JPH08317611A - スロット内絶縁体の挿入方法及び挿入装置 - Google Patents

スロット内絶縁体の挿入方法及び挿入装置

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JPH08317611A
JPH08317611A JP7122058A JP12205895A JPH08317611A JP H08317611 A JPH08317611 A JP H08317611A JP 7122058 A JP7122058 A JP 7122058A JP 12205895 A JP12205895 A JP 12205895A JP H08317611 A JPH08317611 A JP H08317611A
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JP
Japan
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slot
coil
insole
wedge
cutting
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Application number
JP7122058A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Kawamura
勉 川村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一台の装置にて展開幅と厚さ及び長さの異
なるウエッジと中敷を所望する長さに切断,成形し、コ
イルと共にスロットに容易に挿入し得るスロット内絶縁
体の挿入方法を提供するにあって、同時に、それが簡単
な構成で達成できるスロット内絶縁体の挿入装置を提供
する。 【構成】 スロット内絶縁体の挿入方法によれば、ス
ロットマガジンを共用して、中敷単独の切断,成形そし
て挿入の工程と、中敷及びウエッジの切断,成形そして
挿入の工程、並びにウエッジ単独の切断,成形そして挿
入の工程を採用したので、連続した工程で二層同心巻き
や二層重ね巻きの巻線パターンのコイル挿入と併せたス
ロット内絶縁体の挿入が所望にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄心のスロットにウエ
ッジ及び中敷といったスロット内絶縁体をコイルと共に
挿入するスロット内絶縁体の挿入方法及び挿入装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、鉄心スロットに1層だけコイ
ルが挿入される単層同心巻きパターンは、中,小形のモ
ータに最も多く採用されている。この場合のコイル挿入
及び中間成形を行う装置としては、実公昭61−457
32号公報に示されるものが知られている。このもので
は、コイル挿入治具及び中間成形治具が各々一式装備さ
れており、鉄心をセットするコア受台をUの字状に移動
させてコイル挿入及び中間成形を行う構成と、コイル挿
入治具と中間成形治具とを左右移動可能なテーブル上に
平行に配置し、コア受台をその方向と直角方向に移動す
るよう配置した構成とが示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開平4−
156245号公報や特開平4−178133号公報に
記載された2層同心巻き又は2層重ね巻き巻線パターン
を採用して、コイルと中敷,ウエッジといったスロット
内絶縁体とを鉄心スロットに挿入するについては、上述
のような従来技術のコイル挿入及び成形機構では、切断
形状,展開形状が異なるウエッジと中敷とを規定寸法に
切断し、成形してスロットにコイルと共に挿入すること
ができない。
【0004】その理由は、従来技術のようにプッシャ,
ウエッジマガジン,パンチ,パンチガイド,ウエッジガ
イドなど、スロット内絶縁体が通過する部分の展開形状
や厚さ等が異なるので、ウエッジマガジン,ウエッジガ
イドなど1種類の展開幅の通路では、挿入出来ないから
である。
【0005】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、一台の装置にて展開幅と厚
さ及び長さの異なるウエッジと中敷を所望する長さに切
