JPH08315729A - 陰極線管のスピンコーティング方法及び装置 - Google Patents
陰極線管のスピンコーティング方法及び装置Info
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- JPH08315729A JPH08315729A JP12328095A JP12328095A JPH08315729A JP H08315729 A JPH08315729 A JP H08315729A JP 12328095 A JP12328095 A JP 12328095A JP 12328095 A JP12328095 A JP 12328095A JP H08315729 A JPH08315729 A JP H08315729A
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- cathode ray
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- liquid
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- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 陰極線管のパネル外表面に、スピンコート法
により、帯電防止膜あるいは反射防止膜をシミ欠点のな
いように形成する方法及び装置を得る。 【構成】 陰極線管1をフェースプレート2を上にして
取り付ける回転筒状キャリア4、回転筒状キャリア4の
周囲にスピン機フード6、陰極線管フェースプレート2
上にコーティング液を滴下する液吐出ノズル12、スピ
ン機フード6の内周に設けられ、回転筒状キャリア4の
回転により陰極線管フェースプレート2から振り切られ
たコーティング液を集める廃液樋8、廃液樋8の液面を
一定に保つ廃液排出管9、回転筒状キャリア4に一体に
設けられ、先端が廃液樋8の液面と一定の距離を保つ位
置まで延設されている風流制御用の鍔7、スピン機フー
ド6の廃液樋8より下方に設けられた排気口10を備え
ている。
により、帯電防止膜あるいは反射防止膜をシミ欠点のな
いように形成する方法及び装置を得る。 【構成】 陰極線管1をフェースプレート2を上にして
取り付ける回転筒状キャリア4、回転筒状キャリア4の
周囲にスピン機フード6、陰極線管フェースプレート2
上にコーティング液を滴下する液吐出ノズル12、スピ
ン機フード6の内周に設けられ、回転筒状キャリア4の
回転により陰極線管フェースプレート2から振り切られ
たコーティング液を集める廃液樋8、廃液樋8の液面を
一定に保つ廃液排出管9、回転筒状キャリア4に一体に
設けられ、先端が廃液樋8の液面と一定の距離を保つ位
置まで延設されている風流制御用の鍔7、スピン機フー
ド6の廃液樋8より下方に設けられた排気口10を備え
ている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、陰極線管のパネル外
表面にコーティング液をスピンコート法により塗布し
て、帯電防止膜あるいは反射防止膜等を形成するスピン
コーティング方法及び装置に関するものである。
表面にコーティング液をスピンコート法により塗布し
て、帯電防止膜あるいは反射防止膜等を形成するスピン
コーティング方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マルチメディア時代の到来により、パソ
コンは一人一台に普及するといわれている。そして、陰
極線管にはコンピュータとオペレータとを結ぶ単なる映
像メディアのターミナルにとどまらず、人に感動を与え
るマンマシーンインターフェースとして、エルゴノミク
スに基づいた設計思想が市場から強く求められている。
陰極線管は、蛍光面に印加された高電圧によってパネル
が帯電し、人が触れると放電によりショックを与えた
り、大気中の塵などがパネル表面に付着して画像が見え
にくくなったり、光沢状態となったパネルに外光等が反
射して画面が見えにくい等の問題がある。そこで、陰極
線管に帯電防止あるいは反射防止の機能を持たせるため
に、従来からシリカ(SiO2)系の液状のコーティン
グ材料をスピンコート法により陰極線管フェースプレー
トの外表面に直接コーティングする手法が一般的に採用
されている。
コンは一人一台に普及するといわれている。そして、陰
極線管にはコンピュータとオペレータとを結ぶ単なる映
像メディアのターミナルにとどまらず、人に感動を与え
