JPH08313183A - 熱交換器、および熱交換器用コルゲートフィンの製造方法 - Google Patents

熱交換器、および熱交換器用コルゲートフィンの製造方法

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JPH08313183A
JPH08313183A JP11717695A JP11717695A JPH08313183A JP H08313183 A JPH08313183 A JP H08313183A JP 11717695 A JP11717695 A JP 11717695A JP 11717695 A JP11717695 A JP 11717695A JP H08313183 A JPH08313183 A JP H08313183A
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JP
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heat exchanger
fin
corrugated
slits
slit
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JP11717695A
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Kame Kobayashi
亀 小林
Hideyuki Ota
秀之 太田
Akio Ueda
章夫 上田
Masakazu Hyodo
正和 兵藤
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F3/00Plate-like or laminated elements; Assemblies of plate-like or laminated elements
    • F28F3/02Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations
    • F28F3/025Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations the means being corrugated, plate-like elements
    • F28F3/027Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations the means being corrugated, plate-like elements with openings, e.g. louvered corrugated fins; Assemblies of corrugated strips
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D1/00Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators
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    • F28D1/03Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits
    • F28D1/0308Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by paired plates touching each other
    • F28D1/0325Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by paired plates touching each other the plates having lateral openings therein for circulation of the heat-exchange medium from one conduit to another
    • F28D1/0333Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by paired plates touching each other the plates having lateral openings therein for circulation of the heat-exchange medium from one conduit to another the plates having integrated connecting members

