JPH08311367A - 撥水コーティング用樹脂組成物 - Google Patents
撥水コーティング用樹脂組成物Info
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- JPH08311367A JPH08311367A JP12102495A JP12102495A JPH08311367A JP H08311367 A JPH08311367 A JP H08311367A JP 12102495 A JP12102495 A JP 12102495A JP 12102495 A JP12102495 A JP 12102495A JP H08311367 A JPH08311367 A JP H08311367A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】コーティングにより形成でき、基材との密着
性、撥水性に優れ、有機材料でありながら硬度が非常に
高く、酸性雨にも侵されず、かつフッ素の含有量が少な
いため安価な撥水コーティング用樹脂組成物を提供す
る。 【構成】(A)炭素炭素不飽和二重結合とパーフルオロ
アルキル基を有する含フッ素単量体20〜80重量%
と、炭素炭素不飽和二重結合と加水分解性シリル基を有
する単量体80〜20重量%と、炭素炭素二重結合とカ
ルボキシル基を有する単量体0〜20重量%を共重合さ
せてなる重合体、(B)炭素炭素不飽和二重結合と加水
分解性シリル基を有する単量体60〜98重量%と炭素
炭素不飽和二重結合とカルボキシル基を持つ単量体40
〜2重量%を共重合させてなる重合体、からなり全組成
物に占める含フッ素単量体の割合が0.1〜10重量%
であることを特徴とする撥水コーティング用樹脂組成
物。
性、撥水性に優れ、有機材料でありながら硬度が非常に
高く、酸性雨にも侵されず、かつフッ素の含有量が少な
いため安価な撥水コーティング用樹脂組成物を提供す
る。 【構成】(A)炭素炭素不飽和二重結合とパーフルオロ
アルキル基を有する含フッ素単量体20〜80重量%
と、炭素炭素不飽和二重結合と加水分解性シリル基を有
する単量体80〜20重量%と、炭素炭素二重結合とカ
ルボキシル基を有する単量体0〜20重量%を共重合さ
せてなる重合体、(B)炭素炭素不飽和二重結合と加水
分解性シリル基を有する単量体60〜98重量%と炭素
炭素不飽和二重結合とカルボキシル基を持つ単量体40
〜2重量%を共重合させてなる重合体、からなり全組成
物に占める含フッ素単量体の割合が0.1〜10重量%
であることを特徴とする撥水コーティング用樹脂組成
物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用のフロントガ
ラス、リアガラス、ドアガラス、フェンダーミラー、ド
アミラー及び鉄道、飛行機等の輸送用機器用のガラス、
高層建築の窓ガラス、さらにはポリカーボネート、ポリ
アクリル板等樹脂板に使用される密着性、硬度、耐酸性
等に優れた撥水コーティングに関するものである。
ラス、リアガラス、ドアガラス、フェンダーミラー、ド
アミラー及び鉄道、飛行機等の輸送用機器用のガラス、
高層建築の窓ガラス、さらにはポリカーボネート、ポリ
アクリル板等樹脂板に使用される密着性、硬度、耐酸性
等に優れた撥水コーティングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】雨天の時にフロントガラス、ドアガラ
ス、ドアミラー等に付着した水滴をはじき、ワイパーを
使わなくても視界を確保するために、液体ワイパーと呼
ばれる撥水コートが、近年急激に市場を拡大している。
しかしこの液体ワイパーで得られる撥水性塗膜は耐久性
に乏しいため、定期的に塗布しなくては撥水性を維持で
きない。加えて、塗布前にガラス表面を十分に洗浄しな
くては、撥水性の高い塗膜を得られなかった。さらに液
体ワイパーは耐酸性が乏しいが、現在酸性雨が問題とな
っており、自動車用材料にも耐酸性雨性が必要になって
きている。これらを解決するため種々のフッ素とシリコ
ンを含む低分子化合物が提案されているが、十分な撥水
性を得るためには化合物のフッ素含有量を多く含まなけ
ればならない。しかしフッ素は高価であるため、材料の
コストが上がってしまい、さらに高温で長時間焼き付け
する必要があるため、生産性が悪いという欠点があっ
た。また特にフロントグラスに塗布した撥水コートは、
ワイパーにより擦られ磨耗し易いため、高い硬度を持つ
必要があったが、高い硬度を持ち、且つ撥水性の高い材
料がなかった。
ス、ドアミラー等に付着した水滴をはじき、ワイパーを
使わなくても視界を確保するために、液体ワイパーと呼
ばれる撥水コートが、近年急激に市場を拡大している。
