JPH08308580A - 組換え型ヒトghrhレセプター蛋白質、その製造法および用途 - Google Patents
組換え型ヒトghrhレセプター蛋白質、その製造法および用途Info
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- JPH08308580A JPH08308580A JP7118681A JP11868195A JPH08308580A JP H08308580 A JPH08308580 A JP H08308580A JP 7118681 A JP7118681 A JP 7118681A JP 11868195 A JP11868195 A JP 11868195A JP H08308580 A JPH08308580 A JP H08308580A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】GHRHレセプターアゴニスト/アンタゴニス
トのスクリーニングに有用なヒトGHRHレセプター蛋
白質を大量発現する昆虫細胞およびCHO細胞、および
スクリーニング方法の提供。 【構成】ヒトGHRHレセプターDNAを導入したバキ
ュロウイルスを感染させた昆虫細胞、該昆虫細胞から製
造される組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質、及び
該組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質を含有するC
HO細胞、CHO細胞から製造される組換え型ヒトGH
RHレセプター蛋白質、及びGHRHレセプターアゴニ
スト/アンタゴニストのスクリーニング方法および該ス
クリーニング用キット、該アゴニストまたはアンタゴニ
ストを含有する医薬組成物。 【効果】GHRHレセプターアゴニストまたはアンタゴ
ニストを有利に選択することができるので、巨人症もし
くは末端肥大症等に対する予防・治療剤、などの医薬品
を早期に開発することができる。
トのスクリーニングに有用なヒトGHRHレセプター蛋
白質を大量発現する昆虫細胞およびCHO細胞、および
スクリーニング方法の提供。 【構成】ヒトGHRHレセプターDNAを導入したバキ
ュロウイルスを感染させた昆虫細胞、該昆虫細胞から製
造される組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質、及び
該組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質を含有するC
HO細胞、CHO細胞から製造される組換え型ヒトGH
RHレセプター蛋白質、及びGHRHレセプターアゴニ
スト/アンタゴニストのスクリーニング方法および該ス
クリーニング用キット、該アゴニストまたはアンタゴニ
ストを含有する医薬組成物。 【効果】GHRHレセプターアゴニストまたはアンタゴ
ニストを有利に選択することができるので、巨人症もし
くは末端肥大症等に対する予防・治療剤、などの医薬品
を早期に開発することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、DNA組換え技術を用
いて製造されたヒト成長ホルモン放出ホルモン(以下、
ヒトGHRHと略称する)レセプター蛋白質およびその
利用法に関する。さらに、本発明は、昆虫細胞に組換え
型バキュロウイルスを感染させることにより製造された
組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質を含有する昆虫
細胞、該昆虫細胞から製造される組換え型ヒトGHRH
レセプター蛋白質、ヒトGHRHレセプター蛋白質をコ
ードするDNAを保持する発現ベクター、該発現ベクタ
ーを含有するCHO細胞またはその細胞膜画分、該CH
O細胞から製造される組換え型ヒトGHRHレセプター
蛋白質に関する。さらに詳しくは、上記昆虫細胞、CH
O細胞またはこれらの細胞から製造されるヒトGHRH
レセプター蛋白質を用いるGHRHレセプターアゴニス
ト/アンタゴニストのスクリーニング方法、該スクリー
ニング方法で得られるアゴニストまたはアンタゴニスト
および該アゴニストまたはアンタゴニストを含有する医
薬組成物に関する。
いて製造されたヒト成長ホルモン放出ホルモン(以下、
ヒトGHRHと略称する)レセプター蛋白質およびその
利用法に関する。さらに、本発明は、昆虫細胞に組換え
型バキュロウイルスを感染させることにより製造された
組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質を含有する昆虫
細胞、該昆虫細胞から製造される組換え型ヒトGHRH
レセプター蛋白質、ヒトGHRHレセプター蛋白質をコ
ードするDNAを保持する発現ベクター、該発現ベクタ
ーを含有するCHO細胞またはその細胞膜画分、該CH
O細胞から製造される組換え型ヒトGHRHレセプター
蛋白質に関する。さらに詳しくは、上記昆虫細胞、CH
O細胞またはこれらの細胞から製造されるヒトGHRH
レセプター蛋白質を用いるGHRHレセプターアゴニス
ト/アンタゴニストのスクリーニング方法、該スクリー
ニング方法で得られるアゴニストまたはアンタゴニスト
および該アゴニストまたはアンタゴニストを含有する医
薬組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】成長ホルモン放出ホルモン〔growth hor
mone releasing hormone〕(以下、GHRHと略称す
る)は、主に視床下部組織で産生され、下垂体前葉に局
在する成長ホルモン分泌細胞(somatotroph)に作用
し、該細胞からの成長ホルモンの分泌を促進させる。そ
の作用機序は、GHRHが標的細胞の細胞膜表面に存在
するGHRHレセプター蛋白質に結合後、G蛋白質(gu
anine nucleotide protein)を介してアデニレートシク
ラーゼ−サイクリックAMP−プロテインキナーゼ(ad
enylate cyclase−cyclic AMP−protein kinase)系を
活性化することによることが明らかにされている〔Labr
ie, F. et al., ライフサイエンス(Life Sci.) 33
巻、2229-2233頁、1983年〕。GHRHは初め、末端肥
大症を呈した膵腫瘍から単離され、1982年にそのアミノ
酸配列が決定された〔Guillemin, R. et al., サイエン
ス(Science)218巻、585-587頁、1982年〕。ヒトGH
RHは、44アミノ酸からなり消化管ペプチドであるグ
ルカゴン−セクレチンファミリーとアミノ酸配列に類似
性が存在する。また、GHRHには種族差があり、ヒ
ト、ラット、ブタでは、アミノ酸配列が同一ではない。
一方、GHRHにより分泌が刺激される成長ホルモン
は、ヒトでは191アミノ酸残基からなる、分子内にS
−S結合を2つ有する蛋白質で、プロラクチンや胎盤性
ラクトゲンと構造類似性が認められている。成長ホルモ
ンは極めて重要な同化ホルモンで蛋白合成の全ての段階
(細胞内へのアミノ酸摂取、リボソーム量、mRNA
量、酵素量)を促進増加させる。成長ホルモン欠損状態
では骨の発育が遅れたり、筋肉や体液量が減少し、正常
な発育ができなくなる。また、適正な新陳代謝ができな
いことから、老化が早まることも認められている。逆
に、成長ホルモン過剰状態では同化作用が亢進し、巨人
症や末端肥大症を引き起こす。このように成長ホルモン
の作用は多彩で、その分泌調節が適正に行われることが
正常な発育や健康体の維持のために不可欠である。
mone releasing hormone〕(以下、GHRHと略称す
る)は、主に視床下部組織で産生され、下垂体前葉に局
在する成長ホルモン分泌細胞(somatotroph)に作用
し、該細胞からの成長ホルモンの分泌を促進させる。そ
の作用機序は、GHRHが標的細胞の細胞膜表面に存在
するGHRHレセプター蛋白質に結合後、G蛋白質(gu
anine nucleotide protein)を介してアデニレートシク
ラーゼ−サイクリックAMP−プロテインキナーゼ(ad
enylate cyclase−cyclic AMP−protein kinase)系を
活性化することによることが明らかにされている〔Labr
ie, F. et al., ライフサイエンス(Life Sci.) 33
巻、2229-2233頁、1983年〕。GHRHは初め、末端肥
大症を呈した膵腫瘍から単離され、1982年にそのアミノ
酸配列が決定された〔Guillemin, R. et al., サイエン
ス(Science)218巻、585-587頁、1982年〕。ヒトGH
RHは、44アミノ酸からなり消化管ペプチドであるグ
ルカゴン−セクレチンファミリーとアミノ酸配列に類似
性が存在する。また、GHRHには種族差があり、ヒ
ト、ラット、ブタでは、アミノ酸配列が同一ではない。
一方、GHRHにより分泌が刺激される成長ホルモン
は、ヒトでは191アミノ酸残基からなる、分子内にS
−S結合を2つ有する蛋白質で、プロラクチンや胎盤性
ラクトゲンと構造類似性が認められている。成長ホルモ
ンは極めて重要な同化ホルモンで蛋白合成の全ての段階
(細胞内へのアミノ酸摂取、リボソーム量、mRNA
量、酵素量)を促進増加させる。成長ホルモン欠損状態
では骨の発育が遅れたり、筋肉や体液量が減少し、正常
な発育ができなくなる。また、適正な新陳代謝ができな
いことから、老化が早まることも認められている。逆
に、成長ホルモン過剰状態では同化作用が亢進し、巨人
症や末端肥大症を引き起こす。このように成長ホルモン
の作用は多彩で、その分泌調節が適正に行われることが
正常な発育や健康体の維持のために不可欠である。
【0003】GHRHは、下垂体での成長ホルモンの産
生と分泌を促進することから、臨床的には、成長ホルモ
ンの低下に対してGHRHが非経口的に投与されてい
る。一般に、内因性生理活性物質に対する拮抗薬(アン
タゴニスト)や作動薬(アゴニスト)は、内因性生理活
性物質の異常に起因するさまざまな病気に対する医薬と
して利用することができる。これらアンタゴニストやア
ゴニストを開発しようとするとき、一般には最初に膨大
な数の化合物、発酵生産物、天然物などから特定のレセ
プター蛋白質に親和性を持つ物質をスクリーニングし
て、リード化合物を選び出すことが行われている。GH
RHレセプター蛋白質としては、ウシあるいはブタの下
垂体膜画分が用いられ得るが、動物種が異なるため、こ
れらのGHRHレセプター蛋白質を用いたスクリーニン
グで選択された化合物がヒトにも同様に効くという保証
はない。最近、ヒトGHRHレセプター蛋白質cDNA
がクローニングされ、COS細胞での発現〔Gaylinn,
B. D. et al., モレキュラー・エンドクリノロジー(Mo
l. Endocrinol.) 7巻、77-84頁、1993年、EP591
697〕や、ヒト・腎293細胞での発現〔Mayo, K.
E., モレキュラー・エンドクリノロジー(Mol. Endocri
nol.) 6巻、1734-1744頁、1992年、WO94/079
15〕が報告されている。
生と分泌を促進することから、臨床的には、成長ホルモ
ンの低下に対してGHRHが非経口的に投与されてい
る。一般に、内因性生理活性物質に対する拮抗薬(アン
タゴニスト)や作動薬(アゴニスト)は、内因性生理活
性物質の異常に起因するさまざまな病気に対する医薬と
して利用することができる。これらアンタゴニストやア
ゴニストを開発しようとするとき、一般には最初に膨大
な数の化合物、発酵生産物、天然物などから特定のレセ
プター蛋白質に親和性を持つ物質をスクリーニングし
て、リード化合物を選び出すことが行われている。GH
RHレセプター蛋白質としては、ウシあるいはブタの下
垂体膜画分が用いられ得るが、動物種が異なるため、こ
れらのGHRHレセプター蛋白質を用いたスクリーニン
グで選択された化合物がヒトにも同様に効くという保証
はない。最近、ヒトGHRHレセプター蛋白質cDNA
がクローニングされ、COS細胞での発現〔Gaylinn,
B. D. et al., モレキュラー・エンドクリノロジー(Mo
l. Endocrinol.) 7巻、77-84頁、1993年、EP591
697〕や、ヒト・腎293細胞での発現〔Mayo, K.
E., モレキュラー・エンドクリノロジー(Mol. Endocri
nol.) 6巻、1734-1744頁、1992年、WO94/079
15〕が報告されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】COS細胞の発現系は
一過性の発現であるため、スクリーニングに用いるため
のレセプター蛋白質標品を得るためには不十分であっ
た。また、腎293細胞は、癌ウイルスによる形質転換
細胞であるため、大量に取り扱う場合の安全性に問題が
あった。さらに、今までのGHRHアゴニストやアンタ
ゴニストのスクリーニング方法は、GHRHの性質から
大量処理に不向きな方法が取られていた。すなわち、G
HRHは44個のアミノ酸残基からなる比較的分子量の
大きいペプチドホルモンであるため、結合実験の際の反
応容器、ピペット、ガラスフィルターなどに非常に吸着
しやすく、大量処理に適さない遠心法や、生細胞に対す
る結合実験のみが行われていた。これらのことから、よ
り実用的なヒトGHRHレセプター蛋白質の産生方法お
よびそれを用いた効率的なスクリーニング方法の確立が
望まれていた。ヒトGHRHレセプター蛋白質を使用し
てGHRHレセプターのアゴニスト/アンタゴニストを
スクリーニングすることができれば、実験動物を用いる
ことの欠点(例えば、種が異なることにより、ヒトに対
して効果を発揮できない化合物が得られる可能性がある
ことなど)を克服することができ、ヒトに対して有効な
医薬の開発が効率よく行えるようになると期待される。
しかしながら、GHRHレセプターアゴニスト/アンタ
ゴニストのスクリーニングに有効なヒトGHRHレセプ
ター蛋白質を高発現する実用的な細胞については、未だ
報告されていない。
一過性の発現であるため、スクリーニングに用いるため
のレセプター蛋白質標品を得るためには不十分であっ
た。また、腎293細胞は、癌ウイルスによる形質転換
細胞であるため、大量に取り扱う場合の安全性に問題が
あった。さらに、今までのGHRHアゴニストやアンタ
ゴニストのスクリーニング方法は、GHRHの性質から
大量処理に不向きな方法が取られていた。すなわち、G
HRHは44個のアミノ酸残基からなる比較的分子量の
大きいペプチドホルモンであるため、結合実験の際の反
応容器、ピペット、ガラスフィルターなどに非常に吸着
しやすく、大量処理に適さない遠心法や、生細胞に対す
る結合実験のみが行われていた。これらのことから、よ
り実用的なヒトGHRHレセプター蛋白質の産生方法お
よびそれを用いた効率的なスクリーニング方法の確立が
望まれていた。ヒトGHRHレセプター蛋白質を使用し
てGHRHレセプターのアゴニスト/アンタゴニストを
スクリーニングすることができれば、実験動物を用いる
ことの欠点(例えば、種が異なることにより、ヒトに対
して効果を発揮できない化合物が得られる可能性がある
ことなど)を克服することができ、ヒトに対して有効な
医薬の開発が効率よく行えるようになると期待される。
しかしながら、GHRHレセプターアゴニスト/アンタ
ゴニストのスクリーニングに有効なヒトGHRHレセプ
ター蛋白質を高発現する実用的な細胞については、未だ
報告されていない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題に鑑み、ヒトに有効なGHRHレセプターアゴニスト
/アンタゴニストをスクリーニングする方法につき鋭意
研究した結果、バキュロウイルスにヒトGHRHレセプ
ター蛋白質をコードするDNAを導入し、これを昆虫細
胞に感染させることにより組換え型ヒトGHRHレセプ
ター蛋白質を高発現する昆虫細胞を製造することに成功
し、該昆虫細胞または該昆虫細胞から製造される組換え
型ヒトGHRHレセプター蛋白質を用いて極めて効率よ
くスクリーニングする方法を作成した。また、ヒトGH
RHレセプター蛋白質を高発現するCHO細胞株を製造
することに成功し、そして該CHO細胞株または該CH
O細胞株から製造される組換え型ヒトGHRHレセプタ
ー蛋白質を用いることにより、効率よく正確にGHRH
レセプター蛋白質アゴニスト/アンタゴニストをスクリ
ーニングできることを見いだした。さらに、本発明者ら
は、GHRHレセプターアゴニスト/アンタゴニストの
スクリーニング方法の至適条件を明らかにすることに成
功した。本発明者らは、これらの知見に基づいてさらに
研究を重ねた結果、本発明を完成するに至った。
題に鑑み、ヒトに有効なGHRHレセプターアゴニスト
/アンタゴニストをスクリーニングする方法につき鋭意
研究した結果、バキュロウイルスにヒトGHRHレセプ
ター蛋白質をコードするDNAを導入し、これを昆虫細
胞に感染させることにより組換え型ヒトGHRHレセプ
ター蛋白質を高発現する昆虫細胞を製造することに成功
し、該昆虫細胞または該昆虫細胞から製造される組換え
型ヒトGHRHレセプター蛋白質を用いて極めて効率よ
くスクリーニングする方法を作成した。また、ヒトGH
RHレセプター蛋白質を高発現するCHO細胞株を製造
することに成功し、そして該CHO細胞株または該CH
O細胞株から製造される組換え型ヒトGHRHレセプタ
ー蛋白質を用いることにより、効率よく正確にGHRH
レセプター蛋白質アゴニスト/アンタゴニストをスクリ
ーニングできることを見いだした。さらに、本発明者ら
は、GHRHレセプターアゴニスト/アンタゴニストの
スクリーニング方法の至適条件を明らかにすることに成
功した。本発明者らは、これらの知見に基づいてさらに
研究を重ねた結果、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は、 (1)ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするDN
Aを導入したバキュロウイルスを感染させた昆虫細胞、 (2)ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするDN
Aを導入したバキュロウイルスを感染させた昆虫細胞を
ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするDNAの発
現が可能な条件下で培養することにより製造されること
を特徴とする組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質を
含有する昆虫細胞またはその細胞膜画分、 (3)第(2)項記載の昆虫細胞から単離される天然型
のヒトGHRHレセプター蛋白質と実質的に同質の活性
を有する組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質、その
部分ペプチドまたはそれらの塩、 (4)ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするDN
Aを導入したバキュロウイルスを昆虫細胞に感染させ、
該DNAの発現が可能な条件下で昆虫細胞を培養するこ
とを特徴とする第(3)項記載のヒトGHRHレセプタ
ー蛋白質またはその塩の製造法、 (5)第(2)項記載の組換え型ヒトGHRHレセプタ
ー蛋白質を含有する昆虫細胞またはその細胞膜画分を用
いることを特徴とするGHRHレセプターアゴニストま
たはアンタゴニストのスクリーニング方法、
Aを導入したバキュロウイルスを感染させた昆虫細胞、 (2)ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするDN
Aを導入したバキュロウイルスを感染させた昆虫細胞を
ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするDNAの発
現が可能な条件下で培養することにより製造されること
を特徴とする組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質を
含有する昆虫細胞またはその細胞膜画分、 (3)第(2)項記載の昆虫細胞から単離される天然型
のヒトGHRHレセプター蛋白質と実質的に同質の活性
を有する組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質、その
部分ペプチドまたはそれらの塩、 (4)ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするDN
Aを導入したバキュロウイルスを昆虫細胞に感染させ、
該DNAの発現が可能な条件下で昆虫細胞を培養するこ
とを特徴とする第(3)項記載のヒトGHRHレセプタ
ー蛋白質またはその塩の製造法、 (5)第(2)項記載の組換え型ヒトGHRHレセプタ
ー蛋白質を含有する昆虫細胞またはその細胞膜画分を用
いることを特徴とするGHRHレセプターアゴニストま
たはアンタゴニストのスクリーニング方法、
【0007】(6)第(3)項記載の組換え型ヒトGH
RHレセプター蛋白質、その部分ペプチドまたはその塩
を用いることを特徴とするGHRHレセプターアゴニス
トまたはアンタゴニストのスクリーニング方法、 (7)第(2)項記載の組換え型ヒトGHRHレセプタ
ー蛋白質を含有する昆虫細胞またはその細胞膜画分を含
有することを特徴とするGHRHレセプター蛋白質アゴ
ニストまたはアンタゴニストのスクリーニング用キッ
ト、 (8)第(3)項記載の組換え型ヒトGHRHレセプタ
ー蛋白質、その部分ペプチドまたはその塩を含有するこ
とを特徴とするGHRHレセプターアゴニストまたはア
ンタゴニストのスクリーニング用キット、 (9)ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするDN
Aを保持することを特徴とするpAC03で標示される
ヒトGHRHレセプター蛋白質発現ベクター、 (10)ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするD
NAを保持するpAC03で標示されるヒトGHRHレ
セプター蛋白質発現ベクターを含有することを特徴とす
るCHO細胞、 (11)CHO細胞がジヒドロ葉酸還元酵素遺伝子を欠
損しているCHO細胞である第(10)項記載のCHO
細胞、 (12)第(10)項記載のCHO細胞を、ヒトGHR
Hレセプター蛋白質をコードするDNAの発現が可能な
条件下で培養することを特徴とする組換え型ヒトGHR
Hレセプター蛋白質の製造法、
RHレセプター蛋白質、その部分ペプチドまたはその塩
を用いることを特徴とするGHRHレセプターアゴニス
トまたはアンタゴニストのスクリーニング方法、 (7)第(2)項記載の組換え型ヒトGHRHレセプタ
ー蛋白質を含有する昆虫細胞またはその細胞膜画分を含
有することを特徴とするGHRHレセプター蛋白質アゴ
ニストまたはアンタゴニストのスクリーニング用キッ
ト、 (8)第(3)項記載の組換え型ヒトGHRHレセプタ
ー蛋白質、その部分ペプチドまたはその塩を含有するこ
とを特徴とするGHRHレセプターアゴニストまたはア
ンタゴニストのスクリーニング用キット、 (9)ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするDN
Aを保持することを特徴とするpAC03で標示される
ヒトGHRHレセプター蛋白質発現ベクター、 (10)ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするD
NAを保持するpAC03で標示されるヒトGHRHレ
セプター蛋白質発現ベクターを含有することを特徴とす
るCHO細胞、 (11)CHO細胞がジヒドロ葉酸還元酵素遺伝子を欠
損しているCHO細胞である第(10)項記載のCHO
細胞、 (12)第(10)項記載のCHO細胞を、ヒトGHR
Hレセプター蛋白質をコードするDNAの発現が可能な
条件下で培養することを特徴とする組換え型ヒトGHR
Hレセプター蛋白質の製造法、
【0008】(13)第(10)項記載のCHO細胞
を、ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするDNA
の発現が可能な条件下で培養することによって製造され
ることを特徴とする組換え型ヒトGHRHレセプター蛋
白質を含有するCHO細胞またはその細胞膜画分、 (14)第(13)項記載のCHO細胞から単離され得
る天然型のヒトGHRHレセプター蛋白質と実質的に同
質の活性を有する組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白
質、その部分ペプチドまたはそれらの塩、 (15)第(13)項記載のCHO細胞またはその細胞
膜画分を用いることを特徴とするGHRHレセプターア
ゴニストまたはアンタゴニストのスクリーニング方法、 (16)第(14)項記載の組換え型ヒトGHRHレセ
プター蛋白質、その部分ペプチドまたはそれらの塩を用
いることを特徴とするGHRHレセプターアゴニストま
たはアンタゴニストのスクリーニング方法、 (17)第(13)項記載のCHO細胞またはその細胞
膜画分を含有することを特徴とするGHRHレセプター
アゴニストまたはアンタゴニストのスクリーニング用キ
ット、
を、ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするDNA
の発現が可能な条件下で培養することによって製造され
ることを特徴とする組換え型ヒトGHRHレセプター蛋
白質を含有するCHO細胞またはその細胞膜画分、 (14)第(13)項記載のCHO細胞から単離され得
る天然型のヒトGHRHレセプター蛋白質と実質的に同
質の活性を有する組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白
質、その部分ペプチドまたはそれらの塩、 (15)第(13)項記載のCHO細胞またはその細胞
膜画分を用いることを特徴とするGHRHレセプターア
ゴニストまたはアンタゴニストのスクリーニング方法、 (16)第(14)項記載の組換え型ヒトGHRHレセ
プター蛋白質、その部分ペプチドまたはそれらの塩を用
いることを特徴とするGHRHレセプターアゴニストま
たはアンタゴニストのスクリーニング方法、 (17)第(13)項記載のCHO細胞またはその細胞
膜画分を含有することを特徴とするGHRHレセプター
アゴニストまたはアンタゴニストのスクリーニング用キ
ット、
【0009】(18)第(14)項記載の組換え型ヒト
GHRHレセプター蛋白質、その部分ペプチドまたはそ
らの塩を含有することを特徴とするGHRHレセプター
アゴニストまたはアンタゴニストのスクリーニング用キ
ット、 (19)第(5)項、第(6)項、第(15)項もしく
は第(16)項記載のスクリーニング方法または第
(7)項、第(8)項、第(17)項もしくは第(1
8)項記載のスクリーニング用キットを用いて得られる
GHRHレセプターアゴニストまたはその塩、 (20)第(5)項、第(6)項、第(15)項もしく
は第(16)項記載のスクリーニング方法または第
(7)項、第(8)項、第(17)項もしくは第(1
8)項記載のスクリーニング用キットを用いて得られる
GHRHレセプターアンタゴニストまたはその塩、 (21)第(19)項記載のGHRHレセプターアゴニ
ストまたはその塩を含有することを特徴とする医薬組成
物、および (22)第(20)項記載のGHRHレセプターアンタ
ゴニストまたはその塩を含有することを特徴とする医薬
組成物を提供する。
GHRHレセプター蛋白質、その部分ペプチドまたはそ
らの塩を含有することを特徴とするGHRHレセプター
アゴニストまたはアンタゴニストのスクリーニング用キ
ット、 (19)第(5)項、第(6)項、第(15)項もしく
は第(16)項記載のスクリーニング方法または第
