JPH08311762A - 刺繍枠の取付け構造 - Google Patents

刺繍枠の取付け構造

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JPH08311762A
JPH08311762A JP14132695A JP14132695A JPH08311762A JP H08311762 A JPH08311762 A JP H08311762A JP 14132695 A JP14132695 A JP 14132695A JP 14132695 A JP14132695 A JP 14132695A JP H08311762 A JPH08311762 A JP H08311762A
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JP
Japan
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frame
embroidery
mounting
driving body
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JP14132695A
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English (en)
Inventor
Ikuo Tajima
郁夫 田島
Terutada Kojima
輝忠 兒島
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Tokai Kogyo Sewing Machine Co Ltd
Original Assignee
Tokai Kogyo Sewing Machine Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異なる刺繍ミシンの枠駆動体同士の間におけ
る刺繍枠の交換や、同一ミシンにおける枠駆動体に対す
る刺繍枠の位置替えを、正確に位置決めして行ない得る
手段を提供する。 【構成】 所要の刺繍データに基づいてX方向およびY
方向へ自在に移動させられる枠駆動体15に、被刺繍体
aを保持する刺繍枠16を取付ける構造であって、 前
記刺繍枠16は、取付け部材17a,17bを介して前
記枠駆動体15に着脱自在に取付けられ、この取付け部
材17a,17bは、前記枠駆動体15にその固定位置
を調整可能に設けられていることを特徴とする刺繍枠の
取付け構造に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、刺繍枠の取付け構造
に関し、更に詳細には、例えば布等の被刺繍物を保持す
る刺繍枠を、刺繍データに基づいてX方向およびY方向
に駆動される枠駆動体に取付ける構造の改良に関するも
のである。
【0002】
【従来技術】一般的な刺繍枠は、布等の被刺繍物を内枠
と外枠との間で挾み付け、これにより被刺繍物をピンと
張った状態で保持し得るようになっている。そして該刺
繍枠は、その外枠部等に取付けた連結部材を介して枠駆
動体に着脱自在に取付けられるようになっている。なお
枠駆動体は刺繍ミシンに搭載されて、所要の刺繍データ
によりX方向およびY方向の平面上を合成的に移動さ
れ、該枠駆動体には前記刺繍枠の連結部材を取付けるた
めの取付け部が形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば、刺繍ミシンを
使用して被刺繍布に所要の刺繍を施した後、その被刺繍
布に更に紐状物を縫付ける必要を生ずることがある。こ
の場合には、先の刺繍ミシンによる刺繍が終了した後
に、被刺繍布を保持した刺繍枠をそのまま(被刺繍布を
保持したまま)の状態で該刺繍ミシンの枠駆動体から取
外し、これを他の刺繍ミシン(紐状物の縫付けができる
刺繍ミシン)の枠駆動体に取付ける作業を要している。
【0004】ところで前述した例のように、特定の刺繍
ミシンを使用して刺繍を施した被刺繍布に、別の刺繍ミ
シンを使用して紐状物を縫付ける場合は、相互の柄位置
を整合させなければならない。このときは刺繍枠の枠駆
動体に対する取付け位置関係が、夫々の刺繍ミシンの間
で同一になるよう設定する必要がある。従って刺繍枠を
枠駆動体に取付ける際には、その取付け位置の調整を行
なう必要がある。しかし従来の刺繍枠の取付け構造で
は、その取付け位置が固定的に設定されているために取
付け位置の調整を行なうことができなかった。このた
