JPH0831711A - 減衰型位相シフトマスクを用いた露光方法 - Google Patents
減衰型位相シフトマスクを用いた露光方法Info
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Abstract
露光材の全ての領域で、所定のパターンを精度よく同一
の工程で露光することのできる減衰型位相シフトマスク
を用いた露光方法を提供することにある。 【構成】 第2光透過部8および第3光透過部10を透
過する露光光の位相角と、第2光透過部部8および第3
光透過部10のホールサイズとから、第1距離h 1 と第
2の距離h2 との差の最適値を求めている。これによ
り、最適焦点位置で、レジスト膜14の露光を行なうこ
とが可能となる。
Description
スクを用いた露光方法に関し、特に、段差を有する被露
光材に露光を行なう場合の露光方法に関するものであ
る。
および微細化には目ざましいものがある。それに伴い、
半導体基板上に形成される回路パターンの微細化も急速
に進んできている。中でも、フォトリソグラフィ技術
が、パターン形成における基本技術として広く認識され
るところである。よって、今日までに種々の開発、改良
がなされてきているのではあるが、パターンの微細化は
止まるところを知らず、パターンの解像度向上への要求
はさらに強いものとなってきている。
グラフィ技術における解像限界R(nm)は、 R=K1 ・λ/(NA)…(1) と表される。ここで、λは使用する光の波長(nm)、
NAはレンズの開口数、K1 はレジストプロセスに依存
する定数である。
向上を図るためには、K1 およびλの値を小さくして、
NAの値を大きくすればよい。つまり、レジストプロセ
スに依存する定数を小さくするとともに、短波長化や高
NA化を進めればよいのである。しかし、光源やレンズ
の改良は技術的に難しく、また短波長化および高NA化
を進めることによって、光の焦点深度δ(δ=K2 ・λ
/(NA)2 )が浅くなり、却って解像度の低下を招く
といった問題も生じている。
参照して、従来のフォトマスクを用いた場合の、フォト
マスク断面、フォトマスク上の露光光の電場および半導
体ウエハ上の露光光の光強度について説明する。
スク100の断面構造について説明する。石英ガラス基
板110上には、クロムなどからなる金属マスクパター
ン120と、石英ガラス基板110が露出する光透過部
130とが形成されている。次に、図11(b)を参照
して、フォトマスク100を透過した直後の露光光の電
場について説明する。フォトマスク100上の露光光の
電場は、フォトマスクパターンに沿った電場となる。次
に、図11(c)を参照して、半導体ウエハ上の光強度
について説明する。半導体ウエハ上の露光光の光強度
は、特に、微細なパターンの転写を考えたとき、フォト
マスクを透過した露光光が、図に示すように、光の回折
現象および光の緩衝効果により、隣り合ったパターン像
において光が重なりあり、互いに強めあうことになる。
その結果、半導体ウエハ上の光強度の差が小さくなって
しまい、解像度が低下するといった問題点があった。
7−62052号公報および特開昭58−173744
号公報により、位相シフトマスクによる位相シフト露光
法が提案されている。次に、図12(a),(b),
(c)を参照して、特開昭58−173744号公報に
開示された位相シフトマスクによる位相シフト露光法に
ついて説明する。まず、図12(a)を参照して、位相
シフトマスク200の断面構造について説明する。この
位相シフトマスク200は、ガラス基板210上に形成
されたクロムマスクパターン220と、ガラス基板21
0が露出する光透過部230とを有している。さらに、
光透過部230には、1つ置きにシリコン酸化膜などの
透明絶縁膜よりなる位相シフト240が設けられてい
る。
トマスク上の露光光の電場について説明する。この位相
シフトマスク200を透過した露光光による位相シフト
マスク上の露光光の電場は、交互に180°位相が反転
して構成されている。したがって、光の緩衝効果によ
り、光の重なりあう隣り合ったパターン像においては、
互いに打消しあうことになる。次に、図12(c)を参
照して、半導体ウエハ上の露光光の光強度について説明
する。半導体ウエハ上の露光光の光強度は、図に示すよ
うに、光強度の差が明確となり、パターン像の解像度の
向上を図ることが可能となっている。
いた位相シフト露光法は、ライン・アンド・スペースな
どの周期的なパターンに対しては非常に有効である。し
かし、パターンが複雑な場合には、位相シフトの配置が
非常に困難となり、任意のパターンには設定できないと
いう問題点がある。
シフトマスクとして、たとえば、「JJAP Seri
es5 Proc. of 1991 Intern.