(7)項、第(8)項、第(17)項もしくは第(1
8)項記載のスクリーニング用キットを用いて得られる
GHRHレセプターアゴニストまたはその塩、 (20)第(5)項、第(6)項、第(15)項もしく
は第(16)項記載のスクリーニング方法または第
(7)項、第(8)項、第(17)項もしくは第(1
8)項記載のスクリーニング用キットを用いて得られる
GHRHレセプターアンタゴニストまたはその塩、 (21)第(19)項記載のGHRHレセプターアゴニ
ストまたはその塩を含有することを特徴とする医薬組成
物、および (22)第(20)項記載のGHRHレセプターアンタ
ゴニストまたはその塩を含有することを特徴とする医薬
組成物を提供する。
【0010】より具体的には、本発明は、 (23)ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするD
NAが配列番号:1で表される塩基配列を有するDNA
である第(1)項記載の昆虫細胞、 (24)ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするD
NAを導入したバキュロウイルスが核多角体病ウイルス
(nuclear polyhedrosis virus;NPV)である第
(1)項記載の昆虫細胞、 (25)核多角体病ウイルス(nuclear polyhedrosis v
irus;NPV)がキンウワバ亜科のAutographa califor
nica NPV(AcNPV)またはカイコのBombyx mori
NPV(BmNPV)である第(24)項記載の昆虫
細胞、 (26)ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするD
NAを導入したバキュロウイルスがvBac15で標示
される組換えウイルスである第(1)項記載の昆虫細
胞、 (27)昆虫細胞が、ウイルスがAcNPVの場合は夜
盗蛾の幼虫由来株化細胞(Spodoptera frugiperda cel
l;Sf細胞)、Trichoplusia niの中腸由来のMG1細
胞、Trichoplusia niの卵由来のHigh FiveTM細胞(以
下、TMは登録商標を示す。)、Mamestra brassicae由
来の細胞またはEstigmena acrea由来の細胞であり、ウ
イルスがBmNPVの場合は蚕由来株化細胞(Bombyx m
ori N;BmN)またはカイコ幼虫個体である第(1)
項記載の昆虫細胞、 (28)Sf細胞がSf9細胞またはSf21細胞、好
ましくはSf21細胞である第(27)項記載の昆虫細
胞、 (29)昆虫細胞が、ヒトGHRHレセプター蛋白質を
コードするDNAを導入したvBac15で標示される
組換えバキュロウイルスを感染したSf21細胞である
第(1)項記載の昆虫細胞、
NAが配列番号:1で表される塩基配列を有するDNA
である第(1)項記載の昆虫細胞、 (24)ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするD
NAを導入したバキュロウイルスが核多角体病ウイルス
(nuclear polyhedrosis virus;NPV)である第
(1)項記載の昆虫細胞、 (25)核多角体病ウイルス(nuclear polyhedrosis v
irus;NPV)がキンウワバ亜科のAutographa califor
nica NPV(AcNPV)またはカイコのBombyx mori
NPV(BmNPV)である第(24)項記載の昆虫
細胞、 (26)ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするD
NAを導入したバキュロウイルスがvBac15で標示
される組換えウイルスである第(1)項記載の昆虫細
胞、 (27)昆虫細胞が、ウイルスがAcNPVの場合は夜
盗蛾の幼虫由来株化細胞(Spodoptera frugiperda cel
l;Sf細胞)、Trichoplusia niの中腸由来のMG1細
胞、Trichoplusia niの卵由来のHigh FiveTM細胞(以
下、TMは登録商標を示す。)、Mamestra brassicae由
来の細胞またはEstigmena acrea由来の細胞であり、ウ
イルスがBmNPVの場合は蚕由来株化細胞(Bombyx m
ori N;BmN)またはカイコ幼虫個体である第(1)
項記載の昆虫細胞、 (28)Sf細胞がSf9細胞またはSf21細胞、好
ましくはSf21細胞である第(27)項記載の昆虫細
胞、 (29)昆虫細胞が、ヒトGHRHレセプター蛋白質を
コードするDNAを導入したvBac15で標示される
組換えバキュロウイルスを感染したSf21細胞である
第(1)項記載の昆虫細胞、
【0011】(30)ヒトGHRHレセプター蛋白質を
コードするDNAが配列番号:1で表される塩基配列を
有するDNAである第(1)項または第(2)項記載の
昆虫細胞、 (31)組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質が、配
列番号:2で表されるアミノ酸配列、配列番号:2で表
わされるアミノ酸配列中の1または2個以上(好ましく
は、1個以上40個以下)のアミノ酸が欠失したアミノ
酸配列、配列番号:2で表わされるアミノ酸配列に1ま
たは2個以上(好ましくは、1個以上40個以下)のア
ミノ酸が付加したアミノ酸配列、あるいは配列番号:2
で表わされるアミノ酸配列中の1または2個以上(好ま
しくは、1個以上40個以下)のアミノ酸が他のアミノ
酸で置換されたアミノ酸配列を含有する蛋白質である第
(3)項記載の組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白
質、その部分ペプチドまたはそれらの塩、 (32)活性がリガンド結合活性である第(3)項記載
の組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質またはその
塩、 (33)ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするD
NAが配列番号:1で表される塩基配列を有するDNA
である第(4)項記載の製造法、 (34)ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするD
NAが配列番号:1で表される塩基配列を有するDNA
である第(9)項記載の発現ベクター、 (35)ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするD
NAが配列番号:1で表される塩基配列を有するもので
ある第(12)項記載の製造法、 (36)ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするD
NAが配列番号:1で表される塩基配列を有するもので
ある第(13)項記載のCHO細胞またはその細胞膜画
分、
コードするDNAが配列番号:1で表される塩基配列を
有するDNAである第(1)項または第(2)項記載の
昆虫細胞、 (31)組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質が、配
列番号:2で表されるアミノ酸配列、配列番号:2で表
わされるアミノ酸配列中の1または2個以上(好ましく
は、1個以上40個以下)のアミノ酸が欠失したアミノ
酸配列、配列番号:2で表わされるアミノ酸配列に1ま
たは2個以上(好ましくは、1個以上40個以下)のア
ミノ酸が付加したアミノ酸配列、あるいは配列番号:2
で表わされるアミノ酸配列中の1または2個以上(好ま
しくは、1個以上40個以下)のアミノ酸が他のアミノ
酸で置換されたアミノ酸配列を含有する蛋白質である第
(3)項記載の組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白
質、その部分ペプチドまたはそれらの塩、 (32)活性がリガンド結合活性である第(3)項記載
の組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質またはその
塩、 (33)ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするD
NAが配列番号:1で表される塩基配列を有するDNA
である第(4)項記載の製造法、 (34)ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするD
NAが配列番号:1で表される塩基配列を有するDNA
である第(9)項記載の発現ベクター、 (35)ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするD
NAが配列番号:1で表される塩基配列を有するもので
ある第(12)項記載の製造法、 (36)ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするD
NAが配列番号:1で表される塩基配列を有するもので
ある第(13)項記載のCHO細胞またはその細胞膜画
分、
【0012】(37)組換え型ヒトGHRHレセプター
蛋白質が、配列番号:2で表されるアミノ酸配列、配列
番号:2で表わされるアミノ酸配列中の1または2個以
上のアミノ酸が欠失したアミノ酸配列、配列番号:2で
表わされるアミノ酸配列に1または2個以上のアミノ酸
が付加したアミノ酸配列、あるいは配列番号:2で表わ
されるアミノ酸配列中の1または2個以上のアミノ酸が
他のアミノ酸で置換されたアミノ酸配列を含有する蛋白
質である第(14)項記載の組換え型ヒトGHRHレセ
プター蛋白質、その部分ペプチドまたはそれらの塩、 (38)CHO細胞がCHO/HG7−5、CHO/H
G9−3またはCHO/HG13−3で標示されるCH
O細胞である第(10)項または第(13)項記載のC
HO細胞またはその細胞膜画分、 (39)(i)標識したGHRHを、第(2)項記載の
昆虫細胞もしくはその細胞膜画分に接触させた場合と、
(ii)標識したGHRHおよび試験化合物を、第(2)
項記載の昆虫細胞もしくはその細胞膜画分に接触させた
場合における、該昆虫細胞もしくはその細胞膜画分に対
する標識したGHRHの結合量を測定し、比較すること
を特徴とする第(5)項記載のGHRHレセプターアゴ
ニストまたはアンタゴニストのスクリーニング方法、
蛋白質が、配列番号:2で表されるアミノ酸配列、配列
番号:2で表わされるアミノ酸配列中の1または2個以
上のアミノ酸が欠失したアミノ酸配列、配列番号:2で
表わされるアミノ酸配列に1または2個以上のアミノ酸
が付加したアミノ酸配列、あるいは配列番号:2で表わ
されるアミノ酸配列中の1または2個以上のアミノ酸が
他のアミノ酸で置換されたアミノ酸配列を含有する蛋白
質である第(14)項記載の組換え型ヒトGHRHレセ
プター蛋白質、その部分ペプチドまたはそれらの塩、 (38)CHO細胞がCHO/HG7−5、CHO/H
G9−3またはCHO/HG13−3で標示されるCH
O細胞である第(10)項または第(13)項記載のC
HO細胞またはその細胞膜画分、 (39)(i)標識したGHRHを、第(2)項記載の
昆虫細胞もしくはその細胞膜画分に接触させた場合と、
(ii)標識したGHRHおよび試験化合物を、第(2)
項記載の昆虫細胞もしくはその細胞膜画分に接触させた
場合における、該昆虫細胞もしくはその細胞膜画分に対
する標識したGHRHの結合量を測定し、比較すること
を特徴とする第(5)項記載のGHRHレセプターアゴ
ニストまたはアンタゴニストのスクリーニング方法、
【0013】(40)(i)GHRHを、第(2)項記
載の昆虫細胞もしくはその細胞膜画分に接触させた場合
と、(ii)GHRHおよび試験化合物を、第(2)項記
載の昆虫細胞もしくはその細胞膜画分に接触させた場合
における、組換え型ヒトGHRHレセプターを介した細
胞刺激活性(例えば、アラキドン酸遊離、アセチルコリ
ン遊離、細胞内Ca2+濃度の変動、細胞内cAMP生
成、細胞内cGMP生成、イノシトールリン酸産生、細
胞膜電位変動、細胞内蛋白質のリン酸化、c−fosの
活性化、pHの低下、細胞遊走活性、ホルモンの分泌、
G蛋白質の活性化、細胞増殖などを促進する活性または
抑制する活性など)を測定し、比較することを特徴とす
る第(5)項記載のGHRHレセプターアゴニストまた
はアンタゴニストのスクリーニング方法、 (41)(i)標識したGHRHを、第(3)項記載の
組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質、その部分ペプ
チドもしくはその塩に接触させた場合と、(ii)標識し
たGHRHおよび試験化合物を、第(3)項記載の組換
え型ヒトGHRHレセプター蛋白質、その部分ペプチド
もしくはその塩に接触させた場合における、該組換え型
ヒトGHRHレセプター蛋白質、その部分ペプチドもし
くはその塩に対する標識したGHRHの結合量を測定
し、比較することを特徴とする第(6)記載のGHRH
レセプターアゴニストまたはアンタゴニストのスクリー
ニング方法、 (42)(i)標識したGHRHを、第(13)項記載
のCHO細胞もしくはその細胞膜画分に接触させた場合
と、(ii)標識したGHRHおよび試験化合物を、第
(13)項記載のCHO細胞もしくはその細胞膜画分に
接触させた場合における、該CHO細胞もしくはその細
胞膜画分に対する標識したGHRHの結合量を測定し、
比較することを特徴とする第(15)項記載のGHRH
レセプターアゴニストまたはアンタゴニストのスクリー
ニング方法、
載の昆虫細胞もしくはその細胞膜画分に接触させた場合
と、(ii)GHRHおよび試験化合物を、第(2)項記
載の昆虫細胞もしくはその細胞膜画分に接触させた場合
における、組換え型ヒトGHRHレセプターを介した細
胞刺激活性(例えば、アラキドン酸遊離、アセチルコリ
ン遊離、細胞内Ca2+濃度の変動、細胞内cAMP生
成、細胞内cGMP生成、イノシトールリン酸産生、細
胞膜電位変動、細胞内蛋白質のリン酸化、c−fosの
活性化、pHの低下、細胞遊走活性、ホルモンの分泌、
G蛋白質の活性化、細胞増殖などを促進する活性または
抑制する活性など)を測定し、比較することを特徴とす
る第(5)項記載のGHRHレセプターアゴニストまた
はアンタゴニストのスクリーニング方法、 (41)(i)標識したGHRHを、第(3)項記載の
組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質、その部分ペプ
チドもしくはその塩に接触させた場合と、(ii)標識し
たGHRHおよび試験化合物を、第(3)項記載の組換
え型ヒトGHRHレセプター蛋白質、その部分ペプチド
もしくはその塩に接触させた場合における、該組換え型
ヒトGHRHレセプター蛋白質、その部分ペプチドもし
くはその塩に対する標識したGHRHの結合量を測定
し、比較することを特徴とする第(6)記載のGHRH
レセプターアゴニストまたはアンタゴニストのスクリー
ニング方法、 (42)(i)標識したGHRHを、第(13)項記載
のCHO細胞もしくはその細胞膜画分に接触させた場合
と、(ii)標識したGHRHおよび試験化合物を、第
(13)項記載のCHO細胞もしくはその細胞膜画分に
接触させた場合における、該CHO細胞もしくはその細
胞膜画分に対する標識したGHRHの結合量を測定し、
比較することを特徴とする第(15)項記載のGHRH
レセプターアゴニストまたはアンタゴニストのスクリー
ニング方法、
【0014】(43)(i)GHRHを、第(13)項
記載のCHO細胞またはその細胞膜画分に接触させた場
合と、(ii)GHRHおよび試験化合物を、第(12)
項記載のCHO細胞またはその細胞膜画分に接触させた
場合における、組換え型ヒトGHRHレセプターを介し
た細胞刺激活性(例えば、アラキドン酸遊離、アセチル
コリン遊離、細胞内Ca2+濃度の変動、細胞内cAMP
生成、細胞内cGMP生成、イノシトールリン酸産生、
細胞膜電位変動、細胞内蛋白質のリン酸化、c−fos
の活性化、pHの低下、細胞遊走活性、ホルモンの分
泌、G蛋白質の活性化、細胞増殖などを促進する活性ま
たは抑制する活性など)を測定し、比較することを特徴
とする第(15)項記載のGHRHレセプターアゴニス
トまたはアンタゴニストのスクリーニング方法、 (44)(i)標識したGHRHを、第(14)項記載
の組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質、その部分ペ
プチドもしくはその塩に接触させた場合と、(ii)標識
したGHRHおよび試験化合物を、第(14)項記載の
組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質、その部分ペプ
チドもしくはその塩に接触させた場合における、該組換
え型ヒトGHRHレセプター蛋白質、その部分ペプチド
もしくはその塩に対する標識したGHRHの結合量を測
定し、比較することを特徴とする第(16)記載のGH
RHレセプターアゴニストまたはアンタゴニストのスク
リーニング方法、 (45)医薬組成物が小人症、骨粗鬆症、腎不全、慢性
炎症性疾患および貧血に対する予防・治療剤、下垂体の
機能検査薬、または老化防止薬である第(21)項記載
の医薬組成物、および (46)医薬組成物が巨人症もしくは末端肥大症に対す
る予防・治療剤である第(22)項記載の医薬組成物を
提供する。
記載のCHO細胞またはその細胞膜画分に接触させた場
合と、(ii)GHRHおよび試験化合物を、第(12)
項記載のCHO細胞またはその細胞膜画分に接触させた
場合における、組換え型ヒトGHRHレセプターを介し
た細胞刺激活性(例えば、アラキドン酸遊離、アセチル
コリン遊離、細胞内Ca2+濃度の変動、細胞内cAMP
生成、細胞内cGMP生成、イノシトールリン酸産生、
細胞膜電位変動、細胞内蛋白質のリン酸化、c−fos
の活性化、pHの低下、細胞遊走活性、ホルモンの分
泌、G蛋白質の活性化、細胞増殖などを促進する活性ま
たは抑制する活性など)を測定し、比較することを特徴
とする第(15)項記載のGHRHレセプターアゴニス
トまたはアンタゴニストのスクリーニング方法、 (44)(i)標識したGHRHを、第(14)項記載
の組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質、その部分ペ
プチドもしくはその塩に接触させた場合と、(ii)標識
したGHRHおよび試験化合物を、第(14)項記載の
組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質、その部分ペプ
チドもしくはその塩に接触させた場合における、該組換
え型ヒトGHRHレセプター蛋白質、その部分ペプチド
もしくはその塩に対する標識したGHRHの結合量を測
定し、比較することを特徴とする第(16)記載のGH
RHレセプターアゴニストまたはアンタゴニストのスク
リーニング方法、 (45)医薬組成物が小人症、骨粗鬆症、腎不全、慢性
炎症性疾患および貧血に対する予防・治療剤、下垂体の
機能検査薬、または老化防止薬である第(21)項記載
の医薬組成物、および (46)医薬組成物が巨人症もしくは末端肥大症に対す
る予防・治療剤である第(22)項記載の医薬組成物を
提供する。
【0015】本発明の昆虫細胞は、ヒトGHRHレセプ
ター蛋白質をコードするDNAを導入したバキュロウイ
ルスを感染させた昆虫細胞である。本発明において、ヒ
トGHRHレセプター蛋白質をコードするDNAを導入
したバキュロウイルスを作製する場合、ヒトGHRHレ
セプター蛋白質をコードするDNAとしては、例えば、
ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするcDNAや
ゲノムDNAなどが用いられているが、ヒトGHRHレ
セプター蛋白質またはヒトGHRHレセプター蛋白質と
実質的に同等のリガンド結合活性を有する部分ペプチド
をコードする塩基配列を有するものであれば、必ずしも
これに制約されるものではない。例えば、公知のヒトG
HRHレセプター蛋白質をコードするcDNAやゲノム
DNAなどを用いることができるが、合成DNAなどで
あってもよい。具体的には、配列番号:2で表わされる
アミノ酸配列を有するヒトGHRHレセプター蛋白質を
コードするDNAが挙げられ、具体的には、配列番号:
1で表わされる塩基配列を有するcDNA〔図1〕など
が挙げられる。これらのDNAは、それ自体公知の遺伝
子工学的手法を用いてクローニングすることができる
し、あるいはヌクレオチド合成装置を用いて製造するこ
ともできる。例えば、後述する参考例1の方法あるいは
それに準ずる方法に従ってクローニングすることもでき
る。
ター蛋白質をコードするDNAを導入したバキュロウイ
ルスを感染させた昆虫細胞である。本発明において、ヒ
トGHRHレセプター蛋白質をコードするDNAを導入
したバキュロウイルスを作製する場合、ヒトGHRHレ
セプター蛋白質をコードするDNAとしては、例えば、
ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするcDNAや
ゲノムDNAなどが用いられているが、ヒトGHRHレ
セプター蛋白質またはヒトGHRHレセプター蛋白質と
実質的に同等のリガンド結合活性を有する部分ペプチド
をコードする塩基配列を有するものであれば、必ずしも
これに制約されるものではない。例えば、公知のヒトG
HRHレセプター蛋白質をコードするcDNAやゲノム
DNAなどを用いることができるが、合成DNAなどで
あってもよい。具体的には、配列番号:2で表わされる
アミノ酸配列を有するヒトGHRHレセプター蛋白質を
コードするDNAが挙げられ、具体的には、配列番号:
1で表わされる塩基配列を有するcDNA〔図1〕など
が挙げられる。これらのDNAは、それ自体公知の遺伝
子工学的手法を用いてクローニングすることができる
し、あるいはヌクレオチド合成装置を用いて製造するこ
ともできる。例えば、後述する参考例1の方法あるいは
それに準ずる方法に従ってクローニングすることもでき
る。
【0016】ヒトGHRHレセプターをコードするDN
A断片を昆虫細胞に導入し、それらを効率よく発現させ
るためには、該DNA断片を昆虫細胞を宿主とするバキ
ュロウイルスに属する核多角体病ウイルス(nuclear po
lyhedrosis virus;NPV)などのポリヘドリンプロモ
ーターの下流に組み込むのが好ましい。ベクターとして
は、キンウワバ亜科のAutographa californica NPV
(AcNPV)とカイコのBombyx mori NPV(BmN
PV)などのウイルスが用いられる。バキュロウイルス
は、環状の2本鎖DNA(130kb)を持ち、脊椎動
物及び植物にはまったく感染性を示さない。ウイルスD
NAは130kbもあるので、発現させたいDNA断片
を直接に多角体プロモーターの下流に挿入するのは不可
能である。そこで、実際にはまずプロモーター部分を含
むポリヘドリン遺伝子部分をウイルスから切り出し、こ
れをpUC18などの大腸菌を宿主とするベクターに組
み込みトランスファーベクターを作製する。次いで、目
的とするDNA断片をトランスファーベクターのポリヘ
ドリンプロモーターの下流へ挿入し、これをバキュロウ
イルスDNAと共に昆虫細胞に同時に感染させて培養
し、昆虫細胞の中で相同組換えをおこさせて組換えバキ
ュロウイルスを得る。組換えウイルスは、多角体を作る
かわりに新しく導入された目的産物を作るようになる。
A断片を昆虫細胞に導入し、それらを効率よく発現させ
るためには、該DNA断片を昆虫細胞を宿主とするバキ
ュロウイルスに属する核多角体病ウイルス(nuclear po
lyhedrosis virus;NPV)などのポリヘドリンプロモ
ーターの下流に組み込むのが好ましい。ベクターとして
は、キンウワバ亜科のAutographa californica NPV
(AcNPV)とカイコのBombyx mori NPV(BmN
PV)などのウイルスが用いられる。バキュロウイルス
は、環状の2本鎖DNA(130kb)を持ち、脊椎動
物及び植物にはまったく感染性を示さない。ウイルスD
NAは130kbもあるので、発現させたいDNA断片
を直接に多角体プロモーターの下流に挿入するのは不可
能である。そこで、実際にはまずプロモーター部分を含
むポリヘドリン遺伝子部分をウイルスから切り出し、こ
れをpUC18などの大腸菌を宿主とするベクターに組
み込みトランスファーベクターを作製する。次いで、目
的とするDNA断片をトランスファーベクターのポリヘ
ドリンプロモーターの下流へ挿入し、これをバキュロウ
イルスDNAと共に昆虫細胞に同時に感染させて培養
し、昆虫細胞の中で相同組換えをおこさせて組換えバキ
ュロウイルスを得る。組換えウイルスは、多角体を作る
かわりに新しく導入された目的産物を作るようになる。
【0017】昆虫細胞を宿主細胞とするバキュロウイル
スとしては、例えば、核多角体病ウイルス(nuclear po
lyhedrosis virus;NPV)などが挙げられる。昆虫細
胞としては、例えば、ウイルスがAcNPVの場合は、
ヨトウガの幼虫由来株化細胞(Spodoptera frugiperda
cell;Sf細胞)、Trichoplusia niの中腸由来のMG
1細胞、Trichoplusia niの卵由来のHigh FiveTM細胞、
Mamestrabrassicae由来の細胞またはEstigmena acrea由
来の細胞などが挙げられる。ウイルスがBmNPVの場
合は、蚕由来株化細胞(Bombyx mori N;BmN細胞)
などの他、カイコ幼虫個体などが挙げられる。該Sf細
胞としては、例えば、Sf9細胞(ATCC CRL1711)、S
f21細胞〔以上、Vaughn, J.L.ら、イン・ヴィトロ
(In Vitro),13, 213-217,(1977)〕などが挙げられ
る。バキュロウイルスの昆虫細胞への感染方法として
は、m.o.i.(multiplicity of infection)が約0.
1〜100、望ましくは約1〜10になるようにバキュ
ロウィルスを昆虫細胞の培養液に添加する方法が用いら
れる。宿主としては、ウイルスがAcNPVの時は、ヨ
トウガの幼虫由来株化細胞(Spodoptera frugiperda ce
ll;Sf細胞)を用いるのが望ましい。特に、Sf9細
胞やSf21細胞〔Vaughn, J.L.ら、イン・ヴィトロ
(In Vitro),13, 213-217,(1977)〕は、静置培養と浮
遊培養ができ、また、これまでに多くの研究に使用され
ており、宿主細胞としての情報が蓄積していることから
好適である。ウイルスがBmNPVの場合は、蚕由来株
化細胞(Bombyx mori N;BmN細胞)などを用いるの
が好ましい。
スとしては、例えば、核多角体病ウイルス(nuclear po
lyhedrosis virus;NPV)などが挙げられる。昆虫細
胞としては、例えば、ウイルスがAcNPVの場合は、
ヨトウガの幼虫由来株化細胞(Spodoptera frugiperda
cell;Sf細胞)、Trichoplusia niの中腸由来のMG
1細胞、Trichoplusia niの卵由来のHigh FiveTM細胞、
Mamestrabrassicae由来の細胞またはEstigmena acrea由
来の細胞などが挙げられる。ウイルスがBmNPVの場
合は、蚕由来株化細胞(Bombyx mori N;BmN細胞)
などの他、カイコ幼虫個体などが挙げられる。該Sf細
胞としては、例えば、Sf9細胞(ATCC CRL1711)、S
f21細胞〔以上、Vaughn, J.L.ら、イン・ヴィトロ
(In Vitro),13, 213-217,(1977)〕などが挙げられ
る。バキュロウイルスの昆虫細胞への感染方法として
は、m.o.i.(multiplicity of infection)が約0.
