JPH08310023A - 印字用ユニット - Google Patents

印字用ユニット

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JPH08310023A
JPH08310023A JP11991795A JP11991795A JPH08310023A JP H08310023 A JPH08310023 A JP H08310023A JP 11991795 A JP11991795 A JP 11991795A JP 11991795 A JP11991795 A JP 11991795A JP H08310023 A JPH08310023 A JP H08310023A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印字用ユニットにおける基板のがたつきを防
止する。 【構成】 印字用ユニット1では、ヘッド基板3は端子
部41,42によりプリント基板4と接続されて、当該
プリント基板4により保持される。プリント基板4に設
けられた位置合わせ穴32,33には、放熱板2に設け
られ側面がテーパ状の突部22a,23aが挿入される
ので、位置合わせ穴32と突部22a,位置合わせ穴3
3と突部23aとの間では、がたつきが生じることなく
位置合わせされ、プリント基板4は放熱板2にねじ2
5,26により固定される。したがって、ヘッド基板3
も放熱板2との間にずれを生じることなく放熱板2の正
確な位置に載置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ、プリン
タ等の印字部に搭載される印字用ユニットに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリやプリンタ等の印字
装置に搭載される印字用ユニットの一例としては、図1
3に示すような発熱抵抗体を用いたサーマルヘッドユニ
ット59と呼ばれるものが知られている。このサーマル
ヘッドユニット59では、発熱抵抗体70とこの発熱抵
抗体70を駆動する図示しない駆動ICとを印字用基板
60に設け、この印字用基板60を放熱板61に載置
し、この放熱板61を図示しない印字装置の本体フレー
ムに固定している。
【0003】ここで、前記サーマルユニット59の印字
用基板60には、後述する制御用基板62と接続するた
めの端子部63が設けられ、この端子部63によって、
当該印字用基板60と制御用基板62とは電気的かつ物
理的に接続されている。また、制御用基板62には、印
字制御信号を発生する図示しない制御装置と接続するた
めの接続コネクタ等が設けられている。
【0004】上記のような構成を有するサーマルヘッド
ユニット59では、コストダウンのために、印字用基板
60には放熱板61に直接固定するためのねじ等を設け
ず、印字用基板60と放熱板61の間には放熱のために
図示しないシリコングリースを充填しているのみであ
る。そして、前記端子部63によって印字用基板60と
制御用基板62とを半田付け等によって電気的かつ物理
的に固定し、制御用基板62に設けた穴64,65に放
熱板61に設けた円柱上の突部66,67を挿入するこ
とによって制御用基板62を放熱板61に対して位置決
めを行い、ねじ68,69によって制御用基板62を放
熱板61に固定している。
【0005】上記の場合には、印字用基板60の放熱板
61に対する位置は、制御用基板62を放熱板61に対
して位置によって定まることになる。そして、図14に
示す断面図(図13に示すF−F’線における断面図)
のように、制御用基板62の穴65は加工精度を考慮し
て、放熱板61の突部66より大きく形成されているた
め、当該突部66を制御用基板62の穴65に挿入した
状態では突部66と穴65の間に隙間を生じたままで、
ねじ69によって制御用基板62は放熱板61に固定さ
れることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成の印字用ユニットでは、印字動作等による温度変化
が生じた場合には、制御用基板62の穴65と放熱板6
1の突部66との間の隙間があるために、制御用基板6
2と放熱板61との熱膨張率の差による制御用基板62
と放熱板61との位置ずれが生じる場合があり、その場