Micro Process Conference
pp.3−9」および「特開平4−136854号公
報」において、減衰型位相シフトマスクが開示されてい
る。以下、この特開平4−136854号公報に開示さ
れた、減衰型位相シフトマスクについて説明する。
相シフトマスク300の構造について説明する。この減
衰型位相シフトマスク500は、露光光を透過する石英
基板310と、この石英基板310の主表面上に形成さ
れ、石英基板310の主表面を露出する光透過部330
と、透過する露光光の位相を前記透過部330を透過す
る露光光の位相に対して180°の位相角を与える位相
シフト膜200とを含む所定の露光パターンである位相
シフトパターンを含んでいる。また、上述した位相シフ
ト膜320は、透過する露光光の透過率を5〜20%と
するクロム層320aと、光透過部330を透過する露
光光との位相角が180°となるシフト層320bとの
二重構造となっている。また、近年において、上記位相
シフタ部320は、クロムの酸化物、クロムの酸化窒化
物、クロムの酸化窒化炭化物、モリブデンシリサイドの
酸化物およびモリブデンシリサイドの酸化窒化物などか
らなる1層構造の位相シフト部が形成される場合もあ
る。
により、パターンが複雑な場合であっても露光が可能と
なり、近年の露光方法の主流となってきている。
半導体装置は、非常に複雑な断面構造を有するものが多
い。したがって、レジスト膜を上述した減衰型位相シフ
トマスクを用いて露光しようとした場合、レジスト膜の
下地に段差が生じていることが多い。そのため、同一の
露光工程であっても、場所により最適な焦点位置が異な
る場合がある。
地基板12に段差を有し、この段差を有する基板12上
にレジスト膜14を形成し、このレジスト膜14を露光
する場合について説明する。
の左側の領域に焦点位置を合わせた場合について説明す
る。この場合、レジスト膜14の左側の領域において
は、所望のパターン形状14aを形成することができ
る。一方、レジスト膜14の右側の領域においては、パ
ターン14bの径は予定より小さく仕上がってしまう。
の右側の領域に焦点位置を合わせた場合について説明す
る。この場合、レジスト膜14の右側の領域において
は、所望のパターン形状14bを形成することができ
る。一方、レジスト膜14の左側の領域においては、パ
ターン14aの径は、予定より大きく仕上がってしま
う。
に焦点位置を合わせた場合について説明する。この場
合、レジスト膜14の左側の領域においては、パターン
14aの径は予定より大きく仕上がり、レジスト膜14
の右側の領域においては、パターン14bは予定より小
さく仕上がってしまう。
場合、同一の露光工程において、すべての領域で最適な
焦点位置を得ることができず、所望のパターン形状をレ
ジスト膜に形成することができないという問題点があ
る。
なされたもので、被露光材に段差が生じた場合であって
も、すべての領域で所望のパターンを精度よく露光する
ことのできる、減衰型位相シフトマスクを用いた露光方
法を提供することを目的とする。
型位相シフトマスクを用いた露光方法の1つの局面によ
れば、透明基板が露出する第1光透過部および第2光透
過部とを、上記第1光透過部および第2光透過部を取囲
むように前記透明基板上に形成された位相シフト膜とを
有する減衰型位相シフトマスクを備えた露光装置を用い
