JPH08310375A - アンチスキッド制御装置 - Google Patents
アンチスキッド制御装置Info
- Publication number
- JPH08310375A JPH08310375A JP12002495A JP12002495A JPH08310375A JP H08310375 A JPH08310375 A JP H08310375A JP 12002495 A JP12002495 A JP 12002495A JP 12002495 A JP12002495 A JP 12002495A JP H08310375 A JPH08310375 A JP H08310375A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheel
- hydraulic pressure
- speed
- road surface
- control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Regulating Braking Force (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】低μ路面で、車輪速度の四輪落ち込みによる早
期作動防止、推定車体速度の精度向上 【構成】ホイールシリンダ(51,52,53,5
4)、液圧発生手段(2)、液圧切替手段(ACT)、
車輪速度検出手段(41,42,43,44)、推定車
体速度演算手段(AS)、液圧制御手段(BC)を備え
た液圧制御装置において、路面摩擦係数を低摩擦係数で
あるか否かを判定する路面摩擦係数判定手段(JM)を
備え、制御前の走行路面が低摩擦係数の路面であると判
定された場合、後輪のいずれか一輪のブレーキ圧を減圧
または保持し、この車輪速度を基に推定車体速度を求め
ることを特徴とする車両のアンチスキッド制御装置。
期作動防止、推定車体速度の精度向上 【構成】ホイールシリンダ(51,52,53,5
4)、液圧発生手段(2)、液圧切替手段(ACT)、
車輪速度検出手段(41,42,43,44)、推定車
体速度演算手段(AS)、液圧制御手段(BC)を備え
た液圧制御装置において、路面摩擦係数を低摩擦係数で
あるか否かを判定する路面摩擦係数判定手段(JM)を
備え、制御前の走行路面が低摩擦係数の路面であると判
定された場合、後輪のいずれか一輪のブレーキ圧を減圧
または保持し、この車輪速度を基に推定車体速度を求め
ることを特徴とする車両のアンチスキッド制御装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各車輪に対する制動力
を制御しロックを防止するアンチスキッド制御装置に関
し、特に、アンチスキッド制御の基準となる推定車体速
度の作成に係わる。
を制御しロックを防止するアンチスキッド制御装置に関
し、特に、アンチスキッド制御の基準となる推定車体速
度の作成に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来、車両制動時に車輪のロックを防止
するものとしてアンチスキッド制御装置が知られてお
り、この制御装置は車体速度に対し車輪速度がどれだけ
落ち込んでいるかにより、各々の車輪にかかる油圧を増
圧、減圧、保持を行うことにより車輪ロックを防止す
る。ここでアンチスキッド制御の基準速度となる車体速
度は、実際の車体速度にできるだけ近づけるよう車輪速
度からの推定を行わなければならず、車輪速度から推定
を行った推定車体速度が実際の車体速度と大きく異なる
と正確なアンチスキッド制御(ABS制御)ができなく
なってしまう。例えば二輪駆動車では、制動をかけると
最初に前輪の落ち込みが発生し、続いて後輪の落ち込み
が発生する。アンチスキッド制御の基準となる推定車体
速度は、できるだけ実車体速度に近くするために非駆動
輪を基準として作成されることが知られており、前輪と
後輪では車輪速度の差が大きくなり一定の車輪速度差が
できるか、または一定のしきい値以上の車体加速度が発
生した場合にアンチスキッド制御が開始される。一方、
四輪駆動車とか二輪駆動車の中で理想制動力配分を行っ
ている車両では、制動をかけると同じく最初に前輪が落
ち込みが発生し、続いて後輪の落ち込みが発生するが、
前輪と後輪の車輪速度差は前者と比べ小さく制御に入り
にくい状態になる。その結果として、車輪速度がかなり
落ち込むまで制御開始が行われないことにより、制御開
始が遅れる。例えば、低摩擦係数(以下に低μと示す)
路面においてブレーキをゆっくり踏み増していった場合
(緩制動時)には、アンチスキッド制御に入る前には推
定車体速が実際の車体速よりも小さくなり適切なスリッ
プ制御がおこなえず早期ロック傾向となり、正確な推定
車体速度の作成が難しく問題となってくる。低μ路面走
行時の推定車体速度の作成法に関しては、例えば特公平
4−55905号公報に示されるように、アンチスキッ
ド制御時に後輪のうちいずれか一方の車輪についてブレ
ーキ力を解除し、解除した車輪速度を検出し基準の車体
速度としてアンチスキッド制御を行う方法が開示されて
いる。これはアンチスキッド制御中に後輪のいずれか一
方のブレーキ力を解除して推定車体速度の落ち込みを防
止するものである。
するものとしてアンチスキッド制御装置が知られてお
り、この制御装置は車体速度に対し車輪速度がどれだけ
落ち込んでいるかにより、各々の車輪にかかる油圧を増
圧、減圧、保持を行うことにより車輪ロックを防止す
る。ここでアンチスキッド制御の基準速度となる車体速
度は、実際の車体速度にできるだけ近づけるよう車輪速
度からの推定を行わなければならず、車輪速度から推定
を行った推定車体速度が実際の車体速度と大きく異なる
と正確なアンチスキッド制御(ABS制御)ができなく
なってしまう。例えば二輪駆動車では、制動をかけると
最初に前輪の落ち込みが発生し、続いて後輪の落ち込み
が発生する。アンチスキッド制御の基準となる推定車体
速度は、できるだけ実車体速度に近くするために非駆動
輪を基準として作成されることが知られており、前輪と
後輪では車輪速度の差が大きくなり一定の車輪速度差が
