JPH08311270A - 二軸延伸フィルム用プロピレン重合体組成物 - Google Patents

二軸延伸フィルム用プロピレン重合体組成物

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JPH08311270A
JPH08311270A JP14530295A JP14530295A JPH08311270A JP H08311270 A JPH08311270 A JP H08311270A JP 14530295 A JP14530295 A JP 14530295A JP 14530295 A JP14530295 A JP 14530295A JP H08311270 A JPH08311270 A JP H08311270A
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propylene
propylene polymer
polymer
biaxially stretched
catalyst component
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JP14530295A
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English (en)
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Noriaki Saito
則昭 斉藤
Hiroaki Ito
博昭 伊藤
Akira Yamauchi
彰 山内
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JNC Corp
Original Assignee
Chisso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルムの透視性、光沢および生産性が良好
なポリプロピレン組成物の提供。 【構成】 Mw/Mnが5.5〜3.5の結晶性ポリプ
ロピレンと10〜400wtppmの非直鎖オレフィン
重合体からなり、結晶化温度118〜127℃の二軸延
伸フィルム用組成物。 【効果】 透視性(15〜17)、ヘイズ(0.2〜
0.3)、光沢度(139〜147)、ヤング率(23
0〜250)のように物性値がそろって良好な二軸延伸
フィルムが得られた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光学的性質等において優
れた性質を有する二軸延伸フィルムの製造に好適なプロ
ピレン重合体に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】プロピレン重合体二軸延伸フ
ィルムは透明性、光沢等の光学的特性に優れ、且つ、剛
性、引張強度等の機械的特性も良好であることから各種
の包装用フィルム等に広く使用されている。
【0003】しかしながら、用途によってはこれらの特
性がまだ十分には要求水準を充足しているわけではな
く、中でも透視性の要求される用途ではプロピレン重合
体フィルムに特有の光学的ムラが問題とされ、その結果
使用分野が大幅に制限される事態を招いている。
【0004】透視性の改良に関しては例えば、芳香族カ
ルボン酸のアルミニウム塩(特公昭40−1652号公
報等)や、ベンジリデンソルビトール誘導体(特公昭5
1−22740号公報等)の造核剤をプロピレン重合体
に添加する方法が提案されている。しかし、芳香族カル
ボン酸のアルミニウム塩を使用した場合には、透視性の
改良程度が不十分なうえ、分散性が不良のため凝集体に
よる大きなボイドが発生する。また、ベンジリデンソル
ビトール誘導体を使用した場合には、透視性においては
一定の改良が見られるものの、加工時に臭気が強いこと
や、添加物のブリード現象(浮き出し)が生じる等の課
題を有していた。上述の造核剤添加の課題を改良するも
のとして、ビニルシクロヘキサンやアリルトリメチルシ
ラン等を少量重合させて予備活性化処理した触媒を用い
てプロピレンの重合を行う方法(特開昭60−1397
10号公報、特開昭63−15803号公報、特開昭6
3−15804号公報、特開昭63−218709号公
報等)が提案されている。これらの方法により得られる
フィルムの透視性、および造核剤添加にともなうボイド
の発生、臭気等については改良が見られるものの、得ら
れるフィルムの光沢は、用途によっては要求性能を十分
に満足するものではなかった。更に、生産面において
は、T−ダイから押出された溶融樹脂を冷却ロールによ
り冷却固化し原反シートを調製する際、溶融樹脂の冷却
ロールへの密着が悪く、原反シートの両端が浮き上がっ
てしまう現象が発生し、原反シート調製工程以降の延伸
が非常に難しくなるという欠点を有していた。
【0005】本発明者らは、従来技術の有する課題を解
決するために鋭意研究した結果、特定のプロピレン重合
体を用いることにより、得られるフィルムの透視性、お
よび光沢が良好で、かつフィルムの生産性が良好となる
ことを見いだし、本発明を完成するにいたった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は以下の構成を有
