JPH08310462A - 宇宙探査用走行車 - Google Patents

宇宙探査用走行車

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JPH08310462A
JPH08310462A JP7122753A JP12275395A JPH08310462A JP H08310462 A JPH08310462 A JP H08310462A JP 7122753 A JP7122753 A JP 7122753A JP 12275395 A JP12275395 A JP 12275395A JP H08310462 A JPH08310462 A JP H08310462A
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JP
Japan
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vehicle body
arm
vehicle
drive wheel
space exploration
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JP7122753A
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English (en)
Inventor
Shigeo Hirose
瀬 茂 男 広
Yusaku Yanai
内 雄 作 谷
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量小型であるのに加えて、踏破性の向上を
実現して、天体表面の状況に走行経路がほとんど制約さ
れない宇宙探査用走行車を提供する。 【構成】 4個の駆動輪2を車体3の前側,後側および
両側の四方に配置する。車体3の前端部および後端部
に、その前後軸と直交する水平シャフト5に中心を支持
させた前側回動アーム7および後側回動アーム8を各々
設け、前側回動アーム7の前,後端部には、車体3の前
側の駆動輪2Fおよび車体3の右側の駆動輪2SRを各
々取付け、後側回動アーム8の前,後端部には、車体3
の左側の駆動輪2SLおよび車体3の後側の駆動輪2R
を各々取付け、前側回動アーム7と後側回動アーム8と
の間に両回動アーム7,8を車体3に対して互いに反対
方向に回動させるアーム連動機構20を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衛星や惑星などの天体
を探査するのに利用される宇宙探査用走行車に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種の宇宙探査用走行車には、探査す
る天体表面の岩や段差などの凹凸を乗り越えながら自由
に走行できる機能が要求されており、今までに研究され
ている宇宙探査用走行車の多くは6輪式のものとなって
いる。
【0003】宇宙探査用走行車には、探査ロケットの打
上げ能力やこの宇宙探査用走行車を運搬する宇宙船の搭
載能力に応じて、重量および大きさの制限が課せられる
ことから、できるだけ軽量でかつ小型なものとすること
が要求されており、これを満足するために、図15
(a)に示すように、4個の車輪52を車体53の前後
に2個ずつ配して軽量化および小型化を図った4輪式の
宇宙探査用走行車51の研究もなされている。
【0004】なお、6輪式の宇宙探査用走行車に関して
は、例えば、日経BP社が発行した「日経メカニカル1
992年11月16日号」の第80頁に記載されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した宇
宙探査用走行車51では、例えば、尾根RIを直角に横
切る場合、図15(b)に示すように、車体53の下面
が尾根RIに干渉してしまい、この尾根RIを乗り越え
るには、図16(a),(b)に示すように、尾根RI
に対して斜めに進入する必要があることから、踏破性が
優れているとは言い難く、走行経路が制約されるケース
が多くなる可能性が高いという問題を有しており、この
問題を解決することが従来の課題となっていた。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記した従来の課題に着目し
てなされたもので、軽量でかつ小型であることは言うま
でもなく、踏破性の向上を実現して、天体地形の状況に
