JPH08318623A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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Publication number
JPH08318623A
JPH08318623A JP7149695A JP14969595A JPH08318623A JP H08318623 A JPH08318623 A JP H08318623A JP 7149695 A JP7149695 A JP 7149695A JP 14969595 A JP14969595 A JP 14969595A JP H08318623 A JPH08318623 A JP H08318623A
Authority
JP
Japan
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recording head
carriage
holding member
electromagnet
cap
Prior art date
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Pending
Application number
JP7149695A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Matsuzaki
哲也 松崎
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP7149695A priority Critical patent/JPH08318623A/ja
Publication of JPH08318623A publication Critical patent/JPH08318623A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な機構により記録ヘッドにキャップし又
は吐出不良の回復動作の際に記録ヘッドとキャップ間の
位置精度及び密着度を常に一定に保持すること。 【構成】 インクを吐出する記録ヘッド24を装備した
キャリッジ32と、キャリッジに対向配置され記録ヘッ
ドの密閉及び劣化回復機能を有するキャップ25を保持
する保持部材26とを含み、キャリッジまたは保持部材
の何れか一方に電磁石30を設け、該電磁石と対向する
保持部材またはキャリッジの位置に磁石吸引物体33を
配置し、保持部材を案内するガイド部材27と保持部材
との間に掛けられ電磁石の磁力によりキャリッジに対し
保持部材を吸引したときに張力を生じ磁力が解除された
ときに復元してその張力によりキャップを記録ヘッドか
ら引き離すようにした復元ばね31を装備したことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録ヘッドよりインク
を吐出し記録媒体にインクを付着させて画像の記録を行
なうインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータとかワードプロセッ
サ等に接続されるプリンタ、複写機、ファクシミリ等に
使用する記録装置は、画像情報に基づき紙またはプラス
チック薄板等の記録媒体に画像を形成していくように構
成され、その方式により、インクジェット式、ワイヤー
ドット式、サーマル式、レーザービーム式、ペンプロッ
ト式等に分類することができる。
【0003】上記方式のうち、インクジェット式記録手
段(記録手段がインクジェット方式による)としては、
電気−熱エネルギ変換体によって印加される熱エネルギ
によって形成される膜沸騰による気泡の発生または収縮
によって生じる圧力変化を利用して、記録媒体に対しイ
ンクを吐出飛翔させて記録を行うように構成されている
もの、及びピエゾ素子などの電気−機械変換体によりイ
ンク室の容積を変化させて記録媒体に対しインクを吐出
飛翔させて記録を行うように構成されているものなどが
一般に採用されている。
【0004】このようなインクジェット記録装置におい
て、この記録方式に関連して重要なことは、記録ヘッド
が吐出不良を起こした場合の回復技術とか、非印字時中
に記録ヘッドの乾燥を防ぐためにどうするか等の問題で
ある。それらの問題を対処するため、従来、予備吐出を
