JPH0831241A - 電力ケーブル - Google Patents
電力ケーブルInfo
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- JPH0831241A JPH0831241A JP16797894A JP16797894A JPH0831241A JP H0831241 A JPH0831241 A JP H0831241A JP 16797894 A JP16797894 A JP 16797894A JP 16797894 A JP16797894 A JP 16797894A JP H0831241 A JPH0831241 A JP H0831241A
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- Japan
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- weight
- antioxidant
- polyolefin
- power cable
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高温高電界における電気特性に優れ、更に耐
酸化劣化特性に優れたポリオレフィン系絶縁体層を有す
る電力ケーブルを提供する。 【構成】 導体外周にポリオレフィン系絶縁体層を設け
た電力ケーブルにおいて、前記絶縁体層が、ポリオレフ
ィン100重量部に対して有機過酸化物0.5〜5重量
部と、チオカルボン酸エステル系の酸化防止剤0.1重
量部以上とを添加してなるポリオレフィン樹脂組成物の
架橋体からなり、かつ前記架橋体から溶剤抽出される前
記酸化防止剤の抽出分が0.1重量部以下であることを
特徴とする電力ケーブル。
酸化劣化特性に優れたポリオレフィン系絶縁体層を有す
る電力ケーブルを提供する。 【構成】 導体外周にポリオレフィン系絶縁体層を設け
た電力ケーブルにおいて、前記絶縁体層が、ポリオレフ
ィン100重量部に対して有機過酸化物0.5〜5重量
部と、チオカルボン酸エステル系の酸化防止剤0.1重
量部以上とを添加してなるポリオレフィン樹脂組成物の
架橋体からなり、かつ前記架橋体から溶剤抽出される前
記酸化防止剤の抽出分が0.1重量部以下であることを
特徴とする電力ケーブル。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電力ケーブルに関し、更
に詳しくは高温高電界における電気特性に優れ、更に耐
酸化劣化特性に優れたポリオレフィン系絶縁体層を有す
る電力ケーブルに関する。
に詳しくは高温高電界における電気特性に優れ、更に耐
酸化劣化特性に優れたポリオレフィン系絶縁体層を有す
る電力ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】ポリオレフィン、特にポリエチレンを架
橋させた架橋ポリエチレンは、絶縁特性が良好であるこ
とから、高圧送電用電力ケーブル(CVケーブル)の絶
縁体として使用されており、最近では500KVなどの
超高圧電力ケーブルにまで適用されるようになってきて
いる。この架橋ポリエチレンは、一般には低密度ポリエ
チレンをベース樹脂としており、この樹脂に必要な架橋
剤と酸化防止剤を添加した樹脂組成物をケーブル導体上
に内部半導電層を介して押出被覆してから加熱架橋して
架橋体とするものである。
橋させた架橋ポリエチレンは、絶縁特性が良好であるこ
とから、高圧送電用電力ケーブル(CVケーブル)の絶
縁体として使用されており、最近では500KVなどの
超高圧電力ケーブルにまで適用されるようになってきて
いる。この架橋ポリエチレンは、一般には低密度ポリエ
チレンをベース樹脂としており、この樹脂に必要な架橋
剤と酸化防止剤を添加した樹脂組成物をケーブル導体上
に内部半導電層を介して押出被覆してから加熱架橋して
架橋体とするものである。
【0003】前記の樹脂組成物に添加される酸化防止剤
としては、従来4、4’−チオビス(3−メチル−6−
t−ブチルフェノール)のようなチオビスフェノール系
酸化防止剤が使用されている。
としては、従来4、4’−チオビス(3−メチル−6−
t−ブチルフェノール)のようなチオビスフェノール系
酸化防止剤が使用されている。
【0004】しかしながら、チオビスフェノール系酸化
防止剤は分子内にフェノール系水酸基を含有しており、
このフェノール系水酸基は、有機過酸化物の熱分解で生
成されたラジカルを捕捉する機能が高い。従って、ポリ
エチレンの架橋に当たってこの酸化防止剤と有機過酸化
物とを併用すると、ポリエチレンの架橋に必要なラジカ