め、前記のように2つ以上の刺繍ミシンを使用して刺繍
縫いを施す場合における相互の柄合わせは不可能であっ
た。
【0005】
【発明の目的】本発明は、従来技術に係る刺繍枠の取付
け構造に内在している前記欠点に鑑み、これを好適に解
決するべく提案されたものであって、異なる刺繍ミシン
の枠駆動体同士の間における刺繍枠の交換や、同一ミシ
ンにおける枠駆動体に対する刺繍枠の位置替えを、正確
に位置決めして行ない得る手段を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を好適に達成するため本発明は、所要の刺繍デー
タに基づいてX方向およびY方向へ自在に移動させられ
る枠駆動体に、被刺繍体を保持する刺繍枠を取付ける構
造であって、前記刺繍枠は、取付け部材を介して前記枠
駆動体に着脱自在に取付けられ、この取付け部材は、前
記枠駆動体にその固定位置を調整可能に設けられている
ことを特徴とする。この場合に、前記枠駆動体は前枠部
と後枠部とを備え、これら前枠部および後枠部は所要位
置に取付け部材を固定する第1係合部材が設けられ、ま
た該取付け部材は所要位置に該第1係合部材の遊嵌を許
容する透孔が穿設され、各取付け部材における該透孔に
対応の第1係合部材を遊嵌させた後に、該第1係合部材
に別体をなす第2係合部材を係合させることによって、
該取付け部材が前記枠駆動体に位置調整可能に固定され
るよう構成するのが好ましい。また、前記枠駆動体は前
枠部と後枠部とを備え、これら前枠部および後枠部は所
要位置に取付け部材を固定する第1係合部材が設けら
れ、また該取付け部材は所要位置に別体をなす第2係合
部材の遊嵌を許容する透孔が穿設され、夫々の取付け部
材における該透孔に対応の第2係合部材を遊嵌させた後
に、該第2係合部材を第1係合部材に係合させることに
よって、該取付け部材が前記枠駆動体に位置調整可能に
固定されるよう構成してもよい。
【0007】
【作用】刺繍枠の枠駆動体に対する取付け位置の調整が
可能であることから、異なる刺繍ミシン同士の間におけ
る刺繍枠の交換や、同一ミシンにおける刺繍枠の位置替
えを相互間で正確に位置決めして行なうことができる。
【0008】
【実施例】次に、本発明に係る刺繍枠の取付け構造につ
き、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以
下説明する。図1は、本発明に係る刺繍枠の取付け構造
が好適に実施される刺繍ミシンの正面図であり、また図
2は、図1に示す刺繍ミシンの平面図である。
【0009】図1に示す刺繍ミシンにおいて、ミシンテ
ーブル1の上方に上フレーム2が横向きに設置され、こ
の上フレーム2の前面に4基のミシンヘッド3が等間隔
で並設されている。夫々のミシンヘッド3は、上フレー
ム2の前面に固定したミシンアーム5(図2)と、該ミシ
ンアーム5の前面に横方向へのスライド自在に装着した
針棒ケース6とを備えている。各針棒ケース6には、複
数(本実施例では6本)の針棒7が支持されている。夫々
の針棒ケース6は、図示しない連結ロッドにより相互に
連結され、所要の針棒選択機構(図示せず)により一斉に
スライド制御されて、各針棒ケース6における同一位置
の針棒7が稼働位置に選択的に配置されるようになって
いる。そして選択された各針棒7は、各ミシンアーム5
に共通的に貫設したミシン主軸8により作動させられる
駆動機構(ミシンアーム5の内部に配設されている)を介
して上下に往復駆動される。
【0010】図2に示す如く、ミシンテーブル1の上面
でかつ各ミシンヘッド3の下方には、針孔10を有する
針板11が配設され、各針板11の下方には周知の釜1
2を支持した釜土台13が中フレーム14上に設置され
ている。夫々の釜12は、釜土台13に貫設した下軸
(図示しないがミシン主軸8と連動する)により回転駆動
され、ミシン主軸8の回転によって全てのミシンヘッド
3における選択された針棒7と釜12との協動により本
縫いが行なわれる。
【0011】同じく図2に示すように、ミシンテーブル
1の上面には枠駆動体15が載置されている。この枠駆
動体15は、ミシンテーブル1の下面に配設したX軸駆
動部およびY軸駆動部(何れも図示せず)によって、該ミ
シンテーブル1における水平面上をX方向およびY方向
に移動駆動される。また枠駆動体15は、横(X)方向を
向いた前枠部15a、後枠部15bおよび縦(Y)方向を
向いた右枠部15cおよび左枠部15dにより枠組みさ
れた矩形体であって、これら枠部の外郭に略等しい大き