るマンマシーンインターフェースとして、エルゴノミク
スに基づいた設計思想が市場から強く求められている。
陰極線管は、蛍光面に印加された高電圧によってパネル
が帯電し、人が触れると放電によりショックを与えた
り、大気中の塵などがパネル表面に付着して画像が見え
にくくなったり、光沢状態となったパネルに外光等が反
射して画面が見えにくい等の問題がある。そこで、陰極
線管に帯電防止あるいは反射防止の機能を持たせるため
に、従来からシリカ(SiO2)系の液状のコーティン
グ材料をスピンコート法により陰極線管フェースプレー
トの外表面に直接コーティングする手法が一般的に採用
されている。
【0003】図6及び図7は、陰極線管のパネル外表面
にコーティング液をスピンコート法により塗布して、帯
電防止あるいは反射防止膜等を形成する従来のスピンコ
ーティング装置の上面図及び側面断面図である。図にお
いて、陰極線管1は、スピンコーティング装置19の回
転筒状キャリア4の上部に設置された整流盤3に、フェ
ースプレート2を上向きにして固定セットされる。コー
ティング液は注入アーム11に取り付けられた液吐出ノ
ズル12より、陰極線管1を回転させながらフェースプ
レート2に滴下されることにより回転塗布され、フェー
スプレート2より振り切られた飛散コーティング液14
は、廃液樋8によって回収される。このとき、スピン機
フード6に当たった飛散コーティング液はミスト15を
発生する。なお、9は廃液をオーバーフローして、液面
を一定に保つ廃液の排出管、10はスピン機フード6内
の空気を排出する排気口である。
にコーティング液をスピンコート法により塗布して、帯
電防止あるいは反射防止膜等を形成する従来のスピンコ
ーティング装置の上面図及び側面断面図である。図にお
いて、陰極線管1は、スピンコーティング装置19の回
転筒状キャリア4の上部に設置された整流盤3に、フェ
ースプレート2を上向きにして固定セットされる。コー
ティング液は注入アーム11に取り付けられた液吐出ノ
ズル12より、陰極線管1を回転させながらフェースプ
レート2に滴下されることにより回転塗布され、フェー
スプレート2より振り切られた飛散コーティング液14
は、廃液樋8によって回収される。このとき、スピン機
フード6に当たった飛散コーティング液はミスト15を
発生する。なお、9は廃液をオーバーフローして、液面
を一定に保つ廃液の排出管、10はスピン機フード6内
の空気を排出する排気口である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】スピンコート法では、
塗布したコーティング液の多くは、振り切り回転時に管
面上には残らず、周囲に振り切られる。振り切られた液
は、スピン機のフード等に当たってミスト状となり、や
がて乾燥して粉塵となる。そして、スピン時に発生する
乱気流が、このコーティング液のミスト及び粉塵を舞上
げるため、これらミスト及び粉塵は管面上に付着し、コ
ーティング膜にシミ欠点を発生させるという問題点があ
った。
塗布したコーティング液の多くは、振り切り回転時に管
面上には残らず、周囲に振り切られる。振り切られた液
は、スピン機のフード等に当たってミスト状となり、や
がて乾燥して粉塵となる。そして、スピン時に発生する
乱気流が、このコーティング液のミスト及び粉塵を舞上
げるため、これらミスト及び粉塵は管面上に付着し、コ
ーティング膜にシミ欠点を発生させるという問題点があ
った。
【0005】この発明は上述のような問題を解決するた
めになされたもので、第1の目的は管面に塗布されるコ
ーティング液によって発生したミストや粉塵などが、管
面に再付着することを防止する方法及び装置を得ること
である。また、第2の目的はコーティング液塗布前の搬
送途中において陰極線管の管面に付着するゴミを、エア
ーブローによって吹き飛ばすことにより除去することの
できる装置を得ることである。
めになされたもので、第1の目的は管面に塗布されるコ
ーティング液によって発生したミストや粉塵などが、管
面に再付着することを防止する方法及び装置を得ること
である。また、第2の目的はコーティング液塗布前の搬
送途中において陰極線管の管面に付着するゴミを、エア
ーブローによって吹き飛ばすことにより除去することの
できる装置を得ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る陰極線管
のスピンコーティング方法は、陰極線管のフェースプレ
ートにコーティング液を滴下し、陰極線管を回転してコ
ーティング液を振り切り、フェースプレート上に帯電防