しかしこの液体ワイパーで得られる撥水性塗膜は耐久性
に乏しいため、定期的に塗布しなくては撥水性を維持で
きない。加えて、塗布前にガラス表面を十分に洗浄しな
くては、撥水性の高い塗膜を得られなかった。さらに液
体ワイパーは耐酸性が乏しいが、現在酸性雨が問題とな
っており、自動車用材料にも耐酸性雨性が必要になって
きている。これらを解決するため種々のフッ素とシリコ
ンを含む低分子化合物が提案されているが、十分な撥水
性を得るためには化合物のフッ素含有量を多く含まなけ
ればならない。しかしフッ素は高価であるため、材料の
コストが上がってしまい、さらに高温で長時間焼き付け
する必要があるため、生産性が悪いという欠点があっ
た。また特にフロントグラスに塗布した撥水コートは、
ワイパーにより擦られ磨耗し易いため、高い硬度を持つ
必要があったが、高い硬度を持ち、且つ撥水性の高い材
料がなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、比較
的低温で硬化する高分子材料でありながら非常に高い硬
度を有し、ガラスとの密着性、耐候性、耐酸性に優れ酸
性雨にも侵されず、さらにフッ素の含有量が少ないため
安価な撥水コーティング用樹脂組成物を提供することに
ある。この目的を達成するために、本発明者らは、1つ
のポリマーでは硬さと撥水性の両立は困難と判断して、
硬さを発現するポリマーと撥水性を発現するポリマー
の、2種類のポリマーを混合する方法を見いだしたが、
その方法をもってしても十分な硬さが得られなかった。
しかし本発明者らは、ある種のモノマーを共重合する事
で硬度が飛躍的に向上することを見いだし、本発明を完
成するに至った。
的低温で硬化する高分子材料でありながら非常に高い硬
度を有し、ガラスとの密着性、耐候性、耐酸性に優れ酸
性雨にも侵されず、さらにフッ素の含有量が少ないため
安価な撥水コーティング用樹脂組成物を提供することに
ある。この目的を達成するために、本発明者らは、1つ
のポリマーでは硬さと撥水性の両立は困難と判断して、
硬さを発現するポリマーと撥水性を発現するポリマー
の、2種類のポリマーを混合する方法を見いだしたが、
その方法をもってしても十分な硬さが得られなかった。
しかし本発明者らは、ある種のモノマーを共重合する事
で硬度が飛躍的に向上することを見いだし、本発明を完
成するに至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)炭素炭
素不飽和二重結合とパーフルオロアルキル基を有する含
フッ素単量体20〜80重量%と、炭素炭素不飽和二重
結合と加水分解性シリル基を有する単量体80〜20重
量%と、炭素炭素二重結合とカルボキシル基を有する単
量体0〜20重量%を共重合させてなる重合体、(B)
炭素炭素不飽和二重結合と加水分解性シリル基を有する
単量体60〜98重量%と炭素炭素不飽和二重結合とカ
ルボキシル基を持つ単量体40〜2重量%を共重合させ
てなる重合体、からなり全組成物に占める含フッ素単量
体の割合が0.1〜10重量%であることを特徴とする
撥水コーティング用樹脂組成物である。
素不飽和二重結合とパーフルオロアルキル基を有する含
フッ素単量体20〜80重量%と、炭素炭素不飽和二重
結合と加水分解性シリル基を有する単量体80〜20重
量%と、炭素炭素二重結合とカルボキシル基を有する単
量体0〜20重量%を共重合させてなる重合体、(B)
炭素炭素不飽和二重結合と加水分解性シリル基を有する
単量体60〜98重量%と炭素炭素不飽和二重結合とカ
ルボキシル基を持つ単量体40〜2重量%を共重合させ
てなる重合体、からなり全組成物に占める含フッ素単量
体の割合が0.1〜10重量%であることを特徴とする
撥水コーティング用樹脂組成物である。
【0005】本発明を構成する(A)成分で用いられる
炭素炭素不飽和二重結合を有するパーフルオロアルキル
基を有する単量体の例として2-(パーフルオロイソノニ
ル)エチルメタクリレート、2-(パーフルオロノニル)エ
チルメタクリレート、2-(パーフルオロデシル)エチルメ
タクリレート、2-(パーフルオロブチル)エチルメタクリ
レート、パーフルオロメチル-メチルメタクリレート、
パーフルオロエチル-メチルメタクリレート、パーフル
オロブチル-メチルメタクリレート、パーフルオロオク
チル-メチルメタクリレート、パーフルオロデシル-メチ
ルメタクリレート、パーフルオロプロピル-プロピルメ
タクリレート、パーフルオロオクチル-プロピルメタク
リレート、パーフルオロオクチル-アミルメタクリレー
ト、パーフルオロオクチル-ウンデシルメタクリレート
等の炭素数1〜20のパーフルオロ基を有するパーフルオ
ロアルキル-アルキルメタクリレート及び上記メタクリ
レートをアクリレー1トに変えたパーフルオロアルキル-
