JPH08306045A - 光ビームを用いたデータ再生方法および装置 - Google Patents

光ビームを用いたデータ再生方法および装置

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JPH08306045A
JPH08306045A JP19212895A JP19212895A JPH08306045A JP H08306045 A JPH08306045 A JP H08306045A JP 19212895 A JP19212895 A JP 19212895A JP 19212895 A JP19212895 A JP 19212895A JP H08306045 A JPH08306045 A JP H08306045A
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light beam
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隆也 田辺
Manabu Yamamoto
学 山本
Kikuji Kato
喜久次 加藤
Hisanori Dobashi
寿昇 土橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光記録媒体に対するデータ記録の高密度化及
び再生データの高転送速度化が図れる光ビームを用いた
データ再生方法及び装置を提供する。 【解決手段】 光記録媒体4上の連続する3つのトラッ
クn−1、n、n+1において、トラックn−1とトラ
ックnとの境界とトラックn−1の中心との間にスポッ
ト中心11bが位置するように第1の光ビームを照射
し、トラックnとトラックn+1との境界とトラックn
+1の中心との間にスポット中心12bが位置するよう
に第2の光ビームを照射し、光記録媒体4からのこれら
光ビームの反射光を検出し、検出光のレベルに基づいて
上記3トラックに記録されたデータを再生する。 【効果】 トラックピッチが狭小化されてもクロストー
クの影響を除外して信号検出が可能になり、データ転送
速度の向上が図れ、回路構成が簡単になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク等の光
記録媒体に記録されたデータを再生する光ビームを用い
たデータ再生方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、光ディスクの高密度化を図る
方法として、トラックピッチの狭小化によるトラック密
度の向上、エッジ記録あるいはMCAVに対応した物理
フォーマットによる線密度の向上が検討されている。ト
ラック密度については、短波長レーザの採用に伴ってト
ラックピッチが狭小化され、約1ミクロン程度のトラッ
クピッチの実現が可能になろうとしている。
【0003】一方、光ディスクからの再生データの転送
速度については、マルチビームレーザによる向上が検討
されている。例えば、特開昭61-117744号公報等に開示
されるように、マルチビーム半導体レーザから出射され
た複数の光ビームを光学系を用いて、光記録媒体の複数
の点に絞り込んで照射し、各点からの反射光を光ディテ
クタに導く。そして、上記複数のビームのそれぞれの反
射光の光強度あるいは偏向方向の変化に基づき、上記複
数の点に記録された信号を再生していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来技術において、光ディスクに対するデータ記録の
高密度化については、実用的な短波長レーザの開発も技
術的困難さが増しており、今後大幅な向上は望めない状
況にある。また、再生データの高転送速度化について
は、従来方法では1つの光ビームで1つの信号系列しか
再生できないため、マルチビームの本数分だけ再生系が
必要となるなど、実用的な装置コストの実現が難しい状
況にある。
【0005】よって、本発明の目的は、上記の問題点に
鑑み、光記録媒体に対するデータ記録の高密度化及び再
生データの高転送速度化が図れる光ビームを用いたデー
タ再生方法及びその装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の光ビームを用いたデータ再生方法に
おいては、光記録媒体上の連続する3つの第n−1トラ
ック、第nトラック、第n+1トラック(nは2以上の
整数)において、トラックの幅方向での、第n−1トラ
ックと第nトラックとの境界位置と第n−1トラックの
中心位置との間にビーム・スポットの中心が位置するよ
うに第1の光ビームを照射し、前記トラックの幅方向で
の、前記nトラックと前記第n+1トラックとの境界位
置と前記第n+1トラックの中心位置との間にビーム・
スポットの中心が位置するように第2の光ビームを照射
し、前記光記録媒体からの前記第1及び第2の光ビーム
の反射光を検出し、前記検出された各反射光のレベルに
基づいて前記3つのトラックに記録されたデータを再生
することを特徴とする。
【0007】また、請求項11記載の光ビームを用いた
データ再生装置においては、第1および第2の光ビーム
を生成する光ビーム生成手段と、光記録媒体上の連続す
る3つの第n−1トラック、第nトラック、第n+1ト
ラック(nは2以上の整数)に対し、トラックの幅方向
での、第n−1トラックと第nトラックとの境界位置と
第n−1トラックの中心位置との間にビーム・スポット
の中心が位置するように前記第1の光ビームを集光する
第1の集光手段と、前記トラックの幅方向での、前記第
nトラックと前記第n+1トラックとの境界位置と前記
第n+1トラックの中心位置との間にビーム・スポット
の中心が位置するように前記第2の光ビームを集光する
第2の集光手段と、前記光記録媒体からの前記第1の光
ビームの反射光を検出する第1の光検出手段と、前記光
記録媒体からの前記第2の光ビームの反射光を検出する
第2の光検出手段と、前記検出された各反射光のレベル
に基づいて演算を行い、前記3つのトラックに記録され
たデータを再生する演算手段とを具備することを特徴と
する。
【0008】上記方法または装置においては、請求項2
または請求項12に記載するように、前記第1の光ビー
ムを、前記第nトラックからの反射光の交流成分の振幅
に比べ前記第n−1トラックからの反射光の交流成分の
振幅が1.5倍以上2.5倍以下になるような位置に照
射し、前記第2の光ビームは、前記nトラックからの反
射光の交流成分の振幅に比べ第n+1トラックからの反
射光の交流成分の振幅が1.5倍以上2.5倍以下にな
るような位置に照射することが好ましい。
【0009】また、上記方法または装置において、請求
項5または請求項15に記載するように、トラックの幅
方向での、第n−1トラックと第nトラックとの境界位
置と第nトラックの中心位置との間にビーム・スポット
の中心が位置するように第1の光ビームを照射し、前記
トラックの幅方向での、前記nトラックと前記第n+1
トラックとの境界位置と前記第nトラックの中心位置と
の間にビーム・スポットの中心が位置するように第2の
光ビームを照射するように、各光ビームの照射位置を変
更しても良い。この場合には、請求項6または請求項1
6に記載するように、前記第1の光ビームを、前記第n
−1トラックからの反射光の交流成分の振幅に比べ前記
第nトラックからの反射光の交流成分の振幅が1倍より
大きく3倍以下になるような位置に照射し、前記第2の
光ビームを、前記n+1トラックからの反射光の交流成
分の振幅に比べ第nトラックからの反射光の交流成分の
振幅が1倍より大きく3倍以下になるような位置に照射
することが好ましい。
【0010】更にまた、請求項3記載の光ビームを用い
たデータ再生方法においては、光記録媒体上の連続する
2つの第n−1トラック、第nトラック(nは2以上の
整数)において、トラックの幅方向での、第n−1トラ
ックと第nトラックとの境界位置と第n−1トラックの
中心位置との間にビーム・スポットの中心が位置するよ
うに第1の光ビームを照射し、前記トラックの幅方向で
の、前記n−1トラックと前記第nトラックとの境界位
置と前記第nトラックの中心位置との間にビーム・スポ
ットの中心が位置するように第2の光ビームを照射し、
前記光記録媒体からの前記第1及び第2の光ビームの反
射光を検出し、前記検出された各反射光のレベルに基づ
いて前記2つのトラックに記録されたデータを再生する
ことを特徴とする。
