JPH08309557A - スポット溶接機用の溶接棒およびスポット溶接機用の電極アーム - Google Patents

スポット溶接機用の溶接棒およびスポット溶接機用の電極アーム

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JPH08309557A
JPH08309557A JP13747595A JP13747595A JPH08309557A JP H08309557 A JPH08309557 A JP H08309557A JP 13747595 A JP13747595 A JP 13747595A JP 13747595 A JP13747595 A JP 13747595A JP H08309557 A JPH08309557 A JP H08309557A
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JP
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welding
welding rod
electrode arm
spot
rod
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JP13747595A
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English (en)
Inventor
Shigeo Takahashi
重雄 高橋
Yoshihiro Matsuoka
義博 松岡
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Kyowa Electronic Instruments Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Electronic Instruments Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スポット溶接の径を長時間に亘り一定値に維
持できると共に熔接作業の能率を高め得る溶接棒を提供
する。 【構成】 電極アーム20には、所定の加圧力が与えら
れ、溶接電源ケーブル4を介して溶接電流が供給され
る。この電極アーム20の先端寄りに設けられた垂直固
定用の第1の装着部24または傾斜固定用の第2の装着
部25のいずれかに選択的に溶接棒10を装着し且つ固
定ねじ29により固定する。溶接棒10の両端のそれぞ
れには、一様な外径を有する小径部14,17が形成さ
れている。溶接作業の繰り返しにより小径部14が消耗
したときには、溶接棒10を第1の装着部24から取り
外して反転させて小径部17が下向きとなるように装着
する。この状態で溶接作業を継続し、小径部17が消耗
したときに溶接棒10を取り外し、切削加工により新た
な小径部を形成した後、再度に亘って装着して溶接作業
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スポット溶接機用の溶
接棒およびスポット溶接機用の電極アームに関するもの
であり、特に、電極アームの溶接棒装着部に着脱可能に
溶接棒を装着し、該溶接棒の先端を被溶接物に対して加
圧した状態でスポット溶接を行うスポット溶接機におけ
る溶接棒および電極アームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】スポット溶接機は、一側の電極(例えば
マイナス電極)を被溶接物に接続し、他側の電極(例え
ばプラス電極)を溶接ヘッドを介してスポット溶接部分
に加圧状態で接触させ、所定の通電を行うことによって
スポット溶接を行うことができる。このようなスポット
溶接機における溶接ヘッドの一例を図8に示す。
【0003】図8において、溶接ヘッド1は、その本体
2がある程度の厚みを有する長方形に形成され、作業者
が手で掴みやすいような大きさになっている。この本体
2の後方から制御ケーブル3と溶接電源ケーブル4が引
き出され、この制御ケーブル3が溶接機電源部(図示せ
ず)にオン/オフ制御をするために接続され、溶接電源
ケーブル4が溶接電源のプラス電極出力端子に接続され
るようになっている。
【0004】このような電極アーム5には、ガイド部材
34が固定され、このガイド部材34は、本体2の前面
に開口され、上下方向に自身の長手軸が位置するガイド
開口33内を移動可能にされている。このような電極ア