おこなってノズルの目詰まりの回復を図るとか、記録ヘ
ッドからインクを吸引する機構、記録ヘッドの表面に付
着したゴミや吐出に使用されなかったインクを払拭する
機構、及び非印字時中記録ヘッドにキャップを行う機構
等が使用されている。更に、記録ヘッドの表面に付着し
たインク滴等を払拭し易くするため、記録ヘッドの表面
に撥水剤の膜を形成しておくという手法も採用されてい
る。
【0005】次に、図11乃至図13を参照して、非印
字時中記録ヘッドにキャップを行う記録ヘッド乾燥防止
機構(または、印字品質保証機構)及び記録ヘッドをク
リーニングする記録ヘッド払拭機構を有する従来のイン
クジェット記録装置について説明する。図11は従来の
インクジェット記録装置の外観斜視図、図12は図11
に示すインクジェット記録装置において記録ヘッド待機
位置における印字待機状態(記録ヘッドにキャップをし
た状態)を示す記録ヘッド乾燥防止機構及び記録ヘッド
払拭機構の拡大模式図、図13は図11に示すインクジ
ェット記録装置において記録ヘッド払拭機構により記録
ヘッドをクリーニングする直前の状態を示す記録ヘッド
乾燥防止機構及び記録ヘッド払拭機構の拡大模式図であ
る。
【0006】図11において、1はインクジェット記録
装置、2は記録ヘッド3(図12及び図13)をクリー
ニングする払拭部材、4は払拭部材2を保持する保持部
材、12はインクタンク及び記録ヘッド3等を搭載する
キャリッジ、13はインクジェット記録装置内に配置さ
れキャリッジ12を矢印Xの方向(副走査方向)にガイ
ドするキャリッジシャフト、11はキャリッジ12に搭
載されブラック、イエロー、マゼンダ、及びシアンの4
色がそれぞれ収容されているインクタンクである。
【0007】更に、5は印字待機状態時に記録ヘッド3
を密閉して記録ヘッド3の乾燥により印字の品質が低下
するのを防止するキャップ、6はキャップ5を保持する
保持部材、10は保持部材4及び6の動作をガイドする
ガイド部材、14はモータ(図に示していない)等の駆
動源により駆動されてキャリッジシャフト13に沿いキ
ャリッジ12を副走査方向に駆動するタイミングベル
ト、15は矢印Yの方向(主走査方向)に搬送されて印
字される記録媒体である。
【0008】次に、図12及び図13において、3はキ
ャリッジ12に搭載されその表面には予めフッ素系コー
ティング剤等の撥水剤の膜が形成され記録媒体15に対
しインクジェットにより記録する記録ヘッド、7は払拭
部材2を記録ヘッド3に対して出入れを行うカム、8は
保持部材6を介しキャップ5を記録ヘッド3に対して移
動させるカム、9はカム7及び8が取り付けられモータ
(図に示していない)等の駆動源により駆動されてカム
7及び8を回転する回転軸である。また、キャップ5、
保護部材6、カム8、回転軸9及びガイド部材10等に
より記録ヘッド乾燥防止機構を構成し、払拭部材2、保
護部材4、カム7及び回転軸9等により記録ヘッド払拭
機構を構成する。
【0009】以上、従来例によるインクジェット記録装
置の構成について概略説明したが、以下、同じく図11
乃至図13を参照し、その動作についてに説明する。図
12に示す印字待機状態において、記録ヘッド3はキャ
ップ5により密閉された状態にある。そこで、印字する
場合、モータ(図に示していない)により回転軸9を回
転してカム8を回転させ、カム8に従動する保持部材6
を介してキャップ5を記録ヘッド3から離すことにより
記録ヘッド3の密閉を解除する。
【0010】一方、モータ(図に示していない)により
タイミングベルト14(図11)を駆動して、図13に
示すような矢印Bの方向にキャリッジ12の移動を開始
し、図13に示すような位置までキャリッジ12を移動
する。そこで、モータ(図に示していない)により駆動
されている回転軸9とともに回転しているカム7に従動
して払拭部材2が上昇し、図13に示すようなクリーニ
ング位置に固定される。
【0011】さらに、モータ(図に示していない)によ
りタイミングベルト14(図11)を駆動し、図13に
示すような矢印Aの方向にキャリッジ12を移動する。
キャリッジ12が矢印Aの方向に移動すると、払拭部材
2が記録ヘッド3の表面を払拭してそれをクリーニング
し、記録ヘッド3の表面が清浄な状態となる。さらに、
モータが回転軸9とともにカム7を回転すると、払拭部
