JPH0830953B2 - 楽音信号発生装置 - Google Patents
楽音信号発生装置Info
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- JPH0830953B2 JPH0830953B2 JP3321518A JP32151891A JPH0830953B2 JP H0830953 B2 JPH0830953 B2 JP H0830953B2 JP 3321518 A JP3321518 A JP 3321518A JP 32151891 A JP32151891 A JP 32151891A JP H0830953 B2 JPH0830953 B2 JP H0830953B2
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Landscapes
- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は楽音信号発生装置に関
し、特に、波形メモリから読み出されたディジタル波形
信号をディジタルフィルタを用いて制御することにより
鍵タッチあるいは音高等に応じた音色変化を実現するよ
うにしたことに関する。
し、特に、波形メモリから読み出されたディジタル波形
信号をディジタルフィルタを用いて制御することにより
鍵タッチあるいは音高等に応じた音色変化を実現するよ
うにしたことに関する。
【0002】
【従来の技術】発音開始から終了までの全波形もしくは
立上り部の全波形とそれ以後の波形の一部を波形メモリ
に記憶し、前者を記憶した場合はその全波形を一通り読
み出すことにより高品質の楽音波形信号を発生し、後者
を記憶した場合は立上り部の波形を一通り読み出した後
それ以後の一部波形を繰返し読み出すことにより高品質
の楽音波形信号を発生することは、従来より公知である
(例えば、特開昭52−121313号)。また、ディ
ジタルフィルタを使用して楽音の音色を制御することも
従来公知である。例えば、特開昭53−75919号に
おいては、3つの波形メモリに異なる波形をそれぞれ1
周期記憶し、これを読み出してそれぞれ所望の係数を掛
けた上で加算合成し、その加算合成結果を1周期からな
る初期波形として、この初期波形をディジタルフィルタ
に入力し、以後は、この初期波形に基づく1周期波形を
ディジタルフィルタで繰返し循環させることにより、波
形がディジタルフィルタを通る毎にその形状が変化し、
これにより波形の時間的変化を実現するようにしたこと
が示されている。
立上り部の全波形とそれ以後の波形の一部を波形メモリ
に記憶し、前者を記憶した場合はその全波形を一通り読
み出すことにより高品質の楽音波形信号を発生し、後者
を記憶した場合は立上り部の波形を一通り読み出した後
それ以後の一部波形を繰返し読み出すことにより高品質
の楽音波形信号を発生することは、従来より公知である
(例えば、特開昭52−121313号)。また、ディ
ジタルフィルタを使用して楽音の音色を制御することも
従来公知である。例えば、特開昭53−75919号に
おいては、3つの波形メモリに異なる波形をそれぞれ1
周期記憶し、これを読み出してそれぞれ所望の係数を掛
けた上で加算合成し、その加算合成結果を1周期からな
る初期波形として、この初期波形をディジタルフィルタ
に入力し、以後は、この初期波形に基づく1周期波形を
ディジタルフィルタで繰返し循環させることにより、波
形がディジタルフィルタを通る毎にその形状が変化し、
これにより波形の時間的変化を実現するようにしたこと
が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前者の従来技術のよう
に波形メモリに予め多周期の連続波形を記憶しておく方
式は、高品質の楽音波形信号が得られる反面、膨大なメ
モリ容量が要求されるため、鍵タッチあるいは音高等に
応じた様々な音色変化を実現するのに不向きであった。
すなわち、最も単純には、すべての種類の鍵タッチある
いは音高等の音色変化パラメータに対応して多数の異な
る波形メモリを予め準備しておけばよいのであるが、そ
れでは全体のメモリ容量が余りにも膨大となり、非実用
的である。そこで、一つの方法として、2種類の連続波
形、例えばタッチレスポンス制御の場合は最強タッチに
対応する連続波形と最弱タッチに対応する連続波形、を
波形メモリに準備しておき、両波形を同時に読み出して
音色変化パラメータ(タッチ強度)に応じて両波形を補
間することにより該音色変化パラメータ(タッチ強度)
に対応する波形を得ることが考えられるが、実際には補
間すべき両波形の位相が合っていないと補間が無意味な
ものとなってしまう。波形メモリに準備すべき2種類の
波形は現実の演奏音波形のコピーが用いられるため、両
波形の位相は異っており、最初の位相を合わせることが
できても数秒後には大きな位相ずれが生じる。従って、
多周期の連続波形をメモリに記憶し、これを読み出すこ
とにより高品質の楽音波形信号を得ようとする方式で
は、単純な補間は不向きであり、多様な音色変化を小規
模な構成で実現するのは従来困難であった。
に波形メモリに予め多周期の連続波形を記憶しておく方
式は、高品質の楽音波形信号が得られる反面、膨大なメ
モリ容量が要求されるため、鍵タッチあるいは音高等に
応じた様々な音色変化を実現するのに不向きであった。
すなわち、最も単純には、すべての種類の鍵タッチある
いは音高等の音色変化パラメータに対応して多数の異な
る波形メモリを予め準備しておけばよいのであるが、そ
れでは全体のメモリ容量が余りにも膨大となり、非実用
的である。そこで、一つの方法として、2種類の連続波
形、例えばタッチレスポンス制御の場合は最強タッチに
対応する連続波形と最弱タッチに対応する連続波形、を
波形メモリに準備しておき、両波形を同時に読み出して
音色変化パラメータ(タッチ強度)に応じて両波形を補
間することにより該音色変化パラメータ(タッチ強度)
に対応する波形を得ることが考えられるが、実際には補
間すべき両波形の位相が合っていないと補間が無意味な
ものとなってしまう。波形メモリに準備すべき2種類の
波形は現実の演奏音波形のコピーが用いられるため、両
波形の位相は異っており、最初の位相を合わせることが
できても数秒後には大きな位相ずれが生じる。従って、
多周期の連続波形をメモリに記憶し、これを読み出すこ
とにより高品質の楽音波形信号を得ようとする方式で
は、単純な補間は不向きであり、多様な音色変化を小規
模な構成で実現するのは従来困難であった。
【0004】また、後者の従来技術は、初期波形に基づ
く1周期波形をディジタルフィルタで繰返し循環させる
ことにより波形の時間的変化を実現するものであるた
め、一応、波形の時間的変化を得ることができるにして
も、単に何らかの形で波形が変化するだけであり、自然
楽器音と同様の高品質な波形を得るのは困難であった。
また、フィルタは本質的に高調波成分の減少制御を行な
うものであるため、循環のたびに高調波成分が減少して
いくような単調な波形形状変化しか実現することができ
ず、満足のゆく品質の波形を得るのは極めて困難であっ
た。この発明は上述の点に鑑みてなされたもので、高品
質かつ多様な音色変化を実現し得る楽音波形信号を、比
較的小規模かつ低コストな構成により、発生し得るよう
にした楽音信号発生装置を提供しようとするものであ
る。
く1周期波形をディジタルフィルタで繰返し循環させる
ことにより波形の時間的変化を実現するものであるた
め、一応、波形の時間的変化を得ることができるにして
も、単に何らかの形で波形が変化するだけであり、自然
楽器音と同様の高品質な波形を得るのは困難であった。
また、フィルタは本質的に高調波成分の減少制御を行な
うものであるため、循環のたびに高調波成分が減少して
いくような単調な波形形状変化しか実現することができ
ず、満足のゆく品質の波形を得るのは極めて困難であっ
た。この発明は上述の点に鑑みてなされたもので、高品
質かつ多様な音色変化を実現し得る楽音波形信号を、比
較的小規模かつ低コストな構成により、発生し得るよう
にした楽音信号発生装置を提供しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を達成するための手段】 この発明に係る楽音信
号発生装置は、楽音の発音開始から終了に至るまでの全
