JPH08310022A - 熱転写記録方法及びその装置 - Google Patents

熱転写記録方法及びその装置

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JPH08310022A
JPH08310022A JP7144223A JP14422395A JPH08310022A JP H08310022 A JPH08310022 A JP H08310022A JP 7144223 A JP7144223 A JP 7144223A JP 14422395 A JP14422395 A JP 14422395A JP H08310022 A JPH08310022 A JP H08310022A
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JP
Japan
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thermal transfer
image
sheet
transfer sheet
layer
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Application number
JP7144223A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Kita
達哉 北
Takashi Ueno
剛史 上野
Naoji Shibazaki
直司 柴崎
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多種の画像を印字する熱転写記録方法におい
て、該画像を被転写体に転写する装置の小型化、操作が
容易で且つ熱転写シートを無駄なく使用する熱転写記録
方法を提供する。 【構成】 熱移行性の色材層をもつ複数の種類の熱転写
シートを、熱転写シート収納庫101に収納し、所望の
熱転写シートの供給ロール11及び巻取りロール12と
からなる搬送系を画像印字部81に移動する手段をもつ
熱転写記録装置8で画像を印字する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱転写画像の形成方法
及び装置に係わり、更に詳しくは被転写体の材質、表面
状態の影響を受けずに昇華転写によるフルカラー画像及
び/又は熱溶融転写による高濃度で且つ任意な鮮明画像
を被写体形成する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、基材シートの一方の面に色材層を
設けた熱転写シートと、必要に応じて画像受容層が設け
られた被転写体とを、サーマルヘッドなどの加熱デバイ
スとプラテンローラーとの間に圧接し、画像情報に応じ
て加熱デバイスの発熱部分を選択的に発熱させ、熱転写
シートの色材層に含まれる色材を被転写体に移行させる
ことにより、画像を記録する感熱転写方式は種々提案さ
れている。中でも感熱溶融転写方式と感熱昇華転写方式
とが広く用いられている。
【0003】感熱溶融転写方式は、顔料等の色材を熱溶
融性のワックスや樹脂等のバインダーに分散させた熱溶
融インキ層を、プラスチックフィルム等の基材シートに
担持させた熱転写シートを用いて、サーマルヘッド等の
加熱デバイスの画像情報に応じたエネルギーを印加し、
紙やプラスチックシート等の被転写体上に色材をバイン
ダーと共に転写する画像印字方法である。感熱溶融転写
方式によって形成される画像は、高濃度で鮮鋭性に優れ
た文字、線画等の2値画像の記録に適している。また、
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック等の熱転写シー
トを用いて、被転写体上に重ねて記録することにより、
多色あるいはカラー画像の形成も可能である。感熱溶融
転写方式の別態様のものとしては、プラスチックフィル
ムなどの基材フィルムより剥離する無色、又は着色樹脂
層、アルミニウム蒸着層及び熱融着性樹脂層よりなるメ
タリック調の画像を付与する熱転写シートや、基材シー
トに設けた剥離性の特定の絵柄層として偽造防止の彩
紋、地紋などと熱融着性樹脂層とよりなる画像を転写す
る熱転写シートがある。
【0004】感熱昇華転写方式は、色材として用いる昇
華性染料をバインダー樹脂に溶解あるいは分散させた染
料層を、プラスチックフィルム等の基材シートに担持さ
せた熱転写シートと、紙やプラスチックシート等の支持
体上に画像受容層を設けた被転写体とを用いて、サーマ