できるか、または一定のしきい値以上の車体加速度が発
生した場合にアンチスキッド制御が開始される。一方、
四輪駆動車とか二輪駆動車の中で理想制動力配分を行っ
ている車両では、制動をかけると同じく最初に前輪が落
ち込みが発生し、続いて後輪の落ち込みが発生するが、
前輪と後輪の車輪速度差は前者と比べ小さく制御に入り
にくい状態になる。その結果として、車輪速度がかなり
落ち込むまで制御開始が行われないことにより、制御開
始が遅れる。例えば、低摩擦係数(以下に低μと示す)
路面においてブレーキをゆっくり踏み増していった場合
(緩制動時)には、アンチスキッド制御に入る前には推
定車体速が実際の車体速よりも小さくなり適切なスリッ
プ制御がおこなえず早期ロック傾向となり、正確な推定
車体速度の作成が難しく問題となってくる。低μ路面走
行時の推定車体速度の作成法に関しては、例えば特公平
4−55905号公報に示されるように、アンチスキッ
ド制御時に後輪のうちいずれか一方の車輪についてブレ
ーキ力を解除し、解除した車輪速度を検出し基準の車体
速度としてアンチスキッド制御を行う方法が開示されて
いる。これはアンチスキッド制御中に後輪のいずれか一
方のブレーキ力を解除して推定車体速度の落ち込みを防
止するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】低μ路面において緩や
かに制動力が加えられる制動(緩制動)時には車輪速度
も緩やかに低下するために、前輪と後輪で車輪速度差が
発生しがたく、また車体加速度も十分でないために車輪
のロック状態を検知することが困難であり、車輪速度が
かなり低下するまでロック状態を検知できず制御開始が
遅れ、その結果として全ての車輪が同時にロック傾向に
なる可能性がある。
かに制動力が加えられる制動(緩制動)時には車輪速度
も緩やかに低下するために、前輪と後輪で車輪速度差が
発生しがたく、また車体加速度も十分でないために車輪
のロック状態を検知することが困難であり、車輪速度が
かなり低下するまでロック状態を検知できず制御開始が
遅れ、その結果として全ての車輪が同時にロック傾向に
なる可能性がある。
【0004】そこで本発明の課題は、低μ路面走行時に
車輪速度がかなり低下するまでロック傾向を検知できず
にいることによる制御開始の遅れによる全ての車輪が同
時にロックすることを防止すると共に、制御の基準とな
る推定車体速度の不用意な落ち込みを防止し、推定車体
速度作成の精度向上を図ることを目的とする。
車輪速度がかなり低下するまでロック傾向を検知できず
にいることによる制御開始の遅れによる全ての車輪が同
時にロックすることを防止すると共に、制御の基準とな
る推定車体速度の不用意な落ち込みを防止し、推定車体
速度作成の精度向上を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに図1に示される本発明の車両のアンチスキッド制御
装置は、車両の右前輪(FR)、左前輪(FL)、及び
右後輪(RR)、左後輪(RL)の各々に装着され制動
力を付与するホイールシリンダ(51,52,53,5
4)、このホイールシリンダの各々にブレーキ圧を供給
する液圧発生手段(2)、この液圧発生手段とホイール
シリンダの間に介装された液圧切替手段(ACT)、車
輪の各々の車輪速度を検出する車輪速度検出手段(4
1,42,43,44)、この車輪速度検出手段による
情報から液圧制御の基準となる車体速度を決める推定車
体速度演算手段(AS)、車輪速度検出手段による情報
と推定車体速度演算手段による情報により液圧切替手段
を作動させて液圧制御を行う液圧制御手段(BC)を備
えた液圧制御装置において、走行路面の摩擦係数を低摩
擦係数であるか否かを判定する路面摩擦係数判定手段
(JM)を備え、この路面摩擦係数判定手段により制御
前の走行路面が低摩擦係数の路面であると判定された場
合、液圧制御手段により後輪のいずれか一輪のブレーキ
圧を減圧または保持の出力がなされ、この車輪速度を基
に推定車体速度を求めることを特徴とする車両のアンチ
スキッド制御装置である。
めに図1に示される本発明の車両のアンチスキッド制御
装置は、車両の右前輪(FR)、左前輪(FL)、及び
右後輪(RR)、左後輪(RL)の各々に装着され制動
力を付与するホイールシリンダ(51,52,53,5
4)、このホイールシリンダの各々にブレーキ圧を供給
する液圧発生手段(2)、この液圧発生手段とホイール
シリンダの間に介装された液圧切替手段(ACT)、車
輪の各々の車輪速度を検出する車輪速度検出手段(4
1,42,43,44)、この車輪速度検出手段による
情報から液圧制御の基準となる車体速度を決める推定車
体速度演算手段(AS)、車輪速度検出手段による情報
と推定車体速度演算手段による情報により液圧切替手段
を作動させて液圧制御を行う液圧制御手段(BC)を備
えた液圧制御装置において、走行路面の摩擦係数を低摩
擦係数であるか否かを判定する路面摩擦係数判定手段
(JM)を備え、この路面摩擦係数判定手段により制御
前の走行路面が低摩擦係数の路面であると判定された場
合、液圧制御手段により後輪のいずれか一輪のブレーキ
圧を減圧または保持の出力がなされ、この車輪速度を基
に推定車体速度を求めることを特徴とする車両のアンチ
スキッド制御装置である。
【0006】また請求項2に示されるように、車両の右
前輪(FR)、左前輪(FL)、及び右後輪(RR)、
左後輪(RL)の各々に装着され制動力を付与するホイ
ールシリンダ(51,52,53,54)、このホイー
ルシリンダの各々にブレーキ圧を供給する液圧発生手段
(2)、この液圧発生手段とホイールシリンダの間に介
装された液圧切替手段(ACT)、車輪の各々の車輪速
度を検出する車輪速度検出手段(41,42,43,4
4)、この車輪速度検出手段による情報から液圧制御の
基準となる車体速度を決める推定車体速度演算手段(A
S)、車輪速度検出手段による情報と推定車体速度演算
手段による情報により液圧切替手段を作動させて液圧制
御を行う液圧制御手段(BC)を備えた液圧制御装置に
おいて、走行路面の摩擦係数を低摩擦係数であるか否か