【0011】また、請求項13記載の光ビームを用いた
データ再生装置においては、第1および第2の光ビーム
を生成する光ビーム生成手段と、光記録媒体上の連続す
る2つの第n−1トラック、第nトラック(nは2以上
の整数)に対し、トラックの幅方向での、第n−1トラ
ックと第nトラックとの境界位置と第n−1トラックの
中心位置との間にビーム・スポットの中心が位置するよ
うに前記第1の光ビームを集光する第1の集光手段と、
前記トラックの幅方向での、前記第n−1トラックと前
記第nトラックとの境界位置と前記第nトラックの中心
位置との間にビーム・スポットの中心が位置するように
前記第2の光ビームを集光する第2の集光手段と、前記
光記録媒体からの前記第1の光ビームの反射光を検出す
る第1の光検出手段と、前記光記録媒体からの前記第2
の光ビームの反射光を検出する第2の光検出手段と、前
記検出された各反射光のレベルに基づいて演算を行い、
前記2つのトラックに記録されたデータを再生する演算
手段とを具備することを特徴とする。
【0012】上記請求項3記載の方法または請求項13
記載の装置においては、請求項4または請求項14に記
載するように、前記第1の光ビームを、前記第nトラッ
クからの反射光の交流成分の振幅に比べ前記第n−1ト
ラックからの反射光の交流成分の振幅が1.5倍以上
2.5倍以下になるような位置に照射し、前記第2の光
ビームを、前記n−1トラックからの反射光の交流成分
の振幅に比べ前記第nトラックからの反射光の交流成分
の振幅が1.5倍以上2.5倍以下になるような位置に
照射することが望ましい。
【0013】また、請求項7記載の発明は、請求項1、
3、5いずれか記載の発明において、前記第1及び第2
の光ビームの反射光を検出する過程は、検出された各反
射光の交流成分の振幅を示す第1および第2の再生信号
を出力し、前記第1および第2の再生信号を加算した和
信号と、一方の再生信号から他の再生信号を減算した差
信号をそれぞれ出力する過程を有し、前記データを再生
する過程は、前記和信号の値と差信号の値の組み合わせ
により前記データを再生することを特徴とする。
【0014】また、請求項8記載の発明は、請求項1、
3、5いずれか記載の発明において、前記第1及び第2
の光ビームの反射光を検出する過程は、前記第1及び第
2の光ビームの反射光群を2つに分光し、前記分光され
た一方の反射光群をまとめて検出して両反射光の交流成
分の振幅の和を示す和信号を出力し、前記分光されたも
う一方の反射光群から各反射光を検出して各反射光の交
流成分の振幅を示す第1および第2の再生信号を出力
し、一方の再生信号から他の再生信号を減算した差信号
を出力し、前記データを再生する過程は、前記和信号の
値と差信号の値の組み合わせにより前記データを再生す
ることを特徴とする。
【0015】また、請求項9記載の発明は、請求項1、
3、5いずれか記載の発明において、前記第1及び第2
の光ビームの波長がそれぞれ異なることを特徴とする。
また、請求項10記載の発明は、請求項1、3、5いず
れか記載の発明において、前記第1及び第2の光ビーム
の偏光方向がそれぞれ異なることを特徴とする。
【0016】また、請求項17記載の発明は、請求項1
1、13、15いずれか記載の発明において、前記第1
および第2の光検出手段により検出される両反射光の交
流成分の振幅を加算して和信号を出力する加算手段と、
前記第1および第2の光検出手段により検出される両反
射光の交流成分の振幅の差を求めて差信号を出力する減
算手段とを更に有し、前記演算手段は、前記和信号の値
と差信号の値との組み合わせにより前記データを再生す
ることを特徴とする。
【0017】また、請求項18記載の発明は、請求項1
1、13、15いずれか記載の発明において、前記第1
及び第2の光ビームの波長がそれぞれ異なることを特徴
とする。また、請求項19記載の発明は、請求項11、
13、15いずれか記載の発明において、前記第1及び
第2の光ビームの偏光方向がそれぞれ異なることを特徴
とする。
【0018】また、請求項20記載の発明は、請求項1
1、13、15いずれか記載の発明において、前記光ビ
ーム生成手段はマルチ・ビームLDを有し、前記第2の
光検出手段と前記演算手段との間に配置され、前記第2
の光検出手段の出力を前記第1の光検出手段の出力より
も遅く前記演算手段に入力する遅延手段を更に有するこ
とを特徴とする。
【0019】また、請求項21記載の発明は、請求項1
1、13、15いずれか記載の発明において、前記光ビ
ーム生成手段はマルチ・ビームLDを有し、前記第1の
光検出手段と前記演算手段との間に配置され、前記第1
の光検出手段の出力を前記第2の光検出手段の出力より
も遅く前記演算手段に入力する遅延手段を更に有するこ
とを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。第1実施形態 図1は本発明の第1実施形態によるデータ再生装置の構
成を示すブロック図である。図において、1は2つの光
ビームを発生する2ビーム発生器(光ビーム生成手
段)、2はビームスプリッタ等で構成される再生ビーム
分離器、3は光記録媒体4上にビームスポットを形成す
る対物レンズ、4は光ディスク、コンパクト・ディス
ク、DVD等の光記録媒体、5は集光レンズを利用した
光ビーム分離器、6は第1の光検出器(第1の集光手
段)、7は第2の検出器(第2の集光手段)、8は演算
器(演算手段)である。
【0021】2ビーム発生器1からは、2ビームレーザ
或いはビーム合成等によって、2つのレーザ光ビームが
出射される。この2つの光ビームは再生ビーム分離器2
を通過し、対物レンズ3によって、光記録媒体4上に集
光される。図2は、光記録媒体4上のトラックn−1,
n,n+1(nは2以上の整数)の位置と両ビームによ
るスポットの位置の関係を示したものである。ここで
は、光記録媒体4は周知の光ディスクであり、その表面
のトラックには図2に示すように二値化データに対応し
た記録マーク(ピット)4aが形成されている。また、
光記録媒体4上には、第1の光ビーム11のスポット1
1aと第2の光ビーム12のスポット12aが図2に示
す位置に形成される。即ち、2つのスポット11a,1
2aは光記録媒体4上の連続した3つのトラックn−
1,n,n+1に対して集光される。
【0022】この光スポット11a,12aからの反射
光(再生光)は再生ビーム分離器2によって入射光と分
離され、光ビーム分離器5によって第1の光スポット1
1aからの再生光が第1の光検出器6に集光され、第2
の光スポット12aからの再生光が第2の光検出器7に
集光される。そして、第1の光検出器6及び第2の光検
出器7は、各検出光のレベルを示す電気信号を出力し、
各出力は演算器8に入力され、演算器8によってこれら
の出力信号を演算することにより、3つのトラックn−
1,n,n+1に記録されたデータが再生される。
【0023】次に、2つの光ビームを用いて3つのトラ
ックn−1,n,n+1に記録されたデータを再生する
方法を図2乃至図4に基づいて詳細に説明する。図2に
示すように、トラックの幅方向での、トラックn−1と
トラックnとの境界位置とトラックn−1の中心位置と
の間に第1の光ビーム11のビーム・スポットの中心1
1bが位置するように第1の光ビーム11を照射し、同
トラックの幅方向での、トラックnとトラックn+1と
の境界位置とトラックn+1の中心位置との間に第2の
光ビーム12のビーム・スポットの中心12bが位置す
るように第2の光ビーム12を照射するようにする。そ
して、2つの光ビームの照射位置は、トラックの長手方
向、図2上では左から右に向かって移動される。図2に
おける各破線は、図3に示す各再生クロックに対応する
位置を示している。
【0024】以下の説明においては、トラックからの信
号レベルとは、各トラックから反射される光の交流成分
の振幅のレベルを指す。上記の両ビームの集光について
は、第1の光ビーム11のビーム・スポット11aの中
心11bの位置をnトラックからの信号レベルに比べて
n−1トラックからの信号レベルが1.5倍から2.5
倍になる位置とし、一方、第2の光ビーム12のビーム
・スポット12aの中心12bの位置をnトラックから
の信号レベルに比べn+1トラックからの信号レベルが
1.5倍から2.5倍になる位置とすることが最も好ま
しい。
【0025】即ち、隣合った2つのトラックの信号を分
離するためには、着目するトラックの隣接するトラック