ルヘッド等の加熱デバイスの画像情報に応じたエネルギ
ーを印加することにより、熱転写シート上の染料層中に
含まれる昇華性染料を被転写体上の画像受容層に移行さ
せて、色材画像を記録する方法である。感熱昇華転写方
式は、熱転写シートに印加するエネルギー量によって、
ドット単位で染料の移行量を制御できるため、濃度階調
による階調再現が可能である。また、使用する色材が染
料であるため、形成される色材画像は透明性があり、複
数の染料層を用いて色を重ねた際の中間色の再現性に優
れている。従って、イエロー、マゼンタ、シアンの3色
あるいはこれにブラックを加えた4色の熱転写シートを
用いて、被転写体上にこれらの3色あるいは4色を重ね
て記録することにより、高精細なフルカラー色材画像の
形成が可能である。
【0005】これらの熱転写による画像印字方式のう
ち、特に感熱昇華転写方式においては、被転写体の画像
受容面が染料の染着性を持つことが必要であり、画像受
容層が設けられていない被転写体に画像を形成すること
は殆ど不可能であった。画像受容層を予め設定した専用
紙以外の被転写体に感熱昇華転写方式によって、画像を
形成するために、画像受容層を基材シート上に剥離可能
に形成した受容層転写シートから画像受容層を被転写体
に転写し、その上に染料熱転写シートから得られる色材
画像を転写して転写画像を設ける技術が提案されている
(特開昭62−264994号公報参照)。この方法で
は被転写体上の画像受容層は被転写体の面質の影響を強
く受け、被転写体の凹部には画像受容層の転写抜けが発
生したり、被転写体表面の凹凸によって画像受容層が凹
凸になり、形成される画像にムラが発生したりすること
がある。従って、良好な色材画像を得るためには表面が
平滑な被転写体を選択する必要があった。
【0006】そこで任意の被転写体上に色材画像を形成
可能とし、被転写体の表面凹凸や地合により画像品質が
影響を受けることを防止するために、まず、中間転写記
録媒体の基材シート上に剥離可能に設けられた画像受容
層に、染料層を基材シート上に形成された熱転写シート
より昇華染料を転写して色材画像を形成し、しかる後に
中間転写記録媒体を加熱して、色材画像が形成された画
像受容層を被転写体上に転写する方法も提案されている
(特開昭62−238791号公報参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図4に従来技術の熱転
写シート1を用いて被転写体3に色材画像16を形成す
る装置の構成例としての熱転写記録装置(A)86を示
す。熱転写シート1をその供給ロール11から、被転写
体3とともに画像印字部8に搬送し、サーマルヘッド6
とプラテンローラー7とで圧接し、サーマルヘッド6に
より画像情報に応じたエネルギーを印加することによっ
て被転写体3に熱転写シートの色材を移行して色材画像
16を形成する。
【0008】図5に従来技術の別の装置構成例としての
熱転写記録装置(B)87を示す。この装置は、熱転写
シート1より直接被転写体3に画像を形成するものでは
なく、画像情報に基づくサーマルヘッドの発熱により色
材画像16を形成した中間転写記録媒体2の画像受容層
25を、被転写体3に転写して転写画像13を形成する
ものである。すなわち、中間転写記録媒体2と色材を含
む熱転写シート1とをそれぞれの供給ロール11及び2
6から搬送し、画像印字部81において第1のサーマル
ヘッド(A)61と第1のプラテンローラー(B)71
とで圧接し、該サーマルヘッドより画像情報に応じたエ
ネルギーを印加することによって中間転写記録媒体2の
画像受容層25に熱転写シート1の色材を移行し色材画
像16を形成する。次に、該画像が形成された中間転写
記録媒体2を受容層転写部82に搬送し、被転写体3と
ともに受容層転写部82に設けられた第2のサーマルヘ
ッド(B)62と第2のプラテンローラー(B)72と
の間に圧接し、サーマルヘッド(B)62により加熱す
ることによって中間転写記録媒体上の色材画像が印字さ
れた画像受容層を被転写体3に転写するものである。
【0009】しかしながら、これらの熱転写装置は、熱
転写シートを1種類しか収納できず、複数の色数や、複
数の種類の熱転写シートを用いる場合には、熱転写シー
トを交換するか、もしくは多色又は多種の機能層をもつ
熱転写シートを面順次に構成しておく必要があった。例
えば、特色(昇華染料と感熱溶融ブラックとの併用、保
護層)を用いる場合にはシートを交換するか、もしくは
熱転写シートを面順次に構成しておく必要があった。し
かし、これでは、熱転写シート製造の工程が複雑とな
り、画像の印字操作が煩雑になり、もしくは使用頻度の
