JPH08306544A - 油入電気機器用タンク - Google Patents
油入電気機器用タンクInfo
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- JPH08306544A JPH08306544A JP12972795A JP12972795A JPH08306544A JP H08306544 A JPH08306544 A JP H08306544A JP 12972795 A JP12972795 A JP 12972795A JP 12972795 A JP12972795 A JP 12972795A JP H08306544 A JPH08306544 A JP H08306544A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 波形放熱器の下端縁に雨水が滞留することに
より、波形張出部の下部が発錆して絶縁油が漏油するの
を回避した、油入電気機器用タンクを提供することにあ
る。 【構成】 薄鋼板7を所定の間隔を保って連続的に折り
曲げて波形張出部2を形成し、この波形張出部2の上下
両端部2a,2aを絞り加工を行って圧接するととも
に、該波形張出部2の下端部を一定の長さ垂設して水滴
滴下板6を設け、前記波形張出部2下部に雨水が付着し
た場合、この雨水を前記水滴滴下板6まで流下させるこ
とにより、波形張出部2の下端縁4aに雨水が滞留する
のを確実に阻止し、前記下端縁4aが水滴5により発錆
して漏油現象が生じる問題を回避するように波形放熱器
1を構成したことを特徴とする。
より、波形張出部の下部が発錆して絶縁油が漏油するの
を回避した、油入電気機器用タンクを提供することにあ
る。 【構成】 薄鋼板7を所定の間隔を保って連続的に折り
曲げて波形張出部2を形成し、この波形張出部2の上下
両端部2a,2aを絞り加工を行って圧接するととも
に、該波形張出部2の下端部を一定の長さ垂設して水滴
滴下板6を設け、前記波形張出部2下部に雨水が付着し
た場合、この雨水を前記水滴滴下板6まで流下させるこ
とにより、波形張出部2の下端縁4aに雨水が滞留する
のを確実に阻止し、前記下端縁4aが水滴5により発錆
して漏油現象が生じる問題を回避するように波形放熱器
1を構成したことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変圧器等油入電気機器
用のタンクに係り、特に波形放熱器の改良に関する。
用のタンクに係り、特に波形放熱器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、変圧器等油入電気機器は、機器
内部で発生した熱を絶縁油を媒体としてタンクの表面か
ら放熱するようにしている。そして、前記タンクは機器
本体を収納するためのタンク部分と、運転中に発生した
熱を外部に放熱する放熱器とを一体的に備えて構成され
ており、しかも、前記放熱器においては放熱効果が良好
で、かつ、波形突出状の放熱リブの波の高さ、及びその
ピッチを自由に選定できる等生産性に非常に優れ、変圧
器等の放熱設計において自由な放熱面積が得られる等の
点から、所謂、波形放熱器が今日多数採用されている。
内部で発生した熱を絶縁油を媒体としてタンクの表面か
ら放熱するようにしている。そして、前記タンクは機器
本体を収納するためのタンク部分と、運転中に発生した
熱を外部に放熱する放熱器とを一体的に備えて構成され
ており、しかも、前記放熱器においては放熱効果が良好
で、かつ、波形突出状の放熱リブの波の高さ、及びその
ピッチを自由に選定できる等生産性に非常に優れ、変圧
器等の放熱設計において自由な放熱面積が得られる等の
点から、所謂、波形放熱器が今日多数採用されている。
【0003】図9は側板を波形に折り曲げて放熱面積を
拡大する波形放熱器を示すもので、この波形放熱器1は
図10で示すように、薄鋼板を連続的に波形状に折り曲
げて、一定の間隔毎に波形リブ状に成形された波形張出
部2の上下両端部2a,2aを絞り加工により圧接し、
その圧接部4周縁を例えば、シーム溶接等によりシール
し、中央部に袋状の張出油室3を形成した、前記波形張
出部2を必要数連続して設けることにより、1個の側板
兼用の波形放熱器1を形成している。
拡大する波形放熱器を示すもので、この波形放熱器1は
図10で示すように、薄鋼板を連続的に波形状に折り曲
げて、一定の間隔毎に波形リブ状に成形された波形張出