ルを発生する理論量の有機過酸化物を添加しても、上述
のように発生したラジカルの一部が添加した酸化防止剤
にラジカルを捕捉されるために、架橋阻害が生じ、その
結果得られた架橋体の耐熱性が低下するという問題が生
じた。
防止剤は分子内にフェノール系水酸基を含有しており、
このフェノール系水酸基は、有機過酸化物の熱分解で生
成されたラジカルを捕捉する機能が高い。従って、ポリ
エチレンの架橋に当たってこの酸化防止剤と有機過酸化
物とを併用すると、ポリエチレンの架橋に必要なラジカ
ルを発生する理論量の有機過酸化物を添加しても、上述
のように発生したラジカルの一部が添加した酸化防止剤
にラジカルを捕捉されるために、架橋阻害が生じ、その
結果得られた架橋体の耐熱性が低下するという問題が生
じた。
【0005】この問題を解決するために、特開昭52−
16976号には、チオビスフェノール系酸化防止剤に
代わって、この化合物のフェノール残基をアルキルチオ
カルボン酸でエステル化したチオカルボン酸エステル系
酸化防止剤を使用することが提案されている。
16976号には、チオビスフェノール系酸化防止剤に
代わって、この化合物のフェノール残基をアルキルチオ
カルボン酸でエステル化したチオカルボン酸エステル系
酸化防止剤を使用することが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、チオカ
ルボン酸エステル系酸化防止剤を使用した架橋ポリエチ
レンを絶縁体としたCVケーブルの電気特性を調査した
結果、高温高電界においては誘電特性の劣化、言い換え
れば誘電正接(tanδ)が上昇することが判明した。
このことは絶縁体層が発熱して絶縁性能を低下させ、ケ
ーブルの送電容量を減少させるという問題につながるも
のであった。
ルボン酸エステル系酸化防止剤を使用した架橋ポリエチ
レンを絶縁体としたCVケーブルの電気特性を調査した
結果、高温高電界においては誘電特性の劣化、言い換え
れば誘電正接(tanδ)が上昇することが判明した。
このことは絶縁体層が発熱して絶縁性能を低下させ、ケ
ーブルの送電容量を減少させるという問題につながるも
のであった。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用】上記の問
題点を解決するために鋭意検討した結果、チオカルボン
酸エステル系酸化防止剤を配合し熱架橋して得られた架
橋ポリエチレン絶縁体は、この酸化防止剤の良溶剤によ
って抽出した時に、その抽出量と高温高電界におけるt
anδの上昇とが深い関わり合いを持つことを見出し、
本発明に至った。
題点を解決するために鋭意検討した結果、チオカルボン
酸エステル系酸化防止剤を配合し熱架橋して得られた架
橋ポリエチレン絶縁体は、この酸化防止剤の良溶剤によ
って抽出した時に、その抽出量と高温高電界におけるt
anδの上昇とが深い関わり合いを持つことを見出し、
本発明に至った。
【0008】即ち本発明は、導体外周にポリオレフィン
系絶縁体層を設けた電力ケーブルにおいて、前記絶縁体
層が、ポリオレフィン100重量部に対して有機過酸化
物0.5〜5重量部と、チオカルボン酸エステル系酸化
防止剤0.1重量部以上とを添加してなるポリオレフィ
ン樹脂組成物の架橋体からなり、かつ前記架橋体から溶
剤抽出される前記酸化防止剤の抽出分が0.1重量部以
下であることを特徴とする電力ケーブルを提供するもの
である。
系絶縁体層を設けた電力ケーブルにおいて、前記絶縁体
層が、ポリオレフィン100重量部に対して有機過酸化
物0.5〜5重量部と、チオカルボン酸エステル系酸化
防止剤0.1重量部以上とを添加してなるポリオレフィ
ン樹脂組成物の架橋体からなり、かつ前記架橋体から溶
剤抽出される前記酸化防止剤の抽出分が0.1重量部以
下であることを特徴とする電力ケーブルを提供するもの
である。
【0009】本発明で用いられるポリオレフィンとして
は、特に限定されないが、低密度ポリエチレン、中密度
ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリ
エチレン、直鎖状極低密度ポリエチレン、エチレン−プ
ロピレン共重合体、エチレン−ブテン共重合体、などが
あげられる。これらを単独あるいは2種以上を混合して
使用してもよい。
は、特に限定されないが、低密度ポリエチレン、中密度
ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリ
エチレン、直鎖状極低密度ポリエチレン、エチレン−プ
ロピレン共重合体、エチレン−ブテン共重合体、などが
あげられる。これらを単独あるいは2種以上を混合して