低い特色にいたるまで面順次に設けるという無駄が多い
などの問題点があった。本発明は、上記課題を解決する
ためのもので、操作が容易で且つ熱転写シートを無駄な
く使用する熱転写記録装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の熱転写記録装置は、基材シートの一方の面
に、少なくとも熱移行性の色材層が設けられた熱転写シ
ートの色材層と、被転写体とが重なるように、加熱デバ
イスとプラテンローラーとの間に圧接し、加熱デバイス
を画像データに応じて発熱させ、色材層中に含まれる熱
移行性の色材を被転写体上に転写又は移行することによ
り被転写体上に画像を形成する熱転写記録方法におい
て、熱転写記録装置内に複数の熱転写シートを装填し、
所望の熱転写シートの供給ロール及び巻取りロールから
なる搬送系を画像印字部に移動することにより、画像印
字時に所望の熱転写シートを用いて画像を形成する熱転
写記録方法である。
【0011】第2の発明は、基材シートの一方の面に、
少なくとも熱移行性の色材層が設けられた熱転写シート
を搬送する手段と、被転写体を搬送する手段と、搬送さ
れた熱転写シートの色材層と被転写体とが重なるように
加熱デバイスとプラテンローラーとの間に圧接するとと
もに、加熱デバイスを画像データに応じて発熱させ、色
材層中に含まれる熱移行性の色材を転写又は移行するこ
とにより被転写体上に画像を形成する画像印字部とから
なる熱転写記録装置において、複数の熱転写シートを装
填可能とし、それらの熱転写シートの供給ロール及び巻
取りロールからなる搬送系を画像印字部に移動させる手
段を有する熱転写記録装置である。
【0012】第3の発明は、基材シートの上に受容層
が、剥離可能に設けられた中間転写記録媒体である熱転
写記録方法である。
【0013】本発明の熱転写記録装置は、図1及び図2
に示すとおりの、第1の熱転写シート供給ロール11A
と巻取りロール12Aとの搬送系、第2の熱転写シート
供給ロール11Bと巻取りロール12Bとの搬送系、及
び第3の熱転写シート供給ロール11Cと巻取りロール
12Cとの搬送系のように複数の搬送系を熱転写シート
収納部101に収納し、所望の熱転写シートの搬送系を
画像印字部81に移動して、画像印字部81に装填した
熱転写シートの色材層と、被転写体、もしくは基材シー
トの一方の面に少なくとも受容層を設けた中間転写記録
媒体の受容層とが重なるように、サーマルヘッドとプラ
テンローラーとの間に圧接する。そして、サーマルヘッ
ドを画像データに応じて発熱させ、色材層中に含む熱移
行性の色材を被転写体もしくは中間転写記録媒体の受容
層に移行させることにより、画像印字時に所望の熱転写
シートによる画像を形成するものである。
【0014】図1では、熱転写シートを積み重ねて装置
内の熱転写シート収納部101に収納することもでき
る。この例では収納部が上下に移動して所望の熱転写シ
ートを選択できるように構成されており、熱転写記録装
置を小型化できるという利点がある。
【0015】熱転写シートの移動、装填は、レールもし
くはガイドバーなどにより移動することにより所定の位
置に正確に装填することができる。図2は、熱転写シー
トの収納方法が図1とは異なるものである。搬送系は図
示してはいないが、この例では各熱転写シートの供給ロ
ールと巻取りロールとがそれぞれ貫通して連結する移動
用ガイドバー9を2本設けることにより、これに沿わせ
て熱転写シートの搬送系を移動させるものである。ま
た、熱転写シートの背面側からサーマルヘッドにより加
熱しているが、被転写体が薄い場合にはその背面側から
加熱することもできる。
【0016】次に印字の際の熱転写シートの移動につい
て、熱転写記録装置と熱転写シートの駆動手段との接続
の例を図3に示す。熱転写シートを印字搬送するときに
は、巻取りロールの歯車91と、上下が移動できるよう
に設けられた熱転写記録装置の熱転写シート搬送用歯車
92とが噛み合い、そして熱転写シートを駆動する。交
換するときは、歯車同士がはずれて、印字終了後の熱転
写シートの搬送系が、画像印字部から移動し、所望の熱
転写シートが画像印字部へ移動したのち、歯車同士が噛
み合って駆動するように構成される。
【0017】図1〜図3の例では、熱転写シートの移動
方向を主走査方向と平行に構成したが、印字方向である
副走査方向と平行にすることもできる。また、熱転写シ
ートは供給ロール、巻取りロールとともにカセットに格
納してもよいし、再使用可能な治具にとりつけた状態で
プリンターに装填するようにしてもよい。
【0018】
