JPH08309529A - 配管溶接用バックシールド装置 - Google Patents

配管溶接用バックシールド装置

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JPH08309529A
JPH08309529A JP11944095A JP11944095A JPH08309529A JP H08309529 A JPH08309529 A JP H08309529A JP 11944095 A JP11944095 A JP 11944095A JP 11944095 A JP11944095 A JP 11944095A JP H08309529 A JPH08309529 A JP H08309529A
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balloon
pipe
welding
back shield
constricted portion
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JP11944095A
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Yasuhiro Takeuchi
泰弘 竹内
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】配管内のバックシールドを一体の風船を挿入し
て形成すると共に、このバックシールドにおける圧力制
御などを容易とした配管溶接用バックシールド装置を提
供する。 【構成】 本発明に係る配管溶接用バックシール装置
は、配管1,2の溶接に際して当該配管内部で溶接線3
の近傍に空間12を形成するバックシールド装置におい
て、後側に吹出口5を開口した前風船4aと前側に排気
管6が開口して内部を貫通させると共に、後側に送気管
10を接続した後風船4bとをくびれ部4cで結合した一
体の風船4であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は配管の溶接作業に係り、
特に溶接部において適切なバックシールドを形成させる
配管溶接用バックシールド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より配管を溶接により接続する際
に、溶接の信頼性向上のために予め配管内部に不活性ガ
スを充填した上で、外周から溶接作業を行う方法があ
る。このように配管内部に不活性ガスの充填が必要な場
合には、その溶接する配管の片方もしくは両方の内側を
フィルムあるいは風船などで塞ぎ、溶接部の裏側に空間
を形成して不活性ガスを充填していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この空
間形成の作業には手間がかかることと、配管溶接に際し
て配管内部に形成した空間における内圧管理、及びその
制御が困難であった。また、配管内に内包流体が残って
いる場合には、そのままでは溶接作業ができないため、
これの排除するために時間がかかるという不具合があっ
た。
【0004】さらに、配管内部にバックシールド用の空
間を形成するには、溶接線を挟んで2カ所をシールする
必要があり、特に溶接する配管が長い場合には、シール
部の状態を確認することは極めて困難であった。
【0005】本発明の目的とするところは、配管内のバ
ックシールドを一体の風船を挿入して形成すると共に、
このバックシールドにおける圧力管理などを容易とした
配管溶接用バックシールド装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明に係る配管溶接用バックシール装置
は、配管の溶接に際して当該配管内部で溶接線の近傍に
空間を形成するバックシールド装置において、後側に吹
出口を開口した前風船と、前側に排気管が開口して内部
を貫通させると共に後側に送気管を接続した後風船と
を、くびれ部で結合した一体の風船であることを特徴と
する。
【0007】請求項2記載の発明に係る配管溶接用バッ
クシール装置は、風船のくびれ部を耐熱カバーで覆った
ことを特徴とする。請求項3記載の発明に係る配管溶接
用バックシール装置は、風船のくびれ部を耐熱管で形成
したことを特徴とする。
【0008】請求項4記載の発明に係る配管溶接用バッ
クシール装置は、風船の前風船と後風船の外周に滑りど
め加工を施したことを特徴とする。請求項5記載の発明
に係る配管溶接用バックシール装置は、風船の前風船の
前側に開口して風船内部を貫通する排水管を備えたこと
