スプリングクラッチの
軽量小形化や機器への装着が困難である。
【0006】一方、従来の空隙式の電磁スプリングクラ
ッチは、カーエアコン用コンプレッサに装着される動力
伝達装置として提案されており、入力側の回転部材の回
転数は高速回転であるとして設計されたと考えられる
が、入力側の回転部材の回転数が中速回転や低速回転で
あると、渦電流による回転子の制動力が弱いとか、多極
に着磁された永久磁石からなる回転子では制動力が脈動
するコギング現象が発生するなど、安定した動作特性が
得られないという課題を有する。
ッチは、カーエアコン用コンプレッサに装着される動力
伝達装置として提案されており、入力側の回転部材の回
転数は高速回転であるとして設計されたと考えられる
が、入力側の回転部材の回転数が中速回転や低速回転で
あると、渦電流による回転子の制動力が弱いとか、多極
に着磁された永久磁石からなる回転子では制動力が脈動
するコギング現象が発生するなど、安定した動作特性が
得られないという課題を有する。
【0007】この発明は、各部材を半径方向に順次に組
込んだ構造にすることにより、軸線方向の寸法を短縮し
て電磁スプリングクラッチを軽量小形にすることを目的
とする。また、低速回転における動作特性も安定する電
磁スプリングクラッチを提供することを目的とする。
込んだ構造にすることにより、軸線方向の寸法を短縮し
て電磁スプリングクラッチを軽量小形にすることを目的
とする。また、低速回転における動作特性も安定する電
磁スプリングクラッチを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1記載の電磁スプリングクラッチで
は、円周方向と軸線方向に間隔をおいて交互に噛み合う
複数の磁極片からなる中心孔が形成された固定子と、コ
イルボビンに巻かれて前記固定子の環状溝に収納された
励磁コイルと、前記固定子の中心孔の開口部に嵌合され
る円筒状の嵌合部が個々に形成され、かつ各ばね巻締め
面の端部が前記固定子の中心孔内で対接する非磁性材製
の第1回転部材と第2回転部材と、これら回転部材のば
ね巻締め面と前記固定子の磁極片との間に形成された環
状な空間と、この空間内に配設され前記回転部材の各ば
ね巻締め面に巻かれるとともに、一端が前記第1回転部
材または前記第2回転部材に掛止されたコイルばねと、
このコイルばねの他端が掛止され前記固定子の磁界の中
に配設されたヒステリシス材製の円筒状の回転子とを備
え、前記コイルボビンの鍔部には、前記励磁コイルと結
線され前記固定子の外側に露出する一対のコネクタピン
が固定された端子部が一体に形成され、この端子部を前
記固定子の外側に突出させたことを特徴とする。
るために、請求項1記載の電磁スプリングクラッチで
は、円周方向と軸線方向に間隔をおいて交互に噛み合う
複数の磁極片からなる中心孔が形成された固定子と、コ
イルボビンに巻かれて前記固定子の環状溝に収納された
励磁コイルと、前記固定子の中心孔の開口部に嵌合され
る円筒状の嵌合部が個々に形成され、かつ各ばね巻締め
面の端部が前記固定子の中心孔内で対接する非磁性材製
の第1回転部材と第2回転部材と、これら回転部材のば
ね巻締め面と前記固定子の磁極片との間に形成された環
状な空間と、この空間内に配設され前記回転部材の各ば
ね巻締め面に巻かれるとともに、一端が前記第1回転部
材または前記第2回転部材に掛止されたコイルばねと、
このコイルばねの他端が掛止され前記固定子の磁界の中
に配設されたヒステリシス材製の円筒状の回転子とを備
え、前記コイルボビンの鍔部には、前記励磁コイルと結
線され前記固定子の外側に露出する一対のコネクタピン
が固定された端子部が一体に形成され、この端子部を前
記固定子の外側に突出させたことを特徴とする。
【0009】電磁スプリングクラッチは、電源側のリー
ド線と結線したコネクタ部が、固定子の端子部に差し込
まれコネクタピンと接続される。固定子の励磁コイルへ
通電することにより発生する磁束により、ヒステリシス
損を利用して回転子に制動をかけると、入力側の回転部
材の回転により、コイルばねは入力側の回転部材と出力
側の回転部材のばね巻締め面に巻締められる。そして、
出力側の回転部材に回転が伝達される。励磁コイルへの
通電を断つと磁束も消滅するので、回転子の制動が解放
されてコイルばねは自己復帰する。そして、出力側の回
転部材への回転伝達は遮断される。
ド線と結線したコネクタ部が、固定子の端子部に差し込
まれコネクタピンと接続される。固定子の励磁コイルへ
通電することにより発生する磁束により、ヒステリシス
損を利用して回転子に制動をかけると、入力側の回転部
材の回転により、コイルばねは入力側の回転部材と出力
側の回転部材のばね巻締め面に巻締められる。そして、
出力側の回転部材に回転が伝達される。励磁コイルへの
通電を断つと磁束も消滅するので、回転子の制動が解放
されてコイルばねは自己復帰する。そして、出力側の回
転部材への回転伝達は遮断される。
【0010】また請求項2記載の電磁スプリングクラッ
チにおいては、請求項1記載の電磁スプリングクラッチ
において、断面が略コ字状の環状部材からなる第1コア
と、断面が略L字状の環状部材からなる第2コアとから
なり、第1コアの内側の円筒部と第2コアの円筒部に、
先端に行くほど断面積を小さくした複数の磁極片を形成
した固定子と、第1コアの内側の円筒部と第2コアの円
筒部の各外周面に嵌合される円筒状の巻枠底部と、この
巻枠底部の両端に一体に形成された鍔部とからなり、第
1コアの円板部または第2コアの円板部により圧縮され
る弾性変形部が鍔部に形成されたコイルボビンとを設け
た構造にして、コイルボビンの回り止めをする。
チにおいては、請求項1記載の電磁スプリングクラッチ
において、断面が略コ字状の環状部材からなる第1コア
と、断面が略L字状の環状部材からなる第2コアとから
なり、第1コアの内側の円筒部と第2コアの円筒部に、
先端に行くほど断面積を小さくした複数の磁極片を形成
した固定子と、第1コアの内側の円筒部と第2コアの円
筒部の各外周面に嵌合される円筒状の巻枠底部と、この
巻枠底部の両端に一体に形成された鍔部とからなり、第
1コアの円板部または第2コアの円板部により圧縮され
る弾性変形部が鍔部に形成されたコイルボビンとを設け
た構造にして、コイルボビンの回り止めをする。
【0011】請求項3記載の電磁スプリングクラッチで
は、円周方向と軸線方向に間隔をおいて交互に噛み合う
複数の磁極片からなる中心孔が形成された固定子と、こ
の固定子の環状溝に収納された励磁コイルと、前記固定
子の中心孔の開口部に嵌合される円筒状の嵌合部が個々
に形成され、かつ各ばね巻締め面の端部が前記固定子の
中心孔内で対接する非磁性材製の第1回転部材と第2回
転部材と、これら回転部材のばね巻締め面と前記固定子
の磁極片との間に形成された環状な空間と、この空間内
に配設され開口部が前記第1回転部材と前記第2回転部
材に支持された非磁性材製の円筒状のカバー部材と、こ
のカバー部材の内側に配設され前記回転部材の各ばね巻
締め面に巻かれるとともに、一端が前記第1回転部材ま
たは前記第2回転部材に掛止され他端が前記カバー部材
に掛止されたコイルばねと、前記カバー部材に着脱自在
に支持され前記固定子の磁界の中に配設されたヒステリ
シス材製の円筒状の回転子と、この回転子の前記カバー
部材上での回動を防止する回り止め手段とを備えたこと
を特徴とする。
は、円周方向と軸線方向に間隔をおいて交互に噛み合う