波形のうち所定の複数周期からなる波形に関する波形デ
ータをディジタルで記憶した波形メモリと、この波形メ
モリの波形データを読み出すことにより楽音の発音開始
から終了に至るまでのディジタル波形信号を発生する読
出し手段と、発生されたディジタル波形信号が入力され
るディジタルフィルタと、音色変化パラメータに応じて
フィルタ特性パラメータを発生し、前記ディジタルフィ
ルタに供給するフィルタ特性パラメータ発生手段とを具
えたものにおいて、前記フィルタ特性パラメータは、前
記読出し手段による前記波形メモリの読出しに基づき発
生されるディジタル波形信号のエンベロープ振幅レベル
を略一定にしたときの波形スペクトルと望みの波形のエ
ンベロープ振幅レベルを略一定にしたときの波形スペク
トルとの偏差に従って決定されたものであることを特徴
とするものである。
号発生装置は、楽音の発音開始から終了に至るまでの全
波形のうち所定の複数周期からなる波形に関する波形デ
ータをディジタルで記憶した波形メモリと、この波形メ
モリの波形データを読み出すことにより楽音の発音開始
から終了に至るまでのディジタル波形信号を発生する読
出し手段と、発生されたディジタル波形信号が入力され
るディジタルフィルタと、音色変化パラメータに応じて
フィルタ特性パラメータを発生し、前記ディジタルフィ
ルタに供給するフィルタ特性パラメータ発生手段とを具
えたものにおいて、前記フィルタ特性パラメータは、前
記読出し手段による前記波形メモリの読出しに基づき発
生されるディジタル波形信号のエンベロープ振幅レベル
を略一定にしたときの波形スペクトルと望みの波形のエ
ンベロープ振幅レベルを略一定にしたときの波形スペク
トルとの偏差に従って決定されたものであることを特徴
とするものである。
【0006】
【0007】
【0008】
【作用】 波形メモリにおいて、楽音の発音開始から終
了に至るまでの全波形のうち所定の複数周期からなる波
形に関する波形データがディジタルで記憶されている。
この波形メモリに記憶する複数周期からなる波形は、従
来知られているように、例えば自然楽器音の楽音波形の
ように音色が時間的に変化する高品質な波形とすること
ができる。読出し手段によってこの波形メモリの波形デ
ータを読み出すことにより楽音の発音開始から終了に至
るまでのディジタル波形信号(これは上述のように高品
質なものとすることができる)が発生される。このディ
ジタル波形信号がディジタルフィルタに入力され、該デ
ィジタルフィルタで設定されているフィルタ特性に従っ
てその波形スペクトルが制御される。ディジタルフィル
タのフィルタ特性はフィルタ特性パラメータによって可
変設定される。
了に至るまでの全波形のうち所定の複数周期からなる波
形に関する波形データがディジタルで記憶されている。
この波形メモリに記憶する複数周期からなる波形は、従
来知られているように、例えば自然楽器音の楽音波形の
ように音色が時間的に変化する高品質な波形とすること
ができる。読出し手段によってこの波形メモリの波形デ
ータを読み出すことにより楽音の発音開始から終了に至
るまでのディジタル波形信号(これは上述のように高品
質なものとすることができる)が発生される。このディ
ジタル波形信号がディジタルフィルタに入力され、該デ
ィジタルフィルタで設定されているフィルタ特性に従っ
てその波形スペクトルが制御される。ディジタルフィル
タのフィルタ特性はフィルタ特性パラメータによって可
変設定される。
【0009】 この発明において、音色変化パラメータ
に応じて発生されるフィルタ特性パラメータは、読出し
手段による波形メモリの読出しに基づき発生されるディ
ジタル波形信号のエンベロープ振幅レベルを略一定にし
たときの波形スペクトルと、望みの波形のエンベロープ
振幅レベルを略一定にしたときの波形スペクトルとの偏
差に従って決定されたものである。従って、エンベロー
プ振幅レベルの変動の影響を受けずに、音色変化パラメ
ータに対応した望みの波形を得るためのフィルタ特性パ
ラメータを決定することができる。これにより、エンベ
ロープ振幅レベルの変動によってフィルタ特性パラメー
タの精度が低下してしまうという問題を解決することが
でき、また、そのような精度低下を防ぐためにパラメー
タデータのダイナミックレンジを過度に広げてデータビ
ット数を徒らに増大させてしまうという方策を講ずる必
要もなくなる。こうして、音色変化パラメータに対応し
た望みの波形に近似した高品質の波形をディジタルフィ
ルタによって確実に得ることができる。
に応じて発生されるフィルタ特性パラメータは、読出し
手段による波形メモリの読出しに基づき発生されるディ
ジタル波形信号のエンベロープ振幅レベルを略一定にし
たときの波形スペクトルと、望みの波形のエンベロープ
振幅レベルを略一定にしたときの波形スペクトルとの偏
差に従って決定されたものである。従って、エンベロー
プ振幅レベルの変動の影響を受けずに、音色変化パラメ
ータに対応した望みの波形を得るためのフィルタ特性パ
ラメータを決定することができる。これにより、エンベ
ロープ振幅レベルの変動によってフィルタ特性パラメー
タの精度が低下してしまうという問題を解決することが
でき、また、そのような精度低下を防ぐためにパラメー
タデータのダイナミックレンジを過度に広げてデータビ
ット数を徒らに増大させてしまうという方策を講ずる必
要もなくなる。こうして、音色変化パラメータに対応し
た望みの波形に近似した高品質の波形をディジタルフィ
ルタによって確実に得ることができる。
【0010】
【0011】この発明は、鍵タッチに応じて音色や音量
レベルを制御するタッチレスポンス制御、あるいは押圧
鍵の音高又は音域に応じて音色や音量レベルを制御する
キースケーリング制御、その他の音色変化制御において
有利に適用することができる。その場合、音色変化パラ
メータとしては、鍵タッチの強度あるいは押圧鍵の音高
又はその音域あるいはその他の音色変化を促す因子が用
いられる。一実施例として、楽音の発音開始から終了に
至るまでの全区間を複数のフレームに区分し、フィルタ
特性パラメータ発生手段では各フレームに対応するフィ
ルタ特性パラメータを発生するようにしてよい。各フレ
ーム毎のフィルタ特性パラメータは、波形メモリで準備
された波形(これを基準波形ということにする)の該当
フレームにおけるスペクトルと望みの波形の該当フレー
ムにおけるスペクトルとの偏差を分析し、このスペクト
ル偏差に応じて決定するようにしてよい。このようにす
ると、望みの波形に近似した高品質の波形をディジタル
フィルタから得ることができる。また、このようなフレ
ーム毎のスペクトル分析はフィルタ特性パラメータを決
定する作業を容易にするので好都合である。
レベルを制御するタッチレスポンス制御、あるいは押圧
鍵の音高又は音域に応じて音色や音量レベルを制御する
キースケーリング制御、その他の音色変化制御において
有利に適用することができる。その場合、音色変化パラ
メータとしては、鍵タッチの強度あるいは押圧鍵の音高
又はその音域あるいはその他の音色変化を促す因子が用
いられる。一実施例として、楽音の発音開始から終了に
至るまでの全区間を複数のフレームに区分し、フィルタ
特性パラメータ発生手段では各フレームに対応するフィ
ルタ特性パラメータを発生するようにしてよい。各フレ
ーム毎のフィルタ特性パラメータは、波形メモリで準備
された波形(これを基準波形ということにする)の該当
フレームにおけるスペクトルと望みの波形の該当フレー
ムにおけるスペクトルとの偏差を分析し、このスペクト
ル偏差に応じて決定するようにしてよい。このようにす
ると、望みの波形に近似した高品質の波形をディジタル
フィルタから得ることができる。また、このようなフレ
ーム毎のスペクトル分析はフィルタ特性パラメータを決
定する作業を容易にするので好都合である。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照してこの発明の一実施
例を詳細に説明しよう。図1はこの発明の第1の実施例
を示すもので、発生すべき楽音の音高を指定する手段と
して鍵盤10が用いられ、この鍵盤10で押圧された鍵
に加えられたタッチをタッチ検出装置11で検出し、こ
のタッチ検出データを音色変化パラメータとして用い、
タッチの強度に応じた音色及びレベル特性の楽音波形信
号を発生するものである。波形メモリ12には、楽音の
