JPH08319248A - ビスフェノールaの製造方法 - Google Patents
ビスフェノールaの製造方法Info
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- JPH08319248A JPH08319248A JP7124117A JP12411795A JPH08319248A JP H08319248 A JPH08319248 A JP H08319248A JP 7124117 A JP7124117 A JP 7124117A JP 12411795 A JP12411795 A JP 12411795A JP H08319248 A JPH08319248 A JP H08319248A
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ビスフェノールAの製造方法の提供。
【構成】 特定のメルカプトアルキルアミンで部分中和
された強酸性イオン交換樹脂触媒の存在下、フェノール
とアセトンとを縮合反応させてビスフェノールAを製造
する際に、得られた反応液を遊離酸型の強酸性イオン交
換樹脂と接触処理する。 【効果】 着色のない高純度のビスフェノールAを得る
ことができる。
された強酸性イオン交換樹脂触媒の存在下、フェノール
とアセトンとを縮合反応させてビスフェノールAを製造
する際に、得られた反応液を遊離酸型の強酸性イオン交
換樹脂と接触処理する。 【効果】 着色のない高純度のビスフェノールAを得る
ことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビスフェノールAの製
造方法に関するものである。更に詳しくは、本発明は、
部分中和された強酸性イオン交換樹脂触媒の存在下、フ
ェノールとアセトンとを縮合反応させて得られた反応液
を遊離酸型の強酸性イオン交換樹脂で処理することによ
り無色で高純度のビスフェノールAを製造する方法に関
するものである。
造方法に関するものである。更に詳しくは、本発明は、
部分中和された強酸性イオン交換樹脂触媒の存在下、フ
ェノールとアセトンとを縮合反応させて得られた反応液
を遊離酸型の強酸性イオン交換樹脂で処理することによ
り無色で高純度のビスフェノールAを製造する方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ビスフェノールAは、エポキシ樹脂或い
はポリカーボネート樹脂の原料として重要な化合物であ
り、近年その需要が益々増大している。特にポリカーボ
ネート用の原料には着色がなく且つ高純度のものが要求
されている。ビスフェノールAは、通常、フェノールと
アセトンとを酸性触媒の存在下に縮合反応させることに
より製造される。反応生成物は、ビスフェノールAの他
に、未反応フェノール、未反応アセトン、触媒、反応副
生水及び着色物質等の反応副生物を含んでいる。酸性触
媒としては、塩酸及び強酸性イオン交換樹脂が代表的で
あるが、更に助触媒として含硫黄化合物が用いられるこ
とがある。含硫黄化合物としてメチルメルカプタンのよ
うな可溶性のメルカプタンを共存させて用いる場合、ビ
スフェノールAの着色原因となる惧があり、メルカプタ
ンの除去及び回収のための余分な工程段階を必要とする
ため望ましくない。
はポリカーボネート樹脂の原料として重要な化合物であ
り、近年その需要が益々増大している。特にポリカーボ
ネート用の原料には着色がなく且つ高純度のものが要求
されている。ビスフェノールAは、通常、フェノールと
アセトンとを酸性触媒の存在下に縮合反応させることに
より製造される。反応生成物は、ビスフェノールAの他
に、未反応フェノール、未反応アセトン、触媒、反応副
生水及び着色物質等の反応副生物を含んでいる。酸性触
媒としては、塩酸及び強酸性イオン交換樹脂が代表的で
あるが、更に助触媒として含硫黄化合物が用いられるこ
とがある。含硫黄化合物としてメチルメルカプタンのよ
うな可溶性のメルカプタンを共存させて用いる場合、ビ
スフェノールAの着色原因となる惧があり、メルカプタ
ンの除去及び回収のための余分な工程段階を必要とする
ため望ましくない。
【0003】このため、触媒としてイオン交換樹脂を用
いる場合、メルカプトアミン類をイオン結合させた強酸
性イオン交換樹脂、例えばスルホン酸型イオン交換樹脂
の一部がメルカプトアルキルアミンにより中和された樹
脂を使用する方法が幾つか提案されている。しかしなが
ら、メルカプトアルキルアミンがイオン結合により固定
化されている場合、縮合反応時に生ずる反応副生水によ
り加水分解を受け、微量であるが助触媒のメルカプトア
ルキルアミンが脱離する現象が見られる。メルカプトア
ルキルアミンの脱離は、触媒の活性低下及び反応液への
含窒素及び硫黄化合物の混入によるビスフェノールAの
着色及び純度低下を引き起こすという問題がある。
いる場合、メルカプトアミン類をイオン結合させた強酸
性イオン交換樹脂、例えばスルホン酸型イオン交換樹脂
の一部がメルカプトアルキルアミンにより中和された樹
脂を使用する方法が幾つか提案されている。しかしなが
ら、メルカプトアルキルアミンがイオン結合により固定
化されている場合、縮合反応時に生ずる反応副生水によ
り加水分解を受け、微量であるが助触媒のメルカプトア
ルキルアミンが脱離する現象が見られる。メルカプトア
ルキルアミンの脱離は、触媒の活性低下及び反応液への
含窒素及び硫黄化合物の混入によるビスフェノールAの
着色及び純度低下を引き起こすという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ビスフェノ
ールAを製造する際に生じる上記欠点、即ち、反応液中
