JPH08304737A - 光アイソレータ - Google Patents
光アイソレータInfo
- Publication number
- JPH08304737A JPH08304737A JP11207095A JP11207095A JPH08304737A JP H08304737 A JPH08304737 A JP H08304737A JP 11207095 A JP11207095 A JP 11207095A JP 11207095 A JP11207095 A JP 11207095A JP H08304737 A JPH08304737 A JP H08304737A
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- JP
- Japan
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- holders
- holder
- optical isolator
- black
- metal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 消光性能に優れた光アイソレータを提供す
る。 【構成】 光アイソレータは、ガラスである偏光板4・
5と、コバール合金またはニッケル含量42重量%の鉄
−ニッケル合金であるホルダー2・3とが加熱溶融性の
接合剤9によって接合しており、ホルダー2・3の面で
接合剤9が付着していない面の少なくとも一部に、この
金属7が被膜しており、金属7がアルカリ黒色法によっ
て黒く染められているものである。
る。 【構成】 光アイソレータは、ガラスである偏光板4・
5と、コバール合金またはニッケル含量42重量%の鉄
−ニッケル合金であるホルダー2・3とが加熱溶融性の
接合剤9によって接合しており、ホルダー2・3の面で
接合剤9が付着していない面の少なくとも一部に、この
金属7が被膜しており、金属7がアルカリ黒色法によっ
て黒く染められているものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信や光計測に利用
される光アイソレータに関するものである。
される光アイソレータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】光通信システム等では、レーザ光源から
発振した伝送光が光通信路中の各種の光伝送部品の入射
面で反射し、その反射光がレーザ光源まで達することが
ある。反射光は光源の発光作用を乱し、しばしばノイズ
を生じさせる。光アイソレータは光源と光伝送部品との
間に設置され、伝送部品の方向にだけ進む光だけを透過
させ、光源方向に向かう反射光を選択的に遮断する。
発振した伝送光が光通信路中の各種の光伝送部品の入射
面で反射し、その反射光がレーザ光源まで達することが
ある。反射光は光源の発光作用を乱し、しばしばノイズ
を生じさせる。光アイソレータは光源と光伝送部品との
間に設置され、伝送部品の方向にだけ進む光だけを透過
させ、光源方向に向かう反射光を選択的に遮断する。
【0003】これら光アイソレータの内部に組み込まれ
る偏光子、検光子等の偏光板は、半田や低融点ガラスに
よってホルダーと接合している。熱によって溶融した半
田が冷えて固まり接合が完了するが、偏光板とホルダー
との熱膨張係数の差が異なるため、両部品の収縮する割
合が互いに異なる。この収縮の違いによって生じた歪み
が偏光板の方に集中し、光アイソレータの消光性能が低
下することがある。更に、歪みが大きい場合には、偏光
板にクラックが生じてしまうことさえある。
る偏光子、検光子等の偏光板は、半田や低融点ガラスに
よってホルダーと接合している。熱によって溶融した半
田が冷えて固まり接合が完了するが、偏光板とホルダー
との熱膨張係数の差が異なるため、両部品の収縮する割
合が互いに異なる。この収縮の違いによって生じた歪み
が偏光板の方に集中し、光アイソレータの消光性能が低
下することがある。更に、歪みが大きい場合には、偏光
板にクラックが生じてしまうことさえある。
【0004】消光性能の低下を防止する手段として、偏
光板の材質をガラス、ホルダーの材質をコバール合金ま
たはニッケル含量42重量%の鉄−ニッケル合金とし、
両部品の熱膨張係数の差を小さくし、歪みを緩和する方
法がある。歪みが緩和されることによって、光アイソレ
ータの消光性能が向上する。
光板の材質をガラス、ホルダーの材質をコバール合金ま
たはニッケル含量42重量%の鉄−ニッケル合金とし、
両部品の熱膨張係数の差を小さくし、歪みを緩和する方
法がある。歪みが緩和されることによって、光アイソレ
ータの消光性能が向上する。
【0005】光アイソレータの性能をさらに向上させる
