JPH08306320A - マイクロ波管のコレクタ - Google Patents
マイクロ波管のコレクタInfo
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- JPH08306320A JPH08306320A JP7105897A JP10589795A JPH08306320A JP H08306320 A JPH08306320 A JP H08306320A JP 7105897 A JP7105897 A JP 7105897A JP 10589795 A JP10589795 A JP 10589795A JP H08306320 A JPH08306320 A JP H08306320A
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Landscapes
- Microwave Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ミクロ波管のコレクタのコレクタ電極と絶縁
性真空外囲器とが真空気密封止されている場合、接合部
に発生する熱応力を緩和し、割れ、クラックを防ぐ。 【構成】 コレクタ電極1と絶縁性外囲器3との間に波
形金属部材2を挿入し接合する。波形金属部材2が容易
に変形し、かつ熱伝導の良い構造とすることにより、接
合部に発生する熱応力が吸収、緩和されるので、割れ、
クラックが防止される。
性真空外囲器とが真空気密封止されている場合、接合部
に発生する熱応力を緩和し、割れ、クラックを防ぐ。 【構成】 コレクタ電極1と絶縁性外囲器3との間に波
形金属部材2を挿入し接合する。波形金属部材2が容易
に変形し、かつ熱伝導の良い構造とすることにより、接
合部に発生する熱応力が吸収、緩和されるので、割れ、
クラックが防止される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビーム直進形マイクロ
波管のコレクタに関する。
波管のコレクタに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のビーム直進形マイクロ波
管の構成を示す縦断面図、図7は、従来のコレクタの一
実施例の縦断面図、図8の、(a)は、従来のコレクタ
の第2の実施例の横断面図、(b)は、(a)の斜視
図、図9は、従来の第3の実施例の縦断面図、図10
の、(a)は、従来のコレクタの第4の実施例の横断面
図、(b)は、(a)の縦断面図である。
管の構成を示す縦断面図、図7は、従来のコレクタの一
実施例の縦断面図、図8の、(a)は、従来のコレクタ
の第2の実施例の横断面図、(b)は、(a)の斜視
図、図9は、従来の第3の実施例の縦断面図、図10
の、(a)は、従来のコレクタの第4の実施例の横断面
図、(b)は、(a)の縦断面図である。
【0003】マイクロ波の中継局、衛星通信用として電
子ビームを利用して、マイクロ波の増幅や発振を行わせ
るものとして進行波管、クライストロン等のマイクロ波
管がある。
子ビームを利用して、マイクロ波の増幅や発振を行わせ
るものとして進行波管、クライストロン等のマイクロ波
管がある。
【0004】図6に示すようにビーム直進形マイクロ波
管は、電子ビームを発射する電子銃57、電子ビーム5
8と入力したマイクロ波とを相互作用させる高周波回路
56、電子ビーム58を捕捉するコレクタ50および電
子ビーム58を集束させるためのビーム集束装置59か
ら成る。
管は、電子ビームを発射する電子銃57、電子ビーム5
8と入力したマイクロ波とを相互作用させる高周波回路
56、電子ビーム58を捕捉するコレクタ50および電
子ビーム58を集束させるためのビーム集束装置59か
ら成る。
【0005】電子銃57から発射された電子ビーム58
は、高周波回路56を通過し、信号を増幅あるいは発振
させ、コレクタ50に捕捉される。このとき、コレクタ
50に捕捉された電子ビーム58は、その運動エネルギ
を熱エネルギに変換し、コレクタ電極51の温度を上昇