ほとんど経路が制約されずに走行することが可能である
宇宙探査用走行車を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
る宇宙探査用走行車は、4個の駆動輪と、前記4個の駆
動輪に支持される車体を備えた宇宙探査用走行車におい
て、前記4個の駆動輪を車体の前側,後側および両側の
四方に配置すると共に、前記車体の前端部および後端部
に、当該車体の前後軸と直交する水平軸に中心を支持さ
せた前側回動アームおよび後側回動アームをそれぞれ設
け、前側回動アームの前端部および後端部に、前記車体
の前側に位置する駆動輪および車体の両側のうちの一方
側に位置する駆動輪をそれぞれ取付けると共に、前記後
側回動アームの前端部および後端部に、前記車体の両側
のうちの他方側に位置する駆動輪および車体の後側に位
置する駆動輪をそれぞれ取付け、前側回動アームと後側
回動アームとの間に当該両回動アームを車体に対して互
いに反対方向に回動させるアーム連動機構を設けた構成
としたことを特徴としており、この宇宙探査用走行車の
構成を前述した従来の課題を解決するための手段として
いる。
【0008】また、本発明の請求項2に係わる宇宙探査
用走行車において、アーム連動機構は、前側回動アーム
と直交して設けられて当該前側回動アームとともに回動
する前側レバーと、後側回動アームと直交して設けられ
て当該後側回動アームとともに回動する後側レバーと、
前側レバーの駆動輪側に位置する端部および後側レバー
の駆動輪とは反対側に位置する端部を連結する第1リン
クと、前記第1リンクと交差して前側レバーの駆動輪と
は反対側に位置する端部および後側レバーの駆動輪側に
位置する端部を連結する第2リンクを具備している構成
とし、本発明の請求項3に係わる宇宙探査用走行車にお
いて、4個の駆動輪は、前側回動アームおよび後側回動
アームにいずれも操舵軸を介して取付けてある構成とし
ている。
【0009】さらに、本発明の請求項4に係わる宇宙探
査用走行車において、4個の駆動輪は、前側回動アーム
および後側回動アームに車体の前後軸と直交する水平軸
回りに回動自在に連結した操舵軸を介してそれぞれ取付
けられ、前記車体の前側に位置する駆動輪および車体の
両側のうちの一方側に位置する駆動輪の各操舵軸間に、
前側回動アームと平行をなしかつ当該両操舵軸にそれぞ
れ枢着連結される前側リンクアームを設けると共に、前
記車体の両側のうちの他方側に位置する駆動輪および車
体の後側に位置する駆動輪の各操舵軸間に、後側回動ア
ームと平行をなしかつ当該両操舵軸にそれぞれ枢着連結
される後側リンクアームを設けた構成としている。
【0010】
【発明の作用】本発明の請求項1に係わる宇宙探査用走
行車では、上記した構成としているので、例えば、平坦
面から窪みに進入する場合や、尾根から降りる場合、車
体の前側に位置する駆動輪は下がり、車体の両側のうち
の一方側に位置する駆動輪は平坦面(あるいは尾根上
部)に接地しているので、前側回動アームは前下がりに
傾くこととなる。
【0011】このとき、アーム連動機構により後側回動
アームが車体に対して前側回動アームとは反対方向に回
動しようとするが、車体が前方向に傾いてこの後側回動
アームの動作が相殺され、後側回動アームに取り付けた
車体の両側のうちの他方側に位置する駆動輪および車体
の後側に位置する駆動輪は平坦面(あるいは尾根上部)
を確実にグリップすることとなる。
【0012】一方、例えば、平坦面から尾根に登る場合
や、窪みから出る場合、車体の前側に位置する駆動輪は
上がり、車体の両側のうちの一方側に位置する駆動輪は
平坦面(あるいは窪み底部)に接地しているので、前側
回動アームは前上がりに傾くこととなる。
【0013】このとき、アーム連動機構により後側回動
アームが車体に対して前側回動アームとは反対方向に回
動しようとするが、車体が後方向に傾いてこの後側回動
アームの動作が相殺され、後側回動アームに取り付けた
車体の両側のうちの他方側に位置する駆動輪および車体
の後側に位置する駆動輪は平坦面(あるいは窪み底部)
を確実にグリップすることとなる。
【0014】つまり、平坦面から窪みに進入する場合や
尾根から降りる場合などの下りモード、および、平坦面
から尾根に登る場合や窪みから出る場合などの登りモー
ドのいずれのモードにおいても、4個の駆動輪が天体表
面を確実にとらえることから、安定した走行がなされる
こととなる。
【0015】また、この宇宙探査用走行車では、車体の
両側のうちの一方側に位置する駆動輪のみを適宜動作さ
