JPH08312879A - 断熱構造およびその製法 - Google Patents
断熱構造およびその製法Info
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- JPH08312879A JPH08312879A JP7117236A JP11723695A JPH08312879A JP H08312879 A JPH08312879 A JP H08312879A JP 7117236 A JP7117236 A JP 7117236A JP 11723695 A JP11723695 A JP 11723695A JP H08312879 A JPH08312879 A JP H08312879A
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Landscapes
- Thermal Insulation (AREA)
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】粉末パーライトを使用することなく粉末パーラ
イトと同等の断熱効果が得られ、製品の軽量化が実現で
き、かつ、真空排気時間を短縮できる断熱構造を提供す
る。 【構成】外槽11と、この外槽11内に位置決めされる
内槽12と、上記外槽11の内周面と内槽12の外周面
間の空間を真空排気してなる真空断熱空間13を備え、
上記内槽12の外周面に、複数の取付用突起2を所定間
隔で配設してなる取付金具1を設け、この取付金具1の
上から帯状断熱材4を巻回して内槽12の外周部に断熱
層を形成している。
イトと同等の断熱効果が得られ、製品の軽量化が実現で
き、かつ、真空排気時間を短縮できる断熱構造を提供す
る。 【構成】外槽11と、この外槽11内に位置決めされる
内槽12と、上記外槽11の内周面と内槽12の外周面
間の空間を真空排気してなる真空断熱空間13を備え、
上記内槽12の外周面に、複数の取付用突起2を所定間
隔で配設してなる取付金具1を設け、この取付金具1の
上から帯状断熱材4を巻回して内槽12の外周部に断熱
層を形成している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低温タンクや真空断熱
配管等に使用される断熱構造およびその製法に関するも
のである。
配管等に使用される断熱構造およびその製法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、液化窒素,液化酸素等の低温液
化ガスを貯蔵する低温タンク等の断熱構造は、図17に
示すように、外槽21内に内槽22が収容され、上記外
槽21の内周面と内槽22の外周面の間に形成される空
間24内に、断熱材として粉末パーライト23が充填さ
れ、さらにこの空間24が真空排気されて構成されてい
る。このような断熱構造を使用した液化ガス貯槽20
は、つぎのようにして製造される。すなわち、まず、外
槽21を構成する底部鏡板21aの上に内槽22を載置
し、上記内槽22に取り付けた各液体取出配管27と、
これら配管27が通る底部鏡板21aの配管挿通孔26
間の隙間を気密状に密封する。ついで、上記底部鏡板2
1aの上に外槽21を構成する胴体部21bを同軸状に
配設してこの胴体部21bの下端部を上記底部鏡板21
aの上端部とを溶接し一体化する。つぎに、胴体部21
bの上端開口を天井部鏡板21cで蓋し、この天井部鏡
板21cの下端部と胴体部21bの上端部とを溶接し一
体化して外槽21を作製する。ついで、真空ポンプ29
で外槽21の内周面と内槽22の外周面の間に形成され
る空間24を真空排気し、真空測定弁30により溶接部
の気密性を確認する。つぎに、天井部鏡板21cに形成
された真空破壊装置28の蓋を取り、この開口部から上
記空間24に所定量の粉末パーライト23を投入してか
ら、真空ポンプ29によって真空排気し、さらに、所定
量の粉末パーライト23をつぎたして真空排気するとい
う操作を複数回繰り返し、上記空間24を粉末パーライ
ト23が充填された真空断熱空間に形成することが行わ
れる。図において、25は内槽22を外槽21内に固定