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 山部15に対するスリット16、17の位置
を位置合わせすることなく、インナーフィン10を矩形
波形状に成形できるようにして、生産性を更に向上す
る。 【構成】 高さ方向に所定の間隔で並設された側壁部1
1、12およびこれらの側壁部11、12の上端部同士
を繋ぐ天壁部13よりなる山部15と側壁部11、12
の下端部同士を繋ぐ底壁部14とを交互に複数繰り返し
て矩形波形状に成形されるインタークーラ用インナーフ
ィン10において、このインナーフィン10の板厚方向
に貫通するように開口したスリット16、17を、山部
15に対する位置を位置合わせすることなく形成するこ
とによって、インナーフィン10の成形速度を速くする
と共に、パイロット用のピンや穴を設けないことにより
不良品の発生を減らした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば過給機によっ
て高温となった過給気を冷却風または冷却水と熱交換さ
せて冷却する熱交換器、およびその製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の高出力化の要求が高まる
につれて、過給機を搭載する自動車が増加傾向にある。
また、一層のエンジン出力の増大の目的を達成するた
め、過給機によって高温となった過給気を冷却する空冷
式の熱交換器(以下インタークーラと呼ぶ)を搭載する
自動車も増加傾向にある。このような状況の中で、過給
機の性能向上と共に、インタークーラの高性能化、つま
り高放熱量化および低圧力損失化の要求も高くなってい
る。
【0003】インタークーラを高性能化することは、過
給気が流れるチューブ内に配設したインナーフィンによ
る伝熱面積の増加等の効果で達成されることが知られて
いる。ところが、インナーフィンの形状等によっては、
過給気の圧力損失が増加して過給圧の低下およびエンジ
ンの燃焼室へ供給される吸入空気重量の減少を引き起こ
し、却ってエンジン性能を低下させるという問題が生じ
てしまう。
【0004】高性能化を図るためチューブ内に高性能イ
ンナーフィンを挿入したインタークーラが知られている
(従来例:特開平3−45891号公報や特開平3−8
4396号公報に記載の技術)。このインタークーラの
インナーフィン100は、図8に示したように、矩形波
形状に屈曲した山部101が底壁部102、側壁部10
3、天壁部104および側壁部105により構成されて
おり、底壁部102の一部から側壁部103を縦断して
天壁部104の一部まで切り込んだスリット106を板
厚方向に貫通している。
【0005】そして、従来のインナーフィン100は、
図9に示したように、金属薄板107にスリット106
を穿孔する穴開け工程(a)、金属薄板107を矩形波
形状に屈曲させるコルゲート成形工程(b)、矩形波形
状の金属薄板107を所定の長さで分断してインナーフ
ィン100を製造する分断工程(c)の順にプレス成形
機により1山ずつプレス成形されている。すなわち、従
来の成形方法では、山部101に対するスリット106
の位置を位置合わせする必要があるため、1山ずつ金属
薄板107を次の工程に送り込んでインナーフィン10
0を製造している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、将来の自動
車産業においては、少しでも性能の良い自動車が求めら
れ、これを構成する優れた部品が大量に必要となるた
め、更なるインナーフィンの生産性向上が望まれる。し
たがって、生産性を向上させる目的で、インナーフィン
100の金属薄板にスリット106を穴開けした後に山
部101に対するスリット106の位置を位置合わせし
ないで、高速プレス成形機を用いて金属薄板を矩形波形
状に屈曲させることが考えられる。
【0007】この場合に、図8のものに対して図10に
示したもののように、山部101に対してスリット10
6の位置がずれてしまう。このような図10に示したイ
ンナーフィン100をインタークーラのチューブ内に挿
入すると、過給気の放熱量は図8のものと比較して変化
しないが、過給気の圧力損失が図8のものと比較して1
6%増大してしまうことが実験により確認されている。
【0008】したがって、山部101に対するスリット
106の位置を位置合わせしないで、金属薄板107を