部2の上下両端部2a,2aを絞り加工により圧接し、
その圧接部4周縁を例えば、シーム溶接等によりシール
し、中央部に袋状の張出油室3を形成した、前記波形張
出部2を必要数連続して設けることにより、1個の側板
兼用の波形放熱器1を形成している。
【0004】前記波形放熱器1を用いてタンクを形成す
る場合は、この波形放熱器1を、例えば、4個用いて矩
形状に枠組し、この矩形状に枠組した波形放熱器1の上
下部に、図示しない矩形枠状の上枠及び下枠を溶接等に
て固着することにより、波形放熱器1を備えたタンクを
構成している。
る場合は、この波形放熱器1を、例えば、4個用いて矩
形状に枠組し、この矩形状に枠組した波形放熱器1の上
下部に、図示しない矩形枠状の上枠及び下枠を溶接等に
て固着することにより、波形放熱器1を備えたタンクを
構成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然るに、前記波形放熱
器1の波形張出部2の上下両端部2a,2aは、図11
に示すように、薄鋼板を絞り加工にて2枚重ねした状態
で圧接し、その圧接に伴い薄鋼板が2枚重合している前
記圧接部4の周縁部を、図11に示す矢印方向からシー
ム溶接を行って、圧接部4をシールしていたが、前記圧
接部4周縁部の図示しないシーム溶接部は、溶接後熱収
縮するため、圧接部4の周縁部が波打ち外側に対して絶
縁油が漏油しない程度の図示しない無数の空隙が生ず
る。
器1の波形張出部2の上下両端部2a,2aは、図11
に示すように、薄鋼板を絞り加工にて2枚重ねした状態
で圧接し、その圧接に伴い薄鋼板が2枚重合している前
記圧接部4の周縁部を、図11に示す矢印方向からシー
ム溶接を行って、圧接部4をシールしていたが、前記圧
接部4周縁部の図示しないシーム溶接部は、溶接後熱収
縮するため、圧接部4の周縁部が波打ち外側に対して絶
縁油が漏油しない程度の図示しない無数の空隙が生ず
る。
【0006】この空隙は油入電気機器のタンクに塗装を
行えば塗膜によって一応封鎖できるものの、時間が経過
すれば塗膜は劣化し破損する。この結果、例えば、変圧
器を屋外で使用する場合、図11で示すように、波形張
出部2の圧接部4下端縁4aに雨水の水滴5が長時間滞
留したり、あるいは、雨水の一部が空隙内に侵入したり
して、前記圧接部4の下端縁や空隙内を発錆させる、即
ち、隙間腐食を助長し、これが絶縁油の漏油を誘発する
大きな要因となり、変圧器の長期間使用に対する信頼性
からみて好ましいことではなかった。
行えば塗膜によって一応封鎖できるものの、時間が経過
すれば塗膜は劣化し破損する。この結果、例えば、変圧
器を屋外で使用する場合、図11で示すように、波形張
出部2の圧接部4下端縁4aに雨水の水滴5が長時間滞
留したり、あるいは、雨水の一部が空隙内に侵入したり
して、前記圧接部4の下端縁や空隙内を発錆させる、即
ち、隙間腐食を助長し、これが絶縁油の漏油を誘発する
大きな要因となり、変圧器の長期間使用に対する信頼性
からみて好ましいことではなかった。
【0007】前記の問題点を解決するために、圧接部4
の下端縁4aを例えば、アークの安定したアルゴンと炭
酸ガスとの混合ガスを利用した、所謂、MAG溶接、あ
るいはTIG溶接等を行って溶着することも考えられる
が、この場合、溶接姿勢を下向,水平等何れの姿勢で行
っても、圧接部4の下端縁4aを溶接材料の板厚より厚
くすることは1回の溶接で行うことは非常に困難であっ
た。これは、溶融金属が溶接中に滴下するからに他なら
ない。このため、例えば、溶融金属の滴下を防ぐために
滴下防止板を圧接部4の端縁4aに当てがう等して溶融
金属の滴下を防ぐことも考えられるが、この場合、端縁
4aの溶接部分の肉厚を厚くすると、溶融金属が滴下防
止板と端縁4aとをつなぐことになって、溶接が不安定
となる結果実施が困難であった。
の下端縁4aを例えば、アークの安定したアルゴンと炭
酸ガスとの混合ガスを利用した、所謂、MAG溶接、あ
るいはTIG溶接等を行って溶着することも考えられる
が、この場合、溶接姿勢を下向,水平等何れの姿勢で行
っても、圧接部4の下端縁4aを溶接材料の板厚より厚
くすることは1回の溶接で行うことは非常に困難であっ
た。これは、溶融金属が溶接中に滴下するからに他なら
ない。このため、例えば、溶融金属の滴下を防ぐために
滴下防止板を圧接部4の端縁4aに当てがう等して溶融
金属の滴下を防ぐことも考えられるが、この場合、端縁
4aの溶接部分の肉厚を厚くすると、溶融金属が滴下防