【作用】本発明は、熱転写記録装置内に複数の熱転写シ
ートを移動可能に装填しているので、被転写体が、普通
紙、中間転写記録媒体と種類が異なっても、その種類に
対応した画像印字に所望の熱転写シートを使用すること
ができる。また、必要な領域にのみ各熱転写シートを使
用できるので、使用しない熱転写シートを搬送する無駄
を減少する作用を奏する。
【0019】以下、本発明による熱転写記録方法及びこ
れに用いる材料について図を参照しながら説明する。
【0020】本発明に用いる熱転写シートは、公知の染
料熱転写シートや熱溶融インキ転写シート、又は転写層
に金属蒸着層を設けたメタリック調のものや、被転写体
に設けた画像の表面物性を改善するための保護層、転写
シート、普通紙等の染料受容性のない被転写体に受容層
を設ける為の受容層転写シート、情報入力ができる磁気
層などを設けた熱転写シートを用いることができ、絵柄
や機能を付加することもできる。熱溶融インキ転写シー
トを使用した場合には溶融・移行するインキ自体あるい
はそれと付随して移行する色材で画像を印字したり、転
写層がもつ特殊な絵柄層や機能を部分的に付加したりす
るものである。そして、染料熱転写シートは、熱により
昇華・移行した染料が画像を染料受容層に印字するもの
である。
【0021】感熱溶融転写方式の場合は、熱転写シート
より、画像情報に応じて加熱デバイスの発熱部分を選択
的に発熱させ、熱転写シート上の熱溶融インキ層を被転
写体に転写する。図4の熱転写記録装置(A)86に示
すように熱転写シート1と被転写体3とを相接して加熱
デバイスであるサーマルヘッドと、プラテンローラーと
の間に重ね合わせ、サーマルヘッド6を画像情報に応じ
て選択的に発熱させ、熱溶融インキ層画像部分を移行し
て被転写体に画像13を形成する。また、感熱昇華転写
方式の場合は、熱により昇華・移行して画像を形成する
染料を含む色材層を設けた熱転写シート1と被転写体3
とを相接して加熱デバイスであるサーマルヘッドと、プ
ラテンローラーとの間に重ね合わせ、サーマルヘッド6
を画像情報に応じて選択的に発熱させ、図示はしない
が、被転写体に設けられた画像受容層に色材画像16を
形成するものである。
【0022】上記の画像形成方式のうち感熱溶融転写方
式は、普通紙に濃度がある画像を形成できるが、高精細
フルカラー画像を形成することが困難である。一方、感
熱昇華転写方式の場合は、専用紙に設けた画像受容層に
は高精細フルカラー画像画像を形成することはできる
が、普通紙には画像を形成することができないという問
題がある。
【0023】感熱昇華転写方式の、熱により昇華・移行
する染料による画像を普通紙に印字するために、中間転
写記録媒体を用いることができる。この方法は、基材シ
ートに剥離可能な、画像受容層を設けた中間転写記録媒
体に一度画像を印字した後、画像受容層ごと任意の被転
写体に転写して画像を形成するものである。図5に示す
熱転写記録装置(B)87は、熱転写シート1より直接
被転写体3に画像を形成するものではなく、中間転写記
録媒体2に設けた色材画像16を、受容層ごと被転写体
3に転写するものである。すなわち、中間転写記録媒体
2と熱転写シート1とをそれぞれの供給ロール26及び
11から搬送し、画像印字部81において第1のサーマ
ルヘッド(A)と第1のプラテンローラー(A)71と
で圧接し、該サーマルヘッドより画像情報に応じたエネ
ルギーを印加することによって中間転写記録媒体2の画
像受容層25に熱転写シート1の色材を移行し色材画像
16を印字する。次に、該画像が印字された中間転写記
録媒体2を受容層転写部82に搬送し、被転写体3とと
もに受容層転写部82に設けられた第2のサーマルヘッ
ド(B)62と第2のプラテンローラー(B)72との
間に圧接し、サーマルヘッド(B)62により加熱する
ことによって中間転写記録媒体の色材画像16が印字さ
れた画像受容層25を被転写体3に転写して画像13を
形成するものである。
【0024】本発明の場合、図5に示す熱転写記録装置
(B)87の画像印字部81において使用する熱転写シ
ート1を、前述のように必要な熱転写シートの供給ロー
ル11と巻取りロール12とからなる搬送系を移動させ
て適宜用いることにより、同様に無駄なく使用すること
ができる。
【0025】本発明に用いる中間転写記録媒体は、図6
(a) 〜(d) に示すとおりに構成されるものである。すな
わち、中間転写記録媒体の基材シート20は、ポリオレ
フィン系やポリスチレン系の合成紙のようなミクロヴォ
イド層を有する材料に限定されず、従来の熱転写シート
に使用されているものと同じ基材シートをそのまま用い
