JPH08310872A - フェライト材料の製造方法 - Google Patents

フェライト材料の製造方法

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JPH08310872A
JPH08310872A JP7118173A JP11817395A JPH08310872A JP H08310872 A JPH08310872 A JP H08310872A JP 7118173 A JP7118173 A JP 7118173A JP 11817395 A JP11817395 A JP 11817395A JP H08310872 A JPH08310872 A JP H08310872A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ferrite
powder
ferrite material
calcined
mixed
Prior art date
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Pending
Application number
JP7118173A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Matsutani
伸哉 松谷
Hiroshi Fujii
浩 藤井
Shinji Harada
真二 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP7118173A priority Critical patent/JPH08310872A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種電子部品に利用されているフェライト材
料の製造方法に係り、特性面で優れたものを提供するこ
とを目的とする。 【構成】 フェライト仮焼粉Aとフェライトを構成する
酸化物と金属粉体とからなる混合粉Bとを混合後、焼成
することにより得られるフェライト材料で、配合Cu量
が混合粉Bの方がフェライト仮焼粉Aよりも少なくする
ことにより低収縮率で良好な磁気特性のNiZnCuフ
ェライト材料が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種電子部品に利用され
ているフェライト材料の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のフェライト材料は次にようにして
製造されていた。まず、フェライト原料粉末を仮焼し、
次にこの仮焼体を粉砕し、その後この粉砕して得た粉体
を金型に入れて成形し、次に金型から取り出したこの成
形品を本焼成してフェライト材料を得るものであった。
【0003】しかしながらこのようにして製造したフェ
ライト材料は良く知られているように、上記本焼成中に
どうしても収縮してしまうので、この収縮を見越して希
望する寸法より若干大きく焼き上がるようにしている。
したがってこの本焼成後に、前記フェライト材料を希望
する大きさ、形状とすべく切削加工する作業が必要とな
るものであった。
【0004】しかしながら本焼成をした後のフェライト
材料は非常に硬いので、切削加工に用いる切削刃の摩耗
が著しく、この切削刃の交換を頻繁に行わなければなら
ず、その結果としてコスト高となるものであった。
【0005】そこで本焼成中の収縮を実質的に無くし
て、上記のような切削加工が不要となるようにするもの
が提案された(特開平1−264959号公報参照)。
これは先ずフェライト材料に、シリコン、チタン、アル
ミニウムの一つから選択した充填粉末を混入し、次にこ
の混合体を金型に入れて成形し、その後金型から取り出
した成形体を、酸素雰囲気中、または窒素雰囲気中で本
焼成するものであった。
【0006】この従来のものによれば、上記充填粉末が
酸化膨張、または窒化膨張するので、本焼成中における
フェライト材料の収縮をきわめて小さく押さえることが
できるのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら磁性体粉
末中に、非磁性体であるシリコン、チタン、アルミニウ
ム等を混入させた結果として、磁性体としての磁気特性
が悪化してしまうという問題点があった。また、金属粉
末を酸化させる過程において出発原料の特に荷数の変わ
りやすいCuO等が還元され結晶粒界に析出し易く、そ
のため特性を劣化させるという問題があった。
【0008】本発明は上記従来の問題点を解決し、本焼
成による寸法変化が小さく、しかも磁気特性の悪化も起
きないフェライト材料の製造方法を提供することを目的
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、フェライト仮焼粉Aとフェライトを構成す
る酸化物と金属粉体とからなる混合粉Bとを混合後、焼
成することにより得られるフェライト材料で、配合Cu
量が、混合粉Bの方がフェライト仮焼粉Aよりも少なく
することで得られるフェライト材料の製造方法である。
【0010】
【作用】金属粉末を本焼成時に酸化する過程において、
周囲の酸素を奪うために荷数の変わりやすいCuO等が
結晶粒界に析出し易い。仮焼粉Aに含まれているCuは
大部分スピネル構造を既に組んでいるため酸化物CuO
xとして粒界に析出することは少ないが、混合粉B中の
酸化物CuOは金属粉の影響で還元され易く、そのため
一部スピネル構造を組まないで結晶粒界に析出して磁気
特性の悪化を引き起こす。そこで、混合粉B中の荷数の
変わりやすいCu量を、フェライト仮焼粉Aのフェライ
ト組成よりも低減することにより、金属粉の酸化の影響
を受けにくくすることで、低収縮率で良好な磁気特性の
フェライト材料を得ることができる。
【0011】
【実施例】NiZnフェライトの低温焼成(約900
℃)を促進するために、低温でスピネル構造をとりやす
いCuフェライトを一部固溶させるNiZnCuフェラ
イトはよく知られている。しかし本発明は、出発原料に
金属粉体を含むことで低収縮率を実現するために、混合
粉B中の荷数の変わりやすいCu量をフェライト仮焼粉
Aの組成よりも低減することにより、金属粉の酸化の影