立上り部の全波形とその後発音終了に至るまでの波形の
全部(すなわち発音開始から終了に至るまでの全波形)
を或る基準の鍵タッチ強度(例えば最強タッチ)に対応
して予め記憶しており、その全波形データはディジタル
データから成る。鍵盤10と波形メモリ12との間に設
けられたアドレスデータ発生回路13は、鍵盤10で指
定された音高に応じて波形メモリ12から発音開始から
終了に至るまでの全波形を読み出すための読み出し手段
である。例えば、鍵盤10で或る鍵が押圧されたとき、
瞬時に発生するキーオンパルスKONPによってアドレ
スデータ発生回路13の発生アドレスが初期値にリセッ
トされ、押圧鍵を示すデータによって指定された音高に
応じたレートで発生アドレスが順次変化する。このアド
レスデータ発生回路13から発生されたアドレスデータ
が波形メモリ12に入力され、そこに記憶されているデ
ィジタル波形信号を順次読み出す。この波形読み出し技
術は公知の如何なる技術をも用いることができる。
例を詳細に説明しよう。図1はこの発明の第1の実施例
を示すもので、発生すべき楽音の音高を指定する手段と
して鍵盤10が用いられ、この鍵盤10で押圧された鍵
に加えられたタッチをタッチ検出装置11で検出し、こ
のタッチ検出データを音色変化パラメータとして用い、
タッチの強度に応じた音色及びレベル特性の楽音波形信
号を発生するものである。波形メモリ12には、楽音の
立上り部の全波形とその後発音終了に至るまでの波形の
全部(すなわち発音開始から終了に至るまでの全波形)
を或る基準の鍵タッチ強度(例えば最強タッチ)に対応
して予め記憶しており、その全波形データはディジタル
データから成る。鍵盤10と波形メモリ12との間に設
けられたアドレスデータ発生回路13は、鍵盤10で指
定された音高に応じて波形メモリ12から発音開始から
終了に至るまでの全波形を読み出すための読み出し手段
である。例えば、鍵盤10で或る鍵が押圧されたとき、
瞬時に発生するキーオンパルスKONPによってアドレ
スデータ発生回路13の発生アドレスが初期値にリセッ
トされ、押圧鍵を示すデータによって指定された音高に
応じたレートで発生アドレスが順次変化する。このアド
レスデータ発生回路13から発生されたアドレスデータ
が波形メモリ12に入力され、そこに記憶されているデ
ィジタル波形信号を順次読み出す。この波形読み出し技
術は公知の如何なる技術をも用いることができる。
【0013】波形メモリ12から読み出されたディジタ
ル波形信号はディジタルフイルタ14に入力され、該フ
ィルタ14で設定されたフイルタ特性に従って制御され
る。このフィルタ14の出力信号はディジタルアナログ
変換器15でアナログ変換された後、サウンドシステム
16に至る。ディジタルフィルタ14のフィルタ特性を
設定するためのフィルタ特性パラメータはフィルタ特性
パラメータメモリ17から与えられる。
ル波形信号はディジタルフイルタ14に入力され、該フ
ィルタ14で設定されたフイルタ特性に従って制御され
る。このフィルタ14の出力信号はディジタルアナログ
変換器15でアナログ変換された後、サウンドシステム
16に至る。ディジタルフィルタ14のフィルタ特性を
設定するためのフィルタ特性パラメータはフィルタ特性
パラメータメモリ17から与えられる。
【0014】この実施例では、波形メモリ12から読み
出される波形の全波形区間を複数のフレームに区分し、
フィルタ特性パラメータメモリ17では各フレーム単位
でフイルタ特性パラメータを発生し、ディジタルフィル
タ14に供給するようになっている。このフレームを特
定するために、アドレスデータ発生回路13から発生さ
れたアドレスデータの一部がフレームアドレスデータと
して利用される。フィルタ特性パラメータメモリ17で
は、鍵タッチの各段階毎に各フレームに対応するフィル
タ特性パラメータからなるフィルタ特性パラメータの組
を夫々予め記憶しており、タッチ検出装置11から与え
られるタッチ検出データ(すなわち音色変化パラメー
タ)に応じて1組のフィルタ特性パラメータが選択され
る。そして、選択された1組のパラメータの中から、フ
レーム特定手段としても機能するアドレスデータ発生回
路13から与えられたフレームアドレスデータに応じて
1つのフレームに対応するフィルタ特性パラメータが選
択的に読み出され、ディジタルフィルタ14に供給され
る。
出される波形の全波形区間を複数のフレームに区分し、
フィルタ特性パラメータメモリ17では各フレーム単位
でフイルタ特性パラメータを発生し、ディジタルフィル
タ14に供給するようになっている。このフレームを特
定するために、アドレスデータ発生回路13から発生さ
れたアドレスデータの一部がフレームアドレスデータと
して利用される。フィルタ特性パラメータメモリ17で
は、鍵タッチの各段階毎に各フレームに対応するフィル
タ特性パラメータからなるフィルタ特性パラメータの組
を夫々予め記憶しており、タッチ検出装置11から与え
られるタッチ検出データ(すなわち音色変化パラメー
タ)に応じて1組のフィルタ特性パラメータが選択され
る。そして、選択された1組のパラメータの中から、フ
レーム特定手段としても機能するアドレスデータ発生回
路13から与えられたフレームアドレスデータに応じて
1つのフレームに対応するフィルタ特性パラメータが選
択的に読み出され、ディジタルフィルタ14に供給され
る。
【0015】各フレーム毎のフィルタ特性パラメータ
は、波形メモリ12で準備された波形(基準波形)と望
みの波形との該当フレーム毎のスペクトル偏差に従って
決定される。このための事前処理について説明すると次
の通りである。或る鍵タッチの強度(これをタッチAと
いい、例えば比較的弱いタッチである)に対応する望み
の波形(発音開始から終了までの全波形)が図2のaの
ようであり、波形メモリ12で準備すべき基準の波形
(例えば最強タッチに対応する波形)が図2のbのよう
であるとする。図ではピアノ音を例にしており、パーカ
ッシブ系エンベロープを持っている。このような望みの
波形及び基準波形は、実際のピアノ演奏によって得られ
るものである。なお、この場合望みの波形及び基準波形
は同一周波数(同一ピッチ)である。このように準備し
た基準波形の全波形区間を複数のフレーム(時間枠)に
区分し、このフレーム区分に対応して望みの波形も区分
する。このフレーム区分は、等時間間隔とは限らず、波
形変化の特徴に応じた適宜の間隔とする。図の例では0
から6までの7フレームに区分している。次に以下の処
理1〜4を行なう。
は、波形メモリ12で準備された波形(基準波形)と望
みの波形との該当フレーム毎のスペクトル偏差に従って
決定される。このための事前処理について説明すると次
の通りである。或る鍵タッチの強度(これをタッチAと
いい、例えば比較的弱いタッチである)に対応する望み
の波形(発音開始から終了までの全波形)が図2のaの
ようであり、波形メモリ12で準備すべき基準の波形
(例えば最強タッチに対応する波形)が図2のbのよう
であるとする。図ではピアノ音を例にしており、パーカ
ッシブ系エンベロープを持っている。このような望みの
波形及び基準波形は、実際のピアノ演奏によって得られ
るものである。なお、この場合望みの波形及び基準波形
は同一周波数(同一ピッチ)である。このように準備し
た基準波形の全波形区間を複数のフレーム(時間枠)に
区分し、このフレーム区分に対応して望みの波形も区分
する。このフレーム区分は、等時間間隔とは限らず、波
形変化の特徴に応じた適宜の間隔とする。図の例では0
から6までの7フレームに区分している。次に以下の処
理1〜4を行なう。
【0016】処理1…各フレーム毎に望みの波形(図2
のa)と基準波形(図2のb)のスペクトル解析をそれ
ぞれ行なう。例えばフレーム0では、望みの波形のスペ
クトルは図3のaのようになり、基準波形のスペクトル
は同図のbのようになる。 処理2…処理1で解析した同一フレームにおける両スペ
クトルの偏差(基準波形のスペクトル − 望みのスペ
クトル)を各フレーム毎に求める。例えば、フレーム0
のスペクトル偏差は図3のcのようになる。 処理3…望みの波形の鍵タッチの強度を変えて(タッチ
B,C,D…に変える)、上記処理1、2を夫々行な
い、各タッチに対応する各フレーム毎のスペクトル偏差
を求める。 処理4…処理2、3で求めた各タッチに対応する各フレ
ーム毎のスペクトル偏差から夫々に対応するフィルタ特