を判定する路面摩擦係数判定手段(AS)を備え、この
路面摩擦係数判定手段により液圧制御前の走行路面が低
摩擦係数の路面であると判定され、且つ後輪の車輪速度
が推定車体速度演算手段による演算値より離れる状態が
一定時間続く場合、液圧制御手段により後輪のいずれか
一輪のブレーキ圧を減圧または保持の出力がなされ、こ
の車輪速度を基に推定車体速度を求めることを特徴とす
る車両のアンチスキッド制御装置である。
前輪(FR)、左前輪(FL)、及び右後輪(RR)、
左後輪(RL)の各々に装着され制動力を付与するホイ
ールシリンダ(51,52,53,54)、このホイー
ルシリンダの各々にブレーキ圧を供給する液圧発生手段
(2)、この液圧発生手段とホイールシリンダの間に介
装された液圧切替手段(ACT)、車輪の各々の車輪速
度を検出する車輪速度検出手段(41,42,43,4
4)、この車輪速度検出手段による情報から液圧制御の
基準となる車体速度を決める推定車体速度演算手段(A
S)、車輪速度検出手段による情報と推定車体速度演算
手段による情報により液圧切替手段を作動させて液圧制
御を行う液圧制御手段(BC)を備えた液圧制御装置に
おいて、走行路面の摩擦係数を低摩擦係数であるか否か
を判定する路面摩擦係数判定手段(AS)を備え、この
路面摩擦係数判定手段により液圧制御前の走行路面が低
摩擦係数の路面であると判定され、且つ後輪の車輪速度
が推定車体速度演算手段による演算値より離れる状態が
一定時間続く場合、液圧制御手段により後輪のいずれか
一輪のブレーキ圧を減圧または保持の出力がなされ、こ
の車輪速度を基に推定車体速度を求めることを特徴とす
る車両のアンチスキッド制御装置である。
【0007】
【作用】上記の構成によるアンチスキッド制御装置にお
いては、低摩擦係数の路面であると判定された場合、後
輪のいずれか一輪のブレーキ力を減圧または保持するこ
とにより車輪速度の回復を図り、四輪全てが同時にロッ
ク傾向になることが防止され的確な制御開始ができるよ
うになり、制御の基準となる推定車体速度の精度向上を
図ることができる。また、後輪の一方の車輪を減圧また
は保持することにより車輪速度の回復を図った場合に
は、四輪駆動車ではデファレンシャルの影響により他方
の後輪の車輪速度の落ち込みが発生して車輪速度差が発
生し制御に入り易い状態となり、四輪が同時にロック傾
向となることが防止できる。
いては、低摩擦係数の路面であると判定された場合、後
輪のいずれか一輪のブレーキ力を減圧または保持するこ
とにより車輪速度の回復を図り、四輪全てが同時にロッ
ク傾向になることが防止され的確な制御開始ができるよ
うになり、制御の基準となる推定車体速度の精度向上を
図ることができる。また、後輪の一方の車輪を減圧また
は保持することにより車輪速度の回復を図った場合に
は、四輪駆動車ではデファレンシャルの影響により他方
の後輪の車輪速度の落ち込みが発生して車輪速度差が発
生し制御に入り易い状態となり、四輪が同時にロック傾
向となることが防止できる。
【0008】更には、請求項2に示されるように、低摩
擦係数の路面であり且つ後輪の車輪速度が前記推定車体
速度演算手段による演算値より離れる状態が一定時間続
く場合、後輪のいずれか一輪のブレーキ力を減圧または
保持することにより車輪速度の回復を図り、四輪が同時
にロック傾向になることが防止されて的確な制御開始が
できるようになり、制御の基準となる推定車体速度の精
度向上を図ることができる。
擦係数の路面であり且つ後輪の車輪速度が前記推定車体
速度演算手段による演算値より離れる状態が一定時間続
く場合、後輪のいずれか一輪のブレーキ力を減圧または
保持することにより車輪速度の回復を図り、四輪が同時
にロック傾向になることが防止されて的確な制御開始が
できるようになり、制御の基準となる推定車体速度の精
度向上を図ることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0010】図2は本発明の一実施例のアンチスキッド
制御装置を示し、マスタシリンダ2a及びブースタ2
b、ブレーキペダル3により駆動される液圧発生装置
2、車輪右前輪FR、左前輪FL、右後輪RR、左後輪
RLに配設されたホイールシリンダ51乃至54の各々
が接続される液圧路に、ポンプ21,22、リザーバ2
3,24及び電磁弁31乃至38が介装されている。
制御装置を示し、マスタシリンダ2a及びブースタ2
b、ブレーキペダル3により駆動される液圧発生装置
2、車輪右前輪FR、左前輪FL、右後輪RR、左後輪
RLに配設されたホイールシリンダ51乃至54の各々
が接続される液圧路に、ポンプ21,22、リザーバ2
3,24及び電磁弁31乃至38が介装されている。
【0011】液圧発生装置2とホイールシリンダ51乃
至54の間にはアクチュエータ30が介装されている。
このアクチュエータ30はマスタシリンダ2aの一方の
出力ポートとホイールシリンダ51,54の各々を接続
する液圧路に電磁弁31,32及び33,34が介装さ
れ、これらとマスタシリンダ2aの間にポンプ21が介
装されている。同じくマスタシリンダ2aの他方の出力
ポートとホイールシリンダ52,53の各々を接続する
液圧路には電磁弁35,36及び37,38が介装さ
れ、これらとマスタシリンダ2aの間にポンプ22が介
装されている。ポンプ21,22は電動モータ20によ
り駆動され、これらの液圧路には所定の圧力に昇圧され
たブレーキ圧が供給される。
至54の間にはアクチュエータ30が介装されている。
このアクチュエータ30はマスタシリンダ2aの一方の
出力ポートとホイールシリンダ51,54の各々を接続
する液圧路に電磁弁31,32及び33,34が介装さ
れ、これらとマスタシリンダ2aの間にポンプ21が介
装されている。同じくマスタシリンダ2aの他方の出力
ポートとホイールシリンダ52,53の各々を接続する
液圧路には電磁弁35,36及び37,38が介装さ
れ、これらとマスタシリンダ2aの間にポンプ22が介
装されている。ポンプ21,22は電動モータ20によ
り駆動され、これらの液圧路には所定の圧力に昇圧され
たブレーキ圧が供給される。
【0012】常閉の電磁弁32,34の排出側液圧路は