止膜あるいは反射防止膜等を形成するスピンコーティン
グ法において、振り切られたコーティング液が貯まる廃
液樋に、適宜一定量の水を供給して廃液の濃度を一定値
以下に抑えるようにしたものである。
のスピンコーティング方法は、陰極線管のフェースプレ
ートにコーティング液を滴下し、陰極線管を回転してコ
ーティング液を振り切り、フェースプレート上に帯電防
止膜あるいは反射防止膜等を形成するスピンコーティン
グ法において、振り切られたコーティング液が貯まる廃
液樋に、適宜一定量の水を供給して廃液の濃度を一定値
以下に抑えるようにしたものである。
【0007】また、この発明に係る陰極線管のスピンコ
ーティング装置は、陰極線管をフェースプレートを上に
して取り付け、一定速度で回転される回転筒状キャリ
ア、この回転筒状キャリアを取り巻いて設けられたスピ
ン機フード、上記陰極線管フェースプレート上にコーテ
ィング液を滴下する液吐出ノズル、上記スピン機フード
の内周に設けられ、上記回転筒状キャリアの回転により
上記陰極線管フェースプレートから振り切られたコーテ
ィング液を集める廃液樋、この廃液樋の液面を一定に保
つ廃液排出管、上記廃液樋に水を供給する水供給口、及
び上記スピン機フードの上記廃液樋より下方に設けられ
た排気口を備えている。
ーティング装置は、陰極線管をフェースプレートを上に
して取り付け、一定速度で回転される回転筒状キャリ
ア、この回転筒状キャリアを取り巻いて設けられたスピ
ン機フード、上記陰極線管フェースプレート上にコーテ
ィング液を滴下する液吐出ノズル、上記スピン機フード
の内周に設けられ、上記回転筒状キャリアの回転により
上記陰極線管フェースプレートから振り切られたコーテ
ィング液を集める廃液樋、この廃液樋の液面を一定に保
つ廃液排出管、上記廃液樋に水を供給する水供給口、及
び上記スピン機フードの上記廃液樋より下方に設けられ
た排気口を備えている。
【0008】また、この発明に係る陰極線管のスピンコ
ーティング装置は、陰極線管をフェースプレートを上に
して取り付け、一定速度で回転される回転筒状キャリ
ア、この回転筒状キャリアを取り巻いて設けられたスピ
ン機フード、上記陰極線管フェースプレート上にコーテ
ィング液を滴下する液吐出ノズル、上記スピン機フード
の内周に設けられ、上記回転筒状キャリアの回転により
上記陰極線管フェースプレートから振り切られたコーテ
ィング液を集める廃液樋、この廃液樋の液面を一定に保
つ廃液排出管、上記回転筒状キャリアに一体に設けら
れ、その先端が上記廃液樋の液面と一定の距離を保つ位
置まで延設されている風流制御用の鍔、及び上記スピン
機フードの上記廃液樋より下方に設けられた排気口を備
えている。
ーティング装置は、陰極線管をフェースプレートを上に
して取り付け、一定速度で回転される回転筒状キャリ
ア、この回転筒状キャリアを取り巻いて設けられたスピ
ン機フード、上記陰極線管フェースプレート上にコーテ
ィング液を滴下する液吐出ノズル、上記スピン機フード
の内周に設けられ、上記回転筒状キャリアの回転により
上記陰極線管フェースプレートから振り切られたコーテ
ィング液を集める廃液樋、この廃液樋の液面を一定に保
つ廃液排出管、上記回転筒状キャリアに一体に設けら
れ、その先端が上記廃液樋の液面と一定の距離を保つ位
置まで延設されている風流制御用の鍔、及び上記スピン
機フードの上記廃液樋より下方に設けられた排気口を備
えている。
【0009】また、上記構成において、風流制御用の鍔
の上面に対して水を吐出する水吐出ノズルを設けてい
る。
の上面に対して水を吐出する水吐出ノズルを設けてい
る。
【0010】また、風流制御用の鍔の上面に対してエア
ーを吐出するエアー吐出ノズルを設けている。
ーを吐出するエアー吐出ノズルを設けている。
【0011】また、回転筒状キャリアには、その外周の
廃液樋と排気口との間の位置に一体に、回転筒状キャリ
アの回転時に排気口側に風を送るセルフファンを設けて
いる。
廃液樋と排気口との間の位置に一体に、回転筒状キャリ
アの回転時に排気口側に風を送るセルフファンを設けて
いる。
【0012】また、陰極線管フェースプレートに対して
クリーンエアーを吹き付けるエアーブローノズルを設け
ている。
クリーンエアーを吹き付けるエアーブローノズルを設け
ている。
【0013】
【作用】この発明に係る陰極線管のスピンコーティング
方法及び装置は、廃液樋内における廃液に水を供給する
ことにより、廃液の濃度を低く抑え、廃液(コーティン
グ液)の凝縮、乾燥を防いで粉塵の発生を減じ、また、
