JPH08316731A - 電圧制御発振器 - Google Patents
電圧制御発振器Info
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- JPH08316731A JPH08316731A JP14824595A JP14824595A JPH08316731A JP H08316731 A JPH08316731 A JP H08316731A JP 14824595 A JP14824595 A JP 14824595A JP 14824595 A JP14824595 A JP 14824595A JP H08316731 A JPH08316731 A JP H08316731A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- controlled oscillator
- voltage controlled
- resonator
- conductor
- dielectric
- Prior art date
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
- Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】1個の電圧制御発振器において大きく異なる2
種類の周波数の切換え使用が可能となり、2種類の周波
数を扱うものとして小型化された電圧制御発振器を提供
する。 【構成】電圧制御発振器に組み込まれる共振器として誘
電体共振器5を使用し、誘電体共振器5のストリップ導
体18に中間タップ18aを設け、中間タップ18aに
スイッチング素子Q2を接続する。スイッチング素子Q
2をオンとすることにより、中間タップ18aがグラン
ドに短絡して発振周波数を変える。
種類の周波数の切換え使用が可能となり、2種類の周波
数を扱うものとして小型化された電圧制御発振器を提供
する。 【構成】電圧制御発振器に組み込まれる共振器として誘
電体共振器5を使用し、誘電体共振器5のストリップ導
体18に中間タップ18aを設け、中間タップ18aに
スイッチング素子Q2を接続する。スイッチング素子Q
2をオンとすることにより、中間タップ18aがグラン
ドに短絡して発振周波数を変える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力電圧値により出力
信号の周波数を制御する電圧制御発振器に係り、より詳
しくは異なる2種類の周波数において使用可能な発振回
路を有するものに関する。
信号の周波数を制御する電圧制御発振器に係り、より詳
しくは異なる2種類の周波数において使用可能な発振回
路を有するものに関する。
【0002】
【従来の技術】電圧制御発振器において、高Qを得るた
めに、共振器としてストリップラインを使用しているも
のがある。このようなストリップライン使用の共振器を
用いた場合には、発振周波数はストリップラインのスト
リップ導体長(発生信号の波長の1/4の長さに設定さ
れる)によってほぼ決定されてしまう。従って、1つの
電圧制御発振器で2種類の発振周波数を必要とした場
合、2個の発振器を設ける必要があり、発振器の占有面
積は1個のときの2倍となる。
めに、共振器としてストリップラインを使用しているも
のがある。このようなストリップライン使用の共振器を
用いた場合には、発振周波数はストリップラインのスト
リップ導体長(発生信号の波長の1/4の長さに設定さ
れる)によってほぼ決定されてしまう。従って、1つの
電圧制御発振器で2種類の発振周波数を必要とした場
合、2個の発振器を設ける必要があり、発振器の占有面
積は1個のときの2倍となる。
【0003】また、携帯電話や移動通信機器における送
受信信号のように、2種類の周波数が近い場合には、1
つの発振器で2種類の周波数を発振させることができ
る。図5は2種類の周波数を発振できる電圧制御発振器
の一例であり、特開平4−132405号公報において
開示されたものである。図5において、1は入力端子、
2は出力端子、3は電源入力端子、4は発振周波数を変
えるためのシフト信号入力端子、VCCは動作電源電圧、
C1〜C12はコンデンサ、R1〜R10は抵抗、Q1
は発振信号増幅用トランジスタ、Q2は周波数切換用ト
ランジスタ、Q3は緩衝増幅器を構成するトランジス
タ、Cvは入力電圧により発振周波数を変えるための可
変容量ダイオード、L1、L3はインダクタ、L2は同
軸型誘電体共振器であり、前記公報記載の発明において
は、該共振器L2を、同軸型誘電体共振器の代わりにス
トリップラインによって構成しており、誘電体共振器L
2は、インダクタとコンデンサが並列接続された等価回
路を有する。
受信信号のように、2種類の周波数が近い場合には、1