さの生地(被刺繍物)を固定的に張設し得るようになって
いる。すなわち枠駆動体15は、これを刺繍枠そのもの
として機能させたり、また後述の如く各ミシンヘッド3
に対応する刺繍枠を、前枠部15aおよび後枠部15b
の間に差し渡して保持したりすることができる。なお枠
駆動体15における前枠部15aおよび後枠部15bに
は、後に詳述する刺繍枠16のための前後で対をなす取
付け部材17a,17bが、各ミシンヘッド3に対応し
て合計4対取付けられていて、前後一対の取付け部材1
7a,17bによって該刺繍枠16を取付け得るように
なっている。
【0012】図3に示す如く、刺繍枠16はリング状の
内枠16aと外枠16bとからなり、本実施例では外枠
16bの180°間隔を空けた両側に、半径方向に延出
する金属板からなる第1連結部材18aおよび第2連結
部材18bが取付けられている。この第1連結部材18
aの自由端には、その端部を折曲して把持部19が形成
されると共に、図4に示すように端部下面には、円柱状
の嵌合体20がボルト22により取付けられている。こ
の嵌合体20の外周には、後述するリングバネ21が嵌
合可能なリング溝20aが周設されると共に、自由端
(下端)の外周にはテーパ20bが形成されている。また
第2連結部材18bの自由端には、図3に示すように、
その端部において開口する切欠き23が形成され、互い
に平行に対向する両辺縁の開口端にテーパ23aが形成
されている。
【0013】また図4および図7に示す如く、枠駆動体
15の前枠部15a,後枠部15bには、取付け部材1
7a,17bを夫々移動不能に固定するボルト部材25,
25(第1係合部材として機能する)が固定され、各取付
け部材17a,17bにはボルト部材25を遊嵌させる
透孔26が穿設されている。そして夫々の取付け部材1
7a,17bは、別体として用意されかつ第2係合部材
として機能する蝶ナット27を前記ボルト部材26に締
付けることによって、枠駆動体15に移動不能に固定さ
れるようになっている。
【0014】一方の取付け部材17aに、刺繍枠16に
おける連結部材18aの嵌合体20が略緊密に嵌合可能
な取付け孔28が透設され、その内周面に形成したリン
グ溝に前記バネリング21が嵌着されている。なお取付
け孔28の上部開口端には、テーパが形成されている。
そして該取付け孔28に嵌合体20を上から嵌合する
と、リングバネ21が嵌合体20のリング溝20aに嵌
合することによって、嵌合体20が上下動不能にロック
されるようになっている。また他方の取付け部材17b
には位置決めピン30が固定されている。この位置決め
ピン30は、小径部30aの上端に拡径部30bが形成
されている。小径部30aの径は、刺繍枠16における
連結部材18bの切欠き23が略緊密に嵌合する寸法に
設定されている。更に拡径部30bの下面と取付け部材
17b上面との隙間に、前記連結部材18bが略緊密に
嵌合するように設定され、更に拡径部30bの下端縁に
はテーパが形成されている。そして刺繍枠16を枠駆動
体15に取付けるには、先ず刺繍枠16における連結部
材18bの切欠き23を、取付け部材17bの位置決め
ピン30に嵌合させ、次いで連結部材18aの嵌合体2
0を取付け部材17aの取付け孔28に嵌合させる。
【0015】図5は、両取付け部材17a,17bの枠
駆動体15に対する位置決めを行なうための治具31を
示すもので、この治具31は所定幅の細長い板材で形成
されている。そして治具31の一端側には嵌合体20が
取付けられると共に(刺繍枠16の連結部材18aに設
けた嵌合体20と同じもの)、他端側には切欠き23お
よび把持部19が設けられている(連結部材18bに設
けた切欠き23および把持部19と同じもの)。また治
具31の少なくとも両端部分の板厚は、刺繍枠16の各
連結部材18a,18bと同一の厚みとなるよう設定し
てある。なお前記嵌合体20は治具31の一端側にボル
ト32で締付固定されるが、このボルト32の上面は平
坦になっていて、その上面でかつ嵌合体20の軸芯上に
符号33で示す「+印」が刻印されている。更に治具31
における該「+印」33から所定距離だけ離間した位置に
は、同じく符号34で示す「+印」が刻印されている。
【0016】次に、枠駆動体15における各一対の取付
け部材17a,17bの位置決め作業について説明す
る。 (a) 例えば図6および図7に示すように、右端部のミシ
ンヘッド3に対応する一対の取付け部材17a,17b
に治具31を取付ける。この時点では、両蝶ナット2