風流制御用の鍔、廃液樋、セルフファンで形成される通
風路によりミスト、粉塵を除去する。
方法及び装置は、廃液樋内における廃液に水を供給する
ことにより、廃液の濃度を低く抑え、廃液(コーティン
グ液)の凝縮、乾燥を防いで粉塵の発生を減じ、また、
風流制御用の鍔、廃液樋、セルフファンで形成される通
風路によりミスト、粉塵を除去する。
【0014】また、コーティング液吐出ノズル付近に設
けたエアーブローノズルから、コーティング液塗布前に
フェースプレートに高圧のクリーンエアーを吹き付ける
ことにより、搬送途中にフェースプレートに付着したゴ
ミを除去する。
けたエアーブローノズルから、コーティング液塗布前に
フェースプレートに高圧のクリーンエアーを吹き付ける
ことにより、搬送途中にフェースプレートに付着したゴ
ミを除去する。
【0015】
実施例1.図1はこの発明の一実施例を示す帯電防止膜
あるいは反射防止膜付き陰極線管製造装置の上面図、図
2はその側面断面図である。以下の説明においては、従
来装置と同一または相当部分には同一符号を付して説明
を省略する。図において、5は回転筒状キャリア4の周
囲に複数個取り付けられたセルフファン、7は回転筒状
キャリア4の上部周囲に設けられた風流制御用の鍔で、
その外周先端は廃液樋8上まで達している。陰極線管1
は、セルフファン5及び鍔7を設けたことを特徴とする
回転筒状キャリア4を用い、この回転筒状キャリア4の
上部に設置された整流盤3に、フェースプレート2が上
向きになるよう固定セットされている。注入アーム11
には、陰極線管1にコーティング液を吐出する液吐出ノ
ズル12と、フェースプレート2にエアーブローを行う
エアーブローノズル13とが設置され、ノズル12また
はノズル13が陰極線管1の管軸上に位置するように、
図中矢印方向に移動可能に構成されている。また、スピ
ン機フード6には、鍔7に対して水を吐出する水吐出ノ
ズル16と、同様にエアーを吐出するエアー吐出ノズル
17と、さらに、廃液樋8に定期的に一定量の水を供給
する水供給口18とが設けられている。20はスピンコ
ーティング装置19の上部から下方に向けて送風する上
部給気口である。
あるいは反射防止膜付き陰極線管製造装置の上面図、図
2はその側面断面図である。以下の説明においては、従
来装置と同一または相当部分には同一符号を付して説明
を省略する。図において、5は回転筒状キャリア4の周
囲に複数個取り付けられたセルフファン、7は回転筒状
キャリア4の上部周囲に設けられた風流制御用の鍔で、
その外周先端は廃液樋8上まで達している。陰極線管1
は、セルフファン5及び鍔7を設けたことを特徴とする
回転筒状キャリア4を用い、この回転筒状キャリア4の
上部に設置された整流盤3に、フェースプレート2が上
向きになるよう固定セットされている。注入アーム11
には、陰極線管1にコーティング液を吐出する液吐出ノ
ズル12と、フェースプレート2にエアーブローを行う
エアーブローノズル13とが設置され、ノズル12また
はノズル13が陰極線管1の管軸上に位置するように、
図中矢印方向に移動可能に構成されている。また、スピ
ン機フード6には、鍔7に対して水を吐出する水吐出ノ
ズル16と、同様にエアーを吐出するエアー吐出ノズル
17と、さらに、廃液樋8に定期的に一定量の水を供給
する水供給口18とが設けられている。20はスピンコ
ーティング装置19の上部から下方に向けて送風する上
部給気口である。
【0016】このように構成されたスピンコーティング
装置19において、回転筒状キャリア4を低速回転させ
つつ、フェースプレート2の外表面に、注入アーム11
に設置された液吐出ノズル12を管軸上に位置させてコ
ーティング液を滴下する。コーティング液は回転筒状キ
ャリア4の回転によりフェースプレート2全面に広げら
れる。そして、このようにして塗布されたコーティング
液のほとんどはフェースプレート2より外側に飛ばさ
れ、飛散コーティング液14となってスピン機フード6
に当たり、ミスト15を発生する。本発明は、発生した
ミスト飛散及びコーティング液が乾燥してできる粉塵の
発生を抑えるべく、スピン機フード6の内面側に廃液樋
8を設けている。この廃液樋8には、回転によってコー
ティング液が振り切られる度に水供給口18より水を供
給して廃液樋8内におけるコーティング液の濃度を低く
抑え、コーティング液の凝縮及び乾燥を防いでいる。そ
して廃液は、オーバーフロー廃液の排出管9を使って廃
液タンク(図示せず)に回収され、廃液樋8の液面高さ
は常に一定に保たれる。この液面高さを一定に保つこと