に対する信号レベル比を1より大きくすれば、原理的に
は可能である。しかし、ノイズ等を考慮すると、nトラ
ックと隣接のn+1,n−1トラックとの分離特性を良
くするためには、nトラックに対してn+1トラック及
びn−1トラックの信号レベルを1.5倍以上にする必
要がある。これにより、トラックの違いによる信号レベ
ルの差を1.5倍以上にして、振幅変動に対して十分な
分離能力をもたせることができる。
【0026】また、n+1トラック及びn−1トラック
の信号レベルをnトラックの信号レベルに対して2.5
倍以上にすると、nトラックの信号レベルは2/2.5
(=0.8)以下となり、nトラックの信号レベルが小
さくなり、振幅変動に対して十分な分離能力をもたなく
なる。従って、n+1トラック及びn−1トラックの信
号レベルをnトラックの信号レベルに対して1.5倍以
上2.5倍以下にするのが好例である。即ち、信号レベ
ルの下限は、トラック間の信号の分離特性によって決ま
り、信号レベルの上限は3つのうちの中心のトラック
(上の場合は第nトラック)の信号レベルの低下によっ
て決まる。
【0027】このようなビーム配置にすると、以下のよ
うなデータを得ることが可能となる。すなわち、第1の
光ビーム11による再生出力(上記信号レベルに対応)
の相対レベル(図3に示す第1の再生用データ)は、ト
ラックn−1のみに記録マークがあるときに2に、トラ
ックnのみに記録マークがあるときに1になる。また、
トラックn−1とトラックnの両方に記録マークがある
ときに3となる同様に、第2の光ビーム12による再生
出力の相対レベル(図3に示す第2の再生用データ)
は、トラックn+1のみに記録マークがあるときに2
に、トラックnのみに記録マークがあるときに1にな
る。また、トラックn+1とトラックnの両方に記録マ
ークがあるときに3となる。
【0028】すなわち、図2の3つのトラック上を走査
した場合に、演算器8により、図3に示すような各再生
用データが得られる。従って、これら第1および第2の
再生用データと3つのトラックのデータとの関係は、図
4に示すように一義に定まることになる。例えば、第1
の光ビーム11の再生用データが2で、第2の光ビーム
12の再生用データが2のときは、n−1トラックのデ
ータは1、nトラックのデータは0,n+1トラックの
データは1となる。また、第1の光ビーム11の再生用
データが0で、第2の光ビーム12の再生用データが2
のときは、n−1トラックのデータは0、nトラックの
データは0,n+1トラックのデータは1となり、第1
の光ビーム11の再生用データが1で、第2の光ビーム
12の再生用データが1のときは、n−1トラックのデ
ータは0、nトラックのデータは1、n+1トラックの
データは0となる。
【0029】3つのトラックn−1,n,n+1のデー
タは、図4に示すように合計8通りの組み合わせがあ
り、それが各ビームによる再生用データの組み合わせに
よって決まり、これにより2つの光ビーム11,12を
用いて3つのトラックn−1,n,n+1のデータを再
生することができる。尚、実際のデータ読み出し装置で
は、フォーカス制御機構、トラッキング制御機構も必要
であるが、これらは図示していない。これらに使用され
る信号については、読み出し用ビームからビーム・スプ
リッタ等で分離された光により検出することができる
が、周知の方法を用いることができるので、ここではそ
の説明を省略する。
【0030】このように2つの光ビームを用いて3つの
トラックn−1,n,n+1の信号系列を再生すること
ができるため、データの転送速度を向上できるだけでな
く、従来にくらべてトラック密度を5割以上向上させる
ことができる。また、図4において、「−」で示される
部分は理論上はデータが現われないものである。しか
し、媒体側のノイズ、再生系ノイズ等の雑音によって信
号レベルの変動が発生した場合には「−」で示される部
分が生ずることもある。その場合には、「−」で示され
る部分が千鳥格子状に配置されている性質を利用し、
「−」で示される部分の回りのデータ・パターンの中か
ら、振幅レベルに基づいて最もそれらしいデータ・パタ
ーンを選び出せばよい。このようにして、ノイズに強い
検出系を構成することができる。
【0031】また、雑音に強くするために、3つのトラ
ックのデータを再生する演算手段において、連続する再
生信号レベルの時間的経過の状態確率が最も高いデータ
を再生データとする、すなわち、振幅の急激な変動に合
わせられるように演算器8を拡張することもできる。こ
のようにすると、より安定したデータ再生を実現でき
る。
【0032】<変形例>次に、本実施形態の変形例につ
いて説明する。この変形例では、装置構成は図1と同一
であり、2つのビーム11,12の記録媒体上での集光
位置を変えている。図5は光記録媒体4上のトラックn
−1,n,n+1の位置とビームスポット11a,12
aの関係を示したものである。図に示すように、トラッ
クの幅方向での、トラックn−1とトラックnとの境界
位置とトラックnの中心位置との間に第1の光ビーム1
1のビーム・スポットの中心11bが位置するように第
1の光ビーム11を照射し、同トラックの幅方向での、
トラックnとトラックn+1との境界位置とトラックn
の中心位置との間に第2の光ビーム12のビーム・スポ
ットの中心12bが位置するように第2の光ビーム12
を照射するようにする。
【0033】このとき、第1の光ビーム11のビーム・
スポットの中心11bの位置を、n−1トラックからの
信号レベルに比べてnトラックからの信号レベルが1倍
より大きく3倍以下になる位置とし、一方、第2の光ビ
ーム12のビーム・スポットの中心12bの位置を、n
+1トラックからの信号レベルに比べnトラックからの
信号レベルが1倍より大きく3倍以下になる位置とする
ことが好ましい。
【0034】2つのトラック信号を分離するためには、
前述のように、2つのトラックの信号レベル比を1より
大きくすれば、原理的には可能である。この変形例で
は、nトラックと隣接のn+1,n−1トラックの分離
特性を良くするためには、n+1またはn−1トラック
の信号レベルに対してnトラックの信号レベルを1倍よ
り大きくする必要がある。これにより、トラックの違い
による差を1倍より大きくして、振幅変動に対して十分
な分離能力をもたせることができる。
【0035】また、この変形例では、nトラックの信号
レベルをn−1,n+1トラックの信号レベルに対して
3倍以上にすると、n+1,n−1トラックの信号レベ
ルは1/(2*3)以下となり、n+1,n−1トラッ
クの信号レベルが小さくなり、振幅変動に対して十分な
分離能力をもたなくなり、トラック間隔を広く取る必要
がある。従って、n+1トラック及びn−1トラックの
信号レベルに対してnトラックの信号レベルを1倍より
大きく3倍以下にするのが好例である。即ち、信号レベ
ルの下限は、トラック間の信号の分離特性によって決ま
り、信号レベルの上限はトラック密度によって決まり、
その好例は1倍より大きく3倍以下である。また、信号
の変動を考慮した分離特性及びトラック密度特性の条件
ではn+1,n−1トラックに対しnトラックの信号レ
ベルを1.5倍以上2.5倍以下にするのがさらに良い
例である。
【0036】図6は、第1の光ビーム11のビーム・ス
ポットの中心11bを、n−1トラックからの信号レベ
ルに比べnトラックからの信号レベルが2倍になる位置
に集光し、第2の光ビーム12のビーム・スポットの中
心12bを、n+1トラックからの信号レベルに比べn
トラックからの信号レベルが2倍になる位置に集光する
最も好ましい例により得られた各再生出力を示してい
る。このようにすると、第1の光ビーム11による再生
出力の相対レベル(図6に示す第1の再生用データ)
は、トラックnのみに記録マークがあるときに2に、ト
ラックn−1のみに記録マークがあるときに1になる。
また、トラックn−1とトラックnの両方に記録マーク
があるときに3となる。
【0037】同様に第2の光ビーム12による再生出力
の相対レベル(図6に示す第2の再生用データ)は、ト
ラックnのみに記録マークがあるときに2に、トラック
n+1のみに記録マークがあるときに1になる。また、
トラックn+1とトラックnの両方に記録マークがある
ときに3となる。すなわち、図5の3つのトラック上を
走査した場合に、演算器8により、図6に示すような各
再生用データが得られる。
【0038】従って、両ビームによる再生用データと3