ることが出来、特に制限するものではない。好ましい基
材シートの具体例は、グラシン紙、コンデンサ紙、パラ
フィン紙等の薄紙、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
エチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、
ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケ
トン、ポリエーテルサルホン等の耐熱性の高いポリエス
テル、ポリプロピレン、ポリカーボネート、酢酸セルロ
ース、ポリエチレンの誘導体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩
化ビニリデン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミ
ド、ポリメチルペンテン、アイオノマー等プラスチック
の延伸あるいは未延伸フィルムや、これらの材料を積層
したもの等が挙げられる。該基材シートの厚さは、強
度、熱伝導性、耐熱性等が適切になるように材料に応じ
て適宜選択することができるが、通常は1〜100μm
程度のものが好ましく用いられる。
【0026】中間転写記録媒体の画像受容層25は、少
なくともバインダー樹脂から成り、必要に応じて離型剤
等の各種添加剤を添加することもできる。バインダー樹
脂は昇華染料が染着し易いものを用いることが好まし
く、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩
化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化樹脂、ポ
リ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エステル等のビニル系樹
脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート等のポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹
脂、ポリアミド系樹脂、エチレンやプロピレン等のオレ
フィンと他のビニル系モノマーとの共重合体、アイオノ
マー、セルロース誘導体等を用いることが出来、これら
の中でもビニル系樹脂及びポリエステル系樹脂が特に好
ましく用いられる。
【0027】画像受容層は熱転写シートとの熱融着を防
止するために、前記の樹脂に離型剤を配合することが好
ましい。離型剤としては、シリコーンオイル、リン酸エ
ステル系界面活性剤、フッ素系化合物等を用いることが
できるが、この中でも特にシリコーンオイルが好ましく
用いられる。該離型剤の添加量は、画像受容層を形成す
るバインダー樹脂100 重量部に対し0.2 〜30重量部が好
ましい。画像受容層は、前記の基材シート上に、前記の
樹脂に離型剤等の必要な添加剤を加え、水、又は有機溶
剤等の溶媒に溶解、又は分散させたインキを、バーコー
ター、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版
を用いたリバースローラーコーティング法等の通常の方
法で塗布して設けることができる。その塗布量は、塗布
乾燥後の膜厚が0.1 〜10μm になるようにするのが望ま
しい。
【0028】中間転写記録媒体とサーマルヘッドのよう
な加熱デバイスとの熱融着を防止し、摺動性を向上させ
る目的で、中間転写記録媒体の基材シートの画像受容層
が設けられた側の他方の面に図4(b) に示す背面層2A
を設定してもよい。該背面層に用いる樹脂としては、例
えば、エチルセルロース、ヒドロキシセルロース、ヒド
ロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、酢酸セ
ルロース、酢酪酸セルロース、硝化綿等のセルロース系
樹脂、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビ
ニルブチラール、ポリビニルアセテート、ポリビニルピ
ロリドン等のビニル系樹脂、ポリメタクリル酸メチル、
ポリアクリル酸エチル、ポリアクリルアミド、アクリロ
ニトリル・スチレン共重合体等のアクリル系樹脂、ポリ
アミド樹脂、ビニルトルエン樹脂、クマロンインデン樹
脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、シリコ
ーン変性ウレタン、フッ素変性ウレタン等を用いること
ができる。また、これらの樹脂は混合して用いてもよ