により、図4に示す通り、鍔7の先端と液面の距離Lも
一定となり、整流盤3及び鍔7から廃液樋8、排気口1
0へと流れる排気風速を一定に保つことができ、コーテ
ィング膜の成膜品質に大きな影響を及ぼすフェースプレ
ート付近の風の流れを一定に保ち、膜品質を安定させる
ことが可能となる。
装置19において、回転筒状キャリア4を低速回転させ
つつ、フェースプレート2の外表面に、注入アーム11
に設置された液吐出ノズル12を管軸上に位置させてコ
ーティング液を滴下する。コーティング液は回転筒状キ
ャリア4の回転によりフェースプレート2全面に広げら
れる。そして、このようにして塗布されたコーティング
液のほとんどはフェースプレート2より外側に飛ばさ
れ、飛散コーティング液14となってスピン機フード6
に当たり、ミスト15を発生する。本発明は、発生した
ミスト飛散及びコーティング液が乾燥してできる粉塵の
発生を抑えるべく、スピン機フード6の内面側に廃液樋
8を設けている。この廃液樋8には、回転によってコー
ティング液が振り切られる度に水供給口18より水を供
給して廃液樋8内におけるコーティング液の濃度を低く
抑え、コーティング液の凝縮及び乾燥を防いでいる。そ
して廃液は、オーバーフロー廃液の排出管9を使って廃
液タンク(図示せず)に回収され、廃液樋8の液面高さ
は常に一定に保たれる。この液面高さを一定に保つこと
により、図4に示す通り、鍔7の先端と液面の距離Lも
一定となり、整流盤3及び鍔7から廃液樋8、排気口1
0へと流れる排気風速を一定に保つことができ、コーテ
ィング膜の成膜品質に大きな影響を及ぼすフェースプレ
ート付近の風の流れを一定に保ち、膜品質を安定させる
ことが可能となる。
【0017】図3には、スピン機上部給気口20及びス
ピン機フード内排気口10によって形成される風の流
れ、ダウンフローを矢印で表している。フェースプレー
ト2の上部に配置されたスピン機上部給気口20より吹
き出されたクリーンエアーは、フェースプレート2から
整流盤3と鍔7に沿って流れて行く。そして、廃液樋8
に達したクリーンエアーは、図3に示す通り、廃液樋8
に貯まった廃液の液面にたたきつけられた上、鍔7と廃
液樋8の間の隙間を通ってセルフファン5へと流れ、ス
ピン機フード内排気口10よりスピンブース外へ排出さ
れる。従って、風流制御用の鍔7を取り付けたことによ
り、コーティング液によって発生したミストや粉塵を含
んだエアーが、廃液樋8液面に一旦当たってフード内排
気口10より回収され、粉塵の捕集効率を高めることが
できる。
ピン機フード内排気口10によって形成される風の流
れ、ダウンフローを矢印で表している。フェースプレー
ト2の上部に配置されたスピン機上部給気口20より吹
き出されたクリーンエアーは、フェースプレート2から
整流盤3と鍔7に沿って流れて行く。そして、廃液樋8
に達したクリーンエアーは、図3に示す通り、廃液樋8
に貯まった廃液の液面にたたきつけられた上、鍔7と廃
液樋8の間の隙間を通ってセルフファン5へと流れ、ス
ピン機フード内排気口10よりスピンブース外へ排出さ
れる。従って、風流制御用の鍔7を取り付けたことによ
り、コーティング液によって発生したミストや粉塵を含
んだエアーが、廃液樋8液面に一旦当たってフード内排
気口10より回収され、粉塵の捕集効率を高めることが
できる。
【0018】さらに、鍔7に付着したコーティング液に
よる発塵を抑えるために、図2のようにスピン機フード
6に設置した水吐出ノズル16より水を一定時間毎に吐
出して洗浄を行う。その際、回転筒状キャリア4を低速
(40〜80rpm)にて回転させながら水を吐出する
と洗浄効果が高まった。これよりさらに低速(40rp
m未満)では回転の効果は殆どなく、逆にこれ以上高速
(80rpm超)では水が周囲の広い範囲に飛び散って
スピン機周辺のクリーン度を著しく悪化させるため不可
であった。
よる発塵を抑えるために、図2のようにスピン機フード
6に設置した水吐出ノズル16より水を一定時間毎に吐
出して洗浄を行う。その際、回転筒状キャリア4を低速
(40〜80rpm)にて回転させながら水を吐出する
と洗浄効果が高まった。これよりさらに低速(40rp
m未満)では回転の効果は殆どなく、逆にこれ以上高速
(80rpm超)では水が周囲の広い範囲に飛び散って
スピン機周辺のクリーン度を著しく悪化させるため不可
であった。
【0019】そして、鍔7に残った水を除去するため
に、エアー吐出ノズル17より、クリーンエアーを吹き
出させて水を吹き飛ばした。その際、回転筒状キャリア
4を極めて低速(20rpm以下)で回転させながらエ