させる。このため、コレクタ電極51で発生した熱を外
部へ逃がす必要がある。
は、高周波回路56を通過し、信号を増幅あるいは発振
させ、コレクタ50に捕捉される。このとき、コレクタ
50に捕捉された電子ビーム58は、その運動エネルギ
を熱エネルギに変換し、コレクタ電極51の温度を上昇
させる。このため、コレクタ電極51で発生した熱を外
部へ逃がす必要がある。
【0006】また、マイクロ波管の効率を高めるため、
コレクタ電位低下という方法が用いられる。これは、コ
レクタ電極51に印加する電位を高周波回路56に対し
て順次低下させ、コレクタに衝突する電子ビーム58の
速度を落すことにより、コレクタ電極51で発生する熱
エネルギを低下させる方法である。このため、コレクタ
50と高周波回路56の間は、高電圧に対する絶縁がセ
ラミック等の絶縁物により保たれている。
コレクタ電位低下という方法が用いられる。これは、コ
レクタ電極51に印加する電位を高周波回路56に対し
て順次低下させ、コレクタに衝突する電子ビーム58の
速度を落すことにより、コレクタ電極51で発生する熱
エネルギを低下させる方法である。このため、コレクタ
50と高周波回路56の間は、高電圧に対する絶縁がセ
ラミック等の絶縁物により保たれている。
【0007】図7に示すように従来のビーム直進形マイ
クロ波管のコレクタ構造は、銅、モリブデン、グラファ
イト等から成るコレクタ電極51、コレクタ電極51を
絶縁し、真空気密を保持するための高いセラミックスな
どの絶縁性外囲器53、コレクタ電極51を支持しコレ
クタ電極51で発生した熱を絶縁部材を通して外部に熱
を逃すための支持部材60および高周波回路との絶縁を
保つ絶縁部材54で構成される。通常、これらのもの
は、互いにろう付あるいは溶接等の方法により接合され
ている。
クロ波管のコレクタ構造は、銅、モリブデン、グラファ
イト等から成るコレクタ電極51、コレクタ電極51を
絶縁し、真空気密を保持するための高いセラミックスな
どの絶縁性外囲器53、コレクタ電極51を支持しコレ
クタ電極51で発生した熱を絶縁部材を通して外部に熱
を逃すための支持部材60および高周波回路との絶縁を
保つ絶縁部材54で構成される。通常、これらのもの
は、互いにろう付あるいは溶接等の方法により接合され
ている。
【0008】上述したコレクタにおいては、絶縁性外囲
器3と支持部材11との熱膨張係数の違いにより、絶縁
性外囲器3と支持部材11との接合部で発生する熱応力
により、絶縁性外囲器3と波形金属部材52および他の
支持部材60との接合部の破壊あるいは絶縁性外囲器5
3の割れやクラックが発生する。またこの型のコレクタ
において、絶縁性外囲器53が真空気密を兼ねる場合に
は、割れやクラックの発生は、マイクロ波管の致命的欠
陥につながる。したがって、この様な不具合を避けるた
め、通常支持部材たる波形金属部材52に応力緩衝機構
を持たせ、かつ外部に効率良く熱を逃がすため熱伝導性
の良い材料を使用する。
器3と支持部材11との熱膨張係数の違いにより、絶縁
性外囲器3と支持部材11との接合部で発生する熱応力
により、絶縁性外囲器3と波形金属部材52および他の
支持部材60との接合部の破壊あるいは絶縁性外囲器5
3の割れやクラックが発生する。またこの型のコレクタ
において、絶縁性外囲器53が真空気密を兼ねる場合に
は、割れやクラックの発生は、マイクロ波管の致命的欠
陥につながる。したがって、この様な不具合を避けるた
め、通常支持部材たる波形金属部材52に応力緩衝機構
を持たせ、かつ外部に効率良く熱を逃がすため熱伝導性
の良い材料を使用する。
【0009】また、これらの構造に加え、特に最近では
通信用または衛星塔載用として小型、軽量かつ製造容易
な構造によるコストダウンが要求される。
通信用または衛星塔載用として小型、軽量かつ製造容易
な構造によるコストダウンが要求される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この問題の解決方法と