つの発振器で2種類の周波数を発振させることができ
る。図5は2種類の周波数を発振できる電圧制御発振器
の一例であり、特開平4−132405号公報において
開示されたものである。図5において、1は入力端子、
2は出力端子、3は電源入力端子、4は発振周波数を変
えるためのシフト信号入力端子、VCCは動作電源電圧、
C1〜C12はコンデンサ、R1〜R10は抵抗、Q1
は発振信号増幅用トランジスタ、Q2は周波数切換用ト
ランジスタ、Q3は緩衝増幅器を構成するトランジス
タ、Cvは入力電圧により発振周波数を変えるための可
変容量ダイオード、L1、L3はインダクタ、L2は同
軸型誘電体共振器であり、前記公報記載の発明において
は、該共振器L2を、同軸型誘電体共振器の代わりにス
トリップラインによって構成しており、誘電体共振器L
2は、インダクタとコンデンサが並列接続された等価回
路を有する。
【0004】図5の回路において、入力端子1に印加さ
れる入力電圧VTが変化すると、可変容量ダイオードC
vの容量値が変化する。発振周波数は、主として、入力
電圧VTに応じて可変設定された可変容量ダイオードC
vの容量値と、コンデンサC2〜C5と、誘電体共振器
L2とによって定まる。一方シフト信号入力端子4から
シフト信号を加えると、トランジスタQ2がオンとな
り、コンデンサC8が発振回路に加わり、発振周波数が
変わる。
れる入力電圧VTが変化すると、可変容量ダイオードC
vの容量値が変化する。発振周波数は、主として、入力
電圧VTに応じて可変設定された可変容量ダイオードC
vの容量値と、コンデンサC2〜C5と、誘電体共振器
L2とによって定まる。一方シフト信号入力端子4から
シフト信号を加えると、トランジスタQ2がオンとな
り、コンデンサC8が発振回路に加わり、発振周波数が
変わる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5の回路のように、
コンデンサC8を発振回路に加えるか否かによって、周
波数を大きく変えようとすると、発振条件が満たされな
くなってしまう。このため、送受信信号の周波数が非常
に離れている場合や、デュアルバンドの無線機で、80
0MHzと1.6GHzのように全く違う周波数の場合、発振
周波数の数だけ電圧制御発振器が必要となり、セットの
小型化にとって不利となる。
コンデンサC8を発振回路に加えるか否かによって、周
波数を大きく変えようとすると、発振条件が満たされな
くなってしまう。このため、送受信信号の周波数が非常
に離れている場合や、デュアルバンドの無線機で、80
0MHzと1.6GHzのように全く違う周波数の場合、発振
周波数の数だけ電圧制御発振器が必要となり、セットの
小型化にとって不利となる。
【0006】本発明は、上記した問題点に鑑み、1個の
電圧制御発振器において大きく異なる2種類の周波数の
切換え使用が可能となり、2種類の周波数を扱うものと
して小型化された電圧制御発振器を提供することを目的
とする。
電圧制御発振器において大きく異なる2種類の周波数の
切換え使用が可能となり、2種類の周波数を扱うものと
して小型化された電圧制御発振器を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の電圧制御発振器は、電圧制御発振器に組み
込まれる共振器にストリップラインを使用し、ストリッ
プラインのストリップ導体に中間タップを設け、該中間
タップにスイッチング素子を接続し、該スイッチング素
子をオンとすることにより、前記タップがグランドに短
絡して発振周波数を変える構成としたことを特徴とす
る。また本発明は、前記ストリップラインをセラミック
積層焼結体の内部に形成し、該積層体の表面に導体、厚
膜抵抗を形成し、その上に電子部品を搭載したことを特
徴とする。
め、本発明の電圧制御発振器は、電圧制御発振器に組み
込まれる共振器にストリップラインを使用し、ストリッ
プラインのストリップ導体に中間タップを設け、該中間
タップにスイッチング素子を接続し、該スイッチング素
子をオンとすることにより、前記タップがグランドに短
絡して発振周波数を変える構成としたことを特徴とす
る。また本発明は、前記ストリップラインをセラミック
積層焼結体の内部に形成し、該積層体の表面に導体、厚
膜抵抗を形成し、その上に電子部品を搭載したことを特
徴とする。
【0008】
【作用】本発明において、共振器のストリップ導体の中
間タップにつながるスイッチング素子がオフである場合
には、ストリップ導体の全長が回路に挿入された形で発
振する。一方、スイッチング素子をオンとすると、スト
リップ導体の中間タップがグランドに短絡されるため、
等価的にホット電極から中間タップまでの部分が回路に
挿入された形で発振するので、発振周波数が大幅に高め
られる。
間タップにつながるスイッチング素子がオフである場合