つのトラックのデータとの関係は図7に示すように一義
的に定まることになる。例えば、第1の光ビーム11の
再生用データが2で、第2の光ビーム12の再生用デー
タが2のときは、n−1トラックのデータは0、nトラ
ックのデータは1,n+1トラックのデータは0とな
る。また、第1の光ビーム11の再生用データが0で、
第2の光ビーム12の再生用データが1のときは、n−
1トラックのデータは0、nトラックのデータは0,n
+1トラックのデータは1となり、第1の光ビーム11
の再生用データが1で、第2の光ビーム12の再生用デ
ータが1のときは、n−1トラックのデータは1、nト
ラックのデータは0、n+1トラックのデータは1とな
る。
【0039】また、中央のトラックnの情報の再生にの
み着目すると、図7において、第1の再生用データをb
1、第2の再生用データをb2とすると、「(b1+b
2)>2」の場合にデータ1が再生され、「(b1+b
2)≦2」の場合にデータ0が再生される。ここでも、
3つのトラックn−1,n,n+1のデータは合計8通
りの組み合わせがあり、それが各ビームの再生用データ
の組み合わせによって決まるので、これにより2つの光
ビーム11,12を用いて3つのトラックn−1,n,
n+1のデータを再生することができ、同様の効果が得
られる。
【0040】上述のように、本第1の実施形態では、2
つの再生ビームを利用して同時に連続した3つのトラッ
クの信号系列を再生する方法を採用することにより、ト
ラックピッチが狭小化されてもクロストークの影響を除
外して信号検出が可能になると共に、2つの再生ビーム
によって同時に3つのトラックに記録されたデータを再
生可能なため、回路が簡単になると共に、転送速度の向
上を図ることができる。
【0041】第2実施形態 次に、本発明の第2実施形態について説明する。図8
(A)は本第2実施形態によるデータ再生装置の構成を
示すブロック図である。本実施例では、前述した第1の
実施例と比較して入射レーザビームを1本とし、これを
複屈折プリズムを用いて2本のビームに分離している。
即ち、図8(A)において、21は光記録媒体、22は
対物レンズ、23は複屈折プリズム、24はハーフミラ
ー、25は偏光プリズム、26,27はフォトダイオー
ド、28,29は増幅器、BMは入射レーザビームであ
る。
【0042】図8(B)は図8(A)に示す光記録媒体
21の部分拡大図であり、同図に示すように、光記録媒
体21には、情報が記録される複数のトラックTRが形
成され、各トラックTRの境界には、媒体の偏心補正の
ために用いられるトラックサーボ信号検出用の案内溝2
1a が形成されている。また、各トラックTRには、予
めフォーマット信号等が記録されている。
【0043】複屈折プリズム23は、入射レーザビーム
BMを案内溝21a の長手方向(図8に対して垂直方
向)に対して平行な偏光方向の光ビームBMa と、案内
溝21a の長手方向に対して垂直な偏光方向の光ビーム
BMb とに分離する。また、対物レンズ22を介して入
射した光ビームBMa 、BMb をそれぞれ図中a及びb
で示す光路を伝搬させる。対物レンズ22は、複屈折プ
リズム23から出射した光ビームBMa ,BMbを光記
録媒体21の所定の領域に集光させると共に、光記録媒
体21からの反射光を2つの平行なビームとして複屈折
プリズム23に再入射させる。
【0044】ハーフミラー24は、入射レーザビームB
Mを透過させ、複屈折プリズム23から入射した光ビー
ムBMa 、BMb を反射する。偏光プリズム25は、ハ
ーフミラー24を介して入射した光ビームBMa を反射
し、光ビームBMb を透過させる。フォトダイオード2
6は、偏光プリズム25で反射した光ビームBMa を受
光し、これを電気信号に変換して増幅器28に出力す
る。フォトダイオード27は、偏光プリズム25を透過
した光ビームBMb を受光し、これを電気信号に変換し
て増幅器29に出力する。
【0045】次に、前述の構成よりなる本実施形態の動
作を説明する。図示しないレーザ光源から出射された入
射レーザビームBMは、ハーフミラー24を透過した
後、複屈折プリズム23に入射される。複屈折プリズム
23では、入射レーザビームBMが、案内溝21a の長
手方向に対して、平行な偏光方向の光ビームBMa と、
垂直な偏光方向の光ビームBMb とに分離される。次い
で、これらの光ビームBMa 、BMb は、対物レンズ2
2に入射され、両者は図2あるいは図5に示したと同様
に光記録媒体21の所定箇所に集光される。
【0046】光記録媒体21上に集光された光ビームB
Ma 、BMb は、ここで反射され、対物レンズ22を介
して複屈折プリズム23に入射される。このとき、複屈
折プリズム23では、光ビームBMa 、BMb は、それ
ぞれ光路a,bを辿った後、ハーフミラー24に入射さ
れ、両者とも同一方向に反射される。ハーフミラー24
で反射された光ビームBMa 、BMb は、偏光プリズム
25に入射され、光ビームBMa はここで反射されてフ
ォトダイオード26に入射され、光ビームBMb は透過
してフォトダイオード27に入射される。
【0047】フォトダイオード26では、光記録媒体2
1上での、図2あるいは図5にスポット位置を示す第1
の光ビーム11に相当するビームを受光し増幅器28を
介して上述したような再生出力が得られる。また、フォ
トダイオード27では、光記録媒体21上での、即ち図
2あるいは図5にスポット位置を示す第2の光ビーム1
2に相当するビームを受光し、増幅器29を介して上述
したような再生出力が得られる。
【0048】以上、説明したように、本実施形態によれ
ば、1つの入射レーザビームBMを用いて、3つのトラ
ックのデータを同時に再生することができる。このよう
に、第2の実施形態においても、2つの再生ビームを利
用して同時に連続した3つのトラックの信号系列を再生
できるので、トラックピッチが狭小化されてもクロスト
ークの影響を除外して信号検出が可能になると共に、回
路構成を簡略化することができ、さらに転送速度の向上
を図ることができる。以上説明した第1及び第2の実施
形態は、単独で用いても、またこれらを組み合わせて用
いても同様の効果を得ることができる。
【0049】第3実施形態 次に、本発明の第3実施形態について説明する。第3実
施形態における装置構成は、前述した第1の実施形態と
同一であるのでその説明を省略する。また、第1実施形
態と第3実施形態との相違点は、第1及び第2の光ビー
ム11,12を、光記録媒体4上の連続する2つのトラ
ックに集光し、これら2つのトラックのデータを一度に
再生するようにしたことにある。すなわち、ここでは、
光記録媒体4上で、第1の光ビーム11のスポット11
aと第2の光ビーム12のスポット12aが図9に示す
ように形成されるようにする。すなわち、2つのスポッ
ト11a,12aは光記録媒体4上の連続した2つのト
ラックn−1,nに対して集光される。
【0050】この光スポット11a,12aからの反射
光(再生光)は再生ビーム分離器2によって入射光ビー
ムと分離され、光ビーム分離器5によって第1の光スポ
ット11aからの再生光が第1の光検出器6に集光さ
れ、第2の光スポット12aからの再生光が第2の光検
出器7に集光される。そして、第1実施形態と同様に、
第1の光検出器6及び第2の光検出器7の出力は演算器
8に入力され、演算器8によってこれらの出力信号を演
算することによって、2つのトラックn−1,nに記録
されたデータが再生される。
【0051】次に、2つの光ビームを用いて2つのトラ
ックn−1およびnに記録されたデータを再生する方法
を図9〜図11に基づいて説明する。図9は光記録媒体
4上のトラックn−1,nの位置とビームスポット11
a,12aの関係を示したものである。図に示すよう
に、光記録媒体4上へ第1及び第2の光ビーム11,1
2を集光させる際、トラックの幅方向での、トラックn
−1とトラックnとの境界位置とトラックn−1の中心
位置との間に第1の光ビーム11のビーム・スポットの
中心11bが位置するようにし、一方、同トラックの幅
方向での、トラックn−1とトラックnとの境界位置と
トラックnの中心位置との間に第2の光ビーム12のビ
ーム・スポットの中心12bが位置するようにする。
【0052】このとき、第1の光ビーム11のビーム・
スポットの中心11bの位置を、nトラックからの信号
レベルに比べてn−1トラックからの信号レベルが1.