い。背面層の耐熱性をより高めるために前記の樹脂のう
ち、水酸基等の反応性基を有している樹脂を使用し、架
橋剤としてポリイソシアネート等と併用して架橋樹脂層
としてもよい。
【0029】更に、サーマルヘッドのような加熱デバイ
スとの摺動性を付与するために、背面層に固形あるいは
液状の離型剤、又は滑剤を加えて耐熱滑性を持たせても
よい。離型剤、又は滑剤としては、例えば、ポリエチレ
ンワックス、パラフィンワックス等の各種ワックス類、
高級脂肪族アルコール、オルガノポリシロキサン、アニ
オン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性界面活
性剤、ノニオン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤、、
有機カルボン酸及びその誘導体、フッ素系樹脂、シリコ
ーン系樹脂、タルク、シリカ等の無機化合物の微粒子等
を用いることができる。背面層への滑剤の好ましい添加
量は背面層の全固形分に対し5〜50重量%であり、特に
好ましくは10〜30重量%である。該背面層は、上記の画
像受容層と同様の方法で形成することが出来、その厚み
は0.1〜10μm程度のものが好ましい。
【0030】画像受容層の基材シートからの剥離性能を
制御するために、基材シートと画像受容層との間に図6
(c) に示す離型層2Bを設けてもよく、画像受容層25
は、該画像受容層と該離型層との間で剥離し、離型層は
基材シート側に残る。離型層は、バインダー樹脂に必要
に応じて離型性材料を添加した組成物、、又は離型性を
有する樹脂から構成される。離型層をバインダー樹脂に
必要に応じて離型性材料を添加して構成する場合、使用
可能なバインダー樹脂としては、熱可塑性樹脂であるポ
リメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリ
アクリル酸ブチル等のアクリル系樹脂、ポリ酢酸ビニ
ル、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアル
コール、ポリビニルブチラール等のビニル系樹脂、エチ
ルセルロース、ニトロセルロース、酢酸セルロース等の
セルロース誘導体、あるいは熱硬化性樹脂である不飽和
ポリエステル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタ
ン系樹脂、アミノアルキッド樹脂等が挙げられ、離型層
は上記の樹脂の1種あるいは2種以上から成る組成物か
ら構成することができる。また、離型性材料としては、
ワックス類、シリコーンワックス、シリコーンオイル、
シリコーン系樹脂、メラミン樹脂、フッ素系樹脂等の離
型性を有する樹脂、タルク、シリカの微粉末、界面活性
剤や金属セッケン等の滑剤等が使用できる。
【0031】離型層を離型性を有する樹脂から構成する
場合、シリコーン系樹脂、メラミン樹脂、フッ素系樹脂
等が使用出来、アクリル系樹脂、ビニル系樹脂、ポリエ
ステル系樹脂等の樹脂分子中にポリシロキサンセグメン
ト、フッ化炭素セグメント等の離型性セグメントがグラ
フトしたグラフトポリマーを使用してもよく、上記の樹
脂の1種、又は2種以上から成る組成物から構成するこ
とができる。離型層は、上記の画像受容層と同様な方法
で形成することが出来、その厚みは、0.1〜5μmが
好ましい。
【0032】被転写体上に画像と共に転写される画像受
容層を保護する目的で、図6(d) に示す基材シート20
と画像受容層25との間に画像保護層2Cを設けてもよ
い。この画像保護層は画像受容層と共に被転写体上に転
写されると、被転写体上の画像受容層の最表面に位置
し、画像の耐候性能や指紋や薬品に対する耐汚染性、耐
久性を向上させる。画像保護層は少なくともバインダー
樹脂から構成され、基材シートと適当な剥離性を持ち、
画像受容層と共に被転写体に転写された後は画像の表面
保護層として所望の物性を持つ樹脂組成を選定する。一
般的には、エチルセルロース、ニトロセルロース、酢酸
セルロース等のセルロース誘導体、ポリメタクリル酸メ
チル、ポリメタクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチル
等のアクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル・酢
酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール等のビニル重
合体の熱可塑性樹脂や、不飽和ポリエステル系樹脂、ポ