使用してもよい。
【0010】本発明で用いられる有機過酸化物は、通常
ポリオレフィンの過酸化物架橋に用いられる有機過酸化
物であれば特に限定されないが、ジクミルパーオキサイ
ド(DCP)、ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチル
クミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ
−t−ブチルパーオキシヘキセン、ジ−t−ブチル−パ
ーオキサイド、2,4−ジクロロベンゾイル−パーオキ
サイドなどがあげられる。その添加量は、ポリオレフィ
ン100重量部に対して0.5〜5重量部であることが
好ましい。なぜならば、0.5重量部未満では所望の架
橋度が得られず、また、5重量部を越えると早期架橋な
どが生じるようになるからである。
ポリオレフィンの過酸化物架橋に用いられる有機過酸化
物であれば特に限定されないが、ジクミルパーオキサイ
ド(DCP)、ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチル
クミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ
−t−ブチルパーオキシヘキセン、ジ−t−ブチル−パ
ーオキサイド、2,4−ジクロロベンゾイル−パーオキ
サイドなどがあげられる。その添加量は、ポリオレフィ
ン100重量部に対して0.5〜5重量部であることが
好ましい。なぜならば、0.5重量部未満では所望の架
橋度が得られず、また、5重量部を越えると早期架橋な
どが生じるようになるからである。
【0011】本発明で用いられるチオカルボン酸系酸化
防止剤としては、 (1)ビスフェノールのビスアルキルチオカルボン酸エ
ステル、特にチオビスフェノールのビスアルキルチオカ
ルボン酸エステル。 (2)ペンタエリスリトールの4置換アルキルチオカル
ボン酸エステル。などがあげられる。これらの分子構造
に含まれるチオカルボン酸は、合成原料として入手しや
すい点から、チオプロピオン酸が好ましい。チオカルボ
ン酸のS原子に結合するアルキル基の炭素数は、ポリオ
レフィン樹脂への相溶性の点から、8以上が好ましい。
上記の(1)の酸化防止剤の代表例としては、4、4’
−チオビス(3−メチル−6−t−ブチル−フェノー
ル)−ビス(ドデシルチオプロピオネート)、4、4’
−チオビス(3−メチル−6−t−ブチル−フェノー
ル)−ビス(ミリスチルチオプロピオネート)などがあ
げられ、これに相当する市販品は旭電化社のアデカスタ
ブA0−23(示性式を化1に示す)などである。上記
の(2)の酸化防止剤の代表例としては、テトラキス−
(メチレン−ドデシルチオプロピオネート)メタンなど
があげられ、これに相当する市販品は旭電化社のアデカ
スタブAO−412S(示性式を化2に示す)などであ
る。
防止剤としては、 (1)ビスフェノールのビスアルキルチオカルボン酸エ
ステル、特にチオビスフェノールのビスアルキルチオカ
ルボン酸エステル。 (2)ペンタエリスリトールの4置換アルキルチオカル
ボン酸エステル。などがあげられる。これらの分子構造
に含まれるチオカルボン酸は、合成原料として入手しや
すい点から、チオプロピオン酸が好ましい。チオカルボ
ン酸のS原子に結合するアルキル基の炭素数は、ポリオ
レフィン樹脂への相溶性の点から、8以上が好ましい。
上記の(1)の酸化防止剤の代表例としては、4、4’
−チオビス(3−メチル−6−t−ブチル−フェノー
ル)−ビス(ドデシルチオプロピオネート)、4、4’
−チオビス(3−メチル−6−t−ブチル−フェノー
ル)−ビス(ミリスチルチオプロピオネート)などがあ
げられ、これに相当する市販品は旭電化社のアデカスタ
ブA0−23(示性式を化1に示す)などである。上記
の(2)の酸化防止剤の代表例としては、テトラキス−
(メチレン−ドデシルチオプロピオネート)メタンなど
があげられ、これに相当する市販品は旭電化社のアデカ
スタブAO−412S(示性式を化2に示す)などであ
る。
【0012】
【化1】 (式中RはC12H25またはC14H29を示し、tBuはt
ーブチル基を示す。)
ーブチル基を示す。)
【0013】
【化2】 (式中RはC12H25を示す)
【0014】本発明においては、前記(1)、(2)の
群から1種あるいは2種以上を適宜選んで使用する。前
記酸化防止剤のポリオレフィンに対する添加量は、得ら
れるポリオレフィン架橋体の耐酸化劣化特性に対する要
求度によって異なるが、ポリオレフィン100重量部に
対して通常0.1重量部以上、好ましくは0.3〜1.