する。 (1)重量平均分子量Mwと数平均分子量Mnとの比M
w/Mnが5.5〜3.5の結晶性プロピレン重合体と
非直鎖オレフィン重合体10〜400wtppmとから
なり、結晶化温度が118〜127℃であることを特徴
とする二軸延伸フィルム用プロピレン重合体組成物。 (2)結晶性プロピレン重合体がプロピレン単位の含有
量が98.0mol%以上であるプロピレンとエチレ
ン、プロピレン以外のα−オレフィンとの共重合体であ
る前記第1項に記載の二軸延伸フィルム用プロピレン重
合体組成物。 (3)非直鎖オレフィンとして、珪素を含んでもよい炭
化水素の飽和環状構造およびC=C結合を有する、珪素
を含んでもよい炭素数5〜20までの含飽和環炭化水素
単量体を用いる前記第1項に記載の二軸延伸フィルム用
プロピレン重合体組成物。 (4)非直鎖オレフィンとして、次式、
【化3】 (式中、R3 は珪素を含んでいてもよい炭素数1〜3ま
での鎖状炭化水素基、または珪素を表し、R4 ,R5
6 は珪素を含んでいてもよい炭素数1〜6までの砂上
炭化水素基、または珪素を表すが、R4 ,R5 ,R6
いずれか1個は水素であってもよい。)で示される枝鎖
オレフィン類を用いる前記第2項に記載の二軸延伸フィ
ルム用プロピレン重合体組成物。 (5)非直鎖オレフィンとして、次式、
【化4】 (式中、nは0,1、mは1,2のいずれかであり、R
7 は珪素を含んでもよい炭素数1〜6までの鎖状炭化水
素基を表し、R8 は珪素を含んでいてもよい炭素数1〜
12までの炭化水素基、水素、またはハロゲンを表し、
mが2の時、各R8 は同一でも異なってもよい。)で示
される芳香族系単量体を用いる前記第1項に記載の二軸
延伸フィルム用プロピレン重合体組成物。
【0007】本発明の構成について以下に詳述する。本
発明に用いられるプロピレン重合体は、プロピレン単独
重合体、あるいは、プロピレンとエチレン、プロピレン
以外のα−オレフィン、例えば、ブテン−1、4−メチ
ル−ペンテン−1、ヘキセン−1等の一種または二種以
上とのランダム共重合体またはブロック共重合体であ
る。また、前記組成を有するものであれば二種類以上の
プロピレン系重合体を使用してもよい。特に、プロピレ
ン成分の含有率が98mol%以上のプロピレンとエチ
レン、プロピレン以外のα−オレフィンとの共重合体が
好ましく、更に好ましくは、プロピレン成分の含有率が
99.7〜98.8mol%のエチレン、プロピレン以
外のα−オレフィンとの共重合体である。プロピレン単
独重合体では得られるフィルムの光沢、透視性が不十分
となり、またプロピレン含有率が98mol%を超える
と耐熱性、剛性、引張強度、耐薬品性等の物性が許容で
きない程の低下を招く。
【0008】本発明に用いられるプロピレン重合体の重
量平均分子量Mwと数平均分子量Mnの比Mw/Mnは
5.5以下であり、好ましくは3.5〜5.0の範囲の
ものである。Mw/Mnが5.5を超えると得られるフ
ィルムの光沢が不十分となる。逆にMw/Mnが3.5
未満と小さくなると光沢等のフィルム外観は良好となる
が、原反の厚みムラが発生しやすくなるため好ましくな
い。
【0009】また、製膜性を考慮すると、プロピレン重
合体の230℃におけるメルトフローレイト(MFR)
は0.2〜20g/10minが好ましく、更に好まし
くは、0.8〜10g/10minである。
【0010】本発明に用いる非直鎖オレフィンは、珪素
を含んでもよい炭化水素の飽和環状構造およびC=C結
合を有する、珪素を含んでもよい炭素数5〜20までの
含飽和環炭化水素単量体や、次式、
【0011】
【化5】
【0012】(式中、R3 は珪素を含んでいてもよい炭
素数1〜3までの鎖状炭化水素基、または珪素を表し、
4 ,R5 ,R6 は珪素を含んでいてもよい炭素数1〜
6までの砂上炭化水素基、または珪素を表すが、R4
5 ,R6 のいずれか1個は水素であってもよい。)で
示される枝鎖オレフィン類や、次式、
【0013】
【化6】
【0014】(式中、nは0,1、mは1,2のいずれ
かであり、R7 は珪素を含んでもよい炭素数1〜6まで
の鎖状炭化水素基を表し、R8 は珪素を含んでいてもよ
い炭素数1〜12までの炭化水素基、水素、またはハロ
ゲンを表し、mが2の時、各R8 は同一でも異なっても
よい。)で示される芳香族系単量体である。
【0015】具体的に示すと、含飽和炭化水素単量体の
例としては、ビニルシクロプロパン、ビニルシクロブタ
ン、ビニルシクロペンタン、3−メチルビニルシクロペ
ンタン、ビニルシクロヘキサン、2−メチルビニルシク
ロヘキサン、3−メチルビニルシクロヘキサン、4−メ
チルビニルシクロヘキサン、ビニルシクロヘプタン等の
ビニルシクロアルカン類、アリルシクロペンタン、アリ
ルシクロヘキサン等のアリルシクロアルカン類等の他、
シクロトリメチレンビニルシラン、シクロトリメチレン
メチルビニルシラン、シクロテトラメチレンビニルシラ
ン、シクロテトラメチレンメチルビニルシラン、シクロ
ペンタメチレンビニルシラン、シクロペンタメチレンメ
チルビニルシラン、シクロペンタメチレンエチルビニル
シラン、シクロヘキサメチレンビニルシラン、シクロヘ