1〜100、望ましくは約1〜10になるようにバキュ
ロウィルスを昆虫細胞の培養液に添加する方法が用いら
れる。宿主としては、ウイルスがAcNPVの時は、ヨ
トウガの幼虫由来株化細胞(Spodoptera frugiperda ce
ll;Sf細胞)を用いるのが望ましい。特に、Sf9細
胞やSf21細胞〔Vaughn, J.L.ら、イン・ヴィトロ
(In Vitro),13, 213-217,(1977)〕は、静置培養と浮
遊培養ができ、また、これまでに多くの研究に使用され
ており、宿主細胞としての情報が蓄積していることから
好適である。ウイルスがBmNPVの場合は、蚕由来株
化細胞(Bombyx mori N;BmN細胞)などを用いるの
が好ましい。
【0018】本発明の組換え型ヒトGHRHレセプター
を含有する昆虫細胞を製造するには、前述のヒトGHR
HレセプターをコードするDNAを昆虫細胞で発現させ
ることにより行うことができる。バキュロウイルスおよ
び昆虫細胞を用いたヒトGHRHレセプター蛋白質の発
現系としては、例えば、市販されているもの(例えば、
Invitrogen社 MAXBACTMなど)を使用することができ、
手段についても、市販品に添付されている実験書や文献
〔バイオテクノロジー(Bio/Technology),6,47−5
5,(1988)〕などに記載されているものを採用すること
ができる。発現したレセプター蛋白質の量と質の検査
は、それ自体公知の方法で行うことができる。例えば、
文献〔Nambi,P.ら、ザ・ジャーナル・オブ・バイオロジ
カル・ケミストリー(J. Biol. Chem.),267,19555−1
9559,(1992)〕に記載の方法に従って行うことができ
る。本発明のヒトGHRHレセプター蛋白質をコードす
るDNAを導入したバキュロウイルスを感染させた昆虫
細胞の具体例としては、例えば、後述する実施例1で得
られるvBac15で標示される組換え体ウイルスを感
染させた昆虫細胞などが挙げられる。以下に、本発明の
ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするDNAを導
入したバキュロウイルスを感染させた昆虫細胞から、組
換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質を含有する昆虫細
胞を製造する方法を具体的に説明する。
を含有する昆虫細胞を製造するには、前述のヒトGHR
HレセプターをコードするDNAを昆虫細胞で発現させ
ることにより行うことができる。バキュロウイルスおよ
び昆虫細胞を用いたヒトGHRHレセプター蛋白質の発
現系としては、例えば、市販されているもの(例えば、
Invitrogen社 MAXBACTMなど)を使用することができ、
手段についても、市販品に添付されている実験書や文献
〔バイオテクノロジー(Bio/Technology),6,47−5
5,(1988)〕などに記載されているものを採用すること
ができる。発現したレセプター蛋白質の量と質の検査
は、それ自体公知の方法で行うことができる。例えば、
文献〔Nambi,P.ら、ザ・ジャーナル・オブ・バイオロジ
カル・ケミストリー(J. Biol. Chem.),267,19555−1
9559,(1992)〕に記載の方法に従って行うことができ
る。本発明のヒトGHRHレセプター蛋白質をコードす
るDNAを導入したバキュロウイルスを感染させた昆虫
細胞の具体例としては、例えば、後述する実施例1で得
られるvBac15で標示される組換え体ウイルスを感
染させた昆虫細胞などが挙げられる。以下に、本発明の
ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするDNAを導
入したバキュロウイルスを感染させた昆虫細胞から、組
換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質を含有する昆虫細
胞を製造する方法を具体的に説明する。
【0019】本発明の組換え型ヒトGHRHレセプター
蛋白質を含有する昆虫細胞は、前述のヒトGHRHレセ
プター蛋白質をコードするDNAを導入したバキュロウ
イルスを感染させた昆虫細胞を、ヒトGHRHレセプタ
ー蛋白質をコードするDNAの発現が可能な条件下で培
養することにより製造され得る。すなわち、ヒトGHR
Hレセプター蛋白質をコードするDNAを導入したバキ
ュロウイルスを感染させた昆虫細胞を静地培養または浮
遊培養することにより、該細胞にヒトGHRHレセプタ
ー蛋白質を大量発現させることができる。昆虫細胞を培
養するための培地としては、グレース昆虫細胞用培地サ
プリメント入り、IPL−41昆虫細胞用培地、Sf−
900昆虫細胞用無血清培地、TC−100昆虫細胞用
培地(いずれも GIBCO-BRL社)などが挙げられる。また
これらの培地に約5%〜20%の牛胎児血清、ペニシリ
ンG、ストレプトマイシン、ゲンタマイシンなどの抗生
物質、約0.1%のプルロニックF−68(GIBCO-BRL
社)などを添加してもよい。培養は約20℃から30
℃、望ましくは約26℃から27℃で、約12時間から
144時間、望ましくは約24時間から96時間行い、
シャーレやフラスコの中で静置してもよいし、スピナー
フラスコを用いて約50rpm〜200rpmで撹拌し
てもよい。以上の方法で製造された昆虫細胞は、天然の
GHRHレセプター蛋白質を含有する組織(例えば、ヒ
ト下垂体前葉など)に比べて、膜蛋白質1mg当たり同
等以上(例えば、約100〜300倍、好ましくは約1
00倍〜200倍)のレセプター蛋白質活性(例えば、
リガンド結合活性など)を有するものである。
蛋白質を含有する昆虫細胞は、前述のヒトGHRHレセ
プター蛋白質をコードするDNAを導入したバキュロウ
イルスを感染させた昆虫細胞を、ヒトGHRHレセプタ
ー蛋白質をコードするDNAの発現が可能な条件下で培
養することにより製造され得る。すなわち、ヒトGHR
Hレセプター蛋白質をコードするDNAを導入したバキ
ュロウイルスを感染させた昆虫細胞を静地培養または浮
遊培養することにより、該細胞にヒトGHRHレセプタ
ー蛋白質を大量発現させることができる。昆虫細胞を培
養するための培地としては、グレース昆虫細胞用培地サ
プリメント入り、IPL−41昆虫細胞用培地、Sf−
900昆虫細胞用無血清培地、TC−100昆虫細胞用
培地(いずれも GIBCO-BRL社)などが挙げられる。また
これらの培地に約5%〜20%の牛胎児血清、ペニシリ
ンG、ストレプトマイシン、ゲンタマイシンなどの抗生
物質、約0.1%のプルロニックF−68(GIBCO-BRL
社)などを添加してもよい。培養は約20℃から30
℃、望ましくは約26℃から27℃で、約12時間から
144時間、望ましくは約24時間から96時間行い、
シャーレやフラスコの中で静置してもよいし、スピナー
フラスコを用いて約50rpm〜200rpmで撹拌し
てもよい。以上の方法で製造された昆虫細胞は、天然の
GHRHレセプター蛋白質を含有する組織(例えば、ヒ
ト下垂体前葉など)に比べて、膜蛋白質1mg当たり同
等以上(例えば、約100〜300倍、好ましくは約1
00倍〜200倍)のレセプター蛋白質活性(例えば、
リガンド結合活性など)を有するものである。
【0020】次に、本発明の組換え型ヒトGHRHレセ
プター蛋白質を含有する昆虫細胞の細胞膜画分として
は、前述した組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質を
含有する昆虫細胞を破砕した後、それ自体公知の方法で
得られる細胞膜が多く含まれる画分のことをいう。細胞
の破砕方法としては、Potter−Elvehjem型ホモジナイザ
ーで細胞を押し潰す方法、ワーリングブレンダーやポリ
トロン(Kinematica社)による破砕、超音波による破
砕、フレンチプレスなどで加圧しながら細胞を細いノズ
ルから噴出させることによる破砕などが用いられる。細
胞膜の分画には、分画遠心分離法や密度勾配遠心分離法
などの遠心力による画分法が主として用いられる。例え
ば、細胞破砕液を低速(500rpm〜3,000rp
m)で短時間(約1〜10分)遠心し、上清をさらに高
速(15,000rpm〜30,000rpm)で30分
〜2時間遠心し、得られる沈澱を膜画分とする。該膜画
分中には、発現した組換え型ヒトGHRHレセプター蛋
白質と細胞由来のリン脂質や膜蛋白質などの膜成分が多
く含まれる。該組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質
を含有する昆虫細胞やその膜画分中のレセプター蛋白質
濃度は、1細胞当たり103〜107分子または膜蛋白1
mg当たり0.1pmole〜1nmoleであり、発現量が多い
ほど比活性が高くなり、高感度なスクリーニング系の構
築が可能になるばかりでなく、単一ロットで大量の試料
を測定できるようになる。
プター蛋白質を含有する昆虫細胞の細胞膜画分として
は、前述した組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質を
含有する昆虫細胞を破砕した後、それ自体公知の方法で
得られる細胞膜が多く含まれる画分のことをいう。細胞
の破砕方法としては、Potter−Elvehjem型ホモジナイザ
ーで細胞を押し潰す方法、ワーリングブレンダーやポリ
トロン(Kinematica社)による破砕、超音波による破
砕、フレンチプレスなどで加圧しながら細胞を細いノズ
ルから噴出させることによる破砕などが用いられる。細
胞膜の分画には、分画遠心分離法や密度勾配遠心分離法
などの遠心力による画分法が主として用いられる。例え
ば、細胞破砕液を低速(500rpm〜3,000rp
m)で短時間(約1〜10分)遠心し、上清をさらに高
速(15,000rpm〜30,000rpm)で30分
〜2時間遠心し、得られる沈澱を膜画分とする。該膜画
分中には、発現した組換え型ヒトGHRHレセプター蛋
白質と細胞由来のリン脂質や膜蛋白質などの膜成分が多
く含まれる。該組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質
を含有する昆虫細胞やその膜画分中のレセプター蛋白質
濃度は、1細胞当たり103〜107分子または膜蛋白1
mg当たり0.1pmole〜1nmoleであり、発現量が多い
ほど比活性が高くなり、高感度なスクリーニング系の構
築が可能になるばかりでなく、単一ロットで大量の試料
を測定できるようになる。
【0021】次に、本発明のCHO細胞は、ヒトGHR
Hレセプター蛋白質をコードするDNAを保持するヒト
GHRHレセプター蛋白質発現ベクターを含有するCH
O細胞である。そして、このCHO細胞をヒトGHRH
レセプター蛋白質をコードするDNAの発現が可能な条
件下で培養することによって、組換え型ヒトGHRHレ
セプター蛋白質を含有するCHO細胞を製造することが
できる。本発明のヒトGHRHレセプター蛋白質をコー
ドするDNAを保持するヒトGHRHレセプター蛋白質
発現ベクターを含有するCHO細胞を製造するために
は、まず、ヒトGHRHレセプター蛋白質発現ベクター
を作製する。発現ベクターとしては、例えば、pAKK
O−111、pXT1、pRc/CMV、pRc/RS
V、pcDNAINeoなどが用いられ、なかでもpA
KKO−111などが好ましい。プロモーターとして
は、宿主となる細胞で効率よく機能するものであれば何
でもよく、SV40プロモーター、CMVプロモータ
ー、HSV-TKプロモーター、SRαプロモーター、
RSVプロモーターなどが挙げられ、なかでもCMVプ
ロモーター、SRαプロモーター、RSVプロモーター
などが好ましく、特にSRαプロモーターが好ましい。
発現ベクターには、以上の他にエンハンサー、スプライ
シングシグナル、ポリA付加シグナル、選択マーカー等
を含有しているものを用いるのが好ましい。選択マーカ
ーとしては、ジヒドロ葉酸還元酵素(以下、DHFRと
略称する場合がある)遺伝子、ネオマイシン耐性遺伝子
〔G418耐性〕などが挙げられ、なかでもDHFR遺
伝子などが好ましい。特に、DHFR遺伝子が欠損して
いるCHO細胞を用いて、DHFR遺伝子を選択マーカ
ーとして使用する場合、チミジンを含まない培地によっ
ても選択できる。
Hレセプター蛋白質をコードするDNAを保持するヒト
GHRHレセプター蛋白質発現ベクターを含有するCH
O細胞である。そして、このCHO細胞をヒトGHRH
レセプター蛋白質をコードするDNAの発現が可能な条
件下で培養することによって、組換え型ヒトGHRHレ
セプター蛋白質を含有するCHO細胞を製造することが
できる。本発明のヒトGHRHレセプター蛋白質をコー
ドするDNAを保持するヒトGHRHレセプター蛋白質
発現ベクターを含有するCHO細胞を製造するために
は、まず、ヒトGHRHレセプター蛋白質発現ベクター
を作製する。発現ベクターとしては、例えば、pAKK
O−111、pXT1、pRc/CMV、pRc/RS
V、pcDNAINeoなどが用いられ、なかでもpA
KKO−111などが好ましい。プロモーターとして
は、宿主となる細胞で効率よく機能するものであれば何
でもよく、SV40プロモーター、CMVプロモータ
ー、HSV-TKプロモーター、SRαプロモーター、
RSVプロモーターなどが挙げられ、なかでもCMVプ
ロモーター、SRαプロモーター、RSVプロモーター
などが好ましく、特にSRαプロモーターが好ましい。
発現ベクターには、以上の他にエンハンサー、スプライ
シングシグナル、ポリA付加シグナル、選択マーカー等
を含有しているものを用いるのが好ましい。選択マーカ
ーとしては、ジヒドロ葉酸還元酵素(以下、DHFRと
略称する場合がある)遺伝子、ネオマイシン耐性遺伝子
〔G418耐性〕などが挙げられ、なかでもDHFR遺
伝子などが好ましい。特に、DHFR遺伝子が欠損して
いるCHO細胞を用いて、DHFR遺伝子を選択マーカ
ーとして使用する場合、チミジンを含まない培地によっ
ても選択できる。
【0022】本発明のヒトGHRHレセプター蛋白質を
コードするDNAを保持する発現ベクターとしては、具
体的には、ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードする
DNAの上流に前記のプロモーター(特に、CMVプロ
モーター、SRαプロモーター、RSVプロモーターな
ど)を挿入し、ヒトGHRHレセプター蛋白質をコード
するDNAの下流にポリA付加シグナルを挿入し、その
下流にDHFR遺伝子、ネオマイシン耐性遺伝子などの
選択マーカーを挿入し、さらにその下流にアンピシリン
耐性遺伝子を挿入したものなどが好ましい。より具体的
には、例えばヒトGHRHレセプター蛋白質をコードす
るDNAの上流にSRαプロモーターを挿入し、ヒトG
HRHレセプター蛋白質をコードするDNAの下流にポ
リA付加シグナルを挿入し、その下流にDHFR遺伝子
を挿入し、さらにその下流にアンピシリン耐性遺伝子を
挿入したpAC03で標示される発現ベクター〔図
6〕、ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするDN
Aの上流にCMVプロモーターを挿入し、ヒトGHRH
レセプター蛋白質をコードするDNAの下流にポリA付
加シグナルを挿入し、その下流にネオマイシン耐性遺伝
子を挿入し、さらにその下流にアンピシリン耐性遺伝子
を挿入したpAC03−CMVで標示される発現ベクタ
ー〔図7〕、ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードす
るDNAの上流にRSVプロモーターを挿入し、ヒトG
HRHレセプター蛋白質をコードするDNAの下流にポ
リA付加シグナルを挿入し、その下流にネオマイシン耐
性遺伝子を挿入し、さらにその下流にアンピシリン耐性
遺伝子を挿入したpAC03−RSVで標示される発現
ベクター〔図8〕などが好ましく、なかでもpAC03
で標示される発現ベクター〔図6〕などが好適である。
コードするDNAを保持する発現ベクターとしては、具
体的には、ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードする
DNAの上流に前記のプロモーター(特に、CMVプロ
モーター、SRαプロモーター、RSVプロモーターな
ど)を挿入し、ヒトGHRHレセプター蛋白質をコード
するDNAの下流にポリA付加シグナルを挿入し、その
下流にDHFR遺伝子、ネオマイシン耐性遺伝子などの
選択マーカーを挿入し、さらにその下流にアンピシリン
耐性遺伝子を挿入したものなどが好ましい。より具体的
には、例えばヒトGHRHレセプター蛋白質をコードす
るDNAの上流にSRαプロモーターを挿入し、ヒトG
HRHレセプター蛋白質をコードするDNAの下流にポ
リA付加シグナルを挿入し、その下流にDHFR遺伝子
を挿入し、さらにその下流にアンピシリン耐性遺伝子を
挿入したpAC03で標示される発現ベクター〔図
6〕、ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするDN
Aの上流にCMVプロモーターを挿入し、ヒトGHRH
レセプター蛋白質をコードするDNAの下流にポリA付
加シグナルを挿入し、その下流にネオマイシン耐性遺伝
子を挿入し、さらにその下流にアンピシリン耐性遺伝子
を挿入したpAC03−CMVで標示される発現ベクタ
ー〔図7〕、ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードす
るDNAの上流にRSVプロモーターを挿入し、ヒトG
HRHレセプター蛋白質をコードするDNAの下流にポ
リA付加シグナルを挿入し、その下流にネオマイシン耐
性遺伝子を挿入し、さらにその下流にアンピシリン耐性
遺伝子を挿入したpAC03−RSVで標示される発現
ベクター〔図8〕などが好ましく、なかでもpAC03
で標示される発現ベクター〔図6〕などが好適である。
【0023】このようにして作製したヒトGHRHレセ
プター蛋白質をコードするDNAを保持する発現ベクタ
ーをCHOに導入することによって、ヒトGHRHレセ
プター蛋白質をコードするDNAを高発現できるCHO
細胞を作製することができる。宿主細胞としては、CH
O細胞に限らず、他の動物細胞を用いることができる。
例えば、Vero細胞、CHO細胞、L細胞、ミエロー
マ細胞、C127細胞、BALB/c3T3細胞、Sp
-2/O細胞などが挙げられる。これらの宿主細胞のな
かでも、CHO細胞、Sp-2/O細胞などが好まし
く、特にCHO細胞〔ジャーナル・オブ・エクスペリメ
ント・オブ・メディソン(J.EXP.Med.)、1
08、945(1958)〕などが好適である。さら
に、CHO細胞のなかでも、特にDHFR遺伝子が欠損
しているCHO細胞(以下、CHO(dhfr-)細胞
と略称する場合がある)〔プロシージングス・オブ・ザ
・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンス・ユーエ
スエー(Proc.Natl.Acad.Sci.US
A)、77、4216−4220(1980)〕、CH
O K−1細胞〔プロシージングス・オブ・ザ・ナショ
ナル・アカデミー・オブ・サイエンス・ユーエスエー
(Proc.Natl.Acad.Sci.USA)、
60、1275(1968)〕などが好ましい。特に、
発現ベクター中にDHFR遺伝子を選択マーカーとして
挿入する場合は、CHO(dhfr-)細胞が好適であ
る。発現ベクターと宿主細胞の組み合わせとしては、適
宜好ましい組み合わせを選択することができるが、例え
ば、pAC03で標示される発現ベクター〔図6〕の宿
主細胞としてはCHO(dhfr-)細胞などが好適で
あり、pAC03−CMVで標示される発現ベクター
〔図7〕およびpAC03−RSVで標示される発現ベ
クター〔図8〕の宿主細胞としてはCHO K−1細胞
などが好適である。発現ベクターの宿主細胞への導入方
法としては、公知の方法、例えばリン酸カルシウム法
〔Graham, F. L. and van der Eb, A. J. ヴィロロジー
(Virology) 52, 456-467 (1973)〕、電気穿孔法〔Neuma
nn, E. et al. エンボ・ジャーナル(EMBO J.) 1, 841-8
45 (1982)〕等が用いられる。
プター蛋白質をコードするDNAを保持する発現ベクタ
ーをCHOに導入することによって、ヒトGHRHレセ
プター蛋白質をコードするDNAを高発現できるCHO
細胞を作製することができる。宿主細胞としては、CH
O細胞に限らず、他の動物細胞を用いることができる。
例えば、Vero細胞、CHO細胞、L細胞、ミエロー
マ細胞、C127細胞、BALB/c3T3細胞、Sp
-2/O細胞などが挙げられる。これらの宿主細胞のな
かでも、CHO細胞、Sp-2/O細胞などが好まし
く、特にCHO細胞〔ジャーナル・オブ・エクスペリメ
ント・オブ・メディソン(J.EXP.Med.)、1
08、945(1958)〕などが好適である。さら
に、CHO細胞のなかでも、特にDHFR遺伝子が欠損
しているCHO細胞(以下、CHO(dhfr-)細胞
と略称する場合がある)〔プロシージングス・オブ・ザ
・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンス・ユーエ
スエー(Proc.Natl.Acad.Sci.US
A)、77、4216−4220(1980)〕、CH
O K−1細胞〔プロシージングス・オブ・ザ・ナショ
ナル・アカデミー・オブ・サイエンス・ユーエスエー
(Proc.Natl.Acad.Sci.USA)、
60、1275(1968)〕などが好ましい。特に、
発現ベクター中にDHFR遺伝子を選択マーカーとして
挿入する場合は、CHO(dhfr-)細胞が好適であ
る。発現ベクターと宿主細胞の組み合わせとしては、適
宜好ましい組み合わせを選択することができるが、例え
ば、pAC03で標示される発現ベクター〔図6〕の宿
主細胞としてはCHO(dhfr-)細胞などが好適で
あり、pAC03−CMVで標示される発現ベクター
〔図7〕およびpAC03−RSVで標示される発現ベ
クター〔図8〕の宿主細胞としてはCHO K−1細胞
などが好適である。発現ベクターの宿主細胞への導入方
法としては、公知の方法、例えばリン酸カルシウム法
〔Graham, F. L. and van der Eb, A. J. ヴィロロジー
(Virology) 52, 456-467 (1973)〕、電気穿孔法〔Neuma
nn, E. et al. エンボ・ジャーナル(EMBO J.) 1, 841-8
45 (1982)〕等が用いられる。
【0024】ヒトGHRHレセプター蛋白質を高発現で
きるCHO細胞は、上記の発現ベクターが染色体に組込
まれたCHO細胞をクローン選択によって選択すること
によって得ることができる。具体的には、まず、上記の
選択マーカーを指標として形質転換体を選択する。さら
に、このようにして選択マーカーを用いて得られた形質
転換体に対して、繰り返しクローン選択を行うことによ
り、ヒトGHRHレセプター蛋白質の高発現能を安定に
有するCHO細胞株を得ることができる。また、DHF
R遺伝子を選択マーカーとして用いた場合、メソトレキ
セート(MTX)の濃度を漸次上げて培養して耐性細胞
を選択することにより、導入遺伝子を細胞内で増幅する
ことにより、さらに高発現の細胞株を得ることもでき
る。なお、宿主としてCHO(dhfr-)細胞を用い
た場合であっても、例えばpAC03で標示される発現
ベクターにはDHFR遺伝子が導入されているので〔図
6〕、pAC03で標示される発現ベクターを含有する
CHO(dhfr-)細胞は、結果として、DHFR遺
伝子を有していることになる。本願明細書においては、
DHFR遺伝子を含有する発現ベクター(例えば、pA
C03など)をCHO(dhfr-)細胞に含有せしめ
て得られるCHO細胞を「CHO(dhfr+)細胞」
と表記する場合がある。本発明において、ヒトGHRH
レセプター蛋白質をコードするDNAを高発現できる細
胞株としては、例えば、後述する実施例5で得られるp
AC03で標示される発現ベクターをCHO(dhfr
-)細胞に導入せしめて得られるCHO(dhfr+)細
胞などが挙げられる。具体的には、CHO/HG7−5
で標示されるCHO(dhfr+)細胞、CHO/HG
9−3で標示されるCHO(dhfr+)細胞、CHO
/HG13−3で標示されるCHO(dhfr+)細胞
などが挙げられ、なかでもCHO/HG7−5で標示さ
れるCHO(dhfr+)細胞などが好適である。
きるCHO細胞は、上記の発現ベクターが染色体に組込
まれたCHO細胞をクローン選択によって選択すること
によって得ることができる。具体的には、まず、上記の
選択マーカーを指標として形質転換体を選択する。さら
に、このようにして選択マーカーを用いて得られた形質
転換体に対して、繰り返しクローン選択を行うことによ
り、ヒトGHRHレセプター蛋白質の高発現能を安定に
有するCHO細胞株を得ることができる。また、DHF
R遺伝子を選択マーカーとして用いた場合、メソトレキ
セート(MTX)の濃度を漸次上げて培養して耐性細胞
を選択することにより、導入遺伝子を細胞内で増幅する
ことにより、さらに高発現の細胞株を得ることもでき
る。なお、宿主としてCHO(dhfr-)細胞を用い
た場合であっても、例えばpAC03で標示される発現
ベクターにはDHFR遺伝子が導入されているので〔図
6〕、pAC03で標示される発現ベクターを含有する
CHO(dhfr-)細胞は、結果として、DHFR遺
伝子を有していることになる。本願明細書においては、
DHFR遺伝子を含有する発現ベクター(例えば、pA
C03など)をCHO(dhfr-)細胞に含有せしめ
て得られるCHO細胞を「CHO(dhfr+)細胞」
と表記する場合がある。本発明において、ヒトGHRH
レセプター蛋白質をコードするDNAを高発現できる細
胞株としては、例えば、後述する実施例5で得られるp
AC03で標示される発現ベクターをCHO(dhfr
-)細胞に導入せしめて得られるCHO(dhfr+)細
胞などが挙げられる。具体的には、CHO/HG7−5
で標示されるCHO(dhfr+)細胞、CHO/HG
9−3で標示されるCHO(dhfr+)細胞、CHO
/HG13−3で標示されるCHO(dhfr+)細胞
などが挙げられ、なかでもCHO/HG7−5で標示さ
れるCHO(dhfr+)細胞などが好適である。
【0025】以上のようにして得られた本発明のヒトG
HRHレセプター蛋白質をコードするDNAを保持する
発現ベクターを含有する動物細胞(特に、CHO細胞)
を、ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするDNA
の発現が可能な条件下で培養することにより組換え型ヒ
トGHRHレセプター蛋白質を製造することができる。
ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするDNAを保
持する発現ベクターを含有するCHO細胞を培養する
際、培地としては約0.5〜20%のウシ胎児血清を含
むEMEM培地、DMEM培地、RPMI1640培
地、α-MEM培地などが挙げられる。特に、CHO
(dhfr-)細胞およびDHFR選択マーカー遺伝子
を用いる場合、チミジンを含まない透析ウシ胎児血清を
含むDMEM培地あるいはα-MEM培地を用いるのが
好ましい。pHは約6〜8であるのが好ましい。培養
は、通常約30〜40℃で、約15〜200時間行い、
必要に応じて培地の交換、通気、撹拌などを加える。こ
のようにして、ヒトGHRHレセプター蛋白質をコード
するDNAを保持する発現ベクターを含有するCHO細
胞から組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質を含有す
るCHO細胞を製造することができる。なお、上記の方
法に準じて、CHO細胞以外の他の動物細胞の場合で
も、同様にして組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質
を含有する動物細胞を製造することができる。
HRHレセプター蛋白質をコードするDNAを保持する
発現ベクターを含有する動物細胞(特に、CHO細胞)
を、ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするDNA
の発現が可能な条件下で培養することにより組換え型ヒ
トGHRHレセプター蛋白質を製造することができる。
ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするDNAを保