には、ストリップ導体の全長が回路に挿入された形で発
振する。一方、スイッチング素子をオンとすると、スト
リップ導体の中間タップがグランドに短絡されるため、
等価的にホット電極から中間タップまでの部分が回路に
挿入された形で発振するので、発振周波数が大幅に高め
られる。
【0009】
【実施例】図1(A)は本発明による電圧制御発振器の
一実施例の回路の要部を示す回路図、(B)〜(D)は
その作用説明図である。図1において、図5と同じ符号
は等価の機能を発揮する部分あるいは部品である。5は
本発明により前記同軸型誘電体共振器L2の代わりに設
けたストリップラインであり、そのストリップ導体18
の中間タップ18aには、スイッチング素子を構成する
トランジスタQ2のコレクタに接続される。該トランジ
スタQ2のベースは抵抗R11を介してシフト信号入力
端子4に接続され、コレクタとベース間に抵抗R12が
挿入され、エミッタがグランドに接続される。C13は
ストリップラインのストリップ導体18とグランドとの
間に挿入されたコンデンサであり、ストリップ導体18
とグランドとを直流的に遮断し、交流的には短絡させる
ことにより、トランジスタQ2の作動を確保するもので
あって、図1(B)に示すように等価回路として表現し
た場合、発振動作には影響を与えない程度の大容量のも
のである。
一実施例の回路の要部を示す回路図、(B)〜(D)は
その作用説明図である。図1において、図5と同じ符号
は等価の機能を発揮する部分あるいは部品である。5は
本発明により前記同軸型誘電体共振器L2の代わりに設
けたストリップラインであり、そのストリップ導体18
の中間タップ18aには、スイッチング素子を構成する
トランジスタQ2のコレクタに接続される。該トランジ
スタQ2のベースは抵抗R11を介してシフト信号入力
端子4に接続され、コレクタとベース間に抵抗R12が
挿入され、エミッタがグランドに接続される。C13は
ストリップラインのストリップ導体18とグランドとの
間に挿入されたコンデンサであり、ストリップ導体18
とグランドとを直流的に遮断し、交流的には短絡させる
ことにより、トランジスタQ2の作動を確保するもので
あって、図1(B)に示すように等価回路として表現し
た場合、発振動作には影響を与えない程度の大容量のも
のである。
【0010】図2(A)、(B)はそれぞれ本発明によ
る電圧制御発振器の外観の一例を示す斜視図および断面
図である。図2に示すように、この電圧制御発振器は、
シート法や印刷法等を用いて一体に積層焼結することに
より積層体6を構成し、該積層体6を基板としてその上
にトランジスタ71〜73、コンデンサ81、82、可
変容量ダイオード83等のマウント部品を搭載したもの
である。
る電圧制御発振器の外観の一例を示す斜視図および断面
図である。図2に示すように、この電圧制御発振器は、
シート法や印刷法等を用いて一体に積層焼結することに
より積層体6を構成し、該積層体6を基板としてその上
にトランジスタ71〜73、コンデンサ81、82、可
変容量ダイオード83等のマウント部品を搭載したもの
である。
【0011】前記積層体6は、ストリップ導体18から
なる誘電体共振器5と、コンデンサネットワーク層10
と、抵抗ネットワーク層11とからなり、側面に端子電
極111〜116、121〜127、131〜135、
141〜147を設けてなるものである。
なる誘電体共振器5と、コンデンサネットワーク層10
と、抵抗ネットワーク層11とからなり、側面に端子電
極111〜116、121〜127、131〜135、
141〜147を設けてなるものである。
【0012】この積層体6のうち、誘電体共振器5は、
図3の分解斜視図に示すように、低い誘電率のセラミッ
ク誘電体粉を含んだ誘電体シート15上に銀あるいは銀
−パラジウム等のグランド電極となる導体ペースト16
を印刷したものと、セラミック誘電体シート17上にス
トリップ導体18となる前記材質の導体ペーストを印刷
したものと、セラミック誘電体シート19上にグランド
電極となる導体ペースト20を印刷したものとを、必要
に応じてこれらのセラミック誘電体シート15、17、
19間に誘電体シートを介在させて積層する。このよう
にシート法ではなく、誘電体ペーストと導体ペーストと
を印刷して積層構造を実現してもよい。
図3の分解斜視図に示すように、低い誘電率のセラミッ
ク誘電体粉を含んだ誘電体シート15上に銀あるいは銀
−パラジウム等のグランド電極となる導体ペースト16
を印刷したものと、セラミック誘電体シート17上にス
トリップ導体18となる前記材質の導体ペーストを印刷
したものと、セラミック誘電体シート19上にグランド
電極となる導体ペースト20を印刷したものとを、必要
に応じてこれらのセラミック誘電体シート15、17、
19間に誘電体シートを介在させて積層する。このよう
にシート法ではなく、誘電体ペーストと導体ペーストと