に遊離する微量のメルカプトアルキルアミンを除去する
ことにより、高純度で色相に優れ且つ着色の少ないビス
フェノールAを製造する方法を提供することを目的とす
る。
ールAを製造する際に生じる上記欠点、即ち、反応液中
に遊離する微量のメルカプトアルキルアミンを除去する
ことにより、高純度で色相に優れ且つ着色の少ないビス
フェノールAを製造する方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式(I)
【0006】
【化4】
【0007】(式中、R1 は水素原子又は炭素数が1か
ら6のアルキル基を、R0 はそれぞれ独立に水素原子又
は炭素数が1から10のアルキル基であるか、或いはそ
れぞれのω−端で相互に結合して形成する炭素数4又は
5のアルキレン基を、それぞれ表し、a及びbはそれぞ
れ独立に0から4の整数で且つa+bは1ないし4であ
る)で表わされるメルカプトアルキルアミン又は2,2
−ジメチルチアゾリジンで部分中和された強酸性イオン
交換樹脂触媒の存在下、フェノールとアセトンとを縮合
反応させてビスフェノールAを製造する方法において、
得られた反応液を遊離酸型の強酸性イオン交換樹脂と接
触処理することを特徴とするビスフェノールAの製造方
法である。以下、本発明の各要件について詳細に説明す
る。
ら6のアルキル基を、R0 はそれぞれ独立に水素原子又
は炭素数が1から10のアルキル基であるか、或いはそ
れぞれのω−端で相互に結合して形成する炭素数4又は
5のアルキレン基を、それぞれ表し、a及びbはそれぞ
れ独立に0から4の整数で且つa+bは1ないし4であ
る)で表わされるメルカプトアルキルアミン又は2,2
−ジメチルチアゾリジンで部分中和された強酸性イオン
交換樹脂触媒の存在下、フェノールとアセトンとを縮合
反応させてビスフェノールAを製造する方法において、
得られた反応液を遊離酸型の強酸性イオン交換樹脂と接
触処理することを特徴とするビスフェノールAの製造方
法である。以下、本発明の各要件について詳細に説明す
る。
【0008】(1)縮合反応 (部分中和された強酸性イオン交換樹脂)本発明の縮合
反応で用いられる触媒のベースとなる強酸性イオン交換
樹脂は、通常、ゲル型、ポーラス型、ハイポーラス型に
分類される。ビスフェノールAの製造においてはゲル型
で架橋度が1〜8%、好ましくは2〜6%である遊離酸
型のスルホン酸型陽イオン交換樹脂が適している。イオ
ン交換樹脂の交換容量は、水含有状態で0.5〜2.5
meq/mlのものが、乾燥樹脂では3.0〜7.0m
eq/gのものが好ましい。イオン交換樹脂の粒径分布
は、200〜1500μmの粒径の樹脂が95%以上含
まれるようなものが好ましい。具体的には、例えば、ア
ンバーリスト31、32(ローム&ハース社製商品
名)、ダウエックス50W×4(ダウ・ケミカル社製商
品名)、ダイヤイオンSK102、SK104(三菱化
学社商品名)などが例示できる。これらのイオン交換樹
脂は酸型で使用する。ナトリウム型の場合は、塩酸等の
酸で処理し酸型にして用いる。これらのイオン交換樹脂
は水を含有した状態で市販されているが、脱水等の特別
な処理をすることなくそのまま使用することができる。
反応で用いられる触媒のベースとなる強酸性イオン交換
樹脂は、通常、ゲル型、ポーラス型、ハイポーラス型に
分類される。ビスフェノールAの製造においてはゲル型
で架橋度が1〜8%、好ましくは2〜6%である遊離酸
型のスルホン酸型陽イオン交換樹脂が適している。イオ
ン交換樹脂の交換容量は、水含有状態で0.5〜2.5
meq/mlのものが、乾燥樹脂では3.0〜7.0m
eq/gのものが好ましい。イオン交換樹脂の粒径分布
は、200〜1500μmの粒径の樹脂が95%以上含
まれるようなものが好ましい。具体的には、例えば、ア
ンバーリスト31、32(ローム&ハース社製商品
名)、ダウエックス50W×4(ダウ・ケミカル社製商
品名)、ダイヤイオンSK102、SK104(三菱化
学社商品名)などが例示できる。これらのイオン交換樹
脂は酸型で使用する。ナトリウム型の場合は、塩酸等の
酸で処理し酸型にして用いる。これらのイオン交換樹脂
は水を含有した状態で市販されているが、脱水等の特別
な処理をすることなくそのまま使用することができる。
【0009】本発明においては、前記一般式(I)のメ
ルカプトアルキルアミン又は2,2−ジメチルチアゾリ
ジンにより部分中和された強酸性イオン交換樹脂が用い
られる。メルカプトアルキルアミン化合物の一群は、一
般式(II)
ルカプトアルキルアミン又は2,2−ジメチルチアゾリ
ジンにより部分中和された強酸性イオン交換樹脂が用い
られる。メルカプトアルキルアミン化合物の一群は、一
般式(II)
【0010】
【化5】
【0011】で表され、R1 は水素原子又は炭素数が1
から6、好ましくは1〜4、のアルキル基を、R2 及び
R3 はそれぞれ独立に水素原子又は炭素数が1から1
0、好ましくは1〜6、のアルキル基を表し、a及びb
はそれぞれ独立に0から4の整数で且つa+bは1ない
し4である。具体的には、a+b=1のN,N−ジアル
キル−2−メルカプトエチルアミンとしては、例えば、
下記を例示することができる。2−メルカプトエチルア
ミン、N,N−ジメチル−2−メルカプトエチルアミ
ン、N,N−ジエチル−2−メルカプトエチルアミン。
から6、好ましくは1〜4、のアルキル基を、R2 及び
R3 はそれぞれ独立に水素原子又は炭素数が1から1
0、好ましくは1〜6、のアルキル基を表し、a及びb
はそれぞれ独立に0から4の整数で且つa+bは1ない
し4である。具体的には、a+b=1のN,N−ジアル
キル−2−メルカプトエチルアミンとしては、例えば、