手段のひとつとして、黒色処理した金属板を光アイソレ
ータに組み込み、内部の部品で反射した光を吸収する方
法がある。特開平6−59216号公報には、黒色処理
したステンレス鋼の遮光板を、入射側のホルダーに取り
付けた光アイソレータが記載されている。
手段のひとつとして、黒色処理した金属板を光アイソレ
ータに組み込み、内部の部品で反射した光を吸収する方
法がある。特開平6−59216号公報には、黒色処理
したステンレス鋼の遮光板を、入射側のホルダーに取り
付けた光アイソレータが記載されている。
【0006】しかし、遮光板をホルダーに取り付ける
と、光アイソレータがその分大きくなってしまう。さら
に遮光板を取り付ける工程があるため、光アイソレータ
の生産効率が低下する。このためホルダー自体が黒色処
理された光アイソレータが広く利用されている。
と、光アイソレータがその分大きくなってしまう。さら
に遮光板を取り付ける工程があるため、光アイソレータ
の生産効率が低下する。このためホルダー自体が黒色処
理された光アイソレータが広く利用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ホルダーを黒色処理す
る方法として、アルカリ黒色法が広く利用されている。
アルカリ黒色法は、苛性ソーダ、酢酸ソーダ、反応促進
剤の混合溶液に金属を5分〜30分間浸漬して、金属の
表面を黒色に染める方法である。ホルダーが炭素鋼、ス
テンレス鋼の場合には、ホルダーを均一に黒く染めるこ
とができる。しかしホルダーが鉄含量の低い合金、例え
ばコバール合金、ニッケル含量42重量%の鉄−ニッケ
ル合金の場合には、ホルダーを均一に染めることができ
ない。
る方法として、アルカリ黒色法が広く利用されている。
アルカリ黒色法は、苛性ソーダ、酢酸ソーダ、反応促進
剤の混合溶液に金属を5分〜30分間浸漬して、金属の
表面を黒色に染める方法である。ホルダーが炭素鋼、ス
テンレス鋼の場合には、ホルダーを均一に黒く染めるこ
とができる。しかしホルダーが鉄含量の低い合金、例え
ばコバール合金、ニッケル含量42重量%の鉄−ニッケ
ル合金の場合には、ホルダーを均一に染めることができ
ない。
【0008】光を効率よく吸収する黒色処理層を形成す
るには、ホルダーの材質を炭素鋼やステンレス鋼にする
のが好ましいが、偏光板であるガラスとの熱膨張係数の
差が大きくなるため、光アイソレータの消光性能がかえ
って低下してしまう。
るには、ホルダーの材質を炭素鋼やステンレス鋼にする
のが好ましいが、偏光板であるガラスとの熱膨張係数の
差が大きくなるため、光アイソレータの消光性能がかえ
って低下してしまう。
【0009】本発明は前記の課題を解決するためなされ
たもので、消光性能に優れた光アイソレータを提供する
ことを目的とする。
たもので、消光性能に優れた光アイソレータを提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めになされた本発明の光アイソレータは、図1に示され
るように、加熱溶融性の接合剤9によって偏光板4・5
とホルダー2・3とが接合しており、偏光板4・5がガ
ラス、ホルダー2・3がコバール合金またはニッケル含
量42重量%の鉄−ニッケル合金であるものにおいて、
ホルダー2・3の面で接合剤9が付着していない面の少
なくとも一部を、鉄含量が60重量%以上のFe系合
金、低炭素鋼、ステンレス、炭素、銅、亜鉛から選ばれ
る金属で被膜してあり、この金属7がアルカリ黒色法に
よって黒く染められているものである。
めになされた本発明の光アイソレータは、図1に示され
るように、加熱溶融性の接合剤9によって偏光板4・5
とホルダー2・3とが接合しており、偏光板4・5がガ
ラス、ホルダー2・3がコバール合金またはニッケル含
量42重量%の鉄−ニッケル合金であるものにおいて、
ホルダー2・3の面で接合剤9が付着していない面の少
なくとも一部を、鉄含量が60重量%以上のFe系合
金、低炭素鋼、ステンレス、炭素、銅、亜鉛から選ばれ
る金属で被膜してあり、この金属7がアルカリ黒色法に
よって黒く染められているものである。
【0011】前記金属7が被膜しているホルダーの面の
中心線平均粗さは0.1〜0.4μmであることが好ま
しい。
中心線平均粗さは0.1〜0.4μmであることが好ま
しい。
【0012】金属7をホルダー2・3へ被膜するには、
加熱温度100〜300℃、圧力100mTorr以下
でスパッタリング処理するのが好ましい。加熱温度が1
00℃未満の場合には、金属7とホルダー2・3との密
着性が悪く、黒色処理した後に金属7が剥離することが
ある。300℃を超える場合には、金属7がホルダー2
・3に全く密着しない。圧力が100mTorrを超え