て、上記第1光透過部の領域の上記露光装置の投影レン
ズからの距離が第1の距離である第1被露光領域と、上
記第2光透過部の領域の上記露光装置の投影レンズから
の距離が第2の距離である第2被露光領域とを有する被
露光材を露光する、減衰型位相シフトマスクを用いた露
光方法であって、上記第2光透過部を透過する露光光に
所定の位相角を与え、上記位相角と、上記第2光透過部
のホールサイズとから、上記第1の距離と上記第2の距
離との差の最適値を求める工程を備えている。
トマスクを用いた露光方法の他の局面によれば、透明基
板が露出する第1光透過部および第2光透過部と、上記
第1光透過部および第2光透過部を取囲むように上記透
明基板上に形成された位相シフト膜とを有する減衰型位
相シフトマスクを備えた露光装置を用いて、上記第1光
透過部の領域の上記露光装置の投影レンズからの距離が
第1の距離である第1被露光領域と、上記第2光透過部
の領域の上記露光装置の投影レンズからの距離が第2の
距離である第2被露光領域とを有する被露光材を露光す
る、減衰型位相シフトマスクを用いた露光方法であっ
て、上記第2光透過部を透過する露光光に所定の位相角
を与え、上記位相角と、上記第2光透過部のホールサイ
ズと、上記第2光透過部の周囲近傍の上記位相シフト膜
の透過率を上記第1光透過部の周囲近傍の上記位相シフ
ト膜の透過率と異ならせ、上記第2光透過部の周囲近傍
の上記位相シフト膜の透過率とから上記第1の距離と上
記第2の距離との差の最適値を求める工程を備えてい
る。
トマスクを用いた露光方法のさらに他の局面によれば、
透明基板の上に形成された位相シフト膜と、上記位相シ
フト膜の所定の位置に、上記透明基板が露出する第1光
透過部を所定の間隔で複数個配置した第1パターンと、
上記透明基板が露出する第2光透過部を所定の間隔で複
数個配置した第2パターンとを有する減衰型位相シフト
マスクを備えた露光装置を用いて、上記第1パターンの
領域の上記露光装置の投影レンズからの距離が第1の距
離である第1被露光領域と、上記第2パターンの領域の
上記露光装置の投影レンズからの距離が第2の距離であ
る第2被露光領域とを有する被露光材を露光する減衰型
位相シフトマスクを用いた露光方法であって、上記第2
光透過部を透過する露光光に所定の位相角を与え、上記
位相角と、上記第2光透過部のホールサイズと、上記第
2光透過部の間隔とから上記第1の距離と上記第2の距
離との差の最適値を求める工程を備えている。
用いた露光方法の1つの局面によれば、第2光透過部を
透過する露光光の位相角と、第2光透過部のホールサイ
ズとから第1の距離と第2の距離との差の最適値を求め
ている。これにより、第1光透過部を透過した露光光の
最適焦点位置に第1被露光領域が位置し、第2光透過部
を透過した露光光の最適焦点位置に第2被露光領域が位
置することとなる。その結果、露光装置の投影レンズか
らの距離が異なる第1および第2被露光領域であって
も、それぞれの領域で最適焦点位置により露光を行なう
ことができ、所望のパターンを露光することが可能とな
る。
トマスクを用いた露光方法の他の局面によれば、第2光
透過部を透過する露光光の位相角と、第2光透過部のホ
ールサイズと、第2光透過部の周囲近傍の位相シフト膜
の透過率とから第1の距離と第2の距離との差の最適値