下記を例示することができる。2−メルカプトエチルア
ミン、N,N−ジメチル−2−メルカプトエチルアミ
ン、N,N−ジエチル−2−メルカプトエチルアミン。
【0012】より具体的には、a+b=2のN,N−ジ
アルキル−3−メルカプトプロピルアミンとしては、例
えば、下記を例示することができる。3−メルカプトプ
ロピルアミン、N,N−ジメチル−3−メルカプトプロ
ピルアミン、N,N−ジエチル−3−メルカプトプロピ
ルアミン、N,N−ジ−n−プロピル−3−メルカプト
プロピルアミン、N,N−ジ−n−ブチル−3−メルカ
プトプロピルアミン、N,N−ジ−n−ペンチル−3−
メルカプトプロピルアミン、N,N−ジ−n−ヘキシル
−3−メルカプトプロピルアミン。
アルキル−3−メルカプトプロピルアミンとしては、例
えば、下記を例示することができる。3−メルカプトプ
ロピルアミン、N,N−ジメチル−3−メルカプトプロ
ピルアミン、N,N−ジエチル−3−メルカプトプロピ
ルアミン、N,N−ジ−n−プロピル−3−メルカプト
プロピルアミン、N,N−ジ−n−ブチル−3−メルカ
プトプロピルアミン、N,N−ジ−n−ペンチル−3−
メルカプトプロピルアミン、N,N−ジ−n−ヘキシル
−3−メルカプトプロピルアミン。
【0013】また、a+b=3のN,N−ジアルキル−
4−メルカプトブチルアミンとしては、例えば、下記を
例示することができる。N,N−ジメチル−4−メルカ
プトブチルアミン、N,N−ジエチル−4−メルカプト
ブチルアミン、N,N−ジ−n−プロピル−4−メルカ
プトブチルアミン、N,N−ジ−イソプロピル−4−メ
ルカプトブチルアミン、N,N−ジ−n−ブチル−4−
メルカプトブチルアミン。
4−メルカプトブチルアミンとしては、例えば、下記を
例示することができる。N,N−ジメチル−4−メルカ
プトブチルアミン、N,N−ジエチル−4−メルカプト
ブチルアミン、N,N−ジ−n−プロピル−4−メルカ
プトブチルアミン、N,N−ジ−イソプロピル−4−メ
ルカプトブチルアミン、N,N−ジ−n−ブチル−4−
メルカプトブチルアミン。
【0014】本発明でのメルカプトアルキルアミンの他
の一群は、メルカプトアルキル基が結合する窒素原子を
三級アミン構造とする二つの置換基R0 がそれぞれω−
端で結合して、当該窒素原子と共にヘテロ環、即ちピロ
リジン環又はピペリジン環、を形成しているもの、から
なる。即ち、N−メルカプトアルキルピロリジン及びN
−メルカプトアルキルピペリジンは、一般式(III )
の一群は、メルカプトアルキル基が結合する窒素原子を
三級アミン構造とする二つの置換基R0 がそれぞれω−
端で結合して、当該窒素原子と共にヘテロ環、即ちピロ
リジン環又はピペリジン環、を形成しているもの、から
なる。即ち、N−メルカプトアルキルピロリジン及びN
−メルカプトアルキルピペリジンは、一般式(III )
【0015】
【化6】
【0016】で表され、R1 は水素原子又は炭素数が1
から6、好ましくは1〜4のアルキル基を表し、mは4
ないし5で、a及びbはそれぞれ独立に0から4の整数
で且つa+bは1ないし4である。より具体的には、m
=4のN−メルカプトアルキルピロリジンとしては、例
えば、N−3−メルカプトプロピルピロリジンを例示す
ることができる。また、a+b=4のN,N−ジアルキ
ル−5−メルカプトペンチルアミンとしては5−メルカ
プトペンチルアミン、N,N−ジメチル−5−メルカプ
トペンチルアミン、及びN,N−ジ−n−ブチル−5−
メルカプトペンチルアミン等を例示することができる。
また、m=5のN−メルカプトアルキルピペリジンとし
ては、例えば、N−3−メルカプトプロピルピペリジ
ン、N−(4−メルカプトブチル)ピペリジンを例示す
ることができる。
から6、好ましくは1〜4のアルキル基を表し、mは4
ないし5で、a及びbはそれぞれ独立に0から4の整数
で且つa+bは1ないし4である。より具体的には、m
=4のN−メルカプトアルキルピロリジンとしては、例
えば、N−3−メルカプトプロピルピロリジンを例示す
ることができる。また、a+b=4のN,N−ジアルキ
ル−5−メルカプトペンチルアミンとしては5−メルカ
プトペンチルアミン、N,N−ジメチル−5−メルカプ
トペンチルアミン、及びN,N−ジ−n−ブチル−5−
メルカプトペンチルアミン等を例示することができる。
また、m=5のN−メルカプトアルキルピペリジンとし
ては、例えば、N−3−メルカプトプロピルピペリジ
ン、N−(4−メルカプトブチル)ピペリジンを例示す
ることができる。
【0017】強酸性イオン交換樹脂のスルホン酸基にメ
ルカプトアルキルアミン又は2,2′−ジメチルチアゾ
リジンを結合させるには、先ずメルカプトアルキルアミ
ン又は2,2′−ジメチルチアゾリジンをスルホン酸よ
りpkaが大きい酸、例えば酢酸、トリフルオロ酢酸、
モノクロロ酢酸等の水溶液に加え、それぞれの塩とし水
に溶解させる。そして、予め水に分散させた強酸性イオ
ン交換樹脂中にこの水溶液を加え、0.1〜10時間攪
拌することによりなされる。強酸性イオン交換樹脂に対
する、メルカプトアルキルアミン又は2,2′−ジメチ
ルチアゾリジンの使用量は、通常、強酸性イオン交換樹
脂の全スルホン酸基に対し、3〜30モル%、好ましく
は、5〜20モル%である。イオン結合量が3モル%以
下ではメルカプトアルキルアミン又は2,2′−ジメチ
ルチアゾリジンによる触媒効果が十分発揮されず、また
30%以上ではスルホン酸量の減少によって触媒活性が
低下するため好ましくない。
ルカプトアルキルアミン又は2,2′−ジメチルチアゾ
リジンを結合させるには、先ずメルカプトアルキルアミ
ン又は2,2′−ジメチルチアゾリジンをスルホン酸よ
りpkaが大きい酸、例えば酢酸、トリフルオロ酢酸、