アーを吹き付けると水の除去効果が高まった。これ以上
の速度では回転筒状キャリア4の回転に伴って発生した
乱気流により、エアーブローの効果が打ち消されてしま
い不可であった。
に、エアー吐出ノズル17より、クリーンエアーを吹き
出させて水を吹き飛ばした。その際、回転筒状キャリア
4を極めて低速(20rpm以下)で回転させながらエ
アーを吹き付けると水の除去効果が高まった。これ以上
の速度では回転筒状キャリア4の回転に伴って発生した
乱気流により、エアーブローの効果が打ち消されてしま
い不可であった。
【0020】図4において、上述したように、スピン機
上部給気口20から吹き出された風は、鍔7と廃液樋8
の隙間Lを通ってセルフファン5に達する。セルフファ
ン5は回転筒状キャリア4に固定されており、コーティ
ング液の塗布時、即ち回転筒状キャリア4回転時には、
このキャリア4と共に回転することになる。そして、セ
ルフファン5は、回転時にはスピン機フード内排気口1
0に向かう方向に風を起こすため、セルフファン5まで
導かれた風は、セルフファン5によって風速が増幅され
る。これにより、成膜上必要とされる図1の整流盤3の
端部におけるある一定の制御風速を十分に得ることがで
きる。セルフファン5によって起こされる風流は、セル
フファン5の枚数を1枚あるいは複数枚に枚数を変更し
たり、図5のようにセルフファン5の回転方向とセルフ
ファン5のなす角θを変化させることによって調整でき
る。
上部給気口20から吹き出された風は、鍔7と廃液樋8
の隙間Lを通ってセルフファン5に達する。セルフファ
ン5は回転筒状キャリア4に固定されており、コーティ
ング液の塗布時、即ち回転筒状キャリア4回転時には、
このキャリア4と共に回転することになる。そして、セ
ルフファン5は、回転時にはスピン機フード内排気口1
0に向かう方向に風を起こすため、セルフファン5まで
導かれた風は、セルフファン5によって風速が増幅され
る。これにより、成膜上必要とされる図1の整流盤3の
端部におけるある一定の制御風速を十分に得ることがで
きる。セルフファン5によって起こされる風流は、セル
フファン5の枚数を1枚あるいは複数枚に枚数を変更し
たり、図5のようにセルフファン5の回転方向とセルフ
ファン5のなす角θを変化させることによって調整でき
る。
【0021】図1において、スピン処理される陰極線管
のフェースプレート2は、その前処理としてフェースプ
レート全面の研磨処理や、フェースプレート面温度を約
40度以上にするなどの温度調節処理が施されるなどの
さまざまな工程を経てきているため、フェースプレート
2には多少なりとも異物の付着が見受けられる。そこ
で、図1において、注入アーム11に取り付けられたエ
アーブローノズル13を図示しないシリンダーにより管
軸上フェースプレート2上部に配置して、クリーンエア
ーによるエアーブローを行う。その際、エアーブロー
は、管軸上でフェースプレート2からノズル13先端ま
でをある一定の距離に保ち、回転筒状キャリア4により
陰極線管1を低速回転させながら行ったときに異物の除
去に顕著な効果が得られた。
のフェースプレート2は、その前処理としてフェースプ
レート全面の研磨処理や、フェースプレート面温度を約
40度以上にするなどの温度調節処理が施されるなどの
さまざまな工程を経てきているため、フェースプレート
2には多少なりとも異物の付着が見受けられる。そこ
で、図1において、注入アーム11に取り付けられたエ
アーブローノズル13を図示しないシリンダーにより管
軸上フェースプレート2上部に配置して、クリーンエア
ーによるエアーブローを行う。その際、エアーブロー
は、管軸上でフェースプレート2からノズル13先端ま
でをある一定の距離に保ち、回転筒状キャリア4により
陰極線管1を低速回転させながら行ったときに異物の除
去に顕著な効果が得られた。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、廃液
樋に一定時間毎に水を供給することにより、廃液の濃度
を低くし、廃液の凝縮、乾燥を抑え、粉塵の発生を減じ
ることができる。
樋に一定時間毎に水を供給することにより、廃液の濃度
を低くし、廃液の凝縮、乾燥を抑え、粉塵の発生を減じ
ることができる。
【0023】また、風流制御用の鍔とセルフファンを設
けて粉塵を風流により除去するとともに、鍔に対しては
水吐出ノズル、エアー吐出ノズルを設けて鍔に付着した
廃液を除去し、発塵を抑えることができる。
けて粉塵を風流により除去するとともに、鍔に対しては