キサメチレンメチルビニルシラン、シクロヘキサメチレ
ンエチルビニルシラン、シクロテトラメチレンアリルシ
ラン、シクロテトラメチレンメチルアリルシラン、シク
ロペンタメチレンアリルシラン、シクロペンタメチレン
メチルアリルシラン、シクロペンタメチレンエチルアリ
ルシラン等の飽和環状構造内に珪素原子を有する含飽和
環炭化水素単量体や、シクロブチルジメチルビニルシラ
ン、シクロペンチルジメチルビニルシラン、シクロペン
チルエチルメチルビニルシラン、シクロペンチルジエチ
ルビニルシラン、シクロヘキシルビニルシラン、シクロ
ヘキシルジメチルビニルシラン、シクロヘキシルエチル
メチルビニルシラン、シクロブチルジメチルアリルシラ
ン、シクロペンチルジメチルアリルシラン、シクロヘキ
シルメチルアリルシラン、シクロヘキシルジメチルアリ
ルシラン、シクロブチルエチルメチルアリルシラン、シ
クロヘキシルジエチルアリルシラン、4−トリメチルシ
リルビニルシクロヘキサン、4−トリメチルシリルアリ
ルシクロヘキサン等の飽和環状構造外に珪素原子を含ん
だ含飽和環炭化水素単量体などがあげられる。
【0016】枝鎖オレフィン類の例としては、3−メチ
ルブテン−1、3−メチルペンテン−1、3−エチルペ
ンテン−1等の3位枝鎖オレフィン、4−エチルヘキセ
ン−1、4−ジメチルペンテン−1、4,4−ジメチル
ヘキセン−1等の4位枝鎖オレフィン、ビニルトリメチ
ルシラン、ビニルトリエチルシラン、ビニルトリn−ブ
チルシラン、アリルトリメチルシラン、アリルエチルジ
メチルシラン、アリルジエチルメチルシラン、アリルト
リエチルシラン、アリルトリn−プロピルシラン、3−
ブテニルトリメチルシラン、3ーブテニルトリエチルシ
ラン等のアルケニルシラン等や、ジメチルジアリルシラ
ン、エチルメチルジアリルシラン、ジエチルジアリルシ
ラン等のジアリルシラン類等があげられる。
【0017】芳香族系単量体としては、スチレン、及び
その誘導体であるo−メチルスチレン、p−t−ブチル
スチレン等のアルキルスチレン類、2,4−ジメチルス
チレン、2,5−ジメチルスチレン、3,4−ジメチル
スチレン、3,5−ジメチルスチレン等のジアルキルス
チレン類、2−メチル−4−フルオロスチレン、2−エ
チル−4−クロロスチレン、o−フルオロスチレン、p
−フルオロスチレン等のハロゲン置換スチレン類、p−
トリメチルシリルスチレン、m−トリメチルシリルスチ
レン、p−エチルジメチルシリルスチレン等のトリアル
キルシリルスチレン類、o−アリルトルエン、p−アリ
ルトルエン等のアリルトルエン類、2−アリル−p−キ
シレン、4−アリル−o−キシレン、5−アリル−m−
キシレン等のアリルキシレン類、ビニルジメチルフェニ
ルシラン、ビニルエチルメチルフェニルシラン、ビニル
ジエチルフェニルシラン、アリルジメチルフェニルシラ
ン、アリルエチルメチルフェニルシラン等のアルケニル
フェニルシラン類等があげられる。
【0018】本発明に用いられる非直鎖オレフィン重合
体の製造方法は、本発明の要件を満たすものが得られる
方法であれば特に限定されないが、例えば、チタン化合
物と有機アルミニウム化合物とからなる公知のチーグラ
ー,ナッタ触媒を用いて前述の非直鎖オレフィンを重合
することにより得ることができる。
【0019】本発明の結晶性プロピレン重合体と非直鎖
オレフィン重合体からなる組成物は、非直鎖オレフィン
重合体の含有率が10〜400wtppmである。非直
鎖オレフィン重合体の含有率が10wtppm未満であ
ると得られるフィルムの透視性は不十分となるため好ま
しくない。400wtppmを超えると透視性の改良は
頭打ちとなり、またコスト高となるため好ましくない。
【0020】本発明の結晶性プロピレン重合体と非直鎖
オレフィン重合体の混合方法は、非直鎖オレフィン重合
体が最大直径1μm程度以下に微分散する方法であれば
特に限定はないが、例えば、プロピレン重合用のチーグ
ラー,ナッタ触媒を用いて、プロピレンを少量重合反応
させた後、非直鎖オレフィンを重合反応させた後、プロ
ピレンの本重合を行う方法をあげることができる。
【0021】本発明の結晶性プロピレン重合体と非直鎖
オレフィン重合体からなる組成物の結晶化温度は118
〜127℃であり、好ましくは120〜125℃の範囲
である。結晶化温度が118℃であると得られるフィル
ムの透視性は不十分となり好ましくない。結晶化温度が
127℃を超えると得られるフィルムの光沢が不十分と
なる。更にT−ダイから押出された溶融樹脂を冷却ロー
ル等で固化し原反シートを調製する際、溶融樹脂の冷却
ロールへの密着が悪く、原反シートの両端が浮き上がっ
てしまう現象が発生し、原反シート調製工程以降の延伸
が非常に難しくなるため好ましくない。
【0022】本発明の二軸延伸フィルム用プロピレン重
合体には、必要に応じて熱安定剤、中和剤、帯電防止
剤、二酸化珪素等のブロッキング防止剤等のプロピレン
重合体に通常添加される各種添加剤を配合することがで
きる。
【0023】本発明の二軸延伸フィルム用プロピレン重
合体は、公知の二軸延伸フィルム製造法、例えばテンタ
ー法等によってフィルムに成形することができる。
【0024】
【実施例】本発明を具体的に説明するために以下に実施