5倍から2.5倍になる位置とし、第2の光ビーム12
のビーム・スポットの中心12bの位置を、n−1トラ
ックからの信号レベルに比べnトラックからの信号レベ
ルが1.5倍から2.5倍になる位置とすることが最も
好ましい。
【0053】第1の光ビーム11のビーム・スポットの
中心11bをnトラックからの信号レベルに比べてn−
1トラックからの信号レベルが2倍になる位置に集光
し、第2の光ビーム12のビーム・スポットの中心12
bをn−1トラックからの信号レベルに比べてnトラッ
クからの信号レベルが2倍になる位置に集光する最も好
ましい例によれば、図10に示すような再生出力が得ら
れる。
【0054】このようにすると、第1の光ビーム11の
再生出力の相対レベル(図10に示す第1の再生用デー
タ)は、トラックn−1にのみ記録マークがある時に2
となり、トラックnにのみ記録マークがある時に1とな
る。同様に、第2の光ビーム12の再生出力の相対レベ
ル(図10に示す第2の再生用データ)は、トラックn
にのみ記録マークがある時に2となり、トラックn−1
にのみ記録マークがある時に1となる。また、トラック
n−1とnの両方に記録マークがある時には、いずれの
ビームの再生用データも3になる。
【0055】従って、両ビームの再生用データと3つの
トラックのデータとの関係は、図11に示すように一義
に定まることになる。2つのトラックn−1,nのデー
タは合計4通りの組み合わせがあり、それが各ビームの
組み合わせによって決まり、これにより2つの光ビーム
11,12を用いて2つのトラックn−1,nのデータ
を同時に再生することができる。このように、隣接する
トラック間におけるクロストークがあってもクロストー
クを利用することで2つの再生ビームを用いて2つのト
ラックの信号系列を再生することができ、従来に比べて
トラック密度が5割以上向上した信号を再生することが
できる。
【0056】また、図11において、「−」で示される
部分は理論上はデータとして現われないものである。し
かし、媒体側のノイズ、再生系ノイズ等の雑音によって
信号レベルの変動が発生した場合には「−」で示される
部分が生ずることもある。その場合には、「−」で示さ
れる部分が千鳥格子状に近く配置されている性質を利用
し、前述した第1の実施形態と同様に、「−」で示され
る部分の回りのデータ・パターンの中から、振幅のレベ
ルに基づいて最もそれらしいデータ・パターンを選び出
せばよい。このようにして、ノイズに強い検出系を構成
することができる。
【0057】また、第1実施形態と同様に、2つのトラ
ックのデータを再生する演算手段において連続する再生
信号レベルの時間的経過の状態確率が最も高いデータを
再生データとするように演算手段を拡張することもでき
る。このようにすれば、より安定したデータ再生を実現
できる。
【0058】前述したように、2つの再生ビームを利用
して同時に連続した2つのトラックの信号系列を再生す
る方法を採用することにより、3つのトラックを対象と
する場合に比べて再生速度がやや落ちるが、トラックピ
ッチが狭小化されてもクロストークの影響を除外して信
号検出が可能になると共に、演算も簡易化され、回路構
成をより簡単化することができる。
【0059】第4実施形態 次に、図12〜図16を参照して本発明の第4実施形態
について説明する。図12は、本実施形態によるデータ
再生装置のブロック図であり、同図において、前掲図1
と同一の部分には同一の符号を示し、その説明を省略す
る。図12において、38は加算器、39は減算器、3
0は演算器である。
【0060】ここでは、2つの光ビームの集光は前掲図
2に示す位置に対して行われ、第1実施形態と同様に、
第1の光検出器6及び第2の光検出器7に再生光が集光
される。 そして、これらの検出器から出力される再生
信号(再生出力)は加算器38及び減算器39に夫々入
力され、加算器38によって両再生信号の和信号が出力
され、一方、減算器39によって両再生信号の差信号が
出力される。これら和信号と差信号は演算器30に入力
され、演算器30によってこれらの信号を演算すること
により3つのトラックn−1,n,n+1に記録された
データが再生される。
【0061】以下、本実施形態でトラックn−1,n,
n+1に記録されたデータを再生する、方法を図13お
よび14に基づいて詳細に説明する。図13には、各ビ
ームの再生出力、すなわち、各反射光の交流成分の振幅
レベルが示されているが、実際には各レベル段階が図に
示すような1V、2V、3Vという理想的な値にはなら
ずに上下にずれ、従って、各レベルの間隔が等しくなら
ないことがある。原理的には、各信号レベル間隔が0よ
りも大きくなるようにすれば信号を分離できるが、ノイ
ズ等を考慮して各信号レベルの分離特性を良くするに
は、3つの信号レベル間隔を均等にするのが理想的であ
る。ところが、光ビームのパワー特性等により、上述し
たように、3つの信号レベル間隔が均等にならない場合
がある。
【0062】そこで、許容範囲を考えると、第1の光ビ
ーム11について言えば、nトラックとn−1トラック
の両方に記録マークがあるときに得られる信号レベルの
1/3の値(すなわち、理想的なレベル間隔)の0.5
倍以上1.5倍以下に各信号レベル間隔がおさまれば、
データ再生は十分可能である。第2の光ビームについて
も、これと同様のことが言える。
【0063】図15には、このような条件を満たす、ト
ラックピッチと光ビームのオフセツト(トラックn−1
またはn+1からトラックnへの偏よりの量)の範囲と
の関係を示してある。同図の横軸は光ビーム径によって
規格化された、すなわち、光ビームのスポット径を
「1」とした場合のトラックピッチを表している。一
方、縦軸は、第1及び第2の光ビーム11,12のトラ
ックn−1およびトラックn+1からトラックn側への
オフセツト量を、同様に光ビーム径によって規格化して
表してある。また、ここでは、光ビーム径で規格化した
記録マークの幅を、各トラックピッチの85%のサイズ
であるとした。
【0064】図13に示すように、第1および第2の光
ビームによる各再生出力の相対的なレベル(第1および
第2の再生用データ)と各トラックにおける記録マーク
の有無との関係は、図3に示した関係と同様になる。依
って、3つのトラックn−1,n,n+1における記録
マークの組み合わせを考えると、第1の再生出力と第2
の再生出力の和の相対レベル(図13に示す和の再生用
データ)は0,2,4,6の4値のいずれかとなり、ま
た第1の再生出力と第2の再生出力の差の相対レベル
(図13に示す差の再生用データ)は−2,0,2の3
値のいずれかとなる。図13の例では、両再生出力の差
として2の値が表れていないが、第1の再生用データが
2で第2の再生用データが0の場合、または第1の再生
用データが3で第2の再生用データが1の場合に、差の
再生用データが2となる。
【0065】このとき、両再生出力による和と差、つま
り、和および差の再生用データと3つのトラックのデー
タとの関係は図14に示すように一義的に定まることに
なる。例えば、和の再生データが4で、差の再生データ
が−2のときは、n−1トラックのデータは0、nトラ
ックのデータは1、n+1トラックのデータは1とな
る。また、和の再生データが6で、差の再生データが0
のときは、n−1トラックのデータは1、nトラックの
データは1、n+1トラックのデータは1となる。
【0066】図14から分かるように、3つのトラック
n−1,n,n+1のデータは合計8通りの組み合わせ
があり、これらは各光ビームによる再生出力の和と差に
よって決まり、これにより2つの光ビーム11,12を
用いて連続する3つのトラックn−1,n,n+1に記
録されたデータを同時に再生することができる。すなわ
ち、本実施形態においても、再生データの転送速度を向
上できるだけでなく、従来に比べてトラック密度を5割
以上増すことができる。
【0067】また、第1実施形態のように、第1及び第
2の光ビーム11,12による再生信号(再生出力)そ
のものから3つのトラックn−1,n,n+1のデータ
を再生する場合の再生信号の振幅マージンを1とする
と、本実施形態のように両再生信号の和と差を用いて3
つのトラックのデータを再生する場合には信号振幅マー
ジンが相対的に2となり、再生精度を向上できる。
【0068】図16には、本実施形態を用いた場合の第
1の光ビーム11がトラックn−2から受けるクロスト
ークと、第1の光ビーム11の径で規格化したトラック
ピッチとの関係を示してある。ここでは、第1の光ビー
ム11の径で規格化した記録マークの幅を、トラックピ
ッチの85%のサイズにした。また、比較のため、従来
方法として、1つの光ビームで1つのトラックのデータ
を再生した場合における隣接トラックからのクロストー
クを合わせて示してある。
【0069】本実施形態による方法を用いた場合は、規
格化したトラックピッチが0.4以上1.0以下におい
て、上記従来方法の場合に比べてクロストークを低減で
き、また、規格化したトラックピッチが0.7以上1.