0重量部である。
群から1種あるいは2種以上を適宜選んで使用する。前
記酸化防止剤のポリオレフィンに対する添加量は、得ら
れるポリオレフィン架橋体の耐酸化劣化特性に対する要
求度によって異なるが、ポリオレフィン100重量部に
対して通常0.1重量部以上、好ましくは0.3〜1.
0重量部である。
【0015】本発明の電力ケーブルにおける絶縁体層
は、前記ポリオレフィン、前記有機過酸化物、ならびに
前記酸化防止剤を含む架橋性ポリオレフィン組成物を架
橋して得られた架橋体からなるが、この架橋体は、酸化
防止剤の良溶剤で抽出して得られる酸化防止剤抽出分
が、ポリオレフィン100重量部に対して0.1重量部
以下であることを要する。この抽出分が0.1重量部を
越えると、高温高電界におけるポリオレフィン架橋体
(絶縁体層)のtanδの上昇を抑制することができな
いからである。
は、前記ポリオレフィン、前記有機過酸化物、ならびに
前記酸化防止剤を含む架橋性ポリオレフィン組成物を架
橋して得られた架橋体からなるが、この架橋体は、酸化
防止剤の良溶剤で抽出して得られる酸化防止剤抽出分
が、ポリオレフィン100重量部に対して0.1重量部
以下であることを要する。この抽出分が0.1重量部を
越えると、高温高電界におけるポリオレフィン架橋体
(絶縁体層)のtanδの上昇を抑制することができな
いからである。
【0016】チオカルボン酸エステル系酸化防止剤の溶
剤による抽出量は、ケーブルの架橋条件と関係がある。
溶剤による抽出量を低減させるには、チオビスフェノー
ル系酸化防止剤を用いた場合よりも高温、もしくは長時
間架橋することが必要である。このうち長時間の架橋
は、ケーブルの生産性を低下させるために好ましくな
く、実用上は高温で架橋することが望ましい。
剤による抽出量は、ケーブルの架橋条件と関係がある。
溶剤による抽出量を低減させるには、チオビスフェノー
ル系酸化防止剤を用いた場合よりも高温、もしくは長時
間架橋することが必要である。このうち長時間の架橋
は、ケーブルの生産性を低下させるために好ましくな
く、実用上は高温で架橋することが望ましい。
【0017】上記の酸化防止剤の抽出分は下記のように
して測定される。 (1)一定量の架橋ポリオレフィン絶縁体をスライス
し、測定すべき酸化防止剤の良溶媒を溶剤として8時間
以上ソックスレー抽出器で抽出する。 (2)抽出液に溶剤を加えて一定量とし、高速液体クロ
マトグラフ(HLPC)にかける。得られたクロマトグ
ラムと予め作成した検量線とから、抽出液中の酸化防止
剤の定量を行う。 (3)上記の値をポリオレフィン100重量部に対する
値に換算する。
して測定される。 (1)一定量の架橋ポリオレフィン絶縁体をスライス
し、測定すべき酸化防止剤の良溶媒を溶剤として8時間
以上ソックスレー抽出器で抽出する。 (2)抽出液に溶剤を加えて一定量とし、高速液体クロ
マトグラフ(HLPC)にかける。得られたクロマトグ
ラムと予め作成した検量線とから、抽出液中の酸化防止
剤の定量を行う。 (3)上記の値をポリオレフィン100重量部に対する
値に換算する。
【0018】なお、本発明ではポリオレフィンに前記架
橋剤、酸化防止剤の他に、必要により、架橋助剤その他
の添加剤を適宜添加してもよい。
橋剤、酸化防止剤の他に、必要により、架橋助剤その他
の添加剤を適宜添加してもよい。
【0019】
【実施例】以下に本発明を実施例に基づき詳細に説明す
る。なお実施例に記載する各特性の試験方法は次の通り
である。
る。なお実施例に記載する各特性の試験方法は次の通り
である。
【0020】(1)tanδ 自動シェアリングブリッジ(総研電気(株)製、機種D
AU−PSC−UA)を用いて、周波数50Hz、測定
温度90℃、平均電界25kV/mmの条件で測定し
た。
AU−PSC−UA)を用いて、周波数50Hz、測定
温度90℃、平均電界25kV/mmの条件で測定し
た。
【0021】(2)酸化防止剤の抽出分 3gの絶縁体をクロロフォルムを抽出溶剤として、8時
間ソックスレー抽出を行い、抽出液をメスフラスコで5
0mlの一定量とした。この抽出液をHPLCにて分析
し、絶対検量線法にて定量した。
間ソックスレー抽出を行い、抽出液をメスフラスコで5
0mlの一定量とした。この抽出液をHPLCにて分析