を特徴とする。
【0009】請求項6記載の発明に係る配管溶接用バッ
クシール装置は、風船のくびれ部の外側に内視鏡を設け
たことを特徴とする。請求項7記載の発明に係る配管溶
接用バックシール装置は、前側に吹出口と内部を貫通さ
せた排気管を開口すると共に、後側に送気管を接続した
一体の風船であることを特徴とする。
【0010】請求項8記載の発明に係る配管溶接用バッ
クシール装置は、風船の後風船を貫通した排気管に酸素
濃度測定器と圧力測定器及び圧力調整器を接続し、配管
内部空間の圧力と酸素濃度の両方あるいは片方づつを管
理することを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明は、配管の溶接線に一体の
風船におけるくびれ部を位置させ、両側の前風船と後風
船を膨脹させることにより、配管内をシールして溶接線
の裏側に配管内空間を形成する。
【0012】請求項2記載の発明は、溶接線に対峙する
風船のくびれ部が耐熱カバーで覆っているので、溶接熱
による風船の損傷が生じない。請求項3記載の発明は、
風船のくびれ部が耐熱管なので、溶接熱により損傷する
ことがない。
【0013】請求項4記載の発明は、前風船と後風船の
外周に施した滑りどめ加工により、風船が配管内にて滑
らないので、配管内空間と状態の維持が容易となる。請
求項5記載の発明は、前風船の前面に流体が残っていて
も、排水管により排出できるので、流体の排除が可能
で、また流体を排除しながら溶接ができる。
【0014】請求項6記載の発明は、溶接作業中も配管
内空間の状態を内視鏡で監視することができる。請求項
7記載の発明は、片方の配管が先止めの場合に、開放側
の配管内に一体の風船を挿入し、溶接線の手前で配管内
側をシールして、容易に溶接線の裏側に配管内空間が形
成できる。
【0015】請求項8記載の発明は、排気管に接続した
酸素濃度測定器で酸素濃度を、圧力測定器で圧力を検出
して、圧力調整器の調節により配管内空間の圧力と酸素
濃度の条件の両方、または片方づつを管理することで信
頼性の高い溶接が行える。
【0016】
【実施例】本発明の一実施例について図面を参照して説
明する。第1実施例は、図1(a)の縦断面図に示すよ
うに、両端が開放している2つの配管1,2の互いの一
端を突合せて配置し、この両配管1,2の内部に溶接線
3を挟んで2つの前風船4aと後風船4b、及びくびれ
部4cとからなるゴム製で一体の風船4を挿入する。
【0017】この風船4においては、前風船4aは後側
に複数の吹出口5が開口しており、また後風船4bは前
方に排気管6が開口し、この排気管6は後風船4bの内
部を貫通して、後方外部には酸素濃度測定器7と圧力測
定器8、及び圧力調整器9が接続されている。
【0018】さらに、この後風船4bの後側には送気管
10が接続されていて、外部で不活性ガス供給装置11に結
合して、配管溶接用バックシールド装置を構成してい
る。なお、図1(b)は(a)のA−A矢視断面図で吹
出口5の配置を、また図1(c)は(a)のB−B矢視
断面図で排気管6の開口状態を示す。
【0019】次に上記構成による作用について説明す
る。互いの一端を突合せて配置した2つの配管1,2の
内部に風船4を挿入し、前風船4aと後風船4bで溶接
線3を挟んで、溶接線3にくびれ部4cが対峙する位置
にする。
【0020】不活性ガス供給装置11から送気管10を介し
て不活性ガスを供給すると、この不活性ガスは後風船4
b,くびれ部4c,前風船4aの順にに送られて前風船
4a,くびれ部4c,後風船4bでなる風船4の全体を
膨脹させる。
【0021】これにより、前風船4aの外周は配管1の
内周に、また、後風船4bの外周は配管2の内周を圧迫
して、それぞれをシールし、くびれ部4cと溶接線3と
の間にバックシールドである配管内部空間12を形成す
る。
【0022】この配管内部空間12には、前風船4aの吹
出口5から不活性ガスが吹き出して、配管内部空間12の
空気は排気管6を介して外部に排出されることにより、
不活性ガスに置換される。
【0023】この排気管6による換気中に、酸素濃度測
定器7により酸素濃度が、また、圧力測定器8により圧
力が測定されるが、この圧力測定器8で測定した圧力に
応じて、圧力調整器9により排気量、あるいは不活性ガ
ス供給装置11からの不活性ガスの供給量を制御すること
により、前記配管内部空間12における不活性ガスの圧力
と酸素濃度を外周からの溶接に適切な状態に維持され
る。
【0024】この状態において、前記配管1,2の外周
から溶接線3に対して溶接作業を行うことにより、溶接
信頼性の高い配管接続ができる。なお、ここで前風船4