リザーバ23を介しポンプ21に接続され、また電磁弁
36,38の排出側液圧路はリザーバ24を介してポン
プ22に接続されている。リザーバ23,24は各々ピ
ストンとスプリングを備え、電磁弁32,34,36,
38から排出側液圧路を介し還流されるブレーキ液を収
容し、ポンプ21,22の作動時にブレーキ液を供給す
る。
リザーバ23を介しポンプ21に接続され、また電磁弁
36,38の排出側液圧路はリザーバ24を介してポン
プ22に接続されている。リザーバ23,24は各々ピ
ストンとスプリングを備え、電磁弁32,34,36,
38から排出側液圧路を介し還流されるブレーキ液を収
容し、ポンプ21,22の作動時にブレーキ液を供給す
る。
【0013】電磁弁31乃至38は2ポート2位置電磁
弁であり、ソレノイドコイル非通電(以下にオフと示
す)時には各ホイールシリンダ51乃至54は液圧発生
装置2及びポンプ21あるいは22と連通している。ソ
レノイドコイル通電(以下にオンと示す)時には、各ホ
イールシリンダ51乃至54は液圧発生装置2及びポン
プ21,22は遮断されリザーバ23乃至24と連通す
る。尚、チェックバルブはホイールシリンダ51乃至5
4及びリザーバ23,24側から液圧発生装置2側への
還流を許容し、逆方向の流れを遮断する。
弁であり、ソレノイドコイル非通電(以下にオフと示
す)時には各ホイールシリンダ51乃至54は液圧発生
装置2及びポンプ21あるいは22と連通している。ソ
レノイドコイル通電(以下にオンと示す)時には、各ホ
イールシリンダ51乃至54は液圧発生装置2及びポン
プ21,22は遮断されリザーバ23乃至24と連通す
る。尚、チェックバルブはホイールシリンダ51乃至5
4及びリザーバ23,24側から液圧発生装置2側への
還流を許容し、逆方向の流れを遮断する。
【0014】このようにして電磁弁31乃至38にかか
る電圧をオン、オフすることによりホイールシリンダ5
1乃至54のブレーキ圧を増圧、減圧、保持の状態にす
ることができる。即ち、電磁弁31乃至38のソレノイ
ドをオフ時には、ホイールシリンダ51乃至54に液圧
発生装置2及びポンプ21,22からブレーキ圧が供給
されて増圧され、オン時にはリザーバ23,24に連通
され減圧する。電磁弁31,33,35,37のソレノ
イドをオンし、それ以外のソレノイドをオフする場合
に、ブレーキ圧を保持することができる。従って、ソレ
ノイドに通電する時間間隔を調整することにより増圧と
保持を組み合わせたステップ増圧(パルス増圧)、又は
減圧と保持を組み合わせたステップ減圧(パルス減圧)
を行い、緩やかに油圧を増圧又は減圧するように制御す
ることができる。
る電圧をオン、オフすることによりホイールシリンダ5
1乃至54のブレーキ圧を増圧、減圧、保持の状態にす
ることができる。即ち、電磁弁31乃至38のソレノイ
ドをオフ時には、ホイールシリンダ51乃至54に液圧
発生装置2及びポンプ21,22からブレーキ圧が供給
されて増圧され、オン時にはリザーバ23,24に連通
され減圧する。電磁弁31,33,35,37のソレノ
イドをオンし、それ以外のソレノイドをオフする場合
に、ブレーキ圧を保持することができる。従って、ソレ
ノイドに通電する時間間隔を調整することにより増圧と
保持を組み合わせたステップ増圧(パルス増圧)、又は
減圧と保持を組み合わせたステップ減圧(パルス減圧)
を行い、緩やかに油圧を増圧又は減圧するように制御す
ることができる。
【0015】上記電磁弁31乃至38は電子制御装置1
0に接続され、各々の電磁弁、及び電動モータ20が制
御される。各車輪には車輪速度を検出する車輪速度検出
手段である車輪速度センサ41乃至44が備えられ、ブ
レーキスイッチ45と共に電子制御装置10に入力され
ている。車輪速度センサとしては、各車輪の回転により
回転する歯付ロータと、ロータの歯部に対向して設けら
れた電磁誘導式のセンサが備えつけられており、各車輪
の回転速度に応じた周波数の電圧を出力するものであ
る。
0に接続され、各々の電磁弁、及び電動モータ20が制
御される。各車輪には車輪速度を検出する車輪速度検出
手段である車輪速度センサ41乃至44が備えられ、ブ
レーキスイッチ45と共に電子制御装置10に入力され
ている。車輪速度センサとしては、各車輪の回転により
回転する歯付ロータと、ロータの歯部に対向して設けら
れた電磁誘導式のセンサが備えつけられており、各車輪
の回転速度に応じた周波数の電圧を出力するものであ
る。
【0016】電子制御装置10は、図3に示すように、
バスを介し相互に接続されたCPU14、ROM15、
RAM16、タイマ17、入力ポート12及び出力ポー
ト13からなるマイクロコンピュータ11を備えてい
る。車輪速度センサ41乃至44、及びブレーキスイッ
チ45の出力信号は増幅回路18a乃至18eを介し入
力ポート12からCPU14に入力されるような構成と
なっている。また、出力ポート13から駆動回路19a
を介し電動モータ20に制御信号が出力されると共に、
駆動回路19b乃至19iを介し電磁弁31乃至38に
制御信号が出力されるように構成されている。マイクロ
コンピュータ11において、ROM15はアンチスキッ
ド制御のプログラムを記憶し、CPU14は図示しない
イグニッションスイッチがオンになった時にプログラム
を実行する。RAM16はプログラムの実行に必要な変
数データを一時的に記憶する。
バスを介し相互に接続されたCPU14、ROM15、
RAM16、タイマ17、入力ポート12及び出力ポー
ト13からなるマイクロコンピュータ11を備えてい
る。車輪速度センサ41乃至44、及びブレーキスイッ
チ45の出力信号は増幅回路18a乃至18eを介し入
力ポート12からCPU14に入力されるような構成と
なっている。また、出力ポート13から駆動回路19a
を介し電動モータ20に制御信号が出力されると共に、
駆動回路19b乃至19iを介し電磁弁31乃至38に
制御信号が出力されるように構成されている。マイクロ
コンピュータ11において、ROM15はアンチスキッ
ド制御のプログラムを記憶し、CPU14は図示しない
イグニッションスイッチがオンになった時にプログラム