合には制御用基板62に支持されて放熱板61上に載置
されている印字用基板60も放熱板61との間に位置ず
れを生じることになる。
【0007】この位置ずれが、印字の副走査方向(図1
3に示す矢印G方向)に生じると、印字用ユニットの発
熱抵抗体70と図示しないプラテンとの密着が悪くな
り、図示しない印字用紙が発熱抵抗体70に密着出来な
くなり印字濃度が薄くなる原因となっていた。また、こ
の位置ずれが、印字用紙の搬送方向上流側に生じると、
図示しない印字リボンを使用しているときには、印字リ
ボンにしわを生じる原因ともなっていた。
【0008】さらに、この位置ずれが、印字の主走査方
向(図13に示す矢印H方向)に生じると、印字用紙上
での印字位置が主走査方向にずれ、レイアウトを乱す原
因となっていた。
【0009】上述した問題点を解決するためになされた
本願の請求項1にかかる発明の印字用ユニットでは、印
字用基板を支持している第2の基板の穴と放熱板の突部
の隙間によるがたつきを防止し、第2の基板の放熱板に
対する位置ずれが生じないようにし、第2の基板に支持
される印字用基板の放熱板に対する位置ずれを防止し
て、安定した印字品質を有する印字用ユニットを提供す
ることを目的とする。
【0010】また、請求項2にかかる発明の印字用ユニ
ットでは、印字用基板に発熱抵抗体を設けて、この発熱
抵抗体の発熱により、インクリボンから印字用紙に転写
して印字を行うか、または、感熱印字用紙に直接印字を
行うようにしているが、このような印字用ユニットは、
印字用基板の位置ずれによる印字品質の低下が大きい
が、かかる印字用ユニットにおいても、印字用基板を支
持している第2の基板の穴と放熱板の突部の隙間による
がたつきを防止し、第2の基板の放熱板に対する位置ず
れが生じないようにし、印字用基板の放熱板に対する位
置ずれを防止して、安定した印字品質を提供することを
目的とする。
【0011】さらに、請求項3にかかる発明の印字用ユ
ニットでは、前記第2の基板上に前記穴を複数設け、か
つ、放熱板上に突部を当該複数の穴と同数設けることに
より、印字用基板の放熱板に対する位置ずれ防止を確実
にすることを目的とする。また、一つの穴の横断面を円
形とし、他の穴の横断面を前記印字用基板による印字の
主走査方向に長く形成することにより、前記突部の前記
穴への挿入を容易にして、第2の基板を放熱板上に位置
合わせし易くし、かつ、印字の主走査方向における第2
の基板と放熱板間のひずみを吸収することを可能にし
て、安定した印字品質を有する印字用ユニットを提供す
ることも目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に請求項1にかかる発明の印字用ユニットでは、放熱板
と、当該放熱板に載置され印字機能を有する印字用基板
と、当該印字用基板に設けられた接続部と、当該接続部
により前記印字用基板と接続され、かつ、前記接続部に
より前記印字用基板を保持し、前記放熱板上に固定され
る第2の基板と、前記第2の基板に設けられ、前記放熱
板との位置決めを行う穴と、前記穴に挿入可能に、側面
をテーパ上に形成されて、前記放熱板に設けられた突部
と、前記第2の基板を前記放熱板に固定する固定手段と
を設けている。
【0013】また、請求項2にかかる発明の印字用ユニ
ットでは、請求項1の発明の構成に加えて、前記印字用
基板には、発熱抵抗体と、当該発熱抵抗体を駆動するI
Cと、当該発熱抵抗体及びICを接続する導体パターン
と、当該ICと前記接続部を接続する導体パターンとを
設け、前記第2の基板には、前記接続部を介してICへ
入力される印字制御信号を入力するためのコネクタとを
設けている。
【0014】さらに、請求項3にかかる発明の印字用ユ
ニットでは、請求項1又は2の発明の構成に加えて、前
記第2の基板上に前記穴を複数設け、一つの穴の横断面
を円形とし、他の穴の横断面を前記印字用基板による印
字の主走査方向に長く形成し、かつ、前記突部を前記複
数の穴と同数設けている。
【0015】
【作用】上記の構成を有する本願の請求項1に記載の発
明の印字用ユニットでは、印字用基板は接続部により第
2の基板と接続されて、第2基板により保持される。第
2の基板に設けられた穴には、放熱板に設けられ側面が
テーパ状の突部が、挿入されるので、穴と突部の間では
隙間がなく、がたつきが生じることなく位置合わせさ