を印刷して積層構造を実現してもよい。
【0013】また、コンデンサネットワーク層10は、
前記のように積層された誘電体共振器5の素材上に、こ
れらの誘電体シート15、17、19等と異なる材質か
らなるセラミック誘電体シートと内部電極とを積層する
か、あるいはセラミック誘電体ペーストと導体ペースト
との積層して構成する。なお、コンデンサネットワーク
層10を構成する誘電体シートとしては、コンデンサの
容量、Q特性に応じて、前記誘電体シート15〜17と
同じ材質を使用できる場合がある。抵抗ネットワーク層
11は、前記のように積層されたコンデンサネットワー
ク層10の素材の上に、絶縁体シートに導体ペーストや
抵抗体ペーストを印刷したものを積層するか、あるいは
印刷により絶縁体ペースト、抵抗体ペースト、導体ペー
ストを印刷することにより構成する。
前記のように積層された誘電体共振器5の素材上に、こ
れらの誘電体シート15、17、19等と異なる材質か
らなるセラミック誘電体シートと内部電極とを積層する
か、あるいはセラミック誘電体ペーストと導体ペースト
との積層して構成する。なお、コンデンサネットワーク
層10を構成する誘電体シートとしては、コンデンサの
容量、Q特性に応じて、前記誘電体シート15〜17と
同じ材質を使用できる場合がある。抵抗ネットワーク層
11は、前記のように積層されたコンデンサネットワー
ク層10の素材の上に、絶縁体シートに導体ペーストや
抵抗体ペーストを印刷したものを積層するか、あるいは
印刷により絶縁体ペースト、抵抗体ペースト、導体ペー
ストを印刷することにより構成する。
【0014】このように構成したものを個々の電圧制御
発振器毎に切断した後焼成するか、あるいは焼成後に切
断して端部電極111〜116、121〜127、13
1〜135、141〜147を焼き付けやメッキにより
形成する。その後、表面上に前記トランジスタ71〜7
3、コンデンサ81、82、可変容量ダイオード83や
抵抗等の電子部品を半田付けして搭載する。図2(B)
において、12は上記のようにして形成された誘電体共
振器5の誘電体層、13はコンデンサネットワーク層1
0の誘電体層、14はコンデンサネットワーク層10の
内部電極層、21は抵抗ネットワーク層11を構成する
絶縁体層、22は厚膜抵抗、23は導体である。
発振器毎に切断した後焼成するか、あるいは焼成後に切
断して端部電極111〜116、121〜127、13
1〜135、141〜147を焼き付けやメッキにより
形成する。その後、表面上に前記トランジスタ71〜7
3、コンデンサ81、82、可変容量ダイオード83や
抵抗等の電子部品を半田付けして搭載する。図2(B)
において、12は上記のようにして形成された誘電体共
振器5の誘電体層、13はコンデンサネットワーク層1
0の誘電体層、14はコンデンサネットワーク層10の
内部電極層、21は抵抗ネットワーク層11を構成する
絶縁体層、22は厚膜抵抗、23は導体である。
【0015】図4の透視図に示すように、誘電体共振器
5のストリップ導体18は、本例においてはU字形をな
し、中間部にタップ18aを有する。該ストリップ導体
18は、両端18b、18cおよび中間タップ18aを
側面に露出させ、それぞれ端子電極112、115、1
33を接続する。このうち、端部電極115は入力信号
を加えるホット電極であり、端部電極112は、図2
(A)に示すように、積層体6上に搭載するコンデンサ
81(C13)に積層体6上に形成された導体23を介
して接続される。中間タップ18aは端部電極133を
介し、積層体6上のトランジスタ72(Q2)に接続さ
れる。グランド電極16、20の4隅の引き出し部16
a〜16d、20a〜20dはグランド端子電極11
1、116、131、135を接続する。
5のストリップ導体18は、本例においてはU字形をな
し、中間部にタップ18aを有する。該ストリップ導体
18は、両端18b、18cおよび中間タップ18aを
側面に露出させ、それぞれ端子電極112、115、1
33を接続する。このうち、端部電極115は入力信号
を加えるホット電極であり、端部電極112は、図2
(A)に示すように、積層体6上に搭載するコンデンサ
81(C13)に積層体6上に形成された導体23を介
して接続される。中間タップ18aは端部電極133を
介し、積層体6上のトランジスタ72(Q2)に接続さ
れる。グランド電極16、20の4隅の引き出し部16
a〜16d、20a〜20dはグランド端子電極11
1、116、131、135を接続する。
【0016】この電圧制御発振器の発振回路は、等価的
に図1(B)のように表現される。誘電体共振器(スト
リップライン)5のストリップ導体18の中間タップ1
8aはトランジスタQ2のコレクタに接続されており、
図1(B)の等価的に表示されるコンデンサCは、図1