矩形波形状に屈曲させようとすると、図8のものと図1
0のものとの間のインナーフィン形状となり、図10の
ものは図8のものと比較して圧力損失比が100から1
16までの間をばらつくことになるという問題が生じ
る。
【0009】ここで、生産性を向上させるために、歯車
形状のローラを用いて、金属薄板107を連続的に矩形
波形状に屈曲させることが考えられる。すなわち、金属
薄板107の長手方向に縦列配置されるスリット106
をパイロット用穴としたり、スリット106の隣に新た
にパイロット用穴を設けたりして、ローラの外周に設け
たパイロット用ピンをパイロット用穴に嵌め合わせるこ
とによって、山部101に対するスリット106の位置
を位置合わせしながら、インナーフィン100を製造す
ることも考えられる。ところが、金属薄板107の板厚
が0.08mmと薄いため、位置決めをするためのパイロ
ット用穴の縁部分がパイロット用ピンにより引っ張られ
て、パイロット用穴の周囲に亀裂が入ってしまい、不良
品となってしまうという問題が発生した。
【0010】この発明の目的は、コルゲートフィンの山
部に対するスリットの位置を位置合わせすることなく製
造できるようにして、コルゲートフィンの生産性を更に
向上することが可能な熱交換器、および熱交換器用コル
ゲートフィンの製造方法を提供することにある。また、
コルゲートフィンの山部に対するスリットの位置を位置
合わせしなくても、コルゲートフィンを縫うように流れ
る第1流体または第2流体の圧力損失のばらつきを減少
することが可能な熱交換器を提供することにある。そし
て、コルゲートフィンを製造する際に不良品の発生を抑
えることが可能な熱交換器、および熱交換器用コルゲー
トフィンの製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、内部を流れる第1流体と外側を流れる第2流体とを
熱交換させるチューブと、このチューブの内部または外
側に配され、山部を繰り返すことにより波形状に屈曲し
たコルゲートフィンと、このコルゲートフィンの板厚方
向に貫通するスリットとを備えた熱交換器であって、前
記スリットは、2個以上の山部に渡って連続して形成さ
れた技術手段を採用した。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の熱交換器に加えて、前記スリットを、前記コルゲート
フィンの幅方向に所定の間隔で複数箇所に設けたことを
特徴とする。請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の熱交換器に加えて、前記スリットを、
前記コルゲートフィンの長手方向に所定の間隔で複数箇
所に設けたことを特徴とする。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
請求項3のいずれかに記載の熱交換器に加えて、前記コ
ルゲートフィンを、前記チューブの長手方向に、あるい
はこの長手方向に略直交する方向に沿うように矩形波形
状に形成したことを特徴とする。請求項5に記載の発明
は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の熱交換
器に加えて、前記コルゲートフィンを、前記チューブの
長手方向に、あるいはこの長手方向に略直交する方向に
沿うように正弦波形状に形成したことを特徴とする。
【0014】請求項6に記載の発明は、請求項1ないし
請求項5のいずれかに記載の熱交換器において、薄板状
の素材に、前記スリットを開ける穴開け工程と、前記ス
リットと前記山部との位置合わせを行うことなく、前記
薄板状の素材を、一対の歯車形状のローラ間に通して連
続的に波形状に屈曲させるローラ成形工程とを備えた技
術手段を採用した。
【0015】
【発明の作用および効果】請求項1に記載の発明によれ
ば、コルゲートフィンの2個以上の山部に渡ってスリッ
トが連続して形成されているので、仮に山部に対するス
リットの位置を位置合わせしないでコルゲートフィンを
製造したとしても、(n−1)個分の山部のスリット形
状はいつも同一形状となる。すなわち、1/(n−1)
個分の山部のスリット形状しかばらつきが生じないの
で、コルゲートフィンを縫うように流れる第1流体また
は第2流体の圧力損失のばらつきを低減することができ
る。
【0016】請求項2に記載の発明によれば、コルゲー
トフィンの幅方向に所定の間隔(ピッチ)で形成された
複数個のスリットと複数個の山部とによって、コルゲー
トフィンを縫うように流れる第1流体または第2流体が
強制的に攪乱されるので、第2流体または第1流体との