モノクロロ酢酸等の水溶液に加え、それぞれの塩とし水
に溶解させる。そして、予め水に分散させた強酸性イオ
ン交換樹脂中にこの水溶液を加え、0.1〜10時間攪
拌することによりなされる。強酸性イオン交換樹脂に対
する、メルカプトアルキルアミン又は2,2′−ジメチ
ルチアゾリジンの使用量は、通常、強酸性イオン交換樹
脂の全スルホン酸基に対し、3〜30モル%、好ましく
は、5〜20モル%である。イオン結合量が3モル%以
下ではメルカプトアルキルアミン又は2,2′−ジメチ
ルチアゾリジンによる触媒効果が十分発揮されず、また
30%以上ではスルホン酸量の減少によって触媒活性が
低下するため好ましくない。
【0018】(反応条件)上記のようにして得られたメ
ルカプトアルキルアミン又は2,2′−ジメチルチアゾ
リジンがイオン結合した強酸性イオン交換樹脂(以下、
変性樹脂と略記することがある)をアセトンとフェノー
ルの縮合反応に使用する場合には、前処理として変性樹
脂の体積の5〜200倍のイオン交換水を20〜80℃
の温度で、液時空間速度(LHSV)0.5〜50/時
で通液し、更に変性樹脂の体積の5〜200倍のフェノ
ールを40〜110℃の温度で、LHSV0.5〜50
/時で通液する。この処理により変性樹脂は水からフェ
ノールへ溶媒交換され、反応に使用できるようになる。
本反応は通常、変性樹脂を充填した反応器にフェノール
とアセトンを含有する原料混合物を連続的に供給して反
応を行う固定床流通反応方式で行われる。原料混合物の
供給はLHSV0.1〜20/時、好ましくは0.5〜
10/時の範囲で行われる。反応温度は30〜100
℃、好ましくは50〜80℃の範囲である。反応温度が
30℃以下では反応速度が遅く、また100℃以上の温
度では変性樹脂の劣化が著しく副生物も増加するため好
ましくない。
ルカプトアルキルアミン又は2,2′−ジメチルチアゾ
リジンがイオン結合した強酸性イオン交換樹脂(以下、
変性樹脂と略記することがある)をアセトンとフェノー
ルの縮合反応に使用する場合には、前処理として変性樹
脂の体積の5〜200倍のイオン交換水を20〜80℃
の温度で、液時空間速度(LHSV)0.5〜50/時
で通液し、更に変性樹脂の体積の5〜200倍のフェノ
ールを40〜110℃の温度で、LHSV0.5〜50
/時で通液する。この処理により変性樹脂は水からフェ
ノールへ溶媒交換され、反応に使用できるようになる。
本反応は通常、変性樹脂を充填した反応器にフェノール
とアセトンを含有する原料混合物を連続的に供給して反
応を行う固定床流通反応方式で行われる。原料混合物の
供給はLHSV0.1〜20/時、好ましくは0.5〜
10/時の範囲で行われる。反応温度は30〜100
℃、好ましくは50〜80℃の範囲である。反応温度が
30℃以下では反応速度が遅く、また100℃以上の温
度では変性樹脂の劣化が著しく副生物も増加するため好
ましくない。
【0019】フェノールとアセトンのモル比は、アセト
ン1モルに対してフェノールが3〜30モル、好ましく
は5〜20モルの範囲である。フェノールの使用量がこ
れ以下だと、副生物が増加するため好ましくなく、30
モル以上使用してもその効果に殆んど影響はなく、むし
ろ回収再使用するフェノールの量が増大するため経済的
ではない。なお、反応圧力は、通常、常圧〜5kg/c
m2 ・Gで行われる。
ン1モルに対してフェノールが3〜30モル、好ましく
は5〜20モルの範囲である。フェノールの使用量がこ
れ以下だと、副生物が増加するため好ましくなく、30
モル以上使用してもその効果に殆んど影響はなく、むし
ろ回収再使用するフェノールの量が増大するため経済的
ではない。なお、反応圧力は、通常、常圧〜5kg/c
m2 ・Gで行われる。
【0020】フェノールとアセトンとの縮合反応は、連
続方式でしかも押出し流れで行なうことが望ましいが、
回分方式で行っても良い。また、反応は原料フェノール
及びアセトンを反応器の下方から上向きに供給しながら
行なう、いわゆるアップフローが好ましいが、ダウンフ
ローで実施しても良く、特に限定されない。次に、反応
帯域から流出する反応生成物は減圧蒸留により、未反応
アセトン、反応副生水及び少量のフェノールを除去し、
液状混合物となる。減圧蒸留の条件は、圧力50〜30
0mmHg、温度70〜130℃の範囲が好ましい。更
に、この液状混合物は、冷却されてビスフェノールAを
フェノールとの付加物として晶析させ、この結晶を反応
副生物を含む母液から分離した後、付加物結晶中のフェ
ノールを減圧蒸留等の方法によって除去し、ビスフェノ
ールAが回収される。
続方式でしかも押出し流れで行なうことが望ましいが、
回分方式で行っても良い。また、反応は原料フェノール
及びアセトンを反応器の下方から上向きに供給しながら
行なう、いわゆるアップフローが好ましいが、ダウンフ
ローで実施しても良く、特に限定されない。次に、反応
帯域から流出する反応生成物は減圧蒸留により、未反応
アセトン、反応副生水及び少量のフェノールを除去し、
液状混合物となる。減圧蒸留の条件は、圧力50〜30
0mmHg、温度70〜130℃の範囲が好ましい。更
に、この液状混合物は、冷却されてビスフェノールAを
フェノールとの付加物として晶析させ、この結晶を反応
副生物を含む母液から分離した後、付加物結晶中のフェ
ノールを減圧蒸留等の方法によって除去し、ビスフェノ
ールAが回収される。
【0021】(2)接触処理 (反応液)本発明の方法により処理される反応液とは、
フェノールとアセトンとを酸性触媒下で反応して得ら
れ、アセトンの転化率が70%以上、好ましくは80%
以上となった縮合反応生成物である。縮合反応生成物中
には、反応副生水により加水分解されて該触媒から脱離