ーム5は、図9に示すように、本体2に固定された支軸
31によって電極アーム5の一端部が回動自在に支持さ
れている。
【0005】また、電極アーム5には、その他端部にす
り割部6が形成され、このすり割部6によって二又状片
を互いに近付けるための固定ねじ7が設けられている。
そして、すり割部6の一部に形成された固定用溝部8に
合致させて溶接棒9の端部を挿入して電極アーム5の長
手軸と溶接棒9の長手軸とを90度の交差角度にして、
固定ねじ7をねじ込むことによって電極アーム5に溶接
棒9よが一体的に装着される。
【0006】このような電極アーム5の上下方向の可動
ストロークは、その下側位置が、本体2の底面に穿設さ
れた雌ねじに螺合するストローク調整ねじ32の先端に
よって位置規制され、一方、上側位置は、ガイド部材3
4の上端面がガイド開口33の内壁面の上端に突き当た
ることによって位置規制される。また、電極アーム5に
は、圧縮ばね35が係合され、支軸31を中心にして反
時計回りの回動付勢力が与えられ、この付勢力の大きさ
が、圧力調整ねじ36を上下方向に進退させることによ
って調整できるようになっている。また、電極アーム5
に設けられた突片37は、電極アーム5が上方向に押さ
れることによってリミットスイッチ38の可動片39を
押し込むようになっている。
【0007】上述の溶接棒9は、所定径の丸棒でなる基
部9Aの先端を所定のテーパー部9Bとしたもので、ま
た、溶接棒9と電極アーム5との交差は、直交状態にさ
れている。従って、溶接ヘッド1全体を手で掴み、溶接
棒9の先端のテーパー部9Bを被溶接物に接触させ、さ
らに押しつけることによって圧縮ばね35による付勢力
に抗して電極アーム5が支軸31を中心にして時計回り
の回動を開始する。
【0008】この回動がさらに続くと、突片37の先端
によって可動片39が押操作され、リミットスイッチ3
8が作動する。すると、制御ケーブル3にその旨の信号
が生じ、図示しない溶接電源部の電極出力が、溶接電源
ケーブル4を介し、電極アーム5と溶接棒9とを介して
被溶接物へ供給なされ、所定のスポット溶接が行われる
のである。さて、溶接棒9は、その先端にテーパー部9
Bを有している関係で、その先端がスポット溶接の度毎
に僅かではあるが摩耗してしまい、その径が徐々に増大
してしまうので、結果的にスポット溶接径が徐々に増大
してしまうことになる。
【0009】このために、スポット溶接の回数を適宜の
手段で計数して所定回数、例えば数百回に達したら、溶
接棒9のテーパー部9Bの先端を切削加工し、溶接棒9
によるスポット溶接径が所定径より大きくならないよう
に補修している。また、スポット溶接の回数が特に多い
場合には、1本の溶接棒9でもって1単位のスポット溶
接作業を行うことができないので、溶接棒劣化になった
ときに、溶接現場においてやすり等の切削工具でもって
テーパー部9Bの切削加工を行った後に次の溶接作業を
することが行われている。このような現場での切削加工
を行なわず、複数の溶接棒9を現場に持参し、劣化した
ら新しい溶接棒に取換えることも行われている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】スポット溶接機用の従
来の溶接棒を用いて行うスポット溶接径は、次第に大径
化してしまうので、一定の溶接品質が得られないという
問題がある。そこで、本発明の第1の目的は、長期間に
亘ってスポット溶接径を常に一定に保持し得るスポット
溶接機用の溶接棒を提供することにある。また、従来の
溶接棒においては、溶接棒の一先端にテーパ状の溶接部
が設けられているので溶接棒の摩耗が進行して劣化が許
容範囲を越えたとき、もしくは定期的に、溶接部の先端
部の切削加工を行って繰り返し使用しているので、その
使用可能時間(回数)には自ずと限度がある。
【0011】すなわち、溶接棒のうち、電極アームに装
着する部分は、溶接棒として使用に供しえない部分であ
り、無駄になってしまうことになる。そこで、本発明の
第2の目的は、溶接棒の先端が摩耗して劣化が生じたき
に当該先端部に切削加工を行って再度に亘って当該溶接
棒を使用する際に、1本の溶接棒に対してより多くの回
数の切削加工を行え、より多くのスポット溶接を行い得
ると共に、溶接棒として有効に利用できる部分に対する
上記無駄となる部分の割合を低減せしめ得るスポット溶
接機用の溶接棒を提供することにある。
【0012】また、従来の電極アームに対する溶接棒の
装着位置は、画一的に定められた位置方向、即ち、電極
アームの軸方向に直交する方向であったので、スポット