止板と端縁4aとをつなぐことになって、溶接が不安定
となる結果実施が困難であった。
【0008】本発明は、前記の問題点に鑑み、溶接作業
の簡易化をはかるとともに、波形放熱器の波形張出部下
端縁に水滴が滞留することによって生ずる弊害を確実に
解消し、油入電気機器を長期間にわたって使用可能な波
形放熱器を備えた油入電気機器用タンクを提供すること
を目的とする。
の簡易化をはかるとともに、波形放熱器の波形張出部下
端縁に水滴が滞留することによって生ずる弊害を確実に
解消し、油入電気機器を長期間にわたって使用可能な波
形放熱器を備えた油入電気機器用タンクを提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の問題点
を解決するために、波形放熱器の各波形張出部の上下両
端部のうち、下側の圧接部に、該圧接部をシールするた
めのシーム溶接等の溶接部の位置から、その下方に向け
て板状の水滴滴下板を波形張出部と一体的に垂下形成し
たことを特徴とする。
を解決するために、波形放熱器の各波形張出部の上下両
端部のうち、下側の圧接部に、該圧接部をシールするた
めのシーム溶接等の溶接部の位置から、その下方に向け
て板状の水滴滴下板を波形張出部と一体的に垂下形成し
たことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明は、前記のように、波形放熱器の各波形
張出部の下側圧接部において、その溶接位置より下方に
向って水滴滴下板が形成されているので、雨水による水
滴が波形張出部に付着すると、その水滴は波形張出部下
側の圧接部下端縁に滞留することなく、その下方に垂下
する水滴滴下板に沿って流下し、その末端に集水されて
波形放熱器の下方に滴下させるように構成したので、雨
水等にて生ずる水滴は波形張出部の圧接部下端縁に滞留
することが全くない。このため、水滴が前記圧接部の下
端縁に滞留することによって、圧接部下端縁の薄鋼板の
重合部や、溶接後の熱収縮によって生ずる圧接部周縁部
の波打ちによって生ずる微少な空隙内は、発錆による腐
食が確実に防止でき、発錆により波形張出部から絶縁油
が漏油するという問題を確実に解決することができる。
張出部の下側圧接部において、その溶接位置より下方に
向って水滴滴下板が形成されているので、雨水による水
滴が波形張出部に付着すると、その水滴は波形張出部下
側の圧接部下端縁に滞留することなく、その下方に垂下
する水滴滴下板に沿って流下し、その末端に集水されて
波形放熱器の下方に滴下させるように構成したので、雨
水等にて生ずる水滴は波形張出部の圧接部下端縁に滞留
することが全くない。このため、水滴が前記圧接部の下
端縁に滞留することによって、圧接部下端縁の薄鋼板の
重合部や、溶接後の熱収縮によって生ずる圧接部周縁部
の波打ちによって生ずる微少な空隙内は、発錆による腐
食が確実に防止でき、発錆により波形張出部から絶縁油
が漏油するという問題を確実に解決することができる。
【0011】しかも、前記水滴滴下板は各波形張出部の
下側に該波形張出部と一体的に形成されているので、波
形放熱器の機能や美観を損うことなく設けることができ
るとともに、波形張出部と一体的な形成が可能なため、
波形放熱器の生産性を向上させることができ、その上、
波形張出部の放熱面積を拡大することが可能となり、絶
縁油の熱放散性を増大することができる。
下側に該波形張出部と一体的に形成されているので、波
形放熱器の機能や美観を損うことなく設けることができ
るとともに、波形張出部と一体的な形成が可能なため、
波形放熱器の生産性を向上させることができ、その上、
波形張出部の放熱面積を拡大することが可能となり、絶
縁油の熱放散性を増大することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図6よっ
て説明する。なお、図9ないし11と同一部分について
は同一符号を付して説明する。本発明と従来技術との相
違は、本発明において、波形張出部2の下端部に図3,
5で示すように、水滴を滴下させる水滴滴下板6を具備
させたことにある。そして、前記水滴滴下板6は薄鋼板
を波形に折り曲げる前に、あらかじめ薄鋼板7に形成さ
れている。
て説明する。なお、図9ないし11と同一部分について
は同一符号を付して説明する。本発明と従来技術との相
違は、本発明において、波形張出部2の下端部に図3,
5で示すように、水滴を滴下させる水滴滴下板6を具備