れ、第2の基板は放熱板に固定手段により固定される。
したがって、印字用基板も放熱板との間に位置ずれを生
じることなく放熱板に載置されている。また、第2の基
板の固定手段が緩むこともなく、印字用基板は放熱板に
対して常に正確な位置に載置されて支持される。
【0016】また、請求項2に記載の発明の印字用ユニ
ットは、第2の基板に設けられたコネクタから印字制御
信号が入力され、印字用基板に設けた導体パターンを介
して、ICに入力されて発熱抵抗体が駆動されて印字動
作を行う印字用ユニットである。このような発熱抵抗体
を用いる印字用ユニットでは、印字用基板の位置ずれに
よる印字への悪影響が大きいが、かかる印字用ユニット
でも、印字用基板は請求項1記載の発明と同様に常に正
確な位置に載置されているので、安定した印字品質を有
する印字用ユニットを提供することができる。
【0017】さらに、請求項3に記載の発明の印字用ユ
ニットでは、第2の基板上に複数の穴を設け、この穴と
同数放熱板上に設けた突部を、前記穴に挿入して、第2
の基板と印字用基板の位置合わせを確実にして、位置ず
れ防止の完全を図っている。また、一つの穴の横断面を
円形とし、他の穴の横断面を前記印字用基板による印字
の主走査方向に長く形成しているので、当該他の穴への
突部の挿入は容易で、また、印字の主走査方向における
第2の基板と放熱板間のひずみを当該他の穴により吸収
することができる。したがって、安定した印字品質を有
する印字用ユニットを提供することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例である印
字用ユニットを図面を参照して説明する。
【0019】印字用ユニット1は、図1に示すように、
放熱板2と、放熱板2に正確に位置決めされて載置され
ているヘッド基板3と、ヘッド基板3と電気的及び物理
的に接続され放熱板2に固定されているプリント基板4
から構成されている。この印字用ユニット1は、図2に
示すサーマル式プリンタ5の印字部6として使用される
もので、このサーマル式プリンタ5は、感熱転写インク
リボン8を使用して普通紙の印字用紙9に印字を行う
か、または、感熱転写インクリボン8を使用せずに感熱
式印字用紙に直接印字を行う方式のものである。ここ
で、図1は、図2に示すサーマル式プリンタ5に印字用
ユニット1を載置した状態での印字用ユニット1を下方
から見た場合の底面図である。
【0020】次に、この印字用ユニット1の構造を図1
から図12を参照して詳細に説明する。
【0021】先ず、放熱板2について図3を参照して説
明する。
【0022】印字用ユニット1の基部を構成する放熱板
2は、図1に示すヘッド基板3の熱を放熱するために用
いられるもので、図3に示す形状で、鋼板をプレス加工
することにより形成されている。この放熱板2には、前
記ヘッド基板3を載置するヘッド基板載置部21が、図
3の紙面に対して垂直方向に凸型に形成され、図3にお
いて、ヘッド基板載置部21の上部左側には、前記プリ
ント基板4を載置するプリント基板載置部22がプリン
ト基板4の載置面を図3の紙面に対して平行に形成され
て突設され、ヘッド基板載置部21の下部左側には、上
記同様なプリント基板載置部23が突設され、プリント
基板載置部22とプリント基板載置部23との中間部に
は、上記同様なプリント基板載置部24が突設されてい
る。
【0023】尚、放熱板2は、鋼板をプレス加工で形成
する以外に、鋳物やアルミダイキャスト等の鋳造により
形成してもよく、その材質も、鉄に限られず、銅やアル
ミ等の熱伝導率の良い物を使用してもよい。
【0024】次に、各プリント基板載置部22乃至24
について説明する。
【0025】プリント基板載置部22には、図4の断面
図(図1に示すA−A’線における断面図)に示すよう
に、側面をテーパ状に形成された円錐台の突部22aが
設けられ、図3において、突部22aの下側には、図1
に示すプリント基板4を固定するねじ25用のねじ穴2
2bがバーリング加工により設けられている。
【0026】次に、プリント基板載置部23について説
明する。
【0027】プリント基板載置部23には、上記の突部
22aと同様な突部23aが設けられ、図3において、
突部23aの上側には、図1に示すプリント基板4を固
定するねじ26用のねじ穴23bが設けられている。
【0028】ここで、突部22a,23aは、側面が直