リウレタン系樹脂、アミノアルキッド樹脂等の熱硬化型
樹脂を画像保護層の樹脂として用いることができる。
【0033】画像受容層が転写された画像印字物に対し
て、耐摩擦性、耐薬品性、耐汚染性が特に要求される場
合は、画像保護層樹脂として電離放射線硬化型樹脂を用
いることもできる。また前記の樹脂に、画像の耐擦過性
を向上させるための滑剤、汚染防止のための界面活性
剤、耐候性能を向上させるための紫外線吸収剤、酸化防
止剤等を加えてもよい。画像保護層は上記の画像受容層
と同様の方法で形成することが出来、厚みは0.1〜2
0μmが好ましい。
【0034】中間転写記録媒体に設ける接着層に用いる
材料としては、被転写体との接着性が良好である熱可塑
性樹脂、天然樹脂、ゴム、ワックス等を用いることがで
きる。例えば、エチルセルロース、酢酪酸セルロース等
のセルロース誘導体、ポリスチレン、ポリα−メチルス
チレン等のスチレン共重合体、ポリメチルメタクリレー
ト、ポリエチルメタクリレート、ポリエチルアクリレー
ト等のアクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニ
ル、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチ
ラール等のビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ナイロ
ン、エポキシ樹脂、ポリウレタン系樹脂、アイオノマ
ー、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリ
ル酸エステル共重合体等の樹脂や、粘着付与剤としての
ロジン、ロジン変性マレイン酸樹脂、エステルゴム、ポ
リイソブチレンゴム、ブチルゴム、スチレンブタジエン
ゴム、ブタジエン・アクリルニトリルゴム、ポリアミド
系樹脂、ポリ塩素化オレフィン等が挙げられ、前記の材
料の1種、又は2種以上よりなる組成物から接着層を構
成することができる。
【0035】本発明における、画像を設けた中間転写記
録媒体の画像受容層を被転写体に転写する方法や、色材
を中間転写記録媒体の画像受容層に移行するときに、熱
エネルギーを与える手段は、従来から公知の方法はいず
れも使用できる。尚、本発明で最終的に得られる画像
は、中間転写記録媒体の画像受容層に形成した画像と鏡
像関係となるので、中間転写記録媒体上に印字する画像
は予め逆転像として形成しておく必要がある。
【0036】
【実施例】本実施例においては、熱転写シート1の供給
部の巻取りを「熱転写シートの供給ロール」(11A、
11B、11C)とし、被転写体3に画像の印字を終え
て同一工程のなかで巻き取った巻取りを「熱転写シート
の巻取りロール」(12A、12B、12C)と記載す
る。
【0037】(実施例1)図2に本発明の装置による構
成例を示す。この例では、イェロー、マゼンタ、シアン
の昇華性染料層を設けた熱転写シート「A」(11A〜
12Aの搬送系)と、ブラックの溶融型インキ層を設け
た熱転写シート「B」(11B〜12Bの搬送系)と、
保護層を設けた熱転写シート「C」(11C〜12Cの
搬送系)との3種を用いて順次取換えて記録を行うもの
である。各熱転写シートの供給ロール及び巻取りロール
からなる搬送系は、熱転写シート移動用ガイドバー9に
連結して設けた。先ず、熱転写シート「A」の搬送系
を、熱転写記録装置8の画像印字部81に移動させ、被
転写体3の画像受容層と、前記熱転写シート「A」のイ
エロー染料層とを重ね合わせ、サーマルヘッド6とプラ
テンローラー7とで圧接し、画像情報に応じたエネルギ
ーを印加することによって、イエローの画像を設けた。
同様に、マゼンタ及びシアンの画像を順次重ねてフルカ
ラー画像を設けた。次に、熱転写シート「A」を、ガイ
ドバー9に沿って移動さると同時に熱転写シート「B」
を、ガイドバー9に沿って画像印字部81に移動させ
た。そして、被転写体3のフルカラー画像の横に熱溶融
型インキ層を同様に印字して、文字を形成した。次に、
熱転写シート「B」を、同様に移動すると同時に熱転写
シート「C」を、ガイドバー9に沿って画像印字部81
に移動させた。そして、前述のように形成したフルカラ
ー画像を覆うようにして保護層を転写した。このように
して、使用した熱転写シートは所望の部分のみの使用に
よって画像を形成するもので、面順次に熱転写層を設け
た熱転写シートのように非印字部の空送りがなく印字を
することができた。
【0038】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明は、熱転