を実行する。RAM16はプログラムの実行に必要な変
数データを一時的に記憶する。
【0017】このように構成された本実施例においては
図示してないイグニッションスイッチがオンになった時
にプログラムが実行される。プログラムが実行される
と、図4に示される処理が行われる。
図示してないイグニッションスイッチがオンになった時
にプログラムが実行される。プログラムが実行される
と、図4に示される処理が行われる。
【0018】そこで図4について説明を行う。まず最初
にステップ101でマイクロコンピュータ11が初期化
され、各種の演算値、制御の基準車速となる推定車体速
度VS0、車輪速度VW 及び車輪加速度DVW 等のクリヤ
が行われる。次に、ステップ102において車輪速度セ
ンサ41乃至44の出力信号により各車輪の車輪速度V
W が演算され、ステップ103で車輪速度演算による演
算値から車輪加速度DVW が演算される。次のステップ
104ではアンチスキッド制御(ABS制御)中か否か
が判定され、制御中の場合にはステップ105を行い、
制御中でない(制御前)時にはステップS107で制御
中路面摩擦係数推定を行い、ステップ108へジャンプ
する。ステップS105では、制御前路面摩擦係数推定
(制御前路面μ推定)の処理が行われ、走行路面の摩擦
係数が高μ、中μ又は低μに設定されると共に、ステッ
プ106では後輪一輪減圧要求判定を行う。ここで行う
ステップ105の制御前路面摩擦推定とステップ107
の制御中路面摩擦推定は、車輪速度による情報から演算
を行い判定してもよいし、また加速度センサを使用して
判定してもよい。 次のステップ108では、ABS制
御中か否かを判定し、制御中の場合にはステップ111
を行い、制御前の場合にはステップ109実施する。ス
テップ109ではABS制御の開始条件を判断し、AB
S制御開始条件が成立すればステップ111を行い、A
BS制御開始条件が成立しなければステップ110を実
施する。ステップ110では後輪一輪減圧要求判定でセ
ットされた後輪一輪減圧要求フラグがセットされている
か否かを判断し、後輪一輪減圧要求フラグがセットされ
ている場合にはステップ111を実施し、セットされて
いない場合にはステップ117にジャンプする。制御開
始条件が成立する場合にステップ111によりパルス増
圧、減圧、保持のいずれかの制御モードを選択する。次
にステップ111で選択された制御モードが減圧モード
であるか否かをステップ112で判断し、選択されたモ
ードが減圧モードである場合にはステップ113で減圧
出力を行う。また減圧モード以外のモードである時には
ステップ114によりパルス増圧モードか否かを判断
し、パルス増圧モードである場合にはステップ115で
パルス増圧出力を行い、上記以外の場合にはステップ1
16で保持出力を行う。次にステップ117で四輪同じ
処理を繰り返し行う処理が完了したか否かを判断し、四
輪を繰り返す処理が終了していない場合にはステップ1
02に戻り、同じ処理を繰り返す。またここで四輪全て
の処理を終了した場合にはステップ118を実行し、ア
ンチスキッド制御の基準となる車体速度を決める推定車
体速度VS0演算を車輪速度センサによる情報から決定
し、ステップ102に戻り処理を繰り返す。
にステップ101でマイクロコンピュータ11が初期化
され、各種の演算値、制御の基準車速となる推定車体速
度VS0、車輪速度VW 及び車輪加速度DVW 等のクリヤ
が行われる。次に、ステップ102において車輪速度セ
ンサ41乃至44の出力信号により各車輪の車輪速度V
W が演算され、ステップ103で車輪速度演算による演
算値から車輪加速度DVW が演算される。次のステップ
104ではアンチスキッド制御(ABS制御)中か否か
が判定され、制御中の場合にはステップ105を行い、
制御中でない(制御前)時にはステップS107で制御
中路面摩擦係数推定を行い、ステップ108へジャンプ
する。ステップS105では、制御前路面摩擦係数推定
(制御前路面μ推定)の処理が行われ、走行路面の摩擦
係数が高μ、中μ又は低μに設定されると共に、ステッ
プ106では後輪一輪減圧要求判定を行う。ここで行う
ステップ105の制御前路面摩擦推定とステップ107
の制御中路面摩擦推定は、車輪速度による情報から演算
を行い判定してもよいし、また加速度センサを使用して
判定してもよい。 次のステップ108では、ABS制
御中か否かを判定し、制御中の場合にはステップ111
を行い、制御前の場合にはステップ109実施する。ス
テップ109ではABS制御の開始条件を判断し、AB
S制御開始条件が成立すればステップ111を行い、A
BS制御開始条件が成立しなければステップ110を実
施する。ステップ110では後輪一輪減圧要求判定でセ
ットされた後輪一輪減圧要求フラグがセットされている
か否かを判断し、後輪一輪減圧要求フラグがセットされ
ている場合にはステップ111を実施し、セットされて
いない場合にはステップ117にジャンプする。制御開
始条件が成立する場合にステップ111によりパルス増
圧、減圧、保持のいずれかの制御モードを選択する。次
にステップ111で選択された制御モードが減圧モード
であるか否かをステップ112で判断し、選択されたモ
ードが減圧モードである場合にはステップ113で減圧
出力を行う。また減圧モード以外のモードである時には
ステップ114によりパルス増圧モードか否かを判断
し、パルス増圧モードである場合にはステップ115で
パルス増圧出力を行い、上記以外の場合にはステップ1
16で保持出力を行う。次にステップ117で四輪同じ
処理を繰り返し行う処理が完了したか否かを判断し、四
輪を繰り返す処理が終了していない場合にはステップ1
02に戻り、同じ処理を繰り返す。またここで四輪全て
の処理を終了した場合にはステップ118を実行し、ア
ンチスキッド制御の基準となる車体速度を決める推定車
体速度VS0演算を車輪速度センサによる情報から決定
し、ステップ102に戻り処理を繰り返す。
【0019】上記推定車体速度VS0は図5のフローチャ
ートに従って設定される。先ずステップ201におい
て、制御サイクル(本実施例においては5ms)毎に四