(A)におけるコンデンサC2〜C5および可変容量ダ
イオードCvからなる。また、ストリップ導体18とグ
ランドとの間に挿入されるコンデンサC13は、等価的
に表示されるコンデンサCよりはるかに容量が大である
ことから無視できる。ホット電極115に接続された端
部から中間タップ18aまでのインダクタンスをL41、
中間タップ18aからグランド側端部までのインダクタ
ンスをL42とすると、トランジスタQ2がオフである時
の回路は、図1(C)の等価回路図で表現され、また、
トランジスタQ2をオンとすると、ストリップ導体18
aの半分が短絡された図1(D)のように表現される。
このような図1(C)、(D)の回路における発振周波
数fはそれぞれ下記の(1)、(2)式で表現される。 f=1/[2π{(L41+L42)C}1/2] …(1) f=1/{2π(L41C)1/2 } …(2) このように、トランジスタQ2をオン、オフすることに
よって、まったく違う2つの周波数(例えば800MH
z、1.6GHz)を1つの電圧制御発振器において発生さ
せることができ、これにより、2種類の大きく離れた周
波数を扱う電圧制御発振器を1個で実現でき、この種の
電圧制御発振器の占有面積を約1/2にすることができ
る。
に図1(B)のように表現される。誘電体共振器(スト
リップライン)5のストリップ導体18の中間タップ1
8aはトランジスタQ2のコレクタに接続されており、
図1(B)の等価的に表示されるコンデンサCは、図1
(A)におけるコンデンサC2〜C5および可変容量ダ
イオードCvからなる。また、ストリップ導体18とグ
ランドとの間に挿入されるコンデンサC13は、等価的
に表示されるコンデンサCよりはるかに容量が大である
ことから無視できる。ホット電極115に接続された端
部から中間タップ18aまでのインダクタンスをL41、
中間タップ18aからグランド側端部までのインダクタ
ンスをL42とすると、トランジスタQ2がオフである時
の回路は、図1(C)の等価回路図で表現され、また、
トランジスタQ2をオンとすると、ストリップ導体18
aの半分が短絡された図1(D)のように表現される。
このような図1(C)、(D)の回路における発振周波
数fはそれぞれ下記の(1)、(2)式で表現される。 f=1/[2π{(L41+L42)C}1/2] …(1) f=1/{2π(L41C)1/2 } …(2) このように、トランジスタQ2をオン、オフすることに
よって、まったく違う2つの周波数(例えば800MH
z、1.6GHz)を1つの電圧制御発振器において発生さ
せることができ、これにより、2種類の大きく離れた周
波数を扱う電圧制御発振器を1個で実現でき、この種の
電圧制御発振器の占有面積を約1/2にすることができ
る。
【0017】また、積層体6上に電子部品を搭載したの
で、これらの部品を他の基板に搭載する場合に比較し、
小型で、移動通信用無線機器や携帯電話等に好適な電圧
制御発振器を提供できる。
で、これらの部品を他の基板に搭載する場合に比較し、
小型で、移動通信用無線機器や携帯電話等に好適な電圧
制御発振器を提供できる。
【0018】上記実施例においては、ストリップ導体1
8をU字形に形成したが、直線状あるいはL字形等、種
々の形状のものを採用することができる。また、発振周
波数を変えるためのスイッチング素子としては、トラン
ジスタの代わりにダイオードを用いることもできる。ま
た、ストリップ導体18の中間タップの位置は、必ずし
もストリップ導体18の中央に設定する必要はなく、求
めるそれぞれの周波数に応じてこの中間タップ18aの
位置が設定される。また、発振周波数の調整は、電圧制
御発振器作製後に誘電体や導体等をトリミングすること
により行われる。
8をU字形に形成したが、直線状あるいはL字形等、種
々の形状のものを採用することができる。また、発振周
波数を変えるためのスイッチング素子としては、トラン
ジスタの代わりにダイオードを用いることもできる。ま
た、ストリップ導体18の中間タップの位置は、必ずし
もストリップ導体18の中央に設定する必要はなく、求
めるそれぞれの周波数に応じてこの中間タップ18aの
位置が設定される。また、発振周波数の調整は、電圧制
御発振器作製後に誘電体や導体等をトリミングすること
により行われる。
【0019】
【発明の効果】請求項1の電圧制御発振器は、共振器に
ストリップラインを使用し、ストリップラインの中間タ
ップをスイッチング素子のオンオフによってグランドに
短絡あるいは非短絡状態とすることにより、発振周波数
を変えるものであり、高Qが得られることは勿論のこ
と、ストリップラインによれば、中間タップの短絡によ
りストリップ導体長を短くした場合においても、発振条
件が満たされなくなることがなく、必要な発振信号が得
られるため、ストリップ導体長の変化に対応した大幅な