溶接すべき部位の上方に溶接棒の全長を確保するだけの
隙間が無いという特殊な使用状態に適合させることがで
きない。そこで、本発明の第3の目的は、電極アームに
溶接棒を着脱可能に装着するに際して、当該溶接棒の取
り付け角度を使い勝手のよい方向に装着することができ
るスポット溶接機用の電極アームを提供することにあ
る。
【0013】また、本発明の第4の目的は、長期に亘っ
てスポット溶接径を常に保持し得る溶接棒を用いること
ができると共に、溶接棒の取り付け角度を使い勝手のよ
い方向に装着することができるスポット溶接機用の電極
アームを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記第1の目
的を達成するために、スポット溶接機の電極アームの溶
接棒装着部に着脱可能な状態で装着され、被溶接物に対
し加圧された状態でスポット溶接を行うスポット溶接機
用の溶接棒において、中間部が上記電極アームの溶接棒
装着部に装着され得るように一様な外径に形成された基
部と、両端側からそれぞれ中間側に向って所定範囲に亘
り上記基部の外径より一様に小なる外径に形成された小
径部と、を有し、上記小径部が上記被溶接部に加圧され
た状態でスポット溶接される際に、被溶接物に対するス
ポット溶接径を一定化し得ると共に、上記溶接棒の連続
使用時間を延長し得るように構成したことを特徴とする
ものである。
【0015】上記のスポット溶接機用の溶接棒は、上記
第2の目的を達成するために、基部の長さを長尺に形成
して成ることを特徴とするものである。また、本発明
は、上記第3の目的を達成するために、溶接棒を電極ア
ームの溶接棒装着部に着脱可能に装着し、該溶接棒の先
端を被溶接物に対して加圧した状態でスポット溶接を行
うスポット溶接機において、上記電極アームの先端部
に、上記溶接棒を上記電極アームの長手方向軸に交差す
る第1の角度で装着する第1の装着部と、該溶接棒を上
記第1の角度に対して所定角度だけ傾斜した第2の角度
で装着する第2の装着部と、を設け、所望に応じ上記溶
接棒を上記第1の装着部または上記第2の装着部に選択
的に装着して使用し得るように構成したことを特徴とす
るものである。
【0016】上記の電極アームは、上記第4の目的を達
成するために、一様の外径を有する基部と、両端側から
それぞれ中間側に向って、所定範囲に亘り上記基部の外
径より一様に小なる外径で形成された小径部と、を有す
る電極棒が着脱可能なるように構成したことを特徴とす
るものである。
【0017】
【作用】本発明の第1の目的を達成させるために、スポ
ット溶接機用の溶接棒は、その基部を一定の径に形成
し、この基部の両端のそれぞれに、該基部の径より小な
る径で所定長さに亘って一様に形成された小径部を形成
したものである。本発明の第2の目的を達成させるため
に、スポット溶接機用の溶接棒は、その基部の長さを従
来型に比して長尺に形成したものである。
【0018】本発明の第3の目的を達成させるために、
スポット溶接機用の電極アームは、溶接棒を、第1の角
度、例えば当該電極アームの軸方向に直交する方向に装
着可能で、しかも、この第1の角度に対して傾いた角
度、例えば45度でなる第2の角度との両方に装着可能
としたものである。
【0019】本発明の第4の目的を達成させるために、
スポット溶接機用の電極アームは、基部を一定の径に形
成し、この基部の両端のそれぞれに、該基部の径より小
なる径で所定長さに亘って一様に形成された小径部を形
成するようにした溶接棒を第1の角度、例えば当該電極
アームの軸方向に直交する方向に装着し得ると共に、こ
の第1の角度に対して傾いた角度、例えば45度でなる
第2の角度にも装着し得るようにしたものである。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を用いて詳
細に説明する。図1は、本発明に係るスポット溶接機用
の溶接棒と本発明に係る電極アームとを設けた溶接ヘッ
ド50を示す斜視図であり、前述の図8に示す溶接ヘッ
ド1と同様の本体2から本発明に係る電極アーム20が
突出し、その突出部分に本発明に係る溶接棒10が装着
・固定されている。この溶接棒10は、電極アーム20
に対して着脱可能に固定でき、該溶接棒10の先端を被
溶接物に対して加圧した状態でスポット溶接を行うこと
ができるものである。
【0021】電極アーム20に着脱可能に装着される
「基部」は、図2に示す溶接棒10の「掴み代11、基
部12、テーパー部13、基部15、テーパー部16」