水吐出ノズル、エアー吐出ノズルを設けて鍔に付着した
廃液を除去し、発塵を抑えることができる。
【0024】また、陰極線管フェースプレートに対向す
る液吐出ノズル近傍にエアーブローノズルを設け、スピ
ンコーティング前のフェースプレートに付着しているゴ
ミをエアーブローすることにより、フェースプレートの
欠点を防止できる。
る液吐出ノズル近傍にエアーブローノズルを設け、スピ
ンコーティング前のフェースプレートに付着しているゴ
ミをエアーブローすることにより、フェースプレートの
欠点を防止できる。
【図1】 この発明の実施例1に係るスピンコーティン
グ装置を示す略線上面図である。
グ装置を示す略線上面図である。
【図2】 この発明の実施例1に係るスピンコーティン
グ装置を示す略線側面断面図である。
グ装置を示す略線側面断面図である。
【図3】 この発明の実施例1に係るスピンコーティン
グ装置のスピンブース内のエアーの流れを示す略線側面
断面図である。
グ装置のスピンブース内のエアーの流れを示す略線側面
断面図である。
【図4】 この発明の実施例1に係るスピンコーティン
グ装置のスピンブース内のエアーの流れを示す要部断面
図である。
グ装置のスピンブース内のエアーの流れを示す要部断面
図である。
【図5】 この発明の実施例1に係るスピンコーティン
グ装置のセルフファンを示す正面図である。
グ装置のセルフファンを示す正面図である。
【図6】 従来のスピンコーティング装置を示す略線上
面図である。
面図である。
【図7】 従来のスピンコーティング装置を示す略線上
面図である。
面図である。
1 陰極線管、2 フェースプレート、3 整流盤、4
回転筒状キャリア、5 セルフファン、6 スピン機
フード、7 鍔、8 廃液樋、9 廃液排出管、10
排気口、11 注入アーム、12 液吐出ノズル、13
エアーブローノズル、16 水吐出ノズル、17 エ
アー吐出ノズル、18 水供給口、19 スピンコーテ
ィング装置、20 スピン機上部給気口。
回転筒状キャリア、5 セルフファン、6 スピン機
フード、7 鍔、8 廃液樋、9 廃液排出管、10
排気口、11 注入アーム、12 液吐出ノズル、13
エアーブローノズル、16 水吐出ノズル、17 エ
アー吐出ノズル、18 水供給口、19 スピンコーテ
ィング装置、20 スピン機上部給気口。
Claims (7)
- 【請求項1】 陰極線管のフェースプレートにコーティ
ング液を滴下し、陰極線管を回転してコーティング液を
振り切り、フェースプレート上に帯電防止膜あるいは反
射防止膜等を形成するスピンコーティング法において、
振り切られたコーティング液が貯まる廃液樋に、適宜一
定量の水を供給して廃液の濃度を一定値以下に抑えるよ
うにしたことを特徴とする陰極線管のスピンコーティン
グ方法。 - 【請求項2】 陰極線管をフェースプレートを上にして
取り付け、一定速度で回転される回転筒状キャリア、こ
の回転筒状キャリアを取り巻いて設けられたスピン機フ
ード、上記陰極線管フェースプレート上にコーティング
液を滴下する液吐出ノズル、上記スピン機フードの内周
に設けられ、上記回転筒状キャリアの回転により上記陰
極線管フェースプレートから振り切られたコーティング
液を集める廃液樋、この廃液樋の液面を一定に保つ廃液
排出管、上記廃液樋に水を供給する水供給口、及び上記
スピン機フードの上記廃液樋より下方に設けられた排気
口を備えたことを特徴とする陰極線管のスピンコーティ
ング装置。 - 【請求項3】 陰極線管をフェースプレートを上にして
取り付け、一定速度で回転される回転筒状キャリア、こ
の回転筒状キャリアを取り巻いて設けられたスピン機フ
ード、上記陰極線管フェースプレート上にコーティング
液を滴下する液吐出ノズル、上記スピン機フードの内周
に設けられ、上記回転筒状キャリアの回転により上記陰
極線管フェースプレートから振り切られたコーティング
液を集める廃液樋、この廃液樋の液面を一定に保つ廃液
排出管、上記回転筒状キャリアに一体に設けられ、その
先端が上記廃液樋の液面と一定の距離を保つ位置まで延
設されている風流制御用の鍔、及び上記スピン機フード
の上記廃液樋より下方に設けられた排気口を備えたこと
を特徴とする陰極線管のスピンコーティング装置。 - 【請求項4】 風流制御用の鍔の上面に対して水を吐出
する水吐出ノズルを設けたことを特徴とする請求項3記
載の陰極線管のスピンコーティング装置。 - 【請求項5】 風流制御用の鍔の上面に対してエアーを
吐出するエアー吐出ノズルを設けたことを特徴とする請
求項3または請求項4記載の陰極線管のスピンコーティ