し、絶対検量線法にて定量した。
【0022】(3)老化試験 電力ケーブルの絶縁体層から試料を採取し、JIS K
7113−1981に規定される4号ダンベル形状に加
工した後、JIS K7212−1977に規定される
ギヤオーブン中で温度160℃、時間168時間の老化
試験を行い、その時の伸び残率(%)を測定した。
7113−1981に規定される4号ダンベル形状に加
工した後、JIS K7212−1977に規定される
ギヤオーブン中で温度160℃、時間168時間の老化
試験を行い、その時の伸び残率(%)を測定した。
【0023】(実施例1〜3、比較例1〜2)表1に示
した組成の絶縁体層(6mm厚)を断面積150mm2
の導体の外周に内部半導電層(1mm厚)および外部半
導電層(1mm厚)と一緒に押出した。これらを表1に
示した架橋条件にて架橋して電力ケーブルコアを得た。
これらの電力ケーブルコアの特性を上述の試験方法に従
って測定した結果を表1に示した。この表1から、本発
明の電力ケーブル(実施例1〜3)では、高温高電界に
おけるtanδ、耐熱劣化特性ともに優れていることが
判る。これに対して、架橋体からの酸化防止剤抽出分が
多い電力ケーブル(比較例1)ではtanδに劣り、酸
化防止剤の添加量が少ない電力ケーブル(比較例2)で
は、耐熱劣化特性に劣ることが判る。
した組成の絶縁体層(6mm厚)を断面積150mm2
の導体の外周に内部半導電層(1mm厚)および外部半
導電層(1mm厚)と一緒に押出した。これらを表1に
示した架橋条件にて架橋して電力ケーブルコアを得た。
これらの電力ケーブルコアの特性を上述の試験方法に従
って測定した結果を表1に示した。この表1から、本発
明の電力ケーブル(実施例1〜3)では、高温高電界に
おけるtanδ、耐熱劣化特性ともに優れていることが
判る。これに対して、架橋体からの酸化防止剤抽出分が
多い電力ケーブル(比較例1)ではtanδに劣り、酸
化防止剤の添加量が少ない電力ケーブル(比較例2)で
は、耐熱劣化特性に劣ることが判る。
【0024】
【表1】
【0025】(実施例4〜5、比較例3〜4)表2に示
した組成の絶縁体層(6mm厚)を断面積150mm2
の導体の外周に内部半導電層(1mm厚)および外部半
導電層(1mm厚)と一緒に押出した。これらを表2に
示した架橋条件にて架橋して電力ケーブルコアを得た。
これらの電力ケーブルコアの特性を上述の試験方法に従
って測定した結果を表2に示した。この表2から、本発
明の電力ケーブル(実施例4〜5)では、高温高電界に
おけるtanδ、耐熱劣化特性ともに優れていることが
判る。これに対して、架橋体からの酸化防止剤抽出分が
多い電力ケーブル(比較例3〜4)では、tanδに劣
ることが判る。
した組成の絶縁体層(6mm厚)を断面積150mm2
の導体の外周に内部半導電層(1mm厚)および外部半
導電層(1mm厚)と一緒に押出した。これらを表2に
示した架橋条件にて架橋して電力ケーブルコアを得た。
これらの電力ケーブルコアの特性を上述の試験方法に従
って測定した結果を表2に示した。この表2から、本発
明の電力ケーブル(実施例4〜5)では、高温高電界に
おけるtanδ、耐熱劣化特性ともに優れていることが
判る。これに対して、架橋体からの酸化防止剤抽出分が
多い電力ケーブル(比較例3〜4)では、tanδに劣
ることが判る。
【0026】
【表2】
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、導体を被覆する絶縁体をポリオレフィン樹脂
100重量部に対してチオカルボン酸系酸化防止剤を
0.1重量部以上配合した樹脂組成物の架橋体で構成
し、かつ、その架橋体からの酸化防止剤の溶剤抽出量を
0.1重量部以下としたので、高温高電界において優れ
た誘電特性を有する電力ケーブルを提供することができ
る。
によれば、導体を被覆する絶縁体をポリオレフィン樹脂
100重量部に対してチオカルボン酸系酸化防止剤を
0.1重量部以上配合した樹脂組成物の架橋体で構成
し、かつ、その架橋体からの酸化防止剤の溶剤抽出量を
0.1重量部以下としたので、高温高電界において優れ
た誘電特性を有する電力ケーブルを提供することができ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 導体外周にポリオレフィン系絶縁体層を