材2が図12に示すようなホーム位置に戻され、キャリ
ッジ12がキャリッジシャフト13に沿って矢印Xの方
向に駆動しながら印字を開始する。
【0012】一連の印字終了後、モータ(図に示してい
ない)が回転軸9とともにカム7を回転すると、払拭部
材2が再び図13に示すクリーニング位置に固定され
る。そこで、引続きモータによりタイミングベルト14
(図11)が駆動されると、キャリッジ12は図13に
示す矢印Aの方向に移動して図12に示すホーム位置に
戻される。その際、記録ヘッド3はリーニング位置に固
定されている払拭部材2によってクリーニングされる。
【0013】キャリッジ12がホーム位置に戻ると、モ
ータ(図に示していない)により回転軸9を介してカム
7及び8が回転し、払拭部材2が図12に示すホーム位
置に戻され、キャップ5が上昇して記録ヘッド3を密閉
する。これにより、インクジェット記録装置1は印字待
機状態に戻り、次の印字データの入力を待つ。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成した従来のインクジェット記録装置において
は、記録ヘッドが記録媒体に対しばねの加重のみで加圧
されているため、記録ヘッドと記録媒体との間の間隙
(ギャップ)を調整したときに各記録ヘッドと記録媒体
との間の密着度にばらつきが生じると吐出不良の回復動
作においてインクを十分に吸引できなくなること、及び
記録ヘッドに対してキャップを行う際、或いは記録ヘッ
ドが吐出不良を起こした場合等において回復動作を行う
際に、何らかの原因によりキャリッジの停止位置にズレ
が生じると位置合わせが困難になるという問題があっ
た。
【0015】また、上記のような従来のインクジェット
記録装置においては、キャップを移動させるためのカム
とか、カムの駆動源、及び動力伝達機構を設けなければ
ならず、装置を小型化する際の障害になるという問題が
あった。
【0016】さらに、ライン型記録ヘッドを搭載したイ
ンクジェット記録装置においては、その記録ヘッドの副
走査方向の長さが長いため(例えば、A4サイズで最低
210mm必要)、カムを利用してキャップによる記録
ヘッドの密封を行う場合、押圧力にばらつきが発生して
うまく密封できず、均一な押圧力を得ようとすると押圧
機構が大型化してしまうという問題があった。
【0017】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたも
ので、複雑な機構を設けることなく、記録ヘッドにキャ
ップを行う際、及び記録ヘッドが吐出不良を起こした場
合における回復動作を行う際に、記録ヘッドとキャップ
との間の位置精度とか密着度を常に一定の状態に保ち、
特別な機構を必要とせずにライン型記録ヘッドにも容易
に適用できるインクジェット記録装置を提供することを
目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明によるインクジェ
ット記録装置は、上記の目的を達成するため、インクを
吐出して記録媒体に対し印字する記録ヘッドを装備した
キャリッジと、記録ヘッドを密閉し及び劣化回復機能を
有するキャップを保持しキャリッジと対向配置された保
持部材とを含むインクジェット記録装置であって、キャ
リッジまたは保持部材の何れか一方に少なくとも1つの
電磁石を設け、電磁石と対向する保持部材またはキャリ
ッジの位置に磁石吸引物体を配置してなり、電磁石の磁
力によりキャリッジに対し保持部材を吸引して記録ヘッ
ドをキャップにより密閉するようにしたことを特徴とす
るものである。
【0019】また、本発明によるインクジェット記録装
置は、上記の目的を達成するため、キャリッジに対する
保持部材の移動を案内するガイド部材と保持部材との間
に掛けられ、保持部材が電磁石の磁力によりキャリッジ
に対し吸引されたときに張力を生じ、磁力が解除された
ときに復元する復元ばねを含み、磁力の解除による復元
ばねの張力により保持部材をキャリッジから引き離して
キャップによる記録ヘッドの密閉を解除するようにした
ことを特徴とするものである。
【0020】また、本発明によるインクジェット記録装
置は、上記の目的を達成するため、電磁石及び復元ばね
は保持部材に装備され、磁石吸引物体はキャリッジの電
磁石に対向する位置に設けられ、記録ヘッドに対するキ