性パラメータを求める。
のa)と基準波形(図2のb)のスペクトル解析をそれ
ぞれ行なう。例えばフレーム0では、望みの波形のスペ
クトルは図3のaのようになり、基準波形のスペクトル
は同図のbのようになる。 処理2…処理1で解析した同一フレームにおける両スペ
クトルの偏差(基準波形のスペクトル − 望みのスペ
クトル)を各フレーム毎に求める。例えば、フレーム0
のスペクトル偏差は図3のcのようになる。 処理3…望みの波形の鍵タッチの強度を変えて(タッチ
B,C,D…に変える)、上記処理1、2を夫々行な
い、各タッチに対応する各フレーム毎のスペクトル偏差
を求める。 処理4…処理2、3で求めた各タッチに対応する各フレ
ーム毎のスペクトル偏差から夫々に対応するフィルタ特
性パラメータを求める。
【0017】以上のような事前処理を施した後、基準波
形の全波形データを波形メモリ12に記憶し、処理4で
求めた各タッチに対応する各フレーム毎のフィルタ特性
パラメータをフィルタ特性パラメータメモリ17に記憶
する。この場合、波形メモリ12に記憶した全波形デー
タの1サンプル点毎に異なるアドレスが割当てられ、フ
レーム区分の仕方に従って複数アドレスグループ毎に異
なるフレームアドレスが割当てられ、アドレスデータ発
生回路13では、発生するアドレスデータの値に応じて
所定のフレームアドレスをも発生し得るような構成とす
る。尚、アドレスデータの値に応じてフレームアドレス
データを発生するコード化回路をフレーム特定手段とし
てアドレスデータ発生回路13とは別に設けてもよい。
形の全波形データを波形メモリ12に記憶し、処理4で
求めた各タッチに対応する各フレーム毎のフィルタ特性
パラメータをフィルタ特性パラメータメモリ17に記憶
する。この場合、波形メモリ12に記憶した全波形デー
タの1サンプル点毎に異なるアドレスが割当てられ、フ
レーム区分の仕方に従って複数アドレスグループ毎に異
なるフレームアドレスが割当てられ、アドレスデータ発
生回路13では、発生するアドレスデータの値に応じて
所定のフレームアドレスをも発生し得るような構成とす
る。尚、アドレスデータの値に応じてフレームアドレス
データを発生するコード化回路をフレーム特定手段とし
てアドレスデータ発生回路13とは別に設けてもよい。
【0018】ディジタルフィルタ14では、波形メモリ
12から読み出される基準の波形と望みの波形とのスペ
クトル偏差に応じたフィルタ特性パラメータに従って基
準の波形信号をフィルタ制御するので、望みの波形に近
似した波形信号を得ることができる。このフィルタ特性
パラメータはフレーム単位で時間的に変化するので、望
みの波形を精度良く近似することができる。しかも、フ
レーム単位の処理によってフィルタ特性パラメータを決
定するので、パラメータ決定作業も比較的楽である。
12から読み出される基準の波形と望みの波形とのスペ
クトル偏差に応じたフィルタ特性パラメータに従って基
準の波形信号をフィルタ制御するので、望みの波形に近
似した波形信号を得ることができる。このフィルタ特性
パラメータはフレーム単位で時間的に変化するので、望
みの波形を精度良く近似することができる。しかも、フ
レーム単位の処理によってフィルタ特性パラメータを決
定するので、パラメータ決定作業も比較的楽である。
【0019】図4はこの発明の第2の実施例を示すもの
で、図1の実施例に対する変更箇所のみを抽出して示し
ている。この第2の実施例では、レベルパラメータメモ
リ18が追加されており、このメモリ18から読み出さ
れたレベルパラメータに従ってディジタルフィルタ14
の出力信号のレベルを乗算器19において制御するよう
になっている。レベルパラメータメモリ18では、各フ
レーム毎のレベルパラメータから成るレベルパラメータ
の組を複数段階のタッチ強度に対応して夫々記憶してお
り、タッチ検出装置11から与えられるタッチ検出デー
タに応じて1組のレベルパラメータが選択され、選択さ
れた1組の中からフレームアドレスデータに応じて1つ
のフレームに対応するレベルパラメータが読み出され
る。この第2の実施例によれば、ディジタルフィルタ1
4によるスペクトル制御とは別途に、各フレーム単位で
一律のレベル制御が行なえるようになり、望みの波形再
生の精度が良くなる。
で、図1の実施例に対する変更箇所のみを抽出して示し
ている。この第2の実施例では、レベルパラメータメモ
リ18が追加されており、このメモリ18から読み出さ
れたレベルパラメータに従ってディジタルフィルタ14
の出力信号のレベルを乗算器19において制御するよう
になっている。レベルパラメータメモリ18では、各フ
レーム毎のレベルパラメータから成るレベルパラメータ
の組を複数段階のタッチ強度に対応して夫々記憶してお
り、タッチ検出装置11から与えられるタッチ検出デー
タに応じて1組のレベルパラメータが選択され、選択さ
れた1組の中からフレームアドレスデータに応じて1つ
のフレームに対応するレベルパラメータが読み出され
る。この第2の実施例によれば、ディジタルフィルタ1
4によるスペクトル制御とは別途に、各フレーム単位で
一律のレベル制御が行なえるようになり、望みの波形再
生の精度が良くなる。
【0020】この第2の実施例は、特に、次のような目
的で効果を発揮する。前述の第1の実施例では、事前処
理1〜4の対象となる基準波形及び望みの波形が図2の
a,bのような実際のエンベロープを持つものであっ
た。そのため、望みの波形のタッチが弱い場合は、全区
間を通じて振幅レベルが比較的低レベルであり、また、
基準波形のように強いタッチに対応するものでも最後の
フレームでは振幅レベルが小さくなる。このように振幅
レベルの小さい状態において前述の処理1〜4を行う
と、決定されるフィルタ特性パラメータの変化幅が相対
的に小さくなり、精度が非常に低下する。また、そのよ
うな条件下で精度を少しでも良くしようとして、フィル
タ特性パラメータのデータ表現におけるダイナミックレ
ンジを広げると、ビット数が徒らに多くなるので、不利
である。
的で効果を発揮する。前述の第1の実施例では、事前処
理1〜4の対象となる基準波形及び望みの波形が図2の
a,bのような実際のエンベロープを持つものであっ
た。そのため、望みの波形のタッチが弱い場合は、全区
間を通じて振幅レベルが比較的低レベルであり、また、
基準波形のように強いタッチに対応するものでも最後の
フレームでは振幅レベルが小さくなる。このように振幅
レベルの小さい状態において前述の処理1〜4を行う
と、決定されるフィルタ特性パラメータの変化幅が相対
的に小さくなり、精度が非常に低下する。また、そのよ
うな条件下で精度を少しでも良くしようとして、フィル
タ特性パラメータのデータ表現におけるダイナミックレ
ンジを広げると、ビット数が徒らに多くなるので、不利
である。
【0021】そこで、この第2の実施例では、前述の事
前処理1〜4で用いる望みの波形及び基準波形として図
5のa,bに示すようなほぼ一定レベルE0のエンベロ
ープを持つ波形を用いる。すなわち、図5のaは、図2
のaのような所望タッチに対応する望みの波形の各周期
毎の波形形状は変えずにその振幅レベルのみを所定のレ
ベルE0に変更したものである。図5のbも同様に、図
2のbのような基準タッチに対応する基準波形の各周期
毎の波形形状は変えずにその振幅レベルのみを所定のレ
ベルE0に変更したものである。尚、各周期毎に一定レ
ベルE0に変更せずに、図2のa,bの波形の各フレー
ム毎にその平均レベルとレベルE0との比を乗算して図
5のa,bに近似したほぼ一定レベルエンベロープの波
形を得てもよい。尚、この一定レベルE0としては最強
タッチの最大振幅レベルを選ぶとよい。
前処理1〜4で用いる望みの波形及び基準波形として図
5のa,bに示すようなほぼ一定レベルE0のエンベロ
ープを持つ波形を用いる。すなわち、図5のaは、図2
のaのような所望タッチに対応する望みの波形の各周期
毎の波形形状は変えずにその振幅レベルのみを所定のレ
ベルE0に変更したものである。図5のbも同様に、図
2のbのような基準タッチに対応する基準波形の各周期
毎の波形形状は変えずにその振幅レベルのみを所定のレ
ベルE0に変更したものである。尚、各周期毎に一定レ
ベルE0に変更せずに、図2のa,bの波形の各フレー
ム毎にその平均レベルとレベルE0との比を乗算して図
5のa,bに近似したほぼ一定レベルエンベロープの波