する脚部である。
化ガスを貯蔵する低温タンク等の断熱構造は、図17に
示すように、外槽21内に内槽22が収容され、上記外
槽21の内周面と内槽22の外周面の間に形成される空
間24内に、断熱材として粉末パーライト23が充填さ
れ、さらにこの空間24が真空排気されて構成されてい
る。このような断熱構造を使用した液化ガス貯槽20
は、つぎのようにして製造される。すなわち、まず、外
槽21を構成する底部鏡板21aの上に内槽22を載置
し、上記内槽22に取り付けた各液体取出配管27と、
これら配管27が通る底部鏡板21aの配管挿通孔26
間の隙間を気密状に密封する。ついで、上記底部鏡板2
1aの上に外槽21を構成する胴体部21bを同軸状に
配設してこの胴体部21bの下端部を上記底部鏡板21
aの上端部とを溶接し一体化する。つぎに、胴体部21
bの上端開口を天井部鏡板21cで蓋し、この天井部鏡
板21cの下端部と胴体部21bの上端部とを溶接し一
体化して外槽21を作製する。ついで、真空ポンプ29
で外槽21の内周面と内槽22の外周面の間に形成され
る空間24を真空排気し、真空測定弁30により溶接部
の気密性を確認する。つぎに、天井部鏡板21cに形成
された真空破壊装置28の蓋を取り、この開口部から上
記空間24に所定量の粉末パーライト23を投入してか
ら、真空ポンプ29によって真空排気し、さらに、所定
量の粉末パーライト23をつぎたして真空排気するとい
う操作を複数回繰り返し、上記空間24を粉末パーライ
ト23が充填された真空断熱空間に形成することが行わ
れる。図において、25は内槽22を外槽21内に固定
する脚部である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法では、粉末パーライト23を内槽22と外槽21間の
空間に均等に分散させて充填させることが難しく、粉末
パーライト23のない空間(すなわち、エアポケット)
が生じて所望の断熱効果が得られないという問題があ
る。そこで、上記エアポケットが生じた場合には、真空
破壊装置28の蓋を一旦取り外し、外槽21の外周部か
ら衝撃等を与えて粉末パーライト23を下方に沈ませ、
これにより生じた上部の隙間に粉末パーライト23を補
充してから再び真空破壊装置28の蓋を取り付け、真空
引きをするという煩雑な作業を行わなければならず、非
常に手間がかかる。また、粉末パーライト23は、断熱
材としては比重が比較的高く、製品重量がその分重くな
るため、製品の搬送や輸送に労力と費用を要するという
問題がある。さらに、外槽21と内槽22の間に形成さ
れる空間24に、粉末パーライト23が充満されている
ため、真空排気の際に内部の空気がスムーズに排出され
難く、時間がかかるという問題もある。
法では、粉末パーライト23を内槽22と外槽21間の
空間に均等に分散させて充填させることが難しく、粉末
パーライト23のない空間(すなわち、エアポケット)
が生じて所望の断熱効果が得られないという問題があ
る。そこで、上記エアポケットが生じた場合には、真空
破壊装置28の蓋を一旦取り外し、外槽21の外周部か
ら衝撃等を与えて粉末パーライト23を下方に沈ませ、
これにより生じた上部の隙間に粉末パーライト23を補
充してから再び真空破壊装置28の蓋を取り付け、真空
引きをするという煩雑な作業を行わなければならず、非
常に手間がかかる。また、粉末パーライト23は、断熱
材としては比重が比較的高く、製品重量がその分重くな
るため、製品の搬送や輸送に労力と費用を要するという
問題がある。さらに、外槽21と内槽22の間に形成さ
れる空間24に、粉末パーライト23が充満されている
ため、真空排気の際に内部の空気がスムーズに排出され
難く、時間がかかるという問題もある。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、製品の軽量化が実現でき、かつ、真空排気時間
が短縮できる断熱構造およびその製法の提供をその目的
とする。
もので、製品の軽量化が実現でき、かつ、真空排気時間