して、図8(a)、(b)に示すように、実開昭60ー
85049公報には、円筒状コレクタ外周囲とセラミッ
クス円筒内周囲器間に軸方向にすり割り入り金属円筒を
介在させて、コレクタの熱衝撃によるクラックを防止
し、対電圧、対熱性を改善する技術が開示されている。
して、図8(a)、(b)に示すように、実開昭60ー
85049公報には、円筒状コレクタ外周囲とセラミッ
クス円筒内周囲器間に軸方向にすり割り入り金属円筒を
介在させて、コレクタの熱衝撃によるクラックを防止
し、対電圧、対熱性を改善する技術が開示されている。
【0011】しかしながら、すり割り金属円筒を製造す
るために高度な機械工作を必要とするため、製造コスト
が高くなるという欠点がある。
るために高度な機械工作を必要とするため、製造コスト
が高くなるという欠点がある。
【0012】また、応力を緩和する方法として、図9に
示すように、特開平2ー117050公報には、電子銃
部外囲器およびコレクタ電極上の絶縁部材と外枠支持体
間に、径を縮小、拡大する弾性を有する高熱伝導性の応
力緩衝リングを交互に嵌合、接触させて連接してコレク
タへの応力を緩和する構成が開示されている。
示すように、特開平2ー117050公報には、電子銃
部外囲器およびコレクタ電極上の絶縁部材と外枠支持体
間に、径を縮小、拡大する弾性を有する高熱伝導性の応
力緩衝リングを交互に嵌合、接触させて連接してコレク
タへの応力を緩和する構成が開示されている。
【0013】この方法では、径を縮小、拡大する弾性を
有する応力緩衝リングを交互に嵌合、接触させるため、
ろう付等によりこれらを固定し真空気密を保とうとする
とこれらの機能が失われる。かつ弾性の方向が異なるた
め、接合部に過大な応力が発生し、絶縁部材の割れ、ク
ラックにつながる。
有する応力緩衝リングを交互に嵌合、接触させるため、
ろう付等によりこれらを固定し真空気密を保とうとする
とこれらの機能が失われる。かつ弾性の方向が異なるた
め、接合部に過大な応力が発生し、絶縁部材の割れ、ク
ラックにつながる。
【0014】さらに特開昭63ー284736公報ある
いは図10(a)、(b)に示す実開平2ー10145
4公報には、コレクタ電極を外囲器との間に配設された
複数の高熱伝導性円柱セラミックスで支持し、耐熱性を
維持しつつ、耐震、耐衝撃性を改善する構成が開示され
ている。
いは図10(a)、(b)に示す実開平2ー10145
4公報には、コレクタ電極を外囲器との間に配設された
複数の高熱伝導性円柱セラミックスで支持し、耐熱性を
維持しつつ、耐震、耐衝撃性を改善する構成が開示され
ている。
【0015】この種のコレクタは、外囲器とコレクタ電
極および高熱伝導性円柱セラミックスとをプレス等の方
法により外囲器の外側から圧力を掛けて外囲器を変形さ
せて固定するため、コレクタ電極および外囲器との間に
配設された複数の高熱伝導性セラミックスの機械的強度
を大きくする必要がありコレクタの重量が大きくなる。
このため、軽量化を要求される用途、特に衛星搭載用等
の用途には不向きである。
極および高熱伝導性円柱セラミックスとをプレス等の方
法により外囲器の外側から圧力を掛けて外囲器を変形さ
せて固定するため、コレクタ電極および外囲器との間に
配設された複数の高熱伝導性セラミックスの機械的強度
を大きくする必要がありコレクタの重量が大きくなる。
このため、軽量化を要求される用途、特に衛星搭載用等
の用途には不向きである。
【0016】本発明の目的は、コレクタ電極に波形金属
部品を接合して、絶縁用セラミックス外囲器との間に挿
入、接合することにより優れた応力緩衝機構と熱伝導性
を有し、かつ軽量で製作容易な構造を有する直進形ビー
ムマイクロ波管のコレクタを提供することである。
部品を接合して、絶縁用セラミックス外囲器との間に挿
入、接合することにより優れた応力緩衝機構と熱伝導性
を有し、かつ軽量で製作容易な構造を有する直進形ビー
ムマイクロ波管のコレクタを提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のマイクロ波管の