持する発現ベクターを含有するCHO細胞を培養する
際、培地としては約0.5〜20%のウシ胎児血清を含
むEMEM培地、DMEM培地、RPMI1640培
地、α-MEM培地などが挙げられる。特に、CHO
(dhfr-)細胞およびDHFR選択マーカー遺伝子
を用いる場合、チミジンを含まない透析ウシ胎児血清を
含むDMEM培地あるいはα-MEM培地を用いるのが
好ましい。pHは約6〜8であるのが好ましい。培養
は、通常約30〜40℃で、約15〜200時間行い、
必要に応じて培地の交換、通気、撹拌などを加える。こ
のようにして、ヒトGHRHレセプター蛋白質をコード
するDNAを保持する発現ベクターを含有するCHO細
胞から組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質を含有す
るCHO細胞を製造することができる。なお、上記の方
法に準じて、CHO細胞以外の他の動物細胞の場合で
も、同様にして組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質
を含有する動物細胞を製造することができる。
【0026】次に、本発明の組換え型ヒトGHRHレセ
プター蛋白質を含有するCHO細胞の細胞膜画分は、上
記の組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質を含有する
CHO細胞を破砕した後、それ自体公知の方法で得られ
る細胞膜が多く含まれる画分のことをいう。細胞の破砕
方法としては、例えば、Potter−Elvehjem型ホモジナイ
ザーで細胞を押し潰す方法、ワーリングブレンダーやポ
リトロン(Kinematica社製)による破砕、超音波による
破砕、フレンチプレスなどで加圧しながら細胞を細いノ
ズルから噴出させることによる破砕などが挙げられる。
細胞膜の分画には、分画遠心分離法や密度勾配遠心分離
法などの遠心力による分画法が主として用いられる。例
えば、細胞破砕液を低速(500rpm〜3000rp
m)で短時間(通常、約1分〜10分)遠心し、上清を
さらに高速(15000rpm〜30000rpm)で
通常30分〜2時間遠心し、得られる沈澱を膜画分とす
る。該膜画分中には、発現したヒトGHRHレセプター
蛋白質と細胞由来のリン脂質や膜蛋白質などの膜成分が
多く含まれる。なお、CHO細胞以外の他の動物細胞の
場合も、同様にして細胞膜画分を調製することができ
る。
プター蛋白質を含有するCHO細胞の細胞膜画分は、上
記の組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質を含有する
CHO細胞を破砕した後、それ自体公知の方法で得られ
る細胞膜が多く含まれる画分のことをいう。細胞の破砕
方法としては、例えば、Potter−Elvehjem型ホモジナイ
ザーで細胞を押し潰す方法、ワーリングブレンダーやポ
リトロン(Kinematica社製)による破砕、超音波による
破砕、フレンチプレスなどで加圧しながら細胞を細いノ
ズルから噴出させることによる破砕などが挙げられる。
細胞膜の分画には、分画遠心分離法や密度勾配遠心分離
法などの遠心力による分画法が主として用いられる。例
えば、細胞破砕液を低速(500rpm〜3000rp
m)で短時間(通常、約1分〜10分)遠心し、上清を
さらに高速(15000rpm〜30000rpm)で
通常30分〜2時間遠心し、得られる沈澱を膜画分とす
る。該膜画分中には、発現したヒトGHRHレセプター
蛋白質と細胞由来のリン脂質や膜蛋白質などの膜成分が
多く含まれる。なお、CHO細胞以外の他の動物細胞の
場合も、同様にして細胞膜画分を調製することができ
る。
【0027】本発明の天然型のヒトGHRHレセプター
蛋白質と実質的に同質の活性を有する組換え型ヒトGH
RHレセプター蛋白質は、前述の本発明の組換え型ヒト
GHRHレセプター蛋白質を含有する昆虫細胞またはC
HO細胞から単離され得る。すなわち、本発明の組換え
型ヒトGHRHレセプター蛋白質は、(1)ヒトGHR
Hレセプター蛋白質をコードするDNAを導入したバキ
ュロウイルスを昆虫細胞に感染させ、該DNAの発現が
可能な条件下で昆虫細胞を培養するか、または(2)ヒ
トGHRHレセプター蛋白質をコードするDNAを保持
するヒトGHRHレセプター蛋白質発現ベクターを含有
するCHO細胞を、該DNAの発現が可能な条件下で培
養することにより製造され得るものである。したがっ
て、本発明の製造法以外の方法でも製造され得る。本発
明の組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質の具体例と
しては、例えば、配列番号:2で表されるアミノ酸配列
を含有する蛋白質などが挙げられるが、配列番号:2で
表わされるアミノ酸配列中の1または2個以上(好まし
くは、1個以上40個以下)のアミノ酸が欠失したアミ
ノ酸配列、配列番号:2で表わされるアミノ酸配列に1
または2個以上(好ましくは、1個以上40個以下)の
アミノ酸が付加したアミノ酸配列、あるいは配列番号:
2で表わされるアミノ酸配列中の1または2個以上(好
ましくは、1個以上40個以下)のアミノ酸が他のアミ
ノ酸で置換されたアミノ酸配列を含有する蛋白質などが
挙げられる。さらに、これら組換え型ヒトGHRHレセ
プター蛋白質は、分子内のアミノ酸の側鎖が適当な保護
基(例えば、ホルミル基、アセチル基などのC1-6アシ
ル基など)で保護されていてもよいし、あるいは糖鎖な
どが結合していてもよい。本発明の組換え型ヒトGHR
Hレセプター蛋白質の塩としては、とりわけ生理学的に
許容される酸付加塩が好ましい。この様な塩としては、
例えば無機酸(例えば、塩酸、リン酸、臭化水素酸、硫
酸)との塩、あるいは有機酸(例えば、酢酸、ギ酸、プ
ロピオン酸、フマル酸、マレイン酸、コハク酸、酒石
酸、クエン酸、リンゴ酸、蓚酸、安息香酸、メタンスル
ホン酸、ベンゼンスルホン酸)との塩などが用いられ
る。
蛋白質と実質的に同質の活性を有する組換え型ヒトGH
RHレセプター蛋白質は、前述の本発明の組換え型ヒト
GHRHレセプター蛋白質を含有する昆虫細胞またはC
HO細胞から単離され得る。すなわち、本発明の組換え
型ヒトGHRHレセプター蛋白質は、(1)ヒトGHR
Hレセプター蛋白質をコードするDNAを導入したバキ
ュロウイルスを昆虫細胞に感染させ、該DNAの発現が
可能な条件下で昆虫細胞を培養するか、または(2)ヒ
トGHRHレセプター蛋白質をコードするDNAを保持
するヒトGHRHレセプター蛋白質発現ベクターを含有
するCHO細胞を、該DNAの発現が可能な条件下で培
養することにより製造され得るものである。したがっ
て、本発明の製造法以外の方法でも製造され得る。本発
明の組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質の具体例と
しては、例えば、配列番号:2で表されるアミノ酸配列
を含有する蛋白質などが挙げられるが、配列番号:2で
表わされるアミノ酸配列中の1または2個以上(好まし
くは、1個以上40個以下)のアミノ酸が欠失したアミ
ノ酸配列、配列番号:2で表わされるアミノ酸配列に1
または2個以上(好ましくは、1個以上40個以下)の
アミノ酸が付加したアミノ酸配列、あるいは配列番号:
2で表わされるアミノ酸配列中の1または2個以上(好
ましくは、1個以上40個以下)のアミノ酸が他のアミ
ノ酸で置換されたアミノ酸配列を含有する蛋白質などが
挙げられる。さらに、これら組換え型ヒトGHRHレセ
プター蛋白質は、分子内のアミノ酸の側鎖が適当な保護
基(例えば、ホルミル基、アセチル基などのC1-6アシ
ル基など)で保護されていてもよいし、あるいは糖鎖な
どが結合していてもよい。本発明の組換え型ヒトGHR
Hレセプター蛋白質の塩としては、とりわけ生理学的に
許容される酸付加塩が好ましい。この様な塩としては、
例えば無機酸(例えば、塩酸、リン酸、臭化水素酸、硫
酸)との塩、あるいは有機酸(例えば、酢酸、ギ酸、プ
ロピオン酸、フマル酸、マレイン酸、コハク酸、酒石
酸、クエン酸、リンゴ酸、蓚酸、安息香酸、メタンスル
ホン酸、ベンゼンスルホン酸)との塩などが用いられ
る。
【0028】組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質を
細胞から抽出するのに際しては、培養後、公知の方法で
細胞を集め、これを適当な緩衝液に懸濁し、超音波、ホ
モジナイザーまたは凍結融解などによって細胞を破壊し
たのち、遠心分離やろ過により組換え型ヒトGHRHレ
セプター蛋白質の粗抽出液を得る方法などが適宜用いら
れる。緩衝液の中にPMSF、ペプスタチン、ロイペプ
チンなどの蛋白分解酵素阻害剤や、CHAPS、ジギト
ニン、トリトンX−100(登録商標。以下、TMと省
略することがある。)などの界面活性剤が含まれていて
もよい。得られた抽出液中に含まれる組換え型ヒトGH
RHレセプター蛋白質の精製は、自体公知の分離・精製
法を適切に組み合わせて行なうことができる。これらの
公知の分離、精製法としては、塩析や溶媒沈澱法などの
溶解度を利用する方法、透析法、限外ろ過法、ゲルろ過
法、およびSDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動法
などの主として分子量の差を利用する方法、イオン交換
クロマトグラフィーなどの荷電の差を利用する方法、ア
フィニティークロマトグラフィーなどの特異的親和性を
利用する方法、逆相高速液体クロマトグラフィーなどの
疎水性の差を利用する方法、等電点電気泳動法などの等
電点の差を利用する方法などが用いられる。
細胞から抽出するのに際しては、培養後、公知の方法で
細胞を集め、これを適当な緩衝液に懸濁し、超音波、ホ
モジナイザーまたは凍結融解などによって細胞を破壊し
たのち、遠心分離やろ過により組換え型ヒトGHRHレ
セプター蛋白質の粗抽出液を得る方法などが適宜用いら
れる。緩衝液の中にPMSF、ペプスタチン、ロイペプ
チンなどの蛋白分解酵素阻害剤や、CHAPS、ジギト
ニン、トリトンX−100(登録商標。以下、TMと省
略することがある。)などの界面活性剤が含まれていて
もよい。得られた抽出液中に含まれる組換え型ヒトGH
RHレセプター蛋白質の精製は、自体公知の分離・精製
法を適切に組み合わせて行なうことができる。これらの
公知の分離、精製法としては、塩析や溶媒沈澱法などの
溶解度を利用する方法、透析法、限外ろ過法、ゲルろ過
法、およびSDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動法
などの主として分子量の差を利用する方法、イオン交換
クロマトグラフィーなどの荷電の差を利用する方法、ア
フィニティークロマトグラフィーなどの特異的親和性を
利用する方法、逆相高速液体クロマトグラフィーなどの
疎水性の差を利用する方法、等電点電気泳動法などの等
電点の差を利用する方法などが用いられる。
【0029】かくして得られる組換え型ヒトGHRHレ
セプター蛋白質が遊離体で得られた場合には、自体公知
の方法あるいはそれに準じる方法によって塩に変換する
ことができ、逆に塩で得られた場合には自体公知の方法
あるいはそれに準じる方法により、遊離体または他の塩
に変換することができる。なお、組換え体が産生する組
換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質を、精製前または
精製後に適当な蛋白修飾酵素を作用させることにより、
任意に修飾を加えたり、ポリペプチドを部分的に除去す
ることもできる。蛋白修飾酵素としては、トリプシン、
キモトリプシン、アルギニルエンドペプチダーゼ、プロ
テインキナーゼ、グルコシダーゼなどが用いられる。以
上のごとく、ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードす
るDNAを保持するバキュロウイルスを昆虫細胞に感染
させ、ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするDN
Aの発現が可能な条件下で培養することにより製造され
得る組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質や、ヒトG
HRHレセプター蛋白質をコードするDNAを保持する
発現ベクターを含有するCHO細胞を、ヒトGHRHレ
セプター蛋白質をコードするDNAの発現が可能な条件
下で培養することにより製造され得る組換え型ヒトGH
RHレセプター蛋白質は、天然型のGHRHレセプター
蛋白質と実質的に同質の活性を有するものである。天然
型のGHRHレセプター蛋白質としては、例えば、ラッ
ト下垂体膜画分〔Seifert, H. et al., ネイチャー(Na
ture)、313巻、487〜489頁、1985年〕な
どが挙げられる。
セプター蛋白質が遊離体で得られた場合には、自体公知
の方法あるいはそれに準じる方法によって塩に変換する
ことができ、逆に塩で得られた場合には自体公知の方法
あるいはそれに準じる方法により、遊離体または他の塩
に変換することができる。なお、組換え体が産生する組
換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質を、精製前または
精製後に適当な蛋白修飾酵素を作用させることにより、
任意に修飾を加えたり、ポリペプチドを部分的に除去す
ることもできる。蛋白修飾酵素としては、トリプシン、
キモトリプシン、アルギニルエンドペプチダーゼ、プロ
テインキナーゼ、グルコシダーゼなどが用いられる。以
上のごとく、ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードす
るDNAを保持するバキュロウイルスを昆虫細胞に感染
させ、ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするDN
Aの発現が可能な条件下で培養することにより製造され
得る組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質や、ヒトG
HRHレセプター蛋白質をコードするDNAを保持する
発現ベクターを含有するCHO細胞を、ヒトGHRHレ
セプター蛋白質をコードするDNAの発現が可能な条件
下で培養することにより製造され得る組換え型ヒトGH
RHレセプター蛋白質は、天然型のGHRHレセプター
蛋白質と実質的に同質の活性を有するものである。天然
型のGHRHレセプター蛋白質としては、例えば、ラッ
ト下垂体膜画分〔Seifert, H. et al., ネイチャー(Na
ture)、313巻、487〜489頁、1985年〕な
どが挙げられる。
【0030】実質的に同質の活性としては、例えばリガ
ンド結合活性、シグナル情報伝達などが挙げられる。リ
ガンド結合活性としては、ヒトGHRH、ヒト・PAC
APなどとの結合活性が挙げられる。実質的に同質と
は、リガンド結合活性などが性質的に同質であることを
示す。したがって、リガンド結合活性の強さなどの強
弱、レセプター蛋白質の分子量などの量的要素は異なっ
ていてもよい。本発明の組換え型ヒトGHRHレセプタ
ー蛋白質の量と質の検査は、それ自体公知の方法で行う
ことができる。例えば、文献〔Nambi,P.ら、ザ・ジャー
ナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(J. Biol.
Chem.),267,19555−19559,(1992)〕に記載の方法に
従って行うことができる。本発明の組換え型ヒトGHR
Hレセプター蛋白質は、上記のごとく組換え型ヒトGH
RHレセプター蛋白質を含有する昆虫細胞またはCHO
細胞から、それ自体公知の方法あるいはそれに準じる方
法によって単離精製されたものであってもよいし、該昆
虫細胞またはCHO細胞の細胞膜上に存在しているもの
であってもよいし、該細胞の膜画分に存在するものであ
ってもよい。
ンド結合活性、シグナル情報伝達などが挙げられる。リ
ガンド結合活性としては、ヒトGHRH、ヒト・PAC
APなどとの結合活性が挙げられる。実質的に同質と
は、リガンド結合活性などが性質的に同質であることを
示す。したがって、リガンド結合活性の強さなどの強
弱、レセプター蛋白質の分子量などの量的要素は異なっ
ていてもよい。本発明の組換え型ヒトGHRHレセプタ
ー蛋白質の量と質の検査は、それ自体公知の方法で行う
ことができる。例えば、文献〔Nambi,P.ら、ザ・ジャー
ナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(J. Biol.
Chem.),267,19555−19559,(1992)〕に記載の方法に
従って行うことができる。本発明の組換え型ヒトGHR
Hレセプター蛋白質は、上記のごとく組換え型ヒトGH
RHレセプター蛋白質を含有する昆虫細胞またはCHO
細胞から、それ自体公知の方法あるいはそれに準じる方
法によって単離精製されたものであってもよいし、該昆
虫細胞またはCHO細胞の細胞膜上に存在しているもの
であってもよいし、該細胞の膜画分に存在するものであ
ってもよい。
【0031】本発明の組換え型ヒトGHRHレセプター
蛋白質の部分ペプチドとしては、例えば、本発明の組換
え型ヒトGHRHレセプター蛋白質分子のうち、細胞膜
の外に露出している部位などが用いられる。具体的に
は、疎水性プロット解析において細胞外領域(親水性
(Hydrophilic)部位)であると分析された部分ペプチ
ドである。また、疎水性(Hydrophobic)部位を一部に
含むペプチドも同様に用いることができる。さらに、個
々のドメインを個別に含むペプチドも用い得るが、複数
のドメインを同時に含む部分ペプチドでもよい。本発明
の組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質の部分ペプチ
ドの塩としては、とりわけ生理学的に許容される酸付加
塩が好ましい。この様な塩としては、例えば無機酸(例
えば、塩酸、リン酸、臭化水素酸、硫酸)との塩、ある
いは有機酸(例えば、酢酸、ギ酸、プロピオン酸、フマ
ル酸、マレイン酸、コハク酸、酒石酸、クエン酸、リン
ゴ酸、蓚酸、安息香酸、メタンスルホン酸、ベンゼンス
ルホン酸)との塩などが用いられる。
蛋白質の部分ペプチドとしては、例えば、本発明の組換
え型ヒトGHRHレセプター蛋白質分子のうち、細胞膜
の外に露出している部位などが用いられる。具体的に
は、疎水性プロット解析において細胞外領域(親水性
(Hydrophilic)部位)であると分析された部分ペプチ
ドである。また、疎水性(Hydrophobic)部位を一部に
含むペプチドも同様に用いることができる。さらに、個
々のドメインを個別に含むペプチドも用い得るが、複数
のドメインを同時に含む部分ペプチドでもよい。本発明
の組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質の部分ペプチ
ドの塩としては、とりわけ生理学的に許容される酸付加
塩が好ましい。この様な塩としては、例えば無機酸(例
えば、塩酸、リン酸、臭化水素酸、硫酸)との塩、ある
いは有機酸(例えば、酢酸、ギ酸、プロピオン酸、フマ
ル酸、マレイン酸、コハク酸、酒石酸、クエン酸、リン
ゴ酸、蓚酸、安息香酸、メタンスルホン酸、ベンゼンス
ルホン酸)との塩などが用いられる。
【0032】本発明の組換え型ヒトGHRHレセプター
蛋白質の部分ペプチドまたはその塩は、自体公知のペプ
チドの合成法に従って、あるいは本発明の組換え型ヒト
GHRHレセプター蛋白質を適当なペプチダーゼで切断
することによって製造することができる。ペプチドの合
成法としては、例えば固相合成法、液相合成法のいずれ
によっても良い。すなわち、本発明の蛋白質を構成し得
る部分ペプチドもしくはアミノ酸と残余部分とを縮合さ
せ、生成物が保護基を有する場合は保護基を脱離するこ
とにより目的のペプチドを製造することができる。公知
の縮合方法や保護基の脱離としてはたとえば、以下の
〜に記載された方法が挙げられる。 M. Bodanszky および M.A. Ondetti、ペプチド シン
セシス (Peptide Synthesis), Interscience Publisher
s, New York (1966年) SchroederおよびLuebke、ザ ペプチド(The Peptide),
Academic Press, New York (1965年) 泉屋信夫他、ペプチド合成の基礎と実験、 丸善(株)
(1975年) 矢島治明 および榊原俊平、生化学実験講座 1、 タン
パク質の化学IV、 205、(1977年) 矢島治明監修、続医薬品の開発 第14巻 ペプチド合成
広川書店 また、反応後は通常の精製法、たとえば、溶媒抽出・蒸
留・カラムクロマトグラフィー・液体クロマトグラフィ
ー・再結晶などを組み合わせて本発明の部分ペプチドを
精製単離することができる。上記方法で得られる部分ペ
プチドが遊離体である場合は、公知の方法によって適当
な塩に変換することができるし、逆に塩で得られた場合
は、公知の方法によって遊離体に変換することができ
る。
蛋白質の部分ペプチドまたはその塩は、自体公知のペプ
チドの合成法に従って、あるいは本発明の組換え型ヒト
GHRHレセプター蛋白質を適当なペプチダーゼで切断
することによって製造することができる。ペプチドの合
成法としては、例えば固相合成法、液相合成法のいずれ
によっても良い。すなわち、本発明の蛋白質を構成し得
る部分ペプチドもしくはアミノ酸と残余部分とを縮合さ
せ、生成物が保護基を有する場合は保護基を脱離するこ
とにより目的のペプチドを製造することができる。公知
の縮合方法や保護基の脱離としてはたとえば、以下の
〜に記載された方法が挙げられる。 M. Bodanszky および M.A. Ondetti、ペプチド シン
セシス (Peptide Synthesis), Interscience Publisher
s, New York (1966年) SchroederおよびLuebke、ザ ペプチド(The Peptide),
Academic Press, New York (1965年) 泉屋信夫他、ペプチド合成の基礎と実験、 丸善(株)
(1975年) 矢島治明 および榊原俊平、生化学実験講座 1、 タン
パク質の化学IV、 205、(1977年) 矢島治明監修、続医薬品の開発 第14巻 ペプチド合成
広川書店 また、反応後は通常の精製法、たとえば、溶媒抽出・蒸
留・カラムクロマトグラフィー・液体クロマトグラフィ
ー・再結晶などを組み合わせて本発明の部分ペプチドを
精製単離することができる。上記方法で得られる部分ペ
プチドが遊離体である場合は、公知の方法によって適当
な塩に変換することができるし、逆に塩で得られた場合
は、公知の方法によって遊離体に変換することができ
る。
【0033】本発明の組換え型ヒトGHRHレセプター
蛋白質を含有する昆虫細胞もしくはその細胞膜画分、組
換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質を含有するCHO
細胞またはその細胞膜画分、またはこれら細胞から単離
した組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質、その部分
ペプチドもしくはそれらの塩は、GHRHレセプターア
ゴニストまたはアンタゴニストのスクリーニング用試薬
として有用である。すなわち、本発明は、(1)本発明
の組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質を含有する昆
虫細胞(以下、本発明の昆虫細胞と略称する)またはそ
の細胞膜画分を用いることを特徴とするGHRHレセプ
ターアゴニストまたはアンタゴニストのスクリーニング
方法、(2)本発明の組換え型ヒトGHRHレセプター
蛋白質を含有する昆虫細胞から単離される組換え型ヒト
GHRHレセプター蛋白質(以下、本発明の組換え型ヒ
トGHRHレセプター蛋白質1と略称する)、その部分
ペプチドまたはその塩を用いることを特徴とするGHR
Hレセプターアゴニストまたはアンタゴニストのスクリ
ーニング方法、(3)本発明の組換え型ヒトGHRHレ
セプター蛋白質を含有するCHO細胞(以下、本発明の
CHO細胞と略称する)またはその細胞膜画分を用いる
ことを特徴とするGHRHレセプターアゴニストまたは
アンタゴニストのスクリーニング方法、および(4)本
発明の組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質を含有す
るCHO細胞から単離される組換え型ヒトGHRHレセ
プター蛋白質(以下、本発明の組換え型ヒトGHRHレ
セプター蛋白質2と略称する)、その部分ペプチドまた
はそれらの塩を用いることを特徴とするGHRHレセプ
ターアゴニストまたはアンタゴニストのスクリーニング
方法を提供する。
蛋白質を含有する昆虫細胞もしくはその細胞膜画分、組
換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質を含有するCHO
細胞またはその細胞膜画分、またはこれら細胞から単離
した組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質、その部分
ペプチドもしくはそれらの塩は、GHRHレセプターア
ゴニストまたはアンタゴニストのスクリーニング用試薬
として有用である。すなわち、本発明は、(1)本発明
の組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質を含有する昆
虫細胞(以下、本発明の昆虫細胞と略称する)またはそ
の細胞膜画分を用いることを特徴とするGHRHレセプ
ターアゴニストまたはアンタゴニストのスクリーニング
方法、(2)本発明の組換え型ヒトGHRHレセプター
蛋白質を含有する昆虫細胞から単離される組換え型ヒト
GHRHレセプター蛋白質(以下、本発明の組換え型ヒ
トGHRHレセプター蛋白質1と略称する)、その部分
ペプチドまたはその塩を用いることを特徴とするGHR
Hレセプターアゴニストまたはアンタゴニストのスクリ
ーニング方法、(3)本発明の組換え型ヒトGHRHレ
セプター蛋白質を含有するCHO細胞(以下、本発明の
CHO細胞と略称する)またはその細胞膜画分を用いる
ことを特徴とするGHRHレセプターアゴニストまたは
アンタゴニストのスクリーニング方法、および(4)本
発明の組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質を含有す
るCHO細胞から単離される組換え型ヒトGHRHレセ
プター蛋白質(以下、本発明の組換え型ヒトGHRHレ
セプター蛋白質2と略称する)、その部分ペプチドまた
はそれらの塩を用いることを特徴とするGHRHレセプ
ターアゴニストまたはアンタゴニストのスクリーニング
方法を提供する。
【0034】より具体的には、 (1a)(i)GHRHを本発明の昆虫細胞またはその
細胞膜画分に接触させた場合と、(ii)GHRHおよび
試験化合物を本発明の昆虫細胞またはその細胞膜画分に
接触させた場合との比較を行なうことを特徴とするGH
RHレセプターアゴニストまたはアンタゴニストのスク
リーニング方法 (2a)(i)GHRHを本発明の組換え型ヒトGHR
Hレセプター蛋白質1、その部分ペプチドまたはその塩
に接触させた場合と、(ii)GHRHおよび試験化合物
を本発明の組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質1、
その部分ペプチドまたはその塩に接触させた場合との比
較を行なうことを特徴とするGHRHレセプターアゴニ
ストまたはアンタゴニストのスクリーニング方法、 (3a)(i)GHRHを本発明のCHO細胞またはそ
の細胞膜画分に接触させた場合と、(ii)GHRHおよ
び試験化合物を本発明のCHO細胞またはその細胞膜画
分に接触させた場合との比較を行なうことを特徴とする
GHRHレセプターアゴニストまたはアンタゴニストの
スクリーニング方法、および (4a)(i)GHRHを本発明の組換え型ヒトGHR
Hレセプター蛋白質2、その部分ペプチドまたはその塩
に接触させた場合と、(ii)GHRHおよび試験化合物
を本発明の組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質2、
その部分ペプチドまたはその塩に接触させた場合との比
較を行なうことを特徴とするGHRHレセプターアゴニ
ストまたはアンタゴニストのスクリーニング方法を提供
する。具体的には、上記の(1a)〜(4a)のスクリ