7,27は仮締めにしておく。 (b) 次に枠駆動体15を、刺繍範囲のX方向の略中央部
に移動させる。枠駆動体15は、図1に示す操作パネル
35に設けたX方向およびY方向に夫々対応した指令キ
ーを操作することによって、X方向およびY方向に自在
に移動させ得るようになっている。今回は、X方向への
指令キー(以後「Xキー」と略称する)を操作して、枠駆動
体15を刺繍範囲のX方向略中央部に移動させるもので
ある。 (c) 操作パネル35におけるY方向への指令キー(以後
「Yキー」と略称する)を操作して枠駆動体15をY方向
に移動させ、例えば選択位置にある針棒7下端の縫い針
の軸芯が、前記嵌合体20上の「+印」33の真上に対応
する位置まで到来させる。 (d) 取付け部材17aの位置調整を行ない、「+印」33
が前記縫い針の軸芯に完全に整列する状態にした後に、
蝶ナット27の締付けを行なう。 (e) この位置調整の終了した取付け部材17a,17b
から治具31を取外し、該治具31を隣接する他の対を
なす取付け具17a,17bに再び取付けて、前記(d)と
同一の作業を行なう。 (f) 前記(e)と同様に、残りの2対の取付け具17a,1
7bに対して同じ作業を行なう。 (g) 治具31を、再び右端の一対の取付け具17a,1
7bに取付ける。 (h) Yキーを押して枠駆動体15をY方向に移動させ、
治具31の「+印」34を縫い針の軸芯位置に接近させ
る。そして「+印」34が縫い針の軸芯と完全に整列する
まで取付け部材17bを位置調整した後、蝶ナット27
で最終的な締付けを行なう。 (i) 位置調整の終了した取付け部材17a,17bから
治具31を取外し、該治具31を隣接する他の対をなす
取付け具17a,17bに再び取付ける。そして「+印」
34が縫い針の軸芯に整列するよう取付け部材17bの
位置調整を行ない、整列した状態で蝶ナット27を締付
ける。 (j) 前記(i)と同様に、残りの取付け具17a,17bに
対しても同じ作業を行なう。以上で、各取付け具17
a,17bの枠駆動体15に対する位置決めを伴う固定
作業が完了する。
【0017】次に、この実施例に係る刺繍枠の取付け構
造の作用について説明する。例えば、図8に示す如き刺
繍体を作成する場合について説明する。この図8におい
て、符号200は被刺繍布aに施された刺繍を示し、符
号201は被刺繍布aに縫付けられた紐状体を示す。こ
こで刺繍200は、前記刺繍ミシンにより行なうものと
し、また紐状体201については、図示しないハンドル
ミシンで行なうものとする。このハンドルミシンの縫い
形式は前記刺繍ミシンと同一であって、紐状体を針元へ
案内する各種機構を備えた刺繍ミシンである。また該ハ
ンドルミシンは、図1に係る刺繍ミシンと同様に4つの
ミシンヘッドを備えると共に、枠駆動体の各取付け部材
(17a,17b)についても、前述したところと同じ治
具31を使用して枠駆動体に対し位置決め固定されるよ
うになっている。また刺繍200のための柄データはポ
イントAがスタート位置であり、紐状体201の縫付け
のためのデータはポイントBがスタート位置であって、
ポイントAからの渡りデータLが設定されているものと
する。
【0018】先ず、被刺繍布aを保持した刺繍体16を
各ミシンヘッド3に対応する各一対の取付け具17a,
17bに取付けて、図9に示す如き刺繍200を刺繍し
た後、これらの刺繍枠16を枠駆動体から取外し(図1
0)、これをハンドルミシンの枠駆動体15に取付け
る。そして、例えば右端の刺繍枠16に注目し、操作パ
ネル35におけるXキーおよびYキーにより枠駆動体1
5をXY平面上で移動させて、刺繍200のスタート点
Aに針位置を合わせる。この作業によって、他の刺繍枠
16においても各スタート点Aに各針位置が整列するこ
とになる。次いでハンドルミシンを起動すると、渡りデ
ータL分だけ枠駆動体15が移動して、針位置がポイン
トB(スタート点)に到達した時点で針落ち動作が開始さ
れ、紐状体201の縫付けが実行される(図11)。
【0019】このようにして完成した各刺繍体は、刺繍
200と紐状体201との位置関係が全て同一の状態と
なって、データ通りの製品が出来上がるものである。す
なわちポイントAとBとの間隔が狂ったり、また刺繍2
00に対して紐状体201が傾いたりする不都合を生ず
ることがない。このように好結果が得られるのは、同一
の治具31によって各取付け具17a,17bを位置決
め固定するようにしたことに起因する。前述したところ
は、異なる刺繍機間における例について説明したが、同
一の刺繍ミシンにおいて刺繍枠16の取付け位置を相互