断,成形し、コイルと共にスロットに容易に挿入し得る
スロット内絶縁体の挿入方法を提供するにあって、同時
に、それが簡単な構成で達成できるスロット内絶縁体の
挿入装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のスロット内絶縁体の挿入方法においては、
1個のスロットマガジンに中敷を所望する長さに切断,
成形し、前もって巻回したコイルをコイル挿入治具に移
載し、鉄心を被嵌してコイルと中敷を同時にスロットに
挿入する第1の工程と、展開幅と全長の異なる中敷とウ
エッジとを所望するスロットマガジンの位置に所望する
長さに切断,成形し、前もって巻回したコイルをコイル
挿入治具に移載し、鉄心を被嵌してコイルと中敷及びコ
イルとウエッジを同時にスロットに挿入する第2の工程
と、ウエッジを所望するスロットマガジンの位置に所望
する長さに切断,成形し、前もって巻回したコイルをコ
イル挿入治具に移載し、鉄心を被嵌してコイルとウエッ
ジを同時にスロットに挿入する第3の工程とから成るこ
とを特徴とする。
【0007】又、本発明のスロット内絶縁体の挿入装置
においては、中敷を切断,成形して押し出す中敷挿入機
構と、ウエッジを切断,成形して押し出すウエッジ挿入
機構とを1個のスロットマガジン外周に設け、マガジン
内の溝に複数の係止部を有し、中敷及びウエッジを押し
出すプッシャには各々の全長差の約1/2の段差を設け
たコイル挿入治具と、基台上に移動可能に設けられ、鉄
心を保持しこの鉄心を前記コイル挿入治具に被嵌させる
コア受台とを具備したことを特徴とする。
【0008】この場合、中敷の切断,成形ストロークを
ウエッジのそのストロークより短くし、中敷の成形幅両
端がスロットマガジンの溝係止部までとし、又、スロッ
トマガジンに対し、中敷の切断,成形機構とウエッジの
切断,成形機構とを対向配置したものである。
【0009】
【作用】上記挿入方法によれば、中敷単独の切断,成形
そして挿入の工程と、中敷及びウエッジの切断,成形そ
して挿入の工程、並びにウエッジ単独の切断,成形そし
て挿入の工程を採用し、連続した工程で二層同心巻きや
二層重ね巻きの巻線パターンのコイル挿入と併せたスロ
ット内絶縁体の挿入が所望にできる。
【0010】又、上記挿入装置によれば、中敷挿入機構
とウエッジ挿入機構とを1個のスロットマガジンに対抗
配置し、コア受台を移動させてウエッジ,中敷挿入機構
側位置で鉄心をコイル挿入治具に被嵌させ得るので、1
台の装置にて中敷単独の挿入と、中敷及びウエッジの挿
入、並びにウエッジ単独の挿入とを仕分けることがで
き、簡単な構成で実現することができる。更にその場
合、中敷挿入機構の押し出し部を共用し、押し出しスト
ロークを同一にした上でプッシャ先端部に段差を設けた
為、全長の異なる中敷の挿入とウエッジの挿入とを仕分
けることができ、それぞれ適正な位置まで挿入すること
ができる。
【0011】スロットマガジンに対し、中敷の切断,成
形機構とウエッジの切断成形機構とを対向配置したの
で、挿入装置が小形化できる。又、挿入駆動部が1箇所
の為に機構が筒単となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき、図面を参照
して説明する。まず、図1には全体の基台1を示してお
り、後側(図では上側)に、左側より順に中敷及びウエ
ッジ挿入機構2,3及びコイル成形機構4を配設してお
り、前側(図では下側)にコア受台5を配設している。
【0013】コア受台5は、詳細には基台1上に設けた
左右に平行な2本のスライドバー6に沿って矢印Aで示
す前後(図では上下)に移動できるように配設してお
り、その間の中央部をねじ棒7が螺合状態で貫通し、こ
のねじ棒7を回転させてコア受台5を前後に移動させる
モータ8を、図2に示すようにコア受台5の全面部にベ
ルト伝動機構9と共に配設している。又、このコア受台
5は、上記スライドバー6の下方に設けた前後に平行な
2本のスライドバー10に沿って矢印Bで示す左右に移
動できるように配設しており、その間の中央部をねじ棒
11が螺合状態で貫通し、このねじ棒11を回転させて
コア受台5を左右に移動させるモータ12を、図2に示
すように基台1の右側部にギヤ伝動機構13と共に配設
している。
【0014】これに対して、コイル成形機構4は、基台