したメルカプトアルキルアミン等が存在する。該反応液
中に遊離するメルカプトアルキルアミン等は、減圧蒸留
によっても除去され難く、そのまま循環させると二量化
或いはフェノール等との反応により重質化し、更に増加
蓄積して、ビスフェノールAの着色及び純度低下を引き
起こす危険性がある。通常の連続反応においては、反応
生成物中に10〜100ppb(窒素として)程度のメ
ルカプトアルキルアミン等が流出する。本発明の目的
は、晶析或いは蒸留に先だって、反応液中に僅かに遊離
するメルカプトアミン等を、回分式または連続式で、遊
離酸型の強酸性イオン交換樹脂に中和させることによっ
て捕獲することにより、反応液への含硫黄化合物の混入
によるビスフェノールAの着色及び純度低下を低減する
ことにある。
フェノールとアセトンとを酸性触媒下で反応して得ら
れ、アセトンの転化率が70%以上、好ましくは80%
以上となった縮合反応生成物である。縮合反応生成物中
には、反応副生水により加水分解されて該触媒から脱離
したメルカプトアルキルアミン等が存在する。該反応液
中に遊離するメルカプトアルキルアミン等は、減圧蒸留
によっても除去され難く、そのまま循環させると二量化
或いはフェノール等との反応により重質化し、更に増加
蓄積して、ビスフェノールAの着色及び純度低下を引き
起こす危険性がある。通常の連続反応においては、反応
生成物中に10〜100ppb(窒素として)程度のメ
ルカプトアルキルアミン等が流出する。本発明の目的
は、晶析或いは蒸留に先だって、反応液中に僅かに遊離
するメルカプトアミン等を、回分式または連続式で、遊
離酸型の強酸性イオン交換樹脂に中和させることによっ
て捕獲することにより、反応液への含硫黄化合物の混入
によるビスフェノールAの着色及び純度低下を低減する
ことにある。
【0022】(遊離酸型の強酸性イオン交換樹脂)本発
明の接触処理に用いられる遊離酸型の強酸性イオン交換
樹脂は、上述のフェノールとアセトンとの縮合反応に用
いる部分中和された強酸性イオン交換樹脂触媒のベース
となる樹脂と同一構造であることが望ましいが、他の中
和されていない遊離酸型の強酸性イオン交換樹脂も使用
することができる。
明の接触処理に用いられる遊離酸型の強酸性イオン交換
樹脂は、上述のフェノールとアセトンとの縮合反応に用
いる部分中和された強酸性イオン交換樹脂触媒のベース
となる樹脂と同一構造であることが望ましいが、他の中
和されていない遊離酸型の強酸性イオン交換樹脂も使用
することができる。
【0023】(処理条件)本発明における接触処理条件
は、反応条件とほぼ等しく、常圧〜5kg/cm 2 ・G
の圧力範囲、50〜100℃、好ましくは、60〜90
℃の温度で行われる。
は、反応条件とほぼ等しく、常圧〜5kg/cm 2 ・G
の圧力範囲、50〜100℃、好ましくは、60〜90
℃の温度で行われる。
【0024】接触方法としては、陽イオン交換樹脂の充
填層に該反応液を流通させる充填層方式(図1参照)、
または、該反応液に陽イオン交換樹脂を添加し、所定時
間混合攪拌した後、濾過等により樹脂を除去する攪拌槽
方式、または、縮合反応器内の出口に最も近い部分にメ
ルカプトアルキルアミン等を除去するための陽イオン交
換樹脂を充填する方法(図2参照)等がある。この際、
反応器内に充填された2種類の陽イオン交換樹脂をステ
ンレス製の金網等で区分することも有効である。充填層
方式で行う場合、縮合反応器の後に1基または2基以上
直列したカラム(充填吸着管と呼ぶことがある)の固定
床方式が好ましく、その充填量は、縮合反応器に充填し
た触媒量に対して体積比が、1/5〜1/100、好ま
しくは、1/10〜1/50が適している。また、該処
理液の液空間速度(LHSV)は、0.5〜100/
時、好ましくは、1〜50/時が適している。また、回
分方式で行う場合、反応温度、反応圧力によって異なる
が、一般的に、該反応液に対して、0.1〜20重量
%、好ましくは0.3〜5重量%の範囲の樹脂量であ
り、処理時間は、0.1〜10時間程度である。この処
理により、反応生成物中のメルカプトアルキルアミン等
の量を10ppb以下(窒素として)に低減することが
できる。なお、この接触処理によって、新たに生成する
ビスフェノールAは実質的にゼロ(数パーセント以下)
である。
填層に該反応液を流通させる充填層方式(図1参照)、
または、該反応液に陽イオン交換樹脂を添加し、所定時
間混合攪拌した後、濾過等により樹脂を除去する攪拌槽
方式、または、縮合反応器内の出口に最も近い部分にメ
ルカプトアルキルアミン等を除去するための陽イオン交
換樹脂を充填する方法(図2参照)等がある。この際、
反応器内に充填された2種類の陽イオン交換樹脂をステ
ンレス製の金網等で区分することも有効である。充填層
方式で行う場合、縮合反応器の後に1基または2基以上
直列したカラム(充填吸着管と呼ぶことがある)の固定
床方式が好ましく、その充填量は、縮合反応器に充填し
た触媒量に対して体積比が、1/5〜1/100、好ま
しくは、1/10〜1/50が適している。また、該処
理液の液空間速度(LHSV)は、0.5〜100/
時、好ましくは、1〜50/時が適している。また、回
分方式で行う場合、反応温度、反応圧力によって異なる
が、一般的に、該反応液に対して、0.1〜20重量
%、好ましくは0.3〜5重量%の範囲の樹脂量であ
り、処理時間は、0.1〜10時間程度である。この処
理により、反応生成物中のメルカプトアルキルアミン等
の量を10ppb以下(窒素として)に低減することが
できる。なお、この接触処理によって、新たに生成する
ビスフェノールAは実質的にゼロ(数パーセント以下)
である。
【0025】(再循環)以上の方法で処理された被処理