させたことにある。そして、前記水滴滴下板6は薄鋼板
を波形に折り曲げる前に、あらかじめ薄鋼板7に形成さ
れている。
【0013】即ち、図6において、前記波形放熱器1を
形成するための薄鋼板7は、その横幅寸法が図2に示す
如く、1個の波形放熱器1を形成するための長さにあら
かじめ裁断されている。そして、波形放熱器1の製作に
際しては、波形放熱器1の各波形張出部2を折り曲げる
とき、前記波形張出部2の下端部のみは、波形張出部2
の下端部に近接して水滴滴下板6が図6で示すように、
あらかじめ薄鋼板7から所定の高さ寸法a及び幅寸法b
分だけ切残して設けてある。従って、図6に示す薄鋼板
7の高さ寸法hは、波形張出部2の正味の高さ寸法hを
示すものである。
形成するための薄鋼板7は、その横幅寸法が図2に示す
如く、1個の波形放熱器1を形成するための長さにあら
かじめ裁断されている。そして、波形放熱器1の製作に
際しては、波形放熱器1の各波形張出部2を折り曲げる
とき、前記波形張出部2の下端部のみは、波形張出部2
の下端部に近接して水滴滴下板6が図6で示すように、
あらかじめ薄鋼板7から所定の高さ寸法a及び幅寸法b
分だけ切残して設けてある。従って、図6に示す薄鋼板
7の高さ寸法hは、波形張出部2の正味の高さ寸法hを
示すものである。
【0014】このように、薄鋼板7はあらかじめ、水滴
滴下板6に相当する部分を切残し、逆に、波形張出部2
の正味部分に該当しない部分を切除するようにして、波
形放熱器1を1個製作するに必要な長さ寸法でもってプ
レス機により打抜き加工する。即ち、薄鋼板7は図6の
ように、上端は水平に、下端は水滴滴下板6に相当する
部分を切残すことにより、凹凸状に形成されている。な
お、図6においてcは図4に示す波形張出部2の張出油
室3の幅寸法を、dは波形張出部2の波形リブ部の長さ
寸法をそれぞれ示すものであり、更に、eは各波形張出
部2間の間隔を示す寸法である。
滴下板6に相当する部分を切残し、逆に、波形張出部2
の正味部分に該当しない部分を切除するようにして、波
形放熱器1を1個製作するに必要な長さ寸法でもってプ
レス機により打抜き加工する。即ち、薄鋼板7は図6の
ように、上端は水平に、下端は水滴滴下板6に相当する
部分を切残すことにより、凹凸状に形成されている。な
お、図6においてcは図4に示す波形張出部2の張出油
室3の幅寸法を、dは波形張出部2の波形リブ部の長さ
寸法をそれぞれ示すものであり、更に、eは各波形張出
部2間の間隔を示す寸法である。
【0015】次に、図6に示す薄鋼板7を所定の位置で
波形リブ状に折り曲げ成形して波形放熱器1を製作する
場合について説明する。図6において、張出油室3に該
当するc部分と、波形張出部2に該当するd部分とを、
それぞれ前記各該当部分を示す点線位置で順次折り曲げ
ることにより、図4で示すように、所定幅の張出油室3
と所定の突出長を有する波形張出部2と、これら波形張
出部2間を設定するための間隔(幅寸法e)とを備えた
状態で、前記波形張出部2を前記所要の間隔eを保って
連続的に折り曲げて形成する。
波形リブ状に折り曲げ成形して波形放熱器1を製作する
場合について説明する。図6において、張出油室3に該
当するc部分と、波形張出部2に該当するd部分とを、
それぞれ前記各該当部分を示す点線位置で順次折り曲げ
ることにより、図4で示すように、所定幅の張出油室3
と所定の突出長を有する波形張出部2と、これら波形張
出部2間を設定するための間隔(幅寸法e)とを備えた
状態で、前記波形張出部2を前記所要の間隔eを保って
連続的に折り曲げて形成する。
【0016】そして、前記波形張出部2を図4のように
折り曲げたら、つづいてその上下両端部2a,2aを絞
り加工により図2で示すように圧接する。この場合、各
波形張出部2の下端部は図5で示すように、波形張出部
2の下端部から水滴滴下板6のみが一体に垂設されてい
るので、前記波形張出部2の下端縁4aは水滴滴下板6
の上部と重合して圧接されることになる。このあと、前
記各波形張出部2の上下両端部2a,2aの圧接部4の
周縁部を図5に示す矢印方向から、例えば、シーム溶接
を行ってシールし、各波形張出部2の中央部に袋状の張
出油室3を形成することにより、図2に示す波形放熱器
1を構成するものである。
折り曲げたら、つづいてその上下両端部2a,2aを絞
り加工により図2で示すように圧接する。この場合、各
波形張出部2の下端部は図5で示すように、波形張出部
2の下端部から水滴滴下板6のみが一体に垂設されてい