発振周波数の変更が可能となる。従って、送受信信号の
周波数が非常に離れている場合や、デュアルバンドの無
線機で全く違う2種類の周波数を使用する場合であって
も1個の電圧制御発振器ですみ、電圧制御発振器を実装
する機器の小型化に寄与できる。
ストリップラインを使用し、ストリップラインの中間タ
ップをスイッチング素子のオンオフによってグランドに
短絡あるいは非短絡状態とすることにより、発振周波数
を変えるものであり、高Qが得られることは勿論のこ
と、ストリップラインによれば、中間タップの短絡によ
りストリップ導体長を短くした場合においても、発振条
件が満たされなくなることがなく、必要な発振信号が得
られるため、ストリップ導体長の変化に対応した大幅な
発振周波数の変更が可能となる。従って、送受信信号の
周波数が非常に離れている場合や、デュアルバンドの無
線機で全く違う2種類の周波数を使用する場合であって
も1個の電圧制御発振器ですみ、電圧制御発振器を実装
する機器の小型化に寄与できる。
【0020】請求項2によれば、ストリップラインをセ
ラミック積層体の内部に形成し、該積層体の表面に導
体、厚膜抵抗を形成し、その上に電子部品を搭載したの
で、電圧制御発振器を実装する機器をさらに小型でき
る。
ラミック積層体の内部に形成し、該積層体の表面に導
体、厚膜抵抗を形成し、その上に電子部品を搭載したの
で、電圧制御発振器を実装する機器をさらに小型でき
る。
【図1】(A)は本発明による電圧制御発振器の一実施
例の要部の回路構成を示す回路図、(B)は(A)の発
振回路の等価回路図、(C)、(D)は(B)のスイッ
チング素子のオフ、オン状態における等価回路図であ
る。
例の要部の回路構成を示す回路図、(B)は(A)の発
振回路の等価回路図、(C)、(D)は(B)のスイッ
チング素子のオフ、オン状態における等価回路図であ
る。
【図2】(A)、(B)はそれぞれ本実施例の電圧制御
発振器の斜視図および断面図である。
発振器の斜視図および断面図である。
【図3】本実施例の積層体の構成を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図4】本実施例のストリップラインの構成を示す透視
図である。
図である。
【図5】従来の電圧制御発振器を示す回路図である。
1:入力端子、2:出力端子、3:電源入力端子、4:
シフト信号入力端子、5:誘電体共振器、6:積層体、
10:コンデンサネットワーク、11:抵抗ネットワー
ク層、12、13:誘電体層、15、17、19:誘電
体シート、16、20:グランド電極、18:ストリッ
プ導体、18a:中間タップ、71〜73:コンデン
サ、21:絶縁体層、22:厚膜抵抗、23:導体、8
1、82:コンデンサ、83:可変容量ダイオード、1
11〜147:端部電極
シフト信号入力端子、5:誘電体共振器、6:積層体、
10:コンデンサネットワーク、11:抵抗ネットワー
ク層、12、13:誘電体層、15、17、19:誘電
体シート、16、20:グランド電極、18:ストリッ
プ導体、18a:中間タップ、71〜73:コンデン
サ、21:絶縁体層、22:厚膜抵抗、23:導体、8
1、82:コンデンサ、83:可変容量ダイオード、1
11〜147:端部電極
Claims (2)
- 【請求項1】電圧制御発振器に組み込まれる共振器にス
トリップラインを使用し、該共振器のストリップ導体に
中間タップを設け、該中間タップにスイッチング素子を
接続し、該スイッチング素子をオンとすることにより、
前記タップがグランドに短絡して発振周波数を変える構
成としたことを特徴とする電圧制御発振器。 - 【請求項2】請求項1において、前記共振器をセラミッ
ク積層体の内部に形成し、該積層体の表面に導体および
厚膜抵抗を形成し、その上に電するものに関する。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14824595A JPH08316731A (ja) | 1995-05-22 | 1995-05-22 | 電圧制御発振器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14824595A JPH08316731A (ja) | 1995-05-22 | 1995-05-22 | 電圧制御発振器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08316731A true JPH08316731A (ja) | 1996-11-29 |
Family
ID=15448488