1上に取付板14を介して前向きに取付けた案内筒15
を主体に構成していて、図3に示すように、その案内筒
15の先端部には砲弾状のガイド部16を有し、これの
後側に拡張片17を環状配置で複数個設けている。この
拡張片17に対して、案内筒15には後方より図示しな
いシリンダによりピストン18と一体に進退される矢板
19を拡張片17と同数配置している。
【0015】又、案内板15の上記拡張片17の前後部
には、夫々突起21を同じく環状配置で多数個設けてい
る。この案内板15の後側の突起21の更に後側には、
固定子鉄心22の後述するコイル挿入時にコイル26を
一度に挿入するスロット23の数と同数の成形フィン2
7を放射状に配設している。更に、案内筒15の根元部
に一方のコイルエンドを成形する成形型部28を設けて
おく。
【0016】しかして、案内筒15は図示しない駆動源
によりラックとピニオン等を介して任意の角度ずつ回動
されるようになっている。又、このような案内筒15に
対して、前記コア受台5は、積載,保持した固定子鉄心
22を先方のコイルエンド26aが前記拡張片17に被
嵌する第1成形位置と、後方のコイルエンド26bが拡
張片17に被嵌する第2成形位置と、先方のコイルエン
ド26aが案内筒15根元部の成形型部28と当接する
第3成形位置とでそれぞれ停止できるようになってい
る。又、このコア受台5には、固定子鉄心22の歯部2
9と同数の先細状のカフサーを、先方のコイルエンド2
6a側及び後方のコイルエンド26b側に環状に配設し
て、図示しない駆動源により同じく図示しない挿脱機構
を介して挿脱するようにしている。
【0017】ここで図5に示すように、中敷31とウエ
ッジ32は、素材の材料が同一で厚さ,長さ,展開幅だ
けが異なる。よって、中敷挿入機構2及びウエッジ挿入
機構3もその構成は基本的に同一であり、図6には中敷
31とウエッジ32とを対向位置で切断,成形し、後述
するプッシャ45で挿入する実施例を示している。この
図6において、固定ベース33に固定した環状ホルダ3
4には図示しない筒状のケーシングを連結し、このケー
シング内に中敷31及びウエッジマガジン36を回転可
能に配設している。
【0018】この中敷31及びウエッジマガジン36に
は図4に示すように複数の段差を有する複数の溝37を
形成している。この溝37は図中上部で中敷31を通す
のもであり、又、その下部ではウエッジ32を通すもの
である。その為にウエッジ32を溝37から飛び出さな
い様、段差を設けて図4に示すように溝37の側壁中央
部に係止部37aを設けている。又、中敷31及びウエ
ッジマガジン36はラチェット38を介して図示しない
駆動源により回動するようにしている。
【0019】上記ケーシングの外周部に形成した窓部に
は治具39を取付けており、この治具39によって中敷
通路(ウエッジ挿入機構2ではウエッジ通路)及びパン
チガイド孔40を形成している。パンチガイド孔40に
はパンチプレート41を挿入しており、このパンチプレ
ート41は図示しない駆動機構により図中上下方向に作
動するようにしている。又、治具39に接するようにカ
ッター42を配設しており、このカッター42の近傍に
は中敷送りモータ(ウエッジ挿入機構3ではウエッジ送
りモータ)43を配設している。この中敷送りモータ4
3の回転軸にはローラ44を取付けており、このローラ
44の回転により、ロール状に巻回された中敷31のテ
ープ状素材(ウエッジ挿入機構3ではウエッジ32のテ
ープ状素材)をカッター42側へ所定長さずつ送るよう
にしている。
【0020】前記ウエッジマガジン36の後方(図中右
方)には、溝37に対応させて複数本の中敷プッシャ
(ウエッジ挿入機構3ではウエッジプッシャ)45を環
状に配列し、その各一端(先端45a)を溝37に臨ま
せて、各他端を取付金具46に取付けている。取付金具
46は可動ベース47に取付けており、この可動ベース
47を2本のボールねじ48により支持し、このボール
ねじ48をサーボモータ49によりベルト伝動機構50
を介し回転させて、可動ベース47と共に中敷プッシャ
及びウエッジプッシャ45をボールねじ48に沿い前後
(図中左右)に移動させるようにしている。尚、ウエッ
ジプッシャ45先端45aはウエッジと中敷の全長差の
約1/2の段差部45bを図8に示すように設けてい