液は、以下に示す方法で再循環させ、通常の方法に従っ
て高純度のビスフェノールAを得ることができる。第一
には、被処理液を冷却し、ビスフェノールAをフェノー
ルとの付加物として晶析させ、結晶(二番晶)として回
収し、その結晶を主要結晶化工程に供給することができ
る(特開平3−284641号公報)。第二には、被処
理液を通常の方法(特公昭49−48319号公報等)
に従い、塩基性触媒の存在下で分解し、分解生成物であ
るp−イソプロペニルフェノール及びフェノールを得、
該分解生成物を酸性触媒の存在下で再結合させビスフェ
ノールAを得た後、主反応系へ再循環させることができ
る。第三には、被処理液を酸性陽イオン交換樹脂又は塩
酸等の鉱酸で処理し、2−(2−ヒドロキシフェニル)
−2−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン等の副生成
物の異性化を行った(特公昭49−48319号公報)
後、主反応系へ再循環させることができる。更に、処理
に使用される樹脂が、縮合反応に用いられている陽イオ
ン交換樹脂と同種である場合、処理後のメルカプトアル
キルアミン等が一部中和した陽イオン交換樹脂は、縮合
反応器へ充填して、反応触媒として使用することも可能
である。
液は、以下に示す方法で再循環させ、通常の方法に従っ
て高純度のビスフェノールAを得ることができる。第一
には、被処理液を冷却し、ビスフェノールAをフェノー
ルとの付加物として晶析させ、結晶(二番晶)として回
収し、その結晶を主要結晶化工程に供給することができ
る(特開平3−284641号公報)。第二には、被処
理液を通常の方法(特公昭49−48319号公報等)
に従い、塩基性触媒の存在下で分解し、分解生成物であ
るp−イソプロペニルフェノール及びフェノールを得、
該分解生成物を酸性触媒の存在下で再結合させビスフェ
ノールAを得た後、主反応系へ再循環させることができ
る。第三には、被処理液を酸性陽イオン交換樹脂又は塩
酸等の鉱酸で処理し、2−(2−ヒドロキシフェニル)
−2−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン等の副生成
物の異性化を行った(特公昭49−48319号公報)
後、主反応系へ再循環させることができる。更に、処理
に使用される樹脂が、縮合反応に用いられている陽イオ
ン交換樹脂と同種である場合、処理後のメルカプトアル
キルアミン等が一部中和した陽イオン交換樹脂は、縮合
反応器へ充填して、反応触媒として使用することも可能
である。
【0026】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に具体的に説
明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるも
のではない。なお、例中、%は特記のない限り重量%を
示す。ビスフェノールA、フェノール、不純物の量は高
速液体クロマトグラフィーを用いて定量した。また、母
液中の窒素含有量はサンプルを分取GPCにより濃縮し
た後、クーロメトリー法全窒素分析により定量した。
明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるも
のではない。なお、例中、%は特記のない限り重量%を
示す。ビスフェノールA、フェノール、不純物の量は高
速液体クロマトグラフィーを用いて定量した。また、母
液中の窒素含有量はサンプルを分取GPCにより濃縮し
た後、クーロメトリー法全窒素分析により定量した。
【0027】実施例1 図1に示されるように、内径70mm、高さ2000m
mのジャケット付きステンレス製充填層式反応器にH型
のスルホン酸型イオン交換樹脂[三菱化学(株)製、商
品名ダイヤイオンSK−104H(ゲル型、架橋度4
%)]を2−メルカプトエチルアミンにてスルホン酸基
の20%を中和させた触媒5Lを充填した。更に、後続
の内径28mm、高さ500mmのジャケット付き充填
吸着管に未中和の前記スルホン酸型イオン交換樹脂0.
3Lを充填した。次に、縮合反応器入口よりフェノール
を流通させて双方のイオン交換樹脂を脱水した。フェノ
ールとアセトンとの混合物(フェノール/アセトン=1
0/1(モル比))を縮合反応器の触媒層温度を70℃
に保ちながら、液空間速度1/時にて流通させた。次い
で、被処理液を圧力20mmHg、温度100℃で蒸留
し、未反応アセトン、反応副生水及び少量の未反応フェ
ノールを除去し、濃縮液を得た。この濃縮液を45℃に
冷却してビスフェノールAとフェノールの付加物結晶を
晶析させた後、遠心分離器機により結晶を分離し、母液
を得た。母液中の含有窒素量を定量したところ、検出さ
れなかった(<10ppb)。得られた付加物結晶をス
テンレス製バットに厚さ約10mmになるように入れ、
これを実験室用加熱真空乾燥器に収めた。加熱真空乾燥
器の圧力を1.33kPaにて、温度95℃にて2時
間、更に145℃に昇温し1時間処理し、フェノールを
除去した。得られたビスフェノールAは、純度99.9
5%、フェノール含有量0.003%であった。このビ
スフェノールAを温度200℃、空気雰囲気下で加熱
し、その色相変化を目視により、APHA標準比色液を
用いて、経時的に評価した。その結果を表1に示す。
mのジャケット付きステンレス製充填層式反応器にH型
のスルホン酸型イオン交換樹脂[三菱化学(株)製、商
品名ダイヤイオンSK−104H(ゲル型、架橋度4
%)]を2−メルカプトエチルアミンにてスルホン酸基
の20%を中和させた触媒5Lを充填した。更に、後続
の内径28mm、高さ500mmのジャケット付き充填
吸着管に未中和の前記スルホン酸型イオン交換樹脂0.