線を母線とするテーパ状の円錐台に形成されているが、
必ずしも円錐台に限らず、円錐状又は半球状に形成され
たもの等でもよく、即ち、放熱板2の長手方向に直交す
る方向(印字の副走査方向)において、突部22a,2
3aの上部長が、後述するプリント基板4上の位置合わ
せ穴32,33の開口長よりも短かく、かつ、突部22
a,23aの下部長が、位置合わせ穴32,33の開口
長よりも長く形成され、その側面が直線または、曲線を
母線とするものであればよい。また、放熱板2の長手方
向(印字の主走査方向)において、23aの上部長が、
後述するプリント基板4上の位置合わせ穴33の開口長
よりも短かく、かつ、突部23aの下部長が、位置合わ
せ穴33の開口長よりも長く形成され、その側面が直線
または、曲線を母線とするものであればよい。
【0029】ここで、突部22a,23aは、放熱板2
のプレス成形と同時に、プレス加工によるしぼり加工に
よって形成されるので、図4に示すように、突部22
a,23aの裏側には、くぼみが形成されている。
【0030】尚、突部22a,23aは,しぼり加工に
より形成するのではなく、予め別体で形成したものを溶
接や接着等により固着するようにしたり、図5に示すよ
うに鋳造等により放熱板2と一体で形成してもよい。
【0031】次に、前記ヘッド基板載置部21の治具穴
27乃至30について図3を参照して説明する。
【0032】前記ヘッド基板載置部21には、印字用ユ
ニット1の組立時に、図示しない治具に放熱板2を一時
的に固定するための小判型の治具穴27と、円形の治具
穴28乃至30が放熱板2の長手方向に一列に形成され
ている。この治具穴27乃至30はヘッド基板載置部2
1上で、プリント基板載置部22乃至24に片寄った位
置に配置され、図1に示すヘッド基板3上の発熱抵抗体
31の背面に治具穴が来ないように形成されており、ヘ
ッド基板3の局部的な過熱を防止している。
【0033】次に、プリント基板4について説明する。
【0034】プリント基板4は、図6に示す底面図のよ
うに、サーマル式プリンタ5の印字の主走査方向に細長
い長方形に形成され、図6において、プリント基板4の
上部には、図3に示す突部22aが挿入される位置合わ
せ穴32が形成されている。この位置合わせ穴32は、
プリント基板4の長手方向に沿って縦長の小判型に形成
されている。また、位置合わせ穴32の下部には、図1
に示すねじ25が貫通する貫通孔34が設けられてい
る。
【0035】また、図6において、プリント基板4の下
部には、図3に示す突部23aが挿入される円形の位置
合わせ穴33が形成され、位置合わせ穴33の上部に
は、上記貫通孔34と同様の貫通孔35が設けられてい
る。
【0036】さらに、プリント基板4の長手方向の両端
部には後述するヘッド基板3の端子部41,42を半田
付けするためのランド部36,37が各々設けられてい
る。このランド部36,37は、図8に示すように、各
々9つの平行な長方形の銅膜製のランドにより構成され
ている。
【0037】次に、図7に示すプリント基板4の平面図
を参照して、プリント基板4の表面について説明する。
【0038】プリント基板4の表面には、図示しない印
字制御装置と接続するためのコネクタ38,39が設け
られ、このコネクタ38,39の図示しない各端子は、
プリント基板4の裏面まで貫通し、図8に示すように、
導体パターンにより前記ランド部36,37の各ランド
に接続されている。また、プリント基板4の長手方向の
略中央付近には、マイクロスイッチ40が設けられ、印
字用ユニット1がサーマル式プリンタ5の印字部6へ正
しく装着されているか否かを検出している。
【0039】このプリント基板4は、上記の構造を有す
ることにより、図示しない印字制御装置からの印字制御
信号を前記コネクタ38,39を介して、図1に示すヘ
ッド基板3の端子部41,42に伝達し、また、ヘッド
基板3を端子部41,42を介して支持するために設け
られているものである。尚、このプリント基板4は、本
発明の第2の基板に該当する。
【0040】次に、ヘッド基板3の構造について、図1
及び図8を参照して説明する。
【0041】ヘッド基板3は、放熱板2のヘッド基板載
置部21に沿うように細長い長方形状に、絶縁性の基材
43により構成され、当該基材43上には、印字の主走
査方向に発熱抵抗体31が直線状に形成されている。こ