を求めている。これにより、第1光透過部を透過した露
光光の最適焦点位置に、第1被露光領域が位置し、第2
光透過部を透過した露光光の最適焦点位置に第2被露光
領域が位置することとなる。その結果、露光装置の投影
レンズからの距離が異なる第1および第2被露光領域で
あっても、それぞれの領域に最適焦点位置により露光を
行なうことが可能となり、それぞれの領域に所望のパタ
ーンを露光することが可能となる。
トマスクを用いた露光方法のさらに他の局面によれば、
第2パターンの第2光透過部を透過する露光光の位相角
と、第2パターンの第2光透過部のホールサイズと、第
2パターンの第2光透過部の間隔とから第1の距離と第
2の距離との差の最適値を求めている。
光の最適焦点位置に、第1被露光領域が位置し、第2パ
ターンを透過した露光光の最適焦点位置に第2被露光領
域が位置することとなる。その結果、露光装置の投影レ
ンズからの距離が異なる第1および第2被露光領域であ
っても、それぞれの領域に最適焦点位置により露光を行
なうことが可能となり、それぞれの領域に所望のパター
ンを露光することが可能となる。
マスクを用いた露光方法の第1の実施例について図を参
照して説明する。
に用いる減衰型位相シフトマスク100の断面構造につ
いて説明する。石英基板2の所定の位置に、石英基板2
が露出するホール径が0.40μmの第1光透過部6と
第2光透過部8およびホール径が0.35μmの第3光
透過部10が設けられ、その他の領域は位相シフト膜4
により覆われている。本実施例においては、この位相シ
フト膜4は、クロムの酸化物、クロムの酸化窒化物、ク
ロムの酸化窒化炭化物、モリブデンシリサイドの酸化物
およびモリブデンシリサイドの酸化窒化物などからなる
単層膜が形成されており、透過する露光光に180°の
位相角を与え、かつ、透過率を10%としている。
に20°の位相角を与えるために、透明石英基板2が所
定深さd2 掘られている。さらに、第3光透過部10
は、透過する露光光に10°の位相角を与えるために、
石英基板2が所定深さd1 掘られている。
衰型位相シフトマスク100により露光/現像されたレ
ジスト膜について説明する。このレジスト膜14は、段
差を有する基板12の上に形成されており、この段差が
レジスト膜14の表面にも反映されている。したがっ
て、段差を境として、レジスト膜14の左側の領域A1
と右側の領域A2 とは、投影レンズ101までの距離
(図中h1 ,h2 )が異なることとなる。
る位置には、ホール径が0.35μmのホール16が形
成され、レジスト膜14の第2光透過部8に対応する位
置にはホール径が0.35μmのホール18が形成さ
れ、レジスト膜14の第3光透過部10に対応する位置
には、ホール径0.30μmのホール20が形成されて
いる。ここで、一般的に減衰型位相シフトマスクを用い
てレジスト膜に露光を行なう場合、たとえばレジスト膜
に0.30μmのホールを設けたい場合、減衰型位相シ
フトマスク側の光透過部のホール径は0.35μmのよ
うに0.05μm大きく設定することが知られている。
マスク100に形成されるマスクホールサイズと、第2
光透過部6および第3光透過部8を透過する露光光に与
えられる位相角と、焦点移動の関係について説明する。
図2は、露光光の波長(λ)が365nm、露光装置の
開口数(NA)=0.57、コヒーレンシ(σ)=0.