ャップの密閉は電磁石の磁力により位置決めされること
を特徴とするものである。
【0021】また、本発明によるインクジェット記録装
置は、上記の目的を達成するため、上記記録ヘッドをラ
イン型記録ヘッドとしたことを特徴とするものである。
【0022】
【作用】本発明によるインクジェット記録装置は、上記
のように構成し、特に、キャリッジまたは保持部材の何
れか一方に電磁石を設け、その他方には電磁石と対向す
る位置に磁石吸引物体を配置して記録ヘッドを磁力によ
りキャップで密封するようにしたことにより、キャップ
移動のための機構を簡単にしうると共に、記録ヘッドを
キャップで密封する際、または記録ヘッドが吐出不良を
起こした場合の回復動作を行う際に、記録ヘッドがキャ
ップに対し多少ずれて停止した場合でもキャップの位置
決めが正確に行われ、キャップの位置精度及び密着度を
常に一定に保持することができる。
【0023】また、本発明によるインクジェット記録装
置は、電磁石の磁力が解除されたときにキャップを記録
ヘッドから強制的に引き離すよう動作する復元ばねを設
けたことにより、記録ヘッドの動作の安全性を保証する
ことができる。そらに、本発明によるインクジェット記
録装置は、上記のように電磁石を用いて構成したことに
より、ライン型記録ヘッドにも適用することができる。
【0024】
【実施例】以下、添付図面図1乃至図10に基づき、本
発明の実施例による記録ヘッド乾燥防止機構(詳細は後
述する)を適用したインクジェット記録装置を詳細に説
明する。図1乃至図7は通常の(ページ型)記録ヘッド
を搭載したインクジェット記録装置に適用した場合の本
発明の第1の実施例における通常の記録ヘッドに対する
記録ヘッド乾燥防止機構を示し、図8乃至図10はライ
ン型記録ヘッドを搭載したインクジェット記録装置に適
用した場合の本発明の第2の実施例におけるライン型記
録ヘッドに対する記録ヘッド乾燥防止機構を示す図であ
る。
【0025】図1は一部切り欠いて内部構造を示した本
発明の第1の実施例による記録ヘッド乾燥防止機構を適
用したインクジェット記録装置の斜視図、図2は図1に
示すインクジェット記録装置の印字待機状態、すなわ
ち、記録ヘッド乾燥防止機構のキャップにより記録ヘッ
ドを密閉した状態における記録ヘッド周辺(記録ヘッド
乾燥防止機構、記録ヘッド払拭機構及びキャリッジを含
む)の副走査方向拡大模式図、図3は図2に示す記録ヘ
ッド乾燥防止機構を含む1つの記録ヘッド周辺の印字待
機状態(記録ヘッドにキャップをした状態)の詳細を示
す主走査方向拡大模式図である。
【0026】図4は払拭部材をクリーニング位置に固定
した印字直前状態にある図1に示す記録ヘッド周辺の副
走査方向拡大模式図、図5は図3に示す記録ヘッド乾燥
防止機構を記録ヘッドから離した印字直前状態の詳細を
示す1つの記録ヘッド周辺の主走査方向拡大模式図、図
6は印字終了後キャリッジの停止位置が所定の位置から
ずれている状態を示す記録ヘッド周辺の副走査方向拡大
模式図、図7は図1に示すインクジェット記録装置にお
ける制御部のブロック図である。
【0027】まず、図1乃至図6を参照して、通常の記
録ヘッドを搭載したインクジェット記録装置に適用した
場合の本発明の第1の実施例における通常の記録ヘッド
に対する記録ヘッド乾燥防止機構について説明する。図
1において、21はインクジェット記録装置、32はイ
ンクタンク、記録ヘッド24(図2及び図3)及び磁石
吸引物体33等を搭載するキャリッジ、35はインクジ
ェット記録装置内に配置されキャリッジ32を矢印Xの
方向(副走査方向)にガイドするキャリッジシャフト、
34はキャリッジ32に搭載されブラック、イエロー、
マゼンダ、及びシアンの4色がそれぞれ収容されている
インクタンクである。
【0028】また、22は記録ヘッド24のノズル面を
クリーニングする払拭部材、23は払拭部材22をイン
クジェット記録装置の本体側に保持する保持部材、24
はキャリッジ32に搭載されその表面には予めフッ素系
コーティング剤等の撥水剤の膜が形成され記録媒体39
に対してインクジェットにより記録する記録ヘッド、2
5は印字待機状態時に記録ヘッド24を密閉して記録ヘ
ッド24の乾燥を防止することにより印字の品質低下を
防ぐと共に、印字の品質が低下したときとかインクタン
ク34を交換したときに記録ヘッド24からインクを吸