で形成された、長さL3を有するものであり、掴み代1
1、基部12、基部15は、外径φ3 (この実施例の場
合3mm)とされている。また、急傾斜をなすテーパー部
13の先端には、長さL1の所定範囲に亘って該基部1
2,15の外径より小なる外径φ3 (例えば1mm)で一
様に形成された小径部14が形成されている。
【0022】また、テーパー部16の先端にも、長さL
2の所定範囲に亘って該基部の径より小なる外径φ5
(例えば1mm)で一様に形成された小径部17が形成さ
れている。この長さLは、例えば120mmとされ、従来
型の溶接棒の全長(例えば60mm)に比して2倍の長尺
となっている。
【0023】次に、上述の溶接棒10が取り付けられる
電極アーム20の詳細構成を図3と図4を用いて説明す
る。即ち、電極アーム20は、溶接棒10が着脱可能に
装着され、当該溶接棒10の先端を被溶接物に対して加
圧した状態でスポット溶接を行うためのものである。電
極アーム20の本体2から突出する部分は、丸棒状に形
成され、その先端部にすり割部21が形成され、このす
り割部21によって2分割された(二又状とされた)固
定片22と固定片23が略半円状に形成される。
【0024】この固定片22と固定片23のそれぞれに
は、上述の溶接棒10を電極アーム20の長手方向軸に
対して交差する第1の角度(本例では90°)に装着す
る第1の装着部24が形成され、また、溶接棒10を上
記第1の角度に対して所定角度だけ傾斜した第2の角度
(本例では45度)で装着する第2の装着部25が形成
されている。
【0025】そして、固定片22の端部寄りには、雌ね
じ26が形成され、この位置に対向する固定片23の部
位にねじ挿通孔27と大径の逃げ穴部28が穿設されて
いる。従って、固定ねじ29を逃げ穴部28、ねじ挿通
孔27に挿通して雌ねじ26にねじ込むことによって固
定片22と固定片23の両者が近付けられ第1の装着部
24または第2の装着部25に位置された溶接棒10を
掴持固定することができる。
【0026】従って、図1に示すように、溶接ヘッド5
0の先端に突出する電極アーム20に溶接棒10を垂直
状態で装着したり、当該溶接棒10を破線で示すような
傾斜を有して装着することができる。以上のように構成
された溶接棒10と電極アーム20を有する溶接ヘッド
50を用いて行われるスポット溶接の動作を高温環境下
で使用されるカプセル型のひずみゲージを溶接する場合
を例にして図5と図6を用いて説明する。
【0027】ステンレス鋼等でなるチューブ41の中央
にはひずみに感応するニッケル・クロム線等よりなるア
クティブ素子42が倒立U字状に折曲して配設されてい
る。また、このアクティブ素子42の周囲には、同じ材
質でなるダミー素子43が歪みに対して不感となるよう
に巻回されている。そして、これらのアクティブ素子4
2とダミー素子43が配設されたチューブ41内部には
酸化マグネシウムMgOの粉末が絶縁物として封入され
ている。
【0028】また、チューブ41の一端は、封じられ、
他端からはアクティブ素子42とダミー素子43の接続
されたリード線44が引き出され、セラミック系の耐高
温接着剤45によって密封されている。チューブ41の
受感部41aには、被測定対象物に取り付けるためのベ
ース46が固着されている。このベース46は、図6に
示すように、チューブ41の両側方に突出したフランジ
部46aとフランジ部46bを有していて、その上に
は、スポット溶接の箇所を示すマーク48が印されてい
る。このようなベース46は、被測定対象物40の上に
配設され、スポット溶接されることによって被測定対象
物40のひずみを測定することができるようになってい
る。
【0029】また、チューブ41から導出されるMIケ
ーブルよりなるリード線44は、ステンレス鋼の薄板で
なる2つの固定金具49、49によって固定されるよう
になっていて、この固定金具49にもスポット溶接の箇
所を示すマーク48が印されている。さて、スポット溶
接を行うための準備作業としては、次のようなものがあ
る。先ず、溶接電源部の出力の一端(マイナス極)が電
源ケーブルを介して接続されたクリップ100を被測定
対象物40に電気的に接続する。これと共に、溶接ヘッ
ド50の制御ケーブル3と溶接電源ケーブル4を溶接電
源部に接続する。
【0030】そして、溶接電源部の出力電流と出力時間
を、被測定対象物40の材質、ベース46の材質、板厚
などに基づいて決定された適正値にセットする。これと
共に、溶接ヘッド50における圧力調整ねじ36を回転