4、位相角20°の条件下におけるマスクホールサイズ
(μm)と焦点移動(μm)の関係を示したものであ
る。
0.40μmの場合、焦点移動(μm)は図2に示すグ
ラフから0.3μmであることがわかる。したがって、
図1において、領域A1 の最適焦点位置に対して、領域
A2 の最適焦点位置は、0.3μm移動していることに
なる。その結果、領域A1 と領域A2 との段差が0.3
μmであれば、領域A1 と領域A2 において、同一の露
光工程で同時に、最適焦点位置でマスクホールサイズ
0.40μmの露光を行なうことができる。
の場合、図2から焦点移動(μm)は、0.6μmとな
っている。ここで、露光光に与えられる位相角と焦点移
動との関係は、図3に示すように位相角が0〜20°の
範囲内では、ほぼ正比例の関係にある。したがって、ホ
ール径が0.35μmの第3光透過部を透過する露光光
に与える位相角を10°にすれば、焦点移動が0.3μ
mとなり、第2光透過部を透過する露光光と同じ結果を
得ることが可能となる。
よび第3光透過部を透過する露光光の位相角と、第2お
よび第3光透過部のホールサイズとから、領域A1 と領
域A 2 とから露光装置の投影レンズまでの距離の差、つ
まり基板の段差に対応するそれぞれの最適焦点位置を決
定することが可能となる。その結果、レジスト膜に段差
が生じている場合であっても、同一の減衰型位相シフト
マスクを用いて、同時に最適焦点位置で露光を行なうこ
とが可能となる。
トマスクを用いた露光方法の第2の実施例について図を
参照して説明する。まず、図4(a)を参照して、この
実施例に用いる減衰型位相シフトマスク110の断面構
造について説明する。石英基板2の所定の位置に、石英
基板2が露出するホール径が0.45μmの第1光透過
部22と第2光透過部24およびホール径が0.4μm
の第3光透過部26が設けられ、その他の領域は位相シ
フト膜4により覆われている。この位相シフト膜4は、
上述した第1の実施例と同一の材料により形成され、透
過する露光光に180°の位相差を与えかつ透過率を1
0%としている。
6とは、透過する露光光に10°の位相角を与えるため
に、透明石英基板2が深さd1 掘られている。
相シフト膜4の上には、透過率が50%のクロムなどか
らなる透過率調整膜28が形成されている。したがっ
て、この透過率調整膜28が形成された領域の実質的な
透過率は5%となる。
衰型位相シフトマスク110により露光/現像されたレ
ジスト膜について説明する。このレジスト膜14は、段
差を有する基板12の上に形成されており、この段差が
レジスト膜14の表面にも反映されている。したがっ
て、段差を境として、レジスト膜14の左側の領域A1
と、右側の領域A2 とは、投影レンズ101までの距離
(図中h1 ,h2 )が異なることとなる。
る位置には、ホール径が0.4μmのホール28が形成
され、レジスト膜14の第2光透過部24に対応する位
置には、ホール径が0.4μmのホール30が形成さ
れ、レジスト膜14の第3光透過部26に対応する位置
には、ホール径が0.35μmのホール32が形成され
ている。
位相シフトマスク110に形成されるマスクホールサイ
ズと、第2光透過部24、第3光透過部26を透過する
露光光に与えられる位相角(本実施例によれば10°)
と、第3光透過部26の周囲近傍の位相シフト膜4の透
過率と焦点移動の関係について説明する。
露光光の波長がλ=365nm、露光装置の開口数(N
A)=0.57、露光装置のコヒーレンシ(σ)=0.
4の条件下における第3光透過部の周囲近傍の位相シフ
トマスクの透過率(%)と焦点移動(μm)の関係につ
いて示したものである。また、図6は、マスクホール径
が0.40μmであり、その他の条件は図5に示された
ものと同一の場合についての第3光透過部の周囲近傍の
位相シフトマスクの透過率(%)と焦点移動(μm)の
関係を示したものである。
の場合、マスク透過率(%)が10%の場合、焦点移動
は0.23μmとなる。したがって、領域A1 と領域A
2 の段差が0.23μmであれば、領域A1 と領域A2
において、同一の露光工程で同時に最適焦点位置で露光
をすることが可能となる。また、マスクホール径が0.