熱交換性能が向上する。
【0017】請求項3に記載の発明によれば、コルゲー
トフィンの長手方向に所定の間隔(ピッチ)で形成され
た複数個のスリットと複数個の山部とによって、コルゲ
ートフィンを縫うように流れる第1流体または第2流体
が強制的に攪乱されるので、第2流体または第1流体と
の熱交換性能が向上する。
【0018】請求項4に記載の発明によれば、コルゲー
トフィンが矩形波形状に形成されているため、コルゲー
トフィンとチューブとの接触面積が増加するので、ろう
付け等の手段により両者の接合がし易くなることによ
り、チューブとコルゲートフィンとの熱伝達が向上す
る。また、コルゲートフィンにルーバーを設ける場合
に、ルーバー切長さ伸長が可能となる。さらに、第1流
体または第2流体の流れ方向に多数の流体通路が形成さ
れることにより、第2流体または第1流体との熱交換性
能が向上する。
【0019】請求項5に記載の発明によれば、コルゲー
トフィンが正弦波形状に形成されているため、製造し易
い。また、コルゲートフィンの山部のスプリング作用に
よって、コルゲートフィンとチューブとを積層し、コア
組みする場合に、コルゲートフィンの座屈などを制御し
易くなる。さらに、第1流体または第2流体の流れ方向
に多数の流体通路が形成されることにより、第2流体ま
たは第1流体との熱交換性能が向上する。
【0020】請求項6に記載の発明によれば、薄板状の
素材に、スリットを開けた後に、スリットと山部との位
置合わせを行うことなく、薄板状の素材を、一対の歯車
形状のローラ間に通して連続的に波形状に屈曲させて、
コルゲートフィンを製造している。このため、コルゲー
トフィンを製造する際に、山部に対するスリットの位置
を位置合わせする必要がないため、コルゲートフィンの
成形速度を速くできるので、コルゲートフィンの生産性
を更に向上することができる。また、一対の歯車形状の
ローラにパイロット用ピンを設ける必要はなく、薄板状
の素材にパイロット用穴を設ける必要はない。これによ
り、パイロット用ピンによりパイロット用穴に亀裂を生
じさせることがなくなるので、コルゲートフィンを製造
する際に、不良品の発生を抑えることができる。
【0021】
【実施例】次に、この発明の熱交換器を、空冷式のイン
タークーラに適用した実施例に基づいて説明する。
【0022】〔第1実施例の構成〕図1ないし図6はこ
の発明の第1実施例を示したもので、図1はインターク
ーラ用インナーフィンを示した図で、図2は空冷式のイ
ンタークーラを示した図で、図3はその空冷式のインタ
ークーラの主要部を示した図である。
【0023】空冷式のインタークーラ1は、例えば自動
車のエンジンルーム内の前方に装着され、過給機によっ
て高温高圧となった過給気を冷却風(大気)と熱交換さ
せて冷却する空冷式の積層型熱交換器である。この空冷
式のインタークーラ1は、アルミニウムを主体とする金
属合金製の成形プレートを2枚対向させて接合すること
によって偏平管形状に形成された偏平チューブ2とアウ
ターフィン3とを交互に複数積層して構成されている。
【0024】アウターフィン3は、過給機から供給され
る過給気の高放熱量化(熱交換効率の向上化)を図るた
めの正弦波形状のコルゲートフィンである。このアウタ
ーフィン3には、熱交換効率を更に向上させるために多
数のルーバー4が形成されている。
【0025】偏平チューブ2は、両端部側に入口タンク
部5および出口タンク部6を有し、これらの間に入口タ
ンク部5と出口タンク部6とを連通する熱交換部7を有
している。入口タンク部5は、過給機(図示せず)に連
結される吸入管8を接合している。また、出口タンク部
6は、エンジンの吸気管(図示せず)に連結される吐出
管9を接合している。なお、複数の偏平チューブ2、複
数のアウターフィン3、吸入管8および吐出管9は、ろ
う付け等の手段を用いて接合されている。
【0026】そして、偏平チューブ2の熱交換部7内に
は、インナーフィン10が配設されており、過給機から
供給される過給気の高放熱量化(熱交換効率の向上化)
および過給気の低圧力損失化を図っている。このインナ
ーフィン10は、板厚が0.08mmのアルミニウムを主
体とする金属合金板よりなり、過給気の流れ方向に対し
て直交する方向に矩形波形状となるように熱交換部7内
に挿入されている。
【0027】インナーフィン10は、本発明の熱交換器
用コルゲートフィンであって、並設された側壁部11、
12、隣設する側壁部11、12の一端部(上端部)同
士を連結する天壁部13、隣設する側壁部11、12の
他端部(下端部)同士を連結する底壁部14から構成さ
