JPH08309468A - 異形リングの加工方法 - Google Patents

異形リングの加工方法

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JPH08309468A
JPH08309468A JP7120961A JP12096195A JPH08309468A JP H08309468 A JPH08309468 A JP H08309468A JP 7120961 A JP7120961 A JP 7120961A JP 12096195 A JP12096195 A JP 12096195A JP H08309468 A JPH08309468 A JP H08309468A
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roll
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ring
mandrel
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Akihito Kitou
亮仁 鬼頭
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リング状素材の固定端部側の内径と自由端部
側の内径との間に内径寸法差が発生することがなく、し
かも素材の固定端部側の端面に疵がつかない異形リング
の加工方法を提供すること。 【構成】 外面に凹凸のある異形リングを後方スピニン
グ加工法により成形するに際し、マンドレル1上に装着
されて回転するリング状素材Wの外面に対して間歇的に
スピニングロール5を押し付けて圧下し、かつ素材の自
由端部側へ所定量横送りすることにより、外周側の溝山
部が尖端状となった環状溝7を軸方向に複数個形成する
溝入れ加工工程と、環状溝の溝山部をフラット化ロール
で圧下することによりフラットな面に形成するフラット
加工工程とからなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、外面に凹凸のある異
形リングの加工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】外面に凹凸のある異形リングを加工する
方法として、従来から後方スピニング加工法が知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記の後方
スピニング加工法では、スピニングロールをマンドレル
上に装着されて回転するリング状素材の外面に押し付け
て圧下しながら、該素材の固定端部側近くまで寄せるの
で、マンドレルのフランジ部と該フランジ部に当接され
る素材の固定端部側の端面との間に拘束力が働き、素材
の幅方向の固定端部側の内径Aと自由端部側の内径Bと
の間にA>Bとなる内径寸法差が発生する。そのため、
素材が自由端部側から飛出してマンドレルから外れてし
まい、疵がついて製品価値を落とすという問題点があっ
た。また、素材の固定端部側に側圧がかかり、マンドレ
ルのフランジ部と当接する素材の固定端部側の端面に疵
がつき易いという問題点もあった。
【0004】そこでこの発明は、前記のような従来の問
題点を解決することができ、素材の固定端部側の内径と
自由端部側の内径との間に内径寸法差が発生することが
なく、しかも素材の固定端部側の端面に疵がつかない異
形リングの加工方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明の異形リングの加工方法は、外面に凹凸の
ある異形リングを後方スピニング加工法により成形する
に際し、マンドレル上に装着されて回転するリング状素
材の外面に対して間歇的にスピニングロールを押し付け
て圧下し、かつ素材の自由端部側へ所定量横送りするこ
とにより、外周側の溝山部が尖端状となった環状溝を軸
方向に複数個形成する溝入れ加工工程と、環状溝の溝山
部をフラット化ロールで圧下することによりフラットな
面に形成するフラット加工工程とからなることを特徴と
する。
【0006】
【作用】前記のようにスピニングロールの圧下に際し、
素材の自由端部側へ所定量横送りするので、マンドレル
のフランジ部と該フランジ部に当接される素材の固定端
部側の端面との間に拘束力が働くようなことがなく、素
材の固定端部側の内径と自由端部側の内径との間に内径
寸法差が発生するようなことがない。しかも素材の固定
端部側に側圧がかかることがなく、マンドレルのフラン
ジ部と当接する素材の固定端部側の端面に疵がつくこと
もない。
【0007】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す正面図、図
2はスピニングロールの部分拡大正面図、図3はフラッ
ト化ロールの部分拡大正面図である。1は後方スピニン
グ加工法で用いられるマンドレルで、リング状素材Wの
固定端部側の端面が当接するフランジ部2を有してい
る。後方スピニング加工法ではマンドレル1のほかに
も、1対のセンタリングローラ等が用いられるが、これ
らは図示省略している。図2に示すスピニングロール5
は溝形成が容易なようにその外周面のロール角度θ1が4
5°に形成されている。図3に示すフラット化ロール6
は外周面が全くのフラットな面ではなく、スピニングロ
ール5で形成される後記環状溝7の溝山部8に対する平
滑化が容易なようにその外周面のロール角度θ2が5°
〜6°に形成されている。また、フラット化ロール6の
外周面は溝山部8の底面とほぼ対応する横幅からなって
いる。
【0008】図1のようにマンドレル1上に装着される
リング状素材Wは後方スピニング加工法による成形に際
し、高周波誘導加熱により800℃程度の温度に加熱され
ている。そしてマンドレル1が所定の周速で回転され
て、その上に装着された素材Wも回転するようになった