形を得てもよい。尚、この一定レベルE0としては最強
タッチの最大振幅レベルを選ぶとよい。
【0022】以上のようにして事前処理1〜4の対象と
なる基準波形及び望みの波形のエンベロープレベルをほ
ぼ一定のレベルE0に変更し、変更した両波形に関して
前述の処理1〜4と同じ処理を行ない、各タッチ強度に
対応する各フレーム毎のフィルタ特性パラメータを夫々
求める。このようにして求めたフィルタ特性パラメータ
は、すべて最大振幅レベルに関して求められたものであ
るので、前述のような振幅レベル低下による精度の低下
あるいはデータビット数の徒らな増大という問題は起こ
らない。
なる基準波形及び望みの波形のエンベロープレベルをほ
ぼ一定のレベルE0に変更し、変更した両波形に関して
前述の処理1〜4と同じ処理を行ない、各タッチ強度に
対応する各フレーム毎のフィルタ特性パラメータを夫々
求める。このようにして求めたフィルタ特性パラメータ
は、すべて最大振幅レベルに関して求められたものであ
るので、前述のような振幅レベル低下による精度の低下
あるいはデータビット数の徒らな増大という問題は起こ
らない。
【0023】この第2の実施例では、上述のような処理
1〜4に続いて、次のような事前処理5〜7を更に行な
う。 処理5…図2のaに示すような望みの波形に関して各フ
レーム毎の平均レベルを夫々求める。 処理6…処理5で求めた望みの波形の各フレーム毎の平
均レベルと、図5のaのように一定レベルE0にレベル
変更した望みの波形の各フレーム毎の平均レベル(これ
はどのフレームでもほぼE0である)との差を夫々求め
る。 処理7…望みの波形の鍵タッチ強度を変えて、上記処理
5、6を夫々行ない、各タッチに対応する各フレーム毎
の上記レベル差を夫々求める。
1〜4に続いて、次のような事前処理5〜7を更に行な
う。 処理5…図2のaに示すような望みの波形に関して各フ
レーム毎の平均レベルを夫々求める。 処理6…処理5で求めた望みの波形の各フレーム毎の平
均レベルと、図5のaのように一定レベルE0にレベル
変更した望みの波形の各フレーム毎の平均レベル(これ
はどのフレームでもほぼE0である)との差を夫々求め
る。 処理7…望みの波形の鍵タッチ強度を変えて、上記処理
5、6を夫々行ない、各タッチに対応する各フレーム毎
の上記レベル差を夫々求める。
【0024】以上のようにして事前に求めた各タッチ強
度に対応する各フレーム毎のレベル差に対応するデータ
をレベルパラメータとしてレベルパラメータメモリ18
に記憶する。そして、波形メモリ12Aには、図5のb
のようにほば一定の一定レベルE0に変更したエンベロ
ープを持つ基準波形を記憶する。また、フィルタ特性パ
ラメータメモリ17Aには、上述のように略一定レベル
E0に変更した基準波形と望みの波形にもとづき求めた
フィルタ特性パラメータを記憶する。この構成により、
図4のディジタルフィルタ14からは、図5のaのよう
な一定レベルE0のエンベロープに変更した望みの波形
に近似した波形信号が得られ、乗算器19からは図2の
aのような望みの波形に近似した波形信号が得られる。
この第2の実施例では、フィルタ特性パラメータが少な
いビット数で精度良く決定されるので、フィルタ制御の
信頼性が上がり、望みの波形のスペクトル構成を精度良
く再現することができる。尚、乗算器19はディジタル
フィルタ14の入力側に設けてもよいし、また、乗算で
はなく加減算を行なってもよい。
度に対応する各フレーム毎のレベル差に対応するデータ
をレベルパラメータとしてレベルパラメータメモリ18
に記憶する。そして、波形メモリ12Aには、図5のb
のようにほば一定の一定レベルE0に変更したエンベロ
ープを持つ基準波形を記憶する。また、フィルタ特性パ
ラメータメモリ17Aには、上述のように略一定レベル
E0に変更した基準波形と望みの波形にもとづき求めた
フィルタ特性パラメータを記憶する。この構成により、
図4のディジタルフィルタ14からは、図5のaのよう
な一定レベルE0のエンベロープに変更した望みの波形
に近似した波形信号が得られ、乗算器19からは図2の
aのような望みの波形に近似した波形信号が得られる。
この第2の実施例では、フィルタ特性パラメータが少な
いビット数で精度良く決定されるので、フィルタ制御の
信頼性が上がり、望みの波形のスペクトル構成を精度良
く再現することができる。尚、乗算器19はディジタル
フィルタ14の入力側に設けてもよいし、また、乗算で
はなく加減算を行なってもよい。
【0025】図6はこの発明の第3の実施例を示すもの
で、図1又は図4の実施例に対する変更箇所のみを抽出
して示している。この第3の実施例では、補間手段20
が追加されており、この補間手段20において波形メモ
リ12Bの出力とディジタルフィルタ14の出力とを鍵
タッチの強度(音色変化パラメータ)に応じた比率で補
間することにより、鍵タッチに応じた音色変化を実現す
るようにしている。波形メモリ12Bには最強タッチに
対応する波形を記憶しておく。フィルタ特性パラメータ
メモリ17Bには、最強タッチに対応する波形を基準波
形とし、最弱タッチに対応する波形を望みの波形として
前述の処理1、2、4に従って求めた1組のフィルタ特
性パラメータだけが記憶されており、このメモリ17B
はフレームアドレスデータに従って読み出される。従っ
て、ディジタルフィルタ14からは最弱タッチに対応す
る波形信号が得られる。
で、図1又は図4の実施例に対する変更箇所のみを抽出
して示している。この第3の実施例では、補間手段20
が追加されており、この補間手段20において波形メモ
リ12Bの出力とディジタルフィルタ14の出力とを鍵
タッチの強度(音色変化パラメータ)に応じた比率で補
間することにより、鍵タッチに応じた音色変化を実現す
るようにしている。波形メモリ12Bには最強タッチに
対応する波形を記憶しておく。フィルタ特性パラメータ
メモリ17Bには、最強タッチに対応する波形を基準波
形とし、最弱タッチに対応する波形を望みの波形として
前述の処理1、2、4に従って求めた1組のフィルタ特
性パラメータだけが記憶されており、このメモリ17B
はフレームアドレスデータに従って読み出される。従っ
て、ディジタルフィルタ14からは最弱タッチに対応す
る波形信号が得られる。
【0026】補間手段20では、波形メモリ12Bから
読み出された最強タッチに対応する波形信号とディジタ
ルフィルタ14から得られた最弱タッチに対応する波形
信号との間をタッチ検出データに応じた比率で補間し
て、各タッチ強度に応じた波形信号を求める。一方の補
間対象波形である最弱タッチに対応する波形信号は、他
方の補間対象波形である波形メモリ12Bの出力をフィ
ルタ制御したものであるので、両補間対象波形の位相は
それほど違わない。従って、従来の方式とは異なり、こ
の第3の実施例によれば補間技術を有利に導入すること
ができる。
読み出された最強タッチに対応する波形信号とディジタ
ルフィルタ14から得られた最弱タッチに対応する波形
信号との間をタッチ検出データに応じた比率で補間し
て、各タッチ強度に応じた波形信号を求める。一方の補
間対象波形である最弱タッチに対応する波形信号は、他
方の補間対象波形である波形メモリ12Bの出力をフィ
ルタ制御したものであるので、両補間対象波形の位相は
それほど違わない。従って、従来の方式とは異なり、こ
の第3の実施例によれば補間技術を有利に導入すること
ができる。
【0027】補間手段20は、レベルパラメータメモリ
21と、このメモリ21から読み出された第1のレベル
パラメータk1と波形メモリ12Bの出力信号とを乗算
する乗算器22と、メモリ21から読み出された第2の
レベルパラメータk2とディジタルフィルタ14の出力
信号とを乗算する乗算器23と、両乗算器22,23の
出力を加算する加算器24とを具えている。レベルパラ
メータメモリ21は、基本的には、図7に示すようにタ
ッチ強度に応じた互に逆方向に変化する特性のレベルパ
ラメータk1,k2を記憶しており、タッチ検出データが
示すタッチ強度に応じたレベルパラメータk1,k2が読
み出される。従って、タッチが弱いほど第1のレベルパ
ラメータk1の値が小、第2のレベルパラメータk2の値
が大であり、ディジタルフィルタ14から出力される最
弱タッチ対応波形信号がメモリ12Bから出力される最
強タッチ対応波形信号に対して相対的に高い比率で両者