が短縮できる断熱構造およびその製法の提供をその目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、外殻と、この外殻内に位置決めされる内
殻と、上記外殻の内周面と内殻の外周面間の空間を真空
排気してなる真空断熱空間を備え、上記内殻の外周面
に、複数の取付用突起を所定間隔で配設してなる突起群
を設け、この突起群の上から帯状断熱材を巻回して内殻
の外周部に断熱層を形成した断熱構造を第1の要旨と
し、外殻と内殻を準備する工程と、上記内殻の外周面
に、複数の取付用突起を所定間隔で配設してなる突起群
を設ける工程と、上記突起群の上から帯状断熱材を巻回
して内殻の外周部に断熱層を形成する工程と、外殻内に
内殻を位置決めする工程と、上記外殻の内周面と内殻の
外周部間の空間を真空排気して真空断熱空間を形成する
工程を備えている断熱構造の製法を第2の要旨とする。
め、本発明は、外殻と、この外殻内に位置決めされる内
殻と、上記外殻の内周面と内殻の外周面間の空間を真空
排気してなる真空断熱空間を備え、上記内殻の外周面
に、複数の取付用突起を所定間隔で配設してなる突起群
を設け、この突起群の上から帯状断熱材を巻回して内殻
の外周部に断熱層を形成した断熱構造を第1の要旨と
し、外殻と内殻を準備する工程と、上記内殻の外周面
に、複数の取付用突起を所定間隔で配設してなる突起群
を設ける工程と、上記突起群の上から帯状断熱材を巻回
して内殻の外周部に断熱層を形成する工程と、外殻内に
内殻を位置決めする工程と、上記外殻の内周面と内殻の
外周部間の空間を真空排気して真空断熱空間を形成する
工程を備えている断熱構造の製法を第2の要旨とする。
【0006】
【作用】すなわち、本発明の断熱構造は、内殻の外周部
に帯状断熱材を巻回して断熱層を形成し、しかも、上記
帯状断熱材を複数の取付用突起を所定間隔で配設してな
る突起群に取り付けることで、振動や衝撃等の外力が加
わっても帯状断熱材がずれることがないようにしてい
る。したがって、所望の断熱効果が得られるうえ、従来
例のように、エアポケットが生じることもなく、これに
より、上記エアポケットを除去する煩雑な作業をする必
要がなくなる。さらに、従来例のように重い粉末パーラ
イト43を使用せず、軽い帯状断熱材を巻回するだけで
あるため、製品重量が軽くなり、製品の搬送や輸送にか
かる労力と費用を節減することができる。そのうえ、外
殻の内周面と内殻の外周部の間に形成される空間を真空
排気する場合に、内部の空気がスムーズに排出され、そ
れに要する時間を短縮することができる。
に帯状断熱材を巻回して断熱層を形成し、しかも、上記
帯状断熱材を複数の取付用突起を所定間隔で配設してな
る突起群に取り付けることで、振動や衝撃等の外力が加
わっても帯状断熱材がずれることがないようにしてい
る。したがって、所望の断熱効果が得られるうえ、従来
例のように、エアポケットが生じることもなく、これに
より、上記エアポケットを除去する煩雑な作業をする必
要がなくなる。さらに、従来例のように重い粉末パーラ
イト43を使用せず、軽い帯状断熱材を巻回するだけで
あるため、製品重量が軽くなり、製品の搬送や輸送にか
かる労力と費用を節減することができる。そのうえ、外
殻の内周面と内殻の外周部の間に形成される空間を真空
排気する場合に、内部の空気がスムーズに排出され、そ
れに要する時間を短縮することができる。
【0007】つぎに、本発明を実施例にもとづいて詳し
く説明する。
く説明する。
【0008】
【実施例】図1および図2は、本発明の断熱構造の一実
施例を使用した縦形液化ガス貯槽を示している。この縦
形液化ガス貯槽10は、円筒状胴体部11bの上下が鏡
板11c,11aで溶接により一体化された外槽11
と、内部に液化ガスが貯蔵され上記外槽11内に略同軸
状に収容される内槽12とを備えており、上記外槽11
の内周面と内槽12の外周面間の空間が真空排気されて
真空断熱空間13に形成されている。そして、上記内槽
12の外周面の上下3個所に、複数の取付用突起2が所
定間隔で配設された取付金具(突起群)1が巻回,固定
され、この取付金具1の上に、それぞれバンド5で固定
される2層の帯状断熱材4が巻回されている。図におい
て、7は内槽12を外槽11内に固定する脚部である。