輪の車輪速度の最大値が求められ、最大車輪速度VW0
(n) とされる。また(n) はnサイクル時の値を表し、n
は1以上の整数である。次に、ステップ202において
路面μが高μか否かが判断され、高μであればステップ
203で減速度αDWとして所定の値、例えば1.1G
(Gは重力加速度を示す)が設定される。ステップ20
2で高μと判定されなければステップ204を実施し、
今度は中μか否かが判定される。ここで中μと判定され
た場合には、ステップ205で減速度αDWとして例えば
0.6Gが設定され、そうでなければ低μと判定され、
ステップ206で減速度αDWとして例えば0.4Gが設
定される。ステップ207でαUPとして0.5Gが設定
された後、ステップ208において推定車体速度VSO
(n) が演算される。即ち、ステップ201で求めた最大
車輪速度であるVW0(n) 、前回の制御サイクル時の推定
車体速度VSO(n−1) に加速度αUPと制御サイクル時間
Tの積を加算した値(VSO(n-1) +αUP*T)、及び前
回の制御サイクル時の推定車体速度VSO(n-1) から減速
度αDWと制御サイクル時間Tの積を減算した値(VSO(n
-1) −αDW*T)の三つの値の中間値が求められ、推定
車体速度VSO(n) とされる。尚、図5に示すMEDは中
間値を求める関数である。次のステップ209において
は、四輪の最大車輪速度であるVW0(n) と推定車体速度
VSO(n) の比較が行われ、VW0(n) が推定車体速度VSO
(n) よりも小さい場合にはステップ210でαDW連続選
択カウンタのカウントを行い、大きい場合にはステップ
211でαDW連続選択カウンタをクリヤを行う。
ートに従って設定される。先ずステップ201におい
て、制御サイクル(本実施例においては5ms)毎に四
輪の車輪速度の最大値が求められ、最大車輪速度VW0
(n) とされる。また(n) はnサイクル時の値を表し、n
は1以上の整数である。次に、ステップ202において
路面μが高μか否かが判断され、高μであればステップ
203で減速度αDWとして所定の値、例えば1.1G
(Gは重力加速度を示す)が設定される。ステップ20
2で高μと判定されなければステップ204を実施し、
今度は中μか否かが判定される。ここで中μと判定され
た場合には、ステップ205で減速度αDWとして例えば
0.6Gが設定され、そうでなければ低μと判定され、
ステップ206で減速度αDWとして例えば0.4Gが設
定される。ステップ207でαUPとして0.5Gが設定
された後、ステップ208において推定車体速度VSO
(n) が演算される。即ち、ステップ201で求めた最大
車輪速度であるVW0(n) 、前回の制御サイクル時の推定
車体速度VSO(n−1) に加速度αUPと制御サイクル時間
Tの積を加算した値(VSO(n-1) +αUP*T)、及び前
回の制御サイクル時の推定車体速度VSO(n-1) から減速
度αDWと制御サイクル時間Tの積を減算した値(VSO(n
-1) −αDW*T)の三つの値の中間値が求められ、推定
車体速度VSO(n) とされる。尚、図5に示すMEDは中
間値を求める関数である。次のステップ209において
は、四輪の最大車輪速度であるVW0(n) と推定車体速度
VSO(n) の比較が行われ、VW0(n) が推定車体速度VSO
(n) よりも小さい場合にはステップ210でαDW連続選
択カウンタのカウントを行い、大きい場合にはステップ
211でαDW連続選択カウンタをクリヤを行う。
【0020】次に図6の後輪一輪減圧要求判定について
説明をおこなう。ステップ301では後輪演算中である
か否かが判定され、後輪演算中である場合にはステップ
302を行い、後輪演算中でない場合(前輪演算中)に
は後輪一輪減圧要求判定を終了する。ステップ302で
は制御前の路面の摩擦係数が低μ路面であるか否かを判
断し、低μ路面である場合にはステップ303を行い、
そうでなければステップ308にジャンプする。ステッ
プ303ではαDW連続選択カウンタが予め定められた所
定時間(本実施例では360ms)経過したか否かを判
定する。つまりここでは後輪の車輪速度が推定車体速度
から離れた状態が一定時間続いたか否かを判定し、離れ
た状態が所定時間経過した場合にステップ304を行
い、所定時間経過していない場合にはステップ308を
行う。ステップ304では後輪の両輪が減圧要求がある
か否かを判定し、両輪減圧要求がない場合にはステップ
305を行い、両輪減圧要求がある場合にはステップ3
08を行う。ステップ305では後輪の車輪速度の比較
を行い、ステップ306、307で車輪速度の低い側を
減圧するように後輪の減圧要求フラグをセットする。例
えば、後輪の右側の車輪速度の方が左側に比べて小さい
場合には右側一輪減圧要求フラグをセットし、また後輪
の左側の車輪速度の方が右側に比べて小さい場合には左
側一輪減圧要求フラグをセットする。ステップ308で
は後輪一輪減圧要求フラグを両輪クリヤする。このよう
にして後輪の車輪速度が低い側を減圧要求をし、減圧出
力を行うが、ブレーキ力を減圧後一定時間の間保持され
る方が望ましく、車両旋回中では後輪の内輪側が選択さ
れることが望ましい。
説明をおこなう。ステップ301では後輪演算中である
か否かが判定され、後輪演算中である場合にはステップ
302を行い、後輪演算中でない場合(前輪演算中)に
は後輪一輪減圧要求判定を終了する。ステップ302で
は制御前の路面の摩擦係数が低μ路面であるか否かを判
断し、低μ路面である場合にはステップ303を行い、
そうでなければステップ308にジャンプする。ステッ
プ303ではαDW連続選択カウンタが予め定められた所
定時間(本実施例では360ms)経過したか否かを判
定する。つまりここでは後輪の車輪速度が推定車体速度
から離れた状態が一定時間続いたか否かを判定し、離れ
た状態が所定時間経過した場合にステップ304を行
い、所定時間経過していない場合にはステップ308を
行う。ステップ304では後輪の両輪が減圧要求がある
か否かを判定し、両輪減圧要求がない場合にはステップ
305を行い、両輪減圧要求がある場合にはステップ3
08を行う。ステップ305では後輪の車輪速度の比較