後、素材Wの外面に対して図4(A)に示すようにその自
由端部近くにまずスピニングロール5を押し付けて圧下
し、環状溝7を形成する。このスピニングロール5の圧
下に際し、図5に示すように圧下量が大きくなるにした
がい素材Wの自由端部側へ所定量(δ)横送りする。す
なわち、この横送り量は、例えばステップ1で加工量
(圧下量)1mmに対して0mm、ステップ2で加工量2mm
に対して0.2mm、ステップ3で加工量3mmに対して0.4m
m、ステップ4で加工量4mmに対して0.7mmのように設定
されており、横送りは各ステップ毎に圧下後に所定の停
止時間(例えば5秒)をおいて間歇的に行われる。
【0009】前記の横送りによりマンドレル1のフラン
ジ部2と該フランジ部に当接される素材Wの固定端部側
の端面との間には従来のような拘束力が働くようなこと
がない。そのために素材Wの内径変化は固定端部側と自
由端部側ともほぼ同じであり、固定端部側の内径と自由
端部側の内径との間に内径寸法差が発生するようなこと
がなくなる。また、素材Wの固定端部側にも側圧がかか
ることがない。そのためにマンドレル1のフランジ部2
と当接する素材Wの固定端部側の端面に疵がつくことも
ない。このようにしてスピニングロール5を環状溝7を
1つ形成する毎に押し付けを→→というように自
由端部側から中間部側へ間歇的に繰り返すことにより、
図4(B)に示すように外周側の溝山部8が尖端状となっ
た環状溝7を軸方向に複数個形成する。
【0010】次に、前記のようにスピニング加工により
素材Wの外面に形成された複数個の環状溝7の溝山部8
をフラット化ロール6の外周面で叩くように圧下する。
このフラット化ロール6による圧下を→というよう
に自由端部側から順に行うことにより、素材Wの外面は
図4(C)に示すように尖端状の溝山部8がつぶされて外
周側に凹凸のないフラットな面に形成される。この溝山
部8がつぶされてなくなるぶん、素材Wの幅はいくぶん
延びるが、溝山部8の底面とほぼ対応する横幅の外周面
を有し、局部加工が可能なフラット化ロール6で圧下す
るため、素材Wの径変化は極力抑えられる。そのためこ
の段階においても素材Wの内径変化は固定端部側と自由
端部側ともほぼ同じである。前記加工に際し、センタリ
ングローラ等による素材Wに対するセンタリング圧力は
常に一定である。
【0011】尚、前記実施例において環状溝7の個数は
任意であり、成形する異形リングにより適宜変更され
る。また、横送り量(δ)も素材Wの性状等により適宜
最適なものに設定されることは言うまでもない。
【0012】
【発明の効果】この発明は前記のようであって、外面に
凹凸のある異形リングを後方スピニング加工法により成
形するに際し、マンドレル上に装着されて回転するリン
グ状素材の外面に対して間歇的にスピニングロールを押
し付けて圧下し、かつ素材の自由端部側へ所定量横送り
することにより、外周側の溝山部が尖端状となった環状
溝を軸方向に複数個形成する溝入れ加工工程と、環状溝
の溝山部をフラット化ロールで圧下することによりフラ
ットな面に形成するフラット加工工程とからなるので、
マンドレルのフランジ部と該フランジ部に当接される素
材の固定端部側の端面との間に拘束力が働くようなこと
がなく、素材の固定端部側の内径と自由端部側の内径と
の間に内径寸法差が発生するようなことがない。したが
って、従来のように素材が自由端部側から飛出してマン
ドレルから外れるという事態が防止され、疵のない製品
を提供することができる。また、素材の固定端部側に側
圧がかかることがないので、マンドレルのフランジ部と
当接する素材の固定端部側の端面に疵がつくこともな
く、製品価値をより高めることができるという優れた効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】スピニングロールの部分拡大正面図である。
【図3】フラット化ロールの部分拡大正面図である。
【図4】(A)ないし(C)はその加工工程順を示す作用図
である。
【図5】スピニングロールの横送りを該ロール軌跡によ
り説明する図面である。
【符号の説明】
1 マンドレル 2 フランジ部 5 スピニングロール 6 フラット化ロール 7 環状溝 8 溝山部 W リング状素材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外面に凹凸のある異形リングを後方スピ
    ニング加工法により成形するに際し、マンドレル上に装
    着されて回転するリング状素材の外面に対して間歇的に
    スピニングロールを押し付けて圧下し、かつ素材の自由
    端部側へ所定量横送りすることにより、外周側の溝山部
    が尖端状となった環状溝を軸方向に複数個形成する溝入
    れ加工工程と、前記環状溝の溝山部をフラット化ロール
    で圧下することによりフラットな面に形成するフラット
    加工工程とからなることを特徴とする異形リングの加工
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004283917A (ja) * 2004-07-12 2004-10-14 Booseikyaputeibu Kk スペーサの製造方法
CN103639750A (zh) * 2013-11-26 2014-03-19 瓦房店轴承砂轮制造有限公司 加工对称垂直底面工件挖槽卡具
JP2018508364A (ja) * 2015-03-06 2018-03-29 ケンブリッジ エンタープライズ リミティッド リング圧延方法及びリング圧延用装置

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CN103639750B (zh) * 2013-11-26 2015-12-30 方小刚 加工对称垂直底面工件挖槽卡具
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