4μmの場合は、同じ焦点移動の量を得ようとすれば、
マスク透過率(%)は5%程度であればよいことがわか
る。したがって、減衰型位相シフトマスク110の第3
光透過部の周囲近傍の透過率を本実施例に示すように5
%とすることで、すべての領域において、最適焦点位置
により露光を行なうことが可能となる。
透過部および第3光透過部を透過する露光光の位相角
と、第2光透過部および第3光透過部のホールサイズ
と、第2光透過部および第3光透過部の周囲近傍の位相
シフト部の透過率とから、段差を有するレジスト膜に対
して、最適焦点位置により露光を行なうことを可能とし
ている。また、本実施例によれば、第1の実施例と比較
して、第3光透過部の周囲近傍の減衰型位相シフトマス
クの透過率を調整することにより、第2光透過部および
第3光透過部に位相角を与えるための基板に設けられる
溝の深さを同一にすることができるため、減衰型位相シ
フトマスクの製造も容易になる。
トマスクを用いた露光方法の第3の実施例について図を
参照して説明する。
に用いる減衰型位相シフトマスク130の断面構造につ
いて説明する。石英基板2の所定の位置に、透明石英基
板2が露出するホール径が0.45μmの第1光透過部
34がピッチ2.0μmで配置された第1パターンP1
と、石英基板2が露出するホール径が0.45μmの第
2光透過部36がピッチ2.0μmで配置された第2パ
ターンP2 と、石英基板2が露出するホール径が0.4
5μmの第3光透過部38がピッチ0.7で配置された
第3パターンP3 とを有している。位相シフト膜4は、
第1および第2実施例と同じ材質の膜から形成されてお
り、透過する露光光に180°の位相角を与え、かつ、
透過率を10%としている。また、第2光透過部36
は、透過する露光光に10°の位相角を与えるために石
英基板2が深さd1 掘られており、さらに第3光透過部
38は、透過する露光光に20°の位相角を与えるため
に透明石英基板2が深さd2 掘られている。
衰型位相シフトマスク130により露光/現像されたレ
ジスト膜について説明する。
12の上に形成されており、この段差がレジスト膜14
の表面にも反映されている。したがって、段差を境とし
て、レジスト膜14の左側の領域A1 と右側の領域A2
とは、投影レンズ101までの距離(h1 ,h2 )が異
なることになる。
に対応する位置には、ホール径が0.4μmのホール4
0がピッチ2.0μmで形成され、レジスト膜14の第
2パターンP2 に対応する位置には、ホール径が0.4
μmのホール42がピッチ2.0で形成され、レジスト
膜14の第3パターンP3 に対応する位置には、ホール
径0.4μmのホール44がピッチ0.7で形成されて
いる。
び第3パターンを透過する露光光の位相角と、第2パタ
ーンおよび第3パターンのホールサイズおよび第2パタ
ーンおよび第3パターンの第2光透過部および第3光透
過部の間隔と焦点移動の関係について説明する。ここ
で、図8は、露光光の波長が248nm、露光装置の開
口数(NA)=0.5、コヒーレンシ(σ)=0.4、
位相角が10°、マスクホールサイズが0.45μmの
条件における、マスクホールのピッチと焦点移動の関係
を示す図である。同図から、マスクホールのピッチが
2.0μmの場合、焦点移動が0.2μmであることが
わかる。したがって、領域A1 と領域A2 の段差が0.
2であれば、領域A1 と領域A2 において同一の露光工
程で同時に最適焦点位置で露光することができる。
0.7の場合、図8から焦点移動は約0.1μmとなる
ことがわかる。したがって、図3の位相角と焦点移動の
グラフで示したように、位相角が0〜20°の範囲では
位相角と焦点移動は正比例の関係にあるため、マスクホ
ールのピッチが0.7の場合においては、位相角を20
°とすることで、焦点移動を0.2μmにすることがで
きる。したがって、図7(a)に示した減衰型位相シフ
トマスク130を用いることにより、図7(b)に示す
段差が0.2μmを有するレジスト膜14に対して、す
べてのレジスト膜14の領域において、最適焦点位置に
より露光を行なうことが可能となる。
においては、露光装置の開口数(NA)およびコヒーレ
ンシ(σ)の値を固定の値としていたが、開口数(N
A)と焦点移動との間には、図9に示すような関係を有
している。したがって、開口数が変化する場合、それに
伴って焦点移動も変化することに注意する必要がある。
また、コヒーレンシ(σ)の値と焦点移動の間にも図1
0に示すような関係を有している。したがって、コヒー
レンシ(σ)が変化する場合、それに伴って焦点移動も
変化することに注意する必要がある。
スクを用いた露光方法の1つの局面によれば、第2光透
過部を透過する露光光の位相角と、第2光透過部のホー
ルサイズとから第1の距離と第2の距離との差の最適値
を求めている。これにより、第1光透過部を透過した露
光光の最適焦点位置に第1被露光領域が位置し、第2光