せると、車体の前側に位置する駆動輪が、前側回動アー
ムの回動により引き上げられ、例えば、この引き上げた
前側に位置する駆動輪を岩などの障害物に乗せて、各駆
動輪を適宜動作させれば、障害物の踏破が行われること
となり、この際、車体の前側に位置する駆動輪と後側に
位置する駆動輪との間に、両側に配置した2個の駆動輪
が位置しているので、ホイールベースが実質的に短いも
のとなり、車体の下面が障害物に干渉することがなく、
その結果、優れた踏破性が得られることとなる。
【0016】本発明の請求項2に係わる宇宙探査用走行
車では、前側回動アームと後側回動アームとを車体に対
して互いに反対方向に回動させる構造が簡単なものとな
り、本発明の請求項3に係わる宇宙探査用走行車では、
4個の駆動輪を適宜操舵することにより、方向制御がな
されることとなる。
【0017】本発明の請求項4に係わる宇宙探査用走行
車において、上記した構成としているので、走行中に4
個の駆動輪における前後方向の相互位置関係がほとんど
変化しないことからホイールベースが短いものとなるう
え、車体が高い位置で支持されることから、踏破性がよ
り一層向上することとなる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。
【0019】図1〜図11は本発明に係わる宇宙探査用
走行車の一実施例を示しており、図1,図2および図5
〜図11においていずれも図中右側を前側としている。
【0020】図1および図2に示すように、この宇宙探
査用走行車1は、4個の駆動輪2と、これらの駆動輪2
に支持される車体3を備えており、4個の駆動輪2は、
車体3の前側,後側および両側の四方に配置してある。
【0021】車体3は、その前端部および後端部に、車
体3の前後軸と直交する水平シャフト5を軸受6を介し
てそれぞれ設けており、図3および図4にも示すよう
に、前側の水平シャフト5の右端(図1下端)には、前
側回動アーム7の中心が固定してあると共に、後側の水
平シャフト5の左端(図1上端)には、後側回動アーム
8の中心が固定してある。前側回動アーム7の前端部お
よび後端部には、車体3の前側に位置する駆動輪2Fお
よび車体3の右側(車体3の両側のうちの一方側)に位
置する駆動輪2SRがそれぞれ相反する向きで取付けて
あると共に、後側回動アーム8の前端部および後端部に
は、車体3の左側(車体3の両側のうちの他方側)に位
置する駆動輪2SLおよび車体3の後側に位置する駆動
輪2Rがそれぞれ相反する向きで取付けてある。
【0022】この場合、駆動輪2F,2SRは、前側回
動アーム7に操舵軸10F,10SRを介してそれぞれ
取付けてあると共に、駆動輪2SL,2Rは、後側回動
アーム8に操舵軸10SL,10Rを介してそれぞれ取
付けてある。
【0023】操舵軸10は、駆動輪2の図示しない車軸
から上方に延出するアームプレート11の上端に設けて
あって、各回動アーム7,8に固定した操舵軸ボックス
12を介して取付けてあり、操舵軸ボックス12には、
操舵軸10に回動力を付与して駆動輪2の方向制御を行
う操舵力付与部13(図3(b)にのみ示す)と、ソレ
ノイド14およびソレノイド14の作動により操舵軸ボ
ックス12内に突出して操舵軸10を固定するプッシュ
バー15を具備したロック機構16が設けてある。
【0024】また、この宇宙探査用走行車1は、アーム
連動機構20を備えている。
【0025】このアーム連動機構20は、前側回動アー
ム7の中心に直交して設けられて当該前側回動アーム7
とともに回動する前側レバー21と、後側回動アーム8
の中心に直交して設けられて当該後側回動アーム8とと
もに回動する後側レバー22と、前側の水平シャフト5
の左端(図1上端)に固定されて前側レバー21と平行
をなす前側補助レバー23と、後側の水平シャフト5の
右端(図1下端)に固定されて後側レバー22と平行を
なす後側補助レバー24と、前側レバー21の駆動輪2
側(図2下側)に位置する下側端部21aおよび後側補
助レバー24の駆動輪2とは反対側(図2上側)に位置
する上側端部24bの間に配設した第1リンク25と、
前側補助レバー23の駆動輪2とは反対側に位置する上
側端部23bおよび後側レバー22の駆動輪2側に位置
する下側端部22aの間に第1リンク25と交差して配
設した第2リンク26を具備しており、第1リンク25
を前側レバー21の下側端部21aおよび後側補助レバ
ー24の上側端部24bの双方に枢着連結すると共に、
第2リンク26を前側補助レバー23の上側端部23b