る。
【0021】コイル挿入治具55は、図6に示すよう
に、複数のブレード58を所定の間隔を持たせて環状に
配列して成るコイルガイド59を有しており、これの一
端をブレードホルダ60に固定している。ブレードホル
ダ60には中空軸61を連結しており、この中空軸61
をベース62に取付け、このベース62をガイド56に
て固定ベース33に固定している。
【0022】又、コイルガイド59の内方にはストリッ
パ63を前後に摺動可能に挿設し、このストリッパ63
にはストリッパ軸64を連結している。ストリッパ軸6
4は前記ロッド52の係合部53と係脱する被係合部6
5を有している。コイルガイド59の外側には各ブレー
ド58に対応して複数の絶縁体ガイド66を環状に配列
して筒状ホルダ67に固定し、この筒状ホルダ67を前
記ベース62に取付けている。尚、この絶縁体ガイド6
6及び前記したマガジン36は、展開幅,厚さの異なる
中敷31とウエッジ32が挿入時に通過するので、その
通過面に複数の係止部37a(図4,5参照)を形成し
ている。
【0023】次に、上記構成のものの作用を述べる。ま
ず、固定子鉄心22が4極36スロット、中でも図7に
示す巻線パターンのものであるとする。これの第1層目
のコイルU1,V1,W1については、図1に示した待
機状態で図6に示した中敷送りモータ43が作動される
ことにより、中敷31のテープ状素材がカッター42側
に所定長さ送り出され、カッター42により切断され
る。
【0024】次いで、パンチプレート41が作動し、切
断された中敷31がパンチガイド孔40を通して折曲さ
れつつ中敷マガジン36の溝37に打ち込まれる。一つ
の中敷31が打ち込まれると、図示しない駆動源により
ラチェット38を介して中敷マガジン36が所定角度
(36スロットでは10°)回動される。このような動
作を繰返して、中敷マガジン36の各溝37(18本)
に中敷31が打ち込まれる。
【0025】尚、この時、中敷31は図4に示すように
中敷マガジン36の上部にパンチプレート41により打
ち込まれている。作業者は別工程で巻回されたコイル2
6をコイル挿入治具55のブレード58の間隙へ移載す
る。尚、この時、ウエッジ挿入機構3は何の動作もして
おらず、ウエッジ32は溝37内に入らない。
【0026】続いて、図1に示す位置にあるコア受台5
に固定子鉄心22を取付ける。そして、モータ12を作
動させると、ねじ棒11の回転よりコア受台5が上記ウ
エッジ挿入機構3前の位置に至ったコイル挿入治具55
の前まで移動され、停止される。この後、モータ8が作
動されることにより、ねじ棒7が回転されてコア受台5
がコイル挿入治具55側に移動され、図6の二点鎖線で
示すように鉄心22をコイル挿入治具55に被嵌する。
【0027】この状態で、次にサーボモータ49が作動
されることにより、ボールねじ48が回転されて可動ベ
ース47を前進させる。この可動ベース47の前進によ
り、中敷プッシャ45が中敷マガジン36の溝37を通
過し、マガジン36内に挿入されている中敷31を押圧
する。同時に、ガイド筒54内を前進したロッド52
が、係合部53をストリッパ軸64の被係合部65に係
合させてストリッパ63を押圧する。これらにより、中
敷31とコイル26とが押圧されて図10に示すように
鉄心22のスロット23に完全に挿入される。
【0028】この時、中敷31は後述するウエッジ32
より全長が長いため、図10に示す様に中敷プッシャ4
5の段差部45bで押圧される。よって、この段差部4
5bの長さは中敷31とウエッジ32の全長差の約1/
2が望ましい。よって、中敷31挿入後、鉄心22に対
し位置の修正をする必要がない。この後、サーボモータ
49の逆方向の作動により、ストリッパ63及び中敷,
ウエッジプッシャ45は夫々元の位置に戻る。モータ
8,12も夫々逆方向に作動されることにより,コア受
台5を元に位置に戻す。
【0029】次に、コイルエンドの成形をするについ
て、上述の元に戻したコア受台5の位置は図4では実線
で示す準備位置であり、この位置で鉄心22はコイルエ
ンド26aをコイル成形機構4に対向させている。この
状態で、コイル成形機構4は、図示しない駆動源を作動
させて、成形フィン27が図7に示す2層目のコイルU
2,V2,W2の挿入位置を通過する位置関係となるよ
うに案内筒15を予め回動されている。