施例を使用した縦形液化ガス貯槽を示している。この縦
形液化ガス貯槽10は、円筒状胴体部11bの上下が鏡
板11c,11aで溶接により一体化された外槽11
と、内部に液化ガスが貯蔵され上記外槽11内に略同軸
状に収容される内槽12とを備えており、上記外槽11
の内周面と内槽12の外周面間の空間が真空排気されて
真空断熱空間13に形成されている。そして、上記内槽
12の外周面の上下3個所に、複数の取付用突起2が所
定間隔で配設された取付金具(突起群)1が巻回,固定
され、この取付金具1の上に、それぞれバンド5で固定
される2層の帯状断熱材4が巻回されている。図におい
て、7は内槽12を外槽11内に固定する脚部である。
【0009】取付金具1は、図3および図4に示すよう
に、ステンレス鋼製の帯状体に、その長手方向に沿って
所定間隔でくの字状の切り欠き部3が形成され、この切
り欠き部3に囲まれた切り起し片部が所定角度起立さ
れ、帯状断熱材4に突き刺さってこれを固定する取付用
突起2に形成されている。
に、ステンレス鋼製の帯状体に、その長手方向に沿って
所定間隔でくの字状の切り欠き部3が形成され、この切
り欠き部3に囲まれた切り起し片部が所定角度起立さ
れ、帯状断熱材4に突き刺さってこれを固定する取付用
突起2に形成されている。
【0010】帯状断熱材4は、極細のガラス繊維を軽く
圧縮し、繊維同士が空間を保ってからみ合った、いわば
ふわふわの軽い毛布状のものの、繊維のからみ合った部
分を中心にメラミン樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性
樹脂で接着し(この実施例では、ガラス繊維が84〜9
5%,メラミン樹脂が5〜15%である)、厚み25m
m,幅1.5mに設定された長尺状に形成されている。
そして、図5に示すように、その表面に所定間隔で融着
部6が形成されている。
圧縮し、繊維同士が空間を保ってからみ合った、いわば
ふわふわの軽い毛布状のものの、繊維のからみ合った部
分を中心にメラミン樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性
樹脂で接着し(この実施例では、ガラス繊維が84〜9
5%,メラミン樹脂が5〜15%である)、厚み25m
m,幅1.5mに設定された長尺状に形成されている。
そして、図5に示すように、その表面に所定間隔で融着
部6が形成されている。
【0011】バンド5は、アルミニウム,銅もしくはス
テンレス製の薄帯状に形成されている。
テンレス製の薄帯状に形成されている。
【0012】上記構成において、断熱構造を適用した縦
形液化ガス貯槽10は、つぎのようにして製造される。
すなわち、まず、図6に示すように、内槽12の外周面
の3個所に上記取付金具1を巻回し、巻き始め端部を巻
き終わり端部に締め付けた状態で、この締め付け部を溶
接して固定し、取付用突起2を内槽12の周方向に所定
間隔で突出させた状態にする。ついで、図7に示すよう
に、上記取付金具1の上から帯状断熱材4を1枚づつ巻
回して内槽12の周囲を覆い、さらにこの帯状断熱材4
の上からバンド5を巻き付けることにより、上記取付用
突起2の先端部を帯状断熱材4に突き刺すようにして、
帯状断熱材4を内槽12に固定する。つぎに、図8に示
すように、さらにその上から2層目の帯状断熱材4を巻
回させてバンド5で固定し、この2層の帯状断熱材4で
断熱材層8を形成する。この断熱材層8が形成された内
槽12を、図9に示すように、外槽11を構成する底部
鏡板11c上に載置し、液体取出配管27等を取り付け
る。そののち、図10に示すように、胴体部11bを挿
通したのち、この胴体部11bの上部開口を天井部鏡板
11aで蓋して、これらの境界部を溶接することにより
密封する(図1参照)。この溶接に際しては、図11に
示すように、溶接継ぎ目部18の下にアルミ箔19をあ
てがい、この継ぎ目部18の下側の帯状断熱材4を、溶
接による熱損傷から防止するようにしている。さらに、
外槽11の内周面と内槽の外周部間の空間を真空ポンプ
29で真空排気して真空断熱空間13を形成し、本発明
の断熱構造が形成される。