および後側レバー22の下側端部22aの双方に枢着連
結することによって、前側回動アーム7と後側回動アー
ム8とを車体3に対して互いに反対方向に回動させるよ
うにしている。
【0026】この宇宙探査用走行車1では、例えば、図
5に示すように、平坦面Sから窪みTに進入する場合
や、図6に示すように、尾根Uから降りる場合、いずれ
の場合も車体3の前側に位置する駆動輪2Fは下がり、
車体3の右側に位置する駆動輪2SRは平坦面S(ある
いは尾根Uの上部)に接地しているので、前側回動アー
ム7は車体3に対して前下がりに傾くこととなる。
【0027】このとき、図5に示す状態では、アーム連
動機構20により後側回動アーム8が車体3に対して前
側回動アーム7とは反対方向(反時計回り方向)に回動
しようとするが、車体3が前方向に傾いてこの後側回動
アーム8の動作が相殺され、後側回動アーム8に取り付
けた車体3の左側に位置する駆動輪2SLおよび車体3
の後側に位置する駆動輪2Rは平坦面Sを確実にグリッ
プすることとなり、また、図6に示す状態では、アーム
連動機構20により後側回動アーム8が車体3に対して
前側回動アーム7とは反対方向(反時計回り方向)に回
動して、後側回動アーム8に取り付けた車体3の左側に
位置する駆動輪2SLおよび車体3の後側に位置する駆
動輪2Rは尾根Uの上部を確実にグリップすることとな
る。
【0028】一方、例えば、図7に示すように、平坦面
Sから尾根Uに登る場合や、図8に示すように、窪みT
から出る場合、いずれの場合にも車体3の前側に位置す
る駆動輪2Fは上がり、車体3の右側に位置する駆動輪
2SRは平坦面S(あるいは窪みTの底部)に接地して
いるので、前側回動アーム7は車体3に対して前上がり
に傾くこととなる。
【0029】このとき、図7に示す状態では、アーム連
動機構20により後側回動アーム8が車体3に対して前
側回動アーム7とは反対方向(時計回り方向)に回動し
ようとするが、車体3が後方向に傾いてこの後側回動ア
ーム8の動作が相殺され、後側回動アーム8に取り付け
た車体3の左側に位置する駆動輪2SLおよび車体3の
後側に位置する駆動輪2Rは平坦面Sを確実にグリップ
することとなり、また、図8に示す状態では、アーム連
動機構20により後側回動アーム8が車体3に対して前
側回動アーム7とは反対方向(時計回り方向)に回動し
て、後側回動アーム8に取り付けた車体3の左側に位置
する駆動輪2SLおよび車体3の後側に位置する駆動輪
2Rは窪みTの底部を確実にグリップすることとなる。
【0030】つまり、図5に示すような平坦面Sから窪
みTに進入する場合や図6に示すような尾根Uから降り
る場合などの下りモード、および、図7に示すような平
坦面Sから尾根Uに登る場合や図8に示すような窪みT
から出る場合などの登りモードのいずれのモードにおい
ても、4個の駆動輪2が天体表面を確実にとらえるの
で、安定した走行がなされることとなる。
【0031】また、この宇宙探査用走行車1では、図9
に示すように、例えば、岩などの障害物Xを乗り越える
場合、車体3の右側に位置する駆動輪2SRのみを動作
させると、車体3の前側に位置する駆動輪2Fが、前側
回動アーム7の回動により引き上げられることとなり、
図10に示すように、この引き上げた前側の駆動輪2F
を障害物Xに乗せるように車体3の両側に位置する駆動
輪2SR,2SLを動作させ、次いで、車体3の左側に
位置する駆動輪2SLのみを動作させて車体3の後側に
位置する駆動輪2Rを接地させるのに続いて、図11に
示すように、この車体3の後側の駆動輪2Rのみを動作
させて車体3の両側に位置する駆動輪2SR,2SLを
車体3とともに引き上げれば、障害物Xの踏破が行われ
ることとなり、この際、車体3の前側に位置する駆動輪
2Fと後側に位置する駆動輪2Rとの間に、両側に配置
した2個の駆動輪2SR,2SLが位置しているので、
ホイールベースが実質的に短いものとなり、車体3の下
面が障害物に干渉することがなく、その結果、優れた踏
破性が得られることとなる。
【0032】また、この宇宙探査用走行車1では、駆動
輪2F,2SRを操舵軸10F,10SRを介して前側
回動アーム7にそれぞれ取付けていると共に、駆動輪2
SL,2Rを操舵軸10SL,10Rを介して後側回動
アーム8にそれぞれ取付けているので、4個の駆動輪2
F,2SR,2SL,2Rを適宜操舵することにより、
方向制御がなされることとなる。
【0033】図12〜図14は本発明に係わる宇宙探査