が合成され、逆にタッチが強くなるほど、k1が大、k2
が小となり、最強タッチ対応波形信号(メモリ12Bの
出力)が最弱タッチ対応波形信号(フィルタ14の出
力)に対して相対的に高い比率で両者が合成され、その
結果、タッチ強度に応じた補間が行なわれる。
21と、このメモリ21から読み出された第1のレベル
パラメータk1と波形メモリ12Bの出力信号とを乗算
する乗算器22と、メモリ21から読み出された第2の
レベルパラメータk2とディジタルフィルタ14の出力
信号とを乗算する乗算器23と、両乗算器22,23の
出力を加算する加算器24とを具えている。レベルパラ
メータメモリ21は、基本的には、図7に示すようにタ
ッチ強度に応じた互に逆方向に変化する特性のレベルパ
ラメータk1,k2を記憶しており、タッチ検出データが
示すタッチ強度に応じたレベルパラメータk1,k2が読
み出される。従って、タッチが弱いほど第1のレベルパ
ラメータk1の値が小、第2のレベルパラメータk2の値
が大であり、ディジタルフィルタ14から出力される最
弱タッチ対応波形信号がメモリ12Bから出力される最
強タッチ対応波形信号に対して相対的に高い比率で両者
が合成され、逆にタッチが強くなるほど、k1が大、k2
が小となり、最強タッチ対応波形信号(メモリ12Bの
出力)が最弱タッチ対応波形信号(フィルタ14の出
力)に対して相対的に高い比率で両者が合成され、その
結果、タッチ強度に応じた補間が行なわれる。
【0028】波形メモリ12Bとフィルタ特性パラメー
タメモリ17Bに記憶すべきデータは、前述の第1の実
施例又は第2の実施例のどちらに従って決定されたもの
でもよい。第1の実施例に従って決定されたものである
場合は、波形メモリ12Bからは最強タッチ対応波形信
号が時間的に変化する所定のエンベロープを持って発生
され(図2のb参照)、ディジタルフィルタ14からは
最弱タッチ対応波形信号が時間的に変化する所定のエン
ベロープを持って発生される(図2のa参照)。その場
合、レベルパラメータメモリ21からは上述の補間機能
のみを持つレベルパラメータk1,k2を発生すればよ
い。
タメモリ17Bに記憶すべきデータは、前述の第1の実
施例又は第2の実施例のどちらに従って決定されたもの
でもよい。第1の実施例に従って決定されたものである
場合は、波形メモリ12Bからは最強タッチ対応波形信
号が時間的に変化する所定のエンベロープを持って発生
され(図2のb参照)、ディジタルフィルタ14からは
最弱タッチ対応波形信号が時間的に変化する所定のエン
ベロープを持って発生される(図2のa参照)。その場
合、レベルパラメータメモリ21からは上述の補間機能
のみを持つレベルパラメータk1,k2を発生すればよ
い。
【0029】しかし、波形メモリ12Bとフィルタ特性
パラメータメモリ17Bに記憶すべきデータが前述の第
2の実施例に従って決定されたものである場合は、レベ
ルパラメータメモリ21から発生すべきレベルパラメー
タk1,k2には上述の補間機能のみならず第2の実施例
のレベルパラメータと同様のレベル修正機能を持たせる
必要がある。この場合、波形メモリ12Bからは図5の
bに示すようにエンベロープレベルを略一定レベルE0
に変更された最強タッチ対応波形信号が発生され、ディ
ジタルフィルタ14からは図5のaに示すようにエンベ
ロープレベルを略一定レベルE0に変更された最弱タッ
チ対応波形信号が発生される。補間機能とレベル修正機
能の両方を持つレベルパラメータk1,k2は次のように
して決定される。まず、第1のレベルパラメータk1に
関しては、図2のbに示すような基準波形(最強タッチ
対応波形)の各フレーム毎の平均レベルを求め、この平
均レベルと図5のbに示すように一定レベルE0に変更
した基準波形の各フレーム毎の平均レベル(これはどの
フレームでも略E0である)との差を求め、こうして求
めた各フレーム毎のレベル差に応じて図7に示すような
k1の補間関数を補正し、最終的に、タッチ強度及びフ
レーム番号を変数とする第1のレベルパラメータk1を
得る。第2のレベルパラメータk2に関しては図2のa
に示すような最弱タッチ対応波形の各フレーム毎の平均
レベルを求め、この平均レベルと図5のaに示すように
一定レベルE0に変更された最弱タッチ対応波形の各フ
レーム毎の平均レベル(これはどのフレームでも略E0
である)との差を求め、こうして求めた各フレーム毎の
レベル差に応じて図7に示すようなk2の補間関数を補
正し、最終的に、タッチ強度及びフレーム番号を変数と
する第2のレベルパラメータk2を得る。以上のように
して決定したレベルパラメータk1,k2をレベルパラメ
ータメモリ21に記憶し、これをフレームアドレスデー
タ及びタッチ検出データに応じて読み出す。この場合、
レベルパラメータメモリ21を1個のメモリで構成せず
に、図8のように、タッチ検出データに応じて読み出さ
れる補間係数メモリ21Aと、フレームアドレスデータ
に応じて読み出されるレベル差メモリ21Bとに分離
し、両メモリ21A,21Bから読み出した最強タッチ
に対応する補間係数データk1aとレベル差データk1b
とを乗算器21Cで乗算して第1のレベルパラメータk
1を発生し、最弱タッチに対応する補間係数k2aとレベ
ル差データk2bとを乗算器21Dで乗算して第2のレ
ベルパラメータk2を発生するようにしてもよい。勿
論、補間係数メモリ21Aには図7に示すような補間係
数が記憶され、レベル差メモリ21Bには上述のように
して決定した最強タッチ及び最弱タッチに対応する各フ
レーム毎のレベル差を示すデータが記憶される。
パラメータメモリ17Bに記憶すべきデータが前述の第
2の実施例に従って決定されたものである場合は、レベ
ルパラメータメモリ21から発生すべきレベルパラメー
タk1,k2には上述の補間機能のみならず第2の実施例
のレベルパラメータと同様のレベル修正機能を持たせる
必要がある。この場合、波形メモリ12Bからは図5の
bに示すようにエンベロープレベルを略一定レベルE0
に変更された最強タッチ対応波形信号が発生され、ディ
ジタルフィルタ14からは図5のaに示すようにエンベ
ロープレベルを略一定レベルE0に変更された最弱タッ
チ対応波形信号が発生される。補間機能とレベル修正機
能の両方を持つレベルパラメータk1,k2は次のように
して決定される。まず、第1のレベルパラメータk1に
関しては、図2のbに示すような基準波形(最強タッチ
対応波形)の各フレーム毎の平均レベルを求め、この平
均レベルと図5のbに示すように一定レベルE0に変更
した基準波形の各フレーム毎の平均レベル(これはどの
フレームでも略E0である)との差を求め、こうして求
めた各フレーム毎のレベル差に応じて図7に示すような
k1の補間関数を補正し、最終的に、タッチ強度及びフ
レーム番号を変数とする第1のレベルパラメータk1を
得る。第2のレベルパラメータk2に関しては図2のa
に示すような最弱タッチ対応波形の各フレーム毎の平均
レベルを求め、この平均レベルと図5のaに示すように
一定レベルE0に変更された最弱タッチ対応波形の各フ
レーム毎の平均レベル(これはどのフレームでも略E0
である)との差を求め、こうして求めた各フレーム毎の
レベル差に応じて図7に示すようなk2の補間関数を補
正し、最終的に、タッチ強度及びフレーム番号を変数と
する第2のレベルパラメータk2を得る。以上のように
して決定したレベルパラメータk1,k2をレベルパラメ
ータメモリ21に記憶し、これをフレームアドレスデー
タ及びタッチ検出データに応じて読み出す。この場合、
レベルパラメータメモリ21を1個のメモリで構成せず
に、図8のように、タッチ検出データに応じて読み出さ
れる補間係数メモリ21Aと、フレームアドレスデータ
に応じて読み出されるレベル差メモリ21Bとに分離
し、両メモリ21A,21Bから読み出した最強タッチ
に対応する補間係数データk1aとレベル差データk1b
とを乗算器21Cで乗算して第1のレベルパラメータk
1を発生し、最弱タッチに対応する補間係数k2aとレベ
ル差データk2bとを乗算器21Dで乗算して第2のレ
ベルパラメータk2を発生するようにしてもよい。勿
論、補間係数メモリ21Aには図7に示すような補間係
数が記憶され、レベル差メモリ21Bには上述のように
して決定した最強タッチ及び最弱タッチに対応する各フ
レーム毎のレベル差を示すデータが記憶される。