形液化ガス貯槽10は、つぎのようにして製造される。
すなわち、まず、図6に示すように、内槽12の外周面
の3個所に上記取付金具1を巻回し、巻き始め端部を巻
き終わり端部に締め付けた状態で、この締め付け部を溶
接して固定し、取付用突起2を内槽12の周方向に所定
間隔で突出させた状態にする。ついで、図7に示すよう
に、上記取付金具1の上から帯状断熱材4を1枚づつ巻
回して内槽12の周囲を覆い、さらにこの帯状断熱材4
の上からバンド5を巻き付けることにより、上記取付用
突起2の先端部を帯状断熱材4に突き刺すようにして、
帯状断熱材4を内槽12に固定する。つぎに、図8に示
すように、さらにその上から2層目の帯状断熱材4を巻
回させてバンド5で固定し、この2層の帯状断熱材4で
断熱材層8を形成する。この断熱材層8が形成された内
槽12を、図9に示すように、外槽11を構成する底部
鏡板11c上に載置し、液体取出配管27等を取り付け
る。そののち、図10に示すように、胴体部11bを挿
通したのち、この胴体部11bの上部開口を天井部鏡板
11aで蓋して、これらの境界部を溶接することにより
密封する(図1参照)。この溶接に際しては、図11に
示すように、溶接継ぎ目部18の下にアルミ箔19をあ
てがい、この継ぎ目部18の下側の帯状断熱材4を、溶
接による熱損傷から防止するようにしている。さらに、
外槽11の内周面と内槽の外周部間の空間を真空ポンプ
29で真空排気して真空断熱空間13を形成し、本発明
の断熱構造が形成される。
【0013】上記のように、この断熱構造では、内槽1
2の外周部に巻回された帯状断熱材4が、取付用突起2
によって固定され、振動や衝撃等の外力が加わっても真
空断熱空間13内部で帯状断熱材4がずれることがな
く、断熱層に隙間が生じることがないため、断熱効果が
減殺されることがない。また、従来例のように、エアポ
ケットを除去する煩雑な作業をする必要がなくなる。さ
らに、粉末パーライト23を使用せず、軽い帯状断熱材
4を巻回するだけであり、粉末パーライトを充填した場
合と比べ、充填密度も低くなることから、製品重量が約
8分の1に軽くなり、製品の搬送や輸送にかかる労力と
費用を節減することができる。そのうえ、外槽の内周面
と内槽の外周部の間に形成される空間を真空排気する際
には、内部の空気がスムーズに排出され、それに要する
時間を短縮することができる。また、真空断熱配管等に
適用する場合にも、工事を簡単に行うことができる。
2の外周部に巻回された帯状断熱材4が、取付用突起2
によって固定され、振動や衝撃等の外力が加わっても真
空断熱空間13内部で帯状断熱材4がずれることがな
く、断熱層に隙間が生じることがないため、断熱効果が
減殺されることがない。また、従来例のように、エアポ
ケットを除去する煩雑な作業をする必要がなくなる。さ
らに、粉末パーライト23を使用せず、軽い帯状断熱材
4を巻回するだけであり、粉末パーライトを充填した場
合と比べ、充填密度も低くなることから、製品重量が約
8分の1に軽くなり、製品の搬送や輸送にかかる労力と
費用を節減することができる。そのうえ、外槽の内周面
と内槽の外周部の間に形成される空間を真空排気する際
には、内部の空気がスムーズに排出され、それに要する
時間を短縮することができる。また、真空断熱配管等に
適用する場合にも、工事を簡単に行うことができる。
【0014】また、この実施例では、帯状断熱材4とし
て、極細のガラス繊維をメラミン樹脂、フェノール樹脂
等の熱硬化性樹脂で接着したものを用いているため、ガ
ラス繊維が作業者の肌に刺さってちくちくするというよ
うなことがなく巻回作業を容易に、かつ、安全に行うこ
とができる。
て、極細のガラス繊維をメラミン樹脂、フェノール樹脂
等の熱硬化性樹脂で接着したものを用いているため、ガ
ラス繊維が作業者の肌に刺さってちくちくするというよ
うなことがなく巻回作業を容易に、かつ、安全に行うこ
とができる。
【0015】また、上記実施例では、本発明の断熱構造
を縦形液化ガス貯槽に適用しているが、図12に示すよ
うに、タンクローリー等に用いられる横形液化ガス貯槽
に適用してもよい。また、上記実施例では、帯状断熱材
4を2層に巻回させて断熱材層8を形成しているが、こ