【0030】この状態から、モータ8の作動によりコア
受台5を第1成形位置まで移動させて、鉄心22の先方
のコイルエンド26aを拡張片17に被嵌する状態にす
る。次いで、図示しないシリンダが作動されることによ
り、ピストン18を介して図示しない矢板を前進させ
る。すると、拡張片17が図示しない矢板により押し出
されて拡張動作されることにより、先方のコイルエンド
26aを内方から圧して所定の開き形状に成形する。
【0031】この後、矢板を戻して拡張片17を縮径動
作させ、続いてコア受台5を第2成形位置まで移動さ
せ、鉄心22の後方のコイルエンド26b拡張片17に
被嵌する状態にする。次いで、上述同様に、図示しない
シリンダが作動されることにより、ピストン18を介し
て矢板を前進させる。すると、拡張片17が矢板により
押し出されて拡張動作されることにより、後方のコイル
エンド26bを内方から圧して所定の開き形状に成形す
る。
【0032】この後、更に矢板を戻して拡張片17を縮
径動作させ、続いてコア受台5を第3成形位置まで移動
させ、先方のコイルエンド26aを案内筒15根元部の
成形型部28に押し当てて更に所定の開き形状に成形す
る。又、これと同時に、第1層目のコイル26を成形フ
ィン27によってスロット23の底方向に圧することに
より所定の納まり形状に成形し、更に中敷31もスロッ
ト23の底方向に圧して、第1層目のコイル成形を終了
する。
【0033】次に、第2層目のコイルU2,V2,W2
について説明する。この場合も図1に示した待機状態か
ら上記第1層目のコイルU1,V1,W1同様のことを
行うが、この第2層目のコイルU2,V2,W2におい
て、スロット23の底部に入るコイル26を下コイル、
スロット23の上部に入るコイル26を上コイルとした
場合、下コイルが挿入されるスロット23に対しては中
敷31が必要であり、上コイルが挿入されるスロット2
3に対してはウエッジ32が必要である。
【0034】しかして、この場合の中敷31について
は、基本的には前述の第1層目のコイルU1,V1,W
1の場合と同様に行うが、上コイルが挿入されるスロッ
ト23に対しては、中敷31の切断,成形,挿入を中止
する。この時、中敷31はマガジン36に図7に示すよ
うに12本が打ち込まれる。この動作に合わせて、ウエ
ッジ挿入機構3では上コイルが挿入されるスロット23
に対して、前述の中敷挿入機構2における場合と同様に
マガジン36の回動に合わせて切断,成形したウエッジ
32(6本)を、ウエッジマガジン36の溝37内に打
ち込んでおく。
【0035】尚、ウエッジ32は図4に示すようにマガ
ジン36の奥深く打ち込まれ、係止部37aで係止され
ている。続いて、鉄心22を取付けたコア受台5を図1
の待機位置からコイル挿入治具55側に移動させて、こ
のコイル挿入治具55に鉄心22を被嵌させる。この状
態で、サーボモータ49を駆動して可動ベース47を前
進させる。すると、ウエッジプッシャ45がウエッジマ
ガジン36の溝37内の中敷31(12本)とウエッジ
32(6本)を絶縁体ガイド66に向けて挿入し、鉄心
22のスロット23に挿入する。このとき、中敷31と
ウエッジ32の全長は異なるが、第1層目のコイルと同
様の位置にウエッジプッシャ45の先端45aが来るよ
うにしてある。
【0036】挿入後、モータ49,8,12を逆方向に
作動させて元の位置に戻す。又、コイル26の成形は前
述同様に行う。但し、この場合、成形フィン27の位置
は、第3層目のコイルU3,V3,W3の挿入位置を通
過する位置関係となるように予め設定しておく。
【0037】この後、第3層目のコイルU3,V3,W
3についても前述同様に行う。又、この場合のコイル成
形を行う成形フィン27の位置は、第4層目のコイルU
4,V4,W4の挿入位置を通過する位置関係となるよ
うに予め設定しておく。このようにコイルエンド26
a,26bからスロット23内部にわたってコイル26
の成形を行うだけでなく、次層コイルを挿入するための
成形をしておくことにより、スロット23内に十分な残
り空間が得られ、次層についてのコイル26及び中敷3
1,ウエッジ32の挿入をしやすくできる。
【0038】最後に、第4層目のコイルU4,V4,W
4について説明する。この第4層目のコイルU4,V
4,W4は全てスロット23の上部に入るものであり、