る場合には、アルカリ黒色法で金属7を均一に染めるこ
とができない。
加熱温度100〜300℃、圧力100mTorr以下
でスパッタリング処理するのが好ましい。加熱温度が1
00℃未満の場合には、金属7とホルダー2・3との密
着性が悪く、黒色処理した後に金属7が剥離することが
ある。300℃を超える場合には、金属7がホルダー2
・3に全く密着しない。圧力が100mTorrを超え
る場合には、アルカリ黒色法で金属7を均一に染めるこ
とができない。
【0013】
【作用】偏光板4・5がガラス、ホルダー2・3がコバ
ール合金またはニッケル含量42重量%の鉄−ニッケル
合金であるので、偏光板4・5とホルダー2・3との熱
膨張係数は近似したものとなる。このため両部品の収縮
の差が小さくなり、歪みが緩和される。
ール合金またはニッケル含量42重量%の鉄−ニッケル
合金であるので、偏光板4・5とホルダー2・3との熱
膨張係数は近似したものとなる。このため両部品の収縮
の差が小さくなり、歪みが緩和される。
【0014】ホルダー2・3に付着された金属7は膜を
形成し、アルカリ黒色法によって黒く均一に染められ
る。このため光アイソレータ内部の部品で反射した光を
効率よく吸収できる。
形成し、アルカリ黒色法によって黒く均一に染められ
る。このため光アイソレータ内部の部品で反射した光を
効率よく吸収できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。図
1は、本発明を適用する光アイソレータの一実施例を示
す断面図である。同図に示されるように、円筒1の中心
にはファラデー回転子8が配置されており、両端にはホ
ルダー2・3が配置されている。ファラデー回転子8は
磁石6によって囲まれており、ホルダー10で固定され
ている。ホルダー2・3および筒状磁石6は、加熱溶融
性の接合剤9によって円筒1に固定されている。ホルダ
ー2・3の切欠部分には、偏光板4・5が互いの偏光面
が45度異なった状態で接合されている。ホルダー2・
3と偏光板4・5との接合部分には、ニッケル、金を主
成分とした接合用金属層(不図示)が形成されている。
ホルダー2・3の光透過部および端面には、アルカリ黒
色法によって黒く染められた金属7が膜状に付着してい
る。
1は、本発明を適用する光アイソレータの一実施例を示
す断面図である。同図に示されるように、円筒1の中心
にはファラデー回転子8が配置されており、両端にはホ
ルダー2・3が配置されている。ファラデー回転子8は
磁石6によって囲まれており、ホルダー10で固定され
ている。ホルダー2・3および筒状磁石6は、加熱溶融
性の接合剤9によって円筒1に固定されている。ホルダ
ー2・3の切欠部分には、偏光板4・5が互いの偏光面
が45度異なった状態で接合されている。ホルダー2・
3と偏光板4・5との接合部分には、ニッケル、金を主
成分とした接合用金属層(不図示)が形成されている。
ホルダー2・3の光透過部および端面には、アルカリ黒
色法によって黒く染められた金属7が膜状に付着してい
る。
【0016】光アイソレータに入射した光は偏光板4を
通過し、ファラデー回転子8に入射して偏光面が45度
回転する。偏光面が偏光板5と一致するので、光は偏光
板5を通過する。反射光は逆方向から偏光板5に入射
し、偏光板5を通過した後、ファラデー回転子8に入射
する。反射光はファラデー回転子8によって偏光面が4
5度回転する。回転によって偏光面が偏光板4と直交す
るため、反射光は偏光板4で遮断される。前記経路から
外れた光は、ホルダー2・3に形成されている金属7に
吸収される。
通過し、ファラデー回転子8に入射して偏光面が45度
回転する。偏光面が偏光板5と一致するので、光は偏光
板5を通過する。反射光は逆方向から偏光板5に入射
し、偏光板5を通過した後、ファラデー回転子8に入射
する。反射光はファラデー回転子8によって偏光面が4
5度回転する。回転によって偏光面が偏光板4と直交す
るため、反射光は偏光板4で遮断される。前記経路から
外れた光は、ホルダー2・3に形成されている金属7に
吸収される。
【0017】ホルダー2・3に黒色処理を施してから、
光アイソレータを実際に組み立て、消光性能を測定し
た。その実験結果は以下の通りである。
光アイソレータを実際に組み立て、消光性能を測定し
た。その実験結果は以下の通りである。
【0018】実施例1 ホルダー2・3をコバール合金(ニッケル含量29重量
%、コバルト含量17重量%、残部鉄)とし、黒色処理
を行った。その工程を以下に説明する。偏光板4・5を
保持できるようにホルダー2・3に切欠をいれた後、表
面に10μmのニッケル、10μmの金をメッキした。
黒色処理したい面だけを露出させ残りの面をマスキング
し、露出面を加工した。露出面の粗さが異なるホルダー