複数の磁極片からなる中心孔が形成された固定子と、こ
の固定子の環状溝に収納された励磁コイルと、前記固定
子の中心孔の開口部に嵌合される円筒状の嵌合部が個々
に形成され、かつ各ばね巻締め面の端部が前記固定子の
中心孔内で対接する非磁性材製の第1回転部材と第2回
転部材と、これら回転部材のばね巻締め面と前記固定子
の磁極片との間に形成された環状な空間と、この空間内
に配設され開口部が前記第1回転部材と前記第2回転部
材に支持された非磁性材製の円筒状のカバー部材と、こ
のカバー部材の内側に配設され前記回転部材の各ばね巻
締め面に巻かれるとともに、一端が前記第1回転部材ま
たは前記第2回転部材に掛止され他端が前記カバー部材
に掛止されたコイルばねと、前記カバー部材に着脱自在
に支持され前記固定子の磁界の中に配設されたヒステリ
シス材製の円筒状の回転子と、この回転子の前記カバー
部材上での回動を防止する回り止め手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0012】また請求項4記載の電磁スプリングクラッ
チにおいては、請求項3記載の電磁スプリングクラッチ
において、矩形状のヒステリシス板を円筒状に整形した
回転子と、この回転子の巻端部に挟まれる突出部が形成
されたカバー部材とを備え、巻端部と突出部との係合に
よる回転子の回り止め手段とすることにより、接着剤に
よる回転子の接着作業をなくして生産性を向上する。
チにおいては、請求項3記載の電磁スプリングクラッチ
において、矩形状のヒステリシス板を円筒状に整形した
回転子と、この回転子の巻端部に挟まれる突出部が形成
されたカバー部材とを備え、巻端部と突出部との係合に
よる回転子の回り止め手段とすることにより、接着剤に
よる回転子の接着作業をなくして生産性を向上する。
【0013】また請求項5記載の電磁スプリングクラッ
チにおいては、請求項3記載の電磁スプリングクラッチ
において、円筒状の回転子と、一方の端部から切欠いた
複数のスリットにより縮径自在な可撓部が形成された合
成樹脂材製のカバー部材とを備え、可撓部の復帰力によ
る回転子の回り止め手段とすることにより、接着剤によ
る回転子の接着作業をなくして生産性を向上する。
チにおいては、請求項3記載の電磁スプリングクラッチ
において、円筒状の回転子と、一方の端部から切欠いた
複数のスリットにより縮径自在な可撓部が形成された合
成樹脂材製のカバー部材とを備え、可撓部の復帰力によ
る回転子の回り止め手段とすることにより、接着剤によ
る回転子の接着作業をなくして生産性を向上する。
【0014】請求項6記載の電磁スプリングクラッチで
は、円周方向と軸線方向に間隔をおいて交互に噛み合う
複数の磁極片からなる中心孔が形成された固定子と、前
記固定子の環状溝に収納された励磁コイルと、前記固定
子の中心孔の開口部に嵌合される円筒状の嵌合部が個々
に形成され、かつ各ばね巻締め面の端部が前記固定子の
中心孔内で対接する合成樹脂材製の第1回転部材と第2
回転部材と、これら回転部材のばね巻締め面と前記固定
子の磁極片との間に形成された環状な空間と、この空間
内に配設され前記回転部材の各ばね巻締め面に巻かれる
とともに、一端が前記第1回転部材または前記第2回転
部材に掛止されたコイルばねと、このコイルばねの他端
が掛止され前記固定子の磁界の中に配設されたヒステリ
シス材製の円筒状の回転子とを備え、前記第1回転部材
に前記ばね巻締め面より小径で縮径自在な円筒状の支持
部を一体に形成して、この支持部に前記第2回転部材を
回転自在に支持するとともに、前記支持部に嵌合される
抜け止め部材により前記第2回転部材の抜け止めをした
ことを特徴とする。
は、円周方向と軸線方向に間隔をおいて交互に噛み合う
複数の磁極片からなる中心孔が形成された固定子と、前
記固定子の環状溝に収納された励磁コイルと、前記固定
子の中心孔の開口部に嵌合される円筒状の嵌合部が個々
に形成され、かつ各ばね巻締め面の端部が前記固定子の
中心孔内で対接する合成樹脂材製の第1回転部材と第2
回転部材と、これら回転部材のばね巻締め面と前記固定
子の磁極片との間に形成された環状な空間と、この空間
内に配設され前記回転部材の各ばね巻締め面に巻かれる
とともに、一端が前記第1回転部材または前記第2回転
部材に掛止されたコイルばねと、このコイルばねの他端
が掛止され前記固定子の磁界の中に配設されたヒステリ
シス材製の円筒状の回転子とを備え、前記第1回転部材
に前記ばね巻締め面より小径で縮径自在な円筒状の支持
部を一体に形成して、この支持部に前記第2回転部材を
回転自在に支持するとともに、前記支持部に嵌合される
抜け止め部材により前記第2回転部材の抜け止めをした
ことを特徴とする。
【0015】また請求項7記載の電磁スプリングクラッ
チにおいては、請求項6記載の電磁スプリングクラッチ
において、抜け止め部材を、支持部に形成された円周方
向の係合溝に係合される係合突起が内周面に形成された
合成樹脂材製のストップリングとすることにより、C形
リング(スナップリング)による第2回転部材の抜け止
めをなくして生産性を向上する。
チにおいては、請求項6記載の電磁スプリングクラッチ
において、抜け止め部材を、支持部に形成された円周方
向の係合溝に係合される係合突起が内周面に形成された
合成樹脂材製のストップリングとすることにより、C形
リング(スナップリング)による第2回転部材の抜け止
めをなくして生産性を向上する。
【0016】また請求項8記載の電磁スプリングクラッ
チにおいては、請求項6記載の電磁スプリングクラッチ
において、抜け止め部材を、支持部に形成された環状な
係合溝に係合される係合突起が内周面に形成された第2
回転部材のボス部とすることにより、C形リング(スナ
ップリング)による第2回転部材の抜け止めをなくして
生産性を向上する。
チにおいては、請求項6記載の電磁スプリングクラッチ
において、抜け止め部材を、支持部に形成された環状な
係合溝に係合される係合突起が内周面に形成された第2
回転部材のボス部とすることにより、C形リング(スナ
ップリング)による第2回転部材の抜け止めをなくして
生産性を向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】図1はこの発明に係る電磁スプリ
ングクラッチの正面図であり、図2は図1のA−A線断
面図、図3は第1回転部材の平面図、図4は図3の右側
面図、図5はストップリングの平面図、図6はストップ
リングの断面図、図7は端子部の周辺のみを示した平面
図、図8は固定子の磁極片を展開して示した説明図、図
9はコイルボビンの正面図、図10はコイルボビンの右
側面図、図11はコイルボビンの背面図、図12はコイ
ルボビンの断面図、図13はカバー部材の断面図、図1
4は図13のB−B線断面図、図15は回転子の斜視図
である。以下、これら図面により一実施例を説明する。
ングクラッチの正面図であり、図2は図1のA−A線断
面図、図3は第1回転部材の平面図、図4は図3の右側
面図、図5はストップリングの平面図、図6はストップ
リングの断面図、図7は端子部の周辺のみを示した平面
図、図8は固定子の磁極片を展開して示した説明図、図
9はコイルボビンの正面図、図10はコイルボビンの右
側面図、図11はコイルボビンの背面図、図12はコイ
ルボビンの断面図、図13はカバー部材の断面図、図1
4は図13のB−B線断面図、図15は回転子の斜視図
である。以下、これら図面により一実施例を説明する。