引するための吸引口16(図3)を有するキャップ、2
6はキャップ25、電磁石30(後述する)及び復元ば
ね31等を保持する保持部材である。
【0029】さらに、27は保持部材26が記録ヘッド
24に対して移動する際のガイドとなるガイド部材、3
0は保持部材26上に本実施例では複数個配置され磁石
吸引物体33を吸着してキャップ25により記録ヘッド
24を密閉する動力となる電磁石、28は電磁石30を
構成する鉄芯、29は電磁石30を構成するコイル、3
3は保持部材26に保持されている電磁石30に対向し
てキャリッジ32上に配置され電磁石30に吸引されて
キャップ25により記録ヘッド24を密閉する磁石吸引
物体、36はモータ(本実施例では後述するCRモー
タ)等の駆動源により駆動されてキャリッジシャフト3
5に沿いキャリッジ32を副走査方向に駆動するタイミ
ングベルト、39は矢印Yの方向(主走査方向)に搬送
されて印字される記録媒体である。磁石吸引物体33に
使用する材料としては、言うまでもなく、例えば、通常
の軟鉄のような保磁力及び残留磁気の小さい通常の軟磁
性体であれば如何なるものでもよい。
【0030】また、図2乃至図6において、16は記録
ヘッド24の目詰まり等により印字の品質が低下したと
きに記録ヘッド24からインクを吸引するための吸引
口、31は保持部材26とガイド部材27との間に掛け
られた引張りばねであって電磁石30による磁石吸引物
体33に対する吸引が解除されたときにキャップ25と
ともに保持部材26を強制的に記録ヘッド24から引き
離して印字待機状態(非密閉状態)に復元する復元ば
ね、37は保持部材23を介して払拭部材22を記録ヘ
ッド24に対して出入れを行うカム、38はカム37が
取り付けられモータ(本実施例では後述するCAPモー
タ)等の駆動源により駆動されてカム37を回転する回
転軸である。
【0031】以上説明した各構成要素において、キャッ
プ25、保持部材26、ガイド部材27、鉄芯28、コ
イル29、電磁石30、復元ばね31及び磁石吸引物体
33、電磁石駆動回路44(図7により後述する)によ
り本実施例による記録ヘッド乾燥防止機構(または、印
字品質保証機構)を構成する。
【0032】次に、本実施例によるインクジェット記録
装置の動作の説明に進む前に、図7に示すインクジェッ
ト記録装置の制御部について説明する。図7はインクジ
ェット記録装置の制御部の構成を示すブロック図であ
る。図7において、40は制御部の各部に電源を供給す
る電源ブロック、41は電源ブロック40からの電源に
よりメカ系駆動回路42、ヘッド駆動回路43及び電磁
石駆動回路44を制御してインクジェット記録装置の内
部動作及びデータ処理を制御する制御ブロックである。
【0033】また、メカ系駆動回路42は記録媒体39
を搬送するLFモータ45、タイミングベルト36を介
してキャリッジ32を駆動するCRモータ46、及び回
転軸38を駆動するCAPモータ47の駆動を制御す
る。ヘッド駆動回路43は記録ヘッド24の駆動を制御
し、電磁石駆動回路44は保持部材26に設けられてい
る電磁石30のコイル29に対する電流を制御する。さ
らに、制御ブロック41には、印字データを入力するデ
ータ入力用インターフェース(I/F)48が接続され
る。
【0034】次に、図1乃至図7を参照して、以上説明
したように構成された本実施例によるインクジェット記
録装置の動作について説明する。図2及び図3に示すよ
うな印字待機状態においては、電磁石駆動回路44の制
御によりコイル29に電流を流して電磁石30を励磁
し、電磁石30の鉄芯28に対向してキャリッジ32に
配置されている磁石吸引物体33を鉄芯28に吸引させ
ることにより、復元ばね31の張力に対抗して保持部材
26を記録ヘッド24の方に駆動し、キャップ25によ
り記録ヘッド24を密閉している状態にある。
【0035】印字を行う場合、まず、記録ヘッド24を
密閉しているキャップ25を外して記録ヘッド24の表
面を清浄な状態にしなければならない。そのため、電磁
石駆動回路44によりコイル29に流れている電流を遮
断して電磁石30の励磁を解除する。すると、保持部材
26は復元ばね31の復元力(張力)によりキャリッジ
32から強制的に引き離され、キャップ25が記録ヘッ
ド24から外されて密封が解除され、図5に示すような
状態となる。