を行い、ステップ306、307で車輪速度の低い側を
減圧するように後輪の減圧要求フラグをセットする。例
えば、後輪の右側の車輪速度の方が左側に比べて小さい
場合には右側一輪減圧要求フラグをセットし、また後輪
の左側の車輪速度の方が右側に比べて小さい場合には左
側一輪減圧要求フラグをセットする。ステップ308で
は後輪一輪減圧要求フラグを両輪クリヤする。このよう
にして後輪の車輪速度が低い側を減圧要求をし、減圧出
力を行うが、ブレーキ力を減圧後一定時間の間保持され
る方が望ましく、車両旋回中では後輪の内輪側が選択さ
れることが望ましい。
【0021】図7は後輪一輪減圧要求時の出力パターン
の一実施例であり、最初に減圧出力を行い、その後に一
定時間の間保持出力を行うことにより車輪速度の落ち込
みを防止することが望ましい。
の一実施例であり、最初に減圧出力を行い、その後に一
定時間の間保持出力を行うことにより車輪速度の落ち込
みを防止することが望ましい。
【0022】また、図8は四輪駆動車において後輪一輪
減圧要求判定を行った場合の波形であり、低μ路面判定
がなされた後に後輪の車輪速度の低い側のブレーキ力を
減圧すると、対象輪の車輪速度がデファレンシャルの影
響により早くなり、左右の車輪速差が大きくなり制御に
入りやすくなる効果が発生する。
減圧要求判定を行った場合の波形であり、低μ路面判定
がなされた後に後輪の車輪速度の低い側のブレーキ力を
減圧すると、対象輪の車輪速度がデファレンシャルの影
響により早くなり、左右の車輪速差が大きくなり制御に
入りやすくなる効果が発生する。
【0023】上記のごとく低μを検出した場合、もしく
は低μを検出し後輪の車輪速度が推定車体速度から離れ
た状態が一定時間続く場合には、後輪のどちらか一輪を
減圧又は保持することにより車輪速度の回復を図り早期
ロックを防止する。また、四輪駆動車においては、減圧
又は保持しない側の後輪の車輪速度がデファレンシャル
による影響により落ち込み、後輪の左右速度差がついて
制御に入り易くなり、早期ロックを防止し的確な制御を
行うことができ、正確な推定車体速度を作ることができ
る。
は低μを検出し後輪の車輪速度が推定車体速度から離れ
た状態が一定時間続く場合には、後輪のどちらか一輪を
減圧又は保持することにより車輪速度の回復を図り早期
ロックを防止する。また、四輪駆動車においては、減圧
又は保持しない側の後輪の車輪速度がデファレンシャル
による影響により落ち込み、後輪の左右速度差がついて
制御に入り易くなり、早期ロックを防止し的確な制御を
行うことができ、正確な推定車体速度を作ることができ
る。
【0024】
【発明の効果】本発明により車両のアンチスキッド制御
装置において、低μ路面走行時に緩やかに制動力が加え
られた場合でも、後輪のいずれか一輪の車輪を減圧また
は保持することにより、制御の開始が遅れることがなく
して全ての車輪が同時にロック傾向となることが防止で
き、正確な推定車体速度を作ることができる。
装置において、低μ路面走行時に緩やかに制動力が加え
られた場合でも、後輪のいずれか一輪の車輪を減圧また
は保持することにより、制御の開始が遅れることがなく
して全ての車輪が同時にロック傾向となることが防止で
き、正確な推定車体速度を作ることができる。
【0025】また、四輪駆動車の場合には、減圧又は保
持しない側の後輪の車輪速度が、デファレンシャルの影
響により落ち込み、前後輪の速度差が発生して制御に入
り易くなり、安定した制動を確保することができる。
持しない側の後輪の車輪速度が、デファレンシャルの影
響により落ち込み、前後輪の速度差が発生して制御に入
り易くなり、安定した制動を確保することができる。
【図1】 本発明の四輪駆動車のアンチスキッド制御装
置の概要を示すブロック図である。
置の概要を示すブロック図である。
【図2】 本発明に係わる四輪駆動車のアンチスキッド
制御装置の全体構成図である。
制御装置の全体構成図である。
【図3】 図2の電子制御装置の構成を示すブロック図
である。
である。
【図4】 本発明の一実施例におけるアンチスキッド制
御の概要を示すフローチャートである。
御の概要を示すフローチャートである。
【図5】 図4に示される推定車体速度演算の詳細を表
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図6】 図4に示される後輪一輪減圧要求判定の詳細
を表すフローチャートである。
を表すフローチャートである。
【図7】 本発明に係わる後輪一輪減圧要求判定時の出
力パターンの一実施例を示す図である。
力パターンの一実施例を示す図である。
【図8】 本発明に係わる後輪一輪減圧要求判定を四輪
駆動車において行った場合の効果を示す図である。
駆動車において行った場合の効果を示す図である。
2: 液圧発生装置 2a: マスタシリンダ 2b: ブースタ 3: ブレーキペダル 10: 電子制御装置 20: 電動モータ 21,22: ポンプ 23,24: リザーバ 30: 液圧制御装置(アクチュエータ) 31〜38: 電磁弁(ソレノイド) 41〜44: 車輪速度センサ 51〜54: ホイールシリンダ
Claims (2)
- 【請求項1】 車両の前輪及び後輪の各々に装着され制
動力を付与するホイールシリンダ、該ホイールシリンダ
の各々にブレーキ圧を供給する液圧発生手段、該液圧発
生手段と前記ホイールシリンダの間に介装された液圧切
替手段、前記車輪の各々の車輪速度を検出する車輪速度
検出手段、前記車輪速度検出手段による情報から液圧制
御の基準となる車体速度を決める推定車体速度演算手
段、前記車輪速度検出手段による情報と前記推定車体速
度演算手段による情報により前記液圧切替手段を作動さ
せて液圧制御を行う液圧制御手段を備えた液圧制御装置
において、走行路面の摩擦係数を低摩擦係数であるか否
かを判定する路面摩擦係数判定手段を備え、前記路面摩
擦係数判定手段により制御前の走行路面が低摩擦係数の
路面であると判定された場合、前記液圧制御手段により
後輪のいずれか一輪のブレーキ圧を減圧または保持の出
力がなされ、該車輪速度を基に推定車体速度を求めるこ