コレクタは、ビーム直進形マイクロ波管のコレクタにお
いて、円筒状のコレクタ電極の外周面と円筒状の外囲絶
縁部材の内周面との円筒状隙間の全周方向に、波形金属
薄板が配置され、かつ波形金属薄板の各底部および各頂
部がそれぞれ、コレクタ電極の外周面および絶縁部材の
内周面に接着されてなり、波形金属薄板の各底部および
各頂部の前記各接着部分の円周方向幅が、それぞれ波形
のピッチの1/5以上を占めるように、波形金属薄板の
当該部分は、円周方向に平坦部分を有するかまたは接着
相手の円周面に沿った部分を有することを特徴としてい
る。
コレクタは、ビーム直進形マイクロ波管のコレクタにお
いて、円筒状のコレクタ電極の外周面と円筒状の外囲絶
縁部材の内周面との円筒状隙間の全周方向に、波形金属
薄板が配置され、かつ波形金属薄板の各底部および各頂
部がそれぞれ、コレクタ電極の外周面および絶縁部材の
内周面に接着されてなり、波形金属薄板の各底部および
各頂部の前記各接着部分の円周方向幅が、それぞれ波形
のピッチの1/5以上を占めるように、波形金属薄板の
当該部分は、円周方向に平坦部分を有するかまたは接着
相手の円周面に沿った部分を有することを特徴としてい
る。
【0018】なお、波形金属薄板の波形は、頂部、底部
および中間部がそれぞれほぼ平面を形成しているものも
望ましい。
および中間部がそれぞれほぼ平面を形成しているものも
望ましい。
【0019】そして、その各中間部を形成する相隣る2
面が、コレクタの一半径方向延長線から同一方向に傾斜
しているものであることも望ましい。
面が、コレクタの一半径方向延長線から同一方向に傾斜
しているものであることも望ましい。
【0020】また、マイクロ波管はのコレクタは、ビー
ム直進形マイクロ波管のコレクタにおいて、円筒状の外
囲絶縁部材の内周面と円筒状のコレクタ電極の外周面と
の間の円筒状空間が円筒状の中間絶縁部材で半径方向に
二分され、大径隙間部分に第1の波形金属薄板、小径隙
間部分に第2の波形金属薄板が配置され、少なくとも第
1の波形金属薄板の頂部および第2の波形金属薄板の底
部がそれぞれ対面する円筒面に接着されてなるものであ
ることも望ましい。
ム直進形マイクロ波管のコレクタにおいて、円筒状の外
囲絶縁部材の内周面と円筒状のコレクタ電極の外周面と
の間の円筒状空間が円筒状の中間絶縁部材で半径方向に
二分され、大径隙間部分に第1の波形金属薄板、小径隙
間部分に第2の波形金属薄板が配置され、少なくとも第
1の波形金属薄板の頂部および第2の波形金属薄板の底
部がそれぞれ対面する円筒面に接着されてなるものであ
ることも望ましい。
【0021】
【作用】本発明のコレクタは、コレクタ内部の波形金属
薄板の構造を、接合部に発生した熱応力に対処して容易
に変形することにより緩和され、かつ従来の形式のもの
に比し重量も減少し、熱伝導性もよく、また波形素材の
共通利用可能という利点を有する。
薄板の構造を、接合部に発生した熱応力に対処して容易
に変形することにより緩和され、かつ従来の形式のもの
に比し重量も減少し、熱伝導性もよく、また波形素材の
共通利用可能という利点を有する。
【0022】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0023】図1の、(a)は、本発明のマイクロ波管
のコレクタの一実施例の縦断面図、(b)は、(a)の
線A−A’横断面図、(c)は、(b)の絶縁性外囲器
を取り除いた状態の斜視図である。
のコレクタの一実施例の縦断面図、(b)は、(a)の
線A−A’横断面図、(c)は、(b)の絶縁性外囲器
を取り除いた状態の斜視図である。
【0024】本実施例は、ビーム直進形マイクロ波管の
コレクタであって、コレクタ電極1、波形金属薄板2、
絶縁性外囲器から構成される。
コレクタであって、コレクタ電極1、波形金属薄板2、
絶縁性外囲器から構成される。
【0025】円筒状のコレクタ電極1の外周面と円筒状
の絶縁性外囲器3の内周面との円筒状隙間の全周領域に