【0036】次に、メカ系駆動回路42の制御により回
転するCAPモータ47の駆動によりカム37が回転し
て払拭部材22を記録ヘッド24に接近させ、そのクリ
ーニング位置に固定する。そして、メカ系駆動回路42
の制御により回転するCRモータ46の駆動によりタイ
ミングベルト36が駆動され、キャリッジ32を図4に
示す矢印Bの方向に移動する。その移動中、クリーニン
グ位置に固定されている払拭部材22によって記録ヘッ
ド24がクリーニングされる。
【0037】そこで、再び、CAPモータ47を回転し
て回転軸38を回転することによりカム37を回転し、
払拭部材22を図2に示すホーム位置に戻す。その後、
キャリッジ32をA及びB方向に一定間隔往復移動しな
がら印字が行われ、1行印字するごとにLFモータ45
により記録媒体39が搬送される。
【0038】希望する印字が終了すると、再び、CAP
モータ47が回転して回転軸38が回転し、それにより
カム37が回転して払拭部材22を図4に示すクリーニ
ング位置に固定する。そして、CRモータ46の回転に
よりタイミングベルト36が駆動され、キャリッジ32
を図4に示す矢印Aの方向に移動して図2に示すホーム
位置まで戻される。該キャリッジ32の移動中に、記録
ヘッド24が払拭部材22によってクリーニングされ
る。
【0039】キャリッジ32が図2に示すホーム位置ま
で戻されると、CAPモータ47が回転して回転軸38
が回転し、それによりカム37が回転して払拭部材22
を図2に示すホーム位置に復帰する。それとともに、コ
イル29に電流を流して鉄芯28を磁化することにより
電磁石30を励磁して磁石吸引物体33を吸引する。そ
れにより、復元ばね31の張力に対抗して保持部材26
をキャリッジ32に吸着することにより、記録ヘッド2
4をキャップ25で密閉し、印字待機状態にする。この
ように、記録ヘッド24の表面に付着して印字に使用さ
れなかったインクを印字終了後に除去してから印字待機
状態とするので、記録ヘッド24は常に清浄に保たれ
る。
【0040】このような記録ヘッド24の復帰動作にお
いて、例えば、図6に示すように、キャリッジ32の停
止位置が所定の位置よりずれている場合でも、電磁石3
0の磁力により磁石吸引物体33を吸引するようにした
ことにより、記録ヘッド24は図2に示す所定の位置ま
で吸引されて正しく位置決めされ、キャップ25により
正確に密閉される。
【0041】次に、図8乃至図10を参照して、ライン
型記録ヘッドを搭載したインクジェット記録装置に適用
した場合の本発明の第2の実施例におけるライン型記録
ヘッドに対する記録ヘッド乾燥防止機構について説明す
る。図8は一部切り欠いて内部構造を示した本発明の第
2の実施例によるライン型記録ヘッドを搭載したインク
ジェット記録装置の斜視図、図9は図8に示す1つの記
録ヘッド乾燥防止機構を含む記録ヘッド周辺の印字待機
状態(記録ヘッドにキャップをした状態)の詳細を示す
主走査方向拡大模式図、図10は図9に示す記録ヘッド
乾燥防止機構を記録ヘッドから離した印字直前状態の詳
細を示す1つの記録ヘッド周辺の主走査方向拡大模式図
である。
【0042】図8乃至図10において、55はライン型
のインクジェット記録装置、54はライン型記録ヘッド
57(図9、図10)、磁石吸引物体56(図9、図1
0)及びインクタンク52を保持するヘッドブロック
(第1の実施例におけるキャリッジに対応する)、48
は鉄芯59及びコイル60からなる電磁石、56は電磁
石48により吸引されてキャップ58によりライン型記
録ヘッド57を密閉する磁石吸引物体、49はキャップ
58、電磁石48及び復元ばね51を保持する保持部
材、50は保持部材49がライン型記録ヘッド57に対
して移動する際のガイドとなるガイド部材、53は矢印
Yの方向(主走査方向)に搬送されて印字される記録媒
体である。
【0043】また、ライン型記録ヘッド57の表面には
予めフッ素系コーティング剤等の撥水剤の膜が形成さ
れ、キャップ58は印字待機状態時にライン型記録ヘッ
ド57を密閉してライン型記録ヘッド57の乾燥を防止
することにより印字の品質低下を防ぐと共に、印字の品
質が低下したときとかインクタンク52を交換したとき
にライン型記録ヘッド57からインクを吸引するための
吸引口61を有し、電磁石48はヘッドブロック54に
設けられた磁石吸引物体56に対向するよう保持部材4