例を示すが、本発明はこれによって限定されるものでは
ない。なお、以下の実施例および比較例において使用す
る二軸延伸フィルム用プロピレン重合体の特性および得
られた二軸延伸フィルムの特性は下記の方法に準拠して
行った。 二軸延伸フィルム用プロピレン重合体の特性 (1)結晶性プロピレン重合体のメルトフローレイト
(MFR) JIS K6758に準拠した方法で測定した。 (2)結晶性プロピレン重合体の共重合割合 [方法]13C−NMR法によって測定された各ピークの
面積から算出。 [装置](商品名)FT−NMRスペクトロメ−タ−
(GX−270)(日本電子社製) [条件]観測巾:12000Hz;パルス角:35°;
パルス間隔:4.5秒;測定温度:130℃;溶媒:オ
ルトジクロロベンゼンと重水素化臭化ベンゼン(ブロモ
ベンゼンーd5)との混合液;積算回数:10000回
以上 (3)結晶性プロピレン重合体の数平均分子量Mn、重
量平均分子量Mw [方法]ゲルパーミエーションクロマトグラフィーによ
り測定した。 [装置](商品名)WATERS 150C(WATE
RS社製) 使用カラム:(商品名)PSKゲル GMH−HT(東
ソー社製) 7.5mm×600mm [条件]溶媒:オルトジクロロベンゼン サンプル濃
度:0.5mg/ml 測定温度:135℃ 流速:
1.0ml/min (4)結晶性プロピレン重合体と非直鎖オレフィン重合
体とからなる組成物の結晶化温度 [方法]示差走査型熱量計によって得られる発熱カーブ
のピークが位置する温度を測定する。 [装置](商品名)DSC7型(パーキンエルマー社
製) [条件]サンプル量:10mg サンプル溶融 昇温 開始温度:0℃ 昇温速度:20℃/min 保持 保持温度:230℃ 保持時間:3min 結晶化温度測定 降温開始温度:230℃ 降温速度:5℃/min 二軸延伸フィルムの特性 (5)透視性 試料フィルムを肉眼の直前において肉眼から3m離れた
位置にある正方形(2mm×2mm,線幅:0.5m
m)の図を透視する。試料フィルムの重ね合せ枚数を増
やしながら観測を行って、正方形が明瞭が明瞭に看取で
きる最大限の重ね合せ枚数を透視性の尺度とする。枚数
が多いほど、透視性に優れていることを示す。 (6)透明性 [測定方法]ASTM D−1003に準拠して「ヘイ
ズ値」を測定する。 [評価]ヘイズ値が小さいほど、透明性に優れることを
示す。 (7)光沢性 [測定方法]ASTM D−523に準拠して「光沢
度」を測定する。 [評価]光沢度が大きいほど、光沢性に優れることを示
す。 (8)ヤング率 [測定方法]ASTM D−882に準拠して「ヤング
率」を測定する。 [評価]ヤング率が大きいほど機械的強度に優れること
を示す。
【0025】実施例1 (1)プロピレン重合用固体触媒成分の製造 攪はん機付きステンレス製反応器中において、デカン3
リットル、無水塩化マグネシウム480g、オルトチタ
ン酸n−ブチル1700gおよび2−エチル−1−ヘキ
サノール1950gを混合し、攪はんしながら130℃
の温度で1時間加熱して均一な溶液とした。該均一溶液
を70℃とし、攪はんしながらフタル酸ジイソブチル1
80gを加え1時間経過後四塩化珪素5200gを2.
5時間かけて滴下し固体を析出させ、更に70℃で1時
間加熱した。該固体を溶液から分離し、ヘキサンで洗浄
して固体成分(II)を得た。該固体成分(II)全量
をトルエン15リットルと四塩化チタン15リットルと
の混合液と混合し、続いて、フタル酸ジイソブチル38
0g加え、攪はんしながら130℃で2時間反応させた
後、同温度においてデカンテーションにより液相部を除
き、再び、トルエン15リットルおよび四塩化チタン1
5リットルを加え、130℃で2時間攪はんし、同温度
においてデカンテーションにより液相部を除いた後、ヘ
キサンで洗浄し乾燥して固体触媒成分を得た。 (2)予備活性化固体触媒成分の調製 内容積30リットルの攪はん機付きステンレス製反応器
を窒素ガスで置換した後、ヘキサン18リットル、トリ
エチルアルミニウム29g、ジイソプロピルジメトキシ
シラン4.8g、(1)で得られた固体触媒成分180
gを加えた後、プロピレン60gを供給し、30℃で
1.5時間、1段目の予備活性処理を行った(固体触媒
成分1g当たり、プロピレン0.3g反応)。反応終了
後、上澄み液をデカンテーションで除いた後、18リッ
トルのヘキサンで3回洗浄した。引き続いてヘキサン1
0リットル、トリエチルアルミニウム29g、ジイソプ
ロピルジメトキシシラン4.8gを加えた後、3−メチ
ルブテン−1を450g供給し、30℃で8時間、2段
目の予備活性化処理を行った(固体触媒1g当たり、3
−メチルブテン−1 1.2g反応)。反応終了後、上
澄み液をデカンテーションで除いた後、18リットルの
ヘキサンで3回洗浄し、最後に18リットルのヘキサン
を加え予備活性化固体触媒成分をスラリー状態で得た。 (3)プロピレンの重合 窒素置換した内容積80リットルの攪はん機を備えたL
/D=3の重合器にMFR=3.0のプロピレン重合体
粉末20kgを投入後、(2)で得られた予備活性化固
体触媒成分スラリーをチタン原子換算で0.26ミリグ
ラム原子/hrで、更にトリエチルアルミニウムを1.