アルキルアクリレート類;パーフルオロブチルエチレ
ン、パーフルオロヘキシルエチレン、パーフルオロオク
チルエチレン、パーフルオロデシルエチレン等が挙げら
れ、20〜80重量%の共重合比率で用いられるが、十分な
撥水性を得るためには40重量%以上共重合する事が望ま
しい。
炭素炭素不飽和二重結合を有するパーフルオロアルキル
基を有する単量体の例として2-(パーフルオロイソノニ
ル)エチルメタクリレート、2-(パーフルオロノニル)エ
チルメタクリレート、2-(パーフルオロデシル)エチルメ
タクリレート、2-(パーフルオロブチル)エチルメタクリ
レート、パーフルオロメチル-メチルメタクリレート、
パーフルオロエチル-メチルメタクリレート、パーフル
オロブチル-メチルメタクリレート、パーフルオロオク
チル-メチルメタクリレート、パーフルオロデシル-メチ
ルメタクリレート、パーフルオロプロピル-プロピルメ
タクリレート、パーフルオロオクチル-プロピルメタク
リレート、パーフルオロオクチル-アミルメタクリレー
ト、パーフルオロオクチル-ウンデシルメタクリレート
等の炭素数1〜20のパーフルオロ基を有するパーフルオ
ロアルキル-アルキルメタクリレート及び上記メタクリ
レートをアクリレー1トに変えたパーフルオロアルキル-
アルキルアクリレート類;パーフルオロブチルエチレ
ン、パーフルオロヘキシルエチレン、パーフルオロオク
チルエチレン、パーフルオロデシルエチレン等が挙げら
れ、20〜80重量%の共重合比率で用いられるが、十分な
撥水性を得るためには40重量%以上共重合する事が望ま
しい。
【0006】本発明を構成する(A)成分で用いられる
炭素炭素不飽和二重結合と加水分解性シリル基を有する
単量体の例としてγ−アクリルオキシプロピルトリメト
キシシラン、γ−メタクリルオキシプロピルトリメトキ
シシラン、γ−メタクリルオキシプロピルメチルジメト
キシシラン、γ−メタクリロイルオキシプロピルジメチ
ルメトキシシラン;トリメトキシビニルシラン、ジメト
キシメチルビニルシラン、トリエトキシビニルシラン、
トリエトキシアリルシラン等が挙げられ、共重合比率は
実用的な硬化膜を得るために20〜80重量%の共重合比率
で用いられる。また得られた重合体(A)の重量平均分
子量は2000から100,000の範囲である。
炭素炭素不飽和二重結合と加水分解性シリル基を有する
単量体の例としてγ−アクリルオキシプロピルトリメト
キシシラン、γ−メタクリルオキシプロピルトリメトキ
シシラン、γ−メタクリルオキシプロピルメチルジメト
キシシラン、γ−メタクリロイルオキシプロピルジメチ
ルメトキシシラン;トリメトキシビニルシラン、ジメト
キシメチルビニルシラン、トリエトキシビニルシラン、
トリエトキシアリルシラン等が挙げられ、共重合比率は
実用的な硬化膜を得るために20〜80重量%の共重合比率
で用いられる。また得られた重合体(A)の重量平均分
子量は2000から100,000の範囲である。
【0007】本発明を構成する(A)成分で用いられる
炭素炭素不飽和二重結合とカルボキシル基を持つ単量体
の例として、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、
イタコン酸、マレイン酸等が挙げられ、0〜20重量%
の共重合比率で用いられる。本発明を構成する(B)成
分で用いられる炭素炭素不飽和二重結合と加水分解性シ
リル基を有する単量体の例として、上で述べたようにγ
-アクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、γ-メタ
クリルオキシプロピルトリメトキシシラン、γ-メタク
リルオキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ-メタ
クリロイルオキシプロピルジメチルメトキシシラン、ア
クリロキシメチルトリメトキシシラン、メタクリロキシ
メチルトリメトキシシラン;トリメトキシビニルシラ
ン、ジメトキシメチルビニルシラン、トリエトキシビニ
ルシラン、トリエトキシアリルシラン、ビニルメチルジ
メトキシシラン、ビニルメチルジエトキシシラン、ビニ
ルトリス(2-メトキシエトキシ)シラン等が挙げられ、
60〜98重量%の共重合比率で用いられる。
炭素炭素不飽和二重結合とカルボキシル基を持つ単量体
の例として、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、
イタコン酸、マレイン酸等が挙げられ、0〜20重量%
の共重合比率で用いられる。本発明を構成する(B)成
分で用いられる炭素炭素不飽和二重結合と加水分解性シ
リル基を有する単量体の例として、上で述べたようにγ
-アクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、γ-メタ