【0018】電磁スプリングクラッチ1は、回転軸2が
挿入された第1回転部材としての中空軸3に、第2回転
部材としての歯車4が回転自在に支持されている。中空
軸3は、非磁性材料のうち合成樹脂材料により形成され
ており、中心孔には、回転軸2の軸端に形成されたDカ
ット面2aが嵌合されたD孔部3aが形成されている。
また段状の外周面には、後述する固定子9の中心孔の端
部が嵌合される嵌合部3bと、後述するコイルばね6が
巻回されたばね巻締め面3cと、歯車4が支持された小
径な支持部3dとが設けられている。
挿入された第1回転部材としての中空軸3に、第2回転
部材としての歯車4が回転自在に支持されている。中空
軸3は、非磁性材料のうち合成樹脂材料により形成され
ており、中心孔には、回転軸2の軸端に形成されたDカ
ット面2aが嵌合されたD孔部3aが形成されている。
また段状の外周面には、後述する固定子9の中心孔の端
部が嵌合される嵌合部3bと、後述するコイルばね6が
巻回されたばね巻締め面3cと、歯車4が支持された小
径な支持部3dとが設けられている。
【0019】歯車4は、非磁性材料のうち合成樹脂材料
により形成されており、歯部4aと、中空軸3の嵌合部
3bの外径寸法と同一な外径寸法からなる嵌合部4b
と、中空軸3のばね巻締め面3cの外径寸法と略同一な
外径寸法、厳密には僅かに大きな外径寸法からなり、端
部がばね巻締め面3cの端部に対接したばね巻締め面4
cと、後述するコイルばね6の一端6aが挿入される孔
4dと、後述するカバー部材7の開口部が支持される小
径嵌合部4eとが設けられている。
により形成されており、歯部4aと、中空軸3の嵌合部
3bの外径寸法と同一な外径寸法からなる嵌合部4b
と、中空軸3のばね巻締め面3cの外径寸法と略同一な
外径寸法、厳密には僅かに大きな外径寸法からなり、端
部がばね巻締め面3cの端部に対接したばね巻締め面4
cと、後述するコイルばね6の一端6aが挿入される孔
4dと、後述するカバー部材7の開口部が支持される小
径嵌合部4eとが設けられている。
【0020】歯車4と中空軸3の各ばね巻締め面4c・
3cには、密着巻きされたコイルばね6が巻回されてお
り、コイルばね6の内周面とばね巻締め面3cとの間に
は、多少の隙間が形成されている。コイルばね6の一端
6aは、歯車4の孔4dに挿入されて掛止されている。
またコイルばね6の他端6bは、円筒状のカバー部材7
の内フランジ部7aに形成された切欠き溝7bに挿入さ
れて掛止されている。
3cには、密着巻きされたコイルばね6が巻回されてお
り、コイルばね6の内周面とばね巻締め面3cとの間に
は、多少の隙間が形成されている。コイルばね6の一端
6aは、歯車4の孔4dに挿入されて掛止されている。
またコイルばね6の他端6bは、円筒状のカバー部材7
の内フランジ部7aに形成された切欠き溝7bに挿入さ
れて掛止されている。
【0021】カバー部材7は、合成樹脂材料からなり質
量が小さく設けられており、内フランジ部7aの中心孔
が中空軸3に嵌合され、反内フランジ部7a側の開口部
分が歯車4の小径嵌合部4eに嵌合されている。またこ
のカバー部材7は、軸線方向の各端面が中空軸3と歯車
4に対して非接触状態に支持されている。また更に、こ
のカバー部材7の外周面に形成された環状溝7cには、
ヒステリシス板からなる円筒状の回転子8が着脱自在に
嵌合されて固定されており、回転子8と固定子9との外
部振動による衝撃が防止されている。なお、実施例の回
転子8は、図15に示したように矩形状のヒステリシス
板を円筒状に整形したものであり、その一対の巻端部8
aを広げてカバー部材7の環状溝7cに嵌合するととも
に、一対の巻端部8aでカバー部材7の環状溝7cに形
成した突出部7dを挟んでいる。また実施例のカバー部
材7は、環状溝7cの底部に一対の平面部7eを形成し
て、回転子8の回動を規制する抵抗部としている。
量が小さく設けられており、内フランジ部7aの中心孔
が中空軸3に嵌合され、反内フランジ部7a側の開口部
分が歯車4の小径嵌合部4eに嵌合されている。またこ
のカバー部材7は、軸線方向の各端面が中空軸3と歯車
4に対して非接触状態に支持されている。また更に、こ
のカバー部材7の外周面に形成された環状溝7cには、
ヒステリシス板からなる円筒状の回転子8が着脱自在に
嵌合されて固定されており、回転子8と固定子9との外
部振動による衝撃が防止されている。なお、実施例の回
転子8は、図15に示したように矩形状のヒステリシス
板を円筒状に整形したものであり、その一対の巻端部8
aを広げてカバー部材7の環状溝7cに嵌合するととも
に、一対の巻端部8aでカバー部材7の環状溝7cに形
成した突出部7dを挟んでいる。また実施例のカバー部
材7は、環状溝7cの底部に一対の平面部7eを形成し
て、回転子8の回動を規制する抵抗部としている。
【0022】一方、歯車4と中空軸3の各嵌合部4b・
3bには、固定子9の中心孔の開口部が嵌合されてい
る。固定子9は、断面が略コ字状の環状部材からなり、
外側の円筒部10bと内側の円筒部10c、これらを連
結する円板部10dを有する第1コア10と、断面が略
L字状の環状部材からなり、円筒部11bと円板部11
cを有する第2コア11とからなり、これら第1コア1
0と第2コア11とにより形成された環状な空間に、コ
イルボビン12に巻かれた励磁コイル13が収納されて
いる。また、第1コア10の円筒部10cに形成された
複数の磁極片10aと第2コア11の円筒部11bに形
成された複数の磁極片11aが、円周方向と軸線方向に
間隔をおいて交互に噛み合っている。そして、これら磁
極片10a・11aからなる内周面により、固定子9の
複数の磁極面が形成されている。
3bには、固定子9の中心孔の開口部が嵌合されてい
る。固定子9は、断面が略コ字状の環状部材からなり、
外側の円筒部10bと内側の円筒部10c、これらを連
結する円板部10dを有する第1コア10と、断面が略
L字状の環状部材からなり、円筒部11bと円板部11
cを有する第2コア11とからなり、これら第1コア1
0と第2コア11とにより形成された環状な空間に、コ
イルボビン12に巻かれた励磁コイル13が収納されて
いる。また、第1コア10の円筒部10cに形成された
複数の磁極片10aと第2コア11の円筒部11bに形
成された複数の磁極片11aが、円周方向と軸線方向に
間隔をおいて交互に噛み合っている。そして、これら磁
極片10a・11aからなる内周面により、固定子9の
複数の磁極面が形成されている。
【0023】各磁極片10a・11aは、半径方向並び
に円周方向の肉厚を先端に行く程、漸次に小さくした形
状からなり、磁極片10aと磁極片11aとの間には、
一定の幅からなるジクザグ状の空隙が形成されている。
図8のように空隙は、一方の磁極片10aの先端と他方
の磁極片11a間の谷部11e、または、一方の磁極片
11aの先端と他方の磁極片10a間の谷部10eとの
軸線方向の空隙G1と、磁極片10aと磁極片11aと
の円周方向の空隙G2とが形成され、これら空隙G1と
空隙G2による磁気抵抗は大きく設定されている。そし
て、励磁コイル13に通電すると、各磁極片10a・1
1aには、N極とS極の磁極面が形成され、磁束は、磁
極片10aのN極から回転子8に迂回され磁極片11a
のS極に戻る磁気回路を流れる。
に円周方向の肉厚を先端に行く程、漸次に小さくした形
状からなり、磁極片10aと磁極片11aとの間には、
一定の幅からなるジクザグ状の空隙が形成されている。