【0030】尚、上記各実施例において、波形メモリ1
2,12A,12Bでは発音開始から終了までの全波形
を記憶するものとしているが、これに限らず、立上り部
の全波形とその後発音終了に至るまでの波形の一部とを
記憶するようにしてもよい。その場合、アドレスデータ
発生回路13では、キーオンパルスKONPによってリ
セットされた直後から立上り部の全波形を一通り読み出
し、その後一部波形(これも複数周期波形である)を繰
返し読み出すようにする。繰返し読み出した波形信号の
振幅エンベロープは、図示しない別途のエンベロープ付
与手段によって付与する。
2,12A,12Bでは発音開始から終了までの全波形
を記憶するものとしているが、これに限らず、立上り部
の全波形とその後発音終了に至るまでの波形の一部とを
記憶するようにしてもよい。その場合、アドレスデータ
発生回路13では、キーオンパルスKONPによってリ
セットされた直後から立上り部の全波形を一通り読み出
し、その後一部波形(これも複数周期波形である)を繰
返し読み出すようにする。繰返し読み出した波形信号の
振幅エンベロープは、図示しない別途のエンベロープ付
与手段によって付与する。
【0031】また、第1及び第2の実施例において、フ
ィルタ特性パラメータメモリ17,17Aでは各フレー
ム毎のフィルタ特性パラメータを各タッチ強度に対応し
て個別に記憶しているが、これに限らず、最強タッチと
最弱タッチに対応するフィルタ特性パラメータのみを予
め記憶し、これをフレームアドレスに応じて同時に読み
出し、これを利用してタッチ検出データに応じた補間演
算を行ない、こうして各タッチ強度に対応するフィルタ
特性パラメータをその都度の補間演算によって発生する
ようにしてもよい。
ィルタ特性パラメータメモリ17,17Aでは各フレー
ム毎のフィルタ特性パラメータを各タッチ強度に対応し
て個別に記憶しているが、これに限らず、最強タッチと
最弱タッチに対応するフィルタ特性パラメータのみを予
め記憶し、これをフレームアドレスに応じて同時に読み
出し、これを利用してタッチ検出データに応じた補間演
算を行ない、こうして各タッチ強度に対応するフィルタ
特性パラメータをその都度の補間演算によって発生する
ようにしてもよい。
【0032】尚、音色変化パラメータとして押圧鍵(発
生すべき楽音)の音高又は音域を使用して音色のキース
ケーリングを行う場合は、上記各実施例の説明における
鍵タッチ強度又はタッチ検出データを押圧鍵の音高又は
音域に読み替えれば全く同様に実施できる。尚、波形メ
モリには隣合うサンプル振幅値間の差分データを記憶
し、読み出しの際にこの差分データを累積的に加減算し
て本来のサンプル振幅データを得るようにすることも本
発明の実施態様に含まれる。
生すべき楽音)の音高又は音域を使用して音色のキース
ケーリングを行う場合は、上記各実施例の説明における
鍵タッチ強度又はタッチ検出データを押圧鍵の音高又は
音域に読み替えれば全く同様に実施できる。尚、波形メ
モリには隣合うサンプル振幅値間の差分データを記憶
し、読み出しの際にこの差分データを累積的に加減算し
て本来のサンプル振幅データを得るようにすることも本
発明の実施態様に含まれる。
【0033】
【発明の効果】 以上の通り、この発明によれば、楽音
の発音開始から終了に至るまでの全波形のうち所定の複
数周期からなる波形に関する波形データを波形メモリに
記憶し、この波形メモリの読出し出力に基づき楽音の発
音開始から終了に至るまでのディジタル波形信号を発生
し、このディジタル波形信号をディジタルフィルタに入
力して、フィルタ特性パラメータによって設定されたフ
ィルタ特性に従ってその波形スペクトルを制御すること
により多様な音色変化を実現するようにしたので、ディ
ジタルフィルタに入力される高品質なディジタル波形信
号の音色が、このフィルタ特性パラメータに応じて可変
制御され、波形メモリに記憶する高品質な複数周期から
なる波形が仮りに一種類であっても、この記憶波形と同
様に高品質な波形がフィルタ特性パラメータに応じて音
色変化する多様な特性で得られる、という優れた効果を
奏する。また、そのような高品質の音色変化が比較的小
規模かつ低コストな構成で実現でき、また、フィルタ特
性パラメータの設定も比較的容易である、等の種々の優
れた効果を奏する。
の発音開始から終了に至るまでの全波形のうち所定の複
数周期からなる波形に関する波形データを波形メモリに
記憶し、この波形メモリの読出し出力に基づき楽音の発
音開始から終了に至るまでのディジタル波形信号を発生
し、このディジタル波形信号をディジタルフィルタに入
力して、フィルタ特性パラメータによって設定されたフ
ィルタ特性に従ってその波形スペクトルを制御すること
により多様な音色変化を実現するようにしたので、ディ
ジタルフィルタに入力される高品質なディジタル波形信
号の音色が、このフィルタ特性パラメータに応じて可変
制御され、波形メモリに記憶する高品質な複数周期から
なる波形が仮りに一種類であっても、この記憶波形と同
様に高品質な波形がフィルタ特性パラメータに応じて音
色変化する多様な特性で得られる、という優れた効果を
奏する。また、そのような高品質の音色変化が比較的小
規模かつ低コストな構成で実現でき、また、フィルタ特
性パラメータの設定も比較的容易である、等の種々の優
れた効果を奏する。
【0034】また、波形メモリの読出しに基づき発生さ
れるディジタル波形信号のエンベロープ振幅レベルを略
一定にしたときの波形スペクトルと望みの波形のエンベ
ロープ振幅レベルを略一定にしたときの波形スペクトル
との偏差に従ってフィルタ特性パラメータを決定するよ
うにしたので、エンベロープ振幅レベルの変動の影響を
受けずに、音色変化パラメータに対応した望みの波形を
得るためのフィルタ特性パラメータを決定することがで
きる。これにより、エンベロープ振幅レベルの変動によ
ってフィルタ特性パラメータの精度が低下してしまうと
いう問題を解決することができ、また、そのような精度
低下を防ぐためにパラメータデータのダイナミックレン
ジを過度に広げてデータビット数を徒らに増大させてし
まうという方策を講ずる必要もなくなる、という優れた
効果を奏する。こうして、この発明によれば、音色変化
パラメータに対応した望みの波形に近似した高品質の波
形をディジタルフィルタによって確実に得ることができ
るという優れた効果を奏する。
れるディジタル波形信号のエンベロープ振幅レベルを略
一定にしたときの波形スペクトルと望みの波形のエンベ
ロープ振幅レベルを略一定にしたときの波形スペクトル
との偏差に従ってフィルタ特性パラメータを決定するよ
うにしたので、エンベロープ振幅レベルの変動の影響を
受けずに、音色変化パラメータに対応した望みの波形を
得るためのフィルタ特性パラメータを決定することがで
きる。これにより、エンベロープ振幅レベルの変動によ
ってフィルタ特性パラメータの精度が低下してしまうと
いう問題を解決することができ、また、そのような精度
低下を防ぐためにパラメータデータのダイナミックレン
ジを過度に広げてデータビット数を徒らに増大させてし
まうという方策を講ずる必要もなくなる、という優れた
効果を奏する。こうして、この発明によれば、音色変化
パラメータに対応した望みの波形に近似した高品質の波
形をディジタルフィルタによって確実に得ることができ
るという優れた効果を奏する。
【0035】
【図1】この発明の一実施例を示す電気的ブロック図。
【図2】aは望みの波形の全波形の一例を省略して示す
図、bは基準の波形の全波形の一例を省略して示す図。
図、bは基準の波形の全波形の一例を省略して示す図。
【図3】aは図2aの波形の或る1フレームにおけるス
ペクトルの一例を示す図、bは図2bの波形の対応する
1フレームにおけるスペクトルの一例を示す図、cはa
とbのスペクトル偏差を示す図。
ペクトルの一例を示す図、bは図2bの波形の対応する
1フレームにおけるスペクトルの一例を示す図、cはa
とbのスペクトル偏差を示す図。
【図4】この発明の別の実施例を図1の変更個所に関し
て抽出して示す電気的ブロック図。
て抽出して示す電気的ブロック図。
【図5】aは図2aのような望み波形のエンベロープレ
ベルを略一定に変更した波形の一例を省略して示す図、
bは図2bのような基準波形のエンベロープレベルを略
一定に変更した波形の一例を省略して示す図。