ーニング方法において、(i)と(ii)の場合におけ
る、例えば、該組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質
1、その部分ペプチドもしくはその塩、該組換え型ヒト
GHRHレセプター蛋白質2、その部分ペプチドもしく
はその塩、組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質を含
有する昆虫細胞もしくはその細胞膜画分、組換え型ヒト
GHRHレセプター蛋白質を含有するCHO細胞もしく
はその細胞膜画分に対するGHRHの結合量、細胞刺激
活性などを測定して、比較することを特徴とするもので
ある。
細胞膜画分に接触させた場合と、(ii)GHRHおよび
試験化合物を本発明の昆虫細胞またはその細胞膜画分に
接触させた場合との比較を行なうことを特徴とするGH
RHレセプターアゴニストまたはアンタゴニストのスク
リーニング方法 (2a)(i)GHRHを本発明の組換え型ヒトGHR
Hレセプター蛋白質1、その部分ペプチドまたはその塩
に接触させた場合と、(ii)GHRHおよび試験化合物
を本発明の組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質1、
その部分ペプチドまたはその塩に接触させた場合との比
較を行なうことを特徴とするGHRHレセプターアゴニ
ストまたはアンタゴニストのスクリーニング方法、 (3a)(i)GHRHを本発明のCHO細胞またはそ
の細胞膜画分に接触させた場合と、(ii)GHRHおよ
び試験化合物を本発明のCHO細胞またはその細胞膜画
分に接触させた場合との比較を行なうことを特徴とする
GHRHレセプターアゴニストまたはアンタゴニストの
スクリーニング方法、および (4a)(i)GHRHを本発明の組換え型ヒトGHR
Hレセプター蛋白質2、その部分ペプチドまたはその塩
に接触させた場合と、(ii)GHRHおよび試験化合物
を本発明の組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質2、
その部分ペプチドまたはその塩に接触させた場合との比
較を行なうことを特徴とするGHRHレセプターアゴニ
ストまたはアンタゴニストのスクリーニング方法を提供
する。具体的には、上記の(1a)〜(4a)のスクリ
ーニング方法において、(i)と(ii)の場合におけ
る、例えば、該組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質
1、その部分ペプチドもしくはその塩、該組換え型ヒト
GHRHレセプター蛋白質2、その部分ペプチドもしく
はその塩、組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質を含
有する昆虫細胞もしくはその細胞膜画分、組換え型ヒト
GHRHレセプター蛋白質を含有するCHO細胞もしく
はその細胞膜画分に対するGHRHの結合量、細胞刺激
活性などを測定して、比較することを特徴とするもので
ある。
【0035】より具体的には、 (1b)(i)標識したGHRHを、本発明の昆虫細胞
もしくはその細胞膜画分に接触させた場合と、(ii)標
識したGHRHおよび試験化合物を、本発明の昆虫細胞
もしくはその細胞膜画分に接触させた場合における、該
昆虫細胞もしくはその細胞膜画分に対する標識したGH
RHの結合量を測定し、比較することを特徴とするGH
RHレセプターアゴニストまたはアンタゴニストのスク
リーニング方法、 (1c)(i)GHRHを、本発明の昆虫細胞もしくは
その細胞膜画分に接触させた場合と、(ii)GHRHお
よび試験化合物を、本発明の昆虫細胞もしくはその細胞
膜画分に接触させた場合における、組換え型ヒトGHR
Hレセプターを介した細胞刺激活性(例えば、アラキド
ン酸遊離、アセチルコリン遊離、細胞内Ca2+濃度の変
動、細胞内cAMP生成、細胞内cGMP生成、イノシ
トールリン酸産生、細胞膜電位変動、細胞内蛋白質のリ
ン酸化、c−fosの活性化、pHの低下、細胞遊走活
性、ホルモンの分泌、G蛋白質の活性化、細胞増殖など
を促進する活性または抑制する活性など)を測定し、比
較することを特徴とするGHRHレセプターアゴニスト
またはアンタゴニストのスクリーニング方法、 (2b)(i)標識したGHRHを、本発明の組換え型
ヒトGHRHレセプター蛋白質1、その部分ペプチドも
しくはその塩に接触させた場合と、(ii)標識したGH
RHおよび試験化合物を、本発明の組換え型ヒトGHR
Hレセプター蛋白質1、その部分ペプチドもしくはその
塩に接触させた場合における、該組換え型ヒトGHRH
レセプター蛋白質、その部分ペプチドもしくはその塩に
対する標識したGHRHの結合量を測定し、比較するこ
とを特徴とするGHRHレセプターアゴニストまたはア
ンタゴニストのスクリーニング方法、
もしくはその細胞膜画分に接触させた場合と、(ii)標
識したGHRHおよび試験化合物を、本発明の昆虫細胞
もしくはその細胞膜画分に接触させた場合における、該
昆虫細胞もしくはその細胞膜画分に対する標識したGH
RHの結合量を測定し、比較することを特徴とするGH
RHレセプターアゴニストまたはアンタゴニストのスク
リーニング方法、 (1c)(i)GHRHを、本発明の昆虫細胞もしくは
その細胞膜画分に接触させた場合と、(ii)GHRHお
よび試験化合物を、本発明の昆虫細胞もしくはその細胞
膜画分に接触させた場合における、組換え型ヒトGHR
Hレセプターを介した細胞刺激活性(例えば、アラキド
ン酸遊離、アセチルコリン遊離、細胞内Ca2+濃度の変
動、細胞内cAMP生成、細胞内cGMP生成、イノシ
トールリン酸産生、細胞膜電位変動、細胞内蛋白質のリ
ン酸化、c−fosの活性化、pHの低下、細胞遊走活
性、ホルモンの分泌、G蛋白質の活性化、細胞増殖など
を促進する活性または抑制する活性など)を測定し、比
較することを特徴とするGHRHレセプターアゴニスト
またはアンタゴニストのスクリーニング方法、 (2b)(i)標識したGHRHを、本発明の組換え型
ヒトGHRHレセプター蛋白質1、その部分ペプチドも
しくはその塩に接触させた場合と、(ii)標識したGH
RHおよび試験化合物を、本発明の組換え型ヒトGHR
Hレセプター蛋白質1、その部分ペプチドもしくはその
塩に接触させた場合における、該組換え型ヒトGHRH
レセプター蛋白質、その部分ペプチドもしくはその塩に
対する標識したGHRHの結合量を測定し、比較するこ
とを特徴とするGHRHレセプターアゴニストまたはア
ンタゴニストのスクリーニング方法、
【0036】(3b)(i)標識したGHRHを、本発
明のCHO細胞もしくはその細胞膜画分に接触させた場
合と、(ii)標識したGHRHおよび試験化合物を、本
発明のCHO細胞もしくはその細胞膜画分に接触させた
場合における、該CHO細胞もしくはその細胞膜画分に
対する標識したGHRHの結合量を測定し、比較するこ
とを特徴とするGHRHレセプターアゴニストまたはア
ンタゴニストのスクリーニング方法、 (3c)(i)GHRHを、本発明のCHO細胞または
その細胞膜画分に接触させた場合と、(ii)GHRHお
よび試験化合物を、本発明のCHO細胞またはその細胞
膜画分に接触させた場合における、組換え型ヒトGHR
Hレセプターを介した細胞刺激活性(例えば、アラキド
ン酸遊離、アセチルコリン遊離、細胞内Ca2+濃度の変
動、細胞内cAMP生成、細胞内cGMP生成、イノシ
トールリン酸産生、細胞膜電位変動、細胞内蛋白質のリ
ン酸化、c−fosの活性化、pHの低下、細胞遊走活
性、ホルモンの分泌、G蛋白質の活性化、細胞増殖など
を促進する活性または抑制する活性など)を測定し、比
較することを特徴とするGHRHレセプターアゴニスト
またはアンタゴニストのスクリーニング方法、 (4b)(i)標識したGHRHを、本発明の組換え型
ヒトGHRHレセプター蛋白質2、その部分ペプチドも
しくはその塩に接触させた場合と、(ii)標識したGH
RHおよび試験化合物を、本発明の組換え型ヒトGHR
Hレセプター蛋白質2、その部分ペプチドもしくはその
塩に接触させた場合における、該組換え型ヒトGHRH
レセプター蛋白質、その部分ペプチドもしくはその塩に
対する標識したGHRHの結合量を測定し、比較するこ
とを特徴とするGHRHレセプターアゴニストまたはア
ンタゴニストのスクリーニング方法、
明のCHO細胞もしくはその細胞膜画分に接触させた場
合と、(ii)標識したGHRHおよび試験化合物を、本
発明のCHO細胞もしくはその細胞膜画分に接触させた
場合における、該CHO細胞もしくはその細胞膜画分に
対する標識したGHRHの結合量を測定し、比較するこ
とを特徴とするGHRHレセプターアゴニストまたはア
ンタゴニストのスクリーニング方法、 (3c)(i)GHRHを、本発明のCHO細胞または
その細胞膜画分に接触させた場合と、(ii)GHRHお
よび試験化合物を、本発明のCHO細胞またはその細胞
膜画分に接触させた場合における、組換え型ヒトGHR
Hレセプターを介した細胞刺激活性(例えば、アラキド
ン酸遊離、アセチルコリン遊離、細胞内Ca2+濃度の変
動、細胞内cAMP生成、細胞内cGMP生成、イノシ
トールリン酸産生、細胞膜電位変動、細胞内蛋白質のリ
ン酸化、c−fosの活性化、pHの低下、細胞遊走活
性、ホルモンの分泌、G蛋白質の活性化、細胞増殖など
を促進する活性または抑制する活性など)を測定し、比
較することを特徴とするGHRHレセプターアゴニスト
またはアンタゴニストのスクリーニング方法、 (4b)(i)標識したGHRHを、本発明の組換え型
ヒトGHRHレセプター蛋白質2、その部分ペプチドも
しくはその塩に接触させた場合と、(ii)標識したGH
RHおよび試験化合物を、本発明の組換え型ヒトGHR
Hレセプター蛋白質2、その部分ペプチドもしくはその
塩に接触させた場合における、該組換え型ヒトGHRH
レセプター蛋白質、その部分ペプチドもしくはその塩に
対する標識したGHRHの結合量を測定し、比較するこ
とを特徴とするGHRHレセプターアゴニストまたはア
ンタゴニストのスクリーニング方法、
【0037】上記の(1b)、(2b)、(3b)およ
び(4b)のスクリーニング方法において、該組換え型
ヒトGHRHレセプター蛋白質1、その部分ペプチドも
しくはその塩、該組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白
質2、その部分ペプチドもしくはその塩、組換え型ヒト
GHRHレセプター蛋白質を含有する昆虫細胞もしくは
その細胞膜画分、組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白
質を含有するCHO細胞もしくはその細胞膜画分に結合
して、GHRHと組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白
質との結合を阻害する化合物がGHRHレセプターアゴ
ニストまたはアンタゴニストの候補化合物として選択で
きる。さらに、上記(1c)および(3c)のスクリー
ニング方法において、ヒトGHRHレセプターに結合
し、該レセプターを介して細胞刺激活性(例えば、アラ
キドン酸遊離、アセチルコリン遊離、細胞内Ca2+濃度
の変動、細胞内cAMP生成、細胞内cGMP生成、イ
ノシトールリン酸産生、細胞膜電位変動、細胞内蛋白質
のリン酸化、c−fosの活性化、pHの低下、細胞の
遊走活性、ホルモン分泌、G蛋白質の活性化、細胞増殖
などを促進する活性または抑制する活性など)を有する
化合物をGHRHレセプターアゴニストの候補化合物と
して選択することができる。一方、上記の(1b)、
(2b)、(3b)および(4b)のスクリーニング方
法において、GHRHと組換え型ヒトGHRHレセプタ
ー蛋白質との結合を阻害する活性が認められた試験化合
物の中で、該細胞刺激活性を有しない化合物をGHRH
レセプターアンタゴニストとして選択することができ
る。本発明の組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質を
含有する昆虫細胞またはCHO細胞が得られ、簡便で効
率的なスクリーニング方法が発明される以前は、GHR
Hレセプターアゴニストまたはアンタゴニストを効率良
くスクリーニングすることができなかった。
び(4b)のスクリーニング方法において、該組換え型
ヒトGHRHレセプター蛋白質1、その部分ペプチドも
しくはその塩、該組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白
質2、その部分ペプチドもしくはその塩、組換え型ヒト
GHRHレセプター蛋白質を含有する昆虫細胞もしくは
その細胞膜画分、組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白
質を含有するCHO細胞もしくはその細胞膜画分に結合
して、GHRHと組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白
質との結合を阻害する化合物がGHRHレセプターアゴ
ニストまたはアンタゴニストの候補化合物として選択で
きる。さらに、上記(1c)および(3c)のスクリー
ニング方法において、ヒトGHRHレセプターに結合
し、該レセプターを介して細胞刺激活性(例えば、アラ
キドン酸遊離、アセチルコリン遊離、細胞内Ca2+濃度
の変動、細胞内cAMP生成、細胞内cGMP生成、イ
ノシトールリン酸産生、細胞膜電位変動、細胞内蛋白質
のリン酸化、c−fosの活性化、pHの低下、細胞の
遊走活性、ホルモン分泌、G蛋白質の活性化、細胞増殖
などを促進する活性または抑制する活性など)を有する
化合物をGHRHレセプターアゴニストの候補化合物と
して選択することができる。一方、上記の(1b)、
(2b)、(3b)および(4b)のスクリーニング方
法において、GHRHと組換え型ヒトGHRHレセプタ
ー蛋白質との結合を阻害する活性が認められた試験化合
物の中で、該細胞刺激活性を有しない化合物をGHRH
レセプターアンタゴニストとして選択することができ
る。本発明の組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質を
含有する昆虫細胞またはCHO細胞が得られ、簡便で効
率的なスクリーニング方法が発明される以前は、GHR
Hレセプターアゴニストまたはアンタゴニストを効率良
くスクリーニングすることができなかった。
【0038】以下に、本発明のスクリーニング方法を具
体的に説明する。本発明のスクリーニング方法におい
て、ヒトGHRHレセプター蛋白質を含有する昆虫細胞
またはCHO細胞を用いる場合、それらの生細胞を用い
たり、該細胞をグルタルアルデヒド、ホルマリンなどで
固定化することができる。固定化方法は、それ自体公知
の方法に従って行うことができる。リガンドとして使用
するGHRHとしては、市販のものなどを用いることが
できる。また、GHRHの代わりに、公知のGHRHレ
セプターアゴニストやアンタゴニストなどを使用するこ
ともできる。標識したGHRHとしては、例えば、〔3
H〕、〔125I〕、〔14C〕、〔35S〕などで標識した
GHRHなどを用いることができ、さらには、
〔3H〕、〔125I〕、〔14C〕、〔35S〕などで標識し
た公知のGHRHアゴニストやアンタゴニストなどを用
いることもできる。例えば、〔125I〕で標識されたヒ
トGHRH(Amersham社, IM180)などが好適である。
試験化合物としては、例えばペプチド、タンパク、非ペ
プチド性化合物、合成化合物、発酵生産物、細胞抽出
液、植物抽出液、動物組織抽出液などが挙げられ、これ
ら化合物は新規な化合物であってもよいし、公知の化合
物であってもよい。
体的に説明する。本発明のスクリーニング方法におい
て、ヒトGHRHレセプター蛋白質を含有する昆虫細胞
またはCHO細胞を用いる場合、それらの生細胞を用い
たり、該細胞をグルタルアルデヒド、ホルマリンなどで
固定化することができる。固定化方法は、それ自体公知
の方法に従って行うことができる。リガンドとして使用
するGHRHとしては、市販のものなどを用いることが
できる。また、GHRHの代わりに、公知のGHRHレ
セプターアゴニストやアンタゴニストなどを使用するこ
ともできる。標識したGHRHとしては、例えば、〔3
H〕、〔125I〕、〔14C〕、〔35S〕などで標識した
GHRHなどを用いることができ、さらには、
〔3H〕、〔125I〕、〔14C〕、〔35S〕などで標識し
た公知のGHRHアゴニストやアンタゴニストなどを用
いることもできる。例えば、〔125I〕で標識されたヒ
トGHRH(Amersham社, IM180)などが好適である。
試験化合物としては、例えばペプチド、タンパク、非ペ
プチド性化合物、合成化合物、発酵生産物、細胞抽出
液、植物抽出液、動物組織抽出液などが挙げられ、これ
ら化合物は新規な化合物であってもよいし、公知の化合
物であってもよい。
【0039】具体的には、上記の(1b)、(2b)、
(3b)および(4b)のスクリーニング方法を実施す
るには、まず、本発明の昆虫細胞もしくはその細胞膜画
分、本発明のCHO細胞もしくはその細胞膜画分、本発
明の組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質1、その部
分ペプチドもしくはその塩、または本発明の組換え型ヒ
トGHRHレセプター蛋白質2、その部分ペプチドもし
くはその塩を、スクリーニングに適した反応バッファー
に懸濁することによりレセプター標品を調製する。反応
バッファーには、pH約4〜10(望ましくは、pH約
6〜8)で約1mM〜200mM(好ましくは、約10
mM〜50mM)のリン酸バッファー、トリス−塩酸バ
ッファーなどの、GHRHとレセプターとの結合を阻害
しないバッファーであればいずれでもよい。また、非特
異的結合を低減させる目的で、約0.01〜0.5%(好
ましくは、約0.05〜0.2%)のCHAPSなどの界
面活性剤をバッファーに加えることもできる。さらに、
プロテアーゼによるレセプターやリガンドの分解を抑え
る目的で、PMSF、ロイペプチン、バシトラシン、ア
プロチニン、E−64(ペプチド研究所製)、ペプスタ
チンなどのプロテアーゼ阻害剤を添加することもでき
る。さらに、蛋白質成分として、約0.01〜5%(好
ましくは、0.1〜1%)のBSA、約0.01〜5%
(好ましくは、0.05〜1%)のゼラチンなどを加え
ることもできる。従来、GHRHは44個のアミノ酸か
らなる比較的分子量の大きいペプチドであるため、リガ
ンド結合実験の際の反応容器やピペットなどに吸着しや
すく、正確で感度の高い測定は不可能であった。そこ
で、本発明の上記(1b)、(2b)、(3b)および
(4b)のスクリーニング方法において、GHRHの特
異的結合量を測定するための反応条件としては、本発明
の組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質またはその
塩、あるいは本発明の組換え型ヒトGHRHレセプター
蛋白質を含有する昆虫細胞またはCHO細胞またはそれ
らの細胞膜画分にGHRHを接触させる際の反応バッフ
ァーの組成、吸引濾過の方法などをそれぞれ適切に設定
することが望ましい。
(3b)および(4b)のスクリーニング方法を実施す
るには、まず、本発明の昆虫細胞もしくはその細胞膜画
分、本発明のCHO細胞もしくはその細胞膜画分、本発
明の組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質1、その部
分ペプチドもしくはその塩、または本発明の組換え型ヒ
トGHRHレセプター蛋白質2、その部分ペプチドもし
くはその塩を、スクリーニングに適した反応バッファー
に懸濁することによりレセプター標品を調製する。反応
バッファーには、pH約4〜10(望ましくは、pH約
6〜8)で約1mM〜200mM(好ましくは、約10
mM〜50mM)のリン酸バッファー、トリス−塩酸バ
ッファーなどの、GHRHとレセプターとの結合を阻害
しないバッファーであればいずれでもよい。また、非特
異的結合を低減させる目的で、約0.01〜0.5%(好
ましくは、約0.05〜0.2%)のCHAPSなどの界
面活性剤をバッファーに加えることもできる。さらに、
プロテアーゼによるレセプターやリガンドの分解を抑え
る目的で、PMSF、ロイペプチン、バシトラシン、ア
プロチニン、E−64(ペプチド研究所製)、ペプスタ
チンなどのプロテアーゼ阻害剤を添加することもでき
る。さらに、蛋白質成分として、約0.01〜5%(好
ましくは、0.1〜1%)のBSA、約0.01〜5%
(好ましくは、0.05〜1%)のゼラチンなどを加え
ることもできる。従来、GHRHは44個のアミノ酸か
らなる比較的分子量の大きいペプチドであるため、リガ
ンド結合実験の際の反応容器やピペットなどに吸着しや
すく、正確で感度の高い測定は不可能であった。そこ
で、本発明の上記(1b)、(2b)、(3b)および
(4b)のスクリーニング方法において、GHRHの特
異的結合量を測定するための反応条件としては、本発明
の組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質またはその
塩、あるいは本発明の組換え型ヒトGHRHレセプター
蛋白質を含有する昆虫細胞またはCHO細胞またはそれ
らの細胞膜画分にGHRHを接触させる際の反応バッフ
ァーの組成、吸引濾過の方法などをそれぞれ適切に設定
することが望ましい。
【0040】後述の実施例4に記載したとおり、反応バ
ッファーの組成中に非特異的結合を低減させる目的で、
界面活性剤や蛋白質を添加することが効果的で、特に界
面活性剤としては、例えば約0.1%のCHAPSを添
加することが望ましい。また、蛋白質成分としては、約
0.5%のゼラチンを添加することが望ましい。一方、
上記スクリーニング方法に組換え型ヒトGHRHレセプ
ター蛋白質を含有する昆虫細胞またはCHO細胞を用い
る場合、培養器に付着させたまま、つまり昆虫細胞やC
HO細胞を生育させた状態で、あるいはグルタルアルデ
ヒドやパラホルムアルデヒドで固定化した細胞を用い
て、GHRHとGHRHレセプター蛋白質を結合させる
ことができる。この場合、該反応バッファーとしては、
例えば培地やハンクス液などが用いられる。そして、
0.01ml〜10mlの該レセプター溶液に、一定量
(例えば、2200Ci/mmolの場合、約1000
0cpm〜1000000cpm)の標識したGHRH
(例えば、〔125I〕−GHRH)を添加し、同時に1
0-4M〜10-10Mの試験化合物を共存させる。非特異
的結合量(NSB)を知るために大過剰の未標識のGH
RHを加えた反応チューブも用意する。反応は0℃から
50℃、望ましくは4℃から37℃で20分から24時
間、望ましくは30分から3時間行なう。反応後、0.
01〜0.2%ポリエチレンイミンで前処理したガラス
繊維濾紙等で濾過し、適量の洗浄用バッファーで洗浄し
た後、ガラス繊維濾紙に残存する放射活性(例えば、〔
125I〕の量)をγ−カウンターで測定する。濾過に
は、マニホールドやセルハーベスターを用いることがで
きるが、セルハーベスターを用いることが大量の試験化
合物を処理するためには望ましい。拮抗する物質がない
場合の最大結合量(B0)から非特異的結合量(NSB)
を引いたカウント(B0−NSB)を100%とした
時、試験化合物を入れた時の特異的結合量(B−NS
B)が、例えばカウント(B0−NSB)の50%以下
になる試験化合物をアゴニストまたはアンタゴニスト候
補化合物として選択することができる。
ッファーの組成中に非特異的結合を低減させる目的で、
界面活性剤や蛋白質を添加することが効果的で、特に界
面活性剤としては、例えば約0.1%のCHAPSを添
加することが望ましい。また、蛋白質成分としては、約
0.5%のゼラチンを添加することが望ましい。一方、
上記スクリーニング方法に組換え型ヒトGHRHレセプ
ター蛋白質を含有する昆虫細胞またはCHO細胞を用い
る場合、培養器に付着させたまま、つまり昆虫細胞やC
HO細胞を生育させた状態で、あるいはグルタルアルデ
ヒドやパラホルムアルデヒドで固定化した細胞を用い
て、GHRHとGHRHレセプター蛋白質を結合させる
ことができる。この場合、該反応バッファーとしては、
例えば培地やハンクス液などが用いられる。そして、
0.01ml〜10mlの該レセプター溶液に、一定量
(例えば、2200Ci/mmolの場合、約1000
0cpm〜1000000cpm)の標識したGHRH
(例えば、〔125I〕−GHRH)を添加し、同時に1
0-4M〜10-10Mの試験化合物を共存させる。非特異
的結合量(NSB)を知るために大過剰の未標識のGH
RHを加えた反応チューブも用意する。反応は0℃から
50℃、望ましくは4℃から37℃で20分から24時
間、望ましくは30分から3時間行なう。反応後、0.
01〜0.2%ポリエチレンイミンで前処理したガラス
繊維濾紙等で濾過し、適量の洗浄用バッファーで洗浄し
た後、ガラス繊維濾紙に残存する放射活性(例えば、〔
125I〕の量)をγ−カウンターで測定する。濾過に
は、マニホールドやセルハーベスターを用いることがで
きるが、セルハーベスターを用いることが大量の試験化
合物を処理するためには望ましい。拮抗する物質がない
場合の最大結合量(B0)から非特異的結合量(NSB)
を引いたカウント(B0−NSB)を100%とした
時、試験化合物を入れた時の特異的結合量(B−NS
B)が、例えばカウント(B0−NSB)の50%以下
になる試験化合物をアゴニストまたはアンタゴニスト候
補化合物として選択することができる。
【0041】また、上記(1c)および(3c)のスク
リーニング方法を実施するためには、ヒトGHRHレセ
プター蛋白質を介する細胞刺激活性(例えば、アラキド
ン酸遊離、アセチルコリン遊離、細胞内Ca2+濃度の変
動、細胞内cAMP生成、細胞内cGMP生成、イノシ
トールリン酸産生、細胞膜電位変動、細胞内蛋白質のリ
ン酸化、c−fos活性化、pHの低下、細胞の遊走活
性、ホルモンの分泌、G蛋白質の活性化、細胞増殖など
を促進する活性または抑制する活性など)を公知の方法
または市販の測定用キットを用いて測定することができ
る。具体的には、まず、組換え型ヒトGHRHレセプタ
ー蛋白質を含有する昆虫細胞またはCHO細胞をマルチ
ウェルプレート等に培養する。スクリーニングを行なう
にあたっては前もって新鮮な培地あるいは細胞に毒性を
示さない適当なバッファーに交換し、試験化合物などを
添加して一定時間インキュベートした後、細胞を抽出あ
るいは上清液を回収して、生成した産物をそれぞれの方
法に従って定量する。細胞刺激活性の指標とする物質
(例えば、cAMPやアラキドン酸など)の生成が、細
胞が含有する分解酵素によって検定困難な場合は、該分
解酵素に対する阻害剤を添加してアッセイを行なっても
よい。
リーニング方法を実施するためには、ヒトGHRHレセ
プター蛋白質を介する細胞刺激活性(例えば、アラキド
ン酸遊離、アセチルコリン遊離、細胞内Ca2+濃度の変
動、細胞内cAMP生成、細胞内cGMP生成、イノシ
トールリン酸産生、細胞膜電位変動、細胞内蛋白質のリ
ン酸化、c−fos活性化、pHの低下、細胞の遊走活
性、ホルモンの分泌、G蛋白質の活性化、細胞増殖など
を促進する活性または抑制する活性など)を公知の方法
または市販の測定用キットを用いて測定することができ
る。具体的には、まず、組換え型ヒトGHRHレセプタ
ー蛋白質を含有する昆虫細胞またはCHO細胞をマルチ
ウェルプレート等に培養する。スクリーニングを行なう
にあたっては前もって新鮮な培地あるいは細胞に毒性を
示さない適当なバッファーに交換し、試験化合物などを
添加して一定時間インキュベートした後、細胞を抽出あ
るいは上清液を回収して、生成した産物をそれぞれの方
法に従って定量する。細胞刺激活性の指標とする物質
(例えば、cAMPやアラキドン酸など)の生成が、細
胞が含有する分解酵素によって検定困難な場合は、該分
解酵素に対する阻害剤を添加してアッセイを行なっても
よい。
【0042】本発明のスクリーニング用キットは、本発
明の組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質を含有する
昆虫細胞またはCHO細胞もしくはそれらの細胞膜画
分、あるいは本発明の組換え型ヒトGHRHレセプター
蛋白質またはその塩を含有するものである。本発明のス
クリーニング用キットの例としては、次のものが挙げら
れる。 〔スクリーニング用試薬〕 測定用緩衝液および洗浄用緩衝液 Hanks' Balanced Salt Solution(ギブコ社製)に、0.