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14824595A Pending JPH08316731A (ja) | 1995-05-22 | 1995-05-22 | 電圧制御発振器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08316731A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0938185A1 (en) * | 1998-02-18 | 1999-08-25 | TDK Corporation | Voltage-controlled oscillator and method for adjusting frequency shift amount thereof |
| WO2001052402A1 (en) * | 2000-01-12 | 2001-07-19 | Matsushita Electric Industrial Co. Ltd. | Voltage-controlled oscillator for producing multiple frequency bands |
| EP1117177A3 (en) * | 2000-01-07 | 2002-02-06 | Alps Electric Co., Ltd. | Voltage controlled oscillator |
| EP1130674A3 (en) * | 2000-02-21 | 2003-10-15 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | High frequency circuit module |
| JP2012517756A (ja) * | 2009-02-10 | 2012-08-02 | フラウンホッファー−ゲゼルシャフト ツァ フェルダールング デァ アンゲヴァンテン フォアシュンク エー.ファオ | オーム調節可能な発振周波数を有する発振器 |
-
1995
- 1995-05-22 JP JP14824595A patent/JPH08316731A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0938185A1 (en) * | 1998-02-18 | 1999-08-25 | TDK Corporation | Voltage-controlled oscillator and method for adjusting frequency shift amount thereof |
| US6144263A (en) * | 1998-02-18 | 2000-11-07 | Tdk Corporation | Voltage-controlled oscillator and method for adjusting frequency shift amount thereof |
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| KR100386175B1 (ko) * | 2000-01-07 | 2003-06-02 | 알프스 덴키 가부시키가이샤 | 전압제어발진기 |
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| US6759915B2 (en) | 2000-01-12 | 2004-07-06 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Multi-band, voltage-controlled oscillator |
| EP1130674A3 (en) * | 2000-02-21 | 2003-10-15 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | High frequency circuit module |
| JP2012517756A (ja) * | 2009-02-10 | 2012-08-02 | フラウンホッファー−ゲゼルシャフト ツァ フェルダールング デァ アンゲヴァンテン フォアシュンク エー.ファオ | オーム調節可能な発振周波数を有する発振器 |
| US8547181B2 (en) | 2009-02-10 | 2013-10-01 | Fraunhofer-Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewandten Forschung E.V. | Oscillator with ohmically adjustable oscillation frequency |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
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