3Lを充填した。次に、縮合反応器入口よりフェノール
を流通させて双方のイオン交換樹脂を脱水した。フェノ
ールとアセトンとの混合物(フェノール/アセトン=1
0/1(モル比))を縮合反応器の触媒層温度を70℃
に保ちながら、液空間速度1/時にて流通させた。次い
で、被処理液を圧力20mmHg、温度100℃で蒸留
し、未反応アセトン、反応副生水及び少量の未反応フェ
ノールを除去し、濃縮液を得た。この濃縮液を45℃に
冷却してビスフェノールAとフェノールの付加物結晶を
晶析させた後、遠心分離器機により結晶を分離し、母液
を得た。母液中の含有窒素量を定量したところ、検出さ
れなかった(<10ppb)。得られた付加物結晶をス
テンレス製バットに厚さ約10mmになるように入れ、
これを実験室用加熱真空乾燥器に収めた。加熱真空乾燥
器の圧力を1.33kPaにて、温度95℃にて2時
間、更に145℃に昇温し1時間処理し、フェノールを
除去した。得られたビスフェノールAは、純度99.9
5%、フェノール含有量0.003%であった。このビ
スフェノールAを温度200℃、空気雰囲気下で加熱
し、その色相変化を目視により、APHA標準比色液を
用いて、経時的に評価した。その結果を表1に示す。
【0028】実施例2〜3 縮合反応用のイオン交換樹脂触媒を2−メルカプトエチ
ルアミンの代わりに、2,2−ジメチルチアゾリジン或
いはN,N−ジメチル−3−メルカプトプロピルアミン
にて部分中和すること以外は実施例1と同様の操作を行
った。その結果を表1に示す。
ルアミンの代わりに、2,2−ジメチルチアゾリジン或
いはN,N−ジメチル−3−メルカプトプロピルアミン
にて部分中和すること以外は実施例1と同様の操作を行
った。その結果を表1に示す。
【0029】比較例1〜3 充填層式反応器に続く充填吸着管を省略した以外は実施
例1〜3と同様の操作を行った。また、実施例1〜3と
同様に、母液中窒素含有量の定量及びBPA色相の熱安
定性テストを行い、その結果を表1に示す。
例1〜3と同様の操作を行った。また、実施例1〜3と
同様に、母液中窒素含有量の定量及びBPA色相の熱安
定性テストを行い、その結果を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】本発明の方法により、反応液中に微量残
存するメルカプトアルキルアミン等を除去することがで
きるため、着色のない高純度のビスフェノールAを得る
ことができる。
存するメルカプトアルキルアミン等を除去することがで
きるため、着色のない高純度のビスフェノールAを得る
ことができる。
【図1】本発明において縮合反応器に後続し、充填吸着
管を設置した場合を示す。
管を設置した場合を示す。
【図2】本発明において縮合反応器の内部にメルカプト
アルキルアミン除去用のイオン交換樹脂を充填した場合
を示す。
アルキルアミン除去用のイオン交換樹脂を充填した場合
を示す。
1 フェノール及びアセトン 2 充填層式反応器 3 充填吸着管 4 被処理液 a 縮合反応用イオン交換樹脂触媒 b メルカプトアルキルアミン除去用イオン交換樹脂
フロントページの続き (72)発明者 早志 功一 三重県四日市市東邦町1番地 三菱化学株 式会社四日市総合研究所内
Claims (3)
- 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、R1 は水素原子又は炭素数が1から6のアルキ
ル基を、R0 はそれぞれ独立に水素原子又は炭素数が1
から10のアルキル基であるか、或いはそれぞれのω−
端で相互に結合して形成する炭素数4又は5のアルキレ
ン基を、それぞれ表し、a及びbはそれぞれ独立に0か
ら4の整数で且つa+bは1ないし4である)で表わさ
れるメルカプトアルキルアミン又は2,2−ジメチルチ
アゾリジンで部分中和された強酸性イオン交換樹脂触媒
の存在下、フェノールとアセトンとを縮合反応させてビ
スフェノールAを製造する方法において、得られた反応
液を遊離酸型の強酸性イオン交換樹脂と接触処理するこ
とを特徴とするビスフェノールAの製造方法。 - 【請求項2】 式(I)のメルカプトアルキルアミンが
式(II)で表わされる、請求項1に記載の製造方法。 【化2】 (式中、R2 及びR3 はそれぞれ独立に水素原子又は炭
素数が1から10のアルキル基を表し、R1 、a及びb
は式(I)について定義した通りである) - 【請求項3】 式(I)のN,N−ジ置換メルカプトア
ルキルアミンが式(III )で表わされる、請求項1に記
載の製造方法。 【化3】 (式中、mは4ないし5であり、R1 、a及びbは式
(I)について定義した通りである)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7124117A JPH08319248A (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | ビスフェノールaの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7124117A JPH08319248A (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | ビスフェノールaの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08319248A true JPH08319248A (ja) | 1996-12-03 |
Family
ID=14877352
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7124117A Pending JPH08319248A (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | ビスフェノールaの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08319248A (ja) |
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002053512A (ja) * | 1999-12-03 | 2002-02-19 | Mitsui Chemicals Inc | 高品質ビスフェノールaおよびその製造方法 |
| WO2012150554A1 (en) * | 2011-05-02 | 2012-11-08 | Sabic Innovative Plastics Ip B.V. | Catalyst system comprising an ion exchange resin and a dimethyl thiazolidine promoter |
| WO2012150556A1 (en) * | 2011-05-02 | 2012-11-08 | Sabic Innovative Plastics Ip B.V. | Promoter catalyst system with solvent purification |
| WO2012150559A1 (en) * | 2011-05-02 | 2012-11-08 | Sabic Innovative Plastics Ip B.V. | High purity bisphenol-a and polycarbonate materials prepared therefrom |
| WO2012150560A1 (en) * | 2011-05-02 | 2012-11-08 | Sabic Innovative Plastics Ip B.V. | High purity bisphenol a and polycarbonate materials prepared therefrom |
| US20140051802A1 (en) * | 2011-05-02 | 2014-02-20 | Sabic Innovative Plastics Ip B.V. | High purity bisphenol-a and polycarbonate materials prepared therefrom |
| US20140051803A1 (en) * | 2011-05-02 | 2014-02-20 | Sabic Innovative Plastics Ip B.V. | High purity bisphenol-a and polycarbonate materials prepared therefrom |
| US20140117393A1 (en) * | 2012-10-25 | 2014-05-01 | Sabic Innovative Plastics Ip B.V. | Light emitting diode devices, method of manufacture, uses thereof |