図8のように空隙は、一方の磁極片10aの先端と他方
の磁極片11a間の谷部11e、または、一方の磁極片
11aの先端と他方の磁極片10a間の谷部10eとの
軸線方向の空隙G1と、磁極片10aと磁極片11aと
の円周方向の空隙G2とが形成され、これら空隙G1と
空隙G2による磁気抵抗は大きく設定されている。そし
て、励磁コイル13に通電すると、各磁極片10a・1
1aには、N極とS極の磁極面が形成され、磁束は、磁
極片10aのN極から回転子8に迂回され磁極片11a
のS極に戻る磁気回路を流れる。
【0024】次に、この電磁スプリングクラッチ1の細
部の構造について説明する。この実施例の中空軸3は、
支持部3dに軸端から切り込まれたスリット3eが形成
されており、支持部3dが縮径自在に設けられている。
スリット3eは、円周方向を3等分する位置に形成され
ている。また支持部3dには、各スリット3eの切り込
み方向と直交する方向(円周方向)に切り欠いた係合溝
3fが形成されている。各係合溝3fは、各スリット3
eに開口している(図3と図4を参照)。
部の構造について説明する。この実施例の中空軸3は、
支持部3dに軸端から切り込まれたスリット3eが形成
されており、支持部3dが縮径自在に設けられている。
スリット3eは、円周方向を3等分する位置に形成され
ている。また支持部3dには、各スリット3eの切り込
み方向と直交する方向(円周方向)に切り欠いた係合溝
3fが形成されている。各係合溝3fは、各スリット3
eに開口している(図3と図4を参照)。
【0025】またこのような形状とした中空軸3の支持
部3dには、合成樹脂材料で形成されたストップリング
14が圧入嵌合されている。ストップリング14は、中
空軸3のスリット3eの壁面に当接されるガイド面14
aが形成されたガイド部14bと、このガイド部14b
の周方向に形成され中空軸3の係合溝3fに係合される
係合突起14cとが設けられている。
部3dには、合成樹脂材料で形成されたストップリング
14が圧入嵌合されている。ストップリング14は、中
空軸3のスリット3eの壁面に当接されるガイド面14
aが形成されたガイド部14bと、このガイド部14b
の周方向に形成され中空軸3の係合溝3fに係合される
係合突起14cとが設けられている。
【0026】このような中空軸3とストップリング14
を備えた電磁スプリングクラッチ1は、中空軸3の支持
部3dに歯車4を嵌合した後、支持部3dの軸端を縮径
してストップリング14を圧入嵌合する。そして、スト
ップリング14のガイド面14aを支持部3dのスリッ
ト3eの壁面に摺動させながらストップリング14を歯
車4のボス部端面に当接させると、ストップリング14
の係合突起14cが支持部3dの係合溝3fに係合し
て、支持部3dが弾性復帰をする。そして、ストップリ
ング14により、歯車4の中空軸3上の移動が制限され
る。なお、歯車4のばね巻締め面4cの端部が中空軸3
のばね巻締め面3cの端部に対向して当接する構造にな
っているので、ばね巻締め面3c・4cの端部間には僅
かな隙間が形成される。
を備えた電磁スプリングクラッチ1は、中空軸3の支持
部3dに歯車4を嵌合した後、支持部3dの軸端を縮径
してストップリング14を圧入嵌合する。そして、スト
ップリング14のガイド面14aを支持部3dのスリッ
ト3eの壁面に摺動させながらストップリング14を歯
車4のボス部端面に当接させると、ストップリング14
の係合突起14cが支持部3dの係合溝3fに係合し
て、支持部3dが弾性復帰をする。そして、ストップリ
ング14により、歯車4の中空軸3上の移動が制限され
る。なお、歯車4のばね巻締め面4cの端部が中空軸3
のばね巻締め面3cの端部に対向して当接する構造にな
っているので、ばね巻締め面3c・4cの端部間には僅
かな隙間が形成される。
【0027】次に、図9から図12に示したコイルボビ
ン12について説明する。合成樹脂材料で作られたコイ
ルボビン12は、第1コア10の内側の円筒部10cと
第2コア11の円筒部11bの外周面に嵌合される巻枠
底部12aと、この巻枠底部12aの両端部に一体に形
成された円板状の鍔部12bとを有する半径方向外側に
開口した環状部材である。また巻枠底部12aの内周面
のうち、第2コア11に圧入される開口端部側の内周面
を9等分する位置に突出部12cが形成されている。ま
た更には、第1コア10に圧入される側の鍔部12aの
外側面には、環状な部分と半径方向に延びた部分とから
なる突出部12dと、円周方向を2等分する位置に円弧
状に張り出した一対の弾性変形部12eが形成されてい
る。
ン12について説明する。合成樹脂材料で作られたコイ
ルボビン12は、第1コア10の内側の円筒部10cと
第2コア11の円筒部11bの外周面に嵌合される巻枠
底部12aと、この巻枠底部12aの両端部に一体に形
成された円板状の鍔部12bとを有する半径方向外側に
開口した環状部材である。また巻枠底部12aの内周面
のうち、第2コア11に圧入される開口端部側の内周面
を9等分する位置に突出部12cが形成されている。ま
た更には、第1コア10に圧入される側の鍔部12aの
外側面には、環状な部分と半径方向に延びた部分とから
なる突出部12dと、円周方向を2等分する位置に円弧
状に張り出した一対の弾性変形部12eが形成されてい
る。
【0028】またこのコイルボビン12には、一対のコ
ネクタピン15がインサート成形により一体に固定され
た箱形の端子部12fが形成されている。端子部12f
は、鍔部12bの外周面より半径方向外側に突出すると
ともに、鍔部12bの端面より軸線方向外側に突出して
いる。そして、半径方向外側に開口する収納部12g
に、電源側のリード線に結線された図示せぬコネクタ部
が挿入されコネクタピン15と接続される。符号12h
は、コネクタ部の爪が係合される一対の貫通孔である。
ネクタピン15がインサート成形により一体に固定され
た箱形の端子部12fが形成されている。端子部12f
は、鍔部12bの外周面より半径方向外側に突出すると
ともに、鍔部12bの端面より軸線方向外側に突出して
いる。そして、半径方向外側に開口する収納部12g
に、電源側のリード線に結線された図示せぬコネクタ部
が挿入されコネクタピン15と接続される。符号12h
は、コネクタ部の爪が係合される一対の貫通孔である。
【0029】このような形状としたコイルボビン12に
は、巻線機により励磁コイル13が巻かれる。励磁コイ
ル13は、その巻始め端部13aを、一方のコネクタピ
ン15の端部15aにからげた後、引込み口12iから
鍔部12の薄肉部12jを通り巻枠底部12aに巻かれ
る。また励磁コイル13の巻終わり端部13bは、引出
し口12kを通り引き出され他方のコネクタピン15の
端部15aにからげられる。多数回巻かれた励磁コイル
13の外周面には絶縁テープが巻き付けられ、またコネ
クタピン15の端部15aと励磁コイル13の各端部1
3a・13bとは、半田付により一体に固着される(図
7と図11を参照)。
は、巻線機により励磁コイル13が巻かれる。励磁コイ
ル13は、その巻始め端部13aを、一方のコネクタピ
ン15の端部15aにからげた後、引込み口12iから
鍔部12の薄肉部12jを通り巻枠底部12aに巻かれ
る。また励磁コイル13の巻終わり端部13bは、引出
し口12kを通り引き出され他方のコネクタピン15の
端部15aにからげられる。多数回巻かれた励磁コイル
13の外周面には絶縁テープが巻き付けられ、またコネ