の発熱抵抗体31は、一見すると、直線に見えるが、微
細な素子の集合体で、印字の解像度に応じて設けられる
もので、例えば、200DPIであれば、1インチの間
に、200素子が配列されるものである。また、前記ヘ
ッド基板3上には発熱抵抗体31を駆動するIC45
が、発熱抵抗体31と平行に18個載置され、各IC4
5毎に発熱抵抗体31の一定部分の素子のON・OFF
を行っている。
【0042】さらに、ヘッド基板3の長手方向両端部に
は、端子部41,42が設けられており、この端子部4
1,42と各IC45は、図示しない導体パターンによ
り各々接続され、また、各IC45と発熱抵抗体31と
の間は、図8に示す導体パターン49により接続されて
いる。この導体パターン49は、非常に細い線状の銅膜
のパターンの集合により構成されるものであり、図8に
は一本ずつの線は図示しないが、一本の線が一つの発熱
抵抗素子31に繋がっているものである。
【0043】さらに、このヘッド基板3の端子部41,
42には、所定規格のピン46が、各々、平行に9本ず
つ取り付けられている。このピン46は、図9に示すよ
うに、ヘッド基板の各端子部41,42において、基材
43を上下から挟んで、その外周部を光硬化性又は熱硬
化性の接着材50によってモールディングされて、基材
43と平行に固定されている。
【0044】このヘッド基板3には、放熱板2への熱伝
導を高めるために発熱抵抗体31が設けられている面の
裏側の面に、図示しないシリコングリースが塗布され、
そして、ヘッド基板3は放熱板2に精密に位置合わせさ
れて載置されている。尚、このヘッド基板3が、本発明
の印字用基板に該当し、端子部41,42が本発明の接
続部に該当する。
【0045】次に、上記の構造を有する本実施例の印字
用ユニット1の組立について説明する。
【0046】先ず、図示しない治具の上に図3に示す放
熱板2を治具穴27乃至30を利用して、正確に固定す
る。
【0047】次に、前記治具に固定された放熱板2のプ
リント基板載置部23上の突部23aをプリント基板4
の位置合わせ穴33に、プリント基板載置部22上の突
部22aをプリント基板4の位置合わせ穴32に、各々
勘入させた状態で放熱板2のプリント基板載置部22乃
至24上にプリント基板4を載置する。これにより、放
熱板2とプリント基板4とは正確に位置合わせされる。
【0048】上記のように、放熱板2のプリント基板載
置部22乃至24にプリント基板4を位置合わせして載
置した状態で、ねじ25,26を各々プリント基板4の
貫通孔34,35を介して放熱板2のプリント基板載置
部22上のねじ穴22b及びプリント基板載置部23上
のねじ穴23bにねじ込み、プリント基板4を放熱板2
上に固定する。尚、このねじ25,26が本発明の固定
手段に該当する。
【0049】次いで、ヘッド基板3を、当該ヘッド基板
3の発熱抵抗体31が形成されていない側の面に放熱効
果を高めるためのシリコングリースを塗布して、放熱板
2のヘッド基板載置部21上に、図示しない治具の案内
により正確に位置合わせして載置する。
【0050】このとき、ヘッド基板3の端子部41,4
2の各ピン46は、プリント基板4のランド部36、3
7に各々載置される。ここで、半田付けにより、端子部
41,42の各ピン46は、プリント基板4のランド部
36、37に固着される。したがって、ヘッド基板3は
プリント基板4により支持されて、ヘッド基板3とプリ
ント基板4とは電気的にも物理的にも一体化される。即
ち、ヘッド基板2は、端子部41,42を介して、プリ
ント基板4に支持されて、放熱板2上の正確な位置に載
置される。
【0051】このとき、突部23aは、図10に示す断
面図(図1に示すB−B’線における断面図)に示すよ
うに、側面がテーパ状に形成された円錐台状の突部であ
り、突部23aの上部の直径が、位置合わせ穴33の直
径より小さく、突部23aの下部の直径が、位置合わせ
穴33の直径より大きく形成されている。したがって、
突部23a側面のテーパー面と位置合わせ穴33の下縁
部が必ず接しているので、突部23aと位置合わせ穴3
3との間には、がたつきが生じることがなく、また、突
部23aの上部の直径が位置合わせ穴33の直径よりも
小さいので、突部23aの位置合わせ穴33への勘入も
容易となる。ここで、具体的な数値の一例を挙げると、
位置合わせ穴33の直径を3.0mmとし、突部23a