中敷31は全く不要でウエッジ32のみが必要である。
この為、中敷挿入機構2は作動を中止し、ウエッジ挿入
機構3でウエッジ32を前述の方法で必要分(18本)
切断,成形し、マガジン36内に打込んでおく。この時
に、コイル26をコイル挿入治具55に移載する。続い
て、コア受台5をモータ8,12の作動により移動さ
せ、鉄心22をコイル挿入治具55に鉄心22を被嵌さ
せる。
【0039】この状態で、次にサーボモータ49を駆動
して可動ベース47,ロッド52を鉄心22側へ移動さ
せる。すると、ストリッパ63とウエッジプッシャ45
によりコイル26とウエッジ32がスロット23内に挿
入される。尚、この時ウエッジ31は、プッシャの先端
部45aで挿入されるので規定位置まで挿入出来、挿入
位置を修正する必要がない。その後、モータ49,8,
12を逆方向に作動させて戻し、コア受台17から鉄心
22を取出す。
【0040】尚、図10又は図11に示す巻線パターン
においては、第1層目のコイルU1,V1,W1と第2
層目のコイルU2,V2,W2が全て底コイルとなり、
中敷が必要なものである。又、第3層目のコイルU3,
V3,W3と第4層目のコイルU4,V4,W4とは全
て上コイルとなり、ウエッジが必要なものである。その
為に、一方のスロットで中敷を切断,成形し、又、他方
のスロットでウエッジを切断,成形して、コイルと共に
挿入するような特許請求項第1項の第2工程は不要とな
る。第1層目のコイルと、第2層目のコイルをまとめて
1回の挿入動作で行い、第3層目のコイルと第4層目の
コイルをまとめて1回の挿入動作で行う(合計2回の挿
入動作)ことができる。
【0041】尚、コイル成形時、上記構成のものの場合
には、コイル成形機構4の案内筒15を回動させる構成
としたことが、これに限られず、鉄心22を回動させる
ようにしても良い。
【0042】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおりのもので、
下記の効果を奏する。請求項1のスロット内絶縁体の挿
入方法によれば、スロットマガジンを共用して、中敷単
独の切断,成形そして挿入の工程と、中敷及びウエッジ
の切断,成形そして挿入の工程、並びにウエッジ単独の
切断,成形そして挿入の工程を採用したので、連続した
工程で二層同心巻きや二層重ね巻きの巻線パターンのコ
イル挿入と併せたスロット内絶縁体の挿入が所望にでき
る。
【0043】請求項2のスロット内絶縁体の挿入方法に
よれば、コイルと中敷だけの挿入と、コイルとウエッジ
だけの挿入となり、挿入工程が簡略化される。又、第1
層目コイルと第2層目コイルが同時に挿入でき、全体と
して2回の挿入で全コイルが挿入出来る。
【0044】請求項3のスロット内絶縁体の挿入装置に
よれば、中敷挿入機構とウエッジ挿入機構とを1個のス
ロットマガジン外周に設け、マガジン内の溝に複数の係
止部を設け、中敷,ウエッジを押し出すプッシャには各
々の全長差の約1/2の段差を設けたコイル挿入治具と
したので、1台の装置で且つ1軸の挿入機構にて、中敷
単独の挿入と、中敷及びウエッジの挿入並びにウエッジ
単独の挿入とを仕分けることができ、夫々の挿入位置に
対し挿入位置を修正することなく簡単な構成で実現する
ことができる。
【0045】請求項4のスロット内絶縁体の挿入装置に
よれば、切断幅の異なる中敷とウエッジとを同一のスロ
ットマガジンに対して切断,成形でき、夫々必要位置に
挿入することができる。
【0046】請求項5のスロット内絶縁体の挿入装置に
よれば、中敷の切断,成形機構と、ウエッジの切断,成
形機構とを対向配置したので、中敷,ウエッジ,材料の
テープの交換や、スロットマガジン,パンチ,カッター
等のメンテナンスが一方向から簡単に出来る。又、挿入
機構が一軸となり装置が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す装置全体の平面図、
【図2】装置全体の一部破断正面図、
【図3】コイル成形機構の要部側面図、
【図4】マガジンの部分断面図、
【図5】コイル挿入治具の絶縁体ガイド部分の縦断正面
図、
【図6】中敷ウエッジ挿入機構及びコイル挿入治具の縦
断側面図、
【図7】巻線パターンの一例を示す概略図、
【図8】鉄心の第1層目コイルが挿入された部分の縦断