2・3を複数種類作製し、これら数種類のホルダー2・
3をスパッタリング装置内のチャンバーにセットした。
チャンバー内にはSUS 304のスパッタリング用タ
ーゲット、加熱装置が配置されている。ホルダー2・3
を200℃に加熱しながら真空ポンプで排気を行なっ
た。圧力が1×10-5Torr以下になったところで、
アルゴンガスを装置内部に導入して圧力を10mTor
rにし、プラズマを発生させてスパッタリングを行なっ
た。スパッタリング処理により露出面に10μmの金属
膜を形成した後、ホルダー2・3を装置内から取り出し
マスキングを除去した。黒色処理剤であるH−540A
B(ジャスコ社(株)製)にホルダー2・3を浸漬し、
アルカリ黒色処理を行った。
%、コバルト含量17重量%、残部鉄)とし、黒色処理
を行った。その工程を以下に説明する。偏光板4・5を
保持できるようにホルダー2・3に切欠をいれた後、表
面に10μmのニッケル、10μmの金をメッキした。
黒色処理したい面だけを露出させ残りの面をマスキング
し、露出面を加工した。露出面の粗さが異なるホルダー
2・3を複数種類作製し、これら数種類のホルダー2・
3をスパッタリング装置内のチャンバーにセットした。
チャンバー内にはSUS 304のスパッタリング用タ
ーゲット、加熱装置が配置されている。ホルダー2・3
を200℃に加熱しながら真空ポンプで排気を行なっ
た。圧力が1×10-5Torr以下になったところで、
アルゴンガスを装置内部に導入して圧力を10mTor
rにし、プラズマを発生させてスパッタリングを行なっ
た。スパッタリング処理により露出面に10μmの金属
膜を形成した後、ホルダー2・3を装置内から取り出し
マスキングを除去した。黒色処理剤であるH−540A
B(ジャスコ社(株)製)にホルダー2・3を浸漬し、
アルカリ黒色処理を行った。
【0019】黒色処理を行う前と後とで、スパッタリン
グ処理面の反射受光量が、処理面の粗さに対してどれだ
け変化していくかを調査した。粗さは表面粗さ計により
測定し、JIS規格の中心線平均粗さで表した。受光量
は光源から波長1.31μmの一定強度の光を、ホルダ
ー2・3の測定面に対して70°から入射し、測定面に
対して55°〜85°の範囲の反射光をディテクターで
受光し、光パワーメーターで表示した。黒色処理を行う
前と後の受光量の割合を測定し、反射率とした。その結
果を表1に示す。
グ処理面の反射受光量が、処理面の粗さに対してどれだ
け変化していくかを調査した。粗さは表面粗さ計により
測定し、JIS規格の中心線平均粗さで表した。受光量
は光源から波長1.31μmの一定強度の光を、ホルダ
ー2・3の測定面に対して70°から入射し、測定面に
対して55°〜85°の範囲の反射光をディテクターで
受光し、光パワーメーターで表示した。黒色処理を行う
前と後の受光量の割合を測定し、反射率とした。その結
果を表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】尚、反射率は以下の計算式によって算出し
た。
た。
【0022】
【数1】
【0023】反射率を測定した後、光アイソレータを実
際に組み立てた。その工程は以下の通りである。抵抗加
熱電気炉で300℃、10分間加熱してAu−Su半田
を溶融させ、材質がガラスである偏光板4・5をホルダ
ー2・3に接合し、材質が銀であるホルダー10にファ
ラデー回転子8を接合した。ホルダー10と接合したフ
ァラデー回転子8を筒状磁石6内に固定してから、磁石
6を円筒1内に接合した。円筒1内で磁石6を完全に固
定してから、ホルダー2と偏光板4との接合体、ホルダ
ー3と偏光板5との接合体を円筒1内に固定した。
際に組み立てた。その工程は以下の通りである。抵抗加
熱電気炉で300℃、10分間加熱してAu−Su半田
を溶融させ、材質がガラスである偏光板4・5をホルダ
ー2・3に接合し、材質が銀であるホルダー10にファ
ラデー回転子8を接合した。ホルダー10と接合したフ
ァラデー回転子8を筒状磁石6内に固定してから、磁石
6を円筒1内に接合した。円筒1内で磁石6を完全に固
定してから、ホルダー2と偏光板4との接合体、ホルダ
ー3と偏光板5との接合体を円筒1内に固定した。
【0024】ホルダー2・3と偏光板4・5との接合部
が室温まで冷えても、偏光板4・5にはクラックは発生
せず、消光比も45dB以上を示した。得られた光アイ
ソレータは順方向挿入損失0.17dB、逆方向挿入損
失42.1dBと良好であった。
が室温まで冷えても、偏光板4・5にはクラックは発生
せず、消光比も45dB以上を示した。得られた光アイ
ソレータは順方向挿入損失0.17dB、逆方向挿入損
失42.1dBと良好であった。
【0025】実施例2 ホルダー2・3の材質をニッケル含量42重量%の鉄−