させて加圧力調整を行い、ストローク調整ねじ32(図
9参照)を回転させてストローク調整を行う。そして、
溶接棒10の略中央部を電極アーム20の第2の装着部
25に挿通してその突出長さを所望の値にした状態で固
定ねじ29を雌ねじ26にねじ込み、溶接棒10を電極
アーム20に一体固定する。このような準備作業は、必
要に応じて行えばよい。
【0031】従って、準備が完了状態にあるときに 被
測定対象物40の上に、チューブ41が固定されたベー
ス46と固定金具49、49をスポット溶接する場合に
は、溶接ヘッド50を手で掴み、溶接棒10の先端部に
位置する小径部14の先端を、ベース46のフランジ部
46a,46bに付されたマーク48に押しつけると、
その押圧力が所定値になったときに可動片39が突片3
7に押されてリミットスイッチ38をオンとするので、
前述のように溶接電流が流れ、スポット溶接を行うこと
ができる。このような動作を多数のマーク48に対して
行えば、被測定対象物40にベース46、固定金具4
9、49を固定することができる。
【0032】このようなスポット溶接の作業が行われる
と、その度毎に溶接棒10の小径部14の先端が消耗し
てその長さが徐々に短くなり、この消耗がそのテーパー
部13に達するときまでが、溶接棒10の使用限界であ
る。この状態に達したら、固定ねじ29を緩めて溶接棒
10を第1の装着部24から取り外し、溶接棒10を1
80度反転して小径部17が下方に突出するように第1
の装着部24に挿通し、固定ねじ29の締め付けによっ
て溶接棒10と電極アーム20を一体固定し、この状態
で、再度に亘ってスポット溶接を行う。
【0033】そして、溶接棒10の両端部のそれぞれに
形成された小径部14と小径部17の両方が消耗した
ら、当該溶接棒10を電極アーム20から取り外し、切
削機械(例えば、ヤスリ)切削工具でもって基部12の
左端部(図2において)を切削し、新たなテーパー部1
3と小径部14とを形成する。これと同時に切削工具等
でもって基部15の右端部(図2において)を切削し、
新たなテーパー部16と小径部17とを形成する。この
ようにして新しい小径部14と小径部17が形成された
溶接棒10を電極アーム20に装着すれば再び所望のス
ポット溶接の作業を一定のスポット溶接径を維持した状
態で行うことができる。
【0034】なお、本実施例の溶接棒10は、図2のよ
うにその全長Lが基部の長さL3に小径部14の長さL
1と小径部17の長さL2を加え合わせたものとなって
いて、小径部14と小径部17のそれぞれの消耗による
切削加工によって次第に短くなっていくものである。一
方、被測定対象物40の場所がその上方に充分なスペー
スが確保できない場合には、電極アーム20の第2の装
着部25に溶接棒10を装着することによってその先端
が前方に傾斜した状態で固定される。
【0035】従って、スポット溶接部分の上方のスペー
スが少ない場合であっても、前述のように垂直に装着さ
れた溶接棒10の場合と同様にして所望のスポット溶接
の作業を一定なスポット溶接径を維持して行うことがで
きる。このように溶接棒10を傾斜状態で装着した場合
においても、小径部14または小径部17の消耗が進ん
だら切削加工等により、新たな小径部14と小径部17
を得て、再度に亘って、スポット溶接の作業を同様に一
定なスポット溶接径を維持しつつ行うことができるので
ある。
【0036】従って、従来型より長尺に形成された溶接
棒10は、その両端のそれぞれに形成された小径部14
と小径部17を消耗の度毎に再加工して再び使用するよ
うにしているので、当該溶接棒10の全長L(図2参
照)が次第に短くなり、最終的には使用限界に達するこ
とになる。この状態を従来の溶接棒9(図8と図9参
照)と比較して図7を用いて説明する。
【0037】図7において、従来型の溶接棒9は、その
全長が左端面から所定の直径φ1 を有する部位までの長
さL10と、所定の直径φ1 を有する部位から右先端部
までの長さL11とを加え合わせたものとなっていて、
この全長は、溶接作業の回数が増えるに伴って行われる
切削加工の度毎に短縮化される。そして、従来の溶接棒
9の最終的な使用限界は、二点鎖線で示すように右端部
の直径が許容される直径φ1 に達し、電極アーム5(図
9参照)に装着する際に必要な掴み代の長さL0にわず
かの余裕長さを加え合わせた許容長さMとなる。
【0038】これに対し、本実施例の溶接棒10は、そ
の全長Lが「テーパー部13、基部12、掴み代11、
基部15、テーパー部16」でなる基部の長さL3に小