2g/hr、およびジイソプロピルジメトキシシラン
0.23g/hrでそれぞれ別の供給口から連続的に供
給した。また、重合器中の濃度が0.50容積%を保つ
ように水素を、重合器中の濃度が0.33容積%を保つ
ようにエチレンを、全圧が23kg/cm2 Gを保つよ
うにプロピレンをそれぞれ供給して、プロピレンの気相
重合を70℃において、100時間連続して行った。該
重合中は、重合器内の重合体の保有レベルが60容積%
となるように重合体を連続的に10.0kg/hrで抜
き出した。抜き出された重合体を続いて水蒸気5.0容
積%含む窒素ガスを用いて95℃にて30min接触処
理し、プロピレン重合体粉末を得た。得られたプロピレ
ン重合体は、MFR=2.9g/10min、プロピレ
ン成分量=99.1mol%、エチレン成分量=0.9
mol%、Mw/Mn=4.3、3−メチルブテン−1
重合体の含有量=62wtppmであり、結晶化温度=
122℃であった。 (4)プロピレン重合体の造粒 (3)で得られたプロピレン重合体粉末100重量部に
2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール0.2重量部
およびテトラキス[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)]メタン0.0
5重量部、ステアリン酸カルシウム0.07重量部をヘ
ンシェルミキサー(商品名)に装入して3minドライ
ブレンドした後に単軸押出し機(シリンダー径40m
m)で溶融混練(温度220℃)してペレット化した。 (5)二軸延伸フィルムの製造 (4)で得られたプロピレン重合体ペレットをTーダイ
付き押出し機で溶融押出し(温度250℃)し、冷却ド
ラム(温度40℃)に巻き付けて冷却固化し、未延伸シ
ート(厚さ1.0mm)を成形した。次いで、得られた
未延伸シートをバッチ式二軸延伸機を用いて温度157
℃で二軸延伸(押出し方向に5.0倍、横方向に8.0
倍)して二軸延伸フィルム(厚さ25μm)を得た。 (6)評価結果 評価結果は表1に示した。
【0026】実施例2 (1)予備活性化固体触媒成分の調整 実施例1の(2)において、2段目の3−メチルブテン
−1を2300g供給し、35℃で16時間、2段目の
予備活性化処理を行った(固体触媒1g当たり、3−メ
チルブテン−1 4.5g反応)以外は実施例1の
(2)と同様に予備活性化固体触媒の調整を行った。 (2)プロピレンの重合 上記(1)で調整した予備活性化処理触媒成分を使用
し、下記条件に変更した以外は実施例1の(3)と同様
にプロピレンの重合を行った。 触媒成分の供給 予備活性化処理触媒成分スラリー:0.31ミリグラム
原子/hr トリエチルアルミニウム:1.4g/hr ジイソブチルジメトキシシラン:0.31g/hr 重合器中のガス濃度 水素濃度:0.45容積% エチレン濃度:0.11容積% 得られたプロピレン重合体は、MFR=3.6g/10
min、プロピレン成分量=99.7mol%、エチレ
ン成分量=0.3mol%、Mw/Mn=4.5、3−
メチルブテン−1重合体の含有量=280wtppmで
あり、結晶化温度=126℃であった。 (3)プロピレン重合体の造粒 実施例1の(4)と同様に行った。 (4)二軸延伸フィルムの製造 二軸延伸時に延伸温度を158℃に変更した以外は実施
例1の(5)と同様に行った。 (5)評価結果 評価結果は表1に示した。
【0027】実施例3 (1)予備活性化固体触媒成分の調整 実施例1の(2)において、2段目の3−メチルブテン
−1の代わりにビニルシクロヘキサンを240g供給
し、30℃で10時間、2段目の予備活性化処理を行っ
た(固体触媒成分1g当たり、ビニルシクロヘキサン
0.4g反応)以外は実施例1の(2)と同様に予備活
性化固体触媒成分の調整を行った。 (2)プロピレンの重合 上記(1)で調整した予備活性化処理触媒成分を使用
し、下記条件に変更した以外は実施例1の(3)と同様
にプロピレンの重合を行った。 触媒成分の供給 予備活性化処理触媒成分スラリー:0.26ミリグラム
原子/hr トリエチルアルミニウム:1.2g/hr ジイソプロピルジメトキシシラン:0.31g/hr 重合器中のガス濃度 水素濃度:0.60容積% エチレン濃度:0.56容積% 得られたプロピレン重合体は、MFR=3.4g/10
min、プロピレン成分量=98.8mol%、エチレ
ン成分量=1.2mol%、Mw/Mn=4.2、ビニ
ルシクロヘキサン重合体の含有量=21wtppmであ
り、結晶化温度=120℃であった。 (3)プロピレン重合体の造粒 実施例1の(4)と同様に行った。 (4)二軸延伸フィルムの製造 二軸延伸時の延伸温度を155℃に変更した以外は実施
例1の(5)と同様に行った。 (5)評価結果 評価結果は表1に示した。
【0028】実施例4 (1)予備活性化固体触媒成分の調整 実施例1の(2)において、2段目の3−メチルブテン
−1の代わりにアリルトリメチルシランを600g供給
し、30℃で12時間、2段目の予備活性化処理を行っ
た(固体触媒成分1g当たり、アリルトリメチルシラン
1.0g反応)以外は実施例1の(2)と同様に予備活