とを特徴とする車両のアンチスキッド制御装置。 - 【請求項2】 車両の前輪及び後輪の各々に装着され制
動力を付与するホイールシリンダ、該ホイールシリンダ
の各々にブレーキ圧を供給する液圧発生手段、該液圧発
生手段と前記ホイールシリンダの間に介装された液圧切
替手段、前記車輪の各々の車輪速度を検出する車輪速度
検出手段、前記車輪速度検出手段による情報から液圧制
御の基準となる車体速度を決める推定車体速度演算手
段、前記車輪速度検出手段による情報と前記推定車体速
度演算手段による情報により前記液圧切替手段を作動さ
せて液圧制御を行う液圧制御手段を備えた液圧制御装置
において、走行路面の摩擦係数を低摩擦係数であるか否
かを判定する路面摩擦係数判定手段を備え、前記路面摩
擦係数判定手段により液圧制御前の走行路面が低摩擦係
数の路面であると判定され、且つ後輪の車輪速度が前記
推定車体速度演算手段による演算値より離れる状態が一
定時間続く場合、前記液圧制御手段により後輪のいずれ
か一輪のブレーキ圧を減圧または保持の出力がなされ、
該車輪速度を基に推定車体速度を求めることを特徴とす
る車両のアンチスキッド制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12002495A JPH08310375A (ja) | 1995-05-18 | 1995-05-18 | アンチスキッド制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12002495A JPH08310375A (ja) | 1995-05-18 | 1995-05-18 | アンチスキッド制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08310375A true JPH08310375A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=14776027
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12002495A Pending JPH08310375A (ja) | 1995-05-18 | 1995-05-18 | アンチスキッド制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08310375A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001001881A (ja) * | 1999-06-17 | 2001-01-09 | Aisin Seiki Co Ltd | ブレーキ液圧制御装置 |
-
1995
- 1995-05-18 JP JP12002495A patent/JPH08310375A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001001881A (ja) * | 1999-06-17 | 2001-01-09 | Aisin Seiki Co Ltd | ブレーキ液圧制御装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3346041B2 (ja) | アンチスキッド制御装置 | |
| KR100550816B1 (ko) | 차량용 제동 제어장치 및 제어방법 | |
| JPH02254051A (ja) | アンチロック制御装置 | |
| JP4543484B2 (ja) | ブレーキ液圧制御装置 | |
| JP2880663B2 (ja) | ブレーキ液圧制御装置 | |
| JPH0986377A (ja) | 液圧制御装置 | |
| JP4110634B2 (ja) | アンチスキッド制御装置 | |
| JP2844777B2 (ja) | アンチスキッド制御装置 | |
| US5249641A (en) | Anti-skid control system for a rear drive vehicle | |
| US7480554B2 (en) | Motion state estimation apparatus for vehicle and motion state control apparatus for vehicle | |
| JP3547088B2 (ja) | アンチロック制御装置 | |
| JP4453152B2 (ja) | 制動力配分制御の開始方法 | |
| JP3939859B2 (ja) | 車両走行路面の段差判定装置 | |
| JP3554569B2 (ja) | 制動力配分制御装置 | |
| US5447364A (en) | Anti-skid control system for rear wheels | |
| JP4419272B2 (ja) | アンチスキッド制御装置 | |
| JP4560850B2 (ja) | ブレーキ液圧制御装置 | |
| JP3913992B2 (ja) | 自動二輪車のアンチロックブレーキ制御方法 | |
| JP3346046B2 (ja) | アンチスキッド制御装置 | |
| JPH08175368A (ja) | アンチスキッド制御装置 | |
| EP0405984B1 (en) | Traction control method for vehicle | |
| JP3218815B2 (ja) | アンチスキッド制御装置 | |
| JP2001088684A (ja) | 制動力配分制御装置 | |
| JP4586228B2 (ja) | 制動力配分制御の終了方法 | |
| JP4529229B2 (ja) | アンチスキッド制御装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20041216 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050111 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050607 |