わたり波形金属薄板2が配置され、かつ波形金属薄板2
の各底部および絶縁性外囲器3の内周面に接着されてな
り、波形金属薄板2の各底部および各頂部の各接着部分
の円周方向幅が、それぞれ波形のピッチの1/5以上を
占めるように、波形金属薄板2の当該部分は、円周方向
にほぼ平坦名部分を有する構造となっている。
の絶縁性外囲器3の内周面との円筒状隙間の全周領域に
わたり波形金属薄板2が配置され、かつ波形金属薄板2
の各底部および絶縁性外囲器3の内周面に接着されてな
り、波形金属薄板2の各底部および各頂部の各接着部分
の円周方向幅が、それぞれ波形のピッチの1/5以上を
占めるように、波形金属薄板2の当該部分は、円周方向
にほぼ平坦名部分を有する構造となっている。
【0026】これら構成部品の材料、形状は次のとおり
である。コレクタ電極1は無酸素銅、モリブデンおよび
グラファイトが使用され、大きさは外径19mm、内径
14mm、長さ60mmである。波形金属薄板2は無酸
素銅で板厚0、2mm、波形の峰と谷の間の高さ3mm
である。絶縁性外囲器3は円筒状アルミナセラミックス
で、大きさは外径30mm、内形26mm、長さ65m
mである。
である。コレクタ電極1は無酸素銅、モリブデンおよび
グラファイトが使用され、大きさは外径19mm、内径
14mm、長さ60mmである。波形金属薄板2は無酸
素銅で板厚0、2mm、波形の峰と谷の間の高さ3mm
である。絶縁性外囲器3は円筒状アルミナセラミックス
で、大きさは外径30mm、内形26mm、長さ65m
mである。
【0027】波形金属薄板2の製作および接着方法を略
述すると、先ず、一辺500mmの正方形の無酸素銅板
を波形に加工した板材からコレクタ電極1の外周および
長さに合わせて切断し、これを波形金属薄板2とし、コ
レクタ電極1の外周との間に金ろう板を挟みながら巻
き、さらに波形金属薄板2の外側に金ろう板を巻き付
け、絶縁性外囲器3の内側に配置し、1040度Cの水
素気流中にて、ろう付した。
述すると、先ず、一辺500mmの正方形の無酸素銅板
を波形に加工した板材からコレクタ電極1の外周および
長さに合わせて切断し、これを波形金属薄板2とし、コ
レクタ電極1の外周との間に金ろう板を挟みながら巻
き、さらに波形金属薄板2の外側に金ろう板を巻き付
け、絶縁性外囲器3の内側に配置し、1040度Cの水
素気流中にて、ろう付した。
【0028】このとき、それぞれの熱膨張係数の違いに
よる各接合部に発生する熱応力は、波形金属薄板2が容
易に変形することにより、吸収、緩和される。これによ
り、無酸素銅、モリブデンおよびグラファイトの3種類
のコレクタ電極1および絶縁性外囲器3の割れ、クラッ
クの発生はなかった。
よる各接合部に発生する熱応力は、波形金属薄板2が容
易に変形することにより、吸収、緩和される。これによ
り、無酸素銅、モリブデンおよびグラファイトの3種類
のコレクタ電極1および絶縁性外囲器3の割れ、クラッ
クの発生はなかった。
【0029】実施例2について 図2は、波形金属薄板の波形の頂部および底部の曲面が
180度以上の円周面を形成した第2の実施例の波形金
属薄板の横断面図である。
180度以上の円周面を形成した第2の実施例の波形金
属薄板の横断面図である。
【0030】本実施例は、第1の実施例の波形金属薄板
12の頂部および底部のそれぞれ、絶縁性外囲器13
(不図示)およびコレクタ電極11(不図示)との接合
面積が大きく、かつ中間部の面積も大きくなるようにし
たものである。これにより伝熱効果が大きいメリットが
ある反面、波形の製作に要する時間が若干多くなる。
12の頂部および底部のそれぞれ、絶縁性外囲器13
(不図示)およびコレクタ電極11(不図示)との接合
面積が大きく、かつ中間部の面積も大きくなるようにし
たものである。これにより伝熱効果が大きいメリットが
ある反面、波形の製作に要する時間が若干多くなる。
【0031】実施例3について 図3の、(a)は、波形金属薄板の波形の頂部、底部お
よび中間部がそれぞれほぼ平面を形成した第3の実施例
の横断面図、(b)は、(a)の絶縁性外囲器を取り除