性化固体触媒成分の調整を行った。 (2)プロピレンの重合 上記(1)で調整した予備活性化処理触媒成分を使用
し、下記条件に変更した以外は実施例1の(3)と同様
にプロピレンの重合を行った。 触媒成分の供給 予備活性化処理触媒成分スラリー:0.26ミリグラム
原子/hr トリエチルアルミニウム:1.2g/hr ジイソブチルジメトキシシラン:0.41g/hr 重合器中のガス濃度 水素濃度:0.50容積% エチレン濃度:0.28容積% 得られたプロピレン重合体は、MFR=3.0g/10
min、プロピレン成分量=99.3mol%、エチレ
ン成分量=0.7mol%、Mw/Mn=4.3、アリ
ルトリメチルシラン重合体の含有量=52wtppmで
あり、結晶化温度=124℃であった。 (3)プロピレン重合体の造粒 実施例1の(4)と同様に行った。 (4)二軸延伸フィルムの製造 実施例1の(5)と同様に行った。 (5)評価結果 評価結果は表1に示した。
【0029】実施例5 (1)プロピレン重合用固体触媒成分の製造 ヘキサン6リットル、ジエチルアルミニウムモノクロラ
イド5.0mol、ジイソアミルエーテル12.0mo
lを25℃で10minで反応させて反応溶液(I)を
得た。窒素置換された攪拌機付き反応器に四塩化チタン
40molを入れ、35℃に加熱し、これに上記反応溶
液(I)の全量を30minで滴下した後、同温度に3
0min保ち、75℃に昇温して更に1hr反応させ、
室温まで冷却しデカンテーションにより液相部を除き、
ヘキサンで洗浄して固体生成物(II)を得た。この固
体生成物(II)の全量をヘキサン30リットル中に懸
濁させ、ジエチルアルミニウムモノクロライド1.0m
olを加え、30℃でプロピレン1000gを加え1h
r反応させた後、デカンテーションにより液相部を除
き、更にヘキサンで洗浄して、重合処理を施した固体生
成物(II−A)を得た(プロピレン反応量600
g)。この固体生成物(II−A)の全量をヘキサン3
0リットル中に懸濁させて、四塩化チタン13.3mo
lを室温にて10minで加え、80℃で30min反
応させた後、更に、ジイソアミルエーテル4.0mol
を加え、80℃で1hr反応させた。反応終了後、デカ
ンテーションにより液相部を除き、ヘキサンで洗浄し、
乾燥して固体触媒成分を得た。 (2)予備活性化固体触媒成分の調整 内容積80リットルの攪はん機付きステンレス製反応器
を窒素ガスで置換した後、ヘキサン40リットル、ジエ
チルアルミニウムモノクロライド200g、(1)で得
た固体触媒成分450gを室温で加えた後、反応機内の
温度を40℃にし、プロピレン500gを加え、40℃
で1時間、1段目の予備活性化処理を行った(固体触媒
成分1g当たり、プロピレン1.0g)。反応終了後、
上澄み液をデカンテーションで除いた後、40リットル
のヘキサンで3回洗浄した。引き続いてヘキサン40リ
ットル、ジエチルアルミニウムモノクロライド200g
を加えた後、反応器内の温度を40℃にし、3−メチル
ブテン−1を600gを加え、40℃で4時間、2段目
の予備活性化処理を行った(固体触媒成分1g当たり、
3−メチルブテン−1 1.0g)。反応終了後、上澄
み液をデカンテーションで除いた後、40リットルのヘ
キサンで4回洗浄し、最後に40リットルのヘキサンを
加え予備活性化固体触媒成分をスラリー状態で得た。 (3)プロピレンの重合 プロピレン置換した内容積60リットルの攪はん機を備
えた重合器に液化プロピレン20kgを挿入し、次に水
素1.5mol、ジエチルアルミニウムモノクロライド
20mmol、メチル−p−トルエート0.10mmo
l挿入した後、系内温度を60℃に昇温し、固体触媒成
分スラリーをチタン原子換算で3.3ミリグラム原子挿
入した。その後、系内を70℃に保持し、エチレンを
3.1g/hrで連続的に供給し、6時間重合を行っ
た。重合終了後、残プロピレンをパージし、プロピレン
オキサイドを0.2容量%含む窒素ガスを用いて95℃
で30分間接触処理し、プロピレン重合体粉末を得た。
得られたプロピレン重合体は、MFR=2.6g/10
min、プロピレン成分量=99.6mol%、エチレ
ン成分量=0.4mol%、Mw/Mn=5.1、3−
メチルブテン−1の含有量=100wtppmであり、
結晶化温度=124℃であった。 (4)プロピレン重合体の造粒 実施例1の(4)と同様に行った。 (5)二軸延伸フィルムの製造 二軸延伸時に延伸温度を158℃に変更した以外は実施
例1の(5)と同様に行った。 (6)評価結果 評価結果は表1に示した。
【0030】実施例6 (1)プロピレンの重合 プロピレン置換した内容積60リットルの攪はん機を備
えた重合器に液化プロピレン20kgを挿入し、次に水
素1.0mol、トリエチルアルミニウム15mmo
l、ジイソプロピルジメトキシシラン1.5mmol挿
入した後、系内温度を60℃に昇温し、実施例2の
(1)で調整した固体触媒成分スラリーをチタン原子換
算で0.075ミリグラム原子挿入した。その後、系内
を70℃に保持し、ブテン−1を10g/hrで連続的
に供給し、4時間重合を行った。重合終了後、残プロピ
レンをパージし、水蒸気を5.0容量%含む窒素ガスを
用いて95℃で30分間接触処理し、プロピレン重合体