クタピン15の端部15aと励磁コイル13の各端部1
3a・13bとは、半田付により一体に固着される(図
7と図11を参照)。
【0030】次に、固定子9の組立手順を説明する。励
磁コイル13の巻線作業が終えたコイルボビン12は、
端子部12fに端子カバー16をかぶせてから第2コア
11の円筒部11bに圧入嵌合される。端子カバー16
に形成された図示せぬ一対のフランジ部は、図7と図9
に示したコイルボビン12の鍔部12bに形成された一
対の凹部12lに個々に嵌合される。そしてフランジ部
が、凹部12lと第2コア11の円板部11cにより挟
み込まれることにより、端子カバー16は固定子9に固
定される。また、端子カバー16と端子部12fは、第
2コア11の切欠部11dから外側へ突出される。
磁コイル13の巻線作業が終えたコイルボビン12は、
端子部12fに端子カバー16をかぶせてから第2コア
11の円筒部11bに圧入嵌合される。端子カバー16
に形成された図示せぬ一対のフランジ部は、図7と図9
に示したコイルボビン12の鍔部12bに形成された一
対の凹部12lに個々に嵌合される。そしてフランジ部
が、凹部12lと第2コア11の円板部11cにより挟
み込まれることにより、端子カバー16は固定子9に固
定される。また、端子カバー16と端子部12fは、第
2コア11の切欠部11dから外側へ突出される。
【0031】一方、第1コア10の内側の円筒部10c
をコイルボビン12の巻枠底部12aに圧入嵌合して、
第1コア10の磁極片10aと第2コア11の磁極片1
1aとを、円周方向と軸線方向に間隔をおいて交互に噛
み合わせる。また第1コア10の外側の円筒部10bの
開口端部を、第2コア11の円板部11cの外周面に嵌
合する。なお、第1コア10と第2コア11とを一体に
組合わせるときに、図2と図7に符号17で示した絶縁
カバーを組み込む。絶縁カバー17は、断面がコ字状な
円弧状の樹脂成形部品であり、励磁コイル13の各端部
13a・13bが第1コア10の外側の円筒部10bに
当接しないようにしている。また第1コア10と第2コ
ア11とは、第1コア10の外側の円筒部10bの開口
端部にかしめ加工を施して内向き突起を複数個形成する
ことにより一体に固定される。
をコイルボビン12の巻枠底部12aに圧入嵌合して、
第1コア10の磁極片10aと第2コア11の磁極片1
1aとを、円周方向と軸線方向に間隔をおいて交互に噛
み合わせる。また第1コア10の外側の円筒部10bの
開口端部を、第2コア11の円板部11cの外周面に嵌
合する。なお、第1コア10と第2コア11とを一体に
組合わせるときに、図2と図7に符号17で示した絶縁
カバーを組み込む。絶縁カバー17は、断面がコ字状な
円弧状の樹脂成形部品であり、励磁コイル13の各端部
13a・13bが第1コア10の外側の円筒部10bに
当接しないようにしている。また第1コア10と第2コ
ア11とは、第1コア10の外側の円筒部10bの開口
端部にかしめ加工を施して内向き突起を複数個形成する
ことにより一体に固定される。
【0032】以上のような構造にした電磁スプリングク
ラッチ1は、中空軸3の嵌合部3bを固定子9の中心孔
に嵌合する。また、コイルばね6の一端6aを歯車4の
孔4dに掛止した後、コイルばね6の他端6bを掛止し
たカバー部材7の開口端部を、歯車4の小径嵌合部4e
に嵌合する。また更に、コイルばね6を中空軸3のばね
巻締め面3cに巻き付けた状態にして、かつカバー部材
7・回転子8を固定子9の中心孔内に組み込みながら、
歯車4の嵌合部4bを固定子9の中心孔に嵌合する。そ
して、歯車4を中空軸3にストップリング14で抜け止
めすることにより組立が完了する。
ラッチ1は、中空軸3の嵌合部3bを固定子9の中心孔
に嵌合する。また、コイルばね6の一端6aを歯車4の
孔4dに掛止した後、コイルばね6の他端6bを掛止し
たカバー部材7の開口端部を、歯車4の小径嵌合部4e
に嵌合する。また更に、コイルばね6を中空軸3のばね
巻締め面3cに巻き付けた状態にして、かつカバー部材
7・回転子8を固定子9の中心孔内に組み込みながら、
歯車4の嵌合部4bを固定子9の中心孔に嵌合する。そ
して、歯車4を中空軸3にストップリング14で抜け止
めすることにより組立が完了する。
【0033】このような構造の電磁スプリングクラッチ
1は、電源側のリード線に結線されたコネクタ部を端子
部12fに差し込んでコネクタピン15に接続する。ま
た、回転軸2に装着され固定子9が廻り止めされ、歯車
4が図示せぬ駆動側の歯車と噛み合う。励磁コイル13
に通電しない無励磁の状態では、駆動部材の回転によ
り、歯車4とコイルばね6、このコイルばね6の一端が
掛止されたカバー部材7と回転子8が、中空軸3上を空
転している。ここで励磁コイル13に通電して励磁状態
にすると、その磁束により回転子8がコイルばね6のね
じり荷重以上のヒステリシス損による制動力を受けて制
動がかかる。したがって、コイルばね6はその巻き径が
縮小されて各ばね巻締め面に巻締められるので、回転子
8に作用する制動力に抗して、歯車4の回転が中空軸3
に伝達され回転軸2が回転する。励磁コイル13への通
電を断つと、回転子8の制動が解放されるので、コイル
ばね6は自己復帰によりその巻き径が大きくなり、回転
軸2への回転伝達が遮断される。
1は、電源側のリード線に結線されたコネクタ部を端子
部12fに差し込んでコネクタピン15に接続する。ま
た、回転軸2に装着され固定子9が廻り止めされ、歯車
4が図示せぬ駆動側の歯車と噛み合う。励磁コイル13
に通電しない無励磁の状態では、駆動部材の回転によ
り、歯車4とコイルばね6、このコイルばね6の一端が
掛止されたカバー部材7と回転子8が、中空軸3上を空
転している。ここで励磁コイル13に通電して励磁状態
にすると、その磁束により回転子8がコイルばね6のね
じり荷重以上のヒステリシス損による制動力を受けて制
動がかかる。したがって、コイルばね6はその巻き径が
縮小されて各ばね巻締め面に巻締められるので、回転子
8に作用する制動力に抗して、歯車4の回転が中空軸3
に伝達され回転軸2が回転する。励磁コイル13への通
電を断つと、回転子8の制動が解放されるので、コイル
ばね6は自己復帰によりその巻き径が大きくなり、回転
軸2への回転伝達が遮断される。
【0034】次にこの発明の電磁スプリングクラッチの
他の実施例として、歯車の抜け止め構造について説明す
る。図16は歯車の断面図であり、図17は中空軸の平
面図である。合成樹脂材料で形成された第2回転部材と
しての歯車18は、歯部18aと、後述する中空軸19
の嵌合部19bの外径寸法と同一な外径寸法からなる嵌
合部18bと、中空軸19のばね巻締め面19cの外径
寸法と略同一な外径寸法からなり、端部がばね巻締め面
19cの端部に対接するばね巻締め面18cと、コイル
ばね6の一端6aが挿入される孔18dと、カバー部材
7の開口部が支持される小径嵌合部18eとが設けられ
ている。またこの歯車18のボス部内周面には、中空軸
19の環状な係合溝19fに係合される環状な係合突起
18fが形成されている。なお、係合突起18fは、円
周方向に断続的に設けてもよい。
他の実施例として、歯車の抜け止め構造について説明す
る。図16は歯車の断面図であり、図17は中空軸の平
面図である。合成樹脂材料で形成された第2回転部材と
しての歯車18は、歯部18aと、後述する中空軸19
の嵌合部19bの外径寸法と同一な外径寸法からなる嵌
合部18bと、中空軸19のばね巻締め面19cの外径