ニッケル合金とし、その他の条件を実施例1と同様にし
てホルダー2・3の黒色処理および光アイソレータの組
立を行ない、消光性能を調査した。反射率は表2に示す
通りであった。
ニッケル合金とし、その他の条件を実施例1と同様にし
てホルダー2・3の黒色処理および光アイソレータの組
立を行ない、消光性能を調査した。反射率は表2に示す
通りであった。
【0026】
【表2】
【0027】光アイソレータの組立終了後、接合部が室
温まで冷まされても、偏光板4・5にはクラックの発生
は確認されなかった。消光比も45dB以上となった。
得られた光アイソレータは順方向挿入損失0.16d
B、逆方向挿入損失43.6dBと良好であった。
温まで冷まされても、偏光板4・5にはクラックの発生
は確認されなかった。消光比も45dB以上となった。
得られた光アイソレータは順方向挿入損失0.16d
B、逆方向挿入損失43.6dBと良好であった。
【0028】比較例1 ホルダー2・3の材質をステンレス鋼であるSUS 3
04とし、その他の条件を実施例1と同様にしてホルダ
ー2・3の黒色処理および光アイソレータの組立を行な
い、消光性能を調査した。
04とし、その他の条件を実施例1と同様にしてホルダ
ー2・3の黒色処理および光アイソレータの組立を行な
い、消光性能を調査した。
【0029】光アイソレータの組立終了後、接合部が冷
えると、偏光板4・5にクラックの発生が確認された。
消光比は30dB以下となった。組み立てられた光アイ
ソレータは順方向挿入損失0.31dB、逆方向挿入損
失30.7dBであり、良好なものとはいえなかった。
えると、偏光板4・5にクラックの発生が確認された。
消光比は30dB以下となった。組み立てられた光アイ
ソレータは順方向挿入損失0.31dB、逆方向挿入損
失30.7dBであり、良好なものとはいえなかった。
【0030】比較例2 ホルダー2・3の材質をコバール合金とし、以下の実験
を行った。偏光板4・5を保持できるようにホルダー2
・3に切欠をいれた後、表面に10μmのニッケル、1
0μmの金をメッキした。黒色処理をしたい面のメッキ
を切削除去し、露出面の粗さが異なるホルダー2・3を
複数種類作製した。これら数種類のホルダー2・3をH
−540AB(ジャスコ社(株)製)に浸漬してアルカ
リ黒色処理を行ったが、処理面がまだらになってしまっ
た。反射率は表3に示す通りであった。
を行った。偏光板4・5を保持できるようにホルダー2
・3に切欠をいれた後、表面に10μmのニッケル、1
0μmの金をメッキした。黒色処理をしたい面のメッキ
を切削除去し、露出面の粗さが異なるホルダー2・3を
複数種類作製した。これら数種類のホルダー2・3をH
−540AB(ジャスコ社(株)製)に浸漬してアルカ
リ黒色処理を行ったが、処理面がまだらになってしまっ
た。反射率は表3に示す通りであった。
【0031】
【表3】
【0032】実施例1、2では金属7が均一に黒く染め
られているため、反射光を有効に吸収することができ
る。さらにホルダー2・3と偏光板4・5との熱膨張係
数が近似しているので、光アイソレータの消光性能は優
れたものになっている。
られているため、反射光を有効に吸収することができ
る。さらにホルダー2・3と偏光板4・5との熱膨張係
数が近似しているので、光アイソレータの消光性能は優
れたものになっている。
【0033】比較例1ではホルダー2・3がステンレス
であるため、ホルダー2・3と偏光板4・5との熱膨張
係数の差が大きくなり、光アイソレータの消光性能が低
下している。比較例2では、ホルダー2・3に金属7を
付着させずに黒色処理を行なったので、処理面がまだら
になり反射率が実施例1、2と比べて高くなっている。
であるため、ホルダー2・3と偏光板4・5との熱膨張
係数の差が大きくなり、光アイソレータの消光性能が低
下している。比較例2では、ホルダー2・3に金属7を
付着させずに黒色処理を行なったので、処理面がまだら
になり反射率が実施例1、2と比べて高くなっている。
【0034】表1〜3に示されるように、処理面の中心
線平均粗さが0.1〜0.4μmの場合に、反射率が低
くなることがことが確認された。
線平均粗さが0.1〜0.4μmの場合に、反射率が低
くなることがことが確認された。
【0035】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明の光
アイソレータは、ホルダーと偏光板の熱膨張係数が近似
しているので、収縮の違いによって発生する歪みが緩和
される。さらにホルダーの面が均一に黒色処理されてい
るため、反射光を有効に吸収することができる。
アイソレータは、ホルダーと偏光板の熱膨張係数が近似