れている。そして、インナーフィン10は、側壁部1
1、12、天壁部13および底壁部14を偏平チューブ
2の幅方向に連続的に多数設けることによって、矩形波
形状に形成されている。なお、隣設する側壁部11、1
2およびこれらの側壁部11、12の一端部(上端部)
同士を連結する天壁部13によって、インナーフィン1
0の山部15が構成される。
【0028】側壁部11、12は、偏平チューブ2の幅
方向に延長され、所定のフィンピッチP(例えば1.7
mm)で交互に配設されている。この側壁部11、12
は、インナーフィン10の高さ方向に所定の間隔で並設
された縦壁部であって、これらにより熱交換部7内を偏
平チューブ2の幅方向に複数の流体通路に区画してい
る。なお、インナーフィン10による熱交換性能(放熱
性能)を更に向上させるために側壁部11、12に多数
のルーバーを形成しても良い。
【0029】天壁部13および底壁部14は、偏平チュ
ーブ2の幅方向に延長され、偏平チューブ2の各成形プ
レートの内側面にそれぞれ接触してろう付け等の手段を
用いて接合されている。なお、インナーフィン10(側
壁部11、12、天壁部13、底壁部14)のフィン幅
Bは例えば80mm〜120mmで、インナーフィン10
(側壁部11、12)の高さHは例えば3.8mmであ
る。
【0030】この実施例のインナーフィン10には、矩
形波方向に4個の山部15および4個の底壁部14を板
厚方向に貫通する貫通孔としての長方形状のスリット
(長穴)16、17が複数箇所に形成されている。すな
わち、スリット16、17は、第1の山部15の天壁部
13の中央より第2〜第4の山部15および第1〜第4
の底壁部14を経て第5の山部15の天壁部13の中央
まで開口している。
【0031】なお、スリット16は、図1に示したよう
に、隣設する2つのスリット17の終端(スリット17
の長手方向の他端部)17bと同一平面上に始端(スリ
ット16の長手方向の一端部)16aが設けられ、隣設
する2つのスリット17の始端(スリット17の長手方
向の一端部)17aと同一平面上に終端(スリット16
の長手方向の他端部)16bが設けられている。そし
て、スリット16、17のスリット幅Sは例えば2.8
mmで、フィン切れ長さLは例えば14mmである。
【0032】〔第1実施例の製造装置〕次に、インター
クーラ用インナーフィン10を製造するフィン製造装置
について図4に基づいて説明する。
【0033】フィン製造装置20は、プレス成形機2
1、および一対の成形ローラ22、23等から構成され
ている。プレス成形機21は、固定型24と、この固定
型24に対して上下運動を行う可動型25とからなり、
薄板状の金属素材40にスリット16、17を形成す
る。また、一対の成形ローラ22、23は、外周面が歯
車形状とされ、薄板状の金属素材40を波形状に成形す
る。
【0034】〔第1実施例の製造方法〕次に、空冷式の
インタークーラ1の製造方法を図4ないし図6に基づい
て簡単に説明する。
【0035】先ず、インナーフィン10の成形方法を説
明する。板厚が例えば0.08mmの薄板状の金属素材
(アルミニウム合金板)40を、プレス成形機21の固
定型24上に送り込んで、可動型25を降下させて穴開
け加工することにより、薄板状の金属素材40の所定の
位置に複数のスリット16、17を形成する(穴開け工
程)。
【0036】次に、穴開けをした薄板状の金属素材40
を、一対の成形ローラ22、23間に送り込んで、一対
の成形ローラ22、23に設けられた歯車により、山部
15に対してスリット16、17の位置を位置合わせす
ることなく、薄板状の金属素材40を波形状に成形する
(ローラ成形工程)。このとき、隣設する山部15間の
フィンピッチは例えば6mmである。
【0037】次に、波形状の金属素材40を一対の送り
ローラ26、27間に送り込んで、一対の送りローラ2
6、27によりさらに摩擦ブレーキ28に送り込んで波
形状の金属素材40を矩形波形状に屈曲させる(ローラ
成形工程)。このとき、図5および図6に示したよう
に、隣設する山部15間のフィンピッチが例えば1.7
mmとなる。
【0038】なお、上述したように、この実施例のイン
ナーフィン10の成形時には、山部15に対してスリッ
ト16、17の位置を位置合わせしていないので、山部
15に対してスリット16、17の位置がランダムとな
り、このようなインナーフィン10を偏平チューブ2内
に挿入してインタークーラ1として組み付けた時に製品
毎の圧力損失がばらつくことになる。しかし、この実施
例のように、インナーフィン10のスリット16、17