写記録装置内に多種の熱転写シートを移動可能に装填
し、被転写体もしくは中間転写記録媒体の受容層への画
像印字を行うときに所望の熱転写シートを選択して使用
することができる。多種の色、機能を要求される熱転写
シートを一体にして面順次構成する必要がなく、別リボ
ンで構成することができる。したがって、生産設備上の
点から実現が制約されていた多層構成により十分な機能
をもたせた優れた転写層を得ることができる。そして印
字時において熱転写シートを装置から取り外したり、再
装填する手数が省け、操作を容易にできる。更に複数の
熱転写シートの使用により熱転写シートの無駄を少なく
して画像を形成できる効果を奏する。また、画像受容層
を設けていない普通紙に感熱昇華転写方式よる高精細な
フルカラー画像と、感熱溶融転写方式による濃度のある
画像や、特殊な機能をもつ画像とを組み合わせて形成す
ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱転写シートを上下に収納するように構成した
熱転写記録装置の概念斜視図である。
【図2】熱転写シートを移動用ガイドバーで移動できる
ように構成した熱転写記録装置の概念斜視図である。
【図3】熱転写シートを歯車で駆動する熱転写記録装置
の断面模式図である。
【図4】従来の熱転写記録装置の断面概念図である。
【図5】中間転写記録媒体に熱転写シートより色材画像
を印字し被転写体に画像を設ける装置の断面の概念図で
ある。
【図6】(a) 中間転写記録媒体の基本構成を示す断面概
略図である。 (b) 背面層を設けた中間転写記録媒体を示す断面概略図
である。 (c) 離型層を設けた中間転写記録媒体を示す断面概略図
である。 (d) 画像保護層を設けた中間転写記録媒体を示す断面概
略図である。
【符号の説明】
1 熱転写シート 11、11A、11B、11C 熱転写シート供給ロ
ール 12、12A、12B、12C 熱転写シート巻取り
ロール 13 画像 16 色材画像 20 基材シート 2 中間転写記録媒体 22 印字画像の転写を終えた中間転写記録媒体 25 画像受容層 26 中間転写記録媒体供給ロール 27 印字画像の転写を終えた中間転写記録媒体の巻取
りロール 2A 背面層 2B 離型層 2C 画像保護層 3 被転写体 6、61、62 サーマルヘッド 7、71、72 プラテンローラー 8、86、87 熱転写記録装置 81 画像印字部 82 受容層転写部 9 熱転写シート移動用ガイドバー 91 熱転写シートの巻取り用歯車 92 熱転写シートの搬送用歯車駆動源 101 熱転写シートの収納部 M 印字方向

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材シートの一方の面に、少なくとも熱
    移行性の色材層が設けられた熱転写シートの色材層と、
    被転写体とが重なるように、加熱デバイスとプラテンロ
    ーラーとの間に圧接し、加熱デバイスを画像データに応
    じて発熱させ、色材層中に含まれる熱移行性の色材を被
    転写体上に転写又は移行することにより被転写体上に画
    像を形成する熱転写記録方法において、熱転写記録装置
    内に複数の熱転写シートを装填し、所望の熱転写シート
    の供給ロール及び巻取りロールからなる搬送系を画像印
    字部に移動することにより、画像印字時に所望の熱転写
    シートを用いて画像を形成することを特徴とする熱転写
    記録方法。
  2. 【請求項2】 基材シートの一方の面に、少なくとも熱
    移行性の色材層が設けられた熱転写シートを搬送する手
    段と、被転写体を搬送する手段と、搬送された熱転写シ
    ートの色材層と被転写体とが重なるように加熱デバイス
    とプラテンローラーとの間に圧接するとともに、加熱デ
    バイスを画像データに応じて発熱させ、色材層中に含ま
    れる熱移行性の色材を転写又は移行することにより被転
    写体上に画像を形成する画像印字部とからなる熱転写記
    録装置において、複数の熱転写シートを装填可能とし、
    それらの熱転写シートの供給ロール及び巻取りロールか
    らなる搬送系を画像印字部に移動させる手段を有するこ
    とを特徴とする熱転写記録装置。
  3. 【請求項3】 前記被転写体が、基材シートの上に受容
    層が剥離可能に設けられた中間転写記録媒体であること
    を特徴とする請求項1記載の熱転写記録方法。
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