9上に配置され磁石吸引物体56を吸着してキャップ5
8によりライン型記録ヘッド57を密閉する動力とな
り、復元ばね51は保持部材49とガイド部材50との
間に設けられた引張りばねであって電磁石48による磁
石吸引物体56に対する吸引が解除されたときにキャッ
プ58とともに保持部材49を強制的にライン型記録ヘ
ッド57から引き離して印字待機状態(非密閉状態)に
復元するよう動作する。
【0044】以上説明した各構成要素において、磁石吸
引物体56、キャップ58、鉄芯59、コイル60、電
磁石48、保持部材49、ガイド部材50、復元ばね5
1及び電磁石駆動回路44により本実施例による記録ヘ
ッド乾燥防止機構(または、印字品質保証機構)を構成
する。
【0045】次に、図8乃至図10を参照して、以上説
明したように構成された本実施例によるライン型記録ヘ
ッドを有するインクジェット記録装置の動作について説
明する。図9に示すような印字待機状態においては、電
磁石駆動回路44の制御によりコイル60に電流を流し
て電磁石48を励磁し、電磁石48の鉄芯59に対向し
てヘッドブロック54に配置されている磁石吸引物体5
6を鉄芯59に吸引させることにより、復元ばね51の
張力に対抗して保持部材49をライン型記録ヘッド57
の方に駆動し、キャップ58によりライン型記録ヘッド
57を密閉している状態にある。
【0046】印字を行う場合、まず、ライン型記録ヘッ
ド57を密閉しているキャップ58をライン型記録ヘッ
ド57から取り外す。そのため、電磁石駆動回路44に
よりコイル60に流れている電流を遮断して電磁石48
の励磁を解除する。すると、保持部材49は復元ばね5
1の張力によりヘッドブロック54から強制的に引き離
され、キャップ58がライン型記録ヘッド57から外さ
れて密封が解除され、図10に示すような印字可能状態
となる。
【0047】希望する一連の印字終了後、再び、ライン
型記録ヘッド57をキャップ58で密閉する場合、電磁
石駆動回路44の制御によりコイル60に電流を流して
電磁石48を励磁する。すると、電磁石48の鉄芯59
に対向してヘッドブロック54に配置されている磁石吸
引物体56が鉄芯59に吸引されるため、保持部材49
が復元ばね51の張力に対抗してライン型記録ヘッド5
7の方に駆動され、キャップ58によりライン型記録ヘ
ッド57を再び密閉して印字待機状態となる。
【0048】以上説明した本発明の実施例においては、
電磁石の個数及び配置場所等は任意であり、また、上記
実施例では、電磁石をキャップの保持部材側に配置した
が、キャリッジまたはヘッドブロック側に装備するよう
にしてもよい。また、本実施例において、復元ばねは引
張りばねを用いたが、例えば、圧縮ばね等他のタイプの
ばねを用いてもよく、その設置場所もキャリッジまたは
ヘッドブロック側に配置してもよい。
【0049】
【発明の効果】本発明によるインクジェット記録装置
は、以上説明したように構成し、特に、記録ヘッドを搭
載したキャリッジかまたはキャップを保持する保持部材
上に電磁石を配備し、対向する位置に磁石吸引物体を設
けてキャップによる記録ヘッドの密閉を電磁石による磁
石で確実に行うようにしたことにより、キャップ移動の
ための機構を簡単になしうると共に、記録ヘッドをキャ
ップで密閉する際、または記録ヘッドが吐出不良を起こ
した場合における回復動作の際に、記録ヘッドがキャッ
プに対し多少ずれて停止した場合でもキャップの位置決
めが正確に行われ、記録ヘッドに対するキャップの位置
精度及び密着度を常に一定に保持することができる。ま
た、本発明によるインクジェット記録装置は、特別な機
構を必要とせずにライン型記録ヘッドにも容易に適用し
うるインクジェット記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における一部切り欠いて
内部構造を示したインクジェット記録装置の斜視図
【図2】図1に示すインクジェット記録装置の印字待機
状態における記録ヘッド周辺の副走査方向拡大模式図
【図3】図2に示す記録ヘッド乾燥防止機構を含む記録
ヘッド周辺の印字待機状態の詳細を示す主走査方向拡大
模式図
【図4】図1において払拭部材をクリーニング位置に固
定した印字直前状態を示す記録ヘッド周辺の副走査方向
拡大模式図
【図5】図3に示す記録ヘッド乾燥防止機構を記録ヘッ