0以下のときクロストークを従来に比べて最も低減でき
る。また、良好な信号品質を保障するために必要な−2
6dB以下のクロストークについては、規格化したトラ
ックピッチが0.55以上1.0以下のときに実現でき
る。
【0070】第5実施形態 次に、図17を参照して本発明の第5実施形態について
説明する。図17は、本実施形態によるデータ再生装置
のブロック図であり、本実施形態では、前述した第4実
施形態と異なり、光記録媒体からの再生光がビームスプ
リッタによって2つの経路に分離されている。同図にお
いて、前掲図12と同一の部分には同一の符号を示し、
その説明を省略する。
【0071】図17において、41はビームスプリッ
タ、42はビームスプリッタ41を通過した光を集光す
る集光レンズ、43は合成光の光検出器、44はビーム
スプリッタ41によって方向を変えられた光を集光する
集光レンズを利用した光ビーム分離器、45は第1の光
検出器、46は第2の光検出器、47は減算器、48は
演算器である。
【0072】ビームスプリッタ41を通過した光(第1
の光ビームスポット11aからの再生光と第2の光ビー
ムスポット12aからの再生光の両方の透過光)は、集
光レンズ42により合成光の光検出器43に集光され、
光検出器43によって第1の光ビームスポット11aか
らの再生信号と第2の光ビームスポット12aからの再
生信号の和信号が出力される。
【0073】また、ビームスプリッタ41により反射さ
れた2つの再生光のうち、第1の光ビームスポット11
aからの再生光は光ビーム分離器44により第1の光検
出器45に集光され、第2の光ビームスポット12aか
らの再生光は光ビーム分離器44により第2の光検出器
46に集光される。第1の光検出器45及び第2の光検
出器46から出力される再生信号は減算器47に入力さ
れ、減算器47によって両再生信号の差信号が出力され
る。
【0074】これらの和信号と差信号は演算器48に入
力され、演算器48によってこれらの信号を第4実施形
態と同様に演算することにより、3つのトラックn−
1,n,n+1に記録されたデータが再生される。本実
施形態によれば、第4実施形態と同様の作用効果が得ら
れる他、第4実施形態で用いた加算器を省略できるた
め、加算器におけるノイズを低減でき、より高品質な信
号が得られる。
【0075】第6実施形態 次に、図18を参照して本発明の第6実施形態について
説明する。図18は、本実施形態によるデータ再生装置
のブロック図であり、実用的な例として、マルチビーム
LD(レーザダイオード)を使用した構成を示してい
る。同図において、前掲図1と同一の部分には同一の符
号を示し、その説明を省略する。図18において、2ビ
ーム発生器1’は、2ビームLD51を有しており、同
2ビームLD51から発光した各ビームは、コリメータ
52によって2つの平行ビーム(11’、12’)にさ
れる。
【0076】一般に、マルチビームLDの場合、例えば
50μm 間隔の発光点を有するとすると、光ディスク・
ドライブのヘッドの光学系により、記録媒体上のビーム
間隔は約10μm になる。もちろん、この間隔は光学系
の構成により変わるが、あまり小さくすることは難し
い。そこで、トラック幅から前掲図2に示すようなビー
ム配置が困難である場合には、図19に示すように、2
つのビーム・スポット(11a’、12a’)がトラッ
クの長さ方向にずらして配置されるようにする。そし
て、図18に示す遅延素子54を有する遅延回路54に
より、2つのビームのズレ量に見合うだけ一方の信号
(ここでは、第2の光ビームによる再生信号)の演算器
8への入力を遅延させるようにする。このようにするこ
とにより、実施形態1と同様の効果が得られる。
【0077】第7実施形態 次に、図20を参照して本発明の第7実施形態について
説明する。図20は、本実施形態によるデータ再生装置
のブロック図であり、波長の異なる2つのビームを使用
した例である。同図において、前掲図1と同一の部分に
は同一の符号を示し、その説明を省略する。図20にお
いて、61、62は、それぞれ波長の異なる光ビームを
発生するLD、63,64は、LD61、62からの光
ビームを平行光にするコリメータ、65,66はビーム
・スプリッタ、67は波長選択性を有するダイクロイッ
ク・ミラー、68,69は集光レンズ、70、71はフ
ォトダイオード、72は演算回路である。
【0078】LD61、62から出射された波長の異な
る第1および第2のビームは、コリメータ63,64を
介してビーム・スプリッタ65,66でそれぞれ角度を
変えられ、ダイクロイック・ミラー67に入射する。ダ
イクロイック・ミラー67においては、波長の差によ
り、第1のビームは透過される一方、第2のビームは反
射され、両ビームは、第1実施形態と同様に対物レンズ
3を介して光記録媒体4上の3つのトラックに集光され
る。
【0079】そして、第1のビームの反射光は、ダイク
ロイック・ミラー67およびビーム・スプリッタ65を
それぞれ透過し、集光レンズ68によりフォトダイオー
ド70に集光される。一方、第2のビームの反射光はダ
イクロイック・ミラー67により反射され、ビーム・ス
プリッタ66を透過して、集光レンズ69によりフォト
ダイオード71に集光される。各フォトダイオードから
出力される信号は演算回路72に入力され、第1実施形
態と同様な方法で3つのトラックのデータが再生され
る。
【0080】すなわち、波長の異なる第1および第2の
ビームをダイクロイック・ミラー67により効率良く分
離する構成であるとともに、検出側では波長の違いを利
用して2つのビームをより効率よく分離することがで
き、2つのビーム間の干渉のない信号に基づいてより確
実なデータ再生を行うことができる。
【0081】また、第2実施形態とも関係するが、2つ
のビームとして、偏光方向の異なるレーザを用いること
もできる。この場合、ビーム発生器内に複屈折プリズム
あるいは偏光板、偏光プリズム等の偏光素子を設けて、
偏光方向の違いを利用して2つのビームを効率よく発生
させる2ビーム発生器を構成することができる。この場
合、再生ビーム分離器としては、ハーフミラー等が好例
である。そして、検出器の前に検光子を配置し、偏光方
向の回転を再生光量の変化に変換して検出するようにす
れば、上記波長の差異を利用した場合と同様に2つのビ
ームをより効率よく分離することができるとともに2つ
のビーム間の干渉のない信号が得られる。
【0082】また、光記録媒体として光磁気媒体を用い
た場合には、媒体上の記録マークが磁化の方向で記録さ
れている。すなわち、記録マーク部が上向きの磁化とす
ると、記録マーク以外の部分で下向きの磁化となってい
る。そこで、光磁気媒体を用いた場合には、光学系に、
磁気光学効果によって検出する光学部品を追加すれば良
い。
【0083】図21に装置構成の例を示す。まず、2ビ
ーム発生器1と再生ビーム分離器2との間に偏光子81
を挿入して、光の偏光方向をそろえて媒体に照射する。
このように媒体にレーザが照射されると、磁気光学効果
により、その反射光の偏光方向が記録マークの磁化方向
に応じて少し回転する。そこで、媒体から反射した光を
検光子82に導き、検光子を用いて偏光方向の回転状態
を光の強度変化に変換して検出するようにする。このよ
うに、本発明は光磁気媒体に記録された信号の再生にも
利用可能である。なお、図21には検光子を用いた例を
示したが、偏光ビーム・スプリッタと2つのデテクタを
用いた差動型検出器を各ビーム毎に用いて、再生信号の
S/N比を向上することもできる。
【0084】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1または
5記載のデータ再生方法によれば、2つの光ビームを利
用して同時に連続した3つのトラックの信号系列を再生
することができるため、トラックピッチが狭小化されて
もクロストークの影響を除外して信号検出が可能になる
と共に、データ転送速度の向上を図ることができる。さ
らにまた、従来に比べてトラック密度を5割以上増すこ
とができる。また、請求項11または15記載のデータ
再生装置によれば、上記データ再生方法により得られる
効果を、簡単な回路構成により実現することができる。
【0085】また、請求項3記載のデータ再生方法によ
っても、2つの光ビームを利用して同時に連続した2つ
のトラックの信号系列を再生することができるため、ト
ラックピッチが狭小化されてもクロストークの影響を除
外して信号検出が可能になる。また、請求項13記載の
データ再生装置によれば、より簡単な回路構成により、
上述したような効果を得ることができる。
【0086】また、請求項2、4、6、12、14、ま
たは16に記載するような条件で光ビームの照射を行え
ば、信号の振幅変動に対して十分な分離能力を持たせる
ことができる。
【0087】また、請求項7または8記載のデータ再生
方法、または請求項17記載のデータ再生装置によれ
ば、2つの光ビームによる再生信号の和と差によってデ
ータが再生されるため、2つの光ビームによる再生信号
をそのまま用いる場合に比べて1.5倍以上再生精度を
向上することができる。請求項8記載のデータ再生方法
の場合は、第1および第2の再生信号を加算する代わり
に、分光された一方の両光ビームの反射光群をまとめて
検出することにより両反射光の交流成分の振幅の和を示
す和信号を出力するので、加算動作にともなうノイズを
低減してより高品質な信号が得られる。
【0088】また、請求項9または10記載のデータ再
生方法、または請求項18または19記載のデータ再生