を4個の山部15分の長穴とすることにより、このうち
3個の山部15分は常に同一形状となり、1個の山部1
5分だけが穴の始めと終りが変化する。
【0039】すなわち、インナーフィン10の1/4の
山部15の形状しかばらつきが生じないので、全体とし
ての圧力損失のばらつきは小さくなる。その後に、矩形
波形状の金属素材40を所定の長さで分断することによ
って(分断工程)、図1に示したような矩形波形状のイ
ンナーフィン10が製造される。
【0040】次に、アルミニウムを主体とする金属合金
板をプレス加工等により所定の形状に成形した複数の偏
平チューブ2内にインナーフィン10をそれぞれ挿入す
る。このとき、偏平チューブ2の素材として両側面にろ
う材を被覆したブレージングシートを使用することによ
りろう材を偏平チューブ2の内側面とインナーフィン1
0の天壁部13および底壁部14の外側面との間にろう
材を配設する手間が省ける。
【0041】次に、内部にインナーフィン10を挿入し
た偏平チューブ2とアウターフィン3とを複数交互に積
層し、さらに最も外側に配される最外側偏平チューブ2
の丸穴内に吸入管8および吐出管9を差し込んだ組付体
を加熱炉中に入れて一体ろう付けすることにより、図2
および図3に示したような空冷式のインタークーラ1が
製造される。
【0042】〔第1実施例の作用〕次に、空冷式のイン
タークーラ1の作用を図1ないし図3に基づいて簡単に
説明する。
【0043】過給機の作動によって高温高圧となった過
給気は、吸入管8から複数の偏平チューブ2の入口タン
ク部5を通って熱交換部7内に流入し、インナーフィン
10の多数の山部15および複数のスリット16、17
により攪乱される。そして、過給気は、インナーフィン
10の側壁部11、12から天壁部13および底壁部1
4、偏平チューブ2、アウターフィン3を伝って冷却風
へ放熱されることにより冷却され、出口タンク部6およ
び吐出管9を通ってエンジンの吸気管内に吸入される。
【0044】〔第1実施例の効果〕以上のように、空冷
式のインタークーラ1は、インナーフィン10のスリッ
ト16、17を4個の山部15分の長穴とすることによ
り、山部15に対してスリット16、17の位置を位置
決めしないでインナーフィン10を成形して、スリット
16、17の位置が山部15の位置に対してランダムに
なっても、1/(4個の山部15−1)だけの位置のば
らつきとなる。
【0045】したがって、全体としてはばらつきを小さ
く抑えることができるので、過給気の圧力損失のばらつ
きを低減することができる。この結果、過給気の圧力損
失の大きな増加を抑えることができるため、過給圧の低
下およびエンジンの燃焼室へ供給される吸入空気重量の
減少を抑えることができるので、エンジン性能の低下を
抑えることができる。
【0046】また、インナーフィン10の成形速度を速
くできるため、インナーフィン10の生産性を向上する
ことができるので、空冷式のインタークーラ1の生産性
向上に寄与でき、製造コストを低減することができる。
したがって、過給機を搭載する自動車が増加しても充分
対応できるようになる。また、空冷式のインタークーラ
1の価格低減を実現できることにより、過給機を搭載す
る自動車の価格を抑えることができる。
【0047】さらに、インナーフィン10を矩形波形状
に成形する際に、山部15に対するスリット16、17
の位置を位置合わせする必要がないため、一対の成形ロ
ーラ22、23の外周面にパイロット用ピンを設ける必
要はなく、インナーフィン10の金属素材40にパイロ
ット用穴を設ける必要はない。これにより、パイロット
用ピンによりパイロット用穴に亀裂を生じさせることが
なくなるので、インナーフィン10を矩形波形状に成形
する際に、不良品の発生を抑えることができる。
【0048】〔第2実施例〕図7はこの発明の第2実施
例を示したもので、インタークーラ用インナーフィンを
示した図である。
【0049】この実施例のインナーフィン10は、長円
形状のスリット16と長円形状のスリット17とをラッ
プさせ(重ね合わせ)ており、さらにスリット16、1
7の始端16a、17aおよび終端16b、17bを半
円形状の穴部としている。すなわち、スリット16、1
7は、第1の山部15の天壁部13の一端より第2〜第
4の山部15および第1〜第4の底壁部14を経て第5
の山部15の天壁部13の他端まで開口している。な
お、スリット16は、隣設する2つのスリット17の始
端17aと終端17bとの中間部分に始端16aが設け
られ、隣設する2つのスリット17の終端17bと始端
17aとの中間部分に終端16bが設けられている。