クリルオキシプロピルトリメトキシシラン、γ-メタク
リルオキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ-メタ
クリロイルオキシプロピルジメチルメトキシシラン、ア
クリロキシメチルトリメトキシシラン、メタクリロキシ
メチルトリメトキシシラン;トリメトキシビニルシラ
ン、ジメトキシメチルビニルシラン、トリエトキシビニ
ルシラン、トリエトキシアリルシラン、ビニルメチルジ
メトキシシラン、ビニルメチルジエトキシシラン、ビニ
ルトリス(2-メトキシエトキシ)シラン等が挙げられ、
60〜98重量%の共重合比率で用いられる。
【0008】本発明を構成する(B)成分で用いられる
炭素炭素不飽和二重結合とカルボン酸を有する単量体の
例としてアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタ
コン酸、マレイン酸等が挙げられ、2〜40重量%の共重
合比率で用いられる。また得られた重合体(B)の重量
平均分子量は2000から100,000である。上記成分は、各
々単独または2種以上組み合わせて用いることももちろ
ん可能である。
炭素炭素不飽和二重結合とカルボン酸を有する単量体の
例としてアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタ
コン酸、マレイン酸等が挙げられ、2〜40重量%の共重
合比率で用いられる。また得られた重合体(B)の重量
平均分子量は2000から100,000である。上記成分は、各
々単独または2種以上組み合わせて用いることももちろ
ん可能である。
【0009】本発明の共重合体を製造するために上記単
量体成分の重合は、それ自体既知の方法、例えば溶液重
合を採用することができ、用いる溶媒としては例えばメ
タノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、エ
チレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコー
ルメチルエーテル等のアルコール類、アセトン、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、
テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコール
ジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテ
ル類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の炭化水素類、
ベンゼン、トルエン、キシレン、クメン等の芳香族類、
酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類等の使用が可能
である。もちろん適宜2種類以上を併用して溶媒として
用いることができる。合成時のポリマーの溶液濃度は1
〜80重量%である。
量体成分の重合は、それ自体既知の方法、例えば溶液重
合を採用することができ、用いる溶媒としては例えばメ
タノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、エ
チレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコー
ルメチルエーテル等のアルコール類、アセトン、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、
テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコール
ジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテ
ル類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の炭化水素類、
ベンゼン、トルエン、キシレン、クメン等の芳香族類、
酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類等の使用が可能
である。もちろん適宜2種類以上を併用して溶媒として
用いることができる。合成時のポリマーの溶液濃度は1
〜80重量%である。
【0010】重合開始剤としては通常の過酸化物または
アゾ化合物、例えば過酸化ベンゾイル、アゾイソブチル
バレロニトリル、アゾビスイソブチロニトリル、ジ-t-
ブチルペルオキシド、t-ブチルペルベンゾエート、t-ブ
チルペルオクトエート、クメンヒドロキシペルオキシド
等が用いられ、重合温度は50〜140℃、望ましくは70〜1
40℃である。本発明の組成物を用いてコーティングを行