ベルを略一定に変更した波形の一例を省略して示す図、
bは図2bのような基準波形のエンベロープレベルを略
一定に変更した波形の一例を省略して示す図。
【図6】この発明の更に別の実施例を図1の変更個所に
関して抽出して示す電気的ブロック図。
関して抽出して示す電気的ブロック図。
【図7】図6のレベルパラメータメモリに記憶した鍵タ
ッチ強度に応じた補間関数の一例を示す図。
ッチ強度に応じた補間関数の一例を示す図。
【図8】図6のレベルパラメータメモリの変更例を示す
電気的ブロック図。
電気的ブロック図。
10…鍵盤、11…タッチ検出装置、12,12A,1
2B…波形メモリ、13…アドレスデータ発生回路、1
4…ディジタルフィルタ、15…ディジタルアナログ変
換器、17,17A,17B…フィルタ特性パラメータ
メモリ、18,21…レベルパラメータメモリ、19,
22,23…乗算器、20…補間手段。
2B…波形メモリ、13…アドレスデータ発生回路、1
4…ディジタルフィルタ、15…ディジタルアナログ変
換器、17,17A,17B…フィルタ特性パラメータ
メモリ、18,21…レベルパラメータメモリ、19,
22,23…乗算器、20…補間手段。
Claims (9)
- 【請求項1】 楽音の発音開始から終了に至るまでの全
波形のうち所定の複数周期からなる波形に関する波形デ
ータをディジタルで記憶した波形メモリと、 この波形メモリの波形データを読み出すことにより楽音
の発音開始から終了に至るまでのディジタル波形信号を
発生する読出し手段と、 発生されたディジタル波形信号が入力されるディジタル
フィルタと、 音色変化パラメータに応じてフィルタ特性パラメータを
発生し、前記ディジタルフィルタに供給するフィルタ特
性パラメータ発生手段とを具えた楽音信号発生装置にお
いて、前記フィルタ特性パラメータは、前記読出し手段
による前記波形メモリの読出しに基づき発生されるディ
ジタル波形信号のエンベロープ振幅レベルを略一定にし
たときの波形スペクトルと望みの波形のエンベロープ振
幅レベルを略一定にしたときの波形スペクトルとの偏差
に従って決定されたものであることを特徴とする楽音信
号発生装置。 - 【請求項2】 前記フィルタ特性パラメータ発生手段
が、楽音の発音開始から終了に至るまでの時間経過に従
って、前記発生するフィルタ特性パラメータを変化させ
るものであることを特徴とする請求項1に記載の楽音信
号発生装置。 - 【請求項3】 前記フィルタ特性パラメータ発生手段
が、楽音の発音開始から終了に至るまでの全区間を複数
のフレームに区分し、前記読出し手段による波形データ
の読出しに並行して順次フレームを特定するフレーム特
定手段と、各フレームに対応するフィルタ特性パラメー
タからなる1組のフィルタ特性パラメータを前記音色変
化パラメータに応じて選択し、選択された1組の中から
前記フレーム特定手段によって特定された1つのフレー
ムに対応するフィルタ特性パラメータを発生する手段と
を有することを特徴とする請求項1に記載の楽音信号発
生装置。 - 【請求項4】 レベルパラメータを発生するレベルパラ
メータ発生手段と、前記ディジタルフィルタで制御され
た前記ディジタル波形信号のレベルを前記レベルパラメ
ータ発生手段から発生されたレベルパラメータに従って
制御するレベル制御手段とを更に具えることを特徴とす
る請求項1乃至3のいずれかに記載の楽音信号発生装
置。 - 【請求項5】 前記レベルパラメータ発生手段から発生
されるレベルパラメータは、前記ディジタル波形信号の
平均レベルと望みの波形の平均レベルとの偏差に従って
決定されたものであることを特徴とする請求項4に記載
の楽音信号発生装置。 - 【請求項6】 前記レベルパラメータ発生手段は、前記
音色変化パラメータに応じてレベルパラメータを発生す
ることを特徴とする請求項4に記載の楽音信号発生装
置。 - 【請求項7】 時間経過に従ってレベルが変化するエン
ベロープ波形データを発生するエンベロープ波形発生手
段と、前記ディジタルフィルタで制御された又は制御さ
れるべき前記ディジタル波形信号のレベルを前記エンベ
ロープ波形発生手段から発生されたエンベロープ波形デ
ータに従って制御するエンベロープ制御手段とを更に具
えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載
の楽音信号発生装置。 - 【請求項8】 前記波形メモリは、楽音の発音開始から
終了に至るまでの全波形に関する波形データを記憶した
ものである請求項1乃至7の何れかに記載の楽音信号発
生装置。 - 【請求項9】 前記波形メモリは、楽音の立上り部の全
波形とその後の発音終了に至るまでの波形の一部に関す
る波形データを記憶したものである請求項1乃至7の何
れかに記載の楽音信号発生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3321518A JPH0830953B2 (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | 楽音信号発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3321518A JPH0830953B2 (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | 楽音信号発生装置 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58160429A Division JPS6052895A (ja) | 1983-09-02 | 1983-09-02 | 楽音信号発生装置 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7163014A Division JP2650631B2 (ja) | 1995-06-05 | 1995-06-05 | 楽音信号発生装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0627965A JPH0627965A (ja) | 1994-02-04 |
| JPH0830953B2 true JPH0830953B2 (ja) | 1996-03-27 |
Family
ID=18133466
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3321518A Expired - Lifetime JPH0830953B2 (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | 楽音信号発生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0830953B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4661745B2 (ja) * | 2006-09-19 | 2011-03-30 | カシオ計算機株式会社 | フィルタ装置および電子楽器 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52121313A (en) * | 1976-04-06 | 1977-10-12 | Nippon Gakki Seizo Kk | Electronic musical instrument |
| JPS5375919A (en) * | 1976-12-17 | 1978-07-05 | Nippon Gakki Seizo Kk | Electronic instrument |
| JPS57176096A (en) * | 1981-04-23 | 1982-10-29 | Nippon Musical Instruments Mfg | Electronic musical instrument |
-
1991
- 1991-11-11 JP JP3321518A patent/JPH0830953B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0627965A (ja) | 1994-02-04 |
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