05%のウシ血清アルブミン(シグマ社製)を加えたも
の。孔径0.45μmのフィルターで濾過滅菌し、4℃
で保存するか、あるいは用時調製しても良い。 組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質標品 組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質を含有するCH
O細胞を、12穴プレートに5×105個/穴で継代
し、37℃、5%CO2、95%airで2日間培養し
たもの。 標識GHRH 市販の〔3H〕、〔125I〕、〔14C〕、〔35S〕などで
標識したGHRH溶液の状態のものを4℃あるいは−2
0℃にて保存し、用時に測定用緩衝液にて5nMに希釈
する。 GHRH標準液 GHRHを0.1%ウシ血清アルブミン(シグマ社製)
を含むPBSで0.1mMとなるように溶解し、−20
℃で保存する。
明の組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質を含有する
昆虫細胞またはCHO細胞もしくはそれらの細胞膜画
分、あるいは本発明の組換え型ヒトGHRHレセプター
蛋白質またはその塩を含有するものである。本発明のス
クリーニング用キットの例としては、次のものが挙げら
れる。 〔スクリーニング用試薬〕 測定用緩衝液および洗浄用緩衝液 Hanks' Balanced Salt Solution(ギブコ社製)に、0.
05%のウシ血清アルブミン(シグマ社製)を加えたも
の。孔径0.45μmのフィルターで濾過滅菌し、4℃
で保存するか、あるいは用時調製しても良い。 組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質標品 組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質を含有するCH
O細胞を、12穴プレートに5×105個/穴で継代
し、37℃、5%CO2、95%airで2日間培養し
たもの。 標識GHRH 市販の〔3H〕、〔125I〕、〔14C〕、〔35S〕などで
標識したGHRH溶液の状態のものを4℃あるいは−2
0℃にて保存し、用時に測定用緩衝液にて5nMに希釈
する。 GHRH標準液 GHRHを0.1%ウシ血清アルブミン(シグマ社製)
を含むPBSで0.1mMとなるように溶解し、−20
℃で保存する。
【0043】〔測定法〕 12穴組織培養用プレートにて培養した組換え型ヒト
GHRHレセプター蛋白質を含有するCHO細胞を、測
定用緩衝液1mlで2回洗浄した後、490μlの測定
用緩衝液を各穴に加える。 10-3〜10-10Mの試験化合物溶液を5μl加えた
後、5nM標識GHRHを5μl加え、室温にて1時間
反応させる。非特異的結合量を知るためには試験化合物
のかわりに10-4MのGHRHを5μl加えておく。 反応液を除去し、1mlの洗浄用緩衝液で3回洗浄す
る。細胞に結合した標識GHRHを0.5mlの0.2
N NaOH−1%SDSで溶解し、4mlの液体シン
チレーターA(和光純薬製)と混合する。 液体シンチレーションカウンター(ベックマン社製)
を用いて放射活性を測定し、Percent Maximum Binding
(PMB)を次の式〔数1〕で求める。なお、
〔125I〕で標識されている場合は、液体シンチレータ
ーと混合することなしに直接ガンマーカウンターで測定
できる。
GHRHレセプター蛋白質を含有するCHO細胞を、測
定用緩衝液1mlで2回洗浄した後、490μlの測定
用緩衝液を各穴に加える。 10-3〜10-10Mの試験化合物溶液を5μl加えた
後、5nM標識GHRHを5μl加え、室温にて1時間
反応させる。非特異的結合量を知るためには試験化合物
のかわりに10-4MのGHRHを5μl加えておく。 反応液を除去し、1mlの洗浄用緩衝液で3回洗浄す
る。細胞に結合した標識GHRHを0.5mlの0.2
N NaOH−1%SDSで溶解し、4mlの液体シン
チレーターA(和光純薬製)と混合する。 液体シンチレーションカウンター(ベックマン社製)
を用いて放射活性を測定し、Percent Maximum Binding
(PMB)を次の式〔数1〕で求める。なお、
〔125I〕で標識されている場合は、液体シンチレータ
ーと混合することなしに直接ガンマーカウンターで測定
できる。
【数1】 PMB:Percent Maximum Binding B :検体を加えた時の値 NSB:Non-specific Binding(非特異的結合量) B0 :最大結合量
【0044】本発明のスクリーニング方法またはスクリ
ーニング用キットを用いて得られるGHRHレセプター
アゴニストまたはアンタゴニストは、本発明のスクリー
ニング方法またはスクリーニング用キットを用いて、試
験化合物(例えば、ペプチド、タンパク、非ペプチド性
化合物、合成化合物、発酵生産物、細胞抽出液、植物抽
出液、動物組織抽出液などが挙げられ、これらの試験化
合物は新規な化合物であってもよいし、公知の化合物で
あってもよい)の中から選択される化合物であり、GH
RHと本発明の組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質
との結合を阻害する化合物である。そして、GHRHレ
セプターアゴニストは、ヒトGHRHレセプターを介し
て細胞刺激活性を有する化合物であり、GHRHレセプ
ターアンタゴニストは該細胞刺激活性を有しない化合物
である。さらに、本発明のスクリーニング方法またはス
クリーニング用キットを用いて得られるGHRHレセプ
ターアゴニストまたはアンタゴニストの構造式を化学修
飾あるいは置換したもの、また該アゴニスト/アンタゴ
ニストの構造式を基にデザイン化したものなども、本発
明のスクリーニング方法またはスクリーニング用キット
を用いて得られるGHRHレセプターアゴニストまたは
アンタゴニストに含まれる。
ーニング用キットを用いて得られるGHRHレセプター
アゴニストまたはアンタゴニストは、本発明のスクリー
ニング方法またはスクリーニング用キットを用いて、試
験化合物(例えば、ペプチド、タンパク、非ペプチド性
化合物、合成化合物、発酵生産物、細胞抽出液、植物抽
出液、動物組織抽出液などが挙げられ、これらの試験化
合物は新規な化合物であってもよいし、公知の化合物で
あってもよい)の中から選択される化合物であり、GH
RHと本発明の組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質
との結合を阻害する化合物である。そして、GHRHレ
セプターアゴニストは、ヒトGHRHレセプターを介し
て細胞刺激活性を有する化合物であり、GHRHレセプ
ターアンタゴニストは該細胞刺激活性を有しない化合物
である。さらに、本発明のスクリーニング方法またはス
クリーニング用キットを用いて得られるGHRHレセプ
ターアゴニストまたはアンタゴニストの構造式を化学修
飾あるいは置換したもの、また該アゴニスト/アンタゴ
ニストの構造式を基にデザイン化したものなども、本発
明のスクリーニング方法またはスクリーニング用キット
を用いて得られるGHRHレセプターアゴニストまたは
アンタゴニストに含まれる。
【0045】該GHRHレセプターアゴニストまたはア
ンタゴニストの塩としては、とりわけ生理学的に許容さ
れる酸付加塩が好ましい。この様な塩としては、例えば
無機酸(例えば、塩酸、リン酸、臭化水素酸、硫酸)と
の塩、あるいは有機酸(例えば、酢酸、ギ酸、プロピオ
ン酸、フマル酸、マレイン酸、コハク酸、酒石酸、クエ
ン酸、リンゴ酸、蓚酸、安息香酸、メタンスルホン酸、
ベンゼンスルホン酸)との塩などが用いられる。本発明
のスクリーニング方法またはスクリーニング用キットを
用いて得られるGHRHレセプターアゴニストは、GH
RHが有する生理活性の全部または一部を有しているの
で、該生理活性に応じて安全で低毒性な医薬組成物とし
て有用である。例えば、小人症、骨粗鬆症、腎不全、慢
性炎症性疾患、貧血などに対する予防・治療剤、下垂体
の機能検査薬、または老化防止薬などとして有用であ
る。一方、本発明のスクリーニング方法またはスクリー
ニング用キットを用いて得られるGHRHレセプターア
ンタゴニストは、GHRHが有する生理活性の全部また
は一部を抑制することができるので、該抑制作用に応じ
て安全で低毒性な医薬組成物として有用である。例え
ば、巨人症または末端肥大症などに対する予防・治療剤
などとして有用である。
ンタゴニストの塩としては、とりわけ生理学的に許容さ
れる酸付加塩が好ましい。この様な塩としては、例えば
無機酸(例えば、塩酸、リン酸、臭化水素酸、硫酸)と
の塩、あるいは有機酸(例えば、酢酸、ギ酸、プロピオ
ン酸、フマル酸、マレイン酸、コハク酸、酒石酸、クエ
ン酸、リンゴ酸、蓚酸、安息香酸、メタンスルホン酸、
ベンゼンスルホン酸)との塩などが用いられる。本発明
のスクリーニング方法またはスクリーニング用キットを
用いて得られるGHRHレセプターアゴニストは、GH
RHが有する生理活性の全部または一部を有しているの
で、該生理活性に応じて安全で低毒性な医薬組成物とし
て有用である。例えば、小人症、骨粗鬆症、腎不全、慢
性炎症性疾患、貧血などに対する予防・治療剤、下垂体
の機能検査薬、または老化防止薬などとして有用であ
る。一方、本発明のスクリーニング方法またはスクリー
ニング用キットを用いて得られるGHRHレセプターア
ンタゴニストは、GHRHが有する生理活性の全部また
は一部を抑制することができるので、該抑制作用に応じ
て安全で低毒性な医薬組成物として有用である。例え
ば、巨人症または末端肥大症などに対する予防・治療剤
などとして有用である。
【0046】本発明のスクリーニング方法またはスクリ
ーニング用キットを用いて得られるアゴニストまたはア
ンタゴニストを上述の医薬組成物として使用する場合、
常套手段に従って実施することができる。例えば、必要
に応じて糖衣を施した錠剤、カプセル剤、エリキシル
剤、マイクロカプセル剤などとして経口的に、あるいは
水もしくはそれ以外の薬学的に許容し得る液との無菌性
溶液、または懸濁液剤などの注射剤の形で非経口的に使
用できる。例えば、該化合物またはその塩を生理学的に
認められる担体、香味剤、賦形剤、ベヒクル、防腐剤、
安定剤、結合剤などとともに一般に認められた製薬実施
に要求される単位用量形態で混和することによって製造
することができる。これら製剤における有効成分量は指
示された範囲の適当な容量が得られるようにするもので
ある。錠剤、カプセル剤などに混和することができる添
加剤としては、例えばゼラチン、コーンスターチ、トラ
ガント、アラビアゴムのような結合剤、結晶性セルロー
スのような賦形剤、コーンスターチ、ゼラチン、アルギ
ン酸などのような膨化剤、ステアリン酸マグネシウムの
ような潤滑剤、ショ糖、乳糖またはサッカリンのような
甘味剤、ペパーミント、アカモノ油またはチェリーのよ
うな香味剤などが用いられる。調剤単位形態がカプセル
である場合には、前記タイプの材料にさらに油脂のよう
な液状担体を含有することができる。注射のための無菌
組成物は注射用水のようなベヒクル中の活性物質、胡麻
油、椰子油などのような天然産出植物油などを溶解また
は懸濁させるなどの通常の製剤実施にしたがって処方す
ることができる。
ーニング用キットを用いて得られるアゴニストまたはア
ンタゴニストを上述の医薬組成物として使用する場合、
常套手段に従って実施することができる。例えば、必要
に応じて糖衣を施した錠剤、カプセル剤、エリキシル
剤、マイクロカプセル剤などとして経口的に、あるいは
水もしくはそれ以外の薬学的に許容し得る液との無菌性
溶液、または懸濁液剤などの注射剤の形で非経口的に使
用できる。例えば、該化合物またはその塩を生理学的に
認められる担体、香味剤、賦形剤、ベヒクル、防腐剤、
安定剤、結合剤などとともに一般に認められた製薬実施
に要求される単位用量形態で混和することによって製造
することができる。これら製剤における有効成分量は指
示された範囲の適当な容量が得られるようにするもので
ある。錠剤、カプセル剤などに混和することができる添
加剤としては、例えばゼラチン、コーンスターチ、トラ
ガント、アラビアゴムのような結合剤、結晶性セルロー
スのような賦形剤、コーンスターチ、ゼラチン、アルギ
ン酸などのような膨化剤、ステアリン酸マグネシウムの
ような潤滑剤、ショ糖、乳糖またはサッカリンのような
甘味剤、ペパーミント、アカモノ油またはチェリーのよ
うな香味剤などが用いられる。調剤単位形態がカプセル
である場合には、前記タイプの材料にさらに油脂のよう
な液状担体を含有することができる。注射のための無菌
組成物は注射用水のようなベヒクル中の活性物質、胡麻
油、椰子油などのような天然産出植物油などを溶解また
は懸濁させるなどの通常の製剤実施にしたがって処方す
ることができる。
【0047】注射用の水溶液としては、例えば生理食塩
水、ブドウ糖やその他の補助薬を含む等張液(例えば、
D−ソルビトール、D−マンニトール、塩化ナトリウム
など)などがあげられ、適当な溶解補助剤、たとえばア
ルコール(たとえばエタノール)、ポリアルコール(た
とえばプロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル)、非イオン性界面活性剤(たとえばポリソルベート
80(TM)、HCO−50)などと併用してもよい。
油性液としてはゴマ油、大豆油などがあげられ、溶解補
助剤として安息香酸ベンジル、ベンジルアルコールなど
と併用してもよい。また、緩衝剤(例えば、リン酸塩緩
衝液、酢酸ナトリウム緩衝液)、無痛化剤(例えば、塩
化ベンザルコニウム、塩酸プロカインなど)、安定剤
(例えば、ヒト血清アルブミン、ポリエチレングリコー
ルなど)、保存剤(例えば、ベンジルアルコール、フェ
ノールなど)、酸化防止剤などと配合してもよい。調整
された注射液は通常、適当なアンプルに充填される。こ
のようにして得られる製剤は安全で低毒性であるので、
例えば温血哺乳動物(例えば、ラット、ウサギ、ヒツ
ジ、ブタ、ウシ、ネコ、イヌ、サル、ヒトなど、特にヒ
ト)に対して投与することができる。該化合物またはそ
の塩の投与量は、症状などにより差異はあるが、経口投
与の場合、一般的に成人(60kgとして)において
は、一日につき約0.1〜100mg、好ましくは約
1.0〜50mg、より好ましくは約1.0〜20mg
である。非経口的に投与する場合は、その1回投与量は
投与対象、対象臓器、症状、投与方法などによっても異
なるが、たとえば注射剤の形では通常成人(60kgと
して)においては、一日につき約0.01〜30mg程
度、好ましくは約0.1〜20mg程度、より好ましく
は約0.1〜10mg程度を静脈注射により投与するの
が好都合である。他の動物の場合も、60kg当たりに
換算した量を投与することができる。
水、ブドウ糖やその他の補助薬を含む等張液(例えば、
D−ソルビトール、D−マンニトール、塩化ナトリウム
など)などがあげられ、適当な溶解補助剤、たとえばア
ルコール(たとえばエタノール)、ポリアルコール(た
とえばプロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル)、非イオン性界面活性剤(たとえばポリソルベート
80(TM)、HCO−50)などと併用してもよい。
油性液としてはゴマ油、大豆油などがあげられ、溶解補
助剤として安息香酸ベンジル、ベンジルアルコールなど
と併用してもよい。また、緩衝剤(例えば、リン酸塩緩
衝液、酢酸ナトリウム緩衝液)、無痛化剤(例えば、塩
化ベンザルコニウム、塩酸プロカインなど)、安定剤
(例えば、ヒト血清アルブミン、ポリエチレングリコー
ルなど)、保存剤(例えば、ベンジルアルコール、フェ
ノールなど)、酸化防止剤などと配合してもよい。調整
された注射液は通常、適当なアンプルに充填される。こ
のようにして得られる製剤は安全で低毒性であるので、
例えば温血哺乳動物(例えば、ラット、ウサギ、ヒツ
ジ、ブタ、ウシ、ネコ、イヌ、サル、ヒトなど、特にヒ
ト)に対して投与することができる。該化合物またはそ
の塩の投与量は、症状などにより差異はあるが、経口投
与の場合、一般的に成人(60kgとして)において
は、一日につき約0.1〜100mg、好ましくは約
1.0〜50mg、より好ましくは約1.0〜20mg
である。非経口的に投与する場合は、その1回投与量は
投与対象、対象臓器、症状、投与方法などによっても異
なるが、たとえば注射剤の形では通常成人(60kgと
して)においては、一日につき約0.01〜30mg程
度、好ましくは約0.1〜20mg程度、より好ましく
は約0.1〜10mg程度を静脈注射により投与するの
が好都合である。他の動物の場合も、60kg当たりに
換算した量を投与することができる。
【0048】本明細書および図面において、塩基やアミ
ノ酸などを略号で表示する場合、IUPAC−IUB
Commision on Biochemical Nomenclature による略号あ
るいは当該分野における慣用略号に基づくものであり、
その例を下記する。またアミノ酸に関し光学異性体があ
り得る場合は、特に明示しなければL体を示すものとす
る。 DNA :デオキシリボ核酸 cDNA :相補的デオキシリボ核酸 A :アデニン T :チミン G :グアニン C :シトシン RNA :リボ核酸 mRNA :メッセンジャーリボ核酸 dATP :デオキシアデノシン三リン酸 dTTP :デオキシチミジン三リン酸 dGTP :デオキシグアノシン三リン酸 dCTP :デオキシシチジン三リン酸 EDTA :エチレンジアミン四酢酸 SDS :ドデシル硫酸ナトリウム EIA :エンザイムイムノアッセイ
ノ酸などを略号で表示する場合、IUPAC−IUB
Commision on Biochemical Nomenclature による略号あ
るいは当該分野における慣用略号に基づくものであり、
その例を下記する。またアミノ酸に関し光学異性体があ
り得る場合は、特に明示しなければL体を示すものとす
る。 DNA :デオキシリボ核酸 cDNA :相補的デオキシリボ核酸 A :アデニン T :チミン G :グアニン C :シトシン RNA :リボ核酸 mRNA :メッセンジャーリボ核酸 dATP :デオキシアデノシン三リン酸 dTTP :デオキシチミジン三リン酸 dGTP :デオキシグアノシン三リン酸 dCTP :デオキシシチジン三リン酸 EDTA :エチレンジアミン四酢酸 SDS :ドデシル硫酸ナトリウム EIA :エンザイムイムノアッセイ
【0049】Gly :グリシン Ala :アラニン Val :バリン Leu :ロイシン Ile :イソロイシン Ser :セリン Thr :スレオニン Cys :システイン Met :メチオニン Glu :グルタミン酸 Asp :アスパラギン酸 Lys :リジン Arg :アルギニン His :ヒスチジン Phe :フェニルアラニン Tyr :チロシン Trp :トリプトファン Pro :プロリン Asn :アスパラギン Gln :グルタミン BSA :ウシ血清アルブミン
【0050】本願明細書において用いられている配列番
号は次のものを示す。 〔配列番号:1〕ヒトGHRHレセプター蛋白質をコー
ドするDNAの塩基配列を示す。 〔配列番号:2〕ヒトGHRHレセプター蛋白質のアミ
ノ酸配列を示す。 〔配列番号:3〕ヒトGHRHレセプター蛋白質をコー
ドするcDNAのクローニングに用いたDNAオリゴマ
ーの塩基配列を示す。 〔配列番号:4〕ヒトGHRHレセプター蛋白質をコー
ドするcDNAのクローニングに用いたDNAオリゴマ
ーの塩基配列を示す。
号は次のものを示す。 〔配列番号:1〕ヒトGHRHレセプター蛋白質をコー
ドするDNAの塩基配列を示す。 〔配列番号:2〕ヒトGHRHレセプター蛋白質のアミ
ノ酸配列を示す。 〔配列番号:3〕ヒトGHRHレセプター蛋白質をコー
ドするcDNAのクローニングに用いたDNAオリゴマ
ーの塩基配列を示す。 〔配列番号:4〕ヒトGHRHレセプター蛋白質をコー
ドするcDNAのクローニングに用いたDNAオリゴマ
ーの塩基配列を示す。
【0051】後述の実施例1で得られたプラスミドpB
ac15を保持する形質転換体 エシェリヒア コリ
(Escherichia coli)JM109/pBac15は、
平成7年1月30日から通商産業省工業技術院生命工学
工業技術研究所(NIBH)に寄託番号FERM BP
−4987として寄託されており、また平成7年2月1
日から財団法人発酵研究所(IFO)にIFO 157
95として寄託されている。後述の実施例5で得られた
プラスミドpAc03を保持する形質転換体 エシェリ
ヒア コリ (Escherichia coli)JM109/pA
C03は、平成7年5月11日から通商産業省工業技術
院生命工学工業技術研究所(NIBH)に寄託番号FE
RM BP−5097として寄託されており、また平成
7年4月28日から財団法人発酵研究所(IFO)にI
FO 15814として寄託されている。後述の実施例
6で得られた形質転換体 CHO/HG7−5は、平成
7年4月5日から通商産業省工業技術院生命工学工業技
術研究所(NIBH)に寄託番号FERM BP−50
62として寄託されており、また平成7年4月11日か
ら財団法人発酵研究所(IFO)にIFO 50455
として寄託されている。
ac15を保持する形質転換体 エシェリヒア コリ
(Escherichia coli)JM109/pBac15は、
平成7年1月30日から通商産業省工業技術院生命工学
工業技術研究所(NIBH)に寄託番号FERM BP
−4987として寄託されており、また平成7年2月1
日から財団法人発酵研究所(IFO)にIFO 157
95として寄託されている。後述の実施例5で得られた
プラスミドpAc03を保持する形質転換体 エシェリ
ヒア コリ (Escherichia coli)JM109/pA
C03は、平成7年5月11日から通商産業省工業技術
院生命工学工業技術研究所(NIBH)に寄託番号FE
RM BP−5097として寄託されており、また平成
7年4月28日から財団法人発酵研究所(IFO)にI
FO 15814として寄託されている。後述の実施例
6で得られた形質転換体 CHO/HG7−5は、平成
7年4月5日から通商産業省工業技術院生命工学工業技
術研究所(NIBH)に寄託番号FERM BP−50
62として寄託されており、また平成7年4月11日か
ら財団法人発酵研究所(IFO)にIFO 50455
として寄託されている。
【0052】
【実施例】以下に参考例および実施例を挙げて本発明を
さらに具体的に説明するが、本発明がそれに限定される
ものではない。なお、大腸菌を用いての遺伝子操作法
は、成書(Maniatisら、モレキュラー・クローニング
〔Molecular Cloning〕、ColdSpring Harbor Laborator
y、1989年)に記載されている方法に従った。
さらに具体的に説明するが、本発明がそれに限定される
ものではない。なお、大腸菌を用いての遺伝子操作法
は、成書(Maniatisら、モレキュラー・クローニング
〔Molecular Cloning〕、ColdSpring Harbor Laborator
y、1989年)に記載されている方法に従った。
【0053】
【参考例1】ヒトGHRHレセプター蛋白質cDNAの
クローニング 公知のヒトGHRHcDNAの塩基配列〔Mayo, K. E.,
モレキュラー・エンドクリノロジー(Mol. Endocrino
l.) 6巻、1734-1744頁、1992年〕および〔Gaylinn, B.
D. et al., モレキュラー・エンドクリノロジー(Mol.
Endocrinol.)7巻、77-84頁、1993年〕に基づき、DN
AオリゴマーPT-3およびPT-4を合成した。PT-
3は、5'−CCTCGAGTCACCATGGACC
GCCGGATGT−3'(配列表の配列番号:3)で
あり、5'末端に制限酵素XhoIの認識配列と−5〜
+16(翻訳開始部位を+1とする)のセンス配列を含
むオリゴマーである。PT-4は、5'−CCTCGAG
GCAGCCTAGCACATAGATG−3'(配列
表の配列番号:4)であり、5'末端に制限酵素Xho
Iの認識配列と+1259〜+1280のアンチセンス
配列を含むオリゴマーである。ヒト下垂体cDNA(ク
ロンテック社、カタログ番号7173-1)を鋳型として用い
た。該cDNA1ngに上記DNAオリゴマーをそれぞ
れ25pmolずつ加え、TaqDNAポリメラーゼ(宝酒
造(株))2.5単位を用いてポリメラーゼ連鎖反応を
行なった。反応液組成は、TaqDNAポリメラーゼに
添付された指示書に従った。
クローニング 公知のヒトGHRHcDNAの塩基配列〔Mayo, K. E.,
モレキュラー・エンドクリノロジー(Mol. Endocrino
l.) 6巻、1734-1744頁、1992年〕および〔Gaylinn, B.