いた状態の斜視図である。
よび中間部がそれぞれほぼ平面を形成した第3の実施例
の横断面図、(b)は、(a)の絶縁性外囲器を取り除
いた状態の斜視図である。
【0032】本実施例は、部品の材料、形状および製作
方法等について第1の実施例の場合と殆ど同じである
が、波形金属薄板22の形状のみ異なる。すなわち本実
施例の場合、図3の(b)に示すように頂部、底部およ
び中間部にはいずれも平坦部22aが形成されている。
本実施例の場合、第1の実施例に比し伝熱面積が増大し
ているので、熱伝導率が5〜10%改善された。
方法等について第1の実施例の場合と殆ど同じである
が、波形金属薄板22の形状のみ異なる。すなわち本実
施例の場合、図3の(b)に示すように頂部、底部およ
び中間部にはいずれも平坦部22aが形成されている。
本実施例の場合、第1の実施例に比し伝熱面積が増大し
ているので、熱伝導率が5〜10%改善された。
【0033】第4の実施例について 図4は、波形金属薄板の波形の頂部、底部および中間部
がそれぞれほぼ平面を形成し、かつ中間部の面がコレク
タの半径方向に対し同一方向に傾斜している第4の実施
例の波形金属薄板の横断面図である。
がそれぞれほぼ平面を形成し、かつ中間部の面がコレク
タの半径方向に対し同一方向に傾斜している第4の実施
例の波形金属薄板の横断面図である。
【0034】本実施例は、第3の実施例に比し波形金属
薄板32の接合面積を一層大きくするとともに、熱応力
が絶縁性外囲器33(不図示)とコレクタ電極31(不
図示)へ及ぼす影響を円周方向のずれにより緩和するた
め、中間部を半径方向に対し同一方向に傾斜させたもの
である。
薄板32の接合面積を一層大きくするとともに、熱応力
が絶縁性外囲器33(不図示)とコレクタ電極31(不
図示)へ及ぼす影響を円周方向のずれにより緩和するた
め、中間部を半径方向に対し同一方向に傾斜させたもの
である。
【0035】第5の実施例について 図5の、(a)は、円筒状空間に第1の波形金属薄板、
中間絶縁部材および第2の波形金属薄板が配置された第
5の実施例の縦断面図、(b)は、(a)の横断面図で
ある。
中間絶縁部材および第2の波形金属薄板が配置された第
5の実施例の縦断面図、(b)は、(a)の横断面図で
ある。
【0036】本実施例は、第1〜第4の実施例とは異な
り、波形金属薄板42を第1のものと第2のものに2段
にして、熱伝導を大きく、かつ緩やかにすることを狙っ
たものであるがコストが増大するので、この適用は特殊
な場合に限定される。
り、波形金属薄板42を第1のものと第2のものに2段
にして、熱伝導を大きく、かつ緩やかにすることを狙っ
たものであるがコストが増大するので、この適用は特殊
な場合に限定される。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、コレクタ
内部の波形金属薄板の接合部に発生した熱応力が波形金
属薄板の容易な変形により緩和され、かつ波形の採用に
より従来に比べ約30%の重量軽減を示し、かつ熱伝導
度の大きい無酸素銅等の金属を採用することで重量軽減
にもかかわらず高熱伝導性を保つことができ、そのう
え、波形金属部材は、コレクタ電極の大きさに合わせて
切断しコレクタ電極の外周部に巻くことができるため部
材の共通化が可能となりコストダウンに貢献するという
種々の利点を有するマイクロ波管のコレクタを提供する
ことができる効果がある。
内部の波形金属薄板の接合部に発生した熱応力が波形金
属薄板の容易な変形により緩和され、かつ波形の採用に
より従来に比べ約30%の重量軽減を示し、かつ熱伝導
度の大きい無酸素銅等の金属を採用することで重量軽減
にもかかわらず高熱伝導性を保つことができ、そのう
え、波形金属部材は、コレクタ電極の大きさに合わせて
切断しコレクタ電極の外周部に巻くことができるため部
材の共通化が可能となりコストダウンに貢献するという
種々の利点を有するマイクロ波管のコレクタを提供する
ことができる効果がある。
【図1】(a)は、本発明のマイクロ波管のコレクタの