ング装置。 - 【請求項6】 回転筒状キャリアは、その外周の廃液樋
と排気口との間の位置に一体に、回転筒状キャリアの回
転時に排気口側に風を送るセルフファンを有しているこ
とを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれか一項記
載の陰極線管のスピンコーティング装置。 - 【請求項7】 陰極線管フェースプレートに対してクリ
ーンエアーを吹き付けるエアーブローノズルを設けたこ
とを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれか一項記
載の陰極線管のスピンコーティング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12328095A JPH08315729A (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | 陰極線管のスピンコーティング方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12328095A JPH08315729A (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | 陰極線管のスピンコーティング方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08315729A true JPH08315729A (ja) | 1996-11-29 |
Family
ID=14856669
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12328095A Pending JPH08315729A (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | 陰極線管のスピンコーティング方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08315729A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR19980068817A (ko) * | 1997-02-24 | 1998-10-26 | 안기훈 | 음극선관의 패널용 박막 형성방법 |
| KR19990012590A (ko) * | 1997-07-30 | 1999-02-25 | 안기훈 | 음극선관용 패널 제조 방법 |
| EP0968770A1 (fr) * | 1998-07-03 | 2000-01-05 | L'oreal | Procédé et dispositif pour appliquer un revêtement tel qu'une peinture ou un vernis |
-
1995
- 1995-05-23 JP JP12328095A patent/JPH08315729A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR19980068817A (ko) * | 1997-02-24 | 1998-10-26 | 안기훈 | 음극선관의 패널용 박막 형성방법 |
| KR19990012590A (ko) * | 1997-07-30 | 1999-02-25 | 안기훈 | 음극선관용 패널 제조 방법 |
| EP0968770A1 (fr) * | 1998-07-03 | 2000-01-05 | L'oreal | Procédé et dispositif pour appliquer un revêtement tel qu'une peinture ou un vernis |
| FR2780665A1 (fr) * | 1998-07-03 | 2000-01-07 | Oreal | Procede et dispositif pour appliquer un revetement tel qu'une peinture ou un vernis |
| US6709698B1 (en) | 1998-07-03 | 2004-03-23 | L'oreal | Method and apparatus for applying a coating such as a paint or a varnish |
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