の上部の直径を2.9mmとし、下部の直径を3.1m
mとすれば、上記の効果を充分得ることができる。
【0052】次に、突部22aも、図4に示す断面図
(図1に示すA−A’線における断面図)に示すよう
に、側面がテーパ状に形成された円錐台状の突部であ
り、突部22aの上部の直径が、印字の副走査方向にお
ける位置合わせ穴32の開口長より小さく、突部22a
の下部の直径が、位置合わせ穴32の開口長より大きく
形成されている。上記の構成により、印字の副走査方向
における突部22a側面のテーパー面と位置合わせ穴3
2の下縁部が必ず接しているので、突部22aと位置合
わせ穴32の間には、印字の副走査方向におけるがたつ
きが生じることがなく、また、印字の主走査方向(図1
及び図11に示す矢印E方向)において,突部22aの
上部の直径が位置合わせ穴32の開口長よりも小さく、
印字の主走査方向において突部22aの上部の直径に対
して位置合わせ穴32の開口長が充分大きいので、突部
22aの位置合わせ穴32への挿入も容易となる。
【0053】ここで、具体的な数値の一例を挙げると、
印字の副走査方向において、位置合わせ穴32の径を
3.0mmとし、突部22aの上部の直径を2.9mm
とし、下部の直径を3.1mmとすれば良く、また、印
字の主走査方向においては、位置合わせ穴32の径を
6.0mmとしておけばよい。このようにすることによ
って、突部22aの穴32への挿入も容易になり、か
つ、突部22aは、位置合わせ穴32内で、印字の主走
査方向に移動可能となり、プリント基板4と放熱板2と
の間のひずみを解消することができる。
【0054】以上説明したように、本実施例の印字用ユ
ニット1では、印字用紙9の搬送や印字動作による振動
や発熱等が生じても、プリント基板4が放熱板2からず
れることがなく、プリント基板4を放熱板2に固定して
いるねじ25,26が緩むこともない。したがって、ヘ
ッド基板3を常に正確に放熱板2上に載置して支持する
ことが可能となる。
【0055】尚、本発明は上記の実施例に限られず、各
種の変形が可能である。
【0056】例えば、本実施例では、ヘッド基板3は、
発熱抵抗体31を使用しているが、インクジェット式や
トナージェット式等の印字用ユニットを用いてもよい。
【0057】また、突部22a,23aを、図12に示
すような曲げ起こし47により形成してもよい。この曲
げ起こし47は、放熱板2をプレス加工するときに同時
に形成するようにすればよい。
【0058】また、本実施例の印字用ユニットでは、端
子部41,42のピン46をプリント基板4のランド部
36,37に半田付けにより固定しているが、コネクタ
等を利用して、固定するようにしてもよい。
【0059】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、請
求項1にかかる発明の印字用ユニットでは、印字用基板
を支持している第2の基板の穴と放熱板の突部の隙間を
無くして、がたつきを防止し、第2の基板の位置ずれを
防止することができる。したがって、第2の基板により
支持されている印字用基板の放熱板に対する位置ずれを
防止することができる。
【0060】また、第2の基板の位置の穴と放熱板の突
部とのがたつきが防止されるので、第2の基板が放熱板
に対してずれて、第2の基板を固定する固定手段が緩む
ことがない。したがって、印字用基板の放熱板に対する
位置が精密に保たれ、印字用ユニットを長期間使用して
も印字品質の低下を招くことが無く、安定した印字品質
を有する印字用ユニットを提供することができる。
【0061】請求項2にかかる発明の印字用ユニットで
は、印字用基板に発熱抵抗体を設けて、この発熱抵抗体
の発熱により印字を行うものであるが、かかる構成の印
字用ユニットでは、印字用基板の位置ずれによる印字品
質の低下が大きいが、請求項1にかかる発明の印字用ユ
ニットと同様に、印字用基板を支持している第2の基板
の穴と放熱板の突部の隙間を無くして、がたつきを防止
し、第2の基板の位置ずれを防止することができる。し
たがって、第2の基板により支持されている印字用基板
の放熱板に対する位置ずれを防止することができる。
【0062】また、第2の基板の位置の穴と放熱板の突
部とのがたつきが防止されるので、第2の基板が放熱板
に対してずれて、第2の基板を固定する固定手段が緩む