響を受けにくく、低収縮率で良好な磁気特性の低温焼結
の可能なフェライト材料を得ることができる。
【0012】また、焼成後の組成をXMAで分析すると
組成は場所によらずほぼ均一になっていた。焼成後のC
u量の分析値は、仮焼粉Aと混合粉Bに含まれていたC
u量の総平均とほぼ一致した。
【0013】以下具体的な実施例について説明する。 (実施例1)出発原料としてFe23,NiO,Zn
O,CuOの各粉末を、Fe23を48mol%、Cu
Oを下記の(表1)、(表2)のフェライト組成比にそ
の残部をNiOとZnOのmol比が1対3になるよう
にそれぞれ秤量し、ボールミルにて混合、粉砕、乾燥
後、800℃で2時間空気中で仮焼した後、ボールミル
にて粉砕、乾燥して仮焼粉Aを用意した。また、出発原
料として金属FeとNiO、ZnO、CuOの各粉末を
混合粉として単独で焼成後にFe23で48mol%、
CuOを下記の(表1)、(表2)のフェライト組成比
にその残部をNiOとZnOのmol比が1対3になる
ようにそれぞれ秤量、混合し混合粉Bを用意した。
【0014】これらの仮焼粉Aと混合粉Bを、(表
1)、(表2)の組み合わせになるようにそれぞれ50
mol%、50mol%になるように配合混合した物あ
るいは仮焼粉A単独を、ポリビニルアルコールを加え3
0#のふるいを通過させて造粒した。これらの造粒粉を
一軸金型で外径20mm、内径14mm、厚さ3mmの
リング状試料を成形した。この成形体を500℃で1時
間、空気中でバインダアウトした後、900℃で2hr
で焼成した。比透磁率の測定方法はフェライトコアに絶
縁導線を全周にわたって一層巻いて、インピーダンスア
ナライザーを用いて100kHzで測定し、寸法変化率
はリングコアの外径の焼成前後の寸法から計算した(+
は膨張、−は収縮を表している)。
【0015】比透磁率を(表1)に寸法変化率を(表
2)に示した。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】(表1)、(表2)より明らかなように、
混合粉BのCu量が仮焼粉AのCu量より少ないとき
に、比透磁率が500以上でかつ寸法変化率が−0.5
%以上、+0.5%以下と低収縮率を実現しているのが
わかる。特に、仮焼粉AのCu量が6〜12mol%
で、混合粉BのCu量が4〜10mol%の時の組み合
わせの時良好な磁気特性を示している。
【0019】(実施例2)実施例1と同様の方法で、出
発原料としてFe23,NiO,ZnO,CuOの各粉
末を、Fe23を48mol%、CuOを下記の(表
3)、(表4)のフェライト組成比にその残部をNiO
とZnOのmol比が1対3になるようにそれぞれ秤量
し、ボールミルにて混合、粉砕、乾燥後、700℃で2
時間空気中で仮焼した後、ボールミルにて粉砕、乾燥し
て仮焼粉Aを用意した。また、出発原料として金属Fe
と金属NiおよびZnO、CuOの各粉末を混合粉とし
て単独で焼成後にFe23で48mol%、CuOを下
記の(表3)、(表4)のフェライト組成比にその残部
をNiOとZnOのmol比が1対3になるようにそれ
ぞれ秤量、混合し混合粉Bを用意した。
【0020】これらの仮焼粉Aと混合粉Bを、(表
3)、(表4)の組み合わせになるようにそれぞれ60
mol%、40mol%になるように配合混合した物あ
るいは仮焼粉A単独を、ポリビニルアルコールを加え3
0#のふるいを通過させて造粒した。これらの造粒粉を
一軸金型で外径20mm、内径14mm、厚さ3mmの
リング状試料を成形した。この成形体を500℃で1時
間、空気中でバインダアウトした後、920℃で2hr
で焼成した。比透磁率の測定方法はフェライトコアに絶
縁導線を全周にわたって一層巻いて、インピーダンスア
ナライザーを用いて100kHzで測定し、寸法変化率
はリングコアの外径の焼成前後の寸法から計算した(+
は膨張、−は収縮を表している)。
【0021】透磁率を(表3)に寸法変化率を(表4)
に示した。
【0022】
【表3】
【0023】
【表4】
【0024】(表3)、(表4)より明らかなように、
混合粉BのCu量が仮焼粉AのCu量より少ないとき
に、比透磁率が500以上でかつ寸法変化率が−0.5
%以上、+0.5%以下と低収縮率を実現しているのが
わかる。特に、仮焼粉AのCu量が6〜12mol%
で、混合粉BのCu量が4〜10mol%の時の組み合
わせの時良好な磁気特性を示している。
【0025】また、混合粉Bに金属Znを含有させても
同様な効果が得られることは、いうまでもない。
【0026】
【発明の効果】以上説明した通り本発明は、フェライト
仮焼粉Aとフェライトを構成する酸化物と金属粉体とか
らなる混合粉Bとを混合後、焼成することにより得られ
るフェライト材料で、配合Cu量が混合粉Bの方がフェ
ライト仮焼粉Aよりも少なくすることにより低収縮率で
良好な磁気特性のNiZnCuフェライト材料が得られ
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェライト仮焼粉Aとフェライトを構成
    する酸化物と金属粉体とからなる混合粉Bとを混合後、
    焼成することにより得られ、配合Cu量が混合粉Bの方
    がフェライト仮焼粉Aよりも少ないフェライト材料の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 酸化物としてZnO,NiO,CuO,
    Fe23のうち、少なくとも一種類以上を含む請求項1
    に記載のフェライト材料の製造方法。
  3. 【請求項3】 金属粉体としてZn,Ni,Feのうち
    少なくとも一種類以上を含む請求項1に記載のフェライ
    ト材料の製造方法。
JP7118173A 1995-05-17 1995-05-17 フェライト材料の製造方法 Pending JPH08310872A (ja)

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JP7118173A JPH08310872A (ja) 1995-05-17 1995-05-17 フェライト材料の製造方法

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