D. et al., モレキュラー・エンドクリノロジー(Mol.
Endocrinol.)7巻、77-84頁、1993年〕に基づき、DN
AオリゴマーPT-3およびPT-4を合成した。PT-
3は、5'−CCTCGAGTCACCATGGACC
GCCGGATGT−3'(配列表の配列番号:3)で
あり、5'末端に制限酵素XhoIの認識配列と−5〜
+16(翻訳開始部位を+1とする)のセンス配列を含
むオリゴマーである。PT-4は、5'−CCTCGAG
GCAGCCTAGCACATAGATG−3'(配列
表の配列番号:4)であり、5'末端に制限酵素Xho
Iの認識配列と+1259〜+1280のアンチセンス
配列を含むオリゴマーである。ヒト下垂体cDNA(ク
ロンテック社、カタログ番号7173-1)を鋳型として用い
た。該cDNA1ngに上記DNAオリゴマーをそれぞ
れ25pmolずつ加え、TaqDNAポリメラーゼ(宝酒
造(株))2.5単位を用いてポリメラーゼ連鎖反応を
行なった。反応液組成は、TaqDNAポリメラーゼに
添付された指示書に従った。
【0054】反応条件は、94℃で30秒間、52℃で
20秒間、72℃で60秒間を1サイクルとして、30
サイクル繰り返した。反応液を1%アガロースゲルで電
気泳動したところ、目的とするサイズ(約1.3kb)
のDNA断片が特異的に増幅されていた。該DNA断片
をアガロースゲルから常法にしたがって回収し、Hin
cIIサイトで開裂したpUC118に接続し、宿主細胞
であるエシェリヒアコリ(Escherichia coli)JM10
9に形質転換した。該DNA断片を含むプラスミドを有
する形質転換体を2株(No.61およびNo.62)選
抜し、蛍光色素を用いた自動塩基配列解析装置373A
(アプライドバイオシステムズ社)で挿入DNA断片の
塩基配列を確認したところ、各クローンにそれぞれ、3
カ所の点変異が存在したので、2クローンでそれぞれ変
異がなかった制限酵素断片をつなぎ合わせて完全なヒト
GHRHレセプターcDNAを作製した。該cDNA断
片の塩基配列を確認したところ、前記Gaylinnらの報告
に記載されたヒトGHRHレセプターcDNAの塩基配
列と、完全に一致するDNA断片を有するクローン(N
o.6162)が得られた。No.6162の塩基配列お
よびそれから推定されるアミノ酸配列を〔図1〕に示し
た。
20秒間、72℃で60秒間を1サイクルとして、30
サイクル繰り返した。反応液を1%アガロースゲルで電
気泳動したところ、目的とするサイズ(約1.3kb)
のDNA断片が特異的に増幅されていた。該DNA断片
をアガロースゲルから常法にしたがって回収し、Hin
cIIサイトで開裂したpUC118に接続し、宿主細胞
であるエシェリヒアコリ(Escherichia coli)JM10
9に形質転換した。該DNA断片を含むプラスミドを有
する形質転換体を2株(No.61およびNo.62)選
抜し、蛍光色素を用いた自動塩基配列解析装置373A
(アプライドバイオシステムズ社)で挿入DNA断片の
塩基配列を確認したところ、各クローンにそれぞれ、3
カ所の点変異が存在したので、2クローンでそれぞれ変
異がなかった制限酵素断片をつなぎ合わせて完全なヒト
GHRHレセプターcDNAを作製した。該cDNA断
片の塩基配列を確認したところ、前記Gaylinnらの報告
に記載されたヒトGHRHレセプターcDNAの塩基配
列と、完全に一致するDNA断片を有するクローン(N
o.6162)が得られた。No.6162の塩基配列お
よびそれから推定されるアミノ酸配列を〔図1〕に示し
た。
【0055】
【実施例1】ヒトGHRHレセプター蛋白質発現用組換
え体ウイルスの作製 参考例1に記載のヒトGHRHレセプターcDNA断片
を有するプラスミドNo.6162 10μgを制限酵
素BamHIとHindIIIで消化した後、1%アガロ
ースゲル電気泳動を行い、ヒトGHRHレセプターをコ
ードする1.3kb DNA断片を回収した。一方、ト
ランスファーベクターpBlueBacIII(Invitroge
n社)2μgをBamHIとHindIIIで消化した。該
トランスファーベクター0.1μgと1.3kb DNA
断片をT4DNAリガーゼを用いて結合し、ヒトGHR
HレセプターcDNA断片が、ポリヘドリンプロモータ
ーに対して順方向に挿入されたトランスファープラスミ
ドpBac15を得た。このプラスミドpBac15を
大腸菌JM109に形質転換し、形質転換体エシェリヒ
ア コリ(Escherichia coli)JM109/pBac15
を得た。pBac15 3μgと線状AcNPV DN
A1μgを同時にリポソームを用いてSf9細胞に導入
し、27℃で3日間培養した後、培養上清を回収した。
該培養上清から組換え体ウイルスを選び出すために、5
-ブロモ-4-クロロ-3-インドリル-β-D-ガラクトシド
(X−gal)を含む軟寒天培地中でプラークを作ら
せ、青色を呈する組換え体ウイルス(vBac15)を
得た。これを用いて再度単一プラークを作らせた後、2
回増幅操作を行って発現のためのウイルスストックを作
製した。
え体ウイルスの作製 参考例1に記載のヒトGHRHレセプターcDNA断片
を有するプラスミドNo.6162 10μgを制限酵
素BamHIとHindIIIで消化した後、1%アガロ
ースゲル電気泳動を行い、ヒトGHRHレセプターをコ
ードする1.3kb DNA断片を回収した。一方、ト
ランスファーベクターpBlueBacIII(Invitroge
n社)2μgをBamHIとHindIIIで消化した。該
トランスファーベクター0.1μgと1.3kb DNA
断片をT4DNAリガーゼを用いて結合し、ヒトGHR
HレセプターcDNA断片が、ポリヘドリンプロモータ
ーに対して順方向に挿入されたトランスファープラスミ
ドpBac15を得た。このプラスミドpBac15を
大腸菌JM109に形質転換し、形質転換体エシェリヒ
ア コリ(Escherichia coli)JM109/pBac15
を得た。pBac15 3μgと線状AcNPV DN
A1μgを同時にリポソームを用いてSf9細胞に導入
し、27℃で3日間培養した後、培養上清を回収した。
該培養上清から組換え体ウイルスを選び出すために、5
-ブロモ-4-クロロ-3-インドリル-β-D-ガラクトシド
(X−gal)を含む軟寒天培地中でプラークを作ら
せ、青色を呈する組換え体ウイルス(vBac15)を
得た。これを用いて再度単一プラークを作らせた後、2
回増幅操作を行って発現のためのウイルスストックを作
製した。
【0056】
【実施例2】昆虫細胞を用いたヒトGHRHレセプター
蛋白質の発現 Sf9細胞およびSf21細胞を500ml用のスピナー
フラスコを用いて200mlの昆虫細胞用培地で浮遊培養
し、細胞濃度が1.5×106の時、実施例1で調製し
たウイルスストック液を3ml加え、27℃、80rpmで
4日間培養した。培養後、遠心(3,000rpm、10
分)で細胞を回収し、小分けした後、使用時まで−25
℃で冷凍保存した。細胞を融解した後、30mlの抽出バ
ッファー(10mM NaHCO3,1mM EDT
A,0.5mM PMSF,20μg/ml leupeptin,4
μg/ml E−64,1μg/ml pepstatin)に懸濁し、
ポリトロンを用いて細胞を破砕した(20,000rpm,
20秒×3回)。サンプルを低速で遠心(3,000rp
m,10分)した後、その上清を高速で遠心分離し(3
0,000rpm,60分)、沈殿を膜画分として回収し
た。これを15mlのストックバッファー〔20mM T
ris−HCl(pH7.4),0.25M sucrose,
2mM EDTA,0.5mMPMSF,20μg/ml l
eupeptin,1μg/ml pepstatin〕に懸濁し、小分けし
て使用時まで−80℃で保存した。この時の蛋白量はS
f9細胞からのものが2.0mg/ml、Sf21細胞からの
ものが2.6mg/mlであった。
蛋白質の発現 Sf9細胞およびSf21細胞を500ml用のスピナー
フラスコを用いて200mlの昆虫細胞用培地で浮遊培養
し、細胞濃度が1.5×106の時、実施例1で調製し
たウイルスストック液を3ml加え、27℃、80rpmで
4日間培養した。培養後、遠心(3,000rpm、10
分)で細胞を回収し、小分けした後、使用時まで−25
℃で冷凍保存した。細胞を融解した後、30mlの抽出バ
ッファー(10mM NaHCO3,1mM EDT
A,0.5mM PMSF,20μg/ml leupeptin,4
μg/ml E−64,1μg/ml pepstatin)に懸濁し、
ポリトロンを用いて細胞を破砕した(20,000rpm,
20秒×3回)。サンプルを低速で遠心(3,000rp
m,10分)した後、その上清を高速で遠心分離し(3
0,000rpm,60分)、沈殿を膜画分として回収し
た。これを15mlのストックバッファー〔20mM T
ris−HCl(pH7.4),0.25M sucrose,
2mM EDTA,0.5mMPMSF,20μg/ml l
eupeptin,1μg/ml pepstatin〕に懸濁し、小分けし
て使用時まで−80℃で保存した。この時の蛋白量はS
f9細胞からのものが2.0mg/ml、Sf21細胞からの
ものが2.6mg/mlであった。
【0057】該細胞膜画分のGHRHレセプター活性
は、以下の方法で測定した。測定用バッファー〔25m
M Tris−HCl,1mM EGTA,5mM M
gCl2,0.5% ゼラチン,0.1% CHAPS,
0.03% NaN3,20μg/ml leupeptin,1μg/m
l pepstatin,4μg/ml E−64,0.1mM PM
SF(pH7.0)〕で膜画分を懸濁し、同バッファー
で希釈して蛋白量が200μl当たり1μg、2μg、
4μg、8μg、15μg、30μgおよび50μgに
なるように調製した。各200μlをチューブに分注
し、5nM〔125I〕−GHRH 2μlを添加し、2
5℃、60分間反応させた。非特異的結合量(NSB)
を測定するために、10-4M GHRH2μlを加えた
チューブも同時に用意した。洗浄用バッファー〔50m
M Tris−HCl,1mM EDTA,5mM M
gCl2(pH7.5)〕を1.5ml加え、あらかじめ0.
1%のポリエチレンイミンに1時間以上ひたしたGF/
Fガラスフィルター(Whatman社)で濾過し、さらに同
バッファー(1.5ml)で洗浄した後、ガラスフィルタ
ーに残った〔125I〕−GHRHをγ−カウンターで測
定した。その結果を〔図2〕と〔図3〕に示す。〔図
2〕と〔図3〕において−○−は全結合量を、−△−は
非特異的結合量を、−●−は特異的結合量を示す。この
結果、昆虫細胞で十分量のGHRHレセプターが発現し
ていることが確認された。
は、以下の方法で測定した。測定用バッファー〔25m
M Tris−HCl,1mM EGTA,5mM M
gCl2,0.5% ゼラチン,0.1% CHAPS,
0.03% NaN3,20μg/ml leupeptin,1μg/m
l pepstatin,4μg/ml E−64,0.1mM PM
SF(pH7.0)〕で膜画分を懸濁し、同バッファー
で希釈して蛋白量が200μl当たり1μg、2μg、
4μg、8μg、15μg、30μgおよび50μgに
なるように調製した。各200μlをチューブに分注
し、5nM〔125I〕−GHRH 2μlを添加し、2
5℃、60分間反応させた。非特異的結合量(NSB)
を測定するために、10-4M GHRH2μlを加えた
チューブも同時に用意した。洗浄用バッファー〔50m
M Tris−HCl,1mM EDTA,5mM M
gCl2(pH7.5)〕を1.5ml加え、あらかじめ0.
1%のポリエチレンイミンに1時間以上ひたしたGF/
Fガラスフィルター(Whatman社)で濾過し、さらに同
バッファー(1.5ml)で洗浄した後、ガラスフィルタ
ーに残った〔125I〕−GHRHをγ−カウンターで測
定した。その結果を〔図2〕と〔図3〕に示す。〔図
2〕と〔図3〕において−○−は全結合量を、−△−は
非特異的結合量を、−●−は特異的結合量を示す。この
結果、昆虫細胞で十分量のGHRHレセプターが発現し
ていることが確認された。
【0058】
【実施例3】ヒトGHRHレセプターを含有する昆虫細
胞膜画分を用いた結合阻害実験 実施例2で得られたSf21細胞由来のヒトGHRHレ
セプター含有膜画分を用いて、〔125I〕−GHRHに
対するCRF、PACAP38、ソマトスタチン14、
VIPおよびGHRHの結合阻害実験を行った。10μ
gの膜画分を含む200μlの測定用バッファーをチュー
ブに分注し、5nM〔125I〕−GHRHを2μl添加
し、同時に可変量の上記競合物を2μl加え、25℃で
1時間反応を行った。次に、実施例2に記載の方法で膜
画分に結合した〔125I〕活性をγ−カウンターで測定
し、下記の〔数2〕の計算式に従って、Percent Maximu
m Binding(PMB)を求めた。
胞膜画分を用いた結合阻害実験 実施例2で得られたSf21細胞由来のヒトGHRHレ
セプター含有膜画分を用いて、〔125I〕−GHRHに
対するCRF、PACAP38、ソマトスタチン14、
VIPおよびGHRHの結合阻害実験を行った。10μ
gの膜画分を含む200μlの測定用バッファーをチュー
ブに分注し、5nM〔125I〕−GHRHを2μl添加
し、同時に可変量の上記競合物を2μl加え、25℃で
1時間反応を行った。次に、実施例2に記載の方法で膜
画分に結合した〔125I〕活性をγ−カウンターで測定
し、下記の〔数2〕の計算式に従って、Percent Maximu
m Binding(PMB)を求めた。
【数2】 PMB:Percent Maximum Binding B :結合量 NSB:非特異的結合量 B0 :最大結合量 その結果を〔図4〕に示す。この結果から、昆虫細胞で
発現させたヒトGHRHレセプター蛋白質は、天然のG
HRHレセプター蛋白質と同等のリガンド特異性を有す
ることが明らかになった。
発現させたヒトGHRHレセプター蛋白質は、天然のG
HRHレセプター蛋白質と同等のリガンド特異性を有す
ることが明らかになった。
【0059】
【実施例4】ヒトGHRHレセプター蛋白質に対するリ
ガンド結合実験の条件検討 これまで、GHRHレセプターを含有する膜画分に対す
るGHRHの結合実験では、繁雑で手間のかかる遠心法
によりレセプターに結合したGHRHと未結合のGHR
Hを分離していた。しかしこの方法では大量のサンプル
を評価しなければならないスクリーニングには不向きな
ため、ガラスフィルターを使った吸引濾過法による高感
度な結合実験を可能にするための条件検討を行った。結
合反応の条件として、ガラスフィルターの前処理、測定
用バッファーのpH、組成を検討した。ガラスフィルタ
ーの前処理の条件検討は次のように行った。まず、ガラ
スフィルターGF/F(Whatman社)を20mM Tr
is−HCl(pH7.5),1% BSAに1時間以
上ひたしたもの、ガラスフィルターを20mM Tri
s−HCl(pH7.5),10% Block Ace(大日本
製薬)に1時間以上ひたしたもの、ガラスフィルターを
シリコナイズしたもの、およびガラスフィルターを20
mM Tris−HCl(pH7.5),0.03% ポ
リエチレンイミンに1時間以上ひたしたものを用意し
た。次に、実施例2に記載のSf9細胞由来のヒトGH
RHレセプターを含有する膜画分を用いて、実施例2に
記載の方法で〔125I〕−GHRHの結合反応を行っ
た。なお、この時、反応液200μl中15μgの膜画
分を用いた。反応後、上記の前処理済のガラスフィルタ
ーを用いて吸引濾過し、その後ガラスフィルターの〔
125I〕活性をγ−カウンターで測定した。その結果を
〔表1〕に示す。
ガンド結合実験の条件検討 これまで、GHRHレセプターを含有する膜画分に対す
るGHRHの結合実験では、繁雑で手間のかかる遠心法
によりレセプターに結合したGHRHと未結合のGHR
Hを分離していた。しかしこの方法では大量のサンプル
を評価しなければならないスクリーニングには不向きな
ため、ガラスフィルターを使った吸引濾過法による高感
度な結合実験を可能にするための条件検討を行った。結
合反応の条件として、ガラスフィルターの前処理、測定
用バッファーのpH、組成を検討した。ガラスフィルタ
ーの前処理の条件検討は次のように行った。まず、ガラ
スフィルターGF/F(Whatman社)を20mM Tr
is−HCl(pH7.5),1% BSAに1時間以
上ひたしたもの、ガラスフィルターを20mM Tri
s−HCl(pH7.5),10% Block Ace(大日本
製薬)に1時間以上ひたしたもの、ガラスフィルターを
シリコナイズしたもの、およびガラスフィルターを20
mM Tris−HCl(pH7.5),0.03% ポ
リエチレンイミンに1時間以上ひたしたものを用意し
た。次に、実施例2に記載のSf9細胞由来のヒトGH
RHレセプターを含有する膜画分を用いて、実施例2に
記載の方法で〔125I〕−GHRHの結合反応を行っ
た。なお、この時、反応液200μl中15μgの膜画
分を用いた。反応後、上記の前処理済のガラスフィルタ
ーを用いて吸引濾過し、その後ガラスフィルターの〔
125I〕活性をγ−カウンターで測定した。その結果を
〔表1〕に示す。
【0060】
【表1】
【0061】この結果から、〔125I〕−GHRHの特
異的結合(〔表1〕の)を検出するためには、ガラス
フィルターのポリエチレンイミン処理が必須であること
が判明した。測定用バッファーのpHの検討は、次のよ
うに行った。実施例2に記載の測定用バッファーでTr
is−HClのpHを5.5から8.4まで変えたバッフ
ァーで膜画分を懸濁し、蛋白質が200μlあたり15
μgになるように調製した。200μlずつチューブに
分注し、実施例2に記載の方法で、〔125I〕−GHR
Hと反応させた後ガラスフィルターによる吸引濾過を行
い、ガラスフィルターに残った〔125I〕を測定した。
その結果を〔図5〕に示す。この図から、中性から弱酸
性にかけてが、測定用バッファーの至適pHであること
が判明した。測定用バッファーの組成の検討は次のよう
に行った。まず、反応チューブに吸着する〔125I〕−
GHRHの量を低く抑えるため、測定用バッファーに加
えるBSA、ゼラチンおよびCHAPSの影響を調べ
た。基本バッファー〔25mMTris−HCl(pH
7),5mM MgCl2,1mM EGTA,0.03
% NaN3,0.1mM PMSF,1μg/ml pepsta
tin,20μg/ml leupeptin,4μg/ml E−64〕に
上記の添加物を加え、200μlの測定用バッファーに
〔125I〕−GHRHを50pM加えた後、25℃で1
時間放置した後のチューブ内壁に吸着した〔125I〕活
性をγ−カウンターで測定した。その結果を〔表2〕に
示す。
異的結合(〔表1〕の)を検出するためには、ガラス
フィルターのポリエチレンイミン処理が必須であること
が判明した。測定用バッファーのpHの検討は、次のよ
うに行った。実施例2に記載の測定用バッファーでTr
is−HClのpHを5.5から8.4まで変えたバッフ
ァーで膜画分を懸濁し、蛋白質が200μlあたり15
μgになるように調製した。200μlずつチューブに
分注し、実施例2に記載の方法で、〔125I〕−GHR
Hと反応させた後ガラスフィルターによる吸引濾過を行
い、ガラスフィルターに残った〔125I〕を測定した。
その結果を〔図5〕に示す。この図から、中性から弱酸
性にかけてが、測定用バッファーの至適pHであること
が判明した。測定用バッファーの組成の検討は次のよう
に行った。まず、反応チューブに吸着する〔125I〕−
GHRHの量を低く抑えるため、測定用バッファーに加
えるBSA、ゼラチンおよびCHAPSの影響を調べ
た。基本バッファー〔25mMTris−HCl(pH
7),5mM MgCl2,1mM EGTA,0.03
% NaN3,0.1mM PMSF,1μg/ml pepsta
tin,20μg/ml leupeptin,4μg/ml E−64〕に
上記の添加物を加え、200μlの測定用バッファーに
〔125I〕−GHRHを50pM加えた後、25℃で1
時間放置した後のチューブ内壁に吸着した〔125I〕活
性をγ−カウンターで測定した。その結果を〔表2〕に
示す。
【0062】
【表2】
【0063】〔表2〕から、測定用バッファーの中にゼ
ラチンなどの蛋白質や、CHAPSなどの界面活性剤を
添加することが、〔125I〕−GHRHが反応チューブ
に吸着してしまうことを防ぐのに有効であることが判明
した。次に、〔125I〕−GHRHの特異的結合量を感
度よく検出するための測定用バッファーを検討した。上
記の基本バッファーにCHAPS、ゼラチン、BlockAce
(大日本製薬)を加え、実施例2に記載の方法でヒトG
HRHレセプター蛋白質を含有する膜画分に対する〔
125I〕−GHRHの結合量を測定した。〔表3〕にそ
の結果を示した。
ラチンなどの蛋白質や、CHAPSなどの界面活性剤を
添加することが、〔125I〕−GHRHが反応チューブ
に吸着してしまうことを防ぐのに有効であることが判明
した。次に、〔125I〕−GHRHの特異的結合量を感
度よく検出するための測定用バッファーを検討した。上
記の基本バッファーにCHAPS、ゼラチン、BlockAce
(大日本製薬)を加え、実施例2に記載の方法でヒトG
HRHレセプター蛋白質を含有する膜画分に対する〔
125I〕−GHRHの結合量を測定した。〔表3〕にそ
の結果を示した。
【0064】
【表3】 この結果から、0.1% CHAPSと0.5%ゼラチン
を測定用バッファーに加えることが感度よく〔125I〕
−GHRHの結合活性を評価するのに有効であることが
判明した。
を測定用バッファーに加えることが感度よく〔125I〕
−GHRHの結合活性を評価するのに有効であることが
判明した。
【0065】
【実施例5】ヒトGHRHレセプター蛋白質cDNAの
発現プラスミドの構築 CHO細胞での発現ベクターとしては、pAKKO−1
11を用いた。pAKKO−111は次のようにして構
築した。特開平5−076385公報に記載のpTB1
417からHindIIIおよびClaI処理によってS
RαプロモーターおよびpolyA付加シグナルを含む
1.4kbのDNA断片を得た。また、pTB348
〔Naruo, K. et al. バイオケミカル・アンド・バイオ
フィジカル・リサーチ・コミュニケーションズ(Bioche
m. Biophys. Res. Commun.)128巻,256-264頁(1985)〕
からClaIおよびSalI処理によりジヒドロ葉酸還
元酵素(DHFR)遺伝子を含む4.5kbのDNA断
片を得た。これらのDNA断片をT4ポリメラーゼ処理
により末端を平滑末端にした後、T4リガーゼにより連
結し、pAKKO−111プラスミドを構築した。次
に、参考例1で得られたヒトGHRHレセプターcDN
A断片を有するプラスミド(No.6162)5μgを
制限酵素XhoIで消化した後、1%アガロースゲル電
気泳動を行い、ヒトGHRHレセプターをコードする
1.3kbのDNA断片を回収した。そして、上記の発
現ベクターpAKKO−111(5.5kb)1μgを
SalIで消化し、ヒトGHRHレセプターcDNA断
片を挿入するためのクローニング部位を作製した。該発
現ベクター断片と1.3kbのDNA断片をT4DNA
リガーゼを用いて結合し、反応液を塩化カルシウム法に
て大腸菌JM109に導入し、形質転換体の中からヒト
GHRHレセプターcDNA断片がプロモーターに対し
て順方向に挿入された発現プラスミドpAC03を得た
〔図6〕。この形質転換体をエシェリヒア コリ(Esch
erichia coli)JM109/pAC03と標示する。
発現プラスミドの構築 CHO細胞での発現ベクターとしては、pAKKO−1
11を用いた。pAKKO−111は次のようにして構
築した。特開平5−076385公報に記載のpTB1
417からHindIIIおよびClaI処理によってS
RαプロモーターおよびpolyA付加シグナルを含む
1.4kbのDNA断片を得た。また、pTB348
〔Naruo, K. et al. バイオケミカル・アンド・バイオ
フィジカル・リサーチ・コミュニケーションズ(Bioche
m. Biophys. Res. Commun.)128巻,256-264頁(1985)〕
からClaIおよびSalI処理によりジヒドロ葉酸還
元酵素(DHFR)遺伝子を含む4.5kbのDNA断
片を得た。これらのDNA断片をT4ポリメラーゼ処理
により末端を平滑末端にした後、T4リガーゼにより連
結し、pAKKO−111プラスミドを構築した。次
に、参考例1で得られたヒトGHRHレセプターcDN
A断片を有するプラスミド(No.6162)5μgを
制限酵素XhoIで消化した後、1%アガロースゲル電
気泳動を行い、ヒトGHRHレセプターをコードする
1.3kbのDNA断片を回収した。そして、上記の発
現ベクターpAKKO−111(5.5kb)1μgを
SalIで消化し、ヒトGHRHレセプターcDNA断
片を挿入するためのクローニング部位を作製した。該発
現ベクター断片と1.3kbのDNA断片をT4DNA
リガーゼを用いて結合し、反応液を塩化カルシウム法に
て大腸菌JM109に導入し、形質転換体の中からヒト
GHRHレセプターcDNA断片がプロモーターに対し
て順方向に挿入された発現プラスミドpAC03を得た
〔図6〕。この形質転換体をエシェリヒア コリ(Esch
erichia coli)JM109/pAC03と標示する。
【0066】
【実施例6】ヒトGHRHレセプター蛋白質cDNAの
CHO(dhfr-)細胞への導入と発現 CHO(dhfr-)細胞1×106細胞を、直径8cmの
シャーレを用いて、10%ウシ胎児血清を含むハムF1
2培地で24時間培養し、この細胞に実施例5で得たヒ
トGHRHレセプターcDNA発現プラスミドpAC0
3 10μgをリン酸カルシウム法(Cell Phect Transf
ection Kit;Pharmacia)で導入した。導入24時間
後、培地を10%透析ウシ胎児血清を含むDMEM培地
に換えて、本培地でコロニーを形成する細胞(すなわ
ち、DHFR+細胞)を選択した。さらに、選択された
細胞を限界希釈法によって単一細胞からクローニング
し、ヒトGHRHレセプターを発現する細胞株を複数得
た。上記の細胞株のうち、CHO/HG7−5、CHO
/HG9−3、CHO/HG13−3株のGHRHレセ
プター蛋白質活性を以下の方法で測定した。CHO/H
G7−5、CHO/HG9−3およびCHO/HG13
−3を12−well−plateに2×105細胞ずつ播種し、
10%透析ウシ胎児血清を含むDMEM培地中で3日間
培養した後、PBSで軽くwellを洗浄し、2%ウシ胎児
血清を含むDMEM培地0.5ml/wellを加えた。次に〔
125I〕−GHRH(Amersham社 IM180)を25pMに
なるように加え、25℃で1時間反応させた。非特異的
結合を測定するためにGHRH(ペプチド研究所)を、
1μMになるように加えたwellも用意した。反応終了
後、1mlのPBSでwellを3回洗浄した後、0.5ml
の0.5N NaOH、0.1%SDSを加え、wellに残
った〔125I〕−GHRHをバイアルに回収した。1ml
の蒸留水を加え、wellを洗浄した後、それもバイアルに
回収した。バイアル中の〔125I〕をγ−カウンターで
測定した結果を〔表4〕に示す。
CHO(dhfr-)細胞への導入と発現 CHO(dhfr-)細胞1×106細胞を、直径8cmの
シャーレを用いて、10%ウシ胎児血清を含むハムF1
2培地で24時間培養し、この細胞に実施例5で得たヒ
トGHRHレセプターcDNA発現プラスミドpAC0
3 10μgをリン酸カルシウム法(Cell Phect Transf
ection Kit;Pharmacia)で導入した。導入24時間
後、培地を10%透析ウシ胎児血清を含むDMEM培地
に換えて、本培地でコロニーを形成する細胞(すなわ
ち、DHFR+細胞)を選択した。さらに、選択された
細胞を限界希釈法によって単一細胞からクローニング
し、ヒトGHRHレセプターを発現する細胞株を複数得
た。上記の細胞株のうち、CHO/HG7−5、CHO