| US9287471B2 (en) | 2012-02-29 | 2016-03-15 | Sabic Global Technologies B.V. | Polycarbonate compositions containing conversion material chemistry and having enhanced optical properties, methods of making and articles comprising the same |
| US9290618B2 (en) | 2011-08-05 | 2016-03-22 | Sabic Global Technologies B.V. | Polycarbonate compositions having enhanced optical properties, methods of making and articles comprising the polycarbonate compositions |
| US9346949B2 (en) | 2013-02-12 | 2016-05-24 | Sabic Global Technologies B.V. | High reflectance polycarbonate |
| US9490405B2 (en) | 2012-02-03 | 2016-11-08 | Sabic Innovative Plastics Ip B.V. | Light emitting diode device and method for production thereof containing conversion material chemistry |
| US9553244B2 (en) | 2013-05-16 | 2017-01-24 | Sabic Global Technologies B.V. | Branched polycarbonate compositions having conversion material chemistry and articles thereof |
| US9771452B2 (en) | 2012-02-29 | 2017-09-26 | Sabic Global Technologies B.V. | Plastic composition comprising a polycarbonate made from low sulfur bisphenol A, and articles made therefrom |
| US9772086B2 (en) | 2013-05-29 | 2017-09-26 | Sabic Innovative Plastics Ip B.V. | Illuminating devices with color stable thermoplastic light transmitting articles |
-
1995
- 1995-05-23 JP JP7124117A patent/JPH08319248A/ja active Pending
Cited By (22)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002053512A (ja) * | 1999-12-03 | 2002-02-19 | Mitsui Chemicals Inc | 高品質ビスフェノールaおよびその製造方法 |
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| WO2012150559A1 (en) * | 2011-05-02 | 2012-11-08 | Sabic Innovative Plastics Ip B.V. | High purity bisphenol-a and polycarbonate materials prepared therefrom |
| WO2012150560A1 (en) * | 2011-05-02 | 2012-11-08 | Sabic Innovative Plastics Ip B.V. | High purity bisphenol a and polycarbonate materials prepared therefrom |
| CN103547554A (zh) * | 2011-05-02 | 2014-01-29 | 沙特基础创新塑料Ip私人有限责任公司 | 高纯度双酚a以及由其制备的聚碳酸酯材料 |
| US20140051802A1 (en) * | 2011-05-02 | 2014-02-20 | Sabic Innovative Plastics Ip B.V. | High purity bisphenol-a and polycarbonate materials prepared therefrom |
| US20140051803A1 (en) * | 2011-05-02 | 2014-02-20 | Sabic Innovative Plastics Ip B.V. | High purity bisphenol-a and polycarbonate materials prepared therefrom |
| WO2012150556A1 (en) * | 2011-05-02 | 2012-11-08 | Sabic Innovative Plastics Ip B.V. | Promoter catalyst system with solvent purification |
| US8735634B2 (en) | 2011-05-02 | 2014-05-27 | Sabic Innovative Plastics Ip B.V. | Promoter catalyst system with solvent purification |
| US9290618B2 (en) | 2011-08-05 | 2016-03-22 | Sabic Global Technologies B.V. | Polycarbonate compositions having enhanced optical properties, methods of making and articles comprising the polycarbonate compositions |
| US9957351B2 (en) | 2011-08-05 | 2018-05-01 | Sabic Global Technologies B.V. | Polycarbonate compositions having enhanced optical properties, methods of making and articles comprising the polycarbonate compositions |
| US9490405B2 (en) | 2012-02-03 | 2016-11-08 | Sabic Innovative Plastics Ip B.V. | Light emitting diode device and method for production thereof containing conversion material chemistry |
| US9711695B2 (en) | 2012-02-03 | 2017-07-18 | Sabic Global Technologies B.V. | Light emitting diode device and method for production thereof containing conversion material chemistry |
| US9299898B2 (en) | 2012-02-29 | 2016-03-29 | Sabic Global Technologies B.V. | Polycarbonate compositions containing conversion material chemistry and having enhanced optical properties, methods of making and articles comprising the same |
| US9287471B2 (en) | 2012-02-29 | 2016-03-15 | Sabic Global Technologies B.V. | Polycarbonate compositions containing conversion material chemistry and having enhanced optical properties, methods of making and articles comprising the same |
| US9771452B2 (en) | 2012-02-29 | 2017-09-26 | Sabic Global Technologies B.V. | Plastic composition comprising a polycarbonate made from low sulfur bisphenol A, and articles made therefrom |
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