径部14の長さL1と小径部17の長さL2を加え合わ
せたものとなっていて、この全長Lは、溶接作業の回数
が増えるに伴って行われる小径部14または小径部17
の切削加工の度毎に短縮化される。
【0039】そして、本実施例の溶接棒10の最終的な
使用限界は、その右端部が、小径部17が消耗しテーパ
ー部16の先端が位置される二点鎖線で示すような状態
で、かつ左端部が、小径部14が消耗しテーパー部13
の先端が位置される二点鎖線で示すような状態で、しか
も電極アーム20(図1参照)に装着する際に必要な掴
み代11の長さL0にわずかの余裕長さを加え合わせた
許容長さNとなる。
【0040】従って、溶接棒10の材料の有効利用とい
う観点に着目すると、電極アーム20に装着される溶接
棒10の掴み代11は、絶対に必要なものであり、しか
も、この掴み代11の両端寄りのそれぞれに小径部14
と小径部17を形成し、1本の溶接棒10の両端を使用
しているので、小径部14に対する電極アーム20への
掴み代11と小径部17に対する電極アーム20への掴
み代11が共用されることになり、溶接棒の片側のみに
溶接用の小径部を形成した場合、即ち、従来の溶接棒9
の場合に比して溶接棒材料の有効利用を図ることができ
る。
【0041】なお、本発明は、前述の実施例に限定され
ることなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形
実施をすることができることは勿論である。例えば、電
極アーム20に装着された溶接棒10の小径部14また
は小径部17が消耗したときには、当該溶接棒10を電
極アーム20から取り外した後に溶接棒10を反転した
状態で再装着しているが、電極アーム20を180度回
転し得るように構成すれば、小径部14または小径部1
7の消耗によって他側の小径部に反転する際には、溶接
棒10を電極アーム20から取り外す必要がなくなり、
能率的に且つ迅速に小径部の交換を行うことができる。
【0042】また、溶接棒10の電極アーム20への装
着は、第1の装着部24と第2の装着部25のいずれか
に溶接棒10を挿通して固定ねじ29で締め付けて固定
するようにしているが、装着部の構造をボール盤におけ
るドリルのチャック機構に見られるようなチャッキング
機構としてもよい。また、スポット溶接機用の溶接棒1
0は、上述した実施例ではその両端のそれぞれに小径部
14,17が形成してあるが、これに限定されることな
く、溶接棒10の片側にのみ小径部を設けるようにして
もよい。
【0043】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
に記載のスポット溶接機用の溶接棒によれば、溶接棒の
両端部に一様な径の小径部が形成されているので、長期
間に亘ってスポット溶接径を常に一定に保持可能であ
り、高品質のスポット溶接を行うことができる。また、
請求項2に記載のスポット溶接機用の溶接棒によれば、
溶接棒そのものが長尺化して形成されているので、溶接
棒の先端が摩耗して劣化が生じたきに当該先端部に切削
加工を施して再度に亘って当該溶接棒を使用する際に、
1本の溶接棒に対してより多くの回数の切削加工を行
え、より多くのスポット溶接を行い得ると共に、溶接棒
として有効に利用できる部分に対する上記無駄となる部
分(掴み代の部分)の割合を低減せしめ得るスポット溶
接機用の溶接棒が得られる。
【0044】また、請求項3に記載のスポット溶接機用
の電極アームによれば、電極アームに対する溶接棒の取
り付け位置が、電極アームに対して傾斜して装着するこ
とができるので、スポット溶接すべき部位の上方に溶接
棒の全長を確保するだけの隙間が無いという特殊な使用
状態においても使用でき使い勝手のよい電極アームが得
られる。また、請求項4に記載のスポット溶接機用の電
極アームによれば、溶接棒に一様な径の小径部が形成さ
れているので、長期に亘りスポット溶接径が常に一定に
保持され、高品質のスポット溶接を行うことができると
共に、溶接棒を必要に応じ電極アームに対して傾斜して
装着することができるので、スポット溶接すべき部位の
上方に溶接棒の全長を確保するだけの隙間が無いという
特殊な使用状態においても使用でき、頗る使い勝手のよ
い電極アームが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るスポット溶接機用の溶
接棒と電極アームとを設けた溶接ヘッドを示す斜視図で
ある。
【図2】図1中に示される溶接棒の詳細を示す平面図で
ある。