れに限定するものではなく、3層以上巻回させてもよ
く、1層でもよい。
を縦形液化ガス貯槽に適用しているが、図12に示すよ
うに、タンクローリー等に用いられる横形液化ガス貯槽
に適用してもよい。また、上記実施例では、帯状断熱材
4を2層に巻回させて断熱材層8を形成しているが、こ
れに限定するものではなく、3層以上巻回させてもよ
く、1層でもよい。
【0016】図13および図14は、本発明の他の実施
例を示している。この実施例は、本発明の断熱構造を横
形液化ガス貯槽に使用しており、内槽12の外壁面の上
側部にステンレス棒16を直接溶接することにより取付
用突起を形成している。この実施例では、上記ステンレ
ス棒16は、2層に巻回されたうちの1層目の帯状断熱
材4を突き抜け、2層目の帯状断熱材4にまで突き刺さ
るようにしている。これにより、1層目の帯状断熱材4
を固定するバンド5を省略することができる。
例を示している。この実施例は、本発明の断熱構造を横
形液化ガス貯槽に使用しており、内槽12の外壁面の上
側部にステンレス棒16を直接溶接することにより取付
用突起を形成している。この実施例では、上記ステンレ
ス棒16は、2層に巻回されたうちの1層目の帯状断熱
材4を突き抜け、2層目の帯状断熱材4にまで突き刺さ
るようにしている。これにより、1層目の帯状断熱材4
を固定するバンド5を省略することができる。
【0017】図15は、本発明のさらに他の実施例を示
している。この実施例では、本発明の断熱構造を真空断
熱配管に適用している。すなわち、外管9と、この外管
9内に挿通される内管17とを備え、上記外管9の内周
面と内管17の外周面間の空間が真空断熱空間13に形
成されている。そして、上記内管17の外周面に取付金
具2が巻き付けられ、その上から2層の帯状断熱材4が
巻回されている。さらに、各層の帯状断熱材4の上に
は、アルミ箔15が全長にわたって巻き付けられて締め
付け具等で固定される。この実施例では、帯状断熱材4
の上に巻き付けられたアルミ箔15により、外部からの
熱を反射し、断熱効果をさらに向上させるようにしてい
る。
している。この実施例では、本発明の断熱構造を真空断
熱配管に適用している。すなわち、外管9と、この外管
9内に挿通される内管17とを備え、上記外管9の内周
面と内管17の外周面間の空間が真空断熱空間13に形
成されている。そして、上記内管17の外周面に取付金
具2が巻き付けられ、その上から2層の帯状断熱材4が
巻回されている。さらに、各層の帯状断熱材4の上に
は、アルミ箔15が全長にわたって巻き付けられて締め
付け具等で固定される。この実施例では、帯状断熱材4
の上に巻き付けられたアルミ箔15により、外部からの
熱を反射し、断熱効果をさらに向上させるようにしてい
る。
【0018】図16は、本発明のさらにその他の実施例
を示している。この実施例では、帯状断熱材4の上に所
定幅のアルミ箔15aを1層目と2層目とで長手方向で
互い違いに巻き付けるようにしている。これにより、ア
ルミ箔15aの使用量を節減させることができるととも
に熱反射効果も得ることができる。それ以外は図15に
示すものと同様であり、同一部分には同一符号を付して
いる。
を示している。この実施例では、帯状断熱材4の上に所
定幅のアルミ箔15aを1層目と2層目とで長手方向で
互い違いに巻き付けるようにしている。これにより、ア
ルミ箔15aの使用量を節減させることができるととも
に熱反射効果も得ることができる。それ以外は図15に
示すものと同様であり、同一部分には同一符号を付して
いる。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明の断熱構造によれ
ば、内殻の外周部に巻回された帯状断熱材が取付用突起
によって固定されており、振動や衝撃等の外力が加わっ
ても空間内部で帯状断熱材がずれることがなく、断熱層
に隙間が生じることがないため、断熱効果が減殺される
ことがない。また、従来例のように、エアポケットを除
去する煩雑な作業をする必要がなくなる。さらに、粉末
パーライト43を使用しないため、製品重量が軽くな
り、製品の搬送や輸送にかかる労力と費用を節減するこ