/HG9−3、CHO/HG13−3株のGHRHレセ
プター蛋白質活性を以下の方法で測定した。CHO/H
G7−5、CHO/HG9−3およびCHO/HG13
−3を12−well−plateに2×105細胞ずつ播種し、
10%透析ウシ胎児血清を含むDMEM培地中で3日間
培養した後、PBSで軽くwellを洗浄し、2%ウシ胎児
血清を含むDMEM培地0.5ml/wellを加えた。次に〔
125I〕−GHRH(Amersham社 IM180)を25pMに
なるように加え、25℃で1時間反応させた。非特異的
結合を測定するためにGHRH(ペプチド研究所)を、
1μMになるように加えたwellも用意した。反応終了
後、1mlのPBSでwellを3回洗浄した後、0.5ml
の0.5N NaOH、0.1%SDSを加え、wellに残
った〔125I〕−GHRHをバイアルに回収した。1ml
の蒸留水を加え、wellを洗浄した後、それもバイアルに
回収した。バイアル中の〔125I〕をγ−カウンターで
測定した結果を〔表4〕に示す。
【0067】
【表4】 〔表4〕より、CHO/HG7−5株が最も高い発現量
を示すことが判明した。
を示すことが判明した。
【0068】
【発明の効果】本発明のヒトGHRHレセプター蛋白質
をコードするDNAを導入したバキュロウイルスを感染
させた昆虫細胞は、ヒトGHRHレセプター蛋白質を高
発現することができる。本発明のヒトGHRHレセプタ
ー蛋白質をコードするDNAを保持する発現ベクターp
AC03は、ヒトGHRHレセプター蛋白質を高発現す
るように構築された発現ベクターである。該発現ベクタ
ーpAC03を含有するCHO細胞は、ヒトGHRHレ
セプター蛋白質を高発現することができる。また、本発
明の組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質を含有する
昆虫細胞もしくはその細胞膜画分、本発明の組換え型ヒ
トGHRHレセプター蛋白質を含有するCHO細胞もし
くはその細胞膜分画、またはそれら細胞から製造される
組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質もしくはその塩
を用いて、GHRHレセプターアゴニストまたはアンタ
ゴニストを効率良く、正確にスクリーニングすることが
できる。本発明のスクリーニング方法によれば、GHR
Hレセプターアゴニストまたはアンタゴニストを有利
に、かつ早期に選択することができる。該アゴニスト
は、例えば、小人症、骨粗鬆症、腎不全、慢性炎症性疾
患、貧血に対する予防・治療剤、下垂体の機能検査薬、
もしくは老化防止薬などとして有用である。一方、該ア
ンタゴニストは、例えば巨人症および末端肥大症に対す
る予防・治療剤などとして有用である。本発明のヒトG
HRHレセプターと、スクリーニング方法を使えば、こ
れらを目的とした医薬品を早期に開発することができ
る。
をコードするDNAを導入したバキュロウイルスを感染
させた昆虫細胞は、ヒトGHRHレセプター蛋白質を高
発現することができる。本発明のヒトGHRHレセプタ
ー蛋白質をコードするDNAを保持する発現ベクターp
AC03は、ヒトGHRHレセプター蛋白質を高発現す
るように構築された発現ベクターである。該発現ベクタ
ーpAC03を含有するCHO細胞は、ヒトGHRHレ
セプター蛋白質を高発現することができる。また、本発
明の組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質を含有する
昆虫細胞もしくはその細胞膜画分、本発明の組換え型ヒ
トGHRHレセプター蛋白質を含有するCHO細胞もし
くはその細胞膜分画、またはそれら細胞から製造される
組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質もしくはその塩
を用いて、GHRHレセプターアゴニストまたはアンタ
ゴニストを効率良く、正確にスクリーニングすることが
できる。本発明のスクリーニング方法によれば、GHR
Hレセプターアゴニストまたはアンタゴニストを有利
に、かつ早期に選択することができる。該アゴニスト
は、例えば、小人症、骨粗鬆症、腎不全、慢性炎症性疾
患、貧血に対する予防・治療剤、下垂体の機能検査薬、
もしくは老化防止薬などとして有用である。一方、該ア
ンタゴニストは、例えば巨人症および末端肥大症に対す
る予防・治療剤などとして有用である。本発明のヒトG
HRHレセプターと、スクリーニング方法を使えば、こ
れらを目的とした医薬品を早期に開発することができ
る。
【0069】
【配列番号:1】 配列の長さ:1269 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 配列 ATGGACCGCC GGATGTGGGG GGCCCACGTC TTCTGCGTGT TGAGCCCGTT ACCGACCGTA 60 TTGGGCCACA TGCACCCAGA ATGTGACTTC ATCACCCAGC TGAGAGAGGA TGAGAGTGCC 120 TGTCTACAAG CAGCAGAGGA GATGCCCAAC ACCACCCTGG GCTGCCCTGC GACCTGGGAT 180 GGGCTGCTGT GCTGGCCAAC GGCAGGCTCT GGCGAGTGGG TCACCCTCCC CTGCCCGGAT 240 TTCTTCTCTC ACTTCAGCTC AGAGTCAGGG GCTGTGAAAC GGGATTGTAC TATCACTGGC 300 TGGTCTGAGC CCTTTCCACC TTACCCTGTG GCCTGCCCTG TGCCTCTGGA GCTGCTGGCT 360 GAGGAGGAAT CTTACTTCTC CACAGTGAAG ATTATCTACA CCGTGGGCCA TAGCATCTCT 420 ATTGTAGCCC TCTTCGTGGC CATCACCATC CTGGTTGCTC TCAGGAGGCT CCACTGCCCC 480 CGGAACTACG TCCACACCCA GCTGTTCACC ACTTTTATCC TCAAGGCGGG AGCTGTGTTC 540 CTGAAGGATG CTGCCCTTTT CCACAGCGAC GACACTGACC ACTGCAGCTT CTCCACTGTT 600 CTATGCAAGG TCTCTGTGGC CGCCTCCCAT TTCGCCACCA TGACCAACTT CAGCTGGCTG 660 TTGGCAGAAG CCGTCTACCT GAACTGCCTC CTGGCCTCCA CCTCCCCCAG CTCAAGGAGA 720 GCCTTCTGGT GGCTGGTTCT CGCTGGCTGG GGGCTGCCCG TGCTCTTCAC TGGCACGTGG 780 GTGAGCTGCA AACTGGCCTT CGAGGACATC GCGTGCTGGG ACCTGGACGA CACCTCCCCC 840 TACTGGTGGA TCATCAAAGG GCCCATTGTC CTCTCGGTCG GGGTGAACTT TGGGCTTTTT 900 CTCAATATTA TCCGCATCCT GGTGAGGAAA CTGGAGCCAG CTCAGGGCAG CCTCCATACC 960 CAGTCTCAGT ATTGGCGTCT CTCCAAGTCG ACACTTTTCC TGATCCCACT CTTTGGAATT 1020 CACTACATCA TCTTCAACTT CCTGCCAGAC AATGCTGGCC TGGGCATCCT CCTCCCCCTG 1080 GAGCTGGGAC TGGGTTCCTT CCAGGGCTTC ATTGTTGCCA TCCTCTACTG CTTCCTCAAC 1140 CAAGAGGTGA GGACTGAGAT CTCACGGAAG TGGCATGGCC ATGACCCTGA GCTTCTGCCA 1200 GCCTGGAGGA CCCGTGCTAA GTGGACCACG CCTTCCCGCT CGGCGGCAAA GGTGCTGACA 1260 TCTATGTGC 1269
【0070】
【配列番号:2】 配列の長さ:423 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:タンパク 配列 Met Asp Arg Arg Met Trp Gly Ala His Val Phe Cys Val Leu Ser Pro 1 5 10 15 Leu Pro Thr Val Leu Gly His Met His Pro Glu Cys Asp Phe Ile Thr 20 25 30 Gln Leu Arg Glu Asp Glu Ser Ala Cys Leu Gln Ala Ala Glu Glu Met 35 40 45 Pro Asn Thr Thr Leu Gly Cys Pro Ala Thr Trp Asp Gly Leu Leu Cys 50 55 60 Trp Pro Thr Ala Gly Ser Gly Glu Trp Val Thr Leu Pro Cys Pro Asp 65 70 75 80 Phe Phe Ser His Phe Ser Ser Glu Ser Gly Ala Val Lys Arg Asp Cys 85 90 95 Thr Ile Thr Gly Trp Ser Glu Pro Phe Pro Pro Tyr Pro Val Ala Cys 100 105 110 Pro Val Pro Leu Glu Leu Leu Ala Glu Glu Glu Ser Tyr Phe Ser Thr 115 120 125 Val Lys Ile Ile Tyr Thr Val Gly His Ser Ile Ser Ile Val Ala Leu 130 135 140 Phe Val Ala Ile Thr Ile Leu Val Ala Leu Arg Arg Leu His Cys Pro 145 150 155 160 Arg Asn Tyr Val His Thr Gln Leu Phe Thr Thr Phe Ile Leu Lys Ala 165 170 175 Gly Ala Val Phe Leu Lys Asp Ala Ala Leu Phe His Ser Asp Asp Thr 180 185 190 Asp His Cys Ser Phe Ser Thr Val Leu Cys Lys Val Ser Val Ala Ala 195 200 205 Ser His Phe Ala Thr Met Thr Asn Phe Ser Trp Leu Leu Ala Glu Ala 210 215 220 Val Tyr Leu Asn Cys Leu Leu Ala Ser Thr Ser Pro Ser Ser Arg Arg 225 230 235 240 Ala Phe Trp Trp Leu Val Leu Ala Gly Trp Gly Leu Pro Val Leu Phe 245 250 255 Thr Gly Thr Trp Val Ser Cys Lys Leu Ala Phe Glu Asp Ile Ala Cys 260 265 270 Trp Asp Leu Asp Asp Thr Ser Pro Tyr Trp Trp Ile Ile Lys Gly Pro 275 280 285 Ile Val Leu Ser Val Gly Val Asn Phe Gly Leu Phe Leu Asn Ile Ile 290 295 300 Arg Ile Leu Val Arg Lys Leu Glu Pro Ala Gln Gly Ser Leu His Thr 305 310 315 320 Gln Ser Gln Tyr Trp Arg Leu Ser Lys Ser Thr Leu Phe Leu Ile Pro 325 330 335 Leu Phe Gly Ile His Tyr Ile Ile Phe Asn Phe Leu Pro Asp Asn Ala 340 345 350 Gly Leu Gly Ile Leu Leu Pro Leu Glu Leu Gly Leu Gly Ser Phe Gln 355 360 365 Gly Phe Ile Val Ala Ile Leu Tyr Cys Phe Leu Asn Gln Glu Val Arg 370 375 380 Thr Glu Ile Ser Arg Lys Trp His Gly His Asp Pro Glu Leu Leu Pro 385 390 395 400 Ala Trp Arg Thr Arg Ala Lys Trp Thr Thr Pro Ser Arg Ser Ala Ala 405 410 415 Lys Val Leu Thr Ser Met Cys 420
【0071】
【配列番号:3】 配列の長さ:28 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 CCTCGAGTCA CCATGGACCG CCGGATGT 28
【0072】
【配列番号:4】 配列の長さ:26 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 CCTCGAGGCA GCCTAGCACA TAGATG 26
【0073】
【図1】参考例1で調製したヒトGHRHレセプターc
DNAの塩基配列およびそれから推定されるアミノ酸配
列を示す。
DNAの塩基配列およびそれから推定されるアミノ酸配
列を示す。
【図2】ヒトGHRHレセプター蛋白質を含有するSf
9細胞の細胞膜画分に対する〔125I〕−GHRHの結
合実験の結果を示す。縦軸は〔125I〕−GHRHの結
合量(cpm)を示し、横軸は細胞膜画分の蛋白量(μ
g/tube)を示す。●は特異的結合量(SB)を示し、○
は全結合量(TB)、△は非特異的結合量(NSB)を
示す。
9細胞の細胞膜画分に対する〔125I〕−GHRHの結
合実験の結果を示す。縦軸は〔125I〕−GHRHの結
合量(cpm)を示し、横軸は細胞膜画分の蛋白量(μ
g/tube)を示す。●は特異的結合量(SB)を示し、○
は全結合量(TB)、△は非特異的結合量(NSB)を
示す。
【図3】ヒトGHRHレセプター蛋白質を含有するSf
21細胞の細胞膜画分に対する〔125I〕−GHRHの
結合実験の結果を示す。縦軸は〔125I〕−GHRHの
結合量(cpm)を示し、横軸は細胞膜画分の蛋白量
(μg/tube)を示す。●は特異的結合量(SB)を示
し、○は全結合量(TB)、△は非特異的結合量(NS
B)を示す。
21細胞の細胞膜画分に対する〔125I〕−GHRHの
結合実験の結果を示す。縦軸は〔125I〕−GHRHの
結合量(cpm)を示し、横軸は細胞膜画分の蛋白量
(μg/tube)を示す。●は特異的結合量(SB)を示
し、○は全結合量(TB)、△は非特異的結合量(NS
B)を示す。
【図4】ヒトGHRHレセプター蛋白質を含有するSf
21細胞の細胞膜画分と〔125I〕−GHRHの結合に
対する各種ペプチドの結合阻害実験を調べた結果をリガ
ンド結果阻害曲線で示したものである。縦軸は
〔125I〕−GHRH単独の場合の結合量を100%と
した時の相対的結合量(%)を示す。横軸は加えたペプ
チドの濃度(nM)を示す。●はGHRH、○はCR
F、□はPACAP38、△はVIP、黒塗り□はソマ
トスタチン14を示す。
21細胞の細胞膜画分と〔125I〕−GHRHの結合に
対する各種ペプチドの結合阻害実験を調べた結果をリガ
ンド結果阻害曲線で示したものである。縦軸は
〔125I〕−GHRH単独の場合の結合量を100%と
した時の相対的結合量(%)を示す。横軸は加えたペプ
チドの濃度(nM)を示す。●はGHRH、○はCR
F、□はPACAP38、△はVIP、黒塗り□はソマ
トスタチン14を示す。
【図5】ヒトGHRHレセプター蛋白質を含有するSf
9細胞の細胞膜画分に対する〔125I〕−GHRHの結
合実験を行う際の測定用バッファーの最適pHを調べた
結果を示す。縦軸は〔125I〕−GHRHの特異的結合
量(cpm)を示し、横軸は測定用バッファーのpHを
示す。●は特異的結合量を示し、□は反応チューブに吸
着した〔125I〕−GHRHの量(cpm)を示す。
9細胞の細胞膜画分に対する〔125I〕−GHRHの結
合実験を行う際の測定用バッファーの最適pHを調べた
結果を示す。縦軸は〔125I〕−GHRHの特異的結合
量(cpm)を示し、横軸は測定用バッファーのpHを
示す。●は特異的結合量を示し、□は反応チューブに吸
着した〔125I〕−GHRHの量(cpm)を示す。
【図6】ヒトGHRHレセプターcDNAを保持する発
現ベクターpAC03を示す。黒塗りの部分はヒトGH
RHレセプター蛋白質をコードするcDNAを示す。Po
lyA signalはポリA付加シグナルを示す。DHFRは
ジヒドロ葉酸還元酵素遺伝子を示す。Aprはアンピシ
リン耐性遺伝子を示す。SRαpromoterはSRαプロモ
ーターを示す。
現ベクターpAC03を示す。黒塗りの部分はヒトGH
RHレセプター蛋白質をコードするcDNAを示す。Po
lyA signalはポリA付加シグナルを示す。DHFRは
ジヒドロ葉酸還元酵素遺伝子を示す。Aprはアンピシ
リン耐性遺伝子を示す。SRαpromoterはSRαプロモ
ーターを示す。
【図7】ヒトGHRHレセプターcDNAを保持する発
現ベクターpAC03−CMVを示す。黒塗りの部分は
ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするcDNAを
示す。PolyA signalはポリA付加シグナルを示す。N
eoはネオマイシン耐性遺伝子を示す。Aprはアンピ
シリン耐性遺伝子を示す。CMVpromoterはCMVプロ
モーターを示す。
現ベクターpAC03−CMVを示す。黒塗りの部分は
ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするcDNAを
示す。PolyA signalはポリA付加シグナルを示す。N
eoはネオマイシン耐性遺伝子を示す。Aprはアンピ
シリン耐性遺伝子を示す。CMVpromoterはCMVプロ
モーターを示す。
【図8】ヒトGHRHレセプターcDNAを保持する発
現ベクターpAC03−RSVを示す。黒塗りの部分は
ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするcDNAを
示す。PolyA signalはポリA付加シグナルを示す。N
eoはネオマイシン耐性遺伝子を示す。Aprはアンピ
シリン耐性遺伝子を示す。RSVpromoterはRSVプロ
モーターを示す。
現ベクターpAC03−RSVを示す。黒塗りの部分は
ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするcDNAを
示す。PolyA signalはポリA付加シグナルを示す。N
eoはネオマイシン耐性遺伝子を示す。Aprはアンピ
シリン耐性遺伝子を示す。RSVpromoterはRSVプロ
モーターを示す。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12Q 1/02 8931−4B C12S 13/00 C12S 13/00 9281−4B C12N 5/00 B // A61K 38/04 A61K 37/43 (C12P 21/02 C12R 1:91)
Claims (22)
- 【請求項1】ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードす
るDNAを導入したバキュロウイルスを感染させた昆虫
細胞。 - 【請求項2】ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードす
るDNAを導入したバキュロウイルスを感染させた昆虫
細胞を、ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードするD
NAの発現が可能な条件下で、培養することにより製造
されることを特徴とする組換え型ヒトGHRHレセプタ
ー蛋白質を含有する昆虫細胞またはその細胞膜画分。 - 【請求項3】請求項2記載の昆虫細胞から単離される天
然型のヒトGHRHレセプター蛋白質と実質的に同質の
活性を有する組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質、
その部分ペプチドまたはそれらの塩。 - 【請求項4】ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードす
るDNAを導入したバキュロウイルスを昆虫細胞に感染
させ、該DNAの発現が可能な条件下で昆虫細胞を培養
することを特徴とする請求項3記載のヒトGHRHレセ
プター蛋白質またはその塩の製造法。 - 【請求項5】請求項2記載の組換え型ヒトGHRHレセ
プター蛋白質を含有する昆虫細胞またはその細胞膜画分
を用いることを特徴とするGHRHレセプターアゴニス
トまたはアンタゴニストのスクリーニング方法。 - 【請求項6】請求項3記載の組換え型ヒトGHRHレセ
プター蛋白質、その部分ペプチドまたはその塩を用いる
ことを特徴とするGHRHレセプターアゴニストまたは
アンタゴニストのスクリーニング方法。 - 【請求項7】請求項2記載の組換え型ヒトGHRHレセ
プター蛋白質を含有する昆虫細胞またはその細胞膜画分
を含有することを特徴とするGHRHレセプター蛋白質
アゴニストまたはアンタゴニストのスクリーニング用キ
ット。 - 【請求項8】請求項3記載の組換え型ヒトGHRHレセ
プター蛋白質、その部分ペプチドまたはその塩を含有す
ることを特徴とするGHRHレセプターアゴニストまた
はアンタゴニストのスクリーニング用キット。 - 【請求項9】ヒトGHRHレセプター蛋白質をコードす
るDNAを保持することを特徴とするpAC03で標示
されるヒトGHRHレセプター蛋白質発現ベクター。 - 【請求項10】ヒトGHRHレセプター蛋白質をコード
するDNAを保持するpAC03で標示されるヒトGH
RHレセプター蛋白質発現ベクターを含有することを特
徴とするCHO細胞。 - 【請求項11】CHO細胞がジヒドロ葉酸還元酵素遺伝
子を欠損しているCHO細胞である請求項10記載のC
HO細胞。 - 【請求項12】請求項10記載のCHO細胞を、ヒトG
HRHレセプター蛋白質をコードするDNAの発現が可
能な条件下で培養することを特徴とする組換え型ヒトG
HRHレセプター蛋白質の製造法。 - 【請求項13】請求項10記載のCHO細胞を、ヒトG
HRHレセプター蛋白質をコードするDNAの発現が可
能な条件下で培養することによって製造されることを特
徴とする組換え型ヒトGHRHレセプター蛋白質を含有
するCHO細胞またはその細胞膜画分。 - 【請求項14】請求項13記載のCHO細胞から単離さ
れ得る天然型のヒトGHRHレセプター蛋白質と実質的
に同質の活性を有する組換え型ヒトGHRHレセプター
蛋白質、その部分ペプチドまたはそれらの塩。 - 【請求項15】請求項13記載のCHO細胞またはその
細胞膜画分を用いることを特徴とするGHRHレセプタ
ーアゴニストまたはアンタゴニストのスクリーニング方
法。 - 【請求項16】請求項14記載の組換え型ヒトGHRH
レセプター蛋白質、その部分ペプチドまたはそれらの塩
を用いることを特徴とするGHRHレセプターアゴニス
トまたはアンタゴニストのスクリーニング方法。 - 【請求項17】請求項13記載のCHO細胞またはその
細胞膜画分を含有することを特徴とするGHRHレセプ
ターアゴニストまたはアンタゴニストのスクリーニング
用キット。 - 【請求項18】請求項14記載の組換え型ヒトGHRH
レセプター蛋白質、その部分ペプチドまたはそらの塩を
含有することを特徴とするGHRHレセプターアゴニス
トまたはアンタゴニストのスクリーニング用キット。 - 【請求項19】請求項5、請求項6、請求項15もしく
は請求項16記載のスクリーニング方法または請求項
7、請求項8、請求項17もしくは請求項18記載のス
クリーニング用キットを用いて得られるGHRHレセプ
ターアゴニストまたはその塩。 - 【請求項20】請求項5、請求項6、請求項15もしく
は請求項16記載のスクリーニング方法または請求項
7、請求項8、請求項17もしくは請求項18記載のス
クリーニング用キットを用いて得られるヒトGHRHレ
セプターアンタゴニストまたはその塩。 - 【請求項21】請求項19記載のGHRHレセプターア
ゴニストまたはその塩を含有することを特徴とする医薬
組成物。 - 【請求項22】請求項20記載のGHRHレセプターア
ンタゴニストまたはその塩を含有することを特徴とする
医薬組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7118681A JPH08308580A (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | 組換え型ヒトghrhレセプター蛋白質、その製造法および用途 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7118681A JPH08308580A (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | 組換え型ヒトghrhレセプター蛋白質、その製造法および用途 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08308580A true JPH08308580A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=14742573
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7118681A Pending JPH08308580A (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | 組換え型ヒトghrhレセプター蛋白質、その製造法および用途 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08308580A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007525405A (ja) * | 2003-10-03 | 2007-09-06 | フェーイレン・ナムローゼ・フェンノートシャップ | ヒトおよび動物におけるigf−1血清レベルの低下と関連した種々の疾患状態の治療用の治療用組成物の製造のための血清中igf−1レベルを増加できる化合物の使用 |
-
1995
- 1995-05-17 JP JP7118681A patent/JPH08308580A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007525405A (ja) * | 2003-10-03 | 2007-09-06 | フェーイレン・ナムローゼ・フェンノートシャップ | ヒトおよび動物におけるigf−1血清レベルの低下と関連した種々の疾患状態の治療用の治療用組成物の製造のための血清中igf−1レベルを増加できる化合物の使用 |
| US10716778B2 (en) | 2003-10-03 | 2020-07-21 | Veijlen | Use of compounds that are able to increase the serum IGF-1 level for the preparation of a therapeutical composition for treatment of various disease states associated with a reduced IGF-1 serum level in humans and animals |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050308 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050712 |