寸法と略同一な外径寸法からなり、端部がばね巻締め面
19cの端部に対接するばね巻締め面18cと、コイル
ばね6の一端6aが挿入される孔18dと、カバー部材
7の開口部が支持される小径嵌合部18eとが設けられ
ている。またこの歯車18のボス部内周面には、中空軸
19の環状な係合溝19fに係合される環状な係合突起
18fが形成されている。なお、係合突起18fは、円
周方向に断続的に設けてもよい。
【0035】このような形状の歯車18が嵌合される中
空軸19は、合成樹脂材料により形成され、外周面に固
定子9の中心孔が嵌合される嵌合部19bと、コイルば
ね6が巻回されるばね巻締め面19cと、歯車18が支
持される小径な支持部19dとが設けられている。支持
部19dは、軸端から切り込まれたスリット19eが3
カ所形成されており縮径自在に設けられている。また各
スリット19eの切り込み方向と直交する方向(円周方
向)に環状な係合溝19fが形成されている。
空軸19は、合成樹脂材料により形成され、外周面に固
定子9の中心孔が嵌合される嵌合部19bと、コイルば
ね6が巻回されるばね巻締め面19cと、歯車18が支
持される小径な支持部19dとが設けられている。支持
部19dは、軸端から切り込まれたスリット19eが3
カ所形成されており縮径自在に設けられている。また各
スリット19eの切り込み方向と直交する方向(円周方
向)に環状な係合溝19fが形成されている。
【0036】したがって、中空軸19の支持部19dに
歯車18を圧入嵌合すると、支持部19dが縮径して歯
車18の係合突起18fが中空軸19の係合溝19fに
係合される。なお、歯車18のばね巻締め面18cの端
部と中空軸19のばね巻締め面19cの端部との間に、
僅かな隙間が形成されるように歯車18は抜け止めされ
る。このような歯車18の抜け止め構造にすれば、スト
ップリング14が不要になり部品点数を削減することが
できるとともに、組立作業もより簡単になる。
歯車18を圧入嵌合すると、支持部19dが縮径して歯
車18の係合突起18fが中空軸19の係合溝19fに
係合される。なお、歯車18のばね巻締め面18cの端
部と中空軸19のばね巻締め面19cの端部との間に、
僅かな隙間が形成されるように歯車18は抜け止めされ
る。このような歯車18の抜け止め構造にすれば、スト
ップリング14が不要になり部品点数を削減することが
できるとともに、組立作業もより簡単になる。
【0037】次にこの発明の電磁スプリングクラッチの
他の実施例として、回転子のカバー部材上での回動を防
止する回り止め手段について説明する。図18に平面図
を図19に断面図を示したように、合成樹脂材料で形成
されたカバー部材20には、内フランジ部20aと切欠
き溝20b、回転子8が嵌合される環状溝20cが形成
されている。また、反内フランジ部20a側の開口端部
から切り込まれたスリット20dが、円周方向を4等分
する位置に形成されており、その開口端部寄りを縮径自
在な可撓部として設けている。
他の実施例として、回転子のカバー部材上での回動を防
止する回り止め手段について説明する。図18に平面図
を図19に断面図を示したように、合成樹脂材料で形成
されたカバー部材20には、内フランジ部20aと切欠
き溝20b、回転子8が嵌合される環状溝20cが形成
されている。また、反内フランジ部20a側の開口端部
から切り込まれたスリット20dが、円周方向を4等分
する位置に形成されており、その開口端部寄りを縮径自
在な可撓部として設けている。
【0038】したがって、図20に示した円筒状のヒス
テリシス材から形成された回転子21を、カバー部材2
0のスリット20dの開口側に設けた可撓部を縮径しな
がら圧入嵌合することにより、回転子21はカバー部材
20の環状溝20cに嵌合される。また、可撓部の弾性
復帰力により、回転子20の回動が防止される。
テリシス材から形成された回転子21を、カバー部材2
0のスリット20dの開口側に設けた可撓部を縮径しな
がら圧入嵌合することにより、回転子21はカバー部材
20の環状溝20cに嵌合される。また、可撓部の弾性
復帰力により、回転子20の回動が防止される。
【0039】なお以上の説明において、第2回転部材と
しての歯車4・18を入力側の回転部材として説明した
が、この発明の電磁スプリングクラッチは、第1回転部
材としての中空軸3・19にコイルばね6の一端を掛止
すれば第1回転部材を入力側の回転部材にすることがで
きる。
しての歯車4・18を入力側の回転部材として説明した
が、この発明の電磁スプリングクラッチは、第1回転部
材としての中空軸3・19にコイルばね6の一端を掛止
すれば第1回転部材を入力側の回転部材にすることがで
きる。
【0040】
【発明の効果】この発明の請求項1・3・6記載の電磁
スプリングクラッチは、回転部材のばね巻締め面と、こ
のばね巻締め面に巻かれるコイルばね・回転子・固定子
を、半径方向の外側に順次に嵌合した構造であり、軸線
方向の寸法が大幅に短縮され軽量小形であり、機器への
装着も容易になる。また回転子やコイルばねが、固定子
と各回転部材により形成される環状な空間に配設される
ので、外部からの塵埃の侵入が防止され長期にわたり安
定した動作特性を維持することができる。また更には、
ヒステリシス損による回転子の制動としたので、低速回
転においても安定した動作特性が得られるとともに、制
動力の立上りが緩やかで、スプリングクラッチの特有な
連結時のショックを防止できる。
スプリングクラッチは、回転部材のばね巻締め面と、こ
のばね巻締め面に巻かれるコイルばね・回転子・固定子
を、半径方向の外側に順次に嵌合した構造であり、軸線
方向の寸法が大幅に短縮され軽量小形であり、機器への
装着も容易になる。また回転子やコイルばねが、固定子
と各回転部材により形成される環状な空間に配設される
ので、外部からの塵埃の侵入が防止され長期にわたり安
定した動作特性を維持することができる。また更には、
ヒステリシス損による回転子の制動としたので、低速回
転においても安定した動作特性が得られるとともに、制
動力の立上りが緩やかで、スプリングクラッチの特有な
連結時のショックを防止できる。
【0041】また請求項1の電磁スプリングクラッチに
おいては、コイルボビンの鍔部に、励磁コイルと結線さ
れ固定子の外側に露出する一対のコネクタピンが固定さ
れた端子部を一体に形成して、この端子部を固定子の外
側に突出された構造にしたので、電源側リード線と結線
されたコネクタ部を固定子の端子部に差し込んでコネク
タピンと接続することにより、励磁コイルに通電するこ
とができる。したがって、励磁コイルと直接結線される
リード線の長さの相異により、多品種の電磁スプリング
クラッチを生産しなければならないなどの問題が解決し
て、設計や在庫管理の面で経済的になる。
おいては、コイルボビンの鍔部に、励磁コイルと結線さ
れ固定子の外側に露出する一対のコネクタピンが固定さ
れた端子部を一体に形成して、この端子部を固定子の外
側に突出された構造にしたので、電源側リード線と結線
されたコネクタ部を固定子の端子部に差し込んでコネク
タピンと接続することにより、励磁コイルに通電するこ
とができる。したがって、励磁コイルと直接結線される
リード線の長さの相異により、多品種の電磁スプリング
クラッチを生産しなければならないなどの問題が解決し
て、設計や在庫管理の面で経済的になる。
【0042】また請求項2の電磁スプリングクラッチに