設けた電力ケーブルにおいて、前記絶縁体層が、ポリオ
レフィン100重量部に対して有機過酸化物0.5〜5
重量部と、チオカルボン酸エステル系酸化防止剤0.1
重量部以上とを添加してなるポリオレフィン樹脂組成物
の架橋体からなり、かつ前記架橋体から溶剤抽出される
前記酸化防止剤の抽出分が0.1重量部以下であること
を特徴とする電力ケーブル。 - 【請求項2】 チオカルボン酸エステル系酸化防止剤
が、チオビスフェノールのビスアルキルチオプロピオン
酸エステルおよび/またはテトラキス−(メチレン−ア
ルキル−チオプロピオネート)メタンであることを特徴
とする請求項1記載の電力ケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16797894A JPH0831241A (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 電力ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16797894A JPH0831241A (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 電力ケーブル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0831241A true JPH0831241A (ja) | 1996-02-02 |
Family
ID=15859549
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16797894A Pending JPH0831241A (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 電力ケーブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0831241A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000053815A (ja) * | 1998-08-12 | 2000-02-22 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 電気絶縁樹脂組成物およびそれを用いた電線・ケーブル |
| WO2001002483A1 (en) * | 1999-07-06 | 2001-01-11 | Nippon Unicar Company Limited | Blooming-free polyolefin resin composition and molded article |
| JP2001084837A (ja) * | 1999-09-17 | 2001-03-30 | Kansai Electric Power Co Inc:The | 電気絶縁組成物および電線ケーブル |
| JP2019536017A (ja) * | 2017-09-12 | 2019-12-12 | エルジー・ケム・リミテッド | 高分子量酸化防止剤の定量分析方法 |
-
1994
- 1994-07-20 JP JP16797894A patent/JPH0831241A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000053815A (ja) * | 1998-08-12 | 2000-02-22 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 電気絶縁樹脂組成物およびそれを用いた電線・ケーブル |
| WO2001002483A1 (en) * | 1999-07-06 | 2001-01-11 | Nippon Unicar Company Limited | Blooming-free polyolefin resin composition and molded article |
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