透過部を透過した露光光の最適焦点位置に第2被露光領
域が位置することとなる。その結果、露光装置の投影レ
ンズからの距離が異なる第1および第2被露光領域であ
っても、それぞれの領域で最適焦点位置により露光を行
なうことができ、所望のパターンを露光することが可能
となる。
トマスクを用いた露光方法の他の局面によれば、第2光
透過部を透過する露光光の位相角と、第2光透過部のホ
ールサイズと、第2光透過部の周囲近傍の位相シフトの
透過率とから第1の距離と第2の距離との差の最適値を
求めている。これにより、第1光透過部を透過した露光
光の最適焦点位置に、第1被露光領域が位置し、第2光
透過部を透過した露光光の最適焦点位置に第2被露光領
域が位置することとなる。その結果、露光装置の投影レ
ンズからの距離が異なる第1および第2被露光領域であ
っても、それぞれの領域に最適焦点位置により露光を行
なうことが可能となり、それぞれの領域に所望のパター
ンを露光することが可能となる。
トマスクを用いた露光方法のさらに他の局面によれば、
第2パターンの第2光透過部を透過する露光光の位相角
と、第2パターンの第2光透過部のホールサイズと、第
2パターンの第2光透過部の間隔とから第1の距離と第
2の距離との差の最適値を求めている。
光の最適焦点位置に、第1被露光領域が位置し、第2パ
ターンを透過した露光光の最適焦点位置に第2被露光領
域が位置することとなる。その結果、露光装置の投影レ
ンズからの距離が異なる第1および第2被露光領域であ
っても、それぞれの領域に最適焦点位置により露光を行
なうことが可能となり、それぞれの領域に所望のパター
ンを露光することが可能となる。
に用いられる減衰型位相シフトマスクの構造を示す断面
図である。(b)は、(a)で説明した減衰型位相シフ
トマスクを用いて形成されるレジスト膜の断面構造図で
ある。
スクホールサイズと焦点移動の関係を示す図である。
に用いられる減衰型位相シフトマスクの構造を示す断面
図である。(b)は、(a)で説明した減衰型位相シフ
トマスクを用いて形成されるレジスト膜の断面構造図で
ある。
スク透過率と焦点移動の関係を示す第1の図である。
スク透過率と焦点移動の関係を示す第2の図である。
に用いられる減衰型位相シフトマスクの構造を示す断面
図である。(b)は、(a)で説明した減衰型位相シフ
トマスクを用いて形成されるレジスト膜の断面構造図で
ある。
す図である。
ある。
す図である。
す断面図である。(b)は、フォトマスク上の露光光の
電場を示す図である。(c)は、半導体ウエハ上の露光
光の光強度を示す図である。
を示す断面図である。(b)は、フォトマスク上の露光
光の電場を示す図である。(c)は、半導体ウエハ上の
露光光の光強度を示す図である。
を示す図である。(b)は、フォトマスク上の露光光の
電場を示す図である。(c)は、半導体ウエハ上の露光
光の光強度を示す図である。
の問題点を示す第1の図である。
の問題点を示す第2の図である。
の問題点を示す第3の図である。
1光透過部、8,24,36 第2光透過部、10,2
6,38 第3光透過部、28 透過率調整膜、10
0,110,130 減衰型位相シフトマスク。なお、
図中同一符号は、同一または相当部分を示す。
Claims (3)
- 【請求項1】 透明基板が露出する第1光透過部および
第2光透過部と、前記第1光透過部および前記第2光透
過部を取囲むように前記透明基板上に形成された位相シ
フト膜とを有する減衰型位相シフトマスクを備えた露光
装置を用いて、前記第1光透過部の領域の前記露光装置
の投影レンズからの距離が第1の距離である第1被露光
領域と、前記第2光透過部の領域の前記露光装置の投影
レンズからの距離が第2の距離である第2被露光領域と
を有する被露光材を露光する、減衰型位相シフトマスク
を用いた露光方法であって、 前記第2光透過部を透過する露光光に所定の位相角を与
え、前記位相角と、 前記第2光透過部のホールサイズとから前記第1の距離
と前記第2の距離との差の最適値を求める工程を備え
た、減衰型位相シフトマスクを用いた露光方法。 - 【請求項2】 透明基板が露出する第1光透過部および
第2光透過部と、前記第1光透過部および前記第2光透
過部を取囲むように前記透明基板上に形成された位相シ
フト膜とを有する減衰型位相シフトマスクを備えた露光
装置を用いて、前記第1光透過部の領域の前記露光装置
の投影レンズからの距離が第1の距離である第1被露光
領域と、前記第2光透過部の領域の前記露光装置の投影
レンズからの距離が第2の距離である第2被露光領域と
を有する被露光材を露光する、減衰型位相シフトマスク
を用いた露光方法であって、 前記第2光透過部を透過する露光光に所定の位相角を与
え、 前記位相角と、前記第2光透過部のホールサイズと、 前記第2光透過部の周囲近傍の前記位相シフト膜の透過
率を前記第1光透過部の周囲近傍の前記位相シフト膜の