装置によれば、2つの光ビームの波長や偏光方向の違い
を利用して、2つの光ビームをより効率良く分離できる
とともに、2つのビーム間の干渉のない信号が得られ
る。
【0089】また、請求項20または21記載のデータ
再生装置によれば、第1および第2の光検出手段のうち
一方の光検出手段からの出力が遅れて演算手段に入力さ
れるので、再生光学系やトラック幅の制約等により第1
の光ビームと第2の光ビームとを前述の各形態に集光さ
せることができない場合においても、両ビームにより得
られる再生信号の演算手段への入力時間をずらすことに
よりデータの再生を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態によるデータ再生装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】 第1実施形態における光記録媒体上の2つの
ビーム・スポットとトラックとの位置関係を示す図であ
る。
【図3】 第1実施形態におけるデータ検出方法を説明
する図である。
【図4】 第1実施形態における各ビームによる再生用
データと各トラックに記録されたデータの関係を示す図
である。
【図5】 第1実施形態の変形例における光記録媒体上
の2つのビーム・スポットとトラックとの位置関係を示
す図である。
【図6】 同変形例におけるデータ検出方法を説明する
図である。
【図7】 同変形例における各ビームによる再生用デー
タと各トラックに記録されたデータの関係を示す図であ
る。
【図8】 本発明の第2実施形態によるデータ再生装置
の構成を示すブロック図である。
【図9】 本発明の第3実施形態における光記録媒体上
の2つのビーム・スポットとトラックとの位置関係を示
す図である。
【図10】 第3実施形態におけるデータ検出方法を説
明する図である。
【図11】 第3実施形態における各ビームによる再生
用データと各トラックに記録されたデータの関係を示す
図である。
【図12】 本発明の第4実施形態によるデータ再生装
置の構成を示すブロック図である。
【図13】 第4実施形態におけるデータ検出方法を説
明する図である。
【図14】 第4実施形態における和および差の再生用
データと各トラックに記録されたデータの関係を示す図
である。
【図15】 光ビームのオフセット範囲とトラック・ピ
ッチの関係を説明する図である。
【図16】 第1の光ビームがトラックn−2から受け
るクロストークとトラックピッチの関係を示す図であ
る。
【図17】 本発明の第5実施形態によるデータ再生装
置の構成を示すブロック図である。
【図18】 本発明の第6実施形態によるデータ再生装
置の構成を示すブロック図である。
【図19】 第6実施形態における光記録媒体上の光記
録媒体上の2つのビーム・スポットとトラックとの位置
関係を示す図である。
【図20】 本発明の第7実施形態によるデータ再生装
置の構成を示すブロック図である。
【図21】 光磁気媒体用のデータ再生装置の構成例を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1、1’……2ビーム発生器、2……再生ビーム分離
器、3……対物レンズ、4……光記録媒体、5……光ビ
ーム分離器、6……第1の光検出器、7……第2の光検
出器、8……演算器、11,11’……第1の光ビー
ム、11a,11a’……第1の光ビームのビーム・ス
ポット、12,12’……第2の光ビーム、12a,1
2a’……第2の光ビームのビーム・スポット、21…
…光記録媒体、22……対物レンズ、23……複屈折プ
リズム、24……ハーフミラー、25……偏光プリズ
ム、26,27……フォトダイオード、28,29……
増幅器、BM……入射レーザ・ビーム、30……演算
器、38……加算器、39……減算器、41……ビーム
・スプリッタ、42……集光レンズ、43……合成光の
検出器、44……光ビーム分離器、45……第1の光検
出器、46……第2の光検出器、47……減算器、48
……演算器、51……2ビームLD、52……コリメー
タ、53……遅延回路、54……遅延素子、61,62
……LD、63,64……コリメータ、65,66……
ビーム・スプリッタ、67……ダイクロイック・ミラ
ー、68,69……集光レンズ、70,71……フォト
ダイオード、72……演算回路、81……偏光子、82
……検光子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土橋 寿昇 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光記録媒体上のデータを再生する光ビー
    ムを用いたデータ再生方法において、 前記光記録媒体上の連続する3つの第n−1トラック、
    第nトラック、第n+1トラック(nは2以上の整数)
    において、トラックの幅方向での、第n−1トラックと
    第nトラックとの境界位置と第n−1トラックの中心位
    置との間にビーム・スポットの中心が位置するように第
    1の光ビームを照射し、 前記トラックの幅方向での、前記nトラックと前記第n
    +1トラックとの境界位置と前記第n+1トラックの中
    心位置との間にビーム・スポットの中心が位置するよう
    に第2の光ビームを照射し、 前記光記録媒体からの前記第1及び第2の光ビームの反
    射光を検出し、 前記検出された各反射光のレベルに基づいて前記3つの
    トラックに記録されたデータを再生することを特徴とす
    る光ビームを用いたデータ再生方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の光ビームは、前記第nトラッ
    クからの反射光の交流成分の振幅に比べ前記第n−1ト
    ラックからの反射光の交流成分の振幅が1.5倍以上
    2.5倍以下になるような位置に照射され、 前記第2の光ビームは、前記nトラックからの反射光の
    交流成分の振幅に比べ第n+1トラックからの反射光の
    交流成分の振幅が1.5倍以上2.5倍以下になるよう
    な位置に照射されることを特徴とする請求項1記載の光
    ビームを用いたデータ再生方法。
  3. 【請求項3】 光記録媒体上のデータを再生する光ビー
    ムを用いたデータ再生方法において、 前記光記録媒体上の連続する2つの第n−1トラック、
    第nトラック(nは2以上の整数)において、トラック
    の幅方向での、第n−1トラックと第nトラックとの境
    界位置と第n−1トラックの中心位置との間にビーム・
    スポットの中心が位置するように第1の光ビームを照射
    し、 前記トラックの幅方向での、前記n−1トラックと前記
    第nトラックとの境界位置と前記第nトラックの中心位
    置との間にビーム・スポットの中心が位置するように第
    2の光ビームを照射し、 前記光記録媒体からの前記第1及び第2の光ビームの反
    射光を検出し、 前記検出された各反射光のレベルに基づいて前記2つの
    トラックに記録されたデータを再生することを特徴とす
    る光ビームを用いたデータ再生方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の光ビームは、前記第nトラッ
    クからの反射光の交流成分の振幅に比べ前記第n−1ト
    ラックからの反射光の交流成分の振幅が1.5倍以上
    2.5倍以下になるような位置に照射され、 前記第2の光ビームは、前記n−1トラックからの反射
    光の交流成分の振幅に比べ前記第nトラックからの反射
    光の交流成分の振幅が1.5倍以上2.5倍以下になる
    ような位置に照射されることを特徴とする請求項3記載
    の光ビームを用いたデータ再生方法。
  5. 【請求項5】 光記録媒体上のデータを再生する光ビー
    ムを用いたデータ再生方法において、 前記光記録媒体上の連続する3つの第n−1トラック、
    第nトラック、第n+1トラック(nは2以上の整数)
    において、トラックの幅方向での、第n−1トラックと
    第nトラックとの境界位置と第nトラックの中心位置と
    の間にビーム・スポットの中心が位置するように第1の
    光ビームを照射し、 前記トラックの幅方向での、前記nトラックと前記第n
    +1トラックとの境界位置と前記第nトラックの中心位
    置との間にビーム・スポットの中心が位置するように第
    2の光ビームを照射し、 前記光記録媒体からの前記第1及び第2の光ビームの反
    射光を検出し、 前記検出された各反射光のレベルに基づいて前記3つの
    トラックに記録されたデータを再生することを特徴とす
    る光ビームを用いたデータ再生方法。
  6. 【請求項6】 前記第1の光ビームは、前記第n−1ト
    ラックからの反射光の交流成分の振幅に比べ前記第nト
    ラックからの反射光の交流成分の振幅が1倍より大きく
    3倍以下になるような位置に照射され、 前記第2の光ビームは、前記n+1トラックからの反射
    光の交流成分の振幅に比べ第nトラックからの反射光の
    交流成分の振幅が1倍より大きく3倍以下になるような
    位置に照射されることを特徴とする請求項5記載の光ビ
    ームを用いたデータ再生方法。
  7. 【請求項7】 前記第1及び第2の光ビームの反射光を
    検出する過程は、 検出された各反射光の交流成分の振幅を示す第1および