【0050】〔変形例〕この実施例では、熱交換器とし
て積層型熱交換器を用いたが、熱交換器として丸形チュ
ーブ・プレートフィン型熱交換器、あるいは異形チュー
ブ・コルゲートフィン型熱交換器を用いても良い。ま
た、オイルクーラ、エバポレータ、コンデンサ、ラジエ
ータまたはヒータコア等のその他の熱交換器に本発明を
適用しても良い。更に、空冷式のインタークーラ1を水
冷式の熱交換器に変更しても良い。
【0051】この実施例では、本発明をインナーフィン
10に適用したが、本発明をアウターフィンに適用して
も良い。また、この実施例では、熱交換器用コルゲート
フィンとして、矩形波形状のインナーフィン10を用い
たが、熱交換器用コルゲートフィンとして、正弦波形
状、円弧状、波形状のコルゲートフィンを用いても良
い。 更に、スリットの形状は長方形状や長円形状だけ
でなく、円形状、楕円形状、鶏卵形状、三角形状、正方
形状、台形状、多角形状等自由に変更しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】インナーフィンを拡大した部分斜視図である
(第1実施例)。
【図2】空冷式のインタークーラを示した斜視図である
(第1実施例)。
【図3】空冷式のインタークーラの主要部を拡大した断
面図である(第1実施例)。
【図4】フィン製造装置を示した概略図である(第1実
施例)。
【図5】インナーフィンの製造工程を示した平面図であ
る(第1実施例)。
【図6】図5のA−A断面図である(第1実施例)。
【図7】インナーフィンを拡大した部分斜視図である
(第2実施例)。
【図8】インナーフィンを拡大した部分斜視図である
(従来例)。
【図9】インナーフィンの製造工程を示した斜視図であ
る(従来例)。
【図10】インナーフィンを拡大した部分斜視図である
(従来例)。
【符号の説明】
1 空冷式のインタークーラ(熱交換器) 2 偏平チューブ 10 インナーフィン(熱交換器用コルゲートフィン) 15 山部 16 スリット 17 スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 兵藤 正和 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部を流れる第1流体と外側を流れる第2
    流体とを熱交換させるチューブと、このチューブの内部
    または外側に配され、山部を繰り返すことにより波形状
    に屈曲したコルゲートフィンと、このコルゲートフィン
    の板厚方向に貫通するスリットとを備えた熱交換器であ
    って、 前記スリットは、2個以上の山部に渡って連続して形成
    されたことを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の熱交換器において、 前記スリットは、前記コルゲートフィンの幅方向に所定
    の間隔で複数箇所に設けられたことを特徴とする熱交換
    器。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の熱交換器
    において、 前記スリットは、前記コルゲートフィンの長手方向に所
    定の間隔で複数箇所に設けられたことを特徴とする熱交
    換器。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
    の熱交換器において、 前記コルゲートフィンは、前記チューブの長手方向に、
    あるいはこの長手方向に略直交する方向に沿うように矩
    形波形状に形成されていることを特徴とする熱交換器。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
    の熱交換器において、 前記コルゲートフィンは、前記チューブの長手方向に、
    あるいはこの長手方向に略直交する方向に沿うように正
    弦波形状に形成されていることを特徴とする熱交換器。
  6. 【請求項6】請求項1ないし請求項5のいずれかに記載
    の熱交換器において、 (a)薄板状の素材に、前記スリットを開ける穴開け工
    程と、 (b)前記スリットと前記山部との位置合わせを行うこ
    となく、前記薄板状の素材を、一対の歯車形状のローラ
    間に通して連続的に波形状に屈曲させるローラ成形工程
    とを備えたことを特徴とする熱交換器用コルゲートフィ
    ンの製造方法。
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