用走行車の他の実施例を示しており、先の実施例におけ
る宇宙探査用走行車1と同一の構成を有する部分には同
一の符号を付してその説明は省略する。また、図12お
よび図14においていずれも図中右側を前側としてい
る。
【0034】図12〜図14に示すように、この宇宙探
査用走行車31では、駆動輪2F,2SRの各操舵軸4
0F,40SRを支持する操舵軸ボックス42,42を
前側回動アーム7に設けた車体3の前後軸と直交する水
平軸34に軸受35を介してそれぞれ連結させており、
一方、駆動輪2SL,2Rの各操舵軸40SL,40R
を支持する操舵軸ボックス42,42を同じく後側回動
アーム8に設けた車体3の前後軸と直交する水平軸34
に軸受35を介してそれぞれ連結させている。
【0035】また、この宇宙探査用走行車31では、車
体3の前側に位置する駆動輪2Fおよび車体3の右側に
位置する駆動輪2SRの各操舵軸ボックス42,42間
に、前側回動アーム7と平行をなしかつ当該両操舵軸ボ
ックス42,42にそれぞれ軸受35を介して連結され
る前側リンクアーム37を設けると共に、車体3の左側
に位置する駆動輪2SLおよび車体3の後側に位置する
駆動輪2Rの各操舵軸ボックス42,42間に、後側回
動アーム8と平行をなしかつ当該両操舵軸ボックス4
2,42にそれぞれ軸受35を介して連結される後側リ
ンクアーム38を設けている。
【0036】つまり、この宇宙探査用走行車31では、
先の実施例における宇宙探査用走行車1と同様に、平坦
面から窪みに進入する場合やに示すような尾根から降り
る場合などの下りモード、および、平坦面から尾根に登
る場合や窪みから出る場合などの登りモードのいずれの
モードにおいても、4個の駆動輪2が天体表面を確実に
とらえるので、安定した走行がなされると共に、岩など
の障害物を乗り越える場合も優れた踏破性が発揮され、
加えて、走行中に4個の駆動輪2における前後方向の相
互位置関係がほとんど変化しないことから、ホイールベ
ースが短いものとなるうえ、車体が高い位置で支持され
るため、踏破性がより一層向上することとなる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係わる宇宙探査用走行車では、上記した構成としたた
め、軽量でかつ小型であることは言うまでもなく、平坦
面から窪みに進入する場合や尾根から降りる場合、およ
び、平坦面から尾根に登る場合や窪みから出る場合のい
ずれの場合においても、安定した走行が可能であり、走
行経路に岩などの障害物があったとしても、各駆動輪を
適宜動作させれば、障害物を踏破することも可能であ
り、その結果、踏破性の向上が実現でき、天体表面の状
況に走行経路がほとんど制約を受けることなく走行する
ことが可能であるという極めて優れた効果がもたらされ
る。
【0038】また、本発明の請求項2に係わる宇宙探査
用走行車では、上記した構成としたから、構造を複雑な
ものとすることなく、前側回動アームと後側回動アーム
とを車体に対して互いに反対方向に回動させることがで
き、本発明の請求項3に係わる宇宙探査用走行車では、
4個の駆動輪を適宜操舵することにより、方向制御を行
うことが可能であるという極めて優れた効果がもたらさ
れる。
【0039】さらに、本発明の請求項4に係わる宇宙探
査用走行車において、上記した構成としているので、走
行中に4個の駆動輪における前後方向の相互位置関係が
ほとんど変化しないことからホイールベースが短いもの
となるうえ、車体が高い位置で支持されることから、踏
破性をより一層向上させることが可能であるという極め
て優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる宇宙探査用走行車の一実施例を
示す平面説明図である。
【図2】図1における宇宙探査用走行車の側面説明図で
ある。
【図3】図1における宇宙探査用走行車の正面説明図
(a)および操舵軸部分の拡大断面説明図(b)であ
る。
【図4】図2におけるA−A線位置での断面説明図であ
る。
【図5】図1の宇宙探査用走行車が平坦面から窪みに進
入する状況を簡略的に示す側面説明図である。
【図6】図1の宇宙探査用走行車が尾根を乗り越える状
況を簡略的に示す側面説明図である。
【図7】図1の宇宙探査用走行車が平坦面から尾根に進
入する状況を簡略的に示す側面説明図である。
【図8】図1の宇宙探査用走行車が窪みから脱出する状
況を簡略的に示す側面説明図である。
【図9】図1における宇宙探査用走行車が障害物を乗り
越える状況を簡略的に示す側面説明図である。