一実施例の縦断面図、(b)は、(a)の線A−A’横
断面図、(c)は、(b)の絶縁性外囲器を取り除いた
状態の斜視図である。
一実施例の縦断面図、(b)は、(a)の線A−A’横
断面図、(c)は、(b)の絶縁性外囲器を取り除いた
状態の斜視図である。
【図2】波形金属薄板の波形の頂部および底部の曲面が
180度以上の円周面を形成した第2の実施例の波形金
属薄板の横断面図である。
180度以上の円周面を形成した第2の実施例の波形金
属薄板の横断面図である。
【図3】(a)は、波形金属薄板の波形の頂部、底部お
よび中間部がそれぞれほぼ平面を形成した第3の実施例
の横断面図、(b)は、(a)の絶縁性外囲器を取り除
いた状態の斜視図である。
よび中間部がそれぞれほぼ平面を形成した第3の実施例
の横断面図、(b)は、(a)の絶縁性外囲器を取り除
いた状態の斜視図である。
【図4】波形金属薄板の波形の頂部、底部および中間部
がそれぞれほぼ平面を形成し、かつ中間部の面がコレク
タの半径方向に対し同一方向に傾斜している第4の実施
例の波形金属薄板の横断面図である。
がそれぞれほぼ平面を形成し、かつ中間部の面がコレク
タの半径方向に対し同一方向に傾斜している第4の実施
例の波形金属薄板の横断面図である。
【図5】(a)は、円筒状空間に第1の波形金属薄板、
中間絶縁部材および第2の波形金属薄板が配置された第
5の実施例の縦断面図、(b)は、(a)の横断面図で
ある。
中間絶縁部材および第2の波形金属薄板が配置された第
5の実施例の縦断面図、(b)は、(a)の横断面図で
ある。
【図6】従来のビーム直進形マイクロ波管の構成を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図7】従来のコレクタの一実施例の縦断面図である。
【図8】(a)は、従来のコレクタの第2の実施例の横
断面図、(b)は、(a)の斜視図である。
断面図、(b)は、(a)の斜視図である。
【図9】従来のコレクタの第3の実施例の縦断面図であ
る。
る。
【図10】(a)は、従来のコレクタの第4の実施例の
横断面図、(b)は、(a)の縦断面図である。
横断面図、(b)は、(a)の縦断面図である。
1,21,41 コレクタ電極 2,12,22,32,42 波形金属薄板 3,23 絶縁性外囲器 5 コレクタ端子 41a コレクタコア 43 真空外囲器 44 中間絶縁部材(セラミックス) 50 コレクタ 51,61,71,81 コレクタ電極 52 波形金属薄板 53 絶縁性外囲器 54,73,74 絶縁部材 55 コレクタ端子 56 高周波回路 57 電子銃 58 電子ビ−ム 59 ビ−ム集束装置 60 支持部材 68 溝 72 スペ−サ 75 充填樹脂 76 支持媒体構造物 76a,76b 応力緩衝リング 77a,77b 外枠支持体 81a 環状の凸部 82 円柱状セラミック 87 外囲材
Claims (4)
- 【請求項1】 ビーム直進形マイクロ波管のコレクタに
おいて、 円筒状のコレクタ電極の外周面と円筒状の外囲絶縁部材
の内周面との円筒状隙間の全周方向に、波形金属薄板が
配置され、かつ前記波形金属薄板の各底部および各頂部
がそれぞれ、前記コレクタ電極の外周面および前記絶縁
部材の内周面に接着されてなり、 前記波形金属薄板の各底部および各頂部の前記各接着部
分の円周方向幅が、それぞれ前記波形のピッチの1/5
以上を占めるように、波形金属薄板の当該部分は、円周
方向に平坦部分を有するかまたは接着相手の円周面に沿
った部分を有することを特徴とするマイクロ波管のコレ
クタ。 - 【請求項2】 前記波形金属薄板の波形は、頂部、底部
および中間部がそれぞれほぼ平面を形成している請求項
1記載のマイクロ波管のコレクタ。 - 【請求項3】 前記各中間部を形成する相隣る2面が、
コレクタの一半径方向延長線から同一方向に傾斜してい
る請求項1または2記載のマイクロ波管のコレクタ。 - 【請求項4】 ビーム直進形マイクロ波管のコレクタに
おいて、円筒状の外囲絶縁部材の内周面と円筒状のコレ