おいては、固定子は、断面が略コ字状の環状部材からな
る第1コアと、断面が略L字状の環状部材からなる第2
コアとからなり、第1コアの内側の円筒部と第2コアの
円筒部に、先端に行くほど断面積を小さくした複数の磁
極片が形成され、コイルボビンは、第1コアの内側の円
筒部と第2コアの円筒部の各外周面に嵌合される円筒状
の巻枠底部と、この巻枠底部の両端に一体に形成された
鍔部とからなり、第1コアの円板部または第2コアの円
板部により圧縮される弾性変形部が鍔部に形成されてい
るので、磁極片から回転子への磁束の迂回効率が良好に
なり、回転子の制動力を大きくすることができ、回転子
の制動力に比例する励磁コイルのアンペアターンを経済
的に設計できるとともに、外部振動によるコイルボビン
の振動や回動がなく、励磁コイルの断線などによる励磁
コイルへの通電不良が防止できる。
おいては、固定子は、断面が略コ字状の環状部材からな
る第1コアと、断面が略L字状の環状部材からなる第2
コアとからなり、第1コアの内側の円筒部と第2コアの
円筒部に、先端に行くほど断面積を小さくした複数の磁
極片が形成され、コイルボビンは、第1コアの内側の円
筒部と第2コアの円筒部の各外周面に嵌合される円筒状
の巻枠底部と、この巻枠底部の両端に一体に形成された
鍔部とからなり、第1コアの円板部または第2コアの円
板部により圧縮される弾性変形部が鍔部に形成されてい
るので、磁極片から回転子への磁束の迂回効率が良好に
なり、回転子の制動力を大きくすることができ、回転子
の制動力に比例する励磁コイルのアンペアターンを経済
的に設計できるとともに、外部振動によるコイルボビン
の振動や回動がなく、励磁コイルの断線などによる励磁
コイルへの通電不良が防止できる。
【0043】また請求項3の電磁スプリングクラッチに
おいては、カバー部材上での回転子の回動を防止する回
り止め手段を設け、接着剤による回転子とカバー部材の
接着作業をなくしたので、電磁スプリングクラッチの生
産性が向上される。
おいては、カバー部材上での回転子の回動を防止する回
り止め手段を設け、接着剤による回転子とカバー部材の
接着作業をなくしたので、電磁スプリングクラッチの生
産性が向上される。
【0044】また請求項4記載の電磁スプリングクラッ
チおいては、矩形状のヒステリシス板を円筒状に整形し
た回転子と、この回転子の巻端部に挟まれる突出部が形
成されたカバー部材とを備え、巻端部と突出部との係合
による回転子の回り止め手段としたので、接着剤による
回転子の接着作業がなく生産性が向上される。
チおいては、矩形状のヒステリシス板を円筒状に整形し
た回転子と、この回転子の巻端部に挟まれる突出部が形
成されたカバー部材とを備え、巻端部と突出部との係合
による回転子の回り止め手段としたので、接着剤による
回転子の接着作業がなく生産性が向上される。
【0045】また請求項5記載の電磁スプリングクラッ
チおいては、円筒状の前記回転子と、一方の端部から切
欠いた複数のスリットにより縮径自在な可撓部が形成さ
れた合成樹脂材製の前記カバー部材とを備え、前記可撓
部の復帰力による前記回転子の回り止め手段としたの
で、接着剤による回転子の接着作業がなく生産性が向上
される。
チおいては、円筒状の前記回転子と、一方の端部から切
欠いた複数のスリットにより縮径自在な可撓部が形成さ
れた合成樹脂材製の前記カバー部材とを備え、前記可撓
部の復帰力による前記回転子の回り止め手段としたの
で、接着剤による回転子の接着作業がなく生産性が向上
される。
【0046】また更に請求項6の電磁スプリングクラッ
チにおいては、第1回転部材に縮径自在な支持部を設け
この支持部に第2回転部材を回転自在に支持するととも
に、支持部に嵌合される抜け止め部材により第2回転部
材の抜け止めをしたので、周知なC形リング(スナップ
リング)を支持部に係合する組立作業がなく、電磁スプ
リングクラッチの生産性が向上される。
チにおいては、第1回転部材に縮径自在な支持部を設け
この支持部に第2回転部材を回転自在に支持するととも
に、支持部に嵌合される抜け止め部材により第2回転部
材の抜け止めをしたので、周知なC形リング(スナップ
リング)を支持部に係合する組立作業がなく、電磁スプ
リングクラッチの生産性が向上される。
【0047】また請求項7記載の電磁スプリングクラッ
チおいては、抜け止め部材を、支持部に形成された円周
方向の係合溝に係合される係合突起が内周面に形成され
た合成樹脂材製のストップリングとしたので、C形リン
グ(スナップリング)による第2回転部材の抜け止めが
なく生産性が向上する。
チおいては、抜け止め部材を、支持部に形成された円周
方向の係合溝に係合される係合突起が内周面に形成され
た合成樹脂材製のストップリングとしたので、C形リン
グ(スナップリング)による第2回転部材の抜け止めが
なく生産性が向上する。
【0048】また請求項8記載の電磁スプリングクラッ
チおいては、抜け止め部材を、支持部に形成された環状
な係合溝に係合される係合突起が内周面に形成された第
2回転部材のボス部としたので、C形リング(スナップ
リング)による第2回転部材の抜け止めがなく生産性が
向上する。
チおいては、抜け止め部材を、支持部に形成された環状
な係合溝に係合される係合突起が内周面に形成された第
2回転部材のボス部としたので、C形リング(スナップ
リング)による第2回転部材の抜け止めがなく生産性が
向上する。
【図1】この発明に係る電磁スプリングクラッチの一実
施例を示した正面図である。
施例を示した正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】第1回転部材の平面図である。
【図4】図3の右側面図である。
【図5】ストップリングの平面図である。
【図6】ストップリングの断面図である。
【図7】端子部の周辺のみを示した平面図である。
【図8】固定子の磁極片を展開して示した説明図であ
る。
る。
【図9】コイルボビンの正面図である。
【図10】コイルボビンの右側面図である。
【図11】コイルボビンの背面図である。
【図12】コイルボビンの断面図である。
【図13】カバー部材の断面図である。
【図14】図13のB−B線断面図である。
【図15】回転子の斜視図である。
【図16】歯車の断面図である。
【図17】中空軸の平面図である。
【図18】カバー部材の平面図である。
【図19】カバー部材の断面図である。
【図20】回転子の斜視図である。
3 …第1回転部材 4 …第2回転部材 6 …コイルばね 8 …回転子 9 …固定子 10a…磁極片 11a…磁極片 12 …コイルボビン 13 …励磁コイル 14 …ストップリング 15 …コネクタピン 18 …歯車 19 …中空軸 20 …カバー部材 21 …回転子
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図15】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
Claims (8)
- 【請求項1】 円周方向と軸線方向に間隔をおいて交互
に噛み合う複数の磁極片からなる中心孔が形成された固
定子と、コイルボビンに巻かれて前記固定子の環状溝に
収納された励磁コイルと、前記固定子の中心孔の開口部
に嵌合される円筒状の嵌合部が個々に形成され、かつ各
ばね巻締め面の端部が前記固定子の中心孔内で対接する
非磁性材製の第1回転部材と第2回転部材と、これら回
転部材のばね巻締め面と前記固定子の磁極片との間に形