粉末を得た。得られたプロピレン重合体は、MFR=
3.1g/10min、プロピレン成分量=99.2m
ol%、ブテン−1成分量=0.8mol%、Mw/M
n=4.6、3−メチルブテン−1の含有量=96wt
ppmであり、結晶化温度=123℃であった。 (2)プロピレン重合体の造粒 実施例1の(4)と同様に行った。 (3)二軸延伸フィルムの製造 実施例1の(5)と同様に行った。 (4)評価結果 評価結果は表1に示した。
【0031】比較例1 (1)予備活性化固体触媒成分の調整 実施例1の(2)において、2段目の3−メチルブテン
−1を30g供給し、35℃で6時間、2段目の予備活
性化処理を行った(固体触媒1g当たり、3−メチルブ
テン−1 0.14g反応)以外は実施例1の(2)と
同様に予備活性化固体触媒の調整を行った。 (2)プロピレンの重合 上記(1)で調整した予備活性化処理固体触媒成分を使
用した以外は実施例1の(3)と同様にプロピレンの重
合を行った。得られたプロピレン重合体は、MFR=
3.0g/10min、プロピレン成分量=99.1m
ol%、エチレン成分量=0.9mol%、Mw/Mn
=4.1、3−メチルブテン−1重合体の含有量=7w
tppmであり、結晶化温度=115℃であった。 (3)プロピレン重合体の造粒 実施例1の(4)と同様に行った。 (4)二軸延伸フィルムの製造 実施例1の(5)と同様に行った。 (5)評価結果 評価結果は表1に示した。
【0032】比較例2 (1)予備活性化固体触媒成分の調整 実施例1の(2)において、2段目のヘキサンを8リッ
トル、3−メチルブテン−1を5000g供給し、35
℃で20時間、2段目の予備活性化処理を行った(固体
触媒1g当たり、3−メチルブテン−1 7.8g反
応)以外は実施例1の(2)と同様に予備活性化固体触
媒の調整を行った。 (2)プロピレンの重合 上記(1)で調整した予備活性化処理固体触媒成分を使
用し、下記条件に変更した以外は実施例1の(3)と同
様にプロピレンの重合を行った。 触媒成分の供給 予備活性化処理触媒成分スラリー:0.36ミリグラム
原子/hr トリエチルアルミニウム:1.7g/hr ジイソプロピルジメトキシシラン:0.32g/hr 重合器中のガス濃度 水素濃度:0.55容積% エチレン濃度:0.35容積% 得られたプロピレン重合体は、MFR=3.2g/10
min、プロピレン成分量=99.0mol%、エチレ
ン成分量=1.0mol%、Mw/Mn=4.2、3−
メチルブテン−1重合体の含有量=560wtppmで
あり、結晶化温度=125℃であった。 (3)プロピレン重合体の造粒 実施例1の(4)と同様に行った。 (4)二軸延伸フィルムの製造 実施例1の(5)と同様に行った。 (5)評価結果 評価結果は表1に示した。
【0033】比較例3 (1)予備活性化固体触媒成分の調整 実施例1の(2)において、2段目の3−メチルブテン
−1の代わりに4−メチルペンテン−1を500g供給
し、35℃で8時間、2段目の予備活性化処理を行った
(固体触媒1g当たり、4−メチルペンテン−1 1.
4g反応)以外は実施例1の(2)と同様に予備活性化
固体触媒の調整を行った。 (2)プロピレンの重合 上記(1)で調整した予備活性化処理固体触媒成分を使
用し、下記条件に変更した以外は実施例1の(3)と同
様にプロピレンの重合を行った。 触媒成分の供給 予備活性化処理触媒成分スラリー:0.24ミリグラム
原子/hr トリエチルアルミニウム:1.1g/hr ジイソプロピルジメトキシシラン:0.21g/hr 重合器中のガス濃度 水素濃度:0.50容積% エチレン濃度:0.34容積% 得られたプロピレン重合体は、MFR=3.0g/10
min、プロピレン成分量=99.1mol%、エチレ
ン成分量=0.9mol%、Mw/Mn=4.3、4−
メチルペンテン−1重合体の含有量=66wtppmで
あり、結晶化温度=113℃であった。 (3)プロピレン重合体の造粒 実施例1の(4)と同様に行った。 (4)二軸延伸フィルムの製造 実施例1の(5)と同様に行った。 (5)評価結果 評価結果は表1に示した。
【0034】比較例4 (1)予備活性化固体触媒成分の調整 実施例1の(2)において、2段目のヘキサンを8リッ
トルにし、3−メチルブテン−1の代わりにビニルシク
ロヘキサンを2000g供給し、35℃で18時間、2
段目の予備活性化処理を行った(固体触媒1g当たり、
ビニルシクロヘキサン2.7g反応)以外は実施例1の
(2)と同様に予備活性化固体触媒の調整を行った。 (2)プロピレンの重合 上記(1)で調整した予備活性化処理固体触媒成分を使
用し、下記条件に変更した以外は実施例1の(3)と同
様にプロピレンの重合を行った。 触媒成分の供給 予備活性化処理触媒成分スラリー:0.25ミリグラム
原子/hr トリエチルアルミニウム:1.3g/hr ジイソプロピルジメトキシシラン:0.24g/hr 重合器中のガス濃度 水素濃度:0.47容積% エチレン濃度:0.20容積% 得られたプロピレン重合体は、MFR=3.0g/10
min、プロピレン成分量=99.6mol%、エチレ
ン成分量=0.4mol%、Mw/Mn=4.5、ビニ
ルシクロヘキサン重合体の含有量=150wtppmで