とができる。そのうえ、外殻の内周面と内殻の外周部の
間に形成される空間を真空排気する際には、内部の空気
がスムーズに排出され、それに要する時間を短縮するこ
とができる。また、配管に適用する場合にも、工事を簡
単に行うことができるようになる。
ば、内殻の外周部に巻回された帯状断熱材が取付用突起
によって固定されており、振動や衝撃等の外力が加わっ
ても空間内部で帯状断熱材がずれることがなく、断熱層
に隙間が生じることがないため、断熱効果が減殺される
ことがない。また、従来例のように、エアポケットを除
去する煩雑な作業をする必要がなくなる。さらに、粉末
パーライト43を使用しないため、製品重量が軽くな
り、製品の搬送や輸送にかかる労力と費用を節減するこ
とができる。そのうえ、外殻の内周面と内殻の外周部の
間に形成される空間を真空排気する際には、内部の空気
がスムーズに排出され、それに要する時間を短縮するこ
とができる。また、配管に適用する場合にも、工事を簡
単に行うことができるようになる。
【図1】本発明の断熱構造の一実施例を使用した縦形液
化ガス貯槽を示す説明図である。
化ガス貯槽を示す説明図である。
【図2】上記縦形液化ガス貯槽の一部を拡大した説明図
である。
である。
【図3】取付金具を示す平面図である。
【図4】上記取付金具を示す側面図である。
【図5】帯状断熱材を示す斜視図である。
【図6】縦形液化ガス貯槽の製造過程を示す説明図であ
る。
る。
【図7】縦形液化ガス貯槽の製造過程を示す説明図であ
る。
る。
【図8】縦形液化ガス貯槽の製造過程を示す説明図であ
る。
る。
【図9】縦形液化ガス貯槽の製造過程を示す説明図であ
る。
る。
【図10】縦形液化ガス貯槽の製造過程を示す説明図で
ある。
ある。
【図11】上記製造過程を示す部分拡大図である。
【図12】上記実施例を使用した横形液化ガス貯槽を示
す説明図である。
す説明図である。
【図13】他の実施例の内槽を示す説明図である。
【図14】上記他の実施例を示す説明図である。
【図15】その他の実施例を示す説明図である。
【図16】さらにその他の実施例を示す説明図である。
【図17】従来例を示す説明図である。
1 取付金具 2 取付用突起 4 帯状断熱材 11 外槽 12 内槽 13 真空断熱空間
Claims (4)
- 【請求項1】 外殻と、この外殻内に位置決めされる内
殻と、上記外殻の内周面と内殻の外周面間の空間を真空
排気してなる真空断熱空間を備え、上記内殻の外周面
に、複数の取付用突起を所定間隔で配設してなる突起群
を設け、この突起群の上から帯状断熱材を巻回して内殻
の外周部に断熱層を形成したことを特徴とする断熱構
造。 - 【請求項2】 帯状体に、その長手方向に沿って所定間
隔で切り欠き部が形成され、この切り欠き部の切り起し
片で、突起群が構成されている請求項1記載の断熱構
造。 - 【請求項3】 外殻と内殻を準備する工程と、上記内殻
の外周面に、複数の取付用突起を所定間隔で配設してな
る突起群を設ける工程と、上記突起群の上から帯状断熱
材を巻回して内殻の外周部に断熱層を形成する工程と、
外殻内に内殻を位置決めする工程と、上記外殻の内周面
と内殻の外周部間の空間を真空排気して真空断熱空間を
形成する工程を備えていることを特徴とする断熱構造の
製法。 - 【請求項4】 帯状体に、その長手方向に沿って所定間
隔で切り欠き部が形成され、この切り欠き部の切り起し
片で、突起群が構成されている請求項3記載の断熱構造
の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11723695A JP3394631B2 (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | 輸送用液化ガス貯槽およびその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11723695A JP3394631B2 (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | 輸送用液化ガス貯槽およびその製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08312879A true JPH08312879A (ja) | 1996-11-26 |