【図10】同じく図1における宇宙探査用走行車が障害
物を乗り越える状況を簡略的に示す側面説明図である。
【図11】同じく図1における宇宙探査用走行車が障害
物を乗り越える状況を簡略的に示す側面説明図である。
【図12】本発明に係わる宇宙探査用走行車の他の実施
例を示す側面説明図である。
【図13】図12における宇宙探査用走行車の正面説明
図(a)および操舵軸部分の拡大断面説明図(b)であ
る。
【図14】図12における宇宙探査用走行車の動作説明
図である。
【図15】従来の4輪式宇宙探査用走行車が尾根を直角
に乗り越える状況を簡略的に示す平面説明図(a)およ
び図4(a)における4輪式宇宙探査用走行車の側面方
向からの説明図(b)である。
【図16】従来の4輪式宇宙探査用走行車が尾根に対し
て斜めに進入して乗り越える状況を簡略的に示す平面説
明図(a)および図5(a)における4輪式宇宙探査用
走行車の側面方向からの説明図(b)である。
【符号の説明】 1 宇宙探査用走行車 2(2F,2R,2SR,2SL) 駆動輪 3 車体 5 水平シャフト(水平軸) 7 前側回動アーム 8 後側回動アーム 10(10F,10R,10SR,10SL) 操舵軸 20 アーム連動機構 21 前側レバー 21a 前側レバーの下側端部 22 後側レバー 22a 後側レバーの下側端部 23 前側補助レバー 23b 前側補助レバーの上側端部 24 後側補助レバー 24b 後側補助レバーの上側端部 25 第1リンク 26 第2リンク 34 水平軸 37 前側リンクアーム 38 後側リンクアーム 40(40F,40R,40SR,40SL) 操舵軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4個の駆動輪と、前記4個の駆動輪に支
    持される車体を備えた宇宙探査用走行車において、前記
    4個の駆動輪を車体の前側,後側および両側の四方に配
    置すると共に、前記車体の前端部および後端部に、当該
    車体の前後軸と直交する水平軸に中心を支持させた前側
    回動アームおよび後側回動アームをそれぞれ設け、前側
    回動アームの前端部および後端部に、前記車体の前側に
    位置する駆動輪および車体の両側のうちの一方側に位置
    する駆動輪をそれぞれ取付けると共に、前記後側回動ア
    ームの前端部および後端部に、前記車体の両側のうちの
    他方側に位置する駆動輪および車体の後側に位置する駆
    動輪をそれぞれ取付け、前側回動アームと後側回動アー
    ムとの間に当該両回動アームを車体に対して互いに反対
    方向に回動させるアーム連動機構を設けたことを特徴と
    する宇宙探査用走行車。
  2. 【請求項2】 アーム連動機構は、前側回動アームと直
    交して設けられて当該前側回動アームとともに回動する
    前側レバーと、後側回動アームと直交して設けられて当
    該後側回動アームとともに回動する後側レバーと、前側
    レバーの駆動輪側に位置する端部および後側レバーの駆
    動輪とは反対側に位置する端部を連結する第1リンク
    と、前記第1リンクと交差して前側レバーの駆動輪とは
    反対側に位置する端部および後側レバーの駆動輪側に位
    置する端部を連結する第2リンクを具備している請求項
    1に記載の宇宙探査用走行車。
  3. 【請求項3】 4個の駆動輪は、前側回動アームおよび
    後側回動アームにいずれも操舵軸を介して取付けてある
    請求項1または請求項2に記載の宇宙探査用走行車。
  4. 【請求項4】 4個の駆動輪は、前側回動アームおよび
    後側回動アームに車体の前後軸と直交する水平軸回りに
    回動自在に連結した操舵軸を介してそれぞれ取付けら
    れ、前記車体の前側に位置する駆動輪および車体の両側
    のうちの一方側に位置する駆動輪の各操舵軸間に、前側
    回動アームと平行をなしかつ当該両操舵軸にそれぞれ枢
    着連結される前側リンクアームを設けると共に、前記車
    体の両側のうちの他方側に位置する駆動輪および車体の
    後側に位置する駆動輪の各操舵軸間に、後側回動アーム
    と平行をなしかつ当該両操舵軸にそれぞれ枢着連結され
    る後側リンクアームを設けた請求項1または2に記載の
    宇宙探査用走行車。
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