るので、前記波形張出部2の下端縁4aは水滴滴下板6
の上部と重合して圧接されることになる。このあと、前
記各波形張出部2の上下両端部2a,2aの圧接部4の
周縁部を図5に示す矢印方向から、例えば、シーム溶接
を行ってシールし、各波形張出部2の中央部に袋状の張
出油室3を形成することにより、図2に示す波形放熱器
1を構成するものである。
【0017】つづいて、前記のようにして形成した波形
放熱器1を用いて油入電気機器用のタンク8を製作する
場合は、前記波形放熱器1を矩形状に配置し、その上下
両端部に図1で示すように、矩形上枠9と、矩形下枠
(底板兼用)10を配置して、これら上枠9,下枠10
と各波形放熱器1とをそれぞれ溶接により固着すること
によって、図1に示す油入電気機器のタンク8を形成す
る。なお、図2に示す11は波形放熱器1の各波形張出
部2を補強するための補強部材で、この補強部材11を
各波形張出部2の先端に装着することにより、各波形張
出部2を互いに連結して補強するものである。
放熱器1を用いて油入電気機器用のタンク8を製作する
場合は、前記波形放熱器1を矩形状に配置し、その上下
両端部に図1で示すように、矩形上枠9と、矩形下枠
(底板兼用)10を配置して、これら上枠9,下枠10
と各波形放熱器1とをそれぞれ溶接により固着すること
によって、図1に示す油入電気機器のタンク8を形成す
る。なお、図2に示す11は波形放熱器1の各波形張出
部2を補強するための補強部材で、この補強部材11を
各波形張出部2の先端に装着することにより、各波形張
出部2を互いに連結して補強するものである。
【0018】本発明は、前記のように波形放熱器1の各
波形張出部2の下側に水滴滴下板6が取付けられている
ので、例えば、雨水が各波形張出部2に付着しても、そ
の雨水は波形張出部2の表面を流下して水滴滴下板6の
末端まで流れる。これは、図5に示すように、各波形張
出部2の下端縁4aが水滴滴下板6に圧接されている関
係上、前記波形張出部2の表面を流下した水滴5は、前
記下端縁4aに滞留することなく、そのまま水滴滴下板
6の表面に沿って流下する。これは、波形張出部2の下
端縁4aが水滴滴下板6に対して段差を有して圧接保持
されているため、水滴5は波形張出部2の下端縁4aに
滞留しようとしても、水滴滴下板6の存在によりその表
面を自然に滑落してその末端に、図5で示すように滞留
することとなる。
波形張出部2の下側に水滴滴下板6が取付けられている
ので、例えば、雨水が各波形張出部2に付着しても、そ
の雨水は波形張出部2の表面を流下して水滴滴下板6の
末端まで流れる。これは、図5に示すように、各波形張
出部2の下端縁4aが水滴滴下板6に圧接されている関
係上、前記波形張出部2の表面を流下した水滴5は、前
記下端縁4aに滞留することなく、そのまま水滴滴下板
6の表面に沿って流下する。これは、波形張出部2の下
端縁4aが水滴滴下板6に対して段差を有して圧接保持
されているため、水滴5は波形張出部2の下端縁4aに
滞留しようとしても、水滴滴下板6の存在によりその表
面を自然に滑落してその末端に、図5で示すように滞留
することとなる。
【0019】前記水滴滴下板6の末端(下方端)まで流
下した水滴5は、波形張出部2の表面を水滴5が連続し
て流下する場合を除いては、大部分が図5で示すよう
に、水滴滴下板6にぶら下がるような状態で滞留するこ
とになる。この場合、波形張出部2に風が当るようにな
れば、前記水滴は風圧により吹き飛ばされて落下する
が、大部分は自然に蒸発するか、あるいは、タンク8に
振動等が加わらない限り滞留状態をつづける。しかし、
水滴滴下板6の末端は単なる板体であるため、この部位
が仮に水滴5の滞留によって発錆しても波形放熱器1に
何等の悪影響を与えることはない。即ち、水滴滴下板6
が発錆しても波形張出部2の張出油室3の密封機能を損
なうことは全く生じない。従って、波形放熱器1は残留
する雨水による悪影響を受けることが全くないので、長
期間にわたり油洩れ等引き起すことなく使用することが
できるため、油入電気機器を使用するうえでも信頼性を
著しく高めることが可能となる。
下した水滴5は、波形張出部2の表面を水滴5が連続し
て流下する場合を除いては、大部分が図5で示すよう
に、水滴滴下板6にぶら下がるような状態で滞留するこ
とになる。この場合、波形張出部2に風が当るようにな
れば、前記水滴は風圧により吹き飛ばされて落下する
が、大部分は自然に蒸発するか、あるいは、タンク8に