面図、
【図9】鉄心の第2層目コイルが挿入された部分の縦断
面図、
【図10】別の巻線パターンを示す概略図(100%ピ
ッチ)、
【図11】別の巻線パターンを示す概略図(50%ピッ
チ)。
【符号の説明】
1は基台、 2,3は中敷ウエッ
ジ挿入機構、4はコイル成形機構、 5はコ
ア受台、6はスライドバー、 7はねじ
棒、8はモータ、 10はスライド
バー、11はねじ棒、 12はモー
タ、15は案内筒、 17は拡張片、
18はピストン、 22は固定子鉄心、
23はスロット、 26はコイル、27
は成形フィン、 31は中敷、32はウエ
ッジ、36は中敷マガジン(ウエッジマガジン)、37
は溝、 38はラチェット、41
はパンチプレート、 42はカッター、43は
送りモータ、 45はプッシャ、47は可
動ベース、 48はボールねじ、49はサ
ーボモータ、 55はコイル挿入治具、56
はガイド、 59はコイルガイド、6
3はストリッパ、 64はストリッパ軸、
65は被係合部、 66は絶縁体ガイド
を示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄心スロットにウエッジ及び中敷といっ
    たスロット内絶縁体をコイルと共に挿入する方法におい
    て、 スロットマガジンに中敷を所望する長さに切断し成形後
    に前もって巻回したコイルをコイル挿入治具に移載し、
    鉄心を被嵌してコイルと中敷を同時にスロットに挿入す
    る第1の工程と、 展開幅と全長の異なる中敷とウエッジとを所望するスロ
    ットマガジンの溝の位置に所望する長さ,形状に切断し
    成形後、前もって巻回したコイルをコイル挿入治具に移
    載し、鉄心を被嵌してコイルと中敷及びコイルとウエッ
    ジとを同時にスロットに挿入する第2の工程と、 ウエッジを所望するスロットマガジンの溝の位置に所望
    する長さ,形状に切断し成形後、前もって巻回したコイ
    ルをコイル挿入治具に移載し、鉄心を被嵌してコイルと
    ウエッジを同時にスロットに挿入する第3の工程と、 から成ることを特徴とするスロット内絶縁体の挿入方
    法。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の挿入方法において、
    コイルと中敷を同時にスロットに挿入する第1の工程
    と、コイルとウエッジを同時にスロットに挿入する第3
    の工程とから成ることを特徴とするスロット内絶縁体の
    挿入方法。
  3. 【請求項3】 鉄心のスロットにウエッジ及び中敷とい
    ったスロット内絶縁体をコイルと共にスロットに挿入す
    るものにおいて、 中敷を切断,成形して押し出す中敷挿入機構と、ウエッ
    ジを切断,成形して押し出すウエッジ挿入機構とをスロ
    ットマガジン外周に設け、 マガジン内の溝に複数の係止部を有し、中敷及びウエッ
    ジを押し出すプッシャには各々の全長差の約1/2の段
    差を設けたコイル挿入治具と、 基台上に移動可能に設けられ、鉄心を保持してこの鉄心
    を前記コイル挿入治具に被嵌させるコア受台と、 を具備したことを特徴とするスロット内絶縁体の挿入装
    置。
  4. 【請求項4】 中敷を切断,成形するパンチのストロー
    クを、ウエッジを切断,成形するパンチのストロークよ
    り浅くし、中敷の成形幅両端がスロットマガジンの溝係
    止部までとしたことを特徴とする請求項3記載のスロッ
    ト内絶縁体の挿入装置。
  5. 【請求項5】 1個のスロットマガジンに対し、中敷の
    切断,成形機構と、ウエッジの切断,成形機構とを対向
    配置したことを特徴とする請求項3記載のスロット内絶
    縁体の挿入装置。
JP7122058A 1995-05-22 1995-05-22 スロット内絶縁体の挿入方法及び挿入装置 Pending JPH08317611A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015162701A1 (ja) * 2014-04-22 2015-10-29 E-Tec株式会社 コイル挿入機
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