【図3】図1中に示される電極アームの先端部を拡大し
て示す一部破断断面図である。
【図4】図3のX−X線矢視方向断面図である。
【図5】本発明に係るスポット溶接機用の溶接棒を用い
て行われる被溶接物の一例であるカプセル型のひずみゲ
ージの構成を示す側断面図である。
【図6】本発明に係るスポット溶接機用の溶接棒を用い
て行われる被溶接物の一例を示す斜視図である。
【図7】図1中に示される溶接棒と図9中に示される溶
接棒とのそれぞれの消耗を比較説明するための平面図で
ある。
【図8】従来のスポット溶接機の溶接ヘッドを示す斜視
図である。
【図9】図1および図8中に示される溶接ヘッドの機能
を概念的に説明するための模式的構成図である。
【符号の説明】
2 本体 3 制御ケーブル 4 溶接電源ケーブル 10 溶接棒 11 掴み代 12,15 基部 13,16 テーパー部 14,17 小径部 20 電極アーム 21 すり割部 22 ,23 固定片 24 第1の装着部 25 第2の装着部 26 雌ねじ 29 固定ねじ 27 ねじ挿通孔 28 逃げ穴部 29 固定ねじ 30 溶接ヘッド 31 支軸 32 ストローク調整ねじ 33 ガイド開口 34 ガイド部材 35 圧縮ばね 36 圧力調整ねじ 37 突片 38 リミットスイッチ 39 可動片 40,47 被測定対象物 41 チューブ 41a 受感部 42 アクティブ素子 43 ダミー素子 44 リード線 45 耐高温接着剤 46 ベース 48 マーク 50 溶接ヘッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スポット溶接機の電極アームの溶接棒装
    着部に着脱可能な状態で装着され、被溶接物に対し加圧
    された状態でスポット溶接を行うスポット溶接機用の溶
    接棒において、 中間部が上記電極アームの溶接棒装着部に装着され得る
    ように一様な外径に形成された基部と、 両端側からそれぞれ中間側に向って所定範囲に亘り上記
    基部の外径より一様に小なる外径に形成された小径部
    と、 を有し、 上記小径部が上記被溶接部に加圧された状態でスポット
    溶接される際に、被溶接物に対するスポット溶接径を一
    定化し得ると共に、上記溶接棒の連続使用時間を延長し
    得るように構成したことを特徴とするスポット溶接機用
    の溶接棒。
  2. 【請求項2】 基部の長さを長尺に形成して成ることを
    特徴とする請求項1記載のスポット溶接機用の溶接棒。
  3. 【請求項3】 溶接棒を電極アームの溶接棒装着部に着
    脱可能に装着し、該溶接棒の先端を被溶接物に対して加
    圧した状態でスポット溶接を行うスポット溶接機におい
    て、 上記電極アームの先端部に、 上記溶接棒を上記電極アームの長手方向軸に交差する第
    1の角度で装着する第1の装着部と、該溶接棒を上記第
    1の角度に対して所定角度だけ傾斜した第2の角度で装
    着する第2の装着部と、 を設け、 所望に応じ上記溶接棒を上記第1の装着部または上記第
    2の装着部に選択的に装着して使用し得るように構成し
    たことを特徴とするスポット溶接機用の電極アーム。
  4. 【請求項4】 電極アームに着脱可能に装着される溶接
    棒は、 一様の外径を有する基部と、 両端側からそれぞれ中間側に向って、所定範囲に亘り上
    記基部の外径より一様に小なる外径で形成された小径部
    と、 を有することを特徴とする請求項3記載のスポット溶接
    機用の電極アーム。
JP13747595A 1995-05-12 1995-05-12 スポット溶接機用の溶接棒およびスポット溶接機用の電極アーム Pending JPH08309557A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010133876A (ja) * 2008-12-05 2010-06-17 Tokyo Sokki Kenkyusho Co Ltd 溶接型ひずみゲージおよび溶接型ひずみゲージの製造方法
JP2013119105A (ja) * 2011-12-07 2013-06-17 Yuho Yoshida 抵抗溶接装置および抵抗溶接方法
CN116493803A (zh) * 2023-04-28 2023-07-28 江西小山新材料科技有限公司 一种便于使用可靠型焊锡丝

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