a及び後風船4bの外周を粗面加工による、すべり止め
13を施すことにより、風船4が軸方向に移動することが
防止される。
【0025】第2実施例は、図2の縦断面図に示すよう
に、風船4のくびれ部4cの外周を耐熱カバー14で覆っ
て、配管溶接用バックシールド装置を構成している。な
お、その他の構成部分は上記第1実施例と同様としてい
る。
【0026】上記構成における作用としては、配管1,
2に対して外周から溶接線3に沿って溶接作業を行う際
に、溶接線3より配管内部空間12に伝達された熱は、耐
熱カバー14で遮蔽されるので、風船4の損傷することが
防止できる。また、その他の作用及び運転方法は上記第
1実施例と同様である。
【0027】第3実施例は、図3の縦断面図に示すよう
に、上記第2実施例の変形で、風船15は前風船15aと後
風船15bの2つの風船の間のくびれ部分に、鉄あるいは
セラミックスなどの耐熱管16を接続して構成したもので
ある。
【0028】この構成による作用と効果については、上
記第2実施例と同様のものが得られるが、耐熱管16によ
るくびれ部分の耐熱性は、耐熱管16の材質を選定するこ
とにより、第2実施例よりさらに高い耐熱性が得られ
る。
【0029】第4実施例は、図4(a)の縦断面図と図
4(b)の(a)のC−C矢視断面図に示すように、一
方の配管2に流体が残っている場合に適用するもので、
風船17は前風船17aの前方に開口して、前風船17aとく
びれ部17c及び後風船17bを貫通した排水管18を設け
て、配管溶接用バックシールド装置を構成している。な
お、その他の構成部分は上記第1実施例と同様としてい
る。
【0030】この構成による作用としては、配管2に内
包されていて前風船17aによりシールされて溶接時に残
った流体は、点線矢印19に示すように前風船17a及び後
風船17bを貫通する排水管18を介して外部に排出され
る。
【0031】これにより、配管2内に若干の流体を存在
させたままで、配管1と配管2の溶接をすることができ
る。また、その他の作用及び運転方法は上記第1実施例
と同様である。
【0032】第5実施例は、図5の縦断面図に示すよう
に、配管1,2内に配置した風船4のくびれ部4cの外
側に内視鏡20を設けて、バックシールドである配管内部
空間12内の状況を排気管6を介して外部から確認できる
配管溶接用バックシールド装置を構成している。なお、
その他の構成部分は上記第1実施例と同様である。
【0033】この構成による作用としては、配管内部空
間12におけるバックシールドの状態、すなわち、風船4
の配管1,2内における配置状態、及び溶接に際して溶
接線3の裏側の状態を内視鏡20により排気管6を介して
外部から監視しながら溶接作業ができる。なお、その他
の作用と運転方法は上記第1実施例と同様である。
【0034】第6実施例は、図6の縦断面図に示すよう
に、上記第5実施例の変形で、内視鏡20を風船4のくび
れ部4cの外周に設けた支持リング21に設置して配管溶
接用バックシールド装置を構成している。なお、その他
の構成部分は上記第1実施例と同様である。
【0035】上記構成としたことにより、内視鏡20の設
置が堅固となることから、風船4の表面を含めてバック
シールドである配管内部空間12における監視がさらに良
好に行なえる。また、その他の作用と運転方法は上記第
1実施例と同様である。
【0036】第7実施例は、図7(a)の縦断面図に示
すように、風船22は上記第1実施例と同様の前風船4a
と同じ形状の前風船22aと、貫通した排気管23及び送気
管10をを設けた後風船23bと、くびれ部22cとで構成し
た配管溶接用バックシールド装置である。
【0037】なお、図7(b)は(a)のD−D矢視断
面図、図7(c)は(a)のE−E矢視断面図である。
上記構成による作用は、後風船23bの排気管23の径と、
不活性ガス供給装置11からの送気管10を介して供給する
不活性ガスの量を調節することにより、第1実施例など
で示した酸素濃度測定器7と圧力測定器8、及び圧力調
整器9などを使用せずに簡素な構成であり、溶接線3に
対する溶接作業に際して、バックシールドである配管内
部空間12を良好な状態に維持する管理が行なえる。
【0038】第8実施例は、図8の縦断面図に示すよう
に、一方の配管24が先止め、あるいは、図示しない閉止
蓋などにより塞がれている場合に適した配管溶接用バッ
クシールド装置である。
【0039】配管1内で溶接線3の手前に挿入する風船
25は1体で、前側に開口した複数の吹出口5と、同じく
前側に開口して風船25内を貫通する排気管6が設けてあ
る。さらに、風船25の後側には送気管10を接続し、外部