透過率と異ならせ、前記第2光透過部の周囲近傍の前記
位相シフト膜の透過率とから前記第1の距離と前記第2
の距離との差の最適値を求める工程を備えた、減衰型位
相シフトマスクを用いた露光方法。 - 【請求項3】 透明基板の上に形成された位相シフト膜
と、前記位相シフト膜の所定の位置に、前記透明基板が
露出する第1光透過部を所定の間隔で複数個配置した第
1パターンと、前記透明基板が露出する第2光透過部を
所定の間隔で複数個配置した第2パターンとを有する減
衰型位相シフトマスクを備えた露光装置を用いて、前記
第1パターンの領域の前記露光装置の投影レンズからの
距離が第1の距離である第1被露光領域と、前記第2パ
ターンの領域の前記露光装置の投影レンズからの距離が
第2の距離である第2被露光領域とを有する被露光材を
露光する減衰型位相シフトマスクを用いた露光方法であ
って、 前記第2光透過部を透過する露光光に所定の位相角を与
え、前記位相角と、 前記第2光透過部のホールサイズと、 前記第2光透過部の間隔とから前記第1の距離と前記第
2の距離との差の最適値を求める工程を備えた、減衰型
位相シフトマスクを用いた露光方法。
Priority Applications (2)
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|---|---|---|---|
| JP15841994A JP3315254B2 (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | 減衰型位相シフトマスクを用いた露光方法 |
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Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15841994A JP3315254B2 (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | 減衰型位相シフトマスクを用いた露光方法 |
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|---|---|
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| JP3315254B2 JP3315254B2 (ja) | 2002-08-19 |
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ID=15671349
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15841994A Expired - Fee Related JP3315254B2 (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | 減衰型位相シフトマスクを用いた露光方法 |
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| Country | Link |
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Cited By (1)
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|---|---|---|---|---|
| CN114236972A (zh) * | 2021-12-13 | 2022-03-25 | Tcl华星光电技术有限公司 | 显示面板及其制备方法、显示装置 |
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1994
- 1994-07-11 JP JP15841994A patent/JP3315254B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1995
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| CN114236972A (zh) * | 2021-12-13 | 2022-03-25 | Tcl华星光电技术有限公司 | 显示面板及其制备方法、显示装置 |
| CN114236972B (zh) * | 2021-12-13 | 2023-06-27 | Tcl华星光电技术有限公司 | 显示面板及其制备方法、显示装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5644381A (en) | 1997-07-01 |
| JP3315254B2 (ja) | 2002-08-19 |
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