ことがない。したがって、印字用基板の放熱板に対する
位置が精密に保たれ、印字用ユニットを長期間使用して
も印字品質の低下を招くことが無く、安定した印字品質
を有する印字用ユニットを提供することができる。
【0063】さらに、請求項3にかかる発明の印字用ユ
ニットでは、第2の基板上に複数の穴を設け、かつ、突
部も同数設けているので、第2の基板の放熱板に対する
位置ずれを確実に防止することができる。また、一つの
穴を横断面を円形とし、他の穴の横断面を印字用基板に
よる印字の主走査方向に長く形成しているので、突部を
穴に挿入し易く、第2の基板を放熱板に位置合わせする
のが容易になり、また、印字の主走査方向における第2
の基板と放熱板のひずみを前記他の穴により吸収するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である印字用ユニットの底面
図である。
【図2】本発明の一実施例である印字用ユニットが使用
されるサーマル式プリンタの断面図である。
【図3】本発明一実施例である印字用ユニットに使用さ
れる放熱板の底面図である。
【図4】図1に示す印字用ユニットのA−A’線におけ
る断面図である。
【図5】図1に示す印字用ユニットの変形例の断面図で
ある。
【図6】本発明の一実施例である印字用ユニットに使用
されるプリント基板の底面図である。
【図7】本発明の一実施例である印字用ユニットに使用
されるプリント基板の平面図である。
【図8】図1に示す印字ユニットの拡大図である。
【図9】図1に示す印字用ユニットのD−D’線におけ
る断面図である。
【図10】図1に示す印字用ユニットのB−B’線にお
ける断面図である。
【図11】図1に示す印字用ユニットのC−C’線にお
ける断面図である。
【図12】突部の変形例を示す斜視図である。
【図13】従来の印字用ユニットの底面図である。
【図14】図13に示す印字用ユニットのF−F’線に
おける断面図である。
【符号の説明】
1 印字用ユニット 2 放熱板2 3 ヘッド基板 4 プリント基板 5 サーマル式プリンタ 22a 突部 23b 突部 32 位置合わせ穴 33 位置合わせ穴 25 ねじ 26 ねじ 31 発熱抵抗体 38 コネクタ 39 コネクタ 45 IC 49 導体パターン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放熱板と、 当該放熱板に載置され印字機能を有する印字用基板と、 当該印字用基板に設けられた接続部と、 当該接続部により前記印字用基板と接続され、かつ、前
    記接続部により前記印字用基板を保持し、前記放熱板上
    に固定される第2の基板と、 前記第2の基板に設けられ、前記放熱板との位置決めを
    行う穴と、 前記穴に挿入可能に、側面をテーパ状に形成されて、前
    記放熱板に設けられた突部と、 前記第2の基板を前記放熱板に固定する固定手段とを設
    けたことを特徴とする印字用ユニット。
  2. 【請求項2】 前記印字用基板には、発熱抵抗体と、 当該発熱抵抗体を駆動するICと、 当該発熱抵抗体及びICを接続する導体パターンと、 当該ICと前記接続部を接続する導体パターンとを設
    け、 前記第2の基板には、前記接続部を介してICへ入力さ
    れる印字制御信号を入力するためのコネクタを設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の印字用ユニット。
  3. 【請求項3】 前記第2の基板上に前記穴を複数設け、
    一つの穴の横断面を円形とし、他の穴の横断面を前記印
    字用基板による印字の主走査方向に長く形成し、かつ、
    前記突部を前記複数の穴と同数設けたことを特徴とする
    請求項1又は2記載の印字用ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002370396A (ja) * 2001-06-13 2002-12-24 Sii P & S Inc サーマルヘッドユニット及びその製造方法
JP2018130969A (ja) * 2018-06-05 2018-08-23 富士通コンポーネント株式会社 プリンタ装置

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