に交換する場合であっても同様の作用および効果が得ら
れる。
【0020】図示の実施例では、枠駆動体15に取付け
部材17a,17bを固定する第1係合部材25として
ボルト部材を使用し、また該第1係合部材25に係合す
る別体をなす第2係合部材27としてナット部材を使用
する場合につき説明した。しかし本発明は、この構成に
限定されるものではなく、逆の構成、すなわち第1係合
部材25としてナット部材を使用し、また第2係合部材
27としてボルト部材を使用するように若干の変更によ
り対応し得るものである。更には、第1係合部材25と
第2係合部材27との係合によって、枠駆動体15に取
付け部材17a,17bを位置調整可能に固定し得るも
のであれば、ボルト部材とナット部材との組合わせに限
るものでなく、他のロック機構やクランプ機構も適宜採
用し得るものである。
【0021】なお本実施例では専用の治具31を用意し
たが、必ずしもこれを用意する必要はなく、例えば、刺
繍枠16における連結部材18aの嵌合体20の上面に
「+印」を刻印すると共に、他方の連結部材18b上にも
う一つの「+印」を刻印することで治具を兼ねさせるよう
にしてもよい。また治具31の一方の「+印」33を嵌合
体20の軸芯上に設定したために、位置決め作業を容易
に行なうことができる利点があるが、この「+印」33も
板面上に設定してもよい。更に本実施例では、位置決め
の指標として縫い針を利用するようにしたが、これとは
別に、右端のミシンヘッド3等に別途指針等を装備する
ようにしてもよい。加えて刺繍枠16の連結部材18
a,18bは本実施例に使用した態様のものに限定され
ず、他のタイプ、例えばマグネットを使用したタイプの
ものとしてもよい。
【0022】また本実施例では、各取付け部材17a,
17bの位置決め固定作業に際し、1つの治具31を使
用して順番に該作業を実施する例を示したが、治具31
を複数(本実施例の場合は4つ)用意しておき、一度に実
施するようにしてもよい。更には、第一の位置決め(取
付け部材17aの位置決め)用に「+印」33付近の枠位
置データをコントローラ等に予め設定しておくと共に、
「+印」33と「+印」34との距離(Y方向移動データ)を
同じくコントローラ等に予め設定しておき、そのデータ
に基づいて枠移動を行なうようにすれば、より迅速に作
業することが可能となる。
【0023】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係る刺繍
枠の取付け構造によれば、刺繍枠の枠駆動体に対する取
付け位置の調整が可能であることから、異なる刺繍ミシ
ン同士の間における刺繍枠の交換や、同一ミシンにおけ
る刺繍枠の位置替えを相互間で正確に位置決めして行な
うことができる。従って、例えば一旦刺繍を施した被刺
繍布を保持した刺繍枠を他の刺繍ミシンの枠駆動体に取
付けたり、また同一の刺繍ミシンの枠駆動体の他の位置
に取付け直したりして、更にその被刺繍布に刺繍等を行
なう場合に、最初の刺繍と次の刺繍における柄合わせを
正確に行なうことができる等の優れた利点を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る刺繍枠の取付け構造が実施される
刺繍ミシンの正面図である。
【図2】図1に示す刺繍ミシンの平面図である。
【図3】刺繍枠の平面図である。
【図4】枠駆動体および刺繍枠の拡大断面図である。
【図5】治具の平面図である。
【図6】取付け部材の位置決め作業方法を説明する説明
図である。
【図7】枠駆動体に治具を取付けた状態を示す拡大断面
図である。
【図8】刺繍体の一例を示す平面図である。
【図9】被刺繍布を保持した刺繍枠を枠駆動体に取付け
た状態を示す平面図である。
【図10】被刺繍布に最初の刺繍を完了して枠駆動体か
ら取外した状態を示す平面図である。
【図11】図10における刺繍枠を、他の刺繍ミシンの
枠駆動体に取付けて次の刺繍を行なった状態を示す平面
図である。
【符号の説明】
15 枠駆動体 15a 前枠部 15b 後枠部 16 刺繍枠 16a 内枠 16b 外枠 17a,17b 取付け部材 18a 第1連結部材 18b 第2連結部材 20 嵌合体 23 切欠き 25 ボルト部材 26 透孔 27 蝶ナット 28 取付け孔 30 位置決めピン 31 治具 a 被刺繍布

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要の刺繍データに基づいてX方向およ