にて不活性ガス供給装置11が接続している。
【0040】また、前記排気管6には外部において、酸
素濃度測定器7と圧力測定器8、及び圧力調整器9を接
続して構成されている。次に上記構成による作用は、前
記風船25は配管1の開口端より配管1内に挿入して、配
管1と先止め配管24との溶接線3の手前に配置させて、
不活性ガス供給装置11から不活性ガスを供給して膨脹さ
せることにより、配管1の内側をシールする。
【0041】これにより、先止め配管24と配管1の内側
及び風船25によりバックシールドである配管内部空間12
を形成する。この第8実施例によれば、配管内部空間12
を形成するために形状が簡素な風船25が1体で済み、か
つ、溶接線3から若干離して配置することにより、溶接
作業による熱で風船25を損傷させることがない。
【0042】また、設置位置の精度についても裕度が大
きく、したがって設置作業が容易である。なお、バック
シールド形成による効果は、上記第1実施例と同様のも
のが得られる。
【0043】
【発明の効果】以上本発明によれば、配管溶接時の配管
内にバックシールドである配管内部空間を簡単な装置で
形成すると共に、内部の不活性ガス圧力や酸素濃度の調
整及び監視も容易にして、信頼性の高い配管溶接を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例の配管溶接用バックシ
ールド装置で、(a)は縦断面図、(b)はA−A矢視
断面図、(c)は(a)のB−B矢視断面図。
【図2】本発明に係る第2実施例の縦断面図。
【図3】本発明に係る第3実施例の縦断面図。
【図4】本発明に係る第4実施例で、(a)は縦断面
図、(b)は(a)のC−C矢視断面図。
【図5】本発明に係る第5実施例の縦断面図。
【図6】本発明に係る第6実施例の縦断面図。
【図7】本発明に係る第7実施例で、(a)は縦断面
図、(b)は(a)のD−D矢視断面図、(c)は
(a)のE−E矢視断面図。
【図8】本発明に係る第8実施例の縦断面図。
【符号の説明】
1,2…配管、3…溶接線、4,15,17,22,25…風
船、4a,15a,17a,22a…前風船、4b,15b,17
b,22b…後風船、4c,17c,22c…くびれ部、5…
吹出口、6,23…排気管、7…酸素濃度測定器、8…圧
力測定器、9…圧力調整器、10…送気管、11…不活性ガ
ス供給装置、12…配管内部空間、13…すべり止め、14…
耐熱カバー、16…耐熱管、18…排水管、19…点線矢印
(流体)、20内視鏡、21…支持リング、24…先止め配
管。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管の溶接に際して当該配管内部で溶接
    線の近傍に空間を形成する配管溶接用バックシールド装
    置において、後側に吹出口を開口した前風船と、前側に
    排気管が開口して内部を貫通させると共に後側に送気管
    を接続した後風船とを、くびれ部で結合した一体の風船
    であることを特徴とする配管溶接用バックシールド装
    置。
  2. 【請求項2】 前記風船のくびれ部を耐熱カバーで覆っ
    たことを特徴とする請求項1記載の配管溶接用バックシ
    ールド装置。
  3. 【請求項3】 前記風船のくびれ部を耐熱管で形成した
    ことを特徴とする請求項1記載の配管溶接用バックシー
    ルド装置。
  4. 【請求項4】 前記風船の前風船と後風船の外周に滑り
    どめ加工を施したことを特徴とする請求項1乃至請求項
    3記載の配管溶接用バックシールド装置。
  5. 【請求項5】 前記風船の前風船の前側に開口して風船
    内部を貫通する排水管を備えたことを特徴とする請求項
    1記載の配管溶接用バックシールド装置。
  6. 【請求項6】 前記風船のくびれ部の外側に内視鏡を設
    けたことを特徴とする請求項1乃至請求項5記載の配管
    溶接用バックシールド装置。
  7. 【請求項7】 前側に吹出口と、内部を貫通させた排気
    管を開口すると共に、後側に送気管を接続した一体の風
    船であることを特徴とする配管溶接用バックシールド装
    置。
  8. 【請求項8】 前記風船の後風船を貫通した排気管に酸
    素濃度測定器と圧力測定器及び圧力調整器を接続して、
    配管内部空間の圧力と酸素濃度の両方あるいは片方づつ
    を管理することを特徴とする請求項1乃至請求項7記載
    の配管溶接用バックシールド装置。
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