振動等が加わらない限り滞留状態をつづける。しかし、
水滴滴下板6の末端は単なる板体であるため、この部位
が仮に水滴5の滞留によって発錆しても波形放熱器1に
何等の悪影響を与えることはない。即ち、水滴滴下板6
が発錆しても波形張出部2の張出油室3の密封機能を損
なうことは全く生じない。従って、波形放熱器1は残留
する雨水による悪影響を受けることが全くないので、長
期間にわたり油洩れ等引き起すことなく使用することが
できるため、油入電気機器を使用するうえでも信頼性を
著しく高めることが可能となる。
【0020】図7は水滴滴下板6の他の実施例を示すも
ので、これまでに説明した矩形状の板体に代えて、水滴
滴下板6を逆三角形に打抜く等して形成することによ
り、雨水を早期に逆三角状の水滴滴下板6の頂点(最下
端)に集水して導くことができるので、波形張出部2か
らの排除を早期に行うことができる。
ので、これまでに説明した矩形状の板体に代えて、水滴
滴下板6を逆三角形に打抜く等して形成することによ
り、雨水を早期に逆三角状の水滴滴下板6の頂点(最下
端)に集水して導くことができるので、波形張出部2か
らの排除を早期に行うことができる。
【0021】又、図8は水滴滴下板6を波形張出部2と
一体的に形成する代りに、波形張出部2を折り曲げ形成
したあと、その上下両端部2a,2aの圧接部4をシー
ム溶接する際、別の工程で打抜き等によって形成した水
滴滴下板6を、波形張出部2の下端縁4aの側部に重合
し、そのまま波形張出部6の圧接部4と一体的にシーム
溶接を行って固着することにより、水滴滴下板6を波形
張出部2に形成するようにしてもよいことは勿論であ
る。
一体的に形成する代りに、波形張出部2を折り曲げ形成
したあと、その上下両端部2a,2aの圧接部4をシー
ム溶接する際、別の工程で打抜き等によって形成した水
滴滴下板6を、波形張出部2の下端縁4aの側部に重合
し、そのまま波形張出部6の圧接部4と一体的にシーム
溶接を行って固着することにより、水滴滴下板6を波形
張出部2に形成するようにしてもよいことは勿論であ
る。
【0022】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、波形放
熱器の各波形張出部の下端縁に、水滴滴下板を一体的に
垂下形成し、波形張出部に付着した雨水が前記波形張出
部の下端縁の位置まで流下して滞留することなく、水滴
滴下板の末端まで導くように構成したので、波形張出部
の下端縁の薄鋼板が重合する部位に、雨水が滞留するこ
とによって生ずる発錆による弊害を確実に解消するよう
にしたため、前記波形張出部下端縁が発錆による隙間腐
食によって漏油現象が生じるという問題を確実に解決す
ることができる。
熱器の各波形張出部の下端縁に、水滴滴下板を一体的に
垂下形成し、波形張出部に付着した雨水が前記波形張出
部の下端縁の位置まで流下して滞留することなく、水滴
滴下板の末端まで導くように構成したので、波形張出部
の下端縁の薄鋼板が重合する部位に、雨水が滞留するこ
とによって生ずる発錆による弊害を確実に解消するよう
にしたため、前記波形張出部下端縁が発錆による隙間腐
食によって漏油現象が生じるという問題を確実に解決す
ることができる。
【0023】又、水滴滴下板は各波形張出部の下端縁に
波形張出部と一体構造で延出して形成するだけであるた
め、波形放熱器を製作する上で構造が複雑になる等の支
障は全く生じず、波形放熱器を簡素な構造で経済的に製
作することができるとともに、波形張出部の放熱面積を
増やすことができるので、波形放熱器における熱放散性
を向上させることができる利点もある。
波形張出部と一体構造で延出して形成するだけであるた
め、波形放熱器を製作する上で構造が複雑になる等の支
障は全く生じず、波形放熱器を簡素な構造で経済的に製
作することができるとともに、波形張出部の放熱面積を
増やすことができるので、波形放熱器における熱放散性
を向上させることができる利点もある。
【図1】本発明の油入電気機器用タンクを示す斜視図で
ある。
ある。
【図2】本発明の油入電気機器用タンクに用いる波形放
熱器の斜視図である。
熱器の斜視図である。
【図3】図2の部分断面図である。
【図4】波形放熱器の要部を横断して示す拡大図であ
る。
る。
【図5】同じく要部の拡大縦断面図である。
【図6】波形放熱器に用いる薄鋼板の展開図である。
【図7】波形放熱器に設けた水滴滴下板の他の実施例を
示す部分断面図である。
示す部分断面図である。