あり、結晶化温度=131℃であった。 (3)プロピレン重合体の造粒 実施例1の(4)と同様に行った。 (4)二軸延伸フィルムの製造 二軸延伸時の延伸温度を158℃に変更した以外は実施
例1の(5)と同様に行った。 (5)評価結果 評価結果は表1に示した。
【0035】比較例5 (1)予備活性化固体触媒成分の調整 実施例5の(2)において、2段目の3−メチルブテン
−1を2400g供給し、40℃で4時間、2段目の予
備活性化処理を行った(固体触媒1g当たり、3−メチ
ルブテン−1 0.5g反応)以外は実施例1の(2)
と同様に予備活性化固体触媒の調整を行った。 (2)プロピレンの重合 上記(1)で調整した予備活性化処理固体触媒成分を使
用し、下記条件に変更した以外は、実施例5の(3)と
同様にプロピレンの重合を行った。 触媒成分の供給 予備活性化処理触媒成分スラリー:6.5ミリグラム原
子 ジエチルアルミニウムモノクロライド:30mmol メチル−p−トルエート:5.8mol 水素、エチレンの供給 水素:4.1mol エチレン:8.2g/hr(連続的に供給) 得られたプロピレン重合体は、MFR=2.9g/10
min、プロピレン成分量=99.0mol%、エチレ
ン成分量=1.0mol%、Mw/Mn=8.7、3−
メチルブテン−1の含有量=110wtppmであり、
結晶化温度=124℃であった。 (3)プロピレン重合体の造粒 実施例1の(4)と同様に行った。 (4)二軸延伸フィルムの製造 二軸延伸時に延伸温度を158℃に変更した以外は実施
例1の(5)と同様に行った。 (5)評価結果 評価結果は表1に示した。
【0036】比較例6 (1)プロピレンの重合 実施例2の(1)で調製した予備活性化処理固体触媒成
分を使用し、下記条件に変更した以外は実施例1の
(3)と同様にプロピレンの重合を行った。 触媒成分の供給 予備活性化処理触媒成分スラリー:0.25ミリグラム
原子/hr トリエチルアルミニウム:1.1g/hr ジイソプロピルジメトキシシラン:0.58g/hr 重合器中のガス濃度 水素濃度:0.74容積% エチレン濃度:1.1容積% 得られたプロピレン重合体は、MFR=2.5g/10
min、プロピレン成分量=97.2mol%、エチレ
ン成分量=2.8mol%、Mw/Mn=4.0、3−
メチルブテン−1重合体の含有量=270wtppmで
あり、結晶化温度=118℃であった。 (2)プロピレン重合体の造粒 実施例1の(4)と同様に行った。 (3)二軸延伸フィルムの製造 二軸延伸時の延伸温度を150℃に変更した以外は実施
例1の(5)と同様に行った。 (4)評価結果 評価結果は表1に示した。
【0037】
【表1】
【0038】
【発明の効果】本発明の二軸延伸フィルム用プロピレン
重合体は二軸延伸フィルムに成形した場合に下記の特徴
を示す: 極めて優れた透視性を備えている。 極めて優れた光沢性を備えている。 包装分野、印刷物へのプリントラミネート分野の資材
として好適である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量平均分子量Mwと数平均分子量Mn
    との比Mw/Mnが5.5〜3.5の結晶性プロピレン
    重合体と非直鎖オレフィン重合体10〜400wtpp
    mとからなり、結晶化温度が118〜127℃であるこ
    とを特徴とする二軸延伸フィルム用プロピレン重合体組
    成物。
  2. 【請求項2】 結晶性プロピレン重合体がプロピレン単
    位の含有量が98.0mol%以上であるプロピレンと
    エチレン、プロピレン以外のα−オレフィンとの共重合
    体である請求項第1項に記載の二軸延伸フィルム用プロ
    ピレン重合体組成物。
  3. 【請求項3】 非直鎖オレフィンとして、珪素を含んで
    もよい炭化水素の飽和環状構造およびC=C結合を有す
    る、珪素を含んでもよい炭素数5〜20までの含飽和環
    炭化水素単量体を用いる請求項第1項に記載の二軸延伸
    フィルム用プロピレン重合体組成物。
  4. 【請求項4】 非直鎖オレフィンとして、次式、 【化1】 (式中、R3 は珪素を含んでいてもよい炭素数1〜3ま
    での鎖状炭化水素基、または珪素を表し、R4 ,R5
    6 は珪素を含んでいてもよい炭素数1〜6までの鎖状
    炭化水素基、または珪素を表すが、R4 ,R5 ,R6
    いずれか1個は水素であってもよい。)で示される枝鎖
    オレフィン類を用いる請求項第2項に記載の二軸延伸フ
    ィルム用プロピレン重合体組成物。
  5. 【請求項5】 非直鎖オレフィンとして、次式、 【化2】 (式中、nは0,1、mは1,2のいずれかであり、R
    7 は珪素を含んでもよい炭素数1〜6までの鎖状炭化水
    素基を表し、R8 は珪素を含んでいてもよい炭素数1〜
    12までの炭化水素基、水素、またはハロゲンを表し、
    mが2の時、各R8 は同一でも異なってもよい。)で示
    される芳香族系単量体を用いる請求項第1項に記載の二
    軸延伸フィルム用プロピレン重合体組成物。
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