ドから離した印字直前状態の詳細を示す記録ヘッド周辺
の主走査方向拡大模式図
【図6】印字終了後キャリッジの停止位置が所定の位置
からずれている状態を示す記録ヘッド周辺の副走査方向
拡大模式図
【図7】図1に示すインクジェット記録装置における制
御部のブロック図
【図8】本発明の第2の実施例における一部切り欠いて
内部構造を示したライン型記録ヘッドを搭載したインク
ジェット記録装置の斜視図
【図9】図8に示す記録ヘッド乾燥防止機構を含む記録
ヘッド周辺の印字待機状態の詳細を示す主走査方向拡大
模式図
【図10】図9に示す記録ヘッド乾燥防止機構を記録ヘ
ッドから離した印字直前状態の詳細を示す記録ヘッド周
辺の主走査方向拡大模式図
【図11】従来のインクジェット記録装置の外観斜視図
【図12】図11に示すインクジェット記録装置におい
て記録ヘッド待機位置における印字待機状態を示す記録
ヘッド乾燥防止機構及び記録ヘッド払拭機構の拡大模式
【図13】図11に示すインクジェット記録装置におい
て記録ヘッド払拭機構により記録ヘッドをクリーニング
する直前の状態を示す記録ヘッド乾燥防止機構及び記録
ヘッド払拭機構の拡大模式図
【符号の説明】
1,21 インクジェット記録装置 2,22 払拭部材 3,24 記録ヘッド 4,6,23,26 保持部材 5,25 キャップ 7,8,37 カム 9,38 回転軸 10,27 ガイド部材 11,34 インクタンク 12,32 キャリッジ 13,35 キャリッジシャフト 14,36 タイミングベルト 15,39 記録媒体 16,61 吸引口 28 鉄芯 29 コイル 30 電磁石 31 復元ばね 33 磁石吸引物体 40 電源ブロック 41 制御ブロック 42 メカ系駆動回路 43 ヘッド駆動回路 44 電磁石駆動回路 45 LFモータ 46 CRモータ 47 CAPモータ 48 電磁石 49 保持部材 50 ガイド部材 51 復元ばね 52 インクタンク 53 記録媒体 54 ヘッドブロック 55 ライン型インクジェット記録装置 56 磁石吸引物体 57 ライン型記録ヘッド 58 キャップ 59 鉄芯 60 コイル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクを吐出して記録媒体に対し印字する
    記録ヘッドを装備したキャリッジと、前記記録ヘッドを
    密閉し及び劣化回復機能を有するキャップを保持し前記
    キャリッジと対向配置された保持部材とを含むインクジ
    ェット記録装置であって、前記キャリッジまたは保持部
    材の何れか一方に少なくとも1つの電磁石を設け、前記
    電磁石と対向する前記保持部材またはキャリッジの位置
    に磁石吸引物体を配置してなり、前記電磁石の磁力によ
    り前記キャリッジに対し前記保持部材を吸引して前記記
    録ヘッドを前記キャップにより密閉するようにしたこと
    を特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】前記キャリッジに対する保持部材の移動を
    案内するガイド部材と前記保持部材との間に掛けられ、
    前記保持部材が前記電磁石の磁力により前記キャリッジ
    に対し吸引されたときに張力を生じ、前記磁力が解除さ
    れたときに復元する復元ばねを含み、前記磁力の解除に
    よる前記復元ばねの張力により前記保持部材を前記キャ
    リッジから引き離して前記キャップによる記録ヘッドの
    密閉を解除するようにしたことを特徴とする請求項1記
    載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】前記電磁石及び前記復元ばねは保持部材に
    装備され、前記磁石吸引物体はキャリッジの前記電磁石
    に対向する位置に設けられ、前記記録ヘッドに対する前
    記キャップの密閉は前記電磁石の磁力により位置決めさ
    れることを特徴とする請求項1または2記載のインクジ
    ェット記録装置。
  4. 【請求項4】前記記録ヘッドはライン型記録ヘッドとし
    たことを特徴とする請求項1または2記載のインクジェ
    ット記録装置。
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