なうにはドクターブレード、バーコーター、アプリケー
ター等を用いた塗布、スプレーコート、スピンコート、
ディップコート等通常のコーティング方法のどの方法も
採用可能である。特に平滑性が必要とされる際にはスピ
ンコートを採用することが好ましい。
アゾ化合物、例えば過酸化ベンゾイル、アゾイソブチル
バレロニトリル、アゾビスイソブチロニトリル、ジ-t-
ブチルペルオキシド、t-ブチルペルベンゾエート、t-ブ
チルペルオクトエート、クメンヒドロキシペルオキシド
等が用いられ、重合温度は50〜140℃、望ましくは70〜1
40℃である。本発明の組成物を用いてコーティングを行
なうにはドクターブレード、バーコーター、アプリケー
ター等を用いた塗布、スプレーコート、スピンコート、
ディップコート等通常のコーティング方法のどの方法も
採用可能である。特に平滑性が必要とされる際にはスピ
ンコートを採用することが好ましい。
【0011】本発明においては、組成物中の加水分解性
シリル基の架橋反応を促進させる触媒を、必要に応じて
用いることができる。かかる加水分解性シリル基の加水
分解、縮合用触媒の代表的なものとしてはアルミニウム
トリアセチルアセトネート、鉄トリアセチルアセトネー
ト、マンガンテトラアセチルアセトネート、ニッケルテ
トラアセチルアセトネート、クロムヘキサアセチルアセ
トネート、チタンテトラアセチルアセトネート、コバル
トテトラアセチルアセトネート等の金属錯化合物;アル
ミニウムエトキシド、アルミニウムプロポキシド、アル
ミニウムブトキシド、チタンエトキシド、チタンプロポ
キシド、チタンブトキシド等の金属アルコキシド;
シリル基の架橋反応を促進させる触媒を、必要に応じて
用いることができる。かかる加水分解性シリル基の加水
分解、縮合用触媒の代表的なものとしてはアルミニウム
トリアセチルアセトネート、鉄トリアセチルアセトネー
ト、マンガンテトラアセチルアセトネート、ニッケルテ
トラアセチルアセトネート、クロムヘキサアセチルアセ
トネート、チタンテトラアセチルアセトネート、コバル
トテトラアセチルアセトネート等の金属錯化合物;アル
ミニウムエトキシド、アルミニウムプロポキシド、アル
ミニウムブトキシド、チタンエトキシド、チタンプロポ
キシド、チタンブトキシド等の金属アルコキシド;
【0012】酢酸ナトリウム、オクチル酸錫、オクチル
酸鉛、オクチル酸コバルト、オクチル酸亜鉛、オクチル
酸カルシウム、ナフテン酸鉛、ナフテン酸コバルト、ジ
ブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジオクテート、ジブ
チル錫ジラウレート、ジブチル錫マレート等金属塩化合
物;ギ酸、酢酸、プロピオン酸、p-トルエンスルホン
酸、トリクロル酢酸、リン酸、モノアルキルリン酸、ジ
アルキルリン酸、β-ヒドロキシエチル(メタ)アクリ
レートのリン酸エステル、モノアルキル亜リン酸、ジア
ルキル亜リン酸等酸性化合物等が挙げられるが、特にジ
ブチル錫ジアセテートジブチル錫ジオクテート、ジブチ
ル錫ジラウレート、ジブチル錫ジマレート等の錫化合物
およびp-トルエンスルホン酸が望ましい。この触媒の使
用量は樹脂組成物100重量%に対して、0.01〜10重量
%、好ましくは0.1〜5重量%の範囲である。
酸鉛、オクチル酸コバルト、オクチル酸亜鉛、オクチル
酸カルシウム、ナフテン酸鉛、ナフテン酸コバルト、ジ
ブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジオクテート、ジブ
チル錫ジラウレート、ジブチル錫マレート等金属塩化合
物;ギ酸、酢酸、プロピオン酸、p-トルエンスルホン
酸、トリクロル酢酸、リン酸、モノアルキルリン酸、ジ
アルキルリン酸、β-ヒドロキシエチル(メタ)アクリ
レートのリン酸エステル、モノアルキル亜リン酸、ジア
ルキル亜リン酸等酸性化合物等が挙げられるが、特にジ
ブチル錫ジアセテートジブチル錫ジオクテート、ジブチ
ル錫ジラウレート、ジブチル錫ジマレート等の錫化合物
およびp-トルエンスルホン酸が望ましい。この触媒の使
用量は樹脂組成物100重量%に対して、0.01〜10重量
%、好ましくは0.1〜5重量%の範囲である。
【0013】
【実施例】次に本発明の実施例について更に具体的に説
明する。なお実施例中の部数はすべて重量部%を示して
いる。 実施例1〜10、比較例2の合成法 冷却管、攪拌装置、温度計、窒素導入管を備えた4つ口
フラスコを2器用意して、A成分、B成分それぞれ別々
に、表1に示した配合比に基づき、溶媒をイソプロピル
アルコールとして200部仕込み、攪拌しながら80度ま
で昇温してアゾビスイソブチロニトリル、を1.6部加え
て2時間重合反応を行い、さらにアゾビスイソブチロニ