クタ電極の外周面との間の円筒状空間が円筒状の中間絶
縁部材で半径方向に二分され、大径隙間部分に第1の波
形金属薄板、小径隙間部分に第2の波形金属薄板が配置
され、少なくとも第1の波形金属薄板の頂部および第2
の波形金属薄板の底部がそれぞれ対面する円筒面に接着
されてなるマイクロ波管のコレクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7105897A JPH08306320A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | マイクロ波管のコレクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7105897A JPH08306320A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | マイクロ波管のコレクタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08306320A true JPH08306320A (ja) | 1996-11-22 |
Family
ID=14419692
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7105897A Pending JPH08306320A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | マイクロ波管のコレクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08306320A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004049378A3 (en) * | 2002-11-21 | 2004-10-07 | Communications & Power Industries Inc | Vacuum tube electrode structure |
| JP2017111955A (ja) * | 2015-12-16 | 2017-06-22 | 東芝ホクト電子株式会社 | マグネトロン |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59501185A (ja) * | 1982-06-25 | 1984-07-05 | ヒユ−ズ・エアクラフト・カンパニ− | 電子ビ−ムの集電器の緩衝材 |
| JPH05334965A (ja) * | 1992-05-07 | 1993-12-17 | Nec Corp | 直進ビームマイクロ波管 |
-
1995
- 1995-04-28 JP JP7105897A patent/JPH08306320A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59501185A (ja) * | 1982-06-25 | 1984-07-05 | ヒユ−ズ・エアクラフト・カンパニ− | 電子ビ−ムの集電器の緩衝材 |
| JPH05334965A (ja) * | 1992-05-07 | 1993-12-17 | Nec Corp | 直進ビームマイクロ波管 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004049378A3 (en) * | 2002-11-21 | 2004-10-07 | Communications & Power Industries Inc | Vacuum tube electrode structure |
| JP2017111955A (ja) * | 2015-12-16 | 2017-06-22 | 東芝ホクト電子株式会社 | マグネトロン |
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