成された環状な空間と、この空間内に配設され前記回転
部材の各ばね巻締め面に巻かれるとともに、一端が前記
第1回転部材または前記第2回転部材に掛止されたコイ
ルばねと、このコイルばねの他端が掛止され前記固定子
の磁界の中に配設されたヒステリシス材製の円筒状の回
転子とを備え、前記コイルボビンの鍔部には、前記励磁
コイルと結線され前記固定子の外側に露出する一対のコ
ネクタピンが固定された端子部が一体に形成され、この
端子部を前記固定子の外側に突出させたことを特徴とす
る電磁スプリングクラッチ。 - 【請求項2】 前記固定子は、断面が略コ字状の環状部
材からなる第1コアと、断面が略L字状の環状部材から
なる第2コアとからなり、前記第1コアの内側の円筒部
と前記第2コアの円筒部に、先端に行くほど断面積を小
さくした複数の前記磁極片が形成され、前記コイルボビ
ンは、前記第1コアの内側の円筒部と前記第2コアの円
筒部の各外周面に嵌合される円筒状の巻枠底部と、この
巻枠底部の両端に一体に形成された前記鍔部とからな
り、前記第1コアの円板部または前記第2コアの円板部
により圧縮される弾性変形部が前記鍔部に形成されてい
ることを特徴とする請求項1記載の電磁スプリングクラ
ッチ。 - 【請求項3】 円周方向と軸線方向に間隔をおいて交互
に噛み合う複数の磁極片からなる中心孔が形成された固
定子と、この固定子の環状溝に収納された励磁コイル
と、前記固定子の中心孔の開口部に嵌合される円筒状の
嵌合部が個々に形成され、かつ各ばね巻締め面の端部が
前記固定子の中心孔内で対接する非磁性材製の第1回転
部材と第2回転部材と、これら回転部材のばね巻締め面
と前記固定子の磁極片との間に形成された環状な空間
と、この空間内に配設され開口部が前記第1回転部材と
前記第2回転部材に支持された非磁性材製の円筒状のカ
バー部材と、このカバー部材の内側に配設され前記回転
部材の各ばね巻締め面に巻かれるとともに、一端が前記
第1回転部材または前記第2回転部材に掛止され他端が
前記カバー部材に掛止されたコイルばねと、前記カバー
部材に着脱自在に支持され前記固定子の磁界の中に配設
されたヒステリシス材製の円筒状の回転子と、この回転
子の前記カバー部材上での回動を防止する回り止め手段
とを備えたことを特徴とする電磁スプリングクラッチ。 - 【請求項4】 矩形状のヒステリシス板を円筒状に整形
した前記回転子と、この回転子の巻端部に挟まれる突出
部が形成された前記カバー部材とを備え、前記巻端部と
前記突出部との係合による前記回転子の回り止め手段と
したことを特徴とする請求項3記載の電磁スプリングク
ラッチ。 - 【請求項5】 円筒状の前記回転子と、一方の端部から
切欠いた複数のスリットにより縮径自在な可撓部が形成
された合成樹脂材製の前記カバー部材とを備え、前記可
撓部の復帰力による前記回転子の回り止め手段としたこ
とを特徴とする請求項3記載の電磁スプリングクラッ
チ。 - 【請求項6】 円周方向と軸線方向に間隔をおいて交互
に噛み合う複数の磁極片からなる中心孔が形成された固
定子と、前記固定子の環状溝に収納された励磁コイル
と、前記固定子の中心孔の開口部に嵌合される円筒状の
嵌合部が個々に形成され、かつ各ばね巻締め面の端部が
前記固定子の中心孔内で対接する合成樹脂材製の第1回
転部材と第2回転部材と、これら回転部材のばね巻締め
面と前記固定子の磁極片との間に形成された環状な空間
と、この空間内に配設され前記回転部材の各ばね巻締め
面に巻かれるとともに、一端が前記第1回転部材または
前記第2回転部材に掛止されたコイルばねと、このコイ
ルばねの他端が掛止され前記固定子の磁界の中に配設さ
れたヒステリシス材製の円筒状の回転子とを備え、前記
第1回転部材に前記ばね巻締め面より小径で縮径自在な
円筒状の支持部を一体に形成して、この支持部に前記第
2回転部材を回転自在に支持するとともに、前記支持部
に嵌合される抜け止め部材により前記第2回転部材の抜
け止めをしたことを特徴とする電磁スプリングクラッ
チ。 - 【請求項7】 前記抜け止め部材は、前記支持部に形成
された円周方向の係合溝に係合される係合突起が内周面
に形成された合成樹脂材製のストップリングであること
を特徴とする請求項6記載の電磁スプリングクラッチ。 - 【請求項8】 前記抜け止め部材は、前記支持部に形成
された環状な係合溝に係合される係合突起が内周面に形
成された前記第2回転部材のボス部であることを特徴と
する請求項6記載の電磁スプリングクラッチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8287409A JPH10115331A (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | 電磁スプリングクラッチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8287409A JPH10115331A (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | 電磁スプリングクラッチ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10115331A true JPH10115331A (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=17716966
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8287409A Pending JPH10115331A (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | 電磁スプリングクラッチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10115331A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104362777A (zh) * | 2014-10-13 | 2015-02-18 | 北京航天控制仪器研究所 | 一种高稳定性永磁力矩器 |
| CN107956816A (zh) * | 2016-10-18 | 2018-04-24 | 博格华纳公司 | 切换式或双速发动机配件 |
| CN109830354A (zh) * | 2019-03-26 | 2019-05-31 | 四川华都核设备制造有限公司 | 一种电磁线圈及电磁离合器 |
-
1996
- 1996-10-09 JP JP8287409A patent/JPH10115331A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104362777A (zh) * | 2014-10-13 | 2015-02-18 | 北京航天控制仪器研究所 | 一种高稳定性永磁力矩器 |
| CN107956816A (zh) * | 2016-10-18 | 2018-04-24 | 博格华纳公司 | 切换式或双速发动机配件 |
| CN109830354A (zh) * | 2019-03-26 | 2019-05-31 | 四川华都核设备制造有限公司 | 一种电磁线圈及电磁离合器 |
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