トリル0.4部を加えて2時間重合を行いポリマー溶液を得
た。
明する。なお実施例中の部数はすべて重量部%を示して
いる。 実施例1〜10、比較例2の合成法 冷却管、攪拌装置、温度計、窒素導入管を備えた4つ口
フラスコを2器用意して、A成分、B成分それぞれ別々
に、表1に示した配合比に基づき、溶媒をイソプロピル
アルコールとして200部仕込み、攪拌しながら80度ま
で昇温してアゾビスイソブチロニトリル、を1.6部加え
て2時間重合反応を行い、さらにアゾビスイソブチロニ
トリル0.4部を加えて2時間重合を行いポリマー溶液を得
た。
【0014】このようにして得られた、A成分のポリマ
ー溶液と、B成分のポリマー溶液を、固形分換算で1:99
の割合で混合した。比較例1だけは、実施例1の2つの
ポリマーを1:99で混合したときと同じ組成を持つ、単一
のポリマーである。架橋触媒として溶液の固形分に対し
て1%のパラトルエンスルホン酸を加え、さらに酢酸エチ
ルを加えて固形分10%の塗液を得た。この塗液を厚さ約
1.3mmのガラス板に1milのアプリケーターで塗布し室温
で30分間放置した。その後200℃のオーブンで10分間焼
き付けを行って撥水コーティングされたガラス板を得
た。
ー溶液と、B成分のポリマー溶液を、固形分換算で1:99
の割合で混合した。比較例1だけは、実施例1の2つの
ポリマーを1:99で混合したときと同じ組成を持つ、単一
のポリマーである。架橋触媒として溶液の固形分に対し
て1%のパラトルエンスルホン酸を加え、さらに酢酸エチ
ルを加えて固形分10%の塗液を得た。この塗液を厚さ約
1.3mmのガラス板に1milのアプリケーターで塗布し室温
で30分間放置した。その後200℃のオーブンで10分間焼
き付けを行って撥水コーティングされたガラス板を得
た。
【0015】このようにして作成された撥水コーティン
グされたガラス板に各種の試験を行った。試験方法は以
下の通りである。 接触角:接触角計で純水に対する撥水性塗膜の接触角
を、協和界面科学(株)社製接触角測定装置で測定し
た。 硬度:JISK5400に準拠した方法で室温で測定した。 耐酸性:5%硫酸溶液に室温で4時間つけた後の塗膜の状
態を目視で評価した。 試験結果を表2に示す。
グされたガラス板に各種の試験を行った。試験方法は以
下の通りである。 接触角:接触角計で純水に対する撥水性塗膜の接触角
を、協和界面科学(株)社製接触角測定装置で測定し
た。 硬度:JISK5400に準拠した方法で室温で測定した。 耐酸性:5%硫酸溶液に室温で4時間つけた後の塗膜の状
態を目視で評価した。 試験結果を表2に示す。
【0016】
【表1】
【0017】 表2 ────────────────────────────────── サンプル 混合または単一 接触角 鉛筆硬度 耐酸性 ────────────────────────────────── 実施例1 混合 112 9H 良好 実施例2 混合 111 9H 良好 実施例3 混合 108 9H 良好 実施例4 混合 109 9H 良好 実施例5 混合 102 9H 良好 実施例6 混合 112 8H 良好 実施例7 混合 110 9H 良好 実施例8 混合 109 9H 良好 実施例9 混合 107 8H 良好 実施例10 混合 106 8H 良好 実施例11 混合 104 8H 良好 比較例1 単一 68 8H 良好 比較例2 混合 111 6H 良好 ────────────────────────────────── 備考:混合は2種類のポリマーの混合系、単一は1種類のポリマーのみ
【0018】
【発明の効果】以上の結果から、単一のポリマーでは水
との接触角が小さく撥水性は発現しないが、2種類のポ
リマーの混合系にすることにより、単一系と同一組成で
も著しく撥水性が向上している。さらにカルボキシル基
を持つ単量体を共重合したことにより高度が6Hから9〜8
Hと向上していることがわかる。すなわち本発明は加水
分解性シリル基とパーフルオロアルキル基を側鎖に持つ
重合体と、加水分解性シリル基とカルボキシル基を持つ
重合体との混合物を採用したことにより、ごく少量のフ
ッ素しか含有していないにも関わらず、高い撥水性を保
ち、有機材料であるのにも関わらず高い硬度を持ち基材
との密着性に優れ、かつ架橋密度が高いため硬く、酸性
雨にも侵されない安価な撥水性塗膜を得ることができ
た。
との接触角が小さく撥水性は発現しないが、2種類のポ
リマーの混合系にすることにより、単一系と同一組成で
も著しく撥水性が向上している。さらにカルボキシル基
を持つ単量体を共重合したことにより高度が6Hから9〜8
Hと向上していることがわかる。すなわち本発明は加水
分解性シリル基とパーフルオロアルキル基を側鎖に持つ
重合体と、加水分解性シリル基とカルボキシル基を持つ