【図8】同じく水滴滴下板の他の実施例の取付状態を示
す要部の縦断面図である。
す要部の縦断面図である。
【図9】従来の波形放熱器を示す斜視図である。
【図10】図9の要部を示す横断面図である。
【図11】同じく図9の要部を示す縦断面図である。
1 波形放熱器 2 波形張出部 3 張出油室 4 圧接部 4a 下端縁 5 水滴 6 水滴滴下板 7 薄鋼板 8 タンク
Claims (2)
- 【請求項1】 薄鋼板を連続的に波形状に折り曲げて波
形リブ状の波形張出部を形成し、この波形張出部内を張
出油室として形成してなる波形放熱器を用いた油入電気
機器用のタンクにおいて、前記波形放熱器の波形張出部
の下端縁に、板状の水滴滴下板を形成したことを特徴と
する油入電気機器用タンク。 - 【請求項2】 前記水滴滴下板は、矩形状あるいは角形
形状となして波形放熱器の下端面に波形張出部と一体的
に形成するようにしたことを特徴とする請求項1記載の
油入電気機器用タンク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12972795A JPH08306544A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 油入電気機器用タンク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12972795A JPH08306544A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 油入電気機器用タンク |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08306544A true JPH08306544A (ja) | 1996-11-22 |
Family
ID=15016712
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12972795A Pending JPH08306544A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 油入電気機器用タンク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08306544A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015106576A (ja) * | 2013-11-28 | 2015-06-08 | 株式会社日立産機システム | 静止機器 |
| CN105280338A (zh) * | 2014-06-05 | 2016-01-27 | 江苏圣塔电力设备有限公司 | 一种散热板 |
| CN105304276A (zh) * | 2014-06-05 | 2016-02-03 | 江苏圣塔电力设备有限公司 | 一种散热器 |
| CN105374512A (zh) * | 2015-12-15 | 2016-03-02 | 济南银河电气有限公司 | 一种液浸式变压器冷却装置 |
| CN106449040A (zh) * | 2016-12-09 | 2017-02-22 | 徐超 | 一种变压器油箱 |
-
1995
- 1995-04-28 JP JP12972795A patent/JPH08306544A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015106576A (ja) * | 2013-11-28 | 2015-06-08 | 株式会社日立産機システム | 静止機器 |
| CN105280338A (zh) * | 2014-06-05 | 2016-01-27 | 江苏圣塔电力设备有限公司 | 一种散热板 |
| CN105304276A (zh) * | 2014-06-05 | 2016-02-03 | 江苏圣塔电力设备有限公司 | 一种散热器 |
| CN105374512A (zh) * | 2015-12-15 | 2016-03-02 | 济南银河电气有限公司 | 一种液浸式变压器冷却装置 |
| CN106449040A (zh) * | 2016-12-09 | 2017-02-22 | 徐超 | 一种变压器油箱 |
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