    第2の再生信号を出力し、 前記第1および第2の再生信号を加算した和信号と、一
    方の再生信号から他の再生信号を減算した差信号をそれ
    ぞれ出力する過程を有し、 前記データを再生する過程は、 前記和信号の値と差信号の値の組み合わせにより前記デ
    ータを再生することを特徴とする請求項1、3、5いず
    れかに記載の光ビームを用いたデータ再生方法。
  8. 【請求項8】 前記第1及び第2の光ビームの反射光を
    検出する過程は、 前記第1及び第2の光ビームの反射光群を2つに分光
    し、 前記分光された一方の反射光群をまとめて検出して両反
    射光の交流成分の振幅の和を示す和信号を出力し、 前記分光されたもう一方の反射光群から各反射光を検出
    して各反射光の交流成分の振幅を示す第1および第2の
    再生信号を出力し、一方の再生信号から他の再生信号を
    減算した差信号を出力し、 前記データを再生する過程は、 前記和信号の値と差信号の値の組み合わせにより前記デ
    ータを再生することを特徴とする請求項1、3、5いず
    れかに記載の光ビームを用いたデータ再生方法。
  9. 【請求項9】 前記第1及び第2の光ビームの波長がそ
    れぞれ異なることを特徴とする請求項1、3、5いずれ
    かに記載の光ビームを用いたデータ再生方法。
  10. 【請求項10】 前記第1及び第2の光ビームの偏光方
    向がそれぞれ異なることを特徴とする請求項1、3、5
    いずれかに記載の光ビームを用いたデータ再生方法。
  11. 【請求項11】 光記録媒体上のデータを再生する光ビ
    ームを用いたデータ再生装置において、 第1および第2の光ビームを生成する光ビーム生成手段
    と、 前記光記録媒体上の連続する3つの第n−1トラック、
    第nトラック、第n+1トラック(nは2以上の整数)
    に対し、トラックの幅方向での、第n−1トラックと第
    nトラックとの境界位置と第n−1トラックの中心位置
    との間にビーム・スポットの中心が位置するように前記
    第1の光ビームを集光する第1の集光手段と、 前記トラックの幅方向での、前記第nトラックと前記第
    n+1トラックとの境界位置と前記第n+1トラックの
    中心位置との間にビーム・スポットの中心が位置するよ
    うに前記第2の光ビームを集光する第2の集光手段と、 前記光記録媒体からの前記第1の光ビームの反射光を検
    出する第1の光検出手段と、 前記光記録媒体からの前記第2の光ビームの反射光を検
    出する第2の光検出手段と、 前記検出された各反射光のレベルに基づいて演算を行
    い、前記3つのトラックに記録されたデータを再生する
    演算手段とを具備することを特徴とする光ビームを用い
    たデータ再生装置。
  12. 【請求項12】 前記第1の集光手段は、前記第nトラ
    ックからの反射光の交流成分の振幅に比べ前記第n−1
    トラックからの反射光の交流成分の振幅が1.5倍以上
    2.5倍以下になるような位置に前記第1の光ビームを
    集光し、 前記第2の集光手段は、前記nトラックからの反射光の
    交流成分の振幅に比べ第n+1トラックからの反射光の
    交流成分の振幅が1.5倍以上2.5倍以下になるよう
    な位置に前記第2の光ビームを集光することを特徴とす
    る請求項11記載の光ビームを用いたデータ再生装置。
  13. 【請求項13】 光記録媒体上のデータを再生する光ビ
    ームを用いたデータ再生装置において、 第1および第2の光ビームを生成する光ビーム生成手段
    と、 前記光記録媒体上の連続する2つの第n−1トラック、
    第nトラック(nは2以上の整数)に対し、トラックの
    幅方向での、第n−1トラックと第nトラックとの境界
    位置と第n−1トラックの中心位置との間にビーム・ス
    ポットの中心が位置するように前記第1の光ビームを集
    光する第1の集光手段と、 前記トラックの幅方向での、前記第n−1トラックと前
    記第nトラックとの境界位置と前記第nトラックの中心
    位置との間にビーム・スポットの中心が位置するように
    前記第2の光ビームを集光する第2の集光手段と、 前記光記録媒体からの前記第1の光ビームの反射光を検
    出する第1の光検出手段と、 前記光記録媒体からの前記第2の光ビームの反射光を検
    出する第2の光検出手段と、 前記検出された各反射光のレベルに基づいて演算を行
    い、前記2つのトラックに記録されたデータを再生する
    演算手段とを具備することを特徴とする光ビームを用い
    たデータ再生装置。
  14. 【請求項14】 前記第1の集光手段は、前記第nトラ
    ックからの反射光の交流成分の振幅に比べ前記第n−1
    トラックからの反射光の交流成分の振幅が1.5倍以上
    2.5倍以下になるような位置に前記第1の光ビームを
    集光し、 前記第2の集光手段は、前記n−1トラックからの反射
    光の交流成分の振幅に比べ第nトラックからの反射光の
    交流成分の振幅が1.5倍以上2.5倍以下になるよう
    な位置に前記第2の光ビームを集光することを特徴とす
    る請求項13記載の光ビームを用いたデータ再生装置。
  15. 【請求項15】 光記録媒体上のデータを再生する光ビ
    ームを用いたデータ再生装置において、 第1および第2の光ビームを生成する光ビーム生成手段
    と、 前記光記録媒体上の連続する3つの第n−1トラック、
    第nトラック、第n+1トラック(nは2以上の整数)
    に対し、トラックの幅方向での、第n−1トラックと第
    nトラックとの境界位置と第nトラックの中心位置との
    間にビーム・スポットの中心が位置するように前記第1
    の光ビームを集光する第1の集光手段と、 前記トラックの幅方向での、前記第nトラックと前記第
    n+1トラックとの境界位置と前記第nトラックの中心
    位置との間にビーム・スポットの中心が位置するように
    前記第2の光ビームを集光する第2の集光手段と、 前記光記録媒体からの前記第1の光ビームの反射光を検
    出する第1の光検出手段と、 前記光記録媒体からの前記第2の光ビームの反射光を検
    出する第2の光検出手段と、 前記検出された各反射光のレベルに基づいて演算を行
    い、前記3つのトラックに記録されたデータを再生する
    演算手段とを具備することを特徴とする光ビームを用い
    たデータ再生装置。
  16. 【請求項16】 前記第1の集光手段は、前記第n−1
    トラックからの反射光の交流成分の振幅に比べ前記第n
    トラックからの反射光の交流成分の振幅が1倍より大き
    く3倍以下になるような位置に前記第1の光ビームを集
    光し、 前記第2の集光手段は、前記n+1トラックからの反射
    光の交流成分の振幅に比べ第nトラックからの反射光の
    交流成分の振幅が1倍より大きく3倍以下になるような
    位置に前記第2の光ビームを集光することを特徴とする
    請求項15記載の光ビームを用いたデータ再生装置。
  17. 【請求項17】 前記第1および第2の光検出手段によ
    り検出される両反射光の交流成分の振幅を加算して和信
    号を出力する加算手段と、 前記第1および第2の光検出手段により検出される両反
    射光の交流成分の振幅の差を求めて差信号を出力する減
    算手段とを更に有し、 前記演算手段は、前記和信号の値と差信号の値との組み
    合わせにより前記データを再生することを特徴とする請
    求項11、13、15いずれかに記載の光ビームを用い
    たデータ再生装置。
  18. 【請求項18】 前記第1及び第2の光ビームの波長が
    それぞれ異なることを特徴とする請求項11、13、1
    5いずれかに記載の光ビームを用いたデータ再生装置。
  19. 【請求項19】 前記第1及び第2の光ビームの偏光方
    向がそれぞれ異なることを特徴とする請求項11、1
    3、15いずれかに記載の光ビームを用いたデータ再生
    装置。
  20. 【請求項20】 前記光ビーム生成手段はマルチ・ビー
    ムLDを有し、 前記第2の光検出手段と前記演算手段との間に配置さ
    れ、前記第2の光検出手段の出力を前記第1の光検出手
    段の出力よりも遅く前記演算手段に入力する遅延手段を
    更に有することを特徴とする請求項11、13、15い
    ずれかに記載の光ビームを用いたデータ再生装置。
  21. 【請求項21】 前記光ビーム生成手段はマルチ・ビー
    ムLDを有し、 前記第1の光検出手段と前記演算手段との間に配置さ
    れ、前記第1の光検出手段の出力を前記第2の光検出手
    段の出力よりも遅く前記演算手段に入力する遅延手段を
    更に有することを特徴とする請求項11、13、15い
    ずれかに記載の光ビームを用いたデータ再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100556692B1 (ko) * 1998-11-26 2006-05-16 엘지전자 주식회사 광디스크재생장치

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