重合体との混合物を採用したことにより、ごく少量のフ
ッ素しか含有していないにも関わらず、高い撥水性を保
ち、有機材料であるのにも関わらず高い硬度を持ち基材
との密着性に優れ、かつ架橋密度が高いため硬く、酸性
雨にも侵されない安価な撥水性塗膜を得ることができ
た。
Claims (2)
- 【請求項1】(A)炭素炭素不飽和二重結合とパーフル
オロアルキル基を有する含フッ素単量体20〜80重量
%と、炭素炭素不飽和二重結合と加水分解性シリル基を
有する単量体80〜20重量%と、炭素炭素二重結合と
カルボキシル基を有する単量体0〜20重量%を共重合
させてなる重合体、(B)炭素炭素不飽和二重結合と加
水分解性シリル基を有する単量体60〜98重量%と炭
素炭素不飽和二重結合とカルボキシル基を持つ単量体4
0〜2重量%を共重合させてなる重合体、からなり全組
成物に占める含フッ素単量体の割合が0.1〜10重量
%であることを特徴とする撥水コーティング用樹脂組成
物。 - 【請求項2】加水分解性シリル基の架橋触媒を含むこと
を特徴とする請求項1記載の撥水コーティング用樹脂組
成物
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12102495A JPH08311367A (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | 撥水コーティング用樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12102495A JPH08311367A (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | 撥水コーティング用樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08311367A true JPH08311367A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=14800932
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12102495A Pending JPH08311367A (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | 撥水コーティング用樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08311367A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003128991A (ja) * | 2001-10-26 | 2003-05-08 | Nippon Soda Co Ltd | 撥水性膜及びその製造方法 |
| EP2154164A4 (en) * | 2007-05-15 | 2010-08-18 | Daikin Ind Ltd | WATER- AND OIL-REPELLENT ANTIFOULENT AGENT WITH GOOD SOLUBILITY IN SOLVENTS |
| US9725546B2 (en) | 2013-06-25 | 2017-08-08 | 3M Innovative Properties Company | Moisture-curable composition, method of using, and composite article |
-
1995
- 1995-05-19 JP JP12102495A patent/JPH08311367A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003128991A (ja) * | 2001-10-26 | 2003-05-08 | Nippon Soda Co Ltd | 撥水性膜及びその製造方法 |
| EP2154164A4 (en) * | 2007-05-15 | 2010-08-18 | Daikin Ind Ltd | WATER- AND OIL-REPELLENT ANTIFOULENT AGENT WITH GOOD SOLUBILITY IN SOLVENTS |
| US9725546B2 (en) | 2013-06-25 | 2017-08-08 | 3M Innovative Properties Company | Moisture-curable composition, method of using, and composite article |
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