    びY方向へ自在に移動させられる枠駆動体(15)に、被刺
    繍体(a)を保持する刺繍枠(16)を取付ける構造であっ
    て、 前記刺繍枠(16)は、取付け部材(17a,17b)を介して前記
    枠駆動体(15)に着脱自在に取付けられ、 この取付け部材(17a,17b)は、前記枠駆動体(15)にその
    固定位置を調整可能に設けられていることを特徴とする
    刺繍枠の取付け構造。
  2. 【請求項2】 前記枠駆動体(15)は前枠部(15a)と後枠
    部(15b)とを備え、これら前枠部(15a)および後枠部(15
    b)は所要位置に取付け部材(17a,17b)を固定する第1係
    合部材(25)が設けられ、また該取付け部材(17a,17b)は
    所要位置に該第1係合部材(25)の遊嵌を許容する透孔(2
    6)が穿設され、各取付け部材(17a,17b)における該透孔
    (26)に対応の第1係合部材(25)を遊嵌させた後に、該第
    1係合部材(25)に別体をなす第2係合部材(27)を係合さ
    せることによって、該取付け部材(17a,17b)は前記枠駆
    動体(15)に位置調整可能に固定される請求項1記載の刺
    繍枠の取付け構造。
  3. 【請求項3】 第1係合部材(25)はボルト部材であり、
    第2係合部材(27)はナット部材である請求項2記載の刺
    繍枠の取付け構造。
  4. 【請求項4】 前記枠駆動体(15)は前枠部(15a)と後枠
    部(15b)とを備え、これら前枠部(15a)および後枠部(15
    b)は所要位置に取付け部材(17a,17b)を固定する第1係
    合部材(25)が設けられ、また該取付け部材(17a,17b)は
    所要位置に別体をなす第2係合部材(27)の遊嵌を許容す
    る透孔(26)が穿設され、夫々の取付け部材(17a,17b)に
    おける該透孔(26)に対応の第2係合部材(27)を遊嵌させ
    た後に、該第2係合部材(27)を第1係合部材(25)に係合
    させることによって、該取付け部材(17a,17b)は前記枠
    駆動体(15)に位置調整可能に固定される請求項1記載の
    刺繍枠の取付け構造。
  5. 【請求項5】 第1係合部材(25)はナット部材であり、
    第2係合部材(27)はボルト部材である請求項4記載の刺
    繍枠の取付け構造。
  6. 【請求項6】 前記刺繍枠(16)は内枠(16a)と外枠(16b)
    とからなると共に、その外枠(16b)は外方へ延出する第
    1連結部材(18a)と第2連結部材(18b)とを備え、 第1連結部材(18a)の端部下面に設けた円柱状の嵌合体
    (20)を、前記一方の取付け部材(17a)に透設した取付け
    孔(28)に緊密嵌合させると共に、第2連結部材(18b)の
    自由端に形成した切欠き(23)を、前記他方の取付け部材
    (17b)に設けた位置決めピン(30)に嵌合させることによ
    り、該刺繍枠(16)を両取付け部材(17a,17b)に取付け得
    るようになっている請求項2または4記載の刺繍枠の取
    付け構造。
  7. 【請求項7】 前記枠駆動体(15)に前記一対の取付け部
    材(17a,17b)を位置決めするのに治具(31)が使用され、 この治具(31)は所定幅の細長い板材で構成され、該板材
    の一端側に第1連結部材(18a)の前記嵌合体(20)と同じ
    嵌合体(20)が取付けられると共に、該板材の他端側に第
    2連結部材(18b)の前記切欠き(23)と同じ切欠き(23)が
    形成され、 該治具(31)の嵌合体(20)を一方の取付け部材(17a)の前
    記取付け孔(28)に緊密嵌合させると共に、該治具(31)の
    切欠き(23)を他方の取付け部材(17b)の前記位置決めピ
    ン(30)に嵌合させることにより、該治具(31)を両取付け
    部材(17a,17b)に取付け得るようになっている請求項6
    記載の刺繍枠の取付け構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005003426A1 (ja) * 2003-07-04 2005-01-13 Tokai Kogyo Mishin Kabushiki Kaisha 刺繍用枠の取付け構造
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