しているので、収縮の違いによって発生する歪みが緩和
される。さらにホルダーの面が均一に黒色処理されてい
るため、反射光を有効に吸収することができる。
【0036】従って、この光アイソレータを光通信シス
テム等に組み込んで、ノイズの発生を効率的に防止でき
る。
テム等に組み込んで、ノイズの発生を効率的に防止でき
る。
【図1】本発明を適用する光アイソレータの一実施例を
示す断面図である。
示す断面図である。
1は円筒、2・3はホルダー、4・5は偏光板、6は筒
状磁石、7は金属、8はファラデー回転子、9は接合剤
である。
状磁石、7は金属、8はファラデー回転子、9は接合剤
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丹野 雅行 群馬県安中市磯部2丁目13番1号 信越化 学工業株式会社精密機能材料研究所内 (72)発明者 流王 俊彦 群馬県安中市磯部2丁目13番1号 信越化 学工業株式会社精密機能材料研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】 加熱溶融性の接合剤によって偏光板とホ
ルダーとが接合しており、該偏光板がガラス、該ホルダ
ーがコバール合金またはニッケル含量42重量%の鉄−
ニッケル合金である光アイソレータにおいて、ホルダー
の面で該接合剤が付着していない面の少なくとも一部
を、鉄含量が60重量%以上のFe系合金、低炭素鋼、
ステンレス、炭素、銅、亜鉛から選ばれる金属で被膜し
てあり、該金属がアルカリ黒色法によって黒く染められ
ていることを特徴とする光アイソレータ。 - 【請求項2】 前記金属が被膜しているホルダーの面の
中心線平均粗さが0.1〜0.4μmであることを特徴
とする請求項1に記載の光アイソレータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11207095A JPH08304737A (ja) | 1995-05-10 | 1995-05-10 | 光アイソレータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11207095A JPH08304737A (ja) | 1995-05-10 | 1995-05-10 | 光アイソレータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08304737A true JPH08304737A (ja) | 1996-11-22 |
Family
ID=14577322
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11207095A Pending JPH08304737A (ja) | 1995-05-10 | 1995-05-10 | 光アイソレータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08304737A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012083381A (ja) * | 2010-10-06 | 2012-04-26 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 1μm帯光アイソレータ |
| JP2012208490A (ja) * | 2011-03-16 | 2012-10-25 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 光モジュール |
-
1995
- 1995-05-10 JP JP11207095A patent/JPH08304737A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012083381A (ja) * | 2010-10-06 | 2012-04-26 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 1μm帯光アイソレータ |
| JP2012208490A (ja) * | 2011-03-16 | 2012-10-25 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 光モジュール |
| US9013792B2 (en) | 2011-03-16 | 2015-04-21 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Optical module |
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