| JP3394631B2 JP3394631B2 (ja) | 2003-04-07 |
Family
ID=14706761
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11723695A Ceased JP3394631B2 (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | 輸送用液化ガス貯槽およびその製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3394631B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006009949A (ja) * | 2004-06-25 | 2006-01-12 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 低温液化ガス貯蔵タンク |
| JP2006308014A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Air Water Inc | 超低温容器構造体 |
| JP2007024057A (ja) * | 2005-07-12 | 2007-02-01 | Taiyo Nippon Sanso Corp | 低温液化ガス貯槽 |
| JP2007040386A (ja) * | 2005-08-02 | 2007-02-15 | Air Water Inc | 液化ガス貯蔵タンクおよびそれに用いる密封袋体 |
| JP2007056918A (ja) * | 2005-08-23 | 2007-03-08 | Taiyo Nippon Sanso Corp | 低温液化ガス貯槽 |
| WO2015125476A1 (ja) * | 2014-02-21 | 2015-08-27 | 川崎重工業株式会社 | 液化ガスタンクおよび液化ガス運搬船 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102291818B1 (ko) * | 2020-01-02 | 2021-08-20 | 정태영 | 단열구조 기술을 적용한 c 타입 극저온 액화가스 탱크, 그 c 타입 극저온 액화가스 탱크 제조방법, 및 극저온 액화가스의 운송방법 |
-
1995
- 1995-05-16 JP JP11723695A patent/JP3394631B2/ja not_active Ceased
Cited By (7)
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| JP2006009949A (ja) * | 2004-06-25 | 2006-01-12 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 低温液化ガス貯蔵タンク |
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| WO2015125476A1 (ja) * | 2014-02-21 | 2015-08-27 | 川崎重工業株式会社 | 液化ガスタンクおよび液化ガス運搬船 |
| JP2015155732A (ja) * | 2014-02-21 | 2015-08-27 | 川崎重工業株式会社 | 液化ガスタンクおよび液化ガス運